JPH08257357A - Nf3ガスの処理方法およびそれに用いる装置 - Google Patents
Nf3ガスの処理方法およびそれに用いる装置Info
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- JPH08257357A JPH08257357A JP7064492A JP6449295A JPH08257357A JP H08257357 A JPH08257357 A JP H08257357A JP 7064492 A JP7064492 A JP 7064492A JP 6449295 A JP6449295 A JP 6449295A JP H08257357 A JPH08257357 A JP H08257357A
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】装置の小形化を実現でき、安全性に優れ、か
つ、電力費等を低減できるNF3 ガスの処理方法を提供
する。 【構成】ソーダライム2が収容され内部に発熱筒4が配
設された処理筒3を準備し、NF3 ガス漏洩時に、この
漏洩NF3 ガスを検知器1で検知し、この検知信号にも
とづいて上記発熱筒4を加熱するとともに、上記処理筒
3内に漏洩NF3ガスを導入し、上記加熱状態の発熱筒
4にNF3 ガスを接触させて熱分解させるとともに、上
記発熱筒4により加熱されたソーダライム2に加熱状態
で分解生成物を吸着させるようにしている。
つ、電力費等を低減できるNF3 ガスの処理方法を提供
する。 【構成】ソーダライム2が収容され内部に発熱筒4が配
設された処理筒3を準備し、NF3 ガス漏洩時に、この
漏洩NF3 ガスを検知器1で検知し、この検知信号にも
とづいて上記発熱筒4を加熱するとともに、上記処理筒
3内に漏洩NF3ガスを導入し、上記加熱状態の発熱筒
4にNF3 ガスを接触させて熱分解させるとともに、上
記発熱筒4により加熱されたソーダライム2に加熱状態
で分解生成物を吸着させるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NF3 ガスそのまま、
もしくはそれを含有するガスを除害するNF 3 ガスの処
理方法およびそれに用いる装置に関するものである。
もしくはそれを含有するガスを除害するNF 3 ガスの処
理方法およびそれに用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体用のドライエッチングガスあるい
はクリーニングガスとして、一般に、NF3 ガスが使用
されるようになっている。すなわち、NF3 ガス雰囲気
中における放電においてイオン化したNF3 ガスでシリ
コンをエッチングすると、反応生成物は揮発性物質とな
るため、従来のフロロカーボンプラズマ中でのエッチン
グに比べ、炭素(C)あるいはイオウ(S)によるウェ
ハー表面の反応残渣汚染がなく、また反応残渣汚染がな
いためエッチング速度が速くなるという利点がある。こ
のような観点から、NF3 ガスが多用されるようになっ
てきているが、NF3 ガスは常温で非常に安定(したが
って、大気中に放出しても分解されず生物に対する悪影
響が懸念される)で、かつ、許容濃度10ppmの猛毒
性ガスである。このことから、シリンダボックス等に格
納されたNF3 ガスボンベからNF 3 ガスが漏洩した場
合等に、排気ダクトを通じて、大気中に、NF3 ガスが
除害されずにそのまま放出されると、危険であり、NF
3 ガスの処理が大きな問題となる。
はクリーニングガスとして、一般に、NF3 ガスが使用
されるようになっている。すなわち、NF3 ガス雰囲気
中における放電においてイオン化したNF3 ガスでシリ
コンをエッチングすると、反応生成物は揮発性物質とな
るため、従来のフロロカーボンプラズマ中でのエッチン
グに比べ、炭素(C)あるいはイオウ(S)によるウェ
ハー表面の反応残渣汚染がなく、また反応残渣汚染がな
いためエッチング速度が速くなるという利点がある。こ
のような観点から、NF3 ガスが多用されるようになっ
てきているが、NF3 ガスは常温で非常に安定(したが
って、大気中に放出しても分解されず生物に対する悪影
響が懸念される)で、かつ、許容濃度10ppmの猛毒
性ガスである。このことから、シリンダボックス等に格
納されたNF3 ガスボンベからNF 3 ガスが漏洩した場
合等に、排気ダクトを通じて、大気中に、NF3 ガスが
除害されずにそのまま放出されると、危険であり、NF
3 ガスの処理が大きな問題となる。
【0003】そこで、このようなNF3 ガスを処理する
ため、一般に、つぎのような方法が行われている。すな
わち、まず、NF3 ガスを加熱処理(すなわち、熱分解
させることによりF2 やHF等に変換するか、あるい
は、高温下で金属と接触させることにより反応させてガ
ス状の金属フッ化物に変換する)し、ついで、これらの
分解生成物等を含むガスを常温に冷却したのち、常温な
いし低温のソーダライム吸着材中に通し、上記分解生成
物等を物理吸着させて除害することが行われる。
ため、一般に、つぎのような方法が行われている。すな
わち、まず、NF3 ガスを加熱処理(すなわち、熱分解
させることによりF2 やHF等に変換するか、あるい
は、高温下で金属と接触させることにより反応させてガ
ス状の金属フッ化物に変換する)し、ついで、これらの
分解生成物等を含むガスを常温に冷却したのち、常温な
いし低温のソーダライム吸着材中に通し、上記分解生成
物等を物理吸着させて除害することが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、NF3 ガスを熱分解等させる加熱処理と、これ
によって生じた分解生成物を吸着する吸着処理の二段階
の処理が必要となるうえ、上記吸着処理は、物理吸着で
あって、吸着能力を発揮させるために常温ないし低温で
行われるため、加熱処理とは処理温度が大幅に異なり、
それぞれに別個の処理装置が必要となる。したがって、
これにともない装置全体が複雑化,大形化するという問
題がある。
法では、NF3 ガスを熱分解等させる加熱処理と、これ
によって生じた分解生成物を吸着する吸着処理の二段階
の処理が必要となるうえ、上記吸着処理は、物理吸着で
あって、吸着能力を発揮させるために常温ないし低温で
行われるため、加熱処理とは処理温度が大幅に異なり、
それぞれに別個の処理装置が必要となる。したがって、
これにともない装置全体が複雑化,大形化するという問
題がある。
【0005】一方、加熱処理においてNF3 ガスを高温
金属と反応させる場合には、処理装置内に空気が混入す
ると、上記高温金属が空気中の酸素と反応してしまい、
NF 3 ガスとの反応が進行しなくなるため、除害能力が
早期に低下したり、あるいは、過度の酸化反応による反
応熱で装置内が異常昇温して制御不能になったりすると
いう問題がある。さらに、上記異常昇温にともなう燃焼
過程において、副生成物としてNOx 等の有害物質を生
じることもあり、安全性の点にも問題がある。そのう
え、この方法を、漏洩等の緊急の場合に適用しようとす
ると、緊急時に備えていつでも除害処理できるように常
に装置内を高温に保持しておかなければならず、電力等
が無駄に消費されて、非常に不経済となる。
金属と反応させる場合には、処理装置内に空気が混入す
ると、上記高温金属が空気中の酸素と反応してしまい、
NF 3 ガスとの反応が進行しなくなるため、除害能力が
早期に低下したり、あるいは、過度の酸化反応による反
応熱で装置内が異常昇温して制御不能になったりすると
いう問題がある。さらに、上記異常昇温にともなう燃焼
過程において、副生成物としてNOx 等の有害物質を生
じることもあり、安全性の点にも問題がある。そのう
え、この方法を、漏洩等の緊急の場合に適用しようとす
ると、緊急時に備えていつでも除害処理できるように常
に装置内を高温に保持しておかなければならず、電力等
が無駄に消費されて、非常に不経済となる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、装置の小形化を実現でき、安全性に優れ、か
つ、電力費等を低減できるNF3 ガスの処理方法および
それに用いる装置の提供をその目的とする。
もので、装置の小形化を実現でき、安全性に優れ、か
つ、電力費等を低減できるNF3 ガスの処理方法および
それに用いる装置の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、耐熱吸着剤が収容され内部に加熱部が配
設された処理筒を準備し、NF3 ガス漏洩時に、この漏
洩NF3 ガスを検知器で検知し、この検知信号にもとづ
いて上記加熱部を加熱するとともに、上記処理筒内に漏
洩NF3 ガスを導入し、上記加熱状態の加熱部にNF3
ガスを接触させて熱分解させるとともに、上記加熱部に
より加熱された耐熱吸着剤に加熱状態で分解生成物を吸
着させるようにしたNF3 ガスの処理方法を第1の要旨
とし、漏洩NF3 ガスを検知する検知器と、耐熱吸着剤
が収容された処理筒と、上記処理筒内に配設され上記検
知信号にもとづいて加熱される加熱部と、上記処理筒の
一側に接続されるNF3 ガス導入配管と、上記処理筒の
他側に接続される処理済ガス排出配管と、上記検知信号
にもとづいて上記NF3 ガス導入配管に漏洩NF3ガス
を導入する制御弁とを備えたNF3 ガスの処理装置を第
2の要旨とする。
め、本発明は、耐熱吸着剤が収容され内部に加熱部が配
設された処理筒を準備し、NF3 ガス漏洩時に、この漏
洩NF3 ガスを検知器で検知し、この検知信号にもとづ
いて上記加熱部を加熱するとともに、上記処理筒内に漏
洩NF3 ガスを導入し、上記加熱状態の加熱部にNF3
ガスを接触させて熱分解させるとともに、上記加熱部に
より加熱された耐熱吸着剤に加熱状態で分解生成物を吸
着させるようにしたNF3 ガスの処理方法を第1の要旨
とし、漏洩NF3 ガスを検知する検知器と、耐熱吸着剤
が収容された処理筒と、上記処理筒内に配設され上記検
知信号にもとづいて加熱される加熱部と、上記処理筒の
一側に接続されるNF3 ガス導入配管と、上記処理筒の
他側に接続される処理済ガス排出配管と、上記検知信号
にもとづいて上記NF3 ガス導入配管に漏洩NF3ガス
を導入する制御弁とを備えたNF3 ガスの処理装置を第
2の要旨とする。
【0008】
【作用】すなわち、本発明者らは、NF3 ガスの簡易,
迅速な除害を目的として一連の研究を重ねる過程で、従
来、常温ないし低温での吸着剤として用いられていたソ
ーダライム等の耐熱吸着剤が、高温に加熱された状態に
おいてNF3 ガスを分解すると同時に、その生成分解ガ
スを吸着(化学吸着と思われる)するという特性を奏す
ることを見いだし、本発明に到達した。本発明によるN
F3 ガスの処理方法は、耐熱吸着剤が収容され内部に加
熱部が配設された処理筒内に、漏洩NF3ガスを導入す
るとともに、上記加熱部を加熱する。そして、この加熱
状態の加熱部にNF3 ガスを接触させて熱分解させると
ともに、加熱された耐熱吸着剤に加熱状態で分解生成物
を吸着させるようにしている。したがって、従来は二段
階で行っていた加熱処理と吸着処理とを同時に行えるよ
うになり、これにともない処理装置を単純化し、小形化
することができる。また、耐熱吸着剤を用い、分解生成
物を加熱状態で吸着させる一種の化学吸着作用を利用し
ていることから、仮りに処理筒内に空気が混入しても、
従来のように、除害能力が低下したり、装置内が異常昇
温したりすることがない。さらに、上記のように異常昇
温が防止されることから、燃焼過程における副生成物で
あるNOx 等の有害物質を生じることがなく、安全性の
点でも優れている。そのうえ、NF3 ガスの漏洩を検知
して、緊急時の除害処理が必要な時にだけ加熱するよう
にしているため、電力等の処理コストが節減できて経済
的である。
迅速な除害を目的として一連の研究を重ねる過程で、従
来、常温ないし低温での吸着剤として用いられていたソ
ーダライム等の耐熱吸着剤が、高温に加熱された状態に
おいてNF3 ガスを分解すると同時に、その生成分解ガ
スを吸着(化学吸着と思われる)するという特性を奏す
ることを見いだし、本発明に到達した。本発明によるN
F3 ガスの処理方法は、耐熱吸着剤が収容され内部に加
熱部が配設された処理筒内に、漏洩NF3ガスを導入す
るとともに、上記加熱部を加熱する。そして、この加熱
状態の加熱部にNF3 ガスを接触させて熱分解させると
ともに、加熱された耐熱吸着剤に加熱状態で分解生成物
を吸着させるようにしている。したがって、従来は二段
階で行っていた加熱処理と吸着処理とを同時に行えるよ
うになり、これにともない処理装置を単純化し、小形化
することができる。また、耐熱吸着剤を用い、分解生成
物を加熱状態で吸着させる一種の化学吸着作用を利用し
ていることから、仮りに処理筒内に空気が混入しても、
従来のように、除害能力が低下したり、装置内が異常昇
温したりすることがない。さらに、上記のように異常昇
温が防止されることから、燃焼過程における副生成物で
あるNOx 等の有害物質を生じることがなく、安全性の
点でも優れている。そのうえ、NF3 ガスの漏洩を検知
して、緊急時の除害処理が必要な時にだけ加熱するよう
にしているため、電力等の処理コストが節減できて経済
的である。
【0009】また、本発明のNF3 ガスの処理方法にお
いて、処理筒内に、空気との接触により発熱する発熱剤
と耐熱吸着剤とを混合収容した場合には、この処理筒内
にNF3 ガスを導入することにより、上記発熱剤が排ガ
ス中の空気と接触して発熱し、NF3 ガスの分解と耐熱
吸着剤の加熱とが行われる。これにより、速やかに処理
筒内が加熱され、装置のスタートアップ時間が短縮し、
漏洩等が生じた際に迅速な対応ができるようになる。
いて、処理筒内に、空気との接触により発熱する発熱剤
と耐熱吸着剤とを混合収容した場合には、この処理筒内
にNF3 ガスを導入することにより、上記発熱剤が排ガ
ス中の空気と接触して発熱し、NF3 ガスの分解と耐熱
吸着剤の加熱とが行われる。これにより、速やかに処理
筒内が加熱され、装置のスタートアップ時間が短縮し、
漏洩等が生じた際に迅速な対応ができるようになる。
【0010】つぎに、本発明を詳しく説明する。
【0011】本発明は、耐熱吸着剤と、内部に加熱部が
配設された処理筒とを用い、漏洩NF3 ガスを検知する
検知器の検知信号にもとづいて上記加熱部を加熱すると
ともに、上記処理筒内に漏洩NF3 ガスを導入し、加熱
状態の加熱部にNF3 ガスを接触させて熱分解させると
ともに、上記加熱部により加熱された耐熱吸着剤に加熱
状態で分解生成物を吸着させる。
配設された処理筒とを用い、漏洩NF3 ガスを検知する
検知器の検知信号にもとづいて上記加熱部を加熱すると
ともに、上記処理筒内に漏洩NF3 ガスを導入し、加熱
状態の加熱部にNF3 ガスを接触させて熱分解させると
ともに、上記加熱部により加熱された耐熱吸着剤に加熱
状態で分解生成物を吸着させる。
【0012】本発明で用いる耐熱吸着剤としては、NF
3 ガスの分解温度(300℃〜600℃)で酸素に対し
て不活性で安定であり、しかも、この温度域で、NF3
ガスの分解生成物であるF2 やHF等を化学吸着しうる
もので、常温で粒状のソーダライムや、Fe2 O3 ,C
uO等の金属酸化物に担持させた粒状のソーダライム等
があげられる。
3 ガスの分解温度(300℃〜600℃)で酸素に対し
て不活性で安定であり、しかも、この温度域で、NF3
ガスの分解生成物であるF2 やHF等を化学吸着しうる
もので、常温で粒状のソーダライムや、Fe2 O3 ,C
uO等の金属酸化物に担持させた粒状のソーダライム等
があげられる。
【0013】また、上記処理筒内には、電気式ヒーター
等からなる加熱部のほか、通常は、空気との接触により
発熱する発熱剤が配置され、この発熱剤と上記ソーダラ
イム等とが混合された状態で収容されている。これによ
り、NF3 ガスを含む排ガスを処理筒内に導入すると、
上記発熱剤が排ガス中の空気と接触して発熱し、NF 3
ガスの分解とソーダライムの加熱とが行われるようにな
る。そのため、常時ソーダライムを加熱しておかなくて
も、NF3 ガスの除害時にのみ迅速にソーダライム等を
加熱しうるようになる。
等からなる加熱部のほか、通常は、空気との接触により
発熱する発熱剤が配置され、この発熱剤と上記ソーダラ
イム等とが混合された状態で収容されている。これによ
り、NF3 ガスを含む排ガスを処理筒内に導入すると、
上記発熱剤が排ガス中の空気と接触して発熱し、NF 3
ガスの分解とソーダライムの加熱とが行われるようにな
る。そのため、常時ソーダライムを加熱しておかなくて
も、NF3 ガスの除害時にのみ迅速にソーダライム等を
加熱しうるようになる。
【0014】上記発熱剤としては、酸素によって酸化さ
れて発熱する還元性の金属粉末が使用され、鉄粉のほ
か、ニッケル粉末,チタン粉末等があげられる。
れて発熱する還元性の金属粉末が使用され、鉄粉のほ
か、ニッケル粉末,チタン粉末等があげられる。
【0015】また、上記ソーダライム等の加熱温度は、
300℃〜600℃に設定することが望ましい。すなわ
ち、上記温度範囲より温度が低すぎると、NF3 ガスの
分解が生じ難く、逆に温度が高すぎると、処理筒自体の
腐食が急激に進行するからである。なお、本発明の請求
項1から5において、NF3 ガスとは、NF3 ガスのみ
からなるガスと、それに空気等が混入したガス(NF3
ガスを含む排ガス)の双方をいう。
300℃〜600℃に設定することが望ましい。すなわ
ち、上記温度範囲より温度が低すぎると、NF3 ガスの
分解が生じ難く、逆に温度が高すぎると、処理筒自体の
腐食が急激に進行するからである。なお、本発明の請求
項1から5において、NF3 ガスとは、NF3 ガスのみ
からなるガスと、それに空気等が混入したガス(NF3
ガスを含む排ガス)の双方をいう。
【0016】つぎに、実施例について説明する。
【0017】
【実施例】図1は本発明のNF3 ガスの処理装置の一実
施例を示している。図において、10は内部にNF3 ガ
スボンベ11が格納される鋼鉄製の角筒状シリンダボッ
クスである。3はステンレス製の断面円形の処理筒であ
り、その一側(図示の左側)の上側部に電気式の第1の
制御弁7および第1の送風機16が設けられたステンレ
ス製の排ガス導入配管5が接続され、上記処理筒3は、
この排ガス導入配管5を介して、上記シリンダボックス
10の下部と連通している。上記シリンダボックス10
の下側部には、NF3 ガスの漏洩が生じたときに、この
漏洩NF3 ガスを検知する検知器1が取り付けられてい
る。この検知器(理研計器社製,定電位電解式検知器)
1の検知信号にもとづいて、上記第1の制御弁7が開弁
するとともに制御弁18が閉弁し、上記シリンダボック
ス10内の漏洩NF3 ガスを含有する排ガスを処理筒3
内に導入するようになっている。また、処理筒3の他側
の下側部には、処理筒3内で処理された排ガスが排出さ
れる処理済ガス排出配管6が接続されている。
施例を示している。図において、10は内部にNF3 ガ
スボンベ11が格納される鋼鉄製の角筒状シリンダボッ
クスである。3はステンレス製の断面円形の処理筒であ
り、その一側(図示の左側)の上側部に電気式の第1の
制御弁7および第1の送風機16が設けられたステンレ
ス製の排ガス導入配管5が接続され、上記処理筒3は、
この排ガス導入配管5を介して、上記シリンダボックス
10の下部と連通している。上記シリンダボックス10
の下側部には、NF3 ガスの漏洩が生じたときに、この
漏洩NF3 ガスを検知する検知器1が取り付けられてい
る。この検知器(理研計器社製,定電位電解式検知器)
1の検知信号にもとづいて、上記第1の制御弁7が開弁
するとともに制御弁18が閉弁し、上記シリンダボック
ス10内の漏洩NF3 ガスを含有する排ガスを処理筒3
内に導入するようになっている。また、処理筒3の他側
の下側部には、処理筒3内で処理された排ガスが排出さ
れる処理済ガス排出配管6が接続されている。
【0018】上記処理筒3には、図2に示すように、複
数のステンレス製の円筒状の発熱筒4が所定間隔を隔て
て挿通されており、これら発熱筒4の上下の端部は、処
理筒3の天井壁および底壁に、所定空間を保って、それ
ぞれ開口されている。また、上記発熱筒4の内部には、
空気との接触により発熱する粉末状の発熱剤(この実施
例では鉄粉が用いられている)8が充填されている。そ
して、上記処理筒3の内部には、粒状のソーダライム2
と、上記と同様の発熱剤8とが混合された状態で収容さ
れている。また、上記処理筒3の天井壁の上面には、そ
れ自身の上部に空気導入配管13が設けられた円錐状の
ステンレス製蓋体12aが密封状態に冠着されていると
ともに、処理筒3の底壁の下面にも同様に、上記蓋体1
2aと同様の、空気排出配管14付きの底体12bが取
り付けられている。そして、上記空気導入配管13から
導入された空気は、上記各発熱筒4内を、図示の上から
下に向かって流通するようになっている。また、上記空
気導入配管13には、検知器1の検知信号にもとづいて
開弁する第2の制御弁(第1の制御弁7と同じもの)1
5が設けられ、空気排出配管14には、同じく検知器1
の検知信号にもとづいて作動する第2の送風機(第1の
送風機16と同じもの)17が設けられている。これに
より、NF3 ガスの漏洩が生じたときに、上記発熱筒4
内に空気を流通させ、内部の発熱剤8と接触させて発熱
させるようになっている。そして、上記処理筒3の内部
中央には、上記検知器1の検知信号にもとづいて加熱さ
れる電気式のヒーター9が配設されている。
数のステンレス製の円筒状の発熱筒4が所定間隔を隔て
て挿通されており、これら発熱筒4の上下の端部は、処
理筒3の天井壁および底壁に、所定空間を保って、それ
ぞれ開口されている。また、上記発熱筒4の内部には、
空気との接触により発熱する粉末状の発熱剤(この実施
例では鉄粉が用いられている)8が充填されている。そ
して、上記処理筒3の内部には、粒状のソーダライム2
と、上記と同様の発熱剤8とが混合された状態で収容さ
れている。また、上記処理筒3の天井壁の上面には、そ
れ自身の上部に空気導入配管13が設けられた円錐状の
ステンレス製蓋体12aが密封状態に冠着されていると
ともに、処理筒3の底壁の下面にも同様に、上記蓋体1
2aと同様の、空気排出配管14付きの底体12bが取
り付けられている。そして、上記空気導入配管13から
導入された空気は、上記各発熱筒4内を、図示の上から
下に向かって流通するようになっている。また、上記空
気導入配管13には、検知器1の検知信号にもとづいて
開弁する第2の制御弁(第1の制御弁7と同じもの)1
5が設けられ、空気排出配管14には、同じく検知器1
の検知信号にもとづいて作動する第2の送風機(第1の
送風機16と同じもの)17が設けられている。これに
より、NF3 ガスの漏洩が生じたときに、上記発熱筒4
内に空気を流通させ、内部の発熱剤8と接触させて発熱
させるようになっている。そして、上記処理筒3の内部
中央には、上記検知器1の検知信号にもとづいて加熱さ
れる電気式のヒーター9が配設されている。
【0019】上記構成において、NF3 ガスを含有する
排ガスの処理は、つぎのようにして行われる。すなわ
ち、まず、シリンダボックス10内でNF3 ガスボンベ
11からNF3 ガスの漏洩が生じると、この漏洩NF3
ガスが検知器1によって検知される。ついで、この検知
信号にもとづいて、ヒーター9の加熱が開始されるとと
もに、第2の制御弁15が開弁され、さらに第2の送風
機17が作動され、発熱筒4内に空気を流通させて内部
の発熱剤8を発熱させる。この発熱により、発熱筒4が
速やかに加熱される。さらに、上記発熱筒4の加熱と同
時に、上記検知器1の検知信号にもとづいて、第1の制
御弁7が開弁されるとともに制御弁18が閉弁し、シリ
ンダボックス10内の漏洩NF3 ガスを含む排ガスを、
排ガス導入配管5を通して処理筒3内に導入する。これ
により、処理筒3内の発熱剤8が排ガス中の空気と接触
して発熱し、この発熱剤8と混合されたソーダライム2
が速やかに加熱される。一方、排ガス中のNF3 は、上
記加熱状態の発熱筒4およびソーダライム2と接触して
分解されるとともに、この分解生成物が加熱状態のソー
ダライム2に化学吸着されることによって除害される。
また、上記処理筒3内に収容された発熱剤8および発熱
筒4内に充填された発熱剤8の発熱反応が終了したのち
は、ヒーター9の加熱により、上記と同様の作用で除害
が行われる。
排ガスの処理は、つぎのようにして行われる。すなわ
ち、まず、シリンダボックス10内でNF3 ガスボンベ
11からNF3 ガスの漏洩が生じると、この漏洩NF3
ガスが検知器1によって検知される。ついで、この検知
信号にもとづいて、ヒーター9の加熱が開始されるとと
もに、第2の制御弁15が開弁され、さらに第2の送風
機17が作動され、発熱筒4内に空気を流通させて内部
の発熱剤8を発熱させる。この発熱により、発熱筒4が
速やかに加熱される。さらに、上記発熱筒4の加熱と同
時に、上記検知器1の検知信号にもとづいて、第1の制
御弁7が開弁されるとともに制御弁18が閉弁し、シリ
ンダボックス10内の漏洩NF3 ガスを含む排ガスを、
排ガス導入配管5を通して処理筒3内に導入する。これ
により、処理筒3内の発熱剤8が排ガス中の空気と接触
して発熱し、この発熱剤8と混合されたソーダライム2
が速やかに加熱される。一方、排ガス中のNF3 は、上
記加熱状態の発熱筒4およびソーダライム2と接触して
分解されるとともに、この分解生成物が加熱状態のソー
ダライム2に化学吸着されることによって除害される。
また、上記処理筒3内に収容された発熱剤8および発熱
筒4内に充填された発熱剤8の発熱反応が終了したのち
は、ヒーター9の加熱により、上記と同様の作用で除害
が行われる。
【0020】このように、このNF3 ガスの処理方法で
は、処理筒3内に漏洩NF3 ガスを導入するとともに発
熱筒4を加熱し、加熱状態の発熱筒4にNF3 ガスを接
触させて熱分解させるとともに、処理筒3内のソーダラ
イム2に加熱状態で分解生成物を吸着させるようにして
いる。したがって、加熱処理と吸着処理とを同時に行え
るようになり、処理装置を単純化,小形化することがで
きる。また、酸素に対して不活性なソーダライム2を用
い、分解生成物を加熱状態で吸着させる一種の化学吸着
作用を利用していることから、仮りに処理筒3内に空気
が混入しても、空気中の酸素とソーダライム2とは反応
しないため、除害能力の低下や処理筒3内の異常昇温が
生じない。さらに、上記のように異常昇温が防止される
ことから、副生成物であるNOx 等の有害物質を生じる
ことがなく、安全性の点でも優れている。そのうえ、N
F3 ガスの漏洩を検知して、緊急時の除害処理が必要な
時だけ加熱するようにしているため、電力等の処理コス
トが節減できて経済的である。
は、処理筒3内に漏洩NF3 ガスを導入するとともに発
熱筒4を加熱し、加熱状態の発熱筒4にNF3 ガスを接
触させて熱分解させるとともに、処理筒3内のソーダラ
イム2に加熱状態で分解生成物を吸着させるようにして
いる。したがって、加熱処理と吸着処理とを同時に行え
るようになり、処理装置を単純化,小形化することがで
きる。また、酸素に対して不活性なソーダライム2を用
い、分解生成物を加熱状態で吸着させる一種の化学吸着
作用を利用していることから、仮りに処理筒3内に空気
が混入しても、空気中の酸素とソーダライム2とは反応
しないため、除害能力の低下や処理筒3内の異常昇温が
生じない。さらに、上記のように異常昇温が防止される
ことから、副生成物であるNOx 等の有害物質を生じる
ことがなく、安全性の点でも優れている。そのうえ、N
F3 ガスの漏洩を検知して、緊急時の除害処理が必要な
時だけ加熱するようにしているため、電力等の処理コス
トが節減できて経済的である。
【0021】また、上記実施例では、処理筒3内に、発
熱剤8とソーダライム2とを混合収容しているため、排
ガスを処理筒3内に導入することで発熱剤8が発熱し、
NF 3 ガスの分解とソーダライム2の加熱とが行われ
る。これにより、速やかに処理筒3内が加熱されて装置
のスタートアップ時間が短縮し、漏洩等に対して迅速に
対応することができるようになる。さらに、ヒーター9
を併用しているため、漏洩等の異常事態が長時間にわた
り、発熱筒4の発熱が終了したのちであっても、除害処
理を続けることができる。
熱剤8とソーダライム2とを混合収容しているため、排
ガスを処理筒3内に導入することで発熱剤8が発熱し、
NF 3 ガスの分解とソーダライム2の加熱とが行われ
る。これにより、速やかに処理筒3内が加熱されて装置
のスタートアップ時間が短縮し、漏洩等に対して迅速に
対応することができるようになる。さらに、ヒーター9
を併用しているため、漏洩等の異常事態が長時間にわた
り、発熱筒4の発熱が終了したのちであっても、除害処
理を続けることができる。
【0022】図3は、本発明の他の実施例の処理筒を示
している。この実施例では、ヒーター9は使用せず、処
理筒18の内部に1本の発熱筒19が挿通されている。
そして、この発熱筒19の上下面に、それぞれ空気導入
配管20,空気排出配管21が設けられている。それ以
外は、図1に示すものと同様であり、同一部分には同一
符号を付している。この実施例においても上記の実施例
と同様の効果を奏する。
している。この実施例では、ヒーター9は使用せず、処
理筒18の内部に1本の発熱筒19が挿通されている。
そして、この発熱筒19の上下面に、それぞれ空気導入
配管20,空気排出配管21が設けられている。それ以
外は、図1に示すものと同様であり、同一部分には同一
符号を付している。この実施例においても上記の実施例
と同様の効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のNF3 ガスの処
理方法によれば、従来は二段階で行っていた加熱処理と
吸着処理とが同時に行えるようになり、これにともない
処理装置を単純化し、小形化することができる。また、
耐熱吸着剤を用い、分解生成物を加熱状態で吸着させる
一種の化学吸着作用を利用していることから、仮りに処
理筒内に空気が混入しても、従来のように、除害能力が
低下したり、装置内が異常昇温したりすることがない。
さらに、上記のように異常昇温が防止されることから、
燃焼過程における副生成物であるNOx 等の有害物質を
生じることがなく、安全性の点でも優れている。そのう
え、NF3 ガスの漏洩を検知して、緊急時の除害処理が
必要な時にだけ加熱するようにしているため、電力等の
処理コストが節減できて経済的である。
理方法によれば、従来は二段階で行っていた加熱処理と
吸着処理とが同時に行えるようになり、これにともない
処理装置を単純化し、小形化することができる。また、
耐熱吸着剤を用い、分解生成物を加熱状態で吸着させる
一種の化学吸着作用を利用していることから、仮りに処
理筒内に空気が混入しても、従来のように、除害能力が
低下したり、装置内が異常昇温したりすることがない。
さらに、上記のように異常昇温が防止されることから、
燃焼過程における副生成物であるNOx 等の有害物質を
生じることがなく、安全性の点でも優れている。そのう
え、NF3 ガスの漏洩を検知して、緊急時の除害処理が
必要な時にだけ加熱するようにしているため、電力等の
処理コストが節減できて経済的である。
【図1】本発明の一実施例のNF3 ガスの処理装置を示
す構成図である。
す構成図である。
【図2】処理筒を示す横断面図である。
【図3】他の実施例の処理筒を示す説明図である。
【符号の説明】 1 検知器 2 ソーダライム 3 処理筒 4 発熱筒
Claims (5)
- 【請求項1】 耐熱吸着剤が収容され内部に加熱部が配
設された処理筒を準備し、NF3 ガス漏洩時に、この漏
洩NF3 ガスを検知器で検知し、この検知信号にもとづ
いて上記加熱部を加熱するとともに、上記処理筒内に漏
洩NF3 ガスを導入し、上記加熱状態の加熱部にNF3
ガスを接触させて熱分解させるとともに、上記加熱部に
より加熱された耐熱吸着剤に加熱状態で分解生成物を吸
着させるようにしたことを特徴とするNF3 ガスの処理
方法。 - 【請求項2】 処理筒内に、空気との接触により発熱す
る発熱剤と耐熱吸着剤とが混合収容されている請求項1
記載のNF3 ガスの処理方法。 - 【請求項3】 耐熱吸着剤がソーダライムであり、空気
との接触により発熱する発熱剤が鉄粉である請求項1ま
たは2記載のNF3 ガスの処理方法。 - 【請求項4】 漏洩NF3 ガスを検知する検知器と、耐
熱吸着剤が収容された処理筒と、上記処理筒内に配設さ
れ上記検知信号にもとづいて加熱される加熱部と、上記
処理筒の一側に接続されるNF3 ガス導入配管と、上記
処理筒の他側に接続される処理済ガス排出配管と、上記
検知信号にもとづいて上記NF3 ガス導入配管に漏洩N
F3 ガスを導入する制御弁とを備えたことを特徴とする
NF3ガスの処理装置。 - 【請求項5】 処理筒内に、空気との接触により発熱す
る発熱剤と耐熱吸着剤とが混合収容されている請求項4
記載のNF3 ガスの処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7064492A JPH08257357A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | Nf3ガスの処理方法およびそれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7064492A JPH08257357A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | Nf3ガスの処理方法およびそれに用いる装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08257357A true JPH08257357A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13259763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7064492A Withdrawn JPH08257357A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | Nf3ガスの処理方法およびそれに用いる装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08257357A (ja) |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP7064492A patent/JPH08257357A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |