JPH082452B2 - 鉛―アンチモン系合金圧延シートの製造方法 - Google Patents
鉛―アンチモン系合金圧延シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH082452B2 JPH082452B2 JP13894790A JP13894790A JPH082452B2 JP H082452 B2 JPH082452 B2 JP H082452B2 JP 13894790 A JP13894790 A JP 13894790A JP 13894790 A JP13894790 A JP 13894790A JP H082452 B2 JPH082452 B2 JP H082452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- antimony alloy
- rolling
- rolled sheet
- antimony
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/003—Rolling non-ferrous metals immediately subsequent to continuous casting, i.e. in-line rolling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛蓄電池用格子体の素材である、鉛−アンチ
モン系合金圧延シートの製造方法に関する。
モン系合金圧延シートの製造方法に関する。
従来の技術 従来の鋳造方式に代わり、生産性の大幅な向上が可能
となるエキスパンド方式による格子体の素材である圧延
シートは、鉛−カルシウム系合金のみが使用されてお
り、鉛−アンチモン系合金のそれは実用化されていな
い。
となるエキスパンド方式による格子体の素材である圧延
シートは、鉛−カルシウム系合金のみが使用されてお
り、鉛−アンチモン系合金のそれは実用化されていな
い。
発明が解決しようとする課題 鉛−アンチモン系合金の圧延シートが格子体の素材と
して実用化されていない理由は次の通りである。該合金
圧延シートを機械加工、例えばエキスパンド加工により
格子体とするためには、この圧延シートに適度な強度が
必要である。なぜなら強度が小さいとエキスパンド加工
時やその後のペースト充填時に変形が生じやすいからで
ある。従来エキスパンド格子に実用されている鉛−カル
シウム系合金の場合、圧延シートの強度は大きいレベル
で維持され、エキスパンド加工に適したものである。こ
れに対して鉛−アンチモン系合金では圧延等の塑性加工
を施すと強度が急激に低下するという性質がある。それ
故できあがったシートは機械的強度が小さく、高速でか
なり衝撃的な力がかかるエキスパンド加工に耐えられな
いため、格子体が生産できない。従って鉛−アンチモン
系合金の圧延シートを用いたエキスパンド格子は現在実
用化されていない。
して実用化されていない理由は次の通りである。該合金
圧延シートを機械加工、例えばエキスパンド加工により
格子体とするためには、この圧延シートに適度な強度が
必要である。なぜなら強度が小さいとエキスパンド加工
時やその後のペースト充填時に変形が生じやすいからで
ある。従来エキスパンド格子に実用されている鉛−カル
シウム系合金の場合、圧延シートの強度は大きいレベル
で維持され、エキスパンド加工に適したものである。こ
れに対して鉛−アンチモン系合金では圧延等の塑性加工
を施すと強度が急激に低下するという性質がある。それ
故できあがったシートは機械的強度が小さく、高速でか
なり衝撃的な力がかかるエキスパンド加工に耐えられな
いため、格子体が生産できない。従って鉛−アンチモン
系合金の圧延シートを用いたエキスパンド格子は現在実
用化されていない。
本発明はこの欠点を除去するものである。
課題を解決するための手段 このような合金の強度は金属組織の影響を強く受ける
ため、組織を従来と異にした種々の合金について検討し
た結果、圧延用インゴットを鋳造する際に一方向凝固組
織を呈するようにし、結晶粒(凝固組織)の成長方向と
同方向に圧延して得たシートが前記問題点の解決に有効
であることを見出した。この理由について現段階では明
らかでないが、第1図に示す如く本発明による方法で製
作した圧延シートは、圧下率が大きいにもかかわらず従
来法に比べて強度の低下が著しく少ないことが理解でき
る。なお合金組成に関しても詳細に検討したが、アンチ
モンは3%以下、砒素は0.05〜0.2%が好ましい。その
理由は次の通りである。即ちアンチモンが3%を超える
と圧延時の一時的な加工硬化が著しくシートに割れが生
じやすくなること、また砒素0.05%未満では合金の時効
促進効果が不十分であり、0.2%を超えると圧延には特
に問題ないものの硫酸に対する耐食性が低下し、またコ
スト面においても不利となることによる。
ため、組織を従来と異にした種々の合金について検討し
た結果、圧延用インゴットを鋳造する際に一方向凝固組
織を呈するようにし、結晶粒(凝固組織)の成長方向と
同方向に圧延して得たシートが前記問題点の解決に有効
であることを見出した。この理由について現段階では明
らかでないが、第1図に示す如く本発明による方法で製
作した圧延シートは、圧下率が大きいにもかかわらず従
来法に比べて強度の低下が著しく少ないことが理解でき
る。なお合金組成に関しても詳細に検討したが、アンチ
モンは3%以下、砒素は0.05〜0.2%が好ましい。その
理由は次の通りである。即ちアンチモンが3%を超える
と圧延時の一時的な加工硬化が著しくシートに割れが生
じやすくなること、また砒素0.05%未満では合金の時効
促進効果が不十分であり、0.2%を超えると圧延には特
に問題ないものの硫酸に対する耐食性が低下し、またコ
スト面においても不利となることによる。
作用 これにより鉛−アンチモン系合金を圧延した際の、第
3図に示す方向の引張り強さの低下の度合を従来に比べ
て小さくすることが可能となる。
3図に示す方向の引張り強さの低下の度合を従来に比べ
て小さくすることが可能となる。
実施例 本発明の実施例を第1図〜第3図および第1表により
説明する。第2図1はヒーター内蔵の加熱鋳型であり、
220℃に設定してある。鉛−アンチモン系合金(公称組
成:Pb-1.5Sb-0.05As-0.02Se)の溶湯2は450℃である。
溶湯はダミー3を用いて水平に引き出し始め、直後クー
ラー4から吹き出る冷却水により冷却され、鉛合金の圧
延用インゴット8(t5mm×w100mm×L1000mm)を連続鋳
造した。組織観察の結果、インゴットは第3図の如き一
方向凝固組織を呈していることを確認した。
説明する。第2図1はヒーター内蔵の加熱鋳型であり、
220℃に設定してある。鉛−アンチモン系合金(公称組
成:Pb-1.5Sb-0.05As-0.02Se)の溶湯2は450℃である。
溶湯はダミー3を用いて水平に引き出し始め、直後クー
ラー4から吹き出る冷却水により冷却され、鉛合金の圧
延用インゴット8(t5mm×w100mm×L1000mm)を連続鋳
造した。組織観察の結果、インゴットは第3図の如き一
方向凝固組織を呈していることを確認した。
上記の如く製作した鉛−アンチモン系合金のインゴッ
トを引き出し方向と同じ方向に圧延し、シートとした。
その後のシートの引張り強さ(引張り方向は圧延方向と
同一)の推移を第1図に示す。本図における圧下率とは
{(圧延前の厚み−圧延後の厚み)/圧延前の厚み}×
100なる式で算出した数値であるが、この数字が大きい
ほど強い圧延加工であることを意味し、鉛−アンチモン
系合金は強い加工をするほど強度低下は激しい性質があ
る。第1図の通り、本発明の方法によると従来法に比べ
て圧下率を大きくしたにも係わらずシートの引張り強さ
の低下の度合は小さくなった。0〜60h後で比較する
と、引張り強さの減少率は本発明による方法で18%、従
来法で45%と、強度低下の問題が大幅に改善されてい
る。第1表は本発明の方法により製作した圧延シートを
エキスパンド加工して格子体とした際の加工歩留りを示
したものであ る。カッティングの方向はシートの長手方向とした。第
1表より、本発明の方法による圧延シートは従来のもの
よりエキスパンド加工性に優れたものであることが確認
される。
トを引き出し方向と同じ方向に圧延し、シートとした。
その後のシートの引張り強さ(引張り方向は圧延方向と
同一)の推移を第1図に示す。本図における圧下率とは
{(圧延前の厚み−圧延後の厚み)/圧延前の厚み}×
100なる式で算出した数値であるが、この数字が大きい
ほど強い圧延加工であることを意味し、鉛−アンチモン
系合金は強い加工をするほど強度低下は激しい性質があ
る。第1図の通り、本発明の方法によると従来法に比べ
て圧下率を大きくしたにも係わらずシートの引張り強さ
の低下の度合は小さくなった。0〜60h後で比較する
と、引張り強さの減少率は本発明による方法で18%、従
来法で45%と、強度低下の問題が大幅に改善されてい
る。第1表は本発明の方法により製作した圧延シートを
エキスパンド加工して格子体とした際の加工歩留りを示
したものであ る。カッティングの方向はシートの長手方向とした。第
1表より、本発明の方法による圧延シートは従来のもの
よりエキスパンド加工性に優れたものであることが確認
される。
発明の効果 上述の通り、本発明による方法で製作した鉛−アンチ
モン系合金の圧延シートは従来法によるものに比べて圧
延後の強度低下が著しく抑制され、強度低下のため従来
不可能であった鉛−アンチモン系合金のエキスパンド加
工ができるようになる。従って格子の生産性が向上し
(第1表)、鉛蓄電池を軽量化することが可能となる
点、極めて工業的価値の大なるものである。
モン系合金の圧延シートは従来法によるものに比べて圧
延後の強度低下が著しく抑制され、強度低下のため従来
不可能であった鉛−アンチモン系合金のエキスパンド加
工ができるようになる。従って格子の生産性が向上し
(第1表)、鉛蓄電池を軽量化することが可能となる
点、極めて工業的価値の大なるものである。
第1図は本発明による方法で鉛−アンチモン系合金圧延
シートを製作した際の、圧延後の時間と引張り強さ(結
晶粒の成長方向および圧延方向と同一方向)との関係
を、従来法によるものと対比した特性図、第2図は本発
明の方法による圧延シートの素材であるインゴットの鋳
造方法の一例を示す説明図、第3図は鋳造後のインゴッ
トの凝固組織を示す模式図である。 1:加熱鋳型、2:鉛合金溶湯、3:ダミー、4:クーラー、5:
溶解釜、6:ヒーター、7:ピンチロール、8:インゴット
シートを製作した際の、圧延後の時間と引張り強さ(結
晶粒の成長方向および圧延方向と同一方向)との関係
を、従来法によるものと対比した特性図、第2図は本発
明の方法による圧延シートの素材であるインゴットの鋳
造方法の一例を示す説明図、第3図は鋳造後のインゴッ
トの凝固組織を示す模式図である。 1:加熱鋳型、2:鉛合金溶湯、3:ダミー、4:クーラー、5:
溶解釜、6:ヒーター、7:ピンチロール、8:インゴット
Claims (2)
- 【請求項1】3%以下のアンチモン、0.05〜0.2%の砒
素を含み残部が実質的に鉛から成り、かつ金属組織が一
方向凝固組織を呈している鉛−アンチモン系合金を圧延
して得ることを特徴とする鉛−アンチモン系合金圧延シ
ートの製造方法。 - 【請求項2】圧延方向がその結晶粒(凝固組織)の成長
方向と同一である請求項第(1)項に記載の鉛−アンチ
モン系合金圧延シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13894790A JPH082452B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 鉛―アンチモン系合金圧延シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13894790A JPH082452B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 鉛―アンチモン系合金圧延シートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0433708A JPH0433708A (ja) | 1992-02-05 |
| JPH082452B2 true JPH082452B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=15233877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13894790A Expired - Lifetime JPH082452B2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 鉛―アンチモン系合金圧延シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082452B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP13894790A patent/JPH082452B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0433708A (ja) | 1992-02-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102712969B (zh) | 具有出色机械性能的不可燃镁合金及其制备方法 | |
| JP3796784B2 (ja) | コネクタ製造用銅合金薄板およびその薄板で製造したコネクタ | |
| CN114717458A (zh) | 一种适用于电弧增材制造的稀土镁合金丝材及其制备方法 | |
| CN106011572A (zh) | 一种高轧制成形能力镁-稀土合金及其制备方法 | |
| JPWO2003092101A1 (ja) | 鉛蓄電池の鉛又は鉛合金極板格子の製造方法及び鉛蓄電池 | |
| CN114875287B (zh) | 一种高线径均匀度耐氧化镁合金细丝及其制备方法 | |
| JP5313633B2 (ja) | 鉛蓄電池用基板の製造方法 | |
| JPH082452B2 (ja) | 鉛―アンチモン系合金圧延シートの製造方法 | |
| JP3719525B2 (ja) | 超塑性マグネシウム合金材の製造法 | |
| JP4701998B2 (ja) | 強度および耐肌荒れ性に優れたアルミニウム合金箔およびその製造方法 | |
| CN110144504A (zh) | 一种超轻高强镁锂合金及其制备方法 | |
| JPH07116567B2 (ja) | A1−Cu−Li−Zr系超塑性板の製造方法 | |
| JP2001279351A (ja) | 圧延銅合金箔及びその製造方法 | |
| CN116287807A (zh) | 一种短流程合金锻件的制备方法 | |
| JPH0146995B2 (ja) | ||
| US20080138640A1 (en) | Method of Producing Long Magnesium Material | |
| JPH0585630B2 (ja) | ||
| CN111809091A (zh) | 一种高性能镁稀土合金及其制备方法 | |
| JP3252443B2 (ja) | 鉛蓄電池のエキスパンド格子体用鉛合金シートの製造法 | |
| JP3419437B2 (ja) | 黄銅の横型連続鋳造方法および黄銅条の製造方法 | |
| US3954515A (en) | Production of superplastic zinc-aluminium alloy sheet | |
| JPH06228686A (ja) | 亜鉛基合金線及び亜鉛合金線の製造方法 | |
| CN120989539A (zh) | 一种高塑性Mg-Sn-Zn-Zr合金及其制备方法 | |
| JPS62173023A (ja) | アルミニウム合金製品の製造方法 | |
| JPH1154128A (ja) | 鉛蓄電池用鉛−カルシウム合金シートの製造方法 |