JPH08241768A - 電子機器用同軸型ピンジャック及びピンプラグ - Google Patents

電子機器用同軸型ピンジャック及びピンプラグ

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JPH08241768A
JPH08241768A JP7074400A JP7440095A JPH08241768A JP H08241768 A JPH08241768 A JP H08241768A JP 7074400 A JP7074400 A JP 7074400A JP 7440095 A JP7440095 A JP 7440095A JP H08241768 A JPH08241768 A JP H08241768A
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JP
Japan
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pin
jack
plug
sleeve
socket
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JP7074400A
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Takateru Ogura
宝耀 小倉
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OTO KK
Original Assignee
OTO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器の電源をオンさせた状態でピンプラグを
抜き差しした場合でもノイズの発生しない電子機器用同
軸型ピンジャック及びピンプラグを提供する。 【構成】 ピンジャック2は、中央の信号用のピンソケ
ット21の周囲にジャック絶縁材22を介して同心状に
設けられたアース用のジャックスリーブ23とよりな
り、差し込まれるピンプラグ1側に向けてジャックスリ
ーブ23を付勢するコイルスプリング27を有する。ピ
ンプラグ1が差し込まれる際、プラグスリーブ13がジ
ャックスリーブ23に最初に接触してアース線が最初に
短絡する。その後、ピン11がピンソケット21に嵌入
して信号線が短絡する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、音響用や映像用等
の電子機器に使用される同軸型ピンジャック及びピンプ
ラグに関する。
【0002】
【従来の技術】音響用や映像用等の電子機器に使用され
る同軸型ピンジャック及びピンプラグには、社団法人日
本電子機械工業会が定めた規格が存在する(例えば、E
IAJRC−5231)。図4は、この規格に従った従
来のピンジャック及びピンプラグの一例を示す斜視部分
断面図である。
【0003】まず、ピンプラグ1は、中央に設けられた
信号用のピン11と、そのピン11の周囲にプラグ絶縁
材12を介して同心状に設けられたアース用のプラグス
リーブ13とから主に構成されている。ピン11は、直
径3.25mm程度の丸棒状であり、その周囲に円筒状
のプラグ絶縁材12がピン11の軸と同心状に配置され
ている。そしてそのプラグ絶縁材12の周囲に円筒状の
プラグスリーブ13が同様に同心状に配置されている。
プラグスリーブの内径は、8.2mm程度である。ま
た、プラグスリーブ13の周囲はプラスチック又はゴム
等よりなるカバーで覆われているが、プラグスリーブ1
3の先端部は図4に示すように露出している。また、ピ
ン11は、プラグスリーブ13の先端縁より突出してい
る。
【0004】このようなピンプラグ1は、中心が信号線
でその周囲に絶縁材を介して設けたメッシュ状のアース
線よりなる同軸ケーブル等のケーブルの先端に固定され
ている。上記ピン11及びプラグスリーブ13には、信
号線及びアース線を接続する不図示のピン端子及びスリ
ーブ端子が設けられており、ハンダ付け等の方法により
それぞれ接続されている。
【0005】一方、上記ピンプラグ1が接続されるピン
ジャック2は、中央に設けられた信号用のピンソケット
21と、そのピンソケット21の周囲にジャック絶縁材
22を介して同心状に設けられたアース用のジャックス
リーブ23とより主に構成されている。ピンソケット2
1は、上記ピンプラグ1のピン11が嵌入可能な有底筒
状の形状であり、先端の開口をピン11が進入する側に
向けた姿勢で配置されている。ピンソケット21の底部
には、ピンソケット21に配線するための端子棒24が
設けられて、先端開口とは反対側に突出している。
【0006】ピンソケット21の周囲には、ほぼ円筒状
のジャック絶縁材22が同心状に配置されている。ジャ
ック絶縁材22はピンソケット21よりも長く、ピンソ
ケット21はジャック絶縁材22のピン進入の向きの前
方よりに配置されている。ジャック絶縁材22の周囲に
は、ほぼ円筒状のジャックスリーブ23が同様に同心状
に配置されている。このジャックスリーブ23は、円筒
の肉厚部に円周状のスリットを形成した形状であり、そ
のスリットの開口をピンプラグ1が進入する側に向けた
状態となっている。ジャックスリーブ23は、スリット
の開口とは反対側に延びるようにして筒状の端子片25
が延設されている。ジャックスリーブ23の周囲には外
カバー26が配置されており、その外カバー26には、
ピン11の進入方向に垂直に設けたつば板27が設けら
れている。このつば板27は、電子機器のケース等に固
定するためのものである。尚、ピンソケット21の端子
棒24及びジャックスリーブ23の端子片25には、信
号線及びアース線がそれぞれ接続される。
【0007】上記構成に係る従来のピンプラグ1とピン
ジャック2とを結合させる場合、ピンプラグ1のピン1
1をピンジャック2のジャック絶縁材22に差し込み、
ピンプラグ1全体をピンジャック2に押し込むようにす
る。すると、まず最初にピン11がピンソケット21に
嵌入して信号線が短絡する。さらにピンプラグ1を押し
込むと、次にプラグスリーブ13の先端がジャックスリ
ーブ23に接触して嵌入する。これによってアース線が
短絡する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記説明の通り、従来
の電子機器用同軸型ピンジャック及びピンプラグでは、
まず信号線の短絡がされてからアース線が短絡される。
ピンプラグを抜くときはこの逆であって、アース線が開
放されてから信号線が開放される。このことは、信号線
が短絡されたり開放されたりする際には、いつもアース
線が開放されていることを意味する。このため、従来の
ピンジャック及びピンプラグでは、機器の電源をオンさ
せた状態でピンプラグの抜き差しを行った場合、ノイズ
が発生することが頻繁にあった。本願の発明は、かかる
課題を解決するためになされたものであり、機器の電源
をオンさせた状態でピンプラグを抜き差しした場合でも
ノイズの発生しないピンジャック及びピンプラグを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1記載の発明は、中央に設けられた信
号用のピンソケットと、そのピンソケットの周囲に絶縁
材を介して同心状に設けられたアース用のジャックスリ
ーブとよりなる電子機器用同軸型ピンジャックにおい
て、ピンジャックに差し込まれるピンプラグ側に向けて
ジャックスリーブを付勢するバネ部材を有し、ジャック
スリーブの先端面は、このピンジャックにピンプラグが
差し込まれる際にピンプラグのプラグスリーブが最初に
接触する位置に位置し、プラグスリーブがジャックスリ
ーブに接触した後、前記バネ部材の付勢に逆らってピン
プラグのピンがピンソケットに接触してピンプラグとピ
ンジャックが結合する構造であり、前記バネ部材の付勢
は、このピンプラグとピンジャックとの結合を解かない
程度の大きさに設定されているという構成を有する。同
様に上記目的を達成するため、請求項2に記載の発明
は、中央に設けられた信号用のピンと、そのピンの周囲
に絶縁材を介して同心状に設けられたアース用のプラグ
スリーブとよりなる電子機器用同軸型ピンプラグにおい
て、ピンプラグを差し込むピンジャック側に向けてプラ
グスリーブを付勢するバネ部材を有し、プラグスリーブ
の先端面は、このピンプラグがピンジャックに差し込ま
れる際にピンジャックのジャックスリーブが最初に接触
する位置に位置し、プラグスリーブがジャックスリーブ
に接触した後、前記バネ部材の付勢に逆らってピンプラ
グのピンがピンソケットに接触してピンプラグとピンジ
ャックが結合する構造であり、前記バネ部材の付勢は、
このピンプラグとピンジャックとの結合を解かない程度
の大きさに設定されているまた同様に上記目的を達成す
るため、請求項3に記載の発明は、請求項1の構成にお
いて、ピンプラグとの結合を補強する補強機構を設けた
という構成を有する。また同様に上記目的を達成するた
め、請求項4に記載の発明は、請求項2の構成におい
て、ピンジャックとの結合を補強する補強機構を設けた
という構成を有する。
【0010】
【実施例】以下、本願発明の実施例を説明する。図1
は、本願発明のピンジャック及びピンプラグの実施例を
説明する一部断面概略図である。
【0011】まず、ピンプラグ1から説明する。図1の
ピンプラグ1は、プラグ本体10にプラグ絶縁材12を
介してピン11とプラグスリーブ13とを同心状に設け
た構成になっている。プラグ本体10は、先端に蓋部分
を有するほぼ円筒状の形状であり、のその先端の蓋部分
には直径6mm程度の円形の開口を設けている。そし
て、この円形の開口に円筒状のプラグ絶縁材12が同心
状に嵌め込められて設けられている。このプラグ絶縁材
12の内径は上記ピン11の外径に適合した寸法になっ
ており、ピン11は、プラグ絶縁材12の内部に嵌め込
まれて貫通し、プラグ本体10の先端から突出した状態
となっている。尚、ピン11の後端は、プラグ本体10
の内部に位置している。ピン11及びプラグ本体の材質
は例えば銅合金であり、表面に金メッキ等の処理が施さ
れている。プラグ絶縁材12の材質は、例えばフッ素樹
脂等である。
【0012】一方、プラグ本体10の先端面には、ほぼ
円筒状のプラグスリーブ13が上記ピン11の突出方向
に向けて立てて設けられている。プラグスリーブ13の
中心軸はピン11の中心軸に一致し、ピン11とプラグ
スリーブ13は同心状になっている。図1に示すよう
に、プラグスリーブ13は、軸方向に長い細いスリット
状の切り込み14が設けられている。この切り込み14
は、周方向に均等に例えば6個程度設けられている。ま
た、図1に示すように、プラグスリーブ13は、先端側
の部分は徐々に径が細くなる形状になっている。尚、ピ
ン11の先端は、プラグスリーブ13の先端より若干突
出している。また、プラグスリーブ13も同様に表面に
金メッキを施した銅合金等がより形成される。このよう
なプラグ本体10及びその先端面に設けたプラグスリー
ブ13の周囲には、ほぼ円筒状の固定用スリーブ15が
配置されている。この固定用スリーブ15は、ピンジャ
ック2との結合を補強する補強機構として設けられたも
のであり、その先端部分は図1に示すように内側に傾斜
して徐々に径が小さくなっている。尚、この先端部分の
内側への傾斜は、プラグスリーブ13の先端部分の傾斜
よりも角度の少し大きな傾斜になっている。また、固定
用スリーブ15の後端部分の内面には、ネジ切り部15
1が形成されている。この固定用スリーブ15は、プラ
グ本体10及びプラグスリーブ13の周囲で軸方向及び
周方向に遊動するようになっている。
【0013】一方プラグ本体10の後端部分の周面に
は、ネジ切り部101が形成されている。このネジ切り
部101は、固定用スリーブ15のネジ切り部151を
ネジ結合させて固定用スリーブ15をプラグ本体10に
固定するためのものである。尚、ケーブルとの接続構造
について説明すると、まずプラグ本体10は先端側の約
半分が半円筒状に切り欠かれており、上記ピン11の後
端が露出している。ケーブルの信号線は、このピン11
の後端にハンダ付け等の方法により接続される。また、
このピン11の後端よりも後ろ側の位置には、アース線
の接続用の端子片16が設けられている。この端子片1
6は、図1から明かではないが、半円筒状に切り欠かれ
た部分の縁から円弧状に延びるように形成されたもので
あり、中心軸付近を通る信号線に接触しないようアース
線をハンダ付けできるようになっている。尚、プラグ本
体10の後端は開口になっており、その開口からケーブ
ルを挿入して上記接続を行う。
【0014】以上でピンプラグ1の説明を終了し、次に
ピンジャック2の構成について次に説明する。ピンジャ
ック2は、ジャック本体20にジャック絶縁材22を介
してピンソケット21とジャックスリーブ23とを同心
状に設けた構成になっている。ジャック本体20は、内
径6.5mm、外径8mm程度のほぼ円筒状の形状であ
り、ピンプラグ1が入ってくる側(以下、先端側)とは
反対側(以下、後端側)よりの位置にリング状のつば部
24を有している。ジャック絶縁材22は、ジャック本
体20の内径に適合した外径を有し、ジャック本体20
の内部に嵌め込められて設けられている。ジャック本体
20の材質は、ピン11等と同様、表面に金メッキを施
した銅合金等である。尚、ジャック本体20の後端に
は、短い円筒状の端子片25が設けられている。
【0015】ジャック絶縁材22は、後端側の半分の内
径が少し大きくなっており、この位置にピンソケット2
1が配置されている。図1に示す通り、ピンソケット2
1は先端側にいくほど徐々に径が大きくなるほぼ円筒状
の形状のものであり、先端側が開口であり後端側に底部
が形成されている。尚、図1からは明かではないが、ピ
ンソケット21は、先端縁から後端側に向けて延びる細
いスリット状の切り込みが周方向に沿って均等に設けら
れている。このようなピンソケット21の底部の裏面に
は、端子棒26が設けられて軸方向に延びている。ジャ
ック絶縁材22の後端には、上記端子棒26の外径に適
合した寸法の孔が設けられており、端子棒26はこの孔
に嵌め込んで貫通させた状態になっている。
【0016】このようなジャック絶縁材22の周囲に
は、ほぼ円筒状のジャックスリーブ23が配置されてい
る。ジャックスリーブ23の内径は、ジャック絶縁材2
2の外径よりも僅かに大きい。また、ジャックスリーブ
23の長さは、ジャック絶縁材22の長さより若干短
い。このようなジャックスリーブ23の後端には、図1
に示すようにバネ部材としてのコイルスプリング27が
配置されている。このコイルスプリング27のコイルの
後端は、前記ジャック本体20のつば部24に接してお
り、つば部24とジャックスリーブ23の間にコイルス
プリング27は位置している。前述の通りジャックスリ
ーブ23よりも若干長さが短いが、コイルスプリング2
7があるため、ジャックスリーブ23の先端はジャック
絶縁材22の先端よりも少し突出している。尚、ジャッ
クスリーブ23の材質も同様に、表面に金メッキを施し
た銅合金等である。
【0017】上記のような構成のピンジャック2は、ジ
ャックスリーブ23よりも大きな径のジャックカバー2
8に収納されている。ジャックカバー28は、有底筒状
の形状であり、ピンプラグ1が進入する側に開口を向け
て配置される。ジャックカバー28の底部には、ジャッ
ク本体20を固定するための取付孔が設けられており、
この取付孔に嵌め込むようにしてジャック本体20はジ
ャックカバーに取り付けられている。尚、ジャックカバ
ー28の先端の開口の周縁には、カバーつば部281が
形成されており、このカバーつば部281を電子機器の
ケース3等に固定することによりピンジャック2全体を
取り付けるようにする。
【0018】上記構成に係る本実施例のピンジャック2
及びピンプラグ1の作用について、以下の通り説明す
る。図1のプラグ本体10を持ってピンプラグ1全体を
ピンジャック2に押し当てる。すると、まず最初にプラ
グスリーブ13の先端がジャックスリーブ23の先端に
接触する。さらにピンプラグ1を押し込むと、コイルス
プリング27の付勢に逆らってプラグスリーブ13がジ
ャックスリーブ23を押し込み、プラグスリーブ13
は、ジャックスリーブ23とジャック本体20との間に
差し込まれるようにして嵌合する。さらにピンプラグ1
を押し込むと、ピン11の先端がピンソケット21の内
部に達した状態となり、ピンソケット21を少し押し広
げながら、ピン11がピンソケット21に嵌入される。
さらにピンプラグ1を押し込むと、ピン11がピンソケ
ット21に完全に嵌入し、このプラグスリーブ13の内
側に傾斜した先端部がジャックスリーブ23とジャック
本体20との間に完全に嵌合した状態となり、コイルス
プリング27は最も縮んだ状態となる。この状態ではコ
イルスプリング27の付勢の力は最も強くなるが、この
状態でもピンプラグ1とピンジャック2との結合を解か
ない状態の大きさにコイルスプリング27の付勢の強さ
が設定されている。
【0019】この状態でピンプラグ1の差し込みは完了
するが、ピンプラグ1とピンジャック2との結合を補強
するため、ピンプラグ1に設けた固定用スリーブ15を
ネジ止めする。即ち、固定用スリーブ15をピンプラグ
1の後端側に押し下げていき、固定用スリーブ15の内
面のネジ切り部151をプラグ本体10の周面のネジ切
り部101にネジ込んでネジ止めする。この際、固定用
スリーブ15の先端部分の内側への傾斜は、プラグスリ
ーブ13の先端部分の傾斜よりも少し角度が大きくなっ
ているので、固定用スリーブ15の先端部分はプラグス
リーブ13の先端部分を内側に圧縮するよう力を加え
る。前述の通り、プラグスリーブ13には、軸方向に長
い細いスリット状の切り込み14が周方向に均等に設け
られているので、上記固定用スリーブ15の圧縮によっ
て内側にかしめられた状態となり、プラグスリーブ13
はジャック本体20の側面にしっかりと押し付けられた
状態となる。
【0020】次に、ピンプラグ1をピンジャック2から
引き抜く場合について説明する。まず、ピンプラグ1の
固定用スリーブ15を回してプラグ本体10とのネジ結
合を解き、ピンプラグ本体10を手前側に引き抜く。す
ると、まずピン11が後退してピンソケット21から抜
け出て、ジャック絶縁材22の先端部分の内側に位置す
る。この状態では、プラグスリーブ13は、ジャックス
リーブ23とジャック本体20の間に未だ差し込まれた
状態であり、アース線は短絡した状態である。さらにピ
ンプラグ1を引き抜くと、プラグスリーブ13がジャッ
クスリーブ23とジャック本体20の間から抜け出て、
アース線が開放される。尚、ジャックスリーブ23は、
ピンプラグ1の後退に従ってコイルスプリング27の付
勢により前進し、ピンプラグ1を完全に引き抜いた際に
はピンプラグ1が差し込まれる前の当初の位置に復帰す
る。
【0021】上記作用の説明から分かる通り、本実施例
のピンプラグ1及びピンジャック2によれば、ピンプラ
グ1をピンジャック2に差し込む際にはアース線が先に
短絡してから信号線が短絡する。そして、ピンプラグ1
をピンジャック2から引き抜く際には信号線が開放され
てからアース線が開放される。つまり、信号線の短絡や
開放の際にはアース線はいつも短絡しており、従って、
信号線の短絡や開放によって生ずるノイズが除去される
ようになっている。
【0022】上記構成に係る本実施例は、ピンジャック
2の側にバネ部材としてのコイルスプリング27が設け
られているので、その意味で請求項1の発明に対応した
実施例である。また、補強機構としての固定用スリーブ
15がピンプラグ1の方に設けられているので、その意
味では請求項4に対応した実施例である。それでは次
に、請求項2の発明に対応した実施例について説明す
る。図2は、請求項2に対応した実施例を説明する断面
概略図であり、バネ部材を備えたピンプラグ1の断面概
略を示したものである。
【0023】図2に示すように、この実施例では、プラ
グスリーブ13の後端とプラグ本体の先端との間に介在
させるようにしてコイルスプリング17よりなるバネ部
材が配置されている。また、コイルスプリング17の内
側には、プラグスリーブ13の前後動をガイドする円筒
状の補助枠18が固定されている。尚、コイルスプリン
グ17を使用しているため、図4に示す従来のものと異
なり、プラグスリーブ13の先端はピン11の先端より
も前方に突出している。このようなピンプラグ1を例え
ば従来の図4に示すようなピンジャック2に差し込む
と、やはり最初にプラグスリーブ13がジャックスリー
ブ23に接触し、コイルスプリング17の付勢に逆らい
ながらプラグスリーブ13がジャックスリーブ23に嵌
め込まれる。そして、その後ピン11がピンソケット2
1に嵌入される。引き抜く場合も同様であり、最初にピ
ン11がピンソケット21から抜け出て、その後プラグ
スリーブ13がジャックスリーブ23から引き抜かれ
る。従って、図1に示す場合と同様に、信号線の短絡や
開放の際に発生するノイズが除去される。
【0024】次に、ピンジャック2の側に補強機構を設
けた請求項3の発明に対応した実施例について説明す
る。図3は、請求項3に対応した実施例を説明する断面
概略図である。この実施例のピンジャック2は、ジャッ
クスリーブ23の周囲に固定用スリーブ29を設けてい
る。この固定用スリーブ29は、図1の固定用スリーブ
15と同様に先端部分が内側に折れ曲がって傾斜してい
る。そして、固定用スリーブ29の後端部分の内面には
ネジ切り部291が形成され、対応するジャック本体2
0の周面にもネジ切り部201が形成されている。一
方、このようなピンジャック2に差し込まれるピンプラ
グ1は、図3に示すように先端部分が外側に折れて徐々
に径が大きくなるような形状のプラグスリーブ13を有
している。また、この図3に示すプラグスリーブ13も
図1のプラグスリーブ13と同様、軸方向に長いスリッ
ト状の切り込みが周方向に均等に設けられている。この
ような構成のピンプラグ1を図3のピンジャック2に差
し込み、ピン11をピンソケット21の内部に完全に嵌
入させた後、固定用スリーブ29を後退させてジャック
本体20にネジ込むと、固定用スリーブ29の内側に折
れ曲がった先端部分は、プラグスリーブ13の先端部分
を内側に圧縮してジャック本体20に押し付けながら係
止した状態となり、ピンプラグ1とピンジャック2との
結合強度が補強された状態となる。
【0025】以上の説明では、バネ部材としてコイルス
プリング27,17を採用したが、これに限られるもの
ではなく、板バネなどの他のバネ部材も採用することが
できる。また、バネ部材は個体の弾性力を使用するもの
に限らず、エアクッション等の流体を使用したものも採
用することができる。また、補強機構として、プラグス
リーブ13を圧縮してジャック本体20に押し付ける機
構を採用したが、これに限られるものではなく、ピンプ
ラグ1に設けたカバーをピンジャック2の本体に設けた
固定用のネジ部にネジ込んで固定したり、専用のビスで
固定する構造等も採用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1の
ピンジャック又は請求項2のピンプラグによれば、信号
線が短絡又は開放される際にはアース線が常に短絡した
状態になるので、ノイズのないピンプラグの抜き差しが
可能になる。また、請求項3のピンジャック又は請求項
4のピンプラグによれば、上記請求項1又は2の発明の
効果に加え、ピンプラグとピンジャックとの結合が補強
されるので、ピンプラグが抜けにくくなるという効果が
得られる。特に、本願発明はバネ部材の付勢に逆らって
ピンプラグをピンジャックに結合させるので、このよう
な補強機構が採用されていることは特段の作用効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のピンジャック及びピンプラグの実施
例を説明する一部断面概略図である。
【図2】請求項2に対応した実施例を説明する断面概略
図である。
【図3】請求項3に対応した実施例を説明する断面概略
図である。
【図4】従来のピンジャック及びピンプラグの一例を示
す斜視部分断面図である。
【符号の説明】
1 ピンプラグ 10 プラグ本体 11 ピン 12 プラグ絶縁材 13 プラグスリーブ 15 固定用スリーブ 17 コイルスプリング 2 ピンジャック 20 ジャック本体 21 ピンソケット 22 ジャック絶縁材 23 ジャックスリーブ 27 コイルスプリング 29 固定用スリーブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に設けられた信号用のピンソケット
    と、そのピンソケットの周囲に絶縁材を介して同心状に
    設けられたアース用のジャックスリーブとよりなる電子
    機器用同軸型ピンジャックにおいて、 ピンジャックに差し込まれるピンプラグ側に向けてジャ
    ックスリーブを付勢するバネ部材を有し、ジャックスリ
    ーブの先端面は、このピンジャックにピンプラグが差し
    込まれる際にピンプラグのプラグスリーブが最初に接触
    する位置に位置し、プラグスリーブがジャックスリーブ
    に接触した後、前記バネ部材の付勢に逆らってピンプラ
    グのピンがピンソケットに接触してピンプラグとピンジ
    ャックが結合する構造であり、前記バネ部材の付勢は、
    このピンプラグとピンジャックとの結合を解かない程度
    の大きさに設定されていることを特徴とする電子機器用
    同軸型ピンジャック。
  2. 【請求項2】 中央に設けられた信号用のピンと、その
    ピンの周囲に絶縁材を介して同心状に設けられたアース
    用のプラグスリーブとよりなる電子機器用同軸型ピンプ
    ラグにおいて、 ピンプラグを差し込むピンジャック側に向けてプラグス
    リーブを付勢するバネ部材を有し、プラグスリーブの先
    端面は、このピンプラグがピンジャックに差し込まれる
    際にピンジャックのジャックスリーブが最初に接触する
    位置に位置し、プラグスリーブがジャックスリーブに接
    触した後、前記バネ部材の付勢に逆らってピンプラグの
    ピンがピンソケットに接触してピンプラグとピンジャッ
    クが結合する構造であり、前記バネ部材の付勢は、この
    ピンプラグとピンジャックとの結合を解かない程度の大
    きさに設定されていることを特徴とする電子機器用同軸
    型ピンプラグ。
  3. 【請求項3】 ピンプラグとの結合を補強する補強機構
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のピンジャッ
    ク。
  4. 【請求項4】 ピンジャックとの結合を補強する補強機
    構を設けたことを特徴とする請求項2記載のピンプラ
    グ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100880824B1 (ko) * 2007-05-23 2009-01-30 이봉용 기타 및 앰프의 연결잭용 소켓
CN110277738A (zh) * 2019-04-29 2019-09-24 国网浙江省电力有限公司金华供电公司 一种带接地线装置的低压配电箱
CN113659383A (zh) * 2020-10-28 2021-11-16 湖南华峰新宇电子有限公司 一种具有防沙功能的信号连接器插头

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