JPH08259063A - 薄帯の巻付方法及び巻付治具 - Google Patents
薄帯の巻付方法及び巻付治具Info
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- JPH08259063A JPH08259063A JP6275195A JP6275195A JPH08259063A JP H08259063 A JPH08259063 A JP H08259063A JP 6275195 A JP6275195 A JP 6275195A JP 6275195 A JP6275195 A JP 6275195A JP H08259063 A JPH08259063 A JP H08259063A
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- winding shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄帯の巻付時に、無理な力が加わって薄帯が
傷ついたり巻き緩みが生じたりすることなく、且つ巻付
作業をすばやくおこなうことができる薄帯の巻付方法を
提供する。 【構成】 巻取軸1と巻付補助ローラ2とを回転させ
る。薄帯5を、送りローラ6により送り出し、巻取軸1
と巻付補助ローラ2との接触部間に挟持させる。巻取軸
5と巻付補助ローラ2とにより引き取られた薄帯5は、
封止端部4bによりガイド部4内に案内され、ガイド部
4の内側をその円形をなす内周面に沿って湾曲しながら
巻取軸5の周囲を数周する。薄帯5が巻取軸1に密着し
て薄帯5と巻取軸1との間の滑りがなくなった時に、そ
の速度変化を速度測定ローラ7によって検知し、送りロ
ーラ6を薄帯5から解除する。その後、巻付補助ローラ
2を上方に解除し、巻取軸1のみによる巻取作業を行
う。
傷ついたり巻き緩みが生じたりすることなく、且つ巻付
作業をすばやくおこなうことができる薄帯の巻付方法を
提供する。 【構成】 巻取軸1と巻付補助ローラ2とを回転させ
る。薄帯5を、送りローラ6により送り出し、巻取軸1
と巻付補助ローラ2との接触部間に挟持させる。巻取軸
5と巻付補助ローラ2とにより引き取られた薄帯5は、
封止端部4bによりガイド部4内に案内され、ガイド部
4の内側をその円形をなす内周面に沿って湾曲しながら
巻取軸5の周囲を数周する。薄帯5が巻取軸1に密着し
て薄帯5と巻取軸1との間の滑りがなくなった時に、そ
の速度変化を速度測定ローラ7によって検知し、送りロ
ーラ6を薄帯5から解除する。その後、巻付補助ローラ
2を上方に解除し、巻取軸1のみによる巻取作業を行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻付補助ローラ及び巻
付治具を利用して薄帯を巻取軸に巻き付ける薄帯の巻付
方法と、前記巻付方法に適した巻付治具に関するもので
ある。
付治具を利用して薄帯を巻取軸に巻き付ける薄帯の巻付
方法と、前記巻付方法に適した巻付治具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】スイッチングレギュレータなどの電気、
電子機器には、金属薄帯を巻回してなる小型の軟磁性巻
磁心が用いられている。この巻磁心は、巻取軸に金属薄
帯を所定回数巻き付けることによって製造する。このよ
うに薄帯を巻取軸に巻き付ける作業は、従来から以下の
ように行われていた。すなわち、図3に示すように、巻
取軸Aの溝Bに、金属薄帯Cの先端部を挿入係止し、巻
取軸Aを回転させて薄帯Cを巻き付ける。
電子機器には、金属薄帯を巻回してなる小型の軟磁性巻
磁心が用いられている。この巻磁心は、巻取軸に金属薄
帯を所定回数巻き付けることによって製造する。このよ
うに薄帯を巻取軸に巻き付ける作業は、従来から以下の
ように行われていた。すなわち、図3に示すように、巻
取軸Aの溝Bに、金属薄帯Cの先端部を挿入係止し、巻
取軸Aを回転させて薄帯Cを巻き付ける。
【0003】しかし、このような巻付方法では、金属薄
帯、特に非晶質磁性合金薄帯は弾性を有するために、巻
取軸の溝が狭いと薄帯の先端を溝に挿入しにくい。ま
た、溝が広いと、溝に挿入した薄帯先端が抜け出しやす
いという問題があった。これに対処するために、薄帯先
端を溝に挿入した後に、巻取軸の溝を閉じる機構も考え
られるが、このような巻付方法では、巻き取った後に薄
帯を巻取軸から外すことが困難となる。
帯、特に非晶質磁性合金薄帯は弾性を有するために、巻
取軸の溝が狭いと薄帯の先端を溝に挿入しにくい。ま
た、溝が広いと、溝に挿入した薄帯先端が抜け出しやす
いという問題があった。これに対処するために、薄帯先
端を溝に挿入した後に、巻取軸の溝を閉じる機構も考え
られるが、このような巻付方法では、巻き取った後に薄
帯を巻取軸から外すことが困難となる。
【0004】そこで、近年では、以下のような巻付治具
を用いた巻き取り方法が開発されている。すなわち、本
方法には、図4に示すように、巻取軸1、巻付補助ロー
ラ2、巻付治具3が用いられる。巻取軸1は小径の軸で
あり、巻付補助ローラ2は巻取軸1よりも大径となって
いる。巻取軸1及び巻付補助ローラ2は、それぞれモー
タにより回動可能に設けられている。巻付補助ローラ2
は、巻取軸1に対して接離する方向に変位可能で、それ
ぞれモータにより回動可能に設けられている。巻付治具
3は、巻取軸1の周囲を囲む曲面が形成されたガイド部
4を有し、このガイド部4における巻付補助ローラ2と
巻取軸1との接点側には開放部分が設けられている。ま
た、ガイド部4と巻付補助ローラ2とは、互いに接近す
る方向にバネ等により付勢されている。
を用いた巻き取り方法が開発されている。すなわち、本
方法には、図4に示すように、巻取軸1、巻付補助ロー
ラ2、巻付治具3が用いられる。巻取軸1は小径の軸で
あり、巻付補助ローラ2は巻取軸1よりも大径となって
いる。巻取軸1及び巻付補助ローラ2は、それぞれモー
タにより回動可能に設けられている。巻付補助ローラ2
は、巻取軸1に対して接離する方向に変位可能で、それ
ぞれモータにより回動可能に設けられている。巻付治具
3は、巻取軸1の周囲を囲む曲面が形成されたガイド部
4を有し、このガイド部4における巻付補助ローラ2と
巻取軸1との接点側には開放部分が設けられている。ま
た、ガイド部4と巻付補助ローラ2とは、互いに接近す
る方向にバネ等により付勢されている。
【0005】そして、ガイド部4における巻付補助ロー
ラ2側の開放部分は、一方の端部が、薄帯5を導入可能
な幅だけ巻付補助ローラ2の外周面から離れて形成され
た開口端部4aとなっている。他方の端部3bは、薄帯
5を封止可能な幅だけ巻付補助ローラ2の外周面に近接
して形成された封止端部4bとなっている。
ラ2側の開放部分は、一方の端部が、薄帯5を導入可能
な幅だけ巻付補助ローラ2の外周面から離れて形成され
た開口端部4aとなっている。他方の端部3bは、薄帯
5を封止可能な幅だけ巻付補助ローラ2の外周面に近接
して形成された封止端部4bとなっている。
【0006】さらに、上記の巻取軸1及び巻付補助ロー
ラ2の近傍には、送りローラ6が設けられている。この
送りローラ6は、薄帯5の上下に配置された二つのロー
ラで、薄帯5を上下から挟んで巻取軸1側に送り出すも
のである。
ラ2の近傍には、送りローラ6が設けられている。この
送りローラ6は、薄帯5の上下に配置された二つのロー
ラで、薄帯5を上下から挟んで巻取軸1側に送り出すも
のである。
【0007】以上のような巻取装置による薄帯の巻付作
業は以下のように行われる。すなわち、送りローラ6に
より非晶質磁性合金の薄帯5を、巻付補助ローラ2とガ
イド部4の開口端部4aとの間隙を通して巻取軸1と巻
付補助ローラ2との接触部間に供給する。このとき、薄
帯5の弛み防止のため、あらかじめ巻取軸1と巻付補助
ローラ2とを送りローラ6よりも速いスピードで図中矢
印方向に回転させておくと、巻取軸1と巻付補助ローラ
2は、回転しながら薄帯5を挟持して、図中矢印方向に
引き取る。
業は以下のように行われる。すなわち、送りローラ6に
より非晶質磁性合金の薄帯5を、巻付補助ローラ2とガ
イド部4の開口端部4aとの間隙を通して巻取軸1と巻
付補助ローラ2との接触部間に供給する。このとき、薄
帯5の弛み防止のため、あらかじめ巻取軸1と巻付補助
ローラ2とを送りローラ6よりも速いスピードで図中矢
印方向に回転させておくと、巻取軸1と巻付補助ローラ
2は、回転しながら薄帯5を挟持して、図中矢印方向に
引き取る。
【0008】引き取られた薄帯5は、巻付補助ローラ2
に近接しているガイド部4の封止端部4bによって直進
を封じられ、ガイド部4の内側に案内される。さらに、
薄帯5は、回転する巻取軸1と巻付補助ローラ2とによ
り送られて、ガイド部4の内側をその内周面に沿って湾
曲しながら巻取軸1の周囲を一周する。このように薄帯
5を順次ガイド部4に導入して湾曲させながら、巻取軸
1の周囲に所定の回数巻き付ける。
に近接しているガイド部4の封止端部4bによって直進
を封じられ、ガイド部4の内側に案内される。さらに、
薄帯5は、回転する巻取軸1と巻付補助ローラ2とによ
り送られて、ガイド部4の内側をその内周面に沿って湾
曲しながら巻取軸1の周囲を一周する。このように薄帯
5を順次ガイド部4に導入して湾曲させながら、巻取軸
1の周囲に所定の回数巻き付ける。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の薄帯の巻付方法には、以下のような問題点
があった。すなわち、送りローラ6と巻取軸1との回転
スピードは異なるので、薄帯5が巻取軸1と巻付補助ロ
ーラ2とに挟持されて薄帯5が巻取軸1に巻き付いた時
に、薄帯5の移動スピードが変化する。しかし、この時
にも送りローラ6が薄帯5に接しているので、巻取軸1
と送りローラ6との間の薄帯5に対して無理な力が加わ
り、薄帯5にキズが発生したり薄帯5が切れたりする可
能性がある。
ような従来の薄帯の巻付方法には、以下のような問題点
があった。すなわち、送りローラ6と巻取軸1との回転
スピードは異なるので、薄帯5が巻取軸1と巻付補助ロ
ーラ2とに挟持されて薄帯5が巻取軸1に巻き付いた時
に、薄帯5の移動スピードが変化する。しかし、この時
にも送りローラ6が薄帯5に接しているので、巻取軸1
と送りローラ6との間の薄帯5に対して無理な力が加わ
り、薄帯5にキズが発生したり薄帯5が切れたりする可
能性がある。
【0010】また、巻取軸1へ薄帯5が巻付いた後に
も、周回ごとに薄帯5の速度変化が生ずるが、この時に
も送りローラ6が薄帯に接しているので、巻取軸1と送
りローラ6との間の薄帯5に対して急激なバックテンシ
ョンがかかり、巻き緩みが生じる可能性がある。
も、周回ごとに薄帯5の速度変化が生ずるが、この時に
も送りローラ6が薄帯に接しているので、巻取軸1と送
りローラ6との間の薄帯5に対して急激なバックテンシ
ョンがかかり、巻き緩みが生じる可能性がある。
【0011】さらに、巻取軸1への薄帯の巻付が開始し
た後も、送りローラ6及び巻付補助ローラ2が薄帯に接
しているので、巻取軸1の回転に対する抵抗となり、巻
付に時間がかかる。
た後も、送りローラ6及び巻付補助ローラ2が薄帯に接
しているので、巻取軸1の回転に対する抵抗となり、巻
付に時間がかかる。
【0012】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するために提案されたものであり、その主たる目的
は、薄帯の巻付時に、無理な力が加わって薄帯が傷つい
たり巻き緩みが生じたりすることなく、且つ巻付作業を
すばやく行うことができる薄帯の巻付方法を提供するこ
とである。
解決するために提案されたものであり、その主たる目的
は、薄帯の巻付時に、無理な力が加わって薄帯が傷つい
たり巻き緩みが生じたりすることなく、且つ巻付作業を
すばやく行うことができる薄帯の巻付方法を提供するこ
とである。
【0013】第2の目的は、薄帯の巻付時に薄帯に無理
な力が加わることを、適切なタイミングで確実に防止で
きる薄帯の巻付方法を提供することである。
な力が加わることを、適切なタイミングで確実に防止で
きる薄帯の巻付方法を提供することである。
【0014】第3の目的は、高速かつ確実に巻き付け作
業を行うことができる薄帯の巻付治具を提供することで
ある。
業を行うことができる薄帯の巻付治具を提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、送りローラによって薄帯を送
り出し、前記薄帯の先端を回転する巻取軸及び巻付補助
ローラの間に挟持することにより前記薄帯を前記巻取軸
の周囲に形成されたガイド部に導入し、前記薄帯を前記
ガイド部に沿わせながら前記巻取軸に巻き付ける巻取装
置の巻付方法において、前記薄帯の巻き付け開始後に、
前記薄帯が前記巻取軸に密着して前記薄帯と前記巻取軸
との間の滑りがなくなった時に、前記送りローラを前記
薄帯から解除し、その後、前記巻付補助ローラを前記薄
帯から解除することを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、送りローラによって薄帯を送
り出し、前記薄帯の先端を回転する巻取軸及び巻付補助
ローラの間に挟持することにより前記薄帯を前記巻取軸
の周囲に形成されたガイド部に導入し、前記薄帯を前記
ガイド部に沿わせながら前記巻取軸に巻き付ける巻取装
置の巻付方法において、前記薄帯の巻き付け開始後に、
前記薄帯が前記巻取軸に密着して前記薄帯と前記巻取軸
との間の滑りがなくなった時に、前記送りローラを前記
薄帯から解除し、その後、前記巻付補助ローラを前記薄
帯から解除することを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の薄
帯の巻付方法において、前記薄帯の巻き付け開始後に、
前記薄帯が前記巻取軸に密着して前記薄帯と前記巻取軸
との間の滑りがなくなった時を、前記薄帯の速度変化に
より検出することを特徴とする。
帯の巻付方法において、前記薄帯の巻き付け開始後に、
前記薄帯が前記巻取軸に密着して前記薄帯と前記巻取軸
との間の滑りがなくなった時を、前記薄帯の速度変化に
より検出することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、巻取軸及び巻付補
助ローラを備え、薄帯を巻取軸と巻付補助ローラとの間
に挟持して巻取軸と巻付補助ローラとの回転により巻取
軸に巻き付ける巻取装置に設けられ、巻取軸の周囲に沿
った曲面が形成されたガイド部と、薄帯を巻取軸へ導入
するための開口端部と、薄帯の直進を遮ってガイド部へ
と導入するための封止端部とを有する薄帯の巻付治具に
おいて、前記ガイド部の開口端部側の曲面が、前記巻取
軸の中心と同心円上に形成され、前記巻取軸の半径をR
とし、前記ガイド部の開口端部側及び封止端部側の曲面
の半径をR+Xとすると、前記ガイド部の封止端部側の
曲面は、前記巻取軸の中心から水平方向に2X偏心させ
た円上に形成され、前記巻取軸の中心から前記開口端部
までの高さがRであり、前記巻取軸の中心から前記封止
端部までの高さがR+0.5Xであることを特徴とす
る。
助ローラを備え、薄帯を巻取軸と巻付補助ローラとの間
に挟持して巻取軸と巻付補助ローラとの回転により巻取
軸に巻き付ける巻取装置に設けられ、巻取軸の周囲に沿
った曲面が形成されたガイド部と、薄帯を巻取軸へ導入
するための開口端部と、薄帯の直進を遮ってガイド部へ
と導入するための封止端部とを有する薄帯の巻付治具に
おいて、前記ガイド部の開口端部側の曲面が、前記巻取
軸の中心と同心円上に形成され、前記巻取軸の半径をR
とし、前記ガイド部の開口端部側及び封止端部側の曲面
の半径をR+Xとすると、前記ガイド部の封止端部側の
曲面は、前記巻取軸の中心から水平方向に2X偏心させ
た円上に形成され、前記巻取軸の中心から前記開口端部
までの高さがRであり、前記巻取軸の中心から前記封止
端部までの高さがR+0.5Xであることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】上記のような構成を有する本発明の作用は以下
の通りである。すなわち、請求項1記載の発明において
は、まず、送りローラによって薄帯を送り出し、その先
端を回転する巻取軸及び巻付補助ローラの間に挟持させ
る。さらに、巻取軸及び巻付補助ローラの回転によっ
て、薄帯を、巻取軸の周囲に形成されたガイド部に導入
し、ガイド部の内周面を沿わせながら巻取軸に巻き付け
る。そして、薄帯が巻取軸に密着し薄帯と巻取軸との間
の滑りがなくなった時に、送りローラを薄帯から解除
し、その後、巻付補助ローラを薄帯から解除して巻付を
続行する。
の通りである。すなわち、請求項1記載の発明において
は、まず、送りローラによって薄帯を送り出し、その先
端を回転する巻取軸及び巻付補助ローラの間に挟持させ
る。さらに、巻取軸及び巻付補助ローラの回転によっ
て、薄帯を、巻取軸の周囲に形成されたガイド部に導入
し、ガイド部の内周面を沿わせながら巻取軸に巻き付け
る。そして、薄帯が巻取軸に密着し薄帯と巻取軸との間
の滑りがなくなった時に、送りローラを薄帯から解除
し、その後、巻付補助ローラを薄帯から解除して巻付を
続行する。
【0019】請求項2記載の発明では、薄帯が巻取軸に
密着し薄帯と巻取軸との間の滑りがなくなった時を、薄
帯の速度変化によって検知し、送りローラを薄帯から解
除する。その後、巻付補助ローラを薄帯から解除する。
密着し薄帯と巻取軸との間の滑りがなくなった時を、薄
帯の速度変化によって検知し、送りローラを薄帯から解
除する。その後、巻付補助ローラを薄帯から解除する。
【0020】請求項3記載の発明では、巻付治具におけ
るガイド部の寸法を、巻取軸の寸法に応じて最適な値と
することができ、高速かつ確実な巻き付け作業が実現さ
れる。
るガイド部の寸法を、巻取軸の寸法に応じて最適な値と
することができ、高速かつ確実な巻き付け作業が実現さ
れる。
【0021】
【実施例】以下、請求項1及び請求項2記載の薄帯の巻
付方法の一実施例を、請求項3記載の薄帯の巻付治具の
一例を用いた巻付装置に基づいて具体的に説明する。
付方法の一実施例を、請求項3記載の薄帯の巻付治具の
一例を用いた巻付装置に基づいて具体的に説明する。
【0022】(1)巻付装置の構成 本発明を実現する巻付装置の構成を以下に説明する。す
なわち、本実施例は、図1に示すように、巻取軸1、巻
付補助ローラ2、巻付治具3、送りローラ6及び速度測
定ローラ7によって構成されている。巻付治具3は、請
求項3記載の発明に対応する一実施例であり、ガイド部
4及び開口端部4a、封止端部4bが形成されている。
そして、図2に示すように、巻取軸1の半径をRとする
と、ガイド部4の寸法は以下のように設定されている。
すなわち、ガイド部4の開口端部4a側の半曲面は、巻
取軸1と同心に且つ巻取軸1よりもXだけ大きな円上に
形成されている。したがって、開口端部4a側の半曲面
の半径はR+Xとなる。
なわち、本実施例は、図1に示すように、巻取軸1、巻
付補助ローラ2、巻付治具3、送りローラ6及び速度測
定ローラ7によって構成されている。巻付治具3は、請
求項3記載の発明に対応する一実施例であり、ガイド部
4及び開口端部4a、封止端部4bが形成されている。
そして、図2に示すように、巻取軸1の半径をRとする
と、ガイド部4の寸法は以下のように設定されている。
すなわち、ガイド部4の開口端部4a側の半曲面は、巻
取軸1と同心に且つ巻取軸1よりもXだけ大きな円上に
形成されている。したがって、開口端部4a側の半曲面
の半径はR+Xとなる。
【0023】一方、封止端部4b側の半曲面は、開口端
部4a側の半曲面の半径と同様にR+Xであるが、その
中心は巻取軸1の中心から2Xだけ水平方向に偏心して
いる。したがって、巻取軸1とガイド部4との間隔は、
開口端部4a側よりも封止端部4b側がやや広くなって
いる。さらに、開口端部4aは、巻取軸1の中心からR
の高さに形成されている。そして、開口端部4bは、巻
取軸1の中心からR+0.5Xの高さに形成されてい
る。このような巻付治具3は、そのガイド部4を巻取軸
1から外すことができるように、図示しない駆動源によ
って、巻取軸1と平行な方向に、かつ、下方に移動可能
に設けられている。
部4a側の半曲面の半径と同様にR+Xであるが、その
中心は巻取軸1の中心から2Xだけ水平方向に偏心して
いる。したがって、巻取軸1とガイド部4との間隔は、
開口端部4a側よりも封止端部4b側がやや広くなって
いる。さらに、開口端部4aは、巻取軸1の中心からR
の高さに形成されている。そして、開口端部4bは、巻
取軸1の中心からR+0.5Xの高さに形成されてい
る。このような巻付治具3は、そのガイド部4を巻取軸
1から外すことができるように、図示しない駆動源によ
って、巻取軸1と平行な方向に、かつ、下方に移動可能
に設けられている。
【0024】また、速度測定ローラ7は、移動する薄帯
5に接することにより回動可能に設けられたローラであ
る。速度測定ローラ7の端部にはエンコーダ(図示せ
ず)が設けられ、このエンコーダが制御回路(図示せ
ず)に接続されている。このため、速度測定ローラ7の
回転速度がエンコーダにより検出され、制御回路におい
て薄帯5の移動速度が測定可能な構成となっている。さ
らに、送りローラ6及び巻付補助ローラ2には、それぞ
れの上下の動きを司る駆動機構(図示せず)が接続さ
れ、この駆動機構は上記制御回路に接続されている。
5に接することにより回動可能に設けられたローラであ
る。速度測定ローラ7の端部にはエンコーダ(図示せ
ず)が設けられ、このエンコーダが制御回路(図示せ
ず)に接続されている。このため、速度測定ローラ7の
回転速度がエンコーダにより検出され、制御回路におい
て薄帯5の移動速度が測定可能な構成となっている。さ
らに、送りローラ6及び巻付補助ローラ2には、それぞ
れの上下の動きを司る駆動機構(図示せず)が接続さ
れ、この駆動機構は上記制御回路に接続されている。
【0025】(2)実施例の作用 以上のような巻付治具を備えた巻付装置によって実現さ
れる本実施例の作用は以下の通りである。すなわち、送
りローラ6により非晶質磁性合金等の薄帯5を、巻付補
助ローラ2とガイド部4の開口端部4aとの間隙を通し
て巻取軸1と巻付補助ローラ2との接触部間に供給す
る。このとき、あらかじめ巻取軸1と巻付補助ローラ2
とを、送りローラ6よりも速いスピードで図中矢印方向
に回転させておくと、巻取軸1と巻付補助ローラ6は回
転しながら薄帯5を挟持する。
れる本実施例の作用は以下の通りである。すなわち、送
りローラ6により非晶質磁性合金等の薄帯5を、巻付補
助ローラ2とガイド部4の開口端部4aとの間隙を通し
て巻取軸1と巻付補助ローラ2との接触部間に供給す
る。このとき、あらかじめ巻取軸1と巻付補助ローラ2
とを、送りローラ6よりも速いスピードで図中矢印方向
に回転させておくと、巻取軸1と巻付補助ローラ6は回
転しながら薄帯5を挟持する。
【0026】そして、巻取軸1と巻付補助ローラ2と
は、回転しながら薄帯5を引き取る。引き取られた薄帯
5は、巻付補助ローラ2に近接して設けられているガイ
ド部4の封止端部4bに当たり、ガイド部4内に案内さ
れる。さらに、薄帯5は、送りローラ6、巻取軸5及び
巻付補助ローラ2により送られて、ガイド部4の内側を
その円形をなす内周面に沿って湾曲しながら巻取軸1の
周囲を囲むように移動する。薄帯5が巻取軸1の周囲を
数周すると、巻取軸1と薄帯5が密着し、滑りがない状
態になる。
は、回転しながら薄帯5を引き取る。引き取られた薄帯
5は、巻付補助ローラ2に近接して設けられているガイ
ド部4の封止端部4bに当たり、ガイド部4内に案内さ
れる。さらに、薄帯5は、送りローラ6、巻取軸5及び
巻付補助ローラ2により送られて、ガイド部4の内側を
その円形をなす内周面に沿って湾曲しながら巻取軸1の
周囲を囲むように移動する。薄帯5が巻取軸1の周囲を
数周すると、巻取軸1と薄帯5が密着し、滑りがない状
態になる。
【0027】このように巻取軸1に薄帯5が巻き付いて
滑りがない状態となった時に、薄帯5に速度変化が生ず
る。この速度変化が速度測定ローラ7によって検知され
ると、制御回路が送りローラ6の駆動装置を作動させ、
送りローラ6を上方に解除する。その後、巻付補助ロー
ラ2の駆動装置を作動させ、巻付補助ローラ2を上方に
解除する。そして、巻付治具3を、駆動源により巻取軸
1に平行な方向にスライド移動させてガイド部4を巻取
軸1から外した後、下方に移動させる。すると、巻取軸
1のみによる巻取作業が行われ、ガイド部4の内径を超
える大きさのコイルの作成が可能となる。
滑りがない状態となった時に、薄帯5に速度変化が生ず
る。この速度変化が速度測定ローラ7によって検知され
ると、制御回路が送りローラ6の駆動装置を作動させ、
送りローラ6を上方に解除する。その後、巻付補助ロー
ラ2の駆動装置を作動させ、巻付補助ローラ2を上方に
解除する。そして、巻付治具3を、駆動源により巻取軸
1に平行な方向にスライド移動させてガイド部4を巻取
軸1から外した後、下方に移動させる。すると、巻取軸
1のみによる巻取作業が行われ、ガイド部4の内径を超
える大きさのコイルの作成が可能となる。
【0028】(3)実施例の効果 以上のような本実施例の効果は以下の通りである。すな
わち、巻取軸1に薄帯5が密着して滑りがない状態にな
った時に、薄帯5は送りローラ7から解除されるので、
送りローラ7と巻取軸1との間における薄帯5に対して
無理な力が加わることがなく、薄帯5の傷つきが防止さ
れる。また、送りローラ7を解除してから巻付補助ロー
ラ2を順次解除するので、急激なバックテンションによ
って巻き緩みが生じることがない。
わち、巻取軸1に薄帯5が密着して滑りがない状態にな
った時に、薄帯5は送りローラ7から解除されるので、
送りローラ7と巻取軸1との間における薄帯5に対して
無理な力が加わることがなく、薄帯5の傷つきが防止さ
れる。また、送りローラ7を解除してから巻付補助ロー
ラ2を順次解除するので、急激なバックテンションによ
って巻き緩みが生じることがない。
【0029】そして、薄帯5が巻取軸1に一旦巻き付い
た後には、薄帯5は送りローラ7、巻付補助ローラ2及
び巻付治具3から解除され、巻取軸1のみによって巻取
が行われるので巻取張力の設定が可能であり、かつ巻き
取りスピードが速くなる。
た後には、薄帯5は送りローラ7、巻付補助ローラ2及
び巻付治具3から解除され、巻取軸1のみによって巻取
が行われるので巻取張力の設定が可能であり、かつ巻き
取りスピードが速くなる。
【0030】さらに、速度測定ローラ7と制御回路によ
り、薄帯5の速度変化に応じて薄帯5が巻取軸1に巻き
付いて滑りがなくなったか否かが判断されるので、適切
なタイミングで送りローラ7や巻付補助ローラ2を解除
することができる。
り、薄帯5の速度変化に応じて薄帯5が巻取軸1に巻き
付いて滑りがなくなったか否かが判断されるので、適切
なタイミングで送りローラ7や巻付補助ローラ2を解除
することができる。
【0031】(4)他の実施例 本発明は以上のような実施例に限定されるものではな
く、各部材の大きさ、寸法、配置等は適宜変更可能であ
る。たとえば、上記実施例の巻付治具は、本発明の巻付
方法に適した寸法ではあるが、本方法には他の寸法の巻
付治具であっても適用可能である。
く、各部材の大きさ、寸法、配置等は適宜変更可能であ
る。たとえば、上記実施例の巻付治具は、本発明の巻付
方法に適した寸法ではあるが、本方法には他の寸法の巻
付治具であっても適用可能である。
【0032】また、本発明に適用される薄帯は、非晶質
磁性合金に限定されるものではなく、巻回を必要とする
薄い帯状のものであればどのようなものであっても適用
可能である。
磁性合金に限定されるものではなく、巻回を必要とする
薄い帯状のものであればどのようなものであっても適用
可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、薄帯の巻
付過程で、送りローラ及び巻付補助ローラを薄帯から解
除することにより、薄帯に無理な力が加わって薄帯が傷
ついたり巻き緩みが生じたりすることなく、且つ巻付作
業をすばやくおこなうことが可能な薄帯の巻付方法を提
供することができる。
付過程で、送りローラ及び巻付補助ローラを薄帯から解
除することにより、薄帯に無理な力が加わって薄帯が傷
ついたり巻き緩みが生じたりすることなく、且つ巻付作
業をすばやくおこなうことが可能な薄帯の巻付方法を提
供することができる。
【0034】また、本発明によれば、薄帯の速度変化に
応じて、送りローラ及び巻付補助ローラを薄帯から解除
することにより、薄帯に無理な力が加わることを適切な
タイミングで確実に防止可能な薄帯の巻付方法を提供す
ることができる。
応じて、送りローラ及び巻付補助ローラを薄帯から解除
することにより、薄帯に無理な力が加わることを適切な
タイミングで確実に防止可能な薄帯の巻付方法を提供す
ることができる。
【0035】さらに、本発明によれば、巻付治具におけ
るガイド部の寸法を、巻取軸の寸法に応じて最適な値と
することにより、高速かつ確実に巻き付け作業を行うこ
とが可能な薄帯の巻付治具を提供することができる。
るガイド部の寸法を、巻取軸の寸法に応じて最適な値と
することにより、高速かつ確実に巻き付け作業を行うこ
とが可能な薄帯の巻付治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である薄帯の巻付方法を示す
簡略系統図である。
簡略系統図である。
【図2】図1の実施例に用いられる巻付治具を示す側面
断面図である。
断面図である。
【図3】従来の薄帯巻付用の巻軸の一例を示す側面断面
図である。
図である。
【図4】従来の薄帯の巻付方法の一例を示す簡略系統図
である。
である。
【符号の説明】 1…巻取軸 2…巻付補助ローラ 3…巻付治具 4…ガイド部 4a…開口端部 4b…封止端部 5…薄帯 6…送りローラ 7…速度測定ローラ
Claims (3)
- 【請求項1】 送りローラによって薄帯を送り出し、前
記薄帯の先端を回転する巻取軸及び巻付補助ローラの間
に挟持することにより前記薄帯を前記巻取軸の周囲に形
成されたガイド部に導入し、前記薄帯を前記ガイド部に
沿わせながら前記巻取軸に巻き付ける巻取装置の巻付方
法において、 前記薄帯の巻き付け開始後に、前記薄帯が前記巻取軸に
密着して前記薄帯と前記巻取軸との間の滑りがなくなっ
た時に、前記送りローラを前記薄帯から解除し、 その後、前記巻付補助ローラを前記薄帯から解除するこ
とを特徴とする薄帯の巻付方法。 - 【請求項2】 前記薄帯の巻き付け開始後に、前記薄帯
が前記巻取軸に密着して前記薄帯と前記巻取軸との間の
滑りがなくなった時を、前記薄帯の速度変化により検出
することを特徴とする請求項1記載の薄帯の巻付方法。 - 【請求項3】 巻取軸及び巻付補助ローラを備え、薄帯
を巻取軸と巻付補助ローラとの間に挟持して巻取軸と巻
付補助ローラとの回転により巻取軸に巻き付ける巻取装
置に設けられ、巻取軸の周囲に沿った曲面が形成された
ガイド部と、薄帯を巻取軸へ導入するための開口端部
と、薄帯の直進を遮ってガイド部へと導入するための封
止端部とを有する薄帯の巻付治具において、 前記ガイド部の開口端部側の曲面が、前記巻取軸の中心
と同心円上に形成され、 前記巻取軸の半径をRとし、前記ガイド部の開口端部側
及び封止端部側の曲面の半径をR+Xとすると、 前記ガイド部の封止端部側の曲面は、前記巻取軸の中心
から水平方向に2X偏心させた円上に形成され、 前記巻取軸の中心から前記開口端部までの高さがRであ
り、 前記巻取軸の中心から前記封止端部までの高さがR+
0.5Xであることを特徴とする薄帯の巻付治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6275195A JPH08259063A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 薄帯の巻付方法及び巻付治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6275195A JPH08259063A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 薄帯の巻付方法及び巻付治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08259063A true JPH08259063A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13209428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6275195A Pending JPH08259063A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 薄帯の巻付方法及び巻付治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08259063A (ja) |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP6275195A patent/JPH08259063A/ja active Pending
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