JPH08259657A - ポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

ポリウレタン樹脂の製造方法

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JPH08259657A
JPH08259657A JP7061060A JP6106095A JPH08259657A JP H08259657 A JPH08259657 A JP H08259657A JP 7061060 A JP7061060 A JP 7061060A JP 6106095 A JP6106095 A JP 6106095A JP H08259657 A JPH08259657 A JP H08259657A
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JP
Japan
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parts
polyol
film
polyurethane resin
surfactant
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Application number
JP7061060A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kondo
聡 近藤
Hiroyuki Watanabe
広行 渡辺
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Saint Gobain Vitrage SA
AGC Inc
Original Assignee
Saint Gobain Vitrage SA
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Saint Gobain Vitrage SA, Asahi Glass Co Ltd filed Critical Saint Gobain Vitrage SA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】透明基材の表面保護に適した防曇効果に優れた
ポリウレタン樹脂の製造。 【構成】ポリオール成分、ポリイソシアネート成分、ポ
リオキシエチレングリコールモノアルキルエーテル系界
面活性剤およびポリオキシアルキレン鎖含有ポリシロキ
サン系界面活性剤からなる原料混合物よりポリウレタン
樹脂を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防曇性に優れる透明基材
保護用の透明なポリウレタン樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】透明基材の防曇処理についてこれまで様
々な試みがされているが、耐擦傷性等の表面性能とバラ
ンスのとれた処理法は確立されていない。一方、従来か
らガラスの飛散防止などに透明なポリウレタン樹脂製シ
ートを貼ったり、直接基材の上にコートするなどが試み
られ、いくつかの場合において効果を発揮している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ポリウレタ
ン樹脂の表面は通常ガラス表面に比べて、疎水性であ
り、水に濡れにくい。このため多湿雰囲気下に曝される
と結露しやすく視認性を損ないやすい。そこで、ポリウ
レタン樹脂の膜自体を親水化したり、界面活性剤を練り
込むなどして防曇性を向上させる試みがされてきたが、
膜自体を親水化すると膜強度が低下し、汚れやすくな
り、かつ、耐久性が損なわれる傾向にある。
【0004】また、界面活性剤を練り込んだ場合、この
界面活性剤が多湿雰囲気下で樹脂表面にブリードアウト
して表面を汚染してしまう問題が認められている。この
ため、ポリウレタン樹脂の透明性および飛散防止能や耐
擦傷性と防曇性を両立させることは困難な問題であっ
た。本発明の目的は、従来技術が有していた前述の欠点
を解消するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオール成
分とポリイソシアネート成分を含む原料混合物より透明
なポリウレタン樹脂を製造する方法であって、ポリオキ
シエチレングリコールモノアルキルエーテル系界面活性
剤およびポリオキシアルキレン鎖含有ポリシロキサン系
界面活性剤を含む原料混合物を用いることを特徴とする
ポリウレタン樹脂の製造方法である。
【0006】本発明の特徴は、ポリオキシエチレングリ
コールモノアルキルエーテル系界面活性剤と、ポリオキ
シアルキレン鎖含有ポリシロキサン系界面活性剤を使用
することである。
【0007】ポリオキシエチレングリコールモノアルキ
ルエーテル系界面活性剤としては、平均分子量が250
〜1700であることが好ましい。ポリオキシエチレン
グリコールモノアルキルエーテル系界面活性剤は下記式
(1)で示されるものが好ましい。なお、式(1)にお
いて、Rは炭素数1〜35のアルキル基を、sは1以上
の整数を示す。
【0008】 R−O−(C24 O)s H ・・・・(1)
【0009】Rは炭素数が35を超えるアルキル基であ
ると、ポリウレタン樹脂との相溶性が極端に低下し、ブ
リードアウトが激しくなるので好ましくない。炭素数1
0〜20のアルキル基であることが好ましい。また直鎖
状のアルキル基であることが特に好ましい。sは3〜3
0であることが好ましい。sが30を超えるとポリウレ
タン樹脂全体が親水化されすぎ、高湿度下に曝された際
にポリウレタン樹脂が白化するので好ましくない。ポリ
オキシエチレングリコールモノアルキルエーテル系界面
活性剤は原料混合物中5〜12重量%であることが好ま
しい。
【0010】本発明におけるポリオキシアルキレン鎖含
有ポリシロキサン系界面活性剤は直鎖状または分岐状の
ポリジオルガノシロキサン系化合物であることが好まし
い。ポリジオルガノシロキサンの代表例はポリジメチル
シロキサンであり、そのメチル基の一部または全部がポ
リオキシアルキレン鎖に置換された構造のものが好まし
い。
【0011】ポリオキシアルキレン鎖としては、例えば
ポリオキシエチレン鎖、ポリオキシプロピレン鎖、ポリ
オキシテトラメチレン鎖、ポリ(オキシエチレンオキシ
プロピレン)鎖などがある。
【0012】ポリオキシアルキレン鎖の末端は水酸基や
カルボキシル基、アルキルオキシ基、アシルオキシ基な
どであることが好ましい。特にアルキルオキシ基、アシ
ルオキシ基などの反応性のない基であることが好まし
い。
【0013】該オキシアルキレン鎖は通常ジメチレン基
やトリメチレン基などのアルキレン基を介してケイ素原
子と結合しているが、これに限定されない。
【0014】本発明のポリオキシアルキレン鎖含有ポリ
シロキサンの構造は下記式(2)で示されることが特に
好ましい。なお、式(2)において、xは0〜10の整
数を、yは1〜10の整数を、mは4〜40の整数を、
nは0〜20の整数を、R1は炭素数1〜20のアルキ
ル基を示す。ただし、式(2)はブロック共重合体のみ
を示すものではなく、ジメチルシロキシ単位とポリオキ
シアルキレン鎖含有シロキシ単位がランダムに共重合し
た共重合体も示す。
【0015】
【化1】
【0016】式(2)中のxは0〜5の整数、yは1〜
5の整数、mは4〜40の整数、nは0〜5の整数、R
1 はメチル基で示されるものが特に好ましい。x、y、
nが5を超えるとポリウレタン樹脂との相溶性が低下
し、ポリウレタン樹脂が白化する。またmについては広
い範囲でポリウレタン樹脂との相溶化が可能である。
【0017】原料混合物中のポリオキシアルキレン鎖含
有ポリシロキサン系界面活性剤の含有量は1〜10重量
%であることが好ましい。1重量%未満では防曇効果が
不十分であり、10重量%を超えると過度にブリードア
ウトし、表面がべとつき、実用上好ましくない。
【0018】ポリオール成分としては、ポリエステルポ
リオールおよび/またはポリオキシアルキレンポリオー
ルが好ましい。ポリエステルポリオールには、多価ジカ
ルボン酸と多価アルコールとの反応物や、開始剤の存在
下環状エステルを開環重合して得られるもの等がある。
【0019】多価カルボン酸としては、アジピン酸、フ
タル酸等がある。多価アルコールとしては、エチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール等がある。環状エステルには、カプロラクトン等の
ラクトン類がある。
【0020】ポリエステルポリオールの官能基数は2以
上、場合によっては2を超えることが好ましい。したが
って、環状エステルを開環重合して得られるポリカプロ
ラクトンポリエーテル等のポリエステルポリオールの方
が、官能基が2を超えるポリエステルポリオールが得ら
れるので好ましい。
【0021】ポリエステルポリオールの平均水酸基価は
110〜570であることが好ましい。
【0022】ポリオキシアルキレンポリオールとしては
開始剤の存在下環状エーテルを開環重合して得られるも
のが好ましい。環状エーテルとしてはエチレンオキシド
やプロピレンオキシド等のアルキレンオキシド、テトラ
ヒドロフランが特に好ましい。官能基数は2以上、場合
によっては2を超えることが好ましい。
【0023】ポリオキシアルキレンポリオールとして
は、特に親水性の高いものが特に好ましい。親水性の高
いポリオキシアルキレンポリオールとしてはポリオキシ
エチレン基を含有するポリオキシアルキレンポリオール
が挙げられる。ポリオキシアルキレンポリオールにおけ
るオキシエチレン基含有量は30重量%以上、特に50
重量%以上が好ましい。ポリオキシエチレンポリオール
が好ましい。
【0024】ポリオキシアルキレンポリオールの平均水
酸基価は110〜570、特に110〜400が好まし
い。
【0025】本発明においては、ポリオール成分がポリ
エステルポリオールおよびポリオキシアルキレンポリオ
ールの併用であることが好ましい。特にポリエステルポ
リオールとしてポリカプロラクトンポリオール、ポリエ
ーテルポリオールとしてポリオキシエチレンポリオール
が好ましい。またポリオール成分全体として官能基数が
2を超えることが好ましい。
【0026】ポリイソシアネート成分としては、無黄変
性ポリイソシアネートが好ましい。具体的には、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート等がある。
【0027】それらは変性されていてもよく、ビュレッ
ト変性、イソシアヌレート変性またはウレタン変性され
たものでもよい。ポリイソシアネートは、変性されてい
るものを用いるか、または、ポリオールと反応させてイ
ソシアネート基末端プレポリマーまたは水酸基末端プレ
ポリマーとしたものを用いることが好ましい。
【0028】本発明においては、イソホロンジイソシア
ネートおよび/またはヘキサメチレンジイソシアネート
が好ましい。より好ましくはポリカプロラクトンポリオ
ールの一部を、イソホロンジイソシアネートと反応させ
てイソシアネート基末端プレポリマーまたは水酸基末端
プレポリマーとしたものを使用することが好ましい。こ
れは、かぶれ等人体への影響が懸念されるイソシアネー
トを単体で生産現場で用いるよりも、予め管理された工
程でプレポリマー化して用いた方が安全であるからであ
る。また、ビュレット変性またはイソシアヌレート変性
された1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートの使用
が好ましい。
【0029】全遊離イソシアネート基/全遊離水酸基の
比は0. 9〜2. 5であることが好ましい。0. 9未満
では樹脂が脆くなり、2. 5を超えるとポリウレタン樹
脂表面が硬くなり、耐擦傷性が低下する。そして、膜厚
の薄いポリウレタン樹脂を得たい場合はこれらの原料混
合物を適当な有機溶媒に溶解したうえで基材に積層する
ことが有効である。
【0030】本発明において透明性、防曇性、防霧性と
他の膜物性、特に耐擦傷性、耐汚染性が両立可能になっ
たのは、界面活性剤を2種併用するためである。さらに
詳しく述べると、これらの界面活性剤が膜表面に付着し
た水に部分的または完全に溶け込むことで水の表面エネ
ルギーを低下させ、膜表面に良好な水の膜を形成させう
る。
【0031】本発明における界面活性剤はブリードアウ
トしにくい。また、本発明においては2種の界面活性剤
を併用するため、初期の防曇性のみならず防曇効果の持
続性が達成できる。
【0032】成形法としては、スプレーコート法、ナイ
フコート法、カレンダー成形法、等が採用できる。特に
ポリウレタン樹脂の光学的品質の観点、また架橋型樹脂
も成形可能であるとの観点から特開平1−56717号
公報記載のような反応性キャスティング法で得られるも
のが最も好ましい。
【0033】本発明によるポリウレタン樹脂は、透明で
あり、防曇性にすぐれ、自己修復性および耐擦傷性に優
れる。よってガラス、透明合成樹脂等の透明基材や鏡に
積層して使用することにより、それらを保護し、防曇
性、自己修復性および耐擦傷性などを付与できる。防曇
性が特に優れるため、ガラス、透明合成樹脂等の透明基
材や鏡の用途、または湿気の多い場所などの使用が可能
である。
【0034】本発明における透明なポリウレタン樹脂
は、予めフィルム状またはシート状に製造し、ガラスの
表面部に接着層または粘着層を介して貼付することがで
きる。また、ガラスに直接透明なポリウレタン樹脂の原
料混合物を原料を積層し硬化させる(キャスティングす
る)こともできる。
【0035】必要に応じて透明なポリウレタン樹脂原料
混合物中に紫外線吸収剤・酸化防止剤・光安定剤等の安
定剤、ウレタン化触媒、伸展剤、着色剤、難燃剤等の添
加剤を添加できる。
【0036】また、必要に応じて着色されていてもよ
く、模様を有してもよい。それはポリウレタン樹脂に直
接、着色剤添加または印刷を施しても、着色しても、ま
たは模様を有する新たにフィルムをポリウレタン樹脂に
接着または積層することもできる。
【0037】
【実施例】以下に本発明を実施例等によって説明する
が、本発明はこれらのみに限定されない。また、部は重
量部を示す。なお、実施例で得られるポリウレタンフィ
ルムの機械的、物理的性質を評価するために代表的な性
質として、自己修復性、引張強度、引張伸度、光線透過
率、テーバー磨耗、耐汚染性、耐湿条件下での添加物の
ブリードアウトの程度、および防曇性を測定した。各々
の評価方法は下記のとおりである。
【0038】自己修復性:荷重をかけた直径15μmの
ダイヤモンドチップで当該ポリウレタンフィルム樹脂表
面をひっかき、23℃で5分以内に生じた傷が消失しう
る最大荷重で表す。傷の消失は目視で行った。自己修復
性のない無機ガラスの場合、この方法で約5gの荷重で
傷を生じた。
【0039】引張強度、引張伸度、光線透過率、テーバ
ー磨耗:JIS K6301によった。
【0040】耐汚染性:当該ポリウレタンフィルム表面
にフェルトペンで印を付け、1時間後にエタノールで拭
いたときの印の取れ具合を透過光量の損失分率の比で表
した。
【0041】耐ブリードアウト性:40℃・85%の恒
温恒湿オーブンにサンプルを1週間入れ、その後サンプ
ルのヘイズ値を測定し、添加物のブリードアウトの程度
をみた。
【0042】防曇性:サンプルの曇りにくさを定量的に
表すために独自の評価装置を考案した。原理としてはサ
ンプルを任意の高湿度状態に曝し、その曝し始めた瞬間
からの光線透過率の推移を50秒間にわたり記録する。
一方で、通常のガラスを同条件に曝した際の光線透過率
の推移も同時に記録する。こうして得られた各光線透過
率の推移を表す曲線とベースライン間の面積を求める
(以下図1に示す)。
【0043】図1の[A]はガラスの光透過率の推移を
示す。斜線の部分の面積をS1 とする。[B]はサンプ
ルの光透過率の推移を示す。斜線の部分の面積をS2
する。[C]はサンプルが一切曇らないことを想定した
場合の光透過率の推移を示す。斜線の部分の面積をS0
とする。防曇値(AF、単位:%)は下記式(3)で示
される。
【0044】
【数1】 AF=100(S2 −S1 )/(S0 −S1 )・・・・(3)
【0045】こうして求めた防曇値(AF)を防曇性の
尺度とした。なおこの測定には表5の装置を使用した。
【0046】実施例で使用するポリシロキサン系界面活
性剤A〜Cは表3に示すポリオキシアルキレン鎖含有ポ
リシロキサンである。
【0047】ポリオキシエチレングリコールモノアルキ
ルエーテルa〜dの構造を表4に示す。ただし、r、t
は下記式(4)中の変数を示す。
【0048】 CH3 (CH2r O(C24t H ・・・・(4)
【0049】以下の実施例1〜7において、樹脂全重量
に対して、0.3重量%のシリコーン系伸展剤(BYK
−300)、0. 2重量%の光安定剤(MARK LA
−7H)、0. 2重量%の酸化防止剤(IRGANOX
1010)、および0. 3重量%のベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤(TINUVIN328)をポリオール
混合物に添加した。そして、樹脂全重量に対して、30
ppmのジブチル錫ジラウレートをポリイソシアネート
混合物に添加した。
【0050】[実施例1]水酸基価196. 4のポリカ
プロラクトントリオール;11. 18部、水酸基価54
1. 4のポリカプロラクトントリオール;9. 70部、
ポリシロキサン系界面活性剤A;7. 45部、水酸基価
280.5のポリエチレングリコール;9. 93部、お
よびポリオキシエチレングリコールモノアルキルエーテ
ルa;7.94部、を80℃で3. 0時間加熱溶融下撹
拌混合し均一なポリオール混合物を得た。
【0051】一方、イソホロンジイソシアネート;1
7. 88部、および水酸基価541.8のポリカプロラ
クトントリオール;8. 41部、を80℃で5時間加熱
撹拌し、均一なイソシアネート基末端のプレポリマーを
得た。
【0052】こうして得られたプレポリマーに、NCO
基含量21. 3重量%のヌレート変性ヘキサメチレンイ
ソシアネート;26. 82部を加えてポリイソシアネー
ト混合物を得た。
【0053】ポリオール混合物とポリイソシアネート混
合物とを連続的に吐出・撹拌混合しながらダイスを用
い、連続的に供給される離型処理を施した平滑ポリエチ
レンテレフタレートフィルム製の基材(厚み0.1m
m)の上に均一に膜厚0.3mmで塗工した。
【0054】この液膜は連続重合オーブン中で120℃
にて40分加熱され重合を本質的に完結させた後、基材
フィルムとともに巻取った。得られたロール状2層フィ
ルムを繰り出しながら基材フィルムとポリウレタンフィ
ルムを分離し、防曇性に優れ透明で自己修復性、および
耐擦傷性を有するポリウレタンフィルムを得た。
【0055】[実施例2]実施例1と同様の方法によっ
て以下の組成物となるようにポリウレタンフィルムを製
造した。
【0056】(ポリオール混合物)水酸基価196. 4
のポリカプロラクトントリオール;11. 61部、水酸
基価541. 4のポリカプロラクトントリオール;1
0. 14部、ポリシロキサン系界面活性剤A;4. 97
部、水酸基価280.5のポリエチレングリコール;
9. 93部、ポリオキシエチレングリコールモノアルキ
ルエーテルa;7. 94部。
【0057】(ポリイソシアネート混合物)イソホロン
ジイソシアネート;18. 42部、水酸基価541. 8
のポリカプロラクトントリオール;8. 66部、NCO
基含量21. 3重量%のヌレート変性ヘキサメチレンイ
ソシアネート;27. 63部。
【0058】[実施例3]実施例1と同様の方法によっ
て以下の組成物となるようにポリウレタンフィルムを製
造した。
【0059】(ポリオール混合物)水酸基価196. 4
のポリカプロラクトントリオール;10. 51部、水酸
基価541. 4のポリカプロラクトントリオール;8.
28部、ポリシロキサン系界面活性剤B;7. 45部、
水酸基価187.0のポリエチレングリコール;9. 9
3部、ポリオキシエチレングリコールモノアルキルエー
テルb;7. 94部。
【0060】(ポリイソシアネート混合物)イソホロン
ジイソシアネート;18. 58部、水酸基価541. 8
のポリカプロラクトントリオール;8. 74部、NCO
基含量21. 3%のヌレート変性ヘキサメチレンイソシ
アネート;27. 87部。
【0061】[実施例4]実施例1と同様の方法によっ
て以下の組成物となるようにポリウレタンフィルムを製
造した。
【0062】(ポリオール混合物)水酸基価196. 4
のポリカプロラクトントリオール;10. 84部、水酸
基価541. 4のポリカプロラクトントリオール;6.
96部、ポリシロキサン系界面活性剤C;2. 98部、
水酸基価187.0のポリエチレングリコール;14.
90部、ポリオキシエチレングリコールモノアルキルエ
ーテルc;7. 94部。
【0063】(ポリイソシアネート混合物)イソホロン
ジイソシアネート;22. 54部、水酸基価541. 8
のポリカプロラクトントリオール;10. 60部、NC
O基含量21. 3%のヌレート変性ヘキサメチレンイソ
シアネート;22. 54部。
【0064】[実施例5]実施例1と同様の方法によっ
て以下の組成物となるようにポリウレタンフィルムを製
造した。
【0065】(ポリオール混合物)水酸基価196. 4
のポリカプロラクトントリオール;11. 72部、水酸
基価541. 4のポリカプロラクトントリオール;1
4. 28部、ポリシロキサン系界面活性剤C;2. 98
部、水酸基価187.0のポリエチレングリコール;
9. 93部、ポリオキシエチレングリコールモノアルキ
ルエーテルd;9. 93部。
【0066】(ポリイソシアネート混合物)イソホロン
ジイソシアネート;16. 99部、水酸基価541. 8
のポリカプロラクトントリオール;7. 99部、NCO
基含量21. 3%のヌレート変性ヘキサメチレンイソシ
アネート;25. 49部。
【0067】[実施例6]下記の組成で調整されたポリ
オール混合物とポリイソシアネート混合物を44.6/
55.4の比率で連続的に回転するスプレーヘッドに供
給し、スプレーヘッド内で撹拌混合された後、ガラス基
盤上に噴蒸させ、そして、120℃で40分加熱するこ
とで0. 15mmの均一な膜厚のポリウレタンフィルム
を得た。
【0068】(ポリオール混合物)水酸基価196. 4
のポリカプロラクトントリオール;11. 61部、水酸
基価541. 4のポリカプロラクトントリオール;1
0. 14部、ポリシロキサン系界面活性剤A;4. 97
部、水酸基価280.5のポリエチレングリコール;
9. 93部、ポリオキシエチレングリコールモノアルキ
ルエーテルa;7. 94部、エチルメチルケトン;1
9. 11部。
【0069】(ポリイソシアネート混合物)イソホロン
ジイソシアネート;18. 42部、水酸基価541. 8
のポリカプロラクトントリオール;8. 66部、NCO
基含量21. 3%のヌレート変性ヘキサメチレンイソシ
アネート;27. 63部、エチルメチルケトン;23.
75部。
【0070】[実施例7]基材として厚み0.1mmの
ポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに離型剤
処理を施したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚
み0.05mm)を使用する以外は実施例1と同様な方
法で、ポリウレタンフィルムを得た。この片面へアクリ
ル系粘着剤を溶液状で塗工、乾燥したのち離型フィルム
として低密度ポリエチレンフィルム(厚み0.01m
m)をラミネートした。得られたポリウレタンフィルム
は離型フィルムを剥離後容易にガラス板に接着できた。
【0071】[比較例1]水酸基価196. 4のポリカ
プロラクトントリオール;5. 40部、水酸基価54
1. 4のポリカプロラクトントリオール;49. 04
部、水酸基価280.6のポリエチレングリコール;2
0. 78部、アニオン系界面活性剤(GoldSchm
idt製Tegomer DS3117);16. 62
部、ポリシロキサン系界面活性剤(日本ユニカー製シル
ウェットL−77);6. 24部、0. 58部の伸展
剤、0. 38部の光安定剤、0. 38部の酸化防止剤、
および0. 58部のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
(伸展剤から紫外線吸収剤までは実施例1と同様のもの
を使用する)、を80℃で3時間加熱溶融下、撹拌混合
し、均一なポリオール混合物を得た。
【0072】続いてジブチル錫ジラウレート;0. 03
部、NCO基含量21. 3%のヌレート変性ヘキサメチ
レンイソシアネート;100. 00部、を80℃で3時
間加熱下、撹拌混合し均一なイソシアネート混合物を得
た。
【0073】ポリオール混合物とポリイソシアネート混
合物を、100/112. 37の重量比で連続的に吐出
・撹拌混合しながらダイスを用い、連続的に供給される
離型処理を施した平滑ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(厚み0. 1mm)の上に均一に膜厚0.3mmで
塗工した。この液膜は連続重合オーブン中で120℃に
て20分加熱され重合を本質的に完結させた後、基材フ
ィルムとともに巻取った。得られたロール状2層フィル
ムを繰り出しながら基材フィルムと製品フィルムを分離
し、ポリウレタンフィルムを得た。
【0074】[比較例2]イソホロンジイソシアネー
ト;18. 44部、アニオン系界面活性剤(Gold
Schmidt製Tegomer DS3117);
5. 99部、ジブチル錫ジラウレート;0. 03部、を
80℃で3時間加熱撹拌し、均一なイソシアネート末端
のプレポリマーを得た。
【0075】続いて、水酸基価196. 4のポリカプロ
ラクトントリオール;37. 43部、0. 58部の伸展
剤、0. 38部の光安定剤、0. 38部の酸化防止剤、
0.58部のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(伸展
剤から紫外線吸収剤までは実施例1と同様のものを使用
する)、を加え80℃で3. 0時間加熱溶融下撹拌混合
し、均一なイソシアネート基末端プレポリマーを得た。
【0076】こうして得られたイソシアネート基プレポ
リマーを、1,4−ブタンジオール;7. 49部を入れ
た反応容器に撹拌しながらゆっくりと加えた。その後6
0℃で加熱撹拌し反応を完結した。こうして水酸基末端
のプレポリマーを得た。
【0077】このプレポリマーとNCO基含量21. 3
%のヌレート変性ヘキサメチレンイソシアネート;3
4. 5部、を連続的に吐出・撹拌混合しながらダイスを
用い、連続的に供給される離型処理を施した平滑ポリエ
チレンテレフタレートフィルム製の基材(厚み0. 1m
m)の上に均一に膜厚0. 3mmで塗工した。
【0078】この液膜は連続重合オーブン中で120℃
にて20分加熱され重合を本質的に完結させた後、基材
フィルムとともに巻取った。得られたロール状2層フィ
ルムを繰り出しながら基材フィルムとポリウレタンフィ
ルムを分離した。
【0079】表1〜表2に実施例と比較例で得たポリウ
レタンのフィルムの膜厚および物性の評価結果を示す。
ガラス板そのもののについて同様の評価を行った結果も
併せて示す。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】
【表4】
【0084】
【表5】
【0085】
【発明の効果】防曇効果をはじめとし、基材の破損時の
飛散防止効果、および耐擦傷効果等を付与したい透明基
材に、本発明による透明なポリウレタン樹脂を施すこと
により、本質的に防曇効果と飛散防止効果、および耐擦
傷効果を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防曇性の評価に使用する、光透過率の時間経過
とともに推移する様子を示したグラフ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオール成分とポリイソシアネート成分
    を含む原料混合物より透明なポリウレタン樹脂を製造す
    る方法であって、ポリオキシエチレングリコールモノア
    ルキルエーテル系界面活性剤およびポリオキシアルキレ
    ン鎖含有ポリシロキサン系界面活性剤を含む原料混合物
    を用いることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方
    法。
  2. 【請求項2】ポリオキシエチレングリコールモノアルキ
    ルエーテル系界面活性剤の平均分子量が250〜170
    0である請求項1の製造方法。
  3. 【請求項3】ポリオキシアルキレン鎖含有ポリシロキサ
    ン系界面活性剤の平均分子量が500〜2000であ
    る、請求項1または2の製造方法。
  4. 【請求項4】ポリオール成分がポリエステルポリオール
    および/またはポリオキシアルキレンポリオールであ
    る、請求項1〜3のいずれかの製造方法。
  5. 【請求項5】ポリオキシアルキレンポリオールが親水性
    の高いポリオキシアルキレンポリオールである、請求項
    4の製造方法。
  6. 【請求項6】親水性の高いポリオキシアルキレンポリオ
    ールが、ポリオキシエチレン基を含有するポリオキシア
    ルキレンポリオールである、請求項5の製造方法。
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