JPH0823719B2 - 電子写真装置における用紙剥離装置 - Google Patents

電子写真装置における用紙剥離装置

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JPH0823719B2
JPH0823719B2 JP1036638A JP3663889A JPH0823719B2 JP H0823719 B2 JPH0823719 B2 JP H0823719B2 JP 1036638 A JP1036638 A JP 1036638A JP 3663889 A JP3663889 A JP 3663889A JP H0823719 B2 JPH0823719 B2 JP H0823719B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トナー像を用紙に転写する転写部に転写ロ
ーラ方式を採用した電子写真装置において、転写を終え
た用紙を感光体や中間転写媒体から剥離するための用紙
剥離装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電子写真装置では、転写部に転写チャージャによるコ
ロナ転写方式を用いる他、転写ローラ方式を採用する場
合がある。この転写ローラ方式は、電荷が印加され回転
する転写ローラを用紙を介して感光体や中間転写媒体に
圧接することにより、この感光体や中間転写媒体上に形
成されたトナー像を用紙に転写させるようにしたもので
ある。
上記転写ローラ方式を採用したフルカラー複写機の全
体構成を第3図に基づいて説明する。
装置枠体11の上面には、原稿12を載置するための原稿
台13が設けられている。装置枠体11内におけるこの原稿
台13の下方には、光学系部14を介して感光体ベルト装置
15が配置されている。光学系部14は、上記原稿12をコピ
ーランプ14aからの光で走査し、この原稿12からの反射
光を感光体ベルト装置15の露光部に導くようになってい
る。なお、この光学系部14のレンズ14bには、青・緑・
赤からなる3種類の色のフィルタが設けられ、このフィ
ルタを取り替えながら原稿12の走査が3回行われるの
で、感光体ベルト装置15では、各フィルタごとにその透
過光による露光が順に行われることになる。
感光体ベルト装置15は、駆動ローラ15aと従動ローラ1
5bに無端状の感光体ベルト15cを掛け渡し、この感光体
ベルト15cを循環移送させるようにしたものである。感
光体ベルト15cは、ベルトの外表面に有機感光体(OPC)
膜が形成されている。また、この感光体ベルト装置15の
周囲には、主帯電器16、現像装置17、クリーナ18及び除
電ランプ19が感光体ベルト15cの移送方向に沿ってこの
順序で配置され、電子写真装置を構成している。従っ
て、上記光学系部14を介して導かれた原稿12からの反射
光が主帯電器16によって帯電された感光体ベルト15cの
外表面を露光することにより静電潜像が形成され、この
静電潜像を現像装置17が現像することによってトナー像
が形成されることになる。なお、現像装置17は、イエロ
ー・マゼンタ・シアンからなる3種類の色のトナーを装
填した現像槽を有し、原稿12の3回の各走査ごとに使用
する現像槽を切り替えてそれぞれ現像を行うようになっ
ている。このため、循環移送される感光体ベルト15c上
には、イエロー・マゼンタ・シアンの各トナーによるト
ナー像が順に形成されることになる。このイエロー・マ
ゼンタ・シアンの各色は、前記レンズ14bのフィルタに
おける青・緑・赤とそれぞれ補色関係になる。
上記感光体ベルト装置15における感光体ベルト15cが
従動ローラ15bに巻回する部分は、現像装置17で形成さ
れたトナー像を中間転写ベルト装置20側に転写するため
の第1転写部15dを形成している。中間転写ベルト装置2
0は、駆動ローラ20aと従動ローラ20bとバックアップロ
ーラ20cに無端状の中間転写ベルト20dを三角状に掛け渡
し、この中間転写ベルト20dを循環移送させるようにし
たものである。そして、この駆動ローラ20aと従動ロー
ラ20bとの間に位置する中間転写ベルト20dの外表面が上
記第1転写部15dの感光体ベルト15cに圧接されるように
なっている。また、この第1転写部15dで圧接された中
間転写ベルト20dの内面側には、電荷を印加された第1
転写ローラ21が設けられている。従って、上記感光体ベ
ルト装置15において感光体ベルト15c上に形成されたト
ナー像は、この第1転写ローラ21の電荷に吸引されて中
間転写ベルト20d上に転写されることになる。なお、感
光体ベルト15c上に形成されるイエロー・マゼンタ・シ
アンの各トナー像は、この中間転写ベルト20d上で順次
重ねて転写されることによりフルカラーのトナー像とな
る。
この中間転写ベルト装置20における中間転写ベルト20
dがバックアップローラ20cに巻回する部分は、転写され
たトナー像を用紙23に転写するための第2転写部20eを
形成している。また、この第2転写部20eの下方には、
電荷を印加された第2転写ローラ22が配置されている。
第2転写ローラ22は、上下移動可能に設けられ、用紙23
が第2転写部20eを通過する際に上方に移動して、この
用紙23を中間転写ベルト20dの外表面に圧接させるよう
になっている。従って、上記中間転写ベルト20d上に転
写されたフルカラーのトナー像は、第2転写ローラ22の
電荷に吸引されて、第2転写部20eを通過する用紙23上
に転写されることになる。なお、このようにして転写を
終えた中間転写ベルト20dの外表面は、クリーナ24によ
ってクリーニングされ、新たなトナー像の転写を可能な
状態とする。また、第2転写部20eより少し従動ローラ2
0b側における中間転写ベルト20dの内面には、接地され
た背面電極ローラ28が当接され、中間転写ベルト装置20
において帯電電荷の閉回路が形成されるようになってい
る。
上記中間転写ベルト装置20の第2転写部20eに用紙23
を供給するのは、感光体ベルト装置15の下方に配置され
た給紙部25である。ここでは、装置枠体11に2個の給紙
カセット26・26が装着可能となり、給紙部25によってこ
れら給紙カセット26・26のいずれか一方から用紙23が供
給されるようになっている。また、上記第2転写部20e
を通過した用紙23は、中間転写ベルト装置20のさらに側
方に配置された定着装置27によってトナー像の定着を受
け、さらに装置枠体11外に排出されるようになってい
る。
以上のように用紙23にトナー像の転写を行う第2転写
部20eにおいて、第2転写ローラ22を使用するのが転写
ローラ方式である。
上記第2転写部20eにおけるトナー像の転写作用を第
4図に基づいて説明する。
バックアップローラ20cは、ローラ部がシリコンゴム
等の絶縁性ゴムによって形成されている。そして、この
バックアップローラ20cは、中間転写ベルト20dの循環移
送に従って回転する。第2転写ローラ22は、ステンレス
鋼等の導電性金属によって形成されている。そして、こ
の第2転写ローラ22は、用紙搬送系の駆動装置に駆動さ
れて、上記バックアップローラ20cとは逆の方向に回転
する。また、この第2転写ローラ22は、電源29によって
電荷が印加されている。ここで、中間転写ベルト20d上
のトナー像が正に帯電しているものとすると、この第2
転写ローラ22は、図示するように、負に帯電されること
になる。
用紙23は、第2転写部20eを通過する際に、上記第2
転写ローラ22によって中間転写ベルト20dの外表面に圧
接される。すると、中間転写ベルト20d上の正に帯電し
たトナー像が第2転写ローラ22の負電荷に吸引されてこ
の用紙23上に転写されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、正に帯電したトナー像を第2転写部20eま
で移送する中間転写ベルト20dは、それ自身も正の帯電
傾向を有している。しかも、負の電荷を有する第2転写
ローラ22によって押圧された用紙23は、第2転写部20e
を通過する際に負に帯電されることになる。このため、
第2転写部20eを通過した用紙23は、先端部23aが矢印A
で示すように正の帯電傾向を有する中間転写ベルト20d
側に吸引されるので、この中間転写ベルト20dからの剥
離不良を生じるおそれがある。なお、これは、帯電電荷
の極性が逆の場合であっても同様である。
また、このような剥離不良は、上記フルカラー複写機
の場合に限らず、中間転写媒体や感光体から転写ローラ
によって用紙にトナー像を転写するようにした転写ロー
ラ方式の転写部を有する電子写真装置に共通するもので
ある。
なお、転写ローラに代えて転写チャージャを用いるコ
ロナ転写方式においては、転写後の用紙の剥離のため
に、剥離チャージャによるAC除電を行ったり、剥離爪に
よって強制的に用紙を中間転写媒体や感光体から剥離さ
せるようにしている。しかし、転写ローラ方式において
剥離チャージャを用いると、AC除電によって転写ローラ
の帯電が影響を受け、用紙に転写されたトナー像が縞状
になる等の不都合を生じる。また、剥離爪を用いる方法
では、剥離爪の先端が中間転写媒体や感光体に摺接する
ことになるので、この中間転写媒体や感光体に硬度の高
い材料の使用が要求され、特に前記フルカラー複写機に
おける中間転写ベルト20dのように柔軟な中間転写媒体
には使用できない。このため、従来からのコロナ帯電方
式による転写部で使用されていた用紙剥離装置を転写ロ
ーラ方式にも採用することは困難である。
従って、従来の転写ローラ方式の転写部を有する電子
写真装置では、用紙が転写部で剥離不良を発生するおそ
れが多くなり、紙詰まり等のトラブルを生じ易くなると
いう問題点を生じていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る電子写真装置における用紙剥離装置は、
上記課題を解決するために、電荷が印加されかつ回転す
る転写ローラによって用紙をトナー像形成媒体に圧接さ
せることにより、このトナー像形成媒体に形成されたト
ナー像を用紙に転写する転写ローラ方式の転写部を有す
る電子写真装置において、トナー像形成媒体に対向する
位置の転写ローラの用紙排出側に、この転写ローラの軸
方向に沿って配置された剥離プレートが設けられ、上記
剥離プレートは、接地された導電体からなる板状部材
と、上記転写ローラとの対向面側に、上記板状部材の先
端よりも上記転写部側に突出した絶縁体からなる遮蔽板
とで構成されていることを特徴としている。
〔作用〕
トナー像形成媒体は、ドラムの周面やベルトの表面に
トナー像を形成するものである。ただし、感光体のよう
に直接現像によってトナー像が形成されるものだけでな
く、中間転写媒体のように、感光体に形成されたトナー
像を転写されたものの場合もある。
ここで、例えばトナー像形成媒体上のトナー像が正に
帯電しているものとすると、転写ローラには、負の電荷
が印加されることになる。従って、この転写ローラによ
って用紙がトナー像形成媒体に圧接されると、正に帯電
したトナー像が転写ローラの負電荷に吸引されて用紙上
に転写されることになる。
また、用紙は、この転写工程の際に負電荷が印加され
た転写ローラによって負に帯電される。このため、従来
であれば、正の帯電傾向を有するトナー像形成媒体に吸
引されて剥離不良を発生することになる。しかし、本発
明においては、転写部から排出された用紙がこの転写部
の用紙排出側に配置された剥離プレートに接近する。こ
のため、導電体からなりかつ接地された剥離プレート
は、用紙が接近する側の部分に正の電荷が誘起されるこ
とになる。
すると、この用紙は、剥離プレートに誘起された正の
電荷に吸引される。そして、この剥離プレートは、排出
された用紙よりも転写ローラ側に配置されているので、
用紙が吸引される方向は、トナー像形成媒体から剥離さ
れる方向となる。なお、帯電電荷の極性が上記とは逆の
場合も同様である。
この結果、転写部から排出された用紙は、トナー像形
成媒体から確実に引き離されて、正常な排出経路上に移
行することができるようになる。
さらに、上記剥離プレートは、接地された導電体から
なる板状部材と、上記転写ローラとの対向面側に、上記
板状部材の先端よりも上記転写部側に突出した絶縁体か
らなる遮蔽板とで構成されていることで、上記転写部か
ら排出された用紙が剥離プレート側に曲がった場合に、
遮蔽板が該接地された導電体からなる板状部材よりも先
に用紙裏面に当接して、用紙と上記剥離プレートの板状
部材との接触を防止することができる。これによって、
剥離プレートの導電体の部分である板上部材からの正電
荷によって用紙上の未定着のトナー像の乱れが生じると
いった事態を回避することができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図及び第2図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
本実施例は、前記第3図に示したフルカラー複写機に
用紙剥離装置を設けた場合について示す。なお、説明の
便宜上、第3図のフルカラー複写機及び前記第4図に示
した従来例と同一の機能を有する構成部材には、同じ符
号を付記する。
フルカラー複写機における中間転写ベルト装置20の構
成を第2図に基づいて説明する。
中間転写ベルト装置20は、駆動ローラ20aと従動ロー
ラ20bとバックアップローラ20cに無端状の中間転写ベル
ト20dを三角状に掛け渡し、この中間転写ベルト20dを循
環移送させるようにしたものである。駆動ローラ20a
は、図示しない複写プロセス系の駆動装置によって矢印
方向に回転駆動されるようになっている。従動ローラ20
bは、駆動ローラ20aより下方の前方側に配置され、中間
転写ベルト20dの循環移送に従って回転するようになっ
ている。バックアップローラ20cは、駆動ローラ20aより
下方であり、かつ従動ローラ20bより後方に配置され、
中間転写ベルト20dの循環移送に従って回転するように
なっている。また、これら従動ローラ20b及びバックア
ップローラ20cは、それぞれの周面下端を結ぶ面がほぼ
水平になるように配置されている。
なお、上記中間転写ベルト装置20におけるバックアッ
プローラ20cより少し前方側には、接地された背面電極
ローラ28が設けられている。この背面電極ローラ28は、
中間転写ベルト20dの内面に当接することにより、中間
転写ベルト装置20における帯電電荷の閉回路を形成する
ようになっている。
前記第3図で説明した感光体ベルト15c上に形成され
るトナー像は、この中間転写ベルト装置20における駆動
ローラ20aと従動ローラ20bとの間で中間転写ベルト20d
上に転写されることになる。このトナー像は、従動ロー
ラ20b、バックアップローラ20c及び駆動ローラ20aの各
巻回部の順で中間転写ベルト20dに伴って循環移送され
る。そして、感光体ベルト15cから最初の色のトナー像
が転写されると、中間転写ベルト20dの1回転後に次の
色のトナー像が重ねて転写され、さらに1回転後に最後
の色のトナー像が重ねて転写され、これによってイエロ
ー・マゼンタ・シアンの3原色によるフルカラートナー
像が中間転写ベルト20d上で形成されるようになってい
る。
上記中間転写ベルト装置20における中間転写ベルト20
dがバックアップローラ20cに巻回する部分は、第2転写
部20eを形成している。この第2転写部20eは、中間転写
ベルト20d上に形成されたフルカラーのトナー像を用紙2
3に転写するための位置である。
この第2転写部20eの下方には、第2転写ローラ22が
配置されている。第2転写ローラ22は、ステンレス鋼等
の導電性金属によって形成され、電源29によって電荷が
印加されている。なお、上記バックアップローラ20c
は、ローラ部がシリコンゴム等の絶縁性ゴムによって形
成されている。この第2転写ローラ22は、図示しない用
紙搬送系の駆動装置に駆動されて、バックアップローラ
20cとは逆の方向に回転するようになっている。また、
この第2転写ローラ22は、上下移動可能に設置され、図
示しない制御装置からの指示に基づいて上昇及び下降の
移動を行うようになっている。即ち、第2転写ローラ22
が下降した場合には、前記中間転写ベルト20dとの間に
隙間を生じ、第2転写ローラ22が上昇した場合には、第
2転写部20eにおいて中間転写ベルト20dの外表面を押圧
するようになっている。
中間転写ベルト装置20の下方であり、かつ第2転写部
20eの前方側には、用紙搬送ローラ30及び用紙ガイド31
が設けられている。そして、前記第3図で説明した給紙
部25からの用紙23は、この用紙搬送ローラ30及び用紙ガ
イド31によって第2転写部20eに供給されることにな
る。
中間転写ベルト装置20の下方であり、かつ第2転写部
20eの後方側には、用紙剥離装置としての剥離プレート3
2が配置されている。この剥離プレート32は、第2転写
ローラ22の軸方向に沿って立設された板状部材である。
そして、この剥離プレート32は、上方の先端部分が前方
側に折れ曲がることにより、第2転写ローラ22の後方に
立設されているにもかかわらず、その先端が第2転写部
20eに接近するようになっている。
上記剥離プレート32の構成を第1図に基づいてさらに
詳しく説明する。
剥離プレート32は、接地された導電体からなる板状部
材としてのSUS板32aおよびA1板32b、絶縁体からなるPET
板(遮蔽板)32cによって構成されている。SUS板32a
は、第2転写ローラ22と同程度の幅を有するステンレス
鋼板からなり、前記第3図で説明した装置枠体11に支持
されて、第2転写ローラ22に対して平行にその近傍後方
に立設されている。また、このSUS板32aは、上方の先端
部分が前方側に約40〜60°の角度で折れ曲がっている。
さらに、このSUS板32aは、図示のように基部側が接地さ
れている。A1板32bは、SUS板32aと同じ幅を有する板状
であり、導電体であるアルミニウム板の一方の面に絶縁
体であるポリエチレンテレフタレートの板を接着したも
のである。そして、このA1板32bは、アルミニウム板の
他方側の面をSUS板32aの先端折り曲げ部における前方側
の面に固定され、かつ電気的に接続されている。したが
って、上記A1板32bは、SUS板32aを介して接地されてい
るので、A1板32bおよびSUS板32aは、共に接地された導
電体となる。また、このA1板32bの先端は、SUS板32aに
おける先端よりも斜め上方に突出するようになってい
る。ただし、このA1板32bの先端は、第2転写部20eから
排出される用紙23の搬送経路よりも少し下方に位置する
ようになっている。
PET板32cは、A1板32bと同じ幅を有するポリエチレン
テレフタレート板からなり、このA1板32bの前方側の面
であるポリエチレンテレフタレートの板に固定されてい
る。PET板32cは、先端がA1板32bの先端よりも斜め上方
に僅かに突出するようになっている。また、このPET板3
2cの下端側は、垂直に折れ曲がってSUS板32aの下部と平
行に下方に突出するようになっている。
これにより、第2転写部20eから排出された用紙23がA
1板32bに吸引されて下方に曲がった場合に、A1板32bよ
りもPET板32cの先端がこの用紙23の裏面に先に当接する
ようになり、この用紙23とA1板32bとの接触が防止され
ると共に、剥離プレート32における導電体の部分と第2
転写ローラ22との接触が防止される。
上記剥離プレート32による用紙剥離装置が設けられた
第2転写部20eの転写作用を説明する。
第2転写ローラ22は、用紙23が第2転写部20eを通過
するとき以外は下方に位置している。用紙23が用紙搬送
ローラ30及び用紙ガイド31によって第2転写部20e付近
に搬送されて来ると、第2転写ローラ22が上昇し、その
周面が第2転写部20eにおける中間転写ベルト20dの外表
面に当接する。すると、直ぐにこの第2転写部20eに達
した用紙23の先端部23aが、第2転写ローラ22と中間転
写ベルト20dとの間に噛み込まれる。この際、用紙23
は、中間転写ベルト20d上に形成されたフルカラーのト
ナー像の移動と同期して搬送されるようになっている。
このようにして第2転写部20eに達した用紙23は、第
2転写ローラ22によって中間転写ベルト20dに圧接され
ながら、この中間転写ベルト20dと同じ移送速度で搬送
される。ここで、中間転写ベルト20d上のフルカラーの
トナー像が正に帯電しているものとすると、第2転写ロ
ーラ22は、図示するように電源29によって負に帯電され
ることになる。すると、中間転写ベルト20d上のトナー
像は、第2転写ローラ22の負電荷に吸引されて、第2転
写部20eを通過する用紙23上に順次転写される。
トナー像の転写を受け第2転写部20eから排出された
用紙23の先端部23aは、剥離プレート32の先端部に接近
することになる。この際、用紙23は、負電荷を印加され
た第2転写ローラ22の押圧により負に帯電することにな
る。なお、第2転写部20eから駆動ローラ20a側に移送さ
れる中間転写ベルト20dは、正の帯電傾向を有してい
る。このため、従来ならば、用紙23は、中間転写ベルト
20dの正電荷に吸引され、この中間転写ベルト20dと共に
駆動ローラ20a側に移動し剥離不良を生じるおそれがあ
った。
しかし、本実施例では、第2転写部20eを通過した用
紙23が剥離プレート32に近づくことにより、この剥離プ
レート32のA1板32bに正電荷が誘起されることになる。
ここで、用紙23の裏面電位が1000〜4000V程度の比較
的低い電位の場合には、この用紙23がA1板32bに誘起さ
れた正電荷に吸引される。ただし、用紙23の裏面電位が
4000〜6000Vの高い電位の場合には、放電開始電圧を超
えるためにA1板32bに放電が行われる。しかし、その後
は、上記と同様に用紙23に残った負電荷によりA1板32b
に誘起された正電荷に吸引されることになる。
従って、用紙23は、中間転写ベルト20dと共に上方に
移行することなく、そのまま真っ直ぐ搬送されることに
なる。この結果、第2転写部20eから排出された用紙23
は、中間転写ベルト20dから確実に引き離されて正常な
搬送経路上を搬送することができるようになる。
また、第2転写部20eから排出された用紙23は、剥離
プレート32に吸引されてもPET板32cにより用紙23と剥離
プレート32の導電体の部分とは接触しないようになって
いるので、剥離プレート32のA1板32bに誘起された正電
荷による用紙23上の未定着のトナー像の乱れを防止する
ことができる。
さらに、上記PET板32cは、剥離プレート32と第2転写
ローラ22との間に設けられているので、剥離プレート32
における導電体の部分と第2転写ローラ22とを遮蔽する
役割も果たす。
〔発明の効果〕
本発明に係る電子写真装置における用紙剥離装置は、
以上のように、電荷が印加されかつ回転する転写ローラ
によって用紙をトナー像形成媒体に圧接させることによ
り、このトナー像形成媒体に形成されたトナー像を用紙
に転写する転写ローラ方式の転写部を有する電子写真装
置において、トナー像形成媒体に対向する位置の転写ロ
ーラの用紙排出側に、この転写ローラの軸方向に沿って
配置された剥離プレートが設けられ、上記剥離プレート
は、接地された導電体からなる板状部材と、上記転写ロ
ーラとの対向面側に、上記板状部材の先端よりも上記転
写部側に突出した絶縁体からなる遮蔽板とで構成されて
いる。
これにより、転写部から排出された用紙は、剥離プレ
ートの導電体部分に誘起された電荷に吸引されてトナー
像形成媒体から確実に引き離され、正常な排出経路上に
移行することができるようになる。
また、転写部から排出された用紙は、剥離プレートに
吸引されても遮蔽板により用紙と剥離プレートの導電体
の部分とは接触しないようになっているので、剥離プレ
ートの導電体の部分に誘起された正電荷による用紙上の
未定着のトナー像の乱れを防止することができる。
従って、本発明は、転写ローラ方式の転写部を有する
電子写真装置において、用紙の剥離不良を防止すると共
に、剥離過程における用紙上の未定着のトナー像の乱れ
を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図は用紙剥離装置を含む転写部の部分拡大正面
図、第2図は中間転写装置の正面図である。第3図はフ
ルカラー複写機の全体構造を説明するための概略構成正
面図である。第4図は従来例を示すものであって、転写
部の部分拡大正面図である。 20dは中間転写ベルト(トナー像形成媒体)、20eは第2
転写部(転写部)、22は第2転写ローラ(転写ロー
ラ)、23は用紙、32は剥離プレート、32cはPET板(遮光
板)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−163385(JP,A) 特開 昭60−244982(JP,A) 特開 昭58−14172(JP,A) 実開 昭63−200854(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電荷が印加されかつ回転する転写ローラに
    よって用紙をトナー像形成媒体に圧接させることによ
    り、このトナー像形成媒体に形成されたトナー像を用紙
    に転写する転写ローラ方式の転写部を有する電子写真装
    置において、 トナー像形成媒体に対向する位置の転写ローラの用紙排
    出側に、この転写ローラの軸方向に沿って配置された剥
    離プレートが設けられ、 上記剥離プレートは、接地された導電体からなる板状部
    材と、上記転写ローラとの対向面側に、上記板状部材の
    先端よりも上記転写部側に突出した絶縁体からなる遮蔽
    板とで構成されていることを特徴とする電子写真装置に
    おける用紙剥離装置。
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