JPH08255338A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH08255338A JPH08255338A JP5947395A JP5947395A JPH08255338A JP H08255338 A JPH08255338 A JP H08255338A JP 5947395 A JP5947395 A JP 5947395A JP 5947395 A JP5947395 A JP 5947395A JP H08255338 A JPH08255338 A JP H08255338A
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- Japan
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- partially fluorinated
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- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 GHT特性を満足しつつ、表面の摩擦係数が
低く、耐久性に優れ、しかも均質な潤滑剤層を有する磁
気記録媒体及びその製造方法の提供。 【構成】 支持体と、該支持体上に設けられた磁性層
と、該磁性層上に設けられた保護層と、該保護層上に設
けられた潤滑剤層とを具備する本発明の磁気記録媒体
は、上記潤滑剤層が、1〜10Torrの水の共存下に
おけるフッ化炭素系化合物と酸素との気相重合により得
られた重合体から形成されていることを特徴とする。
低く、耐久性に優れ、しかも均質な潤滑剤層を有する磁
気記録媒体及びその製造方法の提供。 【構成】 支持体と、該支持体上に設けられた磁性層
と、該磁性層上に設けられた保護層と、該保護層上に設
けられた潤滑剤層とを具備する本発明の磁気記録媒体
は、上記潤滑剤層が、1〜10Torrの水の共存下に
おけるフッ化炭素系化合物と酸素との気相重合により得
られた重合体から形成されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦係数が低く、耐久
性に優れた磁気ディスク等の磁気記録媒体及びその製造
方法に関する。
性に優れた磁気ディスク等の磁気記録媒体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、磁気ディスク等の磁気記録媒体には、その耐久性を
向上させるために磁性層上或いは磁性層上に設けられた
保護層上に潤滑剤層を設けることが広く行われている
が、近年の記録密度の増大等に伴って、グライドハイト
(GHT)特性を満足しつつ、更に耐久性が向上された
磁気記録媒体が要求されている。
り、磁気ディスク等の磁気記録媒体には、その耐久性を
向上させるために磁性層上或いは磁性層上に設けられた
保護層上に潤滑剤層を設けることが広く行われている
が、近年の記録密度の増大等に伴って、グライドハイト
(GHT)特性を満足しつつ、更に耐久性が向上された
磁気記録媒体が要求されている。
【0003】そこで、上記の要求を満足すべく、種々提
案がなされており、例えば、レーザー光を用いた表面重
合により、磁気ディスク等の磁気記録媒体の表面に直接
フッ素系重合体を形成して、該表面に固着されてなる潤
滑剤層を形成する方法等が提案されている。しかし、上
述の方法により形成された潤滑剤層は、その全てが磁気
記録媒体の表面に固着されているため上記潤滑剤層の密
着度は向上するものの潤滑剤層を構成する分子の移動度
が低下して、未だ要求されている耐久性を満足するもの
ではなかった。
案がなされており、例えば、レーザー光を用いた表面重
合により、磁気ディスク等の磁気記録媒体の表面に直接
フッ素系重合体を形成して、該表面に固着されてなる潤
滑剤層を形成する方法等が提案されている。しかし、上
述の方法により形成された潤滑剤層は、その全てが磁気
記録媒体の表面に固着されているため上記潤滑剤層の密
着度は向上するものの潤滑剤層を構成する分子の移動度
が低下して、未だ要求されている耐久性を満足するもの
ではなかった。
【0004】また、上記表面重合では、重合反応が表面
で進行するので、表面がミクロ的に不均一の場合には重
合反応も不均一に進行し、均質な潤滑剤層を形成するこ
とが困難であるという問題もある。特に、膜厚の大きな
潤滑剤層(例えば、50Å程度)を得ることは困難であ
った。
で進行するので、表面がミクロ的に不均一の場合には重
合反応も不均一に進行し、均質な潤滑剤層を形成するこ
とが困難であるという問題もある。特に、膜厚の大きな
潤滑剤層(例えば、50Å程度)を得ることは困難であ
った。
【0005】一方、潤滑剤層を固定層とフリー層との2
層構造として耐久性を向上させる方法も提案されてお
り、このうちフリー層の膜厚を厚くした場合には、耐久
性は要求されているレベルにまで向上する。しかし、こ
の場合には、極めて低いGHTを実現するためディスク
の表面粗さを小さくしなければならず、その結果、該潤
滑剤層の摩擦係数が高くなり、磁気記録媒体の使用時に
磁気ヘッドに対するヘッド吸着を起こすという問題があ
る。
層構造として耐久性を向上させる方法も提案されてお
り、このうちフリー層の膜厚を厚くした場合には、耐久
性は要求されているレベルにまで向上する。しかし、こ
の場合には、極めて低いGHTを実現するためディスク
の表面粗さを小さくしなければならず、その結果、該潤
滑剤層の摩擦係数が高くなり、磁気記録媒体の使用時に
磁気ヘッドに対するヘッド吸着を起こすという問題があ
る。
【0006】従って、本発明の目的は、GHT特性を満
足しつつ、表面の摩擦係数が低く、耐久性に優れ、しか
も均質な潤滑剤層を有する磁気記録媒体及びその製造方
法を提供することにある。
足しつつ、表面の摩擦係数が低く、耐久性に優れ、しか
も均質な潤滑剤層を有する磁気記録媒体及びその製造方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解消するために鋭意検討した結果、水の共存下に特定
の化合物を用いて形成した特定構造の潤滑剤層を具備す
る磁気記録媒体が上記目的を達成しうることを知見し
た。
を解消するために鋭意検討した結果、水の共存下に特定
の化合物を用いて形成した特定構造の潤滑剤層を具備す
る磁気記録媒体が上記目的を達成しうることを知見し
た。
【0008】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであり、支持体と、該支持体上に設けられた磁性層
と、該磁性層上に設けられた保護層と、該保護層上に設
けられた潤滑剤層とを具備する磁気記録媒体において、
上記潤滑剤層は、1〜10Torrの水の共存下におけ
るフッ化炭素系化合物と酸素との気相重合により得られ
た重合体から形成されていることを特徴とする磁気記録
媒体を提供するものである。
のであり、支持体と、該支持体上に設けられた磁性層
と、該磁性層上に設けられた保護層と、該保護層上に設
けられた潤滑剤層とを具備する磁気記録媒体において、
上記潤滑剤層は、1〜10Torrの水の共存下におけ
るフッ化炭素系化合物と酸素との気相重合により得られ
た重合体から形成されていることを特徴とする磁気記録
媒体を提供するものである。
【0009】また、本発明は、上記磁気記録媒体の好ま
しい製造方法として、1〜10Torrの水の共存下で
フッ化炭素系化合物と酸素とを気相重合させて潤滑剤層
を形成する工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体の
製造方法を提供するものである。
しい製造方法として、1〜10Torrの水の共存下で
フッ化炭素系化合物と酸素とを気相重合させて潤滑剤層
を形成する工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体の
製造方法を提供するものである。
【0010】本発明の磁気記録媒体は、磁気ドラムや磁
気テープ等として有用であるが、特に固定ディスク等の
磁気ディスクとして有用である。
気テープ等として有用であるが、特に固定ディスク等の
磁気ディスクとして有用である。
【0011】以下、本発明の磁気記録媒体について詳細
に説明する。上述の通り、本発明の磁気記録媒体は、支
持体と、該支持体上に設けられた磁性層と、該磁性層上
に設けられた保護層と、該保護層上に設けられた潤滑剤
層とを具備する。
に説明する。上述の通り、本発明の磁気記録媒体は、支
持体と、該支持体上に設けられた磁性層と、該磁性層上
に設けられた保護層と、該保護層上に設けられた潤滑剤
層とを具備する。
【0012】本発明において用いられる上記支持体とし
ては、磁性支持体と非磁性支持体との何れをも用いるこ
とができるが、一般的には非磁性支持体が用いられる。
上記非磁性支持体としては、例えば、ガラス状カーボン
等のカーボン、強化ガラス、結晶化ガラス、アルミニウ
ム及びアルミニウム合金、チタン及びチタン合金、セラ
ミックス、樹脂、並びにこれらの複合材料からなる支持
体が用いられる。これらの中でも、ガラス状カーボン製
の支持体は、耐熱性、軽量性等の点において特に優れた
ものであり、本発明において特に好ましく用いることが
できる。
ては、磁性支持体と非磁性支持体との何れをも用いるこ
とができるが、一般的には非磁性支持体が用いられる。
上記非磁性支持体としては、例えば、ガラス状カーボン
等のカーボン、強化ガラス、結晶化ガラス、アルミニウ
ム及びアルミニウム合金、チタン及びチタン合金、セラ
ミックス、樹脂、並びにこれらの複合材料からなる支持
体が用いられる。これらの中でも、ガラス状カーボン製
の支持体は、耐熱性、軽量性等の点において特に優れた
ものであり、本発明において特に好ましく用いることが
できる。
【0013】上記支持体には、必要に応じて、各種のテ
クスチャ処理を施してもよい。かかるテクスチャ処理と
しては、例えば、研磨テープや研磨砥粒を用いての処
理、酸によるエッチング処理、熱酸化や陽極酸化処理、
シリケート化合物をスピンコートにより表面析出させる
処理、プラズマアッシングあるいは金属をスパッタリン
グして表面に凹凸を形成するスパッタテクスチャ等によ
る粗面化処理、スパッタ処理等を挙げることができる。
クスチャ処理を施してもよい。かかるテクスチャ処理と
しては、例えば、研磨テープや研磨砥粒を用いての処
理、酸によるエッチング処理、熱酸化や陽極酸化処理、
シリケート化合物をスピンコートにより表面析出させる
処理、プラズマアッシングあるいは金属をスパッタリン
グして表面に凹凸を形成するスパッタテクスチャ等によ
る粗面化処理、スパッタ処理等を挙げることができる。
【0014】本発明において上記支持体上に設けられる
上記磁性層としては、例えば、PVD(物理的気相成
長)手段により形成された金属薄膜型の磁性層を挙げる
ことができる。該金属薄膜型の磁性層を形成する材料と
しては、例えばCoCr、CoNi、CoCrX、Co
NiX、CoWX(ここで、Xは、Ta、Pt、Au、
Ti、V、Cr、Ni、W、La、Ce、Pr、Nd、
Pm、Sm、Eu、Li、Si、B、Ca、As、Y、
Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Ag、Sb及びHf等
からなる群より選ばれる1種又は2種以上を示す)等で
表されるCoを主成分とするCo系の磁性合金等を好ま
しく挙げることができ、使用に際しては、単独又は2種
以上の混合物として用いることができる。上記磁性層の
膜厚は、20〜50nmであることが好ましいが、かか
る範囲に限定されない。
上記磁性層としては、例えば、PVD(物理的気相成
長)手段により形成された金属薄膜型の磁性層を挙げる
ことができる。該金属薄膜型の磁性層を形成する材料と
しては、例えばCoCr、CoNi、CoCrX、Co
NiX、CoWX(ここで、Xは、Ta、Pt、Au、
Ti、V、Cr、Ni、W、La、Ce、Pr、Nd、
Pm、Sm、Eu、Li、Si、B、Ca、As、Y、
Zr、Nb、Mo、Ru、Rh、Ag、Sb及びHf等
からなる群より選ばれる1種又は2種以上を示す)等で
表されるCoを主成分とするCo系の磁性合金等を好ま
しく挙げることができ、使用に際しては、単独又は2種
以上の混合物として用いることができる。上記磁性層の
膜厚は、20〜50nmであることが好ましいが、かか
る範囲に限定されない。
【0015】本発明において上記磁性層上に設けられる
上記保護層は、例えば、PVDやスピンコーティング等
により形成される層であり、耐磨耗性の観点から力学的
強度の高い材料で形成されていることが好ましい。上記
保護層を形成する材料としては、例えば、Al、Si、
Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Ta、W等の金属の酸
化物(酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等);該金属の窒
化物(窒化ホウ素等);該金属の炭化物(炭化ケイ素、
炭化タングステン等);ダイヤモンドライクカーボン等
のカーボン(炭素)又はボロンナイトライド等からなる
群より選択される一種以上が用いられる。また、上記材
料の中でも、カーボン、炭化ケイ素、炭化タングステ
ン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、窒化ホウ素又はこ
れらの複合材料が好ましく、更に好ましくはカーボンで
あり、中でも特にダイヤモンドライクカーボンが好まし
い。上記保護層の膜厚は、5〜25nmであることが好
ましいが、かかる範囲に限定されない。
上記保護層は、例えば、PVDやスピンコーティング等
により形成される層であり、耐磨耗性の観点から力学的
強度の高い材料で形成されていることが好ましい。上記
保護層を形成する材料としては、例えば、Al、Si、
Ti、Cr、Zr、Nb、Mo、Ta、W等の金属の酸
化物(酸化ケイ素、酸化ジルコニウム等);該金属の窒
化物(窒化ホウ素等);該金属の炭化物(炭化ケイ素、
炭化タングステン等);ダイヤモンドライクカーボン等
のカーボン(炭素)又はボロンナイトライド等からなる
群より選択される一種以上が用いられる。また、上記材
料の中でも、カーボン、炭化ケイ素、炭化タングステ
ン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、窒化ホウ素又はこ
れらの複合材料が好ましく、更に好ましくはカーボンで
あり、中でも特にダイヤモンドライクカーボンが好まし
い。上記保護層の膜厚は、5〜25nmであることが好
ましいが、かかる範囲に限定されない。
【0016】而して、本発明の磁気記録媒体は、上記保
護層上に設けられる上記潤滑剤層が1〜10Torrの
水の共存下におけるフッ化炭素系化合物と酸素との気相
重合により得られた重合体から形成されていることを特
徴とする。
護層上に設けられる上記潤滑剤層が1〜10Torrの
水の共存下におけるフッ化炭素系化合物と酸素との気相
重合により得られた重合体から形成されていることを特
徴とする。
【0017】上記気相重合の際に反応系に1〜10To
rrの水が共存することによって、形成される潤滑剤層
の膜厚を大きくすることができ、しかも、膜厚の制御も
容易となり、生産性が一層向上する。水の量が1Tor
rに満たないと1回の工程で生成する成膜厚が薄く非効
率的であり、10Torrを超えると成膜が過剰になる
と同時に、膜厚の均一性も悪くなる。好ましい水の量
は、2〜6Torrである。
rrの水が共存することによって、形成される潤滑剤層
の膜厚を大きくすることができ、しかも、膜厚の制御も
容易となり、生産性が一層向上する。水の量が1Tor
rに満たないと1回の工程で生成する成膜厚が薄く非効
率的であり、10Torrを超えると成膜が過剰になる
と同時に、膜厚の均一性も悪くなる。好ましい水の量
は、2〜6Torrである。
【0018】上記フッ化炭素系化合物と酸素との使用割
合は、上記フッ化炭素系化合物/酸素(モル比)が好ま
しくは1/0.5〜1/100、更に好ましくは1/1
〜1/10、最も好ましくは1/2〜1/8である。上
記使用割合が1/100より低いと、レーザー光等の吸
収効率が低下し、重合が十分とはいえず、1/0.5よ
り高いと、成膜の反応速度が低下するので、上記範囲内
とすることが好ましい。
合は、上記フッ化炭素系化合物/酸素(モル比)が好ま
しくは1/0.5〜1/100、更に好ましくは1/1
〜1/10、最も好ましくは1/2〜1/8である。上
記使用割合が1/100より低いと、レーザー光等の吸
収効率が低下し、重合が十分とはいえず、1/0.5よ
り高いと、成膜の反応速度が低下するので、上記範囲内
とすることが好ましい。
【0019】上記フッ化炭素系化合物と酸素との重合体
は、主として−(CF2 O)−の構造単位を有する重合
体であり、その分子量は、好ましくは500〜3000
0である。上記重合体の構造は完全には判っていない
が、例えば、下記構造式で示される重合体等が推定され
る。 X-(CF2 O)l -(CF2 CF2 O)m -(CF2 CF2 CF2 O)n - X’ 〔ここで、l、m及びnは、同一の又は異なる正の整数
を示し(但し、l≫m、l≫n)、X及びX’は、同一
の又は異なるCF3 O、CF3 若しくはアルコール又は
エーテル結合、エステル結合若しくはウレタン結合等を
含む末端部を示す。〕
は、主として−(CF2 O)−の構造単位を有する重合
体であり、その分子量は、好ましくは500〜3000
0である。上記重合体の構造は完全には判っていない
が、例えば、下記構造式で示される重合体等が推定され
る。 X-(CF2 O)l -(CF2 CF2 O)m -(CF2 CF2 CF2 O)n - X’ 〔ここで、l、m及びnは、同一の又は異なる正の整数
を示し(但し、l≫m、l≫n)、X及びX’は、同一
の又は異なるCF3 O、CF3 若しくはアルコール又は
エーテル結合、エステル結合若しくはウレタン結合等を
含む末端部を示す。〕
【0020】上記重合体における上記−(CF2 O)−
の構造単位の含有率は、全構造単位中70%以上である
ことが好ましく、例えば、上記構造式で表される重合体
においては〔l/(l+m+n)〕×100が70%以
上であることが好ましい。
の構造単位の含有率は、全構造単位中70%以上である
ことが好ましく、例えば、上記構造式で表される重合体
においては〔l/(l+m+n)〕×100が70%以
上であることが好ましい。
【0021】本発明においては、上記潤滑剤層は、上記
保護層上に固着された固定層と、該固定層上に形成され
たフリー層とから成ることが好ましい。ここで、上記固
定層とは、上記保護層に化学的又は物理的に強固に固着
されており、例えば商品名「フロン113」等のフッ素
系溶媒を用いて洗浄しても洗い流されない層であり、上
記フリー層とは、上記フッ素系溶媒を用いて洗浄した場
合に洗い流されてしまう層である。
保護層上に固着された固定層と、該固定層上に形成され
たフリー層とから成ることが好ましい。ここで、上記固
定層とは、上記保護層に化学的又は物理的に強固に固着
されており、例えば商品名「フロン113」等のフッ素
系溶媒を用いて洗浄しても洗い流されない層であり、上
記フリー層とは、上記フッ素系溶媒を用いて洗浄した場
合に洗い流されてしまう層である。
【0022】上記固定層の厚さ及び上記フリー層の厚さ
は、上記気相重合を行う回数に依存する。従って、所望
の厚さの固定層及びフリー層を得るためには、上記気相
重合を行う回数を調整すればよい。上記固定層の厚さ
(重さ)と上記フリー層の厚さ(重さ)との比は、フリ
ー層の厚さ(重さ)/固定層の厚さ(重さ)が好ましく
は1/10〜10/1、更に好ましくは2/5〜5/1
である。上記固定層の厚さは、5〜30Åであることが
好ましい。厚さが5Å未満であると、耐摩耗性が悪く耐
久性が劣り、30Åを超えると、膜の構造が乱れ、再び
耐摩耗性が劣化するので上記範囲内とすることが好まし
い。また上記フリー層の厚さは、2〜80Åであること
が好ましい。厚さ2Å未満であると、耐久性が悪く、8
0Åを超えると、摩擦係数が増大するので上記範囲内と
することが好ましい。
は、上記気相重合を行う回数に依存する。従って、所望
の厚さの固定層及びフリー層を得るためには、上記気相
重合を行う回数を調整すればよい。上記固定層の厚さ
(重さ)と上記フリー層の厚さ(重さ)との比は、フリ
ー層の厚さ(重さ)/固定層の厚さ(重さ)が好ましく
は1/10〜10/1、更に好ましくは2/5〜5/1
である。上記固定層の厚さは、5〜30Åであることが
好ましい。厚さが5Å未満であると、耐摩耗性が悪く耐
久性が劣り、30Åを超えると、膜の構造が乱れ、再び
耐摩耗性が劣化するので上記範囲内とすることが好まし
い。また上記フリー層の厚さは、2〜80Åであること
が好ましい。厚さ2Å未満であると、耐久性が悪く、8
0Åを超えると、摩擦係数が増大するので上記範囲内と
することが好ましい。
【0023】このように、本発明の磁気記録媒体におけ
る上記潤滑剤層を上記固定層と上記フリー層とから構成
した場合には、上記フリー層の膜厚を従来のフリー層の
膜厚(8〜20Å)よりも厚くしても、磁気記録媒体表
面の摩擦係数が高くならないものであるため、本発明に
おける上記フリー層の膜厚は、従来の磁気記録媒体にお
けるフリー層の膜厚よりも厚くすることができる。
る上記潤滑剤層を上記固定層と上記フリー層とから構成
した場合には、上記フリー層の膜厚を従来のフリー層の
膜厚(8〜20Å)よりも厚くしても、磁気記録媒体表
面の摩擦係数が高くならないものであるため、本発明に
おける上記フリー層の膜厚は、従来の磁気記録媒体にお
けるフリー層の膜厚よりも厚くすることができる。
【0024】上記潤滑剤層の厚さ(上記潤滑剤層が上記
固定層及び上記フリー層からなる場合を含む)は、好ま
しくは5〜200Åであるが、10〜100Åであると
潤滑効果が高く、スペーシングロスが抑えられるので特
に好ましい。上記潤滑剤層の厚さを、20〜80Å、特
に20〜50Åとすると上記効果が顕著となるので一層
好ましい。上記厚さが200Åを超えるとスペーシング
ロスが大きくなり、上記厚さが5Å未満であると潤滑効
果が乏しくなるので、上記範囲内であることが好まし
い。
固定層及び上記フリー層からなる場合を含む)は、好ま
しくは5〜200Åであるが、10〜100Åであると
潤滑効果が高く、スペーシングロスが抑えられるので特
に好ましい。上記潤滑剤層の厚さを、20〜80Å、特
に20〜50Åとすると上記効果が顕著となるので一層
好ましい。上記厚さが200Åを超えるとスペーシング
ロスが大きくなり、上記厚さが5Å未満であると潤滑効
果が乏しくなるので、上記範囲内であることが好まし
い。
【0025】上記フッ化炭素系化合物としては、特に、
炭素−炭素二重結合を有するものを用いることが好まし
く、就中、上記フッ化炭素系化合物は下記一般式(I)
〜(III) で表される化合物から成る群から選択されるこ
とが好ましい。 CF2 =CFRf 1 ・・・・(I) (式中、Rf 1 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基又は部分フッ素化アリール基を示す) CF2 =C(Rf 2)(Rf 3)・・・・(II) (式中、Rf 2 及びRf 3 は、同一の又は異なる水素原
子、フッ素原子、パーフルオロアルキル基、パーフルオ
ロアルケニル基、部分フッ素化アルキル基、部分フッ素
化アルケニル基、パーフルオロアリール基又は部分フッ
素化アリール基を示す) CF2 =CFO(Rf 4)・・・・(III) (式中、Rf 4 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基、部分フッ素化アリール基又はパーフルオロアルコキ
シアルキル基を示す)
炭素−炭素二重結合を有するものを用いることが好まし
く、就中、上記フッ化炭素系化合物は下記一般式(I)
〜(III) で表される化合物から成る群から選択されるこ
とが好ましい。 CF2 =CFRf 1 ・・・・(I) (式中、Rf 1 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基又は部分フッ素化アリール基を示す) CF2 =C(Rf 2)(Rf 3)・・・・(II) (式中、Rf 2 及びRf 3 は、同一の又は異なる水素原
子、フッ素原子、パーフルオロアルキル基、パーフルオ
ロアルケニル基、部分フッ素化アルキル基、部分フッ素
化アルケニル基、パーフルオロアリール基又は部分フッ
素化アリール基を示す) CF2 =CFO(Rf 4)・・・・(III) (式中、Rf 4 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基、部分フッ素化アリール基又はパーフルオロアルコキ
シアルキル基を示す)
【0026】上記フッ化炭素系化合物は、それぞれ単独
で用いてもよく又は2種以上を混合して用いてもよい。
2種以上用いる場合には、上記一般式(I)〜(III) の
何れか一つの範疇から2種以上を選択して用いてもよく
又は上記一般式(I)〜(III) のうちの少なくとも2つ
の範疇からそれぞれ1種以上を選択して用いてもよい。
で用いてもよく又は2種以上を混合して用いてもよい。
2種以上用いる場合には、上記一般式(I)〜(III) の
何れか一つの範疇から2種以上を選択して用いてもよく
又は上記一般式(I)〜(III) のうちの少なくとも2つ
の範疇からそれぞれ1種以上を選択して用いてもよい。
【0027】上記一般式(I)において、好ましいパー
フルオロアルキル基としては、パーフルオロメチル基
(CF3 −)、パーフルオロヘプチル基(C5 F11−)
及びパーフルオロヘキシル基(C6 F13−)が挙げら
れ;好ましいパーフルオロアルケニル基としては、パー
フルオロエチニル基(CF2 =CF−)が挙げられ;好
ましい部分フッ素化アルキル基としては、1H−パーフ
ルオロブチル基(C4 F8H−)が挙げられ;好ましい
部分フッ素化アルケニル基としては、−CF2 −CF=
CH2 が挙げられ;好ましいパーフルオロアリール基と
しては、パーフルオロベンジル基(−CF2 −C6 F5)
が挙げられ;そして、好ましい部分フッ素化アリール基
としては、−CFH−C6 F5 及び−CF2 −C6 H5
が挙げられる。
フルオロアルキル基としては、パーフルオロメチル基
(CF3 −)、パーフルオロヘプチル基(C5 F11−)
及びパーフルオロヘキシル基(C6 F13−)が挙げら
れ;好ましいパーフルオロアルケニル基としては、パー
フルオロエチニル基(CF2 =CF−)が挙げられ;好
ましい部分フッ素化アルキル基としては、1H−パーフ
ルオロブチル基(C4 F8H−)が挙げられ;好ましい
部分フッ素化アルケニル基としては、−CF2 −CF=
CH2 が挙げられ;好ましいパーフルオロアリール基と
しては、パーフルオロベンジル基(−CF2 −C6 F5)
が挙げられ;そして、好ましい部分フッ素化アリール基
としては、−CFH−C6 F5 及び−CF2 −C6 H5
が挙げられる。
【0028】従って、一般式(I)で表される化合物の
うち、好ましいものとしては、テトラフルオロエチレン
(CF2 =CF2)、ヘキサフルオロプロペン(CF2 =
CFCF3)、パーフルオロヘプテン−1(CF2 =CF
C5 F11)、6H−パーフルオロヘキセン−1(CF2
=CFC4 F8 H)、パーフルオロオクテン−1(CF
2 =CFC6 F13)、ヘキサフルオロ−1,3−ブタジ
エン(CF2 =CFCF=CF2)、3−(ペンタフルオ
ロフェニル)ペンタフルオロプロペン−1(CF2 =C
FCF2 C6 F5)、CF2 =CFCHF−C6 F5 、C
F2 =CFCF 2 −C6 H5 、CF2 =CFCF2 CF
=CH2 等が挙げられる。
うち、好ましいものとしては、テトラフルオロエチレン
(CF2 =CF2)、ヘキサフルオロプロペン(CF2 =
CFCF3)、パーフルオロヘプテン−1(CF2 =CF
C5 F11)、6H−パーフルオロヘキセン−1(CF2
=CFC4 F8 H)、パーフルオロオクテン−1(CF
2 =CFC6 F13)、ヘキサフルオロ−1,3−ブタジ
エン(CF2 =CFCF=CF2)、3−(ペンタフルオ
ロフェニル)ペンタフルオロプロペン−1(CF2 =C
FCF2 C6 F5)、CF2 =CFCHF−C6 F5 、C
F2 =CFCF 2 −C6 H5 、CF2 =CFCF2 CF
=CH2 等が挙げられる。
【0029】上記一般式(II)において、好ましいパー
フルオロアルキル基としては、上記一般式(I)におけ
るものの他にCF3 CF2 −が挙げられ;好ましいパー
フルオロアルケニル基としては、上記一般式(I)にお
けるものの他に−CF2 −CF=CF2 が挙げられ;好
ましい部分フッ化アルキル基としては−CF2 H及び−
CF2 CF2 Hが挙げられ;好ましい部分フッ化アルケ
ニル基としては、上記一般式(I)におけるものの他に
−CF=CH2 が挙げられ;そして、好ましいパーフル
オロアリール基及び部分フッ素化アリール基としては、
上記一般式(I)におけるものと同様のものが挙げられ
る。
フルオロアルキル基としては、上記一般式(I)におけ
るものの他にCF3 CF2 −が挙げられ;好ましいパー
フルオロアルケニル基としては、上記一般式(I)にお
けるものの他に−CF2 −CF=CF2 が挙げられ;好
ましい部分フッ化アルキル基としては−CF2 H及び−
CF2 CF2 Hが挙げられ;好ましい部分フッ化アルケ
ニル基としては、上記一般式(I)におけるものの他に
−CF=CH2 が挙げられ;そして、好ましいパーフル
オロアリール基及び部分フッ素化アリール基としては、
上記一般式(I)におけるものと同様のものが挙げられ
る。
【0030】従って、一般式(II)で表される化合物の
うち、好ましいものとしては、CF 2 =C(CF3)2 、
CF2 =CH2 、CF2 =CHF、CF2 =CHC
F3 、CF2 =CHCF2 CF3 、CF2 =CHCF=
CF2 、CF2 =CHCF2 CF=CF2 、CF2 =C
HCF2 H、CF2 =CHCF2 CF2 H、CF2 =C
HCF2 CF=CH2 、CF2 =CHCF=CH2 、C
F2 =CHCFH−C6 F 5 、CF2 =CHCF2 −C
6 H5 等が挙げられる。
うち、好ましいものとしては、CF 2 =C(CF3)2 、
CF2 =CH2 、CF2 =CHF、CF2 =CHC
F3 、CF2 =CHCF2 CF3 、CF2 =CHCF=
CF2 、CF2 =CHCF2 CF=CF2 、CF2 =C
HCF2 H、CF2 =CHCF2 CF2 H、CF2 =C
HCF2 CF=CH2 、CF2 =CHCF=CH2 、C
F2 =CHCFH−C6 F 5 、CF2 =CHCF2 −C
6 H5 等が挙げられる。
【0031】上記一般式(III)において、好ましいパー
フルオロアルキル基及びパーフルオロアルケニル基とし
ては、上記一般式(II)におけるものと同様のものが挙
げられ;好ましい部分フッ素化アルキル基としては、−
CF2 H、−CF2 CF2 H及び−C4 F8 Hが挙げら
れ;好ましい部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロ
アリール基及び部分フッ素化アリール基としては、上記
一般式(II)におけるものと同様のものが挙げられ;そ
して、好ましいパーフルオロアルコキシアルキル基とし
ては、−CF2 CF(CF3)OC3 H7 が挙げられる。
フルオロアルキル基及びパーフルオロアルケニル基とし
ては、上記一般式(II)におけるものと同様のものが挙
げられ;好ましい部分フッ素化アルキル基としては、−
CF2 H、−CF2 CF2 H及び−C4 F8 Hが挙げら
れ;好ましい部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロ
アリール基及び部分フッ素化アリール基としては、上記
一般式(II)におけるものと同様のものが挙げられ;そ
して、好ましいパーフルオロアルコキシアルキル基とし
ては、−CF2 CF(CF3)OC3 H7 が挙げられる。
【0032】従って、一般式(III)で表される化合物の
うち、好ましいものとしては、CF 2 =CFOCF3 、
CF2 =CFOC5 F11、CF2 =CFOC6 F13、C
F2=CFOCF2 CF3 、CF2 =CFOCF=CF
2 、CF2 =CFOCF2 CF=CF2 、CF2 =C4
F8 H、CF2 =CFOCF2 H、CF2 =CFOCF
2 CF2 H、CF2 =CFOCF2 −CF=CH2 、C
F2 =CFOCF=CH2 、CF2 =CFOCF2 −C
6 F5 、CF2 =CFOCFH−C6 H5 、CF2 =C
FOCF2 −C6 H5 、CF2 =CFOCF2 CF(C
F3)OC3 H7等が挙げられる。
うち、好ましいものとしては、CF 2 =CFOCF3 、
CF2 =CFOC5 F11、CF2 =CFOC6 F13、C
F2=CFOCF2 CF3 、CF2 =CFOCF=CF
2 、CF2 =CFOCF2 CF=CF2 、CF2 =C4
F8 H、CF2 =CFOCF2 H、CF2 =CFOCF
2 CF2 H、CF2 =CFOCF2 −CF=CH2 、C
F2 =CFOCF=CH2 、CF2 =CFOCF2 −C
6 F5 、CF2 =CFOCFH−C6 H5 、CF2 =C
FOCF2 −C6 H5 、CF2 =CFOCF2 CF(C
F3)OC3 H7等が挙げられる。
【0033】本発明の磁気記録媒体においては、上記支
持体と上記磁性層との間に下地層を形成してもよい。上
記下地層は、例えば、Cr、Ti、Al又はこれらの合
金等を用い、スパッタ等のPVD手段により設けること
ができる。上記下地層の膜厚は、10〜100nmとす
ることが好ましいが、かかる範囲に限定されない。
持体と上記磁性層との間に下地層を形成してもよい。上
記下地層は、例えば、Cr、Ti、Al又はこれらの合
金等を用い、スパッタ等のPVD手段により設けること
ができる。上記下地層の膜厚は、10〜100nmとす
ることが好ましいが、かかる範囲に限定されない。
【0034】次に、本発明の磁気記録媒体の好ましい製
造方法について説明する。本発明の磁気記録媒体は、1
〜10Torrの水の共存下でフッ化炭素系化合物と酸
素とを気相重合させて潤滑剤層を形成する工程を含む方
法により、好ましく製造される。
造方法について説明する。本発明の磁気記録媒体は、1
〜10Torrの水の共存下でフッ化炭素系化合物と酸
素とを気相重合させて潤滑剤層を形成する工程を含む方
法により、好ましく製造される。
【0035】上記気相重合とは、1〜10Torrの水
の共存下で上記フッ化炭素系化合物と酸素とを気相にガ
ス状態で保持した系で重合を行い、重合反応を気相のみ
で生ぜしめる重合方法を意味する。重合に際して採用す
ることができる手法としては、例えば、プラズマ重合や
光CVD(化学的気相成長)等のCVDを採用すること
ができる。本発明においては、装置・設備が簡単なもの
で済む点から光CVDによる気相重合が好ましく用いら
れる。
の共存下で上記フッ化炭素系化合物と酸素とを気相にガ
ス状態で保持した系で重合を行い、重合反応を気相のみ
で生ぜしめる重合方法を意味する。重合に際して採用す
ることができる手法としては、例えば、プラズマ重合や
光CVD(化学的気相成長)等のCVDを採用すること
ができる。本発明においては、装置・設備が簡単なもの
で済む点から光CVDによる気相重合が好ましく用いら
れる。
【0036】上記光CVDにより上記気相重合を行う場
合には、レーザ光を被析出物体表面(即ち、上記保護層
の表面)には直接照射せず、原料ガス中にのみ照射して
行うことが好ましい。
合には、レーザ光を被析出物体表面(即ち、上記保護層
の表面)には直接照射せず、原料ガス中にのみ照射して
行うことが好ましい。
【0037】この際、用いることができる光源として
は、紫外線及び赤外線が挙げられるが、以下に述べる理
由により、紫外線を用いることが好ましく、具体的に
は、例えば193nmのエキシマレーザ光等を好ましく
用いることができる。即ち、赤外線を光源とする赤外レ
ーザによる反応は、基本的に振動励起による反応である
から、本質的に熱反応と同じであり、サイドリアクショ
ンが生じて目的物以外の生成物が生成し、形成膜の構造
制御が困難であるという欠点を有する。これに対して、
紫外線を光源とする紫外レーザは、電子励起により重合
反応を起こすものであり、反応の選択性が良く、更に
は、熱反応の関与が極めて低いため、サイドリアクショ
ンが生じるおそれが低いので、上記のような欠点を有さ
ない。
は、紫外線及び赤外線が挙げられるが、以下に述べる理
由により、紫外線を用いることが好ましく、具体的に
は、例えば193nmのエキシマレーザ光等を好ましく
用いることができる。即ち、赤外線を光源とする赤外レ
ーザによる反応は、基本的に振動励起による反応である
から、本質的に熱反応と同じであり、サイドリアクショ
ンが生じて目的物以外の生成物が生成し、形成膜の構造
制御が困難であるという欠点を有する。これに対して、
紫外線を光源とする紫外レーザは、電子励起により重合
反応を起こすものであり、反応の選択性が良く、更に
は、熱反応の関与が極めて低いため、サイドリアクショ
ンが生じるおそれが低いので、上記のような欠点を有さ
ない。
【0038】上記気相重合を行う際における支持体(保
護層まで設けられたもの)の温度は10〜90℃に設定
されていることが好ましく、更には15〜50℃である
ことが好ましい。上記範囲外であると上記潤滑剤層が形
成されない場合があるので、上記範囲内とすることが好
ましい。
護層まで設けられたもの)の温度は10〜90℃に設定
されていることが好ましく、更には15〜50℃である
ことが好ましい。上記範囲外であると上記潤滑剤層が形
成されない場合があるので、上記範囲内とすることが好
ましい。
【0039】系に導入される上記フッ化炭素系化合物の
圧力は、好ましくは0.5〜50Torrであり、更に
好ましくは1〜20Torrである。一方、系に導入さ
れる酸素の圧力は、好ましくは1〜150Torrであ
り、更に好ましくは3〜70Torrである。
圧力は、好ましくは0.5〜50Torrであり、更に
好ましくは1〜20Torrである。一方、系に導入さ
れる酸素の圧力は、好ましくは1〜150Torrであ
り、更に好ましくは3〜70Torrである。
【0040】上記工程は、1回のみ行ってもよく、又は
必要に応じて複数回行ってもよい。特に好ましくは、以
下に述べるように、第1の重合工程及び第2の重合工程
の少なくとも2回の工程を行う。
必要に応じて複数回行ってもよい。特に好ましくは、以
下に述べるように、第1の重合工程及び第2の重合工程
の少なくとも2回の工程を行う。
【0041】即ち、上記製造方法において特に好ましく
は、1〜10Torrの水の共存下で上記フッ化炭素系
化合物と酸素とを気相重合させて潤滑剤層を形成する第
1の重合工程と、反応系を真空にした後、1〜10To
rrの水の共存下で上記フッ化炭素系化合物と酸素とを
気相重合させて潤滑剤層を形成する第2の重合工程とを
順次行う。かかる工程を行うことによって、上記固定層
と上記フリー層とからなる潤滑剤層を形成することが一
層容易となる。
は、1〜10Torrの水の共存下で上記フッ化炭素系
化合物と酸素とを気相重合させて潤滑剤層を形成する第
1の重合工程と、反応系を真空にした後、1〜10To
rrの水の共存下で上記フッ化炭素系化合物と酸素とを
気相重合させて潤滑剤層を形成する第2の重合工程とを
順次行う。かかる工程を行うことによって、上記固定層
と上記フリー層とからなる潤滑剤層を形成することが一
層容易となる。
【0042】ここで、上記第1の重合工程は、主として
上記固定層を形成する工程であり、上記第2の重合工程
は、主として上記フリー層を形成する工程である。即
ち、上記第1の重合工程においても上記フリー層が形成
されることがあり、上記第2の重合工程においても上記
固定層が形成されることがある。
上記固定層を形成する工程であり、上記第2の重合工程
は、主として上記フリー層を形成する工程である。即
ち、上記第1の重合工程においても上記フリー層が形成
されることがあり、上記第2の重合工程においても上記
固定層が形成されることがある。
【0043】次に、上記の第1及び第2の重合工程につ
いて、図1を参照して更に具体的に説明する。ここで図
1は、本発明の磁気記録媒体を製造する際に好ましく用
いられる光反応用チャンバーを示す模式図である。
いて、図1を参照して更に具体的に説明する。ここで図
1は、本発明の磁気記録媒体を製造する際に好ましく用
いられる光反応用チャンバーを示す模式図である。
【0044】図1に示す光反応用のチャンバー1は、そ
の上方の左右両側面に設けられたレーザー光を透過する
レーザー透過窓2と、下部に設けられた磁気記録媒体と
しての磁気ディスク支持体3(保護層まで設けられたも
の)を一定間隔をおいて立設させることができる媒体設
置部材4と、上部に設けられたチャンバー内部の減圧及
び大気解放を行うためのバルブ5と有する。
の上方の左右両側面に設けられたレーザー光を透過する
レーザー透過窓2と、下部に設けられた磁気記録媒体と
しての磁気ディスク支持体3(保護層まで設けられたも
の)を一定間隔をおいて立設させることができる媒体設
置部材4と、上部に設けられたチャンバー内部の減圧及
び大気解放を行うためのバルブ5と有する。
【0045】そして、上記の第1の重合工程に際して
は、先ず、上記バルブ5を開放して上記チャンバー1を
真空ポンプ(図示せず)に接続し、一旦、上記チャンバ
ー1内を減圧(好ましくは1×10-5〜1Torr、特
に好ましくは1×10-2〜0.1Torr)した後、上
記チャンバー1内に1〜10Torr(好ましくは2〜
6Torr)の水を導入し、更に、上記フッ化炭素系化
合物(好ましくは1〜20Torr)及び酸素(好まし
くは3〜70Torr)を導入して真空条件とする。次
に、エキシマレーザ光等を磁気ディスク支持体3上部と
チャンバ天井との間の中央を透過し且つ該磁気ディスク
支持体3には当たらないように、図1に示す矢印方向に
照射する。ここで、上記真空条件とは、好ましくは1×
10-5〜1Torr(特に好ましくは1×10-2〜0.
1Torr)の反応容器内に、1〜10Torr(好ま
しくは2〜6Torr)の水並びに上記フッ化炭素系化
合物(好ましくは1〜20Torr)及び酸素(好まし
くは3〜70Torr)を導入した状態を意味し、この
状態における上記チャンバー1内の圧力は、好ましくは
5〜200Torrであり、更に好ましくは10〜10
0Torrである。また、上記媒体設置部材4は、各磁
気ディスク支持体3をその円周方向(図1の矢印D方
向)に向けて回転させることができるようになされてい
る。
は、先ず、上記バルブ5を開放して上記チャンバー1を
真空ポンプ(図示せず)に接続し、一旦、上記チャンバ
ー1内を減圧(好ましくは1×10-5〜1Torr、特
に好ましくは1×10-2〜0.1Torr)した後、上
記チャンバー1内に1〜10Torr(好ましくは2〜
6Torr)の水を導入し、更に、上記フッ化炭素系化
合物(好ましくは1〜20Torr)及び酸素(好まし
くは3〜70Torr)を導入して真空条件とする。次
に、エキシマレーザ光等を磁気ディスク支持体3上部と
チャンバ天井との間の中央を透過し且つ該磁気ディスク
支持体3には当たらないように、図1に示す矢印方向に
照射する。ここで、上記真空条件とは、好ましくは1×
10-5〜1Torr(特に好ましくは1×10-2〜0.
1Torr)の反応容器内に、1〜10Torr(好ま
しくは2〜6Torr)の水並びに上記フッ化炭素系化
合物(好ましくは1〜20Torr)及び酸素(好まし
くは3〜70Torr)を導入した状態を意味し、この
状態における上記チャンバー1内の圧力は、好ましくは
5〜200Torrであり、更に好ましくは10〜10
0Torrである。また、上記媒体設置部材4は、各磁
気ディスク支持体3をその円周方向(図1の矢印D方
向)に向けて回転させることができるようになされてい
る。
【0046】なお、上記の第1の重合工程は、数回繰り
返されてもよい。
返されてもよい。
【0047】次いで、上記の第2の重合工程に際して
は、上記の第1の重合工程の終了後、上記チャンバー1
内を排気して反応系を真空(好ましくは1×10-5〜1
Torr、特に好ましくは1×10-2〜0.1Tor
r)にした後、1〜10Torr(好ましくは2〜6T
orr)の水を導入し、更に、上記フッ化炭素系化合物
(好ましくは1〜20Torr)及び酸素(好ましくは
3〜70Torr)を導入して真空条件とし、エキシマ
レーザー光等を照射する。ここで、上記の第2の重合工
程における「真空条件」も、上記の第1の重合工程にお
ける「真空条件」と同じである。
は、上記の第1の重合工程の終了後、上記チャンバー1
内を排気して反応系を真空(好ましくは1×10-5〜1
Torr、特に好ましくは1×10-2〜0.1Tor
r)にした後、1〜10Torr(好ましくは2〜6T
orr)の水を導入し、更に、上記フッ化炭素系化合物
(好ましくは1〜20Torr)及び酸素(好ましくは
3〜70Torr)を導入して真空条件とし、エキシマ
レーザー光等を照射する。ここで、上記の第2の重合工
程における「真空条件」も、上記の第1の重合工程にお
ける「真空条件」と同じである。
【0048】なお、上記の第2の重合工程も、数回繰り
返されてもよい。更に、上記の第2の重合工程の後に、
再度上記の第1の重合工程を行うこともでき、或いは、
第3の重合工程、第4の重合工程等を行うこともでき
る。
返されてもよい。更に、上記の第2の重合工程の後に、
再度上記の第1の重合工程を行うこともでき、或いは、
第3の重合工程、第4の重合工程等を行うこともでき
る。
【0049】上記第1及び第2の重合工程においてチャ
ンバー1内に導入される上記フッ化炭素系化合物は、同
一でもよく又は異なっていてもよい。特に、上記第1の
重合工程において使用される上記フッ化炭素系化合物が
上記一般式(I)で表される化合物である場合には、上
記第2の重合工程において使用される上記フッ化炭素系
化合物も上記一般式(I)で表される化合物であること
が好ましい。同様に、上記第1の重合工程において使用
される上記フッ化炭素系化合物が上記一般式(II)又は
(III)で表される化合物である場合には、上記第2の重
合工程において使用される上記フッ化炭素系化合物もそ
れぞれ上記一般式(II)又は(III)で表される化合物で
あることが好ましい。最も好ましくは、上記第1及び第
2の重合工程において使用される上記フッ化炭素系化合
物は同じものである。
ンバー1内に導入される上記フッ化炭素系化合物は、同
一でもよく又は異なっていてもよい。特に、上記第1の
重合工程において使用される上記フッ化炭素系化合物が
上記一般式(I)で表される化合物である場合には、上
記第2の重合工程において使用される上記フッ化炭素系
化合物も上記一般式(I)で表される化合物であること
が好ましい。同様に、上記第1の重合工程において使用
される上記フッ化炭素系化合物が上記一般式(II)又は
(III)で表される化合物である場合には、上記第2の重
合工程において使用される上記フッ化炭素系化合物もそ
れぞれ上記一般式(II)又は(III)で表される化合物で
あることが好ましい。最も好ましくは、上記第1及び第
2の重合工程において使用される上記フッ化炭素系化合
物は同じものである。
【0050】本発明の磁気記録媒体を製造するための特
に好ましい方法においては、上記気相重合により潤滑剤
層を磁性層上に形成した磁気記録媒体を、30〜100
℃、50〜98%RH下に1時間以上放置する。かかる
方法を用いて磁気記録媒体を製造することにより、磁気
記録媒体にとって過酷な環境下である高温低湿下に放置
しても潤滑剤層の厚さの減少及びCSS耐久性の低下が
抑えられた磁気記録媒体が得られる。更に、上記潤滑剤
層を光CVDにて形成することによって、潤滑剤層の厚
さの減少及びCSS耐久性の低下が一層抑えられる。
に好ましい方法においては、上記気相重合により潤滑剤
層を磁性層上に形成した磁気記録媒体を、30〜100
℃、50〜98%RH下に1時間以上放置する。かかる
方法を用いて磁気記録媒体を製造することにより、磁気
記録媒体にとって過酷な環境下である高温低湿下に放置
しても潤滑剤層の厚さの減少及びCSS耐久性の低下が
抑えられた磁気記録媒体が得られる。更に、上記潤滑剤
層を光CVDにて形成することによって、潤滑剤層の厚
さの減少及びCSS耐久性の低下が一層抑えられる。
【0051】上記方法を更に詳述すると、まず、気相重
合により潤滑剤層を磁性層上に形成した磁気記録媒体を
製造する。次いで、該磁気記録媒体を、30〜100
℃、50〜98%RH下に1時間以上放置するエージン
グ工程を行う。これによって、磁気記録媒体にとって過
酷な環境下である高温低湿下においても上記潤滑剤層の
厚さの減少を抑制することができる。温度が30℃に満
たないとエージングを行わないものと同等の性能しか得
られず、100℃を超えると潤滑剤層の飛散による減少
がエージング中に起こるので、上記範囲内とすることが
好ましい。また、相対湿度が50%に満たないとエージ
ングを行わないものと同等の性能しか得られず、98%
を超えると磁気記録媒体の表面に水分が結露して性能が
悪化するので、上記範囲内とすることが好ましい。ま
た、放置する時間が1時間に満たないとエージングによ
る効果がない場合があるので、1時間以上放置すること
が好ましい。
合により潤滑剤層を磁性層上に形成した磁気記録媒体を
製造する。次いで、該磁気記録媒体を、30〜100
℃、50〜98%RH下に1時間以上放置するエージン
グ工程を行う。これによって、磁気記録媒体にとって過
酷な環境下である高温低湿下においても上記潤滑剤層の
厚さの減少を抑制することができる。温度が30℃に満
たないとエージングを行わないものと同等の性能しか得
られず、100℃を超えると潤滑剤層の飛散による減少
がエージング中に起こるので、上記範囲内とすることが
好ましい。また、相対湿度が50%に満たないとエージ
ングを行わないものと同等の性能しか得られず、98%
を超えると磁気記録媒体の表面に水分が結露して性能が
悪化するので、上記範囲内とすることが好ましい。ま
た、放置する時間が1時間に満たないとエージングによ
る効果がない場合があるので、1時間以上放置すること
が好ましい。
【0052】上記潤滑剤層を形成した後、上記エージン
グするまでの放置時間は、特に制約されないが、早い時
期、例えば、上記潤滑剤層を形成した後1週間以内にエ
ージングを行うことが好ましい。
グするまでの放置時間は、特に制約されないが、早い時
期、例えば、上記潤滑剤層を形成した後1週間以内にエ
ージングを行うことが好ましい。
【0053】上記エージングの雰囲気に特に制限はな
い。一般には、空気中においてエージングを行うことが
簡便である。好ましくは窒素やヘリウム等の不活性ガス
雰囲気下でエージングを行う。
い。一般には、空気中においてエージングを行うことが
簡便である。好ましくは窒素やヘリウム等の不活性ガス
雰囲気下でエージングを行う。
【0054】上記エージングは更に好ましくは、40〜
70℃、60〜80%RH下に3〜12時間行い、一層
好ましくは、不活性ガス雰囲気下で40〜70℃、60
〜80%RH下に3〜12時間行う。
70℃、60〜80%RH下に3〜12時間行い、一層
好ましくは、不活性ガス雰囲気下で40〜70℃、60
〜80%RH下に3〜12時間行う。
【0055】上記エージングを行うに際しては、周囲温
度及び湿度から目標とする温度及び湿度まで徐々に温度
及び湿度を上げていき、目標とする温度及び湿度に到達
した時点で所定の時間放置する。所定時間放置後、温度
及び湿度を徐々に下げていき周囲温度及び湿度にまで戻
すことが好ましい。この場合、温度の上昇と湿度の上昇
とは連動していてもよく、又は連動していなくてもよ
い。例えば、温度のみを先に目標とする値に到達せしめ
た後に、湿度を目標とする値に到達せしめてもよい。ま
た、同様に、温度の降下と湿度の降下とは連動していて
もよく、又は連動していなくてもよい。
度及び湿度から目標とする温度及び湿度まで徐々に温度
及び湿度を上げていき、目標とする温度及び湿度に到達
した時点で所定の時間放置する。所定時間放置後、温度
及び湿度を徐々に下げていき周囲温度及び湿度にまで戻
すことが好ましい。この場合、温度の上昇と湿度の上昇
とは連動していてもよく、又は連動していなくてもよ
い。例えば、温度のみを先に目標とする値に到達せしめ
た後に、湿度を目標とする値に到達せしめてもよい。ま
た、同様に、温度の降下と湿度の降下とは連動していて
もよく、又は連動していなくてもよい。
【0056】また、上記エージングは、1回のみ行って
もよく、また必要に応じて複数回行ってもよい。
もよく、また必要に応じて複数回行ってもよい。
【0057】なお、上記潤滑剤層の形成以外の工程に関
しては、通常公知の磁気記録媒体の製造方法と同様の方
法を特に制限なく、採用することができる。
しては、通常公知の磁気記録媒体の製造方法と同様の方
法を特に制限なく、採用することができる。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0059】〔実施例1〕密度1.5g/cm3 のガラ
ス状カーボン製の支持体(サイズ1.8インチ、厚さ2
5ミル)11を研磨し、中心線平均粗さRaを1.0n
mにした。この後、テクスチャ処理(Al−Si合金を
スパッタ)して中心線平均粗さRaを15Åにした。こ
の後、DCマグネトロンスパッタによりArガス雰囲気
中で厚さ50nmのCrからなる下地層12を支持体1
1の表面に設け、次いで厚さ40nmのCoCrTa系
の磁性層13を設けた。続いて、ガラス状カーボン製タ
ーゲットを装着した対向ターゲット型のスパッタ装置を
用い、室内を排気し、そして2mTorrのガス圧とな
るようArガスを導入してスパッタを行い、磁性層13
上に200Å厚のガラス状カーボンからなる保護層14
を設け、磁気ディスク支持体3を得た。
ス状カーボン製の支持体(サイズ1.8インチ、厚さ2
5ミル)11を研磨し、中心線平均粗さRaを1.0n
mにした。この後、テクスチャ処理(Al−Si合金を
スパッタ)して中心線平均粗さRaを15Åにした。こ
の後、DCマグネトロンスパッタによりArガス雰囲気
中で厚さ50nmのCrからなる下地層12を支持体1
1の表面に設け、次いで厚さ40nmのCoCrTa系
の磁性層13を設けた。続いて、ガラス状カーボン製タ
ーゲットを装着した対向ターゲット型のスパッタ装置を
用い、室内を排気し、そして2mTorrのガス圧とな
るようArガスを導入してスパッタを行い、磁性層13
上に200Å厚のガラス状カーボンからなる保護層14
を設け、磁気ディスク支持体3を得た。
【0060】得られた磁気ディスク支持体3を用いて、
図1に示すように、光CVD装置である図1に示す光反
応用チャンバー1内に所定の間隔を設けて図1に示すよ
うに並列配置し、チャンバー1内を5×10-2Torr
に排気した後、水を2Torr導入し、その後、テトラ
フルオロエチレン(CF2=CF2) 10Torrと酸素60T
orrとを導入し、ArFエキシマレーザ(波長193
nm)からのレーザ光(パワー150mJ、繰り返し速
度2Hz)を12.5分間かけて1500パルス照射
し、第1の重合工程を1度行った。なお、レーザ光は磁
気ディスク支持体3に直接照射されないよう、図1に示
す矢印方向に向けて照射した。また、上記光CVDに際
して、磁気ディスク支持体3の温度は室温(22℃)と
した。
図1に示すように、光CVD装置である図1に示す光反
応用チャンバー1内に所定の間隔を設けて図1に示すよ
うに並列配置し、チャンバー1内を5×10-2Torr
に排気した後、水を2Torr導入し、その後、テトラ
フルオロエチレン(CF2=CF2) 10Torrと酸素60T
orrとを導入し、ArFエキシマレーザ(波長193
nm)からのレーザ光(パワー150mJ、繰り返し速
度2Hz)を12.5分間かけて1500パルス照射
し、第1の重合工程を1度行った。なお、レーザ光は磁
気ディスク支持体3に直接照射されないよう、図1に示
す矢印方向に向けて照射した。また、上記光CVDに際
して、磁気ディスク支持体3の温度は室温(22℃)と
した。
【0061】この後、チャンバー1内を排気して5×1
0-2Torrの真空にした後、第1の重合工程と同一の
条件で第2の重合工程を1度行った。
0-2Torrの真空にした後、第1の重合工程と同一の
条件で第2の重合工程を1度行った。
【0062】このようにして、図2に示す磁気記録媒体
10としての磁気ディスク、即ち、支持体11と、該支
持体11上に設けられた下地層12と、該下地層12上
に設けられた磁性層13と、該磁性層13上に設けられ
た保護層14と、該保護層14上に設けられた潤滑剤層
15とを具備し、該潤滑剤層15が、該保護層14の表
面に化学結合により重合体分子が固着されてなる固定層
15aと、該固定層15a上に形成されたフリー層15
bとからなる磁気ディスクを得た。
10としての磁気ディスク、即ち、支持体11と、該支
持体11上に設けられた下地層12と、該下地層12上
に設けられた磁性層13と、該磁性層13上に設けられ
た保護層14と、該保護層14上に設けられた潤滑剤層
15とを具備し、該潤滑剤層15が、該保護層14の表
面に化学結合により重合体分子が固着されてなる固定層
15aと、該固定層15a上に形成されたフリー層15
bとからなる磁気ディスクを得た。
【0063】なお、上記潤滑剤層15が固定層15aと
フリー層15bとからなることは、下記及びにより
確認した。 上記磁気ディスクをフロン113で10分間超音波洗
浄して、重量変化の有無を確認したところ、重量減少が
認められたこと。 上記の洗浄の後にESCA(VGサイエンス社製のE
SCALAB200C、AlKα線使用)分析して、磁
気ディスクの表面における上記重合体の分子の残存の有
無を確認したところ、残存が認められたこと。 また、潤滑剤層についてのESCA分析によればCls
について294.7eV付近にピークが認められ、これ
は市販のパープルオロポリエーテル潤滑剤を用いて作成
したデータベースにおける(CF2 O)n ユニットのC
lsスペクトルと一致したので、潤滑剤分子は主として
−(CF2 O)n −の構造単位を有するものであること
が判った。尚、292、289eV付近にも小さなピー
クが観測されることから−(CF2 O)n −の構造単位
以外の構造単位も少量共存すると考えられる。
フリー層15bとからなることは、下記及びにより
確認した。 上記磁気ディスクをフロン113で10分間超音波洗
浄して、重量変化の有無を確認したところ、重量減少が
認められたこと。 上記の洗浄の後にESCA(VGサイエンス社製のE
SCALAB200C、AlKα線使用)分析して、磁
気ディスクの表面における上記重合体の分子の残存の有
無を確認したところ、残存が認められたこと。 また、潤滑剤層についてのESCA分析によればCls
について294.7eV付近にピークが認められ、これ
は市販のパープルオロポリエーテル潤滑剤を用いて作成
したデータベースにおける(CF2 O)n ユニットのC
lsスペクトルと一致したので、潤滑剤分子は主として
−(CF2 O)n −の構造単位を有するものであること
が判った。尚、292、289eV付近にも小さなピー
クが観測されることから−(CF2 O)n −の構造単位
以外の構造単位も少量共存すると考えられる。
【0064】〔実施例2〜17〕実施例1の光CVD処
理を表1に示す条件で行った以外は実施例1と同様にし
て、それぞれ、図2に示す構造の磁気ディスクを得た。
理を表1に示す条件で行った以外は実施例1と同様にし
て、それぞれ、図2に示す構造の磁気ディスクを得た。
【0065】
【表1】
【0066】〔比較例1〕特開平4−186524号公
報に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。即ち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例1に
準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護層の
成膜を行い、磁気ディスク支持体3を得た。この磁気デ
ィスク支持体3をチャンバ内に配置し、真空排気した
後、ヘキサフルオロプロペンと酸素との混合ガス(1:
1)を100Torr導入し、そして磁気ディスク支持
体3に向けてArFエキシマレーザ(波長193nm)
からのレーザ光(パワー150mJ、繰り返し速度2H
z)を照射し、潤滑剤層を形成して磁気ディスクを得
た。
報に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。即ち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例1に
準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護層の
成膜を行い、磁気ディスク支持体3を得た。この磁気デ
ィスク支持体3をチャンバ内に配置し、真空排気した
後、ヘキサフルオロプロペンと酸素との混合ガス(1:
1)を100Torr導入し、そして磁気ディスク支持
体3に向けてArFエキシマレーザ(波長193nm)
からのレーザ光(パワー150mJ、繰り返し速度2H
z)を照射し、潤滑剤層を形成して磁気ディスクを得
た。
【0067】〔比較例2〕特開平6−220185号公
報に記載の実施例5に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1に準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。この磁気
ディスク支持体をチャンバ内に配置し、−50℃に冷却
すると共に真空排気し、CF2CF=CF2 と酸素との混合ガス
(3:1)を100Torr導入し、又、1Torrの
CF3OCF3 を導入し、炭酸ガスレーザ(波長1020〜1
060cm-1)からのレーザ光(パワー300mJ、繰
り返し速度0.7Hz)を12分間照射し、潤滑剤層を
形成して磁気ディスクを得た。
報に記載の実施例5に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1に準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。この磁気
ディスク支持体をチャンバ内に配置し、−50℃に冷却
すると共に真空排気し、CF2CF=CF2 と酸素との混合ガス
(3:1)を100Torr導入し、又、1Torrの
CF3OCF3 を導入し、炭酸ガスレーザ(波長1020〜1
060cm-1)からのレーザ光(パワー300mJ、繰
り返し速度0.7Hz)を12分間照射し、潤滑剤層を
形成して磁気ディスクを得た。
【0068】〔比較例3〕特開平5−174354号公
報に記載の実施例3に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1に準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。この磁気
ディスク支持体をパーフルオロポリエーテル系潤滑剤
(モンテカチーニ社製の「FomblinAM200
l」,商品名)溶液に浸漬した。この後、取り出し、低
圧水銀灯(150W)を設けた箱型チャンバ内に寝かせ
てセットし、真空排気した後、10Torrのヘキサフ
ルオロエタン及び10Torrのフッ素を導入し、更に
3Torrのペルフルオロプロペンを導入し、ArFエ
キシマレーザ(波長193nm)からのレーザ光(パワ
ー150mJ、繰り返し速度2Hz)を石英レンズを介
して集光・照射し、誘導破壊を5分間行い、ラジカル処
理を行い、磁気ディスクを得た。なお、この間、低圧水
銀灯を点灯し、磁気ディスクに直接照射した。
報に記載の実施例3に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1に準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。この磁気
ディスク支持体をパーフルオロポリエーテル系潤滑剤
(モンテカチーニ社製の「FomblinAM200
l」,商品名)溶液に浸漬した。この後、取り出し、低
圧水銀灯(150W)を設けた箱型チャンバ内に寝かせ
てセットし、真空排気した後、10Torrのヘキサフ
ルオロエタン及び10Torrのフッ素を導入し、更に
3Torrのペルフルオロプロペンを導入し、ArFエ
キシマレーザ(波長193nm)からのレーザ光(パワ
ー150mJ、繰り返し速度2Hz)を石英レンズを介
して集光・照射し、誘導破壊を5分間行い、ラジカル処
理を行い、磁気ディスクを得た。なお、この間、低圧水
銀灯を点灯し、磁気ディスクに直接照射した。
【0069】〔比較例4〕特開平4−311812号公
報に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、実施例1と同様の磁気ディスク支持体3
に活性基を持つパーフルオロポリエーテル系潤滑剤(ダ
イキン工業社製の「DemunmSP」,商品名)溶液
をディップコート法により塗布し、この後150℃で3
0分間熱処理を行った。冷却後、フッ素系溶剤で10分
間超音波洗浄した。この後、化学的に不活性なパーフル
オロポリエーテル系潤滑剤(ダイキン工業社製の「De
mnumS−100」,商品名)溶液をディップコート
法により塗布して、潤滑剤層を形成し、磁気ディスクを
得た。
報に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、実施例1と同様の磁気ディスク支持体3
に活性基を持つパーフルオロポリエーテル系潤滑剤(ダ
イキン工業社製の「DemunmSP」,商品名)溶液
をディップコート法により塗布し、この後150℃で3
0分間熱処理を行った。冷却後、フッ素系溶剤で10分
間超音波洗浄した。この後、化学的に不活性なパーフル
オロポリエーテル系潤滑剤(ダイキン工業社製の「De
mnumS−100」,商品名)溶液をディップコート
法により塗布して、潤滑剤層を形成し、磁気ディスクを
得た。
【0070】〔比較例5〕特開平3−104015号公
報に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1と同様のテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。これをチ
ャンバ内にセットし、真空排気した後、5Torrのテ
トラフルオロメタンを導入し、炭酸ガス赤外レーザ光を
レンズで集光し、磁気ディスク支持体に照射し、潤滑剤
層を形成し、磁気ディスクを得た。
報に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1と同様のテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。これをチ
ャンバ内にセットし、真空排気した後、5Torrのテ
トラフルオロメタンを導入し、炭酸ガス赤外レーザ光を
レンズで集光し、磁気ディスク支持体に照射し、潤滑剤
層を形成し、磁気ディスクを得た。
【0071】〔比較例6〕特開平2−81319号公報
に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1に準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。これをチ
ャンバ内にセットし、真空排気した後、0.05Tor
rのメタンを導入し、そして磁気ディスク支持体に10
00Wの高周波電源を接続し、四フッ化エチレンを導入
して0.3Torrとなし、そして電圧を5Wに急激に
低下させ、潤滑剤層を形成し磁気ディスクを得た。
に記載の実施例1に準じて磁気ディスクの製造を行っ
た。すなわち、Ni−PメッキしたAl支持体に実施例
1に準じたテクスチャ処理、下地層、磁性層および保護
層の成膜を行い、磁気ディスク支持体を得た。これをチ
ャンバ内にセットし、真空排気した後、0.05Tor
rのメタンを導入し、そして磁気ディスク支持体に10
00Wの高周波電源を接続し、四フッ化エチレンを導入
して0.3Torrとなし、そして電圧を5Wに急激に
低下させ、潤滑剤層を形成し磁気ディスクを得た。
【0072】〔性能評価〕上記実施例1〜17及び比較
例1〜6で得られた磁気ディスクについて、それぞれ、
潤滑剤層の厚さ並びにフリー層の厚さ及び固定層の厚さ
を測定した。その結果を表2に示す。また、得られた磁
気ディスクについて、以下に述べる方法によりCSS耐
久性及びGHT特性を測定した。その結果も表2に示
す。
例1〜6で得られた磁気ディスクについて、それぞれ、
潤滑剤層の厚さ並びにフリー層の厚さ及び固定層の厚さ
を測定した。その結果を表2に示す。また、得られた磁
気ディスクについて、以下に述べる方法によりCSS耐
久性及びGHT特性を測定した。その結果も表2に示
す。
【0073】<CSS耐久性>ヤマハ社製の薄膜ヘッド
を用い、ヘッド荷重3.5g、ヘッド浮上量2.8μイ
ンチ、4500rpmで5秒間可動、5秒間停止のサイ
クルを2万回繰り返して行い、その際の静摩擦係数を測
定した。
を用い、ヘッド荷重3.5g、ヘッド浮上量2.8μイ
ンチ、4500rpmで5秒間可動、5秒間停止のサイ
クルを2万回繰り返して行い、その際の静摩擦係数を測
定した。
【0074】<GHT特性>PROQUIP社製「MG
150T」を用い、50%スライダヘッドを用いて試験
を行い、この際、1.2μインチの浮上高さの通過率が
90%以上のものをS、通過率が50〜90%のものを
A、通過率が40%以下のものをBとした。
150T」を用い、50%スライダヘッドを用いて試験
を行い、この際、1.2μインチの浮上高さの通過率が
90%以上のものをS、通過率が50〜90%のものを
A、通過率が40%以下のものをBとした。
【0075】
【表2】
【0076】表2に示す結果から明らかなように、本発
明の磁気記録媒体(実施例1〜17)は、1.2μイン
チの極めて厳しいGHT特性を満たすものであり且つC
SS耐久性に優れたものであるることが判る。即ち、本
発明の磁気記録媒体は、ヘッドと磁性層との間のスペー
シングロスを少なくすることができ、電磁変換特性に優
れるものであり、更には、耐久性にも優れたものであ
る。これに対して、CVD表面重合により潤滑剤層を形
成した磁気ディスク(比較例1)も、潤滑剤層にムラが
あり、GHT特性が悪いことが判る。また、光CVDに
際して反応系に水を導入せずに潤滑剤層を形成した磁気
ディスク(比較例2)では、潤滑剤層に厚みのムラがあ
り、GHT特性が悪いことが判る。また、潤滑剤を塗布
し、次いで、プラズマ処理、紫外線照射により潤滑剤層
を構成した磁気ディスク(比較例3)では、CSS耐久
性が悪いことが判る。また、固定層とフリー層とからな
る潤滑剤層が形成されていても、浸漬/プラズマ処理法
により潤滑剤層を形成した磁気ディスク(比較例4)で
は、CSS耐久性が悪いことが判る。更に、保護層表面
をフッ素ラジカルで処理して潤滑剤層を形成した磁気デ
ィスク(比較例5及び6)でも、CSS耐久性が悪いこ
とが判る。
明の磁気記録媒体(実施例1〜17)は、1.2μイン
チの極めて厳しいGHT特性を満たすものであり且つC
SS耐久性に優れたものであるることが判る。即ち、本
発明の磁気記録媒体は、ヘッドと磁性層との間のスペー
シングロスを少なくすることができ、電磁変換特性に優
れるものであり、更には、耐久性にも優れたものであ
る。これに対して、CVD表面重合により潤滑剤層を形
成した磁気ディスク(比較例1)も、潤滑剤層にムラが
あり、GHT特性が悪いことが判る。また、光CVDに
際して反応系に水を導入せずに潤滑剤層を形成した磁気
ディスク(比較例2)では、潤滑剤層に厚みのムラがあ
り、GHT特性が悪いことが判る。また、潤滑剤を塗布
し、次いで、プラズマ処理、紫外線照射により潤滑剤層
を構成した磁気ディスク(比較例3)では、CSS耐久
性が悪いことが判る。また、固定層とフリー層とからな
る潤滑剤層が形成されていても、浸漬/プラズマ処理法
により潤滑剤層を形成した磁気ディスク(比較例4)で
は、CSS耐久性が悪いことが判る。更に、保護層表面
をフッ素ラジカルで処理して潤滑剤層を形成した磁気デ
ィスク(比較例5及び6)でも、CSS耐久性が悪いこ
とが判る。
【0077】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体はGHT特性を満
足しつつ、表面の摩擦係数が低く且つ耐久性に優れたも
のである。更に、一回の操作で膜厚の大きな潤滑剤層を
形成することができ、しかも、膜厚の制御も容易であ
る。また、本発明の磁気記録媒体の製造方法によれば、
本発明の磁気記録媒体を簡便に製造することができる。
足しつつ、表面の摩擦係数が低く且つ耐久性に優れたも
のである。更に、一回の操作で膜厚の大きな潤滑剤層を
形成することができ、しかも、膜厚の制御も容易であ
る。また、本発明の磁気記録媒体の製造方法によれば、
本発明の磁気記録媒体を簡便に製造することができる。
【図1】図1は、本発明の磁気記録媒体を製造する際に
好ましく用いられる光反応用チャンバーを示す模式図で
ある。
好ましく用いられる光反応用チャンバーを示す模式図で
ある。
【図2】図2は、本発明の磁気記録媒体の一例を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【符号の説明】 1 チャンバー 2 レーザー透過窓 3 磁気ディスク支持体 4 媒体設置部材 5 バルブ 10 磁気記録媒体 11 支持体 12 下地層 13 磁性層 14 保護層 15 潤滑剤層 15a 固定層 15b フリー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 127/12 PFH C09D 127/12 PFH 129/10 PFP 129/10 PFP G11B 5/84 7303−5D G11B 5/84 A
Claims (7)
- 【請求項1】 支持体と、該支持体上に設けられた磁性
層と、該磁性層上に設けられた保護層と、該保護層上に
設けられた潤滑剤層とを具備する磁気記録媒体におい
て、 上記潤滑剤層は、1〜10Torrの水の共存下におけ
るフッ化炭素系化合物と酸素との気相重合により得られ
た重合体から形成されていることを特徴とする磁気記録
媒体。 - 【請求項2】 上記潤滑剤層が、上記保護層上に固着さ
れた固定層と、該固定層上に形成されたフリー層とから
成る、請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 上記重合体が、主として−(CF2 O)
−の構造単位を有する、請求項1又は2記載の磁気記録
媒体。 - 【請求項4】 上記フッ化炭素系化合物が、下記一般式
(I)〜(III)で表される化合物から成る群から選択さ
れる、請求項1乃至3の何れかに記載の磁気記録媒体。 CF2 =CFRf 1 ・・・・(I) (式中、Rf 1 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基又は部分フッ素化アリール基を示す) CF2 =C(Rf 2)(Rf 3)・・・・(II) (式中、Rf 2 及びRf 3 は、同一の又は異なる水素原
子、フッ素原子、パーフルオロアルキル基、パーフルオ
ロアルケニル基、部分フッ素化アルキル基、部分フッ素
化アルケニル基、パーフルオロアリール基又は部分フッ
素化アリール基を示す) CF2 =CFO(Rf 4)・・・・(III) (式中、Rf 4 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基、部分フッ素化アリール基又はパーフルオロアルコキ
シアルキル基を示す) - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の磁気記
録媒体の製造方法であって、 1〜10Torrの水の共存下でフッ化炭素系化合物と
酸素とを気相重合させて潤滑剤層を形成する工程を含む
ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項6】 1〜10Torrの水の共存下で上記フ
ッ化炭素系化合物と酸素とを気相重合させて潤滑剤層を
形成する第1の重合工程と、反応系を真空にした後、1
〜10Torrの水の共存下で上記フッ化炭素系化合物
と酸素とを気相重合させて潤滑剤層を形成する第2の重
合工程とを順次行う、請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 上記フッ化炭素系化合物が、下記一般式
(I)〜(III)で表される化合物から成る群から選択さ
れる、請求項1乃至3の何れかに記載の磁気記録媒体。 CF2 =CFRf 1 ・・・・(I) (式中、Rf 1 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基又は部分フッ素化アリール基を示す) CF2 =C(Rf 2)(Rf 3)・・・・(II) (式中、Rf 2 及びRf 3 は、同一の又は異なる水素原
子、フッ素原子、パーフルオロアルキル基、パーフルオ
ロアルケニル基、部分フッ素化アルキル基、部分フッ素
化アルケニル基、パーフルオロアリール基又は部分フッ
素化アリール基を示す) CF2 =CFO(Rf 4)・・・・(III) (式中、Rf 4 は、フッ素原子、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルケニル基、部分フッ素化アルキル
基、部分フッ素化アルケニル基、パーフルオロアリール
基、部分フッ素化アリール基又はパーフルオロアルコキ
シアルキル基を示す)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5947395A JPH08255338A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5947395A JPH08255338A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08255338A true JPH08255338A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13114322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5947395A Pending JPH08255338A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08255338A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011086966A (ja) * | 2000-04-28 | 2011-04-28 | Daikin Industries Ltd | ドライエッチングガスおよびドライエッチング方法 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP5947395A patent/JPH08255338A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011086966A (ja) * | 2000-04-28 | 2011-04-28 | Daikin Industries Ltd | ドライエッチングガスおよびドライエッチング方法 |
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