JPH08258384A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

Info

Publication number
JPH08258384A
JPH08258384A JP6233495A JP6233495A JPH08258384A JP H08258384 A JPH08258384 A JP H08258384A JP 6233495 A JP6233495 A JP 6233495A JP 6233495 A JP6233495 A JP 6233495A JP H08258384 A JPH08258384 A JP H08258384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
cassette
platen member
print head
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6233495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Kimura
茂樹 木村
Shiro Serikawa
四郎 芹川
Mitsuo Hayashi
光夫 林
Shizuo Tsuchiya
静男 土屋
Akichika Furusawa
彰近 古澤
Morimichi Takashika
守通 高鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Casio Electronics Manufacturing Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP6233495A priority Critical patent/JPH08258384A/ja
Publication of JPH08258384A publication Critical patent/JPH08258384A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】印字駆動負荷が小さくインクリボンカセットの
着脱及び印字時の操作性に優れた印字装置を提供する。 【構成】ヘッド部1−2a、1−2bは、モータ14に
より、遊星ギアが20aの位置にあるときカム6、係合
部材7、Dカットシャフト2等を介して非印字位置(実
線位置)又は印字位置(二点鎖線位置)に回動駆動さ
れ、遊星ギアが20の位置のとき、プーリ10、ベルト
9等を介してプラテン板3に沿って左右に摺動駆動され
る。装置本体のカセット保持部25にカセットが装着さ
れるとテーブル63がその前部に不図示のインクリボン
を張設したままモータ35により遊星ギア34、傘歯車
31、引き出しレバー28a、28b等を介して前方に
引き出される。ヘッド1−2は、印字位置へ回動し、プ
ラテン3へ搬送されてくる不図示の用紙へインクリボン
を圧接し、図の位置からプラテン3の右端までインクリ
ボンをカセット外へ引き出しながら摺動して印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字駆動負荷が小さ
く、インクリボンカセットの着脱及び印字時の操作性に
優れた印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9(a),(b) に示すような熱
転写型印字装置(サーマルシリアルプリンタ)が広く用
いられている。この印字装置は、同図(a) に示すキャリ
ッジCRに、同図(b) に示すようにインクリボンIRを
収納したインクリボンカセットICを装着するようにな
っている。このキャリッジCRには、印字ヘッドHDが
プラテンPRに圧接/離隔が自在であるように支持され
ている。一般的にキャリッジCRは図に示すように左斜
め下のホームポジションから図の矢印aで示す右上方向
へ走行しつつ印字ヘッドHDによりインクリボンIRを
介して用紙PP上に印字を行い、図の矢印bで示す方向
に移動してホームポジションに戻り、再び矢印a方向に
走行して印字を繰り返す。
【0003】上記のインクリボンカセットICのヘッド
対応部は切り欠かれており、インクリボンカセットIC
をキャリッジCRに装着する際、この切り欠き部に印字
ヘッドHDが貫通するように装着することで、印字ヘッ
ドHDとプラテンPRとの間にインクリボンIRを介装
するようにしている。
【0004】インクリボンIRは送り出し軸ODに巻着
されており、巻き取り軸MTによって巻き取られること
により、送り出し軸ODから送り出される。この送り出
しに際しては、インクリボンIRの弛みの発生を防止す
べく、送り出し部に制動機構をつけていた。この制動機
構は、特には図示しないが、送り出し軸ODの回転軸が
回転すると、これに嵌合している送り出し軸ODが従動
して回転し、そのとき回転軸に係合するスポンジ材やゴ
ム材等のブレーキ材、ブレーキ材受け、ブレーキストッ
パ、圧着バネ等から成る制動機構が働いて送り出し軸O
Dの自由回転を抑制する。これによって、インクリボン
の弛みを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
印字装置は、図9(a) に示すように、先ずキャリッジC
Rの移動する距離とキャリッジCRの大きさに相当する
分だけの、m×nの移動スペースを設けておかねばなら
ないため、装置本体の小型化を阻害するという問題を有
している。
【0006】また、上述した制動機構を形成する構成部
品の数が多くなり、組み立て工数が増加して、部品コス
ト、生産コスト共に上昇するという問題も有している。
また、インクリボンIRの頻繁な交換作業を忌避して、
長尺のインクリボンを用いようとすると、インクリボン
カセットICが大型となり、したがってキャリッジCR
も大型化するため、この移動のために、より大きな駆動
力を必要とするようになり、したがってモータ及び駆動
系が大きくなって装置本体が大型化するばかりでなく製
品価格が上昇するという問題が発生する。
【0007】更に、インクリボンカセットを装着すると
き印字ヘッドをインクリボンカセットの切り欠き部に貫
挿させるに際し、インクリボンが印字ヘッドとプラテン
間に正しく介装されるよう注意を払いながら操作する必
要があって、このインクリボンカセットの装着が煩わし
いという問題があった。特に、ワープロ等では、一般に
インクリボンカセットで普通紙に印字する前に感熱紙を
用いて試し印字を行うのが習慣化している。このため印
字の都度、試し印字と本印字でインクリボンカセットを
取り外して、また取り付けるということを繰り返す必要
があって上述した煩わしさがいっそう増幅される。
【0008】本発明の課題は、印字駆動負荷が小さく、
インクリボンカセットの着脱及び印字時の操作性に優れ
た印字装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】以下に、本発明
に係わる印字装置の構成を述べる。請求項1記載の発明
の印字装置は、用紙搬送方向に直交して用紙面を支持す
べく所定の長さに配設されるプラテン部材と、該プラテ
ン部材に対し接離自在であり該プラテン部材の長さ方向
に沿って移動自在な印字ヘッドと、装置本体に対し固定
配置され、上記プラテン部材に支持される用紙と上記印
字ヘッドとの間に介装するためのインクリボンを収納す
るカセットを着脱自在に保持し、該保持したカセットと
係合して上記インクリボンを上記カセット外へ繰り出す
繰出手段及び該繰出手段により繰り出された上記インク
リボンを上記カセット内へ引き込む引込手段を有するカ
セット保持手段とを有して、上記インクリボンを上記プ
ラテン部材に支持される用紙と上記印字ヘッドとの間に
介装させ、上記印字ヘッドを上記プラテン部材の長さ方
向に沿って上記カセット外に移動させつつ上記印字ヘッ
ドを上記プラテン部材側に付勢して上記用紙に印字を行
うように構成される。
【0010】上記印字ヘッドは、例えば請求項2記載の
ように、その印字のための移動距離が、上記カセットか
ら上記インクリボンを繰り出し案内するガイド部から上
記カセット内へ引き込み案内するガイド部との距離の略
2倍以内に設定される。
【0011】請求項3記載の発明の印字装置は、上記の
プラテン部材、印字ヘッド、及びカセット保持手段に、
上記印字ヘッドの上記プラテン部材に対する離隔時に上
記インクリボンを上記プラテン部材に近接させる駆動手
段と、該駆動手段を選択的に駆動制御する制御手段とを
更に加えて、上記保持手段に装着された上記カセットの
インクリボンの上記プラテン部材に支持される用紙と上
記印字ヘッドとの間への介装及び介装の解除を自動的に
行うように構成される。
【0012】上記カセットは、例えば請求項4記載のよ
うに、カセット本体と、該カセット本体に設けられ上記
インクリボンを巻着した供給リール及び上記インクリボ
ンを巻き取る巻取リールと、上記供給リールと上記巻取
リール間の上記インクリボンを掛止する第1、第2のガ
イド部材を有し、上記保持手段に装着された際に上記プ
ラテン部材方向に進退自在な移動テーブルとを備え、上
記駆動手段は、上記カセットの上記移動テーブルと係合
して該移動テーブルを上記プラテン部材方向に進出させ
ることで上記インクリボンを上記プラテン部材に近接さ
せるように構成される。
【0013】請求項5記載の発明の印字装置は、上記の
プラテン部材、印字ヘッド、カセット保持手段、駆動手
段、及び制御手段に、上記保持手段の引込手段を駆動す
べく駆動力を伝達・非伝達する駆動制御手段と、該駆動
制御手段による駆動力の伝達時に連動して上記繰出手段
に制動を付与する手段とを更に有して構成される。
【0014】請求項6記載の発明の印字装置は、用紙搬
送方向に直交して用紙面を支持すべく所定の長さに配設
されるプラテン部材と、該プラテン部材に対し接離自在
であり該プラテン部材の長さ方向に沿って移動自在な印
字ヘッドと、装置本体に対し固定配置され、上記プラテ
ン部材に支持される用紙と上記印字ヘッドとの間に介装
するためのインクリボンを収納するカセットを着脱自在
に保持し、該保持したカセットと係合して上記インクリ
ボンを上記カセット外へ繰り出す繰出手段及び該繰出手
段により繰り出された上記インクリボンを上記カセット
内へ引き込む引込手段を有するカセット保持手段とを有
して、上記インクリボンを上記プラテン部材に支持され
る用紙と上記印字ヘッドとの間に介装させ、上記印字ヘ
ッドを上記プラテン部材の長さ方向に沿って上記カセッ
ト外に移動させつつ、上記印字ヘッドを上記プラテン部
材側に付勢して上記用紙に印字を行う印字装置を前提と
し、上記印字ヘッドの上記プラテン部材に対する離間時
に上記インクリボンを上記プラテン部材に近接させる駆
動手段と、該駆動手段を選択的に駆動制御する制御手段
とを備えて構成し、上記保持手段に装着された上記カセ
ットのインクリボンの、上記プラテン部材に支持される
用紙と上記印字ヘッドとの間への介装及び介装の解除を
自動的に行うように構成される。
【0015】請求項7記載の発明は、用紙搬送方向に直
交して用紙面を支持すべく所定の長さに配設されるプラ
テン部材と、該プラテン部材に対し接離自在であり該プ
ラテン部材の長さ方向に沿って移動自在な印字ヘッドと
を備える印字装置の装着部に着脱自在なインクリボン収
納カセットに適用される。
【0016】この発明のインクリボン収納カセットは、
カセット本体と、該カセット本体に設けられ上記インク
リボンを巻着した供給リール及び上記インクリボンを巻
き取る巻取リールと、上記供給リールと上記巻取リール
間の上記インクリボンを掛止する第1、第2のガイド部
材を有し、上記装着部に装着された際に上記プラテン部
材方向に進退自在な移動テーブルとを備えて構成され
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳述する。図1(a) は、一実施例に係わる印字装
置の主要部の平面図であり、同図(b) はその一部側面図
である。同図(a) の上及び同図(b) は印字ヘッド及びそ
の駆動系に関連する構成を示しており、同図(a) の下は
インクリボンカセット保持部及びその駆動系に関連する
構成を示している。
【0018】先ず、同図(a) の上及び同図(b) に示す印
字ヘッド及びその駆動系に関連する構成において、印字
ヘッド1は、キャリッジ1−1、ヘッド部1−2(1−
2a、1−2b)、2個のリボンコロ1−3、1−3及
び同図には見えないが後述する図2(b) に示すコロ1−
4から成っている。ヘッド部1−2は、熱ヘッド1−2
aがアーム1−2bの一端に形成されて成り、アーム1
−2bの他端はDカットシャフト2に嵌合している。こ
の嵌合により、ヘッド部1−2は、Dカットシャフト2
に対し回転方向には固定され軸方向には滑動自在に係合
している。したがって、Dカットシャフト2が図の状態
から、下から手前上方向(右ネジの差し込み方向)に略
60度回転すると、ヘッド部1−2は、同図(b) の二点
鎖線に示すように、時計回り方向に略60度回動する。
Dカットシャフト2の上方には(図では手前側)、プラ
テン板3が配設されており、上記ヘッド部1−2は、上
述の回動により、このプラテン板3に圧接する。
【0019】図2(a) は、ヘッド部1−2の熱ヘッド1
−2aがプラテン板3に圧接している状態を示す平面図
である。また、同図(b) は、同図(a) のA−A′断面矢
視図を示している。この図(b) には、図1(a),(b) 及び
図2(a) には図示を省略した用紙搬送ローラ4及び用紙
ガイドコロ5も示している。この図において、特には図
示しないが、用紙は図2(b) の左方から挿入され用紙搬
送ローラ4及び用紙ガイドコロ5に挟持され、その右上
方向に位置して互いに対向・圧接している熱ヘッド1−
2aとプラテン板3間に搬送される。このとき熱ヘッド
1−2aの両側は、後述するようにインクリボンに摺接
する。この摺接による摩擦帯電を除去するために熱ヘッ
ド1−2aの両側には除電部材1−2cが配設されてい
る。
【0020】上述のDカットシャフト2の回転は、図1
(a),(b) に示すように、カム山6の回転に拠っている。
カム山6は、円板形のカム台6−1の周辺部およそ1/
4にわたって山形に形成されており、カム台6−1は中
央部の支軸6−2により回転自在に軸支されている。一
方、Dカットシャフト2の印字ヘッド1のホームポジシ
ョンとは反対側になる右端には、係合部材7が固定され
ており、この係合部材7の一端に配設されたピン7−1
が上記カム山6に係合し又は係合を解除されるように構
成されている。すなわち、カム山6が、図1(b) の破線
で示す位置から実線で示すDカットシャフト2側に回転
して停止したときは、ピン7−1がカム山6の山形の裾
から頂点へ滑動して係合する。これにより、Dカットシ
ャフト2は、図1(b) において反時計回り方向に回転す
る。このDカットシャフト2の回転に伴って、Dカット
シャフト2の回転方向に固定されている印字ヘッド1の
ヘッド部1−2は、反時計回り方向に回動してプラテン
3との圧接位置から待避する(図1(a) 参照)。
【0021】一方、カム山6が、図1(b) の実線で示す
位置から破線で示すDカットシャフト2から離隔する側
に回転して停止したときは、ピン7−1がカム山6の山
形の頂点から裾へ滑動し、更にカム山6から離脱して係
合を解除される。この解除により、上記係合によって抑
止されていたDカットシャフト2の時計回り方向への回
転が自在となり、係合部材7の他端と本体装置基部間に
係止されている引きバネ8による引き付勢力によりDカ
ットシャフト2が時計回り方向に回転する。即ち前述し
たように、Dカットシャフト2が図1(a),(b) の状態か
ら右ネジの差し込み方向に略60度回転し、これにより
印字ヘッド1の熱ヘッド1−2aも回動して図2(a) に
示したようにプラテン板3に圧接し、印字時の状態に設
定される。
【0022】この印字ヘッド1には、ベルト9が直か付
けで連結している。ベルト9はプーリ10によって駆動
され、補助プーリ11−1、11−2及び11−3に支
持されて正逆両方向に回転する。図2(a) に示す印字時
の状態において、プーリ10が後述するモータの回転に
よって図の矢印Bで示す反時計回り方向(正方向)に回
転駆動され、このプーリ10の回転によってベルト9が
正方向に回転駆動されると、印字ヘッド1が図の矢印C
で示す右方向(印字方向)に摺動し、熱ヘッド1−2a
が用紙に印字を行う。印字ヘッド1はプラテン板3の右
端まで摺動して用紙幅方向1ラインの印字を終了する
と、プーリ10の逆方向の回転駆動つまりベルト9の逆
回転によってプラテン板3左端のホームポジションに戻
るということを繰り返す。
【0023】上記印字ヘッド1の摺動と、前述のDカッ
トシャフト2の回転は、いずれも1個のモータ12によ
って駆動される。図1(a) 及び図2(a) に示す駆動系に
おいて、モータ12(以下、駆動系の番号は図1(a) に
のみ示す)には、小口径のギア14が直結しており、こ
のギア14に大口径のギア15が歯合している。ギア1
5の支軸には、シーソー板16の回動軸が回転自在に係
合している。シーソー板16の一端には電磁石17によ
り吸引/解除される吸盤18が連結され、シーソー板1
6の他端には引きバネ19が係止している。引きバネ1
9は上記吸盤18の吸引に反する方向にシーソー板16
を付勢している。この引きバネ19が係止するシーソー
板16の端部には遊星ギア20が軸支されている。
【0024】上記の電磁石17が通電されて吸板18を
吸引すると、この吸板18に一端が連結しているシーソ
ー板16が、引きバネ19の引き付勢力に抗して反時計
回り方向に回動する。この回動により、上記の遊星ギア
20は図の20aの位置に移動してカム台6−1の周囲
に形成されているギア6−1aに歯合する。この歯合に
より、モータ12の回転が、小口径ギア14、大口径ギ
ア15、遊星ギア20(20a)、カム台6−1のギア
6−1aを介してカム山6を回転させる。これにより印
字ヘッド1の熱ヘッド1−2aを印字位置と非印字位置
とに回動させる(図2(b) では、印字位置にある熱ヘッ
ド1−2aがリボンコロ1−3の向う側に重なっていて
見えない)。印字ヘッド1はキャリッジ1−1がヘッド
部1−2(熱ヘッド1−2aとアーム1−2b)を中間
に挟んでそのヘッド部1−2と共にDカットシャフト2
を挿通され、ヘッド部1−2のみがDカットシャフト2
の回転方向にDカットによって固定されている。印字ヘ
ッド1のキャリッジ1−1は、本体装置基台上を転がる
コロ1−4と上記Dカットシャフト2とにより一定の姿
勢を維持するように支持されて、Dカットシャフト2の
軸方向に対し滑動自在であり、上述したベルト9に連結
されている。
【0025】印字ヘッド1の熱ヘッド1−2aが上記の
印字時の位置にある状態において、印字処理を行う場合
は、吸盤18の吸引が解除され、この解除によって引き
バネ19の引き付勢力がシーソー板16を時計回り方向
に回動させ、この回動によって遊星ギア20が、プーリ
ギア10−1に歯合する。この歯合により、モータ12
の回転が、小口径ギア14、大口径ギア15、遊星ギア
20、プーリギア10−1、及びプーリ10を介してベ
ルト9に伝達され、印字ヘッド1がDカットシャフト2
の軸方向に摺動駆動される。
【0026】上記印字ヘッド1のホームポジションの右
側には、2個のリブ23a、23bが本体装置基台21
に固設されている。これらリブ23a、23bは、印字
ヘッド1の摺動経路上に乗り出すように配設されてお
り、最上部の面は、それらの後方(図1(a) では下方、
図2(b) では左方)で本体装置基台21に固設されてい
るカセット保持部25のカセット保持面25−1と同一
高さに設定されている。カセット保持部25に後述する
インクリボンカセットが保持され、インクリボンカセッ
トのテーブルが前方に引き出されたとき、その引き出さ
れたテーブルが上記のリブ23a、23bの最上部の面
に載置されて保持される。
【0027】リブ23a、23bの後部には、カセット
保持部25の幅よりも長いレバー軸27が差し渡され、
軸受26a、26bに支持されている。レバー軸27の
左端やや内側及び右端に、引き出しレバー28(28
a、28b)がカセット保持部25を両側から挟むよう
にして固設され、それら引き出しレバー28の先端には
夫々内側(カセット保持部25方向)に向けて引き出し
ピン29(29a、29b)が突設されている。このレ
バー軸27の左端には傘歯車30が固設されている。
【0028】上記傘歯車30には、本体装置基部21
(図2(b) 参照)に配設されている他の傘歯車31が歯
合している。この傘歯車31にはアイドルギア32が歯
合し、アイドルギア32には更に他のアイドルギア33
が歯合する。そしてこのアイドルギア33には大口径の
遊星ギア34が係合・離隔を行うように配置される。
【0029】即ち大口径遊星ギア34はシーソーアーム
36の一端に軸支されてモータ35の駆動ギア35−1
に歯合するように構成される。一方、シーソーアーム3
6はモータ35の回転軸と同軸に回動自在に支持され、
このシーソーアーム36の他端は電磁石37の通電によ
り電磁石37に吸引され、電磁石37の切電により電磁
石37から離隔する。
【0030】電磁石37の通電によりシーソーアーム3
6の他端が吸引され、シーソーアーム36全体が反時計
回り方向に回動すると、大口径遊星ギア34は図の二点
鎖線で示す位置から一点鎖線で示す位置へ移動してアイ
ドルギア33に歯合する。これにより、モータ35の回
転駆動力が駆動ギア35−1、大口径遊星ギア34、ア
イドルギア33、32、傘歯車31、30、及びレバー
軸27を介して引き出しレバー28(28a、28b)
に伝達される。この駆動により、引き出しレバー28
は、図1(a) の位置を起点とし、図の手前(図2(b) の
矢印D参照)へ更に上方へと回動する。この回動によ
り、詳しくは別図で後述するが、図1(a) に二点鎖線で
示すカセットテーブル63の係合ピン63−3に、上記
回動する引き出しレバー28先端の引き出しピン29が
係合し、この係合により上記引き出しレバー28の回動
に伴ってカセットテーブル63がプラテン板3に向けて
引き出される。
【0031】一方、電磁石37の切電によりシーソーア
ーム36の他端が電磁石37から離隔して、シーソーア
ーム36全体が時計回り方向に回動すると、大口径遊星
ギア34は図の一点鎖線で示す位置から二点鎖線で示す
位置へ移動してアイドルギア33から離隔し、駆動連結
ギア41と歯合する。この駆動連結ギア41は、カセッ
ト保持部25の駆動系の駆動起点を形成している。
【0032】図3(a) は、上記カセット保持部25の側
面図を示しており、同図(b) 及び同図(c) は、その駆動
系の2形態の動作状態を示している。上述の図1(a) 及
び図3(a),(b),(c) において、カセット保持部25の駆
動系は、上記の駆動連結ギア41に歯合するアイドルギ
ア42、これに歯合する切替ギア43、この切替ギア4
3の回転軸と同軸に支持されている切替アーム44、こ
の切替アーム44の他端に軸支される遊星ギア46、こ
の遊星ギア46が交互に係合/離隔する巻取り軸51の
ギア52、及び遊星ギア46が係合/離隔する送出し軸
53の遊輪ギア54等で形成されている。上記切替アー
ム44の支持端には切替アーム44の軸に対して略直角
にブレーキ板47が固着しており、送出し軸53には制
動輪53−2が同軸に形成されて固着している。
【0033】上記構成において、同図(b) に示すよう
に、切替アーム44が反時計回り方向に回動すると、そ
の他端に軸支される遊星ギア46が巻取り軸51のギア
52に歯合する。上記切替アーム44の回動は不図示の
駆動機構によって制御される。駆動連結ギア41が図1
(a) に示す大口径遊星ギア34により駆動されて図3
(b) に示すように反時計回り方向に回転すると、アイド
ルギア42、切替ギア43及び遊星ギア46が夫々図に
示す矢印方向に回転して巻取り軸51が反時計回り方向
すなわち巻き取り方向に回転駆動される。
【0034】他方、大口径遊星ギア34が停止している
ときは、これとの歯合により駆動連結ギア41、アイド
ルギア42、切替ギア43及び遊星ギア46は強制的停
止を行っており、したがって巻取り軸51も強制的に停
止させられている。
【0035】また、上記ブレーキ板47の自由端にはア
ール(R)が形成されており、上記切替アーム44の反
時計回り方向への回動により、そのアール(R)の外径
部が適宜な強さで送出し軸53の制動輪53−2に圧接
する。これにより、送出し軸53を適宜に停止させ又は
適宜に従動させる。
【0036】巻取り軸51及び送出し軸53には軸の周
囲に、図3(a) に示すように、夫々4個のリブ51−1
及び53−1が形成されている。上記のリブ51−1
は、後述するインクリボンカセットの巻取りリールに係
合する。この係合により巻取りリールが巻取り軸51に
駆動され後述する印字済みインクリボンを巻き取る。ま
た、リブ53−1は、上記インクリボンカセットの送出
しリールに係合する。この係合により、送出し軸53は
後述する未使用インクリボンの引き出しに従動して回転
する。このとき、ブレーキ板47が制動輪53−2すな
わち送出し軸53の従動回転を適宜に制動して、送り出
されるインクリボンの弛み発生を防止する。
【0037】他方、切替アーム44が時計回り方向に回
動すると、遊星ギア46が巻取り軸51のギア52との
歯合を解除され、送出し軸53の遊輪ギア54に歯合す
る。遊輪ギア54には送出し軸53が貫通しており、遊
輪ギア54は送出し軸53に対し回転自在である。大口
径遊星ギア34の回転により駆動連結ギア41が駆動さ
れ、図3(c) に示すようにアイドルギア42、切替ギア
43及び遊星ギア46を介して遊輪ギア54が所定の方
向に回転する。
【0038】この遊輪ギア54に、特には図示しない
が、例えば適宜なカム等を取り付けて、カセット支持部
25に2段構成で着装される2個のインクリボンカセッ
トを用途に応じて上下方向に切り替えることなどに用い
るようにできる。
【0039】図4(a) は、上記カセット保持部25に保
持されるインクリボンカセットの平面図であり、同図
(b) はその側面図である。この側面図には、図2(b) に
示したヘッド部1−2(1−2a、1−2b)、Dカッ
トシャフト2、プラテン板3、用紙搬送ローラ4、用紙
ガイドコロ5、レバー軸27、引き出しレバー28(図
4(b) では28a)、カセット保持部25、及び巻取り
軸51(送出し軸53は巻取り軸51の向う側に重なっ
ていて図では見えない)も示している。
【0040】図4(a),(b) において、インクリボンカセ
ット61は筐体62の下面にカセットテーブル63を備
えている。インクリボンカセット61がカセット保持部
25に保持されたとき、後述するように、カセットテー
ブル63は、カセット保持部25のカセット保持面25
−1と筐体62下面との間で摺動する。
【0041】筐体62の内部には未使用インクリボン6
4aを巻着する送出しリール65及び使用済インクリボ
ン64cを巻き取る巻取りリール66が設けられてい
る。これら送出しリール65及び巻取りリール66が、
カセット保持部25の送出し軸53及び巻取り軸51に
夫々係合する。上記未使用インクリボン64aは、図の
二点鎖線64bで示す大きさで送出しリール65に巻着
されており、巻取りリール66との間ではカセットテー
ブル63の前端両側に配設されているガイドリール67
a、67b間に張設される。インクリボン64(64a
〜64c)は、全て使用済となった状態では、巻取りリ
ール66により図の一点鎖線64dで示す大きさに巻き
取られることになる。
【0042】カセットテーブル63の後部には、カセッ
トテーブル63が前方(図では左方)に摺動自在となる
ように、後部切り欠き部63−1a、63−1bが形成
されており、これら後部切り欠き部63−1a、63−
1bの内側に上記の送出しリール65及び巻取りリール
66が摺接する。また、カセットテーブル63の両側部
には突起体63−2a、63−2bが設けられている。
この突起体63−2(63−2a、63−2b)と筐体
62間に、引きバネ68(68a、68b)が係止さ
れ、この引きバネ68の引き付勢力によりカセットテー
ブル63は後方(図の右方)に常時付勢されている。突
起体63−2は、筐体62の底側部に沿って削設された
スライド孔62−1(62−1a、62−1b)に嵌入
しており、このスライド孔62−1内を上記引きバネ6
8の付勢力に抗して前方へ摺動する。すなわちカセット
テーブル63が前方に引き出される。カセットテーブル
63は、その前部両側に、インクリボンカセット61の
側面から外部に突出して上下方向に立設された係合ピン
63−3(63−3a、63−3b)を備えている。上
記カセットテーブル63の前方への引き出しは、同図
(b) に示す引き出しレバー28がレバー軸27に駆動さ
れて反時計回り方向に回動し、その自由端の引き出しピ
ン29が上記係合ピン63−3に係合することによって
行われる。
【0043】図5は、上記カセットテーブル63の引き
出し状態図であり、同図(a) は引き出し完了を示す側面
図、同図(b) はそのときのインクリボンカセット61の
平面図、同図(c) は上記の状態において印字ヘッド1の
ヘッド部1−2が印字態勢に入った状態を示す側面図で
ある。
【0044】上述した引き出しレバー28が、図5(a)
の矢印Eで示すように、反時計回り方向に略180度回
動すると、係合ピン63−3が図4(b) に示した初期位
置から図5(a) に示すように前方へ移動し、これによっ
てカセットテーブル63がプラテン板3方向に引き出さ
れる。
【0045】このとき、同図(b) に示すように、カセッ
トテーブル63の前部両側にあるガイドリール67a、
67bによってインクリボン64の張設部64eも前方
に引き出される。カセットテーブル63の前部には、印
字ヘッド1のホームポジションに対応する位置に前部切
り欠き部63−4が形成されている。この前部切り欠き
部63−4内を下から上へ縦断して、印字ヘッド1のヘ
ッド部1−2が、同図(c) の矢印Fで示す反時計回り方
向に回動し、上記ガイドリール67a、67b間に張設
されているインクリボン64eを更に前方に押し出して
プラテン板3に押接する。このとき、用紙がプラテン板
3とインクリボン64e間に介装される。尚、以下の説
明においても、用紙の図示は省略される。
【0046】続いて、図6(a) は、上述した図4(b) の
側面図に示したインクリボンカセット61をカセット保
持部25へ装着した状態を平面図で示したものである。
但しインクリボンカセット61、レバー軸27、引き出
しレバー28、ヘッド部1−2、プラテン3など主要部
のみを示し他の部分は図示を省略している(図1参照、
以下同様)。図6(a) は、印字ヘッド1のヘッド部1−
2と、インクリボンカセット61のカセットテーブル6
3の前部切り欠き部63−4との位置関係を示してい
る。
【0047】次に、図6(b) は、図5(a) の側面図に示
したインクリボンカセット61のカセットテーブル63
を引き出した状態を平面図で示したものである。この図
6(b) は、一方では、図5(a) で説明したようにレバー
軸27の駆動によって回動する引き出しレバー28の引
き出しピン29と、これに引き出される係合ピン63−
3すなわちカセットテーブル63との係合関係を示して
おり、他方では、このカセットテーブル63の引き出し
時における上記ヘッド部1−2とカセットテーブル63
の前部切り欠き部63−4及びその前部に張設されたイ
ンクリボン64との対応関係を示している。
【0048】そして、図7(a) は、図5(c) の側面図に
示したヘッド部1−2が回動して印字態勢に設定された
状態を示す平面図である。図5(c) で説明したように、
ヘッド部1−2が下(図7(a) では向う側)から上(図
7(a) では手前側)へ前部切り欠き部63−4内を縦断
して回動し、ガイドリール67a、67b間に張設され
ているインクリボン64を前方に押し出してプラテン板
3に押接している。このとき、印字ヘッド1の右側のリ
ボンコロ1−3aは、インクリボン64がヘッド部1−
2以外のところでプラテン3に当接しないようにインク
リボン64を案内する。
【0049】この態勢から、印字ヘッド1は、図7(b)
に示すように、印字動作を行いながら右方に摺動する。
尚、印字ヘッド1のヘッド部1−2による印字処理は、
熱ヘッド1−2aの発熱素子の選択的発熱による通常の
印字処理である。
【0050】この図7(b) に示すように、本発明の要点
として、インクリボンカセット61は本体装置側のカセ
ット保持部25に装着・固定されており、印字ヘッド1
のみが、インクリボンカセット61から外部へインクリ
ボン64(64a、64c)を引き出してプラテン3に
圧接しながら印字処理を行う。このとき、印字ヘッド1
がインクリボンカセット61よりも右方へ移動した状態
で、ガイドリール67aがインクリボン64aとの係合
から離隔し、代ってガイドリール67cがインクリボン
64aと係合する。また、このとき、印字ヘッド1の左
側のリボンコロ1−3bがインクリボン64を案内して
インクリボン64がヘッド部1−2以外のところでプラ
テン3に当接しないように維持している。
【0051】そして、これも本発明の要点として、上記
印字ヘッド1は、インクリボンカセット61の幅の略2
倍の距離を摺動するように制御され、それ以上には右方
に移動してインクリボン64をインクリボンカセット6
1から外部へ引き出すことのないようにしている。
【0052】図8(a),(b),(c) は、上記のような印字ヘ
ッド1の移動距離の制御の理由を説明する模式図であ
る。いずれも印字動作における印字ヘッド1(ヘッド部
1−2の熱ヘッド1−2a)とインクリボン64との係
合関係を模式的に示している。同図(a) に示すように印
字ヘッド1の中心線からガイドリール67cの中心線ま
での距離a(概略でインクリボンカセット61の幅)の
2倍の距離を距離bとする。同図(b) に示すように、印
字ヘッド1は、その距離b以内で摺動・印字を行うよう
に制御される。すなわち、使用される用紙の最大有効印
字幅は距離bである。
【0053】先ず、同図(a) において、印字ヘッド1が
図のホームポジション位置から印字を開始しながら右方
に移動する。ガイドリール67cのところまでは、印字
ヘッド1が移動するのみで、インクリボン64は停止し
ている。すなわち、巻取り軸51も、送出し軸53も回
転しない。
【0054】次に、印字ヘッド1がガイドリール67c
の位置から、同図(b) に示すように、印字開始位置から
見て距離bの位置まで移動する。この間も、巻取り軸5
1は停止しており、送出しリール65に巻着しているイ
ンクリボン64(64c、64a)が移動する印字ヘッ
ド1によってインクリボンカセット61外へ引き出され
る。この引き出しによって、送出しリール65すなわち
送出し軸53が従動して回転する。このとき、インクリ
ボン64に弛みが発生しないように、送出し軸53の制
動輪53−2(図3(b) 参照)がブレーキ板47によっ
て適宜に制動される。
【0055】同図(b) において、プラテン板3に対面す
るインクリボン64cの長さは距離bに対応する。そし
て、このインクリボン64cは使用済み部分である。こ
の使用済みインクリボン64cのインクリボンカセット
61外(図の右方)に引き出された部分の後方(図では
下方)のインクリボン64aの長さをa1 とすれば、上
述したように距離bは最大で「a×2」すなわちb≦a
+aになるように制御されているから、同図(b) に示す
b=a+a1 において、a≧a1 である。また、この部
分のインクリボン64aは未使用部分である。
【0056】印字ヘッド1が主走査1ラインの印字を終
了し、用紙送りを改行して、印字ヘッド1が次のライン
の印字を行うべく印字開始位置(ホームポジション)に
戻るとき、送出し軸53は制動されて停止しており、巻
取り軸51が駆動されてインクリボン64cを巻き取
る。このとき、印字ヘッド1が図の距離a1 間を戻る
間、巻取り軸51は少なくとも印字ヘッド1の戻り速度
の倍速で回転してインクリボン64cを巻き取る。上記
距離bがa×2(a1 =a)であれば、インクリボンカ
セット61外へ引き出されていた未使用インクリボ64
aの長さもaである。巻取り軸51が上記倍速回転で長
さb(=a×2)の使用済みインクリボン64cを巻き
取ったとき(印字ヘッド1が同図(a) に示すガイドリー
ル67cの位置まで同図(b) に示す距離a1 (=a)を
戻った時点)、長さa1 (=a)の未使用インクリボ6
4aが、ガイドリール67a、67b間に張設される。
したがって、巻取り軸51の回転は停止するように制御
される。
【0057】一方、幅の狭い用紙に印字する際などのよ
うに、a1 <aであれば、印字ヘッド1が同図(a) に示
すガイドリール67cの位置まで戻った時点では、ガイ
ドリール67a、67b間に張設される未使用インクリ
ボン64aの長さはa1 であり、したがって、「a−a
1 」に相当する長さの使用済みインクリボン64cがま
だガイドリール67b寄りに張設されている。この場
合、巻取り軸51は、更に「a−a1 」に対応する分だ
け回転を継続して(未使用インクリボンを更に引き出し
て)から停止するように制御される。
【0058】このように、印字処理は、巻取り軸51の
停止、使用済みインクリボン64c部分の高速巻き取り
回転、及び未使用インクリボン63a部分を必要に応じ
て更に引き出す巻き取り回転の3種類の動作状態の制御
によって行われ、送出し軸53は単に制動停止と制動従
動回転を行うだけであり、制御は極めて容易である。
【0059】最後に、本実施例において、上記のように
移動する印字ヘッド1によってインクリボンカセット6
1外へ引き出されるインクリボン64aの長さを距離a
以下に抑える理由を説明する。図8(c) に示すように、
印字ヘッド1が、主走査方向に上述した距離b(a+
a)よりも距離αだけ長い距離の印字を行うとすると、
インクリボンカセット61外へ引き出される未使用イン
クリボン64aは、距離aに対応するインクリボン64
a−1と距離αに対応するインクリボン64a−2にな
る。印字ヘッド1がホームポジションに戻ったとき、上
記同様に巻取り軸51の回転によってインクリボン64
を巻き取ると、未使用インクリボン64a−2は、その
まま巻取りリール66に巻き取られて巻着される。すな
わち印字に使用されないまま使用済み部分と共に巻着さ
れて廃棄されるという無駄が発生する。この無駄の発生
を防止するためには、巻取り軸51が使用済みインクリ
ボン64cを巻き取った時点で停止させた後、送出し軸
53を時計回り方向(巻き戻し方向)に回転させて未使
用インクリボン64a−2を巻き戻す必要がある。この
ため、巻取り軸51の回転制御が複雑になると共に送出
し軸53を積極回転させる駆動系の配設及びその制御部
を新たに搭載しなければならない。したがって、本体装
置が大型化すると共に経費削減を阻害する。このことを
避けるために、印字ヘッド1によってインクリボンカセ
ット61外へ引き出されるインクリボン64aの長さを
距離a以下に抑えている。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インクリボンをインクリボンカセット外に引き出
しながら印字ヘッドのみが摺動して印字を行い、インク
リボンカセットを装着したカセット支持部は固定されて
いて印字ヘッドと共に摺動することがないので、印字駆
動系の回転トルクを軽減することができ、したがって、
印字駆動系の構成を簡略化できて装置の小型化と経費削
減に貢献する。また同様に、カセット支持部が印字ヘッ
ドと共に摺動することがないので、印字ヘッドの摺動経
路の後方に他の構成部材を配設することができ、したが
って、装置全体を小型化することが可能となる。また、
印字ヘッドの印字位置と非印字位置間の回動駆動とプラ
テン方向への印字摺動駆動とを1個のモータで行ってい
るので、印字駆動系を簡素化できて更に装置の小型化と
経費削減に貢献する。また、インクリボンのインクリボ
ンカセット外への引き出しをインクリボンカセットの幅
の略2倍以内に抑えるように制御するので、使用済みイ
ンクリボンの巻き取りには巻取り軸の回転制御のみ行え
ばよく送出し軸の回転は従動のみであり積極回転の必要
がないので、インクリボン駆動系の構成及び制御部を簡
単にでき、したがって、なお一層の装置の小型化と経費
削減に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施例に係わる印字装置の主要部の平
面図、(b) はその一部側面図である。
【図2】(a) は熱ヘッドがプラテン板に圧接している状
態を示す平面図、(b) はそのA−A′断面矢視図であ
る。
【図3】(a) はカセット保持部の側面図、(b),(c) はそ
の駆動系の2形態の動作状態を示す図である。
【図4】(a) はカセット保持部に保持されるインクリボ
ンカセットの平面図、(b) はその側面図である。
【図5】カセットテーブルの引き出し状態図であり、
(a) は引き出し完了を示す側面図、(b) はそのときのイ
ンクリボンカセットの平面図、(c) はその状態において
印字ヘッドのヘッド部が印字態勢に入った状態を示す側
面図である。
【図6】(a) はインクリボンカセットのカセット保持部
への装着状態を示す平面図、(b) はカセットテーブルを
引き出した状態を示す平面図である。
【図7】(a) はカセットテーブルを引き出した状態にお
いて印字ヘッドのヘッド部が印字態勢に設定された状態
を示す平面図、(b) は印字中の状態を示す平面図であ
る。
【図8】(a),(b),(c) は印字動作における印字ヘッドと
インクリボンとの係合関係を説明する模式図である。
【図9】(a),(b) は従来の熱転写型印字装置(サーマル
シリアルプリンタ)を説明する図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 1−1 基部 1−2(1−2a、1−2b) ヘッド部 1−2a 熱ヘッド 1−2b アーム 1−2c 除電部材 1−3(1−3a、13−b) リボンコロ 1−4 コロ 2 Dカットシャフト 3 プラテン板 4 用紙搬送ローラ 5 用紙ガイドコロ 6 カム山 6−1 カム台 6−2 支軸 7 係合部材 8 引きバネ 9 ベルト 10 プーリ 11−1、11−2、11−3 補助プーリ 12 モータ 14 小口径ギア 15 大口径ギア 16 シーソー板 17 電磁石 18 吸盤 19 引きバネ 20(20a) 遊星ギア 21 本体装置基台 23a、23b リブ 25 カセット保持部 25−1 カセット保持面 27 レバー軸 26a、26b 軸受 28a、28b 引き出しレバー 29a、29b 引き出しピン 30、31 傘歯車 32、33 アイドルギア 34 大口径遊星ギア 35 モータ 35−1 駆動ギア 36 シーソーアーム 37 電磁石 41 駆動連結ギア 42 アイドルギア 43 切替ギア 44 切替アーム 46 遊星ギア 47 ブレーキ板 51 巻取り軸 52 ギア 53 送出し軸 53−2 制動輪 54 遊輪 61 インクリボンカセット 62 筐体 62−1(62−1a、62−1b) スライド孔 63 カセットテーブル 63−1a、63−1b 切り欠き部 63−2(63−2a、63−2b) 突起体 63−3(63−3a、63−3b) 係合ピン 64(64a、64b、64c、64d) インクリボ
ン 65 送出しリール 66 巻取りリール 67(67a、67b、67c) ガイドリール 68(68a、68b) 引きバネ
フロントページの続き (72)発明者 林 光夫 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 土屋 静男 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 古澤 彰近 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 高鹿 守通 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送方向に直交して用紙面を支持す
    べく所定の長さに配設されるプラテン部材と、 該プラテン部材に対し接離自在であり該プラテン部材の
    長さ方向に沿って移動自在な印字ヘッドと、 装置本体に対し固定配置され、前記プラテン部材に支持
    される用紙と前記印字ヘッドとの間に介装するためのイ
    ンクリボンを収納するカセットを着脱自在に保持し、該
    保持したカセットと係合して前記インクリボンを前記カ
    セット外へ繰り出す繰出手段及び該繰出手段により繰り
    出された前記インクリボンを前記カセット内へ引き込む
    引込手段を有するカセット保持手段と、 を有して、 前記インクリボンを前記プラテン部材に支持される用紙
    と前記印字ヘッドとの間に介装させ、前記印字ヘッドを
    前記プラテン部材の長さ方向に沿って前記カセット外に
    移動させつつ、前記印字ヘッドを前記プラテン部材側に
    付勢して前記用紙に印字を行うことを特徴とする印字装
    置。
  2. 【請求項2】 前記印字ヘッドは、その印字のための移
    動距離が、前記カセットから前記インクリボンを繰り出
    し案内するガイド部から前記カセット内へ引き込み案内
    するガイド部との距離の略2倍以内に設定されることを
    特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記印字ヘッドの前記プラテン部材に対
    する離隔時に前記インクリボンを前記プラテン部材に近
    接させる駆動手段と、 該駆動手段を選択的に駆動制御する制御手段と、 を更に備え、 前記保持手段に装着された前記カセットの前記インクリ
    ボンの前記プラテン部材に支持される用紙と前記印字ヘ
    ッドとの間への介装及び介装の解除を自動的に行うこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記カセットは、 カセット本体と、 該カセット本体に設けられ前記インクリボンを巻着した
    供給リール及び前記インクリボンを巻き取る巻取リール
    と、 前記供給リールと前記巻取リール間の前記インクリボン
    を掛止する第1、第2のガイド部材を有し、前記保持手
    段に装着された際に前記プラテン部材方向に進退自在な
    移動テーブルと、 を備え、 前記駆動手段は、前記カセットの前記移動テーブルと係
    合して該移動テーブルを前記プラテン部材方向に進出さ
    せることで前記インクリボンを前記プラテン部材に近接
    させることを特徴とする請求項1、2又は3記載の印字
    装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段の前記引込手段を駆動すべ
    く駆動力を伝達・非伝達する駆動制御手段と、 該駆動制御手段による駆動力の伝達時に連動して前記繰
    出手段に制動を付与する手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 用紙搬送方向に直交して用紙面を支持す
    べく所定の長さに配設されるプラテン部材と、該プラテ
    ン部材に対し接離自在であり該プラテン部材の長さ方向
    に沿って移動自在な印字ヘッドと、装置本体に対し固定
    配置され、前記プラテン部材に支持される用紙と前記印
    字ヘッドとの間に介装するためのインクリボンを収納す
    るカセットを着脱自在に保持し、該保持したカセットと
    係合して前記インクリボンを前記カセット外へ繰り出す
    繰出手段及び該繰出手段により繰り出された前記インク
    リボンを前記カセット内へ引き込む引込手段を有するカ
    セット保持手段とを有して、前記インクリボンを前記プ
    ラテン部材に支持される用紙と前記印字ヘッドとの間に
    介装させ、前記印字ヘッドを前記プラテン部材の長さ方
    向に沿って前記カセット外に移動させつつ、前記印字ヘ
    ッドを前記プラテン部材側に付勢して前記用紙に印字を
    行う印字装置において、 前記印字ヘッドの前記プラテン部材に対する離間時に前
    記インクリボンを前記プラテン部材に近接させる駆動手
    段と、 該駆動手段を選択的に駆動制御する制御手段と、 を備え、 前記保持手段に装着された前記カセットの前記インクリ
    ボンの前記プラテン部材に支持される用紙と前記印字ヘ
    ッドとの間への介装及び介装の解除を自動的に行うこと
    を特徴とする印字装置。
  7. 【請求項7】 用紙搬送方向に直交して用紙面を支持す
    べく所定の長さに配設されるプラテン部材と、該プラテ
    ン部材に対し接離自在であり該プラテン部材の長さ方向
    に沿って移動自在な印字ヘッドとを備える印字装置の装
    着部に着脱自在なインクリボン収納カセットにおいて、 前記カセットは、 カセット本体と、 該カセット本体に設けられ前記インクリボンを巻着した
    供給リール及び前記インクリボンを巻き取る巻取リール
    と、 前記供給リールと前記巻取リール間の前記インクリボン
    を掛止する第1、第2のガイド部材を有し、前記装着部
    に装着された際に前記プラテン部材方向に進退自在な移
    動テーブルと、 を備えることを特徴とするインクリボン収納カセット。
JP6233495A 1995-03-22 1995-03-22 印字装置 Withdrawn JPH08258384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6233495A JPH08258384A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6233495A JPH08258384A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 印字装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08258384A true JPH08258384A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13197138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6233495A Withdrawn JPH08258384A (ja) 1995-03-22 1995-03-22 印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08258384A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112874182A (zh) * 2021-01-14 2021-06-01 高盈表业(深圳)有限公司 一种用于机械手表壳生产的自动标记打印装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112874182A (zh) * 2021-01-14 2021-06-01 高盈表业(深圳)有限公司 一种用于机械手表壳生产的自动标记打印装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101112824B (zh) 纸叠打印系统
JPH02147272A (ja) 熱プリント装置等のテープ供給システム
JP3404226B2 (ja) ラベル剥離装置
EP0380285A2 (en) Sheet feed device for use in a printer or the like
JP2567236B2 (ja) 記録紙正逆送り装置
JPH08258384A (ja) 印字装置
US7802934B2 (en) Image generating apparatus having axially movable roller gear
JP5436238B2 (ja) 用紙供給機構
JP3957791B2 (ja) 製版書込み装置
JPH05208744A (ja) 給紙装置
JP4390161B2 (ja) ラベル剥離装置
JP2018176714A (ja) リボン巻取り機構およびテープ印刷装置
JP2629820B2 (ja) サーマルプリンタ
JPS60257267A (ja) 印字機の紙送り装置
JPH033591B2 (ja)
JPH1110978A (ja) サーマルプリンタ
EP4527628A1 (en) Printer that prints on a printing medium using an ink ribbon
JPH0624087A (ja) シリアル装置
JPH0320124Y2 (ja)
JP3802573B2 (ja) プリンタ
JPH07205504A (ja) プリンタのバリデーション用紙送り機構
JP2008055653A (ja) 用紙束プリンタおよび用紙束印刷システム
JP2924836B2 (ja) ラベルプリンタ
JPH06336068A (ja) 熱転写式記録装置
JPH0229028B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604