JPH08258580A - 差動装置のフランジ結合構造 - Google Patents
差動装置のフランジ結合構造Info
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- JPH08258580A JPH08258580A JP9303095A JP9303095A JPH08258580A JP H08258580 A JPH08258580 A JP H08258580A JP 9303095 A JP9303095 A JP 9303095A JP 9303095 A JP9303095 A JP 9303095A JP H08258580 A JPH08258580 A JP H08258580A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の差動装置とこれに結合するカップリ
ングの間に振れが生じないようにする。 【構成】 差動装置1とカップリング3を結合する部分
に、差動装置1側のフランジ7に結合する部分の中心
と、カップリング3側の中心がdだけずれた位置に設け
られた調整板12を介装する。振れが検出されたとき、
ボルト9へのナット10の締付けを仮締めの状態にして
調整板12を回動させれば、振れを抑止することができ
る。
ングの間に振れが生じないようにする。 【構成】 差動装置1とカップリング3を結合する部分
に、差動装置1側のフランジ7に結合する部分の中心
と、カップリング3側の中心がdだけずれた位置に設け
られた調整板12を介装する。振れが検出されたとき、
ボルト9へのナット10の締付けを仮締めの状態にして
調整板12を回動させれば、振れを抑止することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動装置のフランジ結
合構造に関するものである。
合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の差動装置(ディファレンシャル
ギヤ)が変速機と離れて設置されている場合、差動装置
と変速機とはプロペラシャフトを介して結合される。こ
のようにプロペラシャフトを用いる場合、自動車がフル
タイム式の四輪駆動車のときには、前後輪の回転数の差
を吸収するために、差動装置とプロペラシャフトとの間
にカップリングを介装する。
ギヤ)が変速機と離れて設置されている場合、差動装置
と変速機とはプロペラシャフトを介して結合される。こ
のようにプロペラシャフトを用いる場合、自動車がフル
タイム式の四輪駆動車のときには、前後輪の回転数の差
を吸収するために、差動装置とプロペラシャフトとの間
にカップリングを介装する。
【0003】図8に示すものは、前輪用あるいは後輪用
の差動装置と、それに結合したカップリングである。こ
の図において1は差動装置であり、マウント部材2を介
して図示しない車体に取付けられるものである。この差
動装置1の動力入力側にはカップリング3が結合され、
このカップリング3に結合するプロペラシャフト(図示
せず)から駆動力が入力される。4は出力軸である。
の差動装置と、それに結合したカップリングである。こ
の図において1は差動装置であり、マウント部材2を介
して図示しない車体に取付けられるものである。この差
動装置1の動力入力側にはカップリング3が結合され、
このカップリング3に結合するプロペラシャフト(図示
せず)から駆動力が入力される。4は出力軸である。
【0004】差動装置1の端部1aの内部には図示しな
いが入力軸が回転自在に設けられており、その外周に刻
設されたスプラインに結合部材5の筒部6の内周に刻設
されたスプライン溝が噛合している。結合部材5には筒
部6と一体にフランジ7が設けられており、このフラン
ジ7とカップリング3の本体8の部分とが、本体8から
突出させたボルト9と、このボルト9に螺合するナット
10で結合されている。
いが入力軸が回転自在に設けられており、その外周に刻
設されたスプラインに結合部材5の筒部6の内周に刻設
されたスプライン溝が噛合している。結合部材5には筒
部6と一体にフランジ7が設けられており、このフラン
ジ7とカップリング3の本体8の部分とが、本体8から
突出させたボルト9と、このボルト9に螺合するナット
10で結合されている。
【0005】カップリング3は、結合部材5の筒部6側
の回転数と、図示しないプロペラシャフトが結合される
入力側のフランジ11の回転数に差がなければ、本体8
とフランジ11は同一回転数で回転し、回転数に差があ
るときには、内部構造によってその差分を吸収する。内
部構造は一般的なものであるから図示と説明は省略す
る。
の回転数と、図示しないプロペラシャフトが結合される
入力側のフランジ11の回転数に差がなければ、本体8
とフランジ11は同一回転数で回転し、回転数に差があ
るときには、内部構造によってその差分を吸収する。内
部構造は一般的なものであるから図示と説明は省略す
る。
【0006】プロペラシャフトによりカップリング3の
フランジ11が回転すると、本体8が回転し、その回転
力は結合部材5を介して差動装置1の入力軸を回転させ
る。このように回転が伝達するとき、フランジ11は筒
部6に対して全く振れがないことが要求されるが、各部
品の製作精度や組付精度によって振れが発生することが
ある。
フランジ11が回転すると、本体8が回転し、その回転
力は結合部材5を介して差動装置1の入力軸を回転させ
る。このように回転が伝達するとき、フランジ11は筒
部6に対して全く振れがないことが要求されるが、各部
品の製作精度や組付精度によって振れが発生することが
ある。
【0007】この振れにも、フランジ11の凹部11a
にマイクロメータ等のゲージ(図示せず)を当てて計測
する矢印Aで示す方向の振れ、すなわち回転中心がずれ
る振れ(同心度、いわゆるインロー振れ)と、フランジ
11の外周にマイクロメータ等のゲージ(図示せず)を
当てて計測する矢印Bで示す方向の振れ、すなわちフラ
ンジ11の先端部分が揺れる振れ(いわゆる端面振れ)
の2種がある。これらの振れのうち、カップリング3に
は長さがあるため、フランジ11における端面振れがあ
るとフランジ7の部分に大きな影響を与えることにな
る。
にマイクロメータ等のゲージ(図示せず)を当てて計測
する矢印Aで示す方向の振れ、すなわち回転中心がずれ
る振れ(同心度、いわゆるインロー振れ)と、フランジ
11の外周にマイクロメータ等のゲージ(図示せず)を
当てて計測する矢印Bで示す方向の振れ、すなわちフラ
ンジ11の先端部分が揺れる振れ(いわゆる端面振れ)
の2種がある。これらの振れのうち、カップリング3に
は長さがあるため、フランジ11における端面振れがあ
るとフランジ7の部分に大きな影響を与えることにな
る。
【0008】上記両種類の振れは、部品の単品精度およ
び組付精度等が関係して生ずるものであり、振れの中に
は規定限度を超えるものや車両搭載時において振動ある
いは騒音が発生することになるものもある。そこで部品
の単品精度および組付精度を向上させて振動あるいは騒
音が発生しないようにするが、これが部品製作上の歩留
を悪くし、また組付工数を増大させる要因になる。
び組付精度等が関係して生ずるものであり、振れの中に
は規定限度を超えるものや車両搭載時において振動ある
いは騒音が発生することになるものもある。そこで部品
の単品精度および組付精度を向上させて振動あるいは騒
音が発生しないようにするが、これが部品製作上の歩留
を悪くし、また組付工数を増大させる要因になる。
【0009】そこで結合する二つのフランジのボルト挿
通孔を、一方のフランジのものを他方のフランジのもの
より多くし(等間隔で2倍にする)、振れがあったとき
には、二つのフランジの相対角度を変えて結合すること
により、その振れを吸収するようにしたものが特開平5
−332347号公報に開示されている。また、結合す
る二つの部材の一方のフランジに他方のフランジ側に突
出する調整部材(ねじ棒)を設け、この調整部材を相手
側のフランジに向けて突出させることにより、二つのフ
ランジ部分で心ずれを吸収しようとするものが特開平6
−227274号公報に開示されている。さらに、結合
する二つのフランジのうちの一方のフランジに直径方向
のボルト孔を設け、このボルト孔に螺合するボルトで回
転軸の中心位置を変えることにより振れを吸収するもの
が特開平6−239155号公報に開示されている。
通孔を、一方のフランジのものを他方のフランジのもの
より多くし(等間隔で2倍にする)、振れがあったとき
には、二つのフランジの相対角度を変えて結合すること
により、その振れを吸収するようにしたものが特開平5
−332347号公報に開示されている。また、結合す
る二つの部材の一方のフランジに他方のフランジ側に突
出する調整部材(ねじ棒)を設け、この調整部材を相手
側のフランジに向けて突出させることにより、二つのフ
ランジ部分で心ずれを吸収しようとするものが特開平6
−227274号公報に開示されている。さらに、結合
する二つのフランジのうちの一方のフランジに直径方向
のボルト孔を設け、このボルト孔に螺合するボルトで回
転軸の中心位置を変えることにより振れを吸収するもの
が特開平6−239155号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これらの提案もそれぞ
れ優れた効果を発揮するものであるが、いずれも構造が
複雑となる上に、2種の振動のうちの一つのみを解決す
るものであって、両種類の振動を同時に解決できるもの
ではない。本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、簡単な構成によって、2種の振動のいずれか一方あ
るいは両方を消滅させることができる差動装置のフラン
ジ結合構造を提供しようとするものである。
れ優れた効果を発揮するものであるが、いずれも構造が
複雑となる上に、2種の振動のうちの一つのみを解決す
るものであって、両種類の振動を同時に解決できるもの
ではない。本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、簡単な構成によって、2種の振動のいずれか一方あ
るいは両方を消滅させることができる差動装置のフラン
ジ結合構造を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、差動装置と動力伝達部材とをフランジに挿通するボ
ルトにより結合した差動装置のフランジ結合構造におい
て、差動装置側に結合する部分の中心と、前記動力伝達
部材側に結合する部分の中心とが僅かにずれた位置に設
けられた調整板を、差動装置と動力伝達部材の間に回動
可能に介装したことを特徴とする。
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、差動装置と動力伝達部材とをフランジに挿通するボ
ルトにより結合した差動装置のフランジ結合構造におい
て、差動装置側に結合する部分の中心と、前記動力伝達
部材側に結合する部分の中心とが僅かにずれた位置に設
けられた調整板を、差動装置と動力伝達部材の間に回動
可能に介装したことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載された発明は、差動
装置と動力伝達部材とをフランジに挿通するボルトによ
り結合した差動装置のフランジ結合構造において、板の
厚みを直線的に変えた調整板を、差動装置と動力伝達部
材の間に回動可能に介装したことを特徴とする。
装置と動力伝達部材とをフランジに挿通するボルトによ
り結合した差動装置のフランジ結合構造において、板の
厚みを直線的に変えた調整板を、差動装置と動力伝達部
材の間に回動可能に介装したことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載された発明によれば、差動装置
側と動力伝達部材側に相互に直径方向のずれがあって
も、結合部に介装される、両側の中心が僅かにずれた位
置に設けられた調整板によって、そのずれ量は吸収され
る。したがって振れの影響が生じないことになる。
側と動力伝達部材側に相互に直径方向のずれがあって
も、結合部に介装される、両側の中心が僅かにずれた位
置に設けられた調整板によって、そのずれ量は吸収され
る。したがって振れの影響が生じないことになる。
【0014】請求項2に記載された発明によれば、差動
装置に結合される動力伝達部材が端部で振れるような振
動を生じた場合でも、結合部に介装される、板の厚みを
直線的に変えた調整板によって、そのずれ量は吸収され
る。したがって振れの影響が生じないことになる。
装置に結合される動力伝達部材が端部で振れるような振
動を生じた場合でも、結合部に介装される、板の厚みを
直線的に変えた調整板によって、そのずれ量は吸収され
る。したがって振れの影響が生じないことになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。組付け
完了状態を示す図1と組付け前の状態を表す図2に示す
ように、結合部材5のフランジ7に重合させて2枚の調
整板12,13を設ける。カップリング3の本体8から
突出させたボルト9は、2枚の調整板12,13のボル
ト挿通孔14a,15aとフランジ7のボルト挿通孔7
aを貫通することになるので、図8のものより調整板1
2,13の厚み分だけ長いものになる。なお、実際に使
用される調整板12,13の円周部分は直径100mm
程度のものである。
完了状態を示す図1と組付け前の状態を表す図2に示す
ように、結合部材5のフランジ7に重合させて2枚の調
整板12,13を設ける。カップリング3の本体8から
突出させたボルト9は、2枚の調整板12,13のボル
ト挿通孔14a,15aとフランジ7のボルト挿通孔7
aを貫通することになるので、図8のものより調整板1
2,13の厚み分だけ長いものになる。なお、実際に使
用される調整板12,13の円周部分は直径100mm
程度のものである。
【0016】結合部材5のフランジ7は図8に示したも
のと同様に円形で、ボルト挿通孔7aの部分の厚さが均
一に形成されているものであるが、調整板12,13は
本発明によって製作されたものであり、特殊な形状を有
している。すなわち調整板12は、図3および図4に示
すように、結合部材5のフランジ7の凹部7bに係合す
る突部12bの中心が調整板12の中心Oにあるのに対
し、カップリング3側に向けた凹部12cの中心O′
は、Oより距離dだけずれている。なお、図面上は分か
り易くするために誇張して示してあるが、この距離dの
実際寸法は1mm程度以下で十分である。
のと同様に円形で、ボルト挿通孔7aの部分の厚さが均
一に形成されているものであるが、調整板12,13は
本発明によって製作されたものであり、特殊な形状を有
している。すなわち調整板12は、図3および図4に示
すように、結合部材5のフランジ7の凹部7bに係合す
る突部12bの中心が調整板12の中心Oにあるのに対
し、カップリング3側に向けた凹部12cの中心O′
は、Oより距離dだけずれている。なお、図面上は分か
り易くするために誇張して示してあるが、この距離dの
実際寸法は1mm程度以下で十分である。
【0017】4個のボルト挿通孔12aは長孔となって
おり、ナット10を締付けない状態において角度αだけ
回動させることができるようになっている。調整板12
の円周上の対称位置には、同一の大きさと重量の突起部
12dが設けられている。この突起部12は、振れを減
少させるため工具により調整するときに用いるものであ
る。対称位置に2個設けたのは、回転するときにバラン
スを崩さないようにするためである。
おり、ナット10を締付けない状態において角度αだけ
回動させることができるようになっている。調整板12
の円周上の対称位置には、同一の大きさと重量の突起部
12dが設けられている。この突起部12は、振れを減
少させるため工具により調整するときに用いるものであ
る。対称位置に2個設けたのは、回転するときにバラン
スを崩さないようにするためである。
【0018】この調整板12を結合部材5のフランジ7
とカップリング3との間に介装し、ボルト9にナット1
0を締め付けるに当たり、突起部12dに工具を掛けて
調整板12を角度αの範囲内で適宜回動させることによ
り、結合部の回転中心をずらすことができるので、従来
は生じていた振れを吸収することができることになる。
とカップリング3との間に介装し、ボルト9にナット1
0を締め付けるに当たり、突起部12dに工具を掛けて
調整板12を角度αの範囲内で適宜回動させることによ
り、結合部の回転中心をずらすことができるので、従来
は生じていた振れを吸収することができることになる。
【0019】図5および図6に示すものは調整板13で
ある。この調整板13は、図における下方から上方に向
けて板の厚みを直線的に変えてある。すなわち、結合部
材5のフランジ7の中心に対応するところを基本的な厚
みとし、それに対して図6の下方から上方に向かうに従
い角度Zで徐々に厚みを増している。なお、図面上は分
かり易くするために誇張して示してあるが、角度Zの実
際上の値は1°程度以下で十分である。基本的な厚みを
結合部材5のフランジ7の中心に対応するところとした
のは、この調整板13を調整のために回動させても、プ
ロペラシャフトの長さに影響を与えないようにするため
である。
ある。この調整板13は、図における下方から上方に向
けて板の厚みを直線的に変えてある。すなわち、結合部
材5のフランジ7の中心に対応するところを基本的な厚
みとし、それに対して図6の下方から上方に向かうに従
い角度Zで徐々に厚みを増している。なお、図面上は分
かり易くするために誇張して示してあるが、角度Zの実
際上の値は1°程度以下で十分である。基本的な厚みを
結合部材5のフランジ7の中心に対応するところとした
のは、この調整板13を調整のために回動させても、プ
ロペラシャフトの長さに影響を与えないようにするため
である。
【0020】調整板12とは異なり、この調整板13の
突部13bと凹部13cの中心は同一線上にある。した
がってこの調整板13を介装しても、結合部の回転中心
がずれることはない。この調整板13においても、4個
のボルト挿通孔13aは長孔となっており、調整板12
と同様に、角度αだけ回動させることができるようにな
っている。
突部13bと凹部13cの中心は同一線上にある。した
がってこの調整板13を介装しても、結合部の回転中心
がずれることはない。この調整板13においても、4個
のボルト挿通孔13aは長孔となっており、調整板12
と同様に、角度αだけ回動させることができるようにな
っている。
【0021】この調整板13にも、調整のために工具を
掛けるための突起部13dが設けられるが、直径線上の
板厚が異なるため、板厚が厚い方のものを薄い方のもの
に対して幅狭に形成し、回転時の重量バランスをとるよ
うにしてある。なお、このように幅寸法を変えずに、突
起部13dの厚みを変えて重量バランスをとるようにし
てもよい。
掛けるための突起部13dが設けられるが、直径線上の
板厚が異なるため、板厚が厚い方のものを薄い方のもの
に対して幅狭に形成し、回転時の重量バランスをとるよ
うにしてある。なお、このように幅寸法を変えずに、突
起部13dの厚みを変えて重量バランスをとるようにし
てもよい。
【0022】図2を用いて調整方法および組付方法を説
明する。差動装置1にカップリング3を組付けるに当た
り、まずカップリング3を組み付ける前に、結合部材5
のフランジ7の凹部7bの円周面とフランジ7の端面に
マイクロメータ等のゲージを押し当てて振れを計測す
る。その結果、直径方向の振れが計測されたときには調
整板12を介装してカップリング3を取付ける。また、
端面の振れが計測されたときには調整板13を介装して
カップリング3を取付ける。両方の振れが計測されたと
きには、調整板12と調整板13の両方を重ねて介装し
カップリング3を取付ける。
明する。差動装置1にカップリング3を組付けるに当た
り、まずカップリング3を組み付ける前に、結合部材5
のフランジ7の凹部7bの円周面とフランジ7の端面に
マイクロメータ等のゲージを押し当てて振れを計測す
る。その結果、直径方向の振れが計測されたときには調
整板12を介装してカップリング3を取付ける。また、
端面の振れが計測されたときには調整板13を介装して
カップリング3を取付ける。両方の振れが計測されたと
きには、調整板12と調整板13の両方を重ねて介装し
カップリング3を取付ける。
【0023】差動装置1と、この差動装置1にカップリ
ング3およびプロペラシャフト(図示せず)を介して結
合される減速装置の位置は、自動車の種類によって決ま
っている。したがってこれらの間に介装されるカップリ
ング3とプロペラシャフトの長さも所定の寸法となって
いるため、これらの間に調整板12,13を介装したり
しなかったりするのでは、組付け時の寸法管理上不都合
が生ずる。そこで常時両種類の調整板12,13を介装
するか、一種類の調整板と適当な厚さのスペーサを併用
するか、両種類の調整板12,13に数通りの厚さのも
のを用意しておき、これを適宜選択して使用することに
より、カップリング3あるいはプロペラシャフトの長さ
に影響を与えないようにする。
ング3およびプロペラシャフト(図示せず)を介して結
合される減速装置の位置は、自動車の種類によって決ま
っている。したがってこれらの間に介装されるカップリ
ング3とプロペラシャフトの長さも所定の寸法となって
いるため、これらの間に調整板12,13を介装したり
しなかったりするのでは、組付け時の寸法管理上不都合
が生ずる。そこで常時両種類の調整板12,13を介装
するか、一種類の調整板と適当な厚さのスペーサを併用
するか、両種類の調整板12,13に数通りの厚さのも
のを用意しておき、これを適宜選択して使用することに
より、カップリング3あるいはプロペラシャフトの長さ
に影響を与えないようにする。
【0024】カップリング3の取付けは、ナット10を
緩く締めて仮止めにする。その状態で全体を垂直に立
て、図7に示すようにカップリング3を上方にする。そ
してフランジ11の部分で両方の振れを計測しながら調
整板12,13の一方あるいは両方を適宜回動させ、フ
ランジ11の部分の振れが最小となるようにする。その
後、ナット10を本締めして調整を完了する。全体を立
てるのは、重力の影響を極力少なくするためである。
緩く締めて仮止めにする。その状態で全体を垂直に立
て、図7に示すようにカップリング3を上方にする。そ
してフランジ11の部分で両方の振れを計測しながら調
整板12,13の一方あるいは両方を適宜回動させ、フ
ランジ11の部分の振れが最小となるようにする。その
後、ナット10を本締めして調整を完了する。全体を立
てるのは、重力の影響を極力少なくするためである。
【0025】以上説明したところは、差動装置にカップ
リングを取付けるに当たっての調整方法であるが、調整
後これを車両に搭載した段階で、他の部品との関係で振
動や音が発生したとき、これを再調整することも可能で
ある。再調整を行うことによって、振動や音の発生を極
力少なくする。差動装置に結合する部材としては、カッ
プリングのほか、プロペラシャフト等であってもよい。
リングを取付けるに当たっての調整方法であるが、調整
後これを車両に搭載した段階で、他の部品との関係で振
動や音が発生したとき、これを再調整することも可能で
ある。再調整を行うことによって、振動や音の発生を極
力少なくする。差動装置に結合する部材としては、カッ
プリングのほか、プロペラシャフト等であってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た差動装置のフランジ結合構造であるから、差動装置に
カップリングを結合するに当たり、その結合部に請求項
1に記載した調整板を介装することにより、回転中心が
ずれる振れを抑止することができることになる。また、
請求項2に記載した調整板を介装することにより、カッ
プリングのフランジが揺れる振れを抑止することができ
ることになる。さらに両方の調整板を一緒に使用すれ
ば、両種の振れを抑止することができることになる。振
れを抑止するための調整方法も、ボルトの仮締め状態で
調整板を回動させるのみの簡単な作業で行うことができ
る。2種の調整板をそれぞれ数種類ずつ用意しておくこ
とにより、異なった種類の車両の調整にも使用すること
ができる。
た差動装置のフランジ結合構造であるから、差動装置に
カップリングを結合するに当たり、その結合部に請求項
1に記載した調整板を介装することにより、回転中心が
ずれる振れを抑止することができることになる。また、
請求項2に記載した調整板を介装することにより、カッ
プリングのフランジが揺れる振れを抑止することができ
ることになる。さらに両方の調整板を一緒に使用すれ
ば、両種の振れを抑止することができることになる。振
れを抑止するための調整方法も、ボルトの仮締め状態で
調整板を回動させるのみの簡単な作業で行うことができ
る。2種の調整板をそれぞれ数種類ずつ用意しておくこ
とにより、異なった種類の車両の調整にも使用すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】図1のものを分解状態で示す側面図である。
【図3】本発明に係る調整板の正面図である。
【図4】図3のものの中央断面図である。
【図5】本発明に係る他の調整板の正面図である。
【図6】図5のものの中央断面図である。
【図7】図1のものを計測する状態を示す側面図であ
る。
る。
【図8】従来のものの側面図である。
1 差動装置 3 カップリング 5 結合部材 6 筒部 7 フランジ 7a ボルト挿通孔 8 カップリングの本体 9 ボルト 10 ナット 11 フランジ 12 調整板 12a ボルト挿通孔 12b 突部 12c 凹部 13 調整板 13a ボルト挿通孔 13b 突部 13c 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 差動装置と動力伝達部材とをフランジに
挿通するボルトにより結合した差動装置のフランジ結合
構造において、差動装置側に結合する部分の中心と、前
記動力伝達部材側に結合する部分の中心とが僅かにずれ
た位置に設けられた調整板を、差動装置と動力伝達部材
の間に回動可能に介装したことを特徴とする差動装置の
フランジ結合構造。 - 【請求項2】 差動装置と動力伝達部材とをフランジに
挿通するボルトにより結合した差動装置のフランジ結合
構造において、板の厚みを直線的に変えた調整板を、差
動装置と動力伝達部材の間に回動可能に介装したことを
特徴とする差動装置のフランジ結合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9303095A JPH08258580A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 差動装置のフランジ結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9303095A JPH08258580A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 差動装置のフランジ結合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08258580A true JPH08258580A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=14071107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9303095A Pending JPH08258580A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 差動装置のフランジ結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08258580A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010156397A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Toshiba Corp | カップリング面倒れ補強方法及び間隔板 |
| JP2025014449A (ja) * | 2023-07-18 | 2025-01-30 | 株式会社東芝 | ロータセンタリング計測方法、ロータアライメント調整支援方法及びロータセンタリング計測装置 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP9303095A patent/JPH08258580A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010156397A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Toshiba Corp | カップリング面倒れ補強方法及び間隔板 |
| JP2025014449A (ja) * | 2023-07-18 | 2025-01-30 | 株式会社東芝 | ロータセンタリング計測方法、ロータアライメント調整支援方法及びロータセンタリング計測装置 |
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