JPH08247254A - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
- Publication number
- JPH08247254A JPH08247254A JP4832695A JP4832695A JPH08247254A JP H08247254 A JPH08247254 A JP H08247254A JP 4832695 A JP4832695 A JP 4832695A JP 4832695 A JP4832695 A JP 4832695A JP H08247254 A JPH08247254 A JP H08247254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- tooth profile
- gear
- differential
- modification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピニオンギヤ歯先面と収納孔壁面との摺動部
の面圧を低く維持しつつ安定した差動制限力を得ること
を目的とする。 【構成】 デフケ−ス21と、デフケ−ス21の内部に
回転自在に支承された一対のサイドギヤ37,39と、
互いに噛み合うと共にサイドギヤ37,39と各別に噛
み合う少なくとも一組のピニオンギヤ組67,69と、
該ピニオンギヤ組67,69を摺動回転自在に収納する
収納孔63,65とを備えるデファレンシャル装置7に
おいて、ピニオンギヤ67,69は、モジュールmのギ
ヤ部71,77,73,79の歯末において基準の歯形
曲面より内側に形成された歯形修整部87を備え、歯先
にて0.04m〜0.12mの修整量を有し、歯面にて
半径方向に0.12m〜0.40mの修整量を有するこ
とを特徴とする。
の面圧を低く維持しつつ安定した差動制限力を得ること
を目的とする。 【構成】 デフケ−ス21と、デフケ−ス21の内部に
回転自在に支承された一対のサイドギヤ37,39と、
互いに噛み合うと共にサイドギヤ37,39と各別に噛
み合う少なくとも一組のピニオンギヤ組67,69と、
該ピニオンギヤ組67,69を摺動回転自在に収納する
収納孔63,65とを備えるデファレンシャル装置7に
おいて、ピニオンギヤ67,69は、モジュールmのギ
ヤ部71,77,73,79の歯末において基準の歯形
曲面より内側に形成された歯形修整部87を備え、歯先
にて0.04m〜0.12mの修整量を有し、歯面にて
半径方向に0.12m〜0.40mの修整量を有するこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のデファレンシ
ャル装置に関する。
ャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−207645号公報に図3の
ようなデファレンシャル装置201が記載されている。
このデファレンシャル装置201は、デフケ−ス203
と、ヘリカルピニオンギヤ205及びこれと噛み合って
対をなす他のヘリカルピニオンギヤからなるピニオンギ
ヤ組と、出力側ヘリカルサイドギヤ207,209とを
備えており、デフケ−ス203を回転させるエンジンの
駆動力はピニオンギヤ組からサイドギヤ207、209
を介して出力軸側に伝達される。ピニオンギヤ205は
デフケ−ス203の収納孔211に、他のピニオンギヤ
は他の収納孔に、それぞれ摺動回転自在に収納されてい
る。
ようなデファレンシャル装置201が記載されている。
このデファレンシャル装置201は、デフケ−ス203
と、ヘリカルピニオンギヤ205及びこれと噛み合って
対をなす他のヘリカルピニオンギヤからなるピニオンギ
ヤ組と、出力側ヘリカルサイドギヤ207,209とを
備えており、デフケ−ス203を回転させるエンジンの
駆動力はピニオンギヤ組からサイドギヤ207、209
を介して出力軸側に伝達される。ピニオンギヤ205は
デフケ−ス203の収納孔211に、他のピニオンギヤ
は他の収納孔に、それぞれ摺動回転自在に収納されてい
る。
【0003】トルクを伝達している間、ピニオンギヤ組
はサイドギヤ207,209との噛み合い反力により各
歯先を収納孔の壁面に押し付けられて摩擦抵抗が生じる
と共に、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力によって、
サイドギヤ207,209の間、あるいはピニオンギヤ
組やサイドギヤ207,209とデフケ−ス203との
間で摩擦抵抗が生じ、これらの摩擦抵抗により差動制限
力が得られる。
はサイドギヤ207,209との噛み合い反力により各
歯先を収納孔の壁面に押し付けられて摩擦抵抗が生じる
と共に、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力によって、
サイドギヤ207,209の間、あるいはピニオンギヤ
組やサイドギヤ207,209とデフケ−ス203との
間で摩擦抵抗が生じ、これらの摩擦抵抗により差動制限
力が得られる。
【0004】そして、このデファレンシャル装置201
は、対をなすピニオンギヤの歯先面と歯面との交差部
(歯先)に斜面状部(面取り部)を形成しており、この
斜面状部は歯先面と10°〜30°の角度をなしてい
る。こうしてピニオンギヤの歯先面と収納孔壁面との摺
動部への潤滑油導入を容易化して、該摺動部にカジリや
焼き付きが発生するのを防止している。
は、対をなすピニオンギヤの歯先面と歯面との交差部
(歯先)に斜面状部(面取り部)を形成しており、この
斜面状部は歯先面と10°〜30°の角度をなしてい
る。こうしてピニオンギヤの歯先面と収納孔壁面との摺
動部への潤滑油導入を容易化して、該摺動部にカジリや
焼き付きが発生するのを防止している。
【0005】この歯先の面取り部がないと、例えば図4
のように、ピニオンギヤ213の噛み合い負荷により歯
先のダレ215が生じて、歯先面217と収納孔壁面と
の摺動部の面圧が過大となりカジリや焼き付きにいたる
恐れがある。
のように、ピニオンギヤ213の噛み合い負荷により歯
先のダレ215が生じて、歯先面217と収納孔壁面と
の摺動部の面圧が過大となりカジリや焼き付きにいたる
恐れがある。
【0006】一方、歯先面に上記のような摺動部が存在
しない場合であっても、ギヤのスコーリング等を避ける
ため歯先に近い歯末の一部分を基準のインボリュート曲
線から修整する歯形修整が一般に行われている。この場
合の修整量としては、例えばISO規格には、図5のよ
うに、基準ラックにおける修整量(円周方向修整量に相
当)を最大0.02m(mはモジュール、以下同じ)、
修整高さ(半径方向の修整量に相当)を最大0.6mと
定めている。これは歯形修整を過大にすると歯先まで歯
当りが延びなくなりピッチング強さの低下を招く恐れが
あるので、これを防止し、円滑な噛み合いを得るためで
ある。
しない場合であっても、ギヤのスコーリング等を避ける
ため歯先に近い歯末の一部分を基準のインボリュート曲
線から修整する歯形修整が一般に行われている。この場
合の修整量としては、例えばISO規格には、図5のよ
うに、基準ラックにおける修整量(円周方向修整量に相
当)を最大0.02m(mはモジュール、以下同じ)、
修整高さ(半径方向の修整量に相当)を最大0.6mと
定めている。これは歯形修整を過大にすると歯先まで歯
当りが延びなくなりピッチング強さの低下を招く恐れが
あるので、これを防止し、円滑な噛み合いを得るためで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
のように歯先に斜面状部を形成すると歯先面の摺動部面
積が小さくなるので、駆動トルクの入力時摺動部の面圧
が過大になって歯先面や収納孔壁面の摩耗が著しくな
り、差動回転時においては摺動回転による歯先面の負荷
が加わりピニオンギヤの噛み合いが不円滑になったり摺
動部の隙間が大きくなるために駆動力がかかるときに異
音が発生したり等により十分な差動制限力が得られない
ことや、円滑な差動回転ができなくなるという問題があ
った。
のように歯先に斜面状部を形成すると歯先面の摺動部面
積が小さくなるので、駆動トルクの入力時摺動部の面圧
が過大になって歯先面や収納孔壁面の摩耗が著しくな
り、差動回転時においては摺動回転による歯先面の負荷
が加わりピニオンギヤの噛み合いが不円滑になったり摺
動部の隙間が大きくなるために駆動力がかかるときに異
音が発生したり等により十分な差動制限力が得られない
ことや、円滑な差動回転ができなくなるという問題があ
った。
【0008】そこで、上記の歯形修整量規格に従って歯
形修整を行った場合、ピニオンギヤの噛み合い負荷に併
せて歯先の摺動回転による負荷が加わり歯先のダレを歯
形修整では解消し切れずに、歯先のダレが外径以上に突
出し、収納孔壁面にカジリをひき起こしてしまい、摺動
部の潤滑性向上が達せられない。
形修整を行った場合、ピニオンギヤの噛み合い負荷に併
せて歯先の摺動回転による負荷が加わり歯先のダレを歯
形修整では解消し切れずに、歯先のダレが外径以上に突
出し、収納孔壁面にカジリをひき起こしてしまい、摺動
部の潤滑性向上が達せられない。
【0009】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであり、ピニオンギヤ歯先面と収納孔壁面と
の摺動部の面圧を低く維持しつつ安定した差動制限力を
得ることを目的とする。
されたものであり、ピニオンギヤ歯先面と収納孔壁面と
の摺動部の面圧を低く維持しつつ安定した差動制限力を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、エンジンの駆動力により回
転駆動されるデフケ−スと、デフケ−スの内部に回転自
在に支承された一対の出力側サイドギヤと、互いに噛み
合うと共に前記サイドギヤと各別に噛み合う少なくとも
一組のピニオンギヤ組と、デフケ−スに形成され該ピニ
オンギヤ組を摺動回転自在に収納する収納孔とを備える
デファレンシャル装置において、前記ピニオンギヤは、
モジュールmのギヤ部を備えると共に該ギヤ部の歯末に
おいて基準の歯形曲面より内側に形成された歯形修整部
を備え、該歯形修整部は歯先にて0.04モジュール〜
0.12モジュールの修整量を有し、歯面にて半径方向
に0.12モジュール〜0.40モジュールの修整量を
有することを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、エンジンの駆動力により回
転駆動されるデフケ−スと、デフケ−スの内部に回転自
在に支承された一対の出力側サイドギヤと、互いに噛み
合うと共に前記サイドギヤと各別に噛み合う少なくとも
一組のピニオンギヤ組と、デフケ−スに形成され該ピニ
オンギヤ組を摺動回転自在に収納する収納孔とを備える
デファレンシャル装置において、前記ピニオンギヤは、
モジュールmのギヤ部を備えると共に該ギヤ部の歯末に
おいて基準の歯形曲面より内側に形成された歯形修整部
を備え、該歯形修整部は歯先にて0.04モジュール〜
0.12モジュールの修整量を有し、歯面にて半径方向
に0.12モジュール〜0.40モジュールの修整量を
有することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ファレンシャル装置であって、前記歯先における歯形修
整量と半径方向の歯形修整量との比が1:3であること
を特徴とする。
ファレンシャル装置であって、前記歯先における歯形修
整量と半径方向の歯形修整量との比が1:3であること
を特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のデファレンシャル装置であって、前記ギヤ部は、歯
形修整部の曲面と基準の歯形曲面とが連続した歯面を有
することを特徴とする。
載のデファレンシャル装置であって、前記ギヤ部は、歯
形修整部の曲面と基準の歯形曲面とが連続した歯面を有
することを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ピニオンギヤの
歯形修整部は歯先にて0.04m〜0.12mの円周方
向修整量を有し、歯面にて0.12m〜0.40mの半
径方向修整量を有するので、ピニオンギヤ歯先面の摺動
部面積を確保し、摺動部の面圧を低くできる。また、こ
れにより噛み合い負荷及び摺動回転による負荷が加わっ
た場合にも歯先のダレや摺動部のカジリ、焼き付きを十
分防止でき、差動制限力が安定する。
歯形修整部は歯先にて0.04m〜0.12mの円周方
向修整量を有し、歯面にて0.12m〜0.40mの半
径方向修整量を有するので、ピニオンギヤ歯先面の摺動
部面積を確保し、摺動部の面圧を低くできる。また、こ
れにより噛み合い負荷及び摺動回転による負荷が加わっ
た場合にも歯先のダレや摺動部のカジリ、焼き付きを十
分防止でき、差動制限力が安定する。
【0014】請求項2記載の発明によれば、ピニオンギ
ヤの歯形修整量は請求項1記載の発明による範囲内で、
かつ歯先における円周方向修整量と歯面における半径方
向修整量との比が1:3に設定されているので、請求項
1記載の発明による作用と同じ作用が得られると共に歯
形修整用工具の種類を多くしないで済む。
ヤの歯形修整量は請求項1記載の発明による範囲内で、
かつ歯先における円周方向修整量と歯面における半径方
向修整量との比が1:3に設定されているので、請求項
1記載の発明による作用と同じ作用が得られると共に歯
形修整用工具の種類を多くしないで済む。
【0015】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明による作用に加え、ピニオンギヤ歯面に
おける歯形修整部の曲面と基準の歯形曲面とが角張らず
に連続して形成されているのて、歯先の強い当たりが緩
和され歯先のダレが低減される。
は2記載の発明による作用に加え、ピニオンギヤ歯面に
おける歯形修整部の曲面と基準の歯形曲面とが角張らず
に連続して形成されているのて、歯先の強い当たりが緩
和され歯先のダレが低減される。
【0016】
【実施例】図1、2により本発明の一実施例を説明す
る。図1は本実施例のデファレンシャル装置の断面図で
ある。
る。図1は本実施例のデファレンシャル装置の断面図で
ある。
【0017】デファレンシャル装置7は図示しないデフ
キャリヤ内に回転自在に配置され、デフケ−ス21に固
定されたリングギヤ(図示省略)ギヤを介してエンジン
により回転駆動される。デフケ−ス21には開口89,
91,93が設けられており、それのボス部55,57
の内周には螺旋状のオイル溝95,95が形成されてい
る。デファレンシャル装置7が回転するとデフキャリヤ
内に形成されたオイル溜りから撥ね上げられたオイル
が、これらの開口89,91,93とオイル溝95,9
5とからデフケ−ス21に流出入し、各ギヤの噛み合い
部や各摺動部を潤滑する。
キャリヤ内に回転自在に配置され、デフケ−ス21に固
定されたリングギヤ(図示省略)ギヤを介してエンジン
により回転駆動される。デフケ−ス21には開口89,
91,93が設けられており、それのボス部55,57
の内周には螺旋状のオイル溝95,95が形成されてい
る。デファレンシャル装置7が回転するとデフキャリヤ
内に形成されたオイル溜りから撥ね上げられたオイル
が、これらの開口89,91,93とオイル溝95,9
5とからデフケ−ス21に流出入し、各ギヤの噛み合い
部や各摺動部を潤滑する。
【0018】図1のように、デフケ−ス21はケ−シン
グ本体31とカバ−33とをボルト35で固定して構成
されている。デフケ−ス21の内部にはヘリカルギヤが
形成された左右の出力側サイドギヤ37,39が対向配
置されている。
グ本体31とカバ−33とをボルト35で固定して構成
されている。デフケ−ス21の内部にはヘリカルギヤが
形成された左右の出力側サイドギヤ37,39が対向配
置されている。
【0019】各サイドギヤ37,39の中空のボス部4
1,43はデフケ−ス21の支承部45,47によって
回転自在に支承されている。ボス部41,43の内径側
に形成された大径部49,51には、これらの内周に跨
がってスラストブロック53が配置され、サイドギヤ3
7,39の各自由端を支承しセンタ−リングしている。
図示しない左右の出力軸は、それぞれデフケ−ス21の
ボス部55,57を貫通してサイドギヤ37,39にス
プライン連結されており、スラストブロック53を介し
て互いに付き当てられている。サイドギヤ37,39と
デフケ−ス21との間にはスラストワッシャ59がそれ
ぞれ配置されており、サイドギヤ37,39の間(スラ
ストブロック53の外周側)にはスラストワッシャ61
が配置されている。
1,43はデフケ−ス21の支承部45,47によって
回転自在に支承されている。ボス部41,43の内径側
に形成された大径部49,51には、これらの内周に跨
がってスラストブロック53が配置され、サイドギヤ3
7,39の各自由端を支承しセンタ−リングしている。
図示しない左右の出力軸は、それぞれデフケ−ス21の
ボス部55,57を貫通してサイドギヤ37,39にス
プライン連結されており、スラストブロック53を介し
て互いに付き当てられている。サイドギヤ37,39と
デフケ−ス21との間にはスラストワッシャ59がそれ
ぞれ配置されており、サイドギヤ37,39の間(スラ
ストブロック53の外周側)にはスラストワッシャ61
が配置されている。
【0020】また、デフケ−ス21には長短の収納孔6
3,65が周方向に複数組形成されている。これらの収
納孔63,65にはそれぞれヘリカルギヤで形成された
長短のピニオンギヤ67,69が摺動回転自在に収納さ
れている。
3,65が周方向に複数組形成されている。これらの収
納孔63,65にはそれぞれヘリカルギヤで形成された
長短のピニオンギヤ67,69が摺動回転自在に収納さ
れている。
【0021】長いピニオンギヤ67は、第1と第2のギ
ヤ部71,73とこれらを連結する小径の軸部75とか
らなり、第1ギヤ部71は右のサイドギヤ39と噛み合
っている。また、短いピニオンギヤ69は、第1と第2
のギヤ部77,79からなり、第1ギヤ部77は左のサ
イドギヤ37と噛み合い、第2ギヤ部79はピニオンギ
ヤ67の第2ギヤ部73と噛み合っている。
ヤ部71,73とこれらを連結する小径の軸部75とか
らなり、第1ギヤ部71は右のサイドギヤ39と噛み合
っている。また、短いピニオンギヤ69は、第1と第2
のギヤ部77,79からなり、第1ギヤ部77は左のサ
イドギヤ37と噛み合い、第2ギヤ部79はピニオンギ
ヤ67の第2ギヤ部73と噛み合っている。
【0022】図2は各ピニオンギヤ67,69の各ギヤ
部71,73、77,79を示しており、各ギヤ部はモ
ジュールmの低歯に形成されている。そして、各ギヤ部
の歯先面81と各歯面83との間には、破線で示した基
準のインボリュート歯形曲面85より内側に歯面を追い
込んだ歯形修整が行われ、歯形修整部87が形成されて
いる。円周方向修整量は0.04m〜0.12mに設定
され、半径方向修整量は0.12m〜0.40mに設定
され、かつ円周方向修整量と半径方向修整量との比が
1:3となるように設定されている。なお、この歯形修
整部87は、ピニオンギヤ67,69のホブ切り後に歯
形修整部87が上記の各修整量範囲内でかつ上記比率に
なるように予め歯形を修整済みのホブを用いて、歯切り
加工と同時に歯形修整加工がなされている。こうして、
ピニオンギヤ67,69の各歯面83では、インボリュ
ート歯形曲面85と歯形修整部87とが角張らないで連
続してつながって形成されている。
部71,73、77,79を示しており、各ギヤ部はモ
ジュールmの低歯に形成されている。そして、各ギヤ部
の歯先面81と各歯面83との間には、破線で示した基
準のインボリュート歯形曲面85より内側に歯面を追い
込んだ歯形修整が行われ、歯形修整部87が形成されて
いる。円周方向修整量は0.04m〜0.12mに設定
され、半径方向修整量は0.12m〜0.40mに設定
され、かつ円周方向修整量と半径方向修整量との比が
1:3となるように設定されている。なお、この歯形修
整部87は、ピニオンギヤ67,69のホブ切り後に歯
形修整部87が上記の各修整量範囲内でかつ上記比率に
なるように予め歯形を修整済みのホブを用いて、歯切り
加工と同時に歯形修整加工がなされている。こうして、
ピニオンギヤ67,69の各歯面83では、インボリュ
ート歯形曲面85と歯形修整部87とが角張らないで連
続してつながって形成されている。
【0023】デフケ−ス21を回転させるエンジンの駆
動力はピニオンギヤ67,69からサイドギヤ37,3
9を介して左右の出力軸に分配される。又、悪路での片
軸空転などによって、左右の出力軸間に駆動抵抗差が生
じるとピニオンギヤ67,69の自転によりエンジンの
駆動力は左右各側に差動分配される。
動力はピニオンギヤ67,69からサイドギヤ37,3
9を介して左右の出力軸に分配される。又、悪路での片
軸空転などによって、左右の出力軸間に駆動抵抗差が生
じるとピニオンギヤ67,69の自転によりエンジンの
駆動力は左右各側に差動分配される。
【0024】トルクの伝達中、ピニオンギヤ67,69
の歯先面81はサイドギヤ37,39との噛み合い反力
により収納孔63,65の壁面に押し付けられて摩擦抵
抗が発生する。又、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力
によって各ピニオンギヤ67,69の端面とデフケ−ス
21との間で摩擦抵抗が発生し、スラストワッシャ59
を介してサイドギヤ37,39とデフケ−ス21との間
で、又スラストワッシャ61を介してサイドギヤ37,
39の間で摩擦抵抗が発生する。これらの摩擦抵抗によ
り、トルク感応型の差動制限力が得られる。
の歯先面81はサイドギヤ37,39との噛み合い反力
により収納孔63,65の壁面に押し付けられて摩擦抵
抗が発生する。又、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力
によって各ピニオンギヤ67,69の端面とデフケ−ス
21との間で摩擦抵抗が発生し、スラストワッシャ59
を介してサイドギヤ37,39とデフケ−ス21との間
で、又スラストワッシャ61を介してサイドギヤ37,
39の間で摩擦抵抗が発生する。これらの摩擦抵抗によ
り、トルク感応型の差動制限力が得られる。
【0025】このとき、モジュールmの低歯に形成され
たピニオンギヤ67,69のギヤ部71,73、77,
79の歯先では、上記のように歯形修整部87を形成し
たことによってピニオンギヤ歯先面の摺動部面積を確保
し、摺動部の面圧を低くできる。同時にピニオンギヤ歯
先は相手ギヤ部の歯元との強い当たりやカジリが防止さ
れ、噛み合い負荷及び摺動回転による負荷が加わった場
合にも図4の従来例のような歯先のダレ215が生じな
い。このような条件を考慮して上記の歯形修整量の数値
は決められたものである。そして、円周方向修整量と半
径方向修整量との比が1:3に設定されているので、歯
形修整用工具を兼ねたホブの種類を多くする必要がな
い。さらに歯面83におけるインボリュート歯形曲面8
5と歯形修整部87とのつながりが角張らないで連続し
ているので、歯先の強い当たりが緩和され歯先のダレ2
15が低減される。
たピニオンギヤ67,69のギヤ部71,73、77,
79の歯先では、上記のように歯形修整部87を形成し
たことによってピニオンギヤ歯先面の摺動部面積を確保
し、摺動部の面圧を低くできる。同時にピニオンギヤ歯
先は相手ギヤ部の歯元との強い当たりやカジリが防止さ
れ、噛み合い負荷及び摺動回転による負荷が加わった場
合にも図4の従来例のような歯先のダレ215が生じな
い。このような条件を考慮して上記の歯形修整量の数値
は決められたものである。そして、円周方向修整量と半
径方向修整量との比が1:3に設定されているので、歯
形修整用工具を兼ねたホブの種類を多くする必要がな
い。さらに歯面83におけるインボリュート歯形曲面8
5と歯形修整部87とのつながりが角張らないで連続し
ているので、歯先の強い当たりが緩和され歯先のダレ2
15が低減される。
【0026】このように、各ピニオンギヤ67,69の
歯先面81と収納孔63,65との摺動が安定した状態
で行われるから、差動制限力が安定すると共に、差動制
限特性の経時変化が防止される。そして、ホブによる歯
切り加工と同時に歯形修整を行っているので、ホブ切り
後のシェービング加工や研削加工による歯形修整の工程
を省略でき、それだけコストを低減できる。
歯先面81と収納孔63,65との摺動が安定した状態
で行われるから、差動制限力が安定すると共に、差動制
限特性の経時変化が防止される。そして、ホブによる歯
切り加工と同時に歯形修整を行っているので、ホブ切り
後のシェービング加工や研削加工による歯形修整の工程
を省略でき、それだけコストを低減できる。
【0027】なお、本実施例の構成は、車両のフロント
デフ、リヤデフ及びセンタデフのいずれにも適用でき
る。又、本発明において、各ギヤはヘリカルギヤでなく
スパ−ギヤでもよい。スパ−ギヤの場合は差動制限力が
ピニオンギヤと収納孔との摺動に依存すると共に、ヘリ
カルギヤに較べて噛み合い率が小さく噛み合い部の負担
が大きいから、歯形修整による差動制限力の安定効果が
特に大きい。
デフ、リヤデフ及びセンタデフのいずれにも適用でき
る。又、本発明において、各ギヤはヘリカルギヤでなく
スパ−ギヤでもよい。スパ−ギヤの場合は差動制限力が
ピニオンギヤと収納孔との摺動に依存すると共に、ヘリ
カルギヤに較べて噛み合い率が小さく噛み合い部の負担
が大きいから、歯形修整による差動制限力の安定効果が
特に大きい。
【0028】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置によれ
ば、ピニオンギヤの歯形修整部は0.04m〜0.12
mの円周方向修整量と0.12m〜0.40mの半径方
向修整量を有することによりピニオンギヤ歯先面の摺動
部面積を確保し、摺動部の面圧を低くでき、かつ歯先の
ダレや摺動部のカジリ、焼き付きを十分防止できる。そ
して、これにより差動制限力が安定する。
ば、ピニオンギヤの歯形修整部は0.04m〜0.12
mの円周方向修整量と0.12m〜0.40mの半径方
向修整量を有することによりピニオンギヤ歯先面の摺動
部面積を確保し、摺動部の面圧を低くでき、かつ歯先の
ダレや摺動部のカジリ、焼き付きを十分防止できる。そ
して、これにより差動制限力が安定する。
【0029】請求項2のデファレンシャル装置によれ
ば、ピニオンギヤの歯形修整量は請求項1記載の発明に
よる範囲内で、かつ円周方向修整量と半径方向修整量と
の比が1:3に設定されているので、請求項1記載の発
明による効果と同じ効果が得られると共に歯形修整用工
具の種類を多くしないで済む。
ば、ピニオンギヤの歯形修整量は請求項1記載の発明に
よる範囲内で、かつ円周方向修整量と半径方向修整量と
の比が1:3に設定されているので、請求項1記載の発
明による効果と同じ効果が得られると共に歯形修整用工
具の種類を多くしないで済む。
【0030】請求項3のデファレンシャル装置によれ
ば、請求項1又は2記載の発明による効果に加え、ピニ
オンギヤ歯面における歯形修整部の曲面と基準の歯形曲
面とが連続して形成されているので、歯先の強い当たり
が緩和され歯先のダレが低減される。
ば、請求項1又は2記載の発明による効果に加え、ピニ
オンギヤ歯面における歯形修整部の曲面と基準の歯形曲
面とが連続して形成されているので、歯先の強い当たり
が緩和され歯先のダレが低減される。
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】一実施例のピニオンギヤを示す拡大図である。
【図3】従来例の断面図である。
【図4】従来例のピニオンギヤのの噛み合いによる歯先
の変形を示す図である。
の変形を示す図である。
【図5】従来の歯形修整量規格の一例を示す図である。
7 デファレンシャル装置 21 デフケ−ス 37,39 サイドギヤ 63,65 収納孔 67,69 ピニオンギヤ 71,77 第1ギヤ部 73,79 第2ギヤ部 81 歯先面 83 歯面 85 基準のインボリュート歯形曲面 87 歯形修整部
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの駆動力により回転駆動される
デフケ−スと、デフケ−スの内部に回転自在に支承され
た一対の出力側サイドギヤと、互いに噛み合うと共に前
記サイドギヤと各別に噛み合う少なくとも一組のピニオ
ンギヤ組と、デフケ−スに形成され該ピニオンギヤ組を
摺動回転自在に収納する収納孔とを備えるデファレンシ
ャル装置において、 前記ピニオンギヤは、モジュールmのギヤ部を備えると
共に該ギヤ部の歯末において基準の歯形曲面より内側に
形成された歯形修整部を備え、該歯形修整部は歯先にて
0.04モジュール〜0.12モジュールの修整量を有
し、歯面にて半径方向に0.12モジュール〜0.40
モジュールの修整量を有することを特徴とするデファレ
ンシャル装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のデファレンシャル装置で
あって、 前記歯先における歯形修整量と半径方向の歯形修整量と
の比が1:3であることを特徴とするデファレンシャル
装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のデファレンシャル
装置であって、 前記ギヤ部は、歯形修整部の曲面と基準の歯形曲面とが
連続した歯面を有することを特徴とするデファレンシャ
ル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4832695A JPH08247254A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4832695A JPH08247254A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08247254A true JPH08247254A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12800300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4832695A Pending JPH08247254A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08247254A (ja) |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP4832695A patent/JPH08247254A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3444643B2 (ja) | 内接噛合遊星歯車構造及びその歯車の製造方法 | |
| EP0622569A1 (en) | Differential gearing | |
| JP3202503B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH08247254A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| US7104913B2 (en) | Differential gear device for vehicle | |
| US20050090359A1 (en) | Differential gearing for vehicle | |
| US5728025A (en) | Differential apparatus | |
| JPH11108156A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JP2008095774A (ja) | フェースギア伝動機構及びこれを用いたデファレンシャル装置 | |
| JPH08178017A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH08145144A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JP3217603B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JP3217622B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH03260436A (ja) | 内接噛合遊星歯車構造 | |
| JP3641607B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
| KR20250114653A (ko) | 자동차용 차동 기어 시스템 | |
| JP3611887B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH08285046A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH0893886A (ja) | 歯車伝動装置 | |
| JPH08285043A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH08296714A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH0828653A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JPH09144839A (ja) | デファレンシャル装置 | |
| JP3662624B2 (ja) | 差動制限装置のギヤ諸元設定方法 | |
| JPH08219254A (ja) | デファレンシャル装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050125 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050705 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |