JPH0825995A - ロック機構付差動制限装置 - Google Patents

ロック機構付差動制限装置

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JPH0825995A
JPH0825995A JP15974694A JP15974694A JPH0825995A JP H0825995 A JPH0825995 A JP H0825995A JP 15974694 A JP15974694 A JP 15974694A JP 15974694 A JP15974694 A JP 15974694A JP H0825995 A JPH0825995 A JP H0825995A
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JP
Japan
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differential
electromagnet
clutch
pilot clutch
limiting device
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JP15974694A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamazaki
伸司 山崎
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁石による小さな励磁力にてもパイロット
クラッチの完全な締結による確実な差動制限状態が得ら
れ、かつ完全な差動制限状態に移る際にショックのない
ロック機構付差動制限装置を提供する。 【構成】 デフケース1からの入力を差動歯車装置を介
して左右の出力軸5、7に配分して伝達すると共に、電
磁石の励磁で差動回転部材間を締結するパイロットクラ
ッチ11によって発生したスラスト力によりメインクラ
ッチ14を締結して左右の出力軸5、7間の差動を制限
する電磁石式差動制限装置において、前記パイロットク
ラッチ11を締結するための主電磁石9に加えて、パイ
ロットクラッチ11をバイパスして直接に前記差動回転
部材8、12間を締結できるドッグクラッチ16を励磁
する副電磁石15を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動歯車装置を備えた
電磁石式差動制限装置であって、デフロック機構が付い
た差動制限装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の、差動歯車装置を備えた電磁石
式差動制限装置としては、例えば、図3に示したような
第1の従来例のものがある。この従来例のものは、図示
しないエンジンからの駆動力がドライブピニオンと傘歯
噛合するリングギヤに伝えられ、該リングギヤを一体に
固定するデフケース31を回転させる。該デフケース3
1内に差動歯車装置を構成するプラネタリーギヤを挟ん
で軸方向にメインクラッチ44とパイロットクラッチ4
1が配置される。これらのクラッチがプラネタリーギヤ
の差動制限作用を行う。前記デフケース31から入力さ
れた駆動力は、前記デフケース31の一部として差動装
置を構成するところのプラネタリーギヤのインターナル
ギヤ32に伝えられ、さらにピニオンギヤ33を介し
て、キャリヤ36およびサンギヤ34に配分伝達されて
行く。前記ピニオンギヤ33はピニオン軸によって前記
キャリヤ36の円周上に複数個軸支され、これら各ピニ
オンギヤ33の内外には、外接噛合する前記インターナ
ルギヤ32と、内接噛合する前記サンギヤ34がそれぞ
れ噛合している。前記インターナルギヤ32を有するデ
フケース31はさらにアウター37としてパイロットク
ラッチ41の外側まで延び、該パイロットクラッチ41
のロータ38と一体に回転するよう構成されている。前
記ロータ38は、前記キャリヤ36内周にスプライン嵌
合する右出力軸37に外嵌し、該右出力軸37の軸部内
には図示しないが右車輪駆動軸がスプライン嵌合され
る。また、前記サンギヤ34は左出力軸35を構成し、
該左出力軸35の軸部内には同様に図示しないが左車輪
駆動軸がスプライン嵌合される。前記ピニオンギヤ33
に伝えられたデフケース31からの駆動力は、左右車輪
間の駆動抵抗あるいは回転数差に応じて前記ピニオンギ
ヤ33が公自転して右車輪系の前記キャリヤ36および
左車輪系の前記サンギヤ34に配分して伝えるられるも
のである。
【0003】このような差動駆動状態での走行時に、泥
濘地等の悪路に遭遇して左右車輪間での差動作用を制限
する必要が生じた場合には、前記パイロットクラッチ4
1のロータ38の外側に配置された電磁石39を励磁す
ることによって、アーマチャ40を吸引する。該アーマ
チャ40の吸引による軸方向右側への移動によって該ア
ーマチャ40と前記ロータ38の間に交互に配列された
パイロットクラッチ41を締結し、差動回転状態にあっ
た前記アウター37とボールカム装置のカムリング42
とが回転を共にしようとする際に、前記ボールカム装置
を構成する前記キャリヤ36との間にボール43を介し
て生ずるスラスト力によってプレッシャーリングを兼ね
る前記キャリヤ36を軸方向左方に押圧することにな
る。これによって、前記ピニオンギヤ33を軸支したキ
ャリヤ36全体が左方に移動して、プラネタリーギヤと
デフケース31との間に配置されたメインクラッチ44
を締結させる。これによって、前記キャリヤ36とサン
ギヤ34とは相対回転差がなくなり、左右車輪間の差動
は制限状態となるので、前記各ピニオンギヤ33は自転
が制限され、前記インターナルギヤ32、ピニオンギヤ
33、キャリヤ36およびサンギヤ34も相対回転を制
限されて回転し、前後輪間での路面とタイヤとの摩擦係
数の差によっていずれか一方の駆動系が空転するという
差動作用を有するが故の差動装置の宿命を取り除き、悪
路脱出を可能にするものである。
【0004】しかしながら、このような電磁石式差動制
限装置では、電磁石の励磁力を調整してパイロットクラ
ッチにおいて発生するスラスト力すなわち差動制限力を
調整することができるものの、前記電磁石の励磁力には
限度があり、パイロットクラッチの完全な締結状態を得
ることは困難であった。そこで、図4に示したような特
開平5−221246号公報に記載されたものが案出さ
れた。この第2の従来例のものの構成は、基本的には前
記第1の従来例のものとほぼ同じであるが、パイロット
クラッチ41において電磁石39によって吸引されるア
ーマチャとして永久磁石45が採用されているものであ
る。これにより、電磁石39に流れる電流によって永久
磁石45との関係で、電磁石の励磁力を選択して所定の
差動制限力を得るものである。電磁石39に逆電流が流
れると、永久磁石45との磁力が拮抗してパイロットク
ラッチ41は中立となり、差動フリーの状態となる。前
記逆電流の供給量を順次下げていくと、永久磁石45に
よるパイロットクラッチ41の締結力によって中間的な
差動制限状態となる。次に、電磁石39に正電流が流れ
ると、永久磁石45と電磁石39とは互いに吸引し合っ
てパイロットクラッチ41の締結力が増大する。しかし
ながら、この第2の従来例のものにあっても、電磁石の
励磁力に加えて永久磁石の磁力を利用してパイロットク
ラッチを締結するものである以上、これらの励磁力には
限度があり、パイロットクラッチの完全な締結状態を得
て完全な差動制限状態すなわちデフロック状態を得るこ
とは困難であった。また、デフケース31内に永久磁石
を設けた場合に潤滑油中の磨耗粉等の異物吸着により、
パイロットクラッチの隙間設定が変化し、差動制限力が
不安定になるという問題が生じた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため本発明では、
上記従来の差動歯車装置を備えた電磁石式差動制限装置
における諸課題を解決して、電磁石による小さな励磁力
にてもパイロットクラッチの完全な締結による確実な差
動制限状態が得られ、かつ完全な差動制限状態に移る際
にショックのないロック機構付差動制限装置を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、上
記した従来の課題を解決するための手段として、デフケ
ースからの入力を差動歯車装置を介して左右の出力軸に
配分して伝達すると共に、電磁石の励磁で差動回転部材
間を締結するパイロットクラッチによって発生したスラ
スト力によりメインクラッチを締結して左右の出力軸間
の差動を制限する電磁石式差動制限装置において、前記
パイロットクラッチを締結するための主電磁石に加え
て、パイロットクラッチをバイパスして直接に前記差動
回転部材間を締結できるドッグクラッチを励磁する副電
磁石を設けたことを特徴とするものである。前記ドッグ
クラッチは、前記パイロットクラッチを作動させるため
に主電磁石に吸引されるアーマチャにスプライン嵌合さ
れると共に、前記副電磁石に吸引されて前記デフケース
と一体のロータ外周部に係合するように構成されてい
る。また、前記差動歯車装置をプラネタリーギヤ式の差
動歯車装置として、前記アーマチャは、前記パイロット
クラッチの締結時にスラスト力を発生させるボールカム
装置のカムリングにスプライン嵌合されていてもよい
し、前記ボールカム装置を構成する前記プラネタリーギ
ヤのキャリヤにスプライン嵌合されていてもよい。さら
に、前記ドッグクラッチとロータとの間にはコイルスプ
リングが配置されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明では、パイロットクラッチ11を締結す
るための主電磁石9に加えて、パイロットクラッチ11
をバイパスして直接に差動回転部材(ロータ外周部17
とカムリング12あるいはキャリヤ6)間を締結できる
ドッグクラッチ16を励磁する副電磁石15を設けた上
記構成により、主電磁石9の励磁によってアーマチャ1
0を吸引してパイロットクラッチ11を締結し、差動回
転状態にあったロータ外周部17とボールカム装置のカ
ムリング12とが回転を共にしようとする際に、前記ボ
ールカム装置を構成する前記キャリヤ6との間にボール
13を介して生ずるスラスト力によってプレッシャーリ
ングを兼ねる前記キャリヤ6を軸方向左方に押圧する。
これによって、ピニオンギヤ3を軸支したキャリヤ6全
体が左方に移動して、プラネタリーギヤとデフケース1
との間に配置されたメインクラッチ14を締結させる。
この時、主電磁石9の吸引によるアーマチャ10がパイ
ロットクラッチ11を押し付けてクラッチ締結状態にす
るので、ロータ8とキャリヤ6側との間に殆ど差動回転
がなくなる。この状態において、副電磁石15を励磁す
ると、ドッグクラッチ16がパイロットクラッチ11を
バイパスして直接に差動回転部材であるロータ外周部1
7とカムリング12あるいはキャリヤ6間を締結する。
その際、ドッグクラッチ16がロータ外周部17に係合
することになるが、前記主電磁石9によるパイロットク
ラッチ11の締結によってこれらドッグクラッチ16と
ロータ外周部17との間に差動回転が殆どないので、そ
の係合はショックや騒音を伴うことなく、円滑に行われ
る。これによって、副電磁石15による小さな励磁力に
てもパイロットクラッチ11の完全な締結による確実な
差動制限状態が得られ、かつ完全な差動制限状態に移る
際にショックのないロック機構付差動制限装置が提供さ
れることになる。また、完全な差動制限状態を得た後、
副電磁石15を解磁すると、ドッグクラッチ16とロー
タ8との間に配置されたコイルスプリング18により、
速やかに差動制限状態を解除することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の差動制限装置の第1実施例を示すも
のである。図示しないエンジンからの駆動力がドライブ
ピニオンと傘歯噛合するリングギヤに伝えられ、該リン
グギヤを一体に固定するデフケース1に伝達される。該
デフケース1内に差動歯車装置を構成するプラネタリー
ギヤを挟んで軸方向にメインクラッチ14とパイロット
クラッチ11が配置される。前記デフケース1から入力
された駆動力は、前記デフケース1内周のインターナル
ギヤ2に伝えられ、さらにピニオンギヤ3を介して、キ
ャリヤ6およびサンギヤ4に配分伝達されて行く。プラ
ネタリーギヤはダブルピニオン式であり、左右に円滑に
回転差を与えることができる。詳述すると、前記ピニオ
ンギヤ3はピニオン軸によって前記キャリヤ6の円周上
に複数個軸支され、これら各ピニオンギヤ3の内外に
は、外接噛合する前記インターナルギヤ2と、内接噛合
する前記サンギヤ4がそれぞれ噛合している。前記イン
ターナルギヤ2を有するデフケース1はさらにパイロッ
トクラッチ11の外側まで延び、該パイロットクラッチ
11のロータ8と一体に回転するよう構成されている。
前記ロータ8は、前記キャリヤ6内周にスプライン嵌合
する右出力軸7に外嵌し、該右出力軸7の軸部内には図
示しないが右車輪駆動軸がスプライン嵌合される。ま
た、前記サンギヤ4は左出力軸5を構成し、該左出力軸
5の軸部内には同様に図示しないが左車輪駆動軸がスプ
ライン嵌合される。前記ピニオンギヤ3に伝えられたデ
フケース1からの駆動力は、左右車輪間の駆動抵抗ある
いは回転数差に応じて前記ピニオンギヤ3が公自転して
右車輪系の前記キャリヤ6および左車輪系の前記サンギ
ヤ4に配分して伝えるられるものである。
【0009】一方、主電磁石9の励磁によって吸引さ
れ、パイロットクラッチ11を締結するアーマチャ10
が前記プラネタリーギヤのキャリヤ6とロータ8との間
に設けられる。パイロットクラッチ11は、ロータ8と
回転を共にして軸方向にスライド可能な多板クラッチ群
と、カムボール装置を構成するカムリング12と回転を
共にしてスライド可能な多板クラッチ群とで構成され、
その締結時にはデフケース1の回転と連れ回ろうとする
カムリング12とボール13を介したキャリヤ6との間
の相対回転によってスラスト力が発生し、キャリヤ6を
して軸方向に移動せしめ、メインクラッチ14を締結す
る。本発明では、前記パイロットクラッチ11を締結す
るための主電磁石9に加えて、パイロットクラッチ11
をバイパスして直接に相対回転している差動回転部材間
を締結できるドッグクラッチ16を励磁する副電磁石1
5を前記主電磁石9の外側に設けたものである。本実施
例では、前記ドッグクラッチ16は、内周が前記パイロ
ットクラッチ11を作動させるために主電磁石9に吸引
されるアーマチャ10にスプライン嵌合されると共に、
前記副電磁石15に吸引されて前記デフケース1と一体
のロータ外周部17の端面に形成された係合歯に係合す
るように構成され、かつ前記アーマチャ10は、前記パ
イロットクラッチ11の締結時にスラスト力を発生させ
るボールカム装置のカムリング12にスプライン嵌合さ
れている。さらに、前記ドッグクラッチとロータとの間
にはコイルスプリングが配置されている。なお、前記ロ
ータ8には非磁性体である2層のステンレスリング19
が埋設されていて、主電磁石9と副電磁石15による励
磁時の磁界を区分するように構成されている。
【0010】次に、本実施例の作用を説明すると、通常
の差動駆動状態での走行時に、泥濘地等の悪路に遭遇し
て左右車輪間での差動作用を制限する必要が生じた場合
には、主電磁石9の励磁によってアーマチャ10を吸引
してパイロットクラッチ11を締結し、ロータ外周部1
7とカムリング12とが回転を共にしようとする際に、
キャリヤ6との間にボール13を介して生ずるスラスト
力によってキャリヤ6を軸方向左方に押圧する。これに
よって、ピニオンギヤ3を軸支したキャリヤ6全体が図
面左方に移動して、プラネタリーギヤとデフケース1と
の間に配置されたメインクラッチ14を締結させる。こ
の時、主電磁石9の吸引によるアーマチャ10がパイロ
ットクラッチ11を押し付けてクラッチ締結状態にする
ので、ロータ8とキャリヤ6側との間に殆ど差動回転が
なくなる。この状態において、副電磁石15を励磁する
と、ドッグクラッチ16がパイロットクラッチ11をバ
イパスして直接に差動回転部材であるロータ外周部17
とアーマチャ10を介してカムリング12との間を完全
に締結し、該カムリング12がボール13を介して強力
にキャリヤ6を軸方向に押圧するので、メインクラッチ
14の確実で完全なデフロック状態を実現できる。その
際、前記主電磁石9によるパイロットクラッチ11の締
結によってこれらドッグクラッチ16とロータ外周部1
7との間に差動回転が殆どないので、その係合はショッ
クや騒音を伴うことなく、円滑に行われる。これによっ
て、副電磁石15による小さな励磁力にてもパイロット
クラッチ11の完全な締結による確実な差動制限状態が
得られ、かつ完全な差動制限状態に移る際にショックの
ないロック機構付差動制限装置が提供されることにな
る。また、完全な差動制限状態を得た後、副電磁石15
を解磁すると、ドッグクラッチ16とロータ8との間に
配置されたコイルスプリング18により、速やかに差動
制限状態を解除することができる。
【0011】次に、図2によって本発明の差動制限装置
の第2実施例を説明する。本実施例の構成も基本的には
前記第1実施例のものと同様であるが、本実施例では、
アーマチャ10がボールカム装置を構成するプラネタリ
ーギヤのキャリヤ6にスプライン嵌合されているもので
ある。これによって、主電磁石9の励磁により吸引され
るアーマチャ10のパイロットクラッチ11を締結する
作用は前記第1実施例と同様であるが、本実施例では、
副電磁石15を励磁してドッグクラッチ16が吸引され
ると、該ドッグクラッチ16とロータ外周部17すなわ
ちデフケース1が一体となるのみならず、互いにスプラ
イン嵌合するアーマチャ10およびキャリヤ6が一体と
なるので、デフケース1に対するキャリヤ6の相対回転
が阻止され、ピニオンギヤ3の自転もなくサンギヤ4も
一体となって回転するので、完全なデフロック状態とな
る。本実施例においても、前記第1実施例と同様に、ド
ッグクラッチ16とロータ外周部17との間の係合はシ
ョックや騒音を伴うことなく、円滑に行われ、また、完
全な差動制限状態を得た後、副電磁石15を解磁する
と、ドッグクラッチ16とロータ8との間に配置された
コイルスプリング18により、速やかに差動制限状態を
解除することができる。
【0012】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の趣旨の範囲内で差動歯車装置として適宜の構造
のものが採用できる。また、ドッグクラッチの形状およ
び該ドッグクラッチのロータとの係合態様、アーマチャ
のカムリングあるいはキャリヤとの関連構成、主電磁石
と副電磁石との配置関係等については適宜採用できるこ
とは言うまでもないことである。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、パイロットクラッチを締結するための主電磁石に加
えて、パイロットクラッチをバイパスして直接に差動回
転部材間を締結できるドッグクラッチを励磁する副電磁
石を設けたので、主電磁石の励磁によってアーマチャを
吸引してパイロットクラッチを締結し、差動回転状態に
あったロータ外周部とボールカム装置のカムリングとが
回転を共にしようとする際に、前記ボールカム装置を構
成する前記キャリヤ6との間にボールを介して生ずるス
ラスト力によってプレッシャーリングを兼ねる前記キャ
リヤを軸方向左方に押圧して、メインクラッチを締結さ
せることに加えて、副電磁石の励磁により、ドッグクラ
ッチがパイロットクラッチをバイパスして直接に差動回
転部材であるロータ外周部とカムリングあるいはキャリ
ヤ間を締結することができるので、副電磁石による小さ
な励磁力にてもパイロットクラッチの完全な締結による
確実な差動制限状態が得られる。しかも、ドッグクラッ
チがロータ外周部に係合する際に、前記主電磁石による
パイロットクラッチの締結によって、これらドッグクラ
ッチとロータ外周部との間に差動回転が殆どないので、
その係合はショックや騒音を伴うことなく、円滑に行わ
れる。また、完全な差動制限状態を得た後、副電磁石を
解磁すると、ドッグクラッチとロータとの間に配置され
たコイルスプリングにより、速やかに差動制限状態を解
除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロック機構付差動制限装置の第1実施
例を示す図である。
【図2】本発明のロック機構付差動制限装置の第2実施
例を示す図である。
【図3】差動制限装置の第1の従来例を示す図である。
【図4】差動制限装置の第2の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 デフケース 2 インターナルギヤ 3 ピニオンギヤ 4 サンギヤ 5 左出力軸 6 キャリヤ 7 右出力軸 8 ロータ 9 主電磁石 10 アーマチャ 11 パイロットクラッチ 12 カムリング 13 ボール 14 メインクッチ 15 副電磁石 16 ドッグクラッチ 17 ロータ外周部 18 コイルスプリング 19 ステンレスリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフケースからの入力を差動歯車装置を
    介して左右の出力軸に配分して伝達すると共に、電磁石
    の励磁で差動回転部材間を締結するパイロットクラッチ
    によって発生したスラスト力によりメインクラッチを締
    結して左右の出力軸間の差動を制限する電磁石式差動制
    限装置において、前記パイロットクラッチを締結するた
    めの主電磁石に加えて、パイロットクラッチをバイパス
    して直接に前記差動回転部材間を締結できるドッグクラ
    ッチを励磁する副電磁石を設けたことを特徴とするロッ
    ク機構付差動制限装置。
  2. 【請求項2】 前記ドッグクラッチは、前記パイロット
    クラッチを作動させるために主電磁石に吸引されるアー
    マチャにスプライン嵌合されると共に、前記副電磁石に
    吸引されて前記デフケースと一体のロータ外周部に係合
    するように構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のロック機構付差動制限装置。
  3. 【請求項3】 前記差動歯車装置はプラネタリーギヤか
    ら成る差動歯車装置であり、前記アーマチャは、前記パ
    イロットクラッチの締結時にスラスト力を発生させるボ
    ールカム装置のカムリングにスプライン嵌合されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のロック機構付差動制
    限装置。
  4. 【請求項4】 前記差動歯車装置はプラネタリーギヤか
    ら成る差動歯車装置であり、前記アーマチャは、前記パ
    イロットクラッチの締結時にスラスト力を発生させるボ
    ールカム装置を構成する前記プラネタリーギヤのキャリ
    ヤにスプライン嵌合されていることを特徴とする請求項
    2に記載のロック機構付差動制限装置。
  5. 【請求項5】 前記ドッグクラッチとロータとの間には
    コイルスプリングが配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載のロック機構付差動制限装置。
JP15974694A 1994-07-12 1994-07-12 ロック機構付差動制限装置 Pending JPH0825995A (ja)

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