JPH08250439A - 堆積膜形成装置 - Google Patents

堆積膜形成装置

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JPH08250439A
JPH08250439A JP7055997A JP5599795A JPH08250439A JP H08250439 A JPH08250439 A JP H08250439A JP 7055997 A JP7055997 A JP 7055997A JP 5599795 A JP5599795 A JP 5599795A JP H08250439 A JPH08250439 A JP H08250439A
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cylindrical
film forming
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capacitor
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淳一郎 橋爪
Shigenori Ueda
重教 植田
Nobufumi Tsuchida
伸史 土田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数20MHzから450MHzの高周波
電力を印加することによりグロー放電を生じさせるプラ
ズマCVD法による堆積膜形成装置において、軸方向の
膜厚ムラを低減し、かつ堆積膜の特性ムラを改善するこ
とを目的とする。 【構成】 円筒状基体の母線方向の片方の端は該円筒状
基体を回転せしめる回転軸により接地し、他端は非接触
で接地する手段を設けたことを特徴とし、該非接触で接
地する手段が円筒状基体又は円筒状基体を取りつけた補
助基体と隣接して設置されたアース電極との間でコンデ
ンサを形成し、このときの該コンデンサの容量C(ファ
ラッド)が高周波電力の周波数をf(ヘルツ)、前記回
転軸のインダクタンスをL(ヘンリー)とした時、 0.1(4π2 ν2 L)-1≦C≦10(4π2 ν2 L)
-1 を満たすことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体デバイスとしての
電子写真用感光体デバイス、画像入力用ラインセンサ
ー、撮像デバイス、光起電力デバイスなどに有用な結晶
質、非単結晶質の機能性堆積膜を良好に形成し得るプラ
ズマCVD装置、半導体デバイスや、光学素子としての
絶縁膜、金属配線などを好適に形成し得るスパッタ装
置、或いは半導体デバイスなどのエッチング装置などの
プラズマ処理装置に関し、更に詳しくは、特にプラズマ
を励起源として用い基体の処理を行うプラズマ処理装置
であって、特に20MHz以上又は50MHz以上、4
50MHz以下の高周波電力を好適に使用可能なプラズ
マ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造などで使用されているプラズ
マ処理装置はそれぞれの用途に応じてさまざまな方法が
ある。例えばプラズマCVD装置やプラズマCVD法を
用いてアモルファスシリコン系の半導体膜、酸化膜、窒
化膜等の成膜形成や、スパッタリング装置やスパッタリ
ング法を用いた金属配線膜形成や、エッチング装置やエ
ッチング方法を用いた微細加工技術などによる成膜形成
など、さまざまにその特徴を生かす装置、方法が使用さ
れている。
【0003】更に、近年膜質及び処理能力向上に対する
要望も強くなっており、さまざまな工夫も検討されてい
る。
【0004】特に高周波電力を用いたプラズマプロセス
は放電の安定性が高く、酸化膜や窒化膜などの絶縁性の
材料形成にも使用できるなど、さまざまな利点より使用
されている。
【0005】従来、プラズマCVD法などのプラズマプ
ロセスに用いられている放電用高周波電源の発振周波数
は一般的に13.56MHzが用いられている。この従
来の堆積膜形成に一般的に多く用いられているプラズマ
CVD装置の一例を図6に示す。図6に示されるプラズ
マCVD装置は円筒状の電子写真感光体用基体上にアモ
ルファスシリコン膜(以下、[a−Si膜]と記す)を
形成する場合に好適な成膜装置である。以下、この装置
を用いたa−Si膜の形成方法を説明する。
【0006】図6において、減圧可能な堆積室600内
にカソード電極601及び対向電極として円筒状基体6
02が配置されている。円筒状基体602には補助基体
603が取りつけられており、電極の一部を成してい
る。円筒状基体602は内部の基体加熱ヒーター604
により内側より加熱される。高周波電源610は整合回
路609を介してカソード電極601に1ケ所接続され
ている。611は排気口、607は原料ガス導入口であ
る。
【0007】堆積室600内に円筒状基体602を設置
し、排気口611を介して不図示の排気装置で堆積室6
00を一旦排気する。その後不図示の原料ガス導入口を
開き、不活性ガスを導入し、所定の圧力になるように流
量及び排気速度を調整する。駆動モーター608により
中心軸605が回転駆動され、円筒状基体602を周方
向に回転させながら基体加熱用ヒーター604に通電
し、円筒状基体を100〜400℃の所望の温度に加熱
する。
【0008】その後、原料ガス導入口607を介して成
膜用の原料ガス、例えばシランガス、ジシランガス、メ
タンガス、エタンガスなどの材料ガスを、またジボラン
ガス、ホスフィンガスなどのドーピングガスを不図示の
原料ガス用のミキシングパネルで混合した後に導入し、
数100mTorrから数Torrの圧力に維持するよ
うに排気速度を調整する。
【0009】高周波電源610より13.56MHzの
高周波電力を整合回路609を介して堆積室600の天
井板、底板等と絶縁されたカソード電極601の一ケ所
に供給して、円筒状基体602との間にプラズマ放電を
発生させ、原料ガスを分解することにより、円筒状基体
602上にa−Si膜を堆積する。この間、円筒状基体
602は基体加熱ヒーター604により100〜400
℃程度に維持されており、又、円筒状基体602も周方
向に回転している。
【0010】上記の手順で複写機用の円筒状基体602
にa−Si膜を堆積させる場合、図6に示した同軸型の
成膜装置においても周方向の均一性を向上させるために
円筒状基体602の周方向に回転させながら成膜するこ
とが望ましい。又、複数の円筒状基体を同心円状に設置
し、これらの円筒状基体に囲まれた内部に電極を設置し
て放電を発生させる図7のような装置においては円筒状
基体702の全周に膜を堆積させるために回転が必須で
ある。
【0011】なお、図7において、堆積室700内で、
高周波電源710から高周波電力が供給され、整合用の
マッチングボックス709を介して、カソード電極70
1が励起される。駆動モータ708により中心軸705
が駆動されて回転し、その外周の加熱ヒーター704及
び無その加熱用ヒーター704によって加熱される円筒
状基体702とがその中心軸705の回転と同期して回
転する。また、補助基体703は円筒状基体702を支
えるためのものである。原料ガスは原料ガス導入口70
7から導入され、また排気口711から堆積室700内
を所望の圧力に減圧され、カソード電極701と複数の
円筒状基体702との間の空間713にグロー放電領域
が生成し、原料ガスが励起されて円筒状基体702上に
原料ガスの成分に従った所望の膜が形成される。
【0012】図6及び図7に示す円筒状基体への成膜時
には、一般的なプラズマCVD装置においても、成膜時
の基体温度を100〜400℃に維持する必要があるた
め円筒状基体を加熱するヒーターが必須である。このヒ
ーターの容量は熱の伝わりにくい真空中で円筒状基体を
加熱する必要性から容量が0.5〜5kWと大きく、円
筒状基体を回転せしめる回転軸内部に内蔵させることは
電源供給が難しく困難である。このため、装置構造の簡
略化、コスト低減、メンテナンスの容易さから基体加熱
用ヒーターは堆積室内に固定するのが一般である。この
ため、回転軸は基体加熱用ヒーター内を通るように設置
され、この回転軸で円筒状基体上部を支持することによ
って円筒状基体の加熱と回転を可能にしている。
【0013】この成膜方法で、電気写真用感光体の性能
を満足するa−Si膜を得るための堆積速度は、例えば
1時間当たり0.5〜6μm程度の堆積速度であり、そ
れ以上に堆積速度を上げると感光体としての特性を得る
ことが出来ない場合がある。又、一般に電子写真用感光
体としてa−Si膜を利用する場合、帯電能を得るため
に少なくとも20〜30μmの膜厚が必要であり、電子
写真用感光体を製造するためには長時間を要していた。
このため、感光体としての特性を落とさずに製造時間を
短縮する技術が切望されていた。
【0014】ところで近年、平行平板型のプラズマCV
D装置を用い20MHz以上の高周波電源を用いたプラ
ズマCVD法の報告があり(Plasma Chemi
stry and Plasma Processin
g,vol.7,No.3,(1987)p267−2
73)、放電周波数を従来の13.56MHzより高く
することで、堆積膜の性能を落とさずに堆積速度を向上
させることができる可能性が示されており、注目されて
いる。又この放電周波数を高くする報告はスパッタリン
グなどでもなされ、近年広くその優位性が検討されてい
る。
【0015】そこで、堆積速度向上のために放電周波数
を従来の13.56MHzより高い周波数の高周波電力
に替え、成膜手順は従来と同様の方法で成膜を行ったと
ころ確かに従来より高い堆積速度で作成することができ
ることが確認できた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、13.56MHzの放電周波数では問題にな
らなかった以下のような問題が新たに発生する場合があ
ることが判明した。
【0017】基体加熱ヒーターが堆積室内に固定され、
その内部を回転軸が通る構成の場合、円筒状基体は回転
軸と接触することにより1ケ所からアースに接続される
ことになる。この構成で20MHz〜450MHzとい
う高い周波数の高周波電力を用いて成膜を行うと、1
3.56MHzといった低い周波数では問題にならなか
った膜厚分布が発生するという弊害が発生するようにな
った。つまりアースを取っている側の膜厚が厚くなり、
反対側で薄くなるという現象である。
【0018】このことは長手方向の堆積膜の膜質に関し
ても変化を来し、電子写真感光体においては濃度ムラ、
感度ムラ、画像のがさつきといった弊害が発生しやすく
なる。
【0019】又、回転軸によりアースされている側と反
対側を例えばアース電極のようなものを擦りつけること
により強制的に接地すると、今度は金属同士が擦られる
ことにより発生するダストのために、例えば電子写真感
光体の場合には画像欠陥が非常に悪化し、実用に耐えな
くなってしまう。
【0020】以上のように、20MHz以上の高い周波
数の高周波電力による成膜では、円筒状基体のアースを
上下から取ることが困難であるがゆえに、円筒状基体の
軸方向に膜厚ムラ、膜質ムラが発生し、例えば電子写真
用感光体に供する場合には濃度ムラ、感度ムラ、がさつ
きなどの画像ムラが発生し、更には画像欠陥が悪化する
場合があった。
【0021】このような堆積速度、膜特性のムラは電子
写真用感光体のみならず、画像入力用ラインセンサー、
撮像デバイス、光起電力デバイスなどに有用な結晶質、
又は非結晶質の機能性堆積膜を形成する場合にも大きな
問題となる。又ドライエッチング、スパッタなどのほか
のプラズマプロセスにおいても、放電周波数を上げた場
合に同様の処理ムラが生じ、このままでは実用上大きな
問題になってくる。
【0022】本発明に関わる第1の発明の目的は20M
Hz〜450MHzの高周波による成膜において、画像
欠陥を増加させることなく軸方向の膜厚ムラの低減を可
能にする堆積膜生成装置を提供することにある。
【0023】本発明に関わる第2の発明の目的は20M
Hz〜450MHzの高周波による成膜において濃度ム
ラ、感度ムラ、画像のがさつきのない電子写真感光体の
製造を可能にする堆積膜形成装置を提供することにあ
る。
【0024】本発明に関わる第3の発明の目的は、従来
のプラズマプロセスより高速の処理速度で比較的大面積
の基体を均一にプラズマ処理することが可能な堆積膜形
成装置を提供することにある。
【0025】本発明に関わる第4の発明の目的は、製造
時間が短く低コストの電子写真用感光体製造を可能とす
る堆積膜形成装置を提供することにある。
【0026】本発明に関わる第5の発明の目的は、50
MHz〜450MHzの高周波による成膜によって、成
膜速度を向上し、且つ画像ムラの発生を防止する堆積膜
形成装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決する手段】上記目的を達成する本発明の堆
積膜形成装置は、排気手段と原料ガス供給手段を備えた
真空気密可能な堆積室内に基体加熱ヒーターを固定し、
該基体加熱ヒーターを外包するように、一方の放電電極
を兼ねた、円筒状基体又は補助基体を取りつけた円筒状
基体を回転可能に設置し、別に設けられた他方の電極の
間に周波数20MHzから450MHzの高周波電力を
印加することによりグロー放電を生じさせ、このグロー
放電により堆積室内に導入された原料ガスからシリコン
を含む固体を基体上に堆積させて膜を形成するプラズマ
CVD法による堆積膜形成装置において、円筒状基体の
母線方向の片方の端は該円筒状基体を回転せしめる回転
軸により接地し、他端は非接触で接地する手段を設けた
ことを特徴とし、この非接触で接地する手段が、円筒状
基体又は円筒状基体を取りつけた補助基体と接触せずに
隣接した状態で設置されたアース電極との間でコンデン
サを形成し、該コンデンサを介してアースと接続する機
能を有し、このときの該コンデンサの容量C(ファラッ
ド)が、高周波電力の周波数をf(ヘルツ)、前記回転
軸のインダクタンスをL(ヘンリー)とした時、 0.1(4π2 2 L)-1 ≦ C ≦ 10(4π2 2
L)-1 を満たすことを特徴とする。
【0028】従来のように複写機用の円筒状基体のよう
な長い基体のアースを一ケ所から取る方法は従来の1
3.56MHzといった低い周波数で成膜を行う場合に
はなんら問題はなかった。しかし、20MHz〜450
MHzという高い周波数の電力を用いて成膜を行う場合
には、基体自体が持つインピーダンスの影響が無視でき
なくなる。このため基体の長手方向においてアースを取
っている側と取っていない側でプラズマ状態が異なって
膜厚分布が発生するという弊害が発生するようになる。
つまりアースを取っている側ではアースまでのインピー
ダンスが低いためプラズマ密度が高くなり堆積速度が高
まって膜厚が厚くなるが、反対側は円筒状基体自体のイ
ンピーダンスのためにあるセルフバイアスが発生し、こ
のためにプラズマ密度が減少し、膜厚も薄くなる。更
に、長手方向の堆積膜の膜質に関してもプラズマ密度、
堆積速度が変わることから当然変化を来し、電子写真感
光体においては濃度ムラ、画像のがさつき、感度ムラの
発生原因となる。
【0029】本発明者らはこの問題の最も根本的な解決
方法としてダストの発生を覚悟して回転軸に支えられて
いる側とは反対側の円筒状基体を接地したブラシ状電極
で擦ることによりアースに落とし、円筒状基体のアース
の状態を見かけ上対称にする実験を行った。しかし、意
外なことにこの実験では逆に回転軸でアースしている側
で薄く、ブラシ状電極側が厚くなってしまった。この理
由としては、回転軸でアースしている側は確かにアース
されてはいるが、高周波的に見ると回転軸という長いパ
スを介して接地されているために、このパスのインピー
ダンスの方がブラシ状電極を介してアースした側のイン
ピーダンスより遥かに大きくなって膜厚分布が発生して
しまうのだと考えられる。よって、回転軸で支えられて
いる側と反対側を接地したブラシ状電極で擦る方法はダ
ストの発生のみならず、膜厚分布を低減するという意味
でも効果がないことが判明した。
【0030】以上の結果を踏まえ、ダストの発生もな
く、かつ円筒状基体の軸方向ムラを無くすためには円筒
状基体と非接触で、かつ高周波的にある程度の抵抗を持
ってアースに落とすことが必要であるとの結論に達し
た。このような機能を持った構造としてコンデンサを考
えた。つまり、例えば上部を回転軸で支持された円筒状
基体の場合、円筒状基体の下側の近傍に堆積室に接地さ
れたアース電極を、基体の回転を妨げないように設置す
る。すると円筒状基体と接地されたアース電極は一種の
コンデンサを形成する。従来の低い周波数を用いたプラ
ズマCVD装置ではこのように形成されたコンデンサで
は容量が小さすぎて電流が流れることはないが、本発明
のように20〜450MHzといった高い周波数を用い
る場合にはこのような低容量のコンデンサでも充分に電
流を流すことができる。よって、接地されたアース電極
と円筒状基体の重なり合った面積と両者の間の距離を調
整してコンデンサの容量を適当な値にすると円筒状基体
の下部はCカップリングによってアースに落とすことが
可能となる。
【0031】円筒状基体と直接Cカップリングを形成せ
しめるには円筒状基体の内側に接触しない程度に近接し
て接地されたアース電極を設ければ良い。又、円筒状基
体の上下に補助基体を取りつけて成膜を行う場合にはそ
の補助基体の外側或いは内側に接地されたアース電極を
近接して設ければ良い。接地されたアース電極は円筒状
基体或いは補助基体の周方向全周にわたって設けても良
いし、周方向一部のみに設けてももちろん良い。
【0032】ある周波数f(Hz)の高周波電力によっ
て成膜を行う堆積膜形成装置において、回転軸のインダ
クタンスがL(H)であれば本発明のCカップリングの
容量C(F)は次式で求まる。
【0033】C=(4π2 2 L)-1 回転軸のインダクタンスは形状が複雑な場合には計算が
困難になるが、大ざっぱに円柱状の棒として近似した値
を使えば本発明の効果は充分に得ることができるのであ
まり注意を払う必要はない。又、LCRメーター等を用
いて実際に測定してから求めてももちろん良い。又、計
算から得られたCの値を厳密に実現する必要はなく、
0.1倍から10倍の間に入る程度に設計をすれば軸方
向の膜厚ムラは充分実用上問題ないレベルまで改善でき
る。
【0034】上式から得られたCの値から具体的にCカ
ップリングを設計するには、接地された電極と円筒状基
体の重なり合った面積をS、接地された電極と円筒状基
体の間の距離をdとすると、 S/D = C/ε を満たすように設置されたアース電極を取りつければ良
い。ここで、εは誘電率である。この誘電率εも厳密に
は堆積室に導入されている原料ガスの種類、圧力により
値が異なるが、大ざっぱに真空中の誘電率を用いても本
発明の効果は充分に得ることができる。
【0035】尚、本発明の堆積膜形成装置ではいずれも
円筒状基体を回転可能な構成になっているが、本発明の
効果が円筒状基体を回転させなければ得られないという
ものでは当然なく、静止状態で成膜を行っても充分に軸
方向の膜厚ムラ、膜質ムラを低減することができる。
又、円筒状基体の保持機構が、本件と同様の円筒状基体
の上部又は下部を保持する機構であれば、回転可能でな
くても本件の効果は得られる。
【0036】以下、図面を用いて本発明による各装置そ
の他を詳細に説明する。
【0037】(1)堆積膜形成装置1 図1は本発明の方法を行うための装置の一例を模式的に
示したものであり、電子写真用感光体のような円筒状の
基体の堆積膜の作成に好適なものである。
【0038】図1において、100は堆積膜を形成する
ための堆積室であり、排気口111によって不図示の排
気装置に接続されている。107は原料ガスを堆積室に
導入するための原料ガス導入口であり、不図示のガス供
給系から原料ガスを堆積室内に導入する。102は目的
の感光体膜を形成する円筒状基体であり、補助基体10
3にセットされて回転軸105に取りつけられている。
回転軸105は堆積室100の底蓋から上部に駆動モー
タ108に駆動されて円筒状期待102と補助基体10
3とともに回転可能に取りつけられている。円筒状基体
102及び補助基体103は上部を回転軸105によっ
てアースに接続されている。104は円筒状基体102
を所定の温度に加熱するための基体加熱用ヒーターであ
り、堆積室100内に固定されている。又、円筒状基体
102は、回転軸105を介して駆動モーター108に
より回転され、周方向の膜厚の均一化を図る。110は
20MHz〜450MHzの高周波を発生する高周波電
源であり、高周波出力は整合回路109を介して堆積室
100の天井蓋と底板とから電気的に絶縁されたカソー
ド電極101に印加されるように配線されている。図に
示したようにカソード電極101は堆積室100の内壁
を兼ねていてももちろん良い。
【0039】また、106は本発明によるところのアー
ス電極であり、非接触で設置する手段である補助基体1
03に接触しないように近接して、補助基体103の外
側の円筒状に設置されており、互いに重なり合っている
領域でコンデンサの主要部を形成している。このコンデ
ンサの容量はアース電極106の高さ、アース電極10
6と補助基体103の距離を変えることにより任意に設
定することができる。この装置構成では円筒状基体10
2の上部は回転軸105を介して堆積室100にアース
されているが、20MHz又は50MHz〜450MH
zといった高い周波数では回転軸105のインダクタン
スLが無視できないため、アースに落ちるまでにある程
度抵抗を持つ。このインダクタンスLによるインピーダ
ンス値に相当する抵抗値と同じ程度の抵抗値を持つよう
にアース電極106と補助基体103の間で形成される
コンデンサCの容量を調整する。具体的には、高周波電
源110からの供給電力の周波数をfとして、 C=(4π2 2 L)-1 によって計算されるCの値になるように補助基体103
に対するアース電極106の構成を設定すればよい。即
ち、回転軸105及び補助基体103のインダクタンス
Lと、主にアース電極106と補助基体103間のコン
デンサCとの共振周波数が高周波電源110の発振周波
数と一致させる値に選べばよい。
【0040】(2)堆積膜形成装置2 図2は本発明による一方法を行うための装置の他の一例
を模式的に示したものであり、電子写真用感光体のよう
な円筒状の基体の堆積膜の作成に好適なものである。こ
の装置では円筒状基体202及び補助基体203を堆積
室上部から吊り下げるように支持している。アース電極
206はこの装置では補助基体の内側に設置されてい
る。その他の構成部分は図1と同様である。
【0041】図2において、堆積室200内に、天井蓋
上に駆動モータ208を設け、天井蓋から補助基体20
3を回転軸205により吊り下げる状態で駆動モータ2
08により回転可能としており、補助基体203に円筒
状基体202を保持している。また、補助基体203の
内部には、底蓋に固定された中心軸外周に円筒状基体加
熱用ヒーター204が設けられ、所定の温度に円筒状基
体202を加熱する。アース電極206は補助基体20
3の内周に設けられ、対面する面積によって所定のコン
デンサ容量を形成する。原料ガスは、堆積膜形成装置1
で説明したガス材料と同様であり、ガス導入口207か
ら導入され、堆積室200内の内圧を排気口211によ
り減圧し、高周波電源210から高周波電力が、整合の
ためのマッチングボックス209を介して、上下蓋と電
気的に絶縁されたカソード電極201に供給され、堆積
室200内のグロー放電部分212にグロー放電を発生
して、所定のシリコンを含んだ膜を円筒状基体202上
に形成する。
【0042】ここで、回転軸205と天井蓋とは接触し
てアースされており、その接触部から補助基体203ま
でのインダクタンスLが上記の条件の1つになり、コン
デンサCによって、高周波供給のカソード電極201と
仮想的に上下蓋全体が対アースとなって、堆積室200
内を活性化する。
【0043】(3)堆積室形成装置3 図3は本発明による一方法を行うための装置の更にもう
1つの例を模式的に示したものである。この装置では基
体加熱ヒーター304は堆積室上部から下方に取りつけ
られ、円筒状基体302は堆積室下部に取りつけられた
回転軸305に乗せられる形で設置されている。この例
では補助基体が用いられておらず円筒状基体302の外
側にアース電極306を設けるとカソード電極301と
の重なり部分にグロー放電を遮蔽する部分が発生して膜
厚分布にムラができるため、円筒状基体302の内側に
設置されている。その他の構成部分は図1と同様であ
る。
【0044】本堆積室形成装置3は、堆積室300の中
心部分に回転軸305が回転駆動モータ308によって
回転され、その回転軸305の上部に回転台を設け、回
転台の上に円筒状基体302を固定して取り付けて回転
させる。原料ガスはガス導入口307から導入され、排
気口311から排気して堆積室300内を所定の内圧に
して、天井蓋に固定された基体加熱用ヒーター304に
より円筒状基体302を所定の温度に加熱して、高周波
電源310から高周波電力を、整合用のマッチングボッ
クス309を介して、上下蓋と電気的に絶縁されたカソ
ード電極301に供給して、堆積室300内に所定のガ
スを活性化するグロー放電を発生する。そうして、円筒
状基体302上に所定の膜質を所定の膜厚で形成し、多
重層形成のためには、更に上記を繰り返す。
【0045】この場合、底蓋と回転軸305とは接触し
てアースされ、その接触部から回転軸305と円筒状基
体302が接触する部分までが上記のインダクタンスL
を形成し、アース電極306と円筒状基体302間のコ
ンデンサの容量Cとで、上記条件を満足するように、ア
ース電極306と円筒状基体302間の距離と対面する
面積を増減する。従って、円筒状基体302は導電性が
必要であり、セラミックを円筒状基体とする場合は、表
面又は内部に導体を蒸着等でコーティングし、導電性基
体としておく。
【0046】(4)堆積膜形成装置4 図4は本発明によるアース電極406及び補助基体40
3の形状の他の一例を模式的に示したものであるが、こ
のようにアース電極406と補助基体403につばを出
すことによって、大きなコンデンサ容量を形成してもも
ちろん良い。
【0047】本堆積室形成装置4は、堆積室400の中
心部分に回転軸405が回転駆動モータ408によって
回転され、その回転軸405の上部に補助基体403が
配置され、回転軸405の上部で接触固定された補助基
体403及びその補助基体403に取り付けられた円筒
状基体402とが回転軸405とともに回転する。原料
ガスはガス導入口407から導入され、排気口411か
ら排気して堆積室400内を所定の内圧にして、回転軸
405の外側に固定された基体加熱用ヒーター404に
より円筒状基体402を所定の温度に加熱して、高周波
電源410から高周波電力を、整合用のマッチングボッ
クス409を介して、上下蓋と電気的に絶縁されたカソ
ード電極401に供給して、堆積室400内に所定のガ
スを活性化すべくグロー放電部412にグロー放電を発
生する。そうして、円筒状基体402上に所定の膜質を
所定の膜厚で形成し、多重層形成のためには、更に上記
を繰り返す。
【0048】この場合、底蓋と回転軸とは接触してアー
スされ、その接触部から上部の補助基体403までが上
記のインダクタンスLを形成し、アース電極406のつ
ばと補助基体403のつば間のコンデンサの容量Cと
で、上記条件を満足するように、アース電極406と補
助基体403とのつばの間の距離と対面する面積を増減
する。
【0049】(5)堆積膜形成装置5 図5は本発明による更に別の一例を模式的に示したもの
である。円筒状基体502の下部のアースを取るコンデ
ンサ一部分は図1と同様であるが、この例では6個の円
筒状基体502がカソード電極501を中心として同心
円状に並んでおり、その中央にカソード電極501が設
置され、カソード電極501と円筒状基体502に囲ま
れた空間で放電が起こるようになっている。
【0050】本堆積室形成装置5は、堆積室500の中
心部分にカソード電極501を設け、各回転軸505が
各回転駆動モータ508によって回転され、その回転軸
505の上部で接触固定された各補助基体503及びそ
の補助基体503に取り付けられた各円筒状基体502
とが回転軸505とともに回転する。原料ガスはガス導
入口507から導入され、排気口511から排気して堆
積室500内を所定の内圧にして、回転軸505の外側
に固定された基体加熱用ヒーター504により円筒状基
体502を所定の温度に加熱して、高周波電源510か
ら、整合用のマッチングボックス509を介して、上下
蓋と電気的に絶縁されたカソード電極501に高周波電
力を供給して、堆積室500内のカソード電極と各円筒
状基体502間に所定のガスを活性化するグロー放電を
発生する。そうして、各円筒状基体502上に所定の膜
質を、所定の膜厚で形成する。また、薄膜層を多重層に
形成するためには、更に上記を繰り返す。
【0051】この場合、底蓋と各回転軸505とは接触
してアースされ、その接触部から上部の補助基体503
に接触する部分までが上述のインダクタンスLを形成
し、アース電極506と補助基体503の間のコンデン
サの容量Cとで、上記条件を満足するように、アース電
極506と補助基体503との間の距離と対面する面積
を増減する。
【0052】(6)各堆積膜形成装置について、 上述の各装置において、 アース電極106〜506に
用いる材料は、熱に強く、導電性が高いものなら何でも
使用できる。又、アース電極106〜506自体のイン
ダクタンスLをできるだけ小さくするという目的から、
用いる材料は透磁率の小さいものが好ましい。又、高周
波は表皮効果によって導体最表面のみを伝導することか
ら表面積ができるだけ大きい形状が好ましい。コンデン
サを形成するために、一般的には平板状の形状が簡単
で、コンデンサ形成の対面部に波状のうねり形態や誘電
率の高い、例えばセラミックなどを塗布してもよい。具
体的なアース電極の材料としては、銅、アルミニュー
ム、金、銀、白金は導電性が高く透磁率も小さいので好
適である。鉛、ニッケル、コバルト、鉄、クロム、モリ
ブデン、チタン、ステンレスも熱に強いので適してい
る。或いはこれらの材料の中の2種以上の複合材料など
も好ましい。
【0053】使用される高周波電源110〜510は、
発振周波数が20MHzから450MHzであれば何で
も使用することができる。又、出力は10Wから500
0W以上まで、装置に適した電力を発生することができ
れば、いかなる出力のものでも好適に使用できる。
【0054】更に、高周波電源の出力変動率は少ないほ
うがよいが、少々の変動があったとしても本発明の効果
を得ることができる。
【0055】使用される整合回路109〜509は、高
周波電源と負荷の整合を取ることができるものであれ
ば、いかなる構成のものでも好適に使用できる。又、整
合を取る方法としては、自動的に調整されるものが製造
時の煩雑さを避けるために好適であるが、手動で調整さ
れるものであっても本発明の効果に影響はなく、かつコ
ストが安い点で望ましい。又、整合回路109〜509
が配置される位置に関しては、整合が取れる範囲におい
てどこに設置してもなんら問題はないが、高周波周波数
を扱うので、整合回路からカソード間の配線のインダク
タンスをできるだけ小さくするような配置とした方が、
広い負荷条件で整合を取ることが可能になるため望まし
い。
【0056】カソード電極101〜501の材質として
は、銅、アルミニューム、金、銀、白金、鉛、ニッケ
ル、コバルト、鉄、クロム、モリブデン、チタン、ステ
ンレスなどが熱伝導が良く、電気伝導も良いので好適で
ある。これらの材料の中の2種以上の複合材料なども好
適に用いられる。又、加工の容易さから形状は円筒形状
が好ましいが、必要に応じて楕円形、多角形形状を用い
ても良い。カソード電極101〜501は必要に応じて
冷却手段を設けても良い。具体的な冷却手段としては、
水、空気、液体チッ素、ペルチェ素子などによる冷却が
必要に応じて用いられる。
【0057】本発明の円筒状基体102〜502及び補
助基体103,203,403,503は、使用目的に
応じた材質を有するものであれば良い。材質において
は、銅、アルミニューム、金、銀、白金、鉛、ニッケ
ル、コバルト、鉄、クロム、モリブデン、チタン、ステ
ンレスが電気伝導が良好のため好適である。さらにこれ
らの材料の中の2種以上の複合材料も耐熱性が向上する
ために望ましい。更にはポリエステル、ポリエチレン、
ポリカーボネート、セルロースアセテート、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチ
レン、ガラス、セラミックス、紙などの絶縁材料に導電
性材料を被覆したものは、コストが低減できるため望ま
しい。ただし、円筒状基体302は上述したように、絶
縁材料には導電性材料を被覆したほうが特に好ましい。
【0058】(7)堆積膜形成装置の動作例 図1に示した装置において、本発明の堆積膜の形成方法
の一例は次の手順のように行われる。尚、この手順は図
2〜図5の装置においても同様に適用できるので、説明
は省略する。
【0059】まず、例えば表面を旋盤を用いて鏡面加工
を施した円筒状基体102を補助基体103に取りつ
け、堆積室100内の基体加熱用ヒーター104を包含
するように回転軸105に取りつける。
【0060】次に、不図示の原料ガス導入バルブを閉と
し、排気口111を介して不図示の排気装置により堆積
室100内を一旦排気した後、不図示の原料ガス導入バ
ルブを開として加熱用の不活性ガス、一例としてアルゴ
ンを原料ガス導入口107より堆積室100内に導入
し、堆積室100内が所望の圧力になるように排気装置
の排気速度及び加熱用ガスの流量を調整する。その後、
駆動用モーター108により円筒状基体102を回転さ
せながら、不図示の温度コントローラーを作動させて円
筒状基体102を基体加熱用ヒーター104により加熱
する。円筒状基体102が所望の温度に加熱されたとこ
ろで不図示の原料ガス導入バルブを閉じ、堆積室100
内へのガス流入を止める。
【0061】堆積膜の形成は不図示の原料ガス導入バル
ブを開として、原料ガス導入口107から所定の原料ガ
ス、例えばシランガス、ジシランガス、メタンガス、エ
タンガスなどの材料ガスを、またジボランガス、ホスフ
ィンガスなどのドーピングガスを不図示のミキシングパ
ネルにより混合した後に、堆積室100内に導入し、数
mTorrから数Torrの所定の圧力に維持するよう
排気速度を調整する。圧力が安定した後、高周波電源1
10の電源を入れて周波数20MHz〜450MHzの
電力を供給し、グロー放電を生起させる。このときの整
合回路109を調整し、反射波が最小となるように調整
する。高周波の入射電力から反射電力を差し引いた値を
所望の値に調整し、所望の膜厚を形成したところでグロ
ー放電を止め、原料ガスの堆積室100への流入を止め
て、堆積室100内を一旦高真空に引き上げた後に膜層
の形成を終える。この間、周方向の膜厚均等化のために
円筒状基体102は回転させながら成膜を行う。種々の
機能を有する堆積膜を積層する場合には、上記のような
操作が原料ガスの種類を変更しつつ繰り返し行われる。
【0062】
【実施例】以下、本発明による各実施例について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0063】(1)《実施例1》 まず、実施例1について説明する。図1に示した堆積膜
形成装置において、発振周波数105MHzの高周波電
源を設置し、アルミニューム製の円筒状基体102にa
−Si膜を形成し、電子写真用感光体を作成した。本堆
積膜形成装置の回転軸を円柱と近似して計算によりイン
ダクタンスLを計算したところ0.15μHであった。
そこでC=(4π2 2 L)-1に当てはめて、共振コン
デンサ容量Cを計算したところ、本実施例では15.3
pFとなった。よって、真空中で補助基体103とアー
ス電極106で構成するコンデンサがこの値になるよう
にアース電極106の対面部分の大きさと間隔を設定し
た。本実施例ではアース電極106は円筒状とし、補助
基体103の周方向全周にわたって設置した。
【0064】成膜条件として、表1に示された製造条件
に従って成膜を行った。
【0065】
【表1】
【0066】《比較例1》図6に示した従来の堆積膜形
成装置において、発振周波数105MHzの高周波電源
を設置し、アルミニューム製の円筒状基体にa−Si膜
を形成し、電子写真用感光体を作成した。
【0067】成膜条件として、実施例1と同様に表1に
示された製造条件に従って成膜を行った。
【0068】《比較例2》比較例1と同様に、図6に示
した従来の堆積膜形成装置で補助基体603の下部をア
ースに落とした金属製ブラシで擦ることにより、強制的
にアースに落とした。本比較例では発振周波数105M
Hzの高周波電源を設置し、アルミニューム製の円筒状
基体にa−Si膜を形成し、電子写真用感光体を作成し
た。
【0069】成膜条件として、実施例1と同様に表1に
示された製造条件に従って成膜を行った。
【0070】《評価基準》実施例1、比較例1,2で作
成した電子写真感光体は次の方法で評価した。
【0071】膜厚分布、堆積速度評価 各々の感光体について軸方向16ケ所の膜厚を渦電流式
膜厚計(Kett科学研究所製)により測定し、最大の
膜厚と最小の膜厚の差を平均の膜厚で割ることにより膜
厚分布の比を定義し、次のランクに区分した。
【0072】◎ 非常に良好 ○ 良好 △ 実用上問題無し × 実用上問題有り 同時にトータル膜厚を成膜時間で割ることにより堆積速
度を求め、評価を行った。堆積速度の評価基準は、比較
例1の装置を基準とし、次のようにランク分けした。
【0073】◎ 比較例1より20%以上早い ○ 比較例1より10〜20%早い △ 比較例1と同程度 × 比較例1より20%以上遅い 電子写真特性 各々の感光体について電子写真装置(キャノン社製NP
6060を実験用に改造したもの)にセットして、初期
の帯電能、残留電位等の電子写真特性を次のように評価
した。
【0074】(a)帯電ムラ……電子写真感光体を実験
装置に設置し、帯電器に+6kVの高電圧を印加し、コ
ロナ帯電を行ない、表面電位計により電子写真感光体の
暗部表面電位を現像位置で測定する。電子写真用感光体
の軸方向に5点測定し、このときの電位ムラを評価す
る。
【0075】(b)感度ムラ……電子写真感光体を、一
定の暗部表面電位に帯電させる。そして直ちにフィルタ
ーを用いて550nm以上の波長域の光を除いたハロゲ
ンランプ光を照射し、電子写真感光体の明部表面電位が
所定の値になるように光量を調整する。このときに必要
な光量をハロゲンランプ光源の点灯電圧から換算する。
この手順で電子写真用感光体の軸方向に5点感度を測定
し、このときの感度ムラを評価する。
【0076】それぞれについて、 ◎ 非常に良好 ○ 良好 △ 実用上問題無し × 実用上問題有り (c)画像のガサツキ……ハーフトーンチャートをコピ
ーし、得られたハーフトーン画像を詳細に観察し、限度
見本と比較し、評価した。
【0077】◎ ガサツキが全く見られず、非常に良
好である ○ ややガサツキがわずかに見られるが良好である △ ガサツキがやや多いが、従来レベルである × ガサツキが多く、実用上問題あり (d)白ポチ……キャノン製全面黒チャート(部品番
号:FY9−9073)を原稿台に置き、コピーしたと
きに得られたコピー画像の同一面積内にある直径0.2
mm以上の白ポチについて評価した。評価区分は次のと
おり。
【0078】◎ 非常に良好 ○ 良好 △ 白ポチはあるが、従来レベルで実用上問題無し × 白ポチが多く、実用上問題有り を用いて評価した。
【0079】実施例及び比較例で示した以上の結果を表
2にまとめて示す。
【0080】
【表2】
【0081】本発明の堆積膜形成装置による電子写真感
光体はムラはなく非常に優れているが、比較例1によっ
て示した従来の堆積膜形成装置ではムラは改善されな
い。又、比較例2によって示した補助基体下部をアース
に落とした金属ブラシで強制的にアースしてもムラは改
善されないばかりか、白ポチレベルが悪化し、実用に耐
えなくなってしまう。尚、比較例1に比較して、実施例
1では堆積速度の向上が見られる。この理由は定かでは
ないが、アースをコンデンサを介して上下2ケ所から取
ることによって、円筒状基体全体のインピーダンスが下
がり、より効率的に高周波パワーが印加できるようにな
ったためではないかと考えている。
【0082】以上の実施例より、回転軸で支えられてい
る側と反対側をコンデンサにより非接触でアースすると
画像欠陥を悪化させずにムラを改善することが出来、か
つ堆積速度の向上も図れることが判明した。
【0083】(2)《実施例2》 図5に示した堆積膜形成装置において発振周波数105
MHzの高周波電源を設置し、アルミニューム製の円筒
状基体にa−Si膜を形成し、電子写真用感光体を作成
した。本堆積膜形成装置では6個の基体に同時に堆積す
る。各基体の回転軸を円柱と近似して計算によりインダ
クタンスLを計算したところ0.15μHであった。そ
こでC=(4π2 2 L)-1に当てはめてCを計算した
ところ本実施例では15.3pFとなった。よって、真
空中で補助基体503とアース電極506で構成するコ
ンデンサがこの値になるようにアース電極506の大き
さと、補助基体503との間隔を設定した。本実施例で
はアース電極506は円筒状とし、補助基体503の周
方向全周にわたって設置した。
【0084】成膜条件として、実施例1と同様に表1に
示された製造条件に従って成膜を行った。
【0085】《比較例3》図7に示した従来の堆積膜形
成装置において発振周波数105MHzの高周波電源を
設置し、アルミニューム製の円筒状基体にa−Si膜を
形成し、電子写真用感光体を作成した。
【0086】成膜条件として、実施例1,2と同様に表
1に示された製造条件に従って成膜を行った。
【0087】実施例2、比較例3で作成した電子写真感
光体は実施例1と同様の手順で膜厚ムラ、帯電ムラ、感
度ムラ、ガサツキ、白ポチを評価した。その結果を表3
に示す。
【0088】
【表3】
【0089】本発明による実施例2の堆積膜形成装置で
は、堆積速度と白ポチでは際だった改善は得られなかっ
たが、全体的に画像欠陥は悪化せず、膜厚ムラ、帯電ム
ラ等の特性ムラが改善され、やはり堆積速度も従来例に
比較して向上している。
【0090】(3)《実施例3》 図2に示したアース電極206を補助基体203の内側
に配置した堆積膜形成装置2において、発振周波数60
MHzの高周波電源を設置し、アルミニューム製の円筒
状基体にa−Si膜を形成し、電子写真用感光体を作成
した。本堆積膜形成装置の回転軸を円柱と近似して、計
算によりインダクタンスLを計算したところ0.07μ
Hであった。そこでC=(4π2 2 L)-1に当てはめ
て、Cを計算したところ本実施例では100pFとなっ
た。本実施例では本発明のコンデンサの値を0.1C,
C,5C,10C(C=100pF)に変化させて本発
明の効果を調べた。本実施例ではアース電極206は円
筒状とし、補助基体203の周方向全周にわたって設置
した。
【0091】成膜条件として、実施例1,2と同様に表
1に示された製造条件に従って成膜を行った。
【0092】《比較例4》図2に示した堆積膜形成装置
において、発振周波数60MHzの高周波電源を設置
し、アルミニューム製の円筒状基体に実施例2と同様に
a−Si膜を形成し、電子写真用感光体を作成した。但
し、本比較例4では本発明のコンデンサの値を0.05
C,15C(C=100pF)とした。
【0093】実施例3、比較例4で作成した電子写真感
光体は実施例1と同様の手順で膜厚ムラ、帯電ムラ、感
度ムラ、ガサツキ、白ポチを評価した。その結果を表4
に示す。
【0094】
【表4】
【0095】本発明によるコンデンサの値が0.1Cか
ら10Cでは本発明の効果が得られているが、0.05
C,15Cまで値がずれると効果が薄れることが明確に
なった。又、堆積速度についても、コンデンサの容量が
0.1C以上で改善が見られる。
【0096】(4)《実施例4》 図4に示した補助基体403とアース電極406とを同
一円周上に配置し、両者間の容量を各末端での平坦部で
主に形成した堆積膜形成装置4において、アルミニュー
ム製の円筒状基体にa−Si膜を形成し、電子写真用感
光体を作成した。本堆積膜形成装置の回転軸を円柱と近
似して計算によりインダクタンスLを計算し、本発明の
コンデンサの値を求めてアース電極の大きさを決定し
た。尚、アース電極は円筒状とし、補助基体403の周
方向全周にわたって設置した。
【0097】本実施例では、高周波電源の周波数を20
MHz,50MHz,300MHz,450MHzと
し、成膜条件として、表5に示された製造条件に従って
成膜を行った。なお、高周波周波数が異なっても、コン
デンサの容量は上記のように一定の値としている。
【0098】
【表5】
【0099】《比較例5》図4に示した堆積膜形成装置
において、実施例3と同様にアルミニューム製の円筒状
基体に実施例2と同様にa−Si膜を形成し、電子写真
用感光体を作成した。但し、本比較例5では高周波電源
の周波数を13.56MHz,500MHzとした。
【0100】実施例4、比較例5で作成した電子写真感
光体は、実施例1と同様の手順で膜厚ムラ、堆積速度、
帯電ムラ、感度ムラ、ガサツキ、白ポチの評価を行っ
た。その結果を表6に示す。
【0101】
【表6】
【0102】高周波電源の周波数が20MHz〜450
MHzでは本発明の効果が得られており、特に50MH
z〜450MHzでは堆積速度が向上し、成膜時間の短
縮が図れるが、13.56MHzでは成膜時間の短縮は
図れず、また500MHzになると堆積速度は速いが、
軸方向で特に帯電ムラや感度ムラ等のムラが発生し、本
発明の効果が得られなくなることがわかる。
【0103】(5)《実施例5》 図5に示した複数の円筒状基体502を同時に成膜でき
る堆積膜形成装置において、発振周波数105MHzの
高周波電源を設置し、アルミニューム製の円筒状基体5
02にa−Si膜を形成し、電子写真用感光体を作成し
た。本堆積膜形成装置の回転軸505を円柱と近似し
て、計算によりインダクタンスLを計算したところ0.
2μHであった。そこでC=(4π2 2 L)-1に当て
はめてCを計算したところ、本実施例では11.5pF
となった。よって、真空中で補助基体503とアース電
極506で構成するコンデンサがこの値になるようにア
ース電極506の大きさと間隔を設定した。本実施例で
はアース電極506は円筒状とし、補助基体503の周
方向全周にわたって設置した。
【0104】成膜条件として、実施例4と同様に表5に
示された製造条件に従って成膜を行った。
【0105】各々の感光体の評価は実施例1と同様に行
ったところ、本実施例5にて成膜したいずれの感光体も
実施例1と同様の良好な結果が得られた。
【0106】本実施例5の結果として得られた感光体
を、キャノン製複写機NP−6650に設置し画像を出
したところ、ハーフトーン画像にムラはなく、均一な画
像が得られた。更に文字原稿を複写したところ、黒濃度
が高く鮮明な画像が得られた。また写真原稿の複写にお
いても原稿に忠実で鮮明な画像を得ることが出来た。
【0107】(6)《実施例6》 図3に示した円筒状基体302が堆積室下部に取り付け
られた回転軸305に乗せられる形で配置し、天井蓋か
らアース電極306を下方に下げて円筒状基体302と
の間で所定のコンデンサの容量を形成した堆積膜形成装
置3において、発振周波数80MHzの高周波電源を設
置し、アルミニューム製の円筒状基体302にa−Si
膜を形成し、電子写真用感光体を作成した。本実施例で
はアース電極305は円筒状基体302の周方向1/6
周のみと面する形状のものを設置した。アース電極30
5の大きさは本堆積膜形成装置3の回転軸を円柱と近似
して計算によりインダクタンスLを計算し、本発明のコ
ンデンサの値を求めて決定した。
【0108】成膜条件として、実施例4と同様に表5に
示された製造条件に従って成膜を行った。
【0109】実施例6による各々の感光体の評価は実施
例1と同様に行ったところ、いずれの感光体も実施例1
と同様の良好な結果が得られた。
【0110】更に得られた感光体をキャノン製複写機N
P−6650に設置し画像を出したところ、ハーフトー
ン画像にムラはなく、均一な画像が得られた。更に文字
原稿を複写したところ、黒濃度が高く鮮明な画像が得ら
れた。また写真原稿の複写においても、原稿に忠実で鮮
明な画像を得ることができた。
【0111】
【発明の効果】本発明による堆積膜形成装置によれば、
20MHz〜450MHzの高周波による成膜におい
て、画像欠陥を増加させることなく軸方向の膜厚ムラを
低減することができる。また50〜450MHzの高周
波によれば堆積速度がさらに向上する。
【0112】本発明によるところの堆積膜形成装置によ
れば、20MHz〜450MHzの高周波による成膜に
おいて、濃度ムラ、感度ムラ、画像のがさつきのない電
子写真感光体の製造が可能になる。
【0113】また、本発明による堆積膜形成装置によれ
ば、従来のプラズマプロセスより高速の処理速度で比較
的大面積の基体を均一にプラズマ処理することが可能に
なる。
【0114】さらに、本発明によるところの堆積膜形成
装置によれば、製造時間が短く低コストの電子写真用感
光体製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による1本の円筒状基体を成膜するのに
供される本発明の堆積膜形成装置の一例を示す模式図で
ある。
【図2】本発明による1本の円筒状基体を成膜するのに
供される本発明の堆積膜形成装置の一例を示す模式図で
ある。
【図3】本発明による1本の円筒状基体を成膜するのに
供される本発明の堆積膜形成装置の一例を示す模式図で
ある。
【図4】本発明による1本の円筒状基体を成膜するのに
供される本発明の堆積膜形成装置の一例を示す模式図で
ある。
【図5】本発明による複数本の円筒状基体を成膜するの
に供される本発明の堆積膜形成装置の一例を示す模式図
である。
【図6】従来の堆積膜形成装置の一例を示す模式図であ
る。
【図7】従来の複数本の円筒状基体を成膜するのに供さ
れる堆積膜形成装置の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600,7
00 堆積室 101,201,301,401,501,601,7
01 カソード電極 102,202,302,402,502,602,7
02 円筒状基体 103,203,403,503,603,703 補
助基体 104,204,304,404,504,604,7
04 基体加熱用ヒーター 105,205,305,405,505,605,7
05 回転軸 106,206,306,406,506 アース電極 107,207,307,407,507,607,7
07 原料ガス導入口 108,208,308,408,508,608,7
08 基体駆動用モーター 109,209,309,409,509,609,7
09 整合器 110,210,310,410,510,610,7
10 高周波電源 111,211,311,411,511,611,7
11 排気口

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気手段と原料ガス供給手段を備えた真
    空気密可能な堆積室内に基体加熱ヒーターを固定し、該
    基体加熱ヒーターを外包するように、一方の放電電極を
    兼ねた円筒状基体又は補助基体を取りつけた円筒状基体
    を回転可能に設置し、別に設けられたカソード電極の間
    に周波数20MHzから450MHzの高周波電力を印
    加することによりグロー放電を生じさせ、このグロー放
    電により堆積室内に導入された原料ガスからシリコンを
    含む固体を前記円筒状基体上に堆積させて膜を形成する
    プラズマCVD法による堆積膜形成装置において、 前記円筒状基体の母線方向の片方の端は該円筒状基体を
    回転せしめる回転軸により接地し、他端は非接触で接地
    する非接触接地手段を設けたことを特徴とする堆積膜形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記非接触接地手段が、前記円筒状基体
    又は前記補助基体と接触せずに隣接した状態で設置され
    たアース電極との間でコンデンサを形成することにより
    構成され、該コンデンサを介してアースと接続する機能
    を有し、このときの該コンデンサの容量C(ファラッ
    ド)が、前記高周波電力の周波数をf(ヘルツ)、前記
    回転軸のインダクタンスをL(ヘンリー)とした時、 0.1(4π2 2 L)-1 ≦ C ≦ 10(4π2
    2 L)-1 を満たすことを特徴とする請求項1に記載の堆積膜形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記非接触接地手段が、アース電極との
    間でコンデンサを形成し、前記コンデンサの容量C(フ
    ァラッド)が、前記高周波電力の周波数をf(ヘル
    ツ)、前記回転軸のインダクタンスをL(ヘンリー)と
    した時、 0.5(4π2 2 L)-1 ≦ C ≦ 5(4π2
    2 L)-1 を満たすことを特徴とする請求項1に記載の堆積膜形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサが、前記円筒状基体又は
    前記補助基体の外周全体或いは外周の一部に設けられた
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の堆積膜形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記コンデンサが、前記円筒状基体又は
    前記補助基体の内周全体或いは内周の一部に設けられた
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の堆積膜形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記円筒状基体が前記回転軸に平行に設
    置され、該円筒状基体の母線方向上部を前記回転軸によ
    り保持及び接地し、前記円筒状基体の母線方向下部を前
    記コンデンサにより接地することを特徴とする請求項2
    乃至5のいずれかに記載の堆積膜形成装置。
  7. 【請求項7】 前記円筒状基体が前記回転軸に平行に設
    置され、該円筒状基体の母線方向下部を前記回転軸によ
    り保持及び接地し、前記円筒状基体の母線方向上部を前
    記コンデンサにより接地することを特徴とする請求項2
    乃至5のいずれかに記載の堆積膜形成装置。
  8. 【請求項8】 複数の前記円筒状基体がカソード電極を
    中心として同心円状に設置され、該円筒状基体に囲まれ
    た空間の内部に前記カソード電極を設置したことを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の堆積膜形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記グロー放電を生じさせる前記高周波
    電力の発振周波数が50MHz以上450MHz以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
    の堆積膜形成装置。
  10. 【請求項10】 排気手段と原料ガス供給手段を備えた
    真空気密可能な堆積室内に、一方の放電電極を兼ねた円
    筒状基体又は補助基体を取りつけた円筒状基体を回転可
    能に設置し、他方に設けられたカソード電極の間に周波
    数20MHzから450MHzの高周波電力を印加する
    ことにより前記原料ガス供給手段により導入された原料
    ガスによって前記円筒状基体上に膜を形成するプラズマ
    CVD法による堆積膜形成装置において、 前記円筒状基体の一端は前記円筒状基体を回転せしめる
    回転軸により接地し、他端は非接触で接地する非接触接
    地手段を設けたことを特徴とする堆積膜形成装置。
  11. 【請求項11】 前記非接触接地手段は、アース電極と
    の間でコンデンサを形成し、前記コンデンサの容量C
    (ファラッド)が、前記高周波電力の周波数をf(ヘル
    ツ)、前記回転軸のインダクタンスをL(ヘンリー)と
    した時、 0.5(4π2 2 L)-1 ≦ C ≦ 5(4π2
    2 L)-1 を満たすことを特徴とする請求項10に記載の堆積膜形
    成装置。
  12. 【請求項12】 排気手段と原料ガス供給手段を備えた
    真空気密可能な堆積室内に、一方の放電電極を兼ねた基
    体又は補助基体を取りつけた基体を設置し、他方に設け
    られたカソード電極の間に発振周波数50MHz以上4
    50MHz以下の高周波電力を印加することにより前記
    原料ガス供給手段により導入された原料ガスによって前
    記基体上に膜を形成するプラズマCVD法による堆積膜
    形成装置において、 前記基体の一端は接地し、他端は非接触で接地する非接
    触接地手段を設けたことを特徴とする堆積膜形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006032344A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Nordson Corp 超高速均一プラズマ処理装置
JP2010013717A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Canon Inc 堆積膜形成装置
CN107858654A (zh) * 2017-10-31 2018-03-30 东莞市汇成真空科技有限公司 大型罐体内壁镀膜用真空阴极电弧镀膜机电弧源组件的驱动系统
WO2026005228A1 (ko) * 2024-06-24 2026-01-02 주식회사 유진테크 배치식 기판처리장치

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