JPH08261067A - 気化器及びその空燃比の制御方法及び装置 - Google Patents

気化器及びその空燃比の制御方法及び装置

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JPH08261067A JP8021146A JP2114696A JPH08261067A JP H08261067 A JPH08261067 A JP H08261067A JP 8021146 A JP8021146 A JP 8021146A JP 2114696 A JP2114696 A JP 2114696A JP H08261067 A JPH08261067 A JP H08261067A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内燃機関用ダイヤフラム気化器に関し、正
確、確実に空燃比を好しいレベルに調整する方法及び装
置を提供する。 【解決手段】 チョーク及びスロットル弁56と、燃料
を調整室66から供給するアイドルポート及び主調整ノ
ズル64を備え、空燃比をソレノイド動作のポペット弁
96又はニードル弁と電子制御回路により自動調整す
る。組合わせ型加速ポンプ及びアイドル回路閉止機構も
内蔵し、通常走行時は主ノズルが燃料を供給するスロッ
トル軸を機械的に動作して自動電気空燃比調整制御を助
ける。チョーク/スロットル連動機構も又電気空燃比制
御を助け又は排気の触媒コンバータの破損を防止する。
電気モータギヤ駆動ユニットを主調整ニードルに連結
し、微調整すると共に、調整値を保持すべく自縛する。
協働的電子及び機械制御システム部品はコンパクトな全
体包装の中に、ボックスと本体を共有して流入燃料によ
り電子及び電気部品を中間冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はエンジンの燃料システム、より
詳細には内燃機関用のガソリン気化器に関する。
【0002】
【発明の背景】すべての内燃機関においていわゆる空燃
比はエンジンの機能に非常に重要である。低燃料消費、
低排ガス放出、良好な作業性及び高出力の適正な組み合
わせを得るには、空燃比を比較的狭い範囲内に維持しな
ければならない。概して、若干最適出力値の希薄側より
の空燃比が好ましい(いわゆる希薄燃焼)。
【0003】自動車に設けるような今日のコストが高
く、洗練された内燃機関において、空燃比変動の問題は
比較的最近の電子燃料噴射装置の開発により大きく克服
されている。一般に、このような自動車用燃料装置は比
較的高圧で燃料をソレノイド型電気制御及び作動燃料調
整弁に送る電気機械燃料ポンプを採用し、該弁は複雑な
装置によりコンピュータ動作される。エンジン動作及び
周囲条件の多くのパラメータが連続的に感知され、これ
らのモニターされたパラメータは電子処理装置に供給さ
れてこのようなパラメータの結果のマトリクスにより燃
料調整弁を制御する。しかしながら、このような燃料噴
射装置のコスト、複雑さ、大きさ及び信頼性により、こ
れらの装置はチェーンソー、雑草刈機、芝刈機、庭用ト
ラクタ及び他の小型芝、庭及び植林装置に用いるような
小型の単一又は二重シリンダエンジンの分野に使用する
にはとても実際的でない。
【0004】また、チーンソー及び他の小型のエンジン
に使用される小型気化器は、すべての手持ちチーンソー
内に取付可能な小型ユニットに対する需要のためサイズ
が小さくなってきている。気化器の製造業者にはこの分
野における競争が厳しいため気化器のコストを減らさな
ければならないというプレッシャーもある。気化器のサ
ービスができるだけ適切に行われ、気化器の部品の数が
少ないことも望ましい。これらの要素もこのような先行
技術による解決策の使用を控えさせる。
【0005】従って、気化器は未だ気化器ののどの燃料
供給開口への燃料流をニードル弁で制御するような小型
エンジンにガソリン燃料を供給するための唯一の実際的
な選択である。一般に、このような気化器には主燃料供
給を制御する主調整オリフィスと、気化器のスロットル
弁の近くの主燃料ジェットの下流に位置するアイドル回
路への燃料供給を制御するアイドル調整オリフィス及び
関連のニードル弁が設けられる。
【0006】COの放出に対する将来の法的規制により
気化器の手動調整は行えなくなるだろう。得られる気化
器製造の精度では気化器に固定ノズルを用いることによ
って前述の法的規制を満たし、同時にエンジン/装置の
作業者に空気圧、温度、変化する燃料の質等などの全て
の組み合わせにおいて良好な作業性を保証するのは不可
能である。好ましい空燃比は通常多くの要素により影響
を受ける。これらのいくつかはエンジンの設計時に知ら
れているので最初から修正できるが、他のものは空気
圧、温度、燃料の質等の外部の環境の変動、気化器の製
造に関連した変動、及び最後になってしまったがエンジ
ン装備装置の作業者が気化器エンジンのチョーク及びス
ロットル制御装置を手動で操作する仕方による。
【0007】上述の自動車用エンジン等の一定の内燃機
関では排気システムに特別の酸素センサ又はラムダゾン
デが設けられている。これによりエンジンの燃焼性能が
感知でき、ゾンデの測定値は自己適合閉ループ制御装置
に用いて空燃比を制御し、すべての条件下実時間ベース
でよい結果を提供できる。しかしながら、これは高価で
複雑な制御装置であり、コストと動作上の信頼性のため
チーンソー、芝刈機、等などの前述の小型エンジン消費
財にはほとんど使用されない。
【0008】気化器を調整するために用いる現在の技術
によれば、作業者は全速力で気化器を手動で調整して推
奨された最高回転速度を得る。この技術はHC及びCO
の量が規定の範囲内に維持されることを何ら保証しない
ので小型エンジンに許される広い放出公差に適合するの
にも不十分である。前述のように、チーンソー、芝刈
機、クリアリングソー等などの製品はこれら消費財の価
格が安いため製造コストが低いことが必要である。にも
かかわらず、ここ数十年間のソリッドステート及びマイ
クロコンピュータ工学における進歩及びコスト削減のた
め、自動車システムの発電機又は同期発電機なしで作動
し、すぐに使えるワット数の低い動力源及びエンジン速
度(タコメータ)信号を提供する低コストのソリッドス
テート磁石型点火装置が一般に提供されている。
【0009】このようなソリッドステート点火装置が入
手できるようになったので、小型エンジン用に設計され
た気化器に関する前述の問題のいくつかは、参照により
ここに加入する米国特許第5、226、920号、5、
284、113号及び5、345、912号に記載され
た空燃比制御システム、装置及び方法によって解決を試
みるのが可能となった。米国特許第’920号で指摘さ
れているように、磁気点火システムに接続した電子手段
により一回転ごとのエンジン速度の小さな変動を検出す
るのは以前に知られており、該点火システムにおいては
一次又は充電巻線の点火はずみ車マグネットにより発生
した信号はパルス間の時間を測定することによりエンジ
ン速度を測定するのに用いられる。この方法はわずかな
速度変動さえ非常に正確に検出し、応答も迅速である。
【0010】米国特許第’920号は点火システムの電
子工学を電気調整可能の気化器燃料システムと結合させ
ると共に電子検出及び制御ユニットを含む空燃比制御シ
ステムを提供するが、該ユニットは点火磁石のエネルギ
の一部を電子装置に電流を供給するのに用い余分の発電
機又は電池を必要としない。この装置はまた電子データ
処理手段と、電子記憶装置と、空燃比を調整するための
電気機械制御ユニットを包含する。この調整はエンジン
速度がほぼ一定の期間後に行われる。調整に用いるパラ
メータはエンジンのRPMの一次導関数である。基本の
基準値は実験室における一定のエンジン測定に基づき確
立され、制御システムの記憶装置に記憶される。
【0011】ほぼ一定のエンジン速度はエンジン速度関
数の一次導関数の平均値を計算することにより検出され
る、エンジンの回転速度は一次導関数の平均値がほぼゼ
ロのときほぼ一定であると考えられるので。システムは
エンジンの負荷作動時速度変動の一次導関数が所定のレ
ベルに達し、又はエンジンの回転速度低減の関数として
希薄調整の中断点が検出されるまで段階的又は連続的に
空燃比を調整する。もし測定したエンジン速度変動の一
次導関数の個別の絶対値が平均して実験室で測定された
基準値を超えれば、システムは空気/燃料の混合気が希
薄すぎると判定する。空気/燃料混合気はその後濃縮と
なるよう約4%ごとに調整され、一次導関数の平均値が
基準値に接近する。このようにしてエンジンの空燃比は
以前に知られた空燃比の速度従属関係に対して調整さ
れ、好ましくはエンジンの動作速度範囲にわたって一定
の空燃比に接近する修正された空燃比の速度従属関係を
提供する。米国特許第’920号には、空燃比の調整は
エンジンの気化器の燃料ノズルに接続された電動機の駆
動回路を制御するマイクロコンピュータによって行わ
れ、これにより該コンピュータにより様々な調整が燃料
ノズルに行われると述べられているが、このような燃料
ノズル制御機構はその他には図示も記載もされていな
い。
【0012】米国特許第’912号には、フィードバッ
クシステムを用い、実際の作動条件に基づいて空燃比を
調整する第2の空燃比制御システムが開示され、該フィ
ードバックシステムは感知時空燃比に影響を与えるすべ
ての変動を考慮する。空燃比テストのため、ソレノイド
弁により開及び閉位置間を作動し、これにより気化器の
主燃料ノズルに通じる第2又はバイパス流路を開き又は
閉じる燃料ニードルを設ける。このバイパス路が閉じら
れると、一次流は係属するが第2流は閉止し、主燃料ノ
ズルへの燃料の全流量を減じ、従って空燃比をしばらく
の間より希薄な混合気に変える。この空燃混合気の希薄
化に応答して発生するエンジンの回転速度の変化を測定
し、閉止調整テストの前に存在した空燃比がエンジンパ
ワー曲線における好ましいレベル又は最適点に比べ希薄
又は濃縮な混合気か決定する。空燃比をその後気化器の
ダイヤフラムに作動する空気差圧を調整する等空燃比調
整手段を作動させて所定のステップだけ好ましいレベル
に向けて調整する。米国特許第’912号はまた、ダイ
ヤフラムの空気室内の基準圧力を制御するかわりに、一
又は二の燃料ノズルを主スロットル流内のスロットルニ
ードルにより制御し、電動機により比例して制御するこ
とを提案する。しかしながら、そのような選択枝は図示
も記載もされていない。
【0013】テスト手順を第2制御回路により、エンジ
ンのRPMの変化が混合比が好ましいレベルであること
を示すまで繰り返す。この調整は次に一定時間保持さ
れ、その後第2又はテスト制御回路が混合比のテスト及
び調整を再び続ける。
【0014】第2燃料供給を閉鎖すべくソレノイドニー
ドルを作動させ混合気を一時的に希薄化させる周期的な
テストは、エンジン使用者が一般にテスト手順が行われ
ていることに気がつかないようできるだけ短い持続期間
のものでなければならない。このテスト制御回路はこれ
により、エンジンが影響を受けうる空気圧及び温度、燃
料の種類及び質の変動、さらには精度変動のような気化
器の製造時の欠点等の複数の外乱に関し空燃比の修正を
可能とする。
【0015】電気調整気化器を調整及び/又は制御する
他の方策は1989年1月4日に公告されたヨーロッパ
特許出願公告第0、297、670A2号及び米国特許
第4、617、892号、第4、949、692号及び
第5、284、113号に記載されている。これらの最
初の三つのアプローチにおいては、エンジンの速度変動
の一次導関数よりむしろエンジン速度の絶対値が利用さ
れる。ヨーロッパ出願公告第0、297、670A2号
では、その出力軸上のピニオンギヤがロッド上のラック
歯と係合するステップ型モータに制御ユニットが信号を
発生してねじ付燃料ニードルを回転させ、これにより燃
料ノズルを通る流量を制御し気化器によってエンジンに
給送される空燃比を変化させる。
【0016】米国特許第5、284、113号に半略図
的に図示し、簡単に記載されているように、外部に取り
付けた電動機16は、気化器のハウジングの孔18に螺
着され、その内端に燃料流調整ニードル12を有する軸
14上のアングルギヤ17を回転させ、該ニードルは調
整したニードルの設定をエンジンを閉止したときに保持
すべく自己ブレーキねじとして作製できる。しかしなが
ら、そのようなニードル駆動装置を実際的な方法でどの
ように構成し、どのように気化器の構造体内に一体化す
るのか開示がない。米国特許第4、617、892号で
は燃料流制御装置は図示されておらず、単に一般的に調
整が電気制御できる燃料噴射装置又は気化器と述べられ
ているだけである。米国特許第4、949、692号は
その他には図示も記載もない電子燃料調整弁、又は固定
周波数のディジタルパルス幅変調電気信号に応答する可
変オリフィスとして動作するといわれる米国のボルグ−
ワーナー(Borg−Warner)コーポレーション
製等の電気流量制御器(EFC)を一般的にのみ参照す
る。ここでも、略図があるのみで、そのような調整可能
な燃料流装置がどのように構成及び/又は製造され、さ
らには実際的な方法で小型エンジンのダイヤフラム気化
器に経済的に一体化されるかについて何等の開示もな
い。
【0017】電気制御可能調整でもって気化器を制御す
る前述の米国特許第’912号による方法は、小型エン
ジンのダイヤフラム気化器における空燃比の制御に関す
る問題に関し一つの好ましいアプローチと思われたが、
この方法を実際の装置に実施する試みにより解決を必要
とする若干の追加的な問題が発見された。この種類の気
化器を単純化し、コストを減じるため、空燃混合気の調
整のためには’912特許に記載された真空ポンプ及び
ダイヤフラム気化器の空気室に接続された真空ラインと
関連した追加的な外部装置をなくすことが好ましい。’
912特許の”テスト−調整−繰り返し”の燃料制御機
構の制限もまた、テストサイクルの各希薄化段階の期間
を短縮し、通常のエンジン作動方式の中断を最小にする
ことを本質的に困難にする。第2又は支流燃料路を通
る、ダイヤフラムの燃料調整室と主ジェット又はノズル
間の燃料流を閉止することは、正確に制御され、短い希
薄化時間の必要を充分には満足させない。
【0018】加えて、小型エンジン上のダイヤフラム気
化器の動作環境により気化器及び自動制御部品は過酷な
振動、エンジン熱、手荒な取扱い及び他の不利な動作条
件にさらされる。これらの環境条件により、信頼でき、
反復的な自動制御機構を実際的で経済的な方法で達成す
るのは、特に適正な低燃料消費、低排ガス放出、良好な
作業性及びハイパワーの組み合わせを最適化すべく小さ
い範囲で空燃比を微調整しようとするときには困難とな
る。
【0019】さらに、そのような電気調整システムを従
来の小型エンジン用ダイヤフラム気化器に適合させるた
め、通常そのような気化器に設けられる従来のちょう形
チョーク弁及びアイドル用燃料供給システムを保持する
必要がある。これにより’912特許の周期的テスト−
希薄化−調整制御システムを実際に実施しようとする際
に別の問題が発生する。主及びアイドリングノズル又は
オリフィスの両者への燃料流の調整のため可撓ダイヤフ
ラムを利用する従来の非電気小型エンジン気化器におい
て、エンジンの広開スロットル動作時、燃料ブリードは
気化器のアイドル回路から除去される。そのため、エン
ジンのフルスロットルからアイドルへの移行時、アイド
ル回路のエンジンへの燃料供給が不十分なのでエンジン
はしばしば不具合になる、時にはエンストを起こす。も
し’912特許の自動制御システムによる場合のよう
に、空燃比が希薄混合気燃焼側に保持されるよう気化器
を自動制御すれば、この不具合及びエンストの問題は混
合気がすでに希薄側にあるので悪化することが分かって
いる。さらに、部分スロットルでの動作時、気化器のア
イドル回路から燃料を連続して、しかも自動空燃比制御
せずに供給することの悪影響のため気化器は、エンジン
の動作のためアイドル混合気より濃縮な燃料混合気を供
給しがちとなる。
【0020】非電気気化器に具体化されたそのような問
題に対する一つの解決策は、マークエス.スワンソン(M
ark S. Swanson)の名義で発行され、本願の譲受人に譲
渡され、参照によりここに加入する米国特許第5、25
0、233号に記載されている。この発明では、組合せ
加速ポンプ及び閉止装置を設けてアイドル室への燃料を
制御する。好ましくは、加速器及び閉止装置はスロット
ルのアイドル位置からの移動により作動され、エンジン
を加速するため初めは比較的小量の追加燃料を供給し、
そして広開スロットル作動条件下アイドル回路を閉止す
る。これにより燃料がアイドル回路にブリード戻りする
のが防止され、そのためスロットルがアイドル位置に戻
り、閉止装置が開口するとき、アイドル燃料は利用可能
状態なのでアイドル条件下でのエンジン作動のため直ち
にアイドルジェットに供給される。さらに、’233特
許の機構のピストンと弁の間の”から動き”のため、ス
ロットルが部分的にのみ開口するとき、アイドル容器及
び関連のアイドルポートへの燃料の供給は閉止され、こ
れによりエンジンの部分負荷条件下アイドル回路の空燃
混合気への影響を無くし、燃料混合気は気化器の主ノズ
ルによってのみ決定されることとなる。従来の非電気ダ
イヤフラム気化器に関し’233特許に開示されたよう
な問題は、特に前述の’920及び’912特許の方法
及び装置を利用するときにも存在し、空燃比調整を燃料
流を主ノズルにのみ変えることによって制御する限り電
気制御の空燃比を最適化する燃料調整をより酷く損なう
ことが発見されている。
【0021】小型エンジンのダイヤフラム気化器に電気
制御可能調整を実施する際の別の問題は、両チョーク及
びスロットル弁の手動制御を保持する必要性にあり、こ
れにより変わりやすく制御不能の作業者の手動が制御シ
ステムに介在し自動システムの目標を挫折させることに
なる。
【0022】もちろん、部品デザインをあまり複雑化せ
ず、気化器の製造及び組立のコストを増加せず、かつ動
作寿命及び信頼性並びに有用性を犠牲にすることなく、
自動システム部品をまとめて低コストでコンパクトな気
化器パッケージとすることに関連する他のすべてに優先
する問題もある。
【0023】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、改良型の気化
器及び方法及び装置であって、これを制御してより正
確、確実、自動的に該気化器と関連したエンジンの空燃
比を好ましいレベルに調整するものであって、前述の’
920及び’912特許の方法及びシステムを全体的又
は部分的に、また他の先行技術の電気制御式燃料調整方
策及びシステムを効率的に利用できるものを提供するに
ある。
【0024】本発明の他の目的は、エンジンのアイドル
状態からの加速を容易にし、エンジンがアイドルから急
速に加速するときのエンジンの瞬間的な遅れや不具合を
実質的になくし、エンジンの広開スロットルからアイド
ル動作状態への急速減速時、最適の希薄混合気側に調整
した空燃比でエンジンを走行させながらエンジンの不具
合とエンストをなくし、一酸化炭素及び他のエンジン排
出物を減じ、エンジンの部分的スロットル作動状態時望
ましい空燃比及び混合気を提供し、比較的設計が簡単か
つ製造及び組立が経済的であり、及び長く有用な服務寿
命を有する前述の性格の改良型気化器と、関連の自動空
燃比制御システム及び装置を提供することにある。
【0025】別の目的は、動作が高度に正確かつ安定
し、大きなエンジンの振動や空気冷却された単一シリン
ダエンジンからの熱等の苛酷な小型エンジンの作動環境
の不利な条件に耐えるよう適合し、一貫して安定し寿命
の長い空燃比調整の作動制御を提供し、構成及び動作が
コンパクトで頑丈であり、’912特許及び/又は’9
20特許の方法を改良された方法で行うのによく適合し
たテスト−測定−調整サイクルを迅速に行わしめる自動
制御用気化器と方法及び装置を提供することにある。
【0026】さらに別の目的は、ダイヤフラム又はフロ
ート型気化器に、自動、電子制御燃料調整システムであ
って、作業者の不適切な手動チョーク及びスロットル制
御操作による自動システムの悪化又は挫折を防止するシ
ステムと組合せ可能な機械システムを設けることにあ
る。
【0027】
【発明の概要】手動制御のチョーク及びスロットル弁
と、燃料が共通の調整室から供給される関連のアイドル
ジェット及び主調整ノズルを備えた小型エンジン用気化
器であって、該気化器に内蔵されたソレノイド動作のポ
ペット弁及び/又はギヤ駆動ニードル弁及びこれと協働
する電子制御回路及びシステム部品によって空燃比が自
動調整される気化器。組合せた加速ポンプ及びアイドル
ジェット閉止機構をも内蔵して、スロットル軸により機
械的に操作して、エンジンの高速アイドルを超えての走
行時主ノズルのみが燃料を供給するようにし、これによ
りエンジン動作を改良すると共に適正な自動電気空燃比
調整制御を補助する。機械的なチョーク/スロットル連
動機構もまた、エンジンの高速アイドルを超えての走行
時部分的な絞り(choking)を、絞りのときはスロットル
動作を防止してこれによりさらに電気空燃比制御を補助
し、及び/又はエンジン排気システムの触媒コンバータ
の破損を防止する。自動システムにより制御される電動
機のウォームギヤ駆動ユニットは主調整ニードルに取り
外し可能に連結され、これをインクレメンタル微調整
し、また自縛してエンジン閉止時設定した調整を保持す
る。
【0028】協働する電子及び機械制御システム部品は
横に片寄った制御ボックス及び気化器本体の傾斜配向が
特徴のコンパクトな全体包装内に配置され、ダイヤフラ
ム型燃料ポンプはボックス及び本体を共有して電子及び
機械部品を流入する燃料により中間冷却し、同時に気化
器のベンチュリ通路内の燃料蒸発を補助する。
【0029】本発明の前述及び他の目的、特徴及び利点
は以下の最良の形態、特許請求の範囲及び添付図面(別
異の表示がない限り工学設計比例尺による)の詳細な記
載から明かとなろう。
【0030】
【好ましい実施態様の詳細な説明】
【気化器の基本構造及び動作】図1、5、8及び10は
本発明を具現化するダイヤフラム気化器50を表す組立
図であり、該気化器は直線の中央貫通ベンチュリ通路5
4を有する鋳造し、加工したアルミニウム本体52から
成り、該通路中にはスロットル弁板56(図1及び8)
が動作可能に配置されスロットル軸58に取り付けられ
ている。スロットル弁は、図4及び8に示すように軸5
8を時計回りに回転させてスロットル板56をベンチュ
リを通る空気流の方向(図8及び10の矢印A)と略平
行に配置することにより、図1及び8に示す閉鎖した通
常の(低速)アイドル位置から広く開口したスロットル
位置(図35に示す)に移動可能である。好ましくは、
チョーク軸62に取り付けたチョーク弁板60(図8及
び10)をまたスロットル弁の上流でベンチュリ通路内
に配置する。使用時、気化器50はエンジンの吸気マニ
ホルド又はクランク室上に取り付けられエンジンの吸気
サクションが大気をベンチュリ通路54を介して矢印A
の方向に引き込んで空気と燃料の混合気をエンジンに吸
引する。
【0031】燃料は気化器本体52の底部に形成した調
整室66から主調整ノズル管64(図5)に供給され
る。動作時、調整室の燃料は、ダイヤフラム70によっ
て作動する調整室入口弁68により略一定した大気圧以
下の圧力に維持される。ダイヤフラム70の上面(図5
で見て)は調整室66と連通し、その下面は、ダイヤフ
ラム室カバー板76の開口74を介して大気と連通する
空気室72と連通する。入口弁68は、ピン80に枢支
され、ばね82によって付勢されたレバーアーム78に
よってダイヤフラム70に動作可能に接続されている。
主ノズル64に供給される燃料の量は、本体52の通路
86にねじ込み可能に収容された高速混合気ニードル弁
84によって変化させ、所定の範囲内で自動的に調整で
きる。可変のニードル弁84の自由端は、上流側で本体
通路(図示せず)を介して調整室66と連通し、下流側
で本体通路90と連通する通路座88を通過する燃料流
を制限する。通路90は弁室94に通じる本体通路92
(図9)を介して主ノズル64と連通し、該弁室には後
により詳細に説明するようにポペット弁96が配置され
る。室94は弁座インサート100の通路98を介して
主噴射ノズル64(図5)と連通する。
【0032】同様に、燃料は調整室66からアイドル燃
料ポケット又は容器101及び関連のアイドルポート1
01a、101b、101c及び101d(図34)に
供給されるが、これらは従来の方法で気化器本体52に
設けられ、前述の米国特許第5、250、233号(特
に図3及び関連の記載)に開示された方法によりスロッ
トル板56と関連づけて構成され、動作可能に配置され
る。上記米国特許は参照によりここに加入する。調整室
からアイドルポケット101及び関連のアイドルポート
に通常供給される燃料の量は、従来のアイドル調整ニー
ドル弁アセンブリ102(図1及び10)によって変更
し、所定の範囲内で調整でき、該アセンブリはねじ付通
路(図示せず)に収容され、関連の本体通路ポート(図
示せず)を介して調整室66と連通する関連の通路座と
協働し、かつ’233号特許のニードル弁52に対応す
る。
【0033】
【加速ポンプ及び閉止装置】本発明の一つの特徴によれ
ば、自動電気気化器50は’233号特許で参照番号が
60の加速ポンプ及び閉止装置を備えることが好まし
く、これにより様々な動作条件下アイドリング容器ポー
トに供給される燃料の量を制御する。気化器50の低速
回路は従って、スロットル弁56を所定の角度開口する
ことにより動作不可となる。従って、この状態では燃料
は高速回路からノズル64を介して放出されるのみであ
り、これによって閉止装置60はこの動作期間中気化器
からエンジンへの全燃料流がもっぱら高速混合気ニード
ル84によって制御されることを保証する。
【0034】気化器50内のこの閉止装置は図8におい
て全体として104の符号を付され、’233号特許の
装置60に対応する。従って、閉止装置104は、O−
リング107を担持するピストン106と、弁108
と、ばね110と、O−リング弁座112と、入口通路
114(図8)と、関連の出口通路116(図2)と、
その中の逆止め弁アセンブリ118と、アイドル容器1
01に通じ、前述の米国特許’233号に記載され、ク
レームされたように機能する同様な構造に対応する下流
通路120を有する。同様に、スロットル軸58はカム
面122(図8)を規定する切欠きを備え、該カム面に
はピストン106のヘッド124がばね110により付
勢され当接する。
【0035】従って、スロットル軸58が回転してスロ
ットル板56を図1、8及び34に示す通常のアイドル
位置から図35に示す広開スロットル位置に移動するに
つれて、カム122はピストン106及び関連の弁10
8を前進させ、弁108の先端をO−リング座112、
114に当接させ、これによって調整室66からの燃料
流を閉止する。弁108を開くと、燃料はアイドル調整
ニードル弁アセンブリ102の手動調節可能な流量制御
の下通常室66から入口通路114を介し、O−リング
112を通ってO−リング112とピストン106の間
に規定された室126に入り、その後室126から出口
通路116、逆止め弁118及び通路120を介してア
イドル容器に流入する。
【0036】スロットル軸58を回転させてピストン1
06をさらに前進させるとまた、一定量の燃料が室12
6からアイドル容器101及び関連のポートを介してベ
ンチュリ通路54に入り、その後エンジンの吸気マニホ
ルド又はクランク室に流入してエンジンを加速するため
の燃料を供給する。エンジンが加速すると、ベンチュリ
を通る空気流は増加し、従って燃料は吸引により主調整
ノズル64を通って供給される。また、このような広開
スロットル動作時、弁108は閉じられ、追加的な燃料
はアイドル容器に供給されない。エンジンの広開スロッ
トル動作時、逆止め弁118は燃料の逆流と、混入空気
がアイドル容器から室126に向けて流れるのを防止す
る。この逆流傾向は、若干のエンジン及び気化器におい
てスロットル弁板56を最初にアイドル位置から開口す
ると略同時に発生し、燃料を瞬間的にアイドルポケット
101から逆流させ、エンジンの性能に悪影響を与え
る。従って、このようなエンジン及び気化器の場合、逆
止め弁118を包含させるのが非常に好ましい。それと
いうのは、そうしなければこの瞬間的な逆流は閉止弁1
08がスロットル軸58の回転によって閉じられる前に
発生するからである。
【0037】スロットル軸58をアイドル位置に回転さ
せてエンジンを急速に広開スロットル状態からアイドル
状態に減速すると、対応するカム面の回転によりピスト
ン106が圧縮ばね110の付勢により急速に後退す
る。これにより弁108が開くと共に、燃料を調整室6
6から燃料ポンプ室126に引き入れるポンプ作用が生
じ、アイドリング条件下エンジンの動作のため燃料を急
速にアイドルポケット101及び関連のアイドルポート
に供給する。ピストン106がこのようにばね後退する
ので、逆止め弁118によりアイドル容器101からポ
ンプ室126への燃料及び混入空気の逆流が防止され
る。
【0038】ピストン106と弁108の間の”から動
き”のため、この米国特許第’233号の特徴によれ
ば、スロットル板56が部分的にのみ開くと、弁108
はO−リング座112に当接してアイドル容器及び関連
のアイドルポートへの燃料の供給を閉止し、これにより
エンジンの部分的負荷条件下空燃比又は混合気へのアイ
ドル回路の影響をなくし、エンジンの燃料混合気はもっ
ぱら主ノズル64からの出力によって決定される。閉止
及びポンプ装置104と、逆止め弁118及び関連のア
イドル容器、アイドルポートアイドルニードル弁調整及
びダイヤフラムは前述の米国特許第’233号に詳細に
述べられているので、ここではこれ以上詳述しない。
【0039】本発明の好ましい実施例の空燃比制御シス
テムにおいてこの特徴は空燃比の自動制御を適正に機能
させるためには特に重要であることが分かっている。そ
れというのは、この特徴によりこの動作期間中の全燃料
流の制御がもっぱら、弁84とノズル64の間に下流連
続流連通で配置された高速混合気ニードル84及び関連
のポペット弁96の調整の影響下に行われるからであ
り、後により詳細に説明する。
【0040】
【電気システム制御ボックス】本発明の別の特徴によれ
ば、気化器50にはは制御ボックスハウジング150を
設け(図1、5及び10)、該ハウジングは適当なガス
ケットを介して気化器本体52の平らな上面に取り付け
られ、平らな底壁152を有し、該底壁は従来のエンジ
ン−圧力−パルス動作のダイヤフラム燃料ポンプ153
の構造のほぼ半分のためのカバー及び室板を構成し、ポ
ンプ153の残りの構造は気化器本体52の上部に設け
られる。ポンプ153はその他の点で従来の構成に係
り、従って図5において鎖線で略図的に示す。しかしな
がら、図5に示すポンプ室153a及び153b及びガ
スケット及びちょうつがい弁/ダイヤフラム153cに
より、また図1に部分的に示す燃料供給ホース入口ニッ
プル153dにより明かなようにポンプ153の構造の
一部を構造的に示す。
【0041】ハウジング150は全体として長方形の箱
状構造物から成り、該構造物は好ましくは鋳造により形
成され、底壁152から一体的に直立して制御ボックス
用内部空洞158を規定する一対の横に対向した側壁1
54、155と縦に対向した端壁156、157から成
る。カバー板159がハウジング壁154−157の上
縁に取り外し可能に固定され、空洞158をシールし、
組立及びサービス用のアクセスを提供する。ハウジング
空洞158に取り付けられた電子検出及び制御ユニット
(図示せず)は、図5に回路板160によって略図的に
示す従来のソリッドステート電子データ処理手段、電子
膜記憶装置及び関連の制御ユニット部品を包含する。こ
のような気化器50に使用可能な一実施例の制御システ
ム部品は、参照によりここに加入する前述の米国特許第
5、226、920号及び/又は第5、345、912
号に開示されているので、その構成及び動作の詳細はこ
こではこれ以上詳述しない。
【0042】ハウジング150はまたハウジング150
の端壁157及び側壁155と内部で隣接し、これと一
体的に鋳造されたソレノイド副ハウジング162(図
5)を一体的に内蔵し、該副ハウジングはその軸が弁座
100のそれと一致して配向された筒状孔164を有
し、該孔の下端は底壁152の底面において開口した大
径深座ぐり166で終端する。ハウジングの底壁152
は副ハウジング162と対向端壁156間の部分におい
て適当な従来の空洞、通路、ポンプダイヤフラム及びち
ょうつがい弁を備え、これらは気化器本体152の平ら
な上壁170に設けた対応する通路、空洞等と協働し
て、通常ダイヤフラム型気化器に関連して設けられる従
来のクランク室−パルス作動ダイヤフラム燃料ポンプ構
造を規定する。従って、ここではこれ以上詳述しない。
【0043】従って、ハウジング150の底壁152は
気化器50のダイヤフラムポンプ構造物の約半分を提供
し、これによって従来の気化器のポンプをカバーする室
板と、電子部品コンパートメント158の底壁の二重の
機能を果たす。エンジン用の流入液体燃料は一般に装置
の燃料タンクの周囲温度でニップル153dを介してこ
の領域に入り、ポンプ出口本体通路(図示せず)を介し
て入口ニードル弁68の上流の室171に供給される前
に壁152に設けたダイヤフラムポンプ空洞、及び本体
壁170の153a及び153b等の空洞を循環する。
従って、この燃料の循環はコンパートメント158を冷
却するのを助け、かつその中で動作する電子部品から熱
を、また孔164に収容したソレノイド172の動作に
よって発生する熱を抜くのを助ける。燃料がこのような
熱エネルギーを吸収するにつれてその温度も高まり、こ
れにより燃料がベンチュリ通路54に達したときに燃料
の蒸発が助けられる。
【0044】ソレノイド172は全体として筒状の外ケ
ーシング174を有し、該ケーシングはソレノイドの電
磁コアとして機能する筒状の内壁178と底部端壁17
6を介して一体的に接合する。壁174と178の間の
環状の空洞にはソレノイド172の環状の巻線180が
収容される。端キャップ182は外壁174の上端の肩
溝に着座してソレノイド172の上端を閉じる。適当な
電気端子板184を副ハウジング162の上壁188に
設けた相補の開口186にはめ込む。ソレノイド162
は相手方の板184の端子接触子(図示せず)と係合す
る電気端子接触子を有する。ハウジング150内の回路
盤160に載置した部品と端子板182との間、及びエ
ンジン点火マグネット発電機とを先に説明した方法で気
化器50の外をめぐる電線(図示せず)により当業者に
は明かなように適当に電気的に接続する。
【0045】ソレノイドハウジングの壁174は下端に
外フランジ190を有し、その上にO−リング192を
収容する溝を設け、該リングは孔166にシール可能に
着座して燃料がそこを通過して上方に漏れるのを防止す
る。底部端壁176は吊設されO−リング196によっ
て囲まれた環状のリブ194を有し、ソレノイド172
の下端が気化器本体52の上面389に設けた環状の空
洞にシール可能に着座する。この空洞は平らな底壁19
8と周壁200によって規定される。従って、弁室94
は壁176及び198とリブ194の間に規定され、O
−リング196により漏れに対してシールされる。
【0046】ポペット弁96はソレノイド172の移動
可能な弁棒として機能する適当なアルミニウム製の筒状
の弁棒202を有する。弁棒202はベアリングスリー
ブ204に摺動可能に収容され、該ベアリングスリーブ
はコアスリーブ178の内壁内に収容され、固着され
る。弁棒202の上端にはコアスリーブ178内を摺動
する筒状のヘッド206が一体的に固着される。強磁性
の電機子ディスク207はヘッド206にすえ込み固定
され、ケーシング174の上端とキャップ182の下面
上の環状ストップの間を電磁往復し、同様に弁96を往
復動させる。圧縮コイルばね208は弁棒202を囲
み、上端及び下端でそれぞれヘッド206の下面及びス
リーブ204の上縁と当接して弁棒202を上方に、図
5に示す弁開口位置に付勢する。弁96は弁棒202の
下端に同軸に固定した筒状のディスクの形をしたポペッ
トヘッド210を有し、該ポペットヘッドは弁棒軸と垂
直な平らな下面を有し、該下面は閉鎖位置において弁イ
ンサート100のエラストマ製弁座環帯214(図7)
の平らな上面212にシール可能に当接するようになっ
ている。インサート100はまた環状の保持リング21
6を包含し、該リングは本体52にあけた上端が面19
8に開口する孔218にプレスばめされる。座214は
インサート214に設けた周溝に着座する内部リブ22
0によってリング216内に保持される(図7)。
【0047】ソレノイド172に電圧を加えてポペット
弁96を下方に、すなわち閉鎖位置に駆動すると、ニー
ドル弁84を通過して主ノズル64に流れる燃料は閉止
され、従ってノズル64を介するベンチュリ54への、
またその逆の全ての燃料流は閉止される。
【0048】
【ニードル弁84用ウォームギヤ駆動装置】図1、5及
び10−32を参照すると、本発明の他の特徴により、
電気機械式自縛ウォームギヤ駆動ユニット250がニー
ドル弁84を互いに反対の回転方向に動作させるべく気
化器50の側部に取り外し可能に取り付けられる。駆動
ユニット250は気化器本体52の側部取付ボス252
にねじ254及び256(図10)によって取り外し可
能に固定される二つの部分からなるハウジング260、
262で構成される。ハウジング250の外側及び中央
寄り部分260及び262はそれぞれそれらのみで図1
1−18及び図19−24に示す。ハウジング260及
び262は好ましくは一体の射出成形プラスチック品と
して作成し、必要に応じて適当に中空にし、加工して図
12−24に縮尺して示すようにカップ状の構造及び形
状とする。ハウジング部分260及び262は輪郭が相
補的であり、その開口側が互いに向き合うように平らな
正面接合によりはめ合わせ、これにより三つの連通用ハ
ウジング内コンパートメント264、266及び268
を規定し、その中にはそれぞれステップ駆動電気サーボ
モータ(図示せず)、ウォームギヤ270(図25及び
26)及びはすば平歯車272が収容される。ハウジン
グ部分260及び262は、部分260の上部及び下部
取付開口271及び273に挿入され、部分262の対
応する上部及び下部ねじ付開口274及び276に受け
入れられる一対の小ねじ(図示せず)によって取り外し
可能に接合される。
【0049】組み立てたウォームギヤ駆動装置250は
日本のマブチモータ会社製のモデルFFN20PAのよ
うな、市販の電子制御の電気ステップモータ(図示せ
ず)を含む。モータ及びウォームギヤ270は堅固なサ
ブアセンブリであり、モータ出力駆動軸280(図2
5)がウォームギヤ270の上端のめくら孔282に同
軸にプレスばめで挿入され、これによりギヤ270に対
して回転しないよう固定されている。モータ及びウォー
ムギヤサブアセンブリをまず開口した外側ケーシング部
分260に横から挿入し、モータ上の上部電機子突出部
(図示せず)をケーシング部分260の上端のボス28
6に設けた固定スロットに合わせ、その中に回転しない
ように保持する。モータの下部円形外縁を棚又はハウジ
ング突起288に着座させ、これによりウォームギヤ2
70をその筒状下部ステム290をケーシング部分26
0の底部に設けた横開口凹所292に回転可能に収容さ
せながらコンパートメント266に位置させる。
【0050】次に、はすば平歯車272及び駆動ユニッ
ト出力軸294のサブアセンブリ(図26)を、軸29
4のギヤハブ部296をギヤ272の中央貫通孔298
に挿入してまず別途組み立てる。ハブ部296の平ら部
300をギヤハブ298の平ら部302と合わせ、これ
らの部分を互いに回転しないよう固定する。Eリング保
持具304をその後軸294の溝306に挿入する。次
にこのギヤ272及び軸294のサブアセンブリを外側
ケーシング部分260に端部から挿入し、軸294の筒
状小径軸受先端308をケーシング260の中央よりに
突出したジャーナルボス312に形成した筒状めくらジ
ャーナルポケット310に係合させ、またウォームギヤ
270のウォーム歯314をはすば平歯車272の歯3
16と歯合させる(図25及び26)。
【0051】モータ用の電気リード線(図示せず)はケ
ーシング部分260の上壁及びフランクボス286に設
けた貫通スロット320及び322(図11及び12)
を介して一対のハウジング260内に供給される。
【0052】その後軸294を部分262の主ジャーナ
ルハブ326のジャーナル孔324に合わせ、これに通
してハウジングの中央寄り部分262を外側部分260
と組み合わせ、軸294の六角端部328が部分262
から突出し、軸294の筒状軸受部330が図26に示
すように孔324に軸受されるようにする。二つのハウ
ジング部分は、中央寄り部分262の固定タブ332を
部分260のウォームギヤジャーナルポケット292に
挿入し(図26)、部分260のボス286を部分26
2の上端に設けた相補ポケット334に挿入(図19−
21)することにより外側の同高面が当接して正確に組
み合わされる。これによりこれらケーシング部分の上端
及び下端の締め具孔が整列すると共に、部分262の棚
突起288’が部分260の対応する棚突起288と整
列して略360゜の突起を形成し、モータを両ハウジン
グ部分のモータポケット空洞264に収容し、両部分を
同一平面の組立分離線336(図5)で当接させたとき
にモータの下縁を支持する。
【0053】ハウジング部分260、262をこのよう
に組み合わせると、タブ332はジャーナルポケット2
92内に位置し、その端面がギヤ270のジャーナルス
テム290に隣接してウォームギヤの下端用の閉鎖ジャ
ーナルポケットを形成する。モータの上端はすでにハウ
ジングスロット284に回転不能にはめ込まれ、該スロ
ットはその中央寄り端部で部分262により閉鎖され
る。ハウジング部分260及び262はその後ケーシン
グ部分の整列させた上部締め具孔271、274及び下
部孔273、276に前述の締め具を挿入して接合す
る。
【0054】次に、連結スリーブ340(図30−3
2)を軸294の六角端部328にプレスばめしてその
内部六角孔342を回転不能に係合させるが、連結スリ
ーブ340を軸294に取り付けた状態は図5及び6に
示す。ギヤモータ駆動ユニット250のサブアセンブリ
はこれで完了し、後は気化器50に組み付ければよい。
【0055】高速混合気ニードル84を駆動ユニット2
50の取付の前にまず図5に示すように気化器本体52
内の動作位置に組み付けるのが好ましい。図27−29
に明らかなように、ニードル84はわずかに円錐形にテ
ーパの付いた弁先端350を有し、該先端は本体の通路
座88に同軸に嵌入し、その燃料流の断面をニードル8
4が本体52内を前後にねじ込まれるときその軸方向の
移動に応答して変更する。ニードル84の筒状軸受部3
52は通路88と同軸の深座ぐり354内に回転可能に
軸受され、軸方向に摺動可能であり、ニードル弁84の
おねじ部356は気化器本体52のめねじ通路86にね
じ込み可能に収容される。ニードル84はめくら孔36
0が外側端で開口したスロット付筒状駆動ヘッド358
と、互いに正反対に対向し、孔360に開口した一対の
被駆動スロット362及び364(図27及び29)を
有する。ヘッド358はねじ付孔86と同軸で、気化器
のボス252の外面に開口する別の深座ぐり368(図
5)内に軸方向に摺動可能に軸受される。
【0056】ウォームギヤ駆動ユニット250を気化器
50に組み付け、ニードル84に動作可能に駆動連結す
るため、ユニット250を図5に示すようにボス252
と並置し、連結器340の互いに正反対に突出する一対
の駆動ウイング370及び372(図30−32)をニ
ードルヘッドのスロット364及び362内に挿入す
る。連結器340がニードル84と動作係合した状態を
図5に示すが、ここでハウジング部分262の中央寄り
の面は気化器のボス252の外側面252と当接してい
る。図6に示すように、連結器340はニードルヘッド
358の相手係合面と緊密なすべりばめするよう寸法決
めされている。
【0057】駆動ユニット250は、取付ねじ254を
部分260の孔380(図11)に挿入し、部分262
の取付タブ384のねじ孔382(図19及び24)を
貫通させ、その後本体52の側面に設けたねじ付開口
(図示せず)にねじ込んで気化器本体52に固定する。
もう一方の駆動ユニット取付ねじ256は部分262の
取付タブ388のねじ孔386を介して気化器本体52
の前面に設けたねじ付開口(図示せず)内に挿入する。
これによりユニット250はしっかりと取り外し可能に
気化器本体52に取り付けられ、連結器340が軸方向
において固定されてニードル84をユニット250のス
テップモータの制御の下互いに反対の回転方向に回転駆
動する。ステップモータのいずれかの回転方向への回転
運動は、ウォームギア270、はすばギヤ272、軸2
94及び連結器340を介して伝達され、ニードル84
を回転させてニードルの先端350をねじ移動させて通
路座88を通る燃料流の断面を拡大又は減少させる。
【0058】好ましくはギヤモータ駆動ユニット250
はウォームギヤ駆動装置270、272を介して約3
7:1の高い減速比を有する。従って、駆動ユニット2
50に設けた前述のDC駆動モータは1ミリセカンドの
電圧入力ごとに数度のみニードル84を回転移動させる
よう設計されている。その高い減速比のため、ウォーム
ギア駆動装置270、272は、モータがオフ状態のと
きニードルが振動によりいずれかの方向へ回転するのを
防止する機械的な自縛作用を生じる。従って、ニードル
84は駆動ユニット250のモータのオフサイクル時を
通じ、またエンジンの閉止中調整した設定位置にロック
される。
【0059】駆動ユニット250のギヤモータ及びソレ
ノイド272は両方とも気化器50が取り付けられたエ
ンジンの点火モジュールによって動き、それぞれ比較的
低動力消費装置であることが好ましい。例えば、前述の
ギヤモータは一般に使用サイクル時約4ワットを消費
し、一方ソレノイド172は一般に使用サイクル時約5
ワットの動力を消費する。さらに、本発明の別の特徴に
よれば、必要とされる全動力はさらに減じることができ
る。それというのは、ギヤモータとソレノイドは気化器
50の自動方式動作においてそれぞれ空燃比調整及び希
薄化テストを行うに際し決して同時に励起されることは
ないからである。
【0060】
【気化器50の形状】本発明の別の、包装用形状特徴に
よれば、気化器本体52は断面が図1及び5に示すよう
に非対称である。すなわち、(ベンチュリ通路54の軸
と垂直な)図面の面において垂直面に対し約25゜の角
度で左に傾斜している。本体52の上部及び下部壁面3
89及び390は従来の小型気化器の例にならって平ら
に配向され、互いにまたベンチュリ通路54の軸に対し
平行である。しかし、上壁170には延長突起部391
が形成され(図1及び5)、該突起部は気化器の左側部
から水平に突出して制御ハウジング150が気化器本体
52に対して横に片寄って取り付けられるようにしてい
る。図10に明らかなように、気化器本体52の前後の
側部とハウジング150の前後の側壁154及び155
は互いにほぼ同一平面に配向され、気化器50の前後の
全側部がベンチュリ軸と垂直な面を縦に互いにほぼ平行
に延長する。しかしながら、気化器本体52の対向側壁
は30゜の傾斜角で配向された傾斜表面部分392及び
393(図1及び5)を有し、該部分を貫通してスロッ
トル軸58とチョーク軸62の軸方向の両端が突出す
る。これらの軸は図面に示すように水平面に対して同様
に約25゜傾斜している。
【0061】気化器50の横に傾斜した形状及びハウジ
ング150の対応した横への片寄りにより外部空洞が有
利に形成され、該空洞内でチョーク/スロットル阻止機
構400−468(後に説明)が関連のスロットルとチ
ョーク軸の左端部に動作可能に取り付けられる。従っ
て、図1に明らかなように、この制御リンク機構は突起
391の下に配置され、気化器50の主要な外面である
左側壁156と底カバー76の延長線によって規定され
る外部すみ空間内に収容される。
【0062】図1、5及び10に示す気化器50の右側
部を参照すると、制御ハウジング壁157には前述の垂
直面から25゜の傾斜角で下方、外方に突出した棚壁3
94が一体的に設けられている。棚394は電気スイッ
チ機構395(図1、3及び10)を取り外し可能に取
り付ける台を構成する。スロットル軸58の外部に突出
した右端部には関連の従来のスロットルストップ及びば
ね構造物が設けられ(図1及び8)、本体ストップボス
391及びスロットルストップ低速アイドル調整ねじ3
93、またスイッチ作動カム396と従来の方法で協働
するようになっている。スイッチ機構395上のばねレ
バー397はスロットル軸の回転中の適当な時点でカム
396により作動され、ハウジング150に内蔵された
自動空燃比制御システムの電子回路の下流の適当な動作
段階を可能及び無能とする。
【0063】従って、図1及び10を比較することによ
って、スイッチ機構395も、スロットル軸58の端部
に取り付けたスイッチ動作カム396及びその他のスロ
ットルストップ及び付勢構造物もまた突出する駆動ユニ
ット250と上壁159の外面によって気化器50の右
側に規定される外部空洞の境界内に保護されて配置され
ることが分かるであろう。
【0064】従って、気化器本体52の傾斜配向と、こ
れと相補的なチョーク及びスロットル軸の傾斜は制御ハ
ウジング150の片寄り関係と協働して気化器の外部部
品用のコンパクトな包装及び保護環境を提供する。この
気化器の全包装内に気化器50に組み込む自動電気空燃
比調整システムの追加的な制御回路部品及び電磁弁構造
物を収容する必要があるにもかかわらずである。
【0065】
【チョーク阻止システム及び機構】本発明のさらに別の
特徴によれば、気化器50には本発明のチョーク阻止安
全システムを設け、該システムによりスロットル弁を高
速アイドルと全開位置の間に位置決めしたときに意図的
に又は意図せずに作業者がチョーク弁を全開位置から離
れる方向に部分的に絞り操作するという前述の問題を克
服する。これまで、このようなチョーク操作は、空気/
燃料混合気を部分的にチョークして意図的に過度に濃縮
し、走行エンジンの暖気段階を速めようという誤った努
力の際に見られた。しかしながら、本発明のチョーク阻
止特徴によれば、このような不利な過度の濃縮は、スロ
ットル弁の角度が所定値を超えるときにはチョーク弁の
作動をブロックすることにより防止される。これにより
エンジン走行状態時の絞りにより生じるエンジン及び排
気システムへの過剰燃料の供給、また排気による大気汚
染が防止される。これはもちろん本発明の自動空燃比制
御システム及び機構を持たない従来の非電気気化器にも
使用できる重要な特徴である。このことは特に触媒コン
バータを備えたエンジンにいずれかの種類の気化器を使
用する場合に当てはまる(これは本発明の電気気化器を
備えたエンジンにも好ましい方式である)。逆に、コン
バータがなくても、チョーク阻止特徴は本発明による空
燃比自動制御用のフィードバック制御方法及び機構を備
えた気化器50を首尾よく動作させるのに少なくとも同
じくらい重要である。
【0066】概して、本発明のチョーク阻止安全システ
ム及び機構はスロットル弁開口が所定範囲のときチョー
ク弁が広開から閉位置に向けて移動するのを防止するよ
う作動する。ここに例示する実施例では、チョークのブ
ロックはスロットル弁が高速アイドル位置をわずかに過
ぎた位置と全開位置の間の範囲で開口するときに生じ
る。
【0067】チョーク阻止安全特徴はまた従来のチョー
ク−スロットルコールドスタート設定用ラッチ機構をと
り入れ、改良されたシステムはチョーク弁をエンジンス
タートのため全閉したとき自動的にスロットル弁を若干
開口、すなわち低速から高速アイドルに移動させ、スロ
ットル弁をスタートのためこの位置に係止させておくの
にも動作可能である。このラッチ機構はスロットル弁が
低速アイドル位置に向けて戻るのを積極的に防止する
が、スロットル制御リンク仕掛を介して加えられるスロ
ットル開口力に降伏して外れ、これにより自動的にチョ
ーク弁を広開位置に復帰させる。
【0068】一般に、本発明のこの特徴の前述した方式
の動作は従来のスタート連動機構のスロットル及びチョ
ークレバーに単に材料を付加し、これら修正したレバー
がそれぞれ対抗するレバーの移動を所定の角回転値に達
した後ブロックするようにすれば経済的に達成できる。
後述するように、この基本的な改良の概念は、スロット
ル及びチョーク軸が同一又は互いに反対の回転方向に動
作してそれぞれ開及び閉位置間を制御移動する気化器に
適用できる。しかしながら、チョーク及びスロットル軸
の回転方向によっては、本発明のこの特徴に係るシステ
ム及び機構は図48−50の同一回転方向の実施例に示
す簡単なものから図33−35の逆回転の実施例のもの
に、かつ前述した気化器50に適用したように若干変更
する必要がある。
【0069】図1、4、8及び33−47は逆回転気化
器50に適用した本発明のチョーク阻止安全特徴を示
し、チョーク弁60は通常図34の全開位置に向けて逆
時計回り(図33−35で見て)に回転するよう降伏可
能にばね付勢され、他方スロットル弁56は図35に示
す全開位置に向けて時計方向に回転しないよう降伏可能
にばね付勢されている。これまで一般に作られたこの型
の気化器では、チョーク軸62にはチョークレバー40
0を設け(図1、4及び33−35)、該レバーは図4
0及び41に別途示すように構成される。チョークレバ
ー400は平だ円の取付開口402を有し、これにより
チョークレバーはチョーク軸62に回転不能に固定され
それと共に回転する。チョークレバー400はまた従来
の手動スロットル制御リンク仕掛(図示せず)を接続す
るための開口404を有する。レバー400は上端に気
化器本体に向けて若干内側に傾斜したタング406を有
する。
【0070】チョーク軸62にはまた図36−39に別
途示すように構成された高速アイドルロックレバー41
0が自由回転するよう取り付けられる。レバー410は
レバー410を軸62に軸支するための貫通孔414を
備えたハブ412を有する。従来のロック指416がハ
ブ412から半径方向外方に突出し、その自由端に湾曲
したカム面418を有する。指416はまたばね446
(図8)に降伏可能に付勢されてレバー400のタング
406(図4)と当接する横に突出したウイングタブ4
20を有する。
【0071】スロットル軸58は図46及び47に別途
示すように構成されたスロットルレバー422を担持す
る。レバー422は平だ円の取付開口424を有し、該
開口はスロットル軸58の相手方平部分に取り付けられ
て両者を互いに固定し一緒に回転させる。レバー422
には通常の手動で動作するスロットルリンク仕掛(図示
せず)を接続するための開口426を設けてスロットル
軸に制御された回転力を付与する。レバー422の外側
自由端には通常どおり凸状に湾曲したカム面428と、
収束する切り込み面430及び432によって規定され
るコールドスタートロック用ノッチを設ける。
【0072】従って、チョークレバー400、高速アイ
ドルロックレバー410及びスロットルレバー422は
協働して従来のやり方に従いチョーク及びスロットル弁
60及び56間にコールドスタート高速アイドルロック
係合を実現するよう設計されている。エンジンを閉止
し、スロットル制御をエンジンの低速アイドル設定から
後退させると、スロットルレバー422は降伏可能に図
34の通常の(遅い又は低い)アイドル位置に保持さ
れ、スロットル弁56が同様にばね433(図8)によ
って図34に示す略全閉の低速(通常の)アイドル位置
に付勢される。その後、エンジンをスタートさせるた
め、作業者はチョーク制御リンク仕掛を操作して弁60
を時計回りに図34の広開位置から図33の全閉位置に
回転させることによってチョーク弁60を回転させる。
この回転時タング406はタブ420を押圧してロック
レバー410を同様に図34の位置から図33の位置ま
で時計回りに回転させる。従って、チョーク弁60の閉
位置への回転時、チョークロックレバー410がスロッ
トルレバー422に向けて振れるにつれて、指416の
カム面418がカム面428に当たり、指416の自由
端が図33に示すノッチ面430及び432に入り込
み、係止されるまでスロットル付勢ばねの力に抗してレ
バー422を最初に時計回りにカム移動させる。このカ
ムによる相互係合はこれによりスロットル弁56を図3
4の低速(通常の)アイドル位置から図33の高速アイ
ドル位置まで時計回りに回転させる。これによりスロッ
トル弁はチョークを全閉したとき自動的にコールドスタ
ートにふさわしい位置にセットされる。
【0073】ひと度エンジンがスタートされ、自力で走
行すると、作業者はチョーク弁を手動で開き、必要に応
じて閉と開の間のどこにでも位置づけることができる。
しかしながら、カム指416はこのようなチョーク操作
時スロットルレバー422と係止されたままであり、こ
れにより積極的にレバー422(及びスロットル弁)が
低速アイドルに向けて逆戻りするのを防止し、また降伏
可能にレバー422(及びスロットル弁)を係止したス
タート位置から全開に向けて回転しないよう保持する。
他方、もし作業者がスロットル制御リンク仕掛を作動さ
せて強くスロットル弁を開くと、その結果生じるスロッ
トルレバー422の時計回りの回転によりカム指416
の自由端がスロットルレバーのノッチ430/432か
らはずれ、それと同時にチョーク軸付勢ばねによりチョ
ーク弁が逆時計回りに回転し、全閉から全開位置に戻
る。従って、一旦指416の自由端がこのようにスロッ
トルレバーのノッチから離脱すると、スロットル弁はそ
の全範囲のどこにでも位置づけ可能である。スロットル
の制御を解放すると、スロットル軸付勢ばねによりスロ
ットル弁56は時計回りに回転して図34の全閉、通常
アイドル位置に戻り、エンジンはその後減速して通常の
アイドル速度で走行する。
【0074】チョーク/スロットル高速アイドル連動の
前述の従来の方式の動作を変換して本発明のチョーク阻
止安全特徴を設けるには、気化器50の場合のように逆
回転のチョーク/スロットル弁開口及び閉鎖運動をする
気化器の場合、本発明により以下の修正を行う。
【0075】まず、比較的大きな平刃状延長部440を
チョークレバー410のハブ412と一体の半径方向外
方に突出した延長部として追加する。この追加した材料
はストップ刃440の自由端に特別輪郭のブロック縁が
形成され、該ブロック縁は本発明の一実施例を示す図3
3−35に縮尺して示す側面図及び図36−39に別途
示すように面442及び444の複合曲線によって規定
される。
【0076】さらに、特別のスロットル−チョーク阻止
レバー部分450を本発明によりスロットル軸58に設
けるが、その構成上の詳細を図42−45に縮尺して示
す。レバー450は貫通孔454を備えたハブ452を
有し、該貫通孔により部分450はスロットルレバー4
22の中央寄りで該レバーに隣接してスロットル軸58
に自由回転するよう軸受される。レバー450はまたハ
ブ452と一体の半径方向外方に突出する延長部として
形成された特別輪郭のストップ刃456を有する。刃4
56は特別輪郭の凸状面458を有し、その外側ブロッ
ク縁は刃456の自由端に規定される。その輪郭及び寸
法関係は図33−35及び42−45に縮尺して示す。
【0077】レバー450はまた、刃456の外側の上
端近くからレバー422の移動面中に突出するストップ
ピン460と、刃456の中心から中央寄りに突出して
レバー付勢ばね466の一端464(図1及び4)を受
容するばねフックピン462を備える。ばね466の他
端は中央寄りに突出して気化器本体の保持開口469と
係合するタング468で終端する(図8)。ストップ刃
456はまた刃456の上端で外縁凸状面458と合併
し、図33、43及び45の側面図に明瞭な輪郭を有す
る凸状トー縁面457を有する。
【0078】さらに一つの修正を加える、すなわち一体
の延長ストップアーム422’を開口424に対して半
径方向かつ接線方向に、またレバー422の主刃アーム
とほぼ反対方向に延長するようにスロットルレバー42
2に設ける。ストップアーム422’の自由端は中央寄
りに延長したストップタブ422’(図46及び47)
で終端する。組立と動作に際し、ストップタブ422’
はストップ刃456の半径方向に延長したストップ縁4
70と当接係合し、これら二つの部分が図33に示す位
置まで角度的に広がったときにレバー450が軸58を
中心にレバー422に対して逆時計回りに回転するのを
制限する。逆に、スロットル軸58を中心とするレバー
450のスロットルレバー422に対する時計回りの回
転は、これら二つの部分の刃がばね466によって互い
に向けて回転し図34及び35に示す相対位置に至ると
きにピン460がレバー422のストップ面472に当
接して制限される。別の方法で制限しなければ、スロッ
トルレバー422をスロットルリンク機構で作動すると
レバー450は降伏可能にばね466に付勢されてピン
460をスロットルレバー422に当接させる。
【0079】本発明の前述のチョークスロットル阻止シ
ステム及び機構の動作に際し、図33−35から明らか
なように、高速アイドルロックレバー410上のストッ
プ刃440は補助スロットルレバー450のストップ刃
456と協働し、対抗するレバーの移動を所定の角回転
値に達した後ブロックする。従って、チョーク弁60を
前述のように図34の広開位置から図33の閉位置に回
転させ、前述のように指416とスロットルレバー42
2との間にコールドスタート用のカム運動とラッチ係止
を生じさせると、刃440は図34の位置から図33の
位置に一緒に回転する。このチョーク刃440の枢動
時、ブロック用縁面444はトー面457に当接し、そ
の後トー面457を押圧し、補助スロットルレバー45
0を図34に示す位置から逆時計回りに回転させてその
縁部470をほとんど主スロットルレバー422のスト
ップタブ422”に係合させる(図33)。スロットル
弁456もまたこの時には前述のように指416によっ
て高速アイドル位置に解放可能にラッチ係止される。こ
の時チョーク弁60は全閉し、スロットル弁56もこれ
によって自動的に高速アイドル位置に保持されて気化器
50はエンジンのコールドスタートのため適正に条件づ
けられる。
【0080】さらに、もし作業者がチョークレバー40
0を図33の位置に保持すれば、スロットル弁456は
短い角度距離だけ時計回りに回転できこの高速アイドル
位置を超えて若干、すなわち指416をノッチ430−
432から離脱させるのに十分なだけ開く。これはひと
度タブ422”が刃縁470に当たった場合のストップ
刃440の刃456に対するブロック作用による。これ
により、レバー422がスロットル軸458に固定取付
されるのでこの軸がこの状態でさらに時計回りに回転す
るのが防止される。
【0081】ひと度エンジンがスタートされ、自力で走
行すると、作業者は手動でチョーク制御リンク仕掛を動
作させ、チョーク軸62を回転させてチョーク弁60を
図33の閉位置と図34の広開位置の間で逆時計回りに
移動させることができる。スロットル弁56はそのよう
なチョーク操作の間高速アイドル位置に係止される。し
かしながら、作業者が高速アイドル位置を超えてスロッ
トル弁を強く開くと、ラッチ解除作用が生じる。する
と、チョークばね446の付勢力が刃440のピン44
9に支持されたばねタング448を介して作用して(図
4)チョークレバー410を逆時計回りに回転させ、タ
ング406を押圧するタブ420によりチョークレバー
400及びチョーク軸62を図34のチョーク開口位置
に枢動させる。
【0082】このチョークレバーのラッチ解除運動の初
期において、ストップ刃440は同様にレバー410と
共に図34の位置から図33の位置に逆時計回りに回転
する。この移動の初期に刃456のトー457はばね付
勢されてまずチョーク刃440の縁面442に沿って自
由に摺動し、刃440の逆時計回りの枢動は補助レバー
450のブロックを解除して補助レバーは縁面444と
の間に隙間ができるに従って時計回りに枢動できるよう
になる。刃440のブロック用縁面442及び444と
刃456のブロック用縁面457及び458の協働的な
輪郭によりこれらの面は分離し、この回転中に離隔され
て、補助及び主スロットルレバー450及び422がば
ね466により逆枢動しピン460がレバーストップ面
472に当接するまでそれらを角度的に閉じさせる。同
時にレバー422はこの時点では作業者の制御の下スロ
ットル付勢ばね433によりラッチ解除位置(図33に
示すそれより若干時計回り側)から図34の全閉通常ア
イドル位置に戻るべく若干逆時計回りに回転できる。チ
ョーク弁60はこの時点では全開し、スロットル弁56
は通常の又は低速アイドル位置に入れることができる。
【0083】本発明の前述のチョーク/スロットル連動
機構によれば、スロットル弁56とチョーク弁60の両
方とも通常開口し又は閉鎖することができるが、一度に
は一方のみである。すなわち、もし作業者がチョーク弁
60を閉位置に回転させると、そのストップ刃440が
ストップ450との同一平面移動による相互干渉作用と
タング422の抑制を介してスロットル弁56が図33
の高速アイドル位置を若干過ぎた位置を超えて開口する
のをブロックする。同様に、もしスロットル弁56が高
速アイドル位置を若干過ぎた位置を超えて開口すると、
それぞれの刃のストップ面458と444が当接干渉す
るのでストップ刃456の縁部の輪郭によりチョーク弁
60の閉鎖運動がブロックされることとなる。それとい
うのは、この範囲のスロットルの運動時ストップ450
とレバー422はばね466により降伏可能に角度的に
一体的に閉じて保持されているからである。
【0084】従って、スロットル軸58が高速アイドル
位置を若干過ぎた位置と低速(通常の)アイドル位置の
間に角度的に配向されている限り、そしてそのようにこ
の範囲で配向されているときのみ、チョーク弁60を閉
鎖し、又は開位置から閉位置に向けて操作することがで
きる。従って、スロットルが高速アイドルを超えて前進
するとき作業者はチョークを”遊び”で部分閉鎖するこ
とができない。このことはこれまで作業者が空気/燃料
の混合気を過度に濃縮してエンジンの暖気を急ごうとし
て不適切にエンジンを部分絞りするときに発生した。同
様に、チョーク弁の閉位置への偶然的な移動もスロット
ルが高速アイドルを超えて前進するとき防止される。従
って、チョーク阻止システムは過度の燃料がエンジンの
燃焼室に入り、エンジンの排気と共に煙及び他の大気汚
染物質が放出されるのを防止する。
【0085】エンジンに前述の空燃比調整のための電子
フィードバック制御方法を具現化する電気気化器50を
装備すると、チョーク/スロットル阻止システムによ
り、作業者が高速アイドルを上回るエンジンの走行時部
分絞りをしてこのシステムを駄目にし又は損ない、自動
制御システムが不利な過度の濃縮状態に応答してエンジ
ンの誤動作又は運転停止を防止する。例えば、エンジン
をスタートした後作業者がスロットルを高速アイドルを
いくらか超えた位置に設定してエンジンを暖気しようと
していると仮定せよ。また、この期間中に自動フィード
バック制御システムのテストサイクルを始めるための十
分に一定したエンジンの速度状態が得られたと仮定せ
よ。さらに、このチョーク/スロットル阻止システムが
ないので、作業者はチョーク弁を操作して部分絞りでき
ると仮定せよ。自動制御システムはこの過濃縮状態を感
知でき、空燃比を希薄側に向けて駆動し、そのような不
適切なスロットルとチョーク弁の位置づけにより生じた
過度に濃縮の空燃比を修正する。しかしながら、ひと度
作業者がチョーク弁を解放すると、空燃比は自動的に希
薄になりすぎてそのような部分−スロットル/チョーク
開口設定では適正に動作できなくなる。これにより、自
動システムがこの作業者に起因する不利な条件下テスト
し、調整し、濃縮にし、かつ正しい空燃比に戻す前に好
ましくないエンストが起こることになる。
【0086】
【第2実施態様のチョーク/スロットル阻止システム】
図48−50を参照すると、本発明の第2実施態様のチ
ョーク/スロットル阻止特徴が、チョーク及びスロット
ル弁がそれぞれ開及び閉位置間で同一の回転方向に動作
する気化器に適用して示してある。比較のため、図51
にはこの型の先行技術の気化器を半略図的に示す。この
気化器はチョークをコールドスタート位置に移動させた
ときにスロットル弁を解放可能に高速アイドル位置に保
持する標準的なチョーク−スロットルコールドスタート
用連動ラッチ機構を備えている。図48−50は、スロ
ットルの角度が所定値を超えたときにチョークの作動を
防止するためこの先行技術の気化器が本発明の第2実施
例のチョーク/スロットル阻止特徴によりどのように修
正されるかを示す。これらの図において、気化器50に
おけるのと同様な構造及び機能の部品及び要素には同様
な番号をダッシュと共に付し、その詳細な説明は繰り返
さない。
【0087】図51において、チョーク軸62’はロッ
ク指500を担持し、該ロック指はスロットル軸58’
に固定され、これと共に回転するロックレバー506の
カム用トー504と解放可能に係合するよう適合された
カム用連動ノッチ502をその自由端に有する。従っ
て、チョーク弁60’を広開からコールドスタート位置
(図51に示す)まで時計回りに(図51で見て)回転
すると、スロットル弁56’は通常から高速アイドル位
置(図51に示す)まで時計回りに回転する。ひと度エ
ンジンがスタートし、自力で走行し、作業者がチョーク
弁を広開位置に戻すと、レバー500がレバー506か
ら離脱し、これを解放し、スロットル弁56’が作業者
により時計回りに、及びそのばねにより全閉した通常の
(低速)アイドル位置に、また全開位置に戻すべく逆時
計回りに回転可能となる。従って、この従来のチョーク
/スロットルコールドスタート連動装置では、エンジン
の走行時チョーク弁の閉鎖運動を邪魔するものは何もな
い。
【0088】しかしながら、本発明のチョーク/スロッ
トル阻止特徴によれば、作業者による又は事故的な絞り
によるエンジンの誤動作は図51の型の気化器及びコー
ルドスタート連動リンク仕掛を図48−50に示す方法
で修正することにより防止される。繰り返していうと、
これは単にチョーク及びスロットルレバーが対抗するレ
バーの移動を所定の角回転値に達したのちブロックする
ようそれらに材料を付加することにより達成される。本
発明のこの特徴によれば、付加された材料は第1実施例
におけるように、スロットル弁が所定の開口位置、例え
ば高速アイドルより若干大きい位置と広開位置の間の範
囲にあるときチョーク弁が広開から閉位置に向けて移動
するのを防止し、また第1実施例におけるように、チョ
ーク弁が部分的に又は全閉したときにスロットル弁がス
ロットル弁の所定の開口角度を超えて開くことがないよ
う構成され、配置される。
【0089】図48を参照してより詳細にいえば、レバ
ー500に対応する連動部500’を有する修正チョー
クレバー510を設け、修正スロットルレバー512の
連動部506’に対しコールドスタート係止機能を行
う。しかしながら、阻止又はブロック用刃部514(図
48−50でシェード線を付して示す)の形をした材料
を加えることによりチョークレバー510はレバー50
0のそれより回転方向に拡大している。該刃部は部分5
00’に一体的に接合され、そこからその回転移動面内
を同一平面状に延長する。従って、チョークレバー51
0は半径方向に延長した進み側縁部516と追い側縁部
518の間の開先角度が約45゜のパイ形状を有し、ま
たその間に延長する、輪郭が凸状の弧状外周”ブロック
用”自由端520をレバー510の回転移動面内に有す
る。上述したところは図48−50に縮尺して示す。
【0090】同様に、スロットルレバー512にもやは
りパイ状の阻止刃部522を付加して修正するが、該刃
部はレバー部506’に一体的に接合され、そこから同
一平面状に延長するが、しかしほぼ正反対の方向に延長
する。刃部522もまた図48−50に縮尺して示すよ
うにその半径方向に延長する進み側と追い側縁部524
及び526の間に約45゜の開先角度を有し、またその
間に延長する凸状形状の弧状外周”ブロック用”縁部5
28をレバー512の回転移動面内に有する。
【0091】本発明の第2実施例のチョーク阻止特徴の
動作について説明すると、チョーク弁60’は広開(図
49)からコールドスタート位置(図48)に時計回り
にのみ回転でき、他方スロットル弁56’は図48、4
9の高速アイドル位置と全閉の低速(通常の)アイドル
位置(図示せず)の間に制御可能に保持される。そのよ
うなチョークの回転時、チョークレバー512のロック
ノッチ502’はもう一度スロットルレバー512のト
ー部504’と係合してスロットル56’を低速から図
48に示す高速アイドル位置に逆時計回りに移動させ
る。ロックレバー510はその後スロットル弁を、図5
1の先行技術の気化器との関連で前述した方法でコール
ドスタート動作中この位置に保持する。
【0092】レバー510と512は同一平面の移動軌
道と互いに部分的に干渉する移動軌道を有するが、この
チョーク移動運動中スロットルを閉じると、チョークレ
バーの縁部520は完全にスロットルレバーの縁部52
4をクリアしてこのチョーク運動中チョークレバー51
0とスロットルレバー512の間には干渉はなくブロッ
クはない。しかしながら、チョークが図48の閉位置に
あると、スロットル弁56’は高速アイドル位置を何度
か出た位置を超えて逆時計回りに、すなわち開方向に回
転されない。それというのは、チョーク刃514のブロ
ック用縁部520にスロットル刃522の進み側縁部5
24が衝合するからである。従って、そのようなスロッ
トルの開口運動はチョークが略広開位置にあるとき以外
は防止される。しかし、そのようなスロットルをブロッ
クする干渉係合はチョークの回転を妨げない。それとい
うのは、この運動中チョーク刃のブロック用縁部520
はスロットル刃のブロック用縁部524に沿って摺動で
きるからである。
【0093】ひと度エンジンがスタートし、作業者がチ
ョークリンク仕掛をそのように制御するか、又は作業者
がスロットルを強く高速アイドルラッチ解除位置を超え
て開くことによりチョーク弁60’が図49及び50の
広開位置に回転すると、スロットル弁56’は高速アイ
ドルから時計回りに回転して全閉の、低速アイドル位置
(図示せず)に戻るか、そこから逆時計回りに図50に
示す全開位置まで回転することができる。チョークレバ
ー510の追い側縁部516はそのようなスロットルの
枢動時弧状の軌道の全体にわたってスロットルレバー5
12の自由端528をクリアし、又はこれに沿って摺動
する。
【0094】しかしながら、スロットルレバー512が
図48及び49の高速アイドル位置を若干超えた位置か
ら図50の全開位置までの角度範囲中にあるときは、ス
ロットルレバーのブロック用縁部528がチョーク弁6
0’が広開から閉位置に向けて時計回りに回転するのを
ブロックする。すなわち、チョークがこの方向に何度か
移動した後には、チョーク刃の進み側縁部516はスロ
ットル刃のブロック用縁部528に当たることとなる。
けれども、縁部528は縁部516に沿って摺動できる
のでスロットルの回転を妨害することはない。
【0095】従って、手動のチョーク制御機構は偶然に
よる又は意図的な動作がブロックされ、スロットル弁5
6’がチョーク阻止範囲に位置するときはいつでもチョ
ーク弁60’の操作を防止する。また、手動のスロット
ル制御機構は偶然による又は意図的な動作がブロックさ
れ、チョーク弁が部分的から全絞り範囲に位置するとき
はいつでもスロットル弁56’が高速アイドル位置を数
度超えた位置以上には開かないよう防止する。しかしな
がら、図48−50に示す形状において、チョーク弁6
0’はスロットル弁56’が高速と低速アイドル位置の
間に配向されたときはいつでも、またそのように配向さ
れたときのみコールドスタート用に閉鎖できる。
【0096】チョーク又はスロットル軸の阻止のための
角度範囲は適当な阻止刃514及び/又は522の輪郭
を適当に変えることにより容易に変更できる。また、本
発明のチョーク/スロットル阻止特徴のこの基本的な設
計原理はダイヤフラム又はフロート式気化器にも適用可
能である。さらに、第1及び第2実施例の構成を比較す
ると明かなように、本発明のチョーク/スロットル阻止
特徴はスロットル及びチョーク軸がいずれの方向に回転
する場合にも容易に適用できる。気化器50の逆回転方
式のチョーク及びスロットル弁の場合には前述のように
スロットル軸にブロック用補助スロットルレバーを加え
るだけでよい。両実施例のチョーク/スロットル阻止シ
ステムで、手動制御のチョーク−スロットル気化器にお
ける作業者が原因の及び偶然のエンジンの誤動作は防止
され、これによりエンジン自体の環境汚染動作が防止さ
れ、触媒コンバータの破損を防止し、及び/又は電子的
及び電気機械的に空燃比を調整する自動電子フィードバ
ック制御方法を行う電気気化器50を備えたエンジンの
誤動作を防止するという重要な利点が得られる。
【0097】
【全体の利点】本発明の好ましい、具体的な実施例及び
その様々な特徴についてのこれまでの説明から、本発明
が前述の目的を充分に達成し、先行技術に対して多くの
利点をもたらすものであることが明かであろう。本発明
の改良型電気気化器50は、ベンチュリ吸気原理で動作
する気化器に手動制御チョーク/スロットル機能を備え
たエンジンへの空燃比の電子閉ループフィードバック制
御装置をコンパクトな保護容器に組み入れて成る。自動
電子システムは、自動機械アイドル回路閉止及び加速ポ
ンプ特徴、電気機械ウォームギヤ駆動装置250の自縛
及び微調整作用、及び機械的チョーク/スロットル阻止
安全システムを結合して設けることにより本質上作業者
が失敗しないようにできている。これらの特徴は電子空
燃比制御システムと協働して信頼できるエンジンの動作
と希薄側での改良された空燃比制御を保証してエンジン
の排ガス成分の最適化を図り小型エンジンに課される排
ガス規制に適合する。従って、理論的に現在先行技術に
ある様々な自動電子及びマイクロコンピュータ空燃比制
御品及びシステムを首尾よく小型エンジン装置に設ける
のに必要な実際的、経済的かつ信頼できる気化器ハード
ウエア及び機械システムを提供するという困難な問題を
気化器50が解決することが理解されよう。
【0098】スロットル弁を所定の角度開口して(弁1
08を操作して)低速回路を動作不能とすることによっ
て、この動作期間中全燃料流は一又は二の燃料流制御
弁、例えばモータ−ウォームギヤ被動ニードル84及び
/又はポペット弁96によって制御される。これにより
自動空燃比制御システムの仕事が単純化され、手動制御
のチョーク及びスロットル弁及び関連の燃料回路を備え
たダイヤフラム又はフロート式気化器と両立可能とな
る。ウォームギヤ駆動ユニット250によりサブアセン
ブリが容易で、気化器本体52への組み付け及びそこか
らの取り外しが容易な低コストハウジング及び駆動ユニ
ット構造物が提供され、製造及びサービスのコストが減
じられる。駆動ユニット250はまたニードル弁84を
調整するため精密インクレメンタル制御を行い、確実に
この設定を駆動モータ及びエンジンの閉止中保持する。
【0099】システムの電気及び電子部品は制御ボック
スハウジング150に安全確実に収容され、このハウジ
ングに対する気化器本体の傾斜した形状は、かどに外部
の機械的に移動するチョーク及びスロットル制御部品用
の保護空洞を備えた全体寸法がコンパクトな包装を提供
する。パルス動作のダイヤフラム燃料ポンプをハウジン
グ150と気化器本体52の間の壁構造の中に組み入れ
ることによりさらに単純化が図られる。この特徴はまた
ハウジング150内の電気回路及びソレノイド部品を中
間冷却し、その結果燃料が暖められて気化器のベンチュ
リ通路54で燃料蒸発が促進されるという点で熱交換の
利点も提供する。
【0100】上面に取り付けたソレノイド172及び関
連のポペット弁96はニードル84による燃料制御と下
流連続流関係にある主ノズル64に隣接して完全閉止の
燃料制御を行う。弁座214に相互平面当接して着座す
るポペット弁ディスク210は、素早くて信頼でき耐摩
耗的な動作を行い、制御ハウジング150内の制御部品
の中に組み入れられた自動空燃比調整戦略手段の希薄化
テスト段階中主ノズル64への燃料流を迅速に閉止す
る。このポペット弁の作用による迅速な燃料閉止によっ
て素早い希薄化と、これに伴って各テスト段階期間の短
縮化が行われ、自動回路はより短い動作サイクルで制御
駆動ユニット250を介してステップ調整機能が行える
ようになる。従って、そのようなエンジン速度を入力パ
ラメータとして動作する自動システムに固有の短いエン
ジン減速テスト期間は装置の作業者にはより重要度が低
いものである。
【0101】気化器50の例示的な1実施例において、
ソレノイド172及び関連のポペット弁96は以下のパ
ラメータにより構成される。 弁96の開閉の最小サイクル期間−−−−−4ミリセカンド/ 全ストロークサイクル 弁96のディスク210の直径−−−−−−2mm 弁インサート214の通路98の直径−−−1.4mm 材料弁インサート214−−−−−−−−−ブヌアN(Bunua N) 又はヴィトン(Viton) 弁96の全ストローク−−−−−−−−−−0.6mm コイル180の構成−−−−−−−−−−−22.86メートルの 36ゲージマグネット線
【0102】以上本発明の特定の好ましい実施態様を図
示し、説明したが、これまでの開示から本発明の概念の
さらに別の改変例が自明であることはもちろん当業者に
了承されよう。例えば、本発明は希薄化テストの原理を
用いない様々な自動制御システムにも適用可能である。
従って、そのような適用例のいくつかにおいては、ウォ
ームギヤ被動ニードル84や本発明の他の有利な特徴の
コンビネーション及びサブコンビネーションを保持する
一方、ソレノイド172とポペット弁96は省略でき
る。他方、電気機械調整の高速混合気ニードル84を用
いない制御戦略を使用する一定の自動電気気化器におい
ては、駆動ユニット250及びニードル84を省略し、
ソレノイド172及び関連のポペット弁96をパルス幅
変調制御システムその他によって動作可能とし、テスト
の希薄化段階とベンチュリ通路54への燃料流の単独制
御の両方を行い、これによりそのようなシステム戦略で
用いられた選択されたエンジン動作パラメータに従って
空燃比を調整する。また、前述のように、本発明のチョ
ーク/スロットル阻止システムは、小型エンジン装置の
分野では通例の、装置の作業者が手動でチョーク及びス
ロットルの制御動作を行わなければならない標準的な非
自動フロート式又はダイヤフラム式気化器にも有利に適
用可能である。従って、本発明は上述し、及び/又は図
面に示した実施態様に限定して考えるべきではなく、添
付クレームの範囲内で様々な方法による改変が可能であ
る。
【0103】また、上述の記載及び添付クレームで用い
た”上部”、”下部”、”前部”、”後部”等などの配
向に関する術語は記載を容易にするためのものであり、
限定のために用いたものではない。また、図示のダイヤ
フラム気化器50及び50’は通常一般の装置での使用
に際しすべてのエンジンの配向において動作可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具現化する気化器のエンジン取付後端
面の端面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った部分断面図である。
【図3】図1に示す気化器の上部右側の一部の、図1の
矢線3の方向に見た部分立面図である。
【図4】図1に示す気化器の下部左側の一部の、図1の
矢線4の方向に見た部分側面図である。
【図5】図10の5−5線に沿った、ギヤモータ駆動ユ
ニットは立面図で示す図1の気化器の縦断面図である。
【図6】図5の6−6線に沿った、図5より拡大した中
心断面図である。
【図7】本発明の主燃料閉止テスト装置と関連した弁座
を単独で示す、図5より拡大した断面図である。
【図8】図4の8−8線に沿った断面図である。
【図9】図5の9−9線に沿った部分断面図である。
【図10】図1に示す気化器の右側側面図である。
【図11】ギヤモータハウジングの外側部分を単独でそ
の内部と共に(図1、5及び10に対し縮尺して)示す
立面図である。
【図12】図11のハウジング外側部分の平面図であ
る。
【図13】図11のハウジング外側部分の立面図であ
る。
【図14】図11に示すハウジング部分の左側側面図で
ある。
【図15】図13に示すハウジング部分の底面図であ
る。
【図16】図11の16−16線に沿った断面図であ
る。
【図17】図11の17−17線に沿った断面図であ
る。
【図18】図11の18−18線に沿った、図11より
拡大した断面図である。
【図19】ギヤモータハウジングの中央寄り部分を単独
で、その内部と共に(図11−17の縮尺で)示す立面
図である。
【図20】図19のハウジング中央寄り部分の平面図で
ある。
【図21】図19の21−21線に沿った断面図であ
る。
【図22】図19の22−22線に沿った断面図であ
る。
【図23】図19に示すハウジング中央寄り部分の右側
側面図である。
【図24】図19のハウジング中央寄り部分の背面図で
ある。
【図25】本発明の高速空燃比調整ニードル用ウォーム
ギヤ及び関連のはすば平歯車駆動装置を単独で示す拡大
部分立面図である。
【図26】図5の26−26線に沿った、図5より大き
く拡大した部分断面図である。
【図27】本発明の高速調整ニードル弁を単独で示す拡
大側面図である。
【図28】図27のニードル弁の先端を図27より拡大
した部分側面図である。
【図29】図27に示すニードル弁の右側端部の端面図
である。
【図30】図5に示すウォームギヤ駆動装置の出力軸を
ニードル弁に連結するスリーブインサートを単独で、図
5よりも拡大して示す端面図である。
【図31】図30のインサートの側面図である。
【図32】図30のインサートの平面図である。
【図33】図33、34及び35は気化器本体のベンチ
ュリ通路及び関連のチョーク及びスロットルちょう形弁
の断面図に重ねて示す、本発明の図1、4及び8に示す
チョーク、スロットル阻止機構の連続的な準略図であ
り、図33は閉位置のチョーク弁と高速アイドル位置の
スロットル弁を示す図である。
【図34】全開のチョーク弁と通常のアイドル位置にあ
るスロットル弁を示す図である。
【図35】両弁が全開状態にあるところを示す図であ
る。
【図36】チョーク、スロットル阻止機構の高速アイド
ルロックレバーを単独で、図33−35より縮尺して示
す平面図である。
【図37】同上の側面図である。
【図38】同上の逆の側面図である。
【図39】同上の端面図である。
【図40】図33−35のチョーク阻止機構のチョーク
レバー部分を単独で示す側面図である。
【図41】同上の端面図である。
【図42】チョーク阻止機構の高速アイドルストップ部
分を単独で、図33−35のそれより縮尺して示す、図
43の42−42線に沿った断面図である。
【図43】同上の側面図である。
【図44】同上の端面図である。
【図45】同上の逆の側面図である。
【図46】チョーク阻止機構のスロットルレバー部分を
図33−35に示すより若干拡大して示す側面図であ
る。
【図47】同上の端面図である。
【図48】図49及び50と共に、チョーク及びスロッ
トル弁が閉及び開位置間を同一回転方向に作動する従来
の非自動又は自動ダイヤフラム気化器に適用した本発明
の第2実施態様のチョーク、スロットル阻止機構を示
す、図33−35に類似した連続的な位置を示す図であ
る。
【図49】同上の図である。
【図50】同上の図である。
【図51】図48−50に示す型の気化器においてスロ
ットル弁を高速アイドル、コールドスタート位置に保持
する先行技術のチョーク−スロットル連動機構を示す、
図48−50に対応する図である。
【符号の説明】
54 ベンチュリ通路 56 スロットル弁 64 主ノズル 66 調整室 84 ニードル弁 96 ポペット弁 101a、101b、101c、101d アイ
ドルポート 104 閉止装置 250 駆動ユニット

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化器であって、混合通路と、前記混合
    通路に配置され、低速アイドル位置と広開スロットル位
    置の間を移動可能なスロットル弁と、液体燃料調整室
    と、前記調整室及び前記アイドル位置のとき前記スロッ
    トル弁の上流で前記混合通路と連通する主燃料ノズル
    と、前記スロットル弁が低速アイドル位置のとき該スロ
    ットル弁の下流で前記混合通路と連通する少なくとも一
    つのアイドル燃料ポートと、内燃機関と動作可能な関連
    にあるときその空燃比を自動的に好ましい値に調整する
    よう適合された前記気化器を制御する手段であって、第
    1及び第2制御回路と、前記主燃料ノズルへの流量を制
    御することにより空燃比を調整する調整手段を含む手段
    と、前記調整手段を前記第1制御回路の信号出力に応答
    して作動し、ほぼ連続的に空燃比を調整して前記機関の
    回転速度に合わせて空燃比を修正させる前記第1制御回
    路の第1制御ユニットと、前記調整手段を前記第2制御
    回路の信号出力に応答して作動し、周期的に空燃比を短
    時間異なるレベルに変化させて空燃比を前記好ましい値
    に向けて所定のステップ調整する前記第2制御回路の第
    2制御ユニットであって、前記回転速度に対応した信号
    を受け取るユニットと、前記スロットル弁に動作可能に
    接続され、前記アイドルポートへの燃料供給を前記スロ
    ットル弁の高速アイドル位置から広開位置に向けた又は
    その逆の最初の移動に応答して閉鎖するアイドル燃料ポ
    ート閉止手段とを有する気化器。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は前記第1制御回路の前記
    信号出力と前記第2制御回路の前記信号出力により比例
    的に作動されて空燃比を調整する請求項1記載の気化
    器。
  3. 【請求項3】 前記第2制御回路は記憶手段を含み、該
    手段には前記機関が動作中でないときでも最新の修正調
    整の情報が蓄えられる請求項2記載の気化器。
  4. 【請求項4】 前記調整手段はソレノイドで作動され、
    全燃料流を前記調整室から前記気化器の前記主燃料ノズ
    ルに通す開位置と、前記全流れを中断して空燃比を前記
    短時間の間より希薄な混合気に変化させる閉位置との間
    を移動するポペット弁を含む請求項1記載の気化器。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は制御可能に空燃比を調整
    する単独の調整弁手段を提供するためにも動作可能であ
    る請求項2記載の気化器。
  6. 【請求項6】 前記調整手段は連続的に軸方向に移動し
    て前記主ノズルへの全燃料流を制御し、これによって空
    燃比を調整できる燃料ニードルを含む請求項1記載の気
    化器。
  7. 【請求項7】 前記調整手段はさらに前記燃料ニードル
    に動作可能に機械的に連結され、該ニードルを回転可能
    に前記気化器にねじ込んでその前記軸方向移動を可能と
    する電気モータ及びウォームギヤ駆動ユニットを含む請
    求項6記載の気化器。
  8. 【請求項8】 前記駆動ユニットは前記気化器に取り外
    し可能に取り付けられ、前記燃料ニードルと軸方向に係
    合可能でこれに取り外し可能に連結される出力駆動軸手
    段を包含する請求項7記載の気化器。
  9. 【請求項9】 前記駆動ユニットは第1及び第2の長い
    カップ状部材を含むハウジングを含み、該カップ状部材
    は前記ハウジング及び該部材の長手方向に延長した平面
    の分離線に沿って互いに組み合わされ、組み合わされる
    と前記分離線面と平行に同軸に整列したモータコンパー
    トメントとウォームギヤ駆動装置コンパートメントを規
    定し、前記電気モータ及び前記ウォームギヤ駆動装置は
    それぞれ前記モータ及び駆動装置コンパートメントに収
    容されると共に、前記駆動ユニットはウォームギヤと歯
    合するはすばギヤを含み、前記はすばギヤはその回転軸
    が前記面と垂直をなすよう配向され、かつ前記ハウジン
    グから外部に延長して前記燃料ニードルと動作可能に連
    結する出力軸を有し、前記ウォーム及びはすばギヤは前
    記モータのオフ状態で自制動作用をもたらすべく動作可
    能な自縛用減速比を有する請求項8記載の気化器。
  10. 【請求項10】 前記モータ及びウォームギヤは相互に
    固定されたサブアセンブリを含み、該サブアセンブリは
    互いに軸方向の反対に突出する端部取付手段を有し、前
    記ハウジング部材は静止構造手段を有し、該静止構造手
    段は前記部材を前記分離線で組み合わせたときに前記端
    部取付手段と協働して前記モータを回転しないよう前記
    ハウジングに固定し、かつ前記ウォームギヤを前記モー
    タにより回転可能に前記ハウジング内に軸支する請求項
    9記載の気化器。
  11. 【請求項11】 前記アイドル燃料ポート閉止手段は加
    速器及びアイドル燃料閉止アセンブリを含み、該アセン
    ブリはピストン室と、前記燃料調整室と連通する前記ピ
    ストン室の入口と、前記少なくとも一つのアイドルポー
    トと連通する前記ピストン室の出口と、前記ピストン室
    に摺動可能に収容され、延長及び後退位置の間を移動可
    能なピストンと、前記ピストン室に収容され、前記ピス
    トンと動作可能に関連しこれにより開及び閉位置に移動
    して前記調整室から前記ピストン室への燃料の流入を制
    御する弁部材と、アクチュエータであって、前記スロッ
    トル弁を前記ピストンと動作可能に接続して前記スロッ
    トル弁がその閉鎖アイドル位置から広開スロットル位置
    に移動するとき前記ピストン及び弁が最初前進して前記
    弁を閉鎖し、その後前記ピストンがさらに前進して燃料
    を前記ピストン室から前記少なくとも一つのアイドルポ
    ートに供給して機関を加速し、前記スロットルがその閉
    鎖アイドル位置に移動するときには前記ピストン及び弁
    部材が後退し、前記弁部材が開位置に移動して燃料を前
    記調整室から前記ピストン室を介し前記少なくとも一つ
    のアイドルポートに供給して機関をアイドリングするよ
    うにしたアクチュエータとを含む請求項1記載の気化
    器。
  12. 【請求項12】 前記ピストン室に収容され、前記ピス
    トンを降伏可能に後退位置に付勢するばねをさらに含む
    請求項11記載の気化器。
  13. 【請求項13】 前記ピストンと関連してこれと一緒に
    移動する弁ガイドであって、前記弁部材が前記弁ガイド
    に摺動可能に収容されて前記ガイドに対し前進及び後退
    位置に移動する弁ガイドと、前記ピストン室に収容さ
    れ、降伏可能に前記ピストンを後退位置に向けて付勢す
    る第1ばねと、前記ピストンに担持され、降伏可能に前
    記弁部材を前記弁ガイドに対し前進位置に向けて付勢す
    る第2ばねとをさらに含む請求項11記載の気化器。
  14. 【請求項14】 前記スロットル弁に接続されその回転
    により前記スロットル弁を閉鎖し及び開口するスロット
    ル軸をさらに含み、前記アクチュエータはカムを含み、
    該カムは前記軸に担持され、かつ前記ピストンと動作可
    能に関連して前記スロットル弁を閉鎖アイドル位置から
    広開スロットル位置に移動させる前記軸の回転に応答し
    て前記ピストンをその後退位置から前進位置に移動させ
    る請求項13記載の気化器。
  15. 【請求項15】 前記燃料調整室と連通する面を有する
    と共に、前記調整室の液体燃料の圧力を調整するよう構
    成及び配置された可撓性ダイヤフラムをさらに含む請求
    項14記載の気化器。
  16. 【請求項16】 前記アクチュエータは前記ピストン室
    に収容され、降伏可能に前記ピストンを後退位置に向け
    て付勢するばねと、前記ピストンと動作可能に関連し、
    かつ前記スロットル弁に接続したスロットル軸によって
    担持されるカムであって、前記スロットル弁を低速アイ
    ドル位置から広開スロットル位置に移動させる前記軸の
    回転により前記ピストンもまた後退位置から前進位置に
    移動するよう構成及び配置されたカムを含む請求項11
    記載の気化器。
  17. 【請求項17】 前記スロットル弁を低速アイドル位置
    に向けて付勢するばね手段と、前記スロットル弁を低速
    アイドル位置と広開位置の間で枢動変位させるべく動作
    可能な第1制御レバーと、前記主燃料ノズルの上流で前
    記混合通路に枢動可能に取り付けられたチョーク弁と、
    前記チョーク弁を閉鎖スタート位置と開口休止位置の間
    で枢動変位させるべく動作可能な第2制御レバーと、前
    記第2制御レバーによって作動されたとき前記スロット
    ル弁をもどり止め手段を介して高速アイドルスタート位
    置に移動させるコールドスタート保持手段であって、前
    記もどり止め手段は前記スロットル弁が高速アイドルス
    タートから全開位置に向けて移動したとき前記第1制御
    レバーにより解放され、これによって前記スロットル弁
    を前記ばね手段と前記第1制御レバーの作用の下、高速
    アイドルスタート位置から低速アイドル位置に向けて枢
    動変位させる保持手段と、前記チョーク及びスロットル
    弁の少なくとも一方に動作的に連結され、前記チョーク
    及びスロットル弁がそれぞれのスタート位置と広開位置
    の間の移動範囲内の所定の位置の間に配置されたときこ
    れらの弁の他方の移動をブロックすべく動作可能の阻止
    手段とを含む請求項1記載の気化器。
  18. 【請求項18】 前記コールドスタート保持手段は前記
    第2制御レバーを含み、前記阻止手段は前記第2制御レ
    バーに動作可能に連結され、前記チョーク弁の回転軸の
    まわりを枢動し、前記スロットル弁のスタート位置と開
    位置間の移動を前記チョーク弁が開位置とスタート位置
    の間に位置決めされたときにブロックすべく動作可能な
    スロットル運動ブロック刃を含む請求項17記載の気化
    器。
  19. 【請求項19】 前記阻止手段は前記スロットル弁に動
    作可能に連結され、前記チョーク弁の開位置とスタート
    位置間の枢動を前記スロットル弁がスタート位置と広開
    位置の間に配置されたときに防止するよう前記第2制御
    部材に対して構成及び配置されたチョーク運動ブロック
    刃を含む請求項17記載の気化器。
  20. 【請求項20】 前記ブロック刃は同一平面の移動面を
    移動するよう構成及び配置され、相互に部分的に干渉す
    る移動軌道を有すると共に、前記相互ブロック機能をそ
    れらの移動軌道の相互干渉部分において果たすよう構成
    及び配置されたブロック用縁部輪郭を有する請求項18
    記載の気化器。
  21. 【請求項21】 手動及び半自動電気制御気化器であっ
    て、混合通路がその軸方向及び中央を貫通し両端面に開
    口する熱伝導金属製本体と、前記混合通路に配置され、
    低速アイドル位置と広開スロットル位置の間を移動可能
    な手動制御スロットル弁と、液体燃料調整室と、前記調
    整室及び前記アイドル位置のとき前記スロットル弁の上
    流で前記混合通路と連通する主燃料ノズルと、前記主燃
    料ノズルの上流で前記混合通路に配置され、閉鎖したコ
    ールドスタート位置と広開位置の間を移動可能な手動制
    御チョーク弁とを有し、前記本体は前記混合通路の両側
    に互いにほぼ平行に配置されたほぼ平らな上面及び底面
    を有し、前記燃料調整室は前記本体の底面に配置され、
    ダイヤフラムと空気室カバー板を有するものにおいて、
    さらに前記本体内に配置されて前記調整室から前記主燃
    料ノズルへの燃料流を制御する電気調整可能燃料弁手段
    と、前記本体上に前記本体の上面の全体にわたって載置
    された熱伝導金属製制御ボックスハウジングであって、
    前記本体の上面に並置した底壁と前記ハウジングの底壁
    から直立してこれと共に電子制御部品用内部コンパート
    メントを規定するハウジングの側壁手段とを有し、前記
    コンパートメントには前記燃料弁手段をエンジン動作パ
    ラメータ感知信号に応答して作動し、これによって前記
    気化器と動作可能に関連したエンジンの空燃比を自動調
    整する電子制御回路及び関連の電子部品が収容される制
    御ボックスハウジングと、前記ハウジングの底壁と前記
    本体の上面の間に取り付けられたちょうつがい弁ガスケ
    ット手段及び関連の燃料供給ポンプ通路とポンプダイヤ
    フラム室手段を包含するエンジン圧力パルス動作ダイヤ
    フラム燃料ポンプ手段であって、前記ポンプダイヤフラ
    ム室手段は前記ハウジングの底壁内及び前記本体の上面
    に隣接した前記本体内に配置されて前記ポンプ手段を介
    する前記調整室へのポンプ燃料流が前記ハウジングの底
    壁及び前記本体を介して前記ハウジングの部品コンパー
    トメント及び前記混合通路と熱交換関係にある燃料ポン
    プ手段とを有する手動及び半自動電気制御気化器。
  22. 【請求項22】 前記ハウジングの側壁手段は前記本体
    の前部及び後部端面とそれぞれほぼ同一平面に配置され
    た横に対向した前部及び後部の壁を包含し、前記本体は
    突起部が前記ハウジングを支持すべく第1側壁から外
    方、かつ前記ハウジングの底壁の下に突出する横に対向
    した第1及び第2側壁であって、前記ハウジングの一対
    の横に対向した第1及び第2側壁に対し非対称に配向さ
    れ、そのため前記ハウジングは前記第1の本体側壁に向
    けて傾斜し、かつ前記通路の軸に対しそこから本体の上
    壁まで鋭角の片寄り角で横に片寄って中心づけられると
    共に、前記片寄り角とほぼ平行に傾斜した横に対向した
    側面部を有する側壁と、前記本体内にこれを貫通するよ
    う回転可能に取り付けられ、両端が前記側壁の前記傾斜
    面を貫通して外部に突出し、それらの軸が前記片寄り角
    に対して約90゜で配向されたスロットル弁軸及びチョ
    ーク弁軸であって、第1手動チョーク及びスロットル機
    械制御部品手段が前記第1本体側壁から突出する前記軸
    の端部のそれらの上に動作可能に取り付けられ、前記本
    体の外部の前記本体突起の下に配置されると共に、前記
    スロットル軸の軸方向他端が前記第2側壁の前記傾斜面
    から突出し、その上に第2スロットル機械制御部品手段
    を担持する弁軸と、前記第2側壁上に前記第2機械制御
    部品に隣接して取り付けられ、これにより該制御部品の
    ため保護用突出構造物を提供する燃料調整駆動ユニット
    ハウジングを有する請求項21記載の気化器。
  23. 【請求項23】 前記自動燃料調整手段は前記ハウジン
    グの部品コンパートメントに収容された電気ソレノイド
    手段を包含し、前記燃料弁手段はその下に、前記気化器
    本体の上面において配置され、前記ソレノイド手段に動
    作可能に連結される請求項21記載の気化器。
  24. 【請求項24】 電流が点火磁石又は発電機により供給
    され、タコメータ、データ処理手段、電子記憶装置及び
    空燃比を調整する制御ユニットを含む電子検出及び制御
    ユニットにより、電気調整可能空燃比制御システムと手
    動制御機械チョーク及びスロットル弁制御システムと関
    連の主ノズル及びアイドル燃料回路を有する気化器を備
    えた内燃機関の空燃比を調整する方法であって、回転速
    度の1次導関数を調整のためのパラメータとして用い、
    エンジン速度がほぼ一定の一定時間の後に調整を行い、
    ほぼ一定の速度を前記一次導関数の平均値を計算するこ
    とにより検出し、エンジンの回転速度は前記平均値がほ
    ぼゼロのときほぼ一定であると考えられ、エンジンの負
    荷動作時前記一次導関数(速度変動)が所定のレベルに
    達し、又は希薄調整の区切りが検出されるまで空燃比を
    段階的に又は連続的に調整するものにおいて、 (a) スロットル弁がほぼ高速アイドル位置と広開位
    置の間に位置決めされたとき広開位置からのチョーク弁
    の移動を防止し、 (b) スロットル弁が高速アイドル位置を超えて全開
    位置に向かうときアイドル回路への燃料流を閉止する工
    程を含む方法。
  25. 【請求項25】 エンジンの負荷動作時希薄調整の限界
    がエンジンの回転速度の低減の関数として測定されるま
    で空燃比を段階的又は連続的に調整する請求項24記載
    の方法。
  26. 【請求項26】 前記空燃比の調整はアイドル回路への
    燃料流を閉止したままとする一方瞬間的に主ノズルへの
    全ての燃料流を閉止することにより行う請求項25記載
    の方法。
  27. 【請求項27】 瞬間的な閉止工程は主ノズルに対し連
    続燃料流制御関係で設けられたソレノイド動作のポペッ
    ト弁を開口及び閉鎖して行う請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 ソレノイドポペット弁はポペット弁の
    開口及び閉鎖サイクルを変化させることにより空燃比を
    調整する単独の手段を提供すべく構成、配置及び動作さ
    れる請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 気化器であって、混合通路と、前記混
    合通路に配置され、低速アイドル位置と広開スロットル
    位置の間を移動可能なスロットル弁と、液体燃料調整室
    と、前記調整室及び前記スロットル弁がどんな位置にあ
    るときでもその上流で前記混合通路と連通する主燃料ノ
    ズルと、前記スロットル弁の下流で前記混合通路と連通
    する少なくとも一つのアイドル燃料ポートと、内燃機関
    と動作可能な関連にあるときその空燃比を自動的に好ま
    しい値に調整するよう適合された前記気化器を制御する
    手段であって、電子制御回路手段と、前記主燃料ノズル
    への流量を前記制御回路手段の作動信号出力に応答して
    制御することにより空燃比を調整する弁手段を含む手段
    と、前記スロットル弁に動作可能に接続され、前記アイ
    ドルポートへの燃料供給を前記スロットル弁の高速アイ
    ドル位置から広開位置に向けた又はその逆の最初の移動
    に応答して閉鎖するアイドル燃料ポート閉止手段を有す
    る気化器。
  30. 【請求項30】 前記調整手段は前記制御回路手段の前
    記信号出力により比例的に作動されて空燃比を調整する
    請求項29記載の気化器。
  31. 【請求項31】 前記調整弁手段はソレノイドで作動さ
    れ、全燃料流を前記調整室から前記気化器の前記主燃料
    ノズルに通す開位置と、前記全流れを中断して空燃比を
    短時間の間より希薄な混合気に変化させる閉位置との間
    を移動するポペット弁を含む請求項30記載の気化器。
  32. 【請求項32】 前記調整弁手段は制御可能に空燃比を
    調整する単独の調整手段を提供すべく動作可能に構成及
    び配置されている請求項31記載の気化器。
  33. 【請求項33】 前記調整手段は連続的に軸方向に移動
    して前記主ノズルへの全燃料流を制御し、これによって
    空燃比を調整できる燃料ニードルを含む請求項29記載
    の気化器。
  34. 【請求項34】 前記調整手段はさらに前記燃料ニード
    ルに動作可能に機械的に連結され、該ニードルを回転可
    能に前記気化器にねじ込んでその前記軸方向への移動を
    可能とする電気モータ及びウォームギヤ駆動ユニットを
    含む請求項33記載の気化器。
  35. 【請求項35】 前記駆動ユニットは前記気化器に取り
    外し可能に取り付けられ、前記燃料ニードルと軸方向に
    係合可能でこれに取り外し可能に連結される出力駆動軸
    手段を包含する請求項34記載の気化器。
  36. 【請求項36】 前記ウォームギヤ駆動ユニットは前記
    モータのオフ状態で自制動作用をもたらすべく動作可能
    な自縛用減速比を有する請求項35記載の気化器。
  37. 【請求項37】 前記アイドル燃料ポート閉止手段はア
    イドル燃料閉止アセンブリを含み、該アセンブリは弁室
    と、前記燃料調整室と連通する前記弁室の入口と、前記
    少なくとも一つのアイドルポートと連通する前記弁室の
    出口と、前記弁室に収容され、開及び閉位置に移動して
    前記調整室から前記弁室への燃料の流入を制御すべく動
    作可能の弁部材と、アクチュエータであって、前記スロ
    ットル弁を前記弁部材と動作可能に接続して前記スロッ
    トル弁がその高速アイドル位置から広開スロットル位置
    に移動するとき前記弁部材が閉鎖し、前記スロットルが
    その高速アイドル位置に戻るときには前記弁部材が開位
    置に移動して燃料を前記調整室から前記弁室を介し前記
    少なくとも一つのアイドルポートに供給して機関をアイ
    ドリングするようにしたアクチュエータを含む請求項2
    9記載の気化器。
  38. 【請求項38】 前記スロットル弁を低速アイドル位置
    に向けて付勢するばね手段と、前記スロットル弁を低速
    アイドル位置と広開位置の間で枢動変位させるべく動作
    可能な第1制御レバーと、前記主燃料ノズルの上流で前
    記混合通路に枢動可能に取り付けられたチョーク弁と、
    前記チョーク弁を閉鎖スタート位置と開口休止位置の間
    で枢動変位させるべく動作可能な第2制御レバーと、前
    記第2制御レバーによって作動されたとき前記スロット
    ル弁をもどり止め手段を介して高速アイドルスタート位
    置に移動させるコールドスタート保持手段であって、前
    記もどり止め手段は前記スロットル弁が高速アイドルス
    タートから全開位置に向けて移動したとき前記第1制御
    レバーにより解放され、これによって前記スロットル弁
    を前記ばね手段と前記第1制御レバーの作用の下、高速
    アイドルスタート位置から低速アイドル位置に向けて枢
    動変位させる保持手段と、前記チョーク及びスロットル
    弁の少なくとも一方に動作的に連結され、前記チョーク
    及びスロットル弁がスタート位置と広開位置の間の移動
    範囲内の所定の位置の間に配置されたときこれらの弁の
    他方の移動をブロックすべく動作可能の阻止手段とを含
    む請求項29記載の気化器。
  39. 【請求項39】 前記コールドスタート保持手段は前記
    第2制御レバーを含み、前記阻止手段は前記第2制御レ
    バーに動作可能に連結され、前記チョーク弁の回転軸の
    まわりを枢動し、前記スロットル弁のスタート位置と開
    位置間の移動を前記チョーク弁が開位置とスタート位置
    の間に位置決めされたときにブロックすべく動作可能な
    スロットル運動ブロック刃を含む請求項38記載の気化
    器。
  40. 【請求項40】 前記阻止手段は前記スロットル弁に動
    作可能に連結され、前記チョーク弁の開位置とスタート
    位置間の枢動を前記スロットル弁がスタート位置と広開
    位置の間に配置されたときに防止するよう前記第2制御
    部材に対して構成及び配置されたチョーク運動ブロック
    刃を含む請求項38記載の気化器。
  41. 【請求項41】 前記ブロック刃は同一平面の移動面を
    移動するよう構成及び配置され、相互に部分的に干渉す
    る移動軌道を有すると共に、前記相互ブロック機能をそ
    れらの移動軌道の相互干渉部分において果たすよう構成
    及び配置されたブロック用縁部輪郭を有する請求項39
    記載の気化器。
  42. 【請求項42】 気化器であって、混合通路と、前記混
    合通路に配置され、低速アイドル位置と広開スロットル
    位置の間を移動可能なスロットル弁と、液体燃料調整室
    と、前記調整室及び前記スロットル弁の上流で前記混合
    通路と連通する主燃料ノズルと、前記スロットル弁を低
    速アイドル位置に向けて付勢する手段と、前記スロット
    ル弁を低速アイドル位置と広開位置の間で枢動変位させ
    るべく動作可能な第1制御レバーと、前記主燃料ノズル
    の上流で前記混合通路に枢動可能に取り付けられたチョ
    ーク弁と、前記チョーク弁を閉鎖スタート位置と開口休
    止位置の間で枢動変位させるべく動作可能な第2制御レ
    バーと、前記第2制御レバーによって作動されたとき前
    記スロットル弁をもどり止め手段を介してスタート位置
    に移動させるコールドスタート保持手段であって、前記
    もどり止め手段は前記スロットル弁が高速アイドルから
    開位置に向けて移動したとき解放され、これによって前
    記スロットル弁を前記ばね手段の付勢力に抗して低速ア
    イドル位置と広開位置の間を枢動変位させる保持手段
    と、前記チョーク及びスロットル弁の少なくとも一方に
    動作的に連結され、前記チョーク及びスロットル弁がそ
    れぞれの高速アイドル位置と広開位置の間の移動範囲内
    の所定の位置の間に配置されたときこれらの弁の他方の
    移動をブロックすべく動作可能の阻止手段とを有する気
    化器。
  43. 【請求項43】 前記コールドスタート保持手段は前記
    第2制御レバーを含み、前記阻止手段は前記第2制御レ
    バーに動作可能に連結され、前記チョーク弁の回転軸の
    まわりを枢動し、前記スロットル弁の高速アイドル位置
    と開位置間の移動を前記チョーク弁が開位置とスタート
    位置の間に位置決めされたときにブロックすべく動作可
    能なスロットル運動ブロック刃を含む請求項42記載の
    気化器。
  44. 【請求項44】 前記阻止手段は前記スロットル弁に動
    作可能に連結され、前記チョーク弁の開位置とスタート
    位置間の枢動を前記スロットル弁が高速アイドルスター
    ト位置と広開位置の間に配置されたときに防止するよう
    前記第2制御部材に対して構成及び配置されたチョーク
    運動ブロック刃を含む請求項42記載の気化器。
  45. 【請求項45】 前記ブロック刃は同一平面の移動面を
    移動するよう構成及び配置され、相互に部分的に干渉す
    る移動軌道を有すると共に、前記相互ブロック機能をそ
    れらの移動軌道の相互干渉部分において果たすよう構成
    及び配置されたブロック用縁部輪郭を有する請求項43
    記載の気化器。
  46. 【請求項46】 前記チョーク及びスロットル弁はそれ
    ぞれの開及び閉位置の間を同一回転方向に動作可能であ
    り、前記スロットル運動ブロック刃は前記第2制御レバ
    ーと一体の同一平面延長物を含み、前記第2制御レバー
    は前記チョーク弁と共に枢動すべくこれに動作可能に連
    結され、前記もどり止め手段は前記第2制御レバー上の
    解放可能な第1捕捉手段を包含し、前記チョーク運動ブ
    ロック刃は前記第1制御レバーと一体の延長物を含み、
    前記第1制御レバーは前記スロットル弁と共に枢動すべ
    くこれに動作可能に連結され、前記もどり止め手段は前
    記第1制御レバー上に解放可能に設けられ前記第1捕捉
    手段と協働して前記コールドスタート保持手段として機
    能する第2捕捉手段を包含する請求項45記載の気化
    器。
  47. 【請求項47】 前記刃はそれぞれパイ状部分を含み、
    該部分は半径方向に延長する進み側及び追い側縁部とそ
    の間に延長する弧状のブロック用自由縁部を有する請求
    項46記載の気化器。
  48. 【請求項48】 前記第1制御レバーは前記チョークブ
    ロック刃とほぼ正反対に延長し、その自由端に前記第2
    捕捉手段を担持するアームを有する請求項47記載の気
    化器。
  49. 【請求項49】 前記チョーク及びスロットル弁はそれ
    ぞれの開及び閉位置間を互いに反対の回転方向に動作可
    能であり、前記スロットルブロック刃は前記第2制御レ
    バーと一体の延長物を含み、前記第2制御レバーは前記
    チョーク弁と共に枢動すべくこれに動作可能に連結さ
    れ、前記チョーク運動ブロック刃は前記第1制御レバー
    に隣接しその回転軸のまわりを回転可能な補助レバー
    と、互いに協働するばね及びストップ手段を含み、これ
    らは前記補助レバーを前記第1制御部材に連結して前記
    補助部材を前記第1制御レバーに対し第1角度位置に解
    放可能に保持し、すなわち前記スロットル弁が高速アイ
    ドルスタート位置と広開位置間に配置されたとき前記ス
    ロットルブロック刃に対しブロックする関係とすべく動
    作可能であり、前記スロットルブロック刃は前記スロッ
    トル弁が低速及び高速アイドル位置間に位置決めされた
    とき前記補助レバーと係合し、前記補助レバーを前記第
    1制御レバーに対し第2角度位置に枢動させるべく動作
    可能であり、該第2角度位置において前記スロットルブ
    ロック刃及び前記ばね及びストップ手段は協働して前記
    スロットル弁の高速アイドル位置を超えて広開位置に向
    かう運動をブロックする請求項45記載の気化器。
  50. 【請求項50】 前記調整手段は制御可能に空燃比を調
    整する単独の調整弁手段を提供するためにも動作可能で
    ある請求項4記載の気化器。
  51. 【請求項51】 前記ブロック刃は同一平面の移動面を
    移動するよう構成及び配置され、相互に部分的に干渉す
    る移動軌道を有すると共に、前記相互ブロック機能をそ
    れらの移動軌道の相互干渉部分において果たすよう構成
    及び配置されたブロック用縁部輪郭を有する請求項19
    記載の気化器。
  52. 【請求項52】 前記ブロック刃は同一平面の移動面を
    移動するよう構成及び配置され、相互に部分的に干渉す
    る移動軌道を有すると共に、前記相互ブロック機能をそ
    れらの移動軌道の相互干渉部分において果たすよう構成
    及び配置されたブロック用縁部輪郭を有する請求項40
    記載の気化器。
  53. 【請求項53】 前記ブロック刃は同一平面の移動面を
    移動するよう構成及び配置され、相互に部分的に干渉す
    る移動軌道を有すると共に、前記相互ブロック機能をそ
    れらの移動軌道の相互干渉部分において果たすよう構成
    及び配置されたブロック用縁部輪郭を有する請求項44
    記載の気化器。
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