JPH06207631A - ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造 - Google Patents
ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造Info
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- JPH06207631A JPH06207631A JP1922193A JP1922193A JPH06207631A JP H06207631 A JPH06207631 A JP H06207631A JP 1922193 A JP1922193 A JP 1922193A JP 1922193 A JP1922193 A JP 1922193A JP H06207631 A JPH06207631 A JP H06207631A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制動時及び非制動時における騒音の発生
を抑止できると共に、組立性が簡単で、しかも部品点数
の低減が図れる、多機能インナシムを提供すること。 【構成】 ディスクブレーキのインナパッド50と
ピストン32との間に介挿されるシムであって、シム6
0の本体部61に形成したアンチラトル部62をキャリ
ア10のトルク受部11とインナパッド50のトルク伝
達部53間に介挿し、シム本体部61の上部から外方に
延設した少なくとも1つの伸長部63をキャリパ20の
内面に弾接させて、キャリア10のトルク受部11とイ
ンナパッド50のトルク伝達部53とを弾性的に支持す
ると共に、インナシム60の本体部61に形成した保持
部64をピストン32先端の溝33と係合させて弾着し
た。
を抑止できると共に、組立性が簡単で、しかも部品点数
の低減が図れる、多機能インナシムを提供すること。 【構成】 ディスクブレーキのインナパッド50と
ピストン32との間に介挿されるシムであって、シム6
0の本体部61に形成したアンチラトル部62をキャリ
ア10のトルク受部11とインナパッド50のトルク伝
達部53間に介挿し、シム本体部61の上部から外方に
延設した少なくとも1つの伸長部63をキャリパ20の
内面に弾接させて、キャリア10のトルク受部11とイ
ンナパッド50のトルク伝達部53とを弾性的に支持す
ると共に、インナシム60の本体部61に形成した保持
部64をピストン32先端の溝33と係合させて弾着し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクブレーキにおけ
るインナシムの取付構造シム構造に関する。
るインナシムの取付構造シム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキにおいて、キャリパに
形成したシリンダ穴内のピストンと、これに対向するイ
ンナパッドの裏金との間に介挿するシムに、シム本来の
機能にその他の機能を付加することは知られている。例
えば特開昭57−167538号公報には、シムと一体
に衝撃減衰片を形成し、制動時に発生するキャリアのト
ルク受部と摩擦パッドのトルク伝達部との間の衝撃音を
防止することが開示されている。また例えばシムと一体
に摩耗警告片を形成し、摩擦パッドの摩擦材が摩耗限度
に達したときにロータに当接した摩耗警告片が振動して
摩擦パッドの交換時期を知らせることも知られている。
形成したシリンダ穴内のピストンと、これに対向するイ
ンナパッドの裏金との間に介挿するシムに、シム本来の
機能にその他の機能を付加することは知られている。例
えば特開昭57−167538号公報には、シムと一体
に衝撃減衰片を形成し、制動時に発生するキャリアのト
ルク受部と摩擦パッドのトルク伝達部との間の衝撃音を
防止することが開示されている。また例えばシムと一体
に摩耗警告片を形成し、摩擦パッドの摩擦材が摩耗限度
に達したときにロータに当接した摩耗警告片が振動して
摩擦パッドの交換時期を知らせることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来のシム
には次のような問題点がある。
には次のような問題点がある。
【0004】<イ> 衝撃減衰片を一体に形成したシム
にあっては、非制動時に摩擦パッドのロータ周面方向へ
の規制がなされていないため、車両の振動に伴うラトル
音の発生を確実に防止することができない。また摩擦パ
ッドをロータの中心方向へ押圧するための弾性グリップ
を別個に必要とするうえに、摩擦パッドの裏金に取着す
るためシムに形成した弾性爪に無理な力が加わり、弾性
爪が変形したり折損するおそれがある。
にあっては、非制動時に摩擦パッドのロータ周面方向へ
の規制がなされていないため、車両の振動に伴うラトル
音の発生を確実に防止することができない。また摩擦パ
ッドをロータの中心方向へ押圧するための弾性グリップ
を別個に必要とするうえに、摩擦パッドの裏金に取着す
るためシムに形成した弾性爪に無理な力が加わり、弾性
爪が変形したり折損するおそれがある。
【0005】<ロ> キャリパの組み付け時やパッド交
換の際、キャリパを支持する一方のガイドピンを支点に
キャリパを回動してワンタッチでパッドへ組み付けが可
能な保持部等を有するシムはなかった。
換の際、キャリパを支持する一方のガイドピンを支点に
キャリパを回動してワンタッチでパッドへ組み付けが可
能な保持部等を有するシムはなかった。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、つぎのデ
ィスクブレーキにおけるインナシムの取付構造を提供す
ることにある。 制動時における騒音の発生を抑止できる、ディスク
ブレーキにおけるインナシムの取付構造。 摩擦パッドへの取り付け操作が簡単な、ディスクブ
レーキにおけるインナシムの取付構造。 ブレーキ解除時の摩擦パッドの引摺りを防止でき
る、ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造。 構成部品点数の低減が図れる、ディスクブレーキに
おけるインナシムの取付構造。
になされたもので、その目的とするところは、つぎのデ
ィスクブレーキにおけるインナシムの取付構造を提供す
ることにある。 制動時における騒音の発生を抑止できる、ディスク
ブレーキにおけるインナシムの取付構造。 摩擦パッドへの取り付け操作が簡単な、ディスクブ
レーキにおけるインナシムの取付構造。 ブレーキ解除時の摩擦パッドの引摺りを防止でき
る、ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造。 構成部品点数の低減が図れる、ディスクブレーキに
おけるインナシムの取付構造。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車両の非回
転部材に固定されたキャリアに、ディスクロータの一部
外周を跨ぐキャリパを一対のガイドピンでロータ軸方向
に摺動可能に配設し、前記キャリアに一対の摩擦パッド
の円周方向両端をロータ軸方向の摺動を許容する状態で
係合させ、前記キャリパに形成したシリンダ穴内のピス
トンと、これに対向するインナパッド裏金間に介挿され
たシムを有するディスクブレーキにおいて、前記インナ
パッド裏金の裏面に取着された前記シムの本体部から、
円周方向両端に延設して前記キャリアのトルク受部と摩
擦パッドのトルク伝達部間に介挿されるアンチラトル部
を形成し、前記シム本体部の上部から外方に延設した少
なくとも1つの伸長部をキャリパの内面に弾接させるこ
とにより、前記キャリアのトルク受部にインナパッドを
弾性的に支持すると共に、前記一対のガイドピンの一方
を支点にキャリパを回動させた時ピストンの通過を許容
する位置であって、前記シム本体部の一部を前記ピスト
ン側に切り起こしピストン先端の溝と係合する保持部を
形成したことを特徴とする、ディスクブレーキにおける
インナシムの取付構造である。
転部材に固定されたキャリアに、ディスクロータの一部
外周を跨ぐキャリパを一対のガイドピンでロータ軸方向
に摺動可能に配設し、前記キャリアに一対の摩擦パッド
の円周方向両端をロータ軸方向の摺動を許容する状態で
係合させ、前記キャリパに形成したシリンダ穴内のピス
トンと、これに対向するインナパッド裏金間に介挿され
たシムを有するディスクブレーキにおいて、前記インナ
パッド裏金の裏面に取着された前記シムの本体部から、
円周方向両端に延設して前記キャリアのトルク受部と摩
擦パッドのトルク伝達部間に介挿されるアンチラトル部
を形成し、前記シム本体部の上部から外方に延設した少
なくとも1つの伸長部をキャリパの内面に弾接させるこ
とにより、前記キャリアのトルク受部にインナパッドを
弾性的に支持すると共に、前記一対のガイドピンの一方
を支点にキャリパを回動させた時ピストンの通過を許容
する位置であって、前記シム本体部の一部を前記ピスト
ン側に切り起こしピストン先端の溝と係合する保持部を
形成したことを特徴とする、ディスクブレーキにおける
インナシムの取付構造である。
【0008】
【0009】<イ>ディスクブレーキの全体構成 図2にディスクブレーキの平面図を示し、図3にディス
クブレーキの中央断面図を示す。キャリア10は、その
両端にトルク受部11、11を形成し、車両の非回転部
材(図示せず)に固定されている。キャリパ20は、液
圧作動装置部21と、ディスクロータAを跨いで液圧作
動装置部21に対向するように位置させた反作用部22
と、液圧作動装置部21の後方に位置させた機械式作動
装置部23とにより構成される。キャリパ20はキャリ
ア10のトルク受部11、11に固着された一対のガイ
ドピン30、31に支承されている。キャリパ20内に
形成したシリンダ穴24にピストン32を摺動自在に嵌
挿して液圧作動装置部21を形成している。ピストン3
2と反作用部22とによりロータAの両側面を押圧して
制動を行なう一対の摩擦パッド40、50は、キャリア
10の両トルク受部11,11の間にロータA軸方向の
摺動を許容する状態で横架されている。インナパッド5
0とピストン32との間には、後述するインナシム60
が介挿されている。
クブレーキの中央断面図を示す。キャリア10は、その
両端にトルク受部11、11を形成し、車両の非回転部
材(図示せず)に固定されている。キャリパ20は、液
圧作動装置部21と、ディスクロータAを跨いで液圧作
動装置部21に対向するように位置させた反作用部22
と、液圧作動装置部21の後方に位置させた機械式作動
装置部23とにより構成される。キャリパ20はキャリ
ア10のトルク受部11、11に固着された一対のガイ
ドピン30、31に支承されている。キャリパ20内に
形成したシリンダ穴24にピストン32を摺動自在に嵌
挿して液圧作動装置部21を形成している。ピストン3
2と反作用部22とによりロータAの両側面を押圧して
制動を行なう一対の摩擦パッド40、50は、キャリア
10の両トルク受部11,11の間にロータA軸方向の
摺動を許容する状態で横架されている。インナパッド5
0とピストン32との間には、後述するインナシム60
が介挿されている。
【0010】<ロ>インナシム インナシム60は、図1、4図に示すようにインナパッ
ド50の裏金51と略同形状の本体部61と、この本体
部61から円周方向両端に延設しキャリア10のトルク
受部11,11とインナパッド50の凹状をしたトルク
伝達部53,53との間に介挿した一対のアンチラトル
部62,62と、本体部61の上部から外方に延設した
伸長部63,63と、本体部61の一部をピストン32
側に切り起こしピストン32先端の溝33と係合する保
持部64,64と、本体部61よりロータA側に折曲し
て摩擦材52の摩耗限度位置まで延設した摩耗警告片6
5,65とから成る。本体部61はインナパッド50裏
金51の裏面に種々の方法により取着される。 その一
例として、本体部61よりパッド50側へ略L字状に折
曲した連結爪67をパッド50の側面に弾接させると共
に、本体部61の適所に穿設した連結孔68,68を裏
金51に突設した突起54,54に貫挿させ、この突起
54,54をかしめて固定する。インナシム60の装着
手段は前記した以外に複数の連結爪のみ、又は突起によ
るかしめ固定のみでもよいし、或いはパッドの裏金と相
対移動可能に取着してもよい。アンチラトル部62は、
キャリア10のトルク受部11に沿った垂下部62a
と、この垂下部62aの下方で垂下部62aと本体部6
1とを連接する下面部62bと、垂下部62aの上方で
折曲しトルク受部11の上面に当接する上面部62cと
から成り、前記伸長部63の先端をキャリパ20の内面
に弾接させることにより、シム60を取着したパッド5
0全体を下方へ押し下げ、アンチラトル部62をトルク
受部11と垂下部62aの当接点を支点にロータA周方
向に傾動させている。本実施例の伸長部63は両側に一
対形成したが、中央に1ケ所でも、又3ケ所以上でもよ
い。保持部64,64はインナシム60をピストン32
先端の溝33に係合させるための部位で、本体部61の
一部をピストン32側に切り起こして形成されている。
本実施例においては一対の保持部64,64を円弧形に
形成した場合について説明するが、保持部64,64は
一対のガイドピン30、31の一方(例えば図1のガイ
ドピン30)を支点にキャリパ20を回動させたときに
ピストン溝33の通過を許容し、かつピストン32先端
の溝33に係合可能な形状であればよい。 図4の二点
鎖線で示す符号34は例えば図2の一方のガイドピン3
0を支点にキャリパ20を回動させたときのピストン3
2の軌跡を示す。またピストン溝33は図7に示すよう
に先端側をテーパにして保持部64の収容を容易にする
と共に、そのテーパ面に沿って保持部64を弾着できる
ように形成されている。図6に示すように摩耗警告片6
5は本体部61よりロータA側に折曲して形成するが、
本体部61から反ロータ側にループ65aを形成して摩
耗限度位置まで延設した方が警告音が明確となる。
ド50の裏金51と略同形状の本体部61と、この本体
部61から円周方向両端に延設しキャリア10のトルク
受部11,11とインナパッド50の凹状をしたトルク
伝達部53,53との間に介挿した一対のアンチラトル
部62,62と、本体部61の上部から外方に延設した
伸長部63,63と、本体部61の一部をピストン32
側に切り起こしピストン32先端の溝33と係合する保
持部64,64と、本体部61よりロータA側に折曲し
て摩擦材52の摩耗限度位置まで延設した摩耗警告片6
5,65とから成る。本体部61はインナパッド50裏
金51の裏面に種々の方法により取着される。 その一
例として、本体部61よりパッド50側へ略L字状に折
曲した連結爪67をパッド50の側面に弾接させると共
に、本体部61の適所に穿設した連結孔68,68を裏
金51に突設した突起54,54に貫挿させ、この突起
54,54をかしめて固定する。インナシム60の装着
手段は前記した以外に複数の連結爪のみ、又は突起によ
るかしめ固定のみでもよいし、或いはパッドの裏金と相
対移動可能に取着してもよい。アンチラトル部62は、
キャリア10のトルク受部11に沿った垂下部62a
と、この垂下部62aの下方で垂下部62aと本体部6
1とを連接する下面部62bと、垂下部62aの上方で
折曲しトルク受部11の上面に当接する上面部62cと
から成り、前記伸長部63の先端をキャリパ20の内面
に弾接させることにより、シム60を取着したパッド5
0全体を下方へ押し下げ、アンチラトル部62をトルク
受部11と垂下部62aの当接点を支点にロータA周方
向に傾動させている。本実施例の伸長部63は両側に一
対形成したが、中央に1ケ所でも、又3ケ所以上でもよ
い。保持部64,64はインナシム60をピストン32
先端の溝33に係合させるための部位で、本体部61の
一部をピストン32側に切り起こして形成されている。
本実施例においては一対の保持部64,64を円弧形に
形成した場合について説明するが、保持部64,64は
一対のガイドピン30、31の一方(例えば図1のガイ
ドピン30)を支点にキャリパ20を回動させたときに
ピストン溝33の通過を許容し、かつピストン32先端
の溝33に係合可能な形状であればよい。 図4の二点
鎖線で示す符号34は例えば図2の一方のガイドピン3
0を支点にキャリパ20を回動させたときのピストン3
2の軌跡を示す。またピストン溝33は図7に示すよう
に先端側をテーパにして保持部64の収容を容易にする
と共に、そのテーパ面に沿って保持部64を弾着できる
ように形成されている。図6に示すように摩耗警告片6
5は本体部61よりロータA側に折曲して形成するが、
本体部61から反ロータ側にループ65aを形成して摩
耗限度位置まで延設した方が警告音が明確となる。
【0011】
【0012】<イ>インナシムの組み付け操作 インナシム60は、本体部61の中央上部の連結爪67
をパッド50の側面に弾接すると共に、本体部61の各
連結孔68,68を裏金51の突起54,54に嵌挿
し、突起54,54をかしめて裏金51に取着する。イ
ンナパッド50はインナシム60を取着した状態で運搬
移動する。
をパッド50の側面に弾接すると共に、本体部61の各
連結孔68,68を裏金51の突起54,54に嵌挿
し、突起54,54をかしめて裏金51に取着する。イ
ンナパッド50はインナシム60を取着した状態で運搬
移動する。
【0013】<ロ>キャリパの組付時 キャリパ20を組み付ける際やパッドを交換する際は、
キャリパ20を支持する一方のガイドピン30を中心に
キャリパ20を回動操作するだけで、キャリパ20に形
成したシリンダ穴24内のピントン32がインナシム6
0の本体部61に切り起して形成した保持部64,64
間を自由に出入りさせることができる。
キャリパ20を支持する一方のガイドピン30を中心に
キャリパ20を回動操作するだけで、キャリパ20に形
成したシリンダ穴24内のピントン32がインナシム6
0の本体部61に切り起して形成した保持部64,64
間を自由に出入りさせることができる。
【0014】<ハ>非制動時 ディスクブレーキに組み付けられたインナシム60はそ
の伸長部63の先端がキャリパ20の内面に弾接して、
インナパッド50全体を下方へ押し下げて、アンチラト
ル部62,62をロータA周方向に傾動させる。そのた
め、車両の振動によるキャリパ20とインナパッド50
のラトル音を効果的に防止できる。
の伸長部63の先端がキャリパ20の内面に弾接して、
インナパッド50全体を下方へ押し下げて、アンチラト
ル部62,62をロータA周方向に傾動させる。そのた
め、車両の振動によるキャリパ20とインナパッド50
のラトル音を効果的に防止できる。
【0015】<ニ>制動時 車両の前進または後退時に制動すると、回転するロータ
Aにパッド40,50が押し付けられて、その摩擦抵抗
によりロータAの回転を制動する。この際、インナパッ
ド50のトルク伝達部53に外装したインナシム60の
アンチラトル部62は、キャリア10のトルク受部11
を円滑に摺動する。通常シムは不錆性とばね性を持たせ
るためステンレス板を使用することから、摺動部の錆付
きも防止される。また制動時において図5に示すように
インナパッド50のトルク伝達部53とインナシム60
のアンチラトル部62の間に隙間が形成されているた
め、インナパッド50はアンチラトル部62を変形させ
ながらその間隙を解消する方向に移動する。これによ
り、インナパッド50のトルク伝達部53がキャリア1
0のトルク受部11に衝突する際の衝突音が防止され
る。また制動を解除すると、インナシム60の保持部6
4でインナパッド50をピストン32に弾着しているの
で、インナパッド50がロータAから確実に離隔し、引
摺り等が防止される。
Aにパッド40,50が押し付けられて、その摩擦抵抗
によりロータAの回転を制動する。この際、インナパッ
ド50のトルク伝達部53に外装したインナシム60の
アンチラトル部62は、キャリア10のトルク受部11
を円滑に摺動する。通常シムは不錆性とばね性を持たせ
るためステンレス板を使用することから、摺動部の錆付
きも防止される。また制動時において図5に示すように
インナパッド50のトルク伝達部53とインナシム60
のアンチラトル部62の間に隙間が形成されているた
め、インナパッド50はアンチラトル部62を変形させ
ながらその間隙を解消する方向に移動する。これによ
り、インナパッド50のトルク伝達部53がキャリア1
0のトルク受部11に衝突する際の衝突音が防止され
る。また制動を解除すると、インナシム60の保持部6
4でインナパッド50をピストン32に弾着しているの
で、インナパッド50がロータAから確実に離隔し、引
摺り等が防止される。
【0016】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるから
つぎの効果を得ることができる。
つぎの効果を得ることができる。
【0017】<イ> インナシムの本体部は制動に伴な
うパッドの振動を減衰させてピストンに伝達するので、
鳴きやジャダーが防止できる。
うパッドの振動を減衰させてピストンに伝達するので、
鳴きやジャダーが防止できる。
【0018】<ロ> アンチラトル部は、キャリアのト
ルク受部と摩擦パッドのトルク伝達部間に介挿されてい
るので、パッドの軸方向への摺動が円滑になり、摺動部
の錆付きも防止できる。
ルク受部と摩擦パッドのトルク伝達部間に介挿されてい
るので、パッドの軸方向への摺動が円滑になり、摺動部
の錆付きも防止できる。
【0019】<ハ> 伸長部の先端をキャリパの内面に
弾接させることにより、シムを取着したパッド全体を下
方へ押し下げて、アンチラトル部をロータ周方向に傾動
させているので、制動時に発生するキャリアのトルク受
部とパッドのトルク伝達部との衝撃音を防止できると共
に、非制動時におけるラトル音も防止できる。
弾接させることにより、シムを取着したパッド全体を下
方へ押し下げて、アンチラトル部をロータ周方向に傾動
させているので、制動時に発生するキャリアのトルク受
部とパッドのトルク伝達部との衝撃音を防止できると共
に、非制動時におけるラトル音も防止できる。
【0020】<ニ> 保持部でインナパッドをピストン
に係止させているので、ブレーキ解除時インナパッドが
ロータから確実に離隔し、引摺り等が防止できる。又、
キャリパの組付時や、パッド交換の際一方のガイドピン
を支点にキャリパを回動して組付ける時、保持部をピス
トンに取付けるのが、ワンタッチで可能となる。更に、
車両への組付け前搬送等による振動でインナパッドが脱
落するのを防止できる。
に係止させているので、ブレーキ解除時インナパッドが
ロータから確実に離隔し、引摺り等が防止できる。又、
キャリパの組付時や、パッド交換の際一方のガイドピン
を支点にキャリパを回動して組付ける時、保持部をピス
トンに取付けるのが、ワンタッチで可能となる。更に、
車両への組付け前搬送等による振動でインナパッドが脱
落するのを防止できる。
【0021】<ホ> 摩耗警告片は摩擦材が摩耗限度に
達すると、その先端が回転するロータと接触するため、
摺動音を発し摩耗限度を警告する。
達すると、その先端が回転するロータと接触するため、
摺動音を発し摩耗限度を警告する。
【0022】<ヘ> これらの機能を有するシムを一体
化することにより、部品点数が減少し、各機能を持った
部品の組み忘れ、誤組み付け、脱落等を防止でき、組付
性が向上する。
化することにより、部品点数が減少し、各機能を持った
部品の組み忘れ、誤組み付け、脱落等を防止でき、組付
性が向上する。
【図1】 インナシムとインナパッドの組立図
【図2】 ディスクブレーキの平面図
【図3】 図2における III−III の断面図
【図4】 キャリパの液圧作動装置側から見たインナパ
ッドの背面図
ッドの背面図
【図5】 インナパッドの部分拡大図
【図6】 図4におけるVI−VIの断面図
【図7】 図4におけるVII −VII の断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の非回転部材に固定されたキャリア
に、ディスクロータの一部外周を跨ぐキャリパを一対の
ガイドピンでロータ軸方向に摺動可能に配設し、前記キ
ャリアに一対の摩擦パッドの円周方向両端をロータ軸方
向の摺動を許容する状態で係合させ、前記キャリパに形
成したシリンダ穴内のピストンと、これに対向するイン
ナパッド裏金間に介挿されたシムを有するディスクブレ
ーキにおいて、 前記インナパッド裏金の裏面に取着された前記シムの本
体部から、円周方向両端に延設して前記キャリアのトル
ク受部と摩擦パッドのトルク伝達部間に介挿されるアン
チラトル部を形成し、 前記シム本体部の上部から外方に延設した少なくとも1
つの伸長部をキャリパの内面に弾接させることにより、
前記キャリアのトルク受部にインナパッドを弾性的に支
持すると共に、 前記一対のガイドピンの一方を支点にキャリパを回動さ
せた時ピストンの通過を許容する位置であって、前記シ
ム本体部の一部を前記ピストン側に切り起こしピストン
先端の溝と係合する保持部を形成したことを特徴とす
る、 ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造。 - 【請求項2】 前記シムのアンチラトル部は前記キャリ
アのトルク受部に沿った垂下部と、該垂下部の下方で垂
下部とシム本体部とを連接する下面部と、該垂下部の上
方で折曲しトルク受部の上面に当接する上面部とからな
ることを特徴とする、前記請求項1記載のディスクブレ
ーキにおけるインナシムの取付構造。 - 【請求項3】 前記シムの本体部よりロータ側に折曲し
て、摩擦材の摩耗限度位置まで延設した少なくとも1つ
の摩耗警告片を形成したことを特徴とする、前記請求項
1記載のディスクブレーキにおけるインナシムの取付構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1922193A JPH06207631A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1922193A JPH06207631A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207631A true JPH06207631A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11993318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1922193A Pending JPH06207631A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | ディスクブレーキにおけるインナシムの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06207631A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0732521A1 (en) * | 1995-03-16 | 1996-09-18 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Pad clip for disc brake |
| WO1997026463A3 (de) * | 1996-01-20 | 1997-08-28 | Teves Gmbh Alfred | Bremsklotz für eine teilbelagscheibenbremse |
| KR20030020109A (ko) * | 2001-09-03 | 2003-03-08 | 주식회사 만도 | 디스크 브레이크 |
| JP2006329339A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Toyota Motor Corp | 車両用ディスクブレーキ装置 |
| WO2007057435A1 (de) * | 2005-11-17 | 2007-05-24 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Bremsbelag für eine teilbelag-scheibenbremse |
| US8348025B2 (en) | 2008-11-28 | 2013-01-08 | Ray Arbesman | Piston-side brake shim |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP1922193A patent/JPH06207631A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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