JPH08232995A - ディスクブレーキのキャリパ - Google Patents
ディスクブレーキのキャリパInfo
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- JPH08232995A JPH08232995A JP7041955A JP4195595A JPH08232995A JP H08232995 A JPH08232995 A JP H08232995A JP 7041955 A JP7041955 A JP 7041955A JP 4195595 A JP4195595 A JP 4195595A JP H08232995 A JPH08232995 A JP H08232995A
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- guide pipe
- slide
- slide hole
- friction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 引きずりを軽減し、がたつき音の発生を防止
し、しかもノックバックを低減する。 【構成】 スライドピン25を備えたディスクブレーキ
のキャリパにおいて、スライド穴20の内周に長手方向
スライド自在に挿入され且つ内部にスライドピン25が
スライド自在に挿入されたガイドパイプ30と、スライ
ドピン25とガイドパイプ30の間に配設され所定の復
元量αだけスライドピン25をガイドパイプ30に対し
て移動させるバネ40と、ガイドパイプ30とスライド
穴20の内周面との間に挿入されバネ40の付勢力より
も強い力でガイドパイプ30をスライド穴20に拘束す
るラバーリング34A〜34Cとを具備した。
し、しかもノックバックを低減する。 【構成】 スライドピン25を備えたディスクブレーキ
のキャリパにおいて、スライド穴20の内周に長手方向
スライド自在に挿入され且つ内部にスライドピン25が
スライド自在に挿入されたガイドパイプ30と、スライ
ドピン25とガイドパイプ30の間に配設され所定の復
元量αだけスライドピン25をガイドパイプ30に対し
て移動させるバネ40と、ガイドパイプ30とスライド
穴20の内周面との間に挿入されバネ40の付勢力より
も強い力でガイドパイプ30をスライド穴20に拘束す
るラバーリング34A〜34Cとを具備した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ディスクブレ
ーキのキャリパに関する。
ーキのキャリパに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ディスクブレーキのキャリパで
は、浮動型キャリパがある(1992年12月19日初
版発行、株式会社グランプリ出版、『自動車のメカはど
うなっているか シャシー/ボディ系』116頁〜12
2頁参照)。
は、浮動型キャリパがある(1992年12月19日初
版発行、株式会社グランプリ出版、『自動車のメカはど
うなっているか シャシー/ボディ系』116頁〜12
2頁参照)。
【0003】この浮動型キャリパは、ピストンを押し出
した反力でシリンダボディが横にスライドし、反対側の
摩擦パッドを引き寄せて、ディスクロータに押し付ける
形式のものである。このキャリパでは、シリンダボディ
がトルクメンバにスライドピンで連結されていて、制動
時及び摩擦パッドの摩耗時に、シリンダボディがスライ
ドピンに案内されながらスライドするようになってい
る。
した反力でシリンダボディが横にスライドし、反対側の
摩擦パッドを引き寄せて、ディスクロータに押し付ける
形式のものである。このキャリパでは、シリンダボディ
がトルクメンバにスライドピンで連結されていて、制動
時及び摩擦パッドの摩耗時に、シリンダボディがスライ
ドピンに案内されながらスライドするようになってい
る。
【0004】図2〜図5に従来のこの種のキャリパの一
例を示す。
例を示す。
【0005】このキャリパ1は、図2〜図4に示すよう
に、車体(例えば、サスペンションのナックル)に固定
されたトルクメンバ3と、トルクメンバ3に支持された
シリンダボディ4とを有し、シリンダボディ4にボルト
6で固定されたスライドピン5を、トルクメンバ3に形
成されたスライド穴20に挿入することにより、シリン
ダボディ4がトルクメンバ3に対して、ディスクロータ
2と直交する方向にスライド自在に連結されている。な
お、スライド穴20の入口には、図4に示すようにブー
ツ7が嵌められ、スライド穴20内に外部からゴミ等が
入らないようなっている。
に、車体(例えば、サスペンションのナックル)に固定
されたトルクメンバ3と、トルクメンバ3に支持された
シリンダボディ4とを有し、シリンダボディ4にボルト
6で固定されたスライドピン5を、トルクメンバ3に形
成されたスライド穴20に挿入することにより、シリン
ダボディ4がトルクメンバ3に対して、ディスクロータ
2と直交する方向にスライド自在に連結されている。な
お、スライド穴20の入口には、図4に示すようにブー
ツ7が嵌められ、スライド穴20内に外部からゴミ等が
入らないようなっている。
【0006】また、キャリパ1は、図5に示すように、
ディスクロータ2を挟んで対向する一対の摩擦パッド1
0、12を備えている。アウタ側、インナ側の摩擦パッ
ド10、12はシリンダボディ4に保持されている。ピ
ストン16は、シリンダボディ4のシリンダ室14内
に、摩擦パッド12の押し付け方向(ディスクロータ2
と直交する方向)に沿ってスライド自在に収容されてい
る。シリンダ室14の内周にはピストンシール18が配
設され、このピストンシール18の内周部がピストン1
6の外周に密着することで、ピストン16とシリンダ室
14の隙間がシールされている。そして、シリンダ室1
4に油圧を導入することにより、ピストン16が動いて
摩擦パッド12をディスクロータ2に押し付けるように
なっている。
ディスクロータ2を挟んで対向する一対の摩擦パッド1
0、12を備えている。アウタ側、インナ側の摩擦パッ
ド10、12はシリンダボディ4に保持されている。ピ
ストン16は、シリンダボディ4のシリンダ室14内
に、摩擦パッド12の押し付け方向(ディスクロータ2
と直交する方向)に沿ってスライド自在に収容されてい
る。シリンダ室14の内周にはピストンシール18が配
設され、このピストンシール18の内周部がピストン1
6の外周に密着することで、ピストン16とシリンダ室
14の隙間がシールされている。そして、シリンダ室1
4に油圧を導入することにより、ピストン16が動いて
摩擦パッド12をディスクロータ2に押し付けるように
なっている。
【0007】このように、制動時、ピストン16を矢印
(イ)方向に駆動して、インナ側の摩擦パッド12をデ
ィスクロータ2に押し付けると、その反力でシリンダボ
ディ4が矢印(ロ)方向にスライドして、アウタ側の摩
擦パッド10がディスクロータ2に押し付けられ、制動
力を発生する。
(イ)方向に駆動して、インナ側の摩擦パッド12をデ
ィスクロータ2に押し付けると、その反力でシリンダボ
ディ4が矢印(ロ)方向にスライドして、アウタ側の摩
擦パッド10がディスクロータ2に押し付けられ、制動
力を発生する。
【0008】この際、ピストンシール18は図6に示す
ように、移動するピストン16に引かれ、ピストンシー
ル溝19の面取19aの範囲内で、図中N1→N2で示
すように弾性変形する。
ように、移動するピストン16に引かれ、ピストンシー
ル溝19の面取19aの範囲内で、図中N1→N2で示
すように弾性変形する。
【0009】一方、制動解除時は、油圧が解除されるこ
とにより、ピストンシール18の弾性復元作用でピスト
ン16が一定量戻り、インナ側の摩擦パッド12とディ
スクロータ2の間に隙間ができる。アウタ側も、押し付
け力が解除されることにより、摩擦パッド10とディス
クロータ2間に僅かな隙間ができる。この時点での隙間
は、ピストンシール18によって積極的に引き戻される
ピストン16側が大きく、反対側は小さい。しかし、デ
ィスクロータ2の表面には微小な凹凸があるので、回転
中のディスクロータ2の凸部分がアウタ側の摩擦パッド
10に当たることにより、シリンダボディ4が横にスラ
イドして逃げ、インナ側の隙間がアウタ側にも分配され
て,アウタ側摩擦パッド10とディスクロータ2間の隙
間(通常は0.1mm以下)が広がる。
とにより、ピストンシール18の弾性復元作用でピスト
ン16が一定量戻り、インナ側の摩擦パッド12とディ
スクロータ2の間に隙間ができる。アウタ側も、押し付
け力が解除されることにより、摩擦パッド10とディス
クロータ2間に僅かな隙間ができる。この時点での隙間
は、ピストンシール18によって積極的に引き戻される
ピストン16側が大きく、反対側は小さい。しかし、デ
ィスクロータ2の表面には微小な凹凸があるので、回転
中のディスクロータ2の凸部分がアウタ側の摩擦パッド
10に当たることにより、シリンダボディ4が横にスラ
イドして逃げ、インナ側の隙間がアウタ側にも分配され
て,アウタ側摩擦パッド10とディスクロータ2間の隙
間(通常は0.1mm以下)が広がる。
【0010】上記の動作の際、スライドピン5はトルク
メンバ3のスライド穴20内を摺動し、シリンダボディ
4の動きを案内する。
メンバ3のスライド穴20内を摺動し、シリンダボディ
4の動きを案内する。
【0011】また、摩擦パッド10、12が摩耗する
と、ピストン16が、ピストンシール18に対して相対
的に押し出されて隙間が自動的に調整される。すなわ
ち、通常はピストンシール18の図6のような弾性変形
の範囲内でピストン16が移動し、摩擦パッド10、1
2をディスクロータ2に押し付けるのであるが、摩擦パ
ッド10、12の摩耗が大きくなり、ピストン16の移
動量が、ピストンシール18の変形許容量を超えると、
ピストン16がピストンシール18に対して滑って移動
する。そして、戻り量以上に押し出された分(滑り移動
した分)は、制動が解除され戻り状態になってもそのま
ま残り、再動作するときは滑って止まった位置を基準に
して、ピストン16が押し付け動作を行なう。従って、
摩擦パッド10、12が摩耗しても、ディスクロータ2
と摩擦パッド10、12の隙間が自動調整され、所定の
制動力が得られることになる。
と、ピストン16が、ピストンシール18に対して相対
的に押し出されて隙間が自動的に調整される。すなわ
ち、通常はピストンシール18の図6のような弾性変形
の範囲内でピストン16が移動し、摩擦パッド10、1
2をディスクロータ2に押し付けるのであるが、摩擦パ
ッド10、12の摩耗が大きくなり、ピストン16の移
動量が、ピストンシール18の変形許容量を超えると、
ピストン16がピストンシール18に対して滑って移動
する。そして、戻り量以上に押し出された分(滑り移動
した分)は、制動が解除され戻り状態になってもそのま
ま残り、再動作するときは滑って止まった位置を基準に
して、ピストン16が押し付け動作を行なう。従って、
摩擦パッド10、12が摩耗しても、ディスクロータ2
と摩擦パッド10、12の隙間が自動調整され、所定の
制動力が得られることになる。
【0012】また、このように摩擦パッド10、12の
摩耗によりピストン16の位置が変わるのに伴って、シ
リンダボディ4の位置も変わる。従って、スライドピン
5も図4の矢印(ハ)方向に移動し、その移動した位置
を基準にして、通常制動時のスライド動作を行なう。
摩耗によりピストン16の位置が変わるのに伴って、シ
リンダボディ4の位置も変わる。従って、スライドピン
5も図4の矢印(ハ)方向に移動し、その移動した位置
を基準にして、通常制動時のスライド動作を行なう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のキャ
リパ1では、制動解除時にピストンシール18の弾性力
以外は積極的にシリンダボディ4を元の位置に戻すため
の手段は設けられていなかった。つまり、ピストン16
側(インナ側)はピストンシール18の戻り作用で、摩
擦パッド12をディスクロータ2から引き離すが、アウ
タ側は、回転中のディスクロータ2の表面の凸部が摩擦
パッド10に当たり、シリンダボディ4が横にスライド
して逃げることで、摩擦パッド10をディスクロータ2
から引き離しているだけであり、積極的に摩擦パッド1
0をディスクロータ2から引き離すようには構成されて
いなかった。このため、摩擦パッド10,12とディス
クロータ2との間で引きずりが起こりやすいという問題
があった。
リパ1では、制動解除時にピストンシール18の弾性力
以外は積極的にシリンダボディ4を元の位置に戻すため
の手段は設けられていなかった。つまり、ピストン16
側(インナ側)はピストンシール18の戻り作用で、摩
擦パッド12をディスクロータ2から引き離すが、アウ
タ側は、回転中のディスクロータ2の表面の凸部が摩擦
パッド10に当たり、シリンダボディ4が横にスライド
して逃げることで、摩擦パッド10をディスクロータ2
から引き離しているだけであり、積極的に摩擦パッド1
0をディスクロータ2から引き離すようには構成されて
いなかった。このため、摩擦パッド10,12とディス
クロータ2との間で引きずりが起こりやすいという問題
があった。
【0014】また、摩擦パッド10の摩耗が進行する
と、スライドピン5がスライド穴20から出る方向に移
動する。このため、スライドピン5とスライド穴20と
の嵌合長さが短くなる。例えば、摩擦パッド10の摩耗
は最大10mm程度、ディスクロータ2の摩耗は最大1
mm程度であるから、嵌合長さの短縮は最大11mm程
度にもなる。スライド部(スライドピン5とスライド穴
20の相互摺動部)には、摺動を円滑にするための隙間
(例えば、0.1mm程度)が確保されているので、摩
擦パッド10の摩耗が進んで前記嵌合長さが短くなる
と、動作の安定度が減少すると共に、がたつき音を発生
するという問題がある。
と、スライドピン5がスライド穴20から出る方向に移
動する。このため、スライドピン5とスライド穴20と
の嵌合長さが短くなる。例えば、摩擦パッド10の摩耗
は最大10mm程度、ディスクロータ2の摩耗は最大1
mm程度であるから、嵌合長さの短縮は最大11mm程
度にもなる。スライド部(スライドピン5とスライド穴
20の相互摺動部)には、摺動を円滑にするための隙間
(例えば、0.1mm程度)が確保されているので、摩
擦パッド10の摩耗が進んで前記嵌合長さが短くなる
と、動作の安定度が減少すると共に、がたつき音を発生
するという問題がある。
【0015】それを防止するため、スライド穴20の内
周とスライドピン5の外周との間にブッシュを入れるこ
とも考えられるが、そうすると通常制動時のスライド動
作が円滑でなくなるおそれがある。
周とスライドピン5の外周との間にブッシュを入れるこ
とも考えられるが、そうすると通常制動時のスライド動
作が円滑でなくなるおそれがある。
【0016】また、悪路走行時(特に、連続波状路を高
速走行し、加振入力を連続して受けるような場合)や急
旋回時には、図7の矢印に示すように、シリンダボディ
4がシェイクされ、ピストン16が摩擦パッド12に叩
かれて押し戻し力を受けることがある。この場合パッド
12、ピストン16等を含んだシリンダボディは通常2
〜3kgもある重いものであり最大10Gもの力が加わ
ることがある。この力を受けるとピストン16がピスト
ンシール18に対し滑って押し戻され、特にスライドピ
ン5がスライド穴20内を自由に摺動可能となっている
ため摩擦パッド10、12とディスクロータ2の隙間H
1が大きく開くことになる。このため、ブレーキペダル
の再踏み込みのとき、踏み込みストロークが長くなり、
違和感を抱くという問題がある(この現象をノックバッ
クという)。
速走行し、加振入力を連続して受けるような場合)や急
旋回時には、図7の矢印に示すように、シリンダボディ
4がシェイクされ、ピストン16が摩擦パッド12に叩
かれて押し戻し力を受けることがある。この場合パッド
12、ピストン16等を含んだシリンダボディは通常2
〜3kgもある重いものであり最大10Gもの力が加わ
ることがある。この力を受けるとピストン16がピスト
ンシール18に対し滑って押し戻され、特にスライドピ
ン5がスライド穴20内を自由に摺動可能となっている
ため摩擦パッド10、12とディスクロータ2の隙間H
1が大きく開くことになる。このため、ブレーキペダル
の再踏み込みのとき、踏み込みストロークが長くなり、
違和感を抱くという問題がある(この現象をノックバッ
クという)。
【0017】本発明は、上記事情を考慮し、制動解除時
の引きずりの軽減、通常制動時のシリンダボディのスラ
イド動作の安定化及び異音発生の防止、ノックバックの
低減を図り得るディスクブレーキのキャリパを提供する
ことを目的とする。
の引きずりの軽減、通常制動時のシリンダボディのスラ
イド動作の安定化及び異音発生の防止、ノックバックの
低減を図り得るディスクブレーキのキャリパを提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スクロータを挟んで対向する一対の摩擦パッドと、該摩
擦パッドを保持すると共にシリンダ室を有するシリンダ
ボディと、前記シリンダボディのシリンダ室にピストン
シールを介して支持され前記摩擦パッド及びディスクロ
ータを前記シリンダボディとの協働で押圧するピストン
と、車体側に固定されて前記シリンダボディを支持する
と共に、前記シリンダ室の軸心方向と同方向に延設され
たスライド穴を有するトルクメンバと、前記スライド穴
の内周に摩擦材を介して支持され、且つ摩擦材の滑りに
よりスライド穴に沿って移動可能なガイドパイプと、前
記シリンダボディに固定されると共に、前記ガイドパイ
プに挿入され、該ガイドパイプに対して移動自在なスラ
イドピンと、前記スライドピンと前記ガイドパイプとの
間に介設され、前記一方の摩擦パッドを前記ディスクロ
ータから離す方向に向かって前記スライドピンを前記摩
擦材の摩擦力よりも相対的に弱い力で付勢し、前記スラ
イドピンの所定のストロークを前記ガイドパイプに対し
て保つ弾性部材とを具備したことを特徴とする。
スクロータを挟んで対向する一対の摩擦パッドと、該摩
擦パッドを保持すると共にシリンダ室を有するシリンダ
ボディと、前記シリンダボディのシリンダ室にピストン
シールを介して支持され前記摩擦パッド及びディスクロ
ータを前記シリンダボディとの協働で押圧するピストン
と、車体側に固定されて前記シリンダボディを支持する
と共に、前記シリンダ室の軸心方向と同方向に延設され
たスライド穴を有するトルクメンバと、前記スライド穴
の内周に摩擦材を介して支持され、且つ摩擦材の滑りに
よりスライド穴に沿って移動可能なガイドパイプと、前
記シリンダボディに固定されると共に、前記ガイドパイ
プに挿入され、該ガイドパイプに対して移動自在なスラ
イドピンと、前記スライドピンと前記ガイドパイプとの
間に介設され、前記一方の摩擦パッドを前記ディスクロ
ータから離す方向に向かって前記スライドピンを前記摩
擦材の摩擦力よりも相対的に弱い力で付勢し、前記スラ
イドピンの所定のストロークを前記ガイドパイプに対し
て保つ弾性部材とを具備したことを特徴とする。
【0019】請求項2の発明は、請求項1記載のディス
クブレーキのキャリパであって、前記摩擦材が、前記ガ
イドパイプの外周に嵌合固定されて前記スライド穴の内
周面に圧接するラバーリングからなることを特徴とす
る。
クブレーキのキャリパであって、前記摩擦材が、前記ガ
イドパイプの外周に嵌合固定されて前記スライド穴の内
周面に圧接するラバーリングからなることを特徴とす
る。
【0020】請求項3の発明は、請求項2記載のディス
クブレーキのキャリパであって、前記ラバーリングが、
前記ガイドパイプの長手方向に間隔をもって複数個配置
されいることを特徴とする。
クブレーキのキャリパであって、前記ラバーリングが、
前記ガイドパイプの長手方向に間隔をもって複数個配置
されいることを特徴とする。
【0021】請求項4の発明は、請求項2または3記載
のディスクブレーキのキャリパであって、前記スライド
穴の入口に、前記ガイドパイプの外周に摺接するシール
材を固定すると共に、ラバーリングをガイドパイプのス
ライド穴挿入端部側に配置したことを特徴とする。
のディスクブレーキのキャリパであって、前記スライド
穴の入口に、前記ガイドパイプの外周に摺接するシール
材を固定すると共に、ラバーリングをガイドパイプのス
ライド穴挿入端部側に配置したことを特徴とする。
【0022】請求項5の発明は、請求項4記載のディス
クブレーキのキャリパであって、前記シール材が前記ス
ライド穴の入口とスライドピンとの隙間を封じるブーツ
ゴムと一体化され、該ブーツゴムの一端が前記スライド
穴の入口に固定されたシール材に一体化され、他端がス
ライドピンの外周に嵌合固定されていることを特徴とす
る。
クブレーキのキャリパであって、前記シール材が前記ス
ライド穴の入口とスライドピンとの隙間を封じるブーツ
ゴムと一体化され、該ブーツゴムの一端が前記スライド
穴の入口に固定されたシール材に一体化され、他端がス
ライドピンの外周に嵌合固定されていることを特徴とす
る。
【0023】
【作用】請求項1の発明では、制動時、ピストンを駆動
してピストン側の摩擦パッドをディスクロータに押し付
けると、その反力でシリンダボディがスライドして、反
対の摩擦パッドがディスクロータに押し付けられ、制動
力を発生する。その際、ガイドパイプは摩擦材によっ
て、スライドピンを戻す力(弾性部材の付勢力)よりも
大きな力でスライド穴内に保持されているので、スライ
ドピンがガイドパイプ内を摺動する。
してピストン側の摩擦パッドをディスクロータに押し付
けると、その反力でシリンダボディがスライドして、反
対の摩擦パッドがディスクロータに押し付けられ、制動
力を発生する。その際、ガイドパイプは摩擦材によっ
て、スライドピンを戻す力(弾性部材の付勢力)よりも
大きな力でスライド穴内に保持されているので、スライ
ドピンがガイドパイプ内を摺動する。
【0024】一方、制動解除時は、ピストンの押し付け
力が解除されることにより、制動時にピストンに引っ張
られて弾性変形していたピストンシールの復元作用で、
ピストンが一定量戻り、ピストン側の摩擦パッドとディ
スクロータとの間に隙間ができる。この隙間は、シリン
ダボディが追従してスライドすることにより、反対側に
も分配されるが、その際、スライドピンが弾性部材によ
って所定のストロークだけ復元するように付勢されてい
るので、シリンダボディが積極的に復元位置に戻る。
力が解除されることにより、制動時にピストンに引っ張
られて弾性変形していたピストンシールの復元作用で、
ピストンが一定量戻り、ピストン側の摩擦パッドとディ
スクロータとの間に隙間ができる。この隙間は、シリン
ダボディが追従してスライドすることにより、反対側に
も分配されるが、その際、スライドピンが弾性部材によ
って所定のストロークだけ復元するように付勢されてい
るので、シリンダボディが積極的に復元位置に戻る。
【0025】また、摩擦パッドが摩耗した場合は、シリ
ンダボディがそれに追従してスライドする必要がある
が、そのときは、シリンダボディのスライド量が前述し
たスライドピンの復元ストロークを越えることになるた
め、その越えた分だけ、スライドピンに押されてガイド
パイプが移動する。従って、摩擦パッドの摩耗に対して
は、その摩耗分だけガイドパイプがスライドし、通常の
制動時は、スライドピンがガイドパイプ内をスライドす
ることにより対応している。このため、スライドピンが
実際に嵌合している部分の嵌合長(ガイドパイプに対す
る嵌合長)は、摩擦パッドの摩耗に拘らず、一定に保た
れ、円滑なスライド動作が保証されるとともに、がたつ
き音の発生が抑えられる。
ンダボディがそれに追従してスライドする必要がある
が、そのときは、シリンダボディのスライド量が前述し
たスライドピンの復元ストロークを越えることになるた
め、その越えた分だけ、スライドピンに押されてガイド
パイプが移動する。従って、摩擦パッドの摩耗に対して
は、その摩耗分だけガイドパイプがスライドし、通常の
制動時は、スライドピンがガイドパイプ内をスライドす
ることにより対応している。このため、スライドピンが
実際に嵌合している部分の嵌合長(ガイドパイプに対す
る嵌合長)は、摩擦パッドの摩耗に拘らず、一定に保た
れ、円滑なスライド動作が保証されるとともに、がたつ
き音の発生が抑えられる。
【0026】なお、ガイドパイプがスライドするのは、
摩擦パッドが摩耗したときだけであるから、スライド穴
とガイドパイプの摺動部分は摩擦材によってタイト(き
つめの嵌合状態)にしておくことができ、この部分から
のがたつき音の発生は、ほとんどなくすことができる。
摩擦パッドが摩耗したときだけであるから、スライド穴
とガイドパイプの摺動部分は摩擦材によってタイト(き
つめの嵌合状態)にしておくことができ、この部分から
のがたつき音の発生は、ほとんどなくすことができる。
【0027】また、ガイドパイプをトルクメンバにタイ
トに取付けておくことにより、ガイドパイプの移動を抑
えられるので、スライドピンの少なくとも一方向(ガイ
ドパイプに当たる方向)の自由な移動を規制することが
でき、それにより悪路走行時のシリンダボディのシェイ
クを抑制して、ノックバックの低減が図れる。
トに取付けておくことにより、ガイドパイプの移動を抑
えられるので、スライドピンの少なくとも一方向(ガイ
ドパイプに当たる方向)の自由な移動を規制することが
でき、それにより悪路走行時のシリンダボディのシェイ
クを抑制して、ノックバックの低減が図れる。
【0028】請求項2の発明では、ガイドパイプの外周
にラバーリングを嵌合し、ラバーリングをスライド穴の
内周面に圧接させたので、ラバーリングとスライド穴の
内周面間に生じる摩擦力により、安定してガイドパイプ
を拘束することができる。
にラバーリングを嵌合し、ラバーリングをスライド穴の
内周面に圧接させたので、ラバーリングとスライド穴の
内周面間に生じる摩擦力により、安定してガイドパイプ
を拘束することができる。
【0029】請求項3の発明では、ラバーリングの個数
や配置により、摩擦力や安定性を調節できる。
や配置により、摩擦力や安定性を調節できる。
【0030】請求項4の発明では、スライド穴入口のシ
ール材とスライド穴奥位置のラバーリングとでガイドパ
イプをバランス良く支持してがたつきを確実に防止でき
ると共に、シール材にラバーリングが当たることで、ガ
イドパイプの抜けが阻止される。
ール材とスライド穴奥位置のラバーリングとでガイドパ
イプをバランス良く支持してがたつきを確実に防止でき
ると共に、シール材にラバーリングが当たることで、ガ
イドパイプの抜けが阻止される。
【0031】請求項5の発明では、シール材とブーツゴ
ムを一体化したので、部品点数や装着のための工数増を
抑制することができる。
ムを一体化したので、部品点数や装着のための工数増を
抑制することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0033】図1は実施例のキャリパの要部の構成を示
す。他の部分の構成は図2〜図4に示したものと同じで
あるから説明を省略する。
す。他の部分の構成は図2〜図4に示したものと同じで
あるから説明を省略する。
【0034】一方、この実施例のキャリパでは、トルク
メンバ3に形成されたスライド穴20内に長手方向スラ
イド自在にガイドパイプ30が挿入されている。そし
て、ガイドパイプ30内にスライドピン25が挿入され
ている。ガイドパイプ30のスライド穴20への挿入端
部側(図では左側)外周面には、複数(ここでは3つ)
の環状嵌合溝32が長手方向に間隔をおいて設けられて
おり、各環状嵌合溝32にラバーリング(摩擦材)34
A、34B、34Cが嵌合されている。ラバーリング3
4A、34B、34Cは、外周がスライド穴20の内周
面に圧接しており、摩擦力により、ガイドパイプ30を
スライド穴20に対して拘束するものである。
メンバ3に形成されたスライド穴20内に長手方向スラ
イド自在にガイドパイプ30が挿入されている。そし
て、ガイドパイプ30内にスライドピン25が挿入され
ている。ガイドパイプ30のスライド穴20への挿入端
部側(図では左側)外周面には、複数(ここでは3つ)
の環状嵌合溝32が長手方向に間隔をおいて設けられて
おり、各環状嵌合溝32にラバーリング(摩擦材)34
A、34B、34Cが嵌合されている。ラバーリング3
4A、34B、34Cは、外周がスライド穴20の内周
面に圧接しており、摩擦力により、ガイドパイプ30を
スライド穴20に対して拘束するものである。
【0035】また、スライドピン25の先端にはバネ座
27が設けられる共に、ガイドパイプ30の先端内周に
はバネ収容部36が設けられている。そして、バネ収容
部36に収容されたバネ(弾性部材)40の先端がバネ
座27に当接している。スライドピン25はこのバネ4
0により、図中左方向(アウタ側摩擦パッド10をディ
スクロータ2から離間させる方向)に付勢されている。
なお、この付勢力は、前述したラバーリング34A〜3
4Cの摩擦による拘束力よりも小さく設定されている。
27が設けられる共に、ガイドパイプ30の先端内周に
はバネ収容部36が設けられている。そして、バネ収容
部36に収容されたバネ(弾性部材)40の先端がバネ
座27に当接している。スライドピン25はこのバネ4
0により、図中左方向(アウタ側摩擦パッド10をディ
スクロータ2から離間させる方向)に付勢されている。
なお、この付勢力は、前述したラバーリング34A〜3
4Cの摩擦による拘束力よりも小さく設定されている。
【0036】また、バネ座27と、ガイドパイプ30の
先端間には、所定の大きさの隙間αが確保されている。
この隙間αは、バネ40の自由長を適宜設定することに
より確保しても良いし、スライドピン25の基端側に設
けた大径部28の端面とガイドパイプ30の端部間の間
隔F2をゼロにすること、つまり大径部28の端面をガ
イドパイプ30の端部に当てることで、正確に確保する
こともできるが、ここではピストン側の摩擦パッドとデ
ィスクロータ間の隙間に対応して確保している。
先端間には、所定の大きさの隙間αが確保されている。
この隙間αは、バネ40の自由長を適宜設定することに
より確保しても良いし、スライドピン25の基端側に設
けた大径部28の端面とガイドパイプ30の端部間の間
隔F2をゼロにすること、つまり大径部28の端面をガ
イドパイプ30の端部に当てることで、正確に確保する
こともできるが、ここではピストン側の摩擦パッドとデ
ィスクロータ間の隙間に対応して確保している。
【0037】また、スライド穴20の入口側にはブーツ
ゴム7が配設されている。このブーツゴム7は、スライ
ド穴20の入口に嵌合固定された環状のシール部(シー
ル材)7aと、スライドピン25の基端部外周に嵌着さ
れた嵌着部7bとを有する。シール部7aは、ガイドパ
イプ30の外周面に摺接するものであり、スライドピン
25の抜け止めを兼ねている。
ゴム7が配設されている。このブーツゴム7は、スライ
ド穴20の入口に嵌合固定された環状のシール部(シー
ル材)7aと、スライドピン25の基端部外周に嵌着さ
れた嵌着部7bとを有する。シール部7aは、ガイドパ
イプ30の外周面に摺接するものであり、スライドピン
25の抜け止めを兼ねている。
【0038】次に作用を説明する。
【0039】通常制動時は、図5に示すようにピストン
16を駆動してインナ側の摩擦パッド12をディスクロ
ータ2に押し付けると、その反力でシリンダボディ4が
スライドして、アウタ側の摩擦パッド12がディスクロ
ータ2に押し付けられ、制動力を発生する。その際、図
1に示したガイドパイプ30は、ラバーリング34A〜
34Cによって、スライド穴20内に保持されているの
で、スライドピン25がガイドパイプ30内を矢印
(ハ)の方向に摺動し、バネ座27とガイドパイプ30
間の隙間αが埋まる。
16を駆動してインナ側の摩擦パッド12をディスクロ
ータ2に押し付けると、その反力でシリンダボディ4が
スライドして、アウタ側の摩擦パッド12がディスクロ
ータ2に押し付けられ、制動力を発生する。その際、図
1に示したガイドパイプ30は、ラバーリング34A〜
34Cによって、スライド穴20内に保持されているの
で、スライドピン25がガイドパイプ30内を矢印
(ハ)の方向に摺動し、バネ座27とガイドパイプ30
間の隙間αが埋まる。
【0040】一方、制動解除時は、ピストン16の押し
付け力が解除されることにより、ピストンシール18の
弾性作用でピストン16が一定量戻り、インナ側の摩擦
パッド12とディスクロータ2の間に隙間ができる。こ
の隙間は、シリンダボディ4が追従してスライドするこ
とにより、反対側にも分配されるが、その際、スライド
ピン25がバネ40によって隙間α(所定の復元量)だ
け復元するように付勢されているので、シリンダボディ
4が積極的に復元位置に戻る。従って、常に決まった復
元量αだけ摩擦パッド10を戻すことができ、引きずり
を低減することができる。
付け力が解除されることにより、ピストンシール18の
弾性作用でピストン16が一定量戻り、インナ側の摩擦
パッド12とディスクロータ2の間に隙間ができる。こ
の隙間は、シリンダボディ4が追従してスライドするこ
とにより、反対側にも分配されるが、その際、スライド
ピン25がバネ40によって隙間α(所定の復元量)だ
け復元するように付勢されているので、シリンダボディ
4が積極的に復元位置に戻る。従って、常に決まった復
元量αだけ摩擦パッド10を戻すことができ、引きずり
を低減することができる。
【0041】また、摩擦パッド10が摩耗した場合は、
シリンダボディ4がそれに追従してスライドする必要が
あるが、そのときは、シリンダボディ4のスライド量が
前述したスライドピン25の復元量αを越えることにな
るため、その越えた分だけ、スライドピン25に固定し
たバネ座27に押されて、ガイドパイプ30が図1中矢
印(ハ)方向に移動する。
シリンダボディ4がそれに追従してスライドする必要が
あるが、そのときは、シリンダボディ4のスライド量が
前述したスライドピン25の復元量αを越えることにな
るため、その越えた分だけ、スライドピン25に固定し
たバネ座27に押されて、ガイドパイプ30が図1中矢
印(ハ)方向に移動する。
【0042】従って、摩擦パッド10の摩耗に対して
は、その摩耗分だけガイドパイプ30がスライドし、通
常の制動時は、スライドピン25がガイドパイプ30内
をスライドすることになる。このため、スライドピン2
5が実際に嵌合している部分の嵌合長(ガイドパイプ3
0に対する嵌合長さ)は、摩擦パッド10の摩耗に拘ら
ず、一定に保たれ、円滑なスライド動作が保証されると
ともに、がたつき音の発生が抑えられる。
は、その摩耗分だけガイドパイプ30がスライドし、通
常の制動時は、スライドピン25がガイドパイプ30内
をスライドすることになる。このため、スライドピン2
5が実際に嵌合している部分の嵌合長(ガイドパイプ3
0に対する嵌合長さ)は、摩擦パッド10の摩耗に拘ら
ず、一定に保たれ、円滑なスライド動作が保証されると
ともに、がたつき音の発生が抑えられる。
【0043】なお、ガイドパイプ30がスライドするの
は、摩擦パッド10が摩耗したときだけであるから、ス
ライド穴20とガイドパイプ30の摺動部分はラバーリ
ング34A〜34Cによってタイト(きつめの嵌合状
態)にしておくことができる。よって、この部分からの
がたつき音の発生はほとんどない。
は、摩擦パッド10が摩耗したときだけであるから、ス
ライド穴20とガイドパイプ30の摺動部分はラバーリ
ング34A〜34Cによってタイト(きつめの嵌合状
態)にしておくことができる。よって、この部分からの
がたつき音の発生はほとんどない。
【0044】また、ガイドパイプ30をトルクメンバ3
にタイトに取付けておくと、少なくとも矢印(ハ)方向
のスライドピン25の移動量、つまりシリンダボディ4
の移動量を規制することができるので、悪路走行時のシ
リンダボディ4のシェイクを抑制することができ、それ
が原因で起こるノックバック現象を低減することができ
る。
にタイトに取付けておくと、少なくとも矢印(ハ)方向
のスライドピン25の移動量、つまりシリンダボディ4
の移動量を規制することができるので、悪路走行時のシ
リンダボディ4のシェイクを抑制することができ、それ
が原因で起こるノックバック現象を低減することができ
る。
【0045】また、実施例の構造によれば、スライド穴
20入口においてブーツゴム7のシール部7aをガイド
パイプ30の外周に摺接させると共にスライド穴20に
奥位置でラバーリング34A〜34Cがガイドパイプ3
0を支持しているので、ガイドパイプがバランス良く安
定して支持されがたつきが確実に防止できると共に、ラ
バーリング34A〜34Cがブーツゴム7のシール部7
aに当たることで、スライドピン25の抜けを阻止する
ことができる。また、ブーツゴム7にシール部7aを一
体形成しているので、部品点数や装着工数の増加を抑え
ることができる。さらに、ラバーリング34A〜34C
の個数や配置により、摩擦力や安定性を調節することが
でき、ガイドパイプ30の拘束力の設定や変更を容易に
行うことができる。
20入口においてブーツゴム7のシール部7aをガイド
パイプ30の外周に摺接させると共にスライド穴20に
奥位置でラバーリング34A〜34Cがガイドパイプ3
0を支持しているので、ガイドパイプがバランス良く安
定して支持されがたつきが確実に防止できると共に、ラ
バーリング34A〜34Cがブーツゴム7のシール部7
aに当たることで、スライドピン25の抜けを阻止する
ことができる。また、ブーツゴム7にシール部7aを一
体形成しているので、部品点数や装着工数の増加を抑え
ることができる。さらに、ラバーリング34A〜34C
の個数や配置により、摩擦力や安定性を調節することが
でき、ガイドパイプ30の拘束力の設定や変更を容易に
行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、スライドピンとガイドパイプの間に設けた弾性
部材によって、スライドピンを所定の復元量だけ戻るよ
うに付勢しているので、制動解除時に、ピストンと反対
側の摩擦パッドを常に決まった復元量だけ戻すことがで
き、引きずりを低減することができる。また、摩擦パッ
ドの摩耗に関係なく、スライドピンとガイドパイプ間に
常に一定の嵌合長を確保することができるので、円滑な
スライド動作を保証できると共に、異音の低減を図るこ
とができる。さらに、ガイドパイプをトルクメンバにタ
イトに取付けておくことにより、ノックバックの低減を
図ることができ、良好な制動特性が得られる。
よれば、スライドピンとガイドパイプの間に設けた弾性
部材によって、スライドピンを所定の復元量だけ戻るよ
うに付勢しているので、制動解除時に、ピストンと反対
側の摩擦パッドを常に決まった復元量だけ戻すことがで
き、引きずりを低減することができる。また、摩擦パッ
ドの摩耗に関係なく、スライドピンとガイドパイプ間に
常に一定の嵌合長を確保することができるので、円滑な
スライド動作を保証できると共に、異音の低減を図るこ
とができる。さらに、ガイドパイプをトルクメンバにタ
イトに取付けておくことにより、ノックバックの低減を
図ることができ、良好な制動特性が得られる。
【0047】請求項2の発明によれば、安定したガイド
パイプの保持力を得ることができるので、通常制動時に
おけるガイドパイプのがたつきや移動を抑えることがで
きる。
パイプの保持力を得ることができるので、通常制動時に
おけるガイドパイプのがたつきや移動を抑えることがで
きる。
【0048】請求項3の発明によれば、ラバーリングの
個数や配置により摩擦力や安定性を調節することができ
るので、ガイドパイプの拘束力の設定や変更を容易に行
うことができる。
個数や配置により摩擦力や安定性を調節することができ
るので、ガイドパイプの拘束力の設定や変更を容易に行
うことができる。
【0049】請求項4の発明によれば、ガイドパイプの
がたつきを確実に抑えることができると共に、シール材
によってガイドパイプの抜け防止を図ることができる。
がたつきを確実に抑えることができると共に、シール材
によってガイドパイプの抜け防止を図ることができる。
【0050】請求項5の発明によれば、シール材をブー
ツゴムに一体化したので、部品点数や装着工数の増加を
招かない。
ツゴムに一体化したので、部品点数や装着工数の増加を
招かない。
【図1】本発明の一実施例のキャリパの要部断面図であ
る。
る。
【図2】従来のキャリパの外観図である。
【図3】図2のIII矢視図である。
【図4】従来のスライドピン周辺の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】図3のIV−IV矢視断面図である。
【図6】従来のキャリパにおけるピストンシールの作用
説明図である。
説明図である。
【図7】従来の問題点を説明するために示す断面図であ
る。
る。
1 キャリパ 2 ディスクロータ 3 トルクメンバ 4 シリンダボディ 7 ブーツゴム 7a シール部(シール材) 10,12 摩擦パッド 16 ピストン 18 ピストンシール 20 スライド穴 25 スライドピン 40 バネ(弾性部材) 30 ガイドパイプ 34A〜34C ラバーリング(摩擦材) α 隙間(所定の復元量)
Claims (5)
- 【請求項1】 ディスクロータを挟んで対向する一対の
摩擦パッドと、 該摩擦パッドを保持すると共にシリンダ室を有するシリ
ンダボディと、 前記シリンダボディのシリンダ室にピストンシールを介
して支持され前記摩擦パッド及びディスクロータを前記
シリンダボディとの協働で押圧するピストンと、 車体側に固定されて前記シリンダボディを支持すると共
に、前記シリンダ室の軸心方向と同方向に延設されたス
ライド穴を有するトルクメンバと、 前記スライド穴の内周に摩擦材を介して支持され、且つ
摩擦材の滑りによりスライド穴に沿って移動可能なガイ
ドパイプと、 前記シリンダボディに固定されると共に、前記ガイドパ
イプに挿入され、該ガイドパイプに対して移動自在なス
ライドピンと、 前記スライドピンと前記ガイドパイプとの間に介設さ
れ、前記一方の摩擦パッドを前記ディスクロータから離
す方向に向かって前記スライドピンを前記摩擦材の摩擦
力よりも相対的に弱い力で付勢し、前記スライドピンの
所定のストロークを前記ガイドパイプに対して保つ弾性
部材とを具備したことを特徴とするディスクブレーキの
キャリパ。 - 【請求項2】 請求項1記載のディスクブレーキのキャ
リパであって、 前記摩擦材が、前記ガイドパイプの外周に嵌合固定され
て前記スライド穴の内周面に圧接するラバーリングから
なることを特徴とするディスクブレーキのキャリパ。 - 【請求項3】 請求項2記載のディスクブレーキのキャ
リパであって、 前記ラバーリングが、前記ガイドパイプの長手方向に間
隔をもって複数個配置されいることを特徴とするディス
クブレーキのキャリパ。 - 【請求項4】 請求項2または3記載のディスクブレー
キのキャリパであって、 前記スライド穴の入口に、前記ガイドパイプの外周に摺
接するシール材を固定すると共に、ラバーリングをガイ
ドパイプのスライド穴挿入端部側に配置したことを特徴
とするディスクブレーキのキャリパ。 - 【請求項5】 請求項4記載のディスクブレーキのキャ
リパであって、 前記シール材が前記スライド穴の入口と前記スライドピ
ンとの隙間を封じるブーツゴムの一端に一体化され、該
ブーツゴムの他端が前記スライドピンの外周に嵌合固定
されていることを特徴とするディスクブレーキのキャリ
パ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7041955A JPH08232995A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | ディスクブレーキのキャリパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7041955A JPH08232995A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | ディスクブレーキのキャリパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232995A true JPH08232995A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12622626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7041955A Pending JPH08232995A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | ディスクブレーキのキャリパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232995A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030040965A (ko) * | 2001-11-17 | 2003-05-23 | 기아자동차주식회사 | 디스크 브레이크 |
| WO2008080962A1 (de) * | 2007-01-05 | 2008-07-10 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein nutzfahrzeug |
| DE102012006083A1 (de) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein Nutzfahrzeug |
| DE102012006111A1 (de) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein Nutzfahrzeug |
| DE102014212444A1 (de) * | 2014-06-27 | 2015-12-31 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Faustsattelbremse |
| CN110778624A (zh) * | 2019-08-16 | 2020-02-11 | 浙江零跑科技有限公司 | 一种自动调节回位量的低拖滞卡钳结构 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP7041955A patent/JPH08232995A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030040965A (ko) * | 2001-11-17 | 2003-05-23 | 기아자동차주식회사 | 디스크 브레이크 |
| WO2008080962A1 (de) * | 2007-01-05 | 2008-07-10 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein nutzfahrzeug |
| US8944221B2 (en) | 2007-01-05 | 2015-02-03 | Knorr-Bremse Systeme Fuer Nutzfahrzeuge Gmbh | Disk brake for a commercial vehicle |
| DE102012006083A1 (de) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein Nutzfahrzeug |
| DE102012006111A1 (de) * | 2012-03-26 | 2013-09-26 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein Nutzfahrzeug |
| US9382957B2 (en) | 2012-03-26 | 2016-07-05 | Knorr-Bremse Systeme Fuer Nutzfahrzeuge Gmbh | Disc brake |
| DE102014212444A1 (de) * | 2014-06-27 | 2015-12-31 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Faustsattelbremse |
| CN110778624A (zh) * | 2019-08-16 | 2020-02-11 | 浙江零跑科技有限公司 | 一种自动调节回位量的低拖滞卡钳结构 |
| CN110778624B (zh) * | 2019-08-16 | 2021-04-06 | 浙江零跑科技有限公司 | 一种自动调节回位量的低拖滞卡钳结构 |
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