JPH08245301A - 抗菌性ポリウレタン成形品及びその製造方法 - Google Patents
抗菌性ポリウレタン成形品及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08245301A JPH08245301A JP7070894A JP7089495A JPH08245301A JP H08245301 A JPH08245301 A JP H08245301A JP 7070894 A JP7070894 A JP 7070894A JP 7089495 A JP7089495 A JP 7089495A JP H08245301 A JPH08245301 A JP H08245301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibacterial
- agent
- parts
- molded article
- polyurethane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形操作が容易であり、物性等が何ら損なわ
れることなく、且つ優れた抗菌性が長期間維持されるポ
リウレタン成形品、特にポリウレタンフォームからなる
成形品を提供する。 【構成】 ウレタン系主剤100重量部(以下、単に部
という。)、硬化剤5部、メチルエチルケトン180部
及び抗菌性金属をゼオライトの骨格構造内に取り込んだ
無機系抗菌剤粉末9部からなる表皮層形成剤を、スプレ
ー法によって成形型内表面に塗布し、その後、型内へイ
ンテグラルスキンフォーム用ウレタン原料を注入し、1
0分間、反応、硬化させた後、脱型し、表層にのみ抗菌
剤が配合されたポリウレタンフォームからなる椅子のア
ームレストを得た。
れることなく、且つ優れた抗菌性が長期間維持されるポ
リウレタン成形品、特にポリウレタンフォームからなる
成形品を提供する。 【構成】 ウレタン系主剤100重量部(以下、単に部
という。)、硬化剤5部、メチルエチルケトン180部
及び抗菌性金属をゼオライトの骨格構造内に取り込んだ
無機系抗菌剤粉末9部からなる表皮層形成剤を、スプレ
ー法によって成形型内表面に塗布し、その後、型内へイ
ンテグラルスキンフォーム用ウレタン原料を注入し、1
0分間、反応、硬化させた後、脱型し、表層にのみ抗菌
剤が配合されたポリウレタンフォームからなる椅子のア
ームレストを得た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表皮層にのみ抗菌剤が
配合され、外観、物性等に優れ、且つ十分な抗菌性をも
併せ有する抗菌性ポリウレタン成形品及びその製造方法
に関する。本発明のポリウレタン成形品は、ダッシュボ
ード、ヘッドレスト、アームレスト、ハンドル等の自動
車部品の他、事務機器、弱電関係の部品などとして利用
される。
配合され、外観、物性等に優れ、且つ十分な抗菌性をも
併せ有する抗菌性ポリウレタン成形品及びその製造方法
に関する。本発明のポリウレタン成形品は、ダッシュボ
ード、ヘッドレスト、アームレスト、ハンドル等の自動
車部品の他、事務機器、弱電関係の部品などとして利用
される。
【0002】
【従来の技術】抗菌性を有するポリウレタン成形品は従
来より知られているが、それらは一般に抗菌剤を添加、
配合した原料によって形成されており、そのため成形品
の表面から内部に渡ってほぼ全体に抗菌剤が分散、含有
された成形品となっている。抗菌剤としては、一般に、
窒素硫黄系、チアベンダゾール系等の有機系抗菌剤及び
多孔質体に抗菌性金属を含有させた無機系抗菌剤などが
使用されている。
来より知られているが、それらは一般に抗菌剤を添加、
配合した原料によって形成されており、そのため成形品
の表面から内部に渡ってほぼ全体に抗菌剤が分散、含有
された成形品となっている。抗菌剤としては、一般に、
窒素硫黄系、チアベンダゾール系等の有機系抗菌剤及び
多孔質体に抗菌性金属を含有させた無機系抗菌剤などが
使用されている。
【0003】上記の有機系抗菌剤はブリードアウトによ
り成形品表面に滲出し易いため、少量の配合で大きな効
果が得られる反面、経時とともに成形品表面から抗菌剤
が失われていくため、抗菌性が比較的短期間のうちに著
しく低下するという問題がある。一方、無機系のものは
ほとんどブリードアウトすることはないため、長期に渡
って安定した抗菌性が期待されるが、実際に抗菌作用に
与かるのは成形品の表面近傍の抗菌剤のみであるため、
十分な抗菌性を得ようとすれば相当多量の抗菌剤を添加
しなければならない。しかし、多量の無機系抗菌剤を添
加しても、実際に有効に作用するのはそのうちの一部で
あり、抗菌剤の多くが無駄となるうえ、成形品が重くな
る、成形そのものが困難となる或いは得られる成形品の
物性が低下する等多くの問題があり、また、高価な抗菌
剤を大量に添加するため生産コストも大きく上昇する。
り成形品表面に滲出し易いため、少量の配合で大きな効
果が得られる反面、経時とともに成形品表面から抗菌剤
が失われていくため、抗菌性が比較的短期間のうちに著
しく低下するという問題がある。一方、無機系のものは
ほとんどブリードアウトすることはないため、長期に渡
って安定した抗菌性が期待されるが、実際に抗菌作用に
与かるのは成形品の表面近傍の抗菌剤のみであるため、
十分な抗菌性を得ようとすれば相当多量の抗菌剤を添加
しなければならない。しかし、多量の無機系抗菌剤を添
加しても、実際に有効に作用するのはそのうちの一部で
あり、抗菌剤の多くが無駄となるうえ、成形品が重くな
る、成形そのものが困難となる或いは得られる成形品の
物性が低下する等多くの問題があり、また、高価な抗菌
剤を大量に添加するため生産コストも大きく上昇する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであり、無機系抗菌剤を成形品の表皮層
にのみ添加、配合することにより、少量の抗菌剤によっ
て優れた抗菌性が長期に渡って維持され、且つ成形性も
良好であって、成形品の物性等にも何ら問題を生ずるこ
とのないポリウレタン成形品及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
を解決するものであり、無機系抗菌剤を成形品の表皮層
にのみ添加、配合することにより、少量の抗菌剤によっ
て優れた抗菌性が長期に渡って維持され、且つ成形性も
良好であって、成形品の物性等にも何ら問題を生ずるこ
とのないポリウレタン成形品及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の抗菌性ポリウ
レタン成形品は、ポリウレタン基体と、その表面に形成
された表皮層とからなるポリウレタン成形品において、
上記表皮層にのみ、該表皮層100重量部に対して0.
5〜12重量部の無機系抗菌剤が含有されていることを
特徴とする。
レタン成形品は、ポリウレタン基体と、その表面に形成
された表皮層とからなるポリウレタン成形品において、
上記表皮層にのみ、該表皮層100重量部に対して0.
5〜12重量部の無機系抗菌剤が含有されていることを
特徴とする。
【0006】また、第4発明の抗菌性ポリウレタン成形
品の製造方法は、表皮形成用塗膜剤を成形型内表面に塗
布し、その後、該成形型内にポリウレタン原料を注入
し、反応、硬化させた後、脱型してポリウレタン成形品
を製造する方法において、上記表皮形成用塗膜剤は、希
釈剤に、少なくとも塗膜主剤及び無機系抗菌剤を含有さ
せたものであり、上記塗膜主剤を100重量部とした場
合に、上記無機系抗菌剤は0.5〜12重量部であるこ
とを特徴とする。尚、成形型内表面には、予め離型剤が
塗布されることが多く、この場合、表皮形成用塗膜剤
は、離型剤皮膜を介して、成形型内表面に塗布されるこ
とになる。
品の製造方法は、表皮形成用塗膜剤を成形型内表面に塗
布し、その後、該成形型内にポリウレタン原料を注入
し、反応、硬化させた後、脱型してポリウレタン成形品
を製造する方法において、上記表皮形成用塗膜剤は、希
釈剤に、少なくとも塗膜主剤及び無機系抗菌剤を含有さ
せたものであり、上記塗膜主剤を100重量部とした場
合に、上記無機系抗菌剤は0.5〜12重量部であるこ
とを特徴とする。尚、成形型内表面には、予め離型剤が
塗布されることが多く、この場合、表皮形成用塗膜剤
は、離型剤皮膜を介して、成形型内表面に塗布されるこ
とになる。
【0007】上記「ポリウレタン基体」を形成するポリ
ウレタンは特に限定はされず、エラストマー又はフォー
ムが一般的であるが、本発明では、第2発明のように、
基体がフォームである場合に特に優れた効果が奏され
る。このフォーム基体は、例えば反応射出成形法(RI
M法)等を含む注型法により成形される軟質フォーム、
インテグラルスキンフォーム等の半硬質フォーム及び硬
質フォームなどにより形成されるが、基体とは別に表皮
層が形成される本発明の成形品では、特に基体が半硬質
フォーム或いは軟質フォームである場合に大きな効果が
得られる。尚、これらエラストマー又はフォームを生成
するための原料は、通常それらの製造に使用されるもの
を特に限定されることなく使用することができる。
ウレタンは特に限定はされず、エラストマー又はフォー
ムが一般的であるが、本発明では、第2発明のように、
基体がフォームである場合に特に優れた効果が奏され
る。このフォーム基体は、例えば反応射出成形法(RI
M法)等を含む注型法により成形される軟質フォーム、
インテグラルスキンフォーム等の半硬質フォーム及び硬
質フォームなどにより形成されるが、基体とは別に表皮
層が形成される本発明の成形品では、特に基体が半硬質
フォーム或いは軟質フォームである場合に大きな効果が
得られる。尚、これらエラストマー又はフォームを生成
するための原料は、通常それらの製造に使用されるもの
を特に限定されることなく使用することができる。
【0008】例えばRIM法では、ポリエーテルポリオ
ールとMDI系イソシアネートが多用され、インテグラ
ルスキンフォームでは、長鎖ポリオールとポリイソシア
ネートに塩化フッ化炭化水素等のスキン層を生成し易い
発泡剤を組み合わせて使用される。また、ポリウレタン
軟質モールドフォームでは、ポリオール成分としては、
1級水酸基を含む分子量3000〜7000程度のポリ
エーテル、ポリマーポリオールブレンド品等を使用で
き、これにアミン系触媒或いはアミン系と錫系の混合触
媒、低活性シリコーン系整泡剤及び水等を添加したもの
などを用いることができ、イソシアネート成分として
は、TDI、TDI/MDI、MDI等各種のものを使
用できる。
ールとMDI系イソシアネートが多用され、インテグラ
ルスキンフォームでは、長鎖ポリオールとポリイソシア
ネートに塩化フッ化炭化水素等のスキン層を生成し易い
発泡剤を組み合わせて使用される。また、ポリウレタン
軟質モールドフォームでは、ポリオール成分としては、
1級水酸基を含む分子量3000〜7000程度のポリ
エーテル、ポリマーポリオールブレンド品等を使用で
き、これにアミン系触媒或いはアミン系と錫系の混合触
媒、低活性シリコーン系整泡剤及び水等を添加したもの
などを用いることができ、イソシアネート成分として
は、TDI、TDI/MDI、MDI等各種のものを使
用できる。
【0009】上記「表皮層」の「無機系抗菌剤」の含有
量が0.5重量部未満では、十分な抗菌性を有する成形
品が得られず、この含有量が12重量部を越える場合
は、それ以上の抗菌性の向上が認められないばかりか、
多量の無機物の混入により表皮層の硬度が高くなりす
ぎ、表皮層が硬く、脆くなることがあり好ましくない。
この抗菌剤の含有量は第3発明のように1〜4重量部で
あることが好ましく、この範囲であれば、十分な抗菌性
が得られるとともに、物性が損なわれることもまったく
ない。
量が0.5重量部未満では、十分な抗菌性を有する成形
品が得られず、この含有量が12重量部を越える場合
は、それ以上の抗菌性の向上が認められないばかりか、
多量の無機物の混入により表皮層の硬度が高くなりす
ぎ、表皮層が硬く、脆くなることがあり好ましくない。
この抗菌剤の含有量は第3発明のように1〜4重量部で
あることが好ましく、この範囲であれば、十分な抗菌性
が得られるとともに、物性が損なわれることもまったく
ない。
【0010】また、第4発明において表皮層を形成する
ための「表皮形成用塗膜剤」は、成形品の表面層を形成
する材料であるため、所要の機械的強度及び感触等を有
するものであればよいが、基体がポリウレタンであるた
め、表皮形成用塗膜剤中の上記「塗膜主剤」もウレタン
系の材料であることが好ましい。そのような表皮形成用
塗膜剤としては、ウレタン化アルキド系、ウレタンラッ
カー系等の常温乾燥型のウレタン系塗料が挙げられ、そ
れらウレタン系の材料を使用すれば、型内に注入された
基体原料が反応、硬化することにより、表皮層と十分な
強度で接合されるため好ましい。
ための「表皮形成用塗膜剤」は、成形品の表面層を形成
する材料であるため、所要の機械的強度及び感触等を有
するものであればよいが、基体がポリウレタンであるた
め、表皮形成用塗膜剤中の上記「塗膜主剤」もウレタン
系の材料であることが好ましい。そのような表皮形成用
塗膜剤としては、ウレタン化アルキド系、ウレタンラッ
カー系等の常温乾燥型のウレタン系塗料が挙げられ、そ
れらウレタン系の材料を使用すれば、型内に注入された
基体原料が反応、硬化することにより、表皮層と十分な
強度で接合されるため好ましい。
【0011】上記のようなウレタン系塗料では、主剤及
び硬化剤が「希釈剤」に溶解又は分散されたものが一般
的であり、本発明では、これに更に「無機系抗菌剤」が
配合されている。希釈剤としては一般に有機溶剤が使用
され、アルコール類等のイソシアネート基と反応する活
性水素を持たない溶剤、例えばエステル類、ケトン類な
どが用いられる。また、無機系抗菌剤としては、合成ゼ
オライト、天然ゼオライト、ガラス、シリカアルミナマ
グネシア、リン酸ジルコニウム、シリカゲル、リン酸
塩、リン酸複塩、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム
等の無機物からなる多孔質体に、銀、銅、亜鉛などの抗
菌性金属を含有させた無機系抗菌剤を使用することがで
きる。
び硬化剤が「希釈剤」に溶解又は分散されたものが一般
的であり、本発明では、これに更に「無機系抗菌剤」が
配合されている。希釈剤としては一般に有機溶剤が使用
され、アルコール類等のイソシアネート基と反応する活
性水素を持たない溶剤、例えばエステル類、ケトン類な
どが用いられる。また、無機系抗菌剤としては、合成ゼ
オライト、天然ゼオライト、ガラス、シリカアルミナマ
グネシア、リン酸ジルコニウム、シリカゲル、リン酸
塩、リン酸複塩、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム
等の無機物からなる多孔質体に、銀、銅、亜鉛などの抗
菌性金属を含有させた無機系抗菌剤を使用することがで
きる。
【0012】また、上記無機系抗菌剤が塗膜主剤に対し
て0.5重量部未満では、十分な抗菌性が得られず、1
2重量部を越える場合は、それ以上の抗菌性の向上が認
められないばかりか、表皮層の硬度が高くなりすぎ、機
械的強度等が低下し、更に、抗菌剤が配合容器中で沈殿
することもあり好ましくない。また、上記表皮形成用塗
膜剤を構成する有機溶剤等の希釈剤は、塗膜主剤100
重量部に対して100〜250重量部、特に150〜2
00重量部の範囲が好ましく、希釈剤が100重量部未
満では、表皮形成用塗膜剤の粘度が高くなりすぎ、例え
ばスプレー法等により均一な厚さの塗膜を形成すること
が難しくなる。一方、希釈剤が250重量部を越える場
合は、塗布後、希釈剤の除去操作が必要となることもあ
り、また、希釈剤が揮散して形成される表皮層の厚さが
薄くなり、その結果、表皮層中の抗菌剤の含有量も不十
分となって抗菌性が低下するため好ましくない。
て0.5重量部未満では、十分な抗菌性が得られず、1
2重量部を越える場合は、それ以上の抗菌性の向上が認
められないばかりか、表皮層の硬度が高くなりすぎ、機
械的強度等が低下し、更に、抗菌剤が配合容器中で沈殿
することもあり好ましくない。また、上記表皮形成用塗
膜剤を構成する有機溶剤等の希釈剤は、塗膜主剤100
重量部に対して100〜250重量部、特に150〜2
00重量部の範囲が好ましく、希釈剤が100重量部未
満では、表皮形成用塗膜剤の粘度が高くなりすぎ、例え
ばスプレー法等により均一な厚さの塗膜を形成すること
が難しくなる。一方、希釈剤が250重量部を越える場
合は、塗布後、希釈剤の除去操作が必要となることもあ
り、また、希釈剤が揮散して形成される表皮層の厚さが
薄くなり、その結果、表皮層中の抗菌剤の含有量も不十
分となって抗菌性が低下するため好ましくない。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1〜2及び比較例1 以下に椅子のアームレストを製造する場合を例として説
明する。下記の各成分を表1に示す割合で混合して表皮
形成用塗膜剤を調製し、スプレー法によって、離型処理
が施された40〜50℃程度の温度の型の内表面に吹き
付けて塗布し、その後、インテグラルスキンフォーム用
ウレタン原料を型内に注入し、10分間、反応、硬化さ
せた後、脱型し、1週間常温で放置した製品について外
観、耐摩耗性、抗菌性を評価した。
る。 実施例1〜2及び比較例1 以下に椅子のアームレストを製造する場合を例として説
明する。下記の各成分を表1に示す割合で混合して表皮
形成用塗膜剤を調製し、スプレー法によって、離型処理
が施された40〜50℃程度の温度の型の内表面に吹き
付けて塗布し、その後、インテグラルスキンフォーム用
ウレタン原料を型内に注入し、10分間、反応、硬化さ
せた後、脱型し、1週間常温で放置した製品について外
観、耐摩耗性、抗菌性を評価した。
【0014】表皮形成用塗膜剤を構成する各成分: 塗膜主剤;ミクニペイント株式会社製、商品名「UL
−グレージュ 7−4−7620」 硬化剤;ミクニペイント株式会社製、商品名「DO
8−251」 抗菌剤;品川燃料株式会社製、商品名「ゼオミック
AW−10N」、ゼオライトに銀、銅、亜鉛などの抗菌
性金属を含有させた無機系抗菌剤 有機溶剤;メチルエチルケトン
−グレージュ 7−4−7620」 硬化剤;ミクニペイント株式会社製、商品名「DO
8−251」 抗菌剤;品川燃料株式会社製、商品名「ゼオミック
AW−10N」、ゼオライトに銀、銅、亜鉛などの抗菌
性金属を含有させた無機系抗菌剤 有機溶剤;メチルエチルケトン
【0015】
【表1】
【0016】尚、表1において各数値は塗膜主剤を10
0重量部とした場合の重量部を表す。また、抗菌剤の欄
の括弧内の数値は、表皮形成用塗膜剤の全量を100重
量%とした場合の、抗菌剤の重量%を表す。
0重量部とした場合の重量部を表す。また、抗菌剤の欄
の括弧内の数値は、表皮形成用塗膜剤の全量を100重
量%とした場合の、抗菌剤の重量%を表す。
【0017】表1の各表皮形成用塗膜剤は、いずれもス
プレー法によって吹き付け塗布する操作において何ら問
題はなく、脱型後の製品外観を目視で観察したが、実施
例1〜2及び比較例1いずれの場合も良好であった。ま
た、耐摩耗性も各例ともに優れており、何ら問題はなか
った。
プレー法によって吹き付け塗布する操作において何ら問
題はなく、脱型後の製品外観を目視で観察したが、実施
例1〜2及び比較例1いずれの場合も良好であった。ま
た、耐摩耗性も各例ともに優れており、何ら問題はなか
った。
【0018】次に、上記のようにして得られた成形品に
ついて、下記の方法によってその抗菌性を評価した。各
成形品の対応する同じ部位から45×55mmの寸法の
試片を切り出し、この試片を80℃で1時間温水処理し
た後、試片表面に菌液1mlを滴下し、37℃で24時
間培養した。その後、滅菌済みのリン酸緩衝液10ml
によって菌を洗い出した。この洗い出した緩衝液を試料
液として、この試料液中の生菌数を菌数測定用培地を用
いて混釈平板法にて測定した。また、対照として菌液の
みの試験も同様に行った。尚、細菌としては黄色ブドウ
球菌及び大腸菌を使用した。結果を表2に示す。尚、表
2の数値の単位は「個」である。
ついて、下記の方法によってその抗菌性を評価した。各
成形品の対応する同じ部位から45×55mmの寸法の
試片を切り出し、この試片を80℃で1時間温水処理し
た後、試片表面に菌液1mlを滴下し、37℃で24時
間培養した。その後、滅菌済みのリン酸緩衝液10ml
によって菌を洗い出した。この洗い出した緩衝液を試料
液として、この試料液中の生菌数を菌数測定用培地を用
いて混釈平板法にて測定した。また、対照として菌液の
みの試験も同様に行った。尚、細菌としては黄色ブドウ
球菌及び大腸菌を使用した。結果を表2に示す。尚、表
2の数値の単位は「個」である。
【0019】
【表2】
【0020】表2の結果によれば、上限量に近い抗菌剤
を配合した実施例1では、大腸菌は検出されず、黄色ブ
ドウ球菌も比較例1の1/100の量となっており、非
常に抗菌性に優れた成形品であることが分かる。また、
抗菌剤を実施例1の2/9に減量した実施例2では、黄
色ブドウ球菌では際立った効果はみられないが、それで
も比較例1に比べれば優れており、更に大腸菌数では比
較例1の1/1000程度となっており、抗菌剤配合の
効果が十分に奏されていることが分かる。
を配合した実施例1では、大腸菌は検出されず、黄色ブ
ドウ球菌も比較例1の1/100の量となっており、非
常に抗菌性に優れた成形品であることが分かる。また、
抗菌剤を実施例1の2/9に減量した実施例2では、黄
色ブドウ球菌では際立った効果はみられないが、それで
も比較例1に比べれば優れており、更に大腸菌数では比
較例1の1/1000程度となっており、抗菌剤配合の
効果が十分に奏されていることが分かる。
【0021】このように本発明の抗菌性ポリウレタン成
形品では、その成形操作及び得られる成形品の仕上が
り、物性等は、従来の有機系抗菌剤を使用した成形品或
いは成形品全体に無機系抗菌剤を配合した成形品と何ら
変わることなく、しかも少量の抗菌剤によって優れた抗
菌性が得られていることが分かる。
形品では、その成形操作及び得られる成形品の仕上が
り、物性等は、従来の有機系抗菌剤を使用した成形品或
いは成形品全体に無機系抗菌剤を配合した成形品と何ら
変わることなく、しかも少量の抗菌剤によって優れた抗
菌性が得られていることが分かる。
【0022】
【発明の効果】第1〜3発明の抗菌性ポリウレタン成形
品によれば、無機系抗菌剤を使用しているため、有機系
抗菌剤の場合のように経時的に急速に抗菌効果が失われ
ることがなく、また、表皮層にのみ抗菌剤が配合されて
いるため、少量の抗菌剤によって十分な抗菌効果が得ら
れ、且つ抗菌剤が少量であるため抗菌剤の配合、型への
塗布等成形操作上の問題もなく、得られる成形品の物性
等が低下することもない。更に、第4発明の抗菌性ポリ
ウレタン成形品の製造方法によれば、通常のポリウレタ
ン成形品の成形とまったく同様の操作、工程によって抗
菌性ポリウレタン成形品を製造することができ、また、
無機系抗菌剤の濃度を第5発明に特定された範囲とする
ことにより、より容易に抗菌性の高いポリウレタン成形
品を製造することができる。
品によれば、無機系抗菌剤を使用しているため、有機系
抗菌剤の場合のように経時的に急速に抗菌効果が失われ
ることがなく、また、表皮層にのみ抗菌剤が配合されて
いるため、少量の抗菌剤によって十分な抗菌効果が得ら
れ、且つ抗菌剤が少量であるため抗菌剤の配合、型への
塗布等成形操作上の問題もなく、得られる成形品の物性
等が低下することもない。更に、第4発明の抗菌性ポリ
ウレタン成形品の製造方法によれば、通常のポリウレタ
ン成形品の成形とまったく同様の操作、工程によって抗
菌性ポリウレタン成形品を製造することができ、また、
無機系抗菌剤の濃度を第5発明に特定された範囲とする
ことにより、より容易に抗菌性の高いポリウレタン成形
品を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 18/08 NGT C08G 18/08 NGT //(C08G 18/08 101:00) B29K 75:00
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリウレタン基体と、その表面に形成さ
れた表皮層とからなるポリウレタン成形品において、 上記表皮層にのみ、該表皮層100重量部に対して0.
5〜12重量部の無機系抗菌剤が含有されていることを
特徴とする抗菌性ポリウレタン成形品。 - 【請求項2】 上記ポリウレタン基体がポリウレタンフ
ォームであり、上記表皮層がウレタン系塗料からなるも
のである請求項1記載の抗菌性ポリウレタン成形品。 - 【請求項3】 上記無機系抗菌剤の含有量は、1〜4重
量部である請求項1又は2記載の抗菌性ポリウレタン成
形品。 - 【請求項4】 表皮形成用塗膜剤を成形型内表面に塗布
し、その後、該成形型内にポリウレタン原料を注入し、
反応、硬化させた後、脱型してポリウレタン成形品を製
造する方法において、 上記表皮形成用塗膜剤は、希釈剤に、少なくとも塗膜主
剤及び無機系抗菌剤を含有させたものであり、上記塗膜
主剤を100重量部とした場合に、上記無機系抗菌剤は
0.5〜12重量部であることを特徴とする抗菌性ポリ
ウレタン成形品の製造方法。 - 【請求項5】 上記無機系抗菌剤の含有量は、1〜4重
量部である請求項4記載の抗菌性ポリウレタン成形品の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7070894A JPH08245301A (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | 抗菌性ポリウレタン成形品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7070894A JPH08245301A (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | 抗菌性ポリウレタン成形品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245301A true JPH08245301A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13444703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7070894A Pending JPH08245301A (ja) | 1995-03-04 | 1995-03-04 | 抗菌性ポリウレタン成形品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08245301A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5900258A (en) * | 1996-02-01 | 1999-05-04 | Zeolitics Inc. | Anti-bacterial compositions |
| US6248342B1 (en) | 1998-09-29 | 2001-06-19 | Agion Technologies, Llc | Antibiotic high-pressure laminates |
| KR20040021006A (ko) * | 2002-09-02 | 2004-03-10 | 최진영 | 폴리우레탄을 이용한 좌식 의자의 제조 방법 |
| KR100679121B1 (ko) * | 2005-06-02 | 2007-02-05 | 김재열 | 수산화알루미늄-망간 나노입자의 혼합물이 함유된 폴리우레탄 스폰지 및 그 제조 방법 |
| JP2012065744A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Inoac Corp | 衛生用被覆材 |
| JP2021107428A (ja) * | 2018-11-16 | 2021-07-29 | イビデン株式会社 | 抗微生物部材 |
| JP2022125601A (ja) * | 2021-02-17 | 2022-08-29 | 株式会社イノアックコーポレーション | ポリウレタン発泡体の製造方法、ポリウレタン発泡体、及び積層体 |
| JP2023032584A (ja) * | 2021-08-27 | 2023-03-09 | 株式会社イノアックコーポレーション | ポリウレタンフォーム |
-
1995
- 1995-03-04 JP JP7070894A patent/JPH08245301A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5900258A (en) * | 1996-02-01 | 1999-05-04 | Zeolitics Inc. | Anti-bacterial compositions |
| US6248342B1 (en) | 1998-09-29 | 2001-06-19 | Agion Technologies, Llc | Antibiotic high-pressure laminates |
| KR20040021006A (ko) * | 2002-09-02 | 2004-03-10 | 최진영 | 폴리우레탄을 이용한 좌식 의자의 제조 방법 |
| KR100679121B1 (ko) * | 2005-06-02 | 2007-02-05 | 김재열 | 수산화알루미늄-망간 나노입자의 혼합물이 함유된 폴리우레탄 스폰지 및 그 제조 방법 |
| JP2012065744A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Inoac Corp | 衛生用被覆材 |
| JP2021107428A (ja) * | 2018-11-16 | 2021-07-29 | イビデン株式会社 | 抗微生物部材 |
| JP2022125601A (ja) * | 2021-02-17 | 2022-08-29 | 株式会社イノアックコーポレーション | ポリウレタン発泡体の製造方法、ポリウレタン発泡体、及び積層体 |
| JP2023032584A (ja) * | 2021-08-27 | 2023-03-09 | 株式会社イノアックコーポレーション | ポリウレタンフォーム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5824407A (en) | Foam molded article with integral skin having an antibacterial effect | |
| TWI247760B (en) | Multilayer coatings comprising a thick primer and a top lacquer, and their production and use | |
| US4547561A (en) | Construction material which can be shaped under the influence of heat, a process for its preparation and its use | |
| JPH0249209B2 (ja) | ||
| JPS624061B2 (ja) | ||
| JP2003522656A (ja) | 反応射出成形のための型および反応射出成形法 | |
| US4766167A (en) | Hydroxy acid ester plasticized urethane elastomers | |
| DE4213538A1 (de) | Integralschaum-formkoerper | |
| EP3268408B1 (de) | Polyurethanformkörper mit herausragender kälteflexibilität | |
| US20060051590A1 (en) | Urethane acrylate composition | |
| US3933937A (en) | Molding-grade polyurethane | |
| KR100847882B1 (ko) | 냄새 저감 및 항균성이 부가된 연질 폴리우레탄 폼 조성물및 폼의 제조방법 | |
| WO2009101133A1 (de) | Beschichtungen für polyurethanoberflächen | |
| JP2003096293A (ja) | 靴底用ポリウレタンフォーム | |
| DE10037622A1 (de) | Verfahren zur Herstellung von Folien auf der Basis von thermoplastischen Polyurethanen | |
| JPS60255835A (ja) | ホリウレタン成形品の製造方法 | |
| JP2675843B2 (ja) | 柔軟性高強度ウレタンバインダー | |
| JPS6131465A (ja) | 内部添加用離型剤 | |
| KR102517508B1 (ko) | 휘발성 유기화합물 방출량을 저감시킨 폴리우레탄 수지 조성물, 이를 이용하여 폴리우레탄 폼 성형체를 제조하는 방법 및 상기 방법에 의해 제조된 폴리우레탄 폼 성형체 | |
| JPH0413710A (ja) | ポリウレタン系樹脂の製造方法 | |
| JPS60245622A (ja) | ポリウレタン樹脂成形品の製造方法 | |
| JPH0812880A (ja) | 硬質ウレタンフォーム成形体の製造方法 | |
| JPH01261412A (ja) | 高温複合成形用軟質ポリウレタンフォーム樹脂組成物 | |
| DE69921997T2 (de) | Verfahren zur Herstellung von Polyurethan- oder Polyharnstoff-Schaumstoff | |
| JPS5925810A (ja) | 可撓性ポリウレタンフオ−ムの製造方法 |