JPH0825159B2 - パッド層を有する積層表皮材の切断法および切断装置 - Google Patents

パッド層を有する積層表皮材の切断法および切断装置

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JPH0825159B2
JPH0825159B2 JP1300558A JP30055889A JPH0825159B2 JP H0825159 B2 JPH0825159 B2 JP H0825159B2 JP 1300558 A JP1300558 A JP 1300558A JP 30055889 A JP30055889 A JP 30055889A JP H0825159 B2 JPH0825159 B2 JP H0825159B2
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好治 浅井
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高島屋日発工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、発泡合成樹脂よりなるパッド層を表皮シー
トの片面にラミネートした積層表皮材を用いた端末仕上
げの良好な自動車内装材を容易に量産できるパッド層を
有する積層表皮材の切断法および切断装置に関するもの
である。
(従来の技術) 発泡合成樹脂よりなるパッド層を表皮シートの片面に
ラミネートした積層表皮材を用いた自動車内装材は多く
見られるところであるが、従来のこの種積層表皮材の端
末処理は、第4図に示すように、刃先を上向きとしたカ
ット刃(24)と該カット刃(24)の上方に対向させた昇
降動自在な超音波ホーン(27)とよりなる超音波溶断装
置を用いて積層表皮材(20)をその表皮シート(20a)
を下側としてカット刃(24)と超音波ホーン(27)間に
セットし、その切断しようとする部分の表皮シート側を
カット刃(24)の刃先に当てて超音波ホーン(27)との
間で溶断するか、第5図に示すように、受け台(31)と
昇降動自在なヒートカット刃(34)とよりなるヒートカ
ット装置を用いて受け台(31)に積層表皮材(30)をそ
の表皮シート(30a)を上側としてセットし、その切断
しようとする部分の表皮シート側をヒートカット刃(3
4)の下降により溶断するのを普通としている。このた
め、前者によるときは、第6図に示すようにパッド層
(20b)の溶断端縁が表皮シート(20a)側に、また、表
皮シート(20a)の溶断端縁はパッド層(20b)側に沿っ
て断面弾頭状の端縁が得られることとなり、仕上がりは
見栄えの悪いものとなり、また、後者によるときも第7
図に示すように前者と同様な問題が生じるばかりか、表
皮シート(30a)のカット面にいわゆる「テカリ」や
「シボ消え」が発生しこれまた仕上がりは見栄えの悪い
ものとなる。
(発明が解決すようとする課題) 本発明が解決しようとするところは前記のような従来
技術により生ずる問題点を解決し、パッド層の端縁は反
らずに表皮シートの端縁側のみがパッド層側に反り上が
った端末となるよう切断して見栄えのよい良質の製品を
簡単に得ることのできるパッド層を有する積層表皮材の
切断法およびこの切断法を実施するために使用する安価
な切断装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本発明は、発泡
合成樹脂よりなるパッド層を表皮シートの片面にラミネ
ートしたパッド層を有する積層表皮材の切断法であっ
て、積層表皮材の切断しようとする部分を前記パッド層
を外側として彎曲させることにより彎曲部分の外側を伸
張させるとともに内側を縮ませ、該彎曲部分をその表皮
シート側に当てたカット刃とパッド層外側に配置した超
音波ホーン間で溶断後前記彎曲を解いて伸張したパッド
層の復元力により表皮シートの端縁側のみがパッド層側
に反り上がった端末となるよう切断することを特徴とす
るパッド層を有する積層表皮材の切断法を第1の発明と
し、第1の発明を実施するための装置である、発泡合成
樹脂よりなるパッド層を表皮シートの片面にラミネート
したパッド層を有する積層表皮材の切断法であって、一
側を垂直な刃取付面とするとともに該刃取付面から上部
受け面にわたる部分を弧面に形成した受け型と、前記刃
取付面に取付けられて刃先が前記弧面の下方外側の刃取
付面から若干離れた位置にあるカット刃と、該カット刃
の上方に対向させた昇降動自在な超音波ホーンと、前記
カット刃の外側において前記受け型に載せられた積層表
皮材の遊端を押し下げて該積層表皮材の切断しようとす
る部分を前記弧面に沿い彎曲させる昇降動自在な押し下
げ部材とよりなることを特徴とするパッド層を有する積
層表皮材の切断装置を第2の発明とするものである。
(実施例) 次に、本発明を第1図〜第3図を参考にして詳細に説
明する。
(1)は三次元形状の型面を有する合成樹脂製品の受
け型であって、該受け型(1)は一側を垂直な刃取付面
(1a)とするとともに該刃取付面(1a)から上部受け面
(1b)にわたる部分を弧面(1c)に形成したものとして
ベース(2)にブラケット(3)、(3)をもって取付
けられている。(4)は前記刃取付面(1a)に添わせて
刃先(4a)を前記弧面(1c)の下方外側の刃取付面(1
a)から若干離した位置に位置調節自在に取付けたカッ
ト刃であって、該カット刃(4)は一方のブラケット
(3)と刃取付面(1a)間において一方のブラケット
(3)を通じて受け型(1)に螺挿された締付ボルト
(5)の中間に長孔(6)を遊挿させた状態で締付け固
定されている。(7)はカット刃(4)の上方に対向さ
せて設けてある超音波ホーンであって、該超音波ホーン
(7)は図示しない流体圧シリンダなどにより昇降動自
在なものとしてある。なお、実施例ではカット刃(4)
の肉厚を4mm、刃先(4a)の角度αを50°としてある。
(8)は前記カット刃(4)の外側に昇降動自在に設け
た押し下げ部材であって、該押し下げ部材(8)は前記
受け型(1)に載せられた積層表皮材(10)の遊端を押
し下げて前記弧面(1c)に沿い彎曲させ、積層表皮材
(10)の切断しようとする彎曲部分の表皮シート(10
a)側をカット刃(4)の刃先(4a)に接触させるため
のものである。
(作用) このように構成された切断装置を用いて発泡合成樹脂
よりなるパッド層(10b)を表皮シート(10a)の片面に
ラミネートした積層表皮材(10)の端末処理を行うに
は、先ず、積層表皮材(10)を該パッド層(10b)を外
側として合成樹脂製の受け型(1)の上部受け面(1b)
にその切断しようとする部分がカット刃(4)の上方に
位置するように載せてセットしたうえカット刃(4)の
外側に昇降動自在に設けた押し下げ部材(8)を下降さ
せれば、積層表皮材(10)の遊端部分は押し下げ部材
(8)により押し下げられて下向きに彎曲され、積層表
皮材(10)の切断しようとする彎曲部分の外側のパッド
層(10b)はその表面側が伸張されるとともに内側にあ
たる表皮シート(10a)側が縮み、積層表皮材(10)の
切断しようとする彎曲部分はその表皮シート(10a)の
表面がカット刃(4)に当接するから、この状態で超音
波ホーン(7)を下降させて発振させることにより超音
波溶断加工を行えば、超音波ホーン(7)により彎曲部
分のパッド層(10b)は加圧されて第2図に示すように
さらに伸張されるとともに徐々に表皮シート(10a)の
遊端付近が加熱により延びた状態で該超音波ホーン
(7)とカット刃(4)の刃先(4a)間で溶断されるか
ら、超音波ホーン(7)の下降を解くとパッド層(10
b)の前記彎曲は解かれて伸張したパッド層(10b)の復
元力により表皮シート(10a)の端縁側のみがパッド層
(10b)側に反り上がって裏面が水平なパッド層(10b)
に水平な表皮シート(10a)がその端末のみを弧状とし
てラミネートされた第3図の左側に示すような製品端末
が得られ、切り落とされた廃棄端末は第3図の右側に示
すように従来法による場合と同様の端末形状となるか
ら、このようにして端末処理が施された発泡合成樹脂よ
りなるパッド層を表皮シートの片面にラミネートした積
層表皮材(10)は、そのまま或いは基材に貼着して自動
車用内装材とした場合、前記したような端末形状である
うえにカット刃(4)の刃先(4a)を表皮シート(10
a)に当てて行う超音波溶断法であってカット面にいわ
ゆる「テカリ」や「シボ消え」がないので、極めて体裁
のよい仕上がりが得られることとなる。
(発明の効果) 本発明は前記説明から明らかなように、発泡合成樹脂
よりなるパッド層を表皮シートの片面にラミネートした
積層表皮材の端末処理に際し、切断しようとする部分を
前記パッド層を外側として彎曲させて該彎曲部分をその
表皮シート側に当てたカット刃とパッド層外側に配置し
た超音波ホーン間で溶断するようにして表皮シートの端
縁側のみがパッド層側に反り上がった端末となるよう切
断することによって、カット面にいわゆる「テカリ」や
「シボ消え」がなくなるうえに貼着面に表皮シートの端
縁が密接した見栄えのよい仕上がりが得られ、良質の製
品を簡単に得ることのできるパッド層を有する積層表皮
材の切断法を提供でき、また、第2の発明であるパッド
層を有する積層表皮材の切断装置は、構造が簡単なため
安価でしかも前記方法を実施するうえに極めて便利なも
ので、従来のパッド層を有する積層表皮材の切断法およ
び切断装置の問題点を解決したものとして業界の発展に
寄与するところ極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の切断装置の断面図、第2図は切断時の
状態を示す要部の断面図、第3図は本発明による積層表
皮材の切断端末の断面図、第4図、第5図は従来の切断
装置の断面図、第6図、第7図は第4図、第5図に示す
従来の切断装置による積層表皮材の切断端末の断面図で
ある。 (1):受け型、(1a):刃取付面、(1b):上部受け
面、(1c):弧面、(4):カット刃、(4a):刃先、
(7):超音波ホーン、(8):押し下げ部材、(1
0):積層表皮材、(10a):表皮シート、(10b):パ
ッド層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡合成樹脂よりなるパッド層を表皮シー
    トの片面にラミネートしたパッド層を有する積層表皮材
    の切断法であって、積層表皮材の切断しようとする部分
    を前記パッド層を外側として彎曲させることにより彎曲
    部分の外側を伸張させるとともに内側を縮ませ、該彎曲
    部分をその表皮シート側に当てたカット刃とパッド層外
    側に配置した超音波ホーン間で溶断後前記彎曲を解いて
    伸張したパッド層の復元力により表皮シートの端縁側の
    みがパッド層側に反り上がった端末となるよう切断する
    ことを特徴とするパッド層を有する積層表皮材の切断
    法。
  2. 【請求項2】発泡合成樹脂よりなるパッド層を表皮シー
    トの片面にラミネートしたパッド層を有する積層表皮材
    の切断装置であって、一側を垂直な刃取付面(1a)とす
    るとともに該刃取付面(1a)から上部受け面(1b)にわ
    たる部分を弧面(1c)に形成した受け型(1)と、前記
    刃取付面(1a)に取付けられて刃先(4a)が前記弧面
    (1c)の下方外側の刃取付面(1a)から若干離れた位置
    にあるカット刃(4)と、該カット刃(4)の上方に対
    向させた昇降動自在な超音波ホーン(7)と、前記カッ
    ト刃(4)の外側において前記受け型(1)に載せられ
    た積層表皮材の遊端を押し下げて該積層表皮材の切断し
    ようとする部分を前記弧面(1c)に沿い彎曲させる昇降
    動自在な押し下げ部材(8)とよりなることを特徴とす
    るパッド層を有する積層表皮材の切断装置。
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JPH074147Y2 (ja) * 1988-01-29 1995-02-01 ローム株式会社 電子部品用基板の切断装置

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