JPH08233615A - 計器指針及びその製造用金型 - Google Patents
計器指針及びその製造用金型Info
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- JPH08233615A JPH08233615A JP3538095A JP3538095A JPH08233615A JP H08233615 A JPH08233615 A JP H08233615A JP 3538095 A JP3538095 A JP 3538095A JP 3538095 A JP3538095 A JP 3538095A JP H08233615 A JPH08233615 A JP H08233615A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試作時及び量産時における指針のバランス調
整に関係する部分の調整、製造の手間を大幅に減らし、
作業の簡略化による製品コストの低減を図ることができ
る計器指針とその製造用金型を提供すること。 【構成】 基部13と、該基部13から延設された指示
部12と、該指示部12とは反対側の前記基部13部分
に連設されたバランス部13aを有する計器指針10に
おいて、前記基部13、指示部12、及び、バランス部
13aが同一材料の樹脂成形により一体に形成され、前
記バランス部13aの表裏両面のうち少なくとも一方の
面に、凹部13aa,13ab及び凸部13acのうち
少なくとも一方が形成されていることを特徴とする。
整に関係する部分の調整、製造の手間を大幅に減らし、
作業の簡略化による製品コストの低減を図ることができ
る計器指針とその製造用金型を提供すること。 【構成】 基部13と、該基部13から延設された指示
部12と、該指示部12とは反対側の前記基部13部分
に連設されたバランス部13aを有する計器指針10に
おいて、前記基部13、指示部12、及び、バランス部
13aが同一材料の樹脂成形により一体に形成され、前
記バランス部13aの表裏両面のうち少なくとも一方の
面に、凹部13aa,13ab及び凸部13acのうち
少なくとも一方が形成されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の速度計や回転計
等の計器に用いられる指針とその製造用金型に関するも
のである。
等の計器に用いられる指針とその製造用金型に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両には、所定の計
測量に基づいて車両の走行速度、エンジンの回転数等を
指針により指示する計器が配設されている。これら計器
の指針には、この指針が取着される駆動軸の軸線上に、
該指針の重心を略合致させて回転バランス取るために、
従来からバランスウェイトが取り付けられている。
測量に基づいて車両の走行速度、エンジンの回転数等を
指針により指示する計器が配設されている。これら計器
の指針には、この指針が取着される駆動軸の軸線上に、
該指針の重心を略合致させて回転バランス取るために、
従来からバランスウェイトが取り付けられている。
【0003】図3(a)は、従来から用いられている計
器指針の外観を斜視図で示したもので、図中引用符号1
0Aで示す指針は、基部(不図示)と、この基部から前
記駆動軸の径方向に延出し計器の文字板(不図示)に記
載された文字・目盛等を指示する指示部12と、前記基
部を覆うキャップ20Aとを有しており、図中22は、
前記駆動軸に圧入される指針袴を示す。
器指針の外観を斜視図で示したもので、図中引用符号1
0Aで示す指針は、基部(不図示)と、この基部から前
記駆動軸の径方向に延出し計器の文字板(不図示)に記
載された文字・目盛等を指示する指示部12と、前記基
部を覆うキャップ20Aとを有しており、図中22は、
前記駆動軸に圧入される指針袴を示す。
【0004】このような構成の指針10Aでは、図3
(b)の断面図で示すように、キャップ20Aの天井部
内面に、例えば真鍮や鉛等を取着してバランス体21を
取り付け、或は、前記指示部12と一体に成形される前
記不図示の基部に、キャップ20Aと同じようにしてバ
ランス体を取り付け、このバランス体21をバランスウ
ェイトとして機能させて指針10A全体のバランスを取
っている。尚、図3(c)は、キャップ20Aを底側か
ら見た底面図である。
(b)の断面図で示すように、キャップ20Aの天井部
内面に、例えば真鍮や鉛等を取着してバランス体21を
取り付け、或は、前記指示部12と一体に成形される前
記不図示の基部に、キャップ20Aと同じようにしてバ
ランス体を取り付け、このバランス体21をバランスウ
ェイトとして機能させて指針10A全体のバランスを取
っている。尚、図3(c)は、キャップ20Aを底側か
ら見た底面図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、指針10Aを
製造する際に従来は、基部へのバランス体の取付や、キ
ャップ20Aへのバランス体21の取付という煩雑な作
業を各指針毎に繰り返して行わなければならず、従っ
て、試作時にバランス体の量(大きさや重さ)を加減し
ながら、バランスが丁度取れるバランス体の量を確定さ
せるまでの調整が、煩雑で困難を極める作業となってし
まい、また、バランス体の量を確定させた後の量産時点
においても、同様に、煩雑で困難を極めるバランス体の
取付作業を行わなければならず、製造時の作業に多大な
時間が掛って生産効率が悪化し、製品コストの高騰化を
招く要因となってしまうという不具合があった。本発明
は、試作時及び量産時における指針のバランス調整に関
係する部分の調整、製造の手間を大幅に減らし、作業の
簡略化による製品コストの低減を図ることができる計器
指針とその製造用金型の提供を目的としている。
製造する際に従来は、基部へのバランス体の取付や、キ
ャップ20Aへのバランス体21の取付という煩雑な作
業を各指針毎に繰り返して行わなければならず、従っ
て、試作時にバランス体の量(大きさや重さ)を加減し
ながら、バランスが丁度取れるバランス体の量を確定さ
せるまでの調整が、煩雑で困難を極める作業となってし
まい、また、バランス体の量を確定させた後の量産時点
においても、同様に、煩雑で困難を極めるバランス体の
取付作業を行わなければならず、製造時の作業に多大な
時間が掛って生産効率が悪化し、製品コストの高騰化を
招く要因となってしまうという不具合があった。本発明
は、試作時及び量産時における指針のバランス調整に関
係する部分の調整、製造の手間を大幅に減らし、作業の
簡略化による製品コストの低減を図ることができる計器
指針とその製造用金型の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の計器指針は、基部と、該基部から延設された指
示部と、該指示部とは反対側の前記基部部分に連設され
たバランス部を有する計器指針において、前記基部、指
示部、及び、バランス部が同一材料の樹脂成形により一
体に形成され、前記バランス部の表裏両面のうち少なく
とも一方の面に、凹部及び凸部のうち少なくとも一方が
形成されていることを特徴としている。
本発明の計器指針は、基部と、該基部から延設された指
示部と、該指示部とは反対側の前記基部部分に連設され
たバランス部を有する計器指針において、前記基部、指
示部、及び、バランス部が同一材料の樹脂成形により一
体に形成され、前記バランス部の表裏両面のうち少なく
とも一方の面に、凹部及び凸部のうち少なくとも一方が
形成されていることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記凹部及び凸部のうち
少なくとも一方が前記面に複数形成されているものとし
た。さらに、本発明は、前記凹部又は凸部が複数形成さ
れているものとした。また、本発明は、前記基部及び前
記バランス部を覆うキャップをさらに有するものとし
た。
少なくとも一方が前記面に複数形成されているものとし
た。さらに、本発明は、前記凹部又は凸部が複数形成さ
れているものとした。また、本発明は、前記基部及び前
記バランス部を覆うキャップをさらに有するものとし
た。
【0008】さらに、本発明の計器指針の製造用金型
は、請求項1、2又は3記載の計器指針の製造に用いら
れ、前記計器指針に対応する形状のキャビティが内部に
画成される金型において、前記バランス部に対応する前
記キャビティ部分の空間を拡縮する可動部を、前記金型
に設けたことを特徴とする。
は、請求項1、2又は3記載の計器指針の製造に用いら
れ、前記計器指針に対応する形状のキャビティが内部に
画成される金型において、前記バランス部に対応する前
記キャビティ部分の空間を拡縮する可動部を、前記金型
に設けたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記可動部が、前記キャ
ビティ部分に対して出没可能に前記金型側で支持された
調整部形成ピンと、該金型に設けられ、前記調整部形成
ピンの前記キャビティ部分に対する出没方向への移動を
規制するピン移動規制機構とを有しているものとした。
さらに、本発明は、前記可動部が前記金型に複数設けら
れているものとした。
ビティ部分に対して出没可能に前記金型側で支持された
調整部形成ピンと、該金型に設けられ、前記調整部形成
ピンの前記キャビティ部分に対する出没方向への移動を
規制するピン移動規制機構とを有しているものとした。
さらに、本発明は、前記可動部が前記金型に複数設けら
れているものとした。
【0010】
【作用】本発明の計器指針によれば、基部、指示部、及
び、バランス部が同一材料の樹脂成形により一体に形成
されていることから、それら基部、指示部、及び、バラ
ンス部を1工程で製造することができ、従って、従来の
ように、製造後の計器指針に1つ1つバランス体を取り
付けるという煩雑で手間の掛かる作業を行わずに済む。
しかも、前記バランス部に凹部及び凸部のうち少なくと
も一方を形成することで、計器指針のバランスを取れる
バランス部の形状を確定させるための、該バランス部の
量、即ち大きさや重さの変更を、前記バランス部に対す
る凹部や凸部の段差の調整により容易に行うことが可能
となり、ひいては、樹脂成形時に用いる金型の、前記凹
部や凸部に対応する箇所の形状調整により簡単容易に行
うことが可能となる。
び、バランス部が同一材料の樹脂成形により一体に形成
されていることから、それら基部、指示部、及び、バラ
ンス部を1工程で製造することができ、従って、従来の
ように、製造後の計器指針に1つ1つバランス体を取り
付けるという煩雑で手間の掛かる作業を行わずに済む。
しかも、前記バランス部に凹部及び凸部のうち少なくと
も一方を形成することで、計器指針のバランスを取れる
バランス部の形状を確定させるための、該バランス部の
量、即ち大きさや重さの変更を、前記バランス部に対す
る凹部や凸部の段差の調整により容易に行うことが可能
となり、ひいては、樹脂成形時に用いる金型の、前記凹
部や凸部に対応する箇所の形状調整により簡単容易に行
うことが可能となる。
【0011】また、前記バランス部の凹部や凸部を形成
する面当りの、それら凹部及び凸部のうち少なくとも一
方の数を複数とすることで、計器指針のバランス調整を
より細かく行うことが可能となる。さらに、前記バラン
ス部及び基部を覆うキャップを有する構成とすること
で、バランス部の凹部や凸部の形成により、これらの反
対側のバランス部面に、直接視認した場合に外観不良と
なるようなヒケが仮に生じたとしても、キャップにより
覆われて視認できなくなるため、問題なくなる。
する面当りの、それら凹部及び凸部のうち少なくとも一
方の数を複数とすることで、計器指針のバランス調整を
より細かく行うことが可能となる。さらに、前記バラン
ス部及び基部を覆うキャップを有する構成とすること
で、バランス部の凹部や凸部の形成により、これらの反
対側のバランス部面に、直接視認した場合に外観不良と
なるようなヒケが仮に生じたとしても、キャップにより
覆われて視認できなくなるため、問題なくなる。
【0012】一方、本発明の計器指針の製造用金型によ
れば、最初に製造した計器指針の重心の位置に応じた量
で、前記バランス部に対応する前記キャビティ部分の空
間を可動部により拡縮することで、重心の位置を好適な
箇所に補正するための、バランス部の形状変更を容易に
行うことが可能となり、形状変更量の微調整作業も、可
動部の移動量を調整するだけで済み、在来の金型の切削
作業や溶着による肉盛作業等が不要となり、従って、バ
ランス体の量を加減して微調整する従来よりも作業が簡
略化される。また、前記可動部を、前記キャビティ部分
に対して出没可能な調整部形成ピンと、この調整部形成
ピンの出没方向への移動を規制するピン移動規制機構と
で構成することで、前記キャビティ部分の空間の拡縮
を、調整部形成ピンのキャビティ部分に対する出没によ
り簡単に行い、且つ、拡縮状態をピン移動規制機構によ
り容易に保持することが可能となる。さらに、前記可動
部を複数設けることで、計器指針のバランス調整の内容
に応じた前記キャビティ部分の空間形状の複雑な変更が
可能となる。
れば、最初に製造した計器指針の重心の位置に応じた量
で、前記バランス部に対応する前記キャビティ部分の空
間を可動部により拡縮することで、重心の位置を好適な
箇所に補正するための、バランス部の形状変更を容易に
行うことが可能となり、形状変更量の微調整作業も、可
動部の移動量を調整するだけで済み、在来の金型の切削
作業や溶着による肉盛作業等が不要となり、従って、バ
ランス体の量を加減して微調整する従来よりも作業が簡
略化される。また、前記可動部を、前記キャビティ部分
に対して出没可能な調整部形成ピンと、この調整部形成
ピンの出没方向への移動を規制するピン移動規制機構と
で構成することで、前記キャビティ部分の空間の拡縮
を、調整部形成ピンのキャビティ部分に対する出没によ
り簡単に行い、且つ、拡縮状態をピン移動規制機構によ
り容易に保持することが可能となる。さらに、前記可動
部を複数設けることで、計器指針のバランス調整の内容
に応じた前記キャビティ部分の空間形状の複雑な変更が
可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。なお、従来の技術の項で説明したものと同一
または相当する部分には同一符号を付す。図1は本発明
の一実施例に係る計器指針の分解斜視図で、図中10で
示す本実施例の指針は、指針本体11とキャップ20と
で構成されている。前記指針本体11は、指針10の回
転用ムーブメント(不図示)の駆動軸に圧入される基部
13と、この基部13から前記駆動軸の径方向に延出し
計器の文字板(不図示)の表面に記載された文字・目盛
等を指示する指示部12と、前記基部13に連設された
バランス部13aと、該バランス部13a及び前記基部
13を覆うキャップ20とを有している。
説明する。なお、従来の技術の項で説明したものと同一
または相当する部分には同一符号を付す。図1は本発明
の一実施例に係る計器指針の分解斜視図で、図中10で
示す本実施例の指針は、指針本体11とキャップ20と
で構成されている。前記指針本体11は、指針10の回
転用ムーブメント(不図示)の駆動軸に圧入される基部
13と、この基部13から前記駆動軸の径方向に延出し
計器の文字板(不図示)の表面に記載された文字・目盛
等を指示する指示部12と、前記基部13に連設された
バランス部13aと、該バランス部13a及び前記基部
13を覆うキャップ20とを有している。
【0014】前記基部13の略中央部にはセンター孔1
3cが開けられており、このセンター孔13cには、キ
ャップ20の天井部内面の略中央から突設され前記不図
示の駆動軸に圧入される指針袴22が嵌め込まれるよう
になっている。また、前記基部13の両サイドには矩形
状のキャップ取付部13bが形成されており、このキャ
ップ取付部13bにもそれぞれ小孔13bbが開けられ
ていて、キャップ20で前記指針袴22の両側の天井部
内面から突設された取付ピン23が嵌め込まれ、その先
端を溶着することで基部13及びバランス部13aがキ
ャップ20内に固定されるようになっている。前記バラ
ンス部13aは、前記センター孔13cを挟んで前記指
針部12とは反対側の基部13部分に連設されており、
略扇形を呈している。
3cが開けられており、このセンター孔13cには、キ
ャップ20の天井部内面の略中央から突設され前記不図
示の駆動軸に圧入される指針袴22が嵌め込まれるよう
になっている。また、前記基部13の両サイドには矩形
状のキャップ取付部13bが形成されており、このキャ
ップ取付部13bにもそれぞれ小孔13bbが開けられ
ていて、キャップ20で前記指針袴22の両側の天井部
内面から突設された取付ピン23が嵌め込まれ、その先
端を溶着することで基部13及びバランス部13aがキ
ャップ20内に固定されるようになっている。前記バラ
ンス部13aは、前記センター孔13cを挟んで前記指
針部12とは反対側の基部13部分に連設されており、
略扇形を呈している。
【0015】また、センター孔13cにキャップ20の
指針袴22を嵌め込み、この指針袴22を前記回転用ム
ーブメント(不図示)の駆動軸に圧入した状態で、文字
板の表面に臨む基部13のバランス部13aの裏面に
は、指針袴22を中心とする同心円上に該指針袴22の
周方向に間隔を置いて、3個のバランス調整部13a
a,13ab,13acが設けられており、この実施例
では13aa,13abが円形の凹部に形成され、13
acが円形の凸部に形成されている。このバランス調整
部13aa,13ab,13acの凹凸の状態は、指針
10の重心の位置に応じて調整するものであって、その
調整は、指針本体11の製造時に用いる後述の金型側に
おいて行われる。尚、図1(b)は基部13を裏面から
見た斜視図で、図1(c)は(a)のA−A線による断
面図で、符号を付して説明を省略する。
指針袴22を嵌め込み、この指針袴22を前記回転用ム
ーブメント(不図示)の駆動軸に圧入した状態で、文字
板の表面に臨む基部13のバランス部13aの裏面に
は、指針袴22を中心とする同心円上に該指針袴22の
周方向に間隔を置いて、3個のバランス調整部13a
a,13ab,13acが設けられており、この実施例
では13aa,13abが円形の凹部に形成され、13
acが円形の凸部に形成されている。このバランス調整
部13aa,13ab,13acの凹凸の状態は、指針
10の重心の位置に応じて調整するものであって、その
調整は、指針本体11の製造時に用いる後述の金型側に
おいて行われる。尚、図1(b)は基部13を裏面から
見た斜視図で、図1(c)は(a)のA−A線による断
面図で、符号を付して説明を省略する。
【0016】次に、指針本体11の製造に用いる金型に
ついて説明する。指針本体11はプラスチック等の合成
樹脂からなり、金型を用いた単一材料による射出成形で
一体に形成される。図2(a)は、金型Sを構成する上
下一対の金型部材のうち下金型部材30の平面図で、図
2(b)は下金型部材30に上金型部材35を合わせて
型締めを行った状態の断面図で、この状態で、指針本体
11を成形するための該指針本体11に対応する形状の
キャビティ36が内部に画成され、このキャビティ36
内に樹脂(図示せず)を射出することで、指針本体11
が成形される。尚、図2(b)は図2(a)のB−B線
による断面図に相当するものである。
ついて説明する。指針本体11はプラスチック等の合成
樹脂からなり、金型を用いた単一材料による射出成形で
一体に形成される。図2(a)は、金型Sを構成する上
下一対の金型部材のうち下金型部材30の平面図で、図
2(b)は下金型部材30に上金型部材35を合わせて
型締めを行った状態の断面図で、この状態で、指針本体
11を成形するための該指針本体11に対応する形状の
キャビティ36が内部に画成され、このキャビティ36
内に樹脂(図示せず)を射出することで、指針本体11
が成形される。尚、図2(b)は図2(a)のB−B線
による断面図に相当するものである。
【0017】下金型部材30には、図1に示した指針本
体11の指示部12と基部13の形状に対応する指針部
形成凹部32と指針基部形成凹部33が設けられてお
り、該凹部33には扇形部33a(キャビティ部分に相
当)が形成されていて、該扇形部33aには、下金型部
材30を上下に貫通する3個の孔33aa,33ab,
33acが開けられている。尚、これら孔33aa,3
3ab,33acは同じ内径で形成されている。また、
該凹部33の中心部にはセンター突起33cが上下方向
に沿って突設されているとともに、両サイドの矩形状の
凹部33bにもそれぞれ突起33bbが、センター突起
33cと同じ方向に向けて突設されている。センター突
起33cは、基部13のセンター孔13cを形成するた
めのもので、突起33bbは基部13のキャップ取付部
13bの小孔13bbを形成するためのものである。
体11の指示部12と基部13の形状に対応する指針部
形成凹部32と指針基部形成凹部33が設けられてお
り、該凹部33には扇形部33a(キャビティ部分に相
当)が形成されていて、該扇形部33aには、下金型部
材30を上下に貫通する3個の孔33aa,33ab,
33acが開けられている。尚、これら孔33aa,3
3ab,33acは同じ内径で形成されている。また、
該凹部33の中心部にはセンター突起33cが上下方向
に沿って突設されているとともに、両サイドの矩形状の
凹部33bにもそれぞれ突起33bbが、センター突起
33cと同じ方向に向けて突設されている。センター突
起33cは、基部13のセンター孔13cを形成するた
めのもので、突起33bbは基部13のキャップ取付部
13bの小孔13bbを形成するためのものである。
【0018】また、下金型部材30の前記扇形部33a
の3個の孔33aa,33ab,33acには、図2
(a)に示すような、該孔33aa,33ab,33a
cに内径に対応する外径の調整部形成ピン1が挿通され
ている。前記調整部形成ピン1は、図2(b)に示すよ
うに、頭部1aと軸部1bからなるボルト状に形成さ
れ、軸部1bの頭部1a寄り部分の周面には雄ねじ部1
cが形成されている。前記調整部形成ピン1は、下金型
部材30の下面に取着された略L字状の支持部材2の雌
ねじ部2aに螺着されており、調整部形成ピン1を支持
部材2に対して螺動させることで、調整部形成ピン1の
軸部1bの先端がキャビティ36に対して出没し、しか
も、このキャビティ36内に樹脂(図示せず)を充填し
た状態で、各孔33aa,33ab,33acと調整部
形成ピン1の軸部1bとの隙間から金型Sの外側に樹脂
が漏出しないように構成されている。
の3個の孔33aa,33ab,33acには、図2
(a)に示すような、該孔33aa,33ab,33a
cに内径に対応する外径の調整部形成ピン1が挿通され
ている。前記調整部形成ピン1は、図2(b)に示すよ
うに、頭部1aと軸部1bからなるボルト状に形成さ
れ、軸部1bの頭部1a寄り部分の周面には雄ねじ部1
cが形成されている。前記調整部形成ピン1は、下金型
部材30の下面に取着された略L字状の支持部材2の雌
ねじ部2aに螺着されており、調整部形成ピン1を支持
部材2に対して螺動させることで、調整部形成ピン1の
軸部1bの先端がキャビティ36に対して出没し、しか
も、このキャビティ36内に樹脂(図示せず)を充填し
た状態で、各孔33aa,33ab,33acと調整部
形成ピン1の軸部1bとの隙間から金型Sの外側に樹脂
が漏出しないように構成されている。
【0019】尚、図2(b)中3は、支持部材2に螺着
された固定ねじ(雄ねじ部材に相当)を示し、この固定
ねじ3を締め付け及び緩めることで、固定ねじ3の先端
が前記軸部1bに係脱し、調整部形成ピン1の螺動、即
ち、前記軸部1bの出没方向への移動が規制及び許容さ
れるように構成されている。また、図2(b)中には現
れないが、前記各孔33aa,33acにそれぞれ挿通
された各調整部形成ピン1も、孔33abに挿通された
調整部形成ピン1と同様に、それらの軸部1bの雄ねじ
部1cが支持部材2の雌ねじ部2aに螺着されている。
そして、本実施例では、これら支持部材2及び固定ねじ
3により、ピン移動規制機構が構成され、このピン移動
規制機構と調整部形成ピン1で可動部Tが構成されてい
る。
された固定ねじ(雄ねじ部材に相当)を示し、この固定
ねじ3を締め付け及び緩めることで、固定ねじ3の先端
が前記軸部1bに係脱し、調整部形成ピン1の螺動、即
ち、前記軸部1bの出没方向への移動が規制及び許容さ
れるように構成されている。また、図2(b)中には現
れないが、前記各孔33aa,33acにそれぞれ挿通
された各調整部形成ピン1も、孔33abに挿通された
調整部形成ピン1と同様に、それらの軸部1bの雄ねじ
部1cが支持部材2の雌ねじ部2aに螺着されている。
そして、本実施例では、これら支持部材2及び固定ねじ
3により、ピン移動規制機構が構成され、このピン移動
規制機構と調整部形成ピン1で可動部Tが構成されてい
る。
【0020】次に、作用について説明する。まず最初
に、全ての孔33aa,33ab,33acに挿通され
た調整部形成ピン1を、それらの先端が扇形部33aと
同一面内に位置するようにしておいて、前記上下の金型
部材30,35により指針本体11を製造する。その上
で、製造した指針本体11の重心が、図2(a)に示す
ように、孔33aa,33abの中間点とセンター突起
33cとを結ぶ線上でセンター突起33cを挟んで孔3
3aa,33abの反対側の点P1にある場合は、以降
の指針本体11を次のようにして製造する。
に、全ての孔33aa,33ab,33acに挿通され
た調整部形成ピン1を、それらの先端が扇形部33aと
同一面内に位置するようにしておいて、前記上下の金型
部材30,35により指針本体11を製造する。その上
で、製造した指針本体11の重心が、図2(a)に示す
ように、孔33aa,33abの中間点とセンター突起
33cとを結ぶ線上でセンター突起33cを挟んで孔3
3aa,33abの反対側の点P1にある場合は、以降
の指針本体11を次のようにして製造する。
【0021】即ち、重心がセンター突起33cの略中心
上に位置するようにバランスを補正するため、孔33a
a,33abに挿通された調整部形成ピン1を、その先
端が指針基部形成凹部33の扇形部33aよりも引っ込
むようにキャビティ36から退避させ、製造される指針
本体11のバランス部13a上に凸状のバランス調整部
13aa,13abを形成させる。この場合、孔33a
cに挿通された調整部形成ピン1は、その先端が扇形部
33aと同一面内に位置するようにしておいてもよく、
或は、孔33aa,33abに挿通された調整部形成ピ
ン1の先端を扇形部33aよりも引っ込ませる量に応じ
て、扇形部33aからキャビティ36内に突出させても
よい。そして、孔33acに挿通された調整部形成ピン
1の先端を扇形部33aからキャビティ36内に突出さ
せる場合には、製造される指針本体11のバランス部1
3a上に凹状のバランス調整部13acがさらに形成さ
れる。
上に位置するようにバランスを補正するため、孔33a
a,33abに挿通された調整部形成ピン1を、その先
端が指針基部形成凹部33の扇形部33aよりも引っ込
むようにキャビティ36から退避させ、製造される指針
本体11のバランス部13a上に凸状のバランス調整部
13aa,13abを形成させる。この場合、孔33a
cに挿通された調整部形成ピン1は、その先端が扇形部
33aと同一面内に位置するようにしておいてもよく、
或は、孔33aa,33abに挿通された調整部形成ピ
ン1の先端を扇形部33aよりも引っ込ませる量に応じ
て、扇形部33aからキャビティ36内に突出させても
よい。そして、孔33acに挿通された調整部形成ピン
1の先端を扇形部33aからキャビティ36内に突出さ
せる場合には、製造される指針本体11のバランス部1
3a上に凹状のバランス調整部13acがさらに形成さ
れる。
【0022】また、最初に製造した指針本体11の重心
が、孔33abとセンター突起33cとを結ぶ線上でセ
ンター突起33cを挟んで孔33abの反対側の点P2
にある場合は、以降の指針本体11を次のようにして製
造する。即ち、重心がセンター突起33cの略中心上に
位置するようにバランスを補正するため、孔33abに
挿通された調整部形成ピン1だけを、その先端が指針基
部形成凹部33の扇形部33aよりも引っ込むようにキ
ャビティ36から退避させ、製造される指針本体11の
バランス部13a上に凸状のバランス調整部13abを
形成させる。或は、全ての孔33aa,33ab,33
acに挿通された調整部形成ピン1を、それらの先端が
指針基部形成凹部33の扇形部33aよりも引っ込むよ
うにキャビティ36から同じ量ずつ退避させ、製造され
る指針本体11のバランス部13a上に凸状のバランス
調整部13aa,13ab,13acをそれぞれ形成さ
せる。
が、孔33abとセンター突起33cとを結ぶ線上でセ
ンター突起33cを挟んで孔33abの反対側の点P2
にある場合は、以降の指針本体11を次のようにして製
造する。即ち、重心がセンター突起33cの略中心上に
位置するようにバランスを補正するため、孔33abに
挿通された調整部形成ピン1だけを、その先端が指針基
部形成凹部33の扇形部33aよりも引っ込むようにキ
ャビティ36から退避させ、製造される指針本体11の
バランス部13a上に凸状のバランス調整部13abを
形成させる。或は、全ての孔33aa,33ab,33
acに挿通された調整部形成ピン1を、それらの先端が
指針基部形成凹部33の扇形部33aよりも引っ込むよ
うにキャビティ36から同じ量ずつ退避させ、製造され
る指針本体11のバランス部13a上に凸状のバランス
調整部13aa,13ab,13acをそれぞれ形成さ
せる。
【0023】また、最初に製造した指針本体11の重心
が、孔33abとセンター突起33cとを結ぶ線上でセ
ンター突起33cよりも孔33ab側の点P3にある場
合は、以降の指針本体11を次のようにして製造する。
即ち、重心がセンター突起33cの略中心上に位置する
ようにバランスを補正するため、孔33abに挿通され
た調整部形成ピン1だけ、その先端を指針基部形成凹部
33の扇形部33aからキャビティ36内に突出させ、
製造される指針本体11のバランス部13a上に凹状の
バランス調整部13abを形成させる。或は、全ての孔
33aa,33ab,33acに挿通された調整部形成
ピン1の先端を、指針基部形成凹部33の扇形部33a
からキャビティ36内に同じ量ずつ突出させ、製造され
る指針本体11のバランス部13a上に凹状のバランス
調整部13aa,13ab,13acをそれぞれ形成さ
せる。
が、孔33abとセンター突起33cとを結ぶ線上でセ
ンター突起33cよりも孔33ab側の点P3にある場
合は、以降の指針本体11を次のようにして製造する。
即ち、重心がセンター突起33cの略中心上に位置する
ようにバランスを補正するため、孔33abに挿通され
た調整部形成ピン1だけ、その先端を指針基部形成凹部
33の扇形部33aからキャビティ36内に突出させ、
製造される指針本体11のバランス部13a上に凹状の
バランス調整部13abを形成させる。或は、全ての孔
33aa,33ab,33acに挿通された調整部形成
ピン1の先端を、指針基部形成凹部33の扇形部33a
からキャビティ36内に同じ量ずつ突出させ、製造され
る指針本体11のバランス部13a上に凹状のバランス
調整部13aa,13ab,13acをそれぞれ形成さ
せる。
【0024】尚、各孔33aa,33ab,33acに
挿通された調整部形成ピン1のキャビティ36に対する
出没量は、最初に製造した指針本体11の重心がセンタ
ー突起33cの中心からどの程度離れているかに応じて
決定され、具体的には、重心がセンター突起33cの中
心から離れていればいる程、調整部形成ピン1のキャビ
ティ36に対する出没量を多くすることになる。また、
キャビティ36内に樹脂を射出する際には、当然のこと
ながら、固定ねじ3を締め付けてその先端を前記軸部1
bに係合させ、前記調整部形成ピン1の螺動、即ち、前
記軸部1bの出没方向への移動を規制しておく。
挿通された調整部形成ピン1のキャビティ36に対する
出没量は、最初に製造した指針本体11の重心がセンタ
ー突起33cの中心からどの程度離れているかに応じて
決定され、具体的には、重心がセンター突起33cの中
心から離れていればいる程、調整部形成ピン1のキャビ
ティ36に対する出没量を多くすることになる。また、
キャビティ36内に樹脂を射出する際には、当然のこと
ながら、固定ねじ3を締め付けてその先端を前記軸部1
bに係合させ、前記調整部形成ピン1の螺動、即ち、前
記軸部1bの出没方向への移動を規制しておく。
【0025】このように、本実施例によれば、センター
突起33cの略中心に対する指針本体11の重心のずれ
を補正しバランスを取るために、指針本体11の基部1
3におけるバランス部13aの裏面上に、凹状、或は、
凸状のバランス調整部13aa,13ab,13acを
形成する構成とし、しかも、各バランス調整部13a
a,13ab,13acの凹凸及びその量を、センター
突起33cの略中心に対する指針本体11の重心のずれ
の方向及び距離に応じて適宜設定して形成する構成とし
た。
突起33cの略中心に対する指針本体11の重心のずれ
を補正しバランスを取るために、指針本体11の基部1
3におけるバランス部13aの裏面上に、凹状、或は、
凸状のバランス調整部13aa,13ab,13acを
形成する構成とし、しかも、各バランス調整部13a
a,13ab,13acの凹凸及びその量を、センター
突起33cの略中心に対する指針本体11の重心のずれ
の方向及び距離に応じて適宜設定して形成する構成とし
た。
【0026】このため、センター突起33cの略中心に
対する指針本体11の重心のずれの方向及び距離に応じ
て、各バランス調整部13aa,13ab,13acの
凹凸及びその量を確定するまでの作業を、下金型部材3
0の各孔33aa,33ab,33acに挿通された調
整部形成ピン1のキャビティ36に対する出没量の調整
だけで、簡単に行うことができ、また、確定後に各調整
部形成ピン1を固定ねじ3の締め付けにより出没不能に
固定することで、キャビティ36に対する各孔33a
a,33ab,33acの位置が固定であることと相ま
って、以後の成形により、バランスの取れた指針本体1
0を均一な性能で量産することができる。
対する指針本体11の重心のずれの方向及び距離に応じ
て、各バランス調整部13aa,13ab,13acの
凹凸及びその量を確定するまでの作業を、下金型部材3
0の各孔33aa,33ab,33acに挿通された調
整部形成ピン1のキャビティ36に対する出没量の調整
だけで、簡単に行うことができ、また、確定後に各調整
部形成ピン1を固定ねじ3の締め付けにより出没不能に
固定することで、キャビティ36に対する各孔33a
a,33ab,33acの位置が固定であることと相ま
って、以後の成形により、バランスの取れた指針本体1
0を均一な性能で量産することができる。
【0027】また、金型Sを用いた射出成形によりバラ
ンス調整部13aa,13ab,13acを形成するこ
とで、バランス部13aの表面上にヒケが仮に発生した
としても、キャップ20によりバランス部13aが覆わ
れ、しかも、バランス調整部13aa,13ab,13
acを形成する基部13の裏面が、キャップ20の指針
袴22を介して指針本体11を前記不図示の駆動軸に取
着した状態で、文字板側に臨んで見えない。このことか
ら、本実施例の指針10は、運転者が視認可能な外観不
良を生じることがなく、指針本体11やキャップ20の
歩留を向上させる上でも有効である。
ンス調整部13aa,13ab,13acを形成するこ
とで、バランス部13aの表面上にヒケが仮に発生した
としても、キャップ20によりバランス部13aが覆わ
れ、しかも、バランス調整部13aa,13ab,13
acを形成する基部13の裏面が、キャップ20の指針
袴22を介して指針本体11を前記不図示の駆動軸に取
着した状態で、文字板側に臨んで見えない。このことか
ら、本実施例の指針10は、運転者が視認可能な外観不
良を生じることがなく、指針本体11やキャップ20の
歩留を向上させる上でも有効である。
【0028】また、本実施例によれば、バランス部13
aの裏面上の3個のバランス調整部13aa,13a
b,13acを、指針袴22を中心とする同心円上に該
指針袴22の周方向に間隔を置いて設けたので、センタ
ー突起33cの略中心に対する指針本体11の重心のず
れの方向に広く対応することが可能で、また、各バラン
ス調整部13aa,13ab,13acの凹凸量を調整
することで、センター突起33cの略中心に対する指針
本体11の重心のずれの距離にも広く対応することがで
きる。
aの裏面上の3個のバランス調整部13aa,13a
b,13acを、指針袴22を中心とする同心円上に該
指針袴22の周方向に間隔を置いて設けたので、センタ
ー突起33cの略中心に対する指針本体11の重心のず
れの方向に広く対応することが可能で、また、各バラン
ス調整部13aa,13ab,13acの凹凸量を調整
することで、センター突起33cの略中心に対する指針
本体11の重心のずれの距離にも広く対応することがで
きる。
【0029】そして、上述したような本実施例の指針本
体11を製造するに当り用いる下金型部材30に、上下
の金型部材30,35を重ね合わせて内部に画成される
キャビティ36に対して出没可能な調整部形成ピン1を
3つ設けたので、バランス部13aの裏面上にバランス
調整部13aa,13ab,13acを全く設けない状
態で製造した指針本体11の重心の、センター突起33
cの略中心に対するずれの方向及び距離に応じて、以降
に製造される指針本体11の各バランス調整部13a
a,13ab,13acの凹凸量を容易に調整すること
ができる。
体11を製造するに当り用いる下金型部材30に、上下
の金型部材30,35を重ね合わせて内部に画成される
キャビティ36に対して出没可能な調整部形成ピン1を
3つ設けたので、バランス部13aの裏面上にバランス
調整部13aa,13ab,13acを全く設けない状
態で製造した指針本体11の重心の、センター突起33
cの略中心に対するずれの方向及び距離に応じて、以降
に製造される指針本体11の各バランス調整部13a
a,13ab,13acの凹凸量を容易に調整すること
ができる。
【0030】尚、本実施例では、バランス部13aの裏
面上にバランス調整部13aa,13ab,13acを
設ける構成について説明したが、バランス部13aの表
面上、或は、表裏両面上にバランス調整部13aa,1
3ab,13acを設けるように指針本体11を形成し
てもよい。当然、それに合わせて、孔33aa,33a
b,33acや調整部形成ピン1、支持部材2、並び
に、固定ねじ3を上金型部材35側、或は上下両金型部
材30,35の対応する箇所に設ける構成としてもよ
い。さらに、バランス調整部13aa,13ab,13
acの数は、本実施例のように3個に限定する必要はな
く、単数、或は、3個以外の複数であってもよい。
面上にバランス調整部13aa,13ab,13acを
設ける構成について説明したが、バランス部13aの表
面上、或は、表裏両面上にバランス調整部13aa,1
3ab,13acを設けるように指針本体11を形成し
てもよい。当然、それに合わせて、孔33aa,33a
b,33acや調整部形成ピン1、支持部材2、並び
に、固定ねじ3を上金型部材35側、或は上下両金型部
材30,35の対応する箇所に設ける構成としてもよ
い。さらに、バランス調整部13aa,13ab,13
acの数は、本実施例のように3個に限定する必要はな
く、単数、或は、3個以外の複数であってもよい。
【0031】また、本実施例では、各バランス調整部1
3aa,13ab,13acを、指針袴22を中心とす
る同心円上に該指針袴22の周方向に間隔を置いて設け
たが、各バランス調整部13aa,13ab,13ac
の列設方向は任意で、或は、各バランス調整部13a
a,13ab,13acの間に間隔を設けず、これらバ
ランス調整部13aa,13ab,13acを前記列設
方向において連続させ、3つのバランス調整部13a
a,13ab,13acの全体で、凹凸が連続した1つ
のバランス調整部を構成するようにしてもよい。その場
合、各バランス調整部13aa,13ab,13ac相
互の凹凸及びその量に違いを持たせるか否かは、指針本
体11の重心のずれに応じて任意に設定可能である。従
って、対応する金型S側の孔33aa,33ab,33
acや調整部形成ピン1の列設方向、配置、数について
も、バランス調整部13aa,13ab,13acと同
様に任意であることは無論言うまでもない。
3aa,13ab,13acを、指針袴22を中心とす
る同心円上に該指針袴22の周方向に間隔を置いて設け
たが、各バランス調整部13aa,13ab,13ac
の列設方向は任意で、或は、各バランス調整部13a
a,13ab,13acの間に間隔を設けず、これらバ
ランス調整部13aa,13ab,13acを前記列設
方向において連続させ、3つのバランス調整部13a
a,13ab,13acの全体で、凹凸が連続した1つ
のバランス調整部を構成するようにしてもよい。その場
合、各バランス調整部13aa,13ab,13ac相
互の凹凸及びその量に違いを持たせるか否かは、指針本
体11の重心のずれに応じて任意に設定可能である。従
って、対応する金型S側の孔33aa,33ab,33
acや調整部形成ピン1の列設方向、配置、数について
も、バランス調整部13aa,13ab,13acと同
様に任意であることは無論言うまでもない。
【0032】さらに、本実施例では、指針袴22がキャ
ップ20側に設けられた指針10を例に取って説明した
が、本発明は、指針本体11側に指針袴が一体に設けら
れた指針にも適用可能であり、さらには、キャップを省
略し、或は、キャップを指針本体と同一材料による樹脂
成形か、或は、指針本体とは異なる材料による多重、イ
ンサート、アウトサート樹脂成形により、指針本体と一
体的に形成した指針にも適用できることは勿論のことで
ある。
ップ20側に設けられた指針10を例に取って説明した
が、本発明は、指針本体11側に指針袴が一体に設けら
れた指針にも適用可能であり、さらには、キャップを省
略し、或は、キャップを指針本体と同一材料による樹脂
成形か、或は、指針本体とは異なる材料による多重、イ
ンサート、アウトサート樹脂成形により、指針本体と一
体的に形成した指針にも適用できることは勿論のことで
ある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の計器指針に
よれば、基部と、該基部から延設された指示部と、該指
示部とは反対側の前記基部部分に連設されたバランス部
を有する計器指針において、前記基部、指示部、及び、
バランス部が同一材料の樹脂成形により一体に形成さ
れ、前記バランス部の表裏両面のうち少なくとも一方の
面に、凹部及び凸部のうち少なくとも一方が形成されて
いる構成とした。
よれば、基部と、該基部から延設された指示部と、該指
示部とは反対側の前記基部部分に連設されたバランス部
を有する計器指針において、前記基部、指示部、及び、
バランス部が同一材料の樹脂成形により一体に形成さ
れ、前記バランス部の表裏両面のうち少なくとも一方の
面に、凹部及び凸部のうち少なくとも一方が形成されて
いる構成とした。
【0034】このため、基部、指示部、及び、バランス
部を1工程で製造することができ、従って、従来のよう
に、製造後の計器指針に1つ1つバランス体を取り付け
るという煩雑で手間の掛かる作業を行わずに済む。しか
も、前記バランス部に凹部及び凸部のうち少なくとも一
方を形成することで、計器指針のバランスを取れるバラ
ンス部の形状を確定させるための、該バランス部の量、
即ち大きさや重さの変更を、前記バランス部に対する凹
部や凸部の段差の調整により容易に行うことが可能とな
り、ひいては、樹脂成形時に用いる金型の、前記凹部や
凸部に対応する箇所の形状調整により簡単容易に行うこ
とが可能となる。従って、試作時及び量産時における指
針のバランス調整に関係する部分の調整、製造の手間を
大幅に減らし、作業の簡略化による製品コストの低減を
図ることができる等の効果を奏する。
部を1工程で製造することができ、従って、従来のよう
に、製造後の計器指針に1つ1つバランス体を取り付け
るという煩雑で手間の掛かる作業を行わずに済む。しか
も、前記バランス部に凹部及び凸部のうち少なくとも一
方を形成することで、計器指針のバランスを取れるバラ
ンス部の形状を確定させるための、該バランス部の量、
即ち大きさや重さの変更を、前記バランス部に対する凹
部や凸部の段差の調整により容易に行うことが可能とな
り、ひいては、樹脂成形時に用いる金型の、前記凹部や
凸部に対応する箇所の形状調整により簡単容易に行うこ
とが可能となる。従って、試作時及び量産時における指
針のバランス調整に関係する部分の調整、製造の手間を
大幅に減らし、作業の簡略化による製品コストの低減を
図ることができる等の効果を奏する。
【0035】また、本発明の計器指針の製造用金型によ
れば、前記計器指針に対応する形状のキャビティが内部
に画成される金型において、前記基部及び前記バランス
部のうち少なくとも一方に対応する前記キャビティ部分
の空間を拡縮する可動部を、前記金型に設ける構成とし
た。このため、最初に製造した計器指針の重心の位置に
応じた量で、前記バランス部に対応する前記キャビティ
部分の空間を可動部により拡縮することで、重心の位置
を好適な箇所に補正するための、バランス部の形状変更
を容易に行うことが可能となり、形状変更量の微調整作
業も、可動部の移動量を調整するだけで済み、在来の金
型の切削作業や溶着による肉盛作業等が不要となり、バ
ランス体の量を加減して微調整する従来よりも作業が簡
略化される。従って、本発明の計器指針と同様に、試作
時及び量産時における指針のバランス調整に関係する部
分の調整、製造の手間を大幅に減らし、作業の簡略化に
よる製品コストの低減を図ることができる等の効果を奏
する。
れば、前記計器指針に対応する形状のキャビティが内部
に画成される金型において、前記基部及び前記バランス
部のうち少なくとも一方に対応する前記キャビティ部分
の空間を拡縮する可動部を、前記金型に設ける構成とし
た。このため、最初に製造した計器指針の重心の位置に
応じた量で、前記バランス部に対応する前記キャビティ
部分の空間を可動部により拡縮することで、重心の位置
を好適な箇所に補正するための、バランス部の形状変更
を容易に行うことが可能となり、形状変更量の微調整作
業も、可動部の移動量を調整するだけで済み、在来の金
型の切削作業や溶着による肉盛作業等が不要となり、バ
ランス体の量を加減して微調整する従来よりも作業が簡
略化される。従って、本発明の計器指針と同様に、試作
時及び量産時における指針のバランス調整に関係する部
分の調整、製造の手間を大幅に減らし、作業の簡略化に
よる製品コストの低減を図ることができる等の効果を奏
する。
【図1】(a)は、本発明の実施例である計器指針の分
解斜視図、(b)は指針基部の裏面の斜視図、(c)は
(a)のA−A線による断面図である。
解斜視図、(b)は指針基部の裏面の斜視図、(c)は
(a)のA−A線による断面図である。
【図2】(a)は図1の計器指針を製造するのに用いる
金型中の下金型部材の平面図、(b)は、(a)のB−
B線による断面図に相当し、下金型部材と上金型部材と
を型締めした状態の断面図である。
金型中の下金型部材の平面図、(b)は、(a)のB−
B線による断面図に相当し、下金型部材と上金型部材と
を型締めした状態の断面図である。
【図3】従来の指針の構造を示すもので、(a)は斜視
図、(b)はキャップの断面図、(c)はキャップの裏
面図である。
図、(b)はキャップの断面図、(c)はキャップの裏
面図である。
1 調整部形成ピン(可動部) 2 支持部材(可動部、ピン移動規制機構) 3 固定ねじ(可動部、ピン移動規制機構) 10 指針 12 指示部 13 基部 13a バランス部 13aa,13ab バランス調整部(凹部) 13ac バランス調整部(凸部) 33a 扇形部(キャビティ部分) S 金型
Claims (6)
- 【請求項1】 基部と、該基部から延設された指示部
と、該指示部とは反対側の前記基部部分に連設されたバ
ランス部を有する計器指針において、 前記基部、指示部、及び、バランス部が同一材料の樹脂
成形により一体に形成され、 前記バランス部の表裏両面のうち少なくとも一方の面
に、凹部及び凸部のうち少なくとも一方が形成されてい
る、 ことを特徴とする計器指針。 - 【請求項2】 前記凹部及び凸部のうち少なくとも一方
が前記面に複数形成されている請求項1記載の計器指
針。 - 【請求項3】 前記基部及び前記バランス部を覆うキャ
ップをさらに有する請求項1又は2記載の計器指針。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の計器指針の製
造に用いられ、前記計器指針に対応する形状のキャビテ
ィが内部に画成される金型において、 前記バランス部に対応する前記キャビティ部分の空間を
拡縮する可動部を、前記金型に設けた、 ことを特徴とする計器指針の製造用金型。 - 【請求項5】 前記可動部は、前記キャビティ部分に対
して出没可能に前記金型側で支持された調整部形成ピン
と、該金型に設けられ、前記調整部形成ピンの前記キャ
ビティ部分に対する出没方向への移動を規制するピン移
動規制機構とを有している請求項4記載の計器指針の製
造用金型。 - 【請求項6】 前記可動部は前記金型に複数設けられて
いる請求項4又は5記載の計器指針の製造用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3538095A JPH08233615A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 計器指針及びその製造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3538095A JPH08233615A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 計器指針及びその製造用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08233615A true JPH08233615A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12440299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3538095A Withdrawn JPH08233615A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 計器指針及びその製造用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08233615A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010078538A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Nippon Seiki Co Ltd | 指針式計器装置 |
| JP2012208078A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Seiko Instruments Inc | 時計用回転錘およびその回転錘を備えた時計 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP3538095A patent/JPH08233615A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010078538A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Nippon Seiki Co Ltd | 指針式計器装置 |
| JP2012208078A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Seiko Instruments Inc | 時計用回転錘およびその回転錘を備えた時計 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |