JPH08246260A - 紡績機のドラフト装置 - Google Patents
紡績機のドラフト装置Info
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- JPH08246260A JPH08246260A JP7041498A JP4149895A JPH08246260A JP H08246260 A JPH08246260 A JP H08246260A JP 7041498 A JP7041498 A JP 7041498A JP 4149895 A JP4149895 A JP 4149895A JP H08246260 A JPH08246260 A JP H08246260A
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Abstract
維搬送路周辺の部品に巻き付くこと無く、安定して繊維
を搬送する。 【構成】 紡績機のドラフト装置において、互いに接触
する1対のロ−ラ−(1,2,3,4,5)を所定の間
隔をおいて、並べて配置し、これらのうちで少なくとも
1対のロ−ラ−(4)のトップロ−ラ−(4t)または
ボトムロ−ラ−(4b)のいずれかのロ−ラ−の繊維把
持部に凹部(N)設ける。凹部(N)を設けることによ
って繊維間の拘束力を弱め、静電気の発生を抑える。
Description
関するものである。
プロ−ラ−、ボトムロ−ラ−対間にスライバ−を通し、
各ローラ対間に回転速度差を与えることでスライバ−を
所望の太さにしているが、ドラフト装置の複数対ロ−ラ
−のうちで、少なくとも1対のトップロ−ラ−とボトム
ロ−ラ−の各々にエプロンベルトと呼ばれる無端ベルト
を装着して繊維間で均等にすべりを起こさせるようにし
ているものがある。このように、1対のトップロ−ラ−
とボトムロ−ラ−の各々にエプロンベルトを装着してド
ラフトを行う装置で、いわゆるダブルエプロンドラフト
方式と呼ばれているドラフト装置がある。
えば図5に示すようなものがある。図示したドラフト装
置は、2本のスライバ−(SA,SB)から2本の単糸
を紡績し、合糸して双糸とする双糸紡績機に関するもの
で、スライバ−(SA)側とスライバ−(SB)側とは
同様の機構であるので、スライバ−(SA)についての
み説明する。図5に示すドラフト装置(56)は、5対
のロ−ラ−(51,52,53,54,55)が配置さ
れており、各ロ−ラ−対はトップロ−ラ−(51t,5
2t,53t,54t,55t)とボトムロ−ラ−(5
1b,52b,53b,54b,55b)から構成され
ている。そして、第2ロ−ラ−対(52)のトップロ−
ラ−(52t)およびボトムロ−ラ−(52b)には、
それぞれエプロンベルト(52EtA)およびエプロン
ベルト(52EbA)が装着されている。尚、第2ロ−
ラ−対の第2とは、スライバ−送り(繊維送り)方向の
下流側から数えて2番目のことであり、以下、他のロ−
ラ−対も同様に数える。また、第4ロ−ラ−対(54)
のトップロ−ラ−(54t)およびボトムロ−ラ−(5
4b)にも、エプロンベルト(54EtA)およびエプ
ロンベルト(54EbA)がそれぞれ装着されている。
すなわち、第2ロ−ラ−対(52)および第4ロ−ラ−
対(54)は、ダブルエプロンドラフト方式となってい
る。
t,54t,55t)は、それぞれ対応した該ボトムロ
−ラ−(51b,52b,53b,54b,55b)に
圧接した状態で固定される。尚、第2トップロ−ラ−
(52t)と第4トップロ−ラ−(54t)は、該エプ
ロンベルトを介して、第2ボトムロ−ラ−(52b)と
第4ボトムロ−ラ−(54b)に圧接されている。そし
て、各ボトムロ−ラ−(51b,52b,53b,54
b,55b)に回転駆動が与えれることによって、各該
ロ−ラ−対(51,52,53,54,55)は回転す
る。スライバ−(SA)は、上記の各該ロ−ラ−対間に
与えられた回転表面速度差によって、ドラフトされ、所
定の太さに整えられる。その際、エプロンベルト(54
EtA)とエプロンベルト(54EbA)及びエプロン
ベルト(52EtA)とエプロンベルト(52EbA)
は、スライバ−を把持しつつ通過させ、均等にすべりを
起こさせる働きをしている。
部の断面が示されている。スライバ−(SA,SB)
は、それぞれエプロンベルト(54EtA,54Eb
A,54EtB,54EbB)によって把持されいる。
トップロ−ラ−(54t)のスライバ−把持部は他の部
分の径よりも小径に形成され、該スライバ−把持部には
凹部(60)が形成されている。これによってスライバ
−把持力が凹部(60)が無い場合より弱められてい
る。
する場合、ドラフト力と静電気発生量は、ほぼ比例関係
にある。ドラフト力は、ロ−ラ−間で繊維を引き抜く時
の引き抜き抵抗力であり、繊維の接触本数、絡まり、密
度により変化し、ドラフト力を増加させれば、繊維同士
の接触、絡みつきが高くなり、静電気の発生量も増加す
る。(特にウ−ル100%のスライバ−やアクリル、ナ
イロン、ポリエステル等の化学繊維を原料とするスライ
バ−の場合が多い。)
図6に示されたように、スライバ−(SA,SB)の把
持部は、トップロ−ラ−(54t)に凹部(60)が設
けられているものの、ゴム製の1対のエプロンベルトで
拘束された状態であり、繊維の把持、制御性能は高まる
が、反面、ドラフト力が増加し、静電気の発生量も増加
する。この静電気の発生により、下流のロ−ラ−やエプ
ロンベルトの繊維搬送路周辺の部品にスライバ−を構成
する繊維が巻き付くという悪影響を引き起こす欠点があ
った。
辺の部品に繊維が巻き付くこと防止し、なおかつ、良質
な紡績糸を形成しようとすれば、ドラフト比の設定の幅
が制限されるという欠点もあった。
し、静電気の発生を抑え、繊維が繊維搬送路周辺の部品
へ巻き付くことを防止できる紡績機のドラフト装置を提
供することにある。
めに、本発明の紡績機のドラフト装置は、互いに接触す
る1対のロ−ラ−を所定の間隔をおいて、複数対並べて
配置し、これら複数対のロ−ラ−のうちで少なくとも1
対のロ−ラ−のトップロ−ラ−またはボトムロ−ラ−の
いずれかのロ−ラ−の繊維把持部に凹部を設けたもので
ある。
隣接する2対のロ−ラ−間のうちで、ドラフト比の比較
的小さい隣接する2対のロ−ラ−間の繊維送り方向の上
流側のロ−ラ−対のトップロ−ラ−またはボトムロ−ラ
−のいずれかのロ−ラ−の繊維把持部に凹部を設けた。
の他の一方のロ−ラ−には、エプロンベルトを有し、該
エプロンベルトを介して、トップロ−ラ−とボトムロ−
ラ−とを接触させるように構成した。
対、所定の間隔をおいて、並べて配置し、繊維送り方向
の下流側から4番目の第4ロ−ラ−対のトップロ−ラ−
またはボトムロ−ラ−のいずれかのロ−ラ−の繊維把持
部に凹部を設けた。
とも1対のロ−ラ−のトップロ−ラ−またはボトムロ−
ラ−のいずれか、または両方に、エプロンベルトを有
し、そのエプロンベルトまたはエプロンベルト対を介し
て、トップロ−ラ−とボトムロ−ラ−とを接触させるよ
うに構成し、それ以外のロ−ラ−対のうちで少なくとも
1対のロ−ラ−のトップロ−ラ−またはボトムロ−ラ−
のいずれかのロ−ラ−の繊維把持部に凹部を設けてもよ
い。
に2対のロ−ラ−間のうちでドラフト比の比較的小さい
2対のロ−ラ−間に1対のロ−ラ−を設け、この1対の
ロ−ラ−は、トップロ−ラ−またはボトムロ−ラ−のい
ずれかのロ−ラ−の繊維把持部に凹部を設けた。
−ラ−間のドラフト比を、5以下に設定した。
り方向の下流側から2番目のロ−ラ−対のトップロ−ラ
−およびボトムロ−ラ−のそれぞれにエプロンベルトを
設け、且つ、繊維送り方向の下流側から3番目のロ−ラ
−対と5番目のロ−ラ−対との間のドラフト比を1番目
のロ−ラ−対と3番目のロ−ラ−対との間のドラフト比
より小さく設定し、且つ、4番目のロ−ラ−対のトップ
ロ−ラ−またはボトムロ−ラ−のいずれかのロ−ラ−の
繊維把持部に凹部を設けた。
バ−把持部の繊維の拘束力が大幅に小さくなり、抵抗
力、摩擦力が小さくなる。それによって静電気の発生が
抑えられ、確実にスライバ−が搬送される。また、ドラ
フト比の比較的小さいロ−ラ−対に凹部を設ければ、糸
物性への影響を少なくすることができる。
する。図1、図2は本発明に係るドラフト装置の一実施
例を備えた紡績機を示している斜視図である。これらの
図は、紡績機の1ユニットのみが示されており、紡績機
には該ユニットが機台水平方向に多数並設されている。
の各ユニットの概要を説明する。この紡績機のユニット
の主要部の構成は、繊維搬送の上流側より下流側方向へ
順に、5線式ドラフト装置部(6)、スピニング装置部
(7)、巻き取り装置部(8)から成っている。この紡
績機は双糸紡績機であるため、5線式ドラフト装置部
(6)とスピニング装置部(7)は、スライバ−(S
A)側とスライバ−(SB)側に、同一の機構のもの
が、平行に並べらて配置されている。しがって、同一機
構部分については、スライバ−(SA)側で代表して説
明する。尚、この実施例では、スライバ−としてウ−ル
等の長繊維からなるスライバ−を使用している。
ドラフト装置部(6)には、5対のロ−ラ−対(1,
2,3,4,5)が配備されている。第2ロ−ラ−対の
トップロ−ラ−(2t)およびボトムロ−ラ−(2b)
には、エプロンベルト(2EtA)およびエプロンベル
ト(2EbA)がそれぞれ装着され、第4ロ−ラ−対
(4)のボトムロ−ラ−(4b)にも、エプロンベルト
(4EbA)が装着されている。
束)(SA)は、トランペットガイド(20A)を介し
て、ドラフト装置部(6)に直接供給される。ドラフト
装置部の詳細は後述する。
(9A)と、サクションパイプ(16A)を備えたダス
トコレクタ−(15A)とが配備されている。ダストコ
レクタ−(15A)の繊維搬送下流側には、ニップロ−
ラ−(10n)を圧接したデリベリ−ロ−ラ−(10)
が配備されている。
ロントロ−ラ−対(1)より送出され、スピニング装置
部(7)に至り、紡績ノズル(9A)を通過し、ニップ
ロ−ラ−(10n)を圧接したデリベリ−ロ−ラ−(1
0)に把持される。紡績ノズル(9A)は、内部の糸道
に回転方向が逆の圧空噴射により旋回気流を発生させる
2個のノズルを有している。スライバ−(SA)は、該
紡績ノズル(9A)を通過することにより、仮撚紡績さ
れ、平行な芯繊維の表層に巻き付き繊維が存在する結束
紡績糸の単糸(Ya)が形成される。その際、発生する
風綿は、ダストコレクタ−(15A)に吸引され、サク
ションパイプ(16A)を通して回収される。
ライバ−(SA)と同様に、紡績ノズル(9B)を経
て、紡績糸の単糸(Yb)として形成さる。
1)、スラックチュ−ブ(12)、ヤ−ンクリアラ−
(13)、トラバ−ス装置(22)および図示省略した
巻き取りドラムが、それぞれ繊維搬送の上流側より下流
側に順次配置されている。
a)と単糸(Yb)は、ニップロ−ラ−(10n)とデ
リベリ−ロ−ラ−(10)により引き出され、巻き取り
装置部(8)に至り、合糸ガイド(11)により、引き
揃えられて、双糸(Y)が形成され、出来上がった双糸
(Y)はヤ−ンクリアラ−(13)で糸欠点を監視され
つつ、トラバ−ス装置(22)で綾振りされながら、図
示省略した巻き取りドラムによって回転駆動されるパッ
ケ−ジ(14)に巻き取られる。ヤ−ンクリアラ−(1
3)で糸欠点を検出したときには、ヤ−ンクリアラ−
(13)に付属のカッタ−で糸(Y)が切断され、図示
省略した糸継ぎ装置によって糸継ぎされる。スラックチ
ュ−ブ(12)は、糸継ぎの際の糸のたるみを吸収す
る。
図1はドラフト装置部(6)の詳細を示した斜視図であ
る。ドラフト装置部(6)には、繊維搬送の下流側(図
中下方)より順に、第1ロ−ラ−対(フロントロ−ラ−
対)(1)、第2ロ−ラ−対(2)、第3ロ−ラ−対
(3)、第4ロ−ラ−対(4)、第5ロ−ラ−対(バッ
クロ−ラ−対)(5)が配備されている。各ロ−ラ−対
は、トップロ−ラ−(1t,2t,3t,4t,5t)
とボトムロ−ラ−(1b,2b,3b,4b,5b)か
ら構成されている。
b,5b)は、例えば金属で作らており、トップロ−ラ
−と接触する回転表面には、中心軸方向に筋が形成され
ている。トップロ−ラ−(1t,2t,3t,4t,5
t)のボトムロ−ラ−との接触面部は、合成ゴム等で作
られている。
(2t)およびボトムロ−ラ−(2b)には、エプロン
ベルト(2EtA)およびエプロンベルト(2EbA)
がそれぞれ装着されている。しかし、第4ロ−ラ−対
(4)のボトムロ−ラ−(4b)にはエプロンベルト
(4EbA)が装着されているが、第4トップロ−ラ−
(4t)にはエプロンベルトは装着されていない構成と
なっている。すなわち、第2ロ−ラ−対(2)は、ダブ
ルエプロンドラフト方式となっている。しかし、第4ロ
−ラ−対(4)は、ダブルエプロンドラフト方式となっ
ていない。そして、図3にも示すように第4トップロ−
ラ−(4t)の繊維把持部は他の部分より小径に形成さ
れ、これにより、第4トップロ−ラ−(4t)の繊維把
持部の外周上には、凹部(N)が設けられる。凹部
(N)の深さは、ボトムロ−ラ−(4b)とトップロ−
ラ−(4t)の凹部(N)の底面とでスライバ−(S
A)が適度に把持される大きさに設定されている。ま
た、上述のエプロンベルトは、皮または合成ゴムで作ら
れた無端ベルトであり、上述のロ−ラ−を取り囲むよう
にして装着されている。
t,5t)は、各々、ドラフトクレ−ドル(17)に回
転自在に支持されており、該ドラフトクレ−ドルは、機
枠に固定した支軸(18)により揺動自在に支持されて
いる。そして、該ドラフトクレ−ドル(17)を下降さ
せ、各トップロ−ラ−(1t,2t,3t,4t,5
t)を各ボトムロ−ラ−(1b,2b,3b,4b,5
b)に圧接した状態でレバ−(19)を回動してドラフ
トクレ−ドル(17)は固定される。尚、第2トップロ
−ラ−(2t)と第2ボトムロ−ラ−(2b)は、エプ
ロンベルト(2EtA)およびエプロンベルト(2Eb
A)を介して圧接され、第4トップロ−ラ−(4t)と
第4ボトムロ−ラ−(4b)は、エプロンベルト(4E
bA)を介して圧接されている。
b,5b)は、紡績機の端部の動力源(図示していな
い)に連結された駆動ロ−ラ−であり、全ユニットを一
斉に駆動回転される。バックボトムロ−ラ−(5b)軸
と第4ボトムロ−ラ−(4b)軸との間にはタイミング
ベルト(図示していない)が装着され、動力源(図示し
ていない)に連結されている。また、第3ボトムロ−ラ
−(3b)軸と第2ボトムロ−ラ−(2b)軸との間に
も、同様に、タイミングベルト(図示していない)が装
着され、動力源(図示していない)に連結されている。
そして、フロントロ−ラ−(1b)軸は、直接、動力源
(図示していない)に連結されている。
転が与えられると、バックボトムロ−ラ−(5b)に圧
接して接触しているバックトップロ−ラ−(5t)に、
接触部より回転力が伝達され、バックトップロ−ラ−
(5t)は従動回転を行う。第4ボトムロ−ラ−(4
b)軸に駆動回転が与えられると、第4ボトムロ−ラ−
(4b)に装着されているエプロンベルト(4EbA)
とエプロンベルト(4EbB)に回転力が伝達され、エ
プロンベルト(4EbA)とエプロンベルト(4Eb
B)は、それぞれ従動回転をする。更に、エプロンベル
ト(4EbA)とエプロンベルト(4EbB)の回転力
は、第4トップロ−ラ−(4t)に伝達され、第4トッ
プロ−ラ−(4t)は従動回転を行う。第3ボトムロ−
ラ−(3b)軸に駆動回転が与えられると、第3ボトム
ロ−ラ−(3b)に圧接して接触している第3トップロ
−ラ−(3t)に、回転力が伝達され、第3トップロ−
ラ−(3t)は従動回転を行う。第2ボトムロ−ラ−
(2b)軸に駆動回転が与えられると、第2ボトムロ−
ラ−(2b)に装着されているエプロンベルト(2Eb
A)とエプロンベルト(2EbB)に回転力が伝達さ
れ、エプロンベルト(2EbA)とエプロンベルト(2
EbB)は、それぞれ従動回転をする。エプロンベルト
(2EbA)の回転力は、圧接して接触しているエプロ
ンベルト(2EtA)に伝達され、エプロンベルト(2
EtA)は従動回転をし、エプロンベルト(2EbB)
の回転力は、圧接して接触しているエプロンベルト(2
EtB)に伝達され、エプロンベルト(2EtB)は従
動回転をする。そして、エプロンベルト(2EtA)と
エプロンベルト(2EtB)の回転力は、第2トップロ
−ラ−(2t)に伝達され、第2トップロ−ラ−(2
t)は従動回転を行う。フロントボトムロ−ラ−(1
b)軸に駆動回転が与えられると、フロントボトムロ−
ラ−(1b)に圧接して接触しているフロントトップロ
−ラ−(1t)に、接触部より回転力が伝達され、フロ
ントトップロ−ラ−(1t)は従動回転を行う。
3b,4b,5b)の駆動回転には異なる速度の回転が
与えられ、各ロ−ラ−対(1,2,3,4,5)は異な
る速度で回転して、各ロ−ラ−対間には回転速度差が与
えられる。第3ロ−ラ−対(3)の回転表面速度は、バ
ックロ−ラ−対(5)の回転表面速度より速く設定され
ており、フロントロ−ラ−対(1)の回転表面速度は、
第3ロ−ラ−対(3)の回転表面速度よりも、更に速く
設定されている。第2ロ−ラ−対(2)の回転表面速度
は、第3ロ−ラ−対(3)の回転表面速度より若干速
く、且つ、フロントロ−ラ−対(1)の回転表面速度よ
りも遅く設定されている。また、第4ロ−ラ−対(4)
の回転表面速度は、バックロ−ラ−対(5)の回転表面
速度より若干速く、第3ロ−ラ−対(3)の回転表面速
度よりも遅く設定されている。この実施例では、第3ロ
−ラ−対(3)とバックロ−ラ−対(5)との間のドラ
フト比が5以下に設定され、フロントロ−ラ−対(1)
と第3ロ−ラ−対(3)との間のドラフト比が20以上
に設定されている。
は、各該ロ−ラ−対間に与えられた回転表面速度差によ
って、所定のドラフト比でドラフトされ、所定の太さに
整えられる。フロントロ−ラ−対(1)と第3ロ−ラ−
対(3)との距離および第3ロ−ラ−対(3)とバック
ロ−ラ−対(5)との距離は、それぞれスライバ−を構
成する繊維の最大繊維長よりも長く設定されている。
スライバ−(SA)は、バックロ−ラ−対(5)と第3
ロ−ラ−対(3)間で引伸され、更に、第3ロ−ラ−対
(3)とフロントロ−ラ−対(1)間で引伸され、所定
の太さにドラフトされる。また、第4ロ−ラ−対(4)
と第2ロ−ラ−対(2)は、それぞれバックロ−ラ−対
(5)と第3ロ−ラ−対(3)との間および第3ロ−ラ
−対(3)とフロントロ−ラ−対(1)との間でドラフ
トされるスライバ−を補助的にドラフトし、ドラフトを
安定させる働きをしている。そして、そのドラフトの
際、第4ロ−ラ−対(4)において、スライバ−(S
A)は、第4ボトムロ−ラ−(4b)に装着されたエプ
ロンベルト(4EbA)と第4トップロ−ラ−(4t)
に設けられた凹部(N)によって把持される。ここで、
エプロンベルト(4EbA)は、主な機能をしておら
ず、装着されて無くてもよい。また、第2ロ−ラ−対
(2)において、第2ボトムロ−ラ−(2b)に装着さ
れたエプロンベルト(2EbA)と第2トップロ−ラ−
(2t)に装着されたエプロンベルト(2EbA)は、
スライバ−(SA)を把持しつつ通過させ、均等にすべ
りを起こさせてドラフトする働きをしている。
が、本発明は双糸紡績機に限られるものでは無く、単糸
紡績機でもよい。また、ドラフト装置(6)に供給され
る繊維群は、スライバ−でなくてもよく、例えば粗糸等
であってもよい。
スライバ−把持部の断面が示されている。スライバ−
(SA,SB)は搬送されている状態の繊維把持部の断
面である。スライバ−(SA,SB)は、エプロンベル
ト(4EbA,4EbB)と第4トップロ−ラ−(4
t)に設けられた凹部(N)によって把持されている。
スライバ−(SA,SB)を構成する繊維は、図6に示
したスライバ−の把持状態に比べ、繊維同士の接触、密
度、絡みつきは低く、拘束されていない状態である。従
って、ドラフトする際の繊維間の抵抗力、摩擦力が図6
の場合と比べて低下し、静電気の発生が抑えられる。
−(5)間におけるドラフト比と糸物性値との関係の一
例を示すグラフである。横軸は第3ロ−ラ−とバックロ
−ラ−間に於けるドラフト比、縦軸は均斉度(U%)を
示している。c1は、品質的に使用可能な均斉度を示す
しきい値で、c1%以下は使用可能である。尚、糸種は
ポリエステル52%、ウ−ル48%、60番手の糸を紡
績した。
〜9で品質的に使用可能であるが、ドラフト比が7以上
となると、ロ−ラ−等への繊維の巻き付きが起こるた
め、結果的には使用可能なドラフト比の範囲は6〜7の
狭い範囲となり、条件設定の幅が狭い。つまり、繊維の
制御力が高いため、適性条件を選択するとドラフト性能
は高いが、適性条件の選定が困難である。
5.5の範囲で品質的に使用可能であり、なおかつ、繊
維の巻付きも発生しない。従来装置に比べ本発明装置
は、ドラフト比を広い範囲に設定することが可能とな
る。これは、繊維の制御力が低くなり、条件設定がし易
くなるためである。また、約5以下の比較的小さいドラ
フト比で使用すると、繊維の制御力がドラフト性能に与
える影響は小さく、繊維の制御力の低下によるドラフト
性能の低下は、殆どないものと考えられる。
ト装置は、ダブルエプロン方式でドラフトした場合のよ
うな繊維束の拘束された状態は無くなり、繊維束内の繊
維の拘束力、繊維同士の接触は大幅に小さくなり、引き
抜き抵抗力、摩擦力が小さくなる。このため、ドラフト
時、繊維束に発生する静電気の発生量が抑えらる。その
結果、静電気によるロ−ラ−や周辺部品等へ絡みつかせ
ること無く、ドラフトむらや、繊維束の切断等の不都合
が解決され、確実に、且つ、安定した繊維束の搬送が行
われる。特にドラフト比が小さく(5以下が好ましい)
設定された箇所に設けられているロ−ラ−対に凹部を設
けるようにすれば、ドラフト性能の低下を招くことがな
く、良質の糸を形成できる。
ラ−やエプロンの繊維搬送路周辺の部品に巻き付くこと
防止するためのドラフト比設定が、従来のダブルエプロ
ン方式に比べ、広い範囲で設定できる。
しなくて済むため、交換する必要性が無くなりメンテナ
ンス性が良好となる。そして、ドラフト装置の部品点数
が減ることにより、コストダウンにつながるというメリ
ットを有する。
−ラ−間におけるドラフト比と糸物性値との関係の比較
例を示すグラフである。
ベルト 4EbA,4EbB エプロンベルト N 凹部 SA,SB スライバ− Ya,Yb 単糸 Y 双糸
Claims (8)
- 【請求項1】 互いに接触する1対のロ−ラ−を所定の
間隔をおいて、複数対並べて配置し、これら複数対のロ
−ラ−のうちで少なくとも1対のロ−ラ−のトップロ−
ラ−またはボトムロ−ラ−のいずれかのロ−ラ−の繊維
把持部に凹部を設けたことを特徴とする紡績機のドラフ
ト装置。 - 【請求項2】 1対のロ−ラ−を3対以上備え、各隣接
する2対のロ−ラ−間のうちで、ドラフト比の比較的小
さい隣接する2対のロ−ラ−間の繊維送り方向の上流側
のロ−ラ−対のトップロ−ラ−またはボトムロ−ラ−の
いずれかのロ−ラ−の繊維把持部に凹部を設けたことを
特徴とする請求項1に記載の紡績機のドラフト装置。 - 【請求項3】 繊維把持部に凹部を設けたロ−ラ−の他
の一方のロ−ラ−には、エプロンベルトを有し、該エプ
ロンベルトを介して、トップロ−ラ−とボトムロ−ラ−
とを接触させるように構成したことを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の紡績機のドラフト装置。 - 【請求項4】 互いに接触する1対のロ−ラ−を5対、
所定の間隔をおいて、並べて配置し、繊維送り方向の下
流側から4番目の第4ロ−ラ−対のトップロ−ラ−また
はボトムロ−ラ−のいずれかのロ−ラ−の繊維把持部に
凹部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項3
に記載の紡績機のドラフト装置。 - 【請求項5】 複数対のロ−ラ−のうちで、少なくとも
1対のロ−ラ−のトップロ−ラ−またはボトムロ−ラ−
のいずれか、または両方に、エプロンベルトを有し、そ
のエプロンベルトまたはエプロンベルト対を介して、ト
ップロ−ラ−とボトムロ−ラ−とを接触させるように構
成し、それ以外のロ−ラ−対のうちで少なくとも1対の
ロ−ラ−のトップロ−ラ−またはボトムロ−ラ−のいず
れかのロ−ラ−の繊維把持部に凹部を設けたことを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかに記載の紡績機のド
ラフト装置。 - 【請求項6】 1対のロ−ラ−が3対以上設けられ、更
に2対のロ−ラ−間のうちでドラフト比の比較的小さい
2対のロ−ラ−間に1対のロ−ラ−を設け、この1対の
ロ−ラ−はトップロ−ラ−またはボトムロ−ラ−のいず
れかのロ−ラ−の繊維把持部に凹部が設けられているこ
とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の紡
績機のドラフト装置。 - 【請求項7】 ドラフト比の比較的小さい2対のロ−ラ
−間のドラフト比が、5以下に設定されていることを特
徴とする請求項6に記載の紡績機のドラフト装置。 - 【請求項8】 1対のロ−ラ−を5対備え、繊維送り方
向の下流側から2番目のロ−ラ−対のトップロ−ラ−お
よびボトムロ−ラ−のそれぞれにエプロンベルトが設け
られ、且つ、繊維送り方向の下流側から3番目のロ−ラ
−対と5番目のロ−ラ−対との間のドラフト比が1番目
のロ−ラ−対と3番目のロ−ラ−対との間のドラフト比
より小さく設定され、且つ、4番目のロ−ラ−対のトッ
プロ−ラ−またはボトムロ−ラ−のいずれかのロ−ラ−
の繊維把持部に凹部が設けられていることを特徴とする
請求項1ないし7のいずれかに記載の紡績機のドラフト
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7041498A JPH08246260A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 紡績機のドラフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7041498A JPH08246260A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 紡績機のドラフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08246260A true JPH08246260A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12610026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7041498A Pending JPH08246260A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 紡績機のドラフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08246260A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011138754A1 (en) * | 2010-05-05 | 2011-11-10 | Ismail Gokhan Gunduzalp | Traction unit for welded yarn |
| CN103103649A (zh) * | 2012-12-10 | 2013-05-15 | 苏州尊元纺织有限公司 | 一种纺织机械的空心罗拉 |
| CN103103647A (zh) * | 2012-12-10 | 2013-05-15 | 苏州尊元纺织有限公司 | 一种纺织机械的分节罗拉 |
| CN103541061A (zh) * | 2013-11-07 | 2014-01-29 | 昆山市申力毛纺有限公司 | 分节卡固罗拉 |
| CN108070927A (zh) * | 2016-11-17 | 2018-05-25 | 株式会社丰田自动织机 | 纺织机的牵伸装置 |
| CN108977945A (zh) * | 2017-05-30 | 2018-12-11 | 村田机械株式会社 | 辊单元、牵伸装置以及纺纱机械 |
| CN117306042A (zh) * | 2023-09-21 | 2023-12-29 | 兰溪新奥华纺织科技有限公司 | 一种混纺阻燃包芯纱、生产制备设备及加工工艺 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP7041498A patent/JPH08246260A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN108977945B (zh) * | 2017-05-30 | 2022-07-12 | 村田机械株式会社 | 辊单元、牵伸装置以及纺纱机械 |
| CN117306042A (zh) * | 2023-09-21 | 2023-12-29 | 兰溪新奥华纺织科技有限公司 | 一种混纺阻燃包芯纱、生产制备设备及加工工艺 |
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