JPH08239369A - 一酸化窒素合成酵素の阻害物質としての2− アミノ− 1,3− チアジン - Google Patents

一酸化窒素合成酵素の阻害物質としての2− アミノ− 1,3− チアジン

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JPH08239369A
JPH08239369A JP7304474A JP30447495A JPH08239369A JP H08239369 A JPH08239369 A JP H08239369A JP 7304474 A JP7304474 A JP 7304474A JP 30447495 A JP30447495 A JP 30447495A JP H08239369 A JPH08239369 A JP H08239369A
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ペーター・クレム
Otmar Klingler
オトマール・クリングラー
Ursula Dr Schindler
ウルズラ・シントラー
Karl Schoenafinger
カール・シエーンアフインガー
Gerhard Zoller
ゲルハルト・ツオーラー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一酸化窒素合成酵素の阻害物質としての2-
アミノ -1,3- チアジン 【解決手段】 本発明は一酸化窒素- 合成酵素の阻害物
質である一般式I 【化1】 (式中XはCR1 2 、YはCR2021、ZはCR22
23を示し、R1,R2,R20, R21, R22及びR23は請求項
1に記載した意味を有する。)の2- アミノ -1,3-
チアジン、及びこれを増加した一酸化窒素レベルが原因
の疾病の治療に使用することに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発発明は、一般式I
【0002】
【化13】
【0003】のチアジンに関し、これは内因性一酸化窒
素- 産生を調節するその能力により、一酸化窒素レベル
が妨害されることによって特徴づけられる症状の予防及
び制御に有用な薬剤である。
【0004】
【従来の技術】一酸化窒素(NO)は、種々の生理学的処理
で重要な役割を果たしている( 例えばR. Henning, Nach
r. Chem. Tech. Lab. 41 (1993), 413; J.F. Kerwin,M.
Heller, Med. Res. Rev. 14 (1994), 23 参照) 。これ
は、例えば血管平滑筋を弛緩させ、この方法で血圧の調
節に実質上関係する。これはまた血小板凝集の阻害を経
て凝固を制御し、例えば脳内で神経伝達物質として長い
期間にわたる記憶の形成に関係する。末梢神経系のNANC
- 神経において、NOは伝達物質としても作用する。NOの
細胞毒性作用は、感染を防御するためのマクロファージ
によって利用される。
【0005】内因性一酸化窒素は、アルギニンから少な
くとも3 個の異なるNO合成酵素イソ酵素によって生成さ
れる。すべてのイソ酵素は補助因子としてNADPH、
フラビン アデニン ジヌクレオチド、フラビン モノ
ヌクレオチドを必要とする。これらは、生体内でその局
在化に関して、Ca2+ /カルモジュリンによるその制御
可能性に関して及びエンドトキシン及びサイトカインに
よるその誘発性に関して相違する。本質的なカルシウム
依存NO合成酵素は、例えば内皮細胞中で及び脳内で見出
され、そこで血圧及び凝固の制御に又は伝導処理に影響
する。サイトカイン誘発される、カルシウム依存イソ型
は、例えばマクロファージ、平滑筋細胞及び肝細胞中に
存在する。長い間にわたって比較多量のNOが産生され、
炎症作用及びマクロファージの細胞毒性活性の原因とな
る。
【0006】NO代謝の妨害は、困難な障害及び損傷を生
じる。敗血性又は出血性ショックにおけるNOの過剰の産
生は、かなり病的な血圧低下を生じる。過剰に増加した
NO産生は、タイプ1の糖尿病及びアテローム動脈硬化症
に影響し、脳虚血の後グルタマート誘発された神経毒の
原因となって現れる。更に、高いNO濃度はチトシンの
脱アミノ化によってDNA損傷を生じる。
【0007】これらの症状の治療にNO産生を調節する試
みが、今日までアルギニン同族体を用いて行われてきた
(英国特許公開第2240041号公報;WO−A−9
3/13055;WO−A−93/24126;WO−
A−94/02453;WO−A−94/0748
2)。文献中に記載されている他の潜在性NO合成酵素
阻害剤はN−イミノエチルオルニチンである(McCa
ll等,Br.J.Pharmacol.102 (1
991),234)、アミノグアニジン(T.P.Mi
sko等,Eur.J.Pharmacol.233
(1993),119; ヨーロッパ特許公開第547
588号公報)、メチルグアニジン(米国特許第524
6971号明細書)、ニトロ−及びシアノアリール類
(WO−A−94/12163)及びまたピリミジン
類、ピリジン類、プテリジノン類及びインダゾール類
(WO−A−94/14780)である。NO合成酵素
でイソチオ尿素の阻害反応はWO−A−94/1216
5中に記載されている。そこで主に研究されている開放
鎖のイソチオ尿素に加えて、2−アミノ−1,3−チア
ゾール誘導体も開示されているが、チアジンタイプの化
合物は、明きらかに挙げられていない。
【0008】種々のチアジンの薬理学的作用はすでに知
られている。例えば特定のオキソチアジンの抗炎症−及
び免疫刺激活性は既に開示されている(Arch.Im
munol.Ther.Exp.26(1978),9
21;26(1978)943;29(1981),2
35)。4−オキソチアジンの抗甲状腺作用は、Far
m.Zh.(Kiev)(1977),(5),55−
60から公知である。2−アミノチアジンのN−アルキ
ル誘導体は米国特許第4054652号明細書中にイン
ドール−N−メチルトランスフェラーゼの阻害剤として
挙げられている。ドイツ特許公開第2241140号公
報には、特定のスピロチアジンの鎮痛性作用が記載され
ている。2−アミノ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−チアジン及びそのフェニレート化された誘導体の高血
圧作用は、Arch.Pharm.301(196
8),750から、そして先に示した化合物の特異的神
経節刺激作用は、Liebigs Ann.Chem.
614(1958),83から公知である。B.G.K
hadse等,Bull.Haffkine Ins
t.4(1976),113によれば2−アミノ−5,
6−ジヒドロ−4H−1,3−チアジンは更に弱い殺虫
作用を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、特に一般
式Iのチアジン誘導体が誘発性NO合成酵素に対する極
めて適する阻害剤であり、NO産生を関連するチアゾー
ル誘導体よりも実質上強く阻害することを見出した。し
かもこれは、過剰に高いNOレベルを特徴とする疾病に
対する薬剤として適している。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明は、一般式I
【0011】
【化14】
【0012】〔式中XはCR1 2 を示す;R1 及びR
2 は相互に独立して水素原子、ハロゲン原子、R3,R4,
OR5,SR5,S(O)p - R6 (式中pは1又は2を示
す。)、NR7 8 、シアノ、ニトロ、COOR9 、C
ONR7'8'又はP(O)(OH)2を示すかあるいはR1
及びR2 は一緒になって(C1-C6)- アルキリデン又は
(C3-C7)- シクロアルキリデン──これらは夫々基R
101個又はそれ以上を有してしいもよい──を示すか又
はR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子と一緒にな
って一般式II
【0013】
【化15】
【0014】(式中、m及びnは相互に独立して0,
1,2,3,4又は5の数を示すが、m+nの合計は
1,2,3,4又は5の値の1つである。)の残基──
これは全体が又は一部が脱水素化されていてもよく、そ
してベンゾ融合されていてもよく、更に同一又は異なる
残基R101個又はそれ以上によって置換されていてもよ
い──を形成する;R3 は(C1-C10)-アルキル、(C
2-C10)-アルケニル、(C2-C10)-アルキニル、(C3-
7)- シクロアルキル、(C9-C11)-ベンゾシクロアル
キル又は窒素原子、酸素原子及びイオウ原子から成る群
から選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1又は4個を有
する4- ないし10- 員成ヘテロ環状残基──これは一
部が又は全体が飽和された芳香族であってもよい──を
示し、この際アルキル- 、アルケニル- 、アルキニル-
、シクロアルキル- 及びヘテロ環状残基は同一又は異
なる残基R101個又はそれ以上によって置換されていて
よい;R4 はフエニル又はナフチルであり、これは(C
1-C4)- アルキル、(C1-C4)- アルコキシ、ハロゲン
原子、ニトロ、トリフルオルメチル、シアノ、ヒドロキ
シ、(C1-C4)- アルコキシカルボニル、カルボキシ、
カルバモイル、(C1-C4)- アルキル- S(O)q (式
中qは0,1又は2を示す。)、アミノ、(C1-C4)-
アルキルカルボニルアミノ、(C1-C4)- アルキルアミ
ノ及びジ((C1-C4)- アルキル) アミノより成る群から
選ばれた同一又は異なる残基1〜3個によって置換され
ていてよい;R5 及びR5'は相互に独立して水素原子、
(C1-C10)-アルキル──これはアルキル鎖が酸素原子
1〜3個によって中断されていてもよい──、(C2-C
10)-アルケニル、(C3-C7)- シクロアルキル、R4,R
4-(C1-C6)- アルキル;窒素原子、酸素原子及びイオ
ウ原子より成る群から選ばれた同一又は異なるヘテロ原
子1〜4個を有する5- ないし7- 員成ヘテロ環状残基
──これは一部が又は全体が飽和された芳香族であって
もよい──、(C1-C10)-アルカノイル、R4-CO、R
4-(C1-C6)- アルキル -CO、(C1-C10)-アルキル
オキシカルボニル、R4 O- CO、R4-(C1-C6)- ア
ルコキシ- CO又は一般式III
【0015】
【化16】
【0016】の残基を示す;R6 は(C1-C10)-アルキ
ル、(C2-C10)-アルケニル、R4 又はR4-(C1-C6)
- アルキルを示す;R7 及びR8 は相互に独立してR5
で示した意味を有するか又は(C1-C6)-アルキルスル
ホニル又はR4-S(O)2を示すか又はR7 及びR8 はこ
れらが結合する窒素原子と一緒になって一般式IV
【0017】
【化17】
【0018】(式中r及びsは相互に独立して1,2,
3又は4の数を示すが、r+sの合計は6よりも小さ
い。)の残基──これはCH2-基が同一又は異なる基R
101個又はそれ以上によって置換されていてよい──を
形成する;R7'及びR8'はR7 及びR8 とは無関係に、
7 及びR8 で示した意味を有する;R9 はR5 の意味
の1つを有するが、一般式IIIの残基を示さない;R
10は(C1-C6)- アルキル、(C3-C7)- シクロアルキ
ル;窒素原子、酸素原子及びイオウ原子より成る群から
選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1〜3個を有する5
- ないし7- 員成ヘテロ環状残基──これは一部が又は
全体が飽和された芳香族であってもよい──、R4 、ハ
ロゲン原子、OR5 、SR5'、S(O)p - R6 (式中
pは1又は2を示す。)、NR7 8 、ヒドロキシイミ
ノ、オキソ、シアノ、ニトロ、COOR9 、CONR7'
8'又はP(O)(OH)2を示す;R11,R12及びR13
相互に独立して水素原子、(C1-C6)- アルキル、(C
3-C7)- シクロアルキル、R4 、(C1-C6)- アルカノ
イル、(C1-C6)-アルキル -S(O2)又はR4-S(O)
2を示す;R14は(C1-C4)- アルキル、ベンジル、フ
エニル、(C1-C6)- アルカノイル、(C1-C6)- アル
キル -S(O)2又はR4-S(O)2を示す;Aはメチレン
基──これは同一又は異なる基R101又は2個によって
置換されていてよい──、酸素原子、イオウ原子又はN
14を示す;YはCR2021を示し、R20及びR21は基
1 及びR2 の意味とは無関係にR1 及びR2 で示した
意味を有するか又はR20とR21が一緒になって=O、=
N- OH又は=Sを示す;ZはCR2223を示し、R22
及びR23は基R1 及びR2 の意味とは無関係にR1 及び
2 で示した意味を有する;この際X,Y及びZの残基
は結合を介して連結されていてもよく、それによって二
環系又は三環系を形成する。〕の2- アミノ -1,3-
チアジン又はその互変異性体あるいはその薬理学的に相
容な塩を増加した一酸化窒素レベルによって引き起こさ
れる疾病の予防及び治療に使用する方法に関する。
【0019】ハロゲン原子はフッ素- 、塩素- 、臭素-
又はヨウ素原子、好ましくはフッ素- 又は塩素原子であ
る。アルキル基は直鎖状又は分枝状であってよい。この
ことは、アルキル基が他の基、たとえばアルコキシ- 、
アルキルメルカプト- 、アルキリデン- 、アルコキシカ
ルボニル- 又はアルカノイル基中にある場合も適用され
る。本発明に従って使用される一般式Iの化合物におい
てそのままの形で、すなわち(C1-C4)- 、(C1-C6)
- 又は(C1-C10)-アルキルとして存在するかあるいは
他の基中に存在することができるアルキル基の例は、メ
チル、エチル、n- プロピル、i- プロピル、n- ブチ
ル、i- ブチル、s- ブチル、t- ブチル、n- ペンチ
ル、3- メチルブチル、2,2- ジメチルプロピル、n
- ヘキシル、n- ペプチル、n- オクチル、n- ノニル
又はn- デシルである。好ましいアルキル基はメチル、
エチル、n- プロピル、i- プロピル、n- ブチル、i
- ブチル及びt- ブチルである。
【0020】アルケニル- 及びアルキニル基も直鎖状又
は分枝状であってよい。アルケニル基の例はビニル、1
- プロペニル、アリル、ブテニル、3- メチル -2- ブ
テニルであり、アルキニル基の例は、エチニル、1- プ
ロピニル、プロパルジル又は5- ヘキシニルである。
(C3-C7)- シクロアルキル基はたとえばシクロプロピ
ル- 、シクロブチル-、シクロペンチル- 、シクロヘキ
シル- 又はシクロペンチル基である。好ましいシクロア
ルキル基は、シクロペンチル- 及びシクロヘキシル基で
ある。窒素原子、酸素原子及びイオウ原子より成る群か
ら選ばれたヘテロ原子1,2,3又は4個を有するヘテ
ロ環状残基は、一部が又は全体が飽和された芳香族であ
ってよく、融合されていてもよい。ヘテロ環類の好まし
い環の大きさは、5- 員環、6- 員環及び7- 員環であ
る。ヘテロ環類──これから残基が導かれる──は、ア
ゼチジン、ピロリジン、ピロール、インドール、ピラゾ
ール、イミダゾリジン、イミダゾリン、イミダゾール、
1,2,3- トリアゾール、1,2,4-トリアゾー
ル、テトラゾール、テトラヒドロフラン、フラン、1,
3- ジオキソラン、テトラヒドロチオフエン、チオフエ
ン、ベンゾチオフエン、1,3- ジチオラン、1,3-
オキサゾリン、1,3- オキサゾール、1,3,4- オ
キサジアゾール、フラザン、1,3- チアゾリジン、
1,3- チアゾール、ピペリジン、1,2,5,6- テ
トラヒドロピリジン、1,4- ジヒドロピリジン、ピリ
ジン、キノリン、イソキノリン、ピリダジン、ピリミジ
ン、ピペラジン、1,2,3- トリアジン、1,3,5
- トリアジン、パーヒドロピラン、1,3- ジオキサ
ン、1,4- ジオキサン、1,3- ジチアン、パーヒド
ロピラン、1,3- ジオキサン、1,4- ジオキサン、
1,3- ジチアン、ジヒドロ -1,3- オキサジン、モ
ルホリン、パーヒドロ -1,4- チアジン、5,6- ジ
ヒドロ -4H-1,3- チアジン、パーヒドロアゼピ
ン、プテリジン及びその誘導体である。これらの残基
は、任意の位置で結合していてもよく、ピリジル残基の
場合たとえば2- 、3- 又は4- 位で結合していてよ
い。窒素含有ヘテロ環類は窒素原子を介して結合してい
てもよい。
【0021】アルキル基及び他の残基に存在することが
できる置換基としてたとえばフエニル、ピリジル、メト
キシ、ヒドロキシ、アセトキシ、アセチル、2- オキソ
プロピル、カルボキシ、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、メチルメルカプト、メタンスルホニル、フ
ッ素原子、アミノカルボニル、ジメチルアミノ及びグア
ニジノである。
【0022】置換されたアルキル基の例は、ベンジル、
2- フエニルエチル、ヒドロキシメチル、メトキシカル
ボニルメチル、アミノカルボニルメチル及びジエチルア
ミノメチルである。モノ置換されたフエニル基におい
て、置換基は2- 、3- 又は4- 位にある。フエニルが
2回置換されている場合、置換基は2,3- 、2,4-
、2,5- 、2,6- 、3,4- 又は3,5- 位にあ
ってよい。
【0023】ナフチル基は1- ナフチル- 及び2- ナフ
チル基として存在し、同様に任意の位置で置換されてい
てよい。アリール残基として好ましいフエニル基の置換
された誘導体の例は、2- 、3- 又は4- メチルフエニ
ル、4- t- ブチルフエニル、2- 、3- 又は4- メト
キシ- フエニル、4- t- ブチルフエニル、2- 、3-
又は4- メトキシフエニル、3- エトキシフエニル、
2,3- 、3,4- 又は3,5- ジメトキシフエニル、
3,4,5- トリメトキシフエニル、3- アミノフエニ
ル、3- 又は4- ジメチルアミノフエニル、4- アセチ
ルアミノフエニル、2- 、3- 又は4- フルオロフエニ
ル、2,3- 又は3,4- ジフルオロフエニル、2- 、
3- 又は4- クロロフエニル、2,3- 、3,4- 、
3,5- 又は2,6- ジクロロフエニル、5- ブロモフ
エニル、4- ヒドロキシフエニル、3- ヒドロキシ -4
- メトキシフエニル、2- 、3- 又は4- ニトロフエニ
ル、3- 又は4- トリフルオロメチルフエニル、2- 、
3- 又は4- シアノフエニルである。
【0024】R5 が意味するアルキル鎖──これは酸素
原子によって中断されている──は、たとえば2- メト
キシエチル、2- エトキシエチル、2-(2- メトキシエ
トキシ)エチル又は2-(2-(2- メトキシエトキシ)エ
トキシ)エチルである。一般式IVの残基の例は、1-
アゼチジニル、ピロリジノ、2,5- ジメチルピロリジ
ノ、ピペリジノ、2,6- ジメチルピペリジノ、2,2
- ジメチルピペリジノ、モルホリノ、1,4- チアジン
-4- イル、3,3- ジメチル -1,4- チアジン -4
- イル、ピペラジノ、4- メチルピペラジノ、4- アセ
チルピペラジノ、4- メチルスルホニルピペラジノ、4
- フエニルピペラジノ又はアゼピノである。
【0025】一般式Iの化合物は種々の互変異性体の形
で及び種々の立体異性体の形で存在していてよく、した
がって一般式Vの互変異性体の形で存在する。
【0026】
【化18】
【0027】本発明はすべての互変異性体の使用ばかり
かすべての立体異性体の使用、すなわちたとえば純粋な
対掌体混合物及びラセミ体の、純粋なジアステレオマー
及びジアステレオマー混合物の又はシス/トランス又は
E/Z異性体の使用も包含する。一般式Iの化合物の薬
理学的に容認される酸付加塩の生成に適する酸は次の通
りである:塩化水素、臭化水素、ナフタリンジスルホン
酸、特にナフタリン -1,5- ジスルホン酸、リン酸、
硝酸、硫酸、シュウ酸、乳酸、酒石酸、酢酸、サリチル
酸、安息香酸、ギ酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ジエ
チル酢酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマール
酸、マレイン酸、リンゴ酸、スルフアミン酸、フエニル
プロピオン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、イソニコ
チン酸、メタンスルホン酸、p- トルエンスルホン酸、
クエン酸又はアジピン酸。酸付加塩を常法で好ましくは
適する溶剤又は希釈剤中で成分を一緒にして製造するこ
とができる。
【0028】酸性基、たとえばカルボン酸基を有する一
般式Iの化合物は、これと無機又は有機塩基との塩を生
成することができる。適する薬理学的に容認される塩
は、たとえばナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム
塩、アンモニウム塩又は有機アミン、たとえばエタノー
ルアミン又はアミノ酸との塩である。一般式Iのチアジ
ン(式中X,Y及びZは同時にCH2-基を示す。)の本
発明による使用が好ましい。
【0029】一般式Iのチアジンは一部公知られていな
い。すでに公知の一般式Iの化合物──その作用は従来
知られていない──にとって、本発明は最初の医薬用途
を示している。本発明の対象は、一般式I
【0030】
【化19】
【0031】〔式中XはCR1 2 を示す;R1 及びR
2 は相互に独立して水素原子、ハロゲン原子、R3,R4,
OR5,SR5', S(O)p - R6 (式中pは1又は2を
示す。)、NR7 8 、シアノ、ニトロ、COOR9
CONR7'8'又はP(O)(OH)2を示すかあるいはR
1 及びR2 は一緒になって(C1-C6)- アルキリデン又
は(C3-C7)- シクロアルキリデン──これらは夫々基
101個又はそれ以上を有していてもよい──を示すか
又はR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子と一緒に
なって一般式II、
【0032】
【化20】
【0033】(式中、m及びnは相互に独立して0,
1,2,3,4又は5の数を示すが、m+nの合計は
1,2,3,4,又は5の値の1つである。)の残基─
─これは全体が又は一部が脱水素化されていてもよく、
そしてベンゾ融合されていてもよく、更に同一又は異な
る残基R101個又はそれ以上によって置換されていても
よい──を形成する;R3 は(C1-C10)-アルキル、
(C2-C10)-アルケニル、(C2-C10)-アルキニル、
(C3-C7)- シクロアルキル、(C9-C11)-ベンゾシク
ロアルキル又は窒素原子、酸素原子及びイオウ原子から
成る群から選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1又は4
個を有する4- ないし10- 員成ヘテロ環状残基──こ
れは一部が又は全体が飽和された芳香族であってもよい
──を示し、この際アルキル- 、アルケニル- 、アルキ
ニル- 、シクロアルキル- 及びヘテロ環状残基は同一又
は異なる残基R101個又はそれ以上によって置換されて
いてよい;R4 はフエニル又はナフチルであり、これは
(C1-C4)- アルキル、(C1-C4)- アルコキシ、ハロ
ゲン原子、ニトロ、トリフルオルメチル、シアノ、ヒド
ロキシ、(C1-C4)- アルコキシカルボニル、カルボキ
シ、カルバモイル、(C1-C4)- アルキル- S(O)q
(式中qは0,1又は2を示す。)、アミノ、(C1-C
4)- アルキルカルボニルアミノ、(C1-C4)- アルキル
アミノ及びジ((C1-C4)- アルキル)アミノより成る群
から選ばれた同一又は異なる残基1〜3個によって置換
されていてよい;R5 及びR5'は相互に独立して水素原
子、(C1-C10)-アルキル──これはアルキル鎖が酸素
原子1〜3個によって中断されていてよい──、(C2-
10)-アルケニル、(C3-C7)- シクロアルキル、
4 、R4-(C1-C6)- アルキル;窒素原子、酸素原子
及びイオウ原子より成る群から選ばれた同一又は異なる
ヘテロ原子1〜4個を有する5- ないし7- 員成ヘテロ
環状残基──これは一部が又は全体が飽和された芳香族
であってもよい──、(C1-C10)-アルカノイル、R4-
CO、R4-(C1-C6)- アルキル- CO、(C1-C10)-
アルキルオキシカルボニル、R4 O- CO、R4-(C1-
6)- アルコキシ- CO又は一般式III
【0034】
【化21】
【0035】の残基を示す;R6 は(C1-C10)-アルキ
ル、(C2-C10)-アルケニル、R4 又はR4-(C1-C6)
- アルキルを示す;R7 及びR8 は相互に独立してR5
で示した意味を有するか又は(C1-C6)-アルキルスル
ホニル又はR4-S(O)2を示すか又はR7 及びR8 はこ
れらが結合する窒素原子と一緒になって一般式IV
【0036】
【化22】
【0037】(式中r及びsは相互に独立して1,2,
3又は4の数を示すか、r+sの合計は6よりも小さ
い。)の残基──これはCH2-基が同一又は異なる基R
101個又はそれ以上によって置換されていてよい──を
形成する;R7'及びR8'はR7 及びR8 とは無関係にR
7 及びR8 で示した意味を有する;R9 はR5 の意味の
1つを有するが、一般式IIIの残基を示さない;R10
は(C1-C6)- アルキル、(C3-C7)- シクロアルキ
ル;窒素原子、酸素原子及びイオウ原子より成る群から
選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1〜3個を有する5
- ないし7- 員成ヘテロ環状残基──これは一部が又は
全体が飽和された芳香族であってもよい──、R4 、ハ
ロゲン原子、OR5,SR5', S(O)p - R6 (式中p
は1又は2を示す。)、NR7 8 ,ヒドロキシイミ
ノ、オキソ、シアノ、ニトロ、COOR9 、CONR7'
8'又はP(O)(OH)2を示す;R11, R12及びR13
相互に独立して水素原子、(C1-C6)- アルキル、(C
3-C7)- シクロアルキル、R4 、(C1-C6)- アルカノ
イル、(C1-C6)-アルキル- S(O2)又はR4-S(O)
2を示す;R14は(C1-C4)- アルキル、ベンジル、フ
エニル、(C1-C6)- アルカノイル、(C1-C6)- アル
キル- S(O)2又はR4-S(O)2を示す;Aはメチレン
基──これは同一又は異なる基R101又は2個によって
置換されていてよい──、酸素原子、イオウ原子又はN
14を示す;YはCR2021を示し、R20及びR21は基
1 及びR2 の意味とは無関係にR1 及びR2 で示した
意味を有するか又はR20とR21が一緒になって=O、=
N- OH又は=Sを示す;ZはCR2223を示し、R22
及びR23は基R1 及びR2 の意味とは無関係にR1 及び
2 で示した意味を有する;この際X,Y及びZの残基
は結合を介して連結されていてもよく、それによって二
環系又は三環系を形成する;但し、R1,R2,R20,
21, R22及びR23は同時に水素原子を示してはならな
い、そしてR1,R2,R20, R21及びR23が水素原子を示
す場合R22はフエニルを示してはならない、更にR20
21,R22及びR23が水素原子であり、R1 及びR2
これらは結合する炭素原子と一緒になって一般式IIの
残基を形成し、m+nが0であり、m+nの合計は3又
は4である場合、Aは酸素原子を示してはならない。〕
の2- アミノ -1,3- チアジン又はその互変異性体あ
るいはその薬理学的に相容な塩でもある。
【0038】本発明による、SO- 合成酵素の阻害物質
として使用できる一般式Iのチアジンのうちのいくつか
は、それ自体種々の文献中に記載されている:たとえば
N. Cohen等、J. Org. Chem. 39(1974), 1824; N. Cohen
等、J. Med. Chem. 21(1978), 895; H. W. Schubert 及
びO. Behner, Arch. Pharm. 301(1968), 750又はA. Sch
oeberl等、Liebigs Ann. Chem. 614(1958), 83.本発明
の対象は更にそれ自体従来開示されていない一般式Iの
化合物、すなわち一般式I
【0039】
【化23】
【0040】〔式中XはCR1 2 を示す;R1 及びR
2 は相互に独立して水素原子、ハロゲン原子、R3,R4,
OR5,SR5', S(O)p - R6 (式中pは1又は2を
示す。)、NR7 8 、シアノ、ニトロ、COOR9
CONR7'8'又はP(O)(OH)2を示すかあいはR1
及びR2 は一緒になって(C1-C6)- アルキリデン又は
(C3-C7)- シクロアルキリデン──これらは夫々基R
101個又はそれ以上を有していてもよい──を示すか又
はR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子と一緒にな
って一般式II
【0041】
【化24】
【0042】(式中、m及びnは相互に独立して0,
1,2,3,4又は5の数を示すが、m+nの合計は
1,2,3,4又は5の値の1つである。)の残基──
これは全体が又は一部が脱水素化されていてもよく、そ
してベンゾ融合されていてもよく、更にCH2-基が同一
又は異なる残基R101個又はそれ以上によって置換され
ていてもよい──を形成する;R3 は(C1-C10)-アル
キル、(C2-C10)-アルケニル、(C2-C10)-アルキニ
ル、(C3-C7)- シクロアルキル、(C9-C11)-ベンゾ
シクロアルキル又は窒素原子、酸素原子及びイオウ原子
から成る群から選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1又
は4個を有する4- ないし10- 員成ヘテロ環状残基─
─これは一部が又は全体が飽和された芳香族であっても
よい──を示し、この際アルキル- 、アルケニル- 、ア
ルキニル- 、シクロアルキル- 及びヘテロ環状残基は同
一又は異なる残基R101個又はそれ以上によって置換さ
れていてよい;R4 はフエニル又はナフチルであり、こ
れは(C1-C4)- アルキル、(C1-C4)- アルコキシ、
ハロゲン原子、ニトロ、トリフルオルメチル、シアノ、
ヒドロキシ、(C1-C4)- アルコキシカルボニル、カル
ボキシ、カルバモイル、(C1-C4)- アルキル- S
(O)q (式中qは0,1又は2を示す。)、アミノ、
(C1-C4)- アルキルカルボニルアミノ、(C1-C4)-
アルキルアミノ及びジ((C1-C4)- アルキル) アミノよ
り成る群から選ばれた同一又は異なる残基1〜3個によ
って置換されていてよい;R5 及びR5'は相互に独立し
て水素原子、(C1-C10)-アルキル──これはアルキル
鎖が酸素原子1〜3個によって中断されていてよい─
─、(C2-C10)-アルケニル、(C3-C7)- シクロアル
キル、R4 、R4-(C1-C6)- アルキル;窒素原子、酸
素原子及びイオウ原子より成る群から選ばれた同一又は
異なるヘテロ原子1〜4個を有する5- ないし7- 員成
ヘテロ環状残基──これは一部が又は全体が飽和された
芳香族であってもよい──、(C1-C10)-アルカノイ
ル、R4-CO、R4-(C1-C6)- アルキル- CO、(C
1-C10)-アルキルオキシカルボニル、R4 O- CO、R
4-(C1-C6)- アルコキシ- CO又は一般式III
【0043】
【化25】
【0044】の残基を示す;R6 は(C1-C10)-アルキ
ル、(C2-C10)-アルケニル、R4 又はR4-(C1-C6)
- アルキルを示す;R7 及びR8 は相互に独立してR5
で示した意味を有するか又は(C1-C6)-アルキルスル
ホニル又はR4-S(O)2を示すか又はR7 及びR8 はこ
れらが結合する窒素原子と一緒になって一般式IV
【0045】
【化26】
【0046】(式中r及びsは相互に独立して1,2,
3又は4の数を示すか、r+sの合計は6より小さ
い。)の残基──これはCH2-基が同一又は異なる基R
101個又はそれ以上によって置換されていてよい──を
形成する;R7'及びR8'はR7 およびR8 とは無関係
に、R7 及びR8 で示した意味を有する;R9 はR5
意味の1つを有するが、一般式IIIの残基を示さな
い;R10は(C1-C6)- アルキル、(C3-C7)- シクロ
アルキル;窒素原子、酸素原子及びイオウ原子より成る
群から選ばれた同一又はことろるヘテロ原子1〜3個を
有する5- ないし7- 員成ヘテロ環状残基──これは一
部が又は全体が飽和された芳香族であってもよい──、
4 、ハロゲン原子、OR5,SR5', S(O)p - R6
(式中pは1又は2を示す。)、NR7 8 、ヒドロキ
シイミノ、オキソ、シアノ、ニトロ、COOR9 、CO
NR7'8'又はP(O)(OH)2を示す;R11, R12及び
13は相互に独立して水素原子、(C1-C6)- アルキ
ル:(C3-C7)- シクロアルキル、R4 、(C1-C6)-
アルカノイル、(C1-C6)-アルキル- S(O2)又はR4
-S(O)2を示す;R14は(C1-C4)- アルキル、ベン
ジル、フエニル、(C1-C6)- アルカノイル、(C1-C
6)- アルキル- S(O)2又はR4-S(O)2を示す;Aは
メチレン基──これは同一又は異なる基R101又は2個
によって置換されていてよい──、酸素原子、イオウ原
子又はNR14を示す;YはCR2021を示し、R20及び
21は基R1 及びR2 の意味とは無関係にR1 及びR2
で示した意味を有するか又はR20とR21が一緒になって
=O、=N- OH又は=Sを示す;ZはCR2223を示
し、R22及びR23は基R1 及びR2 の意味とは無関係に
1 及びR2 で示した意味を有する;この際X,Y及び
Zの残基は結合を介して連結されていてもよく、それに
よって二環系又は三環系を形成する;但し、 a) R20,R21,R22及びR23が水素原子を示す場
合、 a1)同時にR1 は水素原子、R2 は水素原子、メチ
ル、エトキシ、カルボキシ、フエニル、クロロフエニ
ル、ジクロロフエニル、メチルフエニル、ジメチルフエ
ニル、ニトロフエニル、メトキシフエニル又はアセチル
アミノフエニルを示してはならない; a2)同時にR1 はメチル、R2 はフエニル又はN- メ
トキシフエニルあるいは同時にR1 はエチル、R2
3,4- ジメトキシフエニルを示してはならない; a3)同時にR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子
と一緒になって一般式IIの非置換の残基(Aはメチレ
ン基、m及びnはともに2である。
【0047】)又は一般式IIの残基(Aは酸素原子、
nは0である。)を形成してはならない; a4)同時にR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子
と一緒になって6-メトキシ -1,2,3,4- テトラ
ヒドロナフタレン -1- イリデン-残基を形成してはな
らない; b) R1,R2,R20及びR21が水素原子である場合、 b1)同時にR22は水素原子、R23はメチル、フエニ
ル、メトキシフエニル又はブロモメチルを示してはなら
ない; b2)同時にR22及びR23は一緒になって=CH2 を示
してはならない; c) R1,R2,R22及びR23が水素原子である場合、 c1)同時にR20は水素原子、R21は塩素原子、ヒドロ
キシ、メチルスルホニル、n- ブチルスルホニル、ベン
ゾイルオキシ、フエニル又はクロロフエニルを示しては
ならない; c2)同時にR20及びR21は一緒になって=Oを示して
はならない;この際同時にR1,R21, R22及びR23は水
素原子を示してはならず、R2 及びR20はこれらが結合
する炭素原子と一緒になって1,2- シクロヘキシレン
- 残基を形成してはならない。〕の2- アミノ -1,3
- チアジン又はその互変異性体あるいはその薬理学的に
相容な塩である。
【0048】本発明で使用されうる一般式Iの化合物の
合成は公知の方法に従って又はそれと同様に、たとえば
H. W. Schubert 及び O. Behner, Arch. Pharm. 301(1
968)750 に従ってハロゲンアルキルイソチオシアナート
の閉環によって;A. Schoeberl等、Liebigs Ann. Chem.
614(1958), 83に従ってアミノプロピルチオシアナート
の環化によって;A. Schoeberl及び K.-H. Magosch, Li
ebigs Ann. Chem. 742(1970), 75に従って3- アミノプ
ロパノール又は3- アミノプロピルハロゲニドとt- ブ
チルイソチオシアナートとの反応によって又は Fedosee
v, zh. Org. Khim. 8(1972), 205に従って3- アミノプ
ロピルイソチオ尿素の環化によって行われる。上記文献
中で一般式Iの化合物の合成に関する記載は、全部本発
明で開示された成分である。
【0049】一般式Iの化合物による本発明のNO- 遊
離阻害を、活性検定法によって測定することができ、こ
の検定法は Bredt 及び Snyder 並びに Schmidt等の研
究に従う (D. S. Bredt 及び S. S. Snyder, Isolation
of nitric oxode synthase,a calmodulin-requiring e
nzyme, Proc. Natl. Acad. Sci. 米国 87(1990),682;H.
H.H.W.Schmidt 等、Purification of a soluble isofor
m of guanylylcyclase-activating factor synthase, P
roc. Natl. Acad. Sci. 米国 88(1991), 365参照) 。
この検定法で精製されたNO合成酵素(NOS)に関し
てNO産生の間に得られる共生成物L- シトルリンを定
量的に測定する。これは酵素反応の基質として 3H- 放
射能標識されたL- アルギニン──これが反応して 3
-L- シトルリンとNOを生じる──の使用によって達
成される。酵素インキュベーションの終了後、生じるL
- シトルリンを未使用のL- アルギニンからイオン交換
クロマトグラフィーによって反応混合物から除去する。
その時、液体シンチレーション測定法によって測定され
3H- 活性は、L- シトルリンの量に相当する。
【0050】一般式Iの化合物によるNO- 遊離の阻害
マクロファージ中でオキシヘモグロビンを用いるNO測
定によって次の様に測定することもできる:菌株RAW
264.7のマウスマクロファージ(MM)をペトリ皿
(直径10cm)中で培養する。栄養培地として、DM
EM(Sigma 社、No.D5405)──これは4mM
l- グルタミン、3.5gD- グルコース/l、50
U/50μg/ml Pen/Strep 及び10%FKSで調
整される──を、5%CO2、95%大気湿度、37℃
で使用する。サブ融合された細胞をセルスクラッパーで
削り、培地中に取り、細胞数を測定し(トリパンブルー
溶液0.2%中で数える)、24- ウエルプレート(1
×106 細胞/ml、1ml/ウエル)に植菌する。
【0051】植菌約18時間後に、十分に付着されたマ
ウスマクロファージをLPS(大腸菌セロタイプO11
1:B4、シグマNo.L2630からのリポポリサッ
カライド)及びγ- インターフエロン(γIFN、マウ
ス組換え体、ベーリンガーマンハイムNo.12769
05)を用いて刺激する、このために培地から細胞を吸
引濾取し、1ml/ウエル(24- ウエルプレート)イ
ンキュベーション培地(フエノールレッド不含MEM
(Biochrom F0385) ──これは4mMグルタミン、3.
5gグルコース/l、3.7g NaHCO3 /l、1
10mgピルビン酸ナトリウム/l、50U/50μg
/ml Pen/Strep 及び5%FKSで調整されている─
─を加える。インキュベーション培地mlにつき、1μ
l LPS及び1mlγIFNをピペット添加する。
【0052】これから刺激剤の次の濃度が得られる: 140ngLPS/ml+5UγIFN/ml 4時間の刺激の間、NO- 産生酵素NO合成酵素(iN
OS)の新合成を誘発する。このインキュベーション期
間の後、インキュベーション培地を吸引濾取し、各ウエ
ルを2回新鮮なインキュベーション培地で洗浄する。テ
スト培地〔SOP(30U/ml)、カタラーゼ(29
0U/ml)、インドメタシン(3.5μg/ml)、
オキシHb(約8μm )及びテスト物質(0.05−2
50μM)から成る〕をウエル中に加える(24- ウエ
ルプレートで1ml/ウエル)。コントロールとして調
整されたテスト培地にテスト物質の溶剤だけを加える。
テスト培地でおおわれたプレートを120分間、37
℃、5%CO2 及び95%大気湿度でインキュベーター
中でインキュベートする。120分のインキュベーショ
ンの後、合成樹脂セミマイクロキュベット中にピペット
添加し、吸光差576−592nmをDU70で測定す
る。
【0053】2個のウエルごとにテスト物質でおおい
(n=2)、各プレート上で1つのコントロールは刺激
されず、刺激コントロール及び陽性コントロール(ニト
ロ -L- アルギニン、500μM)をテスト物質と比較
して調べる。テスト物質の測定尺度として、吸光差57
6−592nmを百分率で刺激コントロールと比較す
る。テスト物質を添加されたテスト培地の、時間0での
吸光差576−592nmを測定し、pH- 値及び浸透
圧を測定する。
【0054】テスト培地のピペット添加後、テスト物質
の細胞毒性を試験する(細胞生存率)。増加するNO-
レベルによって生じ、そして一般式Iの化合物を用いて
本発明に従って治療することができるか又はこの化合物
を用いて予防することができる疾病は、特に病的な血圧
低下であり、これはたとえば敗血症又は出血性ショック
で、サイトカインを用いる腫瘍- 又は癌治療で又は肝梗
変症で生じる。更に、炎症性疾患、たとえばリューマチ
性関節炎及び特に潰瘍性結腸炎並びにインスリン依存真
性糖尿病及び移植- 拒絶反応である。
【0055】しかし次の疾患も、一酸化窒素の増加した
産生と共に生じ、本発明に従って治療又は予防すること
ができる。心臓血管系の領域で、これらは動脈硬化症、
虚血後の組織損傷及び梗塞損傷、再潅流損傷、コクサッ
キーウィルス感染が原因の心筋炎及び心筋症であり、神
経系/中枢神経系の領域で、種々の病因の神経炎(神経
炎の状態)、脳脊髄炎、ウィルス性神経変性疾患、アル
ツハイマー病、痛覚過敏、てんかん、片頭痛並びに甲状
腺- 炎症症候群であり;腎性領域で急性腎臓欠陥並びに
種々の病因の腎炎、特に糸球体腎炎である。
【0056】その上、一般式Iの化合物は胃及び子宮/
胎盤の領域での治療に適用され、また精子の運動性に影
響を与えるために適用される。一般式Iの化合物及びそ
の薬理学的に容認される塩を、研究及び診断法で生化学
及び薬理学試験において助剤として使用することがで
き、そしてこれを動物、好ましくは哺乳類、特にヒトに
薬剤として単独で、相互の混合物として又は薬学的調製
物の形で投与することができる。この調製物は経口又は
非経口投与することができ、有効成分として一般式Iの
化合物又はその塩、少なくとも1種の有効薬用量を通常
の薬学的に申し分のない賦形剤及び添加物質と共に含有
する。
【0057】薬剤は、たとえば丸剤、錠剤、ラック錠
剤、糖衣丸、硬- 及び軟ゼラチンカプセル、溶液、シロ
ップ、エマルジョン又は懸濁液又はエアゾールの形で経
口投与することができる。しかし投与を直腸に、たとえ
ば坐剤の形で、又は腸管外に、たとえば注射溶液又は注
入溶液の形で、又は経皮に、たとえば軟膏又はチイキの
形で行うことができる。
【0058】薬学的調製物は有効物質及び賦形剤と共に
更に添加物質、たとえば増量剤、砕解剤、結合剤、滑
剤、湿潤剤、安定剤、乳化剤、保存剤、甘味料、着色
料、嗜好料又は香料、緩衝物質、更に溶剤又は溶解媒
体、蓄積硬化を生じるための剤、並びに浸透圧の変化の
ための塩、被覆剤又は酸化防止剤を含有することができ
る。この調製物は2種又はそれ以上の一般式Iなる化合
物又はその薬理学的に容認される塩及び1又は数種のそ
の他の治療上有効な物質を含有することもできる。
【0059】この様なその他の治療上有効な物質はたと
えばβ- 受容体遮断剤、たとえばプロプラノロール、ピ
ンドロール、メトプロロール;冠状動脈拡張剤、たとえ
ばカルボクロメン;鎮痛薬、たとえばバルビツール酸誘
導体、1,4- ベンゾジアゼピン及びメプロバメート;
利尿薬、たとえばクロロチアジド;強心剤、たとえばジ
ギタリス製剤;血圧降下剤、たとえばヒドララジン、ジ
ヒドララジン、ラミプリル、プラゾシン、クロニジン、
ラウオルフィアーアルカロイド;血中の脂肪酸濃度を低
下させる剤、たとえばベザフィブラート、フエノフィブ
ラート;血栓症予防剤、たとえばフエンプロコウモン;
炎症阻害物質、たとえばコルチコステロイド、サリチラ
ート又はプロピオン酸誘導体、たとえばイブプロフエ
ン;抗生物質、ペニシリン又はセファロスポリン;NO
- 供与体、たとえば有機ニトラート又はシドノンイミン
又はフルオキサンである。
【0060】薬用量は広い範囲内で変化することがで
き、夫々個々の場合個人の症状に合わせる。一般に経口
投与で一日薬用量約0.5〜100mg/ヒト、好まし
くは1〜20mg/ヒトが有効な結果を生じるために適
切である。他の適用法に於て一日薬用量は同様な量範囲
で一般に約0.5〜100mg/ヒトである。一日薬用
量は2又はそれ以上、たとえば2〜4回の投与に分け
る。
【0061】薬学的調製物を製造するために、薬学的に
不活性な無機又は有機担体物質の使用することができ
る。丸剤、錠剤、糖衣丸及び硬ゼラチンカプセルの製造
に、乳糖、とうもろこしでんぷん又はその誘導体、タル
ク、ステアリン酸又はその塩等々を使用することができ
る。軟ゼラチンカプセル及び坐剤に対する賦形剤は脂
質、ロウ、半固体の及び液状ポリオール、天然又は硬化
油等々である。溶液及びシロップの製造に対する賦形剤
としてはたとえば水、ショ糖、転化糖、ブドウ糖、ポリ
オール等々が適当である。注射溶液の製造に対する賦形
剤としてはたとえば水、アルコール、グリセリン、ポリ
オール、植物油等々が適当である。
【0062】
〔例1〕
a)2- アミノ -5,6- ジヒドロ -4H- 1,3- チ
アジンハイドロブロマイドの合成は、Schoeberl 等、Li
ebigs Ann. Chem. 614(1958), 83に従ってγ-ブロモプ
ロピルアミン- ハイドロブロマイドから出発し、γ- チ
オシアノプロピルアミンの中間体を経て行われる。その
物理的データを示す。
【0063】1H- NMR(DMSO,360MH
z):2.02ppm(五重線、2H,H5 );3.2
0ppm(t,2H,H6 );3.40ppm(t,2
H,H4 );8.73ppm(s,2H,NH2 );
9.70ppm(s,1H,NH). b)薬理学的有効性を上述の様にマクロファージ上でオ
キシヘモクロビンを用いるNO- 測定によって測定す
る。IC50- 値は1.3・10-6Mである。 〔比較例〕 a)比較として、2- アミノ -4,5- ジヒドロ -1,
3- チアゾール(Aldrich社) を酢酸エチルエステル中に
エーテル性塩酸の添加によってハイドロクロライドとし
て沈澱させる。物質の物理データは文献データと一致す
る。
【0064】1H- NMR(DMSO,360MH
z):3.52(t,2H,H5 );3.86(t,2
H,H4 );9.80(s,3H,NH). b)薬理学的有効性を例1b)に従って測定する。IC
50- 値は6.3・10-5Mである。 〔例2〕 2- アミノ -6- フエニル -5,6- ジヒドロ4H-
1,3- チアジン- ハイドロクロライド エタノール15ml中に3- アミノ -1- フエニル -1
- プロパノール7g(46mmol)(S.L. Meisel等、
J. Am. Chem. Soc. 78(1956), 4782)7を含有する溶液
に、エタノール15ml中にt.- ブチルイソチオシア
ナート5.3g(46mmol)を含有する溶液を滴下
する。混合物を30分還流加熱し、冷却後回転蒸発器で
蒸発する。残留物を濃塩酸25ml中に取り、30分還
流加熱する。次いで水で希釈し、析出した沈澱を吸引濾
取する。母液を苛性ソーダ溶液でpH10に調整し、酢
酸エチルエステルで抽出する。一緒にされた有機相を乾
燥し、エーテル性塩酸で処理する。析出した沈澱を吸引
濾取する。一緒にされた沈澱をイソプロパノール/ヘキ
サンから再結晶する。収量:融点205−206℃の白
色結晶3g(H.W. Schubert 及び O. Behner, Arch. Ph
arm. 301(1968), 750:融点 202−204℃)。 〔例3〕 2- アミノ -4,4- ジメチル -5,6- ジヒドロ -
1,3- チアジン- ハイドロクロライド a)物質が例2と同様に得られる。融点153℃の白色
結晶。 b)薬理学的作用を上記活性検定法で測定する。この際
NO- 合成酵素によって共生成物として生じるシトルリ
ンを測定する。誘発性NO- 合成酵素の次の阻害が観察
される: 次の例は薬学的調製物に関する。 例A カプセル1個あたり有効物質100mgを含有するゼラチン軟カプセル: カプセル1個あたり 有効物質 100mg ヤシ油から分留されたトリグリセリド- 混合物 400mg カプセル内容物 500mg 例B 1mlあたり有効物質2.0mgを含有する注射溶液: mlあたり 有効物質 2.0mg ポリエチレングリコール400 5.0mg 塩化ナトリウム 2.7mg 注射用水 全量 1 ml 例C 5mlあたり有効物質60mgを含有するエマルジョン: エマルジョン100mlあたり 有効物質 1.2g 中性油 適宜 ナトリウムカルボキシメチルセルロース 0.6g ポリオキシエチレン- ステアラート 適宜 グリセリン純粋 0.2ないし2.0g 風味料 適宜 水(脱塩又は蒸留された) 全量 100ml 例D 坐剤1個あたり有効物質40mgを含有する直腸用薬剤: 坐剤あたり 有効物質 40mg 坐剤基剤 全量 2g 例E 1錠あたり有効物質40mgを含有する錠剤: 1錠あたり 有効物質 40mg ラクトース 600mg トウモロコシでんぷん 300mg 可溶性でんぷん 20mg ステアリン酸マグネシウム 40mg ──────── 1000mg 例F 1個あたり有効物質50mgを含有する糖衣丸: 糖衣丸1個あたり 有効物質 50mg トウモロコシでんぷん 100mg ラクトース 60mg 第二リン酸カルシウム 30mg 可溶性でんぷん 5mg ステアリン酸マグネシウム 10mg コロイド状ケイ酸 5mg ─────── 260mg 例G 硬ゼラチンカプセルの内容物を製造するために次の処方が適する: a)有効物質 100mg トウモロコシでんぷん 300mg ─────── 400mg b)有効物質 140mg 乳糖 180mg トウモロコシでんぷん 180mg ────── 500mg 例H 滴剤を次の処方に従って製造することができる(1ml=20滴中に有効物質 100mg): 有効物質 10 g 安息香酸メチルエステル 0.07g 安息香酸エチルエステル 0.03g エタノール96% 5 ml 脱塩水 全量 100 ml
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/54 ACL A61K 31/54 ACL AED AED (72)発明者 ペーター・クレム ドイツ連邦共和国、65207 ウイースバー デン、アルト・アウリンゲン、40 (72)発明者 オトマール・クリングラー ドイツ連邦共和国、63110 ロートガウ、 ライプツイガー・リング、363 (72)発明者 ウルズラ・シントラー ドイツ連邦共和国、65812 バート・ゾー デン、ローベルト− シユトルツ− スト ラーセ、56 (72)発明者 カール・シエーンアフインガー ドイツ連邦共和国、63755 アルツエンア ウ、ホルンダーウエーク、8 (72)発明者 ゲルハルト・ツオーラー ドイツ連邦共和国、61137 シエーネック、 ヘーエンストラーセ、8

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 〔式中XはCR1 2 を示す;R1 及びR2 は相互に独
    立して水素原子、ハロゲン原子、R3,R4,OR5,S
    5', S(O)p - R6 (式中pは1又は2を示
    す。)、NR7 8 、シアノ、ニトロ、COOR9 、C
    ONR7'8'又はP(O)(OH)2を示すかあるいはR1
    及びR2 は一緒になって(C1-C6)- アルキリデン又は
    (C3-C7)- シクロアルキリデン──これらは夫々基R
    101個又はそれ以上を有してしいもよい──を示すか又
    はR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子と一緒にな
    って一般式II 【化2】 (式中、m及びnは相互に独立して0,1,2,3,4
    又は5の数を示すが、m+nの合計は1,2,3,4又
    は5の値の1つである。)の残基──これは全体が又は
    一部が脱水素化されていてもよく、そしてベンゾ融合さ
    れていてもよく、更に同一又は異なる残基R101個又は
    それ以上によって置換されていてもよい──を形成す
    る;R3 は(C1-C10)-アルキル、(C2-C10)-アルケ
    ニル、(C2-C10)-アルキニル、(C3-C7)- シクロア
    ルキル、(C9-C11)-ベンゾシクロアルキル又は窒素原
    子、酸素原子及びイオウ原子から成る群から選ばれた同
    一又は異なるヘテロ原子1又は4個を有する4- ないし
    10- 員成ヘテロ環状残基──これは一部が又は全体が
    飽和された芳香族であってもよい──を示し、この際ア
    ルキル- 、アルケニル- 、アルキニル- 、シクロアルキ
    ル- 及びヘテロ環状残基は同一又は異なる残基R101個
    又はそれ以上によって置換されていてよい;R4 はフエ
    ニル又はナフチルであり、これは(C1-C4)- アルキ
    ル、(C1-C4)- アルコキシ、ハロゲン原子、ニトロ、
    トリフルオルメチル、シアノ、ヒドロキシ、(C1-C4)
    - アルコキシカルボニル、カルボキシ、カルバモイル、
    (C1-C4)- アルキル- S(O)q (式中qは0,1又
    は2を示す。)、アミノ、(C1-C4)- アルキルカルボ
    ニルアミノ、(C1-C4)- アルキルアミノ及びジ((C1-
    4)- アルキル) アミノより成る群から選ばれた同一又
    は異なる残基1〜3個によって置換されていてよい;R
    5 及びR5'は相互に独立して水素原子、(C1-C10)-ア
    ルキル──これはアルキル鎖が酸素原子1〜3個によっ
    て中断されていてもよい──、(C2-C10)-アルケニ
    ル、(C3-C7)- シクロアルキル、R4,R4-(C1-C6)
    - アルキル;窒素原子、酸素原子及びイオウ原子より成
    る群から選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1〜4個を
    有する5- ないし7- 員成ヘテロ環状残基──これは一
    部が又は全体が飽和された芳香族であってもよい──、
    (C1-C10)-アルカノイル、R4-CO、R4-(C1-C6)
    - アルキル -CO、(C1-C10)-アルキルオキシカルボ
    ニル、R4 O- CO、R4-(C1-C6)- アルコキシ- C
    O又は一般式III 【化3】 の残基を示す;R6 は(C1-C10)-アルキル、(C2-C
    10)-アルケニル、R4 又はR4-(C1-C6)- アルキルを
    示す;R7 及びR8 は相互に独立してR5 で示した意味
    を有するか又は(C1-C6)-アルキルスルホニル又はR4
    -S(O)2を示すか又はR7 及びR8 はこれらが結合す
    る窒素原子と一緒になって一般式IV 【化4】 (式中r及びsは相互に独立して1,2,3又は4の数
    を示すが、r+sの合計は6よりも小さい。)の残基─
    ─これはCH2-基が同一又は異なる基R101個又はそれ
    以上によって置換されていてよい──を形成する;R7'
    及びR8'はR7 及びR8 とは無関係に、R7 及びR8
    示した意味を有する;R9 はR5 の意味の1つを有する
    が、一般式IIIの残基を示さない;R10は(C1-C6)
    - アルキル、(C3-C7)- シクロアルキル;窒素原子、
    酸素原子及びイオウ原子より成る群から選ばれた同一又
    は異なるヘテロ原子1〜3個を有する5- ないし7- 員
    成ヘテロ環状残基──これは一部が又は全体が飽和され
    た芳香族であってもよい──、R4 、ハロゲン原子、O
    5 、SR5'、S(O)p - R6 (式中pは1又は2を
    示す。)、NR7 8 、ヒドロキシイミノ、オキソ、シ
    アノ、ニトロ、COOR9 、CONR7'8'又はP
    (O)(OH)2を示す;R11,R12及びR13は相互に独立
    して水素原子、(C1-C6)- アルキル、(C3-C7)- シ
    クロアルキル、R4 、(C1-C6)- アルカノイル、(C
    1-C6)-アルキル -S(O2)又はR4-S(O)2を示す;
    14は(C1-C4)- アルキル、ベンジル、フエニル、
    (C1-C6)- アルカノイル、(C1-C6)- アルキル -S
    (O)2又はR4-S(O)2を示す;Aはメチレン基──こ
    れは同一又は異なる基R101又は2個によって置換され
    ていてよい──、酸素原子、イオウ原子又はNR14を示
    す;YはCR2021を示し、R20及びR21は基R1 及び
    2 の意味とは無関係にR1 及びR2 で示した意味を有
    するか又はR20とR21が一緒になって=O、=N- OH
    又は=Sを示す;ZはCR2223を示し、R22及びR23
    は基R1 及びR2 の意味とは無関係にR1 及びR2 で示
    した意味を有する;この際X,Y及びZの残基は結合を
    介して連結されていてもよく、それによって二環系又は
    三環系を形成する。〕の2- アミノ -1,3- チアジン
    又はその互変異性体あるいはその薬理学的に相容な塩を
    増加した一酸化窒素レベルによって引き起こされる疾病
    の予防及び治療に使用する方法。
  2. 【請求項2】 一般式Iに於てX,Y及びZはCH2-基
    である、請求項1記載の使用方法。
  3. 【請求項3】 特に敗血性ショック及びサイトカインを
    用いる癌治療で病的な血圧低下の治療及び予防のため
    の、請求項1又は2記載の使用方法。
  4. 【請求項4】 炎症性疾患、特に潰瘍性結腸炎の治療及
    び予防のための、請求項1又は2記載の使用方法。
  5. 【請求項5】 梗塞損傷及び(又は)再潅流(Reperfus
    ion)損傷の治療及び予防のための 、請求項1又は2記
    載の使用方法。
  6. 【請求項6】 移植拒絶反応の治療及び予防のための、
    請求項1又は2記載の使用方法。
  7. 【請求項7】 アルツハイマー病、てんかん及び片頭痛
    の疾患から成る神経系障害の治療及び予防のための、請
    求項1又は2記載の使用方法。
  8. 【請求項8】 薬理学的有効物質として一般式I 【化5】 〔式中XはCR1 2 を示す;R1 及びR2 は相互に独
    立して水素原子、ハロゲン原子、R3,R4,OR5,S
    5', S(O)p - R6 (式中pは1又は2を示
    す。)、NR7 8 、シアノ、ニトロ、COOR9 、C
    ONR7'8'又はP(O)(OH)2を示すかあるいはR1
    及びR2 は一緒になって(C1-C6)- アルキリデン又は
    (C3-C7)- シクロアルキリデン──これらは夫々基R
    101個又はそれ以上を有していてもよい──を示すか又
    はR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子と一緒にな
    って一般式II 【化6】 (式中、m及びnは相互に独立して0,1,2,3,4
    又は5の数を示すが、m+nの合計は1,2,3,4又
    は5の値の1つである。)の残基──これは全体が又は
    一部が脱水素化されていてもよく、そしてベンゾ融合さ
    れていてもよく、更に同一又は異なる残基R101個又は
    それ以上によって置換されていてもよい──を形成す
    る;R3 は(C1-C10)-アルキル、(C2-C10)-アルケ
    ニル、(C2-C10)-アルキニル、(C3-C7)- シクロア
    ルキル、(C9-C11)-ベンゾシクロアルキル又は窒素原
    子、酸素原子及びイオウ原子から成る群から選ばれた同
    一又は異なるヘテロ原子1又は4個を有する4- ないし
    10- 員成ヘテロ環状残基──これは一部が又は全体が
    飽和された芳香族であってもよい──を示し、この際ア
    ルキル- 、アルケニル- 、アルキニル- 、シクロアルキ
    ル- 及びヘテロ環状残基は同一又は異なる残基R101個
    又はそれ以上によって置換されていてよい;R4 はフエ
    ニル又はナフチルであり、これは(C1-C4)- アルキ
    ル、(C1-C4)- アルコキシ、ハロゲン原子、ニトロ、
    トリフルオルメチル、シアノ、ヒドロキシ、(C1-C4)
    - アルコキシカルボニル、カルボキシ、カルバモイル、
    (C1-C4)- アルキル -S(O)q (式中qは0,1又
    は2を示す。)、アミノ、(C1-C4)- アルキルカルボ
    ニルアミノ、(C1-C4)- アルキルアミノ及びジ((C1-
    4)- アルキル)アミノより成る群から選ばれた同一又
    は異なる残基1〜3個によって置換されていてよい;R
    5 及びR5'は相互に独立して水素原子、(C1-C10)-ア
    ルキル──これはアルキル鎖が酸素原子1〜3個によっ
    て中断されていてよい──、(C2-C10)-アルケニル、
    (C3-C7)- シクロアルキル、R4 、R4-(C1-C6)-
    アルキル;窒素原子、酸素原子及びイオウ原子より成る
    群から選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1〜4個を有
    する5- ないし7- 員成ヘテロ環状残基──これは一部
    が又は全体が飽和された芳香族であってもよい──、
    (C1-C6)- アルカノイル、R4-CO、R4-(C1-C6)
    - アルキル- CO、(C1-C10)-アルキルオキシカルボ
    ニル、R4 O- CO、R4-(C1-C6)- アルコキシ- C
    O又は一般式III 【化7】 の残基を示す;R6 は(C1-C10)-アルキル、(C2-C
    10)-アルケニル、R4 又はR4-(C1-C6)- アルキルを
    示す;R7 及びR8 は相互に独立してR5 で示した意味
    を有するか又は(C1-C6)-アルキルスルホニル又はR4
    -S(O)2を示すか又はR7 及びR8 はこれらが結合す
    る窒素原子と一緒になって一般式IV 【化8】 (式中r及びsは相互に独立して1,2,3又は4の数
    を示すか、r+sの合計は6よりも小さい。)の残基─
    ─これはCH2-基が同一又は異なる基R101個又はそれ
    以上によって置換されていてよい──を形成する;R7'
    及びR8'はR7 及びR8 とは無関係に、R7 及びR8
    示した意味を有する;R9 はR5 の意味の1つを有する
    が、一般式IIIの残基を示さない;R10は(C1-C6)
    - アルキル、(C3-C7)- シクロアルキル;窒素原子、
    酸素原子及びイオウ原子より成る群から選ばれた同一又
    は異なるヘテロ原子1〜3個を有する5- ないし7- 員
    成ヘテロ環状残基──これは一部が又は全体が飽和され
    た芳香族であってもよい──、R4 、ハロゲン原子、O
    5,SR5', S(O)p - R6 (式中pは1又は2を示
    す。)、NR7 8,ヒドロキシイミノ、オキソ、シア
    ノ、ニトロ、COOR9,CONR7'8'又はP(O)(O
    H)2を示す;R11, R12及びR13は相互に独立して水素
    原子、(C1-C6)- アルキル、(C3-C7)- シクロアル
    キル、R4 、(C1-C6)- アルカノイル、(C1-C6)-
    アルキル- S(O2)又はR4-S(O)2を示す;R14
    (C1-C4)- アルキル、ベンジル、フエニル、(C1-C
    6)- アルカノイル、(C1-C6)- アルキル- S(O)2
    はR4-S(O)2を示す;Aはメチレン基──これは同一
    又は異なる基R101又は2個によって置換されていてよ
    い──、酸素原子、イオウ原子又はNR14を示す;Yは
    CR2021を示し、R20及びR21は基R1 及びR2 の意
    味とは無関係にR1 及びR2 で示した意味を有するか又
    はR20とR21が一緒になって=O、=N- OH又は=S
    を示す;ZはCR2223を示し、R22及びR23は基R1
    およびR2 の意味とは無関係にR1 及びR2 で示した意
    味を有する;この際X,Y及びZの残基は結合を介して
    連結されていてもよく、それによって、二環系又は三環
    系を形成する;但し、R1,R2,R20, R21, R22及びR
    23は同時に水素原子を示してはならない、そしてR1,R
    2,R20, R21及びR23が水素原子を示す場合R22はフエ
    ニルを示してはならない、更にR20, R21, R22及びR
    23が水素原子であり、R1 及びR2 がこれらと結合する
    炭素原子と一緒になって一般式IIの残基を形成し、m
    +nが0であり、m+nの合計は3又は4である場合、
    Aは酸素原子を示してはならない。〕の2- アミノ -
    1,3- チアジン又はその互変異性体あるいはその薬理
    学的に相容な塩。
  9. 【請求項9】 一般式I 【化9】 〔式中XはCR1 2 を示す;R1 及びR2 は相互に独
    立して水素原子、ハロゲン原子、R3,R4,OR5,S
    5', S(O)p - R6 (式中pは1又は2を示
    す。)、NR7 8 、シアノ、ニトロ、COOR9 、C
    ONR7'8'又はP(O)(OH)2を示すかあるいはR1
    及びR2 は一緒になって(C1-C6)- アルキリデン又は
    (C3-C7)- シクロアルキリデン──これらは夫々基R
    101個又はそれ以上を有していてもよい──を示すか又
    はR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子と一緒にな
    って一般式II 【化10】 (式中、m及びnは相互に独立して0,1,2,3,4
    又は5の数を示すが、m+nの合計は1,2,3,4又
    は5の値の1つである。)の残基──これは全体が又は
    一部が脱水素化されていてもよく、そしてベンゾ融合さ
    れていてもよく、更にCH2-基が同一又は異なる残基R
    101個又はそれ以上によって置換されていてもよい──
    を形成する;R3 は(C1-C10)-アルキル、(C2-
    10)-アルケニル、(C2-C10)-アルキニル、(C3-C
    7)- シクロアルキル、(C9-C11)-ベンゾシクロアルキ
    ル又は窒素原子、酸素電子及びイオウ原子から成る群か
    ら選ばれた同一又は異なるヘテロ原子1又は4個を有す
    る4- ないし10- 員成ヘテロ環状残基──これは一部
    が又は前回が飽和された芳香族であってもよい──を示
    し、この際アルキル- 、アルケニル- 、アルキニル- 、
    シクロアルキル- 及びヘテロ環状残基は同一又は異なる
    残基R101個又はそれ以上によって置換されていてよ
    い;R4 はフエニル又はナフチルであり、これは(C1-
    4)- アルキル、(C1-C4)- アルコキシ、ハロゲン原
    子、ニトロ、トリフルオルメチル、シアノ、ヒドロキ
    シ、(C1-C4)- アルコキシカルボニル、カルボキシ、
    カルバモイル、(C1-C4)- アルキル- S(O)q (式
    中qは0,1又は2を示す。)、アミノ、(C1-C4)-
    アルキルカルボニルアミノ、(C1-C4)- アルキルアミ
    ノ及びジ((C1-C4)- アルキル)アミノより成る群から
    選ばれた同一又は異なる残基1〜3個によって置換され
    ていてよい;R5 及びR5'は相互に独立して水素原子、
    (C1-C10)-アルキル──これはアルキル鎖が酸素原子
    1〜3個によって中断されていてよい──、(C2-
    10)-アルケニル、(C3-C7)- シクロアルキル、
    4 、R4-(C1-C6)- アルキル;窒素原子、酸素原子
    及びイオウ原子より成る群から選ばれた同一又は異なる
    ヘテロ原子1〜4個を有する5- ないし7- 員成ヘテロ
    環状残基──これは一部が又は全体が飽和された芳香族
    であってもよい──、(C1-C10)-アルカノイル、R4-
    CO、R4-(C1-C6)- アルキル- CO、(C1-C10)-
    アルキルオキシカルボニル、R4 O- CO、R4-(C1-
    6)- アルコキシ- CO又は一般式III 【化11】 の残基を示す;R6 は(C1-C10)-アルキル、(C2-C
    10)-アルケニル、R4 又はR4-(C1-C6)- アルキルを
    示す;R7 及びR8 は相互に独立してR5 で示した意味
    を有するか又は(C1-C6)-アルキルスルホニル又はR4
    -S(O)2を示すか又はR7 及びR8 はこれらが結合す
    る窒素原子と一緒になって一般式IV 【化12】 (式中r及びsは相互に独立して1,2,3又は4の数
    を示すか、r+sの合計は6よりも小さい。)の残基─
    ─これはCH2-基が同一又は異なる基R101個又はそれ
    以上によって置換されていてよい──を形成する;R7'
    及びR8'はR7 及びR8 とは無関係に、R7 及びR8
    示した意味を有する;R9 はR5 の意味の1つを有する
    が、一般式IIIの残基を示さない;R10は(C1-C6)
    - アルキル、(C3-C7)- シクロアルキル;窒素原子、
    酸素原子及びイオウ原子より成る郡から選ばれた同一又
    は異なるヘテロ原子1〜3個を有する5- ないし7- 員
    成ヘテロ環状残基──これは一部が又は全体が飽和され
    た芳香族であってもよい──、R4 、ハロゲン原子、O
    5,SR5',S(O)p - R6 (式中pは1又は2を示
    す。)、NR7 8 、ヒドロキシイミノ、オキソ、シア
    ノ、ニトロ、COOR9 、CONR7'8'又はP(O)
    (OH)2を示す;R11, R12及びR13は相互に独立して
    水素原子、(C1-C6)- アルキル、(C3-C7)- シクロ
    アルキル、R4 、(C1-C6)- アルカノイル、(C1-C
    6)-アルキル- S(O2)又はR4-S(O)2を示す;R14
    は(C1-C4)- アルキル、ベンジル、フエニル、(C1-
    6)- アルカノイル、(C1-C6)- アルキル- S(O)2
    又はR4-S(O)2を示す;Aはメチレン基──これは同
    一又は異なる基R101又は2個によって置換されていて
    よい──、酸素原子、イオウ原子又はNR14を示す;Y
    はCR2021を示し、R20及びR21は基R1 及びR2
    意味とは無関係にR1 及びR2 で示した意味を有するか
    又はR20とR21が一緒になって=O、=N- OH又は=
    Sを示す;ZはCR2223を示し、R22及びR23は基R
    1 及びR2 の意味とは無関係にR1 及びR2 で示した意
    味を有する;この際X,Y及びZの残基は結合を介して
    連結されていてもよく、それによって二環系又は三環系
    を形成する;但し a) R20,R21,R22及びR23が水素原子を示す場
    合、 a1)同時にR1 は水素原子、R2 は水素原子、メチ
    ル、エトキシ、カルボキシ、フエニル、クロロフエニ
    ル、ジクロロフエニル、メチルフエニル、ジメチルフエ
    ニル、ニトロフエニル、メトキシフエニル又はアセチル
    アミノフエニルを示してはならない; a2)同時にR1 はメチル、R2 はフエニル又はN- メ
    トキシフエニルあるいは同時にR1 はエチル、R2
    3,4- ジメトキシフエニルを示してはならない; a3)同時にR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子
    と一緒になって一般式IIの非置換の残基(Aはメチレ
    ン基、m及びnはともに2である。)又は一般式IIの
    残基(Aは酸素原子、nは0である。)を形成してはな
    らない; a4)同時にR1 及びR2 はこれらが結合する炭素原子
    と一緒になって6-メトキシ -1,2,3,4- テトラ
    ヒドロナフタレン -1- イリデン-残基を形成してはな
    らない; b) R1,R2,R20及びR21が水素原子である場合、 b1)同時にR22は水素原子、R23はメチル、フエニ
    ル、メトキシフエニル又はブロモメチルを示してはなら
    ない; b2)同時にR22及びR23は一緒になって=CH2 を示
    してはならない; c) R1,R2,R22及びR23が水素原子である場合、 c1)同時にR20は水素原子、R21は塩素原子、ヒドロ
    キシ、メチルスルホニル、n- ブチルスルホニル、ベン
    ゾイルオキシ、フエニル又はクロロフエニルを示しては
    ならない; c2)同時にR20及びR21は一緒になって=Oを示して
    はならない;この際同時にR1,R21,R22及びR23は水
    素原子を示してはならず、R2 及びR20はこれらが結合
    する炭素原子と一緒になって1,2- シクロヘキシレン
    - 残基を形成してはならない。〕の2- アミノ -1,3
    - チアジン又はその互変異性体あるいはその薬理学的に
    相容な塩。
  10. 【請求項10】 有効物質として請求項1記載の一般式
    Iの2- アミノ -1,3- チアジン1種又はそれ以上又
    はその薬理学的に容認される塩1種又はそれ以上を薬学
    的に容認される賦形剤及び添加物質及び場合により更に
    他の薬理学的有効物質1種又はそれ以上と共に含有する
    ことを特徴とする、薬学的調製物。
JP7304474A 1994-11-25 1995-11-22 一酸化窒素合成酵素の阻害物質としての2− アミノ− 1,3− チアジン Withdrawn JPH08239369A (ja)

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