JPH08245809A - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材Info
- Publication number
- JPH08245809A JPH08245809A JP7950595A JP7950595A JPH08245809A JP H08245809 A JPH08245809 A JP H08245809A JP 7950595 A JP7950595 A JP 7950595A JP 7950595 A JP7950595 A JP 7950595A JP H08245809 A JPH08245809 A JP H08245809A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- silicic acid
- rayon fiber
- friction material
- impregnated
- Prior art date
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- Pending
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 繊維による刺激がなく、しかも耐熱性に優
れ、高温域での摩擦抵抗の減少がなく、かつ磨耗率の低
いブレーキライニング用摩擦材を提供する。 【構成】 珪酸含有レーヨン繊維と黄銅線から、常法に
よりヤーンを作り、このヤーンを織布して得た厚手の織
物に熱硬化性樹脂を含浸させて構成する。 【効果】 珪酸含有レーヨン繊維は、30〜33重量%
を含有珪酸および/または含水珪酸アルミニウムで置換
して作られるレーヨン繊維であり、大気中では燃焼を継
続しなく、耐熱性に優れる。よってその珪酸含有レーヨ
ン繊維の特性がそのまま摩擦材製品に発揮される。
れ、高温域での摩擦抵抗の減少がなく、かつ磨耗率の低
いブレーキライニング用摩擦材を提供する。 【構成】 珪酸含有レーヨン繊維と黄銅線から、常法に
よりヤーンを作り、このヤーンを織布して得た厚手の織
物に熱硬化性樹脂を含浸させて構成する。 【効果】 珪酸含有レーヨン繊維は、30〜33重量%
を含有珪酸および/または含水珪酸アルミニウムで置換
して作られるレーヨン繊維であり、大気中では燃焼を継
続しなく、耐熱性に優れる。よってその珪酸含有レーヨ
ン繊維の特性がそのまま摩擦材製品に発揮される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦材に係るもので、
主としてブレーキライニングの使用に適した摩擦材の改
良に関する。
主としてブレーキライニングの使用に適した摩擦材の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキライニング用摩擦材とし
ては、優れた耐熱性と強度特性をもつアスベストを主材
としたものが知られているが、アスベストによる環境汚
染の問題から、アスベストに代る無機繊維や、有機繊維
を用いて製作した摩擦材も使用されている。アスベスト
に代る主なる繊維としては、アラミド繊維、フェノール
繊維、ガラス繊維があり、また一般の有機繊維も使用さ
れている。
ては、優れた耐熱性と強度特性をもつアスベストを主材
としたものが知られているが、アスベストによる環境汚
染の問題から、アスベストに代る無機繊維や、有機繊維
を用いて製作した摩擦材も使用されている。アスベスト
に代る主なる繊維としては、アラミド繊維、フェノール
繊維、ガラス繊維があり、また一般の有機繊維も使用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記アスベストに代る
繊維のうち、アラミド繊維やフェノール繊維等の耐熱性
を有する有機繊維は高価であることが難点とされてい
る。一方、ガラス繊維は、耐熱性を有するもののガラス
繊維の皮膚に対する刺激があり、取り扱い上好ましくな
い。また、一般の有機繊維を使用したものは、耐熱性が
低く、信頼性に劣る。加えて、ブレーキライニングは、
その使用目的から、高摩擦係数を有し、かつ低摩耗率を
有することが必要条件とされるので、それらを十分に満
足できるものでなければならない。
繊維のうち、アラミド繊維やフェノール繊維等の耐熱性
を有する有機繊維は高価であることが難点とされてい
る。一方、ガラス繊維は、耐熱性を有するもののガラス
繊維の皮膚に対する刺激があり、取り扱い上好ましくな
い。また、一般の有機繊維を使用したものは、耐熱性が
低く、信頼性に劣る。加えて、ブレーキライニングは、
その使用目的から、高摩擦係数を有し、かつ低摩耗率を
有することが必要条件とされるので、それらを十分に満
足できるものでなければならない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、比較的低コストで、ガラス繊
維にある刺激がなく、しかも耐熱性に優れ、高温域での
摩擦抵抗の減少が少なく、かつ磨耗率も低いブレーキラ
イニング用摩擦材を提供することを主たる目的としてい
る。
維にある刺激がなく、しかも耐熱性に優れ、高温域での
摩擦抵抗の減少が少なく、かつ磨耗率も低いブレーキラ
イニング用摩擦材を提供することを主たる目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明による摩
擦材は、珪酸含有レーヨン繊維と黄銅線から常法により
ヤーンを作り、このヤーンを織成して得た厚手の織物に
熱硬化性樹脂を含浸して硬化させて構成したことを要旨
としている。
擦材は、珪酸含有レーヨン繊維と黄銅線から常法により
ヤーンを作り、このヤーンを織成して得た厚手の織物に
熱硬化性樹脂を含浸して硬化させて構成したことを要旨
としている。
【0006】本願の第2の発明による摩擦材は、珪酸含
有レーヨン繊維とガラスヤーンを用い、常法によりヤー
ンを作り、このヤーンを織成して得た厚手の織物に熱硬
化性樹脂を含浸して硬化させた構成を要旨としている。
前記織物に結合材として含浸させる熱硬化性樹脂として
は、フェノール系樹脂が好ましいが、特にそれに限定さ
れるものではない。
有レーヨン繊維とガラスヤーンを用い、常法によりヤー
ンを作り、このヤーンを織成して得た厚手の織物に熱硬
化性樹脂を含浸して硬化させた構成を要旨としている。
前記織物に結合材として含浸させる熱硬化性樹脂として
は、フェノール系樹脂が好ましいが、特にそれに限定さ
れるものではない。
【0007】本願の第3の発明による摩擦材は、珪酸含
有レーヨン繊維とガラスヤーンおよび黄銅線を用い、常
法によりヤーンを作り、このヤーンを織成して得た厚手
の織物に熱硬化性樹脂を含浸して硬化させて構成したこ
とを要旨としている。
有レーヨン繊維とガラスヤーンおよび黄銅線を用い、常
法によりヤーンを作り、このヤーンを織成して得た厚手
の織物に熱硬化性樹脂を含浸して硬化させて構成したこ
とを要旨としている。
【0008】
【作用】本発明で使用される珪酸含有レーヨン繊維は、
ビスコースレーヨン法で製造されるレーヨン繊維であ
り、シリカおよびアルミナ換算で30〜33重量%を含
水珪酸および/または含水珪酸アルミニウムで置換され
て作られるものである。この珪酸含有レーヨン繊維のL
OI値(制限酸素濃度:燃焼を継続するのに必要な最低
酸素濃度)は28〜33%であり、大気中では燃焼を継
続しなく、耐熱性に優れる。したがって前記珪酸含有レ
ーヨン繊維を用いた摩擦材も優れた耐熱性に優れている
ことから、高温域での摩擦抵抗の減少が少なく、また磨
耗率も低い。また、ヤーンに組み込まれた黄銅線は、ヤ
ーンの相互の絡みを強化すると共に摩擦材全体の強度を
高める補強材として働く。
ビスコースレーヨン法で製造されるレーヨン繊維であ
り、シリカおよびアルミナ換算で30〜33重量%を含
水珪酸および/または含水珪酸アルミニウムで置換され
て作られるものである。この珪酸含有レーヨン繊維のL
OI値(制限酸素濃度:燃焼を継続するのに必要な最低
酸素濃度)は28〜33%であり、大気中では燃焼を継
続しなく、耐熱性に優れる。したがって前記珪酸含有レ
ーヨン繊維を用いた摩擦材も優れた耐熱性に優れている
ことから、高温域での摩擦抵抗の減少が少なく、また磨
耗率も低い。また、ヤーンに組み込まれた黄銅線は、ヤ
ーンの相互の絡みを強化すると共に摩擦材全体の強度を
高める補強材として働く。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を、比較例と共に示
す。
す。
【0010】実施例1 珪酸含有レーヨン繊維をカードマシンを用いて、常法に
よりスライバーを作り、このスライバーを精紡(撚りか
け)して単糸となし、この単糸3本と黄銅線2本で合糸
を得た。この合糸を織って厚手の織布を作り、次いでこ
れにフェノール樹脂を含浸させて摩擦材を得た。
よりスライバーを作り、このスライバーを精紡(撚りか
け)して単糸となし、この単糸3本と黄銅線2本で合糸
を得た。この合糸を織って厚手の織布を作り、次いでこ
れにフェノール樹脂を含浸させて摩擦材を得た。
【0011】実施例2 珪酸含有レーヨン繊維をカードマシンを用いて、常法に
よりスライバーを作り、これをガラスヤーンの回りに巻
きつけ、ガラスヤーンを芯とし、前記珪酸含有レーヨン
繊維のスライバーをコート材としたものを3本で撚糸を
得た。この撚糸を織って珪酸含有レーヨン繊維55重量
%、ガラス繊維45重量%よりなる厚手の織布を作り、
次いでこれにフェノール樹脂を含浸させて摩擦材を得
た。
よりスライバーを作り、これをガラスヤーンの回りに巻
きつけ、ガラスヤーンを芯とし、前記珪酸含有レーヨン
繊維のスライバーをコート材としたものを3本で撚糸を
得た。この撚糸を織って珪酸含有レーヨン繊維55重量
%、ガラス繊維45重量%よりなる厚手の織布を作り、
次いでこれにフェノール樹脂を含浸させて摩擦材を得
た。
【0012】実施例3 珪酸含有レーヨン繊維をカードマシンを用いて、常法に
よりスライバーを作り、これをガラスヤーンの回りに巻
きつけ、ガラスヤーンを芯とし、前記珪酸含有レーヨン
繊維のスライバーをコート材としたものを3本と、黄銅
線2本とで撚糸を得た。この撚糸を織って珪酸含有レー
ヨン繊維55重量%、ガラス繊維45重量%よりなる厚
手の織布を作り、次いでこれにフェノール樹脂を含浸さ
せて摩擦材を得た。
よりスライバーを作り、これをガラスヤーンの回りに巻
きつけ、ガラスヤーンを芯とし、前記珪酸含有レーヨン
繊維のスライバーをコート材としたものを3本と、黄銅
線2本とで撚糸を得た。この撚糸を織って珪酸含有レー
ヨン繊維55重量%、ガラス繊維45重量%よりなる厚
手の織布を作り、次いでこれにフェノール樹脂を含浸さ
せて摩擦材を得た。
【0013】比較例1 レーヨン繊維をカードマシンを用いて、常法によりスラ
イバーを作り、このスライバーを3本と黄銅線2本とを
撚り合わせて撚糸を得た。この撚糸を織って厚手の織布
を得た。次いで、これにフェノール樹脂を含浸し、加熱
硬化させて摩擦材を得た。
イバーを作り、このスライバーを3本と黄銅線2本とを
撚り合わせて撚糸を得た。この撚糸を織って厚手の織布
を得た。次いで、これにフェノール樹脂を含浸し、加熱
硬化させて摩擦材を得た。
【0014】前記各実施例および比較例の物性は表1の
通りである。
通りである。
【0015】
【表1】
【0016】さらに、各実施例および比較例について、
図1のグラフに摩擦係数と温度との関係を、また図2の
グラフに、磨耗率と温度との関係を示す。なお、下記表
2および表3は、図1および図2のグラフに表された特
性曲線の根拠となる数値を示したものである。
図1のグラフに摩擦係数と温度との関係を、また図2の
グラフに、磨耗率と温度との関係を示す。なお、下記表
2および表3は、図1および図2のグラフに表された特
性曲線の根拠となる数値を示したものである。
【0017】
【表2】
【表3】
【0018】図1および図2のグラフに示すように、珪
酸含有レーヨン繊維を使用した実施例1,2の摩擦材
は、繊維の耐熱性が優れ、かつ摩擦材の耐熱性が優れて
いるので、高温域での摩擦抵抗の減少が少なく、また磨
耗率も低いという効果が確認された。
酸含有レーヨン繊維を使用した実施例1,2の摩擦材
は、繊維の耐熱性が優れ、かつ摩擦材の耐熱性が優れて
いるので、高温域での摩擦抵抗の減少が少なく、また磨
耗率も低いという効果が確認された。
【0019】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、珪酸含有レーヨン繊維と黄銅線からなる合糸を用い
て織物を作り、この織物に熱硬化性樹脂を含浸させて構
成したものであるから、繊維による刺激がなく、しかも
耐熱性に優れ、高温域での摩耗抵抗の減少がなく、かつ
磨耗率の低いブレーキライニング用摩擦材を得ることが
できる。
ば、珪酸含有レーヨン繊維と黄銅線からなる合糸を用い
て織物を作り、この織物に熱硬化性樹脂を含浸させて構
成したものであるから、繊維による刺激がなく、しかも
耐熱性に優れ、高温域での摩耗抵抗の減少がなく、かつ
磨耗率の低いブレーキライニング用摩擦材を得ることが
できる。
【図1】摩擦材の摩耗係数と温度との関係を示すグラフ
である。
である。
【図2】摩擦材の磨耗率と温度との関係を示すグラフで
ある。
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/14 530 C09K 3/14 530D F16D 69/02 F16D 69/02 K
Claims (3)
- 【請求項1】 珪酸含有レーヨン繊維と黄銅線から常法
によりヤーンを作り、このヤーンを織成して得た厚手の
織物に熱硬化性樹脂を含浸して硬化させて構成したこと
を特徴とする摩擦材。 - 【請求項2】 珪酸含有レーヨン繊維とガラスヤーンを
用い、常法によりヤーンを作り、このヤーンを織成して
得た厚手の織物に熱硬化性樹脂を含浸して硬化させて構
成したことを特徴とする摩擦材。 - 【請求項3】 珪酸含有レーヨン繊維とガラスヤーンお
よび黄銅線を用い、常法によりヤーンを作り、このヤー
ンを織成して得た厚手の織物に熱硬化性樹脂を含浸して
硬化させて構成したことを特徴とする摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7950595A JPH08245809A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7950595A JPH08245809A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245809A true JPH08245809A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13691808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7950595A Pending JPH08245809A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08245809A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101555919A (zh) * | 2009-01-25 | 2009-10-14 | 瑞阳汽车零部件(仙桃)有限公司 | 高效陶瓷刹车片 |
| US11209063B2 (en) | 2016-11-02 | 2021-12-28 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Friction material composition and friction material |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7950595A patent/JPH08245809A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101555919A (zh) * | 2009-01-25 | 2009-10-14 | 瑞阳汽车零部件(仙桃)有限公司 | 高效陶瓷刹车片 |
| US11209063B2 (en) | 2016-11-02 | 2021-12-28 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Friction material composition and friction material |
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