JPH08253375A - 珪酸カルシウム板及びその製造方法 - Google Patents

珪酸カルシウム板及びその製造方法

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JPH08253375A
JPH08253375A JP14069995A JP14069995A JPH08253375A JP H08253375 A JPH08253375 A JP H08253375A JP 14069995 A JP14069995 A JP 14069995A JP 14069995 A JP14069995 A JP 14069995A JP H08253375 A JPH08253375 A JP H08253375A
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琢也 浅見
Tomoki Iwanaga
朋来 岩永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はゲル化用石灰質原料とゲル化
用珪酸質原料とからなるゲルを使用する嵩比重0.70
以下の珪酸カルシウム板の製造方法において、水熱反応
の前に、1次養生を行い、成形体の強度を向上すること
により、水熱反応中に剥離やパンクを生ずることがな
く、優れた層間剥離強度を有する珪酸カルシウム板及び
その製造方法を提供することにある。 【構成】 本発明の嵩比重0.70以下の珪酸カルシウ
ム板の製造方法は固形分として石灰質原料、珪酸質原
料、繊維質原料、無機質充填材、及びゲル化用石灰質原
料及びゲル化用珪酸質原料とから得られたゲルを含有し
てなる原料スラリーを抄造法により積層して成形後、得
られた成形体を圧力容器内で水熱反応させることからな
る珪酸カルシウム板の製造方法において、成形体を水熱
反応させる前に、成形体を(養生温度−15)×養生時間
=120℃・時間以上となる条件下で1次養生して該成
形体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/cm2以上且つ1
次養生前の曲げ強度の1.3倍以上とすることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、珪酸カルシウム板及び
その製造方法に関し、更に詳細には0.70以下の嵩比
重をもつ珪酸カルシウム板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、珪酸カルシウム板は、軽量で、優
れた加工性及び寸法安定性を持ち、更に不燃性であると
いう特徴を有し、建築材料として主に内装用に広く使用
されている。このような珪酸カルシウム板の成形法とし
て、抄造法、プレスモールド法及び単層成形法等が利用
され、石灰質原料、珪酸質原料、繊維質原料及び無機充
填材を含有してなる原料スラリーから成形された成形体
を、通常は圧力容器内で飽和水蒸気により反応硬化する
ことにより珪酸カルシウム板が製造されている。
【0003】しかし、特に抄造法において、例えば嵩比
重1.0以下の軽量珪酸カルシウム板を製造する場合に
は、水熱反応前の成形体の強度が弱く、また、含有水分
量が多いため、水熱反応中に余剰水の熱膨張が生じた
り、蒸気圧が高くなり、層間剥離やパンクと言った問題
が生ずることがある。
【0004】これらの問題を防止するため、成形後にプ
レスを行い、その後に水熱反応を行ったり、水熱反応中
にターンバックルを用いて締め付けるという方法が行わ
れているが、これらの方法を講ずると嵩比重が高くなっ
たり、製造に人手が掛かるといった欠点があった。
【0005】また、特開平6−287083号公報に示されて
いる余剰水の除去方法もあるが、特殊な圧力容器あるい
は蒸気の過熱器を必要とするため一般的な方法とは言え
ない。
【0006】そこで、本発明者らは、石灰質原料17〜
50重量%、珪酸質原料15〜45重量%、繊維質原料
2〜8重量%及び無機質充填材5〜30重量%を含有し
てなる原料スラリーを所定の形状に成形後、得られた成
形体を圧力容器内で水熱反応させることからなる軽量珪
酸カルシウム板の製造方法において、珪酸質原料の一部
として比表面積1m2/g以上の非晶質珪酸原料または
珪酸塩原料の1種または2種以上を2〜20重量%使用
し、且つ成形体を水熱反応させる前に、成形体を(養生
温度−15)×養生時間=120℃・時間以上となる条
件下で1次養生することを特徴とする軽量珪酸カルシウ
ム板の製造方法を既に提案している(特願平6−323225
号)。この軽量珪酸カルシウム板の製造方法によれば、
水熱反応中の層間剥離やパンクを防止することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、嵩比重が0.80±0.5程度のものは作製すること
ができるが、0.70以下の嵩比重を有する珪酸カルシ
ウム板を製造することはできなかった。
【0008】また、嵩比重が0.70以下の珪酸カルシ
ウム板を製造する方法として、珪酸カルシウム板を製造
するための原料スラリーを構成する石灰質原料及び珪酸
質原料の一部を予めゲル化して原料スラリーに添加する
方法も行われている。しかし、このゲルを添加する方法
においても、抄造法により積層した板では層間剥離やパ
ンクと言った問題点がある。
【0009】従って、本発明の目的は、ゲル化用石灰質
原料とゲル化用珪酸質原料とからなるゲルを使用する嵩
比重0.70以下の珪酸カルシウム板の製造方法におい
て、水熱反応の前に、1次養生を行い、成形体の強度を
向上することにより、上述の欠点を解決し、水熱反応中
に剥離やパンクを生ずることがなく、優れた層間剥離強
度を有する嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板及び
その製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、固形分
として石灰質原料5〜35重量%、珪酸質原料5〜40
重量%、繊維質原料2〜8重量%、無機質充填材5〜4
0重量%、及びゲル化用石灰質原料2〜20重量%及び
ゲル化用珪酸質原料3〜25重量%とから得られたゲル
を含有してなる原料スラリーを抄造法により積層して成
形後、得られた成形体を圧力容器内で水熱反応させるこ
とからなる珪酸カルシウム板の製造方法において、珪酸
質原料の一部として比表面積が1m2/g以上の非晶質
珪酸原料または珪酸塩原料の1種または2種以上を2〜
20重量%使用し、且つ成形体を水熱反応させる前に、
成形体を(養生温度−15)×養生時間=120℃・時間
以上となる条件下で1次養生して該成形体の湿潤状態の
曲げ強度を7kg/cm2以上且つ1次養生前の曲げ強
度の1.3倍以上とすることを特徴とする嵩比重0.70
以下の珪酸カルシウム板の製造方法を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明は、固形分として石灰質原料
5〜35重量%、珪酸質原料5〜40重量%、繊維質原
料2〜8重量%、無機質充填材5〜40重量%、及びゲ
ル化用石灰質原料2〜20重量%及びゲル化用珪酸質原
料3〜25重量%とから得られたゲルを含有してなる原
料スラリーを抄造法により積層して成形後、得られた成
形体を圧力容器内で水熱反応させることからなる珪酸カ
ルシウム板の製造方法において、珪酸質原料の一部とし
て比表面積が1m2/g以上の非晶質珪酸原料または珪
酸塩原料の1種または2種以上を2〜20重量%使用
し、更に、原料スラリーがポルトランドセメント、アル
ミナセメント及び高炉水砕スラグからなる群から選択さ
れる硬化剤を20重量%以下の量で含有してなり、且つ
成形体を水熱反応させる前に、成形体を(養生温度−1
0)×養生時間=120℃・時間以上となる条件下で1
次養生して該成形体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/c
2以上且つ1次養生前の曲げ強度の1.3倍以上とする
ことを特徴とする嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム
板の製造方法を提供するにある。
【0012】更に、本発明は、固形分として石灰質原料
5〜35重量%、珪酸質原料5〜40重量%、繊維質原
料2〜8重量%、無機質充填材5〜40重量%、及びゲ
ル化用石灰質原料2〜20重量%及びゲル化用珪酸質原
料3〜25重量%より得られたゲルを含有してなる原料
スラリーを抄造法により積層して成形後、得られた成形
体を圧力容器内で水熱反応させることからなる珪酸カル
シウム板の製造方法において、原料スラリーがポルトラ
ンドセメント、アルミナセメント及び高炉水砕スラグか
らなる群から選択される硬化剤を20重量%以下の量で
含有し、且つ成形体を水熱反応させる前に、成形体を
(養生温度−10)×養生時間=120℃・時間以上とな
る条件下で1次養生して該成形体の湿潤状態の曲げ強度
を7kg/cm2以上且つ1次養生前の曲げ強度の1.3
倍以上とすることを特徴とする嵩比重0.70以下の珪
酸カルシウム板の製造方法を提供することにある。
【0013】また、本発明は、上記方法により製造され
た嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板であって、層
間剥離強度が曲げ強度の3%以上であることを特徴とす
る嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板を提供するこ
とにある。
【0014】
【作用】本発明の珪酸カルシウム板の製造方法に使用さ
れる原料スラリーの基本組成は、石灰質原料5〜35重
量%、珪酸質原料5〜40重量%、繊維質原料2〜8重
量%、無機質充填材5〜40重量%、及びゲル化用石灰
質原料2〜20重量%及びゲル化用珪酸質原料3〜25
重量%より得られたゲルを含有してなる慣用のものであ
る。また、上記原料スラリーは20重量%までの硬化剤
を含有するものであってもよい。
【0015】ここで、石灰質原料としては、例えば消石
灰、生石灰等を使用することができる。なお、石灰質原
料の配合量が5重量%未満であったり、35重量%を超
えると曲げ強度が低く、吸水による寸法変化率が大きく
なるために好ましくない。
【0016】また、珪酸質原料としては、例えば珪砂、
フライアッシュ等を使用することができる。なお、珪酸
質原料の配合量が5重量%未満であったり、40重量%
を超えると曲げ強度が低く、吸水による寸法変化率が大
きくなるために好ましくない。
【0017】更に、繊維質原料としては、例えばセルロ
ース繊維、ポリプロピレン、ビニロン、ガラスファイバ
ー、カーボンファイバー等を使用することができる。な
お、繊維質原料の配合量が2重量%未満であると、曲げ
強度が低くなるために好ましくなく、また、8重量%を
超えると不燃性でなくなるために好ましくない。なお、
ポリプロピレン、ビニロン、ガラスファイバー、カーボ
ンファイバー等を使用する場合、それらの配合量は5重
量%以下とする必要がある。
【0018】また、無機質充填材としては、例えばパー
ライト、ウォラストナイト、マイカ、タルク、炭酸カル
シウム、石膏等を使用することができる。なお、無機質
充填材の配合量が5重量%未満であると、吸水による寸
法変化率が大きくなるために好ましくなく、また、40
重量%を超えると曲げ強度が低下するために好ましくな
い。
【0019】更に、本発明方法においては、上述のよう
な成分配合を有する原料スラリーの珪酸質原料の一部と
して比表面積1m2/g以上の非晶質珪酸原料または珪
酸塩原料を使用することができる。ここで、本明細書に
記載する「比表面積」は、N2ガス吸着法により測定し
たものを言う。非晶質珪酸原料または珪酸塩原料の比表
面積が1m2/g未満であると、反応性が悪く、水熱反
応前にグリーンシートに充分な強度を付与することがで
きないために好ましくない。
【0020】また、比表面積1m2/g以上の非晶質珪
酸原料または珪酸塩原料の配合量は2〜20重量%の範
囲内である。該配合量が2重量%未満では、強度発現性
が悪いために好ましくなく、また、20重量%を超える
と、濾水性が低下し、生産効率が低下するために好まし
くない。なお、比表面積が1〜10m2/gの範囲内の
原料を使用する場合には、その配合量は10重量%以上
が好ましく、10〜100m2/gの範囲内の原料を使
用する場合には、その配合量は5重量%以上が好まし
く、100m2/g以上の原料を使用する場合には、そ
の配合量は2重量%以上が好ましい。
【0021】比表面積1m2/g以上の非晶質珪酸原料
としては例えば珪藻土、シリコンダスト、フライアッシ
ュ、ホワイトカーボン等を挙げることができる。また、
比表面積1m2/g以上の珪酸塩原料としては例えばゼ
オライト、パイロフィライト、アロフェン、モンモリロ
ナイト鉱物、緑泥石鉱物、アタパルジャイト等が挙げら
れる。なお、これらの原料は2種以上を併用することが
できる。
【0022】なお、本発明方法においては、原料スラリ
ーに2〜20重量%のゲル化用石灰質原料と3〜25重
量%のゲル化用珪酸質原料とを予め例えば75〜95℃
の温度で、例えば1.5〜4時間にわたりゲル化するこ
とにより得られるゲルを使用することが必須である。珪
酸カルシウム板を製造するための原料スラリーに、上述
のようなゲルを使用すると、嵩比重0.70以下の珪酸
カルシウム板を容易に製造することができる。なお、ゲ
ル化用石灰質原料及びゲル化用珪酸質原料は共に特に限
定されるものではなく、慣用のいずれのものを用いても
よい。ゲル化用石灰質原料としては例えば消石灰、生石
灰等を用いることができ、また、ゲル化用珪酸質原料と
しては例えば珪藻土、シリコンダスト、フライアッシ
ュ、ホワイトカーボン等を用いることができる。
【0023】更に、本発明方法においては、原料スラリ
ーに硬化剤を配合することもできる。硬化剤は、1次養
生により曲げ強度を向上させるものであり、例えばポル
トランドセメント、アルミナセメント、高炉水砕スラグ
等を使用することができる。硬化剤を配合する場合、そ
の配合量は20重量%以下、好ましくは3〜20重量%
の範囲内である。硬化剤の配合量が20重量%を超える
と珪酸カルシウム板の嵩比重が高くなり、嵩比重0.7
0以下の珪酸カルシウム板を製造することができないた
めに好ましくない。また、3重量%未満では添加効果が
得られないこともある。
【0024】本発明方法によれば、比表面積1m2/g
以上の非晶質珪酸原料または珪酸塩原料を含有するか、
または含有せず、更に、硬化剤を含有するか、または含
有せず、原料スラリーの一部としてゲルを使用した上述
のような原料スラリーを抄造法により積層して成形す
る。本発明方法において、この抄造法は特に限定される
ものではなく、慣用の任意の方法を採ることができる。
【0025】本発明方法の特徴は、上述のようにして得
られた成形体をそのまま水熱反応させるのではなく、1
次養生することにある。ここで、原料スラリーが硬化剤
を含有しない場合には、1次養生は、(養生温度−15)
×養生時間=120℃・時間以上となるような条件下で
行う。1次養生の条件が120℃・時間未満であると、
養生不足で成形体に充分な強度を付与することができな
いために好ましくない。なお、1次養生は、15℃を超
える養生温度を必要とし、30〜80℃の範囲内の養生
温度、240℃・時間以上の条件下で1次養生を行うこ
とが好ましい。また、原料スラリーが硬化剤を含有する
ものである場合には、1次養生は、(養生温度−10)×
養生時間=120℃・時間以上となるような条件下で行
うことができる。これは石灰質原料と珪酸質原料、特
に、非晶質珪酸原料、珪酸塩原料との反応に比べ、硬化
剤の反応は低温でも進行し易いためである。なお、1次
養生は、15℃を超える養生温度を必要とし、25〜8
0℃の範囲内の養生温度、240℃・時間以上の条件下
で1次養生を行うことが好ましい。
【0026】このような1次養生を行うことにより、成
形体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/cm2以上で、且
つ1次養生前の成形体の曲げ強度の1.3倍以上にまで
上昇させることができる。
【0027】上述のような1次養生を行った後の成形体
は、慣用の水熱反応条件下で水熱反応させ、その後の慣
用の工程を経て珪酸カルシウム板とすることができる。
なお、水熱反応は、圧力容器中、飽和水蒸気下で温度1
50〜200℃、好ましくは170〜190℃で、5〜
20時間、好ましくは8〜12時間の条件下で行うこと
ができる。
【0028】上述のような本発明方法により製造された
嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板は、層間剥離強
度(絶乾状態)が曲げ強度(絶乾状態)の3%以上と非常に
優れた値を示すものとなる。なお、曲げ強度はJIS
A5418に準じて3号試験片で試験した結果であり、
層間剥離試験は30×30mmで行った結果である。
【0029】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明方法
の珪酸カルシウム板の製造方法を更に説明する。 実施例、比較例 表1に示す割合で原料を配合し、12倍の水で混合、撹
拌した。なお、ゲルは、重量比1:1の消石灰と珪藻土
とを、水比5倍、90℃、2時間の条件でゲル化したも
のを使用した。なお、表中のゲルの配合量は固形分換算
量として示した。 更に、水を加えて固形分濃度約3重
量%の原料スラリーとし、6mmの厚さに抄造した。次
に、表1に記載する温度、時間で1次養生した後、圧力
容器中、飽和水蒸気下で180℃、10時間の条件で水
熱反応を行った。表1に、抄造直後の成形体の曲げ強
度、1次養生後の成形体の曲げ強度、水熱反応後の嵩比
重、曲げ強度並びに層間剥離強度(共に絶乾状態)を示
す。
【0030】
【表1】
【0031】表1中、シリコンダストはN2ガス吸着法
による比表面積が20m2/gのものであり、ゼオライ
トは比表面積が6.5m2/gのものであり、珪藻土は比
表面積が2.0m2/gのものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の珪酸カルシウム
板の製造方法によれば、原料スラリーを抄造法により成
形し、1次養生することにより成形体に強度を付与する
ことができ、それによって水熱反応中の成形体の剥離、
パンクを防止できると共に得られる嵩比重0.70以下
の珪酸カルシウム板の層間剥離強度を向上させることが
できるという効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:42) 103:60 111:40 (72)発明者 浅見 琢也 茨城県石岡市大字柏原6−1 株式会社ア スク中央研究所内 (72)発明者 岩永 朋来 茨城県石岡市大字柏原6−1 株式会社ア スク中央研究所内 (72)発明者 尾塩 泰英 茨城県石岡市大字柏原6−1 株式会社ア スク中央研究所内 (72)発明者 杉山 徹 茨城県石岡市大字柏原6−1 株式会社ア スク中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形分として石灰質原料5〜35重量
    %、珪酸質原料5〜40重量%、繊維質原料2〜8重量
    %、無機質充填材5〜40重量%、及びゲル化用石灰質
    原料2〜20重量%及びゲル化用珪酸質原料3〜25重
    量%とから得られたゲルを含有してなる原料スラリーを
    抄造法により積層して成形後、得られた成形体を圧力容
    器内で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の
    製造方法において、珪酸質原料の一部として比表面積が
    1m2/g以上の非晶質珪酸原料または珪酸塩原料の1
    種または2種以上を2〜20重量%使用し、且つ成形体
    を水熱反応させる前に、成形体を(養生温度−15)×養
    生時間=120℃・時間以上となる条件下で1次養生し
    て該成形体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/cm2以上
    且つ1次養生前の曲げ強度の1.3倍以上とすることを
    特徴とする嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 固形分として石灰質原料5〜35重量
    %、珪酸質原料5〜40重量%、繊維質原料2〜8重量
    %、無機質充填材5〜40重量%、及びゲル化用石灰質
    原料2〜20重量%及びゲル化用珪酸質原料3〜25重
    量%とから得られたゲルを含有してなる原料スラリーを
    抄造法により積層して成形後、得られた成形体を圧力容
    器内で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の
    製造方法において、珪酸質原料の一部として比表面積が
    1m2/g以上の非晶質珪酸原料または珪酸塩原料の1
    種または2種以上を2〜20重量%使用し、更に、原料
    スラリーがポルトランドセメント、アルミナセメント及
    び高炉水砕スラグからなる群から選択される硬化剤を2
    0重量%以下の量で含有してなり、且つ成形体を水熱反
    応させる前に、成形体を(養生温度−10)×養生時間=
    120℃・時間以上となる条件下で1次養生して該成形
    体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/cm2以上且つ1次
    養生前の曲げ強度の1.3倍以上とすることを特徴とす
    る嵩比重0.70以下の珪酸カルシウム板の製造方法。
  3. 【請求項3】 固形分として石灰質原料5〜35重量
    %、珪酸質原料5〜40重量%、繊維質原料2〜8重量
    %、無機質充填材5〜40重量%、及びゲル化用石灰質
    原料2〜20重量%及びゲル化用珪酸質原料3〜25重
    量%より得られたゲルを含有してなる原料スラリーを抄
    造法により積層して成形後、得られた成形体を圧力容器
    内で水熱反応させることからなる珪酸カルシウム板の製
    造方法において、原料スラリーがポルトランドセメン
    ト、アルミナセメント及び高炉水砕スラグからなる群か
    ら選択される硬化剤を20重量%以下の量で含有し、且
    つ成形体を水熱反応させる前に、成形体を(養生温度−
    10)×養生時間=120℃・時間以上となる条件下で
    1次養生して該成形体の湿潤状態の曲げ強度を7kg/
    cm2以上且つ1次養生前の曲げ強度の1.3倍以上とす
    ることを特徴とする嵩比重0.70以下の珪酸カルシウ
    ム板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の方法により製造された嵩比重0.70以下の珪酸カル
    シウム板であって、層間剥離強度が曲げ強度の3%以上
    であることを特徴とする嵩比重0.70以下の珪酸カル
    シウム板。
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