JPH08236009A - 直熱形陰極構造体及びその製造方法 - Google Patents

直熱形陰極構造体及びその製造方法

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JPH08236009A
JPH08236009A JP33889895A JP33889895A JPH08236009A JP H08236009 A JPH08236009 A JP H08236009A JP 33889895 A JP33889895 A JP 33889895A JP 33889895 A JP33889895 A JP 33889895A JP H08236009 A JPH08236009 A JP H08236009A
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pallet
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directly heated
porous
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Chang-Seob Kim
昌燮 金
Seok-Bong Son
錫峯 孫
Sang-Kyun Kim
尚均 金
Bong-Uk Jeong
奉旭 鄭
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Samsung Display Devices Co Ltd
Samsung Electron Devices Co Ltd
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレット下部への電子放射物質の放出防止を
図れ、しかも構造がさらに安定して品質及び生産性の向
上に有利な、直熱形陰極構造体及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 陰極物質の含浸された多孔性パレット5
00の下面に、ブレ−ジング溶接法で第1金属部材51
0を固定する。第1金属部材510の下部には第2金属
部材520を溶接する。第1金属部材510と第2金属
部材520との間にはフィラメント600を介挿し、フ
ィラメント600は第1金属部材510とその下面の第
2金属部材520との溶接により固定されるものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陰極線管用直熱形陰
極構造体に係り、さらに詳細にはカラ−陰極線管用電子
銃の直熱形ディスペンサ−陰極構造体及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極は熱エネルギを吸収して熱電子を放
出するものであり、その加熱方式により、直接加熱方式
による直熱形と間接加熱方式による放熱形とに大別され
る。即ち、直熱形陰極はフィラメントと熱電子放出源と
が接触している構造であり、放熱形陰極はフィラメント
と熱電子放出源とが分離している構造である。
【0003】大量の熱電子を要求する電子銃に適用され
る放熱形陰極に反して、直熱形陰極は、主にビデオカメ
ラなどのビュ−ファインダ用の小型陰極線管の電子銃に
使用されるものであり、フィラメントに直接固定される
ものとして、その表面に電子放射物質の塗布されるベ−
スメタル又は陰極物質の含浸されているパレットを具備
する。
【0004】多孔性パレットがフィラメントに直接固定
される形態は、本出願人により米国特許08/120,
502号で出願されたことがある。即ち、その形態は図
8に示されたように、電子放射物質の含浸されている多
孔性パレット101の両側面に二つのフィラメント10
2,102′が直接溶接されたり、一つのフィラメント
が多孔性パレット101を貫く構造である。
【0005】一方、本出願人は他の直熱形陰極構造体を
米国特許08/429,529号で出願したことがあ
る。ここに示された陰極構造体は、フィラメントによる
パレットの支持強度を強化したもので、電子放射物質の
含浸されている多孔性パレットの三箇所以上の外側面
に、フィラメントが直接溶接又は貫通する構造である。
【0006】以上、説明した直熱形陰極構造体は、多孔
性パレットがその胴体に接触されたフィラメントにより
直接加熱されると共に、フィラメントからの電流により
直接発熱するので、電流印加後から熱電子放出が始まる
までの時間が非常に短く、更に、高密度の熱電子を放出
し得る長所がある。
【0007】しかしながら、上述の直熱形陰極構造体に
よると、熱電子放出がパレットの全表面を通じてなされ
るので、熱電子が損失するおそれがあり、パレットから
蒸発した熱電子放出物質がフィラメントに付着して当該
フィラメントが脆化し得る。さらに、実質的にパレット
にフィラメントを溶接又は貫通させ難いので、生産性に
おいて不利である。
【0008】さらに、本出願人はより改良された構造の
直熱形陰極構造体を提示した。
【0009】すなわち、その改良の直熱形陰極構造体
は、図9に示されたように電子放射物質の含浸されたパ
レット200の下部の金属部材220に、フィラメント
210を固定してなる。このような構造によれば、前記
金属部材220がパレット200の底面を塞いでいるの
で、パレット200の下部を通じた熱電子放出が抑制さ
れる。
【0010】しかしながら、前記改良の直熱形陰極構造
体によると、パレット200と金属部材220との間に
間隙が存するようになるので、この間隙に少量の熱電子
が放出される問題がある。さらに、前記パレット200
の側面が熱電子放出空間として露出しているので、熱電
子が側面に放出されて持続的かつ均一した熱電子放出を
得難く、また、電子放射物質の速い消尽によりパレット
200の寿命が縮まる問題がある。さらに、パレット2
00の側面から蒸発した電子放射物質がフィラメント2
10に付着することで、このフィラメント210を脆化
させるおそれがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の問題点
を解決するために創出されたもので、本発明の目的は電
子放射物質がパレットの下部に放出されることを防止で
き、構造がさらに安定されて品質及び生産性の向上に有
利な、直熱形陰極構造体及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の直熱形陰極構造体は、陰極物質の含浸さ
れた多孔性パレットと、該多孔性パレットの底面に固着
される第1金属部材と、前記第1金属部材と溶接される
第2金属部材と、前記第1金属部材と第2金属部材との
間に介されたフィラメントとを具備してなることを特徴
とする。
【0013】本発明の直熱形陰極構造体の製造方法は、
多数の空孔部を有する多孔性パレットを製造する多孔性
パレットの製造段階と、前記多孔性パレットの底面に、
ブレ−ジング層の溶融により第1金属部材を溶接する段
階と、前記溶接後、前記多孔性パレットの空孔部に電子
放射物質を含浸させる段階と、前記第1金属部材の底面
にフィラメントを介させた状態で第2金属部材を第1金
属部材に溶接する段階とを含むことを特徴とする。
【0014】さらに、本発明による他の製造方法は、多
数の空孔部を有する多孔性パレットを製造する多孔性パ
レットの製造段階と、前記多孔性パレットの空孔部に電
子放射物質を含浸させる段階と、前記含浸後、前記多孔
性パレットの底面に、ブレ−ジング層の溶融により第1
金属部材を溶接する段階と、前記第1金属部材の底面に
フィラメントを介させた状態で第2金属部材を第1金属
部材に溶接する段階とを含むことを特徴とする。
【0015】この発明では、フィラメントが第1金属部
材と第2金属部材の間に介挿・固定され、また、パレッ
トの底面が第1金属部材により閉鎖される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明を詳細に説明する。
【0017】図1と図2は本発明による直熱形陰極構造
体の好ましい実施形態の分解斜視図及び結合状態の断面
図である。
【0018】本発明による直熱形陰極構造体は、その空
孔部に電子物質の含浸されている多孔性パレット500
と、前記多孔性パレット500の下面にブレ−ジング接
合法により溶接・固着される板状の第1金属部材510
と、第1金属部材510の下部に位置するフィラメント
600と、この第1金属部材510の下面に密着された
状態で前記第1金属部材510と溶接されてフィラメン
ト600を支持する第2金属部材520とを具備する。
このようにフィラメント600は第1金属部材510と
第2金属部材520との間に介挿されてなる。
【0019】ここで、前記電子放射物質の含浸されるパ
レット500は、W、Mo、Ru、Ni、Ta中の少な
くともいずれか一つの金属よりなる。また、前記第1お
よび第2金属部材510,520は、Mo、Ta、W中
の少なくともいずれか一つの金属を含めてなる。そし
て、本発明によるパレット500の表面には、Os、R
u、Ir中の少なくともいずれか一つの金属を含むコ−
ティング層(図示せず)が形成される。
【0020】本発明において、最適のパレット500の
大きさは直径が0.4mm乃至2.0mmであり、その
厚さが0.2mm乃至1.00mm又は0.3mm乃至
3.0mmであり、第1金属部材510は厚さが20乃
至200μmである。そして、前記第2金属部材520
もその直径が0.3乃至3.0mmであり、その厚さが
20乃至200μmである。前記第1,第2金属部材間
に介されたフィラメント600の厚さは30乃至200
μm程度の直径を有する。この際、前記第1金属部材5
10に対する第2金属部材520の溶接はレ−ザ−溶
接、ア−ク溶接又はプラズマ溶接が主に用いられる。そ
して、前記フィラメント600はパレット500の加熱
効率を上げるために十字形に配列したり放射状に配列す
ることが好ましい。
【0021】以下、本発明による直熱形陰極構造体の製
造方法の一実施形態を詳細に説明する。
【0022】直熱形陰極構造体の製造方法は図3乃至図
8に示した通りである。
【0023】即ち、図3に示されたように、先ずW、M
o、Ru、Ni、Ta中の少なくともいずれか一つの金
属粉末を含有してなる粉末を、柱状に圧縮成形した後焼
結させる。そして、焼結の完了後は、当該柱状の素材5
0を所定の長さに切断して、単位多孔性パレット500
を得るものとする。この際、パレット500の断面は円
形又は多角形とし得る。
【0024】図4に示されたように、多孔性パレット5
00の外周面に陰極物質600を接触させた状態で、こ
れを高温で加熱して陰極物質が多孔性パレットの空孔部
に含浸されるようにする。
【0025】図5に示されたように、前記パレット50
0の底面が上向きになるようにした後、パレット500
の底面に、Ru又はMo中の少なくともいずれか一つの
金属を含むブレ−ジング溶接層700を、10乃至10
0μmの厚さに形成する。
【0026】図6に示されたように、前記ブレ−ジング
溶接層700に、Mo、W、Ta中の少なくともいずれ
か一つの金属を含む板状の第1金属部材510を接触さ
せた後、これを高温で加熱して前記ブレ−ジング溶接層
700を溶融させ、その溶融のブレ−ジング溶接層70
0により、前記第1金属部材510を前記パレットの底
面に接着させる。
【0027】そして、図7に示されたように、前記第1
金属部材510上に、フィラメント600を一つ又は十
字形に二つ配置し、この上に板状の第2金属部材520
を載せたまま、前記第1金属部材510に前記第2金属
部材520を溶接して、望む陰極構造体を得るものとす
る。
【0028】一方、本発明の製造方法の他の実施形態に
おいて、パレットに陰極物質を含浸させる段階は、前記
した実施形態とは違って、前記第1金属部材をパレット
に先ずブレ−ジング溶接により接合した後に行われる。
従って、本発明の陰極構造体の製造方法において、陰極
物質の含浸段階の実施手順は必要によって変更され得
る。
【0029】このような本発明による直熱形陰極構造体
の製造方法により製造された陰極構造体は、パレット5
00の底面にフィラメント600が第1金属部材510
と第2金属部材520により固定されることにより、次
のような利点を有する。
【0030】第一に、陰極物質の含浸が第1金属部材の
ブレ−ジング溶接段階の後に行われる場合、ブレ−ジン
グ溶接による電子放射物質の酸化を防止し得る。
【0031】第二に、パレットの底面がブレ−ジング溶
接された第1金属部材により完全に閉鎖されているの
で、パレットの下方に電子物質が蒸発するのを防げるこ
とにより、持続的な熱電子の放出が可能となり、これに
より陰極構造体の寿命を延ばし得る。
【0032】第三に、パレットに対するフィラメントの
固定構造が安定化されて外部の衝撃に対して強い耐力を
有するようになる。
【0033】第四に、パレットの底面に熱電子が放出さ
れないので、フィラメントの脆化現象を防止することが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による直熱
形陰極構造体の製造方法により製造された陰極構造体に
よると、フィラメントが第1金属部材と第2金属部材の
間に介挿・固定されるものであるから、パレットに対す
るフィラメントの固定構造がさらに安定し、パレットの
堅固さが高まることは勿論、溶接工程の改善などにより
品質及び生産性を著しく向上させ得る。また、パレット
の底面が第1金属部材により閉鎖されるので、パレット
の下方に電子物質が蒸発するのを防止できる。
【0035】さらに、本発明に係る陰極構造体は、一般
的な超小型白黒型陰極線管だけでなく、カラ−陰極線
管、特に大型画面を有するテレビジョン又はコンピュ−
タモニタに広く用いられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による直熱形陰極構造体の概略的な分解
斜視図。
【図2】図3に示された本発明による陰極構造体の断面
図。
【図3】本発明による陰極構造体の製造方法の工程図。
【図4】本発明による陰極構造体の製造方法の工程図。
【図5】本発明による陰極構造体の製造方法の工程図。
【図6】本発明による陰極構造体の製造方法の工程図。
【図7】本発明による陰極構造体の製造方法の工程図。
【図8】従来の直熱形陰極構造体の概略的な斜視図。
【図9】従来の他の直熱形陰極構造体の概略的な断面
図。
【符号の説明】
500 多孔性パレット 510 第1金属部材 520 第2金属部材 600 フィラメント 700 ブレ−ジング溶接層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 尚均 大韓民国ソウル特別市西大門区弘恩3洞 338−102番地 (72)発明者 鄭 奉旭 大韓民国ソウル特別市道峰区水踰1洞483 −16番地

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極物質の含浸された多孔性パレット
    と、 該多孔性パレットの底面に固着される第1金属部材と、 前記第1金属部材と溶接される第2金属部材と、 前記第1金属部材と第2金属部材との間に介されたフィ
    ラメントとを具備してなることを特徴とする直熱形陰極
    構造体。
  2. 【請求項2】 前記多孔性パレットと第1金属部材とが
    ブレ−ジング溶接層により結合されていることを特徴と
    する請求項1記載の直熱形陰極構造体。
  3. 【請求項3】 前記第1金属部材と第2金属部材との間
    に固定されたフィラメントが、十字形又は放射形に配置
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の直熱形陰極構造体。
  4. 【請求項4】 前記多孔性パレットが、W、Ru、M
    o、Ni、Ta中の少なくともいずれか一つの金属を主
    成分として含有することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の直熱形陰極構造体。
  5. 【請求項5】 前記第1金属部材と第2金属部材中の少
    なくともいずれか一つが、Mo、W、Ta中の少なくと
    もいずれか一つの金属を含むことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の直熱形陰極構造体。
  6. 【請求項6】 前記多孔性パレットの直径は0.4mm
    乃至2.0mmの範囲の値を有し、その厚さは0.2m
    m乃至1.0mmの範囲の値を有することを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の直熱形陰極構造体。
  7. 【請求項7】 前記第2金属部材の直径は0.3mm乃
    至3.0mmの範囲の値を有し、その厚さは20乃至2
    00μmの範囲の値を有することを特徴とする請求項1
    記載の直熱形陰極構造体。
  8. 【請求項8】 多数の空孔部を有する多孔性パレットを
    製造する多孔性パレットの製造段階と、 前記多孔性パレットの底面に、ブレ−ジング層の溶融に
    より第1金属部材を溶接する段階と、 前記溶接後、前記多孔性パレットの空孔部に電子放射物
    質を含浸させる段階と、 前記第1金属部材の底面にフィラメントを介させた状態
    で第2金属部材を第1金属部材に溶接する段階とを含む
    ことを特徴とする直熱形陰極構造体の製造方法。
  9. 【請求項9】 多数の空孔部を有する多孔性パレットを
    製造する多孔性パレットの製造段階と、 前記多孔性パレットの空孔部に電子放射物質を含浸させ
    る段階と、 前記含浸後、前記多孔性パレットの底面に、ブレ−ジン
    グ層の溶融により第1金属部材を溶接する段階と、 前記第1金属部材の底面にフィラメントを介させた状態
    で第2金属部材を第1金属部材に溶接する段階とを含む
    ことを特徴とする直熱形陰極構造体の製造方法。
JP33889895A 1994-12-29 1995-12-26 直熱形陰極構造体及びその製造方法 Pending JPH08236009A (ja)

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KR1994-38999 1994-12-29

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EP (1) EP0720198B1 (ja)
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