JPH08237929A - ロータリアクチュエータ - Google Patents

ロータリアクチュエータ

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Publication number
JPH08237929A
JPH08237929A JP3708795A JP3708795A JPH08237929A JP H08237929 A JPH08237929 A JP H08237929A JP 3708795 A JP3708795 A JP 3708795A JP 3708795 A JP3708795 A JP 3708795A JP H08237929 A JPH08237929 A JP H08237929A
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JP
Japan
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magnetic flux
side member
magnetic
stators
rotating
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Pending
Application number
JP3708795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kobayashi
喜幸 小林
Toshiro Ichikawa
敏朗 市川
Hideaki Nakamura
英昭 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力の増大及びコストアップをきたすこ
となしに、所定の駆動位置での外力に対する保持力を高
めることができるアクチュエータの提供。 【構成】 固定側部材Aに設けられた永久磁石14の磁
束が、該永久磁石14−磁気通路形成手段(ボディヨー
ク1、連結ヨーク5,6、ステータヨーク3,4)−両
ステータ15,16−駆動側部材Bに設けられた両ロー
タヨーク31,32で構成される2つの磁気通路D1 ,
D2 、及び、永久磁石14−磁気通路形成手段(ボディ
ヨーク1、連結ヨーク5,6、ステータヨーク3,4、
連結ヨーク7,8、ボディヨーク2)−ステータ18−
両ロータヨーク31,32で構成される2つの磁気通路
D3 ,D4 のみを流れ、磁気エネルギロスの原因となる
その他の短絡路は存在しない構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、アイドル回転
数制御用電磁バルブを駆動する場合等において用いられ
るロータリアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリアクチュエータとして
は、例えば、特公昭64−2023号公報の第5ページ
第1〜5図に記載されている「回転駆動装置」がある。
【0003】この「回転駆動装置」(以後、ロータリア
クチュエータという)は、第1の磁気通路を形成する部
材(第1のヨーク)と、該第1の磁気通路の軸方向に磁
束を発生させるコイル手段と、第1の磁気通路内に設け
られ、第1の磁気通路の軸方向の幅が広く、該軸方向と
直交する方向の幅が狭い狭窄部が形成された空間と、該
空間内に回転可能に配置され径方向に2極着磁された回
転永久磁石と、第1の磁気通路を形成する部材に実質的
に接し、該回転永久磁石の回転軸方向および第1の磁気
通路の軸方向と互いに直交する方向に設けられ第2の磁
気通路を形成する強磁性体ヨーク部材(第2のヨーク)
と、を具備したものであった。
【0004】即ち、この従来例では、ロータ側に2極着
磁された回転永久磁石を用い、この回転永久磁石を第1
の磁気通路内に形成された空間(第1の磁気通路の軸方
向に長い)内で回転させることにより、回転永久磁石の
磁路の磁気抵抗が変化し、中性安定位置(両狭窄部を結
ぶ方向、即ち、回転永久磁石の磁束が第1の磁気通路の
軸方向と直交する方向)に戻すトルクが働くように構成
されている。そして、この状態でコイル手段に通電する
ことにより、回転永久磁石の磁束とは直交する方向であ
る第1の磁気通路の軸方向に磁束を発生させ、この磁束
の強さ(コイル手段への通電電流の大きさ)に応じて回
転永久磁石を中性安定位置から任意の回転角度位置まで
回転させ、かつ、その位置に保持させることができる。
【0005】また、この従来例では、第2の磁気通路を
形成する強磁性体ヨーク部材(第2のヨーク)により、
中性安定位置における回転永久磁石の磁路の磁気抵抗を
減少させて回転永久磁石を中性安定位置に戻すトルクを
高め、これにより、回転永久磁石の回転角に対するトル
ク変化率(勾配)を大きくし、即ち、所定の回転位置に
おける保持力を高めるようにしたものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のロータリアクチュエータにおいては、以下に述
べるような問題点があった。即ち、従来例のロータリア
クチュエータにおいては、上述のように、強磁性体で形
成された第1の磁気通路を形成する部材(第1のヨー
ク)内に設けられた空間に2極着磁された回転永久磁石
を配置した構造であり、即ち、回転永久磁石の回りに形
成される磁場は前記第1の磁気通路を形成する部材(第
1のヨーク)により全周短絡されていて、回転永久磁石
で発生する磁束の一部がコイル手段を有する第1の磁気
通路側にも分流し、回転永久磁石の磁束に対して直交方
向に与える磁束を減少させるため、回転永久磁石の回転
に伴う前記磁場の磁気抵抗変化が緩やかになり、これに
より、回転角に対するトルク変化率(勾配)が小さく、
所定の回転位置での外乱トルクに対する保持力が小さく
なってしまう。
【0007】従って、回転永久磁石に作用する外乱トル
クの大小によって回転位置が大きく変動してしまう。例
えば、エンジンの吸気路の一部に設けられたバルブを直
接このロータリアクチュエータで駆動する場合、バルブ
に発生するフローフォース等により、ロータ側である回
転永久磁石に外乱としての回転トルクが作用してその回
転位置を変動させることでバルブ開度が変動し、これに
より、エンジン回転数にハンチングを生じるさせるとい
う不具合が生じる。
【0008】なお、強磁性体ヨーク部材により第2の磁
気通路を形成しても、第1の磁気通路を形成する部材
(第1のヨーク)により全周短絡された状態となってい
る以上、大きな改善効果は得られない。また、従来例に
おいては、狭窄部を形成する代わりに、第1の磁気通路
を形成する部材(第1のヨーク)を若干のスリット部を
もって2分割することにより、回転永久磁石回りでの磁
気的短絡をなくす案も提案されているが、スリットで2
分割された第1のヨークは第1の磁気通路で連結されて
いるため、第1の磁気通路自体は回転永久磁石に対して
は磁気的に短絡経路を形成していることになり、従っ
て、大きな改善効果は得られない。
【0009】そこで、コイルへの通電電流値の増大によ
り回転永久磁石を回転させるのに必要なコイル起磁力を
大きくしてやるか、回転永久磁石として磁力の強い希土
類磁石を使用することにより、上述の問題点を改善する
ことが可能であるが、前者の場合、消費電力の増大につ
ながるし、また、後者の場合、希土類磁石はフェライト
磁石に比べると非常に高価であるため、コストアップに
つながるという別の問題を生じさせることになる。な
お、円筒形状のフェライト磁石は、製造工程で割れが発
生するため実質的に円筒形状に作ることが困難である。
【0010】本発明は、上述のような従来の問題点に着
目してなされたもので、消費電力の増大及びコストアッ
プをきたすことなしに、所定の駆動位置での外力に対す
る保持力を高めることができるロータリアクチュエータ
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明請求項1記載のロータリアクチュエータは、略
環状に形成された固定側部材と該固定側部材内において
回動自在に設けられた回動側部材とで構成され、前記回
動側部材の外周には、外周面が円弧状に形成されていて
その回動方向両端部相互間にそれぞれ磁束分離部を介し
て互いに磁気的に分離された一対の磁性部材よりなる磁
束分流手段が設けられ、前記両磁束分流手段の円弧状外
周面と対向する固定側部材の内面側には、各磁束分流手
段の円弧状外周面とそれぞれ所定の小間隙を有して円弧
状に対面する一対のステータが設けられ、該一対の両ス
テータのうちの少なくとも一方には、回動側部材の回動
方向と直交する方向の磁束を発生させると共にその起磁
力をコントロール可能なコイル手段が設けられ、前記両
磁束分離部の一方側と対面する固定側部材の内面側に
は、回動側部材の回動方向と直交する方向に2極着磁さ
れていて両磁束分流手段の一方の端部がそれぞれ所定の
小間隙を有して円弧状に対面する永久磁石が設けられ、
前記両磁束分離部のもう一方側と対面する固定側部材の
内面側には、両磁束分流手段の回動側部材の回動方向と
直交する方向に突出していて両磁束分流手段のもう一方
の端部がそれぞれ所定の小間隙を有して円弧状に対面す
るステータが設けられ、前記固定側部材には、回動側部
材における各磁束分流手段と対面する側とはそれぞれ反
対側において永久磁石と両一対の各ステータとの間、及
び、ステータと一対の各ステータとの間をそれぞれ磁気
的に連通する磁気通路形成手段を備えている手段とし
た。
【0012】また、請求項2記載のロータリアクチュエ
ータは、略環状に形成された固定側部材と該固定側部材
内において回動自在に設けられた回動側部材とで構成さ
れ、前記回動側部材の外周には、外周面が円弧状に形成
されていてその回動方向両端部相互間にそれぞれ磁束分
離部を介して互いに磁気的に分離された一対の磁性部材
よりなる磁束分流手段が設けられ、前記両磁束分流手段
の円弧状外周面と対向する固定側部材の内面側には、各
磁束分流手段の円弧状外周面とそれぞれ所定の小間隙を
有して円弧状に対面する一対のステータが設けられ、該
一対の両ステータのうちの少なくとも一方には、回動側
部材の回動方向と直交する方向の磁束を発生させると共
にその起磁力をコントロール可能なコイル手段が設けら
れ、前記両磁束分離部とそれぞれ対面する固定側部材の
内面側には、回動側部材の回動方向と直交する方向に2
極着磁されていて両磁束分流手段の一方の端部がそれぞ
れ所定の小間隙を有して円弧状に対面する一対の永久磁
石が設けられ、前記固定側部材には、回動側部材におけ
る各磁束分流手段と対面する側とはそれぞれ反対側にお
いて両永久磁石と一対の各ステータとの間をそれぞれ磁
気的に連通する磁気通路形成手段を備えている手段とし
た。
【0013】また、請求項3記載のロータリアクチュエ
ータは、前記請求項1または請求項2において、前記一
方のステータに設けられたコイル手段が、該ステータに
発生させる磁束の方向を正逆切り換え可能で正逆各磁束
の起磁力をコントロール可能に構成されている手段とし
た。
【0014】また、請求項4記載のロータリアクチュエ
ータは、前記請求項3において、前記一方のステータに
設けられたコイル手段が、該ステータに互いに逆方向の
磁束を発生させる2つのコイルを備えている手段とし
た。
【0015】また、請求項5記載にロータリアクチュエ
ータは、前記請求項4において、デューティ信号に基づ
き、オンデューティ時には一方のコイル手段のみに通電
し、オフデューティ時にはもう一方のコイル手段のみに
通電し、デューティ信号のデューティ比を可変制御する
ことにより両ステータに発生させる起磁力をコントロー
ルするようにした。
【0016】また、請求項6記載のロータリアクチュエ
ータは、前記請求項1または請求項2において、前記一
対の両ステータには、回動側部材の回動方向と直交する
方向で両磁束分流手段と対面する側が同一の極となる磁
束を発生させると共にその起磁力をコントロール可能な
コイル手段が設けられている手段とした。
【0017】また、請求項7記載のロータリアクチュエ
ータは、前記請求項6において、デューティ信号に基づ
き、オンデューティ時には一方のコイル手段のみに通電
し、オフデューティ時にはもう一方のコイル手段のみに
通電し、デューティ信号のデューティ比を可変制御する
ことにより一対の両ステータに発生させる起磁力をコン
トロールするようにした。
【0018】
【作用】この発明請求項1記載のロータリアクチュエー
タでは、上述のように構成されるため、コイル手段への
無通電状態においては、永久磁石の磁束は、一方の磁束
分流部における両磁束分流手段との対向面間に形成され
た小間隙をそれぞれ通過して両磁束分流手段に分流さ
れ、さらに、両磁束分流手段と両ステータとの対向面間
にそれぞれ形成された小間隙を通過して両ステータに流
れ込んだ後、両磁気通路形成手段をそれぞれ経由して
(もしくは以上とは逆方向の流れで)永久磁石に戻る、
という分流された2つの磁気通路の他、永久磁石の磁束
が両磁束分流手段との間に形成された小間隙をそれぞれ
通過して両磁束分流手段に分流された後、もう一方の磁
束分流部におけるステータとの対向面に形成された小間
隙をそれぞれ通過してステータに流れ込んだ後、両磁気
通路形成手段を経由して(もしくは以上とは逆方向の流
れで)永久磁石に戻る、という分流された2つの磁気通
路が形成された状態となっている。
【0019】この時、両磁束分流手段と永久磁石との間
の対向面に形成される両小間隙の面積、即ち、2つの磁
気通路の断面積が同一でない場合(及び、両磁束分流手
段とステータとの間の対向面に形成される両小間隙の面
積、即ち、2つの磁気通路の断面積が同一でない場合)
は、磁気通路断面積の大きい方の磁気通路側に対し小さ
い方の磁気通路側の磁気抵抗が大きくなるという磁気抵
抗差が発生するが、両小間隙部における磁気抵抗をそれ
ぞれ減少(面積をそれぞれ増加)させる方向に回動側部
材を回動させるトルクが互いに相対する方向に作用し、
このため、両方トルクが均等にバランスする位置、即
ち、両磁束分流手段と永久磁石との間の対向面に形成さ
れる両小間隙の面積、及び、両磁束分流手段とステータ
との間の対向面に形成される両小間隙の面積がそれぞれ
同一となる中性安定位置に回動側部材を復帰させる復帰
トルクが常に働いた状態となっている。
【0020】従って、両コイル手段への無通電状態にお
いては、回動側部材を中性安定位置に保持させることが
できるもので、この中性安定位置から回動側部材がいず
れかの方向に回動した場合には、その回動による磁気抵
抗変化量に比例した中性安定位置への復帰トルクが発生
し、この復帰トルクの強さが回動側部材の所定回動位置
における外乱に対する保持力の大きさとなる。
【0021】次に、コイル手段への通電により、一方の
ステータに磁束を発生させると、4つの磁気通路におけ
る磁束の強さが不均一となることから、4つの小間隙部
の面積が同一の状態では両磁気通路における磁気抵抗の
バランスが崩れた状態となるため、再び磁気抵抗がバラ
ンスする位置まで回動側部材を回動させるトルクが発生
し、このトルクにより、回動側部材を中性安定位置から
所定の位置まで回動させ、その位置に保持させることが
できる。
【0022】そして、永久磁石の磁束は、永久磁石,両
磁束分流手段,両ステータ及び両磁気通路形成手段で構
成される磁気通路と、永久磁石,両磁束分流手段,ステ
ータ及び両磁気通路形成手段で構成される磁気通路のみ
を流れ、従来例のような磁気エネルギロスの原因となる
その他の短絡路は存在しない構造であるため、永久磁石
の持つ磁気エネルギを効率的に利用することができる。
従って、消費電力の増大及びコストアップをきたすこと
なしに、所定の駆動位置での外力に対する保持力を高め
ることができる。
【0023】また、請求項2記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項1記載のロータリアクチュエータ
における磁束分離部側のステータが永久磁石に変わった
もので、この永久磁石の磁束により、前記磁気通路の磁
束が強くなり、即ち、所定の駆動位置での外力に対する
保持力を高めることができる。
【0024】また、請求項3記載のロータリアクチュエ
ータでは、コイル手段により、一方のステータに対し正
逆いずれか一方に磁束を発生させると、中性安定位置か
ら所定の方向に回動側部材を回動させ、また、前記とは
逆方向に磁束を発生させると、中性安定位置から前記と
は逆方向に回動側部材を回動させることができる。
【0025】また、請求項4記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項3において、2つのコイルに対す
る通電の切り換えによりステータに発生させる磁束の切
り換えが行なわれる。
【0026】また、請求項5記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項3において、デューティ信号に基
づき、オンデューティ時には一方のコイル側のみに通電
し、オフデューティ時にはもう一方のコイル側のみに通
電し、デューティ信号のデューティ比を可変制御するこ
とによりステータに発生させる正逆各磁束方向の起磁力
をコントロールすることができるもので、即ち、デュー
ティ比が50%で回動側部材は中性安定位置に保持され、
デューティ比を50%から増減させることにより、回動側
部材を中性安定位置を中心として互いに反対方向に回動
させることができる。
【0027】また、請求項6記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記一対のステータの両方に設けられたコイ
ル手段のいずれか一方に通電することにより、中性安定
位置から所定の方向に回動側部材を回動させ、また、コ
イル手段のもう一方に通電することにより、中性安定位
置から前記とは逆方向に回動側部材を回動させることが
できる。
【0028】また、請求項7記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項6において、デューティ信号に基
づき、オンデューティ時には一方のコイル手段のみに通
電し、オフデューティ時にはもう一方のコイル手段のみ
に通電し、デューティ信号のデューティ比を可変制御す
ることにより両ステータに発生させる起磁力をコントロ
ールすることができるもので、、即ち、デューティ比が
50%で回動側部材は中性安定位置に保持され、デューテ
ィ比を50%から増減させることにより、回動側部材を中
性安定位置を中心として互いに反対方向に回動させるこ
とができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。 (第1実施例)図1は、本発明第1実施例のロータリア
クチュエータを示す断面図(図2のI−I線)、図2は
図1のII−II線における断面図であり、両図において、
Aは固定側部材、Bは回動側部材である。
【0030】まず、前記固定側部材Aについて説明する
と、それぞれ強磁性体よりなる上下一対の円弧状ボディ
ヨーク1,2と、左右一対のステータヨーク3,4と、
各ヨーク1,2,3,4の端部を連結する連結ヨーク
5,6,7,8とで略円筒状のヨーク部が形成されると
共に、該円筒状ヨーク部の両端開口部には非磁性体より
なるアルミニューム製のキャップ9,10が装着され、
この両キャップ9,10の中心部には、ベアリング1
1,12が圧入固定されている。なお、13は前記各部
材間を連結するねじである。
【0031】前記上側の円弧状ボディヨーク1の内周側
には、円筒状ヨーク部の径方向に2極着磁された永久磁
石14が接着固定されている。この永久磁石14として
フェライト磁石が用いられ、内周面が円筒状ヨーク部の
軸心部を中心とする円弧状に形成されると共に、外周側
がN極で内周側がS極となるように径方向に2極着磁さ
れている。
【0032】前記下側の円弧状ボディヨーク2の内周側
には、円筒状ヨーク部の軸心部を中心として前記永久磁
石14と対象形状のステータ18が接着固定されてい
る。
【0033】前記左右両ステータヨーク3,4の内面側
には、強磁性体よりなるステータ15,16がそれぞれ
ねじ17a,17bで締結固定されている。この両ステ
ータ15,16は、その内周面が前記永久磁石14と同
様に円筒状ヨーク部の軸心部を中心とする円弧状に形成
されると共に、外周側には図示を省略した絶縁コーティ
ングを介し、ステータ15,16に径方向の磁束を発生
させるコイル19,20が巻かれている。
【0034】次に、回動側部材Bについて説明すると、
この回動側部材Bは、ロータ回転軸30と、該ロータ回
転軸30の外周に接着固定された一対のロータヨーク3
1,32とで構成されている。
【0035】前記ロータ回転軸30は、非磁性体である
ステンレス(SUS304)で形成されていて、その両端が前
記ベアリング11,12により回転自在に軸支された状
態で設けられている。
【0036】前記ロータヨーク31,32は、請求の範
囲の磁束分流手段を構成するもので、強磁性体により半
円弧状に形成されていて、図1において、両円周方向上
端面相互間と下端面相互間には、磁束分離部として磁気
的に分離可能な幅の空隙a1,a2 がそれぞれ形成され
ている。さらに詳述すると、両ロータヨーク31,32
における空隙a1 側端部の外周面がそれぞれ小間隙b
1 ,b2 を有して永久磁石14の円弧状内周面と対面
し、また、両ロータヨーク31,32のもう一方の端部
の外周面がそれぞれ小間隙c1 ,c2 を有してステータ
18の円弧状内周面と対面すると共に、両ロータヨーク
31,32の中間部外周面がそれぞれ小間隙d1 ,d2
を有して両ステータ15,16の円弧状内周面と対面し
た状態となっている。
【0037】従って、永久磁石14の磁束は、図1にお
いて、上側ボディヨーク1内で左右に分流された後、そ
れぞれ上側の各連結用ヨーク5,6、各ステータヨーク
3,4(以上で請求の範囲の磁気通路形成手段を構
成)、各ステータ15,16を経由し、小間隙d1 ,d
2 をそれぞれ通過して各ロータヨーク31,32に流れ
込み、さらに、小間隙b1 ,b2 をそれぞれ通過して永
久磁石14に戻る、という分流された2つの磁気通路D
1 ,D2 の他、上側ボディヨーク1内で左右に分流され
た後、それぞれ上側の各連結用ヨーク5,6、各ステー
タヨーク3,4、下側の連結ヨーク7,8(以上で請求
の範囲の磁気通路形成手段を構成)を経由して、ステー
タ18に合流し、小間隙c1 ,c2 をそれぞれ通過して
各ロータヨーク31,32に分流され、さらに、小間隙
b1 ,b2 をそれぞれ通過して永久磁石14に戻る、と
いう分流された2つの磁気通路D3 ,D4 が形成された
状態となっている。
【0038】次に、図3に示すコイル駆動回路について
説明すると、前記コイル19,20の一方端は、ターミ
ナル21を介してバッテリBaのプラス極に接続され、
また、コイル19,20のもう一方端は、ターミナル2
2,23をそれぞれ介してNPNトランジスタ24,2
5のコレクタ側にそれぞれ接続されていて、該NPNト
ランジスタ24,25のエミッタ側は共に接地されてい
る。なお、図において26,27は各コイル19,20
に対しそれぞれ並列に組み込んだサージ吸収用ダイオー
ドである。
【0039】また、コイル20側のNPNトランジスタ
25のベース側にはデューティ信号S(D)が入力さ
れ、また、コイル19側のNPNトランジスタ24のベ
ース側にはインバータ28を経由してデューティ信号S
(D)が入力されていて、デューティ信号S(D)のオ
ン時間TaはNPNトランジスタ25のみ導通させるこ
とによりコイル20側にバッテリBaの電流を流し、ま
た、デューティ信号S(D)のオフ時間TbはNPNト
ランジスタ24のみ導通させることによりコイル19側
にバッテリBaの電流を流すようになっている。そし
て、この各コイル19,20への通電により、永久磁石
14の磁束による分流された左右一対の磁気通路のう
ち、ステータ18を通る方の各磁気通路D3 ,D4 の流
れ方向とは一致するが、もう一方の各磁気通路D1 ,D
2 の流れ方向とは逆行する方向の磁束φ1 ,φ2 を発生
させるように配線されている。以上のように、前記コイ
ル19,20とコイル駆動回路とで請求の範囲のコイル
手段が構成されている。
【0040】次に、実施例の作用を説明する。 (イ)コイル無通電時 磁気回路は漏れ回路が多く、正確に磁束の流れを解析す
ることは困難であるため、ここでは、磁束の主な流れに
ついて説明すると、コイル19,20への無通電状態に
おいては、永久磁石14の磁束は、前述のように、4つ
の磁気通路D1,D2 ,D3 ,D4 を流れた状態となっ
ている。
【0041】この時、図1の状態からロータ回転軸30
をいずれかの方向に回転させると、両ロータヨーク3
1,32と永久磁石14との間の対向面に形成される両
小間隙b1 ,b2 の面積、及び、両ロータヨーク31,
32とステータ18との間の対向面に形成される小間隙
c1 ,c2 の面積、即ち、一方の左右一対の磁気通路D
1 ,D2 及びもう一方の左右一対の磁気通路D3 ,D4
の断面積がそれぞれ同一でなくなるため、それぞれ断面
積の大きい方の磁気通路側に対し小さい方の磁気通路側
の磁気抵抗が大きくなるという磁気抵抗差が発生する
が、両小間隙部b1,b2 、及び、両小間隙部b1 ,b2
における磁気抵抗をそれぞれ減少(面積をそれぞれ増
加)させる方向に両ロータヨーク31,32を回転させ
るトルクが互いに相対する方向に作用し、このため、両
方の対向するトルクが均等にバランスする位置、即ち、
両小間隙b1 ,b2 及び両小間隙b1 ,b2 の面積が同
一となる中性安定位置(図1の状態)にロータ回転軸3
0を復帰させる復帰トルクが常に働いた状態となってい
る。
【0042】従って、コイル19,20への無通電状態
においては、ロータ回転軸30を中性安定位置に保持さ
せることができるもので、この中性安定位置をロータ回
転角θ=0°とし、この位置からロータ回転軸30がい
ずれかの方向に回転した場合には、その回転による磁気
抵抗変化量に比例した中性安定位置への復帰トルクが発
生し、この復帰トルクの強さがロータ回転軸30の所定
ロータ回転角θにおける外乱に対する保持力の大きさと
なる。
【0043】図4はロータ回転角θに対する復帰トルク
T特性を示すもので、この図に示すように、ロータ回転
軸30の反時計方向回転をマイナス角度、時計方向回転
をプラス角度とすると、コイル無通電状態においてロー
タ回転軸30を回転させた場合の復帰トルクT特性は
[I]に示すようになる。なお、ロータ回転角θと復帰
トルクTは同方向であり、即ち、復帰トルクTが正だと
ロータ回転角θを増やす方向で、復帰トルクTが負だと
ロータ回転角θを減らす方向であり、従って、図4のR
2 で示すロータ回転角θ=0°の位置がロータ回転軸3
0の中性安定位置となる。そして、ロータ回転軸30の
ロータ回転角θに対する復帰トルクTの変化率(勾配)
が大きい程、ひいては両磁気通路D1 ,D2 及び両磁気
通路D3 ,D4 における磁気抵抗変化率が大きい程、外
乱に対する保持力が大きいことになる。
【0044】従って、永久磁石14の磁束を磁気通路D
1 ,D2 ,D3 ,D4 に集中することにより、永久磁石
14が持つ磁気エネルギを復帰トルクTとして最大限に
効率利用することができることになる。
【0045】(ロ)コイル通電時 次に、図3に示すようなデューティ信号S(D)でコイ
ル19,20に通電した場合、デューティ信号S(D)
のオン時間Taにはコイル20側にだけ通電され、これ
により、ステータ16側にφ2 の方向(永久磁石14の
磁束による磁気通路D4 の流れ方向とは同一で磁気通路
D2 の流れ方向とは逆行する方向)の磁束を発生させ、
また、オフ時間Tbにはコイル19側にだけ通電され、
これにより、ステータ15側にφ1 の方向(永久磁石1
4の磁束による磁気通路D3 の流れ方向とは同一で磁気
通路D1 の流れ方向とは逆行する方向)の磁束を発生さ
せる。しかし、実際には、1/(Ta+Tb)の駆動周
波数は、100〜500Hz程度でコイル19,20の
時定数がそれより十分大きいのでコイル19,20に
は、通電電流に対し、オフデューティ比(=Tb×10
0/(Ta+Tb)%)、または、オンデューティ比
(=Ta×100/(Ta+Tb)%)に相当する平均
的な電流が流れ、ステータ15,16には各平均電流に
対する平均磁束が発生すると考えることができる。
【0046】以上のように、両コイル19,20への通
電により、両ステータ15,16に対し、永久磁石14
の磁束による分流された各磁気通路D1 ,D2 の流れ方
向とは逆行する方向の磁束φ1 ,φ2 を発生させると、
該磁束φ1 ,φ2 によって永久磁石14による各磁気通
路D1 ,D2 の磁束が弱められる一方で、各磁気通路D
3 ,D4 の磁束は強められることになる。
【0047】従って、オンデューティ比が50%(オフ
デューティ比も50%)で両ステータ15,16におけ
る両磁束φ1 ,φ2 の強さが均一である時は、両磁気通
路D1 ,D2 相互間、及び、両磁気通路D3 ,D4 相互
間における両磁束の強さも均一状態に維持されることか
ら、ロータ回転軸30は、図4のR2 に示すロータ回転
角θ=0°の中性安定位置に保持された状態となる。
【0048】次に、オンデューティ比が100%(オフ
デューティ比が0%)の時は、コイル19が巻かれたス
テータ15側の磁束φ1 が0%で、コイル20が巻かれ
たステータ16側の磁束φ2 が100%となるため、該
ステータ16側を通る磁気通路D2 側の磁束だけが磁束
φ2 によって弱められ、磁気通路D3 側の磁束D4 だけ
が磁束φ2 によって強められ、これにより、両磁気通路
D1 ,D2 相互間、及び両磁気通路D3 ,D4 相互間に
おける磁束の強さがそれぞれ不均一となることから、両
小間隙b1 ,b2 及び両小間隙c1 ,c2 の面積がそれ
ぞれ同一の状態では両磁気通路D1 ,D2 相互間及び両
磁気通路D3 ,D4 相互間における磁気抵抗のバランス
が崩れた状態となるため、再び磁気抵抗がバランスする
方向、即ち、ロータ回転軸30を時計方向に回転させる
正のトルクが発生し、この正のトルクにより、ロータ回
転軸30を図 のR3 に示すロータ回転角θ=+20°
の位置まで回転させ、図 の[II]に示す復帰トルクT
特性により、そのロータ回転角θ位置に保持させること
ができる。
【0049】また、オンデューティ比が0%(オフデュ
ーティ比が100%)の時は、以上とは逆に、コイル1
9が巻かれたステータ15側の磁束φ1 が100%で、
コイル20が巻かれたステータ16側の磁束φ2 が0%
となるため、ロータ回転軸30を反時計方向に回転させ
る負のトルクが発生し、この負のトルクにより、ロータ
回転軸30を図4のR1 に示すロータ回転角θ=−20
°の位置まで回転させ、図4の[III] に示す復帰トルク
T特性により、そのロータ回転角θ位置に保持させるこ
とができる。これは、オンデューティ比制御によりロー
タ回転角θを−20°〜+20°の範囲内で任意の位置
に制御できることを意味している。
【0050】なお、図5はオンデューティ比に対するロ
ータ回転角θの可変特性を示したものである。
【0051】また、図6は、小間隙b1 ,b2 部分と、
空隙a1 部分の回動方向長さの比率をロータ回転軸30
の回転角で表わした説明図であり、この図に示すよう
に、中性安定位置にある場合において、ロータ回転軸3
0の回転角範囲をθ0 、永久磁石14の内径側円弧部分
の回転角をθm 、空隙a部分の回転角をθs 、小間隙b
2 部分の回転角をθr (=θm /2−θs /2)とする
と、空隙a部分の回転角θs は10°〜20°の範囲で
設定することが、永久磁石14の磁束の2分割分離上望
ましく、また、小間隙b2 部分の回転角θr とロータ回
転軸30の回転角範囲θ0 の2分の1との差(θr −θ
s /2)は、5°〜10°の範囲で設定することが、ロ
ータ回転軸30の回転角範囲θ0 内におけるリニアなト
ルク可変特性、及び、デューティ比に対するロータ回転
角θのリニアな可変特性を得る上において望ましい。
【0052】以上説明してきたように、この第1実施例
のロータリアクチュエータにあっては、以下に列挙する
効果が得られる。 永久磁石14の磁束は、主として該永久磁石14
と、両ステータ15,16と、両ロータヨーク31,3
2とを経由する各磁気通路D1 ,D2 、及び、該永久磁
石14と、ステータ18と、両ロータヨーク31,32
とを経由する各磁気通路D3 ,D4 を流れ、従来例のよ
うな磁気エネルギロスの原因となるその他の短絡路は存
在しない構造であるため、永久磁石14の持つ磁気エネ
ルギを効率的に利用することができ、従って、通電電流
の増加による消費電力の増大及び高価な永久磁石の採用
によるコストアップをきたすことなしに、所定の回転角
θ位置での外乱トルクに対する保持力を高めることがで
きるようになる。
【0053】 左右一対のステータ15,16の両方
にコイル19,20を備えたことで、広いロータ回転角
範囲θ0 を得ることができるようになる。
【0054】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。なお、この他の実施例においては、前記第1実施例
と原理的に見てほぼ同様の構成部分には同一の符号を付
けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
【0055】(第2実施例)図7に示す第2実施例のロ
ータリアクチュエータは、ボディヨーク1,2を平坦な
板状に形成することにより、連結ヨーク5,6,7,8
を省略した変形例を示すものであって、前記第1実施例
とほぼ同様の作用効果が得られる。
【0056】(第3実施例)図8に示す第3実施例のロ
ータリアクチュエータは、前記第1実施例におけるステ
ータ18を永久磁石29と入れ換えた変形例を示すもの
である。
【0057】即ち、この実施例では、永久磁石29とし
て、前記永久磁石14とはその内周側が互いに異なる極
となるように半径方向に2極着磁されたフェライト磁石
が用いられており、このため、この永久磁石29の磁束
により、該磁束が両ロータヨーク31,32との間にそ
れぞれ形成された小間隙c1 ,c2 を通過して各ロータ
ヨーク31,32に分流され、さらに、小間隙d1 ,d
2 を通過して各ステータ15,16に流れ込んだ後、各
ステータヨーク3,4、下側の連結ヨーク7,8及び下
側のボディヨーク2を経由して、永久磁石29に戻る、
という2つの磁気通路D5 ,D6 が形成された状態とな
る。
【0058】従って、この実施例では、分流された新た
な一対の磁気通路D5 ,D6 により、小間隙d1 ,d2
における磁気抵抗変化率を大きくすることができるもの
で、これにより、所定の回転角θ位置での外乱トルクに
対する保持力をさらに高めることができるようになる。
【0059】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。
【0060】例えば、実施例では、左右一対のステータ
15,16の両方にコイル手段を備えたが、いずれか一
方のみであってもよい。ただし、この場合は、回動側部
材Bの回動範囲が半分となる。しかし、一方のステータ
15または16に、磁束の方向が互いに逆方向となる2
つのコイルを有するコイル手段を設けた状態(例えば、
前記実施例におけるコイル19,20を一方のステータ
15または16に同時に巻いた状態)とすることによ
り、両ステータ15,16にそれぞれコイル手段を設け
た場合と同様の回動範囲が得られるようになる。
【0061】また、実施例では、磁束分離部として両磁
束分流手段相互間を空隙(a1 ,a2 )により磁気的に
分離したが、非磁性部材を介装させることで磁気的に分
離させてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載のロータリアクチュエータにあっては、前述のよ
うに、永久磁石の磁束が、永久磁石,両磁束分流手段,
両ステータ及び両磁気通路形成手段で構成される2つの
磁気通路と、永久磁石,両磁束分流手段,ステータ及び
両磁気通路形成手段で構成される2つの磁気通路のみを
流れ、従来例のような磁気エネルギロスの原因となるそ
の他の短絡路は存在しない構造としたことで、永久磁石
の持つ磁気エネルギを効率的に利用することができ、従
って、消費電力の増大及びコストアップをきたすことな
しに、所定の回転位置での外力に対する保持力を高める
ことができるようになるという効果が得られる。
【0063】また、請求項2記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項1記載のロータリアクチュエータ
における磁束分離部側のステータを永久磁石に入れ換え
た構成とすることにより、磁気通路の磁束が強くなり、
これにより、所定の駆動位置での外力に対する保持力を
さらに高めることができるようになるという効果が得ら
れる。
【0064】また、請求項3記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記一方のステータに設けられたコイル手段
を、該ステータに発生させる磁束の方向を正逆切り換え
可能で正逆各磁束の起磁力をコントロール可能としたこ
とで、回動側部材を中性安定位置を中心として互いに反
対方向に回動させることができ、即ち、回動側部材の回
動範囲を広げることができるようになるという効果が得
られる。
【0065】また、請求項4記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項3において、前記一方のステータ
に設けられたコイル手段が、該ステータに互いに逆方向
の磁束を発生させる2つのコイルを備えている構成とし
たことで、2つのコイルに対する通電制御により回動側
部材を中性安定位置を中心として互いに反対方向に回動
させることができる。
【0066】また、請求項5記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項4において、デューティ信号に基
づき、オンデューティ時には一方のコイル手段のみに通
電し、オフデューティ時にはもう一方のコイル手段のみ
に通電し、デューティ信号のデューティ比を可変制御す
ることにより両ステータに発生させる起磁力をコントロ
ールするようにしたことで、デューティ比を可変制御す
るだけで、回動側部材を中性安定位置を中心として互い
に反対方向に回動させることができる。
【0067】また、請求項6記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記一対の両ステータには、回動側部材の回
動方向と直交する方向で両磁束分流手段と対面する側が
同一の極となる磁束を発生させると共にその起磁力をコ
ントロール可能なコイル手段が設けられている構成とし
たことで、回動側部材を中性安定位置を中心として互い
に反対方向に回動させることができ、即ち、回動側部材
の駆動範囲を広げることができるようになるという効果
が得られる。
【0068】また、請求項7記載のロータリアクチュエ
ータでは、前記請求項6において、デューティ信号に基
づき、オンデューティ時には一方のコイル手段のみに通
電し、オフデューティ時にはもう一方のコイル手段のみ
に通電し、デューティ信号のデューティ比を可変制御す
ることにより一対の両ステータに発生させる起磁力をコ
ントロールするようにしたことで、回動側部材を中性安
定位置を中心として互いに反対方向に回動させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のロータリアクチュエータを
示す図2のI−I線における断面図である。
【図2】本発明第1実施例のロータリアクチュエータを
示す図1のII−II線における断面図である。
【図3】本発明第1実施例のロータリアクチュエータに
おけるコイル駆動回路を示す図である。
【図4】本発明第1実施例のロータリアクチュエータに
おけるロータ回転角に対する復帰トルク特性図である。
【図5】本発明第1実施例のロータリアクチュエータに
おけるオンデューティ比に対するロータ回転角の可変特
性図である。
【図6】本発明第1実施例のロータリアクチュエータに
おける両小間隙部分と空隙部分の回転方向長さの比率を
回転角で示す説明図である。
【図7】本発明第2実施例のロータリアクチュエータを
示す断面図である。
【図8】本発明第3実施例のロータリアクチュエータを
示す断面図である。
【符号の説明】
A 固定側部材 B 駆動側部材 D1 磁気通路 D2 磁気通路 D3 磁気通路 D4 磁気通路 D5 磁気通路 D6 磁気通路 a1 空隙(磁束分離部) a2 空隙(磁束分離部) b1 小間隙 b2 小間隙 c1 小間隙 c2 小間隙 d1 小間隙 d2 小間隙 1 ボディヨーク(磁気通路形成手段) 2 ボディヨーク(磁気通路形成手段) 3 ステータヨーク(磁気通路形成手段) 4 ステータヨーク(磁気通路形成手段) 5 連結ヨーク(磁気通路形成手段) 6 連結ヨーク(磁気通路形成手段) 7 連結ヨーク(磁気通路形成手段) 8 連結ヨーク(磁気通路形成手段) 14 永久磁石 15 ステータ 16 ステータ 18 ステータ 19 コイル(コイル手段) 20 コイル(コイル手段) 29 永久磁石 31 ロータヨーク(磁束分流手段) 32 ロータヨーク(磁束分流手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略環状に形成された固定側部材と該固定
    側部材内において回動自在に設けられた回動側部材とで
    構成され、 前記回動側部材の外周には、外周面が円弧状に形成され
    ていてその回動方向両端部相互間にそれぞれ磁束分離部
    を介して互いに磁気的に分離された一対の磁性部材より
    なる磁束分流手段が設けられ、 前記両磁束分流手段の円弧状外周面と対向する固定側部
    材の内面側には、各磁束分流手段の円弧状外周面とそれ
    ぞれ所定の小間隙を有して円弧状に対面する一対のステ
    ータが設けられ、 該一対の両ステータのうちの少なくとも一方には、回動
    側部材の回動方向と直交する方向の磁束を発生させると
    共にその起磁力をコントロール可能なコイル手段が設け
    られ、 前記両磁束分離部の一方側と対面する固定側部材の内面
    側には、回動側部材の回動方向と直交する方向に2極着
    磁されていて両磁束分流手段の一方の端部がそれぞれ所
    定の小間隙を有して円弧状に対面する永久磁石が設けら
    れ、 前記両磁束分離部のもう一方側と対面する固定側部材の
    内面側には、両磁束分流手段の回動側部材の回動方向と
    直交する方向に突出していて両磁束分流手段のもう一方
    の端部がそれぞれ所定の小間隙を有して円弧状に対面す
    るステータが設けられ、 前記固定側部材には、回動側部材における各磁束分流手
    段と対面する側とはそれぞれ反対側において永久磁石と
    両一対の各ステータとの間、及び、ステータと一対の各
    ステータとの間をそれぞれ磁気的に連通する磁気通路形
    成手段を備えていることを特徴とするロータリアクチュ
    エータ。
  2. 【請求項2】 略環状に形成された固定側部材と該固定
    側部材内において回動自在に設けられた回動側部材とで
    構成され、 前記回動側部材の外周には、外周面が円弧状に形成され
    ていてその回動方向両端部相互間にそれぞれ磁束分離部
    を介して互いに磁気的に分離された一対の磁性部材より
    なる磁束分流手段が設けられ、 前記両磁束分流手段の円弧状外周面と対向する固定側部
    材の内面側には、各磁束分流手段の円弧状外周面とそれ
    ぞれ所定の小間隙を有して円弧状に対面する一対のステ
    ータが設けられ、 該一対の両ステータのうちの少なくとも一方には、回動
    側部材の回動方向と直交する方向の磁束を発生させると
    共にその起磁力をコントロール可能なコイル手段が設け
    られ、 前記両磁束分離部とそれぞれ対面する固定側部材の内面
    側には、回動側部材の回動方向と直交する方向に2極着
    磁されていて両磁束分流手段の一方の端部がそれぞれ所
    定の小間隙を有して円弧状に対面する一対の永久磁石が
    設けられ、 前記固定側部材には、回動側部材における各磁束分流手
    段と対面する側とはそれぞれ反対側において両永久磁石
    と一対の各ステータとの間をそれぞれ磁気的に連通する
    磁気通路形成手段を備えていることを特徴とするロータ
    リアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記一方のステータに設けられたコイル
    手段が、該ステータに発生させる磁束の方向を正逆切り
    換え可能で正逆各磁束の起磁力をコントロール可能に構
    成されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のロータリアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記一方のステータに設けられたコイル
    手段が、該ステータに互いに逆方向の磁束を発生させる
    2つのコイルを備えていることを特徴とする請求項3に
    記載のロータリアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 デューティ信号に基づき、オンデューテ
    ィ時には一方のコイル手段のみに通電し、オフデューテ
    ィ時にはもう一方のコイル手段のみに通電し、デューテ
    ィ信号のデューティ比を可変制御することにより両ステ
    ータに発生させる起磁力をコントロールするようにした
    ことを特徴とする請求項4に記載のロータリアクチュエ
    ータ。
  6. 【請求項6】 前記一対の両ステータには、回動側部材
    の回動方向と直交する方向で両磁束分流手段と対面する
    側が同一の極となる磁束を発生させると共にその起磁力
    をコントロール可能なコイル手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のロータリ
    アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 デューティ信号に基づき、オンデューテ
    ィ時には一方のコイル手段のみに通電し、オフデューテ
    ィ時にはもう一方のコイル手段のみに通電し、デューテ
    ィ信号のデューティ比を可変制御することにより一対の
    両ステータに発生させる起磁力をコントロールするよう
    にしたことを特徴とする請求項6に記載のロータリアク
    チュエータ。
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DE19606836A DE19606836A1 (de) 1995-02-24 1996-02-23 Vorrichtung und Verfahren zum Betätigen eines für die Steuerung der Leerlaufdrehzahl verwendeten Ventils

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318859A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Shinko Electric Co Ltd アクチュエータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007318859A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Shinko Electric Co Ltd アクチュエータ

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