JPH08254842A - 電子写真用有機感光体 - Google Patents
電子写真用有機感光体Info
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- JPH08254842A JPH08254842A JP5700295A JP5700295A JPH08254842A JP H08254842 A JPH08254842 A JP H08254842A JP 5700295 A JP5700295 A JP 5700295A JP 5700295 A JP5700295 A JP 5700295A JP H08254842 A JPH08254842 A JP H08254842A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】長期間使用しても特性が安定で、良好な画像が
安定して得られる電子写真用有機感光体を提供する。 【構成】機能分離積層型感光体の電荷輸送層に、また
は、単層型感光体の感光層に、酸化防止剤として、一般
式(I)〜(III)で示される化合物のうちの少なく
とも一種を含ませるか、あるいは、ビタミンE群,ビタ
ミンK群等のうちの少なくとも一種を組み合わせて混合
して含ませる。 [式(I)、(II)および(III)中、R1〜R8
は水素原子、水酸基、アセチル基、アルコキシ基、置換
もしくは無置換の以下のアルキル基、ベンゾイル基、ア
リール基、芳香族基、芳香族複素環基、のうちのいずれ
かを表す。]またこの場合、電荷輸送材として、いくつ
かの化合物のうちの少なくとも一種を用いると好適であ
る。
安定して得られる電子写真用有機感光体を提供する。 【構成】機能分離積層型感光体の電荷輸送層に、また
は、単層型感光体の感光層に、酸化防止剤として、一般
式(I)〜(III)で示される化合物のうちの少なく
とも一種を含ませるか、あるいは、ビタミンE群,ビタ
ミンK群等のうちの少なくとも一種を組み合わせて混合
して含ませる。 [式(I)、(II)および(III)中、R1〜R8
は水素原子、水酸基、アセチル基、アルコキシ基、置換
もしくは無置換の以下のアルキル基、ベンゾイル基、ア
リール基、芳香族基、芳香族複素環基、のうちのいずれ
かを表す。]またこの場合、電荷輸送材として、いくつ
かの化合物のうちの少なくとも一種を用いると好適であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真方式のプリ
ンター,複写機などに用いられる電子写真用有機感光体
に関し、詳しくは、その感光層に含ませる酸化防止剤に
関する。
ンター,複写機などに用いられる電子写真用有機感光体
に関し、詳しくは、その感光層に含ませる酸化防止剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のプリンター,複写機など
に用いられる電子写真用感光体は、導電性基体上に光導
電性材料を含んでなる感光層を積層した構造を採る。光
導電性材料としては、従来、Se,Se合金,CdS,
ZnSなどの無機系材料が多用されてきたが、材料の多
様性,塗工法により感光層を形成できることによる生産
性の高さ,熱安定性,安全性などの利点により有機系材
料が着目され、有機系光導電性材料を含んでなる感光層
を備えた,いわゆる有機感光体の開発,実用化が活発に
進められている。なかでも、感光層を光を受容して電荷
キャリアを発生する電荷発生層と発生した電荷キャリア
を輸送する電荷輸送層とに分けて積層する,いわゆる機
能分離積層型の有機感光体は、各層をそれぞれの機能に
適した材料で形成して組み合わせることにより、感度な
どの電子写真特性を大幅に向上させることができる可能
性があり、また、露光光の波長に応じて適切な材料を選
定してその分光感度を高めることができるなど利点が多
いので、開発の主流となっている。
に用いられる電子写真用感光体は、導電性基体上に光導
電性材料を含んでなる感光層を積層した構造を採る。光
導電性材料としては、従来、Se,Se合金,CdS,
ZnSなどの無機系材料が多用されてきたが、材料の多
様性,塗工法により感光層を形成できることによる生産
性の高さ,熱安定性,安全性などの利点により有機系材
料が着目され、有機系光導電性材料を含んでなる感光層
を備えた,いわゆる有機感光体の開発,実用化が活発に
進められている。なかでも、感光層を光を受容して電荷
キャリアを発生する電荷発生層と発生した電荷キャリア
を輸送する電荷輸送層とに分けて積層する,いわゆる機
能分離積層型の有機感光体は、各層をそれぞれの機能に
適した材料で形成して組み合わせることにより、感度な
どの電子写真特性を大幅に向上させることができる可能
性があり、また、露光光の波長に応じて適切な材料を選
定してその分光感度を高めることができるなど利点が多
いので、開発の主流となっている。
【0003】しかしながら、現在実用化されている有機
感光体は、実用条件で長時間使用すると、帯電位の低
下,残留電位の上昇,感度の低下などの問題が発生す
る。それらの原因として、幾つかの外的要因を挙げるこ
とができる。すなわち、感光体が画像形成プロセスにお
けるコロナ放電により発生するオゾンに曝されること、
装置メンテナンス時に強力な外光に曝されること、など
が挙げられる。これらの外的要因が上述の諸特性に与え
る影響は、感光体をオゾン雰囲気中に放置する、あるい
は感光体に所定光量の強い光を照射する、などの実験的
方法により確認することができる。
感光体は、実用条件で長時間使用すると、帯電位の低
下,残留電位の上昇,感度の低下などの問題が発生す
る。それらの原因として、幾つかの外的要因を挙げるこ
とができる。すなわち、感光体が画像形成プロセスにお
けるコロナ放電により発生するオゾンに曝されること、
装置メンテナンス時に強力な外光に曝されること、など
が挙げられる。これらの外的要因が上述の諸特性に与え
る影響は、感光体をオゾン雰囲気中に放置する、あるい
は感光体に所定光量の強い光を照射する、などの実験的
方法により確認することができる。
【0004】上述のような問題点を解決するために、酸
化防止剤や紫外線吸収剤として知られている種々の材料
を感光層に添加する試みがなされている。
化防止剤や紫外線吸収剤として知られている種々の材料
を感光層に添加する試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
諸問題をすべて完全に解決し得る技術がまだ確立されて
いないのが現状である。この発明は、このような現状に
鑑みてなされたものであって、長期間使用しても特性が
安定で、良好な画像が安定して得られる電子写真用有機
感光体を提供することを目的とする。
諸問題をすべて完全に解決し得る技術がまだ確立されて
いないのが現状である。この発明は、このような現状に
鑑みてなされたものであって、長期間使用しても特性が
安定で、良好な画像が安定して得られる電子写真用有機
感光体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
によれば、導電性基体上に有機材料を主要成分とする感
光層を備えてなる電子写真用有機感光体において、前記
感光層中に酸化防止剤として下記一般式(I)ないし
(III)で示される化合物およびこれらの構造異性体
のうちの少なくとも一種が含有されている電子写真用有
機感光体とすることによって解決される。
によれば、導電性基体上に有機材料を主要成分とする感
光層を備えてなる電子写真用有機感光体において、前記
感光層中に酸化防止剤として下記一般式(I)ないし
(III)で示される化合物およびこれらの構造異性体
のうちの少なくとも一種が含有されている電子写真用有
機感光体とすることによって解決される。
【0007】
【化13】
【0008】[式(I),(II)および(III)
中、R1 〜R8 は水素原子、水酸基、アセチル基、アル
コキシ基、置換もしくは無置換の以下のアルキル基,ベ
ンゾイル基,アリール基,芳香族基,芳香族複素環基、
のうちのいずれかを表す。] 感光層中には、電荷輸送材として下記一般式(IV)な
いし(VIII)で示される化合物のうちの少なくとも
一種が含有されていると好適である。
中、R1 〜R8 は水素原子、水酸基、アセチル基、アル
コキシ基、置換もしくは無置換の以下のアルキル基,ベ
ンゾイル基,アリール基,芳香族基,芳香族複素環基、
のうちのいずれかを表す。] 感光層中には、電荷輸送材として下記一般式(IV)な
いし(VIII)で示される化合物のうちの少なくとも
一種が含有されていると好適である。
【0009】
【化14】
【0010】[式(IV)中、R9 〜R13は水素原子、
置換もしくは無置換の以下のアルキル基,アリール基,
アミノ基,芳香族基,芳香族複素環基、のうちのいずれ
かを表す。]
置換もしくは無置換の以下のアルキル基,アリール基,
アミノ基,芳香族基,芳香族複素環基、のうちのいずれ
かを表す。]
【0011】
【化15】
【0012】[式(V)〜(VII)中、R14〜R28は
水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換もしくは無置換
の以下のアルキル基,アミノ基、のうちのいずれかを表
し、nは0〜4の整数を表す。]
水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換もしくは無置換
の以下のアルキル基,アミノ基、のうちのいずれかを表
し、nは0〜4の整数を表す。]
【0013】
【化16】
【0014】[式(VIII)中、R29〜R39は水素原
子、置換もしくは無置換の以下のアルキル基,アルコキ
シ基、うちのいずれかを表し、nは0〜4の整数を表
す。] また、感光層中に、さらに酸化防止剤として下記一般式
(IX)ないし(XX)で示される化合物,ビタミンE
群,ビタミンK群のうちの少なくとも一種が含有されて
いると好適である。
子、置換もしくは無置換の以下のアルキル基,アルコキ
シ基、うちのいずれかを表し、nは0〜4の整数を表
す。] また、感光層中に、さらに酸化防止剤として下記一般式
(IX)ないし(XX)で示される化合物,ビタミンE
群,ビタミンK群のうちの少なくとも一種が含有されて
いると好適である。
【0015】
【化17】
【0016】[式(IX)中、R40は水素原子、アルキ
ル基、置換基を有してもよい以下のフェニル基,アラル
キルアミノ基、のうちのいずれかを表し、R41は置換基
を有してもよいフェニル基または置換基を有してもよい
ナフチル基を表す。]
ル基、置換基を有してもよい以下のフェニル基,アラル
キルアミノ基、のうちのいずれかを表し、R41は置換基
を有してもよいフェニル基または置換基を有してもよい
ナフチル基を表す。]
【0017】
【化18】
【0018】[式(X)および(XI)中、R42〜R45
は水素原子または置換もしくは無置換のアルキル基を表
す。]
は水素原子または置換もしくは無置換のアルキル基を表
す。]
【0019】
【化19】
【0020】[式(XII)中、R46およびR47は置換
もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換
のアルコキシ基を表す。]
もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換
のアルコキシ基を表す。]
【0021】
【化20】
【0022】[式(XIII)中、R48〜R51は水素原
子または置換もしくは無置換のアルキル基を表す。]
子または置換もしくは無置換のアルキル基を表す。]
【0023】
【化21】
【0024】[式(XIV)中、R52は水酸基、置換基
を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよいベ
ンゾイロキシ基、のうちのいずれかを表す。]
を有してもよいアルコキシ基、置換基を有してもよいベ
ンゾイロキシ基、のうちのいずれかを表す。]
【0025】
【化22】
【0026】[式(XV)中、R53は置換もしくは無置
換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基
を表し、R54〜R56は置換もしくは無置換のアルキル基
を表す。]
換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基
を表し、R54〜R56は置換もしくは無置換のアルキル基
を表す。]
【0027】
【化23】
【0028】[式(XVI)中、R57およびR58は置換
もしくは無置換の以下のアルキル基,アリール基,スル
フェニル基のうちのいずれかを表す。]
もしくは無置換の以下のアルキル基,アリール基,スル
フェニル基のうちのいずれかを表す。]
【0029】
【化24】
【0030】上記一般式(I)で示される化合物の具体
例としては、下記の化合物(I−1−1)〜(I−6−
9)が挙げられる。
例としては、下記の化合物(I−1−1)〜(I−6−
9)が挙げられる。
【0031】
【化25】
【0032】また、上記一般式(II)で示される化合
物の具体例としては、下記の化合物(II−1−1)〜
(II−4−7)が挙げられる。
物の具体例としては、下記の化合物(II−1−1)〜
(II−4−7)が挙げられる。
【0033】
【化26】
【0034】また、上記一般式(III)で示される化
合物の具体例としては、下記の化合物(III−1−
1)〜(III−6−6)が挙げられる。
合物の具体例としては、下記の化合物(III−1−
1)〜(III−6−6)が挙げられる。
【0035】
【化27】
【0036】また、電荷輸送材として用いられる上記一
般式(IV)〜(VIII)で示される化合物の具体例
としては、それぞれ、下記のような化合物(IV−1)
〜(IV−10),(V−1)〜(V−8),(VI−
1)〜(VI−8),(VII−1)〜(VII−1
0),(VIII−1)〜(VIII−16)が挙げら
れる。
般式(IV)〜(VIII)で示される化合物の具体例
としては、それぞれ、下記のような化合物(IV−1)
〜(IV−10),(V−1)〜(V−8),(VI−
1)〜(VI−8),(VII−1)〜(VII−1
0),(VIII−1)〜(VIII−16)が挙げら
れる。
【0037】
【化28】
【0038】
【化29】
【0039】
【化30】
【0040】
【化31】
【0041】
【化32】
【0042】
【化33】
【0043】
【化34】
【0044】
【化35】
【0045】
【化36】
【0046】
【化37】
【0047】
【化38】
【0048】
【化39】
【0049】また、上記一般式(IX)〜(XVI)で
示される化合物の具体例としては、それぞれ、下記の化
合物(IX−1)〜(IX−6),(X−1)〜(X−
8),(XI−1)〜(XI−4),(XII−1)〜
(XII−4),(XIII−1)〜(XIII−
4),(XIV−1)〜(XIV−4),(XV−1)
〜(XV−2),(XVI−1)〜(XVI−3)が挙
げられる。
示される化合物の具体例としては、それぞれ、下記の化
合物(IX−1)〜(IX−6),(X−1)〜(X−
8),(XI−1)〜(XI−4),(XII−1)〜
(XII−4),(XIII−1)〜(XIII−
4),(XIV−1)〜(XIV−4),(XV−1)
〜(XV−2),(XVI−1)〜(XVI−3)が挙
げられる。
【0050】
【化40】
【0051】
【化41】
【0052】
【化42】
【0053】
【化43】
【0054】
【化44】
【0055】
【化45】
【0056】図1,図2および図3は、この発明に係わ
る各種構成の感光体を示す模式的断面図である。図1
は、負帯電機能分離積層型感光体で、導電性基体1上に
電荷発生材5を含む電荷発生層3,電荷輸送材6を含む
電荷輸送層4が順次積層された感光層2aが形成された
構成のものである。図2は、正帯電機能分離積層型感光
体で、導電性基体1上に電荷輸送材6を含む電荷輸送層
4,電荷発生材5を含む電荷発生層3が順次積層された
感光層2bが形成された構成のものである。この構成に
おいては、薄膜の電荷発生層3を保護するためにその上
に被覆層7が設けられる。また、図3は、正帯電単層型
感光体で、導電性基体1上に電荷発生材5と電荷輸送材
6とを混合して含む感光層2cが形成された構成のもの
である。
る各種構成の感光体を示す模式的断面図である。図1
は、負帯電機能分離積層型感光体で、導電性基体1上に
電荷発生材5を含む電荷発生層3,電荷輸送材6を含む
電荷輸送層4が順次積層された感光層2aが形成された
構成のものである。図2は、正帯電機能分離積層型感光
体で、導電性基体1上に電荷輸送材6を含む電荷輸送層
4,電荷発生材5を含む電荷発生層3が順次積層された
感光層2bが形成された構成のものである。この構成に
おいては、薄膜の電荷発生層3を保護するためにその上
に被覆層7が設けられる。また、図3は、正帯電単層型
感光体で、導電性基体1上に電荷発生材5と電荷輸送材
6とを混合して含む感光層2cが形成された構成のもの
である。
【0057】感光体が図1に示す感光層2aを備えた構
成の場合には、電荷輸送層4にこの発明の酸化防止剤が
添加されるとよい。また、感光体が図2に示す感光層2
bを備えた構成の場合にも、電荷輸送層4にこの発明の
酸化防止剤が添加されるとよい。また、感光体が図3に
示す感光層2cを備えた構成の場合には、感光層2c全
体にこの発明の酸化防止剤が添加されるとよい。
成の場合には、電荷輸送層4にこの発明の酸化防止剤が
添加されるとよい。また、感光体が図2に示す感光層2
bを備えた構成の場合にも、電荷輸送層4にこの発明の
酸化防止剤が添加されるとよい。また、感光体が図3に
示す感光層2cを備えた構成の場合には、感光層2c全
体にこの発明の酸化防止剤が添加されるとよい。
【0058】この発明の感光体においては、導電性基体
としては、例えば、アルミニウム合金製円筒やアルミニ
ウム蒸着フィルム、あるいはこれらの表面に陽極酸化皮
膜や樹脂皮膜を形成して表面装飾が施されたものが用い
られる。表面装飾に用いられる樹脂皮膜材料としては、
カゼイン,ポリビニルアルコール,ポリアミド,メラニ
ン,セルロースなどの絶縁性高分子、ポリチオフェン,
ポリピロール,ポリアニリンなどの導電性高分子、ある
いはこれらの高分子に金属酸化粉末,低分子化合物を含
有させたものが挙げられる。
としては、例えば、アルミニウム合金製円筒やアルミニ
ウム蒸着フィルム、あるいはこれらの表面に陽極酸化皮
膜や樹脂皮膜を形成して表面装飾が施されたものが用い
られる。表面装飾に用いられる樹脂皮膜材料としては、
カゼイン,ポリビニルアルコール,ポリアミド,メラニ
ン,セルロースなどの絶縁性高分子、ポリチオフェン,
ポリピロール,ポリアニリンなどの導電性高分子、ある
いはこれらの高分子に金属酸化粉末,低分子化合物を含
有させたものが挙げられる。
【0059】電荷発生層は、電荷発生材と樹脂バインダ
ーとからなる。電荷発生材としては、下記の化合物(X
XI−1)〜(XXI−26)が挙げられる。
ーとからなる。電荷発生材としては、下記の化合物(X
XI−1)〜(XXI−26)が挙げられる。
【0060】
【化46】
【0061】
【化47】
【0062】
【化48】
【0063】
【化49】
【0064】
【化50】
【0065】電荷発生層用の樹脂バインダーとしては、
ポリカーボネート,ポリエステル,ポリアミド,ポリウ
レタン,エポキシ,ポリビニルブチラール,ポリビニル
アセタール,フェノキシ樹脂,シリコーン樹脂,アクリ
ル樹脂,塩化ビニル樹脂,塩化ビニリデン樹脂,酢酸ビ
ニル樹脂,ホマール樹脂,セルロース樹脂,およびこれ
らの重合体,またはこれらのハロゲン化物やシアノエチ
ル化合物が挙げられる。
ポリカーボネート,ポリエステル,ポリアミド,ポリウ
レタン,エポキシ,ポリビニルブチラール,ポリビニル
アセタール,フェノキシ樹脂,シリコーン樹脂,アクリ
ル樹脂,塩化ビニル樹脂,塩化ビニリデン樹脂,酢酸ビ
ニル樹脂,ホマール樹脂,セルロース樹脂,およびこれ
らの重合体,またはこれらのハロゲン化物やシアノエチ
ル化合物が挙げられる。
【0066】電荷輸送層は、電荷輸送材と樹脂バインダ
ーとからなる。電荷輸送材としては、前記化合物(IV
−1)〜(IV−10)に示す各種ヒドラゾン系化合物
およびその誘導体、(V−1)〜(V−8)に示す各種
ブタジエン系化合物およびその誘導体、(VI−1)〜
(VI−8)に示す各種アミン系化合物およびその誘導
体、(VII−1)〜(VII−10)に示す各種スチ
リル系化合物およびその誘導体、(VIII−1)〜
(VIII−16)に示す各種ジスチリル系化合物およ
びその誘導体を、それぞれ、単独または組み合わせて混
合して用いることができる。また、電荷輸送層用の樹脂
バインダーとしては、下記の(XXII−1)〜(XX
II−6)に示す各種ポリカーボネート,ポリスチレ
ン,ポリフェニレンエーテルアクリル樹脂などを用いる
ことができる。
ーとからなる。電荷輸送材としては、前記化合物(IV
−1)〜(IV−10)に示す各種ヒドラゾン系化合物
およびその誘導体、(V−1)〜(V−8)に示す各種
ブタジエン系化合物およびその誘導体、(VI−1)〜
(VI−8)に示す各種アミン系化合物およびその誘導
体、(VII−1)〜(VII−10)に示す各種スチ
リル系化合物およびその誘導体、(VIII−1)〜
(VIII−16)に示す各種ジスチリル系化合物およ
びその誘導体を、それぞれ、単独または組み合わせて混
合して用いることができる。また、電荷輸送層用の樹脂
バインダーとしては、下記の(XXII−1)〜(XX
II−6)に示す各種ポリカーボネート,ポリスチレ
ン,ポリフェニレンエーテルアクリル樹脂などを用いる
ことができる。
【0067】
【化51】
【0068】
【作用】感光層に上述の一般式(I)〜(III)に示
される化合物の少なくとも一種を含有させることによ
り、感光体がオゾン雰囲気に曝されたときの酸化劣化,
あるいは強光に曝されたときの光反応劣化を防止する,
あるいはこれらの劣化の進行を大幅に遅らせることがで
きる。このとき、感光層に含ませる電荷輸送材として
は、一般式(IV)〜(VIII)に示される化合物の
うちの少なくとも一種が好適である。さらに、感光層に
一般式(IX)〜(XX)で示される化合物,ビタミン
E群,およびビタミンK群のうちの少なくとも一種を添
加して前述の一般式(I)〜(III)に示される化合
物の少なくとも一種と組み合わせて混合して用いること
により、より一層劣化を抑制することが可能となる。
される化合物の少なくとも一種を含有させることによ
り、感光体がオゾン雰囲気に曝されたときの酸化劣化,
あるいは強光に曝されたときの光反応劣化を防止する,
あるいはこれらの劣化の進行を大幅に遅らせることがで
きる。このとき、感光層に含ませる電荷輸送材として
は、一般式(IV)〜(VIII)に示される化合物の
うちの少なくとも一種が好適である。さらに、感光層に
一般式(IX)〜(XX)で示される化合物,ビタミン
E群,およびビタミンK群のうちの少なくとも一種を添
加して前述の一般式(I)〜(III)に示される化合
物の少なくとも一種と組み合わせて混合して用いること
により、より一層劣化を抑制することが可能となる。
【0069】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
外径60mm,長さ310mm,肉厚1mmのアルミニ
ウム合金製の円筒を洗浄,乾燥して清浄にした後、その
外周面に数平均分子量10万のポリアミド((株)ダイ
セル−ヒュルス製;商品名「T171」)4重量部とス
チレン−マレイン酸樹脂(BASF Japan Lt
d.製;商品名「スプラパールAP」)1重量部をメタ
ノール200重量部と1−ブタノール100重量部との
混合溶媒に溶解して調製した樹脂皮膜塗布液を浸漬塗布
して膜厚0.1μmの樹脂皮膜を形成して導電性基体と
する。
外径60mm,長さ310mm,肉厚1mmのアルミニ
ウム合金製の円筒を洗浄,乾燥して清浄にした後、その
外周面に数平均分子量10万のポリアミド((株)ダイ
セル−ヒュルス製;商品名「T171」)4重量部とス
チレン−マレイン酸樹脂(BASF Japan Lt
d.製;商品名「スプラパールAP」)1重量部をメタ
ノール200重量部と1−ブタノール100重量部との
混合溶媒に溶解して調製した樹脂皮膜塗布液を浸漬塗布
して膜厚0.1μmの樹脂皮膜を形成して導電性基体と
する。
【0070】この導電性基体上に、電荷発生材として前
記(XXI−1)に示した無金属フタロシアニン5重量
部,樹脂バインダーとしてポリビニルアセタール(積水
化学工業(株)製;商品名「エスレックKS−1」)5
重量部をジクロロメタン700重量部と混合し、3時間
混合機で混練して調製した塗布液を浸漬塗布して膜厚
0.3μmの電荷発生層を形成した。
記(XXI−1)に示した無金属フタロシアニン5重量
部,樹脂バインダーとしてポリビニルアセタール(積水
化学工業(株)製;商品名「エスレックKS−1」)5
重量部をジクロロメタン700重量部と混合し、3時間
混合機で混練して調製した塗布液を浸漬塗布して膜厚
0.3μmの電荷発生層を形成した。
【0071】この電荷発生層上に、電荷輸送材として前
記(VIII−1)に示した化合物500重量部,樹脂
バインダーとして前記(XXII−5)に示したビスフ
ェノールA型−ビフェニル共重合ポリカーボネート(出
光興産(株)製;商品名「BP−Pc」)1000重量
部,前記(I−5−1)に示した酸化防止剤(主剤)1
0重量部と前記(XII−1)に示した酸化防止剤(添
加剤)5重量部をジクロロメタン7000重量部に溶解
して調製した塗布液を浸漬塗布して膜厚20μmの電荷
輸送層を形成して、感光体とした。
記(VIII−1)に示した化合物500重量部,樹脂
バインダーとして前記(XXII−5)に示したビスフ
ェノールA型−ビフェニル共重合ポリカーボネート(出
光興産(株)製;商品名「BP−Pc」)1000重量
部,前記(I−5−1)に示した酸化防止剤(主剤)1
0重量部と前記(XII−1)に示した酸化防止剤(添
加剤)5重量部をジクロロメタン7000重量部に溶解
して調製した塗布液を浸漬塗布して膜厚20μmの電荷
輸送層を形成して、感光体とした。
【0072】実施例2 実施例1において、酸化防止剤(添加剤)(XII−
1)を用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして
感光体を作製した。 実施例3 実施例1において、酸化防止剤(主剤)を前記(II−
2−2)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前記
(XIII−2)の化合物に替えたこと以外は、実施例
1と同様にして感光体を作製した。
1)を用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして
感光体を作製した。 実施例3 実施例1において、酸化防止剤(主剤)を前記(II−
2−2)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前記
(XIII−2)の化合物に替えたこと以外は、実施例
1と同様にして感光体を作製した。
【0073】実施例4 実施例3において、酸化防止剤(添加剤)(XIII−
2)を用いなかったこと以外は、実施例3と同様にして
感光体を作製した。 実施例5 実施例1において、酸化防止剤(主剤)を前記(III
−1−3)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前
記(IX−2)の化合物に替えたこと以外は、実施例1
と同様にして感光体を作製した。
2)を用いなかったこと以外は、実施例3と同様にして
感光体を作製した。 実施例5 実施例1において、酸化防止剤(主剤)を前記(III
−1−3)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前
記(IX−2)の化合物に替えたこと以外は、実施例1
と同様にして感光体を作製した。
【0074】実施例6 実施例5において、酸化防止剤(添加剤)(IX−2)
を用いなかったこと以外は、実施例5と同様にして感光
体を作製した。 実施例7 実施例1において、酸化防止剤(主剤)を前記(II−
1−2)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前記
(XIV−3)の化合物に替えたこと以外は、実施例1
と同様にして感光体を作製した。
を用いなかったこと以外は、実施例5と同様にして感光
体を作製した。 実施例7 実施例1において、酸化防止剤(主剤)を前記(II−
1−2)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前記
(XIV−3)の化合物に替えたこと以外は、実施例1
と同様にして感光体を作製した。
【0075】実施例8 実施例1において、酸化防止剤(主剤)を前記(III
−1−2)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前
記(XIV−2)の化合物に替えたこと以外は、実施例
1と同様にして感光体を作製した。 実施例9 実施例1において、電荷輸送層用塗布液の樹脂バインダ
ーを前記(XXII−2)(ビスフェノールZ型ポリカ
ーボネート(三菱瓦斯化学(株)製;商品名「PCZ3
00」))に替えたこと以外は、実施例1と同様にして
感光体を作製した。
−1−2)の化合物に替え、酸化防止剤(添加剤)を前
記(XIV−2)の化合物に替えたこと以外は、実施例
1と同様にして感光体を作製した。 実施例9 実施例1において、電荷輸送層用塗布液の樹脂バインダ
ーを前記(XXII−2)(ビスフェノールZ型ポリカ
ーボネート(三菱瓦斯化学(株)製;商品名「PCZ3
00」))に替えたこと以外は、実施例1と同様にして
感光体を作製した。
【0076】実施例10 実施例3において、電荷輸送層用塗布液の樹脂バインダ
ーを前記(XXII−2)(ビスフェノールZ型ポリカ
ーボネート(三菱瓦斯化学(株)製;商品名「PCZ3
00」))に替えたこと以外は、実施例3と同様にして
感光体を作製した。
ーを前記(XXII−2)(ビスフェノールZ型ポリカ
ーボネート(三菱瓦斯化学(株)製;商品名「PCZ3
00」))に替えたこと以外は、実施例3と同様にして
感光体を作製した。
【0077】比較例1 実施例1において、酸化防止剤(主剤)および酸化防止
剤(添加剤)を用いなかったこと以外は、実施例1と同
様にして感光体を作製した。 比較例2 実施例7において、酸化防止剤(主剤)および酸化防止
剤(添加剤)を用いなかったこと以外は、実施例7と同
様にして感光体を作製した。
剤(添加剤)を用いなかったこと以外は、実施例1と同
様にして感光体を作製した。 比較例2 実施例7において、酸化防止剤(主剤)および酸化防止
剤(添加剤)を用いなかったこと以外は、実施例7と同
様にして感光体を作製した。
【0078】比較例3 実施例2において、酸化防止剤(主剤)としての化合物
(I−5−1)をジ−t−ブチル−ヒドロキシトルエン
(BHT)に替えたこと以外は、実施例2と同様にして
感光体を作製した。 比較例4 実施例7において、酸化防止剤(主剤)としての化合物
(II−1−2)をジ−t−ブチル−ヒドロキシトルエ
ン(BHT)に替えたこと以外は、実施例7と同様にし
て感光体を作製した。
(I−5−1)をジ−t−ブチル−ヒドロキシトルエン
(BHT)に替えたこと以外は、実施例2と同様にして
感光体を作製した。 比較例4 実施例7において、酸化防止剤(主剤)としての化合物
(II−1−2)をジ−t−ブチル−ヒドロキシトルエ
ン(BHT)に替えたこと以外は、実施例7と同様にし
て感光体を作製した。
【0079】比較例5 実施例8において、酸化防止剤(主剤)としての化合物
(III−1−2)をジ−t−ブチル−ヒドロキシトル
エン(BHT)に替えたこと以外は、実施例8と同様に
して感光体を作製した。以上述べたようにして得られた
実施例および比較例の各感光体について、電子写真特性
を評価した。連続使用時における電位変動を評価する目
的で、帯電機構,露光機構,除電機構の出力を固定した
半導体レーザープリンターに各感光体を搭載し、常温常
湿(温度20℃,相対湿度60%)の雰囲気中で、A3
用紙5万枚に印字するランニング試験を行い、ランニン
グ開始時およびランニング終了時の明部電位Vw と暗部
電位Vb をそれぞれ測定し、各電位変化量△Vw ,△V
bを評価した。また、耐オゾン性を評価する目的で、各
感光体をオゾン濃度100ppmの雰囲気中に4時間暴
露し、暴露前後の半減衰露光量を測定した。さらに、耐
強光疲労性を評価する目的で、各感光体に1000ルク
スの白色光を1時間照射し、一定帯電条件下での照射前
および照射終了後の帯電位Vs を測定し、帯電位変化量
△Vs を評価した。これらの結果を表1に示す。
(III−1−2)をジ−t−ブチル−ヒドロキシトル
エン(BHT)に替えたこと以外は、実施例8と同様に
して感光体を作製した。以上述べたようにして得られた
実施例および比較例の各感光体について、電子写真特性
を評価した。連続使用時における電位変動を評価する目
的で、帯電機構,露光機構,除電機構の出力を固定した
半導体レーザープリンターに各感光体を搭載し、常温常
湿(温度20℃,相対湿度60%)の雰囲気中で、A3
用紙5万枚に印字するランニング試験を行い、ランニン
グ開始時およびランニング終了時の明部電位Vw と暗部
電位Vb をそれぞれ測定し、各電位変化量△Vw ,△V
bを評価した。また、耐オゾン性を評価する目的で、各
感光体をオゾン濃度100ppmの雰囲気中に4時間暴
露し、暴露前後の半減衰露光量を測定した。さらに、耐
強光疲労性を評価する目的で、各感光体に1000ルク
スの白色光を1時間照射し、一定帯電条件下での照射前
および照射終了後の帯電位Vs を測定し、帯電位変化量
△Vs を評価した。これらの結果を表1に示す。
【0080】
【表1】
【0081】表1に見られるように、この発明の酸化防
止剤を含んでいない比較例1および比較例2の感光体
は、オゾン暴露あるいは強光照射により電子写真特性が
著しく低下し、実機のランニング試験による電位変動は
実用範囲から逸脱している。また、実施例1と比較例
3,実施例7と比較例4,実施例8と比較例5をそれぞ
れ比較すると、この発明の酸化防止剤を用いることによ
り、従来より酸化防止剤として用いられているBHTを
用いた場合よりもランニング試験後の残留電位の上昇お
よび強光疲労試験前後の電位変化を抑止できることが判
る。
止剤を含んでいない比較例1および比較例2の感光体
は、オゾン暴露あるいは強光照射により電子写真特性が
著しく低下し、実機のランニング試験による電位変動は
実用範囲から逸脱している。また、実施例1と比較例
3,実施例7と比較例4,実施例8と比較例5をそれぞ
れ比較すると、この発明の酸化防止剤を用いることによ
り、従来より酸化防止剤として用いられているBHTを
用いた場合よりもランニング試験後の残留電位の上昇お
よび強光疲労試験前後の電位変化を抑止できることが判
る。
【0082】また、実施例1と実施例2,実施例3と実
施例4,実施例5と実施例6をそれぞれ比較することに
より、前記一般式(I)〜(III)に示す化合物のう
ちの少なくとも一種を酸化防止剤(主剤)とし、前記一
般式(IX)〜(XX)に示す化合物,ビタミンE群,
ビタミンK群のうちの少なくとも一種を酸化防止剤(添
加剤)として組み合わせて用いることにより、前記一般
式(I)〜(III)に示す化合物を単独で酸化防止剤
として用いる場合よりもより一層電子写真特性が向上す
ることが判る。
施例4,実施例5と実施例6をそれぞれ比較することに
より、前記一般式(I)〜(III)に示す化合物のう
ちの少なくとも一種を酸化防止剤(主剤)とし、前記一
般式(IX)〜(XX)に示す化合物,ビタミンE群,
ビタミンK群のうちの少なくとも一種を酸化防止剤(添
加剤)として組み合わせて用いることにより、前記一般
式(I)〜(III)に示す化合物を単独で酸化防止剤
として用いる場合よりもより一層電子写真特性が向上す
ることが判る。
【0083】また、実施例1と実施例9,実施例3と実
施例10をそれぞれ比較すると、電荷輸送層の樹脂バイ
ンダーとしてビスフェノールA型−ビフェニル共重合ポ
リカーボネートを使用すると卓越した安定性が得られる
ことが判る。以上、図1に示した構成の機能分離積層型
の感光体について例示したが、この構成の感光体に限ら
れるものではなく、図2に示した構成の機能分離積層型
の感光体においても、電荷輸送層に同様の酸化防止剤を
含ませることにより同等の効果が得られ、また、図3に
示した構成の単層型感光体の場合には、感光層全体に同
様の酸化防止剤を含ませることにより同等の効果が得ら
れる。
施例10をそれぞれ比較すると、電荷輸送層の樹脂バイ
ンダーとしてビスフェノールA型−ビフェニル共重合ポ
リカーボネートを使用すると卓越した安定性が得られる
ことが判る。以上、図1に示した構成の機能分離積層型
の感光体について例示したが、この構成の感光体に限ら
れるものではなく、図2に示した構成の機能分離積層型
の感光体においても、電荷輸送層に同様の酸化防止剤を
含ませることにより同等の効果が得られ、また、図3に
示した構成の単層型感光体の場合には、感光層全体に同
様の酸化防止剤を含ませることにより同等の効果が得ら
れる。
【0084】
【発明の効果】この発明によれば、機能分離積層型の有
機感光体の感光層の電荷輸送層に、または単層型の有機
感光体の感光層全体に、酸化防止剤として前記一般式
(I)〜(III)に示される化合物の少なくとも一種
を含ませることにより、あるいは、前記一般式(I)〜
(III)に示される化合物の少なくとも一種と前記一
般式(IX)〜(XX)に示される化合物,ビタミンE
群,ビタミンK群のうちの少なくとも一種とを組み合わ
せて混合して含ませることにより、長期間使用しても特
性が安定で、良好な画像が安定して得られる電子写真用
有機感光体を得ることができる。この場合、電荷輸送材
として、前記一般式(IV)〜(XIII)に示される
化合物のうちの少なくとも一種を用いると好適である。
機感光体の感光層の電荷輸送層に、または単層型の有機
感光体の感光層全体に、酸化防止剤として前記一般式
(I)〜(III)に示される化合物の少なくとも一種
を含ませることにより、あるいは、前記一般式(I)〜
(III)に示される化合物の少なくとも一種と前記一
般式(IX)〜(XX)に示される化合物,ビタミンE
群,ビタミンK群のうちの少なくとも一種とを組み合わ
せて混合して含ませることにより、長期間使用しても特
性が安定で、良好な画像が安定して得られる電子写真用
有機感光体を得ることができる。この場合、電荷輸送材
として、前記一般式(IV)〜(XIII)に示される
化合物のうちの少なくとも一種を用いると好適である。
【図1】この発明に係わる感光体の一実施例の構成を示
す模式的断面図
す模式的断面図
【図2】この発明に係わる感光体の異なる実施例の構成
を示す模式的断面図
を示す模式的断面図
【図3】この発明に係わる感光体のさらに異なる実施例
の構成を示す模式的断面図
の構成を示す模式的断面図
1 導電性基体 2a,2b,2c 感光層 3 電荷発生層 4 電荷輸送層 5 電荷発生材 6 電荷輸送材 7 被覆層
Claims (3)
- 【請求項1】導電性基体上に有機材料を主要成分とする
感光層を備えてなる電子写真用有機感光体において、前
記感光層中に酸化防止剤として下記一般式(I)ないし
(III)で示される化合物およびこれらの構造異性体
のうちの少なくとも一種が含有されていることを特徴と
する電子写真用有機感光体。 【化1】 [式(I),(II)および(III)中、R1 〜R8
は水素原子、水酸基、アセチル基、アルコキシ基、置換
もしくは無置換の以下のアルキル基,ベンゾイル基,ア
リール基,芳香族基,芳香族複素環基、のうちのいずれ
かを表す。] - 【請求項2】感光層中に電荷輸送材として下記一般式
(IV)ないし(VIII)で示される化合物のうちの
少なくとも一種が含有されていることを特徴とする請求
項1記載の電子写真用有機感光体。 【化2】 [式(IV)中、R9 〜R13は水素原子、置換もしくは
無置換の以下のアルキル基,アリール基,アミノ基,芳
香族基,芳香族複素環基、のうちのいずれかを表す。] 【化3】 [式(V)〜(VII)中、R14〜R28は水素原子、ハ
ロゲン原子、水酸基、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換のアミノ基、のうちのいずれか
を表し、nは0〜4の整数を表す。] 【化4】 [式(VIII)中、R29〜R39は水素原子、置換もし
くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアルコ
キシ基、のうちのいずれかを表し、nは0〜4の整数を
表す。] - 【請求項3】感光層中に、さらに、酸化防止剤として下
記一般式(IX)ないし(XX)で示される化合物,ビ
タミンE群,ビタミンK群のうちの少なくとも一種が含
有されていることを特徴とする請求項1または2記載の
電子写真用有機感光体。 【化5】 [式(IX)中、R40は水素原子、アルキル基、置換基
を有してもよいフェニル基、置換基を有してもよいアラ
ルキルアミノ基、のうちのいずれかを表し、R41は置換
基を有してもよいフェニル基、置換基を有してもよいナ
フチル基、のうちのいずれかを表す。] 【化6】 [式(X)および(XI)中、R42〜R45は水素原子ま
たは置換もしくは無置換のアルキル基を表す。] 【化7】 [式(XII)中、R46およびR47は置換もしくは無置
換のアルキル基または置換もしくは無置換のアルコキシ
基を表す。] 【化8】 [式(XIII)中、R48〜R51は水素原子または置換
もしくは無置換のアルキル基を表す。] 【化9】 [式(XIV)中、R52は水酸基、置換基を有してもよ
いアルコキシ基、置換基を有してもよいベンゾイロキシ
基、のうちのいずれかを表す。] 【化10】 [式(XV)中、R53は置換もしくは無置換のアルキル
基または置換もしくは無置換のアリール基を表し、R54
〜R56は置換もしくは無置換のアルキル基を表す。] 【化11】 [式(XVI)中、R57は置換もしくは無置換のアルキ
ル基を表し、R58は置換もしくは無置換の以下のアルキ
ル基,アリール基,スルフェニル基のうちのいずれかを
表す。] 【化12】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5700295A JPH08254842A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 電子写真用有機感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5700295A JPH08254842A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 電子写真用有機感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08254842A true JPH08254842A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13043276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5700295A Pending JPH08254842A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 電子写真用有機感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08254842A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002531664A (ja) * | 1998-12-10 | 2002-09-24 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 安定化熱可塑性組成物 |
| CN112513004A (zh) * | 2018-08-16 | 2021-03-16 | 东京化成工业株式会社 | 新型芳香胺化合物以及用于形成钙钛矿太阳能电池空穴传输层的组分 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP5700295A patent/JPH08254842A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002531664A (ja) * | 1998-12-10 | 2002-09-24 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 安定化熱可塑性組成物 |
| CN112513004A (zh) * | 2018-08-16 | 2021-03-16 | 东京化成工业株式会社 | 新型芳香胺化合物以及用于形成钙钛矿太阳能电池空穴传输层的组分 |
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