JPH0825811A - 熱転写受像シート - Google Patents
熱転写受像シートInfo
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- JPH0825811A JPH0825811A JP6183031A JP18303194A JPH0825811A JP H0825811 A JPH0825811 A JP H0825811A JP 6183031 A JP6183031 A JP 6183031A JP 18303194 A JP18303194 A JP 18303194A JP H0825811 A JPH0825811 A JP H0825811A
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- layer
- thermal transfer
- receiving sheet
- transfer image
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/41—Base layers supports or substrates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙と同等の質感を有し、且つカール発生を抑
え、印字濃度や解像度など高画質の画像を与える熱転写
受像シートを提供する。 【構成】 基材としてパルプ紙を用い、これに少なくと
も受容層を設けた熱転写受像シートにおいて、熱転写受
像シート全体として、25℃60%RHの雰囲気に24
時間放置した後の含水率を、3.0〜6.0%の特定の
範囲とする。このような特定の含水率特性を有する熱転
写受像シートの層構成として、基材の裏面側にカール防
止層を設けると、カール防止により効果的となる。さら
に基材と受容層との間に発泡層を設けて高画質とした
り、発泡層と基材間に防水層、発泡層と受容層間に中間
層等を設けて性能向上を図った構成等でも、特定の範囲
の含水率とすることがカール防止に有効である。
え、印字濃度や解像度など高画質の画像を与える熱転写
受像シートを提供する。 【構成】 基材としてパルプ紙を用い、これに少なくと
も受容層を設けた熱転写受像シートにおいて、熱転写受
像シート全体として、25℃60%RHの雰囲気に24
時間放置した後の含水率を、3.0〜6.0%の特定の
範囲とする。このような特定の含水率特性を有する熱転
写受像シートの層構成として、基材の裏面側にカール防
止層を設けると、カール防止により効果的となる。さら
に基材と受容層との間に発泡層を設けて高画質とした
り、発泡層と基材間に防水層、発泡層と受容層間に中間
層等を設けて性能向上を図った構成等でも、特定の範囲
の含水率とすることがカール防止に有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇華転写用熱転写シー
トによる画像形成用として使用する、熱転写受像シート
に関する。特に、普通紙と同様の質感を有し、且つカー
ルの少ない熱転写受像シートに関する。
トによる画像形成用として使用する、熱転写受像シート
に関する。特に、普通紙と同様の質感を有し、且つカー
ルの少ない熱転写受像シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、昇華熱転写による画像記録方式
は、高解像度、高階調性で透明度の高い高品質の画像が
容易に得られることや、プリンタが比較的安価なため、
コンピュータ画像の出力や、プレゼンテーション用画像
出力物(OHPなど)、印刷校正用途、デザイン分野な
どに普及してきている。この画像記録方式は、熱昇華性
もしくは熱拡散性を有する染料を色材として用い、熱転
写シートとして、色材をポリエステル樹脂などからなる
熱可塑性樹脂中に分散、混合した転写層を基材フィルム
上に設けたものを用い、一方、熱転写受像シートとして
は、熱転写シートから移行する色材を受容する、主に熱
可塑性樹脂からなる受容層を、シート状の基材上に設け
たものを用い、これらを重ね合わせてサーマルヘッドか
らの加熱により色材を熱転写シートから熱転写受像シー
トへ移行させることによって、画像を形成するものであ
る。そして、イエロー、マゼンタ、シアン、さらに必要
に応じてブラックの画像を転写して重ねれば、減色混合
による高品質のフルカラー画像が形成できる。
は、高解像度、高階調性で透明度の高い高品質の画像が
容易に得られることや、プリンタが比較的安価なため、
コンピュータ画像の出力や、プレゼンテーション用画像
出力物(OHPなど)、印刷校正用途、デザイン分野な
どに普及してきている。この画像記録方式は、熱昇華性
もしくは熱拡散性を有する染料を色材として用い、熱転
写シートとして、色材をポリエステル樹脂などからなる
熱可塑性樹脂中に分散、混合した転写層を基材フィルム
上に設けたものを用い、一方、熱転写受像シートとして
は、熱転写シートから移行する色材を受容する、主に熱
可塑性樹脂からなる受容層を、シート状の基材上に設け
たものを用い、これらを重ね合わせてサーマルヘッドか
らの加熱により色材を熱転写シートから熱転写受像シー
トへ移行させることによって、画像を形成するものであ
る。そして、イエロー、マゼンタ、シアン、さらに必要
に応じてブラックの画像を転写して重ねれば、減色混合
による高品質のフルカラー画像が形成できる。
【0003】ところが、この画像記録方式の特徴である
高品質の画像形成が可能である点をを生かしてより優れ
たものとするためには、熱転写シートと熱転写受像シー
トとの重ね合わせの密着不良による転写抜けを防止する
ことが不可欠である。また、高濃度の画像を得るために
は、サーマルヘッドから与えられた熱エネルギーを有効
に活用することも必要である。さらに、熱転写シート及
び熱転写受像シートは、それぞれ熱に対して脆弱であっ
てはならない。このようなことから、熱転写受像シート
は、適度な柔軟性、クッション性、さらに断熱性、耐熱
堅牢性等を兼ね備えていることが要求される。これらの
要求から、現在市販されている主な熱転写受像シート
は、中空気泡を有する合成紙を基材とし、これにポリエ
ステル樹脂やビニル系樹脂を主とする受容層を設けた構
成を基本としている。
高品質の画像形成が可能である点をを生かしてより優れ
たものとするためには、熱転写シートと熱転写受像シー
トとの重ね合わせの密着不良による転写抜けを防止する
ことが不可欠である。また、高濃度の画像を得るために
は、サーマルヘッドから与えられた熱エネルギーを有効
に活用することも必要である。さらに、熱転写シート及
び熱転写受像シートは、それぞれ熱に対して脆弱であっ
てはならない。このようなことから、熱転写受像シート
は、適度な柔軟性、クッション性、さらに断熱性、耐熱
堅牢性等を兼ね備えていることが要求される。これらの
要求から、現在市販されている主な熱転写受像シート
は、中空気泡を有する合成紙を基材とし、これにポリエ
ステル樹脂やビニル系樹脂を主とする受容層を設けた構
成を基本としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の様な熱
転写受像シートは、基材に使用する合成紙が高価である
ことや、カールを防止するために、普通紙や樹脂シート
等と積層した多層構造とする必要がある場合があり、こ
れがさらにコトスアップに繋がることから、好ましから
ざる部分も多かった。また、合成紙をベースとするので
プラスチックシートの様な質感となるために、オフィス
で通常使用するコピー用紙や熱転写用紙等の普通紙に比
べて違和感があり、折り曲げたり、畳んだり、あるいは
重ね合わせて製本やファィリングをしたりする時に、紙
と同様な扱いがしにくい欠点もあった。さらに、印刷校
正用途に使用する際にも、その光沢感のある表面質感
が、実際の普通紙印刷物とかけ離れている点も問題であ
った。
転写受像シートは、基材に使用する合成紙が高価である
ことや、カールを防止するために、普通紙や樹脂シート
等と積層した多層構造とする必要がある場合があり、こ
れがさらにコトスアップに繋がることから、好ましから
ざる部分も多かった。また、合成紙をベースとするので
プラスチックシートの様な質感となるために、オフィス
で通常使用するコピー用紙や熱転写用紙等の普通紙に比
べて違和感があり、折り曲げたり、畳んだり、あるいは
重ね合わせて製本やファィリングをしたりする時に、紙
と同様な扱いがしにくい欠点もあった。さらに、印刷校
正用途に使用する際にも、その光沢感のある表面質感
が、実際の普通紙印刷物とかけ離れている点も問題であ
った。
【0005】しかしながら、基材として普通紙を用い、
これに直接あるいは中間層を介して受容層を設けても、
紙の表面性、断熱性等の影響で、記録濃度が低い上、転
写抜けも生じてしまうという問題がある。この問題を解
決する手段として、マイクロスフェアの如く発泡剤を用
いた発泡層を、クッション性を有する中間層として設け
ることで、記録濃度、転写抜けを改良できることが、特
開平5−147364号公報等で提案されている。しか
し、パルプ紙を基材として、その片面に受容層等を設け
れば、湿度によって基材の紙の伸縮が起こるのに対し
て、受容層等の樹脂からなる層はほとんど変化しないこ
とから、環境カールを生じ、外観上好ましくない上、そ
のカールにより、プリンタで給紙、排紙が困難になると
いう問題があった。
これに直接あるいは中間層を介して受容層を設けても、
紙の表面性、断熱性等の影響で、記録濃度が低い上、転
写抜けも生じてしまうという問題がある。この問題を解
決する手段として、マイクロスフェアの如く発泡剤を用
いた発泡層を、クッション性を有する中間層として設け
ることで、記録濃度、転写抜けを改良できることが、特
開平5−147364号公報等で提案されている。しか
し、パルプ紙を基材として、その片面に受容層等を設け
れば、湿度によって基材の紙の伸縮が起こるのに対し
て、受容層等の樹脂からなる層はほとんど変化しないこ
とから、環境カールを生じ、外観上好ましくない上、そ
のカールにより、プリンタで給紙、排紙が困難になると
いう問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、以上の如き欠点
を解決した、基材にパルプ紙を用いることで、光沢や取
扱性等が紙と同様の質感を有する上に、環境カールがな
く、さらに、従来の合成紙の基材のものと、同様の高画
質の画像も与え得る熱転写受像シートを提供することで
ある。
を解決した、基材にパルプ紙を用いることで、光沢や取
扱性等が紙と同様の質感を有する上に、環境カールがな
く、さらに、従来の合成紙の基材のものと、同様の高画
質の画像も与え得る熱転写受像シートを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の受像シートは、パルプ紙からなる基材の片
面に、少なくとも受容層を有する熱転写受像シートであ
って、その熱転写受像シート全体としての、25℃で6
0%RHの雰囲気に24時間放置後の含水率を、3.0
〜6.0%の範囲内に規定した構成とする。
に、本発明の受像シートは、パルプ紙からなる基材の片
面に、少なくとも受容層を有する熱転写受像シートであ
って、その熱転写受像シート全体としての、25℃で6
0%RHの雰囲気に24時間放置後の含水率を、3.0
〜6.0%の範囲内に規定した構成とする。
【0008】また、上記熱転写受像シートにおいて、基
材と受容層との間に、発泡層を有する構成とするもので
もある。さらに、上記熱転写受像シートにおいて、基材
と発泡層との間に、防水層を有する構成とするものでも
ある。また、上記熱転写受像シートにおいて、基材の受
容層を有する面の反対側に、親水性樹脂からなるカール
防止層を有する構成とするものでもある。
材と受容層との間に、発泡層を有する構成とするもので
もある。さらに、上記熱転写受像シートにおいて、基材
と発泡層との間に、防水層を有する構成とするものでも
ある。また、上記熱転写受像シートにおいて、基材の受
容層を有する面の反対側に、親水性樹脂からなるカール
防止層を有する構成とするものでもある。
【0009】以下、本発明の熱転写受像シートを詳述す
る。本発明の熱転写受像シートは、熱転写受像シート全
体としての含水率を特定の範囲内におさめることで環境
カールを効果的に防止する点に特徴があり、その層構成
及び各層の材料、また製造条件等を適宜選択することに
より、要求される各種性能に対応させた熱転写受像シー
トとすることができるものである。そして、最も基本的
な層構成は、熱転写受像シートを、基材と受容層とから
構成するものであるが、特にざらついた質感を表現する
のでなければ、普通は、高画質が得られる昇華熱転写に
よる画像記録方式を生かすべく、基材と受容層との間に
発泡層を設けた構成を基本とするのが普通である。図1
はこの様な、本発明の熱転写受像シート1の一実施例を
示すものであり、基材2の上に、順に発泡層4、受容層
3を形成したものである。
る。本発明の熱転写受像シートは、熱転写受像シート全
体としての含水率を特定の範囲内におさめることで環境
カールを効果的に防止する点に特徴があり、その層構成
及び各層の材料、また製造条件等を適宜選択することに
より、要求される各種性能に対応させた熱転写受像シー
トとすることができるものである。そして、最も基本的
な層構成は、熱転写受像シートを、基材と受容層とから
構成するものであるが、特にざらついた質感を表現する
のでなければ、普通は、高画質が得られる昇華熱転写に
よる画像記録方式を生かすべく、基材と受容層との間に
発泡層を設けた構成を基本とするのが普通である。図1
はこの様な、本発明の熱転写受像シート1の一実施例を
示すものであり、基材2の上に、順に発泡層4、受容層
3を形成したものである。
【0010】また、図2は、本発明の熱転写受像シート
の他の実施例を示すものであり、発泡層4と基材2との
間に防水層5を、発泡層4と受容層3との間に中間層6
を形成したものである。また、図3は、本発明の熱転写
受像シートの他の実施例を示すものであり、発泡層4と
基材2との間に防水層5を、基材2の裏面側にカール防
止層7を形成したものである。また、図4は、本発明の
熱転写受像シートの他の実施例を示すものであり、図2
の構成において、さらに基材2の裏面側にカール防止層
7を形成したものである。
の他の実施例を示すものであり、発泡層4と基材2との
間に防水層5を、発泡層4と受容層3との間に中間層6
を形成したものである。また、図3は、本発明の熱転写
受像シートの他の実施例を示すものであり、発泡層4と
基材2との間に防水層5を、基材2の裏面側にカール防
止層7を形成したものである。また、図4は、本発明の
熱転写受像シートの他の実施例を示すものであり、図2
の構成において、さらに基材2の裏面側にカール防止層
7を形成したものである。
【0011】次に、本発明の熱転写受像シートを構成す
る各層について順次説明する。なお、本発明の熱転写受
像シートには、上記のように各種の層構成があり得る
が、これらの層構成は、要求される画像品質、質感、コ
スト等の諸性能によって、適宜選択される。そして、各
種層構成において、前記した特定の含水率特性とするこ
とが、環境カールの防止に極めて有効に作用するもので
ある。
る各層について順次説明する。なお、本発明の熱転写受
像シートには、上記のように各種の層構成があり得る
が、これらの層構成は、要求される画像品質、質感、コ
スト等の諸性能によって、適宜選択される。そして、各
種層構成において、前記した特定の含水率特性とするこ
とが、環境カールの防止に極めて有効に作用するもので
ある。
【0012】基材 基材としては、パルプ紙、すなわち、通常使用される紙
を使用する。このような基材の材料は特に限定されず、
例えば、上質紙、アート紙、軽量コート紙、微塗工紙、
コート紙、キャストコート紙、合成樹脂またはエマルシ
ョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添
紙、樹脂混抄紙、熱転写用紙等が挙げられ、この中で好
ましいものは、上質紙、軽量コート紙、微塗工紙、コー
ト紙、熱転写用紙等である。或いはこれらパルプ紙とプ
ラスチックフィルムとの積層体であってもよい。
を使用する。このような基材の材料は特に限定されず、
例えば、上質紙、アート紙、軽量コート紙、微塗工紙、
コート紙、キャストコート紙、合成樹脂またはエマルシ
ョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添
紙、樹脂混抄紙、熱転写用紙等が挙げられ、この中で好
ましいものは、上質紙、軽量コート紙、微塗工紙、コー
ト紙、熱転写用紙等である。或いはこれらパルプ紙とプ
ラスチックフィルムとの積層体であってもよい。
【0013】なお、コート紙等は、基紙に炭酸カルシウ
ムやタルク等を混入したSBRラテックス等の樹脂を塗
工することにより得られるが、これらの樹脂層では後述
する水系の発泡層用塗工液では浸透がある為、基材に防
水層を設けておくと良い。なお、このような浸透性の塗
工液で発泡層を設ける場合は、オフセット印刷用紙など
は、200℃程度の乾燥温度を想定して設計されている
ので、比較的熱に強く、後述する発泡層の加熱工程中の
熱シワや熱収縮によるカールを引き起こしにくく、熱転
写用紙も、サーマルヘッドで加熱して用いることを前提
としている為、発泡層の加熱工程中の熱シワや熱収縮に
よるカールを引き起こしにくいので、適している。
ムやタルク等を混入したSBRラテックス等の樹脂を塗
工することにより得られるが、これらの樹脂層では後述
する水系の発泡層用塗工液では浸透がある為、基材に防
水層を設けておくと良い。なお、このような浸透性の塗
工液で発泡層を設ける場合は、オフセット印刷用紙など
は、200℃程度の乾燥温度を想定して設計されている
ので、比較的熱に強く、後述する発泡層の加熱工程中の
熱シワや熱収縮によるカールを引き起こしにくく、熱転
写用紙も、サーマルヘッドで加熱して用いることを前提
としている為、発泡層の加熱工程中の熱シワや熱収縮に
よるカールを引き起こしにくいので、適している。
【0014】また、基材として、グラビア印刷、オフセ
ット印刷、スクリーン印刷等各種印刷の校正用に使用さ
れる紙と同じものを使用した場合には、校正印刷を行わ
ずに、本願の熱転写受像シートを用いて、試し印刷をす
ることができる。一方、樹脂含浸紙やキャストコート紙
などでは、耐水性を付与したものあるが、質感が紙と異
なってきたり、割高となる。
ット印刷、スクリーン印刷等各種印刷の校正用に使用さ
れる紙と同じものを使用した場合には、校正印刷を行わ
ずに、本願の熱転写受像シートを用いて、試し印刷をす
ることができる。一方、樹脂含浸紙やキャストコート紙
などでは、耐水性を付与したものあるが、質感が紙と異
なってきたり、割高となる。
【0015】これら基材は厚さ40〜300μmのも
の、好ましくは60〜200μmのものを使用する。得
られた熱転写受像シートに、普通紙のような質感をもた
せる為には、熱転写受像シート全体の厚さを80〜20
0μm程度にする様な、基材の厚さにするのが望まし
い。従って、基材上に形成する受容層、さらに、その
他、防水層、発泡層、中間層、或いは基材裏面に形成す
るカール防止層等の全層の厚さ(およそ30〜80μm
程度)を引いた値が基材の厚さとなる。なお、100μ
m以下の薄めの基材を使用する場合には、発泡層形成等
に使用する水系の塗工液を塗工する際に、吸水でシワが
発生しやすく、防水層を設けておくと顕著な防水効果が
ある。
の、好ましくは60〜200μmのものを使用する。得
られた熱転写受像シートに、普通紙のような質感をもた
せる為には、熱転写受像シート全体の厚さを80〜20
0μm程度にする様な、基材の厚さにするのが望まし
い。従って、基材上に形成する受容層、さらに、その
他、防水層、発泡層、中間層、或いは基材裏面に形成す
るカール防止層等の全層の厚さ(およそ30〜80μm
程度)を引いた値が基材の厚さとなる。なお、100μ
m以下の薄めの基材を使用する場合には、発泡層形成等
に使用する水系の塗工液を塗工する際に、吸水でシワが
発生しやすく、防水層を設けておくと顕著な防水効果が
ある。
【0016】受容層 受容層は色材を染着し易い樹脂を主成分とするビヒクル
に、必要に応じて離型剤等の各種添加剤を加えて構成す
る。染着しやすい樹脂は、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の
ハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エス
テル等のビニル系樹脂、及びその共重合体、ポリエチレ
ンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト等のポ
リエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニ
ル系モノマ−との共重合体、アイオノマ−、セルロ−ス
誘導体等の単体、又は混合物を用いることができ、これ
らのなかでもポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が
好ましい。また、上記各種樹脂の複合体であってもよ
い。
に、必要に応じて離型剤等の各種添加剤を加えて構成す
る。染着しやすい樹脂は、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の
ハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エス
テル等のビニル系樹脂、及びその共重合体、ポリエチレ
ンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト等のポ
リエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニ
ル系モノマ−との共重合体、アイオノマ−、セルロ−ス
誘導体等の単体、又は混合物を用いることができ、これ
らのなかでもポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が
好ましい。また、上記各種樹脂の複合体であってもよ
い。
【0017】受容層は、画像形成時に熱転写シ−トとの
熱融着を防ぐために、離型剤を配合することもできる。
離型剤は、シリコ−ンオイル、リン酸エステル系可塑
剤、フッ素系化合物等を用いることができるが、特にシ
リコ−ンオイルが好ましく用いられる。シリコーンオイ
ルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変
性、カルボキシル変性、アルコール変性、フッ素変性、
アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリ
エーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオ
イルが好ましく用いられが、中でもビニル変成シリコー
ンオイルとハイドロジェンオルガノポリシロキサンとの
反応物が良い。離型剤の添加量は、受容層形成樹脂10
0重量部に対して0.2〜30重量部が好ましい。
熱融着を防ぐために、離型剤を配合することもできる。
離型剤は、シリコ−ンオイル、リン酸エステル系可塑
剤、フッ素系化合物等を用いることができるが、特にシ
リコ−ンオイルが好ましく用いられる。シリコーンオイ
ルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変
性、カルボキシル変性、アルコール変性、フッ素変性、
アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリ
エーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオ
イルが好ましく用いられが、中でもビニル変成シリコー
ンオイルとハイドロジェンオルガノポリシロキサンとの
反応物が良い。離型剤の添加量は、受容層形成樹脂10
0重量部に対して0.2〜30重量部が好ましい。
【0018】受容層や後述するその他の層の塗布は、ロ
−ルコ−ト、バ−コ−ト、グラビアコ−ト、グラビアリ
バ−スコ−ト等の一般的な方法で行なわれる。受容層の
塗布量は、0.5〜10g/m2 (固形分換算、以下本
発明の「塗布量」とは特に断りのない限り、固形分換算
の数値である。)が好ましい。
−ルコ−ト、バ−コ−ト、グラビアコ−ト、グラビアリ
バ−スコ−ト等の一般的な方法で行なわれる。受容層の
塗布量は、0.5〜10g/m2 (固形分換算、以下本
発明の「塗布量」とは特に断りのない限り、固形分換算
の数値である。)が好ましい。
【0019】発泡層 上記、基材と受容層との間に、発泡層等を設けることに
より、より優れた熱転写受像シートとなる。発泡層は、
その気泡によって断熱性とクッション性を有するもの
で、基材として紙を用いた場合であっても、印字感度の
高い熱転写受像シートを得ることができる。発泡層は、
例えば、発泡剤を分散させた樹脂液を塗工後、発泡させ
て形成する。発泡層を形成する樹脂としては、特に限定
されないが、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、スチ
レン−アクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、アク
リル酸やメタクリル酸等の単体又は他のモノマー等と共
重合体させたアクリル樹脂、変性オレフィン樹脂等の公
知の樹脂、あるいはそれらの混合物が使用できる。
より、より優れた熱転写受像シートとなる。発泡層は、
その気泡によって断熱性とクッション性を有するもの
で、基材として紙を用いた場合であっても、印字感度の
高い熱転写受像シートを得ることができる。発泡層は、
例えば、発泡剤を分散させた樹脂液を塗工後、発泡させ
て形成する。発泡層を形成する樹脂としては、特に限定
されないが、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、スチ
レン−アクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、アク
リル酸やメタクリル酸等の単体又は他のモノマー等と共
重合体させたアクリル樹脂、変性オレフィン樹脂等の公
知の樹脂、あるいはそれらの混合物が使用できる。
【0020】これらの樹脂と発泡剤とを有機溶剤または
水に溶解および/または分散させたものを塗工すること
により発泡層を形成するが、発泡層用塗工液は、発泡剤
に影響を与えない水系塗工液であるのが好ましく、例え
ば、水溶性、水分散性、もしくはSBRラテックス、ウ
レタン系エマルジョン、ポリエステルエマルジョン、酢
酸ビニルおよびその共重合体のエマルジョン、アクリル
およびアクリルスチレン等のアクリルの共重合体のエマ
ルジョン、塩化ビニルエマルジョン等のエマルジョン、
またはこれらのディスパージョン等を用いることができ
るが、発泡剤として、後述するマイクロスフェアを使用
する場合には、上述の樹脂中、酢酸ビニルおよびその共
重合体のエマルジョン、アクリルおよびアクリル−スチ
レン等のアクリルの共重合体のエマルジョンを使用する
のが好ましい。
水に溶解および/または分散させたものを塗工すること
により発泡層を形成するが、発泡層用塗工液は、発泡剤
に影響を与えない水系塗工液であるのが好ましく、例え
ば、水溶性、水分散性、もしくはSBRラテックス、ウ
レタン系エマルジョン、ポリエステルエマルジョン、酢
酸ビニルおよびその共重合体のエマルジョン、アクリル
およびアクリルスチレン等のアクリルの共重合体のエマ
ルジョン、塩化ビニルエマルジョン等のエマルジョン、
またはこれらのディスパージョン等を用いることができ
るが、発泡剤として、後述するマイクロスフェアを使用
する場合には、上述の樹脂中、酢酸ビニルおよびその共
重合体のエマルジョン、アクリルおよびアクリル−スチ
レン等のアクリルの共重合体のエマルジョンを使用する
のが好ましい。
【0021】これらの樹脂は、共重合させるモノマーの
種類およびその配合比を変化させることにより、ガラス
転移点や柔軟性、造膜性を容易にコントロールすること
ができる為、可塑剤や造膜助剤を添加しなくても所望す
る物性がえられる点、膜形成後の各種環境においての保
存時に色の変化が少ない点、物性の経時変化が少ない点
で適している。但し、上述の樹脂中、SBRラテックス
は、一般にガラス転移点が低く、ブロッキングを起こし
やすく、膜形成後や保存中に黄変が生じやすい為に好ま
しくない。ウレタン系エマルジョンは、NMP、DMF
等の溶剤を含むものが多く、発泡剤に悪影響を与えやす
い為、好ましくない。ポリエステルエマルジョンまたは
ディスパージョンや塩化ビニルエマルジョンは、一般に
ガラス転移点が高く、マイクロスフェアの発泡性が悪く
なる為、好ましく使用されない。また柔かいものもある
が、これらは可塑剤の添加によって柔軟性を付与してい
る為、好ましくは使用されることがない。
種類およびその配合比を変化させることにより、ガラス
転移点や柔軟性、造膜性を容易にコントロールすること
ができる為、可塑剤や造膜助剤を添加しなくても所望す
る物性がえられる点、膜形成後の各種環境においての保
存時に色の変化が少ない点、物性の経時変化が少ない点
で適している。但し、上述の樹脂中、SBRラテックス
は、一般にガラス転移点が低く、ブロッキングを起こし
やすく、膜形成後や保存中に黄変が生じやすい為に好ま
しくない。ウレタン系エマルジョンは、NMP、DMF
等の溶剤を含むものが多く、発泡剤に悪影響を与えやす
い為、好ましくない。ポリエステルエマルジョンまたは
ディスパージョンや塩化ビニルエマルジョンは、一般に
ガラス転移点が高く、マイクロスフェアの発泡性が悪く
なる為、好ましく使用されない。また柔かいものもある
が、これらは可塑剤の添加によって柔軟性を付与してい
る為、好ましくは使用されることがない。
【0022】発泡剤の発泡性能は、発泡層を形成する樹
脂の硬さに大きく影響される。発泡剤が望ましい発泡倍
率まで発泡する為には、ガラス転移点が−30〜20
℃、又は、最低造膜温度が20℃以下のものが望まし
い。ガラス転移点が20℃を越えると、柔軟性が不足し
発泡剤の発泡性能が低下してしまう。また、ガラス転移
点が−30℃未満では、粘着性に起因するブロッキング
(発泡層形成後の基材を巻き取った際に発泡層と基材の
裏面にて発生)を起こしたり、熱転写受像シートをカッ
トする際に、不良(受像シートを裁断する際に、カッタ
ーの刃に発泡層の樹脂がこびりついて、外観が悪くな
る、又、裁断の寸法にくるいが生じる等)が発生するこ
とがある。また、最低造膜温度が20℃を越えると、塗
工・乾燥時に造膜不良を起こし、表面のヒビ割れなどの
不具合が生じる。
脂の硬さに大きく影響される。発泡剤が望ましい発泡倍
率まで発泡する為には、ガラス転移点が−30〜20
℃、又は、最低造膜温度が20℃以下のものが望まし
い。ガラス転移点が20℃を越えると、柔軟性が不足し
発泡剤の発泡性能が低下してしまう。また、ガラス転移
点が−30℃未満では、粘着性に起因するブロッキング
(発泡層形成後の基材を巻き取った際に発泡層と基材の
裏面にて発生)を起こしたり、熱転写受像シートをカッ
トする際に、不良(受像シートを裁断する際に、カッタ
ーの刃に発泡層の樹脂がこびりついて、外観が悪くな
る、又、裁断の寸法にくるいが生じる等)が発生するこ
とがある。また、最低造膜温度が20℃を越えると、塗
工・乾燥時に造膜不良を起こし、表面のヒビ割れなどの
不具合が生じる。
【0023】発泡剤としては、加熱により分解して、酸
素、炭酸ガス、窒素等のガスを発生するジニトロペンタ
メチレンテトラメン、ジアゾアミノベンゼン、アゾビス
イソブチロニトリル、アゾジカルボアミド等の分解型発
泡剤、ブタン、ペンタン等の低沸点液体をポリ塩化ビニ
リデン、ポリアクリロニトリル等の樹脂で覆ってマイク
ロカプセルとしたマイクロスフェア等公知の発泡剤が挙
げられる。これらの中でも、ブタン、ペンタン等の低沸
点液体をポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル等
の樹脂で覆ってマイクロカプセルとしたマイクロスフェ
アが好ましく使用される。これらの発泡剤を、発泡層形
成後に加熱により発泡させて、発泡層に高いクッション
性および断熱性を現出させる。
素、炭酸ガス、窒素等のガスを発生するジニトロペンタ
メチレンテトラメン、ジアゾアミノベンゼン、アゾビス
イソブチロニトリル、アゾジカルボアミド等の分解型発
泡剤、ブタン、ペンタン等の低沸点液体をポリ塩化ビニ
リデン、ポリアクリロニトリル等の樹脂で覆ってマイク
ロカプセルとしたマイクロスフェア等公知の発泡剤が挙
げられる。これらの中でも、ブタン、ペンタン等の低沸
点液体をポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル等
の樹脂で覆ってマイクロカプセルとしたマイクロスフェ
アが好ましく使用される。これらの発泡剤を、発泡層形
成後に加熱により発泡させて、発泡層に高いクッション
性および断熱性を現出させる。
【0024】これら発泡剤の使用量は、発泡層を形成す
る樹脂100重量部当たり0.5〜100重量部の範囲
が好ましい。0.5重量部未満では、発泡層のクッショ
ン性が低く発泡層の効果が得られない。100重量部を
越えると、発泡後の中空率が大きくなりすぎ、発泡層の
機械的強度が低下して、通常の取扱いに耐えられなくな
る。また、発泡層表面が平滑さを失い、外観、印画品質
に悪影響を及ぼす。発泡層の厚さは、30〜100μm
がよい。30μm未満の場合は、クッション性や断熱性
が不足し、100μmを越える場合は、発泡層の効果が
向上せずに強度が低下してしまう。
る樹脂100重量部当たり0.5〜100重量部の範囲
が好ましい。0.5重量部未満では、発泡層のクッショ
ン性が低く発泡層の効果が得られない。100重量部を
越えると、発泡後の中空率が大きくなりすぎ、発泡層の
機械的強度が低下して、通常の取扱いに耐えられなくな
る。また、発泡層表面が平滑さを失い、外観、印画品質
に悪影響を及ぼす。発泡層の厚さは、30〜100μm
がよい。30μm未満の場合は、クッション性や断熱性
が不足し、100μmを越える場合は、発泡層の効果が
向上せずに強度が低下してしまう。
【0025】また、マイクロスフェアの如き粒状の発泡
剤の粒径としては、発泡前の体積平均粒径が5〜15μ
m程度のもの、発泡後の粒径が20〜50μmのものが
好ましい。発泡前の体積平均粒径が5μm未満のもの、
発泡後の粒径が20μm未満のものは、クッション効果
が低く、一方、発泡前の体積平均粒径が15μmを越え
るもの、発泡後の粒径が50μmを越えるものは、発泡
層表面を凹凸にし、ひいては形成された画像の画像品質
に悪影響を及ぼす為好ましくない。
剤の粒径としては、発泡前の体積平均粒径が5〜15μ
m程度のもの、発泡後の粒径が20〜50μmのものが
好ましい。発泡前の体積平均粒径が5μm未満のもの、
発泡後の粒径が20μm未満のものは、クッション効果
が低く、一方、発泡前の体積平均粒径が15μmを越え
るもの、発泡後の粒径が50μmを越えるものは、発泡
層表面を凹凸にし、ひいては形成された画像の画像品質
に悪影響を及ぼす為好ましくない。
【0026】発泡剤の中でも特に好ましくは、隔壁の軟
化温度および発泡開始温度が100℃以下、最適発泡温
度(加熱時間1分間で、最も発泡倍率が高くなる温度)
が140℃以下の低温発泡型のマイクロスフェアを用い
て、発泡時の加熱条件をなるべく低いものとするのが好
ましい。発泡温度の低いマイクロスフェアを用いること
により、発泡時の基材の熱シワやカールを防止すること
ができる。この発泡温度の低いマイクロスフェアは、隔
壁を形成するポリ塩化ビニリデンやポリアクリロニトリ
ルなどの熱可塑性樹脂の配合量を調節することにより得
ることができる。このマイクロスフェアを用いた発泡層
は、発泡により得られる気泡が独立気泡であること、加
熱のみの簡単な工程で発泡すること、マイクロスフェア
の配合量で発泡層の厚さが容易に制御できることなどの
利点がある。
化温度および発泡開始温度が100℃以下、最適発泡温
度(加熱時間1分間で、最も発泡倍率が高くなる温度)
が140℃以下の低温発泡型のマイクロスフェアを用い
て、発泡時の加熱条件をなるべく低いものとするのが好
ましい。発泡温度の低いマイクロスフェアを用いること
により、発泡時の基材の熱シワやカールを防止すること
ができる。この発泡温度の低いマイクロスフェアは、隔
壁を形成するポリ塩化ビニリデンやポリアクリロニトリ
ルなどの熱可塑性樹脂の配合量を調節することにより得
ることができる。このマイクロスフェアを用いた発泡層
は、発泡により得られる気泡が独立気泡であること、加
熱のみの簡単な工程で発泡すること、マイクロスフェア
の配合量で発泡層の厚さが容易に制御できることなどの
利点がある。
【0027】しかし、このマイクロスフェアは有機溶剤
に弱く、発泡層として有機溶剤を使用した塗工液を使用
すると、マイクロスフェアの隔壁が侵食されてしまい、
発泡性が低下してしまう。従って、上記の様なマイクロ
スフェアを使用した場合には、隔壁を侵すような有機溶
剤、例えばアセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類、酢酸エチルなどのエステル系、メタノール、エタノ
ール等の低級アルコール等の有機溶剤を含まない水系の
塗工液を使用するのが良い。従って水系の塗工液、具体
的には、水溶性か水分散性の樹脂を使用したもの、もし
くは樹脂のエマルジョン、好ましくはアクリル−スチレ
ンエマルジョンや変成酢酸ビニルエマルジョンを用いる
のが良い。また、水系の塗工液にて発泡層を形成して
も、助溶剤や造膜助剤、可塑剤としてNMP、DMF、
エチレングリコールモノエーテル等の高沸点高極性溶媒
を添加したものは、マイクロスフェアに影響を与えるの
で、使用する水性樹脂の組成、高沸点溶媒添加量を把握
し、マイクロカプセルに悪影響がないか確認する等の注
意が必要である。
に弱く、発泡層として有機溶剤を使用した塗工液を使用
すると、マイクロスフェアの隔壁が侵食されてしまい、
発泡性が低下してしまう。従って、上記の様なマイクロ
スフェアを使用した場合には、隔壁を侵すような有機溶
剤、例えばアセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類、酢酸エチルなどのエステル系、メタノール、エタノ
ール等の低級アルコール等の有機溶剤を含まない水系の
塗工液を使用するのが良い。従って水系の塗工液、具体
的には、水溶性か水分散性の樹脂を使用したもの、もし
くは樹脂のエマルジョン、好ましくはアクリル−スチレ
ンエマルジョンや変成酢酸ビニルエマルジョンを用いる
のが良い。また、水系の塗工液にて発泡層を形成して
も、助溶剤や造膜助剤、可塑剤としてNMP、DMF、
エチレングリコールモノエーテル等の高沸点高極性溶媒
を添加したものは、マイクロスフェアに影響を与えるの
で、使用する水性樹脂の組成、高沸点溶媒添加量を把握
し、マイクロカプセルに悪影響がないか確認する等の注
意が必要である。
【0028】防水層 上記の発泡層を、基材と受容層との間に設ける場合、使
用する発泡剤との兼ね合いで水溶液や水分散液、あるい
は水系エマルジョンの塗工液を使用する際に、パルプ紙
からなる基材への水の進入を防ぎ、本発明のポイントで
ある含水率の制御を容易にするために、防水層を設ける
と効果的である。なお、100μm以下の薄めの基材を
使用する場合には、発泡層形成等に使用する水系の塗工
液を塗工する際に、吸水でシワが発生しやすく、この防
水層を設けておくと顕著な防水効果がある。また、防水
層を設けた上で、発泡層用塗工液を基材上に塗布して
も、塗工液が基材中に浸透しないために、発泡層を希望
の厚さに形成することができる。また、そのような発泡
層を加熱により発泡させた際には、発泡倍率を高くする
ことができ、受像シート全体のクッション性も向上し、
また、形成後の発泡層の希望の厚さに対して、発泡層塗
工液を少なくすることができるため経済的でもある。さ
らに、防水層がないと、発泡層用塗工液の水が基材の紙
に浸透し、これを乾燥させる為に、乾燥条件として乾燥
時間を長くしたりして厳しくする必要があることから、
加工速度を遅くしたり、乾燥炉を長くする等することと
なり、生産の障害ともなり、このような問題点も、防水
層により解消できる。
用する発泡剤との兼ね合いで水溶液や水分散液、あるい
は水系エマルジョンの塗工液を使用する際に、パルプ紙
からなる基材への水の進入を防ぎ、本発明のポイントで
ある含水率の制御を容易にするために、防水層を設ける
と効果的である。なお、100μm以下の薄めの基材を
使用する場合には、発泡層形成等に使用する水系の塗工
液を塗工する際に、吸水でシワが発生しやすく、この防
水層を設けておくと顕著な防水効果がある。また、防水
層を設けた上で、発泡層用塗工液を基材上に塗布して
も、塗工液が基材中に浸透しないために、発泡層を希望
の厚さに形成することができる。また、そのような発泡
層を加熱により発泡させた際には、発泡倍率を高くする
ことができ、受像シート全体のクッション性も向上し、
また、形成後の発泡層の希望の厚さに対して、発泡層塗
工液を少なくすることができるため経済的でもある。さ
らに、防水層がないと、発泡層用塗工液の水が基材の紙
に浸透し、これを乾燥させる為に、乾燥条件として乾燥
時間を長くしたりして厳しくする必要があることから、
加工速度を遅くしたり、乾燥炉を長くする等することと
なり、生産の障害ともなり、このような問題点も、防水
層により解消できる。
【0029】防水層に使用しうる樹脂としては、水に不
溶性の樹脂であれば特に限定されないが、例えば、ウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル
樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリオレフィン樹脂、およびこれらの変成樹脂等が
挙げられる。
溶性の樹脂であれば特に限定されないが、例えば、ウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル
樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリオレフィン樹脂、およびこれらの変成樹脂等が
挙げられる。
【0030】上記の樹脂からなる防水層用塗工液は、防
水層がそもそも水系の発泡層塗工液の水による基材への
悪影響の防止が目的であるから、水系ではなく有機溶剤
に溶解または分散させたものが好ましい。もしも、水系
で塗工すれば、基材表面の吸水性のムラにより、基材に
しわやうねりが発生して、質感や印画品質に悪影響を及
ぼすことがある。この傾向は、特に100μm以下の薄
い基材を用いたときに顕著である。このような観点か
ら、使用しうる有機溶剤としては、例えば、トルエン、
メチルエチルケトン、イソプロパノール、酢酸エチル、
ブタノール、その他一般的な工業用有機溶剤を挙げるこ
とができる。
水層がそもそも水系の発泡層塗工液の水による基材への
悪影響の防止が目的であるから、水系ではなく有機溶剤
に溶解または分散させたものが好ましい。もしも、水系
で塗工すれば、基材表面の吸水性のムラにより、基材に
しわやうねりが発生して、質感や印画品質に悪影響を及
ぼすことがある。この傾向は、特に100μm以下の薄
い基材を用いたときに顕著である。このような観点か
ら、使用しうる有機溶剤としては、例えば、トルエン、
メチルエチルケトン、イソプロパノール、酢酸エチル、
ブタノール、その他一般的な工業用有機溶剤を挙げるこ
とができる。
【0031】また、タルク、シリカ、炭酸カルシウム、
酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛等の体質顔料等の
無機充填剤を添加して、防水層自体の塗工適性の向上、
基材や発泡層(発泡層の形成に水系の塗工液を使用した
ときは特に)との密着性の向上、発泡層塗工時の濡れ性
の向上、また、白色度を付与することもできる。また、
充填剤としては、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリア
ミド樹脂等の樹脂微粒子の有機充填剤も使用できる。こ
の防水層の塗布量は、1〜20g/m2 の範囲が好まし
い。1g/m2 未満だと、防水層としての効果が得られ
ず、20g/m2 を越えると期待した効果は向上せず、
基材の質感に悪影響を与え、合成樹脂シートの様な質感
が生じてしまう。また不経済でもある。
酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛等の体質顔料等の
無機充填剤を添加して、防水層自体の塗工適性の向上、
基材や発泡層(発泡層の形成に水系の塗工液を使用した
ときは特に)との密着性の向上、発泡層塗工時の濡れ性
の向上、また、白色度を付与することもできる。また、
充填剤としては、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリア
ミド樹脂等の樹脂微粒子の有機充填剤も使用できる。こ
の防水層の塗布量は、1〜20g/m2 の範囲が好まし
い。1g/m2 未満だと、防水層としての効果が得られ
ず、20g/m2 を越えると期待した効果は向上せず、
基材の質感に悪影響を与え、合成樹脂シートの様な質感
が生じてしまう。また不経済でもある。
【0032】中間層 また、前記の発泡層を、基材と受容層との間に設ける場
合、発泡剤としてマイクロスフェアを用いると有機溶剤
に弱いので、受容層用塗工液の有機溶剤で発泡剤が損傷
を受け発泡性が低下し易い。この現象を防止する為に、
また、発泡層の表面に現出することがある凹凸が、受容
層表面に達して熱転写シートと熱転写受像シートとの密
着性不良から生ずる、画像の白ヌケやボイド等の転写不
良による解像度低下をも防止する為に、中間層を設ける
と、より優れた熱転写受像シートが得られる。
合、発泡剤としてマイクロスフェアを用いると有機溶剤
に弱いので、受容層用塗工液の有機溶剤で発泡剤が損傷
を受け発泡性が低下し易い。この現象を防止する為に、
また、発泡層の表面に現出することがある凹凸が、受容
層表面に達して熱転写シートと熱転写受像シートとの密
着性不良から生ずる、画像の白ヌケやボイド等の転写不
良による解像度低下をも防止する為に、中間層を設ける
と、より優れた熱転写受像シートが得られる。
【0033】この様な観点から、中間層としては、発泡
層によるクッション効果を低減すること無く受容層に伝
達する柔軟性・弾性があるものとし、また、中間層用塗
工液は水系とすることが好ましい。中間層を形成する樹
脂としては、水系の塗工液が可能で上記物性を有するも
のならば、特に限定されないが、例えば、アクリル−ス
チレン共重合体、アクリル樹脂等のアクリル系共重合
体、ポリウタレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹
脂等の単体又は混合物が挙げられる。中でも、ガラス転
移点が−30〜10℃の範囲の樹脂が好ましい。ガラス
転移点が−30℃未満のものは、粘着性が大きく、ブロ
ッキング(中間層と基材の裏面にて発生する)を起こし
たり、熱転写受像シートをカットする際に不良が発生す
ることがある。また、ガラス転移点が10℃を越えるも
のは、柔軟性が不足して、上記目的を達成できない。
層によるクッション効果を低減すること無く受容層に伝
達する柔軟性・弾性があるものとし、また、中間層用塗
工液は水系とすることが好ましい。中間層を形成する樹
脂としては、水系の塗工液が可能で上記物性を有するも
のならば、特に限定されないが、例えば、アクリル−ス
チレン共重合体、アクリル樹脂等のアクリル系共重合
体、ポリウタレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹
脂等の単体又は混合物が挙げられる。中でも、ガラス転
移点が−30〜10℃の範囲の樹脂が好ましい。ガラス
転移点が−30℃未満のものは、粘着性が大きく、ブロ
ッキング(中間層と基材の裏面にて発生する)を起こし
たり、熱転写受像シートをカットする際に不良が発生す
ることがある。また、ガラス転移点が10℃を越えるも
のは、柔軟性が不足して、上記目的を達成できない。
【0034】上記樹脂からなる中間層用塗工液は、有機
溶剤系とすると発泡層上に塗工した際に、発泡層を侵し
てしまい、発泡層によるクッション性等の効果が得られ
ないことがある。従って、発泡層と受容層との間の中間
層は、水系の塗工液とすることにより、この問題を解決
できる。この水系の塗工液とは、有機溶剤、例えばアセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル
などのエステル系、メタノール、エタノール等の低級ア
ルコール等の有機溶剤を含まない、水系の塗工液にて形
成するのが好ましい。具体的には、水溶性、水分散性の
樹脂を使用したもの、もしくは樹脂のエマルジョン、好
ましくはアクリル−スチレン共重合体のエマルジョンを
用いるのが良い。
溶剤系とすると発泡層上に塗工した際に、発泡層を侵し
てしまい、発泡層によるクッション性等の効果が得られ
ないことがある。従って、発泡層と受容層との間の中間
層は、水系の塗工液とすることにより、この問題を解決
できる。この水系の塗工液とは、有機溶剤、例えばアセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル
などのエステル系、メタノール、エタノール等の低級ア
ルコール等の有機溶剤を含まない、水系の塗工液にて形
成するのが好ましい。具体的には、水溶性、水分散性の
樹脂を使用したもの、もしくは樹脂のエマルジョン、好
ましくはアクリル−スチレン共重合体のエマルジョンを
用いるのが良い。
【0035】上記中間層、さらに前記した発泡層に対し
ても、熱転写受像シートの隠蔽性や白色性を付与した
り、質感を調節する為に、無機充填剤として、炭酸カル
シウム、タルク、シリカ、カオリン、炭酸カルシウム、
酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛その他公知の無機
充填剤や、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹
脂等の樹脂微粒子の有機充填剤、蛍光増白剤を含有させ
てもよい。配合比は、樹脂固形分100重量部に対し
て、10〜200重量部が好ましい。10重量部未満で
は効果が乏しく、200重量部を越えると、分散安定性
に欠け、また樹脂の持つ性能が得られないことがある。
また、中間層の塗布量は、1〜20g/m2 の範囲が好
ましく、1g/m2 未満では、気泡を保護する機能が充
分に発揮されない。また、20g/m2 を越えると発泡
層の本来の目的である断熱性、クッション性等の効果が
発揮されなくなり好ましくない。
ても、熱転写受像シートの隠蔽性や白色性を付与した
り、質感を調節する為に、無機充填剤として、炭酸カル
シウム、タルク、シリカ、カオリン、炭酸カルシウム、
酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛その他公知の無機
充填剤や、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹
脂等の樹脂微粒子の有機充填剤、蛍光増白剤を含有させ
てもよい。配合比は、樹脂固形分100重量部に対し
て、10〜200重量部が好ましい。10重量部未満で
は効果が乏しく、200重量部を越えると、分散安定性
に欠け、また樹脂の持つ性能が得られないことがある。
また、中間層の塗布量は、1〜20g/m2 の範囲が好
ましく、1g/m2 未満では、気泡を保護する機能が充
分に発揮されない。また、20g/m2 を越えると発泡
層の本来の目的である断熱性、クッション性等の効果が
発揮されなくなり好ましくない。
【0036】カール防止層 さらに、基材の紙が裏面側で露出していると、環境中の
湿度・温度により、熱転写受像シートがカールしてしま
うことがある。そこで、基材の裏面に水に対してバリヤ
ー性のある樹脂層を形成するのも一つの方法であるが、
紙としての質感をより重視すれば、基材の受容層を有す
る面の反対側に、親水性樹脂からなカール防止層を形成
することが好ましい。
湿度・温度により、熱転写受像シートがカールしてしま
うことがある。そこで、基材の裏面に水に対してバリヤ
ー性のある樹脂層を形成するのも一つの方法であるが、
紙としての質感をより重視すれば、基材の受容層を有す
る面の反対側に、親水性樹脂からなカール防止層を形成
することが好ましい。
【0037】このようなカール防止層を形成するには、
親水性があって保水効果を有する親水性樹脂がよく、従
って、例えば、水酸基やエーテル結合を有する、ポリビ
ニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリビニルアセタール樹脂等が好まし
い。これらの樹脂の単体又は混合物を、水に溶解又は分
散又はエマルジョン化させた塗工液を、基材の裏面に塗
工することにより、樹脂が基材中に含浸又は基材裏面上
に樹脂層として形成され、或いは含浸及び裏面上への形
成の両方が起こり、カール防止層を設けることができ
る。従って、基材の受容層を有する面の反対側に、親水
性樹脂からなるカール防止層を有するとは、カール防止
層が、含浸により基材中に形成されている場合もあり、
また、基材の裏面の上に独立した層として形成されてい
る場合もあり、また、それらの両方からなる場合もあ
り、これら全ての形態を含むものである。
親水性があって保水効果を有する親水性樹脂がよく、従
って、例えば、水酸基やエーテル結合を有する、ポリビ
ニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリビニルアセタール樹脂等が好まし
い。これらの樹脂の単体又は混合物を、水に溶解又は分
散又はエマルジョン化させた塗工液を、基材の裏面に塗
工することにより、樹脂が基材中に含浸又は基材裏面上
に樹脂層として形成され、或いは含浸及び裏面上への形
成の両方が起こり、カール防止層を設けることができ
る。従って、基材の受容層を有する面の反対側に、親水
性樹脂からなるカール防止層を有するとは、カール防止
層が、含浸により基材中に形成されている場合もあり、
また、基材の裏面の上に独立した層として形成されてい
る場合もあり、また、それらの両方からなる場合もあ
り、これら全ての形態を含むものである。
【0038】カール防止層を設けることにより、基材の
紙中のパルプ繊維の水分をによる膨張、収縮を押さえ、
カール防止能をより一層向上させることができる。ま
た、塗工液の固形分を調整することにより、基材の水分
量を調整することも可能である。また、カール防止層中
に無機または有機充填剤等による滑剤や、シリコーン等
の滑剤、離型剤等を添加しても良い。カール防止層は、
0.05〜3g/m2 の塗布量が好ましい。塗布量が
0.05g/m2 未満では、カール防止の効果が少な
く、3g/m2を越えると、紙の質感を損なわれる。
紙中のパルプ繊維の水分をによる膨張、収縮を押さえ、
カール防止能をより一層向上させることができる。ま
た、塗工液の固形分を調整することにより、基材の水分
量を調整することも可能である。また、カール防止層中
に無機または有機充填剤等による滑剤や、シリコーン等
の滑剤、離型剤等を添加しても良い。カール防止層は、
0.05〜3g/m2 の塗布量が好ましい。塗布量が
0.05g/m2 未満では、カール防止の効果が少な
く、3g/m2を越えると、紙の質感を損なわれる。
【0039】なお、前記した、水に対してバリヤー性の
ある樹脂層として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル等の樹脂を溶融押出しコーティングにより形
成してカール防止層としても、基材内に水分が出入りす
るのを防止して、カール防止に優れた熱転写受像シート
が得られる。但し、紙の質感が低下する。
ある樹脂層として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル等の樹脂を溶融押出しコーティングにより形
成してカール防止層としても、基材内に水分が出入りす
るのを防止して、カール防止に優れた熱転写受像シート
が得られる。但し、紙の質感が低下する。
【0040】本発明の熱転写受像シートは、上述の様な
各層を適宜選択して、要求される画像品質、質感、風合
い、コスト等に見合った層構成として、含水率を特定の
範囲に収めれば良い。
各層を適宜選択して、要求される画像品質、質感、風合
い、コスト等に見合った層構成として、含水率を特定の
範囲に収めれば良い。
【0041】含水率を特定の範囲内に収める調整方法と
しては、先ず、層構成の選択、またその層を形成する材
料の選択がある。層形成材料の選択においては、含水率
に影響の大きい紙、すなわち基材材料の選定がある。例
えば、上質紙等の表面に樹脂が塗工されていない場合、
直接に水系の塗工液を塗布すると、紙への水の浸透が激
しい。しかしながら、コート紙やアート紙等の塗工紙に
なると、浸透が穏やかになる。さらに、キャストコート
紙、あるいはプラスチックフィルムと紙との複合体の場
合は、更に穏やかになる。従って、これらの基材上に水
系塗工液を塗布した場合には、同じ乾燥条件であれば、
上質紙>塗工紙>キャストコート紙、複合体の順に含水
率は小さくできる。具体的には、実施例1と比較例1の
如く、基材のみが異なれば含水率が変化する。
しては、先ず、層構成の選択、またその層を形成する材
料の選択がある。層形成材料の選択においては、含水率
に影響の大きい紙、すなわち基材材料の選定がある。例
えば、上質紙等の表面に樹脂が塗工されていない場合、
直接に水系の塗工液を塗布すると、紙への水の浸透が激
しい。しかしながら、コート紙やアート紙等の塗工紙に
なると、浸透が穏やかになる。さらに、キャストコート
紙、あるいはプラスチックフィルムと紙との複合体の場
合は、更に穏やかになる。従って、これらの基材上に水
系塗工液を塗布した場合には、同じ乾燥条件であれば、
上質紙>塗工紙>キャストコート紙、複合体の順に含水
率は小さくできる。具体的には、実施例1と比較例1の
如く、基材のみが異なれば含水率が変化する。
【0042】しかしながら、基材が異なっても、乾燥条
件を調整することによって、含水率を調整して目的とす
る特定の含水率の範囲に収めることもできる。具体的に
は、実施例6と比較例1、実施例5と比較例4との対比
に見られる。乾燥条件の調整は、乾燥の温度、時間を特
定の範囲に規定するというのではなく、乾燥の結果とし
て得られる熱転写受像シートの含水率が特定の範囲内に
なる様な、乾燥条件とする。従って、本発明の熱転写受
像シートを、製造する方法としては、乾燥条件は一つの
重要な因子であるが、その条件を規定するは、あくまで
も、結果としての含水率であり、この結果による特性値
で製造条件を規定する点に、その製造方法としての特徴
がある。
件を調整することによって、含水率を調整して目的とす
る特定の含水率の範囲に収めることもできる。具体的に
は、実施例6と比較例1、実施例5と比較例4との対比
に見られる。乾燥条件の調整は、乾燥の温度、時間を特
定の範囲に規定するというのではなく、乾燥の結果とし
て得られる熱転写受像シートの含水率が特定の範囲内に
なる様な、乾燥条件とする。従って、本発明の熱転写受
像シートを、製造する方法としては、乾燥条件は一つの
重要な因子であるが、その条件を規定するは、あくまで
も、結果としての含水率であり、この結果による特性値
で製造条件を規定する点に、その製造方法としての特徴
がある。
【0043】また、カール防止層を設けることは、吸水
性の大きい紙基材に対して、直接的に含水率を調整する
有用に一方法である。カール防止層により、紙のパルプ
繊維の膨張、収縮を抑え、また、基材への水の吸収の障
壁として作用させて、含水率を調整できる。具体的に
は、実施例3及び4と比較例3との対比である。
性の大きい紙基材に対して、直接的に含水率を調整する
有用に一方法である。カール防止層により、紙のパルプ
繊維の膨張、収縮を抑え、また、基材への水の吸収の障
壁として作用させて、含水率を調整できる。具体的に
は、実施例3及び4と比較例3との対比である。
【0044】また、発泡層を有する構成において、防水
層を設けることも、直接的に含水率を調整する有用な一
方法である。防水層により、水系の発泡層用塗工液の水
が基材中に浸透するのを効果的に防止し、含水率を多大
ならしめることを防止できる。具体的には、実施例2と
比較例2との対比である。これらの、基材に対して直接
的作用を有するカール防止層や防水層は、含水率の調整
が容易で、且つ効果的である。
層を設けることも、直接的に含水率を調整する有用な一
方法である。防水層により、水系の発泡層用塗工液の水
が基材中に浸透するのを効果的に防止し、含水率を多大
ならしめることを防止できる。具体的には、実施例2と
比較例2との対比である。これらの、基材に対して直接
的作用を有するカール防止層や防水層は、含水率の調整
が容易で、且つ効果的である。
【0045】以上の様にして、本発明の熱転写受像シー
トは、その層構成、その構成材料、さらに乾燥条件など
の製造条件を適宜選択調整することにより、紙と同様の
質感を有し、且つ環境カールによる不具合もなく、高品
質の画像を得られることとなる。
トは、その層構成、その構成材料、さらに乾燥条件など
の製造条件を適宜選択調整することにより、紙と同様の
質感を有し、且つ環境カールによる不具合もなく、高品
質の画像を得られることとなる。
【0046】なお、上述の如き本発明の熱転写受像シー
トを使用して熱転写をおこなう際に使用する熱転写シー
トとしては、昇華転写記録方式において使用する公知の
昇華型熱転写シートのほか、熱溶融するバインダーに顔
料等を担持させた熱溶融インキ層を、基材上に塗布形成
し、加熱によって該インキ層ごと被転写物に転写する、
熱溶融型熱転写シートも使用できる。また、熱転写時の
熱エネルギーの付与手段は、従来公知の付与手段がいず
れも使用でき、例えば、サーマルプリンター(例えば
(株)日立製作所製、ビデオプリンターVY−100)
等の記録装置によって、記録時間を調整して、5〜10
0mJ/mm2 程度の熱エネルギーを付与することで画
像を形成できる。
トを使用して熱転写をおこなう際に使用する熱転写シー
トとしては、昇華転写記録方式において使用する公知の
昇華型熱転写シートのほか、熱溶融するバインダーに顔
料等を担持させた熱溶融インキ層を、基材上に塗布形成
し、加熱によって該インキ層ごと被転写物に転写する、
熱溶融型熱転写シートも使用できる。また、熱転写時の
熱エネルギーの付与手段は、従来公知の付与手段がいず
れも使用でき、例えば、サーマルプリンター(例えば
(株)日立製作所製、ビデオプリンターVY−100)
等の記録装置によって、記録時間を調整して、5〜10
0mJ/mm2 程度の熱エネルギーを付与することで画
像を形成できる。
【0047】
【作用】本発明の熱転写受像シートよれば、熱転写受像
シート全体としての、25℃で60%RHの雰囲気に2
4時間放置後の含水率を、3.0〜6.0%と特定の範
囲内にすることで、種々の層構成となっても、支障とな
る環境カールを効果的に防止できる。その作用機構は、
定かではないが、種々の温湿度となり得る環境に対し
て、前記範囲が中立的な含水率となり、環境変化に対応
した、熱転写受像シートへの水の吸放出が、比較的少な
く、熱転写受像シートの各層の収縮変化を和らげること
ができる為と、考えられる。
シート全体としての、25℃で60%RHの雰囲気に2
4時間放置後の含水率を、3.0〜6.0%と特定の範
囲内にすることで、種々の層構成となっても、支障とな
る環境カールを効果的に防止できる。その作用機構は、
定かではないが、種々の温湿度となり得る環境に対し
て、前記範囲が中立的な含水率となり、環境変化に対応
した、熱転写受像シートへの水の吸放出が、比較的少な
く、熱転写受像シートの各層の収縮変化を和らげること
ができる為と、考えられる。
【0048】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
具体的に説明する。なお、文中にて「部」とあるのは、
特に断りの無い限り重量基準である。また、各層の厚さ
に相当する「塗布量」は、特に断りのない限り乾燥時重
量基準である。
具体的に説明する。なお、文中にて「部」とあるのは、
特に断りの無い限り重量基準である。また、各層の厚さ
に相当する「塗布量」は、特に断りのない限り乾燥時重
量基準である。
【0049】含水率の測定方法 25℃で60%RHの雰囲気に24時間放置後の含水率
とは、熱転写受像シートを、25℃、60%RHのオー
ブンに24時間放置後下記の方法にて測定した結果によ
り算出されるものである。すなわち、上記24時間放置
後の試験片の重量を電子天秤にて測定し、測定値Aとす
る。次に、測定値Aを測定後、120℃のオーブンに4
時間放置後の重量を同様に測定し、測定値Bとする。そ
して、下式で含水率を算出する。 含水率〔%〕={(A−B)/A}×100 以下、実施例及び比較例で、単に「含水率」と記すもの
は、全て上記条件による含水率を意味する。
とは、熱転写受像シートを、25℃、60%RHのオー
ブンに24時間放置後下記の方法にて測定した結果によ
り算出されるものである。すなわち、上記24時間放置
後の試験片の重量を電子天秤にて測定し、測定値Aとす
る。次に、測定値Aを測定後、120℃のオーブンに4
時間放置後の重量を同様に測定し、測定値Bとする。そ
して、下式で含水率を算出する。 含水率〔%〕={(A−B)/A}×100 以下、実施例及び比較例で、単に「含水率」と記すもの
は、全て上記条件による含水率を意味する。
【0050】《実施例1》基材として、坪量84.1g
/m2 のコート紙(三菱製紙(株)製、ニューVマッ
ト)を使用し、その片面に、下記組成の発泡層用塗工液
を塗布量10g/m2 となるようにミヤバーで塗工後、
オーブンで100℃1分乾燥、発泡させての発泡層を形
成した。発泡層用塗工液 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン 100部 ((株)トウペ製、XB3647B) マイクロスフェア(エクスパンセル製、551WU20) 20部 水 20部 さらに、発泡層の上に、下記組成の受容層用塗工液をミ
ヤバーで塗布量3g/m2 となるように塗工後、130
℃15秒乾燥させて、本発明の熱転写受像シートを得
た。受容層用塗工液 ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、バイロン200) 20部 アミノ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、 X22-3050C) 1部 エポキシ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、 X22-3000E) 1部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80部 このようにして得られた熱転写受像シートの含水率は
5.8%であった。
/m2 のコート紙(三菱製紙(株)製、ニューVマッ
ト)を使用し、その片面に、下記組成の発泡層用塗工液
を塗布量10g/m2 となるようにミヤバーで塗工後、
オーブンで100℃1分乾燥、発泡させての発泡層を形
成した。発泡層用塗工液 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン 100部 ((株)トウペ製、XB3647B) マイクロスフェア(エクスパンセル製、551WU20) 20部 水 20部 さらに、発泡層の上に、下記組成の受容層用塗工液をミ
ヤバーで塗布量3g/m2 となるように塗工後、130
℃15秒乾燥させて、本発明の熱転写受像シートを得
た。受容層用塗工液 ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製、バイロン200) 20部 アミノ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、 X22-3050C) 1部 エポキシ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、 X22-3000E) 1部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80部 このようにして得られた熱転写受像シートの含水率は
5.8%であった。
【0051】《実施例2》基材として、坪量127.9
g/m2 のコート紙(新王子製紙(株)製、OKロイヤ
ルコート)を使用し、その片面に、下記組成の防水層用
塗工液を塗布量が3g/m2 となるようにミヤバーで塗
工後、100℃15秒間オーブンで乾燥し防水層を形成
した。防水層用塗工液 アクリル樹脂(三菱レーヨン(株)製、ダイヤナール BR-85 ) 25部 ルチル型酸化チタン(石原産業(株)、タイペーク CR-50 ) 10部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 50部 次に、防水層の上に、実施例1と同様にして、発泡層を
形成した。さらに、発泡層の上に、下記組成の中間層用
塗工液をミヤバーで塗布量1g/m2 となるように塗工
後、オーブンにて100℃35秒乾燥させて、中間層を
形成した。中間層用塗工液 アクリル酸エステルエマルジョン 80部 (日本カーバイド工業(株)製 RX669R) 水 20部 さらに、中間層の上に、実施例1と同様にして、受容層
を形成して本発明の熱転写受像シートを得た。このよう
にして得られた熱転写受像シートの含水率は5.2%で
あった。
g/m2 のコート紙(新王子製紙(株)製、OKロイヤ
ルコート)を使用し、その片面に、下記組成の防水層用
塗工液を塗布量が3g/m2 となるようにミヤバーで塗
工後、100℃15秒間オーブンで乾燥し防水層を形成
した。防水層用塗工液 アクリル樹脂(三菱レーヨン(株)製、ダイヤナール BR-85 ) 25部 ルチル型酸化チタン(石原産業(株)、タイペーク CR-50 ) 10部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 50部 次に、防水層の上に、実施例1と同様にして、発泡層を
形成した。さらに、発泡層の上に、下記組成の中間層用
塗工液をミヤバーで塗布量1g/m2 となるように塗工
後、オーブンにて100℃35秒乾燥させて、中間層を
形成した。中間層用塗工液 アクリル酸エステルエマルジョン 80部 (日本カーバイド工業(株)製 RX669R) 水 20部 さらに、中間層の上に、実施例1と同様にして、受容層
を形成して本発明の熱転写受像シートを得た。このよう
にして得られた熱転写受像シートの含水率は5.2%で
あった。
【0052】《実施例3》基材として、坪量157g/
m2 のキャストコート紙(新王子製紙(株)製、ミラコ
ートプラチナ)を使用し、その片面に、下記組成の防水
層用塗工液を塗布量が5g/m2 となるようにミヤバー
で塗工後、100℃1分間オーブンで乾燥し防水層を形
成した。防水層用塗工液 ウレタン樹脂 40部 (日本ポリウタレン工業(株)製、ニッポランN5199) トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 イソプロピルアルコール 5部 次に、防水層の上に、下記組成の発泡層用塗工液を、塗
布量10g/m2 となるようにミヤバーで塗工後、オー
ブンで100℃30秒乾燥、発泡させての発泡層を形成
した。発泡層用塗工液 スチレン−アクリル共重合体エマルジョン 100部 (日本カーバイド工業(株)製、RX941A) マイクロスフェア(松本油脂化学(株)製 F30VS) 10部 水 20部 さらに、発泡層の上に、下記組成の受容層用塗工液を、
塗布量4g/m2 となるようにミヤバーで塗工後、オー
ブンで130℃2分乾燥して受容層を形成した。受容層用塗工液 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20部 (電気化学工業(株)製 デンカビニル1000A) アミノ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、 X22-343) 5部 エポキシ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、KF-393) 5部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80部 さらに、上記各層とは反対の基材面に、下記組成のカー
ル防止層用塗工液を、塗布量1g/m2 となるようにミ
ヤバーで塗工含浸後、オーブンで100℃15秒乾燥し
て、本発明の熱転写受像シートを得た。カール防止層用塗工液 ポリビニルアルコール((株)クラレ、PVA124) 2部 水 100部 このようにして得られた熱転写受像シートの含水率は
4.5%であった。
m2 のキャストコート紙(新王子製紙(株)製、ミラコ
ートプラチナ)を使用し、その片面に、下記組成の防水
層用塗工液を塗布量が5g/m2 となるようにミヤバー
で塗工後、100℃1分間オーブンで乾燥し防水層を形
成した。防水層用塗工液 ウレタン樹脂 40部 (日本ポリウタレン工業(株)製、ニッポランN5199) トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 イソプロピルアルコール 5部 次に、防水層の上に、下記組成の発泡層用塗工液を、塗
布量10g/m2 となるようにミヤバーで塗工後、オー
ブンで100℃30秒乾燥、発泡させての発泡層を形成
した。発泡層用塗工液 スチレン−アクリル共重合体エマルジョン 100部 (日本カーバイド工業(株)製、RX941A) マイクロスフェア(松本油脂化学(株)製 F30VS) 10部 水 20部 さらに、発泡層の上に、下記組成の受容層用塗工液を、
塗布量4g/m2 となるようにミヤバーで塗工後、オー
ブンで130℃2分乾燥して受容層を形成した。受容層用塗工液 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20部 (電気化学工業(株)製 デンカビニル1000A) アミノ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、 X22-343) 5部 エポキシ変成シリコーン(信越化学工業(株)製、KF-393) 5部 メチルエチルケトン/トルエン=1/1 80部 さらに、上記各層とは反対の基材面に、下記組成のカー
ル防止層用塗工液を、塗布量1g/m2 となるようにミ
ヤバーで塗工含浸後、オーブンで100℃15秒乾燥し
て、本発明の熱転写受像シートを得た。カール防止層用塗工液 ポリビニルアルコール((株)クラレ、PVA124) 2部 水 100部 このようにして得られた熱転写受像シートの含水率は
4.5%であった。
【0053】《実施例4》基材として、坪量127.9
g/m2 のコート紙(新王子製紙(株)製、サテン金
藤)を使用し、その片面に、ポリエチレン樹脂を厚み2
0μmになるように、Tダイより押出しコーティングに
より塗工してカール防止層を形成し、この反対の基材面
に、実施例3と同様にして防水層、発泡層、受容層をこ
の順に形成して、本発明の熱転写受像シートを得た。こ
のようにして得られた熱転写受像シートの含水率は4.
7%であった。
g/m2 のコート紙(新王子製紙(株)製、サテン金
藤)を使用し、その片面に、ポリエチレン樹脂を厚み2
0μmになるように、Tダイより押出しコーティングに
より塗工してカール防止層を形成し、この反対の基材面
に、実施例3と同様にして防水層、発泡層、受容層をこ
の順に形成して、本発明の熱転写受像シートを得た。こ
のようにして得られた熱転写受像シートの含水率は4.
7%であった。
【0054】《実施例5》基材として、坪量72.3g
/m2 のコート紙(新王子製紙(株)製、ニュートッ
プ)を使用し、その片面に直接、実施例1と同様の受容
層用塗工液を塗布量が5g/m2 となるようにミヤバー
で塗工後、130℃30秒間オーブンで乾燥して、本発
明の熱転写受像シートを得た。このようにして得られた
熱転写受像シートの含水率は5.2%であった。
/m2 のコート紙(新王子製紙(株)製、ニュートッ
プ)を使用し、その片面に直接、実施例1と同様の受容
層用塗工液を塗布量が5g/m2 となるようにミヤバー
で塗工後、130℃30秒間オーブンで乾燥して、本発
明の熱転写受像シートを得た。このようにして得られた
熱転写受像シートの含水率は5.2%であった。
【0055】《実施例6》基材として、坪量81.4g
/m2 の上質紙(紀州製紙(株)製、金砂)を使用し、
受容層用塗工液の乾燥を130℃2分間とした他は、実
施例1と同様にして、本発明の熱転写受像シートを得
た。このようにして得られた熱転写受像シートの含水率
は4.5%であった。
/m2 の上質紙(紀州製紙(株)製、金砂)を使用し、
受容層用塗工液の乾燥を130℃2分間とした他は、実
施例1と同様にして、本発明の熱転写受像シートを得
た。このようにして得られた熱転写受像シートの含水率
は4.5%であった。
【0056】《実施例7》実施例5において、受容層形
成後、受容層形成面とは反対の基材面に、実施例3と同
様のカール防止層を、乾燥条件を100℃30秒とし
て、本発明の熱転写受像シートを得た。このようにして
得られた熱転写受像シートの含水率は4.8%であっ
た。
成後、受容層形成面とは反対の基材面に、実施例3と同
様のカール防止層を、乾燥条件を100℃30秒とし
て、本発明の熱転写受像シートを得た。このようにして
得られた熱転写受像シートの含水率は4.8%であっ
た。
【0057】《比較例1》受容層用塗工液の乾燥条件
を、実施例1と同様の130℃15秒間とした他は、実
施例6と同様にして、熱転写受像シートを得た。このよ
うにして得られた熱転写受像シートの含水率は6.2%
であった。
を、実施例1と同様の130℃15秒間とした他は、実
施例6と同様にして、熱転写受像シートを得た。このよ
うにして得られた熱転写受像シートの含水率は6.2%
であった。
【0058】《比較例2》防水層を用いない以下は、実
施例2と同様にして熱転写受像シートを得た。このよう
にして得られた熱転写受像シートの含水率は7.8%で
あった。
施例2と同様にして熱転写受像シートを得た。このよう
にして得られた熱転写受像シートの含水率は7.8%で
あった。
【0059】《比較例3》カール防止層を用いない以下
は、実施例3と同様にして熱転写受像シートを得た。こ
のようにして得られた熱転写受像シートの含水率は2.
7%であった。
は、実施例3と同様にして熱転写受像シートを得た。こ
のようにして得られた熱転写受像シートの含水率は2.
7%であった。
【0060】《比較例4》受容層塗工後の乾燥条件を、
130℃2分間とした他は、実施例5と同様にして、熱
転写受像シートを得た。このようにして得られた熱転写
受像シートの含水率は1.7%であった。
130℃2分間とした他は、実施例5と同様にして、熱
転写受像シートを得た。このようにして得られた熱転写
受像シートの含水率は1.7%であった。
【0061】性能評価 ◎環境カール 148mm×210mmの大きさにカットした熱転写受
像シートを平らな台の上に乗せて、次の各環境下に2時
間放置した後の四隅のそりの最大値を測定した。熱転写
受像シートを乗せる際は、受容層形成面を上にした場合
と、下にした場合の両方を測定した。 1.30℃,80%RH 2. 5℃,10%RH 3.30℃,10%RH 4.25℃,60%RH◎画像品質(印字感度、転写抜
け、転写ムラ) カラービデオプリンタ((株)日立製作所製、VY−2
00)にて、中間調のマゼンタ1色のベタの画像の転写
して、印字感度は、光学密度を反射濃度計(マクベス社
製、RD−918)で測定した。転写抜け、転写ムラ
は、目視にて有無を判定した。◎プリンタ適性 上記と同様のプリンタにて前記の各環境下で印字テスト
の際の、給紙、排紙の様子を観察した。
像シートを平らな台の上に乗せて、次の各環境下に2時
間放置した後の四隅のそりの最大値を測定した。熱転写
受像シートを乗せる際は、受容層形成面を上にした場合
と、下にした場合の両方を測定した。 1.30℃,80%RH 2. 5℃,10%RH 3.30℃,10%RH 4.25℃,60%RH◎画像品質(印字感度、転写抜
け、転写ムラ) カラービデオプリンタ((株)日立製作所製、VY−2
00)にて、中間調のマゼンタ1色のベタの画像の転写
して、印字感度は、光学密度を反射濃度計(マクベス社
製、RD−918)で測定した。転写抜け、転写ムラ
は、目視にて有無を判定した。◎プリンタ適性 上記と同様のプリンタにて前記の各環境下で印字テスト
の際の、給紙、排紙の様子を観察した。
【0062】実施例と比較例の環境カールの評価結果、
及び含水率を表1に示す。
及び含水率を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】実施例と比較例のプリンタ適性及び画像品
質の評価結果をを表2に示す。
質の評価結果をを表2に示す。
【0065】
【表2】
【0066】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の熱転写受像シ
ートよれば、基材にパルプ紙を使用するにも拘らず、2
5℃で60%RHの雰囲気に24時間放置後の含水率
を、3.0〜6.0%の範囲に規定することで、環境の
温湿度変化による環境カールの発生を効果的に防止でき
る。また、基材の裏面側にカール防止層を設けると、よ
り一層、環境カールを防止できる。さらに、受容層と基
材との間に、発泡層、さらに防水層、中間層等を設ける
と、高画質の画像形成ができる。以上の結果、光沢や取
扱性等が紙と同様の質感を有する上に、環境カールがな
く、さらに、従来の合成紙の基材のものと、同様の高画
質の画像が得られる。
ートよれば、基材にパルプ紙を使用するにも拘らず、2
5℃で60%RHの雰囲気に24時間放置後の含水率
を、3.0〜6.0%の範囲に規定することで、環境の
温湿度変化による環境カールの発生を効果的に防止でき
る。また、基材の裏面側にカール防止層を設けると、よ
り一層、環境カールを防止できる。さらに、受容層と基
材との間に、発泡層、さらに防水層、中間層等を設ける
と、高画質の画像形成ができる。以上の結果、光沢や取
扱性等が紙と同様の質感を有する上に、環境カールがな
く、さらに、従来の合成紙の基材のものと、同様の高画
質の画像が得られる。
【図1】本発明の熱転写受像シートの一実施例を示す縦
断面図。
断面図。
【図2】本発明の熱転写受像シートの他の実施例を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図3】本発明の熱転写受像シートの他の実施例を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図4】本発明の熱転写受像シートの他の実施例を示す
縦断面図。
縦断面図。
【符号の説明】 1 熱転写受像シート 2 基材 3 受容層 4 発泡層 5 防水層 6 中間層 7 カール防止層
Claims (4)
- 【請求項1】 パルプ紙からなる基材の片面に、少なく
とも受容層を有する熱転写受像シートであって、該熱転
写受像シートの、25℃で60%RHの雰囲気に24時
間放置後の含水率が、3.0〜6.0%であることを特
徴とする熱転写受像シート。 - 【請求項2】 基材と受容層との間に、発泡層を有する
ことを特徴とする請求項1記載の熱転写受像シート。 - 【請求項3】 基材と発泡層との間に、防水層を有する
ことを特徴とする請求項2記載の熱転写受像シート。 - 【請求項4】 基材の受容層を有する面の反対側に、親
水性樹脂からなるカール防止層を有することを特徴とす
る請求項1,2又は3記載の熱転写受像シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6183031A JPH0825811A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 熱転写受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6183031A JPH0825811A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 熱転写受像シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825811A true JPH0825811A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16128533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6183031A Pending JPH0825811A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 熱転写受像シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825811A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1134513A (ja) * | 1997-07-11 | 1999-02-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
| EP0890447A3 (en) * | 1997-07-11 | 1999-09-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Image receiving sheet for thermal transfer printing and method for manufacturing same |
| KR20010049194A (ko) * | 1999-11-22 | 2001-06-15 | 오칠선 | 입체 전사 발포 프린팅 전사지 |
| WO2006006639A1 (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | Oji Paper Co., Ltd. | 熱転写受容シートおよびその製造方法 |
| JP2011218645A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Oji Paper Co Ltd | 熱転写受容シート |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP6183031A patent/JPH0825811A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1134513A (ja) * | 1997-07-11 | 1999-02-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写受像シート及びその製造方法 |
| EP0890447A3 (en) * | 1997-07-11 | 1999-09-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Image receiving sheet for thermal transfer printing and method for manufacturing same |
| US6130185A (en) * | 1997-07-11 | 2000-10-10 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer-receiving sheet and method for manufacturing same |
| KR20010049194A (ko) * | 1999-11-22 | 2001-06-15 | 오칠선 | 입체 전사 발포 프린팅 전사지 |
| WO2006006639A1 (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | Oji Paper Co., Ltd. | 熱転写受容シートおよびその製造方法 |
| EP2000318A1 (en) | 2004-07-08 | 2008-12-10 | Oji Paper Co., Ltd. | Thermal Transfer Receptive Sheet |
| US7795177B2 (en) | 2004-07-08 | 2010-09-14 | Oji Paper Co., Ltd. | Thermal transfer receiving sheet and its manufacturing method |
| US8043994B2 (en) | 2004-07-08 | 2011-10-25 | Oji Paper Co., Ltd. | Thermal transfer receiving sheet and its manufacturing method |
| JP2011218645A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Oji Paper Co Ltd | 熱転写受容シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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