JPH08242545A - 乾電池電源装置 - Google Patents

乾電池電源装置

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JPH08242545A
JPH08242545A JP7044392A JP4439295A JPH08242545A JP H08242545 A JPH08242545 A JP H08242545A JP 7044392 A JP7044392 A JP 7044392A JP 4439295 A JP4439295 A JP 4439295A JP H08242545 A JPH08242545 A JP H08242545A
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JP
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dry
dry battery
batteries
battery
cell
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JP7044392A
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Teruo Sato
照夫 佐藤
Iichiro Mori
猪一郎 森
Yuji Wada
祐二 和田
Shusuke Kobayashi
秀典 小林
Junichi Matsumoto
潤一 松本
Haruhisa Ando
春久 安藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の電池を直列に接続した電源の電池交換
に際して、誤って未使用の乾電池と使い古した乾電池の
混用をしても、使い古しの乾電池から電解液が漏出する
事態を未然に防ぐことのできる乾電池電源装置を提供す
る。 【構成】 互いに直列に接続された複数個の乾電池から
なる乾電池電源のそれぞれについて、+端子側がカソー
ドに、−端子側がアノードになるようにダイオードを並
列接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の乾電池を直列に
接続して構成される乾電池電源装置に関するものであ
り、特に未使用の乾電池と使い古した乾電池とが誤って
混用された場合に機器の損傷等を防止するための乾電池
電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の乾電池を直列に接続して、電球や
電子回路などの負荷に通電する機器は従来から広く一般
に用いられている。このような機器の電池交換の際に
は、新しい乾電池と使い古した乾電池とが誤って混用さ
れないよう注意する必要があり、機器の製造者は、機器
の取扱説明書などに新旧電池の混用を避けるよう注意書
きを施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用者
が電池交換の際に、不注意により新旧の電池を混用して
しまう事態を完全に排除することは容易でない。また、
とりわけ、ゲーム機や玩具の電池交換は主に子供が行う
こともあって、新旧の電池が混用されることが多いのが
現実である。新旧の電池が混用された状態の電源から負
荷に通電が行われると、使い古した電池においては、そ
の容量が既に消費されてしまった後でも他の新電池が保
有している起電力により強制放電が行われる。例えば多
数の乾電池のうちの一部のみが使い古した乾電池である
場合には、電源全体としての出力電圧は、全ての電池が
未使用電池の場合よりも低下するが、その低下の割合が
少ない。その結果、機器はその電圧でも十分作動し続け
るので、使用者は新旧電池が混用されていることに気付
かないまま、機器の使用を続けることが多かった。通
常、マンガン乾電池では、正極に二酸化マンガン、負極
に亜鉛、そして電解液には中性塩又はアルカリ塩を溶解
した水溶液を用いている。このようなマンガン電池で
は、前記のような強制放電に陥ると、主に電解液中の水
の電気分解によって水素ガス及び酸素ガスが電池内部に
発生することがある。そのため、強制放電が続けられる
と、使い古した乾電池において、水素ガス及び酸素ガス
が電池内部に充満した後、乾電池の容器のかしめ部分に
生じた隙間等から外部に漏出する。このようなガスの漏
出に伴って、電池内の電解液も漏出するという事態を生
じやすい。漏出した電解液は機器を汚染したり、スイッ
チの接点部分などの腐食を招く。この結果機器が使用不
可能になることがあった。
【0004】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、複数の電池を直列に接続した電源
の電池交換に際して、誤って未使用の乾電池と使い古し
た乾電池の混用をしても、使い古しの乾電池から電解液
が漏出する事態を未然に防ぐことのできる乾電池電源装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の乾電池電源装置
は、互いに直列に接続された複数個の乾電池からなる乾
電池電源と、上記複数の乾電池のそれぞれについて、+
端子側がカソードに、−端子側がアノードになるように
並列接続されたダイオードとを備えたものである。
【0006】また、2個の乾電池の直列体からなる組電
池を複数個直列に接続してなる乾電池電源と、上記複数
の組電池のそれぞれについて、その両端子間にベース抵
抗を介してベース−エミッタ間が接続された監視用トラ
ンジスタ群と、この監視用トランジスタ群のすべての出
力の論理積をとる論理積回路と、この論理積回路の出力
に応じた報知信号を出力する報知回路とを備えたもので
ある。
【0007】また、上記報知回路に代えて、論理積回路
の出力に応じて乾電池電源から給電されるべき負荷回路
の開閉を行うスイッチ回路を設けたものである。
【0008】また、1個の乾電池と、2個の乾電池の直
列体を1つの組電池としての複数の組電池とを互いに直
列に接続してなる乾電池電源と、上記複数の組電池のそ
れぞれについて、その両端子間にベース抵抗を介してベ
ース−エミッタ間が接続された監視用トランジスタ群
と、上記1個の乾電池について、+端子側がカソード
に、−端子側がアノードになるように並列接続されたダ
イオードと、上記監視用トランジスタ群のすべての出力
の論理積をとる論理積回路と、この論理積回路の出力に
応じて、上記乾電池電源から給電されるべき負荷回路の
開閉を行うスイッチ回路とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明の乾電池電源装置においては、ある乾電
池が強制放電の状態となり、その端子間電圧が正から負
の電圧になった場合、並列に且つ逆極性に接続されたダ
イオードがその順電圧によって、当該端子間電圧を、そ
の乾電池の内部で電気分解が起きることの無い程度の所
定の負の電圧に維持する。
【0010】また、2個の乾電池の直列体からなる組電
池を複数個直列に接続してなる、全体として偶数個の乾
電池を有する構成の乾電池電源において、これら複数の
組電池のそれぞれについて接続された監視用トランジス
タ群は、対応する組電池の端子間電圧の低下により不導
通となり、これにより、監視用トランジスタ群のすべて
の出力の論理積をとる論理積回路がその出力を変化させ
る。報知回路は、論理積回路の出力の変化を使用者に報
知する。
【0011】また、スイッチ回路は、論理積回路の出力
に応じて乾電池電源から給電されるべき負荷回路の開閉
を行う。
【0012】また、1個の乾電池と、2個の乾電池の直
列体を1つの組電池としての複数の組電池とを互いに直
列に接続してなる、全体として奇数個の乾電池を有する
構成の乾電池電源においては、複数の組電池のそれぞれ
について接続された監視用トランジスタ群は、対応する
組電池の端子間電圧の低下により不導通となり、これに
より論理積回路がその出力を変化させる。また、上記1
個の乾電池については、その端子間電圧が正から負の電
圧になった場合、並列に且つ逆極性に接続されたダイオ
ードがその順電圧によって、当該端子間電圧を、その乾
電池の内部で電気分解が起きることの無い程度の所定の
負の電圧に維持する。
【0013】
【実施例】
[実施例1]図1は第1の実施例を示す接続図である。
本実施例は複数個(例として4個)の乾電池を直列に接
続したものを含む乾電池電源装置を示している。図にお
いて乾電池電源装置100は、セル収容部11、12、
13及び14の中にそれぞれ収容された乾電池1、2、
3及び4を備えている。また、セル収容部11、12、
13及び14にはそれぞれ正極リード31、32、33
及び34並びに負極リード41、42、43及び44を
備えている。そして負極リード41と正極リード32、
負極リード42と正極リード33、並びに、負極リード
43と正極リード34、はそれぞれ互いに接続されてお
り、乾電池1、2、3及び4は全て直列に接続されてい
る。また、ダイオード21、22、23及び24の各カ
ソードはそれぞれ正極リード31、32、33及び34
に接続され、一方、各アノードはそれぞれ負極リード4
1、42、43及び44に接続されている。このように
して、ダイオード21、22、23及び24はそれぞれ
乾電池1、2、3及び4に対して極性が逆方向になるよ
うに、並列接続されている。
【0014】図2は、上記のように構成された乾電池電
源装置100により、豆電球90に通電するときの接続
図である。図において、乾電池1、2及び4は未使用の
新電池、そして乾電池3は使い古しの使用済電池である
とする。すなわち、使い古しの乾電池3を誤って未使用
の乾電池1、2及び4と一緒に装填した状態である。乾
電池3(使用済電池)は、もはや単独では負荷に電力を
供給する能力はなく、他の乾電池1、2及び4(新電
池)から供給される負荷電流により強制放電を受ける。
このとき乾電池3は、負荷電流が流れる電路として機能
するにすぎず、等価的には抵抗体R3と考えられる。そ
して、この乾電池3の等価抵抗値は強制放電が進むに従
って急速に大きな値となり、電流は流れにくくなる。強
制放電によって乾電池3の端子間に生じた負の電圧がダ
イオード23の順電圧に等しくなると、負荷電流のほと
んどはダイオード23を通して流れるようになる。こう
して乾電池3の端子間電圧は、並列に接続されたダイオ
ード23の順電圧に等しくなる。この順電圧の値は、負
荷電流の大きさによって少し変化するが、およそ−0.
9Vで一定となる。図3は以上のような、乾電池1〜4
の端子間電圧及び豆電球90に流れる負荷電流の、時間
の経過に伴う変化を示すグラフである。一般に、乾電池
の電解液中の水分を電気分解するために必要な電圧は約
−1.23Vであるから、使用済電池である乾電池3の
端子間電圧がこの値に達しなければ乾電池3の内部で水
分の電気分解は行われず、ガスは発生しない。上述のよ
うに、乾電池3の端子間電圧はおよそ−0.9Vで一定
となるため、電気分解は行われない。従って、乾電池3
からの漏液が防止される。
【0015】なお、上記実施例においては、乾電池3が
使い古しの使用済電池であった場合について説明した
が、乾電池3が新電池であって他の乾電池1、2又は4
のうちのいずれか1つが使用済電池である場合も同様
に、ダイオード21、22又は24の順電圧によって乾
電池1、2又は4の端子間電圧はほぼ−0.9Vで一定
となる。
【0016】[実施例2]図4は第2の実施例を示す回
路図である。この実施例では乾電池電源100を構成す
る乾電池の直列接続個数が偶数(例として4個)であっ
て、互いに同数の乾電池の直列接続体からなる複数の組
電池を、互いに直列に接続した構成を有する場合を示し
ている。すなわち乾電池電源100は乾電池1、2、3
及び4の直列体により構成され、また、乾電池電源10
0は、2個の乾電池1及び2からなる組電池Aと、2個
の乾電池3及び4からなる組電池Bとにより構成されて
いる。組電池Aの+側電路P1はスイッチ105を介し
て+側電路P2と接続される。また、組電池Bの−側電
路N1はスイッチ105を介して−側電路N2と接続さ
れる。監視用トランジスタ51及び52のエミッタはそ
れぞれ+側電路P2及び−側電路N2に接続されてい
る。また、監視用トランジスタ51及び52の各ベース
はそれぞれベース抵抗53及び54を介して組電池Aと
組電池Bとの接続点に接続されている。これらの監視用
トランジスタ51及び52はそれぞれ組電池A及びBの
端子間電圧を監視するために設けられている。
【0017】監視用トランジスタ51のコレクタは論理
積回路70に接続されている。また、監視用トランジス
タ52のコレクタは極性変換器60を介して論理積回路
70に接続されている。監視用トランジスタ51はPN
Pトランジスタであり、一方、監視用トランジスタ52
はNPNトランジスタである。従って、監視用トランジ
スタ52の出力の極性は監視用トランジスタ51とは逆
になる。このため、監視用トランジスタ52の出力の極
性を反転すべく、極性変換器60を設けているのであ
る。この極性変換器60はトランジスタ61と抵抗62
とによって構成されている。トランジスタ61のコレク
タ、エミッタ及びベースはそれぞれ論理積回路70、−
側電路N2及びトランジスタ52のコレクタに接続され
ている。抵抗62は+側電路P2とトランジスタ61の
ベースとの間に接続されている。監視用トランジスタ5
1のコレクタは抵抗71に接続されている。LED8
1、抵抗83及びトランジスタ82のコレクタ−エミッ
タ間は+側電路P2及び−側電路N2の間において直列
に接続され、トランジスタ82のベースと−側電路N2
との間には抵抗84が接続されている。そして、これら
の各エレメント、すなわちLED81、トランジスタ8
2、抵抗83及び抵抗84により報知回路80が構成さ
れる。豆電球90は+側電路P2及び−側電路N2の間
に接続されている。
【0018】次に、上記の第2の実施例の動作について
説明する。図4において、乾電池1、2及び4は未使用
の新電池、そして乾電池3は使い古しの使用済電池であ
るとする。スイッチ105を閉路して豆電球90に通電
を開始すると、前記実施例1と同様に、乾電池3は強制
放電の状態となる。通電開始直後においては組電池Aの
端子電圧が高く、従って、監視トランジスタ51は導通
している。また、組電池Bの端子電圧も通電開始直後に
おいては監視用トランジスタ52を導通させるに足る端
子間電圧を保有しているものとする。このとき、監視用
トランジスタ51の出力V1はH(HIGH)レベルで
ある。また、監視用トランジスタ52を経て極性変換器
60の出力V2もHレベルである。出力V1及びV2は
論理積回路70においてそれらの論理積として出力さ
れ、この結果、論理積回路70の出力V3もまたHレベ
ルである。そして、出力V3がHレベルであることによ
りトランジスタ82が導通してLED81が点灯する。
【0019】乾電池3は実施例1において述べたように
等価的には抵抗であり、その端子間電圧は通電後急激に
低下してゆき、やがて負の電圧となる。この結果、組電
池Bの端子間電圧も低下し、この端子間電圧が約0.6
〜0.7Vまで下がると、監視用トランジスタ52は不
導通となる。これにより、極性変換器60の出力V2は
L(LOW)レベルとなり、論理積回路70の出力V3
もLレベルになる。従って、トランジスタ82は不導通
となり、LED81は消灯する。この消灯によって初め
て、使用者は乾電池に異常があることを知る。組電池B
の端子間電圧が約0.6〜0.7Vまで下がった状態に
おいては、乾電池4の端子間電圧が1.6Vであるとし
て、乾電池3の端子間電圧は−0.9〜−1.0Vとな
る。この−0.9〜−1.0Vの端子間電圧は電解液中
の水分の電気分解に必要な電圧(約−1.23V)に比
べて低い(絶対値が小さい)値である。従って、電気分
解は行われず、この時点では乾電池3からの漏液は起こ
らない。使用者はLED81の消灯によって乾電池の異
常を知り、機器の使用を取止めることができるので、乾
電池3からの漏液を未然に防ぐことができる。
【0020】なお、上記第2の実施例においては、乾電
池3が使い古しの使用済電池であった場合について説明
したが、乾電池3が新電池であって乾電池4が使用済電
池である場合も同様の動作となる。また、乾電池3及び
4は新電池であって、乾電池1又は2のいずれかが使用
済電池である場合には、組電池Aの端子間電圧の低下に
よって監視用トランジスタ51が不導通となり、論理積
回路70の出力V3がLレベルとなるので、上記の動作
説明と同様に、LED81が消灯する。
【0021】[実施例3]図5は第3の実施例を示す回
路図である。この実施例は、第2の実施例における報知
回路80の代りに電子スイッチ回路85を設けたもので
ある。その他の構成は第2の実施例と同様であるので、
同一符号を付してその説明は省略する。図5に於いて、
電子スイッチ回路85は、豆電球90と直列に接続され
たトランジスタ86と、このトランジスタ86のベース
と−側電路N2との間に接続された抵抗87とによって
構成されている。スイッチ105が閉路された直後は、
第2の実施例の場合と同様に、論理積回路70の出力V
3はHレベルであり、この結果電子スイッチ回路85の
トランジスタ86は導通し、豆電球90が点灯する。乾
電池3が強制放電を受け続けると、第2の実施例と同様
にやがて、監視用トランジスタ52が不導通になる。こ
の結果、論理積回路70の出力V3はLレベルになり、
電子スイッチ回路85のトランジスタ86は不導通とな
って、豆電球90は消灯する。トランジスタ86が不導
通となって負荷電流が遮断される結果、乾電池3の強制
放電は停止する。強制放電が停止すると、乾電池3の端
子間電圧は徐々に回復を始める。それに伴って組電池B
の端子間電圧が上昇し、再び、監視用トランジスタ52
が導通する。従って、トランジスタ86も再び導通し、
豆電球90が点灯する。以下同様にして、豆電球90は
消灯・点灯を繰返すが、乾電池3の端子間電圧の回復が
次第に遅くなるので、消灯時間はだんだんと長くなる。
第2の実施例において述べたように、乾電池3の端子間
電圧が−0.9〜−1.0Vに達した状態では監視用ト
ランジスタ52が不導通となる。従って、論理積回路7
0の出力V3はLレベルとなり、トランジスタ86は不
導通となるので、それ以上の強制放電が続けられること
はない。従って、乾電池3からの漏液が未然に防止され
るとともに、豆電球90の点滅によって乾電池に異常が
あることを使用者に知らせることができる。
【0022】[実施例4]図6は第4の実施例を示す回
路図である。この実施例は、乾電池電源100を構成す
る乾電池の直列接続個数が奇数(この例では5個)の場
合を示している。乾電池1及び2は組電池Aを、乾電池
3及び4は組電池Bを、それぞれ構成している。また、
乾電池5には並列に且つ逆極性にダイオード25が接続
されている。その他の構成は第3の実施例と同様である
ので、同一符号を付してその説明は省略する。乾電池1
〜4のうちのいずれかが使い古しの乾電池であった場合
には、第3の実施例に説明したように、豆電球90が点
滅して異常を使用者に告知する。また、使い古しの乾電
池の端子間電圧が−0.9〜−1.0Vに達すれば論理
積回路70の出力V3はLレベルとなり、トランジスタ
86は不導通となるので、それ以上の強制放電が続けら
れることはない。従って、使い古しの乾電池からの漏液
が未然に防止される。一方、乾電池5が使い古しの乾電
池であった場合には、第1の実施例において説明したよ
うに、並列に接続されたダイオード25の順方向電圧に
より乾電池5の端子間電圧が電気分解を起こすに必要な
電圧に達することを未然に防止する。
【0023】[実施例5]図7は第5の実施例を示す回
路図である。この実施例は、第3の実施例における構成
に、トランジスタ49、抵抗48及び逆流防止ダイオー
ド29を追加し、第3の実施例のスイッチ105(図
5)に代えて−側電路N1及びN2間にのみスイッチ1
06を設けたものである。その他の構成は第3の実施例
と同様であるので、同一符号を付してその説明は省略す
る。図7において、トランジスタ49は+側電路Pとト
ランジスタ51のエミッタ(又は抵抗62)との間に挿
入されている。トランジスタ49のベースと−側電路N
2との間には抵抗48が接続されている。逆流防止ダイ
オード29は監視用トランジスタ51のコレクタと抵抗
71との間に挿入されている。スイッチ106が閉路さ
れると、トランジスタ49が導通するので、実質的に図
5の回路と同様の回路になる。また、スイッチ106が
開路されると、トランジスタ49は不導通となり、組電
池Aの端子間電圧の監視に使われる微弱な電流を遮断す
る。ダイオード29は、スイッチ106が開いていると
き、トランジスタ49からそのベース抵抗48、電子ス
イッチ回路85の抵抗87、論理積回路70の抵抗7
1、そして、監視用トランジスタ51のコレクタ−ベー
ス接合に至る経路で電流が逆流することを防止するため
に挿入されている。その他の動作は第3の実施例と同様
であるので説明を省略する。
【0024】上記の各実施例は新・旧乾電池の混用によ
って発生する漏液の防止を図るための構成について説明
してきたが、これらの構成は、容量の異なる異種電池、
例えばマンガン電池とアルカリ電池の混用の場合等にも
同様の効果を奏する。なお、一般に、乾電池の装填時に
使用者が誤って、直列に接続されるべき乾電池のうちの
1つを逆接続(+−が逆)してしまうことが乾電池の漏
液の発生原因となる場合がある。このような逆接続の防
止策としては、例えば、電池収容部の構造を乾電池の+
端子の形状に合わせた構造とすることにより、誤って逆
に装填した場合は電池収容部の正極リードにおいて電気
的接触が得られないようにした構造が用いられる。この
ような構造的な逆接続防止装置を乾電池電源の電池収容
部として用いることにより、上記各実施例の効果と併せ
て、あらゆる誤った乾電池の使用について乾電池からの
漏液を完全に防止することができる。また、上記第5の
実施例においては、例えば乾電池2が逆接続された状態
でスイッチ106を閉じても、組電池Aの端子間電圧は
ほとんど0Vとなり、トランジスタ51は不導通であ
る。従って論理積回路70の出力はLレベルになりトラ
ンジスタ86が不導通となって豆電球90は点灯しな
い。この結果、使用者は、乾電池が逆接続されているこ
とを発見することができる。このようにして、監視用ト
ランジスタ51又は52が、逆接続によって発生する異
常電圧を検知することができるため、前記のような逆接
続防止装置を設ける必要が無い点で有利である。また、
第1の実施例ではダイオード21〜24により、それら
の順電圧を利用して漏液を防止したが、ダイオードに代
えてトランジスタを用い、同様の機能を果たさせること
もできることはいうまでもない。さらに、第2、第3及
び第5の実施例においては、監視用トランジスタ51及
び52のベース抵抗に直列に定電圧素子、例えばダイオ
ードを挿入することにより、監視用トランジスタ51及
び52による検知電圧を1.2〜1.4Vとすることが
できる。この場合は、使用済電池の放電終止電圧は−
0.4〜−0.2Vであり、強制放電の進度を、より早
期に停止させることができる。
【0025】
【発明の効果】上記のように構成された乾電池電源装置
は、以下に示す効果を奏する。
【0026】請求項1の乾電池電源装置においては、複
数の乾電池のそれぞれについて並列に且つ極性が逆にな
るようにダイオードを接続したので、ある乾電池が強制
放電の状態となり、その端子間電圧が正から負の電圧に
なった場合にも、ダイオードがその順電圧によって、当
該端子間電圧を、その乾電池の内部で電気分解が起きる
ことの無い程度の所定の負の電圧に維持する。従って、
乾電池内部で電気分解は行われず、ガスが発生すること
もなくなるので、乾電池からの漏液を未然に防止するこ
とができる。
【0027】請求項2の乾電池電源装置では、2個の乾
電池の直列体からなる組電池を複数個直列に接続してな
る、全体として偶数個の乾電池を有する構成の乾電池電
源において、これら複数の組電池のそれぞれについて監
視用トランジスタを接続し、すべての監視用トランジス
タの出力の論理積によって報知回路を作動させるように
構成したので、組電池の端子間電圧が所定値にまで低下
すると対応する監視用トランジスタは不導通となり、論
理積回路の出力が変化して、報知回路がその出力の変化
を使用者に報知する。これにより使用者に乾電池の異常
を警告して使用の中止を促すことができるので、使用者
が気づかないうちに乾電池からの漏液が発生して電気器
具を傷めることを防止することができる。
【0028】請求項3の乾電池電源装置では、2個の乾
電池の直列体からなる組電池を複数個直列に接続してな
る、全体として偶数個の乾電池を有する構成の乾電池電
源において、これら複数の組電池のそれぞれについて監
視用トランジスタを接続し、すべての監視用トランジス
タの出力の論理積によってスイッチ回路を作動させるよ
うに構成したので、使い古しの乾電池を含む組電池の端
子間電圧が所定値にまで低下すると対応する監視用トラ
ンジスタは不導通となり、論理積回路の出力が変化し
て、負荷への通電を遮断する。遮断後、使い古しの乾電
池の端子間電圧が一時的に回復することにより再通電さ
れ、その後また遮断されるという過程を繰り返す。こう
して、使い古しの乾電池における強制放電が負荷電流の
遮断により制限されるので、その端子間電圧が、その乾
電池の内部で電気分解が起きることの無い程度の所定の
負の電圧に維持される。従って、乾電池内部で電気分解
は行われず、ガスが発生することもなくなるので、乾電
池からの漏液を未然に防止することができる。また、負
荷のオン・オフが繰り返されることにより、使用者に対
して乾電池の異常を告知することができる。
【0029】請求項4の乾電池電源装置では、1個の乾
電池と、2個の乾電池の直列体を1つの組電池としての
複数の組電池とを互いに直列に接続してなる、全体とし
て奇数個の乾電池を有する構成の乾電池電源において、
これら複数の組電池のそれぞれについて監視用トランジ
スタを接続し、すべての監視用トランジスタの出力の論
理積によってスイッチ回路を作動させるように構成した
ので、使い古しの乾電池を含む組電池の端子間電圧が所
定値にまで低下すると対応する監視用トランジスタは不
導通となり、論理積回路の出力が変化して、負荷への通
電を遮断する。遮断後、使い古しの乾電池の端子間電圧
が一時的に回復することにより再通電され、その後また
遮断されるという過程を繰り返す。こうして、使い古し
の乾電池における強制放電が負荷電流の遮断により制限
されるので、その端子間電圧が、その乾電池の内部で電
気分解が起きることの無い程度の所定の負の電圧に維持
される。また、上記1個の乾電池について並列に且つ極
性が逆になるようにダイオードを接続したので、その乾
電池が強制放電の状態となり、端子間電圧が正から負の
電圧になった場合にも、ダイオードの順電圧によって、
当該端子間電圧は、その乾電池の内部で電気分解が起き
ることの無い程度の所定の負の電圧に維持される。こう
して、組電池及び1個の乾電池の双方ともに、乾電池内
部で電気分解は行われず、ガスが発生することもなくな
るので、乾電池からの漏液を未然に防止することができ
る。また、負荷のオン・オフが繰り返されることによ
り、使用者に対して乾電池の異常を告知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示す接続図である。
【図2】第1の実施例を示す回路図である。
【図3】図2の、乾電池1〜4の端子間電圧及び豆電球
90に流れる負荷電流の、時間の経過に伴う変化を示す
グラフである。
【図4】第2の実施例を示す回路図である。
【図5】第3の実施例を示す回路図である。
【図6】第4の実施例を示す回路図である。
【図7】第5の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1〜5 乾電池 21〜25 ダイオード 51、52 監視用トランジスタ 70 論理積回路 80 報知回路 85 電子スイッチ回路 90 豆電球 100 乾電池電源 A、B 組電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 秀典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松本 潤一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安藤 春久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直列に接続された複数個の乾電池
    からなる乾電池電源と、 上記複数の乾電池のそれぞれについて、+端子側がカソ
    ードに、−端子側がアノードになるように並列接続され
    たダイオードと、 を備えた乾電池電源装置。
  2. 【請求項2】2個の乾電池の直列体からなる組電池を複
    数個直列に接続してなる乾電池電源と、 上記複数の組電池のそれぞれについて、その両端子間に
    ベース抵抗を介してベース−エミッタ間が接続された監
    視用トランジスタ群と、 上記監視用トランジスタ群のすべての出力の論理積をと
    る論理積回路と、 上記論理積回路の出力に応じた報知信号を出力する報知
    回路と、 を備えた乾電池電源装置。
  3. 【請求項3】2個の乾電池の直列体からなる組電池を複
    数個直列に接続してなる乾電池電源と、 上記複数の組電池のそれぞれについて、その両端子間に
    ベース抵抗を介してベース−エミッタ間が接続された監
    視用トランジスタ群と、 上記監視用トランジスタ群のすべての出力の論理積をと
    る論理積回路と、 上記論理積回路の出力に応じて、上記乾電池電源から給
    電されるべき負荷回路の開閉を行うスイッチ回路と、 を備えた乾電池電源装置。
  4. 【請求項4】1個の乾電池と、2個の乾電池の直列体を
    1つの組電池としての複数の組電池とを互いに直列に接
    続してなる乾電池電源と、 上記複数の組電池のそれぞれについて、その両端子間に
    ベース抵抗を介してベース−エミッタ間が接続された監
    視用トランジスタ群と、 上記1個の乾電池について、+端子側がカソードに、−
    端子側がアノードになるように並列接続されたダイオー
    ドと、 上記監視用トランジスタ群のすべての出力の論理積をと
    る論理積回路と、 上記論理積回路の出力に応じて、上記乾電池電源から給
    電されるべき負荷回路の開閉を行うスイッチ回路と、 を備えた乾電池電源装置。
JP7044392A 1995-03-03 1995-03-03 乾電池電源装置 Pending JPH08242545A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11266542A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Sony Corp 電源回路
JP2007202396A (ja) * 2007-03-19 2007-08-09 Sony Corp 電源回路
JP2019033029A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 東芝環境ソリューション株式会社 廃棄電池の放電処理装置および放電処理方法

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