JPH08247242A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH08247242A
JPH08247242A JP8085895A JP8085895A JPH08247242A JP H08247242 A JPH08247242 A JP H08247242A JP 8085895 A JP8085895 A JP 8085895A JP 8085895 A JP8085895 A JP 8085895A JP H08247242 A JPH08247242 A JP H08247242A
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JP
Japan
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sleeve
solenoid valve
trunnion
spool
oil temperature
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JP8085895A
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English (en)
Inventor
Eiji Inoue
英司 井上
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Priority to US08/614,010 priority patent/US5643132A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/68Inputs being a function of gearing status
    • F16H59/72Inputs being a function of gearing status dependent on oil characteristics, e.g. temperature, viscosity

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トロイダル型無段変速機において、油温変化
に応じてソレノイド弁への出力信号を補正し、作動油の
油温変化に影響されずに所定の変速比を確保する。 【構成】 コントローラ20には、予め実験で求めた作
動油の油温とソレノイド弁19から出力される圧力の出
力圧特性との関係が記憶されている。メインルーチンで
目標変速比が決まると、コントローラ20は油温センサ
ー21からの信号によりソレノイド弁19への出力信号
の補正量を求め、補正量により従来の出力信号に補正を
加え、ソレノイド弁19へ出力する。それ故に、スリー
ブ11の左端に加わる圧力Psは作動油の油温に影響さ
れなくなり、目標とする変速比が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対向して配置された
入力ディスクと出力ディスクとに対するパワーローラの
傾転角度に応じて入力ディスクの回転を無段階に変速し
て出力ディスクに伝達するトロイダル変速部を備えたト
ロイダル型無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】トロイダル型無段変速機は、一般に、図
3に示すようなトロイダル変速部1を備えている。トロ
イダル型無段変速機のトロイダル変速部1は、対向して
配置された入力ディスク2と出力ディスク3、両ディス
ク2,3に対する傾転角度の変化に応じて入力ディスク
2の回転を無段階に変速して出力ディスク3に伝達する
一対のパワーローラ4(一方のみ図示)、及びパワーロ
ーラ4をそれぞれ回転自在に支持し且つ傾転軸5の回り
に傾転可能な一対のトラニオン6(一方のみ図示)から
構成されている。
【0003】通常、トラニオン6は、ある変速比におい
て中立位置にある。即ち、トラニオン6は入力ディスク
2及び出力ディスク3の回転中心線A−Aとパワーロー
ラ4の回転中心線B−Bが交叉する位置(=中立位置)
にある。変速はトラニオン6を中立位置から傾転軸5の
軸方向に変位させることによって行われる。トラニオン
6が傾転軸方向に変位すると、それに伴ってトラニオン
6はその変位方向と変位量に応じた向きと速さで傾転軸
5の回りに傾転し、入力ディスク2とパワーローラ4と
の接触点が描く半径と出力ディスク3とパワーローラ4
との接触点が描く半径との比が変化することによって変
速が行われる。
【0004】上記トロイダル型無段変速機では、パワー
ローラ4の傾転は制御装置によって行われる。制御装置
として従来から種々のものが知られているが、例えば、
図3に示すように、弁ケース12に形成された孔内に摺
動自在に配置されたスリーブ11、スリーブ11内に摺
動自在に挿通されたスプール13、トラニオン6と一体
に変位してスプール13を軸方向に変位させるプリセス
カム18、スプール13とスリーブ11とが軸方向へ相
対変位することにより油圧が供給又は排出されてトラニ
オン6を傾転軸方向に変位せしめる油圧シリンダ8、ス
リーブ11を軸方向に変位させる駆動手段19、駆動手
段19へ目標変速比に応じた制御信号を送るコントロー
ラ20を備えたものが知られている(例えば、特開昭6
1−184262号公報参照)。駆動手段19にも種々
のものがあるが、図3に示したものは、駆動手段19と
して、ソレノイド弁19が使用されており、ソレノイド
弁19によってスリーブ11の端部に作用する油圧の大
きさが制御される。
【0005】ソレノイド弁19はコントローラ20から
の出力信号に基づいてスリーブ11の左端へ作用する圧
力Psの大きさを制御する。圧力Psの作用でスリーブ
11は図3において右方向へシフトする。スリーブ11
はリターンスプリング15によって左方向へ付勢されて
いるから、ソレノイド弁19を介して油圧がスリーブ1
1の左端に作用すると、スリーブ11は油圧Psとリタ
ーンスプリング15の力が釣り合う位置まで移動する。
【0006】上記制御装置においては、コントローラ2
0はソレノイド弁19へ目標変速比に応じた出力信号を
送る。即ち、図4のフローチャートに示すように、制御
装置がスタートし、メインルーチンで変速情報を基に目
標変速比e0 が算出される(S1−1)。目標変速比e
0 が算出されると、コントローラ20は算出した目標変
速比e0 に応じたduty(デューティ)を算出する
(S1−2)。dutyが算出されると、該算出したd
utyをソレノイド弁19へ出力する(S1−3)。次
いで、再びメインルーチンのスタートへ戻る。
【0007】次に、このトロイダル型無段変速機の変速
時の作動について説明する。以下、減速側へ変速する場
合について図3を参照しながら説明する。 (1)コントローラ20からの信号によってソレノイド
弁19が作動し、圧力Psがスリーブ11の左端に作用
し、スリーブ11は図3の状態よりも右側へ移動する。
スリーブ11とスプール13との相対位置が変化し、P
d回路とPL回路との連通路が開いて油圧源から減速側
シリンダ室8bへライン圧PLが供給され、一方、Pu
回路とドレン回路との連通路が開いて増速側シリンダ室
8aの油圧はタンクへドレンされ、その結果、Pd>P
uとなり、トラニオン6は下向きにオフセットする。こ
の時、パワーローラ4はサイドスリップ力により傾転軸
5を中心に矢印downの方向へ傾転を開始する。 (2)パワーローラ4が傾転するに従って、スプール1
3はパワーローラ4の傾転軸方向変位と傾転角の合成値
分だけ図3において右側へシフトして、Pd回路とPL
回路との連通路、及びPu回路とドレン回路との連通路
が絞られていき、スリーブ11とスプール13との相対
位置が中立状態になったところで、Pd=Puとなる。 (3)しかし、この状態では依然としてパワーローラ4
は傾転軸方向にオフセットしたままであるから、サイド
スリップ力により傾転を続ける。その結果、スプール1
3はスリーブ11との中立位置よりも右側へ移動し、逆
にPd回路とドレンとの連通路、及びPu回路とPL回
路との連通路が開き、Pd<Puとなり、トラニオン6
は上向きに変位し、パワーローラ4の傾転軸方向変位が
小さくなっていき、それに伴ってサイドスリップ力も弱
まり、傾転速度が低下する。 (4)トラニオン6が中立位置を中心に上下に往復運動
を繰り返すうちに、振幅が小さくなっていき、パワーロ
ーラ4の傾転軸方向変位が零でスプール13の位置がス
リーブ11に対して中立となったところで変速が終了す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スリーブ1
1の左端に作用する作動油の温度、即ち油温が変化する
のに伴って、該作動油の粘度は大きく変化する。上記従
来のトロイダル型無段変速機では、この作動油の粘度の
変化によって、ソレノイド弁19の出力圧特性が変化し
てしまうので、コントローラ20が制御しようとしてい
る位置と異なった位置へスリーブ11を制御してしまう
こととなり、その結果、所定の変速比が得られないとい
う問題があった。
【0009】この発明の目的は、上記の問題を解決する
ことであり、油温変化に応じてソレノイド弁への出力信
号を補正することにより、作動油の油温変化に影響され
ずに所定の変速比を確保できるトロイダル型無段変速機
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するため手段】この発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成されている。即ち、この発
明は、対向して配置された入力ディスクと出力ディス
ク、前記両ディスクに対する傾転角度の変化に応じて前
記入力ディスクの回転を無段階に変速して前記出力ディ
スクに伝達する一対のパワーローラ、該パワーローラを
それぞれ回転自在に支持する傾転軸方向に変位可能なト
ラニオン、該トラニオンを傾転軸方向に変位させる油圧
シリンダ、弁ケース内に摺動自在に設けられたスリーブ
と該スリーブ内に摺動自在に挿通されたスプールとから
成り且つ前記スリーブと前記スプールとの相対変位によ
って前記油圧シリンダへの油圧を制御する制御弁、前記
トラニオンと一体に変位して前記スプールを軸方向に変
位させるプリセスカム、前記スリーブを軸方向に変位さ
せる作動油を供給するソレノイド弁、前記作動油の油温
を検出する油温センサー、及び油温に応じた前記ソレノ
イド弁への出力信号の補正量を求め、前記補正量により
目標変速比に応じた前記ソレノイド弁への出力信号に補
正を加え、補正した出力信号を前記ソレノイド弁へ出力
するコントローラ、を有するトロイダル型無段変速機に
関する。
【0011】
【作用】この発明によるトロイダル型無段変速機は、上
記のように構成されているので、次のように作用する。
即ち、このトロイダル型無段変速機では、コントローラ
には、予め実験で求めた油温とソレノイド弁から出力さ
れる圧力の出力圧特性との関係が記憶されている。或い
は、予め実験で求めた油温とソレノイド弁への出力信号
の補正量との関係が記憶されている。そこで、メインル
ーチンで目標変速比が決まると、コントローラは油温セ
ンサーからの信号に応答してソレノイド弁への出力信号
の補正量を求め、この補正量により従来の出力信号に補
正を加え、ソレノイド弁へ出力する。このように、油温
の変化に応じてソレノイド弁への出力信号を補正するよ
うにしたので、スリーブの左端に加わる圧力Psは作動
油の油温に影響されなくなり、目標とする変速比が得ら
れる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明による
トロイダル型無段変速機の実施例について説明する。図
1はこの発明によるトロイダル型無段変速機の一実施例
を示す概略図、及び図2は図1のトロイダル型無段変速
機の作動を示すフローチャートである。図1では、従来
のトロイダル型無段変速機の部品と構造及び作用が同一
の部品には、同一の符号を付している。
【0013】トロイダル型無段変速機のトロイダル変速
部1は、図1に示すように、対向して配置された入力デ
ィスク2と出力ディスク3、両ディスク2,3に対する
傾転角度の変化に応じて入力ディスク2の回転を無段階
に変速して出力ディスク3に伝達する一対のパワーロー
ラ4(一方のみ図示)、及びパワーローラ4をそれぞれ
回転自在に支持し且つ傾転軸5方向に移動可能な一対の
トラニオン6(一方のみ図示)から構成されている。
【0014】トラニオン6は変速機ケーシング(図示省
略)に回動可能で且つ軸方向に移動可能に支持されてい
る。即ち、トラニオン6は傾転軸5を有し、傾転軸5の
軸方向に移動し、パワーローラ4は傾転軸5を中心とし
て回動することができる。トラニオン6の傾転軸5には
ピストン7が固定され、ピストン7は変速機ケーシング
に形成された油圧シリンダ8内を摺動可能に設けられて
いる。油圧シリンダ8内にはピストン7によって区画さ
れた2つのシリンダ室、即ち増速側シリンダ室8aと減
速側シリンダ室8bが形成されている。増速側シリンダ
室8aに油圧が供給されると、トロイダル変速部1は増
速側に変速し、減速側シリンダ室8bに油圧が供給され
ると、トロイダル変速部1は減速側に変速する。
【0015】油圧シリンダ8の各シリンダ室8a,8b
は管路9a,9bによって制御弁10に連通している。
制御弁10には増速側シリンダ室8aに管路9aを介し
て連通するPuポートと、減速側シリンダ室8bに管路
9bを介して連通するPdポートを有している。また、
制御弁10は油圧源に連通していてライン圧PLが供給
されるPLポートと、タンクに連通していて油圧がドレ
ンされる2つのTポートを有している。更に、制御弁1
0はスリーブ11の一端に油圧を供給するPsポートを
有している。
【0016】制御弁10は弁ケース12に形成した空所
内に摺動自在に配置されたスリーブ11と該スリーブ1
1内に摺動自在に配置されたスプール13とから成る。
スリーブ11とスプール13との位置関係が図1に示す
状態のときに、両者は中立位置にある。即ち、スリーブ
11とスプール13が中立位置にあるとき、Pd回路
(=管路9b)とPL回路との連通路、Pd回路とドレ
ン回路との連通路、Pu回路(=管路9a)とPL回路
との連通路、Pu回路とドレン回路との連通路が全て閉
じている。
【0017】弁ケース12には管路14が連通され、管
路14を通じてスリーブ11の一端には油圧が供給され
る。スリーブ11の他端と弁ケース12の孔壁面との間
にはリターンスプリング15が設けられ、スリーブ11
は図1において左方向へ付勢されている。スリーブ11
は、管路14を通じてスリーブ11の一端に作用する油
圧によって、リターンスプリング15の力に抗して右方
向へ変位する。
【0018】スプール13はスリーブ11内に摺動自在
に配置され、スプリング16がスリーブ11の一端とス
プール13の一端との間に設けられている。スプリング
16によって、スプール13は図1における右方向へ付
勢されている。スプール13の他端には、中央部を枢着
されたレバー17の一端が当接し、レバー17の他端は
傾転軸5の先端に取り付けられたプリセスカム18に当
接している。このため、スプール13は、トラニオン6
が傾転軸5の軸方向に変位したり、或いは傾転軸5の周
りに回動することによって軸方向に変位する。
【0019】制御弁10に連通された管路14の途中に
はソレノイド弁19が設けられている。ソレノイド弁1
9はスリーブ11の一端に供給する油圧を制御する。即
ち、コントローラ22からの出力信号に基づいて、ソレ
ノイド弁19はスリーブ11の左端へ作用する圧力Ps
の大きさを調節する。圧力Psの作用でスリーブ11は
図1の中立位置から左右方向へシフトする。スリーブ1
1はリターンスプリング15によって左方向へ付勢され
ているから、ソレノイド弁19を介して油圧がスリーブ
11の左端に作用すると、スリーブ11は油圧Psとリ
ターンスプリング15の力が釣り合う位置まで移動す
る。
【0020】この制御装置は、車速センサー、エンジン
回転センサー、スロットル開度センサー等の各種センサ
ー(図示省略)を備えており、これらのセンサーで検出
された車速、エンジン回転数、スロットル開度等の変速
情報信号がコントローラ22に入力されるように構成さ
れている。コントローラ22は、これらの変速情報から
目標変速比を算出する。また、管路14の途中には作動
油の油温を検出するための油温センサー21が設けら
れ、油温センサー21で検出した信号もコントローラ2
2へ送られる。コントローラ22は目標変速比及び油温
に応じたduty(デューティ)を算出し、duty信
号をソレノイド弁19へ送ってソレノイド弁19の作動
を制御する。ここで、dutyとはパルス幅変調制御に
おけるONとOFFの時間比率をいう。即ち、duty
(%)は次式で与えられる。duty=(一周期のソレ
ノイドON時間/ソレノイド作動周期)×100
【0021】トロイダル変速部1は、図1に示した状態
においては中立位置にある。即ち、トラニオン6は入力
ディスク2及び出力ディスク3の回転中心線A−Aとパ
ワーローラ4の回転中心線B−Bが交叉する位置即ち両
中心線が同一平面上となる位置(=中立位置)にある。
変速はトラニオン6を中立位置から傾転軸方向に変位さ
せることによって行われる。トラニオン6が傾転軸方向
に変位すると、それに伴ってトラニオン6はその変位方
向と変位量に応じた向きと速さで傾転軸回りに傾転し、
入力ディスク2とパワーローラ4との接触点が描く半径
と出力ディスク3とパワーローラ4との接触点が描く半
径との比が変化することによって変速が行われる。入力
ディスク2及び出力ディスク3の回転中心線A−Aに垂
直な面とパワーローラ4の回転中心線B−Bとのなす角
度を傾転角という。
【0022】次に、このトロイダル型無段変速機の変速
時の作動について説明する。まず、トロイダル変速部1
が減速側へ変速する場合について図1を参照して説明す
る。 (1)コントローラ22からの信号によってソレノイド
弁19が作動し、大きな圧力Psがスリーブ11の左端
に作用し、スリーブ11は中立位置から右側へ移動す
る。これにより、スリーブ11とスプール13との相対
位置が変化し、Pd回路とPL回路との連通路が開いて
減速側シリンダ室8bへ油圧が供給されると同時に、P
u回路とドレン回路との連通路が開いて増速側シリンダ
室8aから油圧がタンクへ排出され、Pd>Puとな
り、トラニオン6は下向きにオフセットする。この時、
パワーローラ4はサイドスリップ力により傾転軸5を中
心に矢印downの方向へ傾転を開始する。 (2)パワーローラ4が傾転するに従って、スプール1
3はパワーローラ4の傾転軸方向変位と傾転角の合成値
分だけ図1において右側へシフトして、Pd回路とPL
回路との連通路、及びPu回路とドレン回路との連通路
が絞られていき、スリーブ11とスプール13との相対
位置が中立状態となったところで、Pd=Puとなり、
トラニオン6の傾転軸方向変位が停止する。 (3)この状態では依然としてパワーローラ4は傾転軸
方向下方にオフセットしたままであるから、サイドスリ
ップ力によりパワーローラ4は傾転を続ける。その結
果、スプール13はスリーブ11との中立位置よりも更
に右方向へ移動し、逆にPd回路とドレンとの連通路、
及びPu回路とPL回路との連通路が開き、Pd<Pu
となり、トラニオン6は上向きに変位し、パワーローラ
4の傾転軸方向変位が小さくなっていき、それに伴って
サイドスリップ力も弱まり、傾転速度が低下する。この
時、トラニオン6は中立位置よりも少し上方へオーバー
シュート(行き過ぎ)する。 (4)トラニオン6の上昇に伴って、スプール13は左
方向へ移動し始め、開いていた上記連通路が閉じてく
る。スプール13が左方向へ移動し続けるうちに、再び
Pd回路とPL回路との連通路、及びPu回路とドレン
回路との連通路が開き、Pd>Puとなって上方にオー
バーシュート(行き過ぎ)していたトラニオン6は再び
下向きに変位し始める。 (5)上記のようにして、トラニオン6が中立位置を中
心として上下に往復運動を繰り返すうちにその振幅が小
さくなっていき、パワーローラ4の傾転軸方向変位が零
でスプール13の位置がスリーブ11に対して中立とな
ったところで変速が終了する。
【0023】逆に、トロイダル変速部1が増速側へ変速
する場合は、次のように作動する。 (1)増速側へ変速するときには、スリーブ11の左端
に作用する圧力Psは小さいので、スリーブ11はリタ
ーンスプリング15の作用で、図1に示す位置よりも左
側へ移動する。これにより、スリーブ11とスプール1
3との相対位置が変化し、Pu回路とPL回路との連通
路が開いて増速側シリンダ室8aへ油圧が供給されると
同時に、Pd回路とドレン回路との連通路が開いて減速
側シリンダ室8dから油圧がタンクへ排出され、Pd<
Puとなり、トラニオン6は上向きにオフセットする。
この時、パワーローラ4はサイドスリップ力により傾転
軸5を中心に矢印upの方向へ傾転を開始する。 (2)パワーローラ4が傾転するに従って、スプール1
3はパワーローラ4の傾転軸方向変位と傾転角の合成値
分だけ図1において左側へシフトして、Pu回路とPL
回路との連通路、及びPd回路とドレン回路との連通路
が絞られていき、スリーブ11とスプール13との相対
位置が中立状態となったところで、Pd=Puとなり、
トラニオン6の傾転軸方向変位が停止する。 (3)しかし、この状態では依然としてパワーローラ4
は傾転軸方向上方にオフセットしたままであるから、サ
イドスリップ力によりパワーローラ4は傾転を続ける。
その結果、スプール13はスリーブ11との中立位置よ
りも更に左方向へ移動し、逆にPu回路とドレンとの連
通路、及びPd回路とPL回路との連通路が開き、Pd
>Puとなり、トラニオン6は下向きに変位し、パワー
ローラ4の傾転軸方向変位が小さくなっていき、それに
伴ってサイドスリップ力も弱まり、傾転速度が低下す
る。この時、トラニオン6は中立位置よりも少し下方に
オーバーシュートする。 (4)トラニオン6の下降に伴って、スプリング16に
付勢されているスプール13は右方向へ移動し、開いて
いた上記連通路が閉じてくる。スプール13が右方向へ
移動し続けるうちに、再びPu回路とPL回路との連通
路、及びPd回路とドレン回路との連通路が開き、Pd
<Puとなって、中立位置よりも下方に変位していたト
ラニオン6は上向きに変位し始める。 (5)上記のように、トラニオン6が中立位置を中心に
上下に往復運動を繰り返すうちにその振幅が徐々に小さ
くなっていき、パワーローラ4の傾転軸方向変位が零で
スプール13の位置がスリーブ11に対して中立となっ
たところで変速が終了する。
【0024】次に、このトロイダル型無段変速機の作動
について、図2に示すフローチャートを参照して説明す
る。このトロイダル型無段変速機では、コントローラ2
2はソレノイド弁19へ目標変速比及び油温に応じた出
力信号を送る。即ち、図2のフローチャートに示すよう
に、制御処理がスタートしてメインルーチンにおいて、
各種センサーで検出した変速情報を基に、目標変速比e
0 が算出される(S1)。目標変速比e0 が算出される
と、制御弁10へ供給される作動油の油温が油温センサ
ー21によって検出される(S2)。該検出された信号
はコントローラ22に入力され、コントローラ22は予
め油温と補正量との対応関係を記憶しておいた対応テー
ブルにアクセスして、検出した油温に対応するduty
補正量を算出し、この補正量で目標変速比e0 に応じた
dutyを補正する(S3)。該補正されたdutyは
ソレノイド弁19へ出力される(S4)。再び、制御処
理はメインルーチンのスタートへ戻る。
【0025】このトロイダル型無段変速機の変速制御中
に、スリーブ11の左端に作用する作動油の油温が変化
し、これに伴って作動油の粘性が変化する場合でも、上
記のとおり、作動油の油温を検出して、ソレノイド弁1
9へ出力されるdutyを補正するように構成したの
で、作動油の油温変化に影響されずに所定の変速比が得
られる。
【0026】上記実施例では、説明を簡単にするため
に、1組のトロイダル変速部1に関する制御装置につい
て説明したが、ダブルキャビティ式のトロイダル型無段
変速機、即ち二組のトロイダル変速部1を同軸上に配置
するとともに両トロイダル変速部1の出力ディスク3同
士を連結したトロイダル型無段変速機に適用する場合に
は、管路9a,9bの途中から管路を分岐させ、分岐し
た管路をもう1組のトロイダル変速部の油圧シリンダに
連通させればよい。
【0027】
【発明の効果】この発明によるトロイダル型無段変速機
は、上記のように構成されているので、次のような効果
を有する。即ち、このトロイダル型無段変速機は、作動
油の油温を検出し、その油温に応じたソレノイド弁への
出力信号の補正量を求め、前記補正量により目標変速比
に応じた前記ソレノイド弁への出力信号に補正を加え、
補正した出力信号を前記ソレノイド弁へ出力するコント
ローラを有しているので、たとえスリーブの一端に作用
する作動油の粘性が油温変化によって変化したとして
も、スリーブの位置は適正に補正されて変化せず、目標
とする変速比が得られる。また、このトロイダル型無段
変速機は、油温センサーを使用するだけで済み、スリー
ブの位置を検出するためのセンサーやソレノイド弁の出
力圧を検出するためのセンサー等、他の高価なセンサー
を使用しなくても、油温の変化に影響されずに所定の変
速比を得ることができるので、安価なトロイダル型無段
変速機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるトロイダル型無段変速機の概略
説明図である。
【図2】図1のトロイダル型無段変速機の作動を示すフ
ローチャートである。
【図3】従来のトロイダル型無段変速機の一例を示す概
略説明図である。
【図4】図3のトロイダル型無段変速機の作動を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 トロイダル変速部 2 入力ディスク 3 出力ディスク 4 パワーローラ 5 傾転軸 6 トラニオン 8 油圧シリンダ 10 制御弁 11 スリーブ 13 スプール 18 プリセスカム 19 ソレノイド弁 21 油温センサー 22 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された入力ディスクと出力
    ディスク、前記両ディスクに対する傾転角度の変化に応
    じて前記入力ディスクの回転を無段階に変速して前記出
    力ディスクに伝達する一対のパワーローラ、該パワーロ
    ーラをそれぞれ回転自在に支持する傾転軸方向に変位可
    能なトラニオン、該トラニオンを傾転軸方向に変位させ
    る油圧シリンダ、弁ケース内に摺動自在に設けられたス
    リーブと該スリーブ内に摺動自在に挿通されたスプール
    とから成り且つ前記スリーブと前記スプールとの相対変
    位によって前記油圧シリンダへの油圧を制御する制御
    弁、前記トラニオンと一体に変位して前記スプールを軸
    方向に変位させるプリセスカム、前記スリーブを軸方向
    に変位させる作動油を供給するソレノイド弁、前記作動
    油の油温を検出する油温センサー、及び油温に応じた前
    記ソレノイド弁への出力信号の補正量を求め、前記補正
    量により目標変速比に応じた前記ソレノイド弁への出力
    信号に補正を加え、補正した出力信号を前記ソレノイド
    弁へ出力するコントローラ、を有するトロイダル型無段
    変速機。
JP8085895A 1995-03-14 1995-03-14 トロイダル型無段変速機 Pending JPH08247242A (ja)

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JP8085895A JPH08247242A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 トロイダル型無段変速機
US08/614,010 US5643132A (en) 1995-03-14 1996-03-12 Toroidal continuous variable transmission

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7112154B2 (en) * 2002-12-02 2006-09-26 Jatco Ltd System and method for hydraulically controlling automatic transmission

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