JPH08233394A - ヒーティング方法及びその装置 - Google Patents

ヒーティング方法及びその装置

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JPH08233394A
JPH08233394A JP7060097A JP6009795A JPH08233394A JP H08233394 A JPH08233394 A JP H08233394A JP 7060097 A JP7060097 A JP 7060097A JP 6009795 A JP6009795 A JP 6009795A JP H08233394 A JPH08233394 A JP H08233394A
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JP
Japan
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container
hydrogen
hydrogen storage
heat
heated
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Pending
Application number
JP7060097A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kawai
政征 河合
Harunobu Takeda
晴信 竹田
Yuichi Wakizaka
裕一 脇坂
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
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Publication of JPH08233394A publication Critical patent/JPH08233394A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E70/00Other energy conversion or management systems reducing GHG emissions
    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水素吸蔵合金による発生熱を利用して、被昇
温部である路面、屋根等の雪、氷等を加熱して溶かし、
また、凍結を防止する。これにより、特別の熱源又は発
熱用のヒータを使用せず未利用の比較的低温の熱源を使
用して、構造簡素かつ小形にして省エネルギーとなるヒ
ーティング方法及びその装置を提供する。 【構成】 水素吸蔵合金A1,A2をそれぞれ収容する
第1,第2MH容器1,2を配置し、第1MH容器1を
熱源35によつて加熱すると共に、第1MH容器1から
第2MH容器2に向けて水素を強制的に送り込むことに
より、第2MH容器2の水素吸蔵合金A2に発熱反応を
生じさせ、該第2MH容器2での発生熱によつて被昇温
部10aを昇温させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面、屋根等の融雪及
び凍結防止を図るヒーティング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のこの種のヒーティン
グ装置として、例えば道路表層部にヒータを埋設するも
のが知られている。これは、ヒータに電気を通して道路
表層部を昇温させ、路面の融雪及び凍結防止を図る。し
かしながら、発熱に電気を使用するため、ランニングコ
ストが嵩むという技術的課題があつた。また、路面の近
くに設置した熱源によつて湯を発生させ、この湯を道路
表層部に埋設したパイプに通すものも知られている。こ
れは、ガス、灯油等の燃料を使用して湯を発生させ、パ
イプに通した湯によつて道路表層部を昇温させ、路面の
融雪及び凍結防止を図る。このため、路面の近くに燃焼
装置等の熱源を設置する必要があり、構造が複雑かつ大
形化すると共に、パイプ内で凍結を生じて使用不可能な
状態を生ずる恐れがあるという技術的課題があつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は次
の通りである。請求項1の発明の構成は、水素吸蔵合金
A1,A2をそれぞれ収容する第1,第2MH容器1,
2を配置し、第1MH容器1を熱源35によつて加熱す
ると共に、第1MH容器1から第2MH容器2に向けて
水素を強制的に送り込むことにより、第2MH容器2の
水素吸蔵合金A2に発熱反応を生じさせ、該第2MH容
器2での発生熱によつて被昇温部10aを昇温させるこ
とを特徴とするヒーティング方法である。請求項2の発
明の構成は、水素吸蔵合金A1,A2をそれぞれ収容す
る第1,第2MH容器1,2と、第1MH容器1から第
2MH容器2に向けて水素を強制的に送り込むコンプレ
ッサ4と、開閉バルブ14を付属し、第2MH容器2か
ら第1MH容器1に向けて水素を還流させる流路15と
を有し、第1MH容器1を熱源35によつて加熱可能に
配置させ、第2MH容器2の水素吸蔵合金A2の発熱反
応による発生熱によつて被昇温部10aを昇温させるこ
とを特徴とするヒーティング装置である。請求項3の発
明の構成は、各MH容器1,2の水素吸蔵合金A1,A
2を加熱又は冷却するための熱媒体通路1a,2aを備
えさせると共に、両熱媒体通路1a,2aの間で熱媒体
を循環させるポンプ3を備えることを特徴とする請求項
2のヒーティング装置である。請求項4の発明の構成
は、水素吸蔵合金A1,A2をそれぞれ収容する第1,
第2MH容器1,2と、第1MH容器1から第2MH容
器2に向けて水素を強制的に送り込むコンプレッサ4
と、開閉バルブ14を付属し、第2MH容器2から第1
MH容器1に向けて水素を還流させる流路15と、各M
H容器1,2の水素吸蔵合金A1,A2にそれぞれ付属
する加熱用熱媒体通路20a,20bとを有し、加熱用
熱媒体通路20a,20bの熱媒体を熱源35によつて
加熱可能に配置させ、各水素吸蔵合金A1,A2の発熱
反応による発生熱によつて被昇温部10aを昇温させる
ことを特徴とするヒーティング装置である。請求項5の
発明の構成は、加熱用熱媒体通路20a,20bを、熱
源35によつて加熱可能に配置するタンク28に接続さ
せると共に、各水素吸蔵合金A1,A2の発生熱を取り
出す熱放出用熱媒体通路21a,21bをそれぞれ設
け、各熱放出用熱媒体通路21a,21bを被昇温部1
0aに近接させて配置するタンク27に接続させること
を特徴とする請求項4のヒーティング装置である。
【0004】
【作用】請求項1の発明によれば、第1MH容器1の水
素吸蔵合金A1に水素が吸蔵された状態で、第1MH容
器1の水素吸蔵合金A1は、熱源35によつて比較的低
温に加熱され、所定圧未満では水素化物を形成し難い状
態にある。熱源35としては、下水、地熱等の未利用熱
源を使用できる。この状態から、第1MH容器1から第
2MH容器2に向けて水素を強制的に送り込む。これに
より、水素吸蔵合金A1から水素が放出され、水素吸蔵
量が次第に減少し、放出された水素は第2MH容器2に
比較的高圧で送り込まれる。
【0005】これにより、第2MH容器2の水素吸蔵合
金A2に水素吸蔵に伴う発熱反応を生じるので、第2M
H容器2での発生熱によつて被昇温部10aを昇温させ
ることができる。被昇温部10aを路面、屋根等とする
ことにより、これらの融雪及び凍結防止を図ることがで
きる。
【0006】請求項2の発明によれば、第1MH容器1
の水素吸蔵合金A1に水素が吸蔵され、開閉バルブ14
が閉じた状態で、第1MH容器1の水素吸蔵合金A1
は、未利用の熱源35によつて比較的低温に加熱され、
所定圧未満では水素化物を形成し難い状態にある。熱源
35としては、下水、地熱等の未利用熱源を使用でき
る。この状態から、コンプレッサ4を駆動して第1MH
容器1内を減圧する。これにより、水素吸蔵合金A1か
ら水素が放出され、放出された水素は第2MH容器2に
比較的高圧で送り込まれる。
【0007】これにより、第2MH容器2では、水素の
流入によつて内圧が上昇しながら水素吸蔵合金A2に水
素が効果的に吸蔵され、発熱反応に伴う発生熱によつて
所定温度に上昇し、水素を吸蔵し続ける。この水素吸蔵
合金A2の昇温によつて被昇温部10aを加熱すること
ができるので、被昇温部10a上の雪、氷等を溶かすこ
とができると共に再凍結を防止することができる。
【0008】第2MH容器2内の水素吸蔵合金A2に水
素が吸蔵されたなら、コンプレッサ4の駆動を停止する
と共に、開閉バルブ14を開き、第2MH容器2内の水
素を流路15を通して第1MH容器1内に導入させる。
これにより、第2MH容器2内が減圧され、水素吸蔵合
金A2から水素の放出が促される。同時に、両MH容器
1,2内の圧力差に基づいて、第1MH容器1内が昇圧
するので、水素吸蔵合金A1に水素が吸蔵される。第2
MH容器2の水素吸蔵合金A2から水素が放出され、ま
た、第1MH容器1の水素吸蔵合金A1に水素が吸蔵さ
れ、当初の吸蔵量にそれぞれ復帰したなら、開閉バルブ
14を閉じる。
【0009】このように、コンプレッサ4を使用して第
1MH容器1内の水素を第2MH容器2内に強制的に送
り込んで圧力差を生じさせるので、両水素吸蔵合金A
1,A2の温度差が小さい場合であつても、水素の吸蔵
・放出を繰り返して行わせることができる。
【0010】請求項3の発明によれば、開閉バルブ14
を開き、第2MH容器2内の水素を流路15を通して第
1MH容器1内に導入させる際、ポンプ3を駆動し、熱
媒体を両熱媒体通路1a,2aを通じて循環させる。こ
れにより、第2MH容器2の水素吸蔵合金A2が吸熱反
応に伴う過度の温度低下を生ずることなく、水素の放出
が維持されると同時に、第1MH容器1の水素吸蔵合金
A1が発熱反応に伴う過度の温度上昇を生ずることな
く、水素の吸蔵作用が維持される。
【0011】請求項4の発明によれば、第1MH容器1
の水素吸蔵合金A1に水素が吸蔵され、開閉バルブ14
が閉じた状態で、第1MH容器1の水素吸蔵合金A1
は、熱源35で加熱される加熱用熱媒体通路20a,2
0b内の熱媒体によつて比較的低温に加熱され、所定圧
未満では水素化物を形成し難い状態にある。熱源35と
しては、下水、地熱等の未利用熱源を使用できる。
【0012】この状態からコンプレッサ4を駆動すれ
ば、第1MH容器1内の圧力低下に伴つて水素吸蔵合金
A1から水素が放出され、放出された水素は、第2MH
容器2に比較的高圧で送り込まれ、水素吸蔵合金A2に
吸蔵される。第1MH容器1内では、減圧傾向を呈して
水素放出が促され、吸熱反応を生じるが、加熱用熱媒体
通路20aの熱媒体が熱源35によつて加熱されること
により、過度の温度低下が防止される。一方、第2MH
容器2では、圧力上昇を生じながら水素吸蔵合金A2に
水素が効果的に吸蔵され、発熱反応を生ずる。この水素
吸蔵合金A2の発熱反応による発生熱によつて被昇温部
10aを昇温させることができる。これにより、被昇温
部10a付近の雪、氷等を溶かすことができると共に、
再凍結を防止することができる。
【0013】第2MH容器2内の水素吸蔵合金A2に水
素が吸蔵されたなら、コンプレッサ4の駆動を停止する
と共に、開閉バルブ14を開き、第2MH容器2内の水
素を第1MH容器1に導入する。これにより、第2MH
容器2では水素の放出がなされ、また、第1MH容器1
では水素の吸蔵がなされる。その際、第2MH容器2で
は、加熱用熱媒体通路20bによつて所定温度に加熱さ
れて水素の放出が促され、第1MH容器1では、水素の
吸蔵による反応熱を生ずる。
【0014】しかして、第1MH容器1の水素吸蔵合金
A1の発熱により、被昇温部10aを昇温させることが
できる。これにより、被昇温部10a付近の雪、氷等を
溶かすことができると共に再凍結を防止することができ
る。このように、コンプレッサ4を使用して第1MH容
器1内の水素を第2MH容器2内に強制的に送り込んで
圧力差を生じさせるので、両水素吸蔵合金A1,A2の
温度差が小さい場合であつても、水素の吸蔵・放出を繰
り返して行わせることができる。
【0015】請求項5の発明によれば、加熱用熱媒体通
路20a,20bを熱源35によつて加熱可能に配置す
るタンク28に接続させるので、加熱用熱媒体通路20
a,20bによる第1,第2MH容器1の水素吸蔵合金
A1,A2の加熱は、タンク28内の熱媒体が各加熱用
熱媒体通路20a,20bに導入されてなされる。ま
た、各水素吸蔵合金A1,A2の発生熱が、各熱放出用
熱媒体通路21a,21bからタンク27に導入される
熱媒体によつて移動し、タンク27付近の被昇温部10
aを加熱する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1,図2は本発明に係るヒーティング装
置の第1実施例を示す。図1中において符号1,2はそ
れぞれ水素吸蔵合金A1,A2を収容する第1,第2M
H容器を示す。第2MH容器2は、道路10の表層部に
埋設され、第1MH容器1は、地中の適所に埋設されて
いる。水素吸蔵合金A1,A2は、各MH容器1,2内
に通気性を有するフィルター1b,2bによつて区画し
て配置され、各MH容器1,2内に水素空間1c,2c
を形成している。水素は、この水素空間1c,2cから
出入りする。また、各水素吸蔵合金A1,A2内には、
水素吸蔵合金A1,A2を加熱又は冷却するための熱媒
体通路1a,2aが付属されている。ここで、水素吸蔵
合金A1,A2は、例えばTiZrCrFeMnNiCu系合金であ
る。なお、図上では各MH容器1,2内の上部に水素空
間1c,2cを形成し、下部に水素吸蔵合金A1,A2
を収容してあるが、下部に水素空間1c,2cを形成
し、上部に水素吸蔵合金A1,A2を収容することもで
きる。
【0017】しかして、第2MH容器2は、路面10a
に近接して配置され、第1MH容器1の水素吸蔵合金A
1は、未利用の熱源35、例えば下水、地中の地熱等に
よつて比較的低温(例えば約10℃)に加熱可能な箇所
に配置してある。なお、路面10aは、融雪等のために
加熱を必要とする被昇温部であればよく、屋根等でもよ
い。
【0018】そして、両水素空間1c,2cの他端部同
士は、コンプレッサ4を介在する配管13によつて連通
させ、一端部同士は、開閉バルブ14を介在する流路1
5によつて連通させてある。コンプレッサ4は、第1M
H容器1から第2MH容器2に向けて水素を強制的に送
り込む機能を有し、また、流路15は、第2MH容器2
から第1MH容器1に向けて水素を還流させる機能を有
する。また、両熱媒体通路1a,2aの一端部同士は、
循環用のポンプ3を介在する配管11によつて連通さ
せ、他端部同士は、配管12によつて連通させて閉回路
を構成させ、これらの両熱媒体通路1a,2a及び配管
11,12内には、熱媒体を充填させてある。なお、本
発明で使用する熱媒体は、全て塩化カルシウム水溶液、
フロリナート等の凍結し難いもので構成してある。
【0019】次に、上記実施例の作用について説明す
る。第1MH容器1の水素吸蔵合金A1に十分な水素が
吸蔵され、開閉バルブ14が閉じた状態で、第1MH容
器1の水素吸蔵合金A1は、未利用の熱源35によつて
比較的低温(例えば約10℃)に常時加熱されている。
水素吸蔵合金A1は、所定圧未満では水素化物を形成し
難い状態にあるので、水素が放出され易い傾向にある。
この状態から、コンプレッサ4を駆動して第1MH容器
1内を減圧する。これにより、水素吸蔵合金A1から水
素が放出され、図2(水素圧力−組成等温線図)に点H
〜点Iに示すように水素吸蔵量が次第に減少し、放出さ
れた水素は配管13を通つて第2MH容器2に比較的高
圧で送り込まれる。
【0020】すなわち、第1MH容器1内は次第に減圧
されて水素を放出し続ける。一方、雪又は氷で冷却され
ている第2MH容器2では、図2に点Jで示すように水
素吸蔵量が少なかつたものが、図2に点J〜点Kに示す
ように水素の流入によつて内圧が上昇しながら水素吸蔵
合金A2に水素が効果的に吸蔵され、発熱反応に伴う発
生熱によつて所定温度(例えば約30℃)に上昇し、水
素を吸蔵し続ける。この水素吸蔵合金A2の昇温によつ
て路面10aが加熱を受けるので、路面10a上の雪、
氷等が溶けると共に再凍結が防止される。
【0021】第2MH容器2内の水素吸蔵合金A2に十
分に水素が吸蔵されたなら、コンプレッサ4の駆動を停
止すると共に、開閉バルブ14を開き、第2MH容器2
内の水素を流路15を通して第1MH容器1内に導入さ
せる。これにより、路面10a上の雪、氷等によつて冷
却を受けた状態で第2MH容器2内が減圧され、水素吸
蔵合金A2から水素の放出が促される。同時に、両MH
容器1,2の水素空間1c,2c内の圧力差に基づい
て、第1MH容器1内が昇圧するので、反応熱が熱源3
5に吸収されながら、水素吸蔵合金A1に水素が吸蔵さ
れる。
【0022】また、開閉バルブ14を開操作すると共に
ポンプ3を駆動すれば、熱媒体が両熱媒体通路1a,2
a及び配管11,12を通じて循環する。これにより、
第2MH容器2の水素吸蔵合金A2が吸熱反応に伴う過
度の温度低下を生ずることなく、水素の放出が維持され
ると同時に、第1MH容器1の水素吸蔵合金A1が発熱
反応に伴う過度の温度上昇を生ずることなく、水素の吸
蔵作用が維持される。第2MH容器2での水素の放出
は、図2に点L〜点Mに示すように行われ、第1MH容
器1での水素の吸蔵は、図2に点N〜点Oに示すように
行われ、両MH容器1,2内がほぼ同圧(図2に示すP
0 )となつて終了する。
【0023】第2MH容器2の水素吸蔵合金A2から十
分な水素が放出され、また、第1MH容器1の水素吸蔵
合金A1に十分な水素が吸蔵され、当初の吸蔵量にそれ
ぞれ復帰したなら、開閉バルブ14を閉じると共に、ポ
ンプ3の駆動を停止する。ポンプ3の駆動によつて両M
H容器1,2間で温度の均一化が促されることにより、
第2MH容器2の水素吸蔵合金A2から水素が放出され
ることに伴う吸熱反応に起因して、路面10aが過度に
冷却されることが防止されると共に、第1MH容器1の
水素吸蔵合金A1に水素が吸蔵されることに伴う発熱反
応に起因して、水素吸蔵合金A1への水素吸蔵が阻害さ
れることが良好に防止される。
【0024】このように、コンプレッサ4を使用して第
1MH容器1内の水素を第2MH容器2内に強制的に送
り込んで圧力差を生じさせるので、両水素吸蔵合金A
1,A2の温度差が小さい場合であつても、水素の吸蔵
・放出を繰り返して行わせることができる。
【0025】このような作動の繰り返しにより、路面1
0a上の雪、氷等を間欠的に加熱して溶かし、また、凍
結の防止作用が長時間得られることになる。なお、上記
構成のヒーティング装置を複数個配置し、両MH容器
1,2における水素の吸蔵及び放出を逆位相で実施する
ことにより、路面10aを連続的に加熱することも可能
である。
【0026】図3,図4は本発明に係るヒーティング装
置の第2実施例を示し、第1実施例と実質的に同一機能
の部分には同一符号を付してそれらの説明は省略する。
第1,第2MH容器1,2は、いずれも道路10の表層
部に埋設させて外気による温度影響を防止してある。ま
た、各水素吸蔵合金A1,A2の外部には、水素吸蔵合
金A1,A2をそれぞれ加熱するための加熱用熱媒体通
路20a,20b及び各水素吸蔵合金A1,A2の発熱
反応に伴う発生熱を外部に取り出すための熱放出用熱媒
体通路21a,21bをそれぞれ付属させてある。
【0027】そして、第1,第2MH容器1,2の水素
吸蔵合金A1,A2に付属する加熱用熱媒体通路20
a,20bは、配管23a,23b,24a,24bを
介して例えば下水、地中の地熱等の未利用の熱源35に
よつて加熱可能な箇所に配置したタンク28に接続さ
れ、それぞれ熱媒体が循環可能である。この加熱用熱媒
体通路20a,20b、配管23a,23b,24a,
24b及びタンク28により、各水素吸蔵合金A1,A
2を比較的低温(例えば約10℃)に加熱する加熱装置
を構成している。加熱されたタンク28内の熱媒体は、
加熱用熱媒体通路20a,20bが冷却された状態で、
自然対流で加熱用熱媒体通路20a,20bを循環する
ように配置してあるが、配管23a,24a又は23
b,24bの適所に、熱媒体を循環させるポンプをそれ
ぞれ介在させることもできる。なお、路面10aは、融
雪等のために加熱を必要とする被昇温部であればよく、
屋根等でもよい。
【0028】また、第1,第2MH容器1,2の水素吸
蔵合金A1,A2に付属する熱放出用熱媒体通路21
a,21bは、路面10aに近接させて配置したタンク
27に配管25a,25b,26a,26bを介して接
続され、それぞれ熱媒体が循環可能である。この熱放出
用熱媒体通路21a,21b、配管25a,25b,2
6a,26b及びタンク27により、所定温度(約30
℃)の熱利用装置を構成している。冷却されたタンク2
7内の熱媒体は、加熱用熱媒体通路21a,21bが加
熱された状態で、自然対流で加熱用熱媒体通路21a,
21bを循環するように配置してあるが、配管25a,
26a又は25b,26bの適所に、熱媒体を循環させ
るポンプをそれぞれ介在させることもできる。
【0029】勿論、両水素空間1c,2c同士は、コン
プレッサ4を介在する配管13によつて連通させ、第1
MH容器1から第2MH容器2に向けて水素を強制的に
送り込むことができると共に、開閉バルブ14を介在す
る配管15によつて連通させ、第2MH容器2から第1
MH容器1に向けて水素を還流させることができるよう
になつている。
【0030】次に、第2実施例の作用について説明す
る。第1MH容器1の水素吸蔵合金A1に十分な水素が
吸蔵され、開閉バルブ14が閉じた状態で、第1MH容
器1の水素吸蔵合金A1は、未利用の熱源35で加熱さ
れた加熱用熱媒体通路20aによつて比較的低温に加熱
(約10℃)されている。水素吸蔵合金A1は、所定圧
未満では水素化物を形成し難い状態にあるので、水素が
放出され易い傾向にある。
【0031】この状態からコンプレッサ4を駆動すれ
ば、第1MH容器1の水素吸蔵合金A1から図4(水素
圧力−組成等温線図)に点P〜点Qに示すように水素が
放出され、放出された水素は、配管13を通つて第2M
H容器2に比較的高圧で送り込まれ、図4に点R〜点S
に示すように水素吸蔵合金A2に吸蔵される。第1MH
容器1内では、減圧傾向を呈して水素化物を更に形成し
難い状態になつて水素放出が促され、吸熱反応を生じる
が、タンク28内の熱媒体が加熱用熱媒体通路20aに
導入されて加熱される。一方、第2MH容器2では、圧
力上昇を生じながら水素吸蔵合金A2に水素が効果的に
吸蔵され、発熱反応を生ずる。この水素吸蔵合金A2の
発熱により、熱放出用熱媒体通路21b内の熱媒体が昇
温し、昇温した熱媒体(約30℃)が対流によつてタン
ク27に流入するので、路面10aが加熱を受けて昇温
する。これにより、路面10a上の雪、氷等が溶けると
共に再凍結が防止される。
【0032】第2MH容器2内の水素吸蔵合金A2に十
分に水素が吸蔵されたなら、コンプレッサ4の駆動を停
止すると共に、開閉バルブ14を開き、第2MH容器2
内の水素を第1MH容器1に導入する。これにより、第
2MH容器2では、図4に示す点Tから点Uに向けて水
素の放出がなされ、また、第1MH容器1では、点Vか
ら点Wに向けて水素の吸蔵がなされ、両MH容器1,2
内がほぼ同圧(図4に示すP1 )となつて終了する。そ
の際、第2MH容器2では、加熱用熱媒体通路20bに
よつて所定温度(約10℃)に加熱されて水素の放出が
促され、第1MH容器1では、水素の吸蔵による反応熱
(約30℃)を生ずる。
【0033】しかして、第1MH容器1の水素吸蔵合金
A1の発熱により、熱放出用熱媒体通路21aが昇温
し、昇温した熱媒体が対流によつてタンク27に流入す
るので、路面10aが加熱を受けて昇温する。これによ
り、路面10a上の雪、氷等が溶けると共に凍結が連続
的に防止される。
【0034】このように、コンプレッサ4を使用して一
方のMH容器1,2内の水素を他方のMH容器2,1内
に強制的に送り込んで圧力差を生じさせるので、両水素
吸蔵合金A1,A2の温度差が小さい場合であつても、
水素の吸蔵・放出を繰り返して行わせることができる。
このような作動の繰り返しにより、路面10a上の雪、
氷等を連続的に加熱して溶かし、また、凍結の防止を長
時間行わせることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係るヒーティング方法及びその装置によれば、
一対のMH容器間で一方から他方に向けて水素を強制的
に送り込むことにより、MH容器の水素吸蔵合金に発熱
反応を生じさせ、水素吸蔵合金による発生熱を利用して
被昇温部である路面、屋根等の雪、氷等を加熱して溶か
し、また、凍結を防止する。しかして、特別の熱源又は
発熱用のヒータを使用せず未利用の比較的低温の熱源を
使用できるので、構造簡素かつ小形にして省エネルギー
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るヒーティング装置
を一部断面で示す概念図。
【図2】 同じく水素吸蔵合金の水素圧力−組成等温線
図。
【図3】 本発明の第2実施例に係るヒーティング装置
を一部断面で示す概念図。
【図4】 同じく水素吸蔵合金の水素圧力−組成等温線
図。
【符号の説明】
1:第1MH容器、2:第2MH容器、1a,2a:熱
媒体通路、1b,2b:フィルター、1c,2c:水素
空間、3:ポンプ、4:コンプレッサ、10:道路、1
0a:路面(被昇温部)、11,12:配管、13,1
5:流路、14:開閉バルブ、20a,20b:加熱用
熱媒体通路、21a,21b:熱放出用熱媒体通路、2
7,28:タンク、35:熱源、A1,A2:水素吸蔵
合金。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素吸蔵合金(A1,A2)をそれぞれ
    収容する第1,第2MH容器(1,2)を配置し、第1
    MH容器(1)を熱源(35)によつて加熱すると共
    に、第1MH容器(1)から第2MH容器(2)に向け
    て水素を強制的に送り込むことにより、第2MH容器
    (2)の水素吸蔵合金(A2)に発熱反応を生じさせ、
    該第2MH容器(2)での発生熱によつて被昇温部(1
    0a)を昇温させることを特徴とするヒーティング方
    法。
  2. 【請求項2】 水素吸蔵合金(A1,A2)をそれぞれ
    収容する第1,第2MH容器(1,2)と、第1MH容
    器(1)から第2MH容器(2)に向けて水素を強制的
    に送り込むコンプレッサ(4)と、開閉バルブ(14)
    を付属し、第2MH容器(2)から第1MH容器(1)
    に向けて水素を還流させる流路(15)とを有し、第1
    MH容器(1)を熱源(35)によつて加熱可能に配置
    させ、第2MH容器(2)の水素吸蔵合金(A2)の発
    熱反応による発生熱によつて被昇温部(10a)を昇温
    させることを特徴とするヒーティング装置。
  3. 【請求項3】 各MH容器(1,2)の水素吸蔵合金
    (A1,A2)を加熱又は冷却するための熱媒体通路
    (1a,2a)を備えさせると共に、両熱媒体通路(1
    a,2a)の間で熱媒体を循環させるポンプ(3)を備
    えることを特徴とする請求項2のヒーティング装置。
  4. 【請求項4】 水素吸蔵合金(A1,A2)をそれぞれ
    収容する第1,第2MH容器(1,2)と、第1MH容
    器(1)から第2MH容器(2)に向けて水素を強制的
    に送り込むコンプレッサ(4)と、開閉バルブ(14)
    を付属し、第2MH容器(2)から第1MH容器(1)
    に向けて水素を還流させる流路(15)と、各MH容器
    (1,2)の水素吸蔵合金(A1,A2)にそれぞれ付
    属する加熱用熱媒体通路(20a,20b)とを有し、
    加熱用熱媒体通路(20a,20b)の熱媒体を熱源
    (35)によつて加熱可能に配置させ、各水素吸蔵合金
    (A1,A2)の発熱反応による発生熱によつて被昇温
    部(10a)を昇温させることを特徴とするヒーティン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 加熱用熱媒体通路(20a,20b)
    を、熱源(35)によつて加熱可能に配置するタンク
    (28)に接続させると共に、各水素吸蔵合金(A1,
    A2)の発生熱を取り出す熱放出用熱媒体通路(21
    a,21b)をそれぞれ設け、各熱放出用熱媒体通路
    (21a,21b)を被昇温部(10a)に近接させて
    配置するタンク(27)に接続させることを特徴とする
    請求項4のヒーティング装置。
JP7060097A 1995-02-24 1995-02-24 ヒーティング方法及びその装置 Pending JPH08233394A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6733741B2 (en) * 2000-09-05 2004-05-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus for activating a hydrogen-absorbing alloy
JP2007521619A (ja) * 2003-10-08 2007-08-02 ゼネラル・モーターズ・コーポレーション 金属水素化物加熱部材

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