JPH08261007A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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JPH08261007A
JPH08261007A JP6415395A JP6415395A JPH08261007A JP H08261007 A JPH08261007 A JP H08261007A JP 6415395 A JP6415395 A JP 6415395A JP 6415395 A JP6415395 A JP 6415395A JP H08261007 A JPH08261007 A JP H08261007A
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misfire
exhaust
exhaust temperature
internal combustion
exhaust gas
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JP6415395A
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Kenichi Yamaura
賢一 山浦
Atsumi Hoshina
敦巳 保科
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Hitachi Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な構成により全運転領域で失火を高精度に
検出する。 【構成】排気マニホールド7のブランチ部21,22,23,
24に、薄膜型熱電対により構成される排気温度センサ3
1,32,33,34を設ける。そして、1燃焼サイクル中の
所定区間(例えば、排気行程中)における排気温度TAV
を検出する一方(S1,S2) 、予め定めたスライスレベルT
THを求め(S3)、TAVとTTHとの偏差Aを求める。そし
て、当該偏差Aと予め定めた設定値Bとを比較すること
で(S4)、失火の有無を判断する(S5,S6) 。このように、
1燃焼サイクル中の排気温度の瞬間的な変化を応答性よ
く高精度に検出することができる排気温度センサ31,3
2,33,34を採用し、当該センサの検出結果に基づいて
失火の有無を判断するようにしたので、極めて簡単な構
成により全運転領域で高精度に失火を検出することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の失火を検出
する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関において失火が発生す
ると、未燃燃料の排出による排気有害成分の増大、触媒
コンバータの過熱化、アフターバーン、及び回転変動等
の種々の不具合が発生する。そこで、失火の発生を検出
し、失火検出時には、失火の発生を抑制するように燃料
噴射量、点火タイミング等を補正制御することが行なわ
れている。
【0003】なお、失火を検出する装置としては、従来
より、クランクシャフトの回転変動を検出して失火を検
出するもの(回転変動検出方式、例えば特開昭59−1
5675号公報に開示のもの)、筒内圧力の変動を検出
するもの(筒内圧力検出方式、例えば特開昭62−30
932号公報に開示のもの)、或いは排気の空燃比を検
出するもの(空燃比検出方式)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
失火検出装置では、以下のような問題があった。つま
り、回転変動検出方式のものでは、クランクシャフトの
回転変動の検出結果に基づいて失火を検出するため、駆
動系からの逆入力(不整路面走行時等)により誤検出し
てしまう場合があり、失火の検出精度が低かった。ま
た、図7に示すように、機関の多気筒化が進むと、失火
による影響が現れ難くなるので、検出精度が低下すると
いう問題がある。
【0005】そして、筒内圧力検出方式のものでは、ア
イドル運転領域等の燃焼圧力の増大が比較的少ない領域
では、失火と正常燃焼との区別が難しく、失火検出精度
が低かった。また、高価な筒内圧力センサ、筒内圧力処
理用マイクロコンピュータ(周波数抽出・分析等)が必
要となると共に、細かなクランク角度毎に全気筒の筒内
圧力を記憶しておくための大きな容量のコンピュータが
必要になるという問題もあった。
【0006】また、空燃比検出方式のものでは、排気中
の酸素の濃度を検出するため応答性が悪いと共に、例え
ば空燃比がリーン側に固定されたような場合には、失火
による空燃比のリーン化との区別が困難となるため、酸
素センサの出力からでは失火の検出が困難であるという
問題があった。本発明は、かかる従来の実情に鑑みなさ
れたものであり、簡易かつ容易な構成により全運転領域
で失火を高精度に検出することができる内燃機関の失火
検出装置を提供することを目的とする。また、当該装置
の一層の高精度化、実用性の向上を図ることもその目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明にかかる内燃機関の失火検出装置は、図1に示
すように、内燃機関の排気温度を1燃焼サイクル毎に検
出できる排気温度検出手段と、前記排気温度検出手段の
検出値に基づいて失火の有無を検出する失火検出手段
と、を含んで構成するようにした。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記失火検出
手段を、1燃焼サイクル中の予め定めた区間における前
記排気温度検出手段の検出値の平均値と、予め定めた設
定値と、を比較することで、失火の有無を検出するよう
に構成した。請求項3に記載の発明では、1燃焼サイク
ル中の前記排気温度検出手段の検出値と、予め定めた設
定値と、に基づいて、前記設定値を学習更新する設定値
学習更新手段を含んで構成するようにした。
【0009】請求項4に記載の発明では、前記予め定め
た設定値を、機関運転状態に応じて設定するようにし
た。請求項5に記載の発明では、前記排気温度検出手段
を、シリンダヘッドと排気マニホールドとの間のガスケ
ット部に配設するようにした。
【0010】
【作用】上記構成を備えた請求項1に記載の発明にかか
る内燃機関の失火検出装置では、前記排気温度検出手段
を介して、内燃機関の排気温度を1燃焼サイクル毎に応
答性よく検出し、その結果に基づいて、失火の有無を検
出するようにする。これにより、従来の装置に対して、
極めて簡単な構成で、容易かつ高精度に、然も全運転領
域において失火を検出することができるようになる。
【0011】請求項2に記載の発明では、1燃焼サイク
ル中の予め定めた区間における前記排気温度検出手段の
検出値の平均値と、予め定めた設定値と、を比較するこ
とで、失火の有無を検出するようにする。これにより、
例えば、最高温度値( 或いは、所定クランク角度位置に
おける瞬間的な排気温度)と予め定めた設定値とを比較
して失火の検出を行なうようにした場合に比べて、ノイ
ズ等の影響を排除して高精度に失火検出を行なうことが
できるようになる。
【0012】請求項3に記載の発明では、前記設定値学
習更新手段を介して、1燃焼サイクル中の前記排気温度
検出手段の検出値と、予め定めた設定値と、に基づい
て、前記設定値を学習更新するようにする。これによ
り、機関個体差,気筒間差やセンサ個体差等における失
火判定精度のバラツキを修正することができるようにな
る。
【0013】請求項4に記載の発明では、前記予め定め
た設定値を、機関運転状態に応じて設定するようにした
ので、運転状態が異なっても、高精度に失火検出を行な
えるようになる。請求項5に記載の発明では、前記排気
温度検出手段を、シリンダヘッドと排気マニホールドと
の間のガスケット部に配設するようにしたので、作業性
等が向上しコスト低減等を促進することができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明にかかる実施例を図面に基づい
て説明する。第1の実施例の全体構成を示す図2におい
て、機関1には、図示しないエアクリーナから吸気ダク
ト2、スロットル弁3及び吸気マニホールド4を介して
空気が吸入される。吸気マニホールド4の各ブランチ部
には、各気筒別に燃料噴射弁5が設けられている。この
燃料噴射弁5は、ソレノイドに通電されて開弁し、通電
停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁であって、後述す
るコントロールユニット50からの駆動パルス信号により
通電されて開弁し、燃料ポンプから圧送されてプレッシ
ャレギュレータにより所定圧力に制御された燃料を、機
関1に噴射供給する。本実施例では、直列4気筒の機関
について説明するが、勿論他の型式・気筒数であって構
わない。
【0015】機関1の各燃焼室には点火栓6が設けられ
ており、これにより火花点火して混合気を燃焼させる。
そして、機関1からは、排気マニホールド7、排気ダク
ト8、排気浄化触媒としての三元触媒9、図示しない消
音装置を介して排気が大気中に排出される。ここで、三
元触媒9は排気中のCO,HCの酸化とNOX の還元を
行って排気を浄化するものである。
【0016】なお、前記排気マニホールド7の気筒毎の
ブランチ部21,22,23,24には、気筒毎の排気温度を検
出する排気温度センサ31,32,33,34がそれぞれ設けら
れている。これら排気温度センサ31,32,33,34の出力
信号は、後述のコントロールユニット50に入力されてい
る。ここで、本実施例において使用する排気温度センサ
31,32,33,34の構造について、図3を参照して、概略
説明する。本実施例では、排気温度センサ31,32,33,
34として、1燃焼サイクル毎の失火の有無を高精度に検
出できるように、瞬間的な温度変化を高精度に検出する
ことができる薄膜型熱電対と言われるものを用いてい
る。この薄膜型熱電対は、通常の熱電対に対して、熱容
量等を小さくしてその検出応答性を高めるべく、図3
(A),図3(B)に示すように、温度検出部たる熱接
点Aを薄膜電極層B(Ni−Cr,0.3〜0.4μ
m)と薄膜電極層C(Constantan,0.3〜0.4μ
m)とを接合させて形成する構成となっている。そし
て、図3(B)に示すように、薄膜電極層Bには接触子
D(Ni−Cr)が接続され、薄膜電極層Cには接触子
E(Constantan)が接続され、これら各接触子に接続さ
れるリード線から検出信号が取り出されるようになって
いる。なお、薄膜電極層B,薄膜電極層Cの下には、セ
ンサボディX(熱膨張率をセンサ取付部と合わせるため
に通常取付部と同様の材料で形成される)との絶縁を確
保するための絶縁層F(Si3 4 ,1〜2μm)が設
けられている。さらに、図3(C)に示すように、熱接
点A,薄膜電極層B,薄膜電極層Cの表面を覆うよう
に、保護層G(ポリイミド,2〜3μm)が設けられて
いる。なお、図3(A)中の熱接点Yは、通常のNiC
r−Constantanからなる熱電対で、例えば平均的な温度
を測定するためのものであり、本実施例においては瞬時
温度変化を測定するための熱接点Aの温度補償等に利用
されるものである。
【0017】なお、センサボディXを、排気弁下流側排
気ポート内壁或いは排気マニホールド7のブランチ部内
壁等に取り付ける(貼り付ける,或いは埋め込む)よう
にしてもよいが、加工,取付,交換容易性等の観点から
は、図4に示すように、シリンダヘッドと排気マニホー
ルド7との間に介装される、ガスケット7Aに取り付け
るようにするのが好ましい。ところで、排気ポート内壁
或いはガスケット7Aに排気温度センサ31〜34を設ける
場合には、本実施例のようなブランチ部を有する排気マ
ニホールド7を採用しない機関にも、本実施例の各気筒
失火検出制御を適用することができる。
【0018】ところで、図2で図示しないカムシャフト
或いはクランクシャフトには、気筒判別(REF信号)
用のパルス信号を出力するREF信号用クランク角セン
サ10と、クランク角度所定角度(例えば1度)毎(PO
S信号)にパルス信号を出力するPOS信号用クランク
角センサ11と、が設けられている。これらのセンサの出
力信号は、コントロールユニット50に入力される。な
お、これらセンサは一体として構成することも可能であ
る。
【0019】コントロールユニット50は、CPU,RO
M,RAM,A/D変換器及び入出力インタフェイス等
を含んで構成されるマイクロコンピュータからなり、各
種センサからの入力信号を受け、燃料噴射弁5、点火栓
6の作動等を制御する。ここで、失火検出手段としての
コントロールユニット50が行なう失火検出制御につい
て、図5のフローチャートに従って説明する。当該フロ
ーは各気筒毎に実行される。
【0020】ステップ1(図では、S1と記してある。
以下、同様。)では、1燃焼サイクル中、例えば排気行
程中の所定期間(排気弁の開弁期間中が好ましい。例え
ば、BBDC(下死点前) 40度CA(クランク角度)
〜TDC(上死点後)10度CA)における排気温度セ
ンサ31(他の気筒におけるフロー実行中は、排気温度セ
ンサ32,33,34)の出力信号に基づいて、該当気筒の排
気温度TEXをサンプリングする。
【0021】ステップ2では、サンプリング期間内の平
均排気温度TAVを求める。ステップ3では、フロー中に
示すような予めコントロールユニット50内に設定記憶
してあるテーブル(機関回転速度Neと負荷Tpとか
ら、排気温度Tthを検索するためのテーブル)を検索し
て、失火した場合に得られるであろう排気温度Tth(失
火判定のスライスレベル)を設定する。なお、スライス
レベル排気温度Tthは、予め実験等により求めておくこ
とも理論計算等により求めることもできるものである。
【0022】ステップ4では、実際に排気温度センサ31
により検出された排気温度TAVと、スライスレベル排気
温度Tthと、の偏差A(=TAV−Tth)を求め、当該偏
差Aと所定値B(例えば、0)とを比較する。偏差Aが
所定値Bより大きい場合には、ステップ5へ進み、正常
に燃焼が行なわれていると(失火していないと)判断
し、失火フラグを0にセットして、本フローを終了す
る。
【0023】一方、偏差Aが所定値B以下の場合には、
ステップ6へ進み、排気温度TAVが低く失火が発生して
いると判断し、失火フラグを1にセットして、本フロー
を終了する。上記フローにより失火が検出された気筒
(失火フラグが1にセットされた気筒)に対して、例え
ばコントロールユニット50は燃料噴射量、点火時期等を
制御して、失火の発生を最小に抑制し、未燃燃料の排出
による排気有害成分の増大、触媒コンバータの過熱化、
アフターバーン、及び回転変動等を抑制するようになっ
ている。
【0024】このように、本実施例によれば、排気行程
中の排気温度の瞬間的な変化を応答性良く高精度に検出
することができる薄膜型熱電対等の排気温度センサ31〜
34を採用し、当該排気温度センサ31〜34の検出値に基づ
いて、失火の有無を検出するようにしたので、従来の失
火検出装置に対して、極めて簡単な構成で、容易かつ高
精度に、然も全運転領域において失火を検出することが
できる。
【0025】なお、本実施例では、排気温度センサの検
出値を平均化するようにして説明したが、ノイズ等が問
題とならない場合には、最高温度値( 或いは、所定クラ
ンク角度位置における瞬間的な排気温度)とスライスレ
ベルとを比較して失火の検出を行なうようにすることも
できる。また、温度変化量(最高最低温度差)によって
も失火検出を行なうようにすることもできる。次に、第
2の実施例について説明する。
【0026】第2の実施例の全体構成は、第1の実施例
と略同様であり、コントロールユニット50が行なう失
火検出制御のみが異なるので、全体構成についての説明
は省略し、失火検出制御について図6のフローチャート
に従って説明する。即ち、ステップ11,ステップ12
では、図5のフローチャートのステップ1,ステップ2
同様にして、1燃焼サイクル中、例えば排気行程中の所
定期間(排気弁の開弁期間中が失火判定精度が向上する
ので好ましい。例えば、下死点前40度〜上死点後10
度CA)における排気温度センサ31(或いは、排気温度
センサ32,33,34)の出力信号に基づいて、当該気筒の
排気温度TEXをサンプリングして、サンプリング期間内
の平均排気温度TAVを求める。
【0027】ステップ13では、フロー中に示すような
予めコントロールユニット50内に設定記憶してあるテ
ーブル(機関回転速度Neと負荷Tpとから、排気温度
thを検索するためのテーブル)を検索して、失火した
場合に得られるであろう排気温度Tth(失火判定のスラ
イスレベル)を設定する。なお、スライスレベル排気温
度Tthは、予め実験等により求めておくことも理論計算
等により求めることができるものである。
【0028】ステップ14では、フロー中に示すような
テーブルを参照して、機関回転速度Neと負荷Tpとに
基づいて、スライスレベルTthの補正値αを検索により
求める。ステップ15では、平均排気温度TAVと、(T
th+α)と、の偏差A’を求め、当該偏差A’と所定値
B’(例えば、0)とを比較する。
【0029】偏差A’が所定値B’より大きい場合に
は、ステップ16へ進み、正常に燃焼が行なわれている
と(失火していないと)判断し、失火フラグを0にセッ
トして、ステップ17へ進む。一方、偏差A’が所定値
B’以下の場合には、ステップ19へ進み、排気温度T
AVが低く失火が発生していると判断し、失火フラグを1
にセットして、本フローを終了する。
【0030】ステップ17では、今回のサイクルでの学
習値α0 を、下式に従い演算する。 α0 ←TAV×0.5−Tth なお、上式中の0.5は係数であり、目標の失火検出感
度が得られるように適宜変更して構わない。ステップ1
8では、下式に従い、新たな学習値αを加重平均により
求め、ステップ14において説明したテーブルに記憶さ
れている値αを更新する。
【0031】 α ←α×99/100+α0 ×1/100 その後、本フローを終了する。このように、本実施例に
よれば、第1の実施例同様に、排気行程中の排気温度の
瞬間的な変化を応答性良く高精度に検出することができ
る薄膜型熱電対等の排気温度センサ31〜34を採用し、当
該排気温度センサ31〜34の検出値に基づいて、失火の有
無を検出するようにしたので、従来の失火検出装置に対
して、極めて簡単な構成で、容易かつ高精度に、然も全
運転領域において失火を検出することができると共に、
失火でないと判定された場合には、そのときの実測の平
均排気温度TAVに係数を掛けた値と、スライスレベルT
thと、の偏差に基づいて、スライスレベル補正値αを修
正するようにしたので、機関個体差,気筒間差やセンサ
個体差等における失火判定精度のバラツキを修正するこ
とができる。
【0032】なお、本実施例では、排気温度センサの検
出値を平均化するようにして説明したが、ノイズ等が問
題とならない場合には、最高温度値( 或いは、所定クラ
ンク角度位置における瞬間的な排気温度)に基づいて、
或いは排気行程中の温度変化量(最高最低温度差)によ
っても失火検出、及び補正値の修正を行なうようにする
こともできる。
【0033】ところで、上記各実施例では、各気筒毎に
排気温度センサを設け、各気筒毎に排気温度を検出する
ようにしたが、やや精度が低下するものの、上記各実施
例で説明した1燃焼サイクル中の排気温度変化を検出で
きる排気温度センサを使用すれば、排気合流後におい
て、単一の排気温度センサを備えるようにしても、特定
気筒の失火の有無を検出することができる。つまり、燃
焼順序は決まっているので、燃焼サイクルと同一サイク
ルで排気温度センサに到達してくる排気弁開弁中に流出
される高温の排気を区別できる位置(排気温度の高低の
周期性が維持される位置)に排気温度センサを設けてお
けば、失火した気筒があれば、排気温度の高低の周期性
がその気筒で途切れることになるので、これに基づいて
失火検出および失火した気筒を特定することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明にかかる内燃機関の失火検出装置によれば、極めて
簡単な構成で、容易かつ高精度に、然も全運転領域にお
いて失火を検出することができる。請求項2に記載の発
明によれば、1燃焼サイクル中の予め定めた区間におけ
る前記排気温度検出手段の検出値の平均値と、予め定め
た設定値と、を比較することで、失火の有無を検出する
ようにしたので、最高温度値( 或いは、所定クランク角
度位置における瞬間的な排気温度)と予め定めた設定値
とを比較して失火の検出を行なうようにした場合に比べ
て、ノイズ等の影響が排除され、以って高精度に失火検
出を行なうことができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、機関個体
差,気筒間差やセンサ個体差等における失火判定精度の
バラツキを修正することができる。請求項4に記載の発
明によれば、運転状態が異なっても、高精度に失火検出
を行なうことができる。請求項5に記載の発明によれ
ば、前記排気温度検出手段を、シリンダヘッドと排気マ
ニホールドとの間のガスケット部に配設するようにした
ので、作業性等が向上しコスト低減等を促進することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるブロック図
【図2】 本発明の第1の実施例の全体構成図
【図3】 (A)は、同上実施例における排気温度セン
サの全体構造図。(B),(C)は、(A)の部分拡大
断面図。
【図4】 同上排気温度センサの取付位置を説明する
図。
【図5】 同上実施例における失火検出制御を示すフロ
ーチャート
【図6】 本発明の第2の実施例における失火検出制御
を示すフローチャート
【図7】 従来の装置の問題点を説明する図。
【符号の説明】
1 機関 7 排気マニホールド 7A ガスケット 10 REF信号用クランク角センサ 11 POS信号用クランク角センサ 31 第1気筒用排気温度センサ 32 第2気筒用排気温度センサ 33 第3気筒用排気温度センサ 34 第4気筒用排気温度センサ 50 コントロールユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気温度を1燃焼サイクル毎に
    検出できる排気温度検出手段と、 前記排気温度検出手段の検出値に基づいて失火の有無を
    検出する失火検出手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の失火検
    出装置。
  2. 【請求項2】前記失火検出手段が、1燃焼サイクル中の
    予め定めた区間における前記排気温度検出手段の検出値
    の平均値と、予め定めた設定値と、を比較することで、
    失火の有無を検出するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の内燃機関の失火検出装置。
  3. 【請求項3】1燃焼サイクル中の前記排気温度検出手段
    の検出値と、予め定めた設定値と、に基づいて、前記設
    定値を学習更新する設定値学習更新手段を含んで構成し
    たことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の失火検
    出装置。
  4. 【請求項4】前記予め定めた設定値が、機関運転状態に
    応じて設定されることを特徴とする請求項2または請求
    項3に記載の内燃機関の失火検出装置。
  5. 【請求項5】前記排気温度検出手段が、シリンダヘッド
    と排気マニホールドとの間のガスケット部に配設された
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記
    載の内燃機関の失火検出装置。
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