JPH0825784B2 - 無水石こう抄造板の製造方法 - Google Patents

無水石こう抄造板の製造方法

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JPH0825784B2 JP20418087A JP20418087A JPH0825784B2 JP H0825784 B2 JPH0825784 B2 JP H0825784B2 JP 20418087 A JP20418087 A JP 20418087A JP 20418087 A JP20418087 A JP 20418087A JP H0825784 B2 JPH0825784 B2 JP H0825784B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、繊維補強した無水石こう抄造板(以下石こ
う板と称す)の製造方法に関し、特にII型無水石こう,
短繊維、及び石こう硬化促進剤を主成分としたスラリー
を抄造成形し、製板直後から48時間以内に冷却養生を行
うことを特徴とする無水石こう抄造板の製造方法に関す
る。
b. 従来の技術 従来、抄造方法によって製造される石こう板の原料と
して、例えば特公昭53−25339号公報、特公昭57−49004
号公報、特公昭55−36628号公報、特開昭60−42267号公
報、特開昭60−17126号公報等に開示されているよう
に、半水石こうが用いられていた。この半水石こうの水
和速度は急激であり、凝結遅延剤を用いない場合には、
30分前後で水和硬化がほぼ完了する。
抄造工程において原料の半水石こうは、工程中で一部
流出して循環し、また生板,製品の裁断切シロ、及び不
良品等の回収物が時間の経過と共に、二水石こう化して
原料の中に混入する。二水石こうは、半水石こうに対し
急結剤として作用し、凝結遅延剤の添加によっても自己
増殖的に増加する。このように循環系統や回収系統から
順次、不確定の量の二水石こうが入り込むことによっ
て、凝結遅延剤量の決定ならびに凝結時間の制御が困難
であった。
これらの欠点に対し幾つかの改良がなされているが、
いずれも十分でなく工程管理が困難であり、結果として
品質に悪影響を与えることもあった。
また従来、無水石こうを工業的に抄造して大量生産し
た例はほとんど皆無であった。
c. 発明が解決しようとする問題点 無水石こうは、半水石こうとは逆に水和速度が遅く、
硬化促進剤を添加しても3〜4週間位を経過しないと所
定の強度が得られず、硬化促進剤を多く添加することに
よって、ある程度の水和速度を早くすることができる
が、抄造時の濾過性が悪くなり、製品において長さ変化
率が大きくなったり、白華現象が現れる等の新たな弊害
を生じる。
また無水石こう硬化体の性状はバラツキが大きく、一
定の品質のものが得られ難かった。
そこで本発明者らは、石こう板の製造方法における以
下の問題点について検討を行った。
(1) II型無水石こうを用いると、製品の日間,月間
ならびに季節間による変動が大きいが、一定の品質を得
るにはどうしたらよいか。
(2) II型無水石こうは水和速度が遅く長期間の養生
が必要であったが、早期に強度発現を生じさせ、工業製
品としての生産性の向上を図るにはどうしたらよいか。
(3) II型無水石こうの水和速度の改善のために硬化
促進剤が用いられるが、逆に濾過性の低下、及び長さ変
化率や白華等の品質の低下を招く。そこで硬化促進剤の
添加量の低減ができないか。
(4) II型無水石こうは曲げ強度,剥離強度等が低い
が、全体的に品質の向上を図るにはどうしたらよいか。
d. 問題点を解決するための手段 本発明者は上記問題点に鑑み、製造ならびに品質の向
上について鋭意研究を重ねた結果、II型無水石こうをマ
トリックスとし、これを短繊維で補強して抄造し、製板
後速やかに初期から冷却養生を行うことで、従来にない
新しい石こう板が得られるとの知見に基づいて、本発明
を完成したものである。
すなわち本発明は、II型無水石こう98〜60重量%、短
繊維2〜40重量%、及び石こう硬化促進剤を主成分とす
るスラリーを抄造成形し、製板直後から48時間以内に温
度0〜27℃、湿度50〜100%で冷却養生を行う無水石こ
う抄造板の製造方法を提供するものである。
本発明の石こう板において、石こう硬化促進剤はII型
無水石こうに対し外割で0.1〜2.5重量%配合し、またII
型無水石こうと短繊維の合計量100重量部に対して、無
機質粉末を外割で1〜100重量部を配合することができ
る。
本発明における製造工程は次の通りである。
原料に3〜15倍量の水を加えてパルパーで撹拌してス
ラリーとし、チェストにて撹拌物の均質化を行い、スラ
リーを円網、あるいは長網抄造機によってシート状に抄
造成形する。このシートの端部を一部裁断して、加圧成
形を行った後に、製板直後から48時間以内に冷却養生を
行って水和硬化させる。硬化後にシートは必要に応じて
乾燥を行い、規準寸法に裁断して製品とする。
本発明においては、製板後から冷却養生の開始までの
時間を短くして冷却養生を行う。この冷却養生は温度0
〜27℃、相対湿度50〜100%のもとで製板直後から48時
間以内に行い、その後に継続して同様な冷却養生条件
で、合計で1日〜15日位の期間の養生を行う。したがっ
て、後述する「初期から速やかに」又は「速やかに初期
から」とは、本願明細書で「製板直後から48時間以内
に」をいう。
石こう板は製板直後から48時間以内に冷却養生を行う
ことで、水和速度が増進して高品質であり、かつ製造時
期による変動の無い一定のものが得られるようになる。
ここで冷却温度を0〜27℃としたのは、製板直後から
48時間以内の冷却によって生シート水分の凍結が生じる
と、水和が阻害され硬化しないため、水分の凍結が生じ
ないように0℃以上の温度を保持する必要があるからで
あり、また27℃を越える温度に48時間以上報知すると、
石こう板の水和が極めてゆっくりと進行するため、硬化
体の組織が緩く構成され、その後に冷却養生を行っても
水和は進行するが、硬化体の膨張を伴い組織を緩めて強
度向上が期待できないためである。従って、製板直後か
ら48時間以内に0〜27℃の温度で冷却養生を行い、水和
速度を増進し、初期に組織の骨格を形成することが必要
なのである。なお、石こうの水和は発熱反応を伴うため
に積極的に熱を除去する必要がある。
また、相対湿度は50〜100%の範囲である。これは50
%未満になると板材の板厚が4〜15mm程度と薄いため、
表面、あるいは四周の端部において乾燥が進行して未硬
化なドライアウト状態が生じて、均質な材料が得られな
くなるためである。
製板直後から48時間以内に行う冷却養生に続く冷却養
生の条件(温度、湿度)は製板直後から48時間以内に行
うところの冷却養生の条件と同一である。合計の冷却養
生の日数は、冷却温度との関連で選定される。低温であ
れば短期間で養生が終了するが、養生日数が1日以下で
は必要な性状が得られない。また温度がある程度鋼い場
合に長期間養生すれば水和は進行するが、強度の向上の
割合が少ない。製品性状ならびに工業的な生産の見地か
ら、合計の養生期間は15日間位である。冷却養生温度の
範囲においては15日間以上養生しても品質向上の割合が
少ない(15日間以上養生あるいはストックしておいても
良い)。
抄造時の混練水の水温は、製造能率上から15〜38℃程
度であり、好ましくは20〜35℃である。水温が15℃以下
では製造能率が低下する。また38℃以上になると製造能
率の向上の効果は少なく、後工程の製板直後から48時間
以内に行う冷却養生の効果も悪くなる。また水のpHは7
以上である。
抄造は網で形成された複数個の回転ドラムによって抄
き上げられ、メーキングロールにて所定厚さに積層する
円網抄造機、あるいは脱水機構を有するエンドレスベル
ト上で抄き上げられる長網抄造機によって行われる。
抄造後の生シートは加圧成形が行われる。この加圧成
形の圧力は、原料配合及び製品強度の設計の面及び生シ
ートの含水率(生板含水率と称す)を7〜90%とする範
囲で選定される。成形圧力としては1〜400kg/cm2であ
る。
加圧はローププレスあるいは面プレスによって行なわ
れる。加圧手段としては、円網式製造におけるシートの
積層の際のメーキングロールによる加圧をも含む。
本発明における原料の詳細は次の通りである。
II型無水石こうは天然の二水石こう、あるいは燐酸,
チタン,排脱等からの副生する二水石こうの焼成物、あ
るいは弗酸製造時に副生するII型無水石こう等の汎用の
ものが用いられる。II型無水石こうの粉末度は、ブレー
ン値で2000から9000cm2/g程度である。これは抄造時の
濾過性及び水和反応性の面から選択される範囲である。
II型無水石こう量は、98〜60重量%である。この量は
短繊維2〜40重量%との関係で定められる。繊維量2%
以下では抄造時に金網を通して固形分の流出が多くなり
抄造が不可能となる。また繊維量40%を越えると繊維質
板となり、製品強度、ならびに層間の密着性が悪くなり
石こう板としての用途には使えないものとなる。
短繊維量としては、パルプ(セルロース),石綿等の
天然繊維、ガラス繊維,炭素繊維,ガラスウール,ロッ
クウール,セラミックウール等の無機質繊維及びポリア
ミド,ポリプロピレン,ポリビニールアルコール(ビニ
ロン),ポリエステル,ポリエチレン,アクリル等の合
成繊維等が用いられ、抄造性,生板含水率及び製品性状
の面から任意に選択される。
上記短繊維中、パルプ量は1重量%以上で、好ましく
は2〜10重量%である。パルプ1重量%以下とすると、
抄造時の原料の分散,歩留が悪くて製造が極めて困難と
なる。また10重量%を越えると、抄造時にパルプの分散
が悪く材料の均質性が得られ難く、また建築材料として
不燃性能が得られなくなる。
パルプは必要に応じて叩解を行う。その叩解度はカナ
ダ標準フリーネス(CSF)で800〜30mlであり、その配合
量、繊維の組合わせによって異なる。叩解はパルパー,
ディスクリファイナー,コーン型リファイナー等の汎用
の機械を用いて行う。
II型無水石こうの硬化促進剤としては、H2SO4,K2SO4,
(NH42SO4,Na2SO4,MgSO4,ZnSO4,FeSO4,CuSO4,Al2(SO
4等の硫酸塩および複塩,例えばKAl(SO4・12H
2O,NaAl(SO4・12H2O,NH4Al(SO4・12H2O等の
ミョウバン類、NaCl,CaCl2,MgCl2等の塩化物、NaHSO4,K
HSO4等の酸水素塩、NaNO3,NH4NO3,KNO3等の硝酸塩の汎
用のものが、単独あるいは併用して用いられる。
硬化促進剤の量は板材中に保持される量であり、II型
無水石こうに対して0.1〜2.5重量%である。この量が.1
%以下では4週間以上の冷却養生を行っても所定の水和
率に達せず、曲げ強度等の性状も極めて低くて実用に供
する板材が得られない。2.5%を越えて添加しても品質
向上の効果の割合は少なく、抄造時に濾過性が悪く、ま
た板材の長さ変化率の増大を来し、遊離の硬化促進剤に
よる白華現象が生じ、表面が粉っぽくなり美観を損ねる
こととなる。
上述の硬化促進剤の他に、CaO,Ca(OH)2,Mg(OH)2,
セメント,塩基性スラグの塩基類、あるいはシリカゲル
等も硬化促進の効果があり、場合によって10重量%程度
まで添加することができる。
無機質粉末としては、その使用機能から3種類に分け
られる。
第1は粉末度が7000cm2/g程度以上の微細粉末で、例
えばベントナイト,活性白土,セピオライト,アタパル
ジャイト、その他の粘土鉱物、シリコンダスト,珪藻土
等が上げられる。この微細粉末は抄造時の補助材とし
て、原料の分散性の向上、濾過時間の調整を行うこと
で、原料の均質性を得るために用いる。また板材の層間
剥離強度ならびに生板含水率の向上のために用いる。そ
の量は1〜20重量%、好ましくは3〜10重量%程度であ
る。
第2の無機質粉末として、製品の二水石こう化した裁
断物の粉砕品(スクラップと称す)があり、このスクラ
ップは原料の一部として再使用される。その量は1〜35
重量%程度である。スクラップは粉砕された石こうと微
細繊維の混合物であり、原料固形物の歩留向上に効果が
ある。
第3の無機質粉末としては充填材あるいは軽量化材等
であり、石灰石,消石灰,珪石,スラグ,フライアッシ
ュ,二水石こう,半水石こう,マイカ,ワラストナイト
等の粉末及びパーライト、バーミキュライト、シラスバ
ルン等である。
これらの無機質粉末の合計量はII型無水石こうと短繊
維の計100重量部に対して、外割で1〜100重量部が配合
される。
高分子凝集剤が原料の歩留性向上の面で添加される場
合がある。特に非石綿系の場合に用いられるが、石綿系
の場合にも用いられる。高分子凝集剤としてはアニオン
系のポリアクリル酸ソーダ,ポリアクリルアミドあるい
はノニオン系のポリアクリルアミド、ポリエチレンオキ
サイド等の汎用品が単独あるいは併用される。その添加
量は1〜10ppm程度である。
e. 作用 II型無水石こうを原料とすることで、製造時に半水石
こうのような凝結反応が無く、長時間の連続生産が安定
的に行えるようになった。また工程中において変動の要
因が無くなり工程管理が極めて容易となった。
一方、II型無水石こうは水和速度が遅くて、硬化まで
に長期間を要し、また製造時の日間,月間及び季節間の
変動が大きく、一定の品質が得られ難かった。
これは抄造工程中において、硬化促進剤が循環する水
と共に流出するためであった。そこで1つに原料,繊維
配合、及び加圧成形圧力等の改善を行うことで、生板含
水率を高くし、水和に必要な水と硬化促進剤を板材中に
確保した。
2つに製板後に速やかに初期から冷却養生すること
で、無水石こうの水和速度が向上して、初期に板材の組
織の骨格が形成され、以後の時間経過に伴う水和反応の
進行で組織が一層緻密化し、水和の促進効果が現れ、比
重,強度が増進し、短期間に必要な性状が得られて生産
性が向上した。養生期間が同一ならば従来に比して水和
率は著しく向上した。また石こうの水和速度が向上した
ことで、同一水和率において、製板直後から48時間以内
に冷却養生を行った場合は、そうでない場合に比べて、
比重,曲げ強度,剥離強度,長さ変化率の性状が著しく
向上した。
3つに初期から速やかに冷却養生を行うことで水和速
度が向上し、石こうの硬化促進剤が低減でき、また加圧
成形圧力をより高くすることが可能となった。硬化促進
剤の低減は長さ変化率の低減及びより過酷な条件下での
白華現象が生じない製品が得られるようになった。
4つに初期から速やかに冷却養生することで、製造時
期である日間,月間および季節間における品質への変動
の要因が取り除かれ、工業製品として年間を通じて一定
の高品質のものが得られるようになった。
f. 実施例 以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
実施例の原料配合は、II型無水石こう90.0、パルプ8.
0、ガラス繊維2.0重量%、及びこれらの合計100重量%
に、外割で珪藻土5.0、石灰石粉20.0、スクラップ20.0
重量部、及び石こう硬化促進剤としてII型無水石こうに
対して、外割でカリミョウバン1.5重量%を配合する。
原料の合計量に対し、約3倍の重量の水を用いてパル
パーにて撹拌を行い、スラリーとする。原料は水に対し
て硬化促進剤,各繊維,II型無水石こう、及びその他の
無機質粉末の順に投入し、分散させた。このスラリーは
チェストを通し、さらに固形分濃度約1/10に希釈し、円
網抄造機によって抄造を行い、メーキングロールで所定
の厚さに積層してシートとした。このシートを50kg/cm2
で加圧成形を行い、厚さ6mm程度とした。
加圧成形後の板材を約50枚積とし、所定の冷却養生開
始条件、および所定の冷却養生条件にて養生を行い、そ
の後に乾燥,切断して試験を行った。
比較例についても同様な方法で製造し、試験を行っ
た。
各実施例及び比較例について配合,製造,養生条件、
及び性状試験結果を表−1に示す。なお抄造時の水温は
33±3℃程度であり、養生時の湿度は80〜95%の範囲で
ある。
実施例1〜3及び比較例1〜2 初期からの冷却養生条件(養生開始までの前置き時
間、板体温度)を変えた場合の条件、及び結果を示す。
実施例4〜9および比較例3〜4 初期からの冷却養生の養生開始条件、及び冷却養生温
度,期間を変えた場合の条件及び結果を示す。
なお使用原料、及び試験方法は、下記の通りである。
使用原料 II型無水石こう:排脱二水石こう600℃焼成品・粉末度5
630cm2/g パルプ:晒パルプ CSF350ml ガラス繊維:日本電気碍子製チョップドストランド6mm カリミョウバン:試薬1級 珪藻土:イソライト工業製 石灰石:奥多摩工業製 試験方法 比重:JIS A5418「石綿セメントけい酸カルシウム板」に
準拠(JISにおけるかさ比重を略称) 曲げ強度:JIS A5418「石綿セメントけい酸カルシウム
板」に準拠 長さ変化率:JIS A5418「石綿セメントけい酸カルシウム
板」に準拠 剥離強度:5×5cmの供試体を厚さ方向に引張り、板体内
の層間の強度を測定。
水和率:粉砕試料を45℃で乾燥し、これを200℃で仮焼
して、重量減少量から石こうの配合に対する水和率を測
定。
生板含水率:JIS A5418「石綿セメントけい酸カルシウム
板」に準拠(JISにおける含水率の測定に準拠、ただし
乾燥は60℃、24時間) g. 発明の効果 本発明の方法によれば、II型無水石こう、短繊維、石
こう硬化促進剤を主原料とするスラリーを抄造して、製
板後に速やかに初期から冷却養生することで、石こう板
の水和速度が促進して生産性が向上し、さらに高品質性
能が得られた。すなわち、 (1) 初期から速やかに冷却養生を行うことで、II型
無水石こうの水和速度が向上し、同一水和率とした場合
に、従来に比較して高品質となった。
(2) 石こうの水和速度が向上したことから、硬化促
進剤の低減が可能となり製造能率の向上、長さ変化率の
低減および白華現象の低減につながった。
(3) 初期から速やかに冷却養生を行うことでII型無
水石こうの水和速度が向上し、水和の促進硬化が顕著と
なり、短期間に必要な性状が得られて生産性が向上し
た。
(4) 初期から速やかに冷却養生を行うことによっ
て、製造時期に起因するII型無水石こうの水和速度の変
動が除去され、工業製品として年間を通じて一定の品質
のものが得られた。
(5) II型無水石こうを使用することで、抄造中に凝
結の変動要因が無くなり、長時間の安定操業ならびに工
程管理が極めて容易になった。このことは製品の安定性
にも好結果となった。
(6) II型無水石こうを使用した石こう板として、曲
げ強度,剥離強度,長さ変化率に優れた品質で、また白
華現象も無く、鋸引き,釘打ち,曲げ加工性等の加工性
にも優れた不燃材料が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:38 Z 16:06 24:26) E (72)発明者 浅田 泰治 福岡県北九州市門司区柳町1―10―10 (72)発明者 篠崎 勤 山形県米沢市西大通1―3―57 ミサオコ ーポ303 (56)参考文献 特開 昭60−42267(JP,A) 特開 昭60−171261(JP,A) 特公 昭53−25339(JP,B2) 特公 昭57−49004(JP,B2) 特公 昭55−36628(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】II型無水石こう98〜60重量%、短繊維2〜
    40重量%、及び石こう硬化促進剤を主成分とするスラリ
    ーを抄造成形し、次いで温度0〜27℃、湿度50〜100%
    で製板直後から48時間以内に冷却養生することを特徴と
    する無水石こう抄造板の製造方法。
  2. 【請求項2】石こう硬化促進剤を、II型無水石こうに対
    し0.1〜2.5重量%用いた特許請求の範囲第(1)項記載
    の無水石こう抄造板の製造方法。
  3. 【請求項3】II型無水石こうと短繊維の合計100重量部
    に対し、無機質粉末1〜100重量部を配合する特許請求
    の範囲第(1)、又は第(2)項記載の無水石こう抄造
    板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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