JPH0823816A - ホタテ貝の耳吊り機およびホタテ貝の耳吊り方法 - Google Patents

ホタテ貝の耳吊り機およびホタテ貝の耳吊り方法

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JPH0823816A
JPH0823816A JP6164345A JP16434594A JPH0823816A JP H0823816 A JPH0823816 A JP H0823816A JP 6164345 A JP6164345 A JP 6164345A JP 16434594 A JP16434594 A JP 16434594A JP H0823816 A JPH0823816 A JP H0823816A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホタテ貝の耳吊り作業の効率をより一層向上さ
せる。 【構成】ホタテ貝載置台100の載置板102・104
の表面はリンクプレート11のホタテ貝載置面11a・
11bと面一となっているので、載置板102・104
上のホタテ貝を滑らせることによりリンクプレート11
上に容易に移載することができる。また、リンクプレー
ト11の上段側の載置面11a上に載置されるホタテ貝
Aは第2の位置決め部材70に、下段側の載置面11b
上に載置されるホタテ貝Bはリンクプレート11の位置
決め部11fに、それぞれその耳の角部を形成する2辺
が当接して、正確に位置決めされる。これにより、ホタ
テ貝の耳の中央部に貫通孔を穿設することができるか
ら、養殖ロープPに対して確実に抜け止め固定すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホタテ貝の耳に貫通孔
を穿設するとともに、この貫通孔に等した線材を養殖ロ
ープに抜け止め固定するホタテ貝の耳吊り機に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、先に、ホタテ貝の耳
吊り作業を容易かつ迅速に行うことができるホタテ貝の
耳吊り機を出願している。(実開平5−37058) 本発明に係るホタテ貝の耳吊り機は、この先願に係るホ
タテ貝の耳吊り機をさらに改良してホタテ貝の耳吊り作
業をより一層効率的に行えるようにしたものであるの
で、まず先願に係るホタテ貝の耳吊り機の概略を以下に
説明する。
【0003】先願に係るホタテ貝の耳吊り機について、
図8から図15を用いて説明すると、これらの図におい
て、符号1はホタテ貝の耳吊り機を示し、基台2と、こ
の基台2に略水平方向に沿って配設され、ホタテ貝Aを
水平状態で搬送するとともに、このホタテ貝Aの耳に対
応して養殖ロープPが載置される搬送機構3と、この搬
送機構3の近傍に配設されるとともに上下方向に移動可
能に配設され、前記搬送機構3によって搬送されるホタ
テ貝Aの耳および養殖ロープPに貫通孔を穿設する穿孔
機構4と、この穿孔機構4によって穿孔されたホタテ貝
Aおよび養殖ロープPにナイロン製のテグスである係止
用線材Sを挿通する糸通し機構5と、この糸通し機構5
に並設されて、前記係止用線材Sを所定長さに切断する
切断機構6と、この切断された係止用線材Sの両端部を
圧搾変形させることにより、前記ホタテ貝Aの係止用線
材Sからの離脱を阻止する糸潰し機構7と、これらの各
機構3、4、5、6、7を作動させる駆動機構8とによ
って概略構成されている。
【0004】前記搬送機構3は、前記基台2に水平方向
に所定間隔をおいて配設されかつ水平に延びる軸の回り
に回転自在な一対のプーリー9・10と、前記ホタテ貝
Aが水平状態で載置されるリンクプレート11を無端状
に連結することによって構成され、かつ前記プーリー9
・10に巻回されてなる搬送コンベアー12と、前記各
リンクプレート11に揺動自在に取り付けられるととも
にリンクプレート11上に載置されるホタテ貝A・Bを
リンクプレート11との間で挾持する押えレバー13
と、この押えレバー13の前記リンクプレート11との
対向面側に取り付けられた例えば6ナイロン等の弾性体
からなるブラシ14とを備えている。
【0005】前記プーリー9・10には、図11に示す
ように、係合ピン15が前記リンクプレート11のピッ
チと同等のピッチで周方向に等間隔に配設されており、
個々のリンクプレート11の長さ方向(搬送方向)の両
端部内側に形成されている切欠11hと係合するように
なっている。
【0006】前記リンクプレート11は、その長さ方向
の端部において、連結ピン16を介して互いに揺動自在
に連結されており、かつ、この連結ピン16を介して前
記押えレバー13が揺動自在に軸支されている。また、
前記リンクプレート11の外側の表面には、図15に示
すように、ホタテ貝A・Bが載置される載置面11a・
11bと、ホタテ貝Aを位置決めする位置決め部11e
・11f・11gが、養殖ロープPに対して左右方向に
振り分けて形成されている。また、図13に示すよう
に、養殖ロープPに対して左側の載置面11aと右側の
載置面11bとの間には高低差が設けられている。そし
て、前記両載置面11a上に載置される一対のホタテ貝
A・Bは、それぞれの耳が養殖ロープPを上下方向に挟
持するように前記位置決め部11e・11f・11gに
より位置決めされる。
【0007】また、図15に示すように、前記リンクプ
レート11の幅方向中央部には、上方に開口して養殖ロ
ープPを受け入れるガイド溝11cが形成されている。
そして、このガイド溝11cに養殖ロープPが挿通され
た状態でリンクプレート11の載置面11a・11b上
にホタテ貝A・Bをそれぞれ載置し、かつ位置決め部1
1e・11f・11gにより位置決めすると、両ホタテ
貝A・Bの耳が養殖ロープPを上下方向に挟持するよう
にされている。
【0008】一方、リンクプレート11の、上述のよう
に両ホタテ貝Aの耳の部分と養殖ロープPとが上下方向
に重畳させられる連続部分には、図5に示すように、上
下方向に貫通孔11dが形成されており、後述する係止
用線材Sおよび穿孔機構4のドリル19が挿通されるよ
うになっている。
【0009】前記押えレバー13および連結ピン16
は、リンクプレート11の幅方向に振り分けて配設され
ており、それぞれ両載置面11a・11b上に載置され
るホタテ貝A・Bを、両載置面11a・11bに対向す
る面に設けられた前記ブラシ14の弾性力を利用してリ
ンクプレート11へ押し付けて、リンクプレート11と
の間で挾持固定するようになっている。
【0010】そして、このように構成された搬送機構3
は、図11に示すように、両プーリー9・10に巻回さ
れた状態において、上部の直線部が搬送部3aとなさ
れ、搬送方向上方のプーリー9・10に巻き込まれる部
分がホタテ貝A・Bの挾持固定を解除する放出部3bと
なされ、残余の部分が空送部3cとなされている。前記
搬送部3aの内外周面は、前記基台2に略水平にかつ上
下に所定間隔をおいて装着されている一対のガイドプレ
ート17・18によって案内されている。したがって、
駆動機構8によって間欠駆動させられるプーリー9・1
0の回転により、リンクプレート11はその長さに等し
いピッチで間欠移動させられて順次搬送部3aに送り込
まれ、押えレバー13が上方のガイドプレート18によ
ってリンクプレート11側へ向けて揺動させられ、ホタ
テ貝A・Bを挾持固定する。また、放出部3bにおいて
は押えレバー13がその自重によりリンクプレート11
から離れるように揺動し、ホタテ貝A・Bを解放するよ
うにされている。
【0011】上述のように構成されている先願に係るホ
タテ貝の耳吊り機によって、ホタテ貝A・Bを養殖ロー
プPに対して固定する耳吊り作業を行うには、まず搬送
機構3の搬送部3aに位置するリンクプレート11のガ
イド溝11cに、図10に示すように、養殖ロープPを
挿通させる。次いで、搬送機構3の搬送コンベアー12
をリンクプレート11の連結ピッチ分づつ間欠的に移動
させるとともに、搬送部3aの上流側の端部に位置する
リンクプレート11の幅方向の両側部からそれぞれホタ
テ貝A・Bを挿入して、ホタテ貝載置面11a・11b
上に、ホタテ貝A・Bを載置する。同時にホタテ貝A・
Bの耳の部分を、図15に示すように、リンクプレート
11の位置決め部11e・11f・11gに当接させて
位置決めする。このとき、上記搬送機構3の搬送コンベ
アー12は、その下部を構成するリンクプレート11が
下方のガイドプレート17によって支持され、また、上
部を構成する押えレバー13が、上方のガイドプレート
18によって案内されて上方への回動が拘束されている
ことから、ホタテ貝A・Bは上述の操作により、押えレ
バー13に取り付けられているブラシ14を弾性変形さ
せ、もってブラシ14の弾性力によってリンクプレート
11の載置面11a・11bに押圧されて位置決め保持
される。
【0012】このようにして一つのリンクプレート11
に対して位置決め載置されたホタテ貝A・Bおよび養殖
ロープPは、搬送コンベアー12の間欠移動に伴って、
順次穿孔機構4、糸通し機構5、あるいは、糸切断機構
6に対向させられ、その位置に停止させられる。そして
搬送コンベアー12の移動が停止させられている間に上
記穿孔機構4、糸通し機構5、切断機構6、および糸潰
し機構7が作動する。
【0013】ホタテ貝A・Bおよび養殖ロープPが位置
決めされた後、搬送コンベアー12が搬送されて穿孔機
構4と対向すると、穿孔機構4のドリルガイド20およ
びドリル19が下降を開始するとともに、上記ドリル1
9が電動モータ21によって回転駆動させられる。そし
て、ドリルガイド20の先端のガイド筒30が上方のホ
タテ貝Aの上面に当接してその下降が停止するが、上記
ドリル19はさらに下降し、上記ガイド筒30を貫通し
た後、その下方に位置するホタテ貝A、養殖ロープPお
よび下方のホタテ貝Aとに順次穿孔加工を施し、図12
に示すように、これらに連続した貫通孔を穿設する。
【0014】穿孔作業が完了すると、図13に示すよう
にリンクプレート11の下方に位置させられている切断
機構6および糸通し機構5が上昇させられて、上記ホタ
テ貝A・Bや養殖ロープPに形成された貫通孔に同軸上
でかつ近接した位置に位置させられる。これに続いて上
記糸通し機構5が上昇させられて、カッター45内に残
存している糸Sを上方へ向けて押し上げ、上記糸Sが両
ホタテ貝A・Bおよび養殖ロープPを貫通してその上方
へ突出させられる。
【0015】糸Sが上方のホタテ貝Aの上方まで突出さ
せられると、まず、上方の糸潰し機構7が作動して、そ
の圧搾爪56によって上記突出させられた糸Sの先端が
把持され、さらなる上方の糸潰し機構7の作動により、
上記糸Sの先端が、図14に破線で示すように偏平状に
圧搾される。
【0016】次いで、糸通し機構5が下降させられる
と、上記糸Sの先端が上記上方の糸潰し機構7によって
把持されていることから、糸通し機構5の下降分だけ上
記ガイドパイプ41から引き出される。こののちに、切
断機構6および糸通し機構5とを同期して若干量下降さ
せたのちに、揺動手段46によって上記カッター45を
回転させることにより、上記糸Sがカッター45とヘッ
ドケーシング44の蓋体47との傾斜した接触面におい
て鋭利に切断される。
【0017】これよりさらに上記切断機構6および糸通
し機構5が若干量下降させられることにより、両ホタテ
貝Aおよび養殖ロープPに貫通させられた糸Sの下端部
が、切断機構6から露出させられ、下方の糸潰し機構7
が作動し、上記糸Sの下端部を、図14に破線で示すよ
うに偏平状に圧搾変形する。これによって、糸Sの上下
両端部が偏平状に圧搾変形させられて、この糸Sからの
両ホタテ貝A・Bの離脱が防止され、この結果、両ホタ
テ貝A・Bが養殖ロープPに抜け止め固定される。
【0018】そして、上述のように養殖ロープPへの固
定が完了したホタテ貝A・Bは、リンクプレート11の
移動に伴って搬送コンベア12から円滑に開放される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先願に係る
ホタテ貝の耳吊り機においては、図15に示すように、
養殖ロープPの下側に耳が位置するように位置決めされ
る下段側のホタテ貝Bを位置決めする位置決め部11f
・11gは、この下段側のホタテ貝Bの耳の角部を形成
する2辺B1・B2にそれぞれ当接するように形成され
ている。ところが、リンクプレート11の幅方向の中央
部には養殖ロープPを挿通する溝11cが設けられてい
るため、養殖ロープPの上側に耳が位置するように位置
決めされる上段側のホタテ貝Aを位置決めする位置決め
部には、この上段側のホタテ貝Aの耳の角部を形成する
隣り合う2辺A1・A2にそれぞれ当接するように形成
することができず、一方の辺A1に当接する位置決め部
11eのみが形成されている。
【0020】したがって、先願に係るホタテ貝の耳吊り
機においては、上段側のホタテ貝Aの位置決めを正確に
行えない場合が生じてしまう。これにより、前記穿孔機
構4によりホタテ貝Aの耳に貫通孔を穿設する際に、耳
の端部に貫通孔を穿設することとなって耳が欠け、もっ
て養殖ロープにホタテ貝Aを確実に固定することができ
ない場合が有る。そして、耳が欠けたホタテ貝Aは手作
業により養殖ロープPに固定することとなって、耳吊り
作業の効率を低下させる原因となっていた。
【0021】また、前述した先願に係るホタテ貝の耳吊
り機においては、リンクプレート11と押さえレバー1
3のブラシ14との間にホタテ貝Aを挿入する際に、作
業者は籠の中に収納されたホタテ貝を逐一手で掴んで取
り出すようにされているので、耳吊り作業のスピードを
向上させることができないという問題点が有った。
【0022】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたもので、リンクプレートに載置される上段側のホ
タテ貝Aを確実に位置決めできるようにするとともに、
リンクプレート上にホタテ貝A・Bを迅速に挿入するこ
とができるようにし、もってホタテ貝の耳吊り作業の効
率をより一層向上させることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明
の、ホタテ貝の耳に線材を通し養殖ロープに抜け止め固
定するホタテ貝の耳吊り機であって、前後方向に延びる
前記養殖ロープに対して、左右いずれか一方の側に配設
される第1のホタテ貝の耳が前記養殖ロープの下方に位
置するように前記耳の角部を形成する2辺に当接して位
置決めする第1の位置決め部材と、左右いずれか他方の
側に配設される第2のホタテ貝の耳が前記養殖ロープの
上方に位置するように前記耳の角部を形成する2辺に当
接して位置決めする第2の位置決め部材とを備えること
を特徴とするホタテ貝の耳吊り機によって達成すること
ができる。
【0024】なお、前記第2のホタテ貝の耳が前記第1
のホタテ貝の耳と共に前記養殖ロープを上下方向に挟持
するように、前記第1および第2の位置決め部材を配設
することが好ましい。
【0025】また、前記第1の位置決め部材が、前記第
1および第2のホタテ貝を載置して搬送するようにする
ことが好ましい。
【0026】また、前記第2の位置決め部材を、前記第
1の位置決め部材に対して昇降自在とすることが好まし
い。
【0027】また、第1の位置決め部材のホタテ貝を載
置する載置面と略面一に延びる載置面を有するホタテ貝
載置台を設けることが好ましい。
【0028】加えて、ホタテ貝の心臓から遠い側に有る
耳に貫通孔を穿設し、この貫通孔に線材を挿通して養殖
ロープに抜け止め固定することが好ましい。
【0029】さらに、ホタテ貝の心臓から遠い側に有る
耳の角部を形成する2辺にそれぞれ位置決め部材を当接
させて位置決めすることが好ましい。
【0030】
【作用】本発明のホタテ貝の耳吊り機においては、その
耳が養殖ロープの下方に位置するように位置決めされる
第1のホタテ貝を第1の位置決め部材によって、またそ
の耳が養殖ロープの上方に位置するように位置決めされ
る第2のホタテ貝を第2の位置決め部材によって、それ
ぞれその耳の角部を形成する2辺に当接させて位置決め
するので、第1のホタテ貝および第2のホタテ貝とも養
殖ロープに対して前後方向および左右方向に正確に位置
決めすることができる。
【0031】また、第1のホタテ貝の耳が第2のホタテ
貝の耳と共に養殖ロープを挟持するように位置決めする
ことにより、第1および第2のホタテ貝の耳と養殖ロー
プとを同軸に貫通する貫通孔を容易に穿設することがで
きる。
【0032】また、第1の位置決め部材が第1および第
2のホタテ貝を載置して搬送するようにすることによ
り、第1の位置決め部材とホタテ貝の搬送機構とを一体
とすることができるので、耳吊り機の構造を簡単なもの
にすることができる。
【0033】また、第2の位置決め部材を、第1の位置
決め部材に対して昇降自在とすることにより、位置決め
した第2のホタテ貝を第1の位置決め部材上に載置した
状態で搬送する際に、第2の位置決め部材と第2のホタ
テ貝との干渉を防止することができる。
【0034】また、第1の位置決め部材のホタテ貝載置
面と略面一に延びる載置面を有するホタテ貝載置台を耳
吊り機に設けることにより、ホタテ貝載置台上に載置さ
れたホタテ貝をホタテ貝載置台上で滑らせて、第1の位
置決め部材のホタテ貝載置面に容易に移載することがで
きる。
【0035】また、一般的にホタテ貝の一対の耳の内、
心臓から遠い側に有る耳の方が、心臓に近い側にある耳
よりも大きいので、心臓から遠い側に有る耳に貫通孔を
穿設することの方が容易である。
【0036】また、一般的に、ホタテ貝の一対の耳の
内、心臓から遠い側に有る耳の角部を形成する2辺のな
す角度が、心臓から近い側にある耳の角部を形成する2
辺のなす角度よりも直角に近いので、前後方向および左
右方向により高い精度でホタテ貝を位置決めすることが
できる。
【0037】
【実施例】本発明に係るホタテ貝の耳吊り機の1実施例
を、以下に図面に基づいて詳細に説明する。ここで、図
1は第2の位置決め部材をリンクプレートに接近させた
状態を示す斜視図、図2は第2の位置決め部材によるホ
タテ貝の位置決め状態を説明する平面図、図3は図2に
示すIII−III矢視線に沿う断面図、図4は第2の位置決
め部材を昇降させる昇降装置の正面図、図5は図4に示
す昇降装置の平面図、図6はホタテ貝載置台の取り付け
状態を示す平面図、図7はホタテ貝載置台の取り付け状
態を示す側面図である。
【0038】本実施例のホタテ貝の耳吊り機は、先願に
係るホタテ貝の耳吊り機に、図1から図7に示す、第2
の位置決め部材70と、この第2の位置決め部材70を
昇降させる昇降装置80と、ホタテ貝載置台100とを
追加したものであり、それ以外の構成については先願に
係るホタテ貝の耳吊り機と略同一となっている。そこ
で、以下の説明においては、本願の特徴部分について詳
細に説明する。
【0039】前記第2の位置決め部材70は、図1から
図3に示すように、リンクプレート11の上段側の載置
面11a上に載置されるホタテ貝Aを、その耳が養殖ロ
ープPの上方に位置するよう位置決めする部材で、前記
昇降装置80の昇降ロッド81に取り付けられる基部7
1と、この基部71から水平方向に延びる、平面視で略
V字状の位置決め部72とを有している。そして、前記
位置決め部72の内側の側面74・75は、ホタテ貝A
の耳の角部を形成する2辺A1・A2にそれぞれ当接す
るようにされている。また、前記基部71および前記位
置決め部72の下面は、養殖ロープPとの干渉を防止す
るように溝73が凹設されている。
【0040】ところで、一般的に、ホタテ貝の一対の耳
の形状は中心線に対して左右対称とはなっておらず、図
2に平面図として示すようにホタテ貝の心臓Hから遠い
側にある耳の方がその面積が大きくなっている。また、
こちら側の耳の角部を形成する2辺A1・A2のなす角
度が、心臓H側にある耳の角部を形成する2辺A2・A
3のなす角度よりも小さく、直角により近い角度となっ
ている。本実施例の第2の位置決め部材70は、ホタテ
貝のこのような性質を活用したもので、前記側面74・
75が互いになす角度を、ホタテ貝Aの心臓Hとは遠い
側にある耳の角部を形成する2辺A1・A2のなす角度
の平均値に合わせて略110°としている。
【0041】同様に、第1の位置決め部材としてのリン
クプレート11の、ホタテ互いBの耳を養殖ロープPの
下方に位置するように位置決めする位置決め部11f・
11gもまた、ホタテ貝Aの心臓Hとは遠い側にある耳
の角部を形成する2辺A1・A2とそれぞれ当接するよ
うに、そのなす角度が略110°とされている。
【0042】これにより、本実施例のホタテ貝の耳吊り
機においては、図2に示すように、リンクプレート11
の上段側の載置面11a上に載置されるホタテ貝Aが第
2の位置決め部材70の側面74・75に、また下段側
の載置面11a上に載置されるホタテ貝Bが第1の位置
決め部材としてのリンクプレート11の位置決め部11
e・11fに、それぞれその耳の角部を形成する2辺が
当接することにより位置決めされるので、ホタテ貝A・
Bはいずれも養殖ロープPが延びる前後方向および左右
方向にそれぞれ正確に位置決めされる。したがって、穿
孔機構4によりホタテ貝A・Bの耳に貫通孔を穿設する
際には、貫通孔をホタテ貝の耳のほぼ中央部に穿設する
ことができるので、耳の端部に貫通孔を穿設して耳が欠
けることを防止することができる。
【0043】次に第2の位置決め部材70を昇降させる
昇降機構80について説明する。本実施例のホタテ貝の
耳吊り機においては、ホタテ貝A・Bのリンクプレート
11への装着が完了すると、リンクプレート11はホタ
テ貝A・Bを載置した状態で前方へ移動し、ホタテ貝A
・Bが穿孔機構4に対向するように搬送する。これによ
り、前述のように第2の位置決め部材70により上段側
のホタテ貝Aを位置決めした状態でリンクプレート11
を前方に移動させると、ホタテ貝Aと第2の位置決め部
材70とが互いに干渉することとなる。そこで、本実施
例の昇降機構80は、リンクプレート11を移動させる
際に第2の位置決め部材70を上昇させるようになって
いる。
【0044】前記昇降機構80は、図4および図5に示
すように、第2の位置決め部材70がその下端に取り付
けられている昇降ロッド81と、この昇降ロッド81を
上下方向に摺動自在に支持するガイド82と、水平に延
びる支軸85によりその長手方向の中央部が揺動自在に
軸支されるとともに一方の端部が前記昇降ロッド81の
上端に係合して前記昇降ロッド81を上下方向に駆動す
る昇降レバー84と、この昇降レバー84の他方の端部
に揺動自在に係合して下方に延びる連結ロッド88と、
この連結ロッド88の下端にブラケット92を介して係
合して連結ロッド88を間欠的に下方に付勢する駆動ロ
ッド91他を備えている。また、前記ガイド82および
前記支軸85はそれぞれ基台2に螺着されているステー
83・86により支持されている。そして、前記駆動ロ
ッド91は、前記穿孔機構4、糸通し機構5、切断機構
6をそれぞれ昇降させる機構と全く同一の機構により、
すなわち駆動機構8により回転されるカムにより駆動さ
れるようになっている。さらに、前記連結ロッド88
は、前記基台2に螺着されたブラケット93と連結ロッ
ド88に設けられているボス88aとの間に介装された
バネ94により、常に上方に付勢され、もって第2の位
置決め部材70を常にリンクプレート11に対して最も
接近した位置に置くようにされている。
【0045】次に、前記昇降機構80の作動について説
明すると、リンクプレート11がプーリー9・10によ
り間欠的に作動させられてホタテ貝A・Bを挿入する位
置に停止すると、前記駆動ロッド91が上昇し、バネ9
4による連結ロッド88の上方への変位を許容する。こ
れにより、第2の位置決め部材70は上昇して待避して
いた位置から降下し、リンクプレート11に対して最も
接近した位置に位置決めされ、もってその位置決め面7
5とリンクプレート11に設けられている前記位置決め
部11eの側面とが面一となる。リンクプレート11へ
のホタテ貝A・Bの挿入に要する所定の時間が経過する
と、前記駆動ロッド91が下降して連結ロッド88を下
方側に引き寄せ、もって第2の位置決め部材70を上昇
させる。これにより、リンクプレート11を搬送方向前
方側に変位させても、第2の位置決め部材70とホタテ
貝Aとが干渉することが無い。そして、新たなリンクプ
レート11がホタテ貝A・Bを挿入する位置に停止する
と、駆動ロッド91が上昇して第2の位置決め部材70
をリンクプレート11に対して最も接近した位置にセッ
トする。このようにして、第2の位置決め部材70はリ
ンクプレート11の搬送方向前方側への間欠的な動きに
同期して昇降するようにされている。
【0046】次に、ホタテ貝載置台100について説明
する。図6および図7に示すように、ホタテ貝載置台1
00はリンクプレート11を無端状に連結してなる搬送
コンベア12を左右方向に挟むように配設された一対の
載置板102・104と、基台2に螺着されて載置板1
02・104を下方から支持するフレーム101・10
3と、載置板102・104の外周に立設されて載置板
102・104上に載置されるホタテ貝の落下を防止す
る縦壁106とを備えている。そして、図3に示すよう
に前記載置板102の上面はリンクプレート11の上段
側のホタテ貝載置面11aと、前記載置板104の上面
はリンクプレート11の下段側のホタテ貝載置面11b
と、それぞれ面一とされている。
【0047】前記縦壁106のリンクプレート11の近
傍部分は、例えば樹脂板等により形成されて容易に撓む
ようにされており、ホタテ貝をこの縦壁106に押しつ
けると図2に示す位置に変位して、ホタテ貝をリンクプ
レート11の位置決め部11f11gおよび第2の位置
決め部材70に向かって案内するようにされている。そ
して、この縦壁106へのホタテ貝の押しつけを止める
と、縦壁106は元の位置に復元し、間欠的に搬送され
るリンクプレート11に干渉しないようにされている。
【0048】これにより、ホタテ貝の耳吊り作業を行う
作業者は、まず籠の中に収納されている多数のホタテ貝
を載置板102・104上に移載する。その後、載置板
102・104上のホタテ貝を載置板102・104上
を滑らせてリンクプレート11に接近させると、載置板
102・104の表面がリンクプレート11のホタテ貝
載置面11a・11bとが面一とされており、かつ縦壁
106がホタテ貝を案内するようにされていることか
ら、載置板102・104上のホタテ貝をそのまま滑ら
ればリンクプレート11のホタテ貝載置面11a・11
bに移載することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明のホタテ貝の耳吊り機は上記のよ
うに構成したので、以下のような優れた効果を得ること
ができた。すなわち、本発明のホタテ貝の耳吊り機によ
れば、籠の中からホタテ貝載置台上に移載したホタテ貝
を、ホタテ貝載置台上を滑らせることにより、極めて容
易にかつ迅速にリンクプレート上に移載することができ
る。これにより、ホタテ貝の耳吊り作業を極めて迅速に
かつ容易に行うことができることとなって、ホタテ貝の
耳吊り作業の作業効率を向上させることができるばかり
でなく、耳吊り作業を行う作業者の肉体的負担を低減さ
せることができる。
【0050】さらに、本発明のホタテ貝の耳吊り機によ
れば、リンクプレートの上段側の載置面上に載置された
ホタテ貝を第2の位置決め手段により、また下段側の載
置面上に載置されたホタテ貝を第1の位置決め手段とし
てのリンクプレートの位置決め部により、それぞれ養殖
ロープに対して確実に位置決めすることができる。これ
により、ホタテ貝の耳が養殖ロープに対して位置ずれし
た状態で耳に貫通孔が穿設されることがないから、ホタ
テ貝の耳が欠けて養殖ロープへの固定に失敗することが
無く、もって作業者が耳吊り作業に失敗したホタテ貝を
手作業により養殖ロープに固定する作業を省くことがで
き、ホタテ貝の耳吊り作業の作業効率をより一層高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2の位置決め部材をリンクプレートに接近さ
せた状態を示す斜視図である。
【図2】第2の位置決め部材によるホタテ貝の位置決め
状態を説明する平面図である。
【図3】第2の位置決め部材によるホタテ貝の位置決め
状態を説明する側面図である。
【図4】第2の位置決め部材を昇降させる昇降装置の正
面図である。
【図5】図4に示す昇降装置の平面図である。
【図6】ホタテ貝載置台の取り付け状態を示す平面図で
ある。
【図7】ホタテ貝載置台の取り付け状態を示す側面図で
ある。
【図8】先願に係るホタテ貝の耳吊り機の正面図であ
る。
【図9】先願に係るホタテ貝の耳吊り機の側面図であ
る。
【図10】図8に示すホタテ貝の耳吊り機の要部を示す
平面図である。
【図11】図8に示すホタテ貝の耳吊り機の搬送機構の
正面図である。
【図12】図8に示すホタテ貝の耳吊り機の穿孔機構作
動を説明する側面図である。
【図13】図8に示すホタテ貝の耳吊り機の糸通し機
構、切断機構、糸潰し機構の作動を説明する側面断面図
である。
【図14】図8に示すホタテ貝の耳吊り機の糸潰し機構
の作動を説明する側面図である。
【図15】図8に示すホタテ貝の耳吊り機のリンクプレ
ートによるホタテ貝の位置決め状態を説明する平面図で
ある。
【符号の説明】
A・B ホタテ貝 P 養殖ロープ S (係止用)糸 1 耳吊り機 2 基台 3 搬送機構 4 穿孔機構 5 糸通し機構 6 切断機構 7 糸潰し機構 8 駆動機構 9 プーリ 10 プーリ 11 リンクプレート 11a・11b ホタテ貝載置面 11e・11f・11g 位置決め部 12 搬送コンベアー 13 押えレバー 14 ブラシ(弾性体) 70 第2の位置決め部材 74・75 位置決め面 80 昇降機構 81 昇降ロッド 82 昇降レバー 85 支軸 88 連結ロッド 91 駆動ロッド 92 ブラケット 93 ブラケット 94 バネ 100 ホタテ貝載置台 102・104 載置板 106 縦壁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホタテ貝の耳に線材を通し養殖ロープに抜
    け止め固定するホタテ貝の耳吊り機であって、前後方向
    に延びる前記養殖ロープに対して、左右いずれか一方の
    側に配設される第1のホタテ貝の耳が前記養殖ロープの
    下方に位置するように前記耳の角部を形成する2辺に当
    接して位置決めする第1の位置決め部材と、左右いずれ
    か他方の側に配設される第2のホタテ貝の耳が前記養殖
    ロープの上方に位置するように前記耳の角部を形成する
    2辺に当接して位置決めする第2の位置決め部材とを備
    えることを特徴とするホタテ貝の耳吊り機。
  2. 【請求項2】前記第2のホタテ貝の耳が前記第1のホタ
    テ貝の耳と共に前記養殖ロープを上下方向に挟持するよ
    うに、前記第1および第2の位置決め部材が配設されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のホタテ貝の耳吊
    り機。
  3. 【請求項3】前記第1の位置決め部材が、その載置面上
    に前記第1および第2のホタテ貝を載置して搬送するよ
    うにされていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のホタテ貝の耳吊り機。
  4. 【請求項4】前記第2の位置決め部材が、前記第1の位
    置決め部材に対して昇降自在とされていることを特徴と
    する請求項3に記載のホタテ貝の耳吊り機。
  5. 【請求項5】前記第1の位置決め部材のホタテ貝を載置
    する載置面と略面一に延びる載置面を有するホタテ貝載
    置台を備えることを特徴とする請求項3に記載のホタテ
    貝の耳吊り機。
  6. 【請求項6】ホタテ貝の心臓から遠い側に有る耳に貫通
    孔を穿設し、この貫通孔に線材を挿通して養殖ロープに
    抜け止め固定することを特徴とするホタテ貝の耳吊り方
    法。
  7. 【請求項7】ホタテ貝の心臓から遠い側に有る耳の角部
    を形成する2辺にそれぞれ位置決め部材を当接させてホ
    タテ貝を位置決めすることを特徴とするホタテ貝の耳吊
    り方法。
JP16434594A 1993-12-01 1994-07-15 ホタテ貝の耳吊り機およびホタテ貝の耳吊り方法 Expired - Lifetime JP3173290B2 (ja)

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NO944269A NO944269L (no) 1993-12-01 1994-11-09 Anordning for opphengning av kamskjell
CA002135972A CA2135972A1 (en) 1993-12-01 1994-11-16 Scallop hanger setting apparatus
US08/341,097 US5494482A (en) 1993-12-01 1994-11-17 Scallop hanger setting apparatus
KR1019940032752A KR950016501A (ko) 1993-12-01 1994-12-01 가리비의 귀매달기 기계
CN94112992A CN1108876A (zh) 1993-12-01 1994-12-01 扇贝吊挂固定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100689179B1 (ko) * 1999-12-14 2007-03-08 산요덴키가부시키가이샤 데이터 기록 장치

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