JPH08237660A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JPH08237660A
JPH08237660A JP3838595A JP3838595A JPH08237660A JP H08237660 A JPH08237660 A JP H08237660A JP 3838595 A JP3838595 A JP 3838595A JP 3838595 A JP3838595 A JP 3838595A JP H08237660 A JPH08237660 A JP H08237660A
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JP
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motion vector
block
motion
candidate block
image
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JP3838595A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Iida
康博 飯田
Hidefumi Ogura
英史 小倉
Yuichiro Ikenaga
祐一郎 池永
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 いわゆるブロックマッチングを用いた動き検
出回路において、装置全体の小規模化を図ることを目的
とする。 【構成】 加算器8において、基準ブロックの座標3
9、回路動作上の動きベクトル44および原点のオフセ
ット46を加算して候補ブロックの座標(Xc,Yc)
が算出される。比較器13では、現画面の基準ブロック
の画像データS2と前画面の探索範囲の画像データS1
との残差12と、(Xc,Yc)とに基づいて、回路動
作上の動きベクトル44の有効性が判断され、画像圧縮
処理に最適な回路動作上の動きベクトル44が決定され
る。この回路動作上の動きベクトル44はレジスタ15
に蓄積され、その後、出力端子19を介して出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるブロックマッ
チング手法を用いて、動画像の圧縮処理などに用いられ
る動きベクトルを検出する画像処理装置およびその方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】動き検出は、動画像のデータ圧縮に用い
られる重要な技術である。例えば、図8に示したような
一連の画像を順に送信することを考える。図8に示す前
画面51はすでに送信済の画像であり、現画面50はこ
れから送信する画像である。動画像のデータは、画像の
局所的な動きに注目することによって、データ量を減ら
すことができる。例えば、図9に示すように、現画面5
0のブロック52の内容が、前画面51のブロック53
の内容で代用可能だとする。すると、ブロック52の内
容をそのまま送信する代わりに、図9に示す動きベクト
ル57のデータを送信することで、ブロック52とブロ
ック53との間の位置関係を示せば、大幅なデータ圧縮
が期待できる。
【0003】実際に動きベクトルを求めるための手法
(動き検出)としては、一般に「ブロックマッチング」
と呼ばれる手法が用いられる。ブロックマッチングの原
理を以下の例で説明する。まず、図10を用いて用語の
定義を行なう。図10に示すように、現画面50は予め
ブロック単位に分割されている。この分割されたブロッ
クのそれぞれを基準ブロック54とする。一方、前画面
51における探索範囲55は、基準ブロック54の位置
を中心とした一定の領域である。さらに、候補ブロック
56は、探索範囲55に含まれる任意のブロックであ
る。また、基準ブロック54から見た候補ブロック56
の相対位置を動きベクトル57と呼ぶ。動きベクトル5
7の単位は画素数である。
【0004】図11(A)は基準ブロック54の大きさ
を4×4画素とした場合における基準ブロック54を構
成する画素パターンを示す図、図11(B)は探索範囲
55を8×8画素とした場合における探索範囲55を構
成する画素パターンを示す図である。各画素の値(一般
に輝度値が使われる)は、基準ブロック54については
Pi,j (i = 2,3,4,5; j = 2,3,4,5) とし、探索範囲5
5についてはQi,j (i = 0,1,..,7; j = 0,1,..,7)とし
た。従って、動きベクトル原点58、すなわち基準ブロ
ック54の中心位置は、探索範囲55の中心位置に一致
している。
【0005】次に、探索範囲55の中から候補ブロック
56を選ぶ。候補ブロック56の位置は、動きベクトル
57の値によって決まる。例えば、図12に示した候補
ブロック56は、動きベクトル57の値が(−2,−
2)のときのものである。また、図13、図14、図1
5は、それぞれ動きベクトル57が(−2,−1),
(−2,+2),(+2,+2)のときの候補ブロッッ
ク56を示す。
【0006】このようにして、動きベクトル57の値
は、XおよびY成分に、それぞれ−2から+2までの5
通りの値をとることができるから、合計25通りの候補
ブロック56を選ぶことができる。選ばれた25通りの
候補ブロック56は、それぞれ基準ブロック54と比較
される。具体的には、動きベクトル (x, y) (x = -2,-
1,..,2; y = -2,-1,..,2)に対して、下記式(1)で定
義される残差 Dx,y が求められる。
【0007】
【数1】
【0008】上記式(1)からわかるように、候補ブロ
ック56と基準ブロック54の各画素値が全て一致した
ときに限って、残差 Dx,y の値がゼロになる。従っ
て、残差 Dx,y の値は、候補ブロック56と基準ブロ
ック54の近似度を示す指標と考えることができる。そ
こで、全ての動きベクトル57のうち、 Dx,y の値が
最小になるものを選び、それを最適な動きベクトル57
と決める。すなわち、Dx0,y0 を下記式(2)で定義す
ると、
【0009】
【数2】
【0010】(x0 ,y0) が最適な動きベクトル57であ
る。動き検出回路から最終的に出力される動きベクトル
は、この (x0 ,y0) の値である。以上が、ブロックマッ
チングによる動き検出の具体的な説明である。
【0011】図16は、基準ブロック54、探索範囲5
5、動きベクトルの検出範囲60の一般的な位置関係を
示す図である。ところで、画面の上下左右端に位置する
基準ブロックについては、外側に有効な画面データがな
いので、動きベクトルのとりうる値に制限が加わる。図
10は、画面の左端に位置する基準ブロックを説明する
ための図である。図10に示すように、画面の左端に位
置する基準ブロック54は、動きベクトル57のX方向
成分がゼロまたは正の値に制限される。
【0012】回路動作上は、図18に示したように探索
範囲55の一部に無効画素データ61が入力されるた
め、動きベクトルの範囲60は点線で示した範囲に制限
しなければならない。そこで、従来の動き検出回路で
は、「エッジコントロール」と呼ばれる4ビットの入力
端子を設け、そこに外部からの制御信号を加えることに
よって、上記の制限機能を実現していた。具体的には、
エッジコントロール端子をEC0〜EC3としたとき
に、以下のような制御が行なわれる。
【0013】先ず、EC0〜EC3のすべてに信号
“0”が入力されているときは、動きベクトルの値は制
限されない。それに対し、信号“1”が、いずれかの端
子に入力されると、入力された端子に応じて、次のよう
な動作が行なわれる。
【0014】 EC0:画面上端の基準ブロックを扱う動作モード。 Y成分が負の動きベクトルは出力されない。 EC1:画面右端の基準ブロックを扱う動作モード。 X成分が正の動きベクトルは出力されない。 EC2:画面下端の基準ブロックを扱う動作モード。 Y成分が正の動きベクトルは出力されない。 EC3:画面左端の基準ブロックを扱う動作モード。 X成分が負の動きベクトルは出力されない。
【0015】従って、EC0〜EC3には、動き検出を
行なっている基準ブロックの位置に応じて、図19に示
したような9通りの4ビット信号{EC0,EC1,E
C2,EC3}を入力しなければならない。一方、より
多くの探索範囲を確保するために、複数の動き検出回路
を用いることが、一般に行なわれている。
【0016】図20は、6個の動き検出回路を用いて、
それぞれの回路が互いに異なる範囲で動きベクトルを検
出する場合を説明するための図である。このように、そ
れぞれの回路が互いに異なる範囲で動きベクトルを検出
することで、単独の回路を用いる場合に比べて、6倍の
範囲で動きベクトル検出が可能である。ここで注意しな
ければいけないことは、各回路の動作上の原点が基準ブ
ロックの中心(動きベクトル原点)に一致せず、図20
中矢印で示すオフセット83を持っていることである。
【0017】図3(A)は複数個用いた動き検出回路の
うちの一つに用いられる基準ブロックを示す図、図3
(B)は複数個用いた動き検出回路のうちの一つに用い
られる探索範囲を示す図である。図3(A),(B)で
は、図11(A),(B)における場合と同様に、ブロ
ックの大きさを4×4画素、探索範囲を8×8画素とし
ている。ここで、図3(A),(B)が図11(A),
(B)と異なるのは、基準ブロック41の画素値が P
i,j (i = 0,1,2,3; j =4,5,6,7) になっていることであ
る。
【0018】これは、図4に示したように、基準ブロッ
クの中心位置に相当する動きベクトル原点48が、探索
範囲49の中心に一致していないことを意味する。従っ
て、図4に示す場合には、本来の動きベクトルの値は、
(−1,−2)ではなく、(+1,−4)になる。ま
た、前述の画面端での動きベクトル制限機能も、この動
きベクトルの値(+1,−4)に対して適用されるべき
である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、動きベクトルの表現は、依然として探索範囲の中心
位置に相当する回路動作上の原点45を原点と考えて行
なわれていた。すなわち、図4の場合の動きベクトル4
7は、回路動作上の動きベクトル(−1,−2)であ
り、図4に示した原点のオフセット46が動き検出回路
の内部で考慮されることはなかった。つまり、それらを
考慮するのは、すべて外部回路の役目であった。そこ
で、画面端の制御をするための外部回路も複雑化してい
た。以上のように、従来の動き検出回路では、外部の制
御回路および制御信号を加えるための入力端子を要し、
全体の回路規模が増大するという問題があった。
【0020】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、いわゆるブロックマッチング手法を用いた
動き検出装置(回路)において、装置全体の小規模化を
図ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するたの手段】上述した従来技術の問題を
解決し、上述した目的を達成するために本発明の画像処
理装置は、動作上の基準位置からの候補ブロックの位置
を示す動作上の動きベクトルを発生する動きベクトル発
生手段と、基準ブロックの位置からの前記動作上の基準
位置を示すオフセットデータと前記動作上の動きベクト
ルとを加算して、前記基準ブロックの位置からの前記候
補ブロックの位置を示す基準動きベクトルを算出する加
算手段と、前記基準ブロックの画像データと前記候補ブ
ロックの画像データとの差分を検出する差分検出手段
と、前記検出された差分と前記算出された候補ブロック
の基準動きベクトルとに基づいて、前記動きベクトル発
生手段から発生された前記動作上の動きベクトルの有効
性を判断する有効性判断手段とを有する。
【0022】また、本発明の画像処理装置は、好ましく
は、前記有効性判断手段は、動画像データを表示する画
面サイズを用いて前記動作上の動きベクトルの有効性を
判断する。
【0023】また、本発明の画像処理装置は、好ましく
は、前記画面サイズから前記基準ブロックの絶対座標を
算出する算出手段をさらに有し、前記有効性判断手段
は、前記検出された差分と、前記算出された候補ブロッ
クの基準動きベクトルと、前記算出された基準ブロック
の絶対座標に基づいて、前記動きベクトル発生手段から
の前記動作上の動きベクトルの有効性を判断する。
【0024】また、本発明の画像処理装置は、好ましく
は、前記加算手段は、前記オフセットデータと、前記動
作上の動きベクトルと、前記基準ブロックの絶対座標と
を加算して、前記候補ブロックの絶対座標を算出し、前
記有効性判断手段は、前記算出された候補ブロックの絶
対座標に基づいて、前記動きベクトル発生手段からの前
記動作上の動きベクトルの有効性を判断する。
【0025】また、本発明の画像処理方法は、動作上の
基準位置からの候補ブロックの位置を示す動作上の動き
ベクトルを発生し、基準ブロックの位置からの前記動作
上の基準位置を示すオフセットデータと前記動作上の動
きベクトルとを加算して、前記基準ブロックの位置から
の前記候補ブロックの位置を示す基準動きベクトルを算
出し、前記基準ブロックの画像と前記候補ブロックの画
像との差分を検出し、前記検出された差分と前記算出さ
れた候補ブロックの基準動きベクトルとに基づいて、前
記発生された前記動作上の動きベクトルの有効性を判断
する。
【0026】さらに、本発明の画像処理方法は、動画像
データを表示する画面サイズを用いて前記動作上の動き
ベクトルの有効性を判断する。
【0027】
【作用】本発明の画像処理装置およびその方法では、動
きベクトル発生手段において、動作上の基準位置からの
第2の画像内の候補ブロックの位置を示す動作上の動き
ベクトルが発生する。そして、加算手段において、第1
の画像内の基準ブロックの位置からの前記動作上の基準
位置を示すオフセットデータと前記動作上の動きベクト
ルとが加算され、前記基準ブロックの位置からの前記候
補ブロックの位置を示す基準動きベクトルが算出され
る。また、差分検出手段において、前記基準ブロックの
画像データと前記候補ブロックの画像データとの差分が
検出される。そして、有効性判断手段において、前記検
出された差分と前記算出された候補ブロックの基準動き
ベクトルとに基づいて、前記動きベクトル発生手段から
発生された前記動作上の動きベクトルの有効性が判断さ
れる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例に係わる動き検出回路
について説明する。第1実施例 本実施例では、図20を用いて前述したように複数の動
き検出回路を用いて、それぞれの回路が互いに異なる範
囲で動きベクトルを検出する。このとき、本実施例に係
わる動き検出回路は、その内部において、動きベクトル
の有効性の判断を行う。先ず、本実施例に係わる動き検
出回路における処理内容について説明する。図3(A)
は本実施例における基準ブロックを構成する画素パター
ンを示す図、図3(B)は本実施例における探索範囲を
構成する画素パターンを示す図である。本実施例におい
て、基準ブロックおよび探索範囲などの用語の概念は従
来技術の項において説明したものと同じである。
【0029】図4は、本実施例に係わる動き検出回路に
おける本来の動きベクトルの算出方法を説明するための
図である。図4に示すように、本実施例に係わる動き検
出回路では、原点のオフセット46を例えば外部装置か
ら与え、原点のオフセット46に回路動作上の動きベク
トル44を加算することによって、本来の動きベクトル
47を算出する。ここで、本来の動きベクトル47は、
図4,5に示すように、前画面51における動きベクト
ルの原点48を基準としたベクトルである。また、回路
動作上の動きベクトル44は、動作上の基準位置として
の回路動作上の原点45を基準としたベクトルである。
図4に示す例では、本実施例に係わる動き検出回路は、
(−1,−2)の回路動作上の動きベクトル44と(+
2,−2)の原点のオフセット46とを加算して、(+
1,−4)の本来の動きベクトル47を算出する。
【0030】次に、図5に示すように、画素数を単位と
した基準ブロック40の座標39を外部装置から与え、
下記式(3)に示すように、この基準ブロックの座標3
9と前述したように算出された本来の動きベクトル47
とを加算することにより、候補ブロック43の座標(X
c,Yc)を算出する。
【0031】
【数3】
【0032】このとき、候補ブロック43の座標(Xc,
Yc )に下記式(4),(5)の関係が成り立つとき
に、候補ブロック43は有効な画面内にあると判断され
る。すなわち、そのときに限って、本来の動きベクトル
47が有効である。
【0033】
【数4】
【0034】
【数5】
【0035】上記式(4),(5)において、Mおよび
Nはそれぞれ画面の横および縦のサイズを画素数単位で
表した値、同様にmおよびnはそれぞれ1ブロックの横
および縦のサイズを画素数単位で表した値である。一般
に、mとnの値は、動き検出回路の規格によって既に定
まっている。例えば、図4に示した例では、m=n=4
である。
【0036】以下、本実施例に係わる動き検出回路の具
体的な構成について説明する。図1は、本実施例に係わ
る動き検出回路の構成図である。図1に示すように、本
実施例に係わる動き検出回路は、入力端子1,2,4,
5,17、出力端子19,20、動きベクトル発生器
3、バッファ7、加算器8、残差演算回路10、比較器
13、レジスタ15,16を有する。
【0037】入力端子1からは探索範囲の画像データS
1が入力される。入力端子2からは基準ブロックの画像
データS2が入力される。入力端子4からは原点のオフ
セット46が入力される。入力端子5からは基準ブロッ
クの座標39が入力される。入力端子17からは画面サ
イズS17が入力される。
【0038】動きベクトル発生器3は、図4,5に示さ
れる回路動作上の動きベクトル44を生成し、この回路
動作上の動きベクトル44をバッファ7、加算器8およ
びレジスタ15に出力する。このとき、動きベクトル発
生器3によって生成される回路動作上の動きベクトル4
4は、XおよびY成分のそれぞれが−2から+2までの
5通りの値を取ることができ、5×5=25通りのパタ
ーンを有する。動きベクトル発生器3からは、25通り
のパターンの回路動作上の動きベクトル44が順に出力
される。
【0039】バッファ7は、入力端子1から入力した探
索範囲の画像データS1を一時的に蓄え、この探索範囲
の画像データS1のうち動きベクトル発生器3からの回
路動作上の動きベクトル44の値に応じて選択された候
補ブロックの画像データ9を残差演算回路10に出力す
る。
【0040】残差演算回路10は、候補ブロックの画像
データ9および基準ブロックの画像データS2を入力
し、これらの残差12を算出し、残差12を比較器13
およびレジスタ16に出力する。上記式(1),(2)
を用いて前述したように、残差12の値が最小になると
きの回路動作上の動きベクトル44の値が最終的に求め
る動きベクトルである。
【0041】動きベクトル発生器3からの回路動作上の
動きベクトル44はレジスタ15に一時的に蓄えられ、
残差演算回路10からの残差12はレジスタ16に一時
的に蓄えられる。
【0042】加算器8は、入力端子4を介して入力され
た原点のオフセット46、入力端子5を介して入力され
た基準ブロックの座標39および動きベクトル発生器3
からの回路動作上の動きベクトル44を入力し、これら
の加算値である、候補ブロック43の座標(Xc,Y
c)を比較器13に出力する。前述したように、候補ブ
ロック43の座標(Xc,Yc)が上記式(4),
(5)を満たしているときに限って、動きベクトルが有
効である。
【0043】比較器13は、前述した式(4),(5)
に基づいて本来の動きベクトル47が有効であるか否か
の判断、および、残差演算回路10から出力された前回
の残差と今回の残差との比較を行う。
【0044】図2は、比較器13における処理を説明す
るためのフローチャートである。図2に示すように、比
較器13では、ステップS1において、候補ブロック4
3の座標における「Xc」について「0≦Xc≦M−
m」の関係が成り立つか否かが判断され、成り立てばス
テップS2の処理が実行され、成り立たなければレジス
タ15,16の内容をそのまま保持する。
【0045】また、比較器13では、ステップS2にお
いて、候補ブロック43の座標における「Yc」につい
て「0≦Yc≦N−n」の関係が成り立つか否かが判断
され、成り立てばステップS3の処理が実行され、成り
立たなければレジスタ15,16の内容を保持する。
【0046】さらに、比較器13では、ステップS3に
おいて、残差演算回路10からの残差12を示すDおよ
びレジスタ16に保持された残差を示すデータDrにつ
いて、「D<Dr」の関係が成り立つか否かが判断さ
れ、成り立てば、レジスタ15,16に更新指令信号1
4を出力し、レジスタ15,16の内容を更新する。一
方、比較器13は、ステップS3において、「D<D
r」の関係が成り立たなければ、レジスタ15,16の
内容はそのまま保持される。
【0047】上述した比較器13における処理によっ
て、画面外の無効データが入力された場合には有効デー
タの範囲内のみで動きベクトルを検出される。
【0048】レジスタ15,16は、比較器13から更
新指令信号14を入力すると、それぞれ、その内容を動
きベクトル発生器3および残差演算回路10から新たに
入力した回路動作上の動きベクトル44および残差12
の内容に書き換える。
【0049】レジスタ15に最終的に保持された回路動
作上の動きベクトル44は、出力端子19を介して動き
ベクトルS19として出力され、この動きベクトルS1
9を用いて動画像のデータの圧縮が行われる。
【0050】以上説明したように、本実施例の動き検出
回路によれば、その内部において、図4に示した原点の
オフセット46を考慮して動きベクトルが算出される。
そのため、外部装置においては原点のオフセット46を
考慮した動きベクトルの算出を行う必要がなくなり、外
部装置の簡単化、および、外部装置および動き検出回路
における制御信号の入出力端子数の軽減などによって、
装置全体の縮小化を図れる。
【0051】第2実施例 図6は、本実施例に係わる動き検出回路の構成図であ
る。図6において、図1と同じ符号を付した構成要素は
第1実施例において説明した構成要素と同じである。図
6に示すように、本実施例に係わる動き検出回路は、加
算器21が加わり、回路動作上の動きベクトル44は加
算器21に回路動作上の動きベクトル44を出力し、入
力端子4からの原点のオフセット46が加算器21に出
力され、加算器8およびレジスタ15が加算器21から
の本来の動きベクトル47を入力することを除いて、図
1に示す第1実施例に係わる動き検出回路と同じであ
る。
【0052】加算器21では、入力端子4からの原点の
オフセット46と動きベクトル発生器3からの回路動作
上の動きベクトル44との加算が行われ、その加算結果
である本来の動きベクトル47が加算器8およびレジス
タ15に出力される。すなわち、本実施例の動き検出回
路では、レジスタ15には本来の動きベクトル47が蓄
積され、最終的に求められた本来の動きベクトル47が
出力端子19を介して出力される。
【0053】そのため、本実施例の動き検出回路によれ
ば、出力端子19から本来の動きベクトル47が出力さ
れるため、動画像の圧縮処理装置では、回路動作上の動
きベクトル44および原点のオフセット46から本来の
動きベクトル47を算出する必要がなく、動き検出回路
からの本来の動きベクトル47をそのまま用いて動画像
圧縮処理を行うことができる。そのため、本実施例に係
わる動き検出回路では、動画像の圧縮処理装置において
行われる処理を簡単化でき、動画像の圧縮処理装置の設
計に伴う労力および時間を削減できる。これによって、
動き検出回路および動画像の圧縮処理装置を含む装置
(回路)全体を縮小化できる。かかる効果は、本実施例
のように、複数の動き検出回路を用いて動き検出範囲を
拡大する場合に、特に顕著に現れる。
【0054】第3実施例 図7は、本実施例に係わる動き検出回路の構成図であ
る。図7において、図1,6と同じ符号を付した構成要
素は第1実施例および第2実施例において説明した構成
要素と同じである。図7に示すように、本実施例に係わ
る動き検出回路は、図6に示す第2実施例に係わる動き
検出回路の構成から、入力端子4を削除し、カウンタ2
3を加え、カウンタ23において、入力端子17からの
画面サイズS17から基準ブロックの座標39を算出す
る構成になっている。
【0055】すなわち、本実施例に係わる動き検出回路
では、基準ブロックの座標39を外部装置から入力する
ことなく画面サイズS17を用いて内蔵されたカウンタ
23において算出している。そのため、本実施例に係わ
る動き検出回路によれば、入力端子を削減でき、装置全
体の簡単化および縮小化を図れる。
【0056】本発明は、上述した実施例に限定されな
い。例えば、上述した実施例では、図20を用いて前述
したように複数の動き検出回路を用いて、それぞれの回
路が互いに異なる範囲で動きベクトルを検出する場合に
ついて例示したが、本発明は、単数の動き検出回路を用
いて動きベクトルを検出する場合についても同様に適用
できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置およびその方法によれば、いわゆるブロックマッチ
ング手法を用いて、動画像の圧縮処理などに用いられる
動きベクトルを検出する際に、外部装置を用いることな
く、装置内部において、動作上の基準点のオフセットデ
ータを考慮して動きベクトルを算出できる。そのため、
外部装置においては、動作上の基準点のオフセットデー
タを考慮した動きベクトルの算出を行う必要がなくな
り、入出力端子数の削減および装置全体の小規模化およ
び簡単化が図れる。その結果、外部装置の設計に伴う労
力および時間を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる動き検出回路の構
成図である。
【図2】図1に示す比較器における処理を説明するため
のフローチャートである。
【図3】(A)は複数個用いた動き検出回路のうちの一
つに用いられる基準ブロックを示す図、(B)は複数個
用いた動き検出回路のうちの一つに用いられる探索範囲
を示す図である。
【図4】動きベクトル検出回路を複数用いた場合の動き
ベクトルを説明するための図である。
【図5】動きベクトル検出における各座標値の例を説明
するための図である。
【図6】本発明の第2実施例に係わる動き検出回路の構
成図である。
【図7】本発明の第3実施例に係わる動き検出回路の構
成図である。
【図8】動画像を説明するための図である。
【図9】動きベクトルを説明するための図である。
【図10】ブロックマッチングを用いた動き検出を説明
するための図である。
【図11】(A)は基準ブロックを構成する画素パター
ンを示す図、(B)は探索範囲を構成する画素パターン
を示す図である。
【図12】動きベクトルが(−2,−2)の場合を説明
するための図である。
【図13】動きベクトルが(−2,−1)の場合を説明
するための図である。
【図14】動きベクトルが(−2,+2)の場合を説明
するための図である。
【図15】動きベクトルが(+2,+2)の場合を説明
するための図である。
【図16】動きベクトル検出範囲の一例を説明するため
の図である。
【図17】画像端での動き検出の一例を説明するための
図である。
【図18】画像端での動き検出範囲の一例を説明するた
めの図である。
【図19】基準ブロックの位置とエッジコントロール信
号の関係を説明するための図である。
【図20】複数回路を用いた動き検出の例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1,2,4,5,17,19,20… 入力端子 3… 動きベクトル発生器 7… バッファ 8,21… 加算器 10… 残差演算回路 12… 残差 13… 比較器 15,16… レジスタ 23… カウンタ 39… 基準ブロックの座標 40… 基準ブロック 44… 回路動作上の動きベクトル 46… 原点のオフセット 47… 動きベクトル 48… 動きベクトルの原点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像データにおける第1の画像内の基準
    ブロックの画像データと前記第1の画像より前に表示さ
    れる第2の画像内の所定の探索範囲内にある候補ブロッ
    クの画像データとの差分に基づいて、前記候補ブロック
    と前記基準ブロックとの位置関係を示す動きベクトルを
    算出する画像処理装置であって、 動作上の基準位置からの前記候補ブロックの位置を示す
    動作上の動きベクトルを発生する動きベクトル発生手段
    と、 前記基準ブロックの位置からの前記動作上の基準位置を
    示すオフセットデータと前記動作上の動きベクトルとを
    加算して、前記基準ブロックの位置からの前記候補ブロ
    ックの位置を示す基準動きベクトルを算出する加算手段
    と、 前記基準ブロックの画像データと前記候補ブロックの画
    像データとの差分を検出する差分検出手段と、 前記検出された差分と前記算出された候補ブロックの基
    準動きベクトルとに基づいて、前記動きベクトル発生手
    段から発生された前記動作上の動きベクトルの有効性を
    判断する有効性判断手段とを有する画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記有効性判断手段は、動画像データを表
    示する画面サイズを用いて前記動作上の動きベクトルの
    有効性を判断する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記画面サイズから前記基準ブロックの絶
    対座標を算出する算出手段をさらに有し、 前記有効性判断手段は、 前記検出された差分と、前記算出された候補ブロックの
    基準動きベクトルと、前記算出された基準ブロックの絶
    対座標に基づいて、前記動きベクトル発生手段からの前
    記動作上の動きベクトルの有効性を判断する請求項1ま
    たは2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記加算手段は、 前記オフセットデータと、前記動作上の動きベクトル
    と、前記基準ブロックの絶対座標とを加算して、前記候
    補ブロックの絶対座標を算出し、 前記有効性判断手段は、 前記算出された候補ブロックの絶対座標に基づいて、前
    記動きベクトル発生手段からの前記動作上の動きベクト
    ルの有効性を判断する請求項1〜3のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】動画像データにおける第1の画像内の基準
    ブロックの画像データと前記第1の画像より前に表示さ
    れる第2の画像内の所定の探索範囲内にある候補ブロッ
    クの画像データとの差分に基づいて、前記候補ブロック
    と前記基準ブロックとの位置関係を示す動きベクトルを
    算出する画像処理方法であって、 動作上の基準位置からの前記候補ブロックの位置を示す
    動作上の動きベクトルを発生し、 前記基準ブロックの位置からの前記動作上の基準位置を
    示すオフセットデータと前記動作上の動きベクトルとを
    加算して、前記基準ブロックの位置からの前記候補ブロ
    ックの位置を示す基準動きベクトルを算出し、 前記基準ブロックの画像と前記候補ブロックの画像との
    差分を検出し、 前記検出された差分と前記算出された候補ブロックの基
    準動きベクトルとに基づいて、前記発生された前記動作
    上の動きベクトルの有効性を判断する画像処理方法。
  6. 【請求項6】動画像データを表示する画面サイズを用い
    て前記動作上の動きベクトルの有効性を判断する請求項
    5に記載の画像処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215823B1 (en) * 1997-12-31 2001-04-10 Lg Electronics Inc. Motion vector decoder
US6259816B1 (en) 1997-12-04 2001-07-10 Nec Corporation Moving picture compressing system capable of effectively executing compressive-encoding of a video signal in response to an attitude of a camera platform
US6289050B1 (en) 1997-08-07 2001-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Device and method for motion vector detection

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