JPH10292138A - 塗膜剥離用組成物 - Google Patents
塗膜剥離用組成物Info
- Publication number
- JPH10292138A JPH10292138A JP10164797A JP10164797A JPH10292138A JP H10292138 A JPH10292138 A JP H10292138A JP 10164797 A JP10164797 A JP 10164797A JP 10164797 A JP10164797 A JP 10164797A JP H10292138 A JPH10292138 A JP H10292138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- composition
- peeling
- glycol
- ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】優れた塗膜剥離力を有し、且つ、安全性が高
く、剥離性能が長時間安定に持続する塗膜剥離用組成物
を提供する。 【解決手段】芳香族アルコール類、グリコール類、及び
アルカリ金属水酸化物を含有する水溶液からなる塗膜剥
離用組成物、更に、グリコールエーテル類を含有する塗
膜剥離用組成物、並びにこれらの塗膜剥離用組成物を塗
膜に接触させることを特徴とする塗膜剥離方法。
く、剥離性能が長時間安定に持続する塗膜剥離用組成物
を提供する。 【解決手段】芳香族アルコール類、グリコール類、及び
アルカリ金属水酸化物を含有する水溶液からなる塗膜剥
離用組成物、更に、グリコールエーテル類を含有する塗
膜剥離用組成物、並びにこれらの塗膜剥離用組成物を塗
膜に接触させることを特徴とする塗膜剥離方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜剥離用組成物
及び塗膜剥離方法に関する。
及び塗膜剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装用の各種用具、例えば、治具類、ハ
ンガー、網、スノコ、マスキング治具等には、塗装時に
多量の塗料が付着するために、再使用の際に付着した塗
膜を除去する必要がある。又、被塗装物についても、不
要部分の塗膜や塗装不良品の塗膜等の除去が必要とな
る。
ンガー、網、スノコ、マスキング治具等には、塗装時に
多量の塗料が付着するために、再使用の際に付着した塗
膜を除去する必要がある。又、被塗装物についても、不
要部分の塗膜や塗装不良品の塗膜等の除去が必要とな
る。
【0003】不要な塗膜を剥離除去する方法としては、
無機系剥離剤を用いる方法として、高濃度苛性ソーダ水
溶液を煮沸して使用する方法、苛性ソーダにキレート
剤、界面活性剤等を加えた水溶液を高温で使用する方
法、苛性ソーダにアルコール等の溶剤を加えた水溶液を
高温で使用する方法等が知られている。しかしながら、
これらの方法は、いずれも、高濃度のアルカリ水溶液を
高温で使用するために、安全性に問題があり、しかも、
加熱に多大な費用を必要とするために経済的にも不利で
ある。又、耐アルカリ性の高い塗膜を剥離する場合に
は、長い処理時間が必要となり、完全な塗膜剥離が困難
である。
無機系剥離剤を用いる方法として、高濃度苛性ソーダ水
溶液を煮沸して使用する方法、苛性ソーダにキレート
剤、界面活性剤等を加えた水溶液を高温で使用する方
法、苛性ソーダにアルコール等の溶剤を加えた水溶液を
高温で使用する方法等が知られている。しかしながら、
これらの方法は、いずれも、高濃度のアルカリ水溶液を
高温で使用するために、安全性に問題があり、しかも、
加熱に多大な費用を必要とするために経済的にも不利で
ある。又、耐アルカリ性の高い塗膜を剥離する場合に
は、長い処理時間が必要となり、完全な塗膜剥離が困難
である。
【0004】又、低級一価アルコール、及び非プロトン
極性溶媒を含有する水溶液からなる剥離剤も知られてい
るが(特開平2−274775号)、低級一価アルコー
ルが剥離作業時に揮発し易いために性能の安定性に問題
があり、また、発生する臭気により作業環境にも問題が
ある。その他、N−メチル−2−ピロリドンに、必要に
応じてアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化
物等のアルカリ化合物を100〜5000ppm程度添
加した剥離剤も知られているが(特開平5−27960
7号)、N−メチル−ピロリドンが非常に高価であるた
めにコストが高く、また、アルカリ化合物が低濃度であ
ることから、使用中に空気中の二酸化炭素を吸収してこ
れらの成分が急速に炭酸化して剥離力が低下するという
問題点がある。
極性溶媒を含有する水溶液からなる剥離剤も知られてい
るが(特開平2−274775号)、低級一価アルコー
ルが剥離作業時に揮発し易いために性能の安定性に問題
があり、また、発生する臭気により作業環境にも問題が
ある。その他、N−メチル−2−ピロリドンに、必要に
応じてアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化
物等のアルカリ化合物を100〜5000ppm程度添
加した剥離剤も知られているが(特開平5−27960
7号)、N−メチル−ピロリドンが非常に高価であるた
めにコストが高く、また、アルカリ化合物が低濃度であ
ることから、使用中に空気中の二酸化炭素を吸収してこ
れらの成分が急速に炭酸化して剥離力が低下するという
問題点がある。
【0005】また、苛性ソーダ又は苛性カリ50〜70
重量%、アルカノールアミン等の有機アミン0〜20重
量%、グリコールエーテル等の高沸点溶剤5〜20重量
%、グルコン酸等の有機酸又はその塩からなるキレート
剤、及び界面活性剤を溶解した水溶液を加熱して塗膜を
剥離する方法も知られており(特開昭60−23587
3号)、この方法は、比較的多種類の塗膜に対して有効
で、使用する成分が法規制の点で非危険物扱いであり、
また、被剥離物の素材として多く用いられている鉄に対
して腐食を生じさせることがなく、更に、大型の複雑な
形状の被剥離物や大型の重量物等の大量処理に適する等
の多くの利点がある。しかしながら、この方法では、塗
膜の厚さや種類によっては、剥離に数時間から数日を要
し、工業的、経済的見地からより効率的に塗膜を剥離す
ることが望まれている。又、安全性、経済性の観点から
は、アルカリ金属水酸化物がより低濃度の剥離剤が要望
されており、更に、有効成分が揮発し難く剥離性能の安
定性が良好で、作業環境に悪影響のない剥離剤に対する
要求も多い。
重量%、アルカノールアミン等の有機アミン0〜20重
量%、グリコールエーテル等の高沸点溶剤5〜20重量
%、グルコン酸等の有機酸又はその塩からなるキレート
剤、及び界面活性剤を溶解した水溶液を加熱して塗膜を
剥離する方法も知られており(特開昭60−23587
3号)、この方法は、比較的多種類の塗膜に対して有効
で、使用する成分が法規制の点で非危険物扱いであり、
また、被剥離物の素材として多く用いられている鉄に対
して腐食を生じさせることがなく、更に、大型の複雑な
形状の被剥離物や大型の重量物等の大量処理に適する等
の多くの利点がある。しかしながら、この方法では、塗
膜の厚さや種類によっては、剥離に数時間から数日を要
し、工業的、経済的見地からより効率的に塗膜を剥離す
ることが望まれている。又、安全性、経済性の観点から
は、アルカリ金属水酸化物がより低濃度の剥離剤が要望
されており、更に、有効成分が揮発し難く剥離性能の安
定性が良好で、作業環境に悪影響のない剥離剤に対する
要求も多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
優れた塗膜剥離力を有し、且つ安全性が高く、剥離性能
が長期間安定に持続する塗膜剥離用組成物を提供するこ
とである。
優れた塗膜剥離力を有し、且つ安全性が高く、剥離性能
が長期間安定に持続する塗膜剥離用組成物を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した如
き従来技術の課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、芳香
族アルコール類、グリコール類、及びアルカリ金属水酸
化物を必須の成分として含有する水溶液からなる塗膜剥
離剤は、これらの各成分を単独で用いた水溶液や任意の
組み合わせの二成分を含有する水溶液では得られない非
常に優れた塗膜剥離作用を発揮し、しかも、従来の無機
系剥離剤と比べてアルカリ金属水酸化物を低濃度とする
ことができるために安全性が高く、また、配合成分が揮
発し難いために、組成の変動が少なく、作業環境を悪化
させることも少ないことを見出した。そして、更に、こ
の水溶液にグリコールエーテル類を配合することによっ
て、より剥離性能が向上することを見出し、ここに本発
明を完成するに至った。
き従来技術の課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、芳香
族アルコール類、グリコール類、及びアルカリ金属水酸
化物を必須の成分として含有する水溶液からなる塗膜剥
離剤は、これらの各成分を単独で用いた水溶液や任意の
組み合わせの二成分を含有する水溶液では得られない非
常に優れた塗膜剥離作用を発揮し、しかも、従来の無機
系剥離剤と比べてアルカリ金属水酸化物を低濃度とする
ことができるために安全性が高く、また、配合成分が揮
発し難いために、組成の変動が少なく、作業環境を悪化
させることも少ないことを見出した。そして、更に、こ
の水溶液にグリコールエーテル類を配合することによっ
て、より剥離性能が向上することを見出し、ここに本発
明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、芳香族アルコール類、グ
リコール類、及びアルカリ金属水酸化物を含有する水溶
液からなる塗膜剥離用組成物、並びに、更に、グリコー
ルエーテル類を含有する塗膜剥離用組成物を提供するも
のである。
リコール類、及びアルカリ金属水酸化物を含有する水溶
液からなる塗膜剥離用組成物、並びに、更に、グリコー
ルエーテル類を含有する塗膜剥離用組成物を提供するも
のである。
【0009】また、本発明は、上記塗膜剥離用組成物を
塗膜に接触させることを特徴とする塗膜剥離方法も提供
するものである。
塗膜に接触させることを特徴とする塗膜剥離方法も提供
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の塗膜剥離用組成物で使用
できる芳香族アルコール類の具体例としては、ベンジル
アルコール、4−メチルベンジルアルコール、2−エチ
ルベンジルアルコール、フェネチルアルコール等を挙げ
ることができ、これらを一種単独又は二種以上混合して
配合することができる。これらの内で、ベンジルアルコ
ールが安価であり、環境衛生上の観点からも好適であ
る。
できる芳香族アルコール類の具体例としては、ベンジル
アルコール、4−メチルベンジルアルコール、2−エチ
ルベンジルアルコール、フェネチルアルコール等を挙げ
ることができ、これらを一種単独又は二種以上混合して
配合することができる。これらの内で、ベンジルアルコ
ールが安価であり、環境衛生上の観点からも好適であ
る。
【0011】グリコール類の具体例としては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン
等を挙げることができ、これらを一種単独又は二種以上
混合して配合することができる。これらの内で、環境衛
生上の観点からプロピレングリコールが好適である。
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン
等を挙げることができ、これらを一種単独又は二種以上
混合して配合することができる。これらの内で、環境衛
生上の観点からプロピレングリコールが好適である。
【0012】アルカリ金属水酸化物としては、水酸化リ
チウム、苛性ソーダ、苛性カリ等を用いることができ、
これらを一種単独又は二種以上混合して配合することが
できる。これらの内で、有機溶剤の溶解度が良好である
ことなどから、苛性カリが好適である。
チウム、苛性ソーダ、苛性カリ等を用いることができ、
これらを一種単独又は二種以上混合して配合することが
できる。これらの内で、有機溶剤の溶解度が良好である
ことなどから、苛性カリが好適である。
【0013】上記した各成分の水溶液中の濃度は、芳香
族アルコール類1〜60重量%(以下、単に「%」と記
す)程度、好ましくは2〜8%程度、グリコール類1〜
70%程度、好ましくは2〜50%程度、アルカリ金属
水酸化物1〜48%程度、好ましくは2〜40%程度と
すればよい。
族アルコール類1〜60重量%(以下、単に「%」と記
す)程度、好ましくは2〜8%程度、グリコール類1〜
70%程度、好ましくは2〜50%程度、アルカリ金属
水酸化物1〜48%程度、好ましくは2〜40%程度と
すればよい。
【0014】本発明の塗膜剥離用組成物は、上記各成分
を含有する水溶液である。該組成物において、各成分を
混合する順序は任意であり、各成分を予め混合した水溶
液として用いるほかに、使用直前に各成分を混合して水
溶液として用いることもできる。これらの水溶液は一般
的には均一溶液として使用されるが、乳濁液や不均一な
状態でも使用できる。
を含有する水溶液である。該組成物において、各成分を
混合する順序は任意であり、各成分を予め混合した水溶
液として用いるほかに、使用直前に各成分を混合して水
溶液として用いることもできる。これらの水溶液は一般
的には均一溶液として使用されるが、乳濁液や不均一な
状態でも使用できる。
【0015】上記組成の剥離用組成物は、従来の無機系
剥離剤と比べてアルカリ成分の配合量が少ないために、
安全性が高く、しかも従来の剥離剤よりも良好な剥離力
を有し、短時間で塗膜を剥離することができる。更に、
使用する有機溶剤が低揮発性であるために、組成の変動
が少なく、作業環境の悪化も少ないという優れた特徴を
有する。
剥離剤と比べてアルカリ成分の配合量が少ないために、
安全性が高く、しかも従来の剥離剤よりも良好な剥離力
を有し、短時間で塗膜を剥離することができる。更に、
使用する有機溶剤が低揮発性であるために、組成の変動
が少なく、作業環境の悪化も少ないという優れた特徴を
有する。
【0016】本発明の剥離用組成物では、上記三成分に
加えて、更に、グリコールエーテル類を配合することに
よって、より剥離力を向上させることができる。グリコ
ールエーテル類としては、例えば、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエ−テル、2−(メトキシ
メトキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノ
ール、2−フェノキシエタノール等のエチレングリコー
ルエーテル類;ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル等のジエチレングリコールエ
ーテル類;トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテル等のトリエチレングリ
コールエーテル類;例えばプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロ
ピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレング
リコールエーテル類;ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノブチルエーテル等のジプロピ
レングリコールエーテル類;ブチレングリコールモノメ
チルエーテル、ブチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ブチレングリコールモノプロピルエーテル、ブチレ
ングリコールモノブチルエーテル等のブチレングリコー
ルエーテル類等を用いることができ、これらを一種単独
又は二種以上混合して配合することができる。これらの
内で、低揮発性であり、また、環境衛生上の観点からジ
エチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
加えて、更に、グリコールエーテル類を配合することに
よって、より剥離力を向上させることができる。グリコ
ールエーテル類としては、例えば、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエ−テル、2−(メトキシ
メトキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノ
ール、2−フェノキシエタノール等のエチレングリコー
ルエーテル類;ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル等のジエチレングリコールエ
ーテル類;トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテル等のトリエチレングリ
コールエーテル類;例えばプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロ
ピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレング
リコールエーテル類;ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノブチルエーテル等のジプロピ
レングリコールエーテル類;ブチレングリコールモノメ
チルエーテル、ブチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ブチレングリコールモノプロピルエーテル、ブチレ
ングリコールモノブチルエーテル等のブチレングリコー
ルエーテル類等を用いることができ、これらを一種単独
又は二種以上混合して配合することができる。これらの
内で、低揮発性であり、また、環境衛生上の観点からジ
エチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
【0017】グリコールエーテル類の配合量は、本発明
の組成物中に1〜30%程度とすることが好ましく、2
〜10%程度とすることがより好ましい。
の組成物中に1〜30%程度とすることが好ましく、2
〜10%程度とすることがより好ましい。
【0018】本発明の組成物には、更に必要に応じて、
従来の塗膜剥離用組成物に配合されている各種のキレー
ト剤、界面活性剤、防錆剤、粘度調節剤、着色剤等を適
宜添加することができる。
従来の塗膜剥離用組成物に配合されている各種のキレー
ト剤、界面活性剤、防錆剤、粘度調節剤、着色剤等を適
宜添加することができる。
【0019】本発明の組成物を用いて塗膜を剥離するに
は、剥離対象とする塗膜に本発明組成物を接触させた
後、塗膜が自然に剥離するか、或いは、ブラッシング等
によって、簡単に剥離除去できる状態になるまで放置す
ればよい。本発明組成物を塗膜に接触させる方法につい
ては特に限定はなく、通常、浸漬、塗布、スプレー、シ
ャワー等の方法によって、剥離対象とする塗膜に本発明
組成物を接触させればよい。処理条件としては、大気中
で、常温乃至加熱下で接触させれば良く、加熱すること
によって剥離を促進させることができる。加熱温度は、
本発明組成物の沸点以下の温度とすれば良く、通常は、
95℃程度以下の温度とすればよい。接触時間は、各成
分の濃度、処理温度、塗膜の厚さ、種類、履歴、塗装方
法等により一様ではないが、通常、10分間〜2時間程
度とすればよい。剥離時間をより短縮するには、撹拌等
の方法で本発明組成物を物理的に移動させるか、被剥離
物を該組成物中で揺動すればよい。
は、剥離対象とする塗膜に本発明組成物を接触させた
後、塗膜が自然に剥離するか、或いは、ブラッシング等
によって、簡単に剥離除去できる状態になるまで放置す
ればよい。本発明組成物を塗膜に接触させる方法につい
ては特に限定はなく、通常、浸漬、塗布、スプレー、シ
ャワー等の方法によって、剥離対象とする塗膜に本発明
組成物を接触させればよい。処理条件としては、大気中
で、常温乃至加熱下で接触させれば良く、加熱すること
によって剥離を促進させることができる。加熱温度は、
本発明組成物の沸点以下の温度とすれば良く、通常は、
95℃程度以下の温度とすればよい。接触時間は、各成
分の濃度、処理温度、塗膜の厚さ、種類、履歴、塗装方
法等により一様ではないが、通常、10分間〜2時間程
度とすればよい。剥離時間をより短縮するには、撹拌等
の方法で本発明組成物を物理的に移動させるか、被剥離
物を該組成物中で揺動すればよい。
【0020】上記した各種方法で本発明組成物を塗膜に
接触させて放置することにより、塗膜の種類に応じて、
溶解、膨潤、劣化等の現象が生じて、塗膜が自然に剥離
するか、或いはブラッシング等によって簡単に剥離除去
できる状態となる。
接触させて放置することにより、塗膜の種類に応じて、
溶解、膨潤、劣化等の現象が生じて、塗膜が自然に剥離
するか、或いはブラッシング等によって簡単に剥離除去
できる状態となる。
【0021】次いで、必要に応じて、ブラッシング等に
よって塗膜を除去した後、水洗などによって洗浄すれば
よい。
よって塗膜を除去した後、水洗などによって洗浄すれば
よい。
【0022】本発明組成物による剥離対象となる塗膜の
種類は、特に限定的ではなく、例えば、アクリル塗料、
エポキシ塗料、ポリエステル塗料、メラミン塗料、ウレ
タン塗料、アルキッド塗料、尿素塗料、ケイ素樹脂塗
料、ラッカー塗料等及びこれらの混合物からなる塗料等
の通常広く用いられている各種塗料から形成された塗膜
を処理対象とすることができる。又、プライマーやプラ
ズマ処理した塗膜でもよく、複数の塗膜を重ねた塗膜で
もよい。更に、塗膜にはアルミニウム、亜鉛、すず、そ
の他の金属等が含まれていてもよく、剥離の際にアルミ
ニウム、亜鉛などの金属は剥離剤中のアルカリ金属水酸
化物と反応するので、これらを除去するための方法とし
ても使用できる。
種類は、特に限定的ではなく、例えば、アクリル塗料、
エポキシ塗料、ポリエステル塗料、メラミン塗料、ウレ
タン塗料、アルキッド塗料、尿素塗料、ケイ素樹脂塗
料、ラッカー塗料等及びこれらの混合物からなる塗料等
の通常広く用いられている各種塗料から形成された塗膜
を処理対象とすることができる。又、プライマーやプラ
ズマ処理した塗膜でもよく、複数の塗膜を重ねた塗膜で
もよい。更に、塗膜にはアルミニウム、亜鉛、すず、そ
の他の金属等が含まれていてもよく、剥離の際にアルミ
ニウム、亜鉛などの金属は剥離剤中のアルカリ金属水酸
化物と反応するので、これらを除去するための方法とし
ても使用できる。
【0023】被剥離物の種類については特に限定はな
く、例えば、電子、時計などの精密部品、電気製品、自
動車部品、飛行機部品、高分子部品等の各種分野の材料
を対象物とすることができる。更に、塗装時に使用する
治具類、ハンガー、網、スノコ、マスキング治具等の塗
装用具も処理対象とすることができる。また、素材の材
質についても特に限定はなく、各種金属、プラスチック
ス、セラミックス、木材等を素材とするものを処理対象
物とすることができるが、塗膜の剥離処理の条件下で腐
食や変質を生じるものは避けなければならない。
く、例えば、電子、時計などの精密部品、電気製品、自
動車部品、飛行機部品、高分子部品等の各種分野の材料
を対象物とすることができる。更に、塗装時に使用する
治具類、ハンガー、網、スノコ、マスキング治具等の塗
装用具も処理対象とすることができる。また、素材の材
質についても特に限定はなく、各種金属、プラスチック
ス、セラミックス、木材等を素材とするものを処理対象
物とすることができるが、塗膜の剥離処理の条件下で腐
食や変質を生じるものは避けなければならない。
【0024】
【発明の効果】本発明の塗膜剥離用組成物は、非常に優
れた塗膜剥離作用を有するものであり、従来の剥離剤を
使用する場合と比べて短時間で塗膜を剥離することがで
きる。しかも、従来の無機系剥離剤よりもアルカリ金属
水酸化物を低濃度とすることができるので、安全性も良
好である。更に、使用する有機溶剤の揮発性が低いため
に、組成の変動が少なく剥離性能を長期間維持すること
ができ、作業環境を悪化させることも少ない。
れた塗膜剥離作用を有するものであり、従来の剥離剤を
使用する場合と比べて短時間で塗膜を剥離することがで
きる。しかも、従来の無機系剥離剤よりもアルカリ金属
水酸化物を低濃度とすることができるので、安全性も良
好である。更に、使用する有機溶剤の揮発性が低いため
に、組成の変動が少なく剥離性能を長期間維持すること
ができ、作業環境を悪化させることも少ない。
【0025】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に
説明する。
説明する。
【0026】実施例1 下記の各処方に従って、各成分を水に溶解することによ
って各剥離用組成物を調製した。
って各剥離用組成物を調製した。
【0027】本発明品1 フレーク状苛性カリ 24.0% ベンジルアルコール 5.0% プロピレングリコール 23.0% 第一リン酸ソーダ(防錆剤) 1.0% グルコン酸ソーダ(キレート剤、防錆剤) 1.5% 炭酸ソーダ(防錆剤) 1.0% 非イオン系界面活性剤 0.1% 水 44.4% 本発明品2 フレ−ク状苛性カリ 24.0% ジエチレングリコ−ルモノブチルエーテル 2.5% ベンジルアルコール 2.5% プロピレングリコール 23.0% 第一リン酸ソーダ(防錆剤) 1.0% グルコン酸ソーダ(キレート剤、防錆剤) 1.5% 炭酸ソーダ(防錆剤) 1.0% 非イオン系界面活性剤 0.1% 水 44.4% 比較品1 フレーク状苛性カリ 24.0% ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5.7% 第一リン酸ソーダ(防錆剤) 1.0% グルコン酸ソーダ(キレート剤、防錆剤) 1.5% 炭酸ソーダ(防錆剤) 1.0% 非イオン系界面活性剤 0.1% 水 66.7% 比較品2 フレーク状苛性カリ 24.0% ベンジルアルコール 5.0% 第一リン酸ソーダ(防錆剤) 1.0% グルコン酸ソーダ(キレート剤、防錆剤) 1.5% 炭酸ソーダ(防錆剤) 1.0% 非イオン系界面活性剤 0.1% 水 67.4% 比較品3 フレーク状苛性カリ 24.0% プロピレングリコール 23.0% 第一リン酸ソーダ(防錆剤) 1.0% グルコン酸ソーダ(キレート剤、防錆剤) 1.5% 炭酸ソーダ(防錆剤) 1.0% 非イオン系界面活性剤 0.1% 水 49.4% 比較品4 フレーク状荷性カリ 24.0% ジエチレングリコールモノブチルエーテル 2.5% ベンジルアルコール 2.5% 第一リン酸ソーダ(防錆剤) 1.0% グルコン酸ソーダ(キレート剤、防錆剤) 1.5% 炭酸ソーダ(防錆剤) 1.0% 非イオン系界面活性剤 0.1% 水 67.4% 試験片として、鉄板上にエポキシ樹脂を180℃で焼付
けて60μm厚の塗膜を形成した試料(試験片1)、及
び鉄板上にエポキシ−メラミン樹脂を160℃で焼付け
て120μm厚の塗膜を形成した試料(試験片2)を用
い、液温70℃に保持した上記各剥離用組成物中に試験
片を浸漬し、5分毎に試験片の塗膜の状態を目視で観察
した。下記表1に塗膜が剥離するまでの時間を示す。
けて60μm厚の塗膜を形成した試料(試験片1)、及
び鉄板上にエポキシ−メラミン樹脂を160℃で焼付け
て120μm厚の塗膜を形成した試料(試験片2)を用
い、液温70℃に保持した上記各剥離用組成物中に試験
片を浸漬し、5分毎に試験片の塗膜の状態を目視で観察
した。下記表1に塗膜が剥離するまでの時間を示す。
【0028】 表1 剥離用組成物 塗膜が剥離するまでの時間 試験片1 試験片2 本発明品1 15分 20分 本発明品2 14分 18分 比較品1 60分後変化無し 60分後変化無し 比較品2 60分後変化無し 60分後変化無し 比較品3 60分後変化無し 60分後変化無し 比較品4 60分後変化無し 60分後変化無し 以上の結果から明らかなように、本発明品1及び2の剥
離剤を用いた場合には、試験片1では14〜15分経過
後、試験片2では18〜20分経過後に塗膜が剥離した
のに対して、比較品1〜4の各剥離剤を用いた場合に
は、60分間経過後にも、塗膜の剥離は生じなかった。
この結果から明らかなように、本発明の塗膜剥離用組成
物は、従来の剥離剤と比べて優れた剥離性能を有するも
のである。
離剤を用いた場合には、試験片1では14〜15分経過
後、試験片2では18〜20分経過後に塗膜が剥離した
のに対して、比較品1〜4の各剥離剤を用いた場合に
は、60分間経過後にも、塗膜の剥離は生じなかった。
この結果から明らかなように、本発明の塗膜剥離用組成
物は、従来の剥離剤と比べて優れた剥離性能を有するも
のである。
Claims (3)
- 【請求項1】芳香族アルコール類、グリコール類、及び
アルカリ金属水酸化物を含有する水溶液からなる塗膜剥
離用組成物。 - 【請求項2】更に、グリコールエーテル類を含有する請
求項1に記載の塗膜剥離用組成物。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の塗膜剥離用組成物
を塗膜に接触させることを特徴とする塗膜剥離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10164797A JPH10292138A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 塗膜剥離用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10164797A JPH10292138A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 塗膜剥離用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292138A true JPH10292138A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14306180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10164797A Pending JPH10292138A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 塗膜剥離用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10292138A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020055281A (ko) * | 2000-12-28 | 2002-07-08 | 이계안 | 알코올 용제를 이용한 열경화성 도막박리법 |
| KR100401724B1 (ko) * | 2000-12-05 | 2003-10-17 | 기아자동차주식회사 | 이소프로필알코올을 이용한 열경화성 도막의 박리방법 |
| JP2009203403A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Yokohama Yushi Kogyo Kk | 塗膜用水系剥離剤および塗膜剥離方法 |
| KR101414757B1 (ko) * | 2012-01-12 | 2014-07-04 | 주식회사 태성산업 | 열경화성 도막 박리용 조성물 |
| CN106497213A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-03-15 | 粟飞 | 一种碱性脱漆剂 |
| WO2022190871A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | Dic株式会社 | インキ剥離方法、該インキ剥離方法に使用するインキ剥離剤、及びこれらを利用したプラスチック基材回収方法 |
| WO2022190872A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | Dic株式会社 | プラスチックフィルム層を有する積層体の分離回収方法、及び当該方法により回収したプラスチック破砕物を用いた再生プラスチックペレットの製造方法 |
-
1997
- 1997-04-18 JP JP10164797A patent/JPH10292138A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100401724B1 (ko) * | 2000-12-05 | 2003-10-17 | 기아자동차주식회사 | 이소프로필알코올을 이용한 열경화성 도막의 박리방법 |
| KR20020055281A (ko) * | 2000-12-28 | 2002-07-08 | 이계안 | 알코올 용제를 이용한 열경화성 도막박리법 |
| JP2009203403A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Yokohama Yushi Kogyo Kk | 塗膜用水系剥離剤および塗膜剥離方法 |
| KR101414757B1 (ko) * | 2012-01-12 | 2014-07-04 | 주식회사 태성산업 | 열경화성 도막 박리용 조성물 |
| CN106497213A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-03-15 | 粟飞 | 一种碱性脱漆剂 |
| WO2022190871A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | Dic株式会社 | インキ剥離方法、該インキ剥離方法に使用するインキ剥離剤、及びこれらを利用したプラスチック基材回収方法 |
| WO2022190872A1 (ja) * | 2021-03-11 | 2022-09-15 | Dic株式会社 | プラスチックフィルム層を有する積層体の分離回収方法、及び当該方法により回収したプラスチック破砕物を用いた再生プラスチックペレットの製造方法 |
| JP7211568B1 (ja) * | 2021-03-11 | 2023-01-24 | Dic株式会社 | インキ剥離方法、該インキ剥離方法に使用するインキ剥離剤、及びこれらを利用したプラスチック基材回収方法 |
| US12503613B2 (en) | 2021-03-11 | 2025-12-23 | Dic Corporation | Deinking method, deinking agent for use in said deinking method, and plastic substrate recovery method using same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0355763B1 (en) | Water-based coating removers | |
| US4812255A (en) | Paint removing compositions | |
| JP4554813B2 (ja) | 水性剥離及び清浄用組成物 | |
| US5565136A (en) | Water based wood stripping compositions | |
| US5098594A (en) | Carbonate/diester based solvent | |
| US5721204A (en) | Paint stripping composition | |
| US5035829A (en) | Paint removing compositions | |
| JPH07325404A (ja) | ヒドロキシルアミンとアルカノールアミンとを含む 水性の剥離用組成物及びその使用方法 | |
| US4619706A (en) | Method for stripping organic coatings from substrates | |
| JP3273555B2 (ja) | ペイント、ワニスまたはラッカー用剥離組成物 | |
| CA2130178A1 (en) | Aqueous stripping composition containing a peroxide and butyrolactone, ethylene carbonate or a water soluble ester | |
| JPH0757850B2 (ja) | ペイント剥離促進組成物 | |
| US4366002A (en) | Non-volatile hot stripper | |
| US8574370B2 (en) | Use of alkane sulphonic acid for rust removal | |
| JPH1053734A (ja) | 非プロトン性極性溶媒とエーテルと水とをベースにした剥離用組成物 | |
| JPH051840B2 (ja) | ||
| JPH10292138A (ja) | 塗膜剥離用組成物 | |
| US3391084A (en) | Organic stripper, radiation decontaminant, passivator and rust remover | |
| JPH1121482A (ja) | 塗膜剥離剤組成物 | |
| CN111892840A (zh) | 一种水基型脱漆剂及其制备方法和应用 | |
| US5073287A (en) | Coating remover and paint stripper containing N-methyl-2-pyrrolidone, methanol, and sodium methoxide | |
| CA2432742A1 (en) | Flushing solutions for coatings removal | |
| DK169079B1 (da) | I det væsentlige vandfrit middel til aflakering af emner af let korroderbare materialer, hvilket middel indeholder N-methyl-pyrrolidon, kaliumhydroxyd og en alkohol med 2-3 karbonatomer samt fremgangsmåde til dets fremstilling og anvendelse af dette | |
| EP0891399B1 (en) | Neutral removers of paint from essentially metallic surfaces | |
| CA1320675C (en) | Paint stripping composition containing five membered ring lactone |