JPH0825557B2 - 紙製円筒容器の製造方法 - Google Patents

紙製円筒容器の製造方法

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JPH0825557B2
JPH0825557B2 JP18611392A JP18611392A JPH0825557B2 JP H0825557 B2 JPH0825557 B2 JP H0825557B2 JP 18611392 A JP18611392 A JP 18611392A JP 18611392 A JP18611392 A JP 18611392A JP H0825557 B2 JPH0825557 B2 JP H0825557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の化学品や医薬
品、その他食品等を収納する紙製の円筒容器の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ライナーやクラフト紙等の厚紙の積層に
よって形成した紙製の容器は、強度補強をするため、従
来は底板とか、容器本体端部の外周に嵌めた補強リング
に金属材が用いられていた(実公昭60−37285号
参照)。
【0003】しかしながら、紙製容器の一部に金属物を
使用すると該容器のリサイクルの妨げとなるばかりか、
焼却にあたっては金属物を取り除かねばならない不都合
があり、そのため最近では、この種容器に金属物を用い
ることを禁止して、蓋体を含む容器の全体を紙のみで製
作するように義務づけされている。
【0004】ところで上記の容器を厚紙のみで成形する
には、筒体をなす胴本体の底部に底板を一体に設ける必
要があるが、その場合、この胴本体の断面が、たとえば
実公平3−27940号公報に示すような、四隅の角部
に対し、各側面を外方へ突出状態で湾曲させた三味胴形
に似た形状のものでは、該公報の第7,8図で説明され
ているように、まず角部を内側に曲げ、次いで側面の上
端を直角内方に折曲させて内外両面より各々底板を貼着
することで底部を形成するものが提案されている。
【0005】これに対し、上記の胴本体が円筒形である
ときは、胴本体の端部をそのまま内側に折り曲げてフラ
ンジ部分を作り、該フランジ部分に底板を貼り付けるこ
とはできないので、図11、図12に示すように胴本体
Aの立ち上がり端部から所定寸法深さのV字形の切り込
みa〜aを周方向へ適宜の間隔で全周に入れて折り込み
片b〜bを形成したのち、これらの折り込み片b〜bを
上記胴本体Aの内側に略直角状に折り曲げ、しかるの
ち、紙製の内底板Bと外面化粧紙Cを接着剤で内外から
貼着させるようにしなければならない。これは蓋体にお
ける天板の取り付けでも同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
円筒容器の製造方法は、切り込みa〜aの加工に手間が
とられる難点があると共に、紙の切り取りによって強度
を損ねたり、部分的とはいえ資源の無駄を生じることに
なる。
【0007】そこで本発明は、加工が容易で、かつ紙の
無駄を生じない紙製円筒容器の製造方法の提供を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の請求項
1にかかる発明(以下、第1発明と称す)は、紙によっ
て製作された円筒状の胴本体の一端部を一対の歯車ロー
ルによって内外から挟みつけた状態で、これら歯車ロー
ルの回転によって胴本体の全周方向に波状の皺を付ける
工程と、該皺が付けられた胴本体の端部を内方に折り曲
げる工程と、上記胴本体の折り曲げ端部に内部側から底
板を接着する工程と、上記胴本体の折り曲げ端部を含む
底板部分に対して外側から化粧紙を接着する工程とから
なることを特徴とする。
【0009】また、請求項2にかかる発明(以下、第2
発明と称す)は、紙によって製作された円筒状の蓋体の
一端部を一対の歯車ロールによって内外から挟みつけた
状態で、これら歯車ロールの回転によって蓋体の全周方
向に波状の皺を付ける工程と、該皺が付けられた蓋体の
端部を内方に折り曲げる工程と、上記蓋体の折り曲げ端
部に内部側から天板を接着する工程と、上記蓋体の折り
曲げ端部を含む天板部分に対して外側から化粧紙を接着
する工程とからなることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の第1発明および第2発明によれば、いず
れも一対の歯車ロールの回転によって胴本体あるいは蓋
体を一回転させるだけで端部全周に波状の皺を付けるこ
とができて、該端部を簡単に折り曲げることができるよ
うになる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0012】本発明はライナーやクラフト紙等の厚紙を
用いて図1および図2に示すような円筒容器1を製作す
るものであって、上記厚紙の積層によって図示しない長
尺の円筒物を作り、次にこれを所定長さに切断して図3
に示すような胴本体2と蓋体3とを得る。その場合、蓋
体3の内径は該蓋体3が胴本体2の口部2aに嵌る大き
さとされる。したがって、胴本体2と蓋体3とは外径の
異なる上記長尺円筒物から別々に切り出されることにな
る。
【0013】次に、図4および図5に示すセット台4の
上に上記の胴本体2を、該セット台4の上面に設けられ
ている位置決め部材5に嵌めると共に、該セット台4の
切り欠き部6に設けている一対の歯車ロール7a,7b
によって胴本体2の底部となる端部2bを内外から挟み
つけ、図示しないモータ等の駆動手段によってこれらの
歯車ロール7a,7bを互いに逆方向に回転させる。こ
れによって胴本体2は矢印X方向に回転し、歯車ロール
7a,7bによって上記の端部2bに波状の皺8が付け
られる。なお、該皺付けによって、該端部2bが折り曲
げやすいように若干内方に絞るように上記の歯車ロール
7a,7bを配置して、皺付けされた部分とされなかっ
た部分との境に段部9が形成されるようにしておくもの
とする。同様に蓋体3に対しても同様な波付け加工を施
す。
【0014】次に、図6のように皺付けされた端部2b
を上向きとして、折り曲げリング10と成形板11との
下に胴本体2をセットした状態で図7に示すように折り
曲げリング10を下降させ、該折り曲げリング10の内
周面に形成されているテーパー面10aによって皺付け
された端部2bを上記の段部9を中心に折り曲げると共
に、図8に示すように成形板11を下降させて上記折り
曲げ端部2bを略直角状態に保ったのち、下側から紙製
の底板12を押し付け部材13によって折り曲げ端部2
bに当てつけて接着する。
【0015】そして、その後に図9に示すように化粧紙
14を外側から底板12ならびに折り曲げ端部2bに外
側から押し付け部材15で押し付けて接着すると共に、
口部2aに先端から所定長さ下がった位置に同じく紙製
の補強リング16(図1参照)を嵌めて接着する。すな
わち、この補強リング16は、胴本体2に蓋体3を嵌め
たとき該蓋体3が接触する位置に設ける。
【0016】また、同様に蓋体3においても、前記のよ
うに皺付けされた端部3aを折り曲げ、かつ該折り曲げ
端部3a(図2参照)に天板17と化粧紙18とを接着
する。
【0017】これによって、図1および図2に示す紙製
の円筒容器1が得られることになる。そして、上記の製
造方法で得られるこの容器1では上述の歯車ロール7
a,7bによって胴本体2ならびに蓋体3を一回転させ
るだけで、端部2b,3aの折り曲げが容易となる皺付
けができるから、加工が容易となり、また紙の切り取り
加工がなくなって、該紙の無駄をなくせることができ
る。
【0018】なお、図1および図2の容器1は補強リン
グ16に当たるまで蓋体3が嵌る構造とされているが、
図10に示すように胴本体22の口部22aにも歯車ロ
ール7a,7bによる皺付けと絞り加工とを施し、該絞
った口部22aに蓋体23が嵌る構造とすることもでき
る。これによれば、胴本体22と蓋体23との外径を同
じにできるので、同一の長尺円筒物から両者22,23
を切り出すことができる。
【0019】
【発明の効果】以上の記載によって明らかなように、本
発明の第1発明および第2発明によれば、何れも一対の
歯車ロールの回転によって胴本体あるいは蓋体を一回転
させるだけで端部全周に波状の皺を付けることがてき
て、該端部を簡単に折り曲げることができるようにな
る。したがって、該端部を折り曲げ、これに底板と化粧
紙あるいは天板と化粧紙をそれぞれ貼着させることによ
って紙製の丈夫な円筒状容器が容易に得られることにな
り、該容器の製造が加工性よく行え、かつ資源の無駄を
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法で得られる紙製容器の斜
視図。
【図2】 上記容器の断面図。
【図3】 上記の製造方法を説明する一部切欠正面
図。
【図4】 図3に続く加工状態の説明図。
【図5】 図4に示す加工状態時での横断面図。
【図6】 図5に続く加工状態の説明図。
【図7】 図6に続く加工状態の説明図。
【図8】 図7に続く加工状態の説明図。
【図9】 図8に続く加工状態の説明図。
【図10】 変形例を示す同紙製容器の一部断面図。
【図11】 従来例の加工状態説明図。
【図12】 図11に続く加工状態の説明図。
【符号の説明】
1 紙製容器 2,22 胴本体 2a,22a 口部 2b,3a 折り曲げ端部 3,23 蓋体 7a,7b 歯車ロール 8 皺 12 底板 14,18 化粧紙 17 天板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙によって製作された円筒状の胴本体の
    一端部を一対の歯車ロールによって内外から挟みつけた
    状態で、これら歯車ロールの回転によって胴本体の全周
    方向に波状の皺を付ける工程と、該皺が付けられた胴本
    体の端部を内方に折り曲げる工程と、上記胴本体の折り
    曲げ端部に内部側から底板を接着する工程と、上記胴本
    体の折り曲げ端部を含む底板部分に対して外側から化粧
    紙を接着する工程とからなることを特徴とする紙製円筒
    容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 紙によって製作された円筒状の蓋体の一
    端部を一対の歯車ロールによって内外から挟みつけた状
    態で、これら歯車ロールの回転によって蓋体の全周方向
    に波状の皺を付ける工程と、該皺が付けられた蓋体の端
    部を内方に折り曲げる工程と、上記蓋体の折り曲げ端部
    に内部側から天板を接着する工程と、上記蓋体の折り曲
    げ端部を含む天板部分に対して外側から化粧紙を接着す
    る工程とからなることを特徴とする紙製円筒容器の製造
    方法。
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KR102593737B1 (ko) * 2023-07-26 2023-10-24 정원호 밀봉성이 향상된 의료 폐기물 수납용 지관

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