JPH08239604A - ペイントの剥離除去剤 - Google Patents

ペイントの剥離除去剤

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JPH08239604A
JPH08239604A JP4545195A JP4545195A JPH08239604A JP H08239604 A JPH08239604 A JP H08239604A JP 4545195 A JP4545195 A JP 4545195A JP 4545195 A JP4545195 A JP 4545195A JP H08239604 A JPH08239604 A JP H08239604A
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JP
Japan
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paint
dimethyl sulfoxide
stripping
effect
remover
Prior art date
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Pending
Application number
JP4545195A
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English (en)
Inventor
Akisue Yonekura
明季 米倉
Toshifumi Hatanaka
利文 畑中
Yukio Shinkai
幸雄 新海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkema KK
Original Assignee
Elf Atochem Japan KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ペイントの剥離に際し従来
のハロゲン系溶剤を使用しない効果的なペイント除去性
能、良好な作業性、高い環境安全性を有するペイントの
剥離除去剤。 【構成】ジメチルスルホキシド100重量部に対して環
状モノケトン化合物Aを25〜400部混合することか
らなるペイントの剥離除去剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾン層破壊等を引き
起こさず、かつ取扱性に優れるペイントの剥離除去剤を
提供することにある。
【0002】
【従来の技術】塗膜を剥がすときに用いられる方法とし
ては、物理的剥離法(サンドブラスト、ショットブラス
ト)、焼却法、剥離剤による方法などがあげられる。
このうち、剥離剤を用いた方法は、塗膜を溶解浸透、ま
たは化学変化を起こさせて被塗面より除去するもので、
剥離する物体を剥離剤中に浸積するか、または剥離剤を
ハケで塗膜の上にぬって使用される。またその組成とし
ては、無機系水溶性剥離剤と有機溶剤系剥離剤とに大別
され、塗膜の性質、作業環境などに応じて適したものが
選ばれる。
【0003】有機溶剤としては、従来、芳香族炭化水
素、塩素化炭化水素、アルコール、メタノール、メチレ
ンクロライド、パークロルエチレンなどがよく用いられ
ている。さらに有機溶剤の蒸発速度や、剥離剤の粘度を
調整するためにパラフィン類、セルロース化合物、界面
活性剤などが添加される。また無機性溶剤としては、強
アルカリ溶液あるいは強酸性溶液がよく知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】有機溶剤系剥離剤の中
でも特に剥離力に優れコストも安価なメチレンクロライ
ドーメタノール系に代表されるハロゲン系剥離剤は、環
境衛生を悪化させると同時に近年の世界的なオゾン層破
壊物質規制の動向に伴い、その使用が規制される方向に
ありこれに代わる有効な剥離剤組成が求められている。
また従来用いられているメチレンクロライドは不燃性物
質であることから使用が容易であったがこれに代わる非
塩素化溶剤を用いる際には安全性の点より引火点をいか
に高くするかという問題が生じる。又無機性溶剤の強ア
ルカリ溶液、強酸性溶液の使用においても作業安全性、
環境安全上の問題とともに中和等の後処理工程が必須で
あるなどの煩雑さがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解決するためになされたもので塩素化溶剤を用いず
かつ引火点が高く作業条件において多くの限定を受けな
いペイント剥離剤を提供することを目的とするものでジ
メチルスルホキシド100重量部に対して環状モノケト
ン化合物Aを25〜400部混合する事からなるペイン
トの剥離除去剤により上記問題を解決したものである。
【0006】本発明のペイント剥離剤においてジメチル
スルホキシドは、20〜80重量%、環状モノケトン化
合物は80〜20重量%混合される。より好ましくはジ
メチルスルホキシド40〜60重量%、環状モノケトン
化合物60〜40重量%の範囲である。
【0007】本発明のペイント剥離剤は20℃程度の常
温から用いられ、さらに50℃以上、引火点以下の温度
に加熱しても使用することができる。加熱によって剥離
速度を向上させることができ、剥離すべきペイントの状
態に応じて剥離温度を設定することができる。
【0008】
【作用】本発明においての必須成分であるジメチルスル
ホキシドは、よく知られた極性溶媒であり、多くの物質
との溶解性に優れている。しかしながら18℃にフリー
ジングポイントをもち、通常の室温(20〜25℃)に
おいてはジメチルスルホキシドの分子同士が会合してお
り、他物質の溶解能力が低下した状態にある。そのため
ジメチルスルホキシド単独使用ではペイント剥離剤とし
ての能力としては不十分であり、それを引き出すために
はこのジメチルスルホキシド分子の会合を断ち切り、か
つうまく相乗効果を発揮するようなコソルベントが必要
であることがわかった。そしてこのコソルベントには、
高安全性、低コスト、低腐食性、易作業性等の望まれる
条件が多く、その選定は容易ではない。本発明は、上記
の考えからジメチルスルホキシドと環状モノケトン化合
物の相乗効果によりペイントを膨潤、膨張させ、それを
剥離せしめるものである。
【0009】本発明に用いられる環状モノケトン化合物
としては、イソホロン、シクロペンタノン、シクロヘキ
サノン、N−メチルピロリドン等があげられるが特にイ
ソホロンは、安価で入手しやすく通常の金属に対する腐
食作用は認められない。また揮発性が低いので適切な作
業環境においては蒸気吸入による中毒も少ない。さらに
引火点が96℃と高く消防法における分類では、第3石
油類に属するため屋内での作業が可能である。また剥離
作業において屋内で行うことが可能かそうでないかは実
作業上大きな問題である。すなわち剥離剤が第2石油類
に属する場合は屋内での作業が禁止されることからその
剥離剤の用途も限定されることになる。従って第3石油
類に属するイソホロンは、この点からも有用である。
【0010】本発明のペイントの剥離剤において必須成
分であるジメチルスルホキシドが20重量%以下である
とジメチルスルホキシドの剥離効果が十分得られず、ま
た80重量%を超えるとジメチルスルホキシドの剥離剤
としての能力を出すだけのコソルベントの量が不足する
ため剥離効果が十分に得られない。また本発明の剥離剤
は、基本的には、ジメチルスルホキシドと環状モノケト
ン化合物によって構成されるが、場合によってはさらに
ペイント剥離能力を高めるために必要に応じて酸やアル
カリおよびアミンも加えることができる。
【0011】該発明の剥離剤は、主として浸積させてペ
イントを剥離させるものであるが剥離法としては浸積法
に限定されるものではなく噴霧法あるいは塗布法などに
も使用することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明を実施例および比較例により説明
する。 ペイントの剥離剤の調整例 室温でジメチルスルホキシドおよび環状モノケトン化合
物を各々のビーカーに注ぎ、自動天秤にて所定量秤量
し、二液を混合後、マグネチックスターラー、攪拌子を
用いて攪拌して、ペイントの剥離除去剤を調整した。
【0013】使用テスト試験片 1。テストパネル;エポキシ塗料一層焼き付け金属パネ
ル(約18μ) 2。テストピース;メラミン、エポキシ、ウレタン各塗
料塗布テストピース 直径5 、長さ100 の細い円筒形の鉄棒にメラミン、
エポキシ、及ウレタンの各塗料をそれぞれ5回焼き付け
し厚さをおよそ250μとした。
【0014】ペイント剥離除去評価試験例 次に前記ペイント剥離除去剤を25℃で(A)テストパ
ネルの場合はコットンに浸しテストパネル上に置きペイ
ントの剥離効果を調べ(B)テストピースの場合は上記
テストピースを浸積させペイントの剥離効果を調べた。
評価は、効果の現われる速さ、効果の程度(ペイントの
表面に生じる膨潤の大小)を併せ ○、△、× の3段
階で行った。
【0015】実施例1 DMSOとイソホロンを20:80(重量%)の割合で
混合しペイント剥離剤を調整した。この剥離剤を、コッ
トン片(約1、5cm×1、5cm)に浸しエポキシ樹脂ペ
イントを一層焼き付けした金属パネル上に置き、剥離の
効果を調〜べた。テストは室せペイントの表面に生じる
膨潤の大小)を併せ、×、△、○の3段階で行った。得
られた結果は表1に示す通りである。
【0016】実施例2〜7 実施例1と同様の方法でジメチルスルホキシドとイソホ
ロンの割合を30:70から80:20まで変化させそ
の効果を目視により確認した。得られた結果をまとめて
表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1において△は、効果ははっきりとある
が、膨潤の程度が小さいこと、○は、十分な膨潤が生じ
剥離効果が大であることを意味する。なお、効果発現ま
でに要する時間には各実施例において大きな差はなく、
はぼ1〜2時間で効果が確認された。さらに、ジメチル
スルホキシドとイソホロンを50:50で混合した際、
混合液のフリージングポイントは7℃まで低下し、冬期
の保管における凍結防止に寄与するものであった。
【0019】比較例1〜4 ジメチルスルホキシドとイソホロンの混合割合を表2の
ように変え、上記実施例1と同様の試験を行った。その
結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】このように比較例1〜4による配合では、
剥離効果がほとんどみられないか、もしくは微小な粒状
のペイント表面変化が見られるのみで、実用的には不可
能なものであった。
【0022】実施例8 テストピースとして直径5mm、長さ100mmの細い円筒
形の鉄製の棒を用意した。このテストピースにメラミ
ン、エポキシおよびウレタン塗料をそれぞれスリーコー
ト、スリーベークし膜厚をおよそ250μmとした。こ
のテストピースを表3の如く調整した剥離剤に浸積し、
25℃における剥離効果を観察した。その結果は表3の
とうりである。
【0023】
【表3】
【0024】このようにジメチルスルホキシドをイソホ
ロンなどの環状モノケトン化合物と組み合わせることに
より、各種の塗料にたいして有効な剥離効果を得ること
ができた。なお、これらの剥離剤にはさらに種々の添加
剤を加えるとさらに効果向上をはかることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれば
ジメチルスルホキシドとイソホロンの様な安価かつ安全
な環状モノケトン化合物を組み合わせることにより、十
分な剥離効果をゆうしかつ屋内作業が可能でオゾン層破
壊を引き起こすこともないペイント剥離剤を得ることが
できる。
フロントページの続き (72)発明者 新海 幸雄 京都府京都市下京区中堂寺粟田町1番地 エルフ・アトケム・ジャパン株式会社京都 テクニカルセンター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルスルホキシド及環状モノケトン
    類を混合してなるペイントの剥離除去剤。
  2. 【請求項2】 請求項1のモノケトン類化合物Aとして
    は、炭素数5〜13の環状モノケトン化合物であり、飽
    和、不飽和また置換、無置換どちらでもよい。
  3. 【請求項3】 ジメチルスルホキシド100重量部に対
    して化合物Aを25〜400部混合することからなるペ
    イントの剥離除去剤。
  4. 【請求項4】 温度10℃〜100℃の温度で、メラミ
    ン系あるいはエポキシ系あるいはウレタン系ペイントに
    対してジメチルスルホキシド及化合物Aからなる混合物
    を浸責させてペイントを剥離することを特徴とする請求
    項1記載のペイントの剥離除去剤。
JP4545195A 1995-03-06 1995-03-06 ペイントの剥離除去剤 Pending JPH08239604A (ja)

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JPH08239604A true JPH08239604A (ja) 1996-09-17

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