JPH08233095A - 自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置 - Google Patents
自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置Info
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- JPH08233095A JPH08233095A JP7041897A JP4189795A JPH08233095A JP H08233095 A JPH08233095 A JP H08233095A JP 7041897 A JP7041897 A JP 7041897A JP 4189795 A JP4189795 A JP 4189795A JP H08233095 A JPH08233095 A JP H08233095A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
- F16H61/143—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
- F16H61/143—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
- F16H2061/145—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means for controlling slip, e.g. approaching target slip value
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 解放状態からスリップ状態へ移行する過渡状
態における実スリップ量の応答波形を滑らかにし、且つ
定常状態での外乱に対する応答波形を速やかに設定でき
る自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装
置を提供すること。 【構成】 目標スリップ量Nsrと実スリップ量Nsと
の偏差ERRに基づいて第1の制御値d1を出力する第
1の制御器S1と、実スリップ量Nsに基づいて第2の
制御値d2を出力する第2の制御器S2と、第1及び第
2の制御値の加算値dに基づいてロックアップ系S4を
制御するために、電磁弁1を制御するクラッチ圧調圧部
S3とを備えている。第1の制御器S1は、解放状態か
らスリップ状態へ移行する過渡状態における制御を行な
い、第2の制御器S2は、過渡状態から定常状態に達し
た時に、外乱に対する制御を行なう。
態における実スリップ量の応答波形を滑らかにし、且つ
定常状態での外乱に対する応答波形を速やかに設定でき
る自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装
置を提供すること。 【構成】 目標スリップ量Nsrと実スリップ量Nsと
の偏差ERRに基づいて第1の制御値d1を出力する第
1の制御器S1と、実スリップ量Nsに基づいて第2の
制御値d2を出力する第2の制御器S2と、第1及び第
2の制御値の加算値dに基づいてロックアップ系S4を
制御するために、電磁弁1を制御するクラッチ圧調圧部
S3とを備えている。第1の制御器S1は、解放状態か
らスリップ状態へ移行する過渡状態における制御を行な
い、第2の制御器S2は、過渡状態から定常状態に達し
た時に、外乱に対する制御を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックアップクラッチ
のスリップ量が所定の目標値となるように、ロックアッ
プクラッチの係合圧をフィードバック制御する自動変速
機のロックアップクラッチのスリップ制御装置に関す
る。
のスリップ量が所定の目標値となるように、ロックアッ
プクラッチの係合圧をフィードバック制御する自動変速
機のロックアップクラッチのスリップ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロックアップクラッチ付きト
ルクコンバータなどの様に、直結クラッチを有する流体
式伝達装置を備えた車両において、例えば車両の低速走
行中におけるエンジンの周期的トルクを吸収するため
に、直結クラッチをわずかにスリップさせる制御装置が
提案されている。尚、ここでスリップ量とは、図18
(a)に示す様に、直結側クラッチの入力側回転速度
(通常はエンジン回転速度)と出力側回転速度(通常は
自動変速機の入力軸回転速度)の回転数差を指す。
ルクコンバータなどの様に、直結クラッチを有する流体
式伝達装置を備えた車両において、例えば車両の低速走
行中におけるエンジンの周期的トルクを吸収するため
に、直結クラッチをわずかにスリップさせる制御装置が
提案されている。尚、ここでスリップ量とは、図18
(a)に示す様に、直結側クラッチの入力側回転速度
(通常はエンジン回転速度)と出力側回転速度(通常は
自動変速機の入力軸回転速度)の回転数差を指す。
【0003】例えば、特公昭63−13060号に記載
された車両用自動変速機の制御装置では、エンジン回転
数等で表される車両の走行状態が予め記憶されたスリッ
プ領域にあると判定された場合には、10〜20rpm
に設定された目標スリップ量に一致するように直結クラ
ッチの実スリップ量が制御される。
された車両用自動変速機の制御装置では、エンジン回転
数等で表される車両の走行状態が予め記憶されたスリッ
プ領域にあると判定された場合には、10〜20rpm
に設定された目標スリップ量に一致するように直結クラ
ッチの実スリップ量が制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の様な
車両用直結クラッチ付き流体式伝達装置のスリップ制御
装置では、直結クラッチが解放状態から上述したスリッ
プ制御に切り替えられると、解放状態では大きな値を持
つスリップ量が急激に低下するので、以下の様な不具合
が発生する。
車両用直結クラッチ付き流体式伝達装置のスリップ制御
装置では、直結クラッチが解放状態から上述したスリッ
プ制御に切り替えられると、解放状態では大きな値を持
つスリップ量が急激に低下するので、以下の様な不具合
が発生する。
【0005】スリップ制御が開始されると、図18
(b)の実線で示す様に、実スリップ量が急激に低下す
るので、図18(c)に示す様に、エンジン回転数が急
低下する。その結果、エンジンの慣性力が放出されてシ
ョックが発生し、運転の違和感が発生する。
(b)の実線で示す様に、実スリップ量が急激に低下す
るので、図18(c)に示す様に、エンジン回転数が急
低下する。その結果、エンジンの慣性力が放出されてシ
ョックが発生し、運転の違和感が発生する。
【0006】スリップ制御が開始されると、油圧系統
の慣性により過大な油圧がクラッチに作用してしまい、
図18(b)の実線で示す様に、直結クラッチが一時的
に完全係合(スリップ量が0)してしまい、ショックが
発生する。これを回避する為には、図19(a)に示す
様に、実スリップ量をフィードバックするスリップ制御
系を構成し、(図19(b)の点線で示す)ステップ状
に変化する目標スリップに対する(図19(b)の実線
で示す)実スリップ量の応答を、(図18(b)の1点
鎖線で示す様な)アンダーシュートのない滑らかな理想
的な軌跡に制御すればよい。しかしこのように制御器を
チューニングすると以下の様な別の問題が発生する。
の慣性により過大な油圧がクラッチに作用してしまい、
図18(b)の実線で示す様に、直結クラッチが一時的
に完全係合(スリップ量が0)してしまい、ショックが
発生する。これを回避する為には、図19(a)に示す
様に、実スリップ量をフィードバックするスリップ制御
系を構成し、(図19(b)の点線で示す)ステップ状
に変化する目標スリップに対する(図19(b)の実線
で示す)実スリップ量の応答を、(図18(b)の1点
鎖線で示す様な)アンダーシュートのない滑らかな理想
的な軌跡に制御すればよい。しかしこのように制御器を
チューニングすると以下の様な別の問題が発生する。
【0007】図19(b)に示す様に、スリップ量を所
定値に制御する定常スリップ制御中にスロットル開度が
急速にオフされ、エンジントルクが急減するような場合
に、スリップ量を一定に保つには、速やかに直結クラッ
チの係合圧を低下させることが必要である。しかし、前
記制御器では、その応答が穏やかにチューニングされて
いるため、係合圧の修正が遅れて、直結クラッチが一時
的に完全直結する事態が生じてしまい、ショックを感じ
るという問題がある。
定値に制御する定常スリップ制御中にスロットル開度が
急速にオフされ、エンジントルクが急減するような場合
に、スリップ量を一定に保つには、速やかに直結クラッ
チの係合圧を低下させることが必要である。しかし、前
記制御器では、その応答が穏やかにチューニングされて
いるため、係合圧の修正が遅れて、直結クラッチが一時
的に完全直結する事態が生じてしまい、ショックを感じ
るという問題がある。
【0008】本発明は前記の事情に鑑みて考案されたも
のであり、その目的は、スリップ制御において、解放状
態からスリップ状態へ移行する過渡状態における実スリ
ップ量の応答波形を滑らかにし、且つ定常状態でのスロ
ットル開度変動などの外乱に対する応答波形を速やかに
設定することができる自動変速機のロックアップクラッ
チのスリップ制御装置を提供することにある。
のであり、その目的は、スリップ制御において、解放状
態からスリップ状態へ移行する過渡状態における実スリ
ップ量の応答波形を滑らかにし、且つ定常状態でのスロ
ットル開度変動などの外乱に対する応答波形を速やかに
設定することができる自動変速機のロックアップクラッ
チのスリップ制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、図1に例示する様に、ロックアッ
プクラッチのスリップ量が所定の目標値となるように、
該ロックアップクラッチの係合圧をフィードバック制御
するスリップ制御手段を備えた自動変速機のロックアッ
プクラッチのスリップ制御装置において、前記ロックア
ップクラッチが解放されている状態からスリップ状態へ
移行する過渡状態にて、目標スリップ量に対する実スリ
ップ量の応答挙動を指定する第1の制御器と、該第1の
制御器とは独立に設けられて、前記ロックアップクラッ
チのスリップが前記過渡状態から所定のスリップ量の定
常状態に達した時に、前記実スリップ量を前記目標スリ
ップ量に追従するように制御する第2の制御器と、を備
えたことを特徴とする自動変速機のロックアップクラッ
チのスリップ制御装置を要旨とする。
の請求項1の発明は、図1に例示する様に、ロックアッ
プクラッチのスリップ量が所定の目標値となるように、
該ロックアップクラッチの係合圧をフィードバック制御
するスリップ制御手段を備えた自動変速機のロックアッ
プクラッチのスリップ制御装置において、前記ロックア
ップクラッチが解放されている状態からスリップ状態へ
移行する過渡状態にて、目標スリップ量に対する実スリ
ップ量の応答挙動を指定する第1の制御器と、該第1の
制御器とは独立に設けられて、前記ロックアップクラッ
チのスリップが前記過渡状態から所定のスリップ量の定
常状態に達した時に、前記実スリップ量を前記目標スリ
ップ量に追従するように制御する第2の制御器と、を備
えたことを特徴とする自動変速機のロックアップクラッ
チのスリップ制御装置を要旨とする。
【0010】請求項2の発明は、前記第2の制御器によ
り、前記ロックアップクラッチが解放されている状態か
らスリップ状態へ移行する過渡状態にて、前記実スリッ
プ量と前記目標スリップ量との偏差の積分動作を抑制す
ることを特徴とする請求項1記載の自動変速機のロック
アップクラッチのスリップ制御装置を要旨とする。
り、前記ロックアップクラッチが解放されている状態か
らスリップ状態へ移行する過渡状態にて、前記実スリッ
プ量と前記目標スリップ量との偏差の積分動作を抑制す
ることを特徴とする請求項1記載の自動変速機のロック
アップクラッチのスリップ制御装置を要旨とする。
【0011】請求項3の発明は、前記積分動作の抑制
が、所定期間にわたる積分動作の禁止であることを特徴
とする請求項2記載の自動変速機のロックアップクラッ
チのスリップ制御装置を要旨とする。
が、所定期間にわたる積分動作の禁止であることを特徴
とする請求項2記載の自動変速機のロックアップクラッ
チのスリップ制御装置を要旨とする。
【0012】請求項4の発明は、前記第1の制御器によ
り、前記実スリップ量の応答の時定数を、スロットル開
度及び/又は初期スリップ量に応じて変えることを特徴
とする請求項1〜3のいずれか記載の自動変速機のロッ
クアップクラッチのスリップ制御装置を要旨とする。
り、前記実スリップ量の応答の時定数を、スロットル開
度及び/又は初期スリップ量に応じて変えることを特徴
とする請求項1〜3のいずれか記載の自動変速機のロッ
クアップクラッチのスリップ制御装置を要旨とする。
【0013】請求項5の発明は、前記実スリップ量の応
答の時定数を、前記スロットル開度及び/又は初期スリ
ップ量が大であるほど小さく設定することを特徴とする
請求項4記載の自動変速機のロックアップクラッチのス
リップ制御装置を要旨とする。
答の時定数を、前記スロットル開度及び/又は初期スリ
ップ量が大であるほど小さく設定することを特徴とする
請求項4記載の自動変速機のロックアップクラッチのス
リップ制御装置を要旨とする。
【0014】請求項6の発明は、前記ロックアップクラ
ッチのスリップが前記過渡状態から定常状態に達した時
に、スロットル開度速度に応じて前記目標スリップ量を
変えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の
自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置
を要旨とする。
ッチのスリップが前記過渡状態から定常状態に達した時
に、スロットル開度速度に応じて前記目標スリップ量を
変えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の
自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置
を要旨とする。
【0015】請求項7の発明は、前記スロットル開度速
度が正の値であるときは、前記目標スリップ量を増加さ
せることを特徴とする請求項6記載の自動変速機のロッ
クアップクラッチのスリップ制御装置を要旨とする。
度が正の値であるときは、前記目標スリップ量を増加さ
せることを特徴とする請求項6記載の自動変速機のロッ
クアップクラッチのスリップ制御装置を要旨とする。
【0016】請求項8の発明は、前記目標スリップ量の
増加の程度を、前記スロットル開度速度に応じて又は予
め定められた一定値に設定することを特徴とする請求項
7記載の自動変速機のロックアップクラッチのスリップ
制御装置を要旨とする。
増加の程度を、前記スロットル開度速度に応じて又は予
め定められた一定値に設定することを特徴とする請求項
7記載の自動変速機のロックアップクラッチのスリップ
制御装置を要旨とする。
【0017】請求項9の発明は、前記目標スリップ量の
増加の期間を、前記スロットル開度速度に応じて又は予
め定められた一定値に設定することを特徴とする請求項
7又は8記載の自動変速機のロックアップクラッチのス
リップ制御装置を要旨とする。
増加の期間を、前記スロットル開度速度に応じて又は予
め定められた一定値に設定することを特徴とする請求項
7又は8記載の自動変速機のロックアップクラッチのス
リップ制御装置を要旨とする。
【0018】請求項10の発明は、前記目標スリップ量
が、ステップ状に変化することを特徴とする請求項1〜
9のいずれか記載の自動変速機のロックアップクラッチ
のスリップ制御装置を要旨とする。
が、ステップ状に変化することを特徴とする請求項1〜
9のいずれか記載の自動変速機のロックアップクラッチ
のスリップ制御装置を要旨とする。
【0019】
【作用及び発明の効果】請求項1の発明では、第1の制
御器により、ロックアップクラッチが解放されている状
態からスリップ状態へ移行する過渡状態にて、目標スリ
ップ量に対する実スリップ量の応答挙動を指定する。ま
た、第1の制御器とは独立に設けられた第2の制御器に
て、ロックアップクラッチのスリップが過渡状態から所
定のスリップ量の定常状態に達した時に、実スリップ量
を目標スリップ量に追従するように制御する。
御器により、ロックアップクラッチが解放されている状
態からスリップ状態へ移行する過渡状態にて、目標スリ
ップ量に対する実スリップ量の応答挙動を指定する。ま
た、第1の制御器とは独立に設けられた第2の制御器に
て、ロックアップクラッチのスリップが過渡状態から所
定のスリップ量の定常状態に達した時に、実スリップ量
を目標スリップ量に追従するように制御する。
【0020】そのため、第1の制御器により、解放状態
からスリップ状態へ移行する過渡状態における実スリッ
プ量の応答波形を滑らかでき、かつ第2の制御器にて、
定常状態でのスロットル開度変動などの外乱に対する応
答波形を速やかに設定することができる。併せて、低ス
ロットル開度における過渡制御、定常スリップ状態から
のアクセルオンに対しても違和感なくスリップ制御する
ことが可能になる。
からスリップ状態へ移行する過渡状態における実スリッ
プ量の応答波形を滑らかでき、かつ第2の制御器にて、
定常状態でのスロットル開度変動などの外乱に対する応
答波形を速やかに設定することができる。併せて、低ス
ロットル開度における過渡制御、定常スリップ状態から
のアクセルオンに対しても違和感なくスリップ制御する
ことが可能になる。
【0021】つまり、従来の様に、目標スリップ量と実
スリップ量との偏差に基づいて単一の制御器にて制御を
行なう場合には、その制御器を、解放状態からスリップ
状態へ移行する過渡状態に対応する様にチューニングす
ると、図2(a)の点線で示す様に、その過渡状態には
好適に対応できるかもしれないが、図2(b)の点線で
示す様に、定常状態での外乱に対する応答が好ましくな
い。逆に、その制御器を、定常状態での外乱に対応する
様にチューニングすると、図2(b)の一点鎖線で示す
様に、その外乱には好適に対応できるかもしれないが、
図2(a)の一点鎖線で示す様に、解放状態からスリッ
プ状態へ移行する過渡状態に対する応答が好ましくな
い。
スリップ量との偏差に基づいて単一の制御器にて制御を
行なう場合には、その制御器を、解放状態からスリップ
状態へ移行する過渡状態に対応する様にチューニングす
ると、図2(a)の点線で示す様に、その過渡状態には
好適に対応できるかもしれないが、図2(b)の点線で
示す様に、定常状態での外乱に対する応答が好ましくな
い。逆に、その制御器を、定常状態での外乱に対応する
様にチューニングすると、図2(b)の一点鎖線で示す
様に、その外乱には好適に対応できるかもしれないが、
図2(a)の一点鎖線で示す様に、解放状態からスリッ
プ状態へ移行する過渡状態に対する応答が好ましくな
い。
【0022】そこで、本発明では、上述した特性の異な
る第1及び第2の制御器を独立に設けることによって、
解放状態からスリップ状態へ移行する過渡状態と定常状
態でのスロットル開度変動などの外乱とに対して、共に
好適に対応できるという顕著な効果を奏する。
る第1及び第2の制御器を独立に設けることによって、
解放状態からスリップ状態へ移行する過渡状態と定常状
態でのスロットル開度変動などの外乱とに対して、共に
好適に対応できるという顕著な効果を奏する。
【0023】請求項2の発明では、第2の制御器によ
り、ロックアップクラッチが解放されている状態からス
リップ状態へ移行する過渡状態にて、実スリップ量と目
標スリップ量との偏差の積分動作を抑制する。それによ
り、特に低スロットル開度時などエンジン回転数が比較
的低い領域で、ロックアップクラッチが解放されている
状態からスリップ状態へ移行する過渡状態において、安
定に過渡制御することができる。以下、この点を詳細に
説明する。
り、ロックアップクラッチが解放されている状態からス
リップ状態へ移行する過渡状態にて、実スリップ量と目
標スリップ量との偏差の積分動作を抑制する。それによ
り、特に低スロットル開度時などエンジン回転数が比較
的低い領域で、ロックアップクラッチが解放されている
状態からスリップ状態へ移行する過渡状態において、安
定に過渡制御することができる。以下、この点を詳細に
説明する。
【0024】まず、例えば下記図6に示す様なロックア
ップクラッチ43付きの流体式伝達装置においては、エ
ンジン回転数が比較的低い領域では、セカンダリ圧調圧
弁(図示せず)に供給される油量が少ない。また、過渡
状態においては、オンポート39から、低圧に保たれた
クラッチ制御油圧室41に制御油が流れ込む。この2つ
の理由によって、セカンダリ圧調圧弁に連通しているオ
ンポート39の圧力が、スリップ状態へ移行する過渡状
態において、一時的に低下する現象がみられる。この結
果、クラッチ制御油圧室41の圧力を制御しても適切な
差圧が発生せず、実スリップ量が所望の応答をしない
(スリップ量が減少しない)ので、目標スリップ量と実
スリップ量との間に大きな偏差が発生する。
ップクラッチ43付きの流体式伝達装置においては、エ
ンジン回転数が比較的低い領域では、セカンダリ圧調圧
弁(図示せず)に供給される油量が少ない。また、過渡
状態においては、オンポート39から、低圧に保たれた
クラッチ制御油圧室41に制御油が流れ込む。この2つ
の理由によって、セカンダリ圧調圧弁に連通しているオ
ンポート39の圧力が、スリップ状態へ移行する過渡状
態において、一時的に低下する現象がみられる。この結
果、クラッチ制御油圧室41の圧力を制御しても適切な
差圧が発生せず、実スリップ量が所望の応答をしない
(スリップ量が減少しない)ので、目標スリップ量と実
スリップ量との間に大きな偏差が発生する。
【0025】そこで、第2の制御器の積分動作によっ
て、更に大きな差圧を発生させるべく、クラッチ制御油
圧室41の圧力を低下させる指令を出し、ロックアップ
クラッチ43の係合圧を徐々に増加させる。このロック
アップクラッチ43の係合圧の変化につれて、クラッチ
制御油圧室41は密閉状態となり、オンポート39か
ら、低圧に保たれたクラッチ制御油圧室41に流れ込む
油量は急激に小さくなる。それによって、セカンダリ圧
調圧弁に連通しているオンポート39の圧力は上昇し、
急激に差圧が発生する。
て、更に大きな差圧を発生させるべく、クラッチ制御油
圧室41の圧力を低下させる指令を出し、ロックアップ
クラッチ43の係合圧を徐々に増加させる。このロック
アップクラッチ43の係合圧の変化につれて、クラッチ
制御油圧室41は密閉状態となり、オンポート39か
ら、低圧に保たれたクラッチ制御油圧室41に流れ込む
油量は急激に小さくなる。それによって、セカンダリ圧
調圧弁に連通しているオンポート39の圧力は上昇し、
急激に差圧が発生する。
【0026】この結果、スリップ量は急激に減少する
が、図3(a)に示す様に、積分動作によってクラッチ
制御油圧指令デューティが大きな値をもっているので、
クラッチ制御油圧の修正が間に合わず、完全なロックア
ップに至ることがある。そこで、本発明においては、図
3(b)に示す様に、ロックアップクラッチが解放され
ている状態から、スリップ状態へ移行する過渡状態にお
いては積分動作を抑制することで、積分動作によってク
ラッチ制御油圧指令デューティが不必要に大きな値を持
つことを防ぎ、実スリップ量が急激に減少した際にもク
ラッチ制御油圧の修正が間に合うようにする。それによ
って、ロックアップすることなく目標スリップ量に好適
に制御できる。
が、図3(a)に示す様に、積分動作によってクラッチ
制御油圧指令デューティが大きな値をもっているので、
クラッチ制御油圧の修正が間に合わず、完全なロックア
ップに至ることがある。そこで、本発明においては、図
3(b)に示す様に、ロックアップクラッチが解放され
ている状態から、スリップ状態へ移行する過渡状態にお
いては積分動作を抑制することで、積分動作によってク
ラッチ制御油圧指令デューティが不必要に大きな値を持
つことを防ぎ、実スリップ量が急激に減少した際にもク
ラッチ制御油圧の修正が間に合うようにする。それによ
って、ロックアップすることなく目標スリップ量に好適
に制御できる。
【0027】請求項3の発明では、積分動作の抑制手段
として、所定期間にわたる積分動作の禁止を採用するこ
とができ、これによって、積分動作の影響を大きく低減
することができる。請求項4の発明は、前記請求項2と
同様な作用効果を奏する別の構成を採用したものであ
り、第1の制御器にて、実スリップ量の応答の時定数
を、その時のスロットル開度及び/又は初期スリップ量
に応じて変えている。つまり、低スロットル開度時等の
過渡状態においては、例えば図4に示す様に、スロット
ル開度が小さい場合、目標スリップ量に対する実スリッ
プ量の応答の時定数を、スロットル開度が大きな場合よ
り大きくすることで、過渡状態で大きな偏差が発生する
のを防ぎ、クラッチ制御油圧指令デューティが不必要に
大きな値を持つことを防止する。それによって、実スリ
ップ量が急激に減少した際にもクラッチ制御油圧の修正
が間に合うようにし、ロックアップすることなく目標ス
リップ量に好適に制御できる。
として、所定期間にわたる積分動作の禁止を採用するこ
とができ、これによって、積分動作の影響を大きく低減
することができる。請求項4の発明は、前記請求項2と
同様な作用効果を奏する別の構成を採用したものであ
り、第1の制御器にて、実スリップ量の応答の時定数
を、その時のスロットル開度及び/又は初期スリップ量
に応じて変えている。つまり、低スロットル開度時等の
過渡状態においては、例えば図4に示す様に、スロット
ル開度が小さい場合、目標スリップ量に対する実スリッ
プ量の応答の時定数を、スロットル開度が大きな場合よ
り大きくすることで、過渡状態で大きな偏差が発生する
のを防ぎ、クラッチ制御油圧指令デューティが不必要に
大きな値を持つことを防止する。それによって、実スリ
ップ量が急激に減少した際にもクラッチ制御油圧の修正
が間に合うようにし、ロックアップすることなく目標ス
リップ量に好適に制御できる。
【0028】請求項5の発明では、実スリップ量の応答
の時定数を、スロットル開度及び/又は初期スリップ量
が大であるほど小さく設定するので、ロックアップする
ことなく目標スリップ量に好適に制御できる。請求項6
の発明では、ロックアップクラッチのスリップが過渡状
態から定常状態に達した時に、スロットル開度速度に応
じて目標スリップ量を変えているので、安定したスリッ
プ制御を行なうことができる。
の時定数を、スロットル開度及び/又は初期スリップ量
が大であるほど小さく設定するので、ロックアップする
ことなく目標スリップ量に好適に制御できる。請求項6
の発明では、ロックアップクラッチのスリップが過渡状
態から定常状態に達した時に、スロットル開度速度に応
じて目標スリップ量を変えているので、安定したスリッ
プ制御を行なうことができる。
【0029】請求項7の発明では、ロックアップクラッ
チのスリップが過渡状態から定常状態に達した時に、ス
ロットル開度速度が正の値であるときは、目標スリップ
量を増加させるので、定常状態にスリップ制御されてい
る時にスロットル開度が増加した場合にも、フィーリン
グ等の悪化なく安定したスリップ制御を行なうことがで
きる。
チのスリップが過渡状態から定常状態に達した時に、ス
ロットル開度速度が正の値であるときは、目標スリップ
量を増加させるので、定常状態にスリップ制御されてい
る時にスロットル開度が増加した場合にも、フィーリン
グ等の悪化なく安定したスリップ制御を行なうことがで
きる。
【0030】これを具体的に説明すると、ロックアップ
クラッチが解放されている状態からスリップ状態へ移行
する過渡状態が終了し、スリップ量が一定値(例えば5
0rpm)の定常状態に達した場合に、運転者がアクセ
ルを踏むと、図5(a)に示す様に、エンジン回転数が
一時的に増加するので、実スリップ量も増加する。その
後、スロットル開度変動などの外乱に対する応答挙動を
指定する第2の制御器の作用によってロックアップクラ
ッッチの係合圧が高められ、実スリップ量は、速やかに
もとの目標スリップ量に収束する。
クラッチが解放されている状態からスリップ状態へ移行
する過渡状態が終了し、スリップ量が一定値(例えば5
0rpm)の定常状態に達した場合に、運転者がアクセ
ルを踏むと、図5(a)に示す様に、エンジン回転数が
一時的に増加するので、実スリップ量も増加する。その
後、スロットル開度変動などの外乱に対する応答挙動を
指定する第2の制御器の作用によってロックアップクラ
ッッチの係合圧が高められ、実スリップ量は、速やかに
もとの目標スリップ量に収束する。
【0031】ところが、この様な場合には、ロックアッ
プクラッチが解放されている場合に比して、エンジンの
吹き上がりが抑えられるので、加速感の不足や、ノッキ
ングなどが発生し、フィーリングが悪化する。そこで、
本発明では、この様な場合には、例えば図5(b)に示
す様に、スロットル開度速度の増加に応じて目標スリッ
プ量を増加させて、例えば図5(c)に示す様に、実ス
リップ量を例えばパルス状に一時的に増加させることに
より、加速感の不足やノッキングを防ぐことができる。
また、その後、ステップ状に変化する目標スリップ量に
対する、実スリップ量の応答挙動を指定する第1の制御
器の作用によって実スリップ量を滑らかに再度一定値に
収束させることで、再度一定値に収束させる時のショッ
クをも低減することができる。
プクラッチが解放されている場合に比して、エンジンの
吹き上がりが抑えられるので、加速感の不足や、ノッキ
ングなどが発生し、フィーリングが悪化する。そこで、
本発明では、この様な場合には、例えば図5(b)に示
す様に、スロットル開度速度の増加に応じて目標スリッ
プ量を増加させて、例えば図5(c)に示す様に、実ス
リップ量を例えばパルス状に一時的に増加させることに
より、加速感の不足やノッキングを防ぐことができる。
また、その後、ステップ状に変化する目標スリップ量に
対する、実スリップ量の応答挙動を指定する第1の制御
器の作用によって実スリップ量を滑らかに再度一定値に
収束させることで、再度一定値に収束させる時のショッ
クをも低減することができる。
【0032】請求項8の発明では、目標スリップ量の増
加の程度を設定する手段として、スロットル開度速度に
応じて又は予め定められた一定値に設定する手段を採用
できる。例えばスロットル開度速度に応じて目標スリッ
プ量の増加の程度を設定する場合には、運転状態に応じ
た好適な値を設定でき、また、予め定められた一定値に
目標スリップ量の増加の程度を設定する場合には、設定
値の演算が不要で制御処理が簡易化されるという利点が
ある。
加の程度を設定する手段として、スロットル開度速度に
応じて又は予め定められた一定値に設定する手段を採用
できる。例えばスロットル開度速度に応じて目標スリッ
プ量の増加の程度を設定する場合には、運転状態に応じ
た好適な値を設定でき、また、予め定められた一定値に
目標スリップ量の増加の程度を設定する場合には、設定
値の演算が不要で制御処理が簡易化されるという利点が
ある。
【0033】請求項9の発明では、目標スリップ量の増
加の期間を設定する手段として、スロットル開度速度に
応じて又は予め定められた一定値に設定する手段を採用
できる。例えばスロットル開度速度に応じて目標スリッ
プ量の増加の期間を設定する場合には、運転状態に応じ
た好適な値を設定でき、また、予め定められた一定値に
目標スリップ量の増加の期間を設定する場合には、設定
値の演算が不要で制御処理が簡易化されるという利点が
ある。
加の期間を設定する手段として、スロットル開度速度に
応じて又は予め定められた一定値に設定する手段を採用
できる。例えばスロットル開度速度に応じて目標スリッ
プ量の増加の期間を設定する場合には、運転状態に応じ
た好適な値を設定でき、また、予め定められた一定値に
目標スリップ量の増加の期間を設定する場合には、設定
値の演算が不要で制御処理が簡易化されるという利点が
ある。
【0034】請求項10の発明では、目標スリップ量と
して、ステップ状に変化する値を採用できる。
して、ステップ状に変化する値を採用できる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の自動変速機のロックアップク
ラッチのスリップ制御装置の実施例を、図面を用いて詳
細に説明する。 (実施例1) (A)図6は、実施例1のスリップ制御装置が適用され
る車両用のロックアップクラッチ(直結クラッチ)付き
流体式伝達装置の構成を示すものである。
ラッチのスリップ制御装置の実施例を、図面を用いて詳
細に説明する。 (実施例1) (A)図6は、実施例1のスリップ制御装置が適用され
る車両用のロックアップクラッチ(直結クラッチ)付き
流体式伝達装置の構成を示すものである。
【0036】図6に示す様に、流体式伝達装置は、調圧
手段として1個のソレノイド機構を備えた電磁弁1を備
えている。この電磁弁1は、トルクコンバータ3のロッ
クアップ制御指令に基づいてオン・オフ制御される、い
わゆる開度がデューティ比例制御されるように構成され
ている。
手段として1個のソレノイド機構を備えた電磁弁1を備
えている。この電磁弁1は、トルクコンバータ3のロッ
クアップ制御指令に基づいてオン・オフ制御される、い
わゆる開度がデューティ比例制御されるように構成され
ている。
【0037】前記電磁弁1は、非励磁時においては、ポ
ート5の入力油圧が出力側ポート7に連通され、ポート
5にレギュレータ(図示せず)で設定されたセカンダリ
圧PL2が与えられて、この圧力PL2が制御油圧Pcと
して取り出される(PL2−Pc)。一方、励磁時にお
いては、ポート7が排出側ドレイン9に連通される。そ
して、この電磁弁1の非励磁状態及び励磁状態を高速に
切り換え制御することにより、出力側ポート5の圧力
が”Pc<PL2”の状態における任意の値に設定され
る。
ート5の入力油圧が出力側ポート7に連通され、ポート
5にレギュレータ(図示せず)で設定されたセカンダリ
圧PL2が与えられて、この圧力PL2が制御油圧Pcと
して取り出される(PL2−Pc)。一方、励磁時にお
いては、ポート7が排出側ドレイン9に連通される。そ
して、この電磁弁1の非励磁状態及び励磁状態を高速に
切り換え制御することにより、出力側ポート5の圧力
が”Pc<PL2”の状態における任意の値に設定され
る。
【0038】この様な電磁弁1に対して、ロックアップ
制御用の方向切り替え弁とされるスプールバルブ11が
設けられている。このスプールバルブ11は、その弁体
13の両端に油圧室15,17が設定されており、これ
らの油圧室15,17には、各々ポート19及び21が
設けられている。そして、この油圧室15,17に設定
される油圧に応じて、弁体13が図の右もしくは左の方
向に移動する。また、油圧室15には、弁体13を油圧
室17側に押すスプリング23を備えており、電磁弁1
からの制御油圧Pcがポート19を介して作用する。
制御用の方向切り替え弁とされるスプールバルブ11が
設けられている。このスプールバルブ11は、その弁体
13の両端に油圧室15,17が設定されており、これ
らの油圧室15,17には、各々ポート19及び21が
設けられている。そして、この油圧室15,17に設定
される油圧に応じて、弁体13が図の右もしくは左の方
向に移動する。また、油圧室15には、弁体13を油圧
室17側に押すスプリング23を備えており、電磁弁1
からの制御油圧Pcがポート19を介して作用する。
【0039】油圧室17には、ポート21を介してセカ
ンダリ圧PL2が作用する。従って、電磁弁1が非作動
状態で”Pc=PL2”となって、油圧室15,17の
内部油圧が等しい状態では、スプリング23の圧力で弁
体13が図のように右側に寄せて設定されている。そし
て、電磁弁1が作動されて”Pc<PL2”の状態とさ
れたときには、油圧室17の圧力が油圧室15の圧力と
スプリング23との力の和よりも大きくなり、弁体13
は図の左側に移動される。
ンダリ圧PL2が作用する。従って、電磁弁1が非作動
状態で”Pc=PL2”となって、油圧室15,17の
内部油圧が等しい状態では、スプリング23の圧力で弁
体13が図のように右側に寄せて設定されている。そし
て、電磁弁1が作動されて”Pc<PL2”の状態とさ
れたときには、油圧室17の圧力が油圧室15の圧力と
スプリング23との力の和よりも大きくなり、弁体13
は図の左側に移動される。
【0040】前記スプールバルブ11には、両端の入力
ポート19,21の他に、電磁弁1からの出力圧Pcが
作用するポート25、セカンダリ圧PL2が作用するポ
ート27が設けられ、また、オイルクーラ(図示せず)
に排出油を供給するポート29が設定されている。更
に、弁体13の位置に応じてポート25〜29に選択的
に連通されるポート31、33、35を備えており、弁
体13が右側に寄せられた図の状態では、ポート27,
33が連通され、ポート29,35が連通されている。
逆に、弁体13が左側に寄せられた状態では、ポート2
5,31が連通されると共に、ポート27,35が連通
される。
ポート19,21の他に、電磁弁1からの出力圧Pcが
作用するポート25、セカンダリ圧PL2が作用するポ
ート27が設けられ、また、オイルクーラ(図示せず)
に排出油を供給するポート29が設定されている。更
に、弁体13の位置に応じてポート25〜29に選択的
に連通されるポート31、33、35を備えており、弁
体13が右側に寄せられた図の状態では、ポート27,
33が連通され、ポート29,35が連通されている。
逆に、弁体13が左側に寄せられた状態では、ポート2
5,31が連通されると共に、ポート27,35が連通
される。
【0041】前記トルクコンバータ3は、オフポート3
7と共にオンポート39を備えている。そして、オフポ
ート37に連続してクラッチ制御油室41が設定され、
このクラッチ制御油室41の圧力状態に応じてロックア
ップ状態を設定するクラッチ機構(ロックアップクラッ
チ)43が締結制御されて、入力軸と出力軸とが結合さ
れる。また、オフポート37にセカンダリ圧PL2が作
用する状態では、クラッチ制御油室41からトルクコン
バータ油圧室45に制御油が流れ、ロックアップクラッ
チ43は開放状態に設定される。
7と共にオンポート39を備えている。そして、オフポ
ート37に連続してクラッチ制御油室41が設定され、
このクラッチ制御油室41の圧力状態に応じてロックア
ップ状態を設定するクラッチ機構(ロックアップクラッ
チ)43が締結制御されて、入力軸と出力軸とが結合さ
れる。また、オフポート37にセカンダリ圧PL2が作
用する状態では、クラッチ制御油室41からトルクコン
バータ油圧室45に制御油が流れ、ロックアップクラッ
チ43は開放状態に設定される。
【0042】この様に構成されるロックアップクラッチ
43付の流体式伝達装置においては、ロックアップの非
作動時には、電磁弁1の励磁コイルには通電されない。
従って、この状態では電磁弁1のポート5,7が連通
し、”Pc=PL2”となるため、スプールバルブ11
の弁体13は図の状態に設定される。その結果、セカン
ダリ圧PL2がポート27,33を経由してトルクコン
バータ3のオフポート37に作用し、制御油がクラッチ
制御油室41からトルクコンバータ油圧室45に流れ、
ロックアップクラッチ43が開放状態に設定されて、ロ
ックアップは非作動の状態とされる。
43付の流体式伝達装置においては、ロックアップの非
作動時には、電磁弁1の励磁コイルには通電されない。
従って、この状態では電磁弁1のポート5,7が連通
し、”Pc=PL2”となるため、スプールバルブ11
の弁体13は図の状態に設定される。その結果、セカン
ダリ圧PL2がポート27,33を経由してトルクコン
バータ3のオフポート37に作用し、制御油がクラッチ
制御油室41からトルクコンバータ油圧室45に流れ、
ロックアップクラッチ43が開放状態に設定されて、ロ
ックアップは非作動の状態とされる。
【0043】一方、ロックアップを作動させるに際して
は、電磁弁1のソレノイドに対して励磁電流が断続的に
流されて、デューティ制御されることにより、”Pc<
PL2”の関係で任意の制御圧に設定される。ここで圧
力Pcが低下すると、スプールバルブ11の油圧室17
に作用する圧力PL2のスプール推力が、油圧室15に
作用する圧力Pcのスプール推力とスプリング23のス
プール推力との和より大きくなり、弁体13が図の左方
向に移動する。従って、ポート23,31が連通し、そ
の結果、電磁弁1がクラッチ制御油室41と直接的に連
通し、制御圧Pcがクラッチ制御油室41に供給され
る。同時にスプールバルブ11のポート27,35が連
通し、トルクコンバータ3のオンポート39の圧力が、
セカンダリ圧PL2に設定される。
は、電磁弁1のソレノイドに対して励磁電流が断続的に
流されて、デューティ制御されることにより、”Pc<
PL2”の関係で任意の制御圧に設定される。ここで圧
力Pcが低下すると、スプールバルブ11の油圧室17
に作用する圧力PL2のスプール推力が、油圧室15に
作用する圧力Pcのスプール推力とスプリング23のス
プール推力との和より大きくなり、弁体13が図の左方
向に移動する。従って、ポート23,31が連通し、そ
の結果、電磁弁1がクラッチ制御油室41と直接的に連
通し、制御圧Pcがクラッチ制御油室41に供給され
る。同時にスプールバルブ11のポート27,35が連
通し、トルクコンバータ3のオンポート39の圧力が、
セカンダリ圧PL2に設定される。
【0044】従って、この状態ではクラッチ制御油室4
1の圧力は、電磁弁1の制御油圧Pcと等しくされて、
ロックアップクラッチ43はトルクコンバータ油圧室4
5に供給される油圧PL2と、クラッチ制御油室41に
供給される制御圧Pcとの差に応じて、中間の位置に制
御される、いわゆるスリップ制御が実施される。このロ
ックアップクラッチ43のスリップ状態は、電磁弁1に
よって制御される制御圧Pcに基づき制御される。その
後、このクラッチ制御油室41内の油圧は、電磁弁1の
制御油圧Pcを徐々に減少することによって、ロックア
ップクラッチ43が完全に締結されるように制御され
る。
1の圧力は、電磁弁1の制御油圧Pcと等しくされて、
ロックアップクラッチ43はトルクコンバータ油圧室4
5に供給される油圧PL2と、クラッチ制御油室41に
供給される制御圧Pcとの差に応じて、中間の位置に制
御される、いわゆるスリップ制御が実施される。このロ
ックアップクラッチ43のスリップ状態は、電磁弁1に
よって制御される制御圧Pcに基づき制御される。その
後、このクラッチ制御油室41内の油圧は、電磁弁1の
制御油圧Pcを徐々に減少することによって、ロックア
ップクラッチ43が完全に締結されるように制御され
る。
【0045】この様に、上述したロックアップクラッチ
43付の流体式伝達装置は、1個のロックアップ制御用
の電磁弁1と、1個のロックアップ制御用のスプールバ
ルブ11とを用いて制御されるものであり、このスプー
ルバルブ11の弁体13は、スプリング23と電磁弁1
とで設定される制御油圧Pcによって切り替え制御され
る。即ち、電磁弁1の制御によって制御油圧Pcを制御
することのみによって、ロックアップの作動時には、ロ
ックアップクラッチ43が締結されるようにするスプー
ルバルブ11の切り替え、更にはクラッチ制御油室41
内の調圧を行うことができ、トルクコンバータ43にお
けるロックアップ制御が高精度に実行できる。
43付の流体式伝達装置は、1個のロックアップ制御用
の電磁弁1と、1個のロックアップ制御用のスプールバ
ルブ11とを用いて制御されるものであり、このスプー
ルバルブ11の弁体13は、スプリング23と電磁弁1
とで設定される制御油圧Pcによって切り替え制御され
る。即ち、電磁弁1の制御によって制御油圧Pcを制御
することのみによって、ロックアップの作動時には、ロ
ックアップクラッチ43が締結されるようにするスプー
ルバルブ11の切り替え、更にはクラッチ制御油室41
内の調圧を行うことができ、トルクコンバータ43にお
けるロックアップ制御が高精度に実行できる。
【0046】(B)次に、前記ロックアップクラッチ4
3付の流体式伝達装置に適用される本実施例のスリップ
制御装置の制御系について説明する。図7は本実施例の
制御系を示すブロック図である。図7に示す様に、本実
施例のスリップ制御装置は、目標スリップ量Nsrと実
スリップ量Nsとの偏差ERR(=Nsr−Ns)に基
づいて第1の制御値d1を出力する第1の制御器S1
と、実スリップ量Nsに基づいて第2の制御値d2を出
力する第2の制御器S2と、第1及び第2の制御値の加
算値d(=d1+d2)に基づいてロックアップ系S4を
制御するために、前記電磁弁1等を制御するクラッチ圧
調圧部S3とを備えている。
3付の流体式伝達装置に適用される本実施例のスリップ
制御装置の制御系について説明する。図7は本実施例の
制御系を示すブロック図である。図7に示す様に、本実
施例のスリップ制御装置は、目標スリップ量Nsrと実
スリップ量Nsとの偏差ERR(=Nsr−Ns)に基
づいて第1の制御値d1を出力する第1の制御器S1
と、実スリップ量Nsに基づいて第2の制御値d2を出
力する第2の制御器S2と、第1及び第2の制御値の加
算値d(=d1+d2)に基づいてロックアップ系S4を
制御するために、前記電磁弁1等を制御するクラッチ圧
調圧部S3とを備えている。
【0047】このうち、第1の制御器S1は、ロックア
ップクラッチ43が解放されている状態からスリップ状
態へ移行する過渡状態にて、目標スリップ量Nsrに対
する実スリップ量Nsの応答挙動を指定するためのもの
であり、一方、この第1の制御器S1とは独立に設けら
れた第2の制御器S2は、ロックアップクラッチ43の
スリップが過渡状態から所定のスリップ量の定常状態に
達した時に、スロットル開度等の外乱に対して、実スリ
ップ量Nsを目標スリップ量Nsrに追従するように制
御するためのものである。
ップクラッチ43が解放されている状態からスリップ状
態へ移行する過渡状態にて、目標スリップ量Nsrに対
する実スリップ量Nsの応答挙動を指定するためのもの
であり、一方、この第1の制御器S1とは独立に設けら
れた第2の制御器S2は、ロックアップクラッチ43の
スリップが過渡状態から所定のスリップ量の定常状態に
達した時に、スロットル開度等の外乱に対して、実スリ
ップ量Nsを目標スリップ量Nsrに追従するように制
御するためのものである。
【0048】(C)次に、この制御系の設計手順を説明
する。 (step1)まず、図8(a)に示す様な制御系を構
成する。この制御器S0は、目標スリップ量Nsrと実
スリップ量Nsの偏差ERR(=Nsr−Ns)を用い
て、クラッチ圧制御デューティdを、下記式(1)の様
に演算する。
する。 (step1)まず、図8(a)に示す様な制御系を構
成する。この制御器S0は、目標スリップ量Nsrと実
スリップ量Nsの偏差ERR(=Nsr−Ns)を用い
て、クラッチ圧制御デューティdを、下記式(1)の様
に演算する。
【0049】 d=kp・ERR+ki・∫ERR・dt+kd・(d/dt)ERR …(1) そして、kp,ki,kdを、図8(b)に示す様に、
スロットルオフ対し速やかに実スリップ量Nsが目標ス
リップ量Nsrに復帰する様にチューニングする。この
応答が好適にチューニングされたときの各制御ゲインを
kp0,ki0,kd0とする。
スロットルオフ対し速やかに実スリップ量Nsが目標ス
リップ量Nsrに復帰する様にチューニングする。この
応答が好適にチューニングされたときの各制御ゲインを
kp0,ki0,kd0とする。
【0050】(step2)次に、前記図7に示す様な
制御系を構成する。この第1の制御器S1では、目標ス
リップ量Nsrと実スリップ量Nsの偏差ERRを用い
て、クラッチ圧制御デューティd1を、下記式(2)の
様に演算する。
制御系を構成する。この第1の制御器S1では、目標ス
リップ量Nsrと実スリップ量Nsの偏差ERRを用い
て、クラッチ圧制御デューティd1を、下記式(2)の
様に演算する。
【0051】 d1=kp1・ERR+Ki1・∫ERR・dt +kd1・(d/dt)ERR …(2) また、第2の制御器S2では、実スリップ量Nsを用い
て、クラッチ圧制御デューティd2を、下記式(3)の
様に演算する。
て、クラッチ圧制御デューティd2を、下記式(3)の
様に演算する。
【0052】 d2=kp2・Ns+ki2・∫Ns・dt+kd2・(d/dt)Ns …(3) 更に、トータルのクラッチ圧制御デューティdを、下記
式(4)を用いて算出する。
式(4)を用いて算出する。
【0053】 d=d1+d2 …(4) そして、前記kp1,ki1,kd1を、目標スリップ
量Nsrがステップ状に変化したときに、実スリップ量
Nsが、例えば前記図18(b)の一点鎖線で示す如
く、好適に変化するようにチューニングを行う。この応
答が好適にチューニングされたときの各制御のゲイン
を、kp10,ki10,kd10とする。このときk
p2,ki2,kd2は、下記式(5)〜(7)を用い
て決定する。
量Nsrがステップ状に変化したときに、実スリップ量
Nsが、例えば前記図18(b)の一点鎖線で示す如
く、好適に変化するようにチューニングを行う。この応
答が好適にチューニングされたときの各制御のゲイン
を、kp10,ki10,kd10とする。このときk
p2,ki2,kd2は、下記式(5)〜(7)を用い
て決定する。
【0054】 kp2=kp0−kp10 …(5) ki2=ki0−ki10 …(6) kd2=kd0−kd10 …(7) このように制御系を構成すれば、ロックアップクラッチ
43が開放状態からスリップ状態に移行する際の実スリ
ップ量Nsを好適に制御し、かつスロットル変動等の外
乱に対しても、速やかに実スリップ量Nsが目標スリッ
プ量Nsrに復帰する様に制御することが可能になる。
43が開放状態からスリップ状態に移行する際の実スリ
ップ量Nsを好適に制御し、かつスロットル変動等の外
乱に対しても、速やかに実スリップ量Nsが目標スリッ
プ量Nsrに復帰する様に制御することが可能になる。
【0055】(D)以下、その理由を説明する。図9
(a)は、前記step1で好適にチューニングされた
制御系を示す。ここでC0は制御器S0の伝達関数を示
す。Pはロックアップクラッチ43の係合トルクから実
スリップ量Nsまでの伝達関数を示す。Tdはスロット
ルオフ等に起因する外乱を等価的にクラッチ圧制御デュ
ーティ値として換算した量である。
(a)は、前記step1で好適にチューニングされた
制御系を示す。ここでC0は制御器S0の伝達関数を示
す。Pはロックアップクラッチ43の係合トルクから実
スリップ量Nsまでの伝達関数を示す。Tdはスロット
ルオフ等に起因する外乱を等価的にクラッチ圧制御デュ
ーティ値として換算した量である。
【0056】C0は、スロットルオフ等の外乱に対し実
スリップ量Nsの応答が好適になるようにチューニング
されている。そして、Tdから実スリップ量Nsまでの
閉ループ伝達特性は、下記式(8)となる Ns=P/(1+P・C0)・Td …(8) また、図9(b)は、step2で好適にチューニング
された制御系を示す。C1、C2は第1及び第2の制御
器S1、S2の伝達関数を表す。尚、C1、C2の構成
法から、C0は、C0=C1+C2となっている。
スリップ量Nsの応答が好適になるようにチューニング
されている。そして、Tdから実スリップ量Nsまでの
閉ループ伝達特性は、下記式(8)となる Ns=P/(1+P・C0)・Td …(8) また、図9(b)は、step2で好適にチューニング
された制御系を示す。C1、C2は第1及び第2の制御
器S1、S2の伝達関数を表す。尚、C1、C2の構成
法から、C0は、C0=C1+C2となっている。
【0057】C1は、ロックアップクラッチ43が開放
状態からスリップ状態に移行する際の実スリップ量Ns
を好適に制御する様にチューニングされている。そし
て、このとき目標スリップ量Nsrから実スリップ量N
sまでの閉ループ伝達特性は、下記式(9)となる。
状態からスリップ状態に移行する際の実スリップ量Ns
を好適に制御する様にチューニングされている。そし
て、このとき目標スリップ量Nsrから実スリップ量N
sまでの閉ループ伝達特性は、下記式(9)となる。
【0058】 Ns=P・C1/(1+P・(C1+C2))・Nsr =P・C1/(1+P・C0)・Nsr …(9) また、TdからNsまでの閉ループ伝達特性は、下記式
(10)となり、図9(a)の伝達関数と一致する。
(10)となり、図9(a)の伝達関数と一致する。
【0059】 Ns=P/(1+P・(C1+C2))・Td =P/(1+P・C0)・Td …(10) この様に、図9(b)の制御系の構成とすれば、ロック
アップクラッチ43が開放状態からスリップ状態に移行
する際の実スリップ量Nsを好適に制御し、かつスロッ
トル変動等の外乱に対しても、速やかに実スリップ量N
sが目標スリップ量Nsrに復帰するように制御するこ
とが可能であることがわかる。
アップクラッチ43が開放状態からスリップ状態に移行
する際の実スリップ量Nsを好適に制御し、かつスロッ
トル変動等の外乱に対しても、速やかに実スリップ量N
sが目標スリップ量Nsrに復帰するように制御するこ
とが可能であることがわかる。
【0060】尚、本実施例では、第1及び第2の制御器
S1、S2としてPID制御器を用いているが、この制
約は本質的でなく、C0=C1+C2とかけるものであ
れば伝達関数の次数等は指定しない。 (E)次に、本実施例のスリップ制御装置にて行われる
制御処理について、図10のフローチャートに基づいて
説明する。
S1、S2としてPID制御器を用いているが、この制
約は本質的でなく、C0=C1+C2とかけるものであ
れば伝達関数の次数等は指定しない。 (E)次に、本実施例のスリップ制御装置にて行われる
制御処理について、図10のフローチャートに基づいて
説明する。
【0061】図10に示す様に、ステップ100にて、
スリップ量を一定値に制御するスリップ制御を開始する
条件、例えば図11に示す様なスロットル開度及び車速
の2次元のマップ上に設定されたスリップ制御領域に現
在の車両のスロットル開度及び車速が含まれるという条
件が満たされたか否かの判定を行なう。ここで肯定判断
されるとステップ110に進み、一方否定判断されると
一旦本処理を終了する。
スリップ量を一定値に制御するスリップ制御を開始する
条件、例えば図11に示す様なスロットル開度及び車速
の2次元のマップ上に設定されたスリップ制御領域に現
在の車両のスロットル開度及び車速が含まれるという条
件が満たされたか否かの判定を行なう。ここで肯定判断
されるとステップ110に進み、一方否定判断されると
一旦本処理を終了する。
【0062】ステップ110では、スリップ制御を開始
する条件が満たされたので、目標スリップ量Nsrを設
定する。通常は、例えば50rpm等の数十rpm程度
に設定する。続くステップ120では、第1の制御器S
1による制御デューティd1を、前記式(2)に従って
演算する。
する条件が満たされたので、目標スリップ量Nsrを設
定する。通常は、例えば50rpm等の数十rpm程度
に設定する。続くステップ120では、第1の制御器S
1による制御デューティd1を、前記式(2)に従って
演算する。
【0063】続くステップ130では、第2の制御器S
2による制御デューティd2を、前記式(3)に従って
演算する。続くステップ140では、前記両制御デュー
ティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいて(前記電磁弁1を
駆動する)アクチュエータ駆動回路に指令を行なう。
2による制御デューティd2を、前記式(3)に従って
演算する。続くステップ140では、前記両制御デュー
ティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいて(前記電磁弁1を
駆動する)アクチュエータ駆動回路に指令を行なう。
【0064】続くステップ150では、スリップ制御を
終了する条件、例えば前記図11に示したスリップ制御
領域に現在の車両のスロットル開度及び車速が含まれな
いという条件が満たされたか否かを判定する。ここで否
定判断されると、続いてスリップ制御を行なうために、
前記ステップ110に戻り、一方肯定判断されると一旦
本処理を終了する。
終了する条件、例えば前記図11に示したスリップ制御
領域に現在の車両のスロットル開度及び車速が含まれな
いという条件が満たされたか否かを判定する。ここで否
定判断されると、続いてスリップ制御を行なうために、
前記ステップ110に戻り、一方肯定判断されると一旦
本処理を終了する。
【0065】この様に、本実施例のスリップ制御装置で
は、第1の制御器S1による制御デューティd1を演算
するとともに、第2の制御器S2による制御デューティ
d2を演算し、この両制御デューティd1,d2を加算
した制御デューティdに基づいて電磁弁1を制御してい
るので、ロックアップクラッチ43が開放状態からスリ
ップ状態に移行する際の実スリップ量Nsを好適に制御
でき、しかもスロットル変動等の外乱に対しても、速や
かに実スリップ量Nsを目標スリップ量Nsrに復帰す
るように制御することができるという顕著な効果を奏す
る。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。
尚、ハード構成は前記実施例1と同様であるので、制御
処理について詳しく説明する。
は、第1の制御器S1による制御デューティd1を演算
するとともに、第2の制御器S2による制御デューティ
d2を演算し、この両制御デューティd1,d2を加算
した制御デューティdに基づいて電磁弁1を制御してい
るので、ロックアップクラッチ43が開放状態からスリ
ップ状態に移行する際の実スリップ量Nsを好適に制御
でき、しかもスロットル変動等の外乱に対しても、速や
かに実スリップ量Nsを目標スリップ量Nsrに復帰す
るように制御することができるという顕著な効果を奏す
る。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。
尚、ハード構成は前記実施例1と同様であるので、制御
処理について詳しく説明する。
【0066】図12のフローチャートに示す様に、ステ
ップ200にて、スロットル開度、車速によるマップに
基づいて、スリップ制御を開始するか否かの判定を行な
う。ここで肯定判断されるとステップ205に進み、一
方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ップ200にて、スロットル開度、車速によるマップに
基づいて、スリップ制御を開始するか否かの判定を行な
う。ここで肯定判断されるとステップ205に進み、一
方否定判断されると一旦本処理を終了する。
【0067】ステップ205では、目標スリップ量Ns
rを算出する。通常は、例えば50rpm等の数十rp
m程度に設定する。続くステップ210では、スリップ
制御が過渡中であるか否かを判定する。具体的には、
スリップ制御開始後一定時間(例えば1秒間)は過渡中
であると判定する。又は実スリップ量Nsと目標スリ
ップ量Nsrとの偏差ERRが一定値(例えば200r
pm)以上ある場合は過渡中と判定する。ここで否定判
断されるとステップ215に進み、一方肯定判断される
とステップ220に進む。
rを算出する。通常は、例えば50rpm等の数十rp
m程度に設定する。続くステップ210では、スリップ
制御が過渡中であるか否かを判定する。具体的には、
スリップ制御開始後一定時間(例えば1秒間)は過渡中
であると判定する。又は実スリップ量Nsと目標スリ
ップ量Nsrとの偏差ERRが一定値(例えば200r
pm)以上ある場合は過渡中と判定する。ここで否定判
断されるとステップ215に進み、一方肯定判断される
とステップ220に進む。
【0068】ステップ215では、定常状態であるの
で、制御デューティd1,d2の演算用のゲインkp
1,ki1,kd1,kp2,ki2,kd2を、下記
式(11)〜(16)を用いて決定する。 kp1=kp10 …(11) ki1=ki10 …(12) kd1=kd10 …(13) kp2=kp0−Kp10 …(14) ki2=ki0−ki10 …(15) kd2=kd0−kd10 …(16) 一方、ステップ220では、過渡状態であるので、制御
デューティd1,d2の演算用のゲインkp1,ki
1,kd1,kp2,ki2,kd2を、下記式(1
7)〜(22)を用いて決定する。
で、制御デューティd1,d2の演算用のゲインkp
1,ki1,kd1,kp2,ki2,kd2を、下記
式(11)〜(16)を用いて決定する。 kp1=kp10 …(11) ki1=ki10 …(12) kd1=kd10 …(13) kp2=kp0−Kp10 …(14) ki2=ki0−ki10 …(15) kd2=kd0−kd10 …(16) 一方、ステップ220では、過渡状態であるので、制御
デューティd1,d2の演算用のゲインkp1,ki
1,kd1,kp2,ki2,kd2を、下記式(1
7)〜(22)を用いて決定する。
【0069】 kp1=kp10 …(17) ki1=0 …(18) kd1=kd10 …(19) kp2=kp0−Kp10 …(20) ki2=0 …(21) kd2=kd0−kd10 …(22) そして、前記ステップ215,220に続くステップ2
25では、第1の制御器S1による制御デューティd1
を、前記ステップ215,220にて設定したゲインを
用い、前記式(2)に従って演算する。
25では、第1の制御器S1による制御デューティd1
を、前記ステップ215,220にて設定したゲインを
用い、前記式(2)に従って演算する。
【0070】続くステップ230では、第2の制御器S
2による制御デューティd2を、前記ステップ215,
220にて設定したゲインを用い、前記式(3)に従っ
て演算する。続くステップ235では、前記両制御デュ
ーティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいてアクチュエータ駆
動回路に指令を行なう。
2による制御デューティd2を、前記ステップ215,
220にて設定したゲインを用い、前記式(3)に従っ
て演算する。続くステップ235では、前記両制御デュ
ーティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいてアクチュエータ駆
動回路に指令を行なう。
【0071】続くステップ240では、スロットル開
度、車速によるマップによりスリップ制御を終了するか
否かを判定する。ここで否定判断されると、続いてスリ
ップ制御を行なうために、前記ステップ110に戻り、
一方肯定判断されると一旦本処理を終了する。
度、車速によるマップによりスリップ制御を終了するか
否かを判定する。ここで否定判断されると、続いてスリ
ップ制御を行なうために、前記ステップ110に戻り、
一方肯定判断されると一旦本処理を終了する。
【0072】この様に、本実施例のスリップ制御装置で
は、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、スリ
ップ制御が開始されてから所定期間は、前記ゲインを変
更することによって、制御デューティd1,d2を算出
するための積分動作を抑制している。即ち、積分項のゲ
インki1を0に変更して、所定期間積分動作を禁止し
ている。これによって、特に低スロットル開度時などエ
ンジン回転数が比較的低い領域で、ロックアップクラッ
チ43が解放されている状態からスリップ状態へ移行す
る過渡状態において、安定に過渡制御を行なうことがで
き、ロックアップすることなく目標スリップ量Nsrに
好適に制御できる。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。
尚、ハード構成は前記実施例1と同様であるので、制御
処理について詳しく説明する。
は、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、スリ
ップ制御が開始されてから所定期間は、前記ゲインを変
更することによって、制御デューティd1,d2を算出
するための積分動作を抑制している。即ち、積分項のゲ
インki1を0に変更して、所定期間積分動作を禁止し
ている。これによって、特に低スロットル開度時などエ
ンジン回転数が比較的低い領域で、ロックアップクラッ
チ43が解放されている状態からスリップ状態へ移行す
る過渡状態において、安定に過渡制御を行なうことがで
き、ロックアップすることなく目標スリップ量Nsrに
好適に制御できる。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。
尚、ハード構成は前記実施例1と同様であるので、制御
処理について詳しく説明する。
【0073】図13のフローチャートに示す様に、ステ
ップ300にて、スロットル開度、車速によるマップに
基づいて、スリップ制御を開始するか否かの判定を行な
う。ここで肯定判断されるとステップ305に進み、一
方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ップ300にて、スロットル開度、車速によるマップに
基づいて、スリップ制御を開始するか否かの判定を行な
う。ここで肯定判断されるとステップ305に進み、一
方否定判断されると一旦本処理を終了する。
【0074】ステップ305では、目標スリップ量Ns
rを算出する。通常は、例えば50rpm等の数十rp
m程度に設定する。続くステップ310では、前記ステ
ップ210と同様にして、スリップ制御が過渡中である
か否かを判定する。ここで否定判断されるとステップ3
15に進み、一方肯定判断されるとステップ320に進
む。
rを算出する。通常は、例えば50rpm等の数十rp
m程度に設定する。続くステップ310では、前記ステ
ップ210と同様にして、スリップ制御が過渡中である
か否かを判定する。ここで否定判断されるとステップ3
15に進み、一方肯定判断されるとステップ320に進
む。
【0075】ステップ315では、定常状態であるの
で、制御デューティd1,d2の演算用のゲインkp
1,ki1,kd1,kp2,ki2,kd2を、前記
ステップ215と同様に、下記式(11)〜(16)を
用いて決定する。 kp1=kp10 …(11) ki1=ki10 …(12) kd1=kd10 …(13) kp2=kp0−Kp10 …(14) ki2=ki0−ki10 …(15) kd2=kd0−kd10 …(16) 一方、ステップ320では、過渡状態であるので、応答
時定数を設定する。具体的には、図14に示す様なマッ
プを用いて、スロットル開度又は初期スリップ量に応じ
て時定数を設定する。続くステップ325では、前記ス
テップ320で得られた時定数に応じて、制御デューテ
ィd1,d2の演算用のゲインを設定する。具体的に
は、図15に示す様なマップを用いて、時定数に応じて
ゲインkp0,ki0,kd0を設定するとともに、下
記式(23)〜(28)を用いて、ゲインkp1,ki
1,kd1,kp2,ki2,kd2を決める。
で、制御デューティd1,d2の演算用のゲインkp
1,ki1,kd1,kp2,ki2,kd2を、前記
ステップ215と同様に、下記式(11)〜(16)を
用いて決定する。 kp1=kp10 …(11) ki1=ki10 …(12) kd1=kd10 …(13) kp2=kp0−Kp10 …(14) ki2=ki0−ki10 …(15) kd2=kd0−kd10 …(16) 一方、ステップ320では、過渡状態であるので、応答
時定数を設定する。具体的には、図14に示す様なマッ
プを用いて、スロットル開度又は初期スリップ量に応じ
て時定数を設定する。続くステップ325では、前記ス
テップ320で得られた時定数に応じて、制御デューテ
ィd1,d2の演算用のゲインを設定する。具体的に
は、図15に示す様なマップを用いて、時定数に応じて
ゲインkp0,ki0,kd0を設定するとともに、下
記式(23)〜(28)を用いて、ゲインkp1,ki
1,kd1,kp2,ki2,kd2を決める。
【0076】 kp1=kp10 …(23) ki1=ki10 …(24) kd1=kd10 …(25) kp2=kp0−Kp10 …(26) ki2=ki0−ki10 …(27) kd2=kd0−kd10 …(28) そして、前記ステップ315,325に続くステップ3
30では、第1の制御器S1による制御デューティd1
を、前記ステップ315,325にて設定したゲインを
用い、前記式(2)に従って演算する。
30では、第1の制御器S1による制御デューティd1
を、前記ステップ315,325にて設定したゲインを
用い、前記式(2)に従って演算する。
【0077】続くステップ340では、第2の制御器S
1による制御デューティd2を、前記ステップ315,
325にて設定したゲインを用い、前記式(3)に従っ
て演算する。続くステップ350では、前記両制御デュ
ーティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいてアクチュエータ駆
動回路に指令を行なう。
1による制御デューティd2を、前記ステップ315,
325にて設定したゲインを用い、前記式(3)に従っ
て演算する。続くステップ350では、前記両制御デュ
ーティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいてアクチュエータ駆
動回路に指令を行なう。
【0078】続くステップ360では、スロットル開
度、車速によるマップによりスリップ制御を終了するか
否かを判定する。ここで否定判断されると、続いてスリ
ップ制御を行なうために、前記ステップ110に戻り、
一方肯定判断されると一旦本処理を終了する。
度、車速によるマップによりスリップ制御を終了するか
否かを判定する。ここで否定判断されると、続いてスリ
ップ制御を行なうために、前記ステップ110に戻り、
一方肯定判断されると一旦本処理を終了する。
【0079】この様に、本実施例のスリップ制御装置で
は、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、スロ
ットル開度又は初期スリップ量に応じて時定数を設定し
ているので、具体的には、スロットル開度又は初期スリ
ップ量が大きくなるほど時定数が小さくなる様に設定し
ているので、特に低スロットル開度時等の過渡状態にお
いては、過渡状態で目標スリップ量Nsrと実スリップ
量Nsとの間の大きな偏差ERRが発生するのを防止す
ることができる。それによって、実スリップ量Nsが急
激に減少した際にもクラッチ制御油圧の修正が間に合う
ようにし、ロックアップすることなく目標スリップ量N
srに好適に制御できる。
は、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、スロ
ットル開度又は初期スリップ量に応じて時定数を設定し
ているので、具体的には、スロットル開度又は初期スリ
ップ量が大きくなるほど時定数が小さくなる様に設定し
ているので、特に低スロットル開度時等の過渡状態にお
いては、過渡状態で目標スリップ量Nsrと実スリップ
量Nsとの間の大きな偏差ERRが発生するのを防止す
ることができる。それによって、実スリップ量Nsが急
激に減少した際にもクラッチ制御油圧の修正が間に合う
ようにし、ロックアップすることなく目標スリップ量N
srに好適に制御できる。
【0080】尚、時定数を設定する際に、スロットル開
度と初期スリップ量とを共に加味する場合には、一層精
密な制御をすることができる。 (実施例4)次に、実施例4について説明するが、前記
実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。
尚、ハード構成は前記実施例1と同様であるので、制御
処理について詳しく説明する。
度と初期スリップ量とを共に加味する場合には、一層精
密な制御をすることができる。 (実施例4)次に、実施例4について説明するが、前記
実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡略化する。
尚、ハード構成は前記実施例1と同様であるので、制御
処理について詳しく説明する。
【0081】図16のフローチャートに示す様に、ステ
ップ400にて、スロットル開度、車速によるマップに
基づいて、スリップ制御を開始するか否かの判定を行な
う。ここで肯定判断されるとステップ410に進み、一
方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ップ400にて、スロットル開度、車速によるマップに
基づいて、スリップ制御を開始するか否かの判定を行な
う。ここで肯定判断されるとステップ410に進み、一
方否定判断されると一旦本処理を終了する。
【0082】ステップ410では、目標スリップ量Ns
rを算出する。具体的には、図17に示す様なマップを
用いて、スロットル開度速度に応じて目標スリップ量N
srを設定する。 続くステップ420では、第1の制
御器S1による制御デューティd1を、前記式(2)に
従って演算する。
rを算出する。具体的には、図17に示す様なマップを
用いて、スロットル開度速度に応じて目標スリップ量N
srを設定する。 続くステップ420では、第1の制
御器S1による制御デューティd1を、前記式(2)に
従って演算する。
【0083】続くステップ430では、第2の制御器S
2による制御デューティd2を、前記式(3)に従って
演算する。続くステップ440では、前記両制御デュー
ティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいてアクチュエータ駆
動回路に指令を行なう。
2による制御デューティd2を、前記式(3)に従って
演算する。続くステップ440では、前記両制御デュー
ティd1,d2を加算して、制御デューティdを演算
し、この制御デューティdに基づいてアクチュエータ駆
動回路に指令を行なう。
【0084】続くステップ450では、スロットル開
度、車速によるマップによりスリップ制御を終了するか
否かを判定する。ここで否定判断されると、続いてスリ
ップ制御を行なうために、前記ステップ410に戻り、
一方肯定判断されると一旦本処理を終了する。
度、車速によるマップによりスリップ制御を終了するか
否かを判定する。ここで否定判断されると、続いてスリ
ップ制御を行なうために、前記ステップ410に戻り、
一方肯定判断されると一旦本処理を終了する。
【0085】この様に、本実施例のスリップ制御装置で
は、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、スロ
ットル開度速度に応じて目標スリップ量Nsrを設定し
ているので、具体的には、スロットル開度速度が正の値
であるときは、スロットル開度速度が大きくなるほど目
標スリップ量Nsrを増加させるので、定常状態にスリ
ップ制御されている時にスロットル開度が増加した場合
にも、フィーリング等の悪化なく安定したスリップ制御
を行なうことができる。
は、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、スロ
ットル開度速度に応じて目標スリップ量Nsrを設定し
ているので、具体的には、スロットル開度速度が正の値
であるときは、スロットル開度速度が大きくなるほど目
標スリップ量Nsrを増加させるので、定常状態にスリ
ップ制御されている時にスロットル開度が増加した場合
にも、フィーリング等の悪化なく安定したスリップ制御
を行なうことができる。
【0086】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。ま
た、本発明の制御器の構成の方法は、ロックアップクラ
ッチの係合トルクを制御できる装置すべてに適用でき
る。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。ま
た、本発明の制御器の構成の方法は、ロックアップクラ
ッチの係合トルクを制御できる装置すべてに適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明を例示する概略構成図であ
る。
る。
【図2】 請求項1の発明の原理を示す説明図である。
【図3】 請求項2の発明の原理を示す説明図である。
【図4】 請求項4の発明の原理を示す説明図である。
【図5】 請求項6の発明の原理を示す説明図である。
【図6】 実施例1のロックアップクラッチ付き流体式
伝達装置を示す模式図である。
伝達装置を示す模式図である。
【図7】 実施例1の制御系を示すブロック図である。
【図8】 実施例1の制御系の設計方法を示す説明図で
ある。
ある。
【図9】 実施例1の制御系が好適であることを説明す
るブロック図である。
るブロック図である。
【図10】 実施例1の制御処理を示すフローチャート
である。
である。
【図11】 実施例1のスリップ制御領域を示す説明図
である。
である。
【図12】 実施例2の制御処理を示すフローチャート
である。
である。
【図13】 実施例3の制御処理を示すフローチャート
である。
である。
【図14】 実施例3の時定数を設定するマップを示す
グラフである。
グラフである。
【図15】 実施例3のゲインを設定するマップを示す
グラフである。
グラフである。
【図16】 実施例4の制御処理を示すフローチャート
である。
である。
【図17】 実施例4の目標スリップ量を設定するマッ
プを示すグラフである。
プを示すグラフである。
【図18】 従来技術を示す説明図である。
【図19】 従来技術を示す説明図である。
1…電磁弁 3…トルクコンバータ 5…ロックアップクラッチ S1…第1の制御器 S2…第2の制御器
Claims (10)
- 【請求項1】 ロックアップクラッチのスリップ量が所
定の目標値となるように、該ロックアップクラッチの係
合圧をフィードバック制御するスリップ制御手段を備え
た自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装
置において、 前記ロックアップクラッチが解放されている状態からス
リップ状態へ移行する過渡状態にて、目標スリップ量に
対する実スリップ量の応答挙動を指定する第1の制御器
と、 該第1の制御器とは独立に設けられて、前記ロックアッ
プクラッチのスリップが前記過渡状態から所定のスリッ
プ量の定常状態に達した時に、前記実スリップ量を前記
目標スリップ量に追従するように制御する第2の制御器
と、 を備えたことを特徴とする自動変速機のロックアップク
ラッチのスリップ制御装置。 - 【請求項2】 前記第2の制御器により、前記ロックア
ップクラッチが解放されている状態からスリップ状態へ
移行する過渡状態にて、前記実スリップ量と前記目標ス
リップ量との偏差の積分動作を抑制することを特徴とす
る請求項1記載の自動変速機のロックアップクラッチの
スリップ制御装置。 - 【請求項3】 前記積分動作の抑制が、所定期間にわた
る積分動作の禁止であることを特徴とする請求項2記載
の自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装
置。 - 【請求項4】 前記第1の制御器により、前記実スリッ
プ量の応答の時定数を、スロットル開度及び/又は初期
スリップ量に応じて変えることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか記載の自動変速機のロックアップクラッチ
のスリップ制御装置。 - 【請求項5】 前記実スリップ量の応答の時定数を、前
記スロットル開度及び/又は初期スリップ量が大である
ほど小さく設定することを特徴とする請求項4記載の自
動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置。 - 【請求項6】 前記ロックアップクラッチのスリップが
前記過渡状態から定常状態に達した時に、スロットル開
度速度に応じて前記目標スリップ量を変えることを特徴
とする請求項1〜5のいずれか記載の自動変速機のロッ
クアップクラッチのスリップ制御装置。 - 【請求項7】 前記スロットル開度速度が正の値である
ときは、前記目標スリップ量を増加させることを特徴と
する請求項6記載の自動変速機のロックアップクラッチ
のスリップ制御装置。 - 【請求項8】 前記目標スリップ量の増加の程度を、前
記スロットル開度速度に応じて又は予め定められた一定
値に設定することを特徴とする請求項7記載の自動変速
機のロックアップクラッチのスリップ制御装置。 - 【請求項9】 前記目標スリップ量の増加の期間を、前
記スロットル開度速度に応じて又は予め定められた一定
値に設定することを特徴とする請求項7又は8記載の自
動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置。 - 【請求項10】 前記目標スリップ量が、ステップ状に
変化することを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載
の自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7041897A JPH08233095A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置 |
| US08/607,876 US5653661A (en) | 1995-03-01 | 1996-02-29 | Lock-up clutch slip control for an automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7041897A JPH08233095A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08233095A true JPH08233095A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12621085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7041897A Pending JPH08233095A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 自動変速機のロックアップクラッチのスリップ制御装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5653661A (ja) |
| JP (1) | JPH08233095A (ja) |
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1996
- 1996-02-29 US US08/607,876 patent/US5653661A/en not_active Expired - Fee Related
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| US5653661A (en) | 1997-08-05 |
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|---|---|---|---|
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| A02 | Decision of refusal |
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