JPH08256287A - 撮像管の電子ビーム制御方法 - Google Patents
撮像管の電子ビーム制御方法Info
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- JPH08256287A JPH08256287A JP7059411A JP5941195A JPH08256287A JP H08256287 A JPH08256287 A JP H08256287A JP 7059411 A JP7059411 A JP 7059411A JP 5941195 A JP5941195 A JP 5941195A JP H08256287 A JPH08256287 A JP H08256287A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低電力含浸カソード撮像管を用いたテレビジ
ョンカメラでの、自動ビーム最適制御(ABO制御)に
おけるビーム電流の低下を改善し、テレビジョンカメラ
でのABO機能の調整時間の短縮と、低電力含浸カソー
ド撮像管の歩留まり向上を目的とする。 【構成】 低電力含浸カソード撮像管を用いたテレビジ
ョンカメラにおいて、ABO処理回路の直流電位(また
は増幅度)を、撮像管の信号電流の積分値に比例させる
ようにしたもので、撮像管の信号電流の積分値の来歴を
管理するような、特殊なABOプロセス回路を必要とし
ないで、既存のABO処理回路の直流再生回路に積分回
路を追加するのみで、ビーム電流の平均値が高い画面に
対応するようビームを増大化させて、安定なABO特性
を得る。
ョンカメラでの、自動ビーム最適制御(ABO制御)に
おけるビーム電流の低下を改善し、テレビジョンカメラ
でのABO機能の調整時間の短縮と、低電力含浸カソー
ド撮像管の歩留まり向上を目的とする。 【構成】 低電力含浸カソード撮像管を用いたテレビジ
ョンカメラにおいて、ABO処理回路の直流電位(また
は増幅度)を、撮像管の信号電流の積分値に比例させる
ようにしたもので、撮像管の信号電流の積分値の来歴を
管理するような、特殊なABOプロセス回路を必要とし
ないで、既存のABO処理回路の直流再生回路に積分回
路を追加するのみで、ビーム電流の平均値が高い画面に
対応するようビームを増大化させて、安定なABO特性
を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像管を用いたテレビ
ジョンカメラの、大光量入射時の特性の改良に関するも
のである。
ジョンカメラの、大光量入射時の特性の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、多孔質タングステンに酸化バリ
ウムを含浸させたカソード(以下、含浸カソードと称
す)を用いた層流ダイオードガン型撮像管は、その消費
電力が大きいが、高解像度の画像が得られるという特徴
を有する。近年、含浸カソード部分を細径化することに
よって、消費電力を低減させた層流ダイオードガン型撮
像管(以下、低電力含浸カソード撮像管と称す)が実用
化され、ハイビジョンカメラ等のテレビジョンカメラに
使用されている。
ウムを含浸させたカソード(以下、含浸カソードと称
す)を用いた層流ダイオードガン型撮像管は、その消費
電力が大きいが、高解像度の画像が得られるという特徴
を有する。近年、含浸カソード部分を細径化することに
よって、消費電力を低減させた層流ダイオードガン型撮
像管(以下、低電力含浸カソード撮像管と称す)が実用
化され、ハイビジョンカメラ等のテレビジョンカメラに
使用されている。
【0003】ここで、上記低電力含浸カソード撮像管の
ビーム特性を、図4を用いて説明する。図4において、
横軸のEC1は、第1の制御電極(以下、第1グリッドま
たはG1と称す)に印加される電圧、縦軸のIbは、ビ
ーム電流を表す。
ビーム特性を、図4を用いて説明する。図4において、
横軸のEC1は、第1の制御電極(以下、第1グリッドま
たはG1と称す)に印加される電圧、縦軸のIbは、ビ
ーム電流を表す。
【0004】この撮像管のG1に印加される電圧EC1、
または電流が、例えば、概ね一定であっても、多くのビ
ーム電流を長時間流し続けるとなると、撮像管の構成部
分の熱的変形等によって撮像管のビーム電流Ibが低減
する。そのため、例えば、図4の実線に示される特性
が、点線の様な特性に変動し、ビーム電流がより減少す
る。また、少ないビーム電流を流し続けるとなると、今
度はビーム電流が少なくなることによって、上記熱的変
形等の要因でなるビーム電流の減少傾向がなくなってい
き、次第にビーム電流が回復して増大し、図4の実線の
様な特性になる。そのため、ビーム電流の動的変化の程
度によっては、この変動が繰り返されることになる。な
お、このビーム特性の変動は、一般にビームドリフトと
呼ばれている。
または電流が、例えば、概ね一定であっても、多くのビ
ーム電流を長時間流し続けるとなると、撮像管の構成部
分の熱的変形等によって撮像管のビーム電流Ibが低減
する。そのため、例えば、図4の実線に示される特性
が、点線の様な特性に変動し、ビーム電流がより減少す
る。また、少ないビーム電流を流し続けるとなると、今
度はビーム電流が少なくなることによって、上記熱的変
形等の要因でなるビーム電流の減少傾向がなくなってい
き、次第にビーム電流が回復して増大し、図4の実線の
様な特性になる。そのため、ビーム電流の動的変化の程
度によっては、この変動が繰り返されることになる。な
お、このビーム特性の変動は、一般にビームドリフトと
呼ばれている。
【0005】また、一般に、低電力含浸カソード撮像管
は、ビーム径がビーム電流値にほぼ比例する関係にある
ので、撮像管の高解像度化のためビーム径を細くしたい
場合には、なるべく少ないビーム電流にて使用されるこ
とが望まれるものである。
は、ビーム径がビーム電流値にほぼ比例する関係にある
ので、撮像管の高解像度化のためビーム径を細くしたい
場合には、なるべく少ないビーム電流にて使用されるこ
とが望まれるものである。
【0006】上述の低電力含浸カソード撮像管の特性を
踏まえ、従来、撮像管を用いた撮像装置に大光量が連続
的に入射されて撮像する場合の上記ドリフト特性を改良
するための技術としては、以下に述べる撮像管の電子ビ
ーム制御方法(自動電子ビーム最適制御方法:以下、A
BOと称す)が知られている(例えば、特公昭53−3
0564号公報)。これは、遮光時またはごく低光量の
光が入射時に、定格信号に対応する信号電流の約2倍の
電流量の電子ビーム(以下、ベースビームと称す)を撮
像管に流すように撮像装置を設定しておく。そして定格
信号を超える光量の入射時、G1の電圧を、撮像管の信
号電流に応じて非線形に制御するもので、この時の電子
ビーム量は、ベースビーム量にこの時の信号電流に応じ
た電流量を上乗せしたものとなる。これにより、定格信
号に対応する光量の約8〜16倍の入射光量であって
も、その光量時に対応する電子ビームを撮像管の信号電
流よりも多く保つことが可能となる。
踏まえ、従来、撮像管を用いた撮像装置に大光量が連続
的に入射されて撮像する場合の上記ドリフト特性を改良
するための技術としては、以下に述べる撮像管の電子ビ
ーム制御方法(自動電子ビーム最適制御方法:以下、A
BOと称す)が知られている(例えば、特公昭53−3
0564号公報)。これは、遮光時またはごく低光量の
光が入射時に、定格信号に対応する信号電流の約2倍の
電流量の電子ビーム(以下、ベースビームと称す)を撮
像管に流すように撮像装置を設定しておく。そして定格
信号を超える光量の入射時、G1の電圧を、撮像管の信
号電流に応じて非線形に制御するもので、この時の電子
ビーム量は、ベースビーム量にこの時の信号電流に応じ
た電流量を上乗せしたものとなる。これにより、定格信
号に対応する光量の約8〜16倍の入射光量であって
も、その光量時に対応する電子ビームを撮像管の信号電
流よりも多く保つことが可能となる。
【0007】この様なABO制御においては、撮像管の
信号電流に応じて、撮像管のG1に印加される電圧を非
線形に制御するための負帰還回路を構成するABO回路
の増幅器の増幅度を大きくとれば、電子ビームの不足は
起きにくくなるが、撮像管の信号電流が入射光量と無関
係に変動する現象(以下ABO発振と称す)であって、
上記増幅度が大きいことにより、上記負帰還系が正帰還
となることにより発生する発振(ハンチング)が起き易
くなり、問題となる。このため、上記増幅度はあまり大
きくとることはできない。
信号電流に応じて、撮像管のG1に印加される電圧を非
線形に制御するための負帰還回路を構成するABO回路
の増幅器の増幅度を大きくとれば、電子ビームの不足は
起きにくくなるが、撮像管の信号電流が入射光量と無関
係に変動する現象(以下ABO発振と称す)であって、
上記増幅度が大きいことにより、上記負帰還系が正帰還
となることにより発生する発振(ハンチング)が起き易
くなり、問題となる。このため、上記増幅度はあまり大
きくとることはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3は前述の従来の技
術の、撮像管の出力の映像信号電圧Viと、G1に印加
される電圧EC1および、ビーム電流Ibとを関係付けて
表した波形図である。
術の、撮像管の出力の映像信号電圧Viと、G1に印加
される電圧EC1および、ビーム電流Ibとを関係付けて
表した波形図である。
【0009】前述の従来の技術では、ABO回路の増幅
器の増幅度をあまり大きくとれないため、図3に示した
波形の様に大光量が大面積に入射するような映像を撮像
時に、その入射光量が持続すると、ビームドリフトによ
りビーム量が低下し、大光量入射時の電子ビームの不足
によって映像信号出力がクリップされる等の不具合、例
えば、図3のVi波形の点線で示した部分のレベルが、
実線のように低下してしまう現象が生じることとなる。
器の増幅度をあまり大きくとれないため、図3に示した
波形の様に大光量が大面積に入射するような映像を撮像
時に、その入射光量が持続すると、ビームドリフトによ
りビーム量が低下し、大光量入射時の電子ビームの不足
によって映像信号出力がクリップされる等の不具合、例
えば、図3のVi波形の点線で示した部分のレベルが、
実線のように低下してしまう現象が生じることとなる。
【0010】さらに、ハイビジョンカメラでは高解像度
を優先するためベースビーム量を少なめにしなければな
らない上、ビームドリフトによって、EC1に対するビー
ム量が変動してもABO発振を起こさないように、AB
O回路の増幅度を小さくしなければならず、電子ビーム
不足となり易い。
を優先するためベースビーム量を少なめにしなければな
らない上、ビームドリフトによって、EC1に対するビー
ム量が変動してもABO発振を起こさないように、AB
O回路の増幅度を小さくしなければならず、電子ビーム
不足となり易い。
【0011】すなわち、前述の従来技術では、大光量入
射時でも電子ビームを撮像管の信号電流よりも多くする
ために、ベースビーム量および上記増幅度を大きめに設
定すると、ABO発振を起こし易くなり、小さめに設定
するとビーム不足となる。これによりベースビーム量や
ABOの調整作業を困難なものとし、それらの調整に時
間がかかる結果を招いていた。
射時でも電子ビームを撮像管の信号電流よりも多くする
ために、ベースビーム量および上記増幅度を大きめに設
定すると、ABO発振を起こし易くなり、小さめに設定
するとビーム不足となる。これによりベースビーム量や
ABOの調整作業を困難なものとし、それらの調整に時
間がかかる結果を招いていた。
【0012】そのため、従来は撮像管の特性、例えば制
御電極(抑制電極とも称す)の電圧または電流と電子ビ
ームの特性(以下、ドライブ特性と称す)や大光量入射
時の光電変換特性等の許容できる範囲が狭くなり、その
ため撮像管の歩留まりが低下し、撮像装置の原価が上昇
する等の問題があった。
御電極(抑制電極とも称す)の電圧または電流と電子ビ
ームの特性(以下、ドライブ特性と称す)や大光量入射
時の光電変換特性等の許容できる範囲が狭くなり、その
ため撮像管の歩留まりが低下し、撮像装置の原価が上昇
する等の問題があった。
【0013】本発明は、これらの欠点を除去し、含浸カ
ソードを細径化して消費電力を低減させた層流ダイオー
ドガン型撮像管の歩留まりの向上と、ベースビーム量の
低減やABO回路の調整時間の短縮を可能とすることを
目的とする。
ソードを細径化して消費電力を低減させた層流ダイオー
ドガン型撮像管の歩留まりの向上と、ベースビーム量の
低減やABO回路の調整時間の短縮を可能とすることを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、撮像管の電子ビーム量を信号電流に応じ
て非線形に制御する撮像装置において、撮像管の制御電
極(G1)に、所定の放電特性を有する積分回路でもっ
て積分された、撮像管の信号電流の積分値を直流重畳す
るものである。
達成するため、撮像管の電子ビーム量を信号電流に応じ
て非線形に制御する撮像装置において、撮像管の制御電
極(G1)に、所定の放電特性を有する積分回路でもっ
て積分された、撮像管の信号電流の積分値を直流重畳す
るものである。
【0015】また、本発明は、ABO回路の増幅度を、
所定の放電特性を有する積分回路でもって積分された、
撮像管の信号電流の積分値に比例させて制御するもので
ある。
所定の放電特性を有する積分回路でもって積分された、
撮像管の信号電流の積分値に比例させて制御するもので
ある。
【0016】
【作用】その結果、含浸カソードを細径化して消費電力
を低減させた層流ダイオードガン型撮像管を用いたハイ
ビジョンカメラにおいて、大光量の連続入射時、電子ビ
ーム量は信号電流の積分値に比例して制御されるため、
遮光時のベースビームに対し、大光量の連続入射時のベ
ースビームが等価的に増加することとなる。あるいは、
遮光時のABO増幅度に対し、大光量連続入射時のAB
O増幅度が増加することとなる。
を低減させた層流ダイオードガン型撮像管を用いたハイ
ビジョンカメラにおいて、大光量の連続入射時、電子ビ
ーム量は信号電流の積分値に比例して制御されるため、
遮光時のベースビームに対し、大光量の連続入射時のベ
ースビームが等価的に増加することとなる。あるいは、
遮光時のABO増幅度に対し、大光量連続入射時のAB
O増幅度が増加することとなる。
【0017】そのため、小光量の入射光時に、ABO発
振もビーム不足も起こさない様に撮像装置を調整してお
けば、ビームドリフトによって大光量入射時にビーム量
が多少低下しても、ビーム不足には到らない。また、撮
像管の特性(ドライブ特性や大光量入射時の光電変換特
性)に多少個体差があるとしても、ABO特性は改善さ
れ、ABO発振もビーム不足も起こしにくくなる。
振もビーム不足も起こさない様に撮像装置を調整してお
けば、ビームドリフトによって大光量入射時にビーム量
が多少低下しても、ビーム不足には到らない。また、撮
像管の特性(ドライブ特性や大光量入射時の光電変換特
性)に多少個体差があるとしても、ABO特性は改善さ
れ、ABO発振もビーム不足も起こしにくくなる。
【0018】したがって、撮像管の歩留まりが向上し、
ベースビーム量やABOの調整時間も短縮する。
ベースビーム量やABOの調整時間も短縮する。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の全体構成例を示すブロック
図である。図1において、入射光Linは、レンズ11に
より、撮像管1のターゲットに結像し、映像信号電流I
sjに変換される。映像信号電流Isjは、前置増幅器A1
と帰還抵抗R2により、映像信号電圧Viに変換され
る。ここで、Vi=Isj×R2である。
図である。図1において、入射光Linは、レンズ11に
より、撮像管1のターゲットに結像し、映像信号電流I
sjに変換される。映像信号電流Isjは、前置増幅器A1
と帰還抵抗R2により、映像信号電圧Viに変換され
る。ここで、Vi=Isj×R2である。
【0020】一般に、映像信号電圧Viは、信号処理回
路A4により黒レベルと白レベルとガンマとが揃えられ
て、映像信号出力Voとなるが、この動作は従来から周
知であり、また本発明に直接関係する部分ではないの
で、説明を省略する。
路A4により黒レベルと白レベルとガンマとが揃えられ
て、映像信号出力Voとなるが、この動作は従来から周
知であり、また本発明に直接関係する部分ではないの
で、説明を省略する。
【0021】また、映像信号電圧Viは、ABO処理回
路A2の非線形増幅回路A3で非線形に増幅され撮像管
の制御電極G1の電圧EC1となり、定格信号の約8〜1
6倍の入射光量でも、電子ビームを撮像管の信号電流よ
りも多く保つ公知のABO制御が行なわれる。この一般
的なABO制御については、公知のことなので、非線形
増幅回路A3の動作の説明は省略する。
路A2の非線形増幅回路A3で非線形に増幅され撮像管
の制御電極G1の電圧EC1となり、定格信号の約8〜1
6倍の入射光量でも、電子ビームを撮像管の信号電流よ
りも多く保つ公知のABO制御が行なわれる。この一般
的なABO制御については、公知のことなので、非線形
増幅回路A3の動作の説明は省略する。
【0022】映像信号電圧Viは、積分回路A5で積分
された信号Vdとなり、直流混合回路A6で上記のAB
O信号電圧Vaに直流重畳される。あるいは、図示はし
ていないが、積分信号Vdを増幅度可変回路A7に入力
し、ABO信号電圧Vaの増幅度を制御するとしてもよ
い。それらの結果、大光量の光が連続入射時は、G1に
印加されるG1電圧EC1のうち、上述した遮光時または
低光量光の入射時の電子ビームであるベースビームに相
当する無信号期間(入射光が光電変換されてできた信号
の期間の間に挟まれた期間)の電圧値が増加し、それに
つれてベースビーム量も増加することとなる。
された信号Vdとなり、直流混合回路A6で上記のAB
O信号電圧Vaに直流重畳される。あるいは、図示はし
ていないが、積分信号Vdを増幅度可変回路A7に入力
し、ABO信号電圧Vaの増幅度を制御するとしてもよ
い。それらの結果、大光量の光が連続入射時は、G1に
印加されるG1電圧EC1のうち、上述した遮光時または
低光量光の入射時の電子ビームであるベースビームに相
当する無信号期間(入射光が光電変換されてできた信号
の期間の間に挟まれた期間)の電圧値が増加し、それに
つれてベースビーム量も増加することとなる。
【0023】なお、本発明において、図1のABO処理
回路A2における非線形増幅回路A3と直流混合回路A
6と増幅度可変回路A7との接続順は、上述の図1に示
した順番に係わらず、適宜順番を替えても本発明を損ね
るものではない。
回路A2における非線形増幅回路A3と直流混合回路A
6と増幅度可変回路A7との接続順は、上述の図1に示
した順番に係わらず、適宜順番を替えても本発明を損ね
るものではない。
【0024】以下、本発明のABO処理回路A2内の積
分回路A5と直流混合回路A6と増幅度可変回路A7の
一実施例を、図5と図6と図7により説明する。また、
本発明による撮像管の出力の映像信号電圧Viと、G1
に印加される電圧EC1および、ビーム電流Ibとの関係
の一例を表した波形図である図2を用いてその動作を説
明する。
分回路A5と直流混合回路A6と増幅度可変回路A7の
一実施例を、図5と図6と図7により説明する。また、
本発明による撮像管の出力の映像信号電圧Viと、G1
に印加される電圧EC1および、ビーム電流Ibとの関係
の一例を表した波形図である図2を用いてその動作を説
明する。
【0025】図5は本発明に用いる積分回路A5の一実
施例であり、図6は直流混合回路A6の一実施例であ
り、図7は増幅度可変回路A7の一実施例である。ここ
で、図5(a)および(b)の積分回路は、周知の技術
であるダイオード検波と演算増幅器を用いた低周波通過
型増幅回路であり、図6(a)の回路は周知のトランジ
スタ増幅回路であり、図6(b)の直流再生回路は周知
の容量結合とトランジスタクランプ回路であり、図7
(a)および(b)の回路は周知のトランジスタ増幅回
路とFETを用いた可変抵抗との組合せであるため、詳
細な説明は省略し、以下、回路の動作について簡単に説
明する。
施例であり、図6は直流混合回路A6の一実施例であ
り、図7は増幅度可変回路A7の一実施例である。ここ
で、図5(a)および(b)の積分回路は、周知の技術
であるダイオード検波と演算増幅器を用いた低周波通過
型増幅回路であり、図6(a)の回路は周知のトランジ
スタ増幅回路であり、図6(b)の直流再生回路は周知
の容量結合とトランジスタクランプ回路であり、図7
(a)および(b)の回路は周知のトランジスタ増幅回
路とFETを用いた可変抵抗との組合せであるため、詳
細な説明は省略し、以下、回路の動作について簡単に説
明する。
【0026】図6(a)の直流混合回路A6と図7
(a)の増幅度可変回路A7はABO出力回路である。
図6(a)と図7(a)において、撮像管のベースビー
ム量は負電源VEEと負荷抵抗R10に流れるアイドリン
グ電流でもって定まる。また、ベースビーム放射時の制
御電極の電圧EC10は、ベースビーム量と制御電極G1
のインピーダンスでもって定まる。
(a)の増幅度可変回路A7はABO出力回路である。
図6(a)と図7(a)において、撮像管のベースビー
ム量は負電源VEEと負荷抵抗R10に流れるアイドリン
グ電流でもって定まる。また、ベースビーム放射時の制
御電極の電圧EC10は、ベースビーム量と制御電極G1
のインピーダンスでもって定まる。
【0027】図6(a)では、トランジスタQ1は、ベ
ースに入力されたABO信号電圧Vaと抵抗R11を介
して入力された積分信号Vdに比例し、エミッタ抵抗R
9と抵抗R11に反比例した値を足し合わせた、下記の
式(1)で表わされるコレクタ電流IC1を出力する。 IC1=(Va+VBE)/R9+(Va+VBE+Vd)/R11・・・(1) また、図6(b)では、トランジスタQ5のエッミタに
抵抗R5を介して積分信号Vdを入力し、ABO信号電
圧の基準電位に積分信号Vdを混合する。
ースに入力されたABO信号電圧Vaと抵抗R11を介
して入力された積分信号Vdに比例し、エミッタ抵抗R
9と抵抗R11に反比例した値を足し合わせた、下記の
式(1)で表わされるコレクタ電流IC1を出力する。 IC1=(Va+VBE)/R9+(Va+VBE+Vd)/R11・・・(1) また、図6(b)では、トランジスタQ5のエッミタに
抵抗R5を介して積分信号Vdを入力し、ABO信号電
圧の基準電位に積分信号Vdを混合する。
【0028】その結果、大光量入射時に信号電流Isjの
波形の変動はなく同じ信号波形が繰り返されるとした場
合、上述した従来の技術では波形図3に示すように、G
1電圧EC1は一定の波形の繰り返しとなり、そのピーク
値は増大しないが、本発明では波形図2に示すように、
G1電圧EC1は増大していく。
波形の変動はなく同じ信号波形が繰り返されるとした場
合、上述した従来の技術では波形図3に示すように、G
1電圧EC1は一定の波形の繰り返しとなり、そのピーク
値は増大しないが、本発明では波形図2に示すように、
G1電圧EC1は増大していく。
【0029】そのため、図2のビーム電流Ibの波形図
の実線で示された波形のように、ベースビームに相当す
る底の部分の電流値が、信号電流Isjの積分成分の値に
基づいて増大していくため、上述の図3のごとくにビー
ム電流Ibの信号期間のピーク値が減少していくもの
を、図2のように、ビーム電流Ibのピーク値を、破線
で示したような所定レベル以上に保持することができ
る。
の実線で示された波形のように、ベースビームに相当す
る底の部分の電流値が、信号電流Isjの積分成分の値に
基づいて増大していくため、上述の図3のごとくにビー
ム電流Ibの信号期間のピーク値が減少していくもの
を、図2のように、ビーム電流Ibのピーク値を、破線
で示したような所定レベル以上に保持することができ
る。
【0030】これにより、ABO回路の増幅器の増幅度
をあまり大きくしなくても、ビーム電流Ibは不足せ
ず、上述の波形図3で、ビーム不足により映像信号電圧
Viの波形がクリップされた波形となるのに対し、図2
では、映像信号電圧Viはクリップされない。
をあまり大きくしなくても、ビーム電流Ibは不足せ
ず、上述の波形図3で、ビーム不足により映像信号電圧
Viの波形がクリップされた波形となるのに対し、図2
では、映像信号電圧Viはクリップされない。
【0031】なお、前述の実施例では、トランジスタ回
路のエミッタに撮像管の信号電流の積分値を混合した
が、本発明はこれに限定されず、例えば、演算増幅器で
電流混合等してもよいことは言うまでもない。
路のエミッタに撮像管の信号電流の積分値を混合した
が、本発明はこれに限定されず、例えば、演算増幅器で
電流混合等してもよいことは言うまでもない。
【0032】図7(a)および(b)では、FETのQ
2、あるいはQ4の各ドレインソース抵抗Rdsは、それ
ぞれゲートに入力された積分信号Vdに反比例する。し
たがって、それらの増幅度は積分信号Vdに比例する。
2、あるいはQ4の各ドレインソース抵抗Rdsは、それ
ぞれゲートに入力された積分信号Vdに反比例する。し
たがって、それらの増幅度は積分信号Vdに比例する。
【0033】図7(a)では、コレクタ電流IC2は、IC2
=(Va+VBE)/(R9×Rds/(R9+Rds))となり、
図7(b)では、コレクタ電流IC3は、IC3=(Va−
VBE)/(R7×Rds/(R7+Rds))となる。
=(Va+VBE)/(R9×Rds/(R9+Rds))となり、
図7(b)では、コレクタ電流IC3は、IC3=(Va−
VBE)/(R7×Rds/(R7+Rds))となる。
【0034】なお、前述の実施例では、トランジスタ回
路のエミッタに接続されたFETのゲートに入力撮像管
の信号電流の積分値を混合したが、本発明はこれに限定
されず、例えば、アナログ処理を用いた掛け算器で利得
を可変する等としてもよいことは言うまでもない。
路のエミッタに接続されたFETのゲートに入力撮像管
の信号電流の積分値を混合したが、本発明はこれに限定
されず、例えば、アナログ処理を用いた掛け算器で利得
を可変する等としてもよいことは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、撮像管の信号電流の積
分値の来歴を管理するような、特殊な(例えば、デジタ
ル処理を用いた)ABOプロセス回路を新たに追加する
ことなく、既存のABOの回路を工夫したアナログ方式
による小規模な回路でもって、安定なABO特性を得る
事が可能である。そのため、超高解像度ではあるが、大
光量が大面積に入射して時間が経過するとビーム量が低
下する含浸カソード撮像管のカソード部を細径化して、
消費電力を低減させた層流ダイオードガン型撮像管を用
いて、同一画面内の輝度の範囲が広い条件であっても良
好な映像が撮影可能な、小形のハイビジョンカメラが実
現できる。
分値の来歴を管理するような、特殊な(例えば、デジタ
ル処理を用いた)ABOプロセス回路を新たに追加する
ことなく、既存のABOの回路を工夫したアナログ方式
による小規模な回路でもって、安定なABO特性を得る
事が可能である。そのため、超高解像度ではあるが、大
光量が大面積に入射して時間が経過するとビーム量が低
下する含浸カソード撮像管のカソード部を細径化して、
消費電力を低減させた層流ダイオードガン型撮像管を用
いて、同一画面内の輝度の範囲が広い条件であっても良
好な映像が撮影可能な、小形のハイビジョンカメラが実
現できる。
【0036】また、高価な低電力含浸カソード撮像管の
特性のバラツキを吸収できるため、撮像管の選別基準を
ゆるめ、低電力含浸カソード撮像管の歩留まりを下げる
ことなく、ハイビジョンカメラの低価格化が実現でき
る。
特性のバラツキを吸収できるため、撮像管の選別基準を
ゆるめ、低電力含浸カソード撮像管の歩留まりを下げる
ことなく、ハイビジョンカメラの低価格化が実現でき
る。
【図1】本発明の全体構成例を示すブロック図。
【図2】本発明による動作の一例を表わす波形図。
【図3】従来の技術の動作の一例を表わす波形図。
【図4】低電力含浸カソード撮像管のビーム特性図。
【図5】本発明に用いる積分回路の一実施例を示す回路
図。
図。
【図6】本発明に用いる直流重畳回路の一実施例を示す
回路図。
回路図。
【図7】本発明に用いる増幅度可変回路の一実施例を示
す回路図。
す回路図。
1:撮像管、A1:前置増幅器、A2:ABO処理回
路、A3:非線形増幅回路、A4:映像信号処理回路、
A5:積分回路 A6:直流混合回路、A7:増幅度可変回路 G1:第1グリッド(制御)電極 VCC:正電源、VEE:負電源、Vref:基準電源
路、A3:非線形増幅回路、A4:映像信号処理回路、
A5:積分回路 A6:直流混合回路、A7:増幅度可変回路 G1:第1グリッド(制御)電極 VCC:正電源、VEE:負電源、Vref:基準電源
Claims (5)
- 【請求項1】 撮像管を用い、該撮像管の制御電極に撮
像管の信号電流値に対応する電流を印加するテレビジョ
ンカメラにおいて、所定の放電特性を有する積分回路で
もって撮像管の信号電流を積分した積分値に対応する電
流を上記信号電流に対応する電流に重畳して得た電流、
あるいは、撮像管の信号電流の平均値に対応する電流を
同じく上記信号電流に対応する電流に重畳して得た電流
を、上記撮像管の制御電極に印加することを特徴とする
撮像管の電子ビーム制御方法。 - 【請求項2】 撮像管を用い、該撮像管の制御電極に印
加される電圧、または電流を、該撮像管の信号電流に対
して非線形に制御する回路を有するテレビジョンカメラ
の、上記撮像管の制御電極に印加する信号電圧または信
号電流を増幅する回路において、上記撮像管の制御電極
に印加する信号電流または信号電圧に、所定の放電特性
を有する積分回路でもって上記信号電流を積分した積分
値に対応する電流または上記信号電流を積分した積分値
に比例した電圧値を重畳し、上記撮像管の制御電極に対
し上記撮像管の信号電流の積分波形を印加することを特
徴とする撮像管の電子ビーム制御方法。 - 【請求項3】 撮像管を用い、該撮像管の制御電極の電
圧、または電流を、該撮像管の信号電流に対して非線形
に制御する回路を有するテレビジョンカメラの、上記撮
像管の制御電極に印加する信号電圧または信号電流を増
幅する回路において、該増幅回路の直流再生の基準電位
を、所定の放電特性を有する積分回路でもって上記撮像
管の信号電流を積分した積分値に対応して、変化させる
ことにより、上記撮像管の制御電極に対し上記撮像管の
信号電流の積分波形を印加することを特徴とする撮像管
の電子ビーム制御方法。 - 【請求項4】 撮像管を用い、該撮像管の制御電極の電
圧、または電流を、該撮像管の信号電流に対して、非線
形に制御する回路を有するテレビジョンカメラの、上記
撮像管の制御電極に印加する信号電圧または信号電流を
増幅する回路において、該増幅回路の増幅度を、所定の
放電特性を有する積分回路でもって上記撮像管の信号電
流を積分した積分値に対応して、変化させることによ
り、上記撮像管の制御電極に対し上記撮像管の信号電流
の積分波形を印加することを特徴とする撮像管の電子ビ
ーム制御方法。 - 【請求項5】 撮像管を用い、該撮像管の制御電極の電
圧、または電流を、該撮像管の信号電流に対して、非線
形に制御する回路を有するテレビジョンカメラの、上記
撮像管の制御電極に印加する信号電圧または信号電流を
増幅する回路において、掛け算器又は可変増幅器に、所
定の放電特性を有する積分回路でもって上記撮像管の信
号電流を積分した積分値を入力させることにより、上記
撮像管の制御電極に対し上記撮像管の信号電流の積分波
形を印加することを特徴とする撮像管の電子ビーム制御
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059411A JPH08256287A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 撮像管の電子ビーム制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059411A JPH08256287A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 撮像管の電子ビーム制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08256287A true JPH08256287A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13112517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7059411A Pending JPH08256287A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 撮像管の電子ビーム制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08256287A (ja) |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7059411A patent/JPH08256287A/ja active Pending
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