JPH08246587A - 打継型枠及びそれを用いる壁打継工法 - Google Patents
打継型枠及びそれを用いる壁打継工法Info
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- JPH08246587A JPH08246587A JP4821295A JP4821295A JPH08246587A JP H08246587 A JPH08246587 A JP H08246587A JP 4821295 A JP4821295 A JP 4821295A JP 4821295 A JP4821295 A JP 4821295A JP H08246587 A JPH08246587 A JP H08246587A
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- JP
- Japan
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- wall
- formwork
- concrete
- bar
- splicing
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大型構造物等のコンクリート壁を高品質で効
率良く構築することができる打継型枠及びそれを用いる
壁打継工法を提供することにある。 【構成】 打継型枠1は、打継される現場打ちコンクリ
ート壁16の幅と同じ幅と同じ高さ、そして適当に設定
した打継方向幅を有するプレキャストコンクリート部材
でなり、その内部には、床コンクリート18に構成した
差し筋10に対向するように四隅位置に配されて打継型
枠1の天端から突出している4本の接続用縦筋2と、こ
れら接続用縦筋2をそれぞれ上端から途中まで挿入して
下端を打継型枠1の下面に開口した状態で配した4本の
接続用スリーブ4と、さらに、打継型枠1の打継方向端
面から接続用横筋3を突出させて設けてある。
率良く構築することができる打継型枠及びそれを用いる
壁打継工法を提供することにある。 【構成】 打継型枠1は、打継される現場打ちコンクリ
ート壁16の幅と同じ幅と同じ高さ、そして適当に設定
した打継方向幅を有するプレキャストコンクリート部材
でなり、その内部には、床コンクリート18に構成した
差し筋10に対向するように四隅位置に配されて打継型
枠1の天端から突出している4本の接続用縦筋2と、こ
れら接続用縦筋2をそれぞれ上端から途中まで挿入して
下端を打継型枠1の下面に開口した状態で配した4本の
接続用スリーブ4と、さらに、打継型枠1の打継方向端
面から接続用横筋3を突出させて設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大型構造物等のコン
クリート壁打設を区画ごとに行うための打継型枠及びそ
れを用いる壁打継工法に関し、特に、プレキャストコン
クリート(以下、PCaと略称する。)部材を用いたプ
レハブユニット工法による打継型枠及びそれを用いる壁
打継工法を提供するものである。
クリート壁打設を区画ごとに行うための打継型枠及びそ
れを用いる壁打継工法に関し、特に、プレキャストコン
クリート(以下、PCaと略称する。)部材を用いたプ
レハブユニット工法による打継型枠及びそれを用いる壁
打継工法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力施設等の大型構造物は、厳しい安
全基準のもとで高度な耐震性と遮蔽性能が要求されてい
る。さらに、これらの大型構造物は、その階高が高いた
めに、特に、コンクリート壁を構築するためのコンクリ
ート量が大量となる。そのために、予め一回にコンクリ
ートを打設できる範囲を計画し、垂直打継型枠によって
複数の区画に分割してコンクリート壁を構築するのが一
般的である。
全基準のもとで高度な耐震性と遮蔽性能が要求されてい
る。さらに、これらの大型構造物は、その階高が高いた
めに、特に、コンクリート壁を構築するためのコンクリ
ート量が大量となる。そのために、予め一回にコンクリ
ートを打設できる範囲を計画し、垂直打継型枠によって
複数の区画に分割してコンクリート壁を構築するのが一
般的である。
【0003】以下に、従来の典型的な壁打継工法の施工
手順を示す。図3(a),図3(b)に示すように、先
ず、エキスパンドメタル20に形鋼21および鉄筋22
等の支持部材を接合して壁断面の中央部打継型枠30を
形成し、この中央部打継型枠30を所定位置に立設し
て、その下部にアンカーボルト23等を打ち込むことに
よりこれを固定する。次に、壁横筋12を受入れる挿通
孔25を設けたプレートからなる外部側打継型枠31
を、壁断面の外部側に立設し、中央部打継型枠と接合一
体化して打継型枠1を形成する。
手順を示す。図3(a),図3(b)に示すように、先
ず、エキスパンドメタル20に形鋼21および鉄筋22
等の支持部材を接合して壁断面の中央部打継型枠30を
形成し、この中央部打継型枠30を所定位置に立設し
て、その下部にアンカーボルト23等を打ち込むことに
よりこれを固定する。次に、壁横筋12を受入れる挿通
孔25を設けたプレートからなる外部側打継型枠31
を、壁断面の外部側に立設し、中央部打継型枠と接合一
体化して打継型枠1を形成する。
【0004】さらに壁縦筋11を設置した後に、壁横筋
12を打継型枠1の挿通孔25に挿通させて設置し配筋
を行う。さらに打継型枠1のセパレータ27の取付けや
壁鉄筋の補剛筋の配筋等の補助作業を行い、壁型枠28
および目地棒29等を設置して、打継型枠1及び壁型枠
28内でセパレータ27の取り付けてある側にコンクリ
ートを先行打設し、それと隣合う側の打継型枠1及び壁
型枠28内にコンクリートを後行打設する。その後に、
打継面のレイタンス処理や壁断面に取り付けられた目地
棒29の取り外し等の後処理作業が行われる。
12を打継型枠1の挿通孔25に挿通させて設置し配筋
を行う。さらに打継型枠1のセパレータ27の取付けや
壁鉄筋の補剛筋の配筋等の補助作業を行い、壁型枠28
および目地棒29等を設置して、打継型枠1及び壁型枠
28内でセパレータ27の取り付けてある側にコンクリ
ートを先行打設し、それと隣合う側の打継型枠1及び壁
型枠28内にコンクリートを後行打設する。その後に、
打継面のレイタンス処理や壁断面に取り付けられた目地
棒29の取り外し等の後処理作業が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような打継型枠及びそれを用いた壁打継工法にあっては
打継型枠の設置作業と、壁鉄筋,埋設金物,壁型枠等の
複雑な設置作業とを同期して行うために、これらの作業
が互いに干渉し合い、多大な時間と労力を費やしてい
た。さらに、コンクリート壁が多段構造となると、上述
の壁縦筋および壁横筋の配筋作業以下の作業を繰り返し
行わなくてはならず作業がより複雑化した。
ような打継型枠及びそれを用いた壁打継工法にあっては
打継型枠の設置作業と、壁鉄筋,埋設金物,壁型枠等の
複雑な設置作業とを同期して行うために、これらの作業
が互いに干渉し合い、多大な時間と労力を費やしてい
た。さらに、コンクリート壁が多段構造となると、上述
の壁縦筋および壁横筋の配筋作業以下の作業を繰り返し
行わなくてはならず作業がより複雑化した。
【0006】また、これらの作業には付帯作業として墨
出しや足場の組立,解体や鉄筋の配筋等の作業が必要と
なり、そのために多くの手間を必要とした。さらに狭い
空間での作業のために十分な品質管理が困難となり、こ
れにより、先行施工されたコンクリートの後処理作業を
十分に行うことができないといった問題があった。
出しや足場の組立,解体や鉄筋の配筋等の作業が必要と
なり、そのために多くの手間を必要とした。さらに狭い
空間での作業のために十分な品質管理が困難となり、こ
れにより、先行施工されたコンクリートの後処理作業を
十分に行うことができないといった問題があった。
【0007】この発明は、これらの問題を解決すること
を目的とし、施工性の高い打継型枠と、それを用いるこ
とによって、品質の高い壁構造物を効率良く構築するこ
とができる壁打継工法とを提供することにある。
を目的とし、施工性の高い打継型枠と、それを用いるこ
とによって、品質の高い壁構造物を効率良く構築するこ
とができる壁打継工法とを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、この発明の打継型枠は、打設されるべきコ
ンクリート壁間に設けるために前記コンクリート壁と実
質的に同じ高さおよび厚さの躯体でなる打継型枠におい
て、この躯体が、柱状体でなるPCa部材からなり、そ
の内部に埋め込んだ縦筋下端に管状の接続用スリーブ
が、その下端面で挿入口を開口して設けられ、さらにそ
の打継方向端面から現場打ちされるコンクリート壁の壁
横筋と同じまたは近似した配列の接続用横筋が突設して
あることを特徴としている。
するために、この発明の打継型枠は、打設されるべきコ
ンクリート壁間に設けるために前記コンクリート壁と実
質的に同じ高さおよび厚さの躯体でなる打継型枠におい
て、この躯体が、柱状体でなるPCa部材からなり、そ
の内部に埋め込んだ縦筋下端に管状の接続用スリーブ
が、その下端面で挿入口を開口して設けられ、さらにそ
の打継方向端面から現場打ちされるコンクリート壁の壁
横筋と同じまたは近似した配列の接続用横筋が突設して
あることを特徴としている。
【0009】また、別の打継型枠の構造としては、前記
躯体が、打設されるべきコンクリート壁厚よりも薄いP
Ca部材からなり、その内部に埋め込んだ縦筋下端に接
続用スリーブを打継型枠の下端面で挿入口を開口して設
けられ、さらに壁厚方向の両端面から複数の切欠きを有
した金属プレートでなる壁横筋支持部材を突出させて設
けてあることを特徴としている。
躯体が、打設されるべきコンクリート壁厚よりも薄いP
Ca部材からなり、その内部に埋め込んだ縦筋下端に接
続用スリーブを打継型枠の下端面で挿入口を開口して設
けられ、さらに壁厚方向の両端面から複数の切欠きを有
した金属プレートでなる壁横筋支持部材を突出させて設
けてあることを特徴としている。
【0010】さらに内部の縦筋を打継型枠の天端から突
出して上部コンクリート壁との接続用縦筋とすることも
できる。また、この打継型枠は、その天端からH形鋼等
の形鋼でなる支持用鉄骨柱を突設することもできる。ま
た、この発明の打継型枠を用いる壁打継工法は、コンク
リート壁が構築される床コンクリートである基盤上の差
し筋を突設した打継位置に、縦筋に接続され下端面を開
口した接続用スリーブと打継方向に突出した接続用横筋
とを有して、現場打ちされるコンクリートと実質的に同
じ厚さの柱状体のPCa部材でなる打継型枠を、前記接
続用スリーブにその差し筋を差し込んで設置することに
より差し筋と縦筋を接続し、現場打ちされるべきコンク
リート壁用の壁縦筋,壁横筋,補剛筋等の配筋を行い、
その配筋の壁横筋と、前記打継型枠の打継面から突設し
てある接続用横筋とをガス圧接継手,重ね継手等により
接続した後に、前記現場打ちされるコンクリート壁用の
型枠を設置して前記打継型枠及び前記型枠内にコンクリ
ートを打設し、打継型枠を取り外すことなく打設された
コンクリート壁と一体化することにより、コンクリート
壁を構築することを特徴としている。
出して上部コンクリート壁との接続用縦筋とすることも
できる。また、この打継型枠は、その天端からH形鋼等
の形鋼でなる支持用鉄骨柱を突設することもできる。ま
た、この発明の打継型枠を用いる壁打継工法は、コンク
リート壁が構築される床コンクリートである基盤上の差
し筋を突設した打継位置に、縦筋に接続され下端面を開
口した接続用スリーブと打継方向に突出した接続用横筋
とを有して、現場打ちされるコンクリートと実質的に同
じ厚さの柱状体のPCa部材でなる打継型枠を、前記接
続用スリーブにその差し筋を差し込んで設置することに
より差し筋と縦筋を接続し、現場打ちされるべきコンク
リート壁用の壁縦筋,壁横筋,補剛筋等の配筋を行い、
その配筋の壁横筋と、前記打継型枠の打継面から突設し
てある接続用横筋とをガス圧接継手,重ね継手等により
接続した後に、前記現場打ちされるコンクリート壁用の
型枠を設置して前記打継型枠及び前記型枠内にコンクリ
ートを打設し、打継型枠を取り外すことなく打設された
コンクリート壁と一体化することにより、コンクリート
壁を構築することを特徴としている。
【0011】また、この発明の別の壁打継工法として
は、コンクリート壁が構築される床コンクリートでなる
基盤上の差し筋を突設した打継位置に、縦筋に接続され
下端面で開口した接続用スリーブと壁厚方向の両面から
突出している前記壁横筋支持部材とを有して、現場打ち
されるコンクリート壁厚よりも薄い壁厚の柱状体のPC
a部材でなる打継型枠を、前記接続用スリーブに差し筋
を差し込んで設置することにより差し筋と縦筋を接続
し、その壁横筋支持部材の切欠きに、打設されるべき前
記現場打ちされたコンクリート壁の壁横筋を係止し、前
記打継型枠と隣合う現場打ちされるコンクリート壁用の
壁縦筋,壁横筋,補剛筋等の配筋を行って、前記現場打
ちされるコンクリート壁用の型枠を設置して、前記打継
型枠及び前記型枠内にコンクリートを打設し、打継型枠
を取り外すことなく打設されたコンクリートと一体化す
ることにより、コンクリート壁を構築することを特徴と
している。
は、コンクリート壁が構築される床コンクリートでなる
基盤上の差し筋を突設した打継位置に、縦筋に接続され
下端面で開口した接続用スリーブと壁厚方向の両面から
突出している前記壁横筋支持部材とを有して、現場打ち
されるコンクリート壁厚よりも薄い壁厚の柱状体のPC
a部材でなる打継型枠を、前記接続用スリーブに差し筋
を差し込んで設置することにより差し筋と縦筋を接続
し、その壁横筋支持部材の切欠きに、打設されるべき前
記現場打ちされたコンクリート壁の壁横筋を係止し、前
記打継型枠と隣合う現場打ちされるコンクリート壁用の
壁縦筋,壁横筋,補剛筋等の配筋を行って、前記現場打
ちされるコンクリート壁用の型枠を設置して、前記打継
型枠及び前記型枠内にコンクリートを打設し、打継型枠
を取り外すことなく打設されたコンクリートと一体化す
ることにより、コンクリート壁を構築することを特徴と
している。
【0012】さらに上記の壁打継工法において、前記打
継型枠の上面に、支持用鉄骨柱が突設してあり、これを
壁鉄筋架台等の先行鉄骨にボルト等によって接続するこ
とにより打継型枠を支持固定することもできる。また、
コンクリート壁の打継位置の基盤である床コンクリート
に、レベル調整用ボルトを設けてあり、その調整用ボル
トによって前記打継型枠の設置高さを調整し、それによ
って打継型枠下側に生じた隙間にグラウト材を充填する
こともできる。
継型枠の上面に、支持用鉄骨柱が突設してあり、これを
壁鉄筋架台等の先行鉄骨にボルト等によって接続するこ
とにより打継型枠を支持固定することもできる。また、
コンクリート壁の打継位置の基盤である床コンクリート
に、レベル調整用ボルトを設けてあり、その調整用ボル
トによって前記打継型枠の設置高さを調整し、それによ
って打継型枠下側に生じた隙間にグラウト材を充填する
こともできる。
【0013】
【作用】この打継型枠及びそれを用いた壁打継工法によ
れば、打継型枠は、現場打ちされるべきコンクリート壁
間の打継位置に立設され、そのコンクリート壁を区画ご
とに分割打設するための型枠として機能する。さらに、
この打継型枠は、全体をPCa部材としてその壁厚を現
場打ちのコンクリート壁と同一または近似した大きさと
し、さらに内部の接続用縦筋及び横筋を現場打ちされる
コンクリート壁と同一または近似した配列で配筋するこ
とにより、コンクリート躯体の一部として機能する。こ
れにより、打継型枠内部及び打継型枠と周囲の現場打ち
されるコンクリート壁との打継目に局部応力が生じ難
い。
れば、打継型枠は、現場打ちされるべきコンクリート壁
間の打継位置に立設され、そのコンクリート壁を区画ご
とに分割打設するための型枠として機能する。さらに、
この打継型枠は、全体をPCa部材としてその壁厚を現
場打ちのコンクリート壁と同一または近似した大きさと
し、さらに内部の接続用縦筋及び横筋を現場打ちされる
コンクリート壁と同一または近似した配列で配筋するこ
とにより、コンクリート躯体の一部として機能する。こ
れにより、打継型枠内部及び打継型枠と周囲の現場打ち
されるコンクリート壁との打継目に局部応力が生じ難
い。
【0014】さらに、この打継型枠は、予め、工場内で
製作されることにより、現地での打継型枠の複雑な溶接
等の製作作業やそれに伴う付帯作業を不要とし、その設
置作業のみとする。それにより、周囲のコンクリート壁
の構築作業と打継型枠の構築作業との相互の作業干渉を
防止する。また、この打継型枠は、接続用横筋および接
続用縦筋が、打継型枠から突出しており、これらが隣接
するコンクリート壁の配筋内の壁横筋および壁縦筋と接
続することにより、隣接するコンクリート壁及び基礎コ
ンクリートとの一体性を高める。また、打継型枠の上面
に突設された仮設の支持用鉄骨柱を壁鉄筋架台等の先行
鉄骨にボルト等によって接続することにより、打継型枠
の上部を支持固定することもできる。
製作されることにより、現地での打継型枠の複雑な溶接
等の製作作業やそれに伴う付帯作業を不要とし、その設
置作業のみとする。それにより、周囲のコンクリート壁
の構築作業と打継型枠の構築作業との相互の作業干渉を
防止する。また、この打継型枠は、接続用横筋および接
続用縦筋が、打継型枠から突出しており、これらが隣接
するコンクリート壁の配筋内の壁横筋および壁縦筋と接
続することにより、隣接するコンクリート壁及び基礎コ
ンクリートとの一体性を高める。また、打継型枠の上面
に突設された仮設の支持用鉄骨柱を壁鉄筋架台等の先行
鉄骨にボルト等によって接続することにより、打継型枠
の上部を支持固定することもできる。
【0015】さらに、打継型枠の下面に設けた接続用ス
リーブが、基盤である床面から突出する差し筋と挿嵌接
合することにより、打継型枠と床面とが強固に接合す
る。また、この差し筋は、基盤から突設された複数の壁
縦筋をそのまま利用することができる。さらに打継位置
の基盤である床コンクリートに螺合して設けてあるレベ
ル調整用ボルトを上下することによって、上階の床コン
クリートの下端に打継型枠の天端を正確に配置し、それ
によって生じた隙間にグラウト材を充填することによ
り、その設置状態を保持する。
リーブが、基盤である床面から突出する差し筋と挿嵌接
合することにより、打継型枠と床面とが強固に接合す
る。また、この差し筋は、基盤から突設された複数の壁
縦筋をそのまま利用することができる。さらに打継位置
の基盤である床コンクリートに螺合して設けてあるレベ
ル調整用ボルトを上下することによって、上階の床コン
クリートの下端に打継型枠の天端を正確に配置し、それ
によって生じた隙間にグラウト材を充填することによ
り、その設置状態を保持する。
【0016】また、打継型枠は、内部に設けられた縦
筋,補剛筋およびフープ筋により、剛性の高い鉄筋コン
クリート構造物となる。このため、打継型枠が周囲に支
持されることなく現場打ちされたコンクリートからの側
圧を支持する。また、現場打ちされるコンクリート壁厚
よりも薄いPCa部材でなる打継型枠の壁厚方向に突設
された壁横筋支持部材は、その切欠きに壁横筋を係止す
ることにより、壁鉄筋と打継型枠との継ぎ手作業を不要
とする。
筋,補剛筋およびフープ筋により、剛性の高い鉄筋コン
クリート構造物となる。このため、打継型枠が周囲に支
持されることなく現場打ちされたコンクリートからの側
圧を支持する。また、現場打ちされるコンクリート壁厚
よりも薄いPCa部材でなる打継型枠の壁厚方向に突設
された壁横筋支持部材は、その切欠きに壁横筋を係止す
ることにより、壁鉄筋と打継型枠との継ぎ手作業を不要
とする。
【0017】さらに、この打継型枠のPCa部材は、そ
の周囲を現場打ちされるコンクリート壁に覆われて埋設
する際に、PCa部材と現場打ちされるコンクリート壁
との接合面が大きくなり、それぞれがより強固に接続さ
れる。さらにコンクリート外壁面に露出する打継目が一
箇所になるためにコンクリート壁の構造強度および遮蔽
性能が向上する。
の周囲を現場打ちされるコンクリート壁に覆われて埋設
する際に、PCa部材と現場打ちされるコンクリート壁
との接合面が大きくなり、それぞれがより強固に接続さ
れる。さらにコンクリート外壁面に露出する打継目が一
箇所になるためにコンクリート壁の構造強度および遮蔽
性能が向上する。
【0018】
【実施例】以下に、この発明の典型的な実施例を添付図
面に従って説明する。図1において符号1は、この発明
の方法の実施に用いる打継型枠を示しているが、この躯
体は工場等であらかじめPCa部材として形成されたも
のであって、大型構造物等のコンクリート壁16を区画
ごとに現場打ちで構築するいわゆる壁打継工法におい
て、その打継位置に配して用いられるものである。
面に従って説明する。図1において符号1は、この発明
の方法の実施に用いる打継型枠を示しているが、この躯
体は工場等であらかじめPCa部材として形成されたも
のであって、大型構造物等のコンクリート壁16を区画
ごとに現場打ちで構築するいわゆる壁打継工法におい
て、その打継位置に配して用いられるものである。
【0019】図中18は床コンクリートであり、現場打
ちで構築されるコンクリート壁16の基盤となる。この
床コンクリート18の内部には、打設されるコンクリー
ト壁16の厚さ内で、壁縦筋11が二列に配されてお
り、その床コンクリート18の上面から垂直に突出して
いる。壁縦筋11のうち、現場打ちされるコンクリート
壁16の平面長方形で想定される打継位置内のものを差
し筋10とする。而して、差し筋10の配列間隔及びそ
の壁厚方向の位置は、壁縦筋11のそれと同じであり、
一つの打継位置内では打継箇所の四隅に配された4本が
これに充てられる。
ちで構築されるコンクリート壁16の基盤となる。この
床コンクリート18の内部には、打設されるコンクリー
ト壁16の厚さ内で、壁縦筋11が二列に配されてお
り、その床コンクリート18の上面から垂直に突出して
いる。壁縦筋11のうち、現場打ちされるコンクリート
壁16の平面長方形で想定される打継位置内のものを差
し筋10とする。而して、差し筋10の配列間隔及びそ
の壁厚方向の位置は、壁縦筋11のそれと同じであり、
一つの打継位置内では打継箇所の四隅に配された4本が
これに充てられる。
【0020】打継型枠1は、その躯体が、打設すべきコ
ンクリート壁16と同じ幅と同じ高さ、そして適当に設
定した打継方向幅を有する板状直方体である。この打継
型枠1の内部には、床コンクリート18に構成した差し
筋10に対向するように四隅位置に配されて打継型枠1
の天端から突出している4本の接続用縦筋2と、これら
接続用縦筋2をそれぞれ上端から途中まで挿入して下端
を打継型枠1の下面に開口した状態で配した4本の接続
用スリーブ4と、これらを囲繞し、かつ、上下に等間隔
に配してこれらに接合されているフープ筋7と、打継型
枠1の天端中央に突出させて配したH型鋼でなる支持用
鉄骨柱5と、これをウエブの部分で支持するように水平
に配してあるアンカー筋15と、上下端部のフープ筋7
に掛け渡し全フープ筋7に補剛筋6と、接続用縦筋2が
取り付けられていて打継方向端面から突出した状態で現
場打ちされるコンクリート壁16内の壁横筋(図示せ
ず。)と接合される接続用横筋3とがそれぞれ包含され
ている。
ンクリート壁16と同じ幅と同じ高さ、そして適当に設
定した打継方向幅を有する板状直方体である。この打継
型枠1の内部には、床コンクリート18に構成した差し
筋10に対向するように四隅位置に配されて打継型枠1
の天端から突出している4本の接続用縦筋2と、これら
接続用縦筋2をそれぞれ上端から途中まで挿入して下端
を打継型枠1の下面に開口した状態で配した4本の接続
用スリーブ4と、これらを囲繞し、かつ、上下に等間隔
に配してこれらに接合されているフープ筋7と、打継型
枠1の天端中央に突出させて配したH型鋼でなる支持用
鉄骨柱5と、これをウエブの部分で支持するように水平
に配してあるアンカー筋15と、上下端部のフープ筋7
に掛け渡し全フープ筋7に補剛筋6と、接続用縦筋2が
取り付けられていて打継方向端面から突出した状態で現
場打ちされるコンクリート壁16内の壁横筋(図示せ
ず。)と接合される接続用横筋3とがそれぞれ包含され
ている。
【0021】したがって、この打継型枠1では、各接続
用スリーブ4が床コンクリート18の上面より突出して
いる差し筋10に正確に対応してこれを挿入受容するこ
とができる位置に開口しており、また、各接続用横筋3
が現場打ちされるコンクリート壁16の壁横筋の位置と
接合することができる対応位置に突出している。また、
打継型枠1の下端面中央部には、金属プレート8bが固
定されており、さらに、この金属プレート8bに対向す
る位置の床コンクリート18内には、レベル調整用ナッ
ト8aが、そのネジ孔の軸方向を垂直にして埋設され、
このネジ孔には、レベル調整用ナット8aが螺合して配
されて、その頭部を前記金属プレート8bに当接してい
る。
用スリーブ4が床コンクリート18の上面より突出して
いる差し筋10に正確に対応してこれを挿入受容するこ
とができる位置に開口しており、また、各接続用横筋3
が現場打ちされるコンクリート壁16の壁横筋の位置と
接合することができる対応位置に突出している。また、
打継型枠1の下端面中央部には、金属プレート8bが固
定されており、さらに、この金属プレート8bに対向す
る位置の床コンクリート18内には、レベル調整用ナッ
ト8aが、そのネジ孔の軸方向を垂直にして埋設され、
このネジ孔には、レベル調整用ナット8aが螺合して配
されて、その頭部を前記金属プレート8bに当接してい
る。
【0022】次に、この打継型枠1を使用した壁打継工
法を説明する。すなわち、まず、設置する打継型枠1の
天端と上階の床コンクリート18の下面との間に隙間が
生じないように、レベル調整用ボルト8の床コンクリー
ト18上面から突設する高さを、あらかじめ寸法を計っ
て調整する。そして、打継型枠1の接続用スリーブ4に
差し筋10を差し込むようにして、打継型枠1を床コン
クリート18上に設置し、床コンクリート18の上面と
打継型枠1の下端面との間に前記レベル調整用ボルト8
があることにより生じた隙間にグラウト材を充填する。
法を説明する。すなわち、まず、設置する打継型枠1の
天端と上階の床コンクリート18の下面との間に隙間が
生じないように、レベル調整用ボルト8の床コンクリー
ト18上面から突設する高さを、あらかじめ寸法を計っ
て調整する。そして、打継型枠1の接続用スリーブ4に
差し筋10を差し込むようにして、打継型枠1を床コン
クリート18上に設置し、床コンクリート18の上面と
打継型枠1の下端面との間に前記レベル調整用ボルト8
があることにより生じた隙間にグラウト材を充填する。
【0023】次に、壁縦筋11と壁横筋(図示せず。)
の配筋、及び現場打ちされるコンクリート壁16用の通
常の型枠(図示せず。)の設置を行った後に、それぞれ
対応する壁横筋と接続用横筋3とをガス圧接継手等によ
り接続する。次に、上階の床コンクリート18の鉄骨柱
設置及び配筋等を行った後に、打継型枠1の天端中央か
ら垂直に突出させて配した支持用鉄骨柱5と、上階の床
コンクリート18の鉄骨柱とをボルト等で接合し、さら
に上階の床コンクリート18の縦筋と接続用縦筋2とを
ガス圧接継手等により接合する。(図示せず。)最後
に、打継型枠1と現場打ちされるコンクリート壁16用
の型枠とで囲まれた空間にコンクリートを打設し、上階
の床コンクリート18の型枠設置及びそのコンクリート
打設を行なう。
の配筋、及び現場打ちされるコンクリート壁16用の通
常の型枠(図示せず。)の設置を行った後に、それぞれ
対応する壁横筋と接続用横筋3とをガス圧接継手等によ
り接続する。次に、上階の床コンクリート18の鉄骨柱
設置及び配筋等を行った後に、打継型枠1の天端中央か
ら垂直に突出させて配した支持用鉄骨柱5と、上階の床
コンクリート18の鉄骨柱とをボルト等で接合し、さら
に上階の床コンクリート18の縦筋と接続用縦筋2とを
ガス圧接継手等により接合する。(図示せず。)最後
に、打継型枠1と現場打ちされるコンクリート壁16用
の型枠とで囲まれた空間にコンクリートを打設し、上階
の床コンクリート18の型枠設置及びそのコンクリート
打設を行なう。
【0024】このように、この打継型枠1は、接続用ス
リーブ4に差し筋10を差し込んで床コンクリート18
上に設置するだけで構築できるので、打継型枠1の構築
作業に付帯して行われていた墨出し,足場の組立,解体
等の作業も不要となる。また、従来は現場で行なわれて
いた打継型枠1の構築作業と、壁縦筋11や壁横筋12
の配筋,壁用型枠(図示せず。)等の構築作業とが、同
期して行われないため、それらの作業が相互に干渉する
ことがなく、工期の短縮と省力化が可能となる。
リーブ4に差し筋10を差し込んで床コンクリート18
上に設置するだけで構築できるので、打継型枠1の構築
作業に付帯して行われていた墨出し,足場の組立,解体
等の作業も不要となる。また、従来は現場で行なわれて
いた打継型枠1の構築作業と、壁縦筋11や壁横筋12
の配筋,壁用型枠(図示せず。)等の構築作業とが、同
期して行われないため、それらの作業が相互に干渉する
ことがなく、工期の短縮と省力化が可能となる。
【0025】さらに、この打継型枠1は、あらかじめ工
場等で製造されたPCa部材であるので、現場で型枠等
を組んで構築した従来の打継型枠より品質が安定し、施
工された構造物の耐震強度等も向上する。また、この打
継型枠1には、接続用横筋3が打継型枠1から突出して
設けられているので、この接続用横筋3と壁横筋12と
を容易に接合することができ、作業効率が向上する。
場等で製造されたPCa部材であるので、現場で型枠等
を組んで構築した従来の打継型枠より品質が安定し、施
工された構造物の耐震強度等も向上する。また、この打
継型枠1には、接続用横筋3が打継型枠1から突出して
設けられているので、この接続用横筋3と壁横筋12と
を容易に接合することができ、作業効率が向上する。
【0026】なお、接続用縦筋2は、打継型枠1の上端
から垂直に突設しているが、必ずしも突設していなくて
もよい。また、接続用横筋3と壁横筋(図示せず。)と
の接続には、ガス圧接継手を用いたが、重ね継手等を用
いてもよい。さらに、支持用鉄骨柱5には、H型鋼を使
用しているが、T型鋼等を用いることもできる。
から垂直に突設しているが、必ずしも突設していなくて
もよい。また、接続用横筋3と壁横筋(図示せず。)と
の接続には、ガス圧接継手を用いたが、重ね継手等を用
いてもよい。さらに、支持用鉄骨柱5には、H型鋼を使
用しているが、T型鋼等を用いることもできる。
【0027】図2は、この打継型枠1の他の実施例を示
している。この場合、差し筋10が前記実施例の差し筋
10の設置位置よりもそれぞれ所定の距離だけ内側に設
けられており、それに対応して打継型枠1の壁厚方向の
幅が打設すべきコンクリート壁16の幅よりも小さくな
っているが、打継型枠1の高さと打継方向幅とは前記実
施例の打継型枠1と同じである。
している。この場合、差し筋10が前記実施例の差し筋
10の設置位置よりもそれぞれ所定の距離だけ内側に設
けられており、それに対応して打継型枠1の壁厚方向の
幅が打設すべきコンクリート壁16の幅よりも小さくな
っているが、打継型枠1の高さと打継方向幅とは前記実
施例の打継型枠1と同じである。
【0028】そしてこの打継型枠1の内部には、前記実
施例の打継型枠1と同様に、差し筋10に対向するよう
に四隅位置に配されて打継型枠1の天端から突出してい
る4本の接続用縦筋2と、これら接続用縦筋2をそれぞ
れ上端から途中まで挿入して下端を打継型枠1の下面に
開口した状態で配した4本の接続用スリーブ4と、これ
らを囲繞する如くしかも上下に等間隔に配してこれらに
接合されているフープ筋7と、打継型枠1の天端中央に
突出させて配したH型鋼でなる支持用鉄骨柱5と、これ
をウエブの部分で支持するように水平に配してあるアン
カー筋15と、上下端部のフープ筋7に掛け渡し全フー
プ筋7に補剛筋6とが、それぞれ包含されているが、接
続用横筋3は設けられていない。
施例の打継型枠1と同様に、差し筋10に対向するよう
に四隅位置に配されて打継型枠1の天端から突出してい
る4本の接続用縦筋2と、これら接続用縦筋2をそれぞ
れ上端から途中まで挿入して下端を打継型枠1の下面に
開口した状態で配した4本の接続用スリーブ4と、これ
らを囲繞する如くしかも上下に等間隔に配してこれらに
接合されているフープ筋7と、打継型枠1の天端中央に
突出させて配したH型鋼でなる支持用鉄骨柱5と、これ
をウエブの部分で支持するように水平に配してあるアン
カー筋15と、上下端部のフープ筋7に掛け渡し全フー
プ筋7に補剛筋6とが、それぞれ包含されているが、接
続用横筋3は設けられていない。
【0029】そして、この打継型枠1は、現場打ちされ
るコンクリート壁16の壁厚よりやや小幅に形成してあ
るが、その壁厚方向両面の中央には、壁横筋12に対応
する位置に壁横筋支持切欠き部9aを有する壁横筋支持
部材9が垂直にしかも前記現場打ちされるコンクリート
壁16の壁厚内におさまるように配されている。次に、
この打継型枠1を使用した壁打継工法を説明する。
るコンクリート壁16の壁厚よりやや小幅に形成してあ
るが、その壁厚方向両面の中央には、壁横筋12に対応
する位置に壁横筋支持切欠き部9aを有する壁横筋支持
部材9が垂直にしかも前記現場打ちされるコンクリート
壁16の壁厚内におさまるように配されている。次に、
この打継型枠1を使用した壁打継工法を説明する。
【0030】すなわち、まず、前記実施例に示した壁打
継工法と同様に、レベル調整用ボルト8の床コンクリー
ト18上面から突設する高さを調整した後に、打継型枠
1の接続用スリーブ4に差し筋10を差し込んで、打継
型枠1を床コンクリート18上に設置し、床コンクリー
ト18の上面と打継型枠1の下端面との間に前記レベル
調整用ボルト8があることによって生じた隙間に、グラ
ウト材を充填する。
継工法と同様に、レベル調整用ボルト8の床コンクリー
ト18上面から突設する高さを調整した後に、打継型枠
1の接続用スリーブ4に差し筋10を差し込んで、打継
型枠1を床コンクリート18上に設置し、床コンクリー
ト18の上面と打継型枠1の下端面との間に前記レベル
調整用ボルト8があることによって生じた隙間に、グラ
ウト材を充填する。
【0031】そして、壁縦筋11と壁横筋12の配筋、
及び現場打ちされるコンクリート壁16用の通常の型枠
(図示せず。)の設置を行い、各壁横筋12を前記壁横
筋支持部材9の壁横筋支持切欠き部9aにそれぞれ係止
する。さらに、上階の床コンクリート18の鉄骨柱設置
及び配筋等を行った後に、打継型枠1の天端中央に突出
させて配した支持用鉄骨柱5と、上階の床コンクリート
18の鉄骨柱とをボルト等で接合し、打継型枠1の頂部
を固定する。
及び現場打ちされるコンクリート壁16用の通常の型枠
(図示せず。)の設置を行い、各壁横筋12を前記壁横
筋支持部材9の壁横筋支持切欠き部9aにそれぞれ係止
する。さらに、上階の床コンクリート18の鉄骨柱設置
及び配筋等を行った後に、打継型枠1の天端中央に突出
させて配した支持用鉄骨柱5と、上階の床コンクリート
18の鉄骨柱とをボルト等で接合し、打継型枠1の頂部
を固定する。
【0032】最後に、打継型枠1と現場打ちされるコン
クリート壁16用の型枠とで囲まれた空間にコンクリー
トを打設し、上階の床コンクリート18の型枠設置及び
コンクリート打設を行い、壁打継工事が終了する。この
ように、壁横筋支持部材9の壁横筋支持切欠き部9aに
壁横筋12を係止することにより、前記実施例に示した
壁打継工法で行われていた壁横筋12と接続用横筋3と
の接続作業が不要となる。
クリート壁16用の型枠とで囲まれた空間にコンクリー
トを打設し、上階の床コンクリート18の型枠設置及び
コンクリート打設を行い、壁打継工事が終了する。この
ように、壁横筋支持部材9の壁横筋支持切欠き部9aに
壁横筋12を係止することにより、前記実施例に示した
壁打継工法で行われていた壁横筋12と接続用横筋3と
の接続作業が不要となる。
【0033】また、この打継型枠1の壁厚方向の幅が、
前記現場打ちされるコンクリート壁16の幅よりも短い
ので、現場打ちされるコンクリート壁16内に完全に埋
設することができ、現場打ちされるコンクリート壁16
の打継が強固となる。なお、この実施例で示した壁横筋
支持部材9は、壁横筋支持切欠き部9aを有する金属プ
レートであるが、これだけに限られるものではなく、エ
キスパンドメタル等のような網状体でその網目が壁横筋
12を係止できるもの等を使用することもできる。
前記現場打ちされるコンクリート壁16の幅よりも短い
ので、現場打ちされるコンクリート壁16内に完全に埋
設することができ、現場打ちされるコンクリート壁16
の打継が強固となる。なお、この実施例で示した壁横筋
支持部材9は、壁横筋支持切欠き部9aを有する金属プ
レートであるが、これだけに限られるものではなく、エ
キスパンドメタル等のような網状体でその網目が壁横筋
12を係止できるもの等を使用することもできる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明により、この発明によれば、
打継型枠にPCa部材を採用したことにより、その品質
が一様となり耐震強度及び放射線遮蔽性能が安定して確
保される。さらに打継型枠の内部を隣接するコンクリー
ト壁と同一または近似した断面とすることにより、打継
型枠は躯体の一部となりコンクリート壁全体の構造強度
が増大する。
打継型枠にPCa部材を採用したことにより、その品質
が一様となり耐震強度及び放射線遮蔽性能が安定して確
保される。さらに打継型枠の内部を隣接するコンクリー
ト壁と同一または近似した断面とすることにより、打継
型枠は躯体の一部となりコンクリート壁全体の構造強度
が増大する。
【0035】また、打継型枠は、この両側に形成される
コンクリート壁の配筋等に支持されることなく自立する
ために、先行して設置作業を行うことができる。これに
より打継型枠とコンクリート壁との作業干渉がなくな
り、コンクリート壁の施工性および品質も向上する。さ
らに、打継型枠に設けられた接続用鉄筋,支持用鉄骨
柱,横筋支持部材およびスリーブによって、周辺のコン
クリート壁等との接続を容易にして、複雑な溶接作業や
補助作業の合理化を図る。これにより、作業の簡略化
と、工期の短縮が可能となる。
コンクリート壁の配筋等に支持されることなく自立する
ために、先行して設置作業を行うことができる。これに
より打継型枠とコンクリート壁との作業干渉がなくな
り、コンクリート壁の施工性および品質も向上する。さ
らに、打継型枠に設けられた接続用鉄筋,支持用鉄骨
柱,横筋支持部材およびスリーブによって、周辺のコン
クリート壁等との接続を容易にして、複雑な溶接作業や
補助作業の合理化を図る。これにより、作業の簡略化
と、工期の短縮が可能となる。
【図1】この発明の打継型枠を用いた壁打継工法の実施
例を示す図であり、同図(a)はA─A線断面図、同図
(b)はB─B線断面図、同図(c)はC─C線断面図
であり、それぞれ、コンクリートを省略した場合の内部
構造を示す。
例を示す図であり、同図(a)はA─A線断面図、同図
(b)はB─B線断面図、同図(c)はC─C線断面図
であり、それぞれ、コンクリートを省略した場合の内部
構造を示す。
【図2】この発明の打継型枠を用いた壁打継工法の実施
例を示す図であり、同図(a)はA─A線断面図、同図
(b)はB─B線断面図、同図(c)はC─C線断面図
であり、それぞれ、コンクリートを省略した場合の内部
構造を示す。
例を示す図であり、同図(a)はA─A線断面図、同図
(b)はB─B線断面図、同図(c)はC─C線断面図
であり、それぞれ、コンクリートを省略した場合の内部
構造を示す。
【図3】従来の典型的な壁打継工法において、コンクリ
ート打設前の施工状態を示す図であり、同図(a)は平
面図、同図(b)は、同図(a)のA─A線断面図であ
る。
ート打設前の施工状態を示す図であり、同図(a)は平
面図、同図(b)は、同図(a)のA─A線断面図であ
る。
1 打継型枠 2 接続用縦筋 3 接続用横筋 4 接続用スリーブ 5 支持用鉄骨柱 6 補剛筋 7 フープ筋 8 レベル調整用ボルト 9 壁横筋支持部材 9a 壁横筋支持切欠き部 10 差し筋 11 壁縦筋 12 壁横筋 16 コンクリート壁 18 床コンクリート 20 エキスパンドメタル 30 中央部打継型枠 31 外部側打継型枠
Claims (8)
- 【請求項1】 打継されるコンクリート壁間に設けるた
めに、前記コンクリート壁と実質的に同じ厚さおよび高
さの躯体でなる打継型枠において、 前記躯体は、プレキャストコンクリート部材でなり、そ
の内部に埋込んだ縦筋下端に接続用スリーブを前記打継
型枠の下端面で開口して設けてあり、さらに、前記打継
型枠の打継方向端面から接続用横筋を突出させて設けて
あることを特徴とする打継型枠。 - 【請求項2】 打継されるコンクリート壁間に設けるた
めに、前記コンクリート壁と実質的に同じ厚さおよび高
さの躯体でなる打継型枠において、 前記躯体は、プレキャストコンクリート部材でなり、そ
の内部に埋込んだ縦筋下端に接続用スリーブを前記打継
型枠の下端面で開口して設けてあり、さらに壁厚方向の
両端面から壁横筋支持部材を突出させて設けてあること
を特徴とする打継型枠。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の打継型
枠において、前記躯体内部の前記縦筋を前記躯体の天端
から突出して設けてあることを特徴とする打継型枠。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の打継型
枠において、前記躯体の天端から支持用鉄骨柱を突出し
て設けてあることを特徴とする打継型枠。 - 【請求項5】 コンクリート壁が構築される基盤上の差
し筋を突設した打継位置に、縦筋に接続され下端面で開
口した接続用スリーブと、打継方向に突出した接続用横
筋とを有する打継型枠を、前記接続用スリーブに前記差
し筋を差し込んで設置することにより差し筋と縦筋を接
続し、前記接続用横筋を前記構築されるべきコンクリー
ト壁の壁横筋と接続し、然る後、前記コンクリート壁を
現場打ちすることを特徴とする壁打継工法。 - 【請求項6】 現場打ちでコンクリート壁が構築される
基盤上の差し筋を突設した打継位置に、縦筋に接続され
下端面で開口した接続用スリーブと、壁厚方向の両端面
から突出した前記壁横筋支持部材とを有する打継型枠
を、前記接続用スリーブに前記差し筋を差し込んで設置
することにより差し筋と縦筋を接続し、前記壁横筋支持
部材に、前記構築されるべきコンクリート壁の壁横筋を
係止し、然る後、前記コンクリート壁を現場打ちするこ
とを特徴とする壁打継工法。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の壁打継
工法において、前記打継型枠の天端に突設された支持用
鉄骨柱と、前記打継型枠の上部のコンクリート壁の鉄骨
柱とを接続することを特徴とする壁打継工法。 - 【請求項8】 請求項5または請求項6に記載の壁打継
工法において、前記打継位置の基盤にレベル調整用ボル
トが設けてあり、その調整用ボルトによって前記打継型
枠の高さを調整し、それによって前記打継型枠下側に生
じた隙間にグラウト材を充填することを特徴とする壁打
継工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4821295A JPH08246587A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 打継型枠及びそれを用いる壁打継工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4821295A JPH08246587A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 打継型枠及びそれを用いる壁打継工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08246587A true JPH08246587A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12797108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4821295A Pending JPH08246587A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 打継型枠及びそれを用いる壁打継工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08246587A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102619329A (zh) * | 2011-01-26 | 2012-08-01 | 甘肃省第八建筑工程公司 | 后浇带有约束膨胀施工方法 |
| CN106759844A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-31 | 淮阴工学院 | 设有暗梁的拼装式建筑的施工方法 |
| JP2023175116A (ja) * | 2022-05-30 | 2023-12-12 | 株式会社竹中工務店 | メタルラスの設置方法 |
| CN117552578A (zh) * | 2023-12-19 | 2024-02-13 | 武汉建工集团股份有限公司 | 一种隔墙构造柱结构及其施工方法 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP4821295A patent/JPH08246587A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102619329A (zh) * | 2011-01-26 | 2012-08-01 | 甘肃省第八建筑工程公司 | 后浇带有约束膨胀施工方法 |
| CN102619329B (zh) * | 2011-01-26 | 2015-01-07 | 甘肃省第八建筑工程公司 | 后浇带有约束膨胀施工方法 |
| CN106759844A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-31 | 淮阴工学院 | 设有暗梁的拼装式建筑的施工方法 |
| CN106759844B (zh) * | 2016-12-29 | 2019-09-24 | 淮阴工学院 | 设有暗梁的拼装式建筑的施工方法 |
| JP2023175116A (ja) * | 2022-05-30 | 2023-12-12 | 株式会社竹中工務店 | メタルラスの設置方法 |
| CN117552578A (zh) * | 2023-12-19 | 2024-02-13 | 武汉建工集团股份有限公司 | 一种隔墙构造柱结构及其施工方法 |
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