JPH08253440A - 2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性体の製造方法 - Google Patents

2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性体の製造方法

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JPH08253440A
JPH08253440A JP7341010A JP34101095A JPH08253440A JP H08253440 A JPH08253440 A JP H08253440A JP 7341010 A JP7341010 A JP 7341010A JP 34101095 A JP34101095 A JP 34101095A JP H08253440 A JPH08253440 A JP H08253440A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 一般式3 〔R1 とR2 は互いに同一であって水素、C1〜C3アル
キル基、またはそれらが結合する炭素原子と共にC5
6シクロアルキル基を形成し、アスタリスクは対掌性
の炭素原子を示し、α及びβで示す不斉炭素原子は何れ
もRまたはS構造を有する〕のケタールの二次分割を含
む2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸
の鏡像異性体の製造方法。 【効果】 2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロ
ピオン酸の鏡像異性体を高収率で得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−(2−フルオ
ロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性体の製造
方法、特に、(R)または(S)−2−(2−フルオロ
−4−ビフェニル)プロピオン酸を、それに対応するア
ミドの誘導体を1−(4−メチルチオフェニル)−2−
アミノ−1,3−プロパンジオールまたはその誘導体を
用いて分割することによって製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】2−
(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸は、鎮
痛及び抗炎症活性を有する薬剤であり、フルビプロフェ
ン(Flurbiprofen)という国際非専売名で良く知られて
いる(メルクインデックス、第11版、第657頁、N
o.4124)。
【0003】過去の文献において、フルビプロフェンの
(S)鏡像異性体(以下、(S)−フルビプロフェンと
称す)がラセミ化合物よりも治療上の利点を示すことが
広範に述べられてきた。更に、より最近では、国際特許
出願WO9204018(PAZ製薬会社(Arzneimitt
elenwicklungsgesellschaft)GmbH)において、
(S)−フルビプロフェンが抗炎症特性を有し、またそ
の(R)鏡像異性体(以下、(R)−フルビプロフェン
と称す)は鎮痛特性を有することが記載されている。文
献にはフルビプロフェンの鏡像異性体を調製するための
幾つかの方法が述べられている。それらの中には、ジア
ステレオマー塩の分割を含む幾つかの方法も含まれてい
る。
【0004】米国特許第4,209,638号(ブーツ
(Boots)社)には、好適な溶媒中においてフルビプロ
フェンの塩を窒素有機塩基(例えば、フェニルエチルア
ミン)と共に加熱して目的とするフルビプロフェン鏡像
異性体の割合を高める方法が記載されている。この記載
された方法は、実際には、二次(II order)分割(また
は変換)にその本質とするものであって、溶液中の2種
のジアステレオマー塩の間の平衡をこれらの2種の塩の
一方を選択的に析出させることによって連続的にシフト
し、単一のジアステレオマー塩が100%の理論収率で
得られるまでこのシフトを行う(Enantiomer
s,Racemates and Resolutio
ns、ジェイ・ジャックス(J. Jacques)、エイ・コレ
ット(A.Collet)、及びエス・エィチ・ウイーレン(S.
H. Wilen)、ジョン・ウイリー・アンド・サンズ(Joh
n Wiley & Sons)編、1981年、第6章、369〜3
77頁)。しかし、プロセス条件が極めて激烈(還流温
度で数日間の加熱)で、しかも何れの場合にもラセミ化
合物から光学的に純粋な化合物を得ることはできない。
【0005】米国特許第4,973,745号(メディ
ス・ケム−ファーム・ファブリーク・プュッター(Medi
ce Chem.-Pharm. Fabrik Puetter)GmbH&Co.K
G)には、ラセミフルビプロフェンを光学的に純粋な形
のトレオ−1−(4−ニトロフェニル)−2−アミノ−
1,3−プロパンジオールと混合することによってジア
ステレオマー塩としてフルビプロフェンの鏡像異性体を
分割することが記載されている。記載された反応条件に
は、二次分割が含まれておらず、又希望する鏡像異性体
を純粋な形で得るためには結晶化を繰り返さなければな
らない。
【0006】米国特許第4,983,765号(PAZ
製薬会社(Arzneimittelenwicklungsgesellschaft)G
mbH)には、フェニルエチルアミンを分割剤として使
用することによってジアステレオマー塩を分割してフル
ビプロフェンの鏡像異性体を分離することが記載されて
いる。希望の鏡像異性体が高い光学純度で得られる場合
でも、それは二次分割でないため分割収率が低い。
【0007】欧州特許出願第0143371号及び第0
182279号(両者ともアルファケミカルズ・イタリ
アーナ(Alfa Chemicals Italiana)S.p.A.名
義)には、ラセミ酸をβ−アミノアルコール、特にS
(+)−2−アミノブタノールと反応させることによっ
て得られるジアステレオマーアミドの二次分割による
(S)−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸(ナプロキセン(Naproxen)の製造方法が記載され
ている。その後、スレーゲル(Slegel)らによって発表
された論文(Journalof Pharmaceu
tical & Biomedical Analys
is、第5巻、第7号、665〜673頁、1987
年)には、ナプロキセンやフェノプロフェン(Fenoprof
en)等の幾つかのアリールアルカノール酸のアミドを1
−(4−ニトロフェニル)−2−アミノ−1,3−プロ
パンジオールと共に使用して、薄膜クロマトグラフィー
(TLC)によってアリールアルカノール酸の鏡像異性
体を分離できることが報告されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、ラセミフルビプロフェ
ンを、トレオ−1−(4−メチルチオフェニル)−2−
アミノ−1,3−プロパンジオールの好適な誘導体のア
ミドに変換すれば、その結果として得られるジアステレ
オマー混合物を二次分割によって分離できることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち本発明は、2−(2−フルオロ−4−
ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性体を製造する方法
であって、(a) 次の一般式(1)
【0010】
【化6】
【0011】〔式中、RはC1 〜C4 アルコキシ基、ま
たは塩素若しくは臭素原子であり、アスタリスクは対掌
性の炭素原子を示す〕で表される2−(2−フルオロ−
4−ビフェニル)プロピオン酸またはその誘導体を、次
の一般式(2)
【0012】
【化7】
【0013】〔式中、R1 とR2 は互いに同一であっ
て、水素原子若しくはC1 〜C3 アルキル基を示すか、
またはそれらが結合する炭素原子と共にC5 〜C6 シク
ロアルキル基を形成し、α及びβで示す不斉炭素原子は
何れもRまたはS構造を有する〕で表されるトレオ−1
−(4−メチルチオフェニル)−2−アミノ−1,3−
プロパンジオールまたはその誘導体の光学的に純粋な立
体異性体と反応させる工程と、(b)得られたアミドの
ジアステレオマー混合物を、次の一般式(3)
【0014】
【化8】
【0015】〔式中、R1 とR2 は前述の意味を有し、
アスタリスクは対掌性の炭素原子を示し、α及びβで示
す不斉炭素原子は何れもRまたはS構造を有する〕で表
される対応するケタールの混合物に変換する工程と、
(c)式(3)のケタールの2種のジアステレオマーの
一方を選択的に結晶化し、C1 〜C4 のアルコール性溶
媒中の等モル量のアルカリ金属C1 〜C4 アルコキシド
の存在下、式(3)の2種のジアステレオマーの混合物
を加熱することによってアスタリスクによって示した炭
素原子を同時にエピ化する工程と、(d)得られたジア
ステレオマー性の純粋なケタールを酸加水分解して対応
する2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン
酸の鏡像異性体を光学的に純粋な形で得る工程とを含む
方法を提供するものである。また、本発明は、2−(2
−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性
体を製造する方法であって、上記一般式(3)で表され
るケタールの2種のジアステレオマーの一方を選択的に
結晶化する工程と、C1 〜C4 のアルコール性溶媒中の
等モル量のアルカリ金属C1 〜C4 アルコキシドの存在
下、式(3)の2種のジアステレオマーの混合物を加熱
することによってアスタリスクによって示した炭素原子
を同時にエピ化する工程とを含む方法を提供するもので
ある。更に、また本発明は、上記一般式(3)で表され
る化合物を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、一般式(3)の
ケタールのジアステレオマー混合物の二次分割から成
り、これによりフルビプロフェンの鏡像異性体を光学的
に純粋な形で得ることができる。実際、本発明方法の特
徴は、一般式(3)で表されるケタール混合物の溶液中
においてエピ化することと、これと同時に溶液中の2種
のジアステレオマー性ケタールの一方を選択的に結晶化
することにある。
【0017】このエピ化反応は、アスタリスクで示した
対掌性炭素原子、即ち、2−(2−フルオロ−4−ビフ
ェニル)プロピオン酸から誘導された炭素を選択的に含
むことは明らかである。エピ化と選択的結晶化とを同時
に行うことにより、希望するジアステレオマー性ケター
ルを得ることができ、従って、対応するフルビプロフェ
ン鏡像異性体を100%の理論収率で得ることができ
る。これに対し、従来の分割では、理論収率が50%で
あった。
【0018】更に、本発明による方法の工程(a)にお
いて使用され、一般式(2)で表される、トレオ−1−
(4−メチルチオフェニル)−2−アミノ−1,3−プ
ロパンジオール(以下、チオミカミン(Thiomicamine)
と称す)またはその誘導体の構造を変えることにより、
加水分解の後に得られるフルビプロフェンを選択するこ
とができることは明らかである。
【0019】例えば、(S,S)構造を有する、一般式
(2)で表されるトレオチオミカミンまたはその誘導体
を出発物質とし、好適なアルコール性溶媒中で処理を行
うことにより、(S,S,S)構造を有する一般式
(3)のケタールが析出し、加水分解の後、(S)−フ
ルビプロフェンが得られる。同じアルコール性溶媒を使
用した場合でも、(R,R)構造を有する、一般式
(2)で表されるトレオチオミカミンまたはその誘導体
を出発物質とすることにより、(R,R,R)構造を有
する一般式(3)のケタールが析出し、加水分解の後、
(R)−フルビプロフェンが同じ様にして得られる。
【0020】本発明による方法の各工程におけるパラメ
ータと特徴的な面を以下に説明する。工程(a) この工程は、一般式(1)を一般式(2)と反応させる
ことから成る。
【0021】出発化合物としては、一般式(1)で表さ
れる、2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオ
ン酸(フルビプロフェン)またはその誘導体のラセミ混
合物だけでなく、2種の鏡像異性体の何れかに富んだ混
合物であってもよく、特にラセミ混合物を出発化合物し
て使用することが好ましい。
【0022】一般式(1)の任意的な誘導体は、2−
(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸(フル
ビプロフェン)自体から、エステルまたはアシルハロゲ
ン化物を調製するための慣用の方法によって調製され
る。
【0023】Rが塩素原子、またはメトキシ若しくはブ
トキシ基である式(1)の誘導体を出発化合物として使
用することが好ましい。
【0024】Rが塩素原子である式(1)の誘導体とし
ては、例えば、好適な溶媒中で、かつ触媒量のN,N−
ジメチルフォルムアミドの存在下における塩化チオニル
との反応により、2−(2−フルオロ−4−ビフェニ
ル)プロピオン酸からその場で調製でき、また有利であ
る。又、Rがメトキシ若しくはブトキシ基である式
(1)の誘導体としては、好適な溶媒中で、かつ触媒量
の鉱酸(例えば、硫酸)の存在下における対応するアル
コールとの反応によりその場で調製でき、また有利であ
る。得られた一般式(1)の誘導体は、単離や精製を行
うことなく、一般式(2)で表される、トレオチオミカ
ミンまたはその誘導体と直接反応させればよい。一般式
(2)で表される化合物は、トレオチオミカミンを使用
するのが好ましく、一般式(2)で表されるトレオチオ
ミカミンまたはその誘導体の鏡像異性体の両方、即ち、
(S,S)構造を有する鏡像異性体と(R,R)構造を
有する鏡像異性体の両方を使用できる。使用する鏡像異
性体は、得たいと希望するフルビプロフェンの鏡像異性
体に従って選択する。
【0025】一般式(2)で表されるトレオチオミカミ
ンまたはその誘導体との反応は、アミドを調製するため
の慣用の方法に従って行うことができる。例えば、一般
式(1)(R=C1 〜C4 アルコキシ)のエステルを出
発化合物として使用し、C1 〜C4 アルコール性溶媒中
において、触媒量のアルカリ金属C1 〜C4 アルコキシ
ドの存在下、好適な溶媒中において加熱することによっ
て反応させればよい。
【0026】アルカリ金属C1 〜C4 アルコキシドとし
ては、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
ナトリウムn−ブトキシド、及びカリウムt−ブトキシ
ドが挙げられる。
【0027】C1 〜C4 アルコール性溶媒としては、メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ヒドロキシ
−2−メチルプロパン及び1−ヒドロキシ−1,1−ジ
メチルエタンが挙げられる。このうち、ナトリウムメト
キシドのメタノール溶液を使用するのが好ましい。
【0028】一方、一般式(1)(R=塩素または臭
素)のアシルハロゲン化物を使用した場合、好適な有機
溶媒中において第三級アミン、好ましくはトリエチルア
ミンの存在下でトレオチオミカミンと反応させればよ
い。
【0029】上記のように、一般式(1)で表される、
フルビプロフェンまたは誘導体のラセミ混合物を出発物
質とし、上記した方法でトレオチオミカミンまたはその
誘導体(2)と反応させ、フルビプロフェンの2種の対
応するジアステレオマーアミドを実質的に1:1の混合
物として得る。
【0030】一般式(2)で表されるトレオチオミカミ
ンとオキサゾリジンは、例えば、欧州特許出願第013
0633号(ザンボン(Zambon)S.p.A.)に記載
されているように既知の化合物である。
【0031】工程(b) この工程は、前工程で得られたアミドのジアステレオマ
ー混合物を、一般式(3)で表されるケタールの対応す
る混合物に変換する工程から成る。
【0032】変換は、ケタール化またはケタール化に続
いて行うオキサゾリジン環の公知の開環方法に従って行
うことができる。実際には、トレオチオミカミンとの反
応によって得られるアミドの場合、対応するケタールへ
の変換は、例えば、式R1COR2 (R1 とR2 は前述
の意味を有する)によって表されるケトンとの反応によ
る直接的なケタール化によって行うことができる。
【0033】そのような反応は、例えば、触媒量の鉱酸
を使用し、脱水剤の存在下、またはその他の水分除去
(共沸蒸留)のための通常の条件下で、慣用のケタール
化技法によって行われる。該ケタール化反応としてはト
リエチルオルトギ酸と触媒量の硫酸の存在下で行うのが
好ましく、ケタール化剤としてはアセトンを使用してR
1 とR2 がメチル基である一般式(2)のケタールを得
ることがより好ましい。
【0034】一般式(2)のトレオチオミカミンの誘導
体との反応によって得られるアミドの場合、一般式
(3)で表される対応するケタールへの変換は、酸を用
いた簡単な処理により、単一の工程でのオキサゾリジン
環の開環とこれに引き続くケタール化によって行えばよ
い。
【0035】一般式(3)のケタールは新規化合物であ
り、本発明が更に目的とするものである。一般式(3)
で表される好適な化合物は、R1 とR2 が共にメチル基
である化合物である。更に、一般式(3)の化合物は、
本発明の方法の特徴の一つとなっている。
【0036】それらの独自性は、我々の知る限り、本発
明による二次の分割を生じさせるフルビプロフェンのア
ミドの唯一の例であることによって示されている。事
実、トレオチオミカミンとの直接反応によって得たケタ
ール化してないアミドのジアステレオマー混合物、また
は、例えば2−アミノブタノール等のβ−アミノアルコ
ールとの反応によって得たアミドについて、既に述べた
欧州特許出願第0143371号及び第0182279
号に記載されたナプロキセンを分割するための方法に従
って二次分割を試みたが、何れの場合にもジアステレオ
マー純度が著しく増加した生成物は得られなかった。
【0037】工程(c) この工程は、一般式(3)で表されるケタールの2種の
ジアステレオマーの一方を選択的に結晶化し、C1 〜C
4 アルコール性溶媒中の等モル量のアルカリ金属C1
4 アルコキシドの存在下、一般式(3)の2種のジア
ステレオマーの混合物を加熱することによってアスタリ
スクによって示した炭素原子を同時にエピ化する工程か
ら成る。既に強調したように、この工程は、二次の分割
を含み、本発明によるフルビプロフェン鏡像異性体を製
造するための全体的な方法の特徴的な部分を構成する。
従って、本発明の好適な目的の一つである。
【0038】この工程の特徴は、一般式(3)によって
表されるケタールの2種のジアステレオマーの一方を選
択的に結晶化するのに加え、その場でエピ化も行い、必
要とされるジアステレオマーの理論収率を、出発混合物
に存在する2種のジアステレオマーの総量に対して10
0%にすることである。エピ化が、同じ場所で、即ち同
一の結晶化環境で生じることは強調に値することであ
る。実際面から見ると、これは著しい利点をもたらす。
何故なら、選択的結晶化とエピ化が同時に起き、その結
果得られる最終的に分離される生成物は、希望するジア
ステレオマーだけであるからである。実際に、本発明に
よる二次分割の収率は常に75〜80%よりも高い。
【0039】アルカリ金属C1 〜C4 アルコキシドの具
体例としては、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、ナトリウムn−ブトキシド、及びカリウムt−
ブトキシドが挙げられる。
【0040】C1 〜C4 アルコール性溶媒の具体例とし
ては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン及び1−ヒドロキシ−
1,1−ジメチルエタンが挙げられる。このうち、ナト
リウムメトキシド(メタノール溶液の形で)のイソプロ
パノール溶液を使用するのが好ましい。
【0041】本発明による選択的結晶化及びエピ化の工
程の好ましい実施例は以下のとおりである。メタノール
溶液中に等モル量のナトリウムメトキシドを溶解したも
のを、R1とR2 がメチル基である一般式(3)のジア
ステレオマーケタールの1:1混合物を含む溶液に温か
い状態で加える。温かい状態を何時間か維持した後、何
時間かかけて室温までゆっくり冷却する。冷却段階の
間、一般式(3)のケタールの純粋なジアステレオマー
の自然に生じる析出を濾過により分離して観察する。
【0042】工程(d) この工程では、一般式(3)のジアステレオマーの純粋
なケータルを酸加水分解して対応する2−(2−フルオ
ロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性体を光学
的に純粋な形で得る。酸加水分解は、好適な溶媒に溶解
した濃鉱酸を用いた温かい状態の処理で行い、加水分解
は、熱い酢酸に溶解した濃塩酸を用いて行うのが好まし
い。また、50℃〜75℃の温度で、3〜5Mの塩酸の
酢酸溶液を用いて加水分解を行うことがより好ましい。
本発明の方法による加水分解の条件により、希望するフ
ルビプロフェン鏡像異性体を、前の工程での分割によっ
て得られた一般式(3)のケタールの鏡像異性体と同じ
純度で得られることは強調に値する。
【0043】これは、実際面からみて極めて重要なこと
である。何故なら、加水分解を行う条件はしばしばラセ
ミ化の条件でもあって、その結果、最終生成物の光学純
度が完全にまたは部分的に消失することが知られている
からである。
【0044】
【発明の効果】本発明の方法は、工業的な観点から見て
幾つかの利点を有する。既に強調したその利点の内の代
表的なものは、高収率、産業上の利用の容易性、及び多
機能性である。本発明の方法は、フルビプロフェン鏡像
異性体を分割するための他の既知の方法と大きく異な
る。特に、高収率と産業上の利用の容易性を達成できる
最大の要因は、工程(c)の実施条件である。実際に、
既に強調したように、エピ化は、同じ場所で、即ち、同
じ結晶化環境で生じる。実際面から見て、これは顕著な
利点を伴う。何故なら、選択的な結晶化とエピ化が同時
に生じ、結果として得られる最終的には分離される生成
物は、希望のジアステレオマーのみで、これが純粋な形
で100%の理論収率で得られるからである。更に、一
般式(3)のジアステレオマーの純粋な化合物を加水分
解することにより、既に光学的に純粋で更なる精製を必
要としないフルビプロフェン鏡像異性体が産生される。
【0045】
【実施例】以下、本発明を、実施例により更に具体的に
説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限す
るものではない。
【0046】実施例1 (RS)−2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロ
ピオン酸メチルエステルの調製 磁気攪拌機、温度計及び還流フローレンスフラスコを備
えた250cm3 の反応器に、トルエン(78g)、
(RS)−2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロ
ピオン酸(100g、0.41モル)、メタノール(6
6g)及び96%硫酸(1g、0.01モル)を窒素雰
囲気下、室温で加えた。混合物を約3時間メタノール還
流温度に保ち、その後室温まで冷却した。5%のNaO
Hを用いてアルカリ性とした後、相分離した。脱ミネラ
ル水(200g)を用いて有機相を中和した。真空状態
で残渣となるまで蒸発させた後、得られた濃い油を温か
い温度(50〜60℃)でイソプロパノール(40g)
を用いて取り出した。室温で冷却して沈澱を生じさせ、
これを45℃で一夜かけて真空下で乾燥し、標記の(R
S)−2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオ
ン酸メチルエステルを得た(68g、収率64%)。
【0047】m.p.50〜52℃1 H−NMR(CDCl3 ,300MHz):δ(pp
m):153(d,3H,J=7.2Hz);3.70
(s,3H);3.75(q,1H,J=7.2H
z);7.10〜7.60(m,8H)
【0048】実施例2 N−〔(2S,3S)−2−〔1,3−ジヒドロキシ−
3−(4−メチルチオフェニル)プロピル〕−2(R
S)−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオンア
ミドの調製
【0049】磁気攪拌機、温度計及び還流フローレンス
フラスコを備えた250cm3 の反応器に、トルエン
(150g)、実施例1に記載した方法で調製した(R
S)−2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオ
ン酸メチルエステル(50g、0.19モル)、(1
S,2S)−1−(4−メチルチオフェニル)−2−ア
ミノ−1,3−プロパンジオール(48.6g)及び3
0%メタノールに溶解したナトリウムメトキシド(7
g、0.038モル)を窒素雰囲気下、室温で加えた。
メタノールを留出させながら反応混合物を約5時間、8
5℃に保ち、その後、室温まで冷却し、脱ミネラル水
(300g)中に注いだ。96%のH2 SO4 を用いて
酸性化し、相分離した後、脱ミネラル水(100g)を
更に用いて有機相を取り出し、真空状態で残渣となるま
で蒸発させた。得られた粗生成物であるN−〔(2S,
3S)−2−〔1,3−ジヒドロキシ−3−(4−メチ
ルチオフェニル)プロピル〕−2(RS)−(2−フル
オロ−4−ビフェニル)プロピオンアミド(207g)
を精製を更に行うことなく次の工程で使用した。
【0050】実施例3 N−〔(2S,3S)−2−〔1,3−ジヒドロキシ−
3−(4−メチルチオフェニル)プロピル〕−2(R
S)−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオンア
ミドの調製 磁気攪拌機、温度計及び還流コンデンサを備えた250
cm3 の反応器に、塩化メチレン(78g)、N,N−
ジメチルフォルムアミド(0.38g、0.005モ
ル)及び(RS)−2−(2−フルオロ−4−ビフェニ
ル)プロピオン酸(40g、0.16モル)を窒素雰囲
気下、室温で加えた。同じ温度で、塩化チオニル(2
1.4g、0.18モル)を約15分で加えた。3.5
時間後、溶媒と揮発性残渣を減圧下で除去した。得られ
た油状残渣を塩化メチレン(78g)を用いて取り出し
た(溶液A)。磁気攪拌機、温度計及び溶液Aを含む滴
下漏斗を備えた第2の500cm3 無水反応器に、塩化
メチル(47g)、トリエチルアミン(24.8g、
0.25モル)及び(1S,2S)−1−(4−メチル
チオフェニル)−2−アミノ−1,3−プロパンジオー
ル(35g、0.16モル)を窒素雰囲気下、室温で加
えた。混合物を15℃で冷却し、約60分かけて、溶液
Aを滴下した。約30分後、脱ミネラル水(200g)
と5Mの塩酸(25g)を同じ温度で加えた。相分離
し、塩化メチレン(40g)を用いて水性相を取り出し
た。回収した有機相を重曹(50g)の8%水溶液を用
いて中和し、真空下で残渣となるまで蒸発を行い、粗生
成物であるN−〔(2S,3S)−2−〔1,3−ジヒ
ドロキシ−3−(4−メチルチオフェニル)プロピル〕
−2(RS)−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロ
ピオンアミド(74.3g)を得た。この生成物を精製
を更に行うことなく次の工程で使用した。純粋な分析サ
ンプルを下記のm.p.と 1H−NMRによって特性化
した。
【0051】m.p.112〜116℃1 H−NMR(CDCl3 +D2 O,300MHz):
δ(ppm):1.4(d,3H,J=7.1);2.
3(s,3H);3.5(q,1H,J=7.1);
3.72(dd,1H,J=11.2 J=4.9);
3.77(dd,1H,J=11.2 J=5.2
5);4.04(dddd,1H,J=8.18J=
4.9 J=5.25 J=3.05);4.93
(d,1H,J=3.05);6.2(d,1H,J=
8.18);6.9−7.6(m,12H)
【0052】実施例4 N−〔(2S,3S)−2−〔1,3−ジヒドロキシ−
3−(4−メチルチオフェニル)プロピル〕−2(R
S)−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオンア
ミドの調製 磁気攪拌機、温度計及び還流フローレンスフラスコを備
えた250cm3 の反応器に、トルエン(100g)、
nブタノール(9.1g、0.123モル)、(RS)
−2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸
(20g、0.082モル)、及び96%硫酸(0.4
2g、0.0041モル)を窒素雰囲気下、室温で加え
た。約2mlの水分を留出させながら反応混合物を1.
5時間、115℃に保った。反応の最後に、溶媒(25
ml)を大気圧で留出して、トルエンのみを反応溶媒と
した。15℃に冷却した後、メタノール中の30%ナト
リウムメトキシド(3.68g、0.094モル)溶液
と(1S,2S)−1−(4−メチルチオフェニル)−
2−アミノ−1,3−プロパンジオール(19.2g、
0.094モル)を加えた。混合物を3.5時間還流
(110℃)下に置き、実施例2に記載した手順に従っ
て粗生成物であるN−〔(2S,3S)−2−〔1,3
−ジヒドロキシ−3−(4−メチルチオフェニル)プロ
ピル〕−2(RS)−(2−フルオロ−4−ビフェニ
ル)プロピオンアミドを分離した。
【0053】実施例5 (4S,5S)−2,2−ジメチル−4−(4−メチル
チオフェニル)−5−N−〔(2RS)−2−(2−フ
ルオロ−4−ビフェニル)プロピオンアミド〕−1,3
−ジオキサンの調製 磁気攪拌機、温度計及び還流コンデンサを備えた500
cm3 の反応器に、アセトン(230g)、実施例2、
3または4に記載した方法で調製した粗生成物であるN
−〔(2S,3S)−2−〔1,3−ジヒドロキシ−3
−(4−メチルチオフェニル)プロピル〕−2(RS)
−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオンアミド
(83.4g、0.19モル)及び96%硫酸(1g、
0.01モル)を窒素雰囲気下、室温で加え、引続き同
じ温度でトリエチルオルトギ酸(70.3g、0.47
モル)を約30分加えた。約14時間の攪拌により、揮
発性残渣を真空下で除去し、油状の残渣をトルエン(5
00g)を用いて取り出した。次いで、8%の重曹(3
0g)と脱ミネラル水(100g)を加えた。脱ミネラ
ル水(100g)を用いて有機相を取り出すことによ
り、相分離した。得られた有機溶液を真空下で残渣とな
るまで蒸発を行い、粗生成物である(4S,5S)−
2,2−ジメチル−4−(4−メチルチオフェニル)−
5−N−〔(2RS)−2−(2−フルオロ−4−ビフ
ェニル)プロピオンアミド〕−1,3−ジオキサン(9
5g)を得た。この生成物を精製を更に行うことなく次
の工程で使用した。
【0054】実施例6 (4S,5S)−2,2−ジメチル−4−(4−メチル
チオフェニル)−5−N−〔(2S)−2−(2−フル
オロ−4−ビフェニル)プロピオンアミド〕−1,3−
ジオキサンの調製 磁気攪拌機、温度計、還流コンデンサ、及び滴下漏斗を
備えた500cm3 の反応器に、イソプロパノール(3
9g)、及び実施例5に記載した方法で調製した粗生成
物である(4S,5S)−2,2−ジメチル−4−(4
−メチルチオフェニル)−5−N−〔(2RS)−2−
(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオンアミド〕
−1,3−ジオキサン(114g)を窒素雰囲気下、室
温で加えた。その不均質な混合物を攪拌しながら70℃
で加熱し、溶液を得た。この温度で、メタノール中の3
0%ナトリウムメトキシド(4.5g)溶液を加えた。
反応混合物を2時間同じ温度に維持し、約3時間かけて
約55℃まで冷却した。この温度で、析出が自然に始ま
り、約6℃/時間の割合で冷却を継続した。温度が5℃
に達した直後、脱ミネラル水(1g)を加え、温度を2
0℃にした。析出物を濾過し、イソプロパノール(2×
4g)を使用して取り出した。オーブン内において真空
下60℃で一晩乾燥し、(4S,5S)−2,2−ジメ
チル−4−(4−メチルチオフェニル)−5−N−
〔(2S)−2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プ
ロピオンアミド〕−1,3−ジオキサン(88g、収率
76%(出発物質であるラセミ粗生成物の100%滴定
濃度に等しいと仮定して計算)を得た。
【0055】m.p.132〜137℃ 〔α〕D 25=+104°(c=1.0;CHCl3 1 H−NMR(CDCl3 ,300MHz):1.34
(d,3H,J=7.16);1.43(s,3H);
1.51(s,3H,J=7.1);2.3(s,3
H);3.44(q,1H,J=7.16);3.83
(dd,1H,J=12.21 J=1.87);4.
19(ddd,1H,J=9.24 J=1.68 J
=1.68 J=1.87);4.21(dd,1H,
J=12.21 J=1.68);5.08(d,1
H,J=1.68);6.03(d,1H,J=9.2
4);6.7−7.6(m,12H)
【0056】実施例7 2(S)−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオ
ン酸の調製 磁気攪拌機、温度計及び還流コンデンサを備えた100
cm3 の反応器に、氷酢酸(10.5g)、5Mの塩酸
(14g、0.063モル)、及び実施例6に記載した
方法で調製した(4S,5S)−2,2−ジメチル−4
−(4−メチルチオフェニル)−5−N−〔(2S)−
2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオンアミ
ド〕−1,3−ジオキサン(10g、0.021モル)
を窒素雰囲気下、室温で加えた。その不均質な混合物を
攪拌しながら70℃で2時間加熱し、透明で均質な溶液
を得た。30℃に冷却した後、光学的に純粋な2(S)
−(2−フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の小
さなシードを加えた。析出後、15℃になるまで冷却を
継続し、固形物を濾過して、脱ミネラル水(3×10
g)を用いて洗浄した。得られた湿った固形物をオーブ
ン内で真空下55℃で6時間乾燥して2(S)−(2−
フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸(3.56
g、収率65%(出発物質であるラセミ粗生成物の10
0%滴定濃度に等しいと仮定して計算)を得た。
【0057】HPLC滴定値94%(純度99%) e.e.(HPLC)98% 〔α〕D 25=+44.6°(c=1.03;CHC
3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 263/06 C07D 263/06 C07M 7:00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−(2−フルオロ−4−ビフェニル)
    プロピオン酸の鏡像異性体を製造する方法であって、
    (a) 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、RはC1 〜C4 アルコキシ基、または塩素若し
    くは臭素原子であり、アスタリスクは対掌性の炭素原子
    を示す〕で表される2−(2−フルオロ−4−ビフェニ
    ル)プロピオン酸またはその誘導体を、次の一般式
    (2) 【化2】 〔式中、R1 とR2 は互いに同一であって、水素原子若
    しくはC1 〜C3 アルキル基を示すか、またはそれらが
    結合する炭素原子と共にC5 〜C6 シクロアルキル基を
    形成し、α及びβで示す不斉炭素原子は何れもRまたは
    S構造を有する〕で表されるトレオ−1−(4−メチル
    チオフェニル)−2−アミノ−1,3−プロパンジオー
    ルまたはその誘導体の光学的に純粋な立体異性体と反応
    させる工程と、(b)得られたアミドのジアステレオマ
    ー混合物を、次の一般式(3) 【化3】 〔式中、R1 とR2 は前述の意味を有し、アスタリスク
    は対掌性の炭素原子を示し、α及びβで示す不斉炭素原
    子は何れもRまたはS構造を有する〕で表される対応す
    るケタールの混合物に変換する工程と、(c)式(3)
    のケタールの2種のジアステレオマーの一方を選択的に
    結晶化し、C1 〜C4 のアルコール性溶媒中の等モル量
    のアルカリ金属C1 〜C4 アルコキシドの存在下、式
    (3)の2種のジアステレオマーの混合物を加熱するこ
    とによってアスタリスクによって示した炭素原子を同時
    にエピ化する工程と、(d)得られたジアステレオマー
    性の純粋なケタールを酸加水分解して対応する2−(2
    −フルオロ−4−ビフェニル)プロピオン酸の鏡像異性
    体を光学的に純粋な形で得る工程とを含む方法。
  2. 【請求項2】 2−(2−フルオロ−4ビフェニル)プ
    ロピオン酸または式(1)の化合物のラセミ混合物の形
    態のものを出発物質として工程(a)を行う、請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rが塩素原子またはメトキシ若しくはブ
    トキシ基である式(1)の化合物を出発物質として工程
    (a)を行う、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)において、トレオ−1−(4
    −メチルチオフェニル)−2−アミノ−1,3−プロパ
    ンジオールの光学的に純粋な立体異性体を使用する、請
    求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 互いに同じであるR1 とR2 がメチル基
    である式(3)のケタールを工程(c)で使用する、請
    求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 アルカリ金属C1 〜C4 アルコキシド
    が、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナ
    トリウムn−ブトキシド、及びカリウムt−ブトキシド
    から選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 C1 〜C4 アルコール性溶媒が、メタノ
    ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
    1−ブタノール、2−ブタノール、1−ヒドロキシ−2
    −メチルプロパン及び1−ヒドロキシ−1,1−ジメチ
    ルエタンから選択される、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 イソプロパノールに溶解したナトリウム
    メトキシドを工程(c)において使用する、請求項1に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(d)において、温酢酸中に溶解し
    た濃塩酸を用いて加水分解を行う、請求項1に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 2−(2−フルオロ−4−ビフェニ
    ル)プロピオン酸の鏡像異性体を製造する方法であっ
    て、次の一般式(3) 【化4】 〔式中、R1 とR2 は互いに同一であって、水素原子若
    しくはC1 〜C3 アルキル基を示すか、またはそれらが
    結合する炭素原子と共にC5 〜C6 シクロアルキル基を
    形成し、アスタリスクは対掌性の炭素原子を示し、α及
    びβで示す不斉炭素原子は何れもRまたはS構造を有す
    る〕で表されるケタールの2種のジアステレオマーの一
    方を選択的に結晶化する工程と、 C1 〜C4 のアルコール性溶媒中の等モル量のアルカリ
    金属C1 〜C4 アルコキシドの存在下、式(3)の2種
    のジアステレオマーの混合物を加熱することによってア
    スタリスクによって示した炭素原子を同時にエピ化する
    工程とを含む方法。
  11. 【請求項11】 互いに同じであるR1 とR2 がメチル
    基である式(3)のケタールを使用する、請求項10に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 アルカリ金属C1 〜C4 アルコキシド
    が、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナ
    トリウムn−ブトキシド、及びカリウムt−ブトキシド
    から選択される、請求項10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 C1 〜C4 アルコール性溶媒が、メタ
    ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
    ル、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ヒドロキシ
    −2−メチルプロパン及び1−ヒドロキシ−1,1−ジ
    メチルエタンから選択される、請求項10に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 イソプロパノールに溶解したナトリウ
    ムメトキシドを使用する、請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】 次の一般式(3) 【化5】 〔式中、R1 とR2 は互いに同一であって、水素原子若
    しくはC1 〜C3 アルキル基を示すか、またはそれらが
    結合する炭素原子と共にC5 〜C6 シクロアルキル基を
    形成し、アスタリスクは対掌性の炭素原子を示し、α及
    びβで示す不斉炭素原子は何れもRまたはS構造を有す
    る〕で表される化合物。
  16. 【請求項16】 互いに同じであるR1 とR2 がメチル
    基である、請求項15に記載の化合物。
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