JPH0825466B2 - コントロールバルブにおけるバルブシャフトの構造 - Google Patents

コントロールバルブにおけるバルブシャフトの構造

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JPH0825466B2
JPH0825466B2 JP63043852A JP4385288A JPH0825466B2 JP H0825466 B2 JPH0825466 B2 JP H0825466B2 JP 63043852 A JP63043852 A JP 63043852A JP 4385288 A JP4385288 A JP 4385288A JP H0825466 B2 JPH0825466 B2 JP H0825466B2
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groove
grooves
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cutter
valve
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耕 内田
良 三好
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばパワーステアリングに用いられる
コントロールバルブにおけるバルブシャフトの構造に関
し、特に、バルブシャフトの溝の形状を格別に設定する
ことによって、強度に優れ且つ工作を簡略にする。
〔従来の技術〕
従来この種のバルブシャフトとしては、例えば特願昭
61−228456号に記載された第5図に示すようなものがあ
る。この第5図に示すバルブシャフトSの構造は、図示
しないトーションバーが貫通しているドレン孔5が中心
に開設されるとともに、外周面に4種類で1組をなす溝
が軸方向に沿って形成されている。1が第1の溝であっ
て、パワーステアリングポンプからの供給液圧を受け入
れ且つパワーシリンダに向けて送り出す溝であり、2が
第2の溝であって、左右いずれか一方への転舵時にパワ
ーシリンダからの戻り液を受け入れてドレン孔5に戻す
溝であり、3が第3の溝であって、左右のうち前記とは
他方への転舵時にパワーシリンダからの戻り液を受け入
れてドレン孔5に戻す溝であり、4が第4の溝であっ
て、車速に応じてパワーシリンダに供給する液圧を調整
するコントローラからの戻り液を受け入れてドレン孔5
に戻す溝である。6は、溝4とドレン孔5を連通する連
通孔である。第5図では、この第1〜4の溝と連通孔6
の組を3組形成している。
かかる各溝1〜4の形成は、図示する3種類のカッタ
を用いて切削してなすか、あるいは2種類のカッタで角
度を変えて切削してなす。即ち、溝1,4は先端の切削刃
が断面四角形をなすカッタA、溝2は先端の切削刃が一
側において斜めになった断面台形をなすカッタB、溝3
は先端の切削刃が他側において斜めになった断面台形を
なすカッタCを夫々用い、これらカッタをバルブシャフ
トSの軸方向に相対移動させて切削するか、溝2,3は先
端の切削刃が断面四角形をなすカッタにて一度同様に切
削し後、カッタの角度を変えて斜めになった側壁を形成
するよう同様に切削する。
〔発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のバルブシャフトSにあって
は、各溝1〜4を切削するために3種類のカッタA,B,C
が必要になるばかりか、各溝1〜4を断面円形のバルシ
ャフトSの中心に向けて切削するため、12個所の各溝を
切削するためにはカッタの切削方向を求心方向に合計12
回設定しなければならない。また2種類のカッタで切削
するにしても、12個所中6個所の溝では夫々2回の切削
が必要であり、合計18回の切削工程を必要とする。この
ため、従来のバルブシャフトの製造には設備費と工数と
が嵩むという問題点がある。
また、各溝1〜4は前記の通り求心方向に切削されて
いるため、溝1と溝2との間の断面凸部7と、溝1と溝
3との間の断面凸部8は、バルブシャフトS外周面にお
ける幅よりも溝底部における幅のほうが狭くなって構成
されている。このため前記断面凸部7,8の強度を充分に
するためにはバルブシャフトS全体の寸法を所定の大き
さに維持する必要があって、これを充分に小型化するこ
とは困難であるという問題点もあった。
そこで、これらの問題点を解決するために、発明者ら
は第3,4図に示すバルブシャフトSを発明して、3つの
刃を持つカッタDと2つの刃を持つカッタEとを用いて
各溝1〜4を切削することを案出して1回に複数の溝を
切削できるようにした。しかし、第3図の場合において
は各溝1〜4とも2回の切削が必要であり、また第4図
の場合においては2つの溝2,3を2回切削する必要があ
る他、いずれの場合もカッタD,Eが大型になり、結局設
備費と工数とが嵩むという問題点があるため、この第3,
4図を案を採用し得なかった。
かくして、前記従来の技術においては、バルブシャフ
ト製造における設備費と工数とを低下させ、且つバルブ
シャフトの小型化を図ることは未解決の課題であった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のバルブシャフトは、外周の第1の溝を、対
向し且つ相互に平行をなす両側壁と、両側壁と直角な面
をなす底とにより、横断面略四角形に形成するととも
に、前記第1の溝の両側に夫々隣合い且つ第1の溝に対
して相互に平行な第2及び第3の溝を、第1の溝の側壁
と平行をなす一方の側壁と、第1の溝の底と平行をなす
他方の側壁とにより、横断面略三角形に夫々形成してい
る。
〔作用〕
第2,3の溝をなす各面が第1の溝をなす面にいずれも
平行をなしているため、第1〜第3の溝を、同一のカッ
タにより且つカッタの切削方向を同一にしたまま切削す
ることができる。このためカッタの数と切削方向の設定
回数とを減少することができる。
また、カッタの切削方向を同一にしたまま第1〜第3
の溝を切削できるために、溝の間に形成される凸部の幅
が、バルブシャフト外周部と溝の底部とのいずれにおい
ても同一となるから、前記凸部の強度が大きくなる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の第1の実施例を示す図である。こ
のバルブシャフトSは、第1の溝1、第2の溝2、第3
の溝3、第4の溝4からなる溝の組を3組備え、さらに
ドレン孔5及び連通孔6も備えている点においては、第
5図の前記従来技術と同一である。
この実施例では、さらに溝1〜3を次のように構成し
ている。即ち、第1の溝1を、対向し且つ相互に平行を
なす両側壁1a,1bと、これら両側壁と直角な面をなす底1
cとにより、横断面略四角形に形成している。略四角形
としたのは、前記両側壁1a,1bと底1cとは横断面におい
て直線に表れるが、他の1辺はバルブシャフトSの外周
の円弧が表れるために、正確には四角形ではないからで
ある。かかる溝1は、幅方向の中心線CLがバルブシャフ
トSの径方向と一致し、従って底1cの面が中心線CLと直
交する。
溝2,3は、溝1の側壁1a,1bと平行をなす一方の側壁2
a,3aと、溝1の底1cと平行をなす他方の側壁2b,3bとに
より、横断面略三角形に形成される。略三角形としたの
は、溝1の場合と同様に側壁2a,2b,3a,3bは横断面にお
いて直線に表れるが、他の一辺はバルブシャフトSの外
周の円弧が表れるために、正確な三角形にならないから
である。
溝4は、横断面の形状は溝1と同一であって、その幅
方向の中心線CLも溝1と同じくバルブシャフトSの径方
向と一致する。
このバルブシャフトSには前記の溝1〜4の組が図示
するX,Y,Zと3組形成されていて、これがバルブボディ
に内嵌されて前記従来技術と同じくパワーステアリング
の作動液をコントロールする。
次に前記溝1〜4の切削方向について説明する。Xの
組を構成する溝1〜4を切削する場合には、溝1〜3を
1つのカッタFで順次切削する。溝1〜3の中で切削す
る順序は何れでもよいが、ここでは溝1から切削するも
のとする。なお、以下の動作はカッタF,Gとバルブシャ
フトSとの相対的な動作である。従って以下の説明では
バルブシャフトSに対してカッタを移動させることを説
明するが、逆にカッタに対してバルブシャフトSを移動
させるものであってもよいことは勿論である。
はじめに、カッタFの中心線をバルブシャフトSの中
心に向け(即ち切削予定の溝1の中心線CLに合わせ)同
方向にカッタFを順次前進させて溝1を切削する。カッ
タFは先端が左右において直角をなしたものを用いるこ
とにより、前記形状の溝1を切削してその側壁1a,1b及
び底1cを形成することができる。
溝1の切削が終了したときには、カッタFを姿勢(即
ちバルブシャフトS中心に対する向き)はそのままにし
て後退させ、さらに姿勢をそのままにして位置のみを溝
2の切削予定位置に移動させ、この状態で溝1を切削し
たときと平行にカッタFを前進させる。これにより溝2
が切削される。このときにはカッタFの中心線はバルブ
シャフトSの中心を通っていないから溝2は幅方向に対
称にならず、図示するように直角なV字状の溝になる。
さらにカッタFを姿勢はそのままにして溝3の切削予
定位置に移動させて溝3を同様に切削する。溝2,3は溝
1に対して同一の距離にあるため、溝1を中心として対
称に形成される。
溝4はカッタGによって溝1と同様に切削するが、溝
4の形状が溝1と同一であれば、カッタGを使用するこ
となく前記カッタFにより切削してもよい。この溝4の
切削は、溝1の場合と同様にカッタGの中心線をバルブ
シャフトSの中心に向けて前進させることにより行う。
溝1〜3の切削と溝4の切削はいずれが先になってもよ
い。
かくして組Xにおける溝1〜4の切削を行うが、溝1
〜3と溝4との何れか一方を各組X,Y,Zにおいて先に切
削し、他方を後に切削することも可能である。例えば、
各組の溝1〜3を先に切削して、残った3つの溝4をそ
の後に切削するようにしてもよい。
かくして溝1〜4が切削されると、隣合う溝の間に形
成される凸部は、その先端と基端の幅が同一又は基端の
幅が広くなっているため、この凸部の強度が充分に確保
されるし、切削に用いるカッタも1又は2個で足りる。
さらに、溝1〜4を切削するカッタのバルブシャフト
Sに対する角度の設定は次の通りとなる。即ち、溝1〜
4を1つのカッタFで切削する場合には、60度ピッチで
6回設定することになり、また溝1〜3をカッタFで切
削し且つ溝4をカッタGで切削する場合には、カッタF
を120度ピッチで3回設定し、カッタGも120ピッチで3
回設定することになる。このように1つのカッタFのみ
で切削する場合にも、また両カッタF,Gで切削する場合
にも、カッタの角度設定は6回で足りる。
第2図は、第1図のバルブシャフトSに外嵌されるバ
ルブボディの横断面図である。このバルブボディの内周
面には、溝11,12,13,14の組が3組形成されて、公知の
ように前記バルブシャフトSの各溝1〜4との間で液の
流通をコントロールする。またこれらの溝11〜14と、溝
が形成されないバルブボディ内周面とは、符号を付して
いない径方向の貫通孔を介して外部の各液圧機器に連結
されている。
図示の例では、各溝11〜14のうち溝12,14は幅が広く
且つ同一で、溝11,13は幅が狭く且つ同一になってお
り、さらに幅の広い溝と狭い溝とが、バルブボディの中
心を介して対称の位置にある。このため、これらの12個
の溝を切削するためには、幅の広いカッタHと幅の狭い
カッタIとを180度の向きに設定した状態で図示しない
工具に取付けて切削加工をする。これによって1回の加
工により同時に2つの溝を切削することができるから、
6回の加工によって12個の各溝を切削することが可能に
なる。
なお、第2図のバルブボディは、第1図のバルブシャ
フトSに組み合わされるバルブボディの一例であるか
ら、第1図のバルブシャフトSには他のバルブボディが
外嵌されるものであってもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、第2,第3の
溝をなす各面が第1の溝をなす面にいずれも平行をなし
ているため、第1〜第3の溝を、同一のカッタにより且
つカッタの切削方向を同一にしたまま切削することがで
きる。このためカッタの数と切削方向の設定回数とを減
少することができるから、バルブシャフト製造の設備費
と工数とを低減することができるという効果がある。
また、カッタの切削方向を同一にしたまま第1〜第3
の溝を切削できるために、これらの溝の間に形成される
凸部の幅が、バルブシャフト外周部と溝の底部とのいず
れにおいても同一となる。また、第2及び第3の溝は、
第1の溝と側壁と平行をなす一方の側壁と、第1の溝の
底と平行をなす他方の側壁とにより横断面略三角形に夫
々形成されるから、第1〜第3の溝の組をバルブシャフ
トの外周に複数形成することになると、各組間の隣接す
る溝どうしの間に形成される凸部の幅は、バルブシャフ
ト外周部よりも溝の底部が大きくなる。さらに第1〜第
3の溝の組に隣接して第4の溝を形成した場合にも、第
1〜第3の溝の組と第4の溝との間の凸部についても同
様である。かくして、各溝間に形成される凸部の強度が
増大することになるから、バルブシャフトを小型化して
も充分な強度をもつことになって、バルブシャフトは勿
論、コントロールバルブ全体の小型化が可能になるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す横断面図、第2図は第
1図のバルブシャフトに外嵌されるバルブボディの一例
を示す横断面図、第3図はこの発明の創作過程で案出さ
れた第1バルブシャフトの横断面図、第4図はこの発明
の創作過程で案出された第2のバルブシャフトの横断面
図、第5図はバルブシャフトの従来技術を示す横断面図
である。 A〜I……カッタ、S……バルブシャフト、X,Y,Z……
溝の組、1……第1の溝、1a,1b……側壁、1c……底、
2……第2の溝、2a,2b……側壁、3……第3の溝、3a,
3b……側壁、4……第4の溝、5……ドレン孔、6……
連通孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状をなすバルブボディと、バルブボデ
    ィに回転可能に内嵌されるバルブシャフトとを備え、バ
    ルブボディ内周面とバルブシャフト外周面とには液路を
    なす複数の溝を有し、バルブボディの溝と内周面との角
    による形成された肩部と、バルブシャフトの溝と外周面
    との角により形成された肩部とで、バルブボディの溝と
    バルブシャフトの溝との間の液路の絞りを構成してアク
    チュエータへの供給液圧をコントロールするコントロー
    ルバルブにおいて、 バルブシャフト外周の第1の溝を、対向し且つ相互に平
    行をなす両側壁と、両側壁と直角な面をなす底とによ
    り、横断面略四角形に形成するとともに、前記第1の溝
    の両側に夫々隣合い且つ第1の溝に対して相互に平行な
    第2及び第3の溝を、第1の溝の側壁と平行をなす一方
    の側壁と、第1の溝の底と平行をなす他方の側壁とによ
    り、横断面略三角形に夫々形成したことを特徴とするコ
    ントロールバルブにおけるバルブシャフトの構造。
JP63043852A 1988-02-26 1988-02-26 コントロールバルブにおけるバルブシャフトの構造 Expired - Lifetime JPH0825466B2 (ja)

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