JPH0824556B2 - 食品成形用型およびその製造方法 - Google Patents

食品成形用型およびその製造方法

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JPH0824556B2 JP3038136A JP3813691A JPH0824556B2 JP H0824556 B2 JPH0824556 B2 JP H0824556B2 JP 3038136 A JP3038136 A JP 3038136A JP 3813691 A JP3813691 A JP 3813691A JP H0824556 B2 JPH0824556 B2 JP H0824556B2
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    • B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00—Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品成形用型に関する
ものである。さらに詳しくは、ケーキ焼成用型、クッキ
ー焼成用型、パン焼成用型、チョコレート成形用型、ゼ
リー成形用型、アイスクリーム成形用型、オーブン皿、
製氷皿等で代表される撥水撥油防汚効果の高い高性能食
品成形用型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーキ焼成用型、クッキー焼成用型、パ
ン焼成用型、チョコレート成形用型、ゼリー成形用型、
アイスクリーム成形用型、オーブン皿、製氷皿等は、食
品類が付着したり、汚れが付着しやすいものである。そ
して、食品類や汚れが付着すると、きれいな形がとれ
ず、商品的価値が落ちてしまうという課題があった。
【0003】従来、食品成形用型の離型性をよくするに
は、パラフィン紙を敷いたり、油脂や食品用オイルを塗
り、表面をできるだけ滑らかにするしか方法がなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パラフ
ィン紙を敷いたり、油脂や食品用オイルを塗ても離型性
はそれ程良くなるものではなく、また、パラフィン紙の
場合は高温で焦げたり、油脂や食品用オイルの場合は、
食品の表面に油が出てしまうという課題があった。この
対策として、離型性に優れたフッ素樹脂(テフロン(デ
ュポン社商標))等)をコートして型表面を被覆する方
法が実開平2−46621号公報及び特開昭64−89
30号公報で提案されている。しかしながら、フッ素樹
脂は表面エネルギーが小さく離型性が優れているが故に
基材表面との接着性が悪く、使用していると剥離し易い
という問題があった。またフッ素樹脂は本質的に不活性
であり、基材表面と物理的に接触しているに過ぎないの
で、耐久性に問題があった。
【0005】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、汚れが付着しないか、付着しても簡単に除去され
るような離型効果が高く、かつ耐久性に優れた高性能食
品成形用型を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1番目の食品成形用型は、基材表面に薄
膜が形成された食品成形用型であって、前記薄膜分子は
一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−基を有し、基材
表面とは−SiO−結合により共有結合している 化学吸
着単分子膜を少なくとも含むことを特徴とする
【0007】次に本発明の第2番目の食品成形用型は、
一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−基を有する化学
吸着単分子表層膜と基材との間に、無機シロキサン系単
分子内層膜よりなる内層膜を有し、前記内層膜と基材表
面は−SiO−結合により共有結合され、かつ前記内層
膜と前記表層膜とは−SiO−結合により共有結合して
いることを特徴とする。
【0008】前記構成においては、食品成形用型が、ケ
ーキ焼成用型、クッキー焼成用型、パン焼成用型、チョ
コレート成形用型、ゼリー成形用型、アイスクリーム成
形用型、オーブン皿、製氷皿で選ばれることが好まし
い。また前記構成においては、一端に−CF 3 基と他の
一端に−Si−基を有する化学吸着単分子膜が、前記式
(化1)で示されることが好ましい。
【0009】次に本発明の第1の製造方法は、一端に−
CF 3 基と他の一端に−Si−基を有し、基材表面とは
−SiO−結合により共有結合している化学吸着単分子
膜を食品成形用型の表面に形成するに際し、一端にクロ
ルシリル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、X
は官能基)を有し、他の一端に−CF 3 基を含むクロロ
シラン系界面活性剤を溶かした有機非水系溶媒中に前記
食品成形用型を接触させ、前記界面活性剤よりなる化学
吸着単分子膜を食品成形用型表面全体に亘り形成するこ
とを特徴とする。
【0010】次に本発明の第2の製造方法は、一端に−
CF 3 基と他の一端に−Si−基を有する化学吸着単分
子膜よりなる表層膜と基材との間に、無機シロキサン系
単分子膜よりなる内層膜を有し、前記内層膜と基材表面
は−SiO−結合により共有結合され、かつ前記内層膜
と前記表層膜とは−SiO−結合により共有結合してい
る薄膜を形成するに際し、食品成形用型の基材表面にク
ロロシリル基を複数個含む内層膜用無機系シリル化合物
を混合した非水系溶媒に接触させて前記食品成形用型表
面の水酸基と前記内層膜用化合物のクロロシリル基との
間で脱塩化水素 反応させる工程と、非水系有機溶媒を用
いて前記食品成形用型の表面に残った未反応の前記内層
膜用化合物を洗浄除去した後、水と反応させて、前記食
品成形用型の表面に複数個のシラノール基を含内層膜を
形成する工程と、一端にクロルシリル基(SiCl n X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を有し、他の一
端に−CF 3 基を有するクロロシラン系界面活性剤を食
品成形用型の表面に化学吸着し表層膜を累積することを
特徴とする。
【0011】前記第2の製造方法においては、クロル基
を複数個含む内層膜用無機系シリル化合物が、SiCl
4 、SiHCl3 、SiH2 Cl2 、Cl−(SiCl
2 O)n −SiCl3 (nは整数)から選ばれる少なく
とも一つの化合物であることが好ましい。
【0012】また前記両発明方法においては、一端に−
CF 3 基と他の一端に−Si−基を有する分子として、
CF3 −(CF2 )n −R−SiXp Cl3-p (nは0
または整数、Rはアルキル基、エチル基、アセチル基、
Si−または酸素原子を含む置換基を表わすがなくとも
良い、XはHまたはアルキル基から選ばれる置換基、p
は0または1または2)を用いることが好ましい。
【0013】
【作用】前記本発明の第1番目の食品成形用型によれ
ば、基材表面にフッ素を含む化学吸着単分子膜が形成さ
れ、すなわち前記薄膜分子は一端に−CF 3 基と他の一
端に−Si−基を有し、基材表面とは−SiO−結合に
より共有結合している化学吸着単分子膜が形成されてお
り、表面に−CF 3 基が並んでいるため、汚れが付着し
ないか、付着しても簡単に除去されるような離型性かつ
防汚効果の高い高性能食品成形用型とすることができ
る。また耐久性も高い。さらに、薄膜の最外表面にフッ
素が存在するので、基材表面の滑り性が向上し擦過傷も
付きにくくなる。また前記本発明の第2番目の食品成形
用型によれば、一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−
基を有する化学吸着単分子よりなる表層膜と基材との間
に、無機 シロキサン系単分子よりなる内層膜を有し、前
記内層膜と基材表面は−SiO−結合により共有結合さ
れ、かつ前記内層膜と前記表層膜とは−SiO−結合に
より共有結合していることにより、表層膜を構成する−
CF 3 基を含むアルキル基分子が濃度高く存在できる。
【0014】また本発明においては、きわめて薄いナノ
メータレベルの膜厚のフッ化炭素系単分子膜を食品成形
用型表面に形成するため、型本来の形状を損なうことが
ない。また、この膜はフッ化炭素系単分子膜は撥水撥油
性にも優れており、表面の防汚効果を高めることが可能
となる。従って、離型効果の高い高性能食品成形用型を
提供することができる。
【0015】さらに前記した本発明の製造方法は、本発
明の薄膜を合理的に効率よく製造することができる。と
くに第1番目の製造方法は、前記第1番目の調理器を効
率良く合理的に製造でき、第2番目の製造方法は、前記
第2番目の調理器を効率良く合理的に製造できる。
【0016】
【実施例】一般の食品成形用型は、ガラスまたは金属で
あるため表面に水酸基を含む。そこで、一端にクロロシ
リル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官
能基)を有する直鎖状炭素鎖を含む分子、例えばフッ化
炭素基及びクロロシリル基を含むクロロシラン系界面活
性剤を混合した非水系溶媒に接触させて前記食品成形用
型表面の水酸基と前記界面活性剤のクロロシリル基を反
応させて単分子膜を前記食品成形用型表面に析出させ
る。またはクロロシリル基を複数個含む物質を混ぜた非
水系溶媒に接触させて前記食品成形用型表面の水酸基と
前記シラン化合物のクロロシリル基を反応させて前記シ
ラン化合物分子を前記食品成形用型表面に析出させる工
程と、非水系有機溶媒を用い前記食品成形用食品成形用
型表面に残った未反応の前記シラン化合物を洗浄除去
し、前記食品成形用型上にシロキサン系単分子膜を形成
する工程と、一端にクロロシリル基(SiCl n X 3-n
基、n=1、2、3、Xは官能基)を有し、他の一端に
−CF 3 基を含む直鎖状炭素鎖を含むシラン系界面活性
剤を食品成形用型上に化学吸着し単分子吸着膜を累積す
る工程とにより食品成形用型表面にフッ化炭素系化学吸
着単分子累積膜を形成できる。
【0017】以下に本発明に関する食品成形用型とし
て、ケーキ焼成用型、クッキー焼成用型、オーブン皿、
製氷皿等で代表される防汚効果の高い高性能食品成形用
型があるが、代表例としてデコレーションケーキ用スポ
ンジ焼成型を取り上げ順に説明する。なお下記の実施例
において単に%としているのは重量%を意味する。
【0018】実施例1 まず、加工の終了したガラス製のデコレーションケーキ
用スポンジ焼成形用型を用意し、有機溶媒で洗浄した
後、フッ化炭素基及びクロロシリル基を含む物質を混ぜ
た非水系の溶媒、例えば、CF3 (CF2 )7 (C
H2 )2 SiCl3 を用い、1%程度の濃度で溶かした
80%n−ヘキサデカン(トルエン、キシレン、ジシク
ロヘキシルでもよい)、12%四塩化炭素、8%クロロ
ホルム溶液を調整し、前記食品成形用型を2時間程度浸
漬すると、ガラス型の表面には水酸基が多数含まれてい
るので、フッ化炭素基及びクロロシラン基を含む物質の
SiCl基と前記水酸基が反応し脱塩酸反応が生じ食品
成形用型表面全面に亘り、CF3(CF2 )7 (C
H2 )2 Si(O−)3 の結合が生成され、フッ素を含
む単分子膜2が型の表面と化学結合した状態で約15オ
ングストロームの膜厚で形成できた(図1)。
【0019】なお、単分子膜はきわめて強固に化学結合
しているので全く剥離することがなかった。また、型の
材質が、ステンレスやアルミニウムでも、表面は自然酸
化膜でおおわれていたので当然水酸基が含まれおり、上
記と同様の単分子膜を吸着時間を調整するのみで同様の
方法を用い形成できた。
【0020】この食品成形用型を用い実使用を試みた
が、処理しないものに比べ汚物の付着を大幅に低減でき
た。また、たとえ付着した場合にもブラシでこする程度
で簡単に除去できた。また、このとき、パラフィン紙を
敷き詰め無くとも離型性が優れていたのでケーキ用スポ
ンジに傷は全く付かなかった。また、型の油脂分汚れも
除去は温水洗のみで可能であった。
【0021】実施例2 親水性ではあるが水酸基を含む割合が少ないステンレス
製食品成形用型の場合、クロロシリル基を複数個含むシ
リル化合物(例えば、SiCl4 、またはSiHC
l3 、SiH2 Cl2 、Cl−(SiCl2 O)n −S
iCl3 (nは整数)。特に、SiCl4 を用いれば、
分子が小さく水酸基に対する活性も大きいので、食品成
形用型表面を均一に親水化する効果が大きい)を混合し
た非水系溶媒、例えばクロロホルム溶媒に1重量パーセ
ント溶解した溶液に30分間程度浸漬すると、食品成形
用型表面11には親水性のOH基12が多少とも存在す
るので(図2)、ので表面で脱塩酸反応が生じトリクロ
ロシリル基を複数個含む物質のクロロシラン単分子膜が
形成される。
【0022】例えば、クロロシリル基を複数個含むシリ
ル化合物SiCl4 を用いれば、食品成形用型11表面
には少量の親水性のOH基が露出されているので、表面
で脱塩酸反応が生じ下記(化2)の様に分子が−SiO
−結合を介して表面に固定される。
【0023】
【化2】 その後、非水系の溶媒例えばクロロホルムで洗浄して、
さらに水で洗浄すると、器と反応していないSiCl4
分子は除去され、食品成形用型表面に下記(化3)等の
シロキサン単分子膜13が得られる(図3)。
【0024】
【化3】 なお、このときできた単分子膜13は食品成形用型とは
−SiO−の化学結合を介して完全に結合されているの
で剥がれることが全く無い。また、得られた単分子膜は
表面にSiOH結合を数多く持つ。当初の水酸基のおよ
そ3倍程度の数が生成される。
【0025】そこでさらに、フッ化炭素基及びクロロシ
リル基を含む物質を混ぜた非水系の溶媒、例えば、CF
3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 を用い、1%程
度の濃度で溶かした80%n−ヘキサデカン、12%四
塩化炭素、8%クロロホルム溶液を調整し、前記表面に
SiOH結合を数多く持つ単分子膜の形成された食品成
形用型を1時間程度浸漬すると、食品成形用型表面にC
F3 (CF2 )7 (CH2 )2 Si(O−)3 の結合が
生成され、フッ素を含む単分子膜14が下層のシロキサ
ン単分子膜と化学結合した状態で食品成形用型表面全面
に亘りおよそ15オングストロームの膜厚で形成できた
(図4)。なお、単分子膜はクロスカットによる剥離試
験を行なっても全く剥離することがなかった。また、こ
の単分子膜は、耐熱性が300℃と高いため繰り返し使
用しても焼成による劣化は全く認められなかった。さら
に、製氷皿に用いた場合にも、充分な離型性が得られ
た。
【0026】さらにまた、上記実施例では、フッ化炭素
系界面活性剤としてCF3 (CF2)7 (CH2 )2 S
iCl3 を用いたが、アルキル鎖部分にエチレン基やア
セチレン基を付加したり組み込んでおけば、単分子膜形
成後5メガラド程度の電子線照射で架橋できるのでさら
に単分子膜の硬度を向上させることも可能である。
【0027】なお、フッ化炭素系界面活性剤として上記
のもの以外にもCF3 CH2 O(CH2 )15SiC
l3 、CF3 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (CH2 )
15SiCl3 、F(CF2 )8 (CH2 )2 Si(CH
3 )2 (CH2 )9 SiCl3 、CF3 COO(C
H2 )15SiCl3 、CF3 (CF2 )5 (CH2 )2
SiCl3 等が利用できる。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、基材表面
と共有結合している極めて薄いナノメータレベルの膜厚
のフッ化炭素系単分子膜を食品形成用型表面に形成する
ため、対剥離強度がきわめて高く、かつ食品形成用型本
来の形状を損なうことがない。また、この膜はフッ化炭
素系単分子膜は撥水撥油性にも優れており、表面の防汚
効果を高めることが可能となる。とくにフッ素が薄膜の
最外層にくるので、防汚性、撥水撥油性に優れる。従っ
て、極めて離型性および耐久性の高い高性能食品成形用
型を提供することができる。さらにこのことにより、メ
ンテナンスを大幅に削減できる効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のスポンジ焼成形用型の表
面を分子レベルまで拡大した断面概念図である。
【図2】 本発明の食品成形用型の第2の実施例を説明
するためにステンレス製食品成形用型の表面を分子レベ
ルまで拡大した処理前の断面概念図である。
【図3】 本発明の食品成形用型の第2の実施例を説明
するためにステンレス製食品成形用型の表面を分子レベ
ルまで拡大した処理中の断面概念図である。
【図4】 本発明の食品成形用型の第2の実施例を説明
するためにステンレス製食品成形用型の表面を分子レベ
ルまで拡大した処理後の断面概念図である。
【符号の説明】
1 スポンジ焼成形用型 2,14 単分子膜 12 水酸基 13 シロキサン単分子膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面に薄膜が形成された食品成形用
    型であって、前記薄膜分子は一端に−CF 3 基と他の一
    端に−Si−基を有し、基材表面とは−SiO−結合に
    より共有結合している化学吸着単分子膜を少なくとも含
    むことを特徴とする食品成形用型。
  2. 【請求項2】 一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−
    基を有する化学吸着単分子表層膜と基材との間に、無機
    シロキサン系単分子内層膜よりなる内層膜を有し、前記
    内層膜と基材表面は−SiO−結合により共有結合さ
    れ、かつ前記内層膜と前記表層膜とは−SiO−結合に
    より共有結合していることを特徴とする食品成形用型。
  3. 【請求項3】 食品成形用型が、ケーキ焼成用型、クッ
    キー焼成用型、パン焼成用型、チョコレート成形用型、
    ゼリー成形用型、アイスクリーム成形用型、オーブン
    皿、製氷皿で選ばれる請求項1または2記載の食品成形
    用型。
  4. 【請求項4】 一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−
    基を有する化学吸着単分子膜が、下記式(化1)で示さ
    れる請求項1または2記載の食品成形用型。 【化1】
  5. 【請求項5】 一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−
    基を有し、基材表面とは−SiO−結合により共有結合
    している化学吸着単分子膜を食品成形用型の表面に形成
    するに際し、一端にクロルシリル基(SiCln X3-n
    基、n=1、2、3、Xは官能基)を有し、他の一端に
    −CF 3 基を含むクロロシラン系界面活性剤を溶かした
    有機非水系溶媒中に前記食品成形用型を接触させ、前記
    界面活性剤よりなる化学吸着単分子膜を食品成形用型表
    面全体に亘り形成することを特徴とする食品成形用型の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−
    基を有する化学吸着単分子膜よりなる表層膜と基材との
    間に、無機シロキサン系単分子膜よりなる内層膜を有
    し、前記内層膜と基材表面は−SiO−結合により共有
    結合され、かつ前記内層膜と前記表層膜とは−SiO−
    結合により共有結合している薄膜を形成するに際し、食
    品成形用型の基材表面にクロロシリル基を複数個含む内
    層膜用無機系シリル化合物を混合した非水系溶媒に接触
    させて前記食品成形用型表面の水酸基と前記内層膜用化
    合物のクロロシリル基との間で脱塩化水素反応させる工
    程と、非水系有機溶媒を用いて前記食品成形用型の表面
    に残った未反応の前記内層膜用化合物を洗浄除去した
    後、水と反応させて、前記食品成形用型の表面に複数個
    のシラノール基を含内層膜を形成する工程と、一端にク
    ロルシリル基(SiCl n X 3-n 基、n=1、2、3、
    Xは官能基)を有し、他の一端に−CF 3 基を有するク
    ロロシラン系界面活性剤を食品成形用型の表面に化学吸
    着し表層膜を累積することを特徴とする食品成形用型の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 クロル基を複数個含む内層膜用無機系シ
    リル化合物が、SiCl4 、SiHCl3 、SiH2 C
    l2 、Cl−(SiCl2 O)n −SiCl3(nは整
    数)から選ばれる少なくとも一つの化合物である請求項
    6記載の食品成形用型の製造方法。
  8. 【請求項8】 一端に−CF 3 基と他の一端に−Si−
    基を有する分子として、CF3 −(CF2 )n −R−S
    iXp Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基、
    エチル基、アセチル基、Si−または酸素原子を含む置
    換基を表わすがなくとも良い、XはHまたはアルキル基
    から選ばれる置換基、pは0または1または2)を用い
    る請求項5または6記載の食品成形用型の製造方法。
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