JPH0825061A - 抵抗溶接機における電極チップの溶着解除方法および装置 - Google Patents

抵抗溶接機における電極チップの溶着解除方法および装置

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JPH0825061A
JPH0825061A JP15571194A JP15571194A JPH0825061A JP H0825061 A JPH0825061 A JP H0825061A JP 15571194 A JP15571194 A JP 15571194A JP 15571194 A JP15571194 A JP 15571194A JP H0825061 A JPH0825061 A JP H0825061A
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welding
welded
electrode tip
releasing
gun
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JP15571194A
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Kensaku Kaneyasu
健策 金安
Toshiya Watanabe
寿也 渡辺
Daisuke Kiriishi
大輔 桐石
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電極チップと被溶接物が溶着した際、この溶着
部位の条件に応じて前記電極チップを確実かつ容易に溶
着解除させることを可能にする。 【構成】溶着解除回路96は、溶接ガン16のティーチ
ング作業時に、各溶接打点部位の条件に基づいて設定さ
れた前記溶接ガン16の溶着解除動作を記憶する記憶手
段104と、この記憶手段104から溶着した溶接打点
部位に対応した前記溶着解除動作を選択する選択手段1
06と、前記選択された溶着解除動作を前記溶着した溶
接打点部位のティーチングデータに設定して前記溶接ガ
ンに該溶着解除動作を実行させるための動作設定手段1
10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抵抗溶接作業中に電極
チップの溶着を検出して該溶着を自動的に解除するため
の抵抗溶接機における電極チップの溶着解除方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、抵抗溶接機では、溶接ガンの先端
に取着された電極チップの表面状態、被溶接物に対する
接触状態、溶接電流の集中または加圧力不足等の諸条件
の変化によって、前記電極チップと被溶接物の溶着が発
生している。
【0003】そこで、この溶着を自動的に解除して溶接
作業の効率化を図るために、従来より種々の提案がなさ
れている。例えば、溶着検出後に電極を被溶接物に対し
て挟圧状態と開放状態とを交互に繰り返すことにより溶
着を解除する装置(実公平4−21665号参照)(以
下、従来例1という)、溶着検出後にスポットガンで再
び被溶接物を挟んで少なくとも1回以上再通電すること
により溶着部分を溶解させる方法(特開平1−2997
84号参照)(以下、従来例2という)および溶着検出
後にスポットガンを再度加圧させた後、このスポットガ
ンを電極チップ回りに回転させながら再通電して溶着部
分を溶融させる方法(特開平6−122077号参照)
(以下、従来例3という)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例1では、溶着状態が強固であると電極チップが抜けて
しまうとともに、被溶接物が薄板であるとこの被溶接物
が変形し易くなり、また、被溶接物の形状や治具の配置
状態によって前記電極チップがこの被溶接物や治具に干
渉して損傷するという問題が指摘されている。
【0005】さらに、従来例2では、被溶接物の重畳枚
数や材質等の相違によって溶着部分の溶着解除電流の設
定が相当に困難となる。このため、溶着解除電流が過少
となって溶解が行われなかったり、前記溶着解除電流が
過大となってナゲットに悪影響を与えたりして所望の溶
接品質を得ることができないという問題がある。
【0006】さらにまた、従来例3では、被溶接物の枚
数、材質および形状並びに治具の配置等の諸条件が考慮
されておらず、上記従来例1および2と同様の問題が指
摘されている。
【0007】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、電極チップと被溶接物が溶着した際、この溶着部
位の条件に応じて前記電極チップを確実かつ容易に溶着
解除させることが可能な抵抗溶接機における電極チップ
の溶着解除方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数の溶接打点部位を有する被溶接物
に抵抗溶接を行っている際、電極チップと前記被溶接物
の溶着を検出して該溶着を解除するための電極チップの
溶着解除方法であって、前記電極チップを装着した溶接
ガンのティーチング作業時に、各溶接打点部位の条件に
基づいて前記各溶接打点部位における前記溶接ガンの溶
着解除動作を設定する工程と、溶接作業中に前記電極チ
ップと前記被溶接物が溶着しているか否かを検出する工
程と、前記電極チップと前記被溶接物が溶着した際に、
該溶着した溶接打点部位に対応して予め設定された前記
溶着解除動作を選択する工程と、前記選択された溶着解
除動作を実行して該電極チップと該被溶接物の溶着を解
除させる工程と、を有することを特徴とする。
【0009】さらに、本発明は、複数の溶接打点部位を
有する被溶接物に抵抗溶接を行っている際、溶着検出手
段を介して電極チップと前記被溶接物の溶着が検出され
た後、該溶着を解除するための電極チップの溶着解除装
置であって、前記電極チップを装着した溶接ガンのティ
ーチング作業時に、各溶接打点部位の条件に基づいて設
定された前記各溶接打点部位における前記溶接ガンの溶
着解除動作を記憶する記憶手段と、前記電極チップと前
記被溶接物が溶着した際に、前記記憶手段から該溶着し
た溶接打点部位に対応した前記溶着解除動作を選択する
選択手段と、前記選択された溶着解除動作を、前記溶着
した溶接打点部位のティーチングデータに設定して前記
溶接ガンに該溶着解除動作を実行させるための動作設定
手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る抵抗溶接機における電極チップの
溶着解除方法および装置では、溶接作業中に電極チップ
と被溶接物の溶着が検出されると、該溶着した溶接打点
部位に対応して予め設定された溶着解除動作が選択さ
れ、この選択された溶着解除動作が実行されることによ
り該電極チップと該被溶接物の溶着が自動的に解除され
る。従って、各溶着部位における諸条件、例えば、被溶
接物の厚さ、枚数および治具の配置状態等を考慮して最
適な溶着解除動作が与えられる。
【0011】
【実施例】本発明に係る抵抗溶接機における電極チップ
の溶着解除方法および装置について、これを実施するた
めの抵抗溶接機との関係において実施例を挙げ、添付の
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明方法を実施するための抵抗
溶接機10の全体構成を示すブロック図である。この抵
抗溶接機10は、溶接ロボット12と、この溶接ロボッ
ト12を構成するアーム14の先端に取り付けられた溶
接ガン16と、前記溶接ロボット12を制御するロボッ
トコントローラ18と、このロボットコントローラ18
に接続される溶接コントローラ20と、この溶接コント
ローラ20に接続されるとともに前記溶接ガン16を制
御する加圧コントローラ22とを備える。
【0013】図2に示すように、溶接ガン16は、アー
ム14の先端に取着されるブラケット24を備え、この
ブラケット24には、トランス26が装着されるととも
に、前記ブラケット24の先端に支軸28を介して上下
一対のガンアーム30、32が揺動自在に支持される。
【0014】ガンアーム30、32の先端に電極チップ
34、36が離脱可能に取着され、このガンアーム3
0、32には、トランス26の一対の出力端子がオンス
銅板(図示せず)を介して接続される。ガンアーム30
の後端側に加圧シリンダ38が固着され、この加圧シリ
ンダ38から下方に延びるロッド40に連結片42の一
端が係合し、この連結片42の他端がピン44を介して
ガンアーム32の後端および第1リンク片46に係合す
る。第1リンク片46は、ピン48を介して第2リンク
片50に係合するとともに、このピン48がガイド溝5
2に案内される。第2リンク片50は、ガンアーム30
の後端に係合している。
【0015】加圧シリンダ38には、サーボアンプ54
により制御されるサーボ弁56の切り換え作用下に空圧
源58から駆動用エアが供給される。この加圧シリンダ
38には、ロッド40の変位位置を検出するための位置
センサ60が設けられ、この位置センサ60は、例え
ば、ロッド40に付した磁気目盛とピックアップコイル
とからなる磁気式のポテンショメータで構成される。
【0016】サーボアンプ54には、加圧コントローラ
22を構成するCPU62からD/Aコンバータ64を
介して信号が供給されるとともに、位置センサ60から
の信号は、センサアンプ66を介して位置算出手段70
に入力され、この位置算出手段70で算出されたガンア
ーム30、32の開度、すなわち、電極チップ34、3
6の離間位置が前記CPU62に入力される。
【0017】CPU62には、電極チップ34、36の
離間位置の算出や加圧力制御等を行うためのプログラム
が記憶されている読み出し専用メモリ(以下、ROMと
いう)72と、各溶接打点部位毎にこれに対応する溶接
条件データ、すなわち溶接電流と通電時間、加圧力、溶
接打点部位のワークWの厚さに相当する開度設定値およ
び溶接後の電極チップ34、36の離間位置等のデータ
を一時的に記憶する読み書き可能なメモリ(以下、RA
Mという)74と、位置算出手段70からの信号により
前記電極チップ34、36の少なくともいずれかが被溶
接物であるワークWに溶着したことを検出するための溶
着検知手段76とが設けられる。
【0018】CPU62には、インターフェース78を
介してCRT80、キーボード82およびブザー等の警
報機84が接続されるとともに、このCPU62から通
電制御回路79を介してトランス26に溶接電流および
通電時間の設定信号が送信され、電極チップ34、36
間に所定の電流値で所定時間通電される。このCPU6
2には、ロボットコントローラ18から溶接コントロー
ラ20を介して溶接打点部位の判別信号が入力され、R
AM74から溶接ガン16が到着した溶接打点部位に対
応する溶接条件データが読み出される。
【0019】図1に示すように、ロボットコントローラ
18は、CPU86を備え、このCPU86は、A/D
コンバータ88およびD/Aコンバータ90を介して溶
接ロボット12をフィードバック制御する。CPU86
には、溶接ロボット12による溶接を行うためのプログ
ラム等が記憶されているROM92と、ワークWの各溶
接打点部位における前記溶接ロボット12の動作をティ
ーチングデータとして一旦記憶するRAM94と、溶着
検知手段76を介して電極チップ34、36の少なくと
もいずれかと前記ワークWの溶着が検出された際に該溶
接ロボット12に溶着解除動作を行わせるための溶着解
除回路96とが設けられる。CPU86には、さらにイ
ンターフェース98を介して液晶表示器(LCD)10
0とキーボード102とが接続されている。
【0020】図2に示すように、溶着解除回路96は、
溶接ガン16のティーチング作業時に、各溶接打点部位
の条件(後述する)に基づいて設定された前記各溶接打
点部位における前記溶接ガン16の溶着解除動作(後述
する)を記憶する記憶手段104と、溶着が検出された
際にこの記憶手段104から該溶着した溶接打点部位に
対応した前記溶着解除動作を選択する選択手段106
と、この選択された溶着解除動作に基づいてパラメータ
を設定するパラメータ設定手段108と、前記選択され
た溶着解除動作を前記溶着した溶接打点部位のティーチ
ングデータに設定して前記溶接ガンに該溶着解除動作を
実行させるための動作設定手段110とを備える。
【0021】次に、このように構成される抵抗溶接機1
0の動作について、本実施例に係る電極チップの溶着解
除方法との関連で説明する。
【0022】まず、ワークWの複数の溶接打点部位に対
して溶接ロボット12によるティーチング作業が行われ
る。ここで、図3に示すように、ワークWの各溶接打点
部位では、板厚、重畳枚数、形状等の諸条件が種々異な
っている。具体的には、溶接打点部位Aでは、二枚のワ
ークW1 、W2 が重畳されており、溶接打点部位Bで
は、三枚のワークW1 、W2 およびW3 が重畳されかつ
このワークW3 の屈曲部位WR が近接しており、さらに
溶接打点部位Cでは、三枚のワークW1 、W2 およびW
3 が重畳されかつ近傍に屈曲部位が存在しない。
【0023】そこで、それぞれ条件の異なる溶接打点部
位A、BおよびCに対応した溶着解除動作が設定され
る。溶接打点部位Aでは、重畳枚数が少なくかつ近傍に
屈曲部位や治具等が存在しないことから、図4に示すよ
うに、溶接ガン16を電極チップ34、36の軸線回り
に所定の角度範囲で回動させる動作が設定される。ま
た、溶接打点部位Cでは、重畳枚数が多くかつ屈曲部位
が近接していないため、図5に示すように、解除力が大
きな動作が設定される。これは、溶接時に電極チップ3
4、36がワークWに加圧される際の前記電極チップ3
4、36の軸線方向Oに対し、該電極チップ34、36
の軸線O1 を所定角度α°だけ傾斜させて回転させる動
作である。また、溶接打点部位Bでは、ワークW3 の屈
曲部位WR に近接するために、図5に示す動作が遂行さ
れず、図6に示すように、電極チップ34、36をこの
屈曲部位WR に干渉しない一方向に揺動させる動作が設
定される。
【0024】上記のように、溶接ガン16のティーチン
グ作業時に、各溶接打点部位に対応した溶着解除動作が
設定され、前記溶着解除動作が溶着解除回路96の記憶
手段104に記憶されるとともに、前記溶接ガン16の
ティーチングデータがRAM94に記憶される。
【0025】次いで、ワークWの各溶接打点部位に対し
て抵抗溶接(スポット溶接)作業が遂行される。これ
を、図7に示すタイミングチャート並びに図8およ図9
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0026】まず、溶接ガン16が、溶接ロボット12
を介してワークWの所定の溶接打点部位に対応する位置
に到着したことがロボットコントローラ18からの信号
で確認されると、この溶接打点部位に対応する溶接条件
データがRAM74から読み出される。そして、溶接開
始指令が出力されると、加圧コントローラ22を構成す
るCPU62からD/Aコンバータ64を介してサーボ
アンプ54に加圧指令信号が入力され、サーボ弁56を
介して加圧シリンダ38の一方の室にエアが供給され
る。これにより、ガンアーム30、32が閉動し、電極
チップ34、36によりワークWが加圧挟持されるとと
もに、前記電極チップ34、36間に所定の電流値で所
定時間通電され、前記ワークWの所定の溶接打点部位が
溶接される(図8中、ステップS1)。
【0027】次に、通電終了時から所定のホールド時間
経過後にCPU62からサーボアンプ54に開動信号が
入力され、サーボ弁56の作用下にガンアーム30、3
2が開動作される(ステップS2)。このガンアーム3
0、32に装着された電極チップ34、36が所定の時
間内で予め設定された位置に至ったか否かが判断され
(ステップS3およびステップS4)、位置センサ60
から位置算出手段70を介して設定位置に至ったことが
検出されると(ステップS3中、YES)、全ての溶接
打点部位の溶接作業が終了したか否かが判断される(ス
テップS5)。溶接作業が終了していないと判断される
と(ステップS5中、NO)、溶接ロボット12が駆動
されて溶接ガン16を次なる溶接打点部位に移動させ、
溶接作業が継続される。
【0028】ところで、ステップS4において、所定時
間経過しても電極チップ34、36が設定位置に到達し
ないと判断されると(ステップS4中、YES)、前記
電極チップ34、36の少なくともいずれかがワークW
に溶着しているとしてステップS6に進み、溶着検知手
段76から溶着解除回路96に溶着信号が出力され、溶
着解除動作が行われる(ステップS7)。
【0029】すなわち、図9に示すように、溶着解除動
作は、予め溶接打点部位に対応させて溶着解除回路96
に入力されており(ステップS20)、記憶手段104
に記憶されている溶着解除動作を読み出す(ステップS
21)。そして、選択手段106を介し、溶着した溶接
打点部位に対応した溶着解除動作を選択し(ステップS
22)、ステップS23に進んで、パラメータ設定手段
108によりパラメータが設定される。このパラメータ
設定手段108は、例えば、図4に示す溶接ガン16の
回動角度を変更する処理等を行うものであるが、複数の
溶着解除動作モードが設定されていれば、この種の処理
は不要となる。さらに、ステップS24に進み、動作設
定手段110を介して前記選択された溶着解除動作がテ
ィーチングデータに設定される。
【0030】具体的には、図3において、溶接打点部位
Aで溶着が発生した際に、加圧シリンダ38を介して電
極チップ34、36を互いに近接する方向に移動させ、
この電極チップ34、36でワークWの溶接打点部位A
を溶接時の加圧力よりも小さい加圧力で挟持させる。こ
の状態で、図4に示すように、溶接ガン16を電極チッ
プ34、36の軸方向回りに所定の角度範囲で回動させ
ることにより、少ない枚数(二枚のワークW1 、W2
からなるワークWの溶接打点部位Aに必要以上に大きな
解除力が付与されることを阻止し、このワークWの溶接
品質を低下させることがない。
【0031】また、溶接打点部位Cでは、図5に示すよ
うに、解除力の大きな動作が行われるため、多数枚(三
枚のワークW1 、W2 およびW3 )からなるワークWの
溶接打点部位Cにおける溶着解除作業が迅速かつ確実に
遂行される。さらにまた、溶接打点部位Bでは、図6に
示すように、電極チップ34、36を一方向に揺動させ
る動作が行われるため、ワークW3 の屈曲部位WR に前
記電極チップ34、36が干渉して該電極チップ34、
36が損傷する等の不具合がない。
【0032】このように、本実施例では、各溶接打点部
位(A〜C等)における諸条件、例えば、ワークWの厚
さ、重畳枚数および治具(図示せず)の配置状態等を考
慮して前記各溶接打点部位での最適な溶着解除動作が記
憶され、溶着が発生した溶接打点部位における前記最適
な溶着解除動作が選択・設定される。このため、電極チ
ップ34、36の溶着解除作業が自動で確実かつ効率的
に遂行され、溶着による溶接ロボット12の停止時間を
一挙に削減することができるという効果が得られる。し
かも、溶着部位に対して最適な溶着解除動作が行われる
ため、ワークWの溶接品質を有効に維持することが可能
になる。
【0033】上記溶着解除動作が終了した後、図8中、
ステップS8においてガンアーム30、32が開動作さ
れる。次いで、ガンアーム30、32に装着された電極
チップ34、36が所定の時間内で予め設定された位置
に至ったか否かが判断され(ステップS9およびステッ
プS10)、位置センサ60により設定位置に至ったこ
とが検出されると(ステップS9中、YES)、ステッ
プS11に進んでドレス要求信号が出力され、電極チッ
プ34、36の溶着した部分がドレッシングされる(ス
テップS12)。
【0034】従って、本実施例では、電極チップ34、
36の溶着した部分にドレッシングが自動的に遂行され
るため、溶着の再発を抑制することができるとともに、
ワークWの溶接作業が継続され、該溶接作業全体の効率
化が容易に可能になるという利点がある。
【0035】ところで、ステップS10で所定時間経過
しても電極チップ34、36が設定位置に到達しないと
判断されると(ステップS10中、YES)、ステップ
S13に進んで警報機84が付勢されて警告が行われ
る。
【0036】なお、本実施例では、溶着解除動作とし
て、図4〜図6に示す動作を挙げているが、図4中の回
動角度や繰り返し回数、図5中の回転角度、回転数およ
び傾斜角度α°は任意に設定変更可能であり、また、図
6中の矢印方向に代えてこれに交差する方向の揺動であ
ってもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る抵抗溶接機における電極チ
ップの溶着解除方法および装置によれば、以下の効果が
得られる。
【0038】溶接作業中に電極チップと被溶接物の溶着
が検出されると、該溶着した溶接打点部位に対応して予
め設定された溶着解除動作が選択され、この選択された
溶着解除動作が実行されて該電極チップと該被溶接物の
溶着が解除される。従って、溶着部位における諸条件、
例えば、被溶接物の厚さ、枚数および治具の配置状態等
を考慮して最適な溶着解除動作が与えられるため、溶着
解除作業が自動で確実かつ効率的に遂行されるととも
に、溶接品質を有効に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する抵抗溶接機の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】前記抵抗溶接機を構成する溶接ガンおよび加圧
コントローラの詳細ブロック図である。
【図3】前記溶接ガンによる溶接用ティーチング作業の
説明図である。
【図4】溶着解除動作の第1の例の説明図である。
【図5】溶着解除動作の第2の例の説明図である。
【図6】溶着解除動作の第3の例の説明図である。
【図7】本発明方法のタイミングチャートである。
【図8】本発明方法を説明するためのフローチャートで
ある。
【図9】前記フローチャート中の溶着解除動作設定のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…抵抗溶接機 12…溶接ロボ
ット 16…溶接ガン 18…ロボット
コントローラ 20…溶接コントローラ 22…加圧コン
トローラ 30、32…ガンアーム 34、36…電
極チップ 38…加圧シリンダ 62…CPU 70…位置算出手段 76…溶着検知
手段 86…CPU 96…溶着解除
回路 104…記憶手段 106…選択手
段 108…パラメータ設定手段 110…動作設
定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の溶接打点部位を有する被溶接物に抵
    抗溶接を行っている際、電極チップと前記被溶接物の溶
    着を検出して該溶着を解除するための電極チップの溶着
    解除方法であって、 前記電極チップを装着した溶接ガンのティーチング作業
    時に、各溶接打点部位の条件に基づいて前記各溶接打点
    部位における前記溶接ガンの溶着解除動作を設定する工
    程と、 溶接作業中に前記電極チップと前記被溶接物が溶着して
    いるか否かを検出する工程と、 前記電極チップと前記被溶接物が溶着した際に、該溶着
    した溶接打点部位に対応して予め設定された前記溶着解
    除動作を選択する工程と、 前記選択された溶着解除動作を実行して該電極チップと
    該被溶接物の溶着を解除させる工程と、 を有することを特徴とする抵抗溶接機における電極チッ
    プの溶着解除方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の溶着解除方法において、前
    記溶着解除動作を実行した後に、前記電極チップのドレ
    ッシングを行う工程を有することを特徴とする電極チッ
    プの溶着解除方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の溶着解除方法において、前
    記溶着解除動作を実行する際に、前記電極チップにより
    前記被溶接物を溶接時の加圧力よりも小さな加圧力で挟
    圧させることを特徴とする電極チップの溶着解除方法。
  4. 【請求項4】複数の溶接打点部位を有する被溶接物に抵
    抗溶接を行っている際、溶着検出手段を介して電極チッ
    プと前記被溶接物の溶着が検出された後、該溶着を解除
    するための電極チップの溶着解除装置であって、 前記電極チップを装着した溶接ガンのティーチング作業
    時に、各溶接打点部位の条件に基づいて設定された前記
    各溶接打点部位における前記溶接ガンの溶着解除動作を
    記憶する記憶手段と、 前記電極チップと前記被溶接物が溶着した際に、前記記
    憶手段から該溶着した溶接打点部位に対応した前記溶着
    解除動作を選択する選択手段と、 前記選択された溶着解除動作を、前記溶着した溶接打点
    部位のティーチングデータに設定して前記溶接ガンに該
    溶着解除動作を実行させるための動作設定手段と、 を備えることを特徴とする抵抗溶接機における電極チッ
    プの溶着解除装置。
JP15571194A 1994-07-07 1994-07-07 抵抗溶接機における電極チップの溶着解除方法および装置 Pending JPH0825061A (ja)

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