JPH08262765A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08262765A
JPH08262765A JP10458895A JP10458895A JPH08262765A JP H08262765 A JPH08262765 A JP H08262765A JP 10458895 A JP10458895 A JP 10458895A JP 10458895 A JP10458895 A JP 10458895A JP H08262765 A JPH08262765 A JP H08262765A
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group
charge
photoconductor
resin
image forming
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JP10458895A
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English (en)
Inventor
Toru Ishii
徹 石井
Fumio Kojima
文夫 小島
Kiyokazu Mashita
清和 真下
Tomozumi Kamisaka
友純 上坂
Tomoo Kobayashi
智雄 小林
Katsumi Nukada
克己 額田
Akira Imai
彰 今井
Masahiro Iwasaki
真宏 岩崎
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光層の摩耗が少なく、異物付着による画質
欠陥が生じにくい画像形成装置の提供。 【構成】 感光体として、導電性支持体上に一般式I−
1またはI−2で示される構造から選択された少なくと
も1種を部分構造として含む繰り返し構造単位よりなる
電荷輸送性ポリエステルを含有する感光層を設けたもの
を用い、帯電装置として、感光体表面に当接させた導電
性部材に電圧を印加する接触帯電方式の帯電装置を用い
た画像形成装置。 (R1 およびR2 は、水素原子、アルキル基、アルコキ
シ基、置換アミノ基、ハロゲン原子、または置換もしく
は未置換のアリール基を表し、Xは置換または未置換の
2価の芳香族基を表し、Tは炭素数1〜6の2価の直鎖
状または炭素数2〜10の2価の分枝状炭化水素基を表
し、kは0または1を意味する。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真画像形成装置
に関し、特に接触帯電装置と高分子電荷輸送材料を用い
た感光体を組み合わせた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置例えば普通紙複写機
(PPC)、レーザープリンター、LEDプリンター、
液晶プリンター等は、回転ドラム型等の感光体に帯電、
露光、現像の作像プロセスを適用して像形成し、転写材
に転写後定着して複写物を得る。これらの画像形成装置
に用いられる感光体としては、セレン、ヒ素−セレン、
硫化カドミウム、酸化亜鉛、a−Si等の無機感光体や
有機感光体(OPC)が用いられている。中でも、安価
で製造性および廃棄性の点で優れた有機感光体が使用さ
れる機会が多く、またそのなかでも電荷発生層と電荷輸
送層を積層したいわゆる機能分離型積層感光体が、感
度、帯電性および繰り返し安定性等の電子写真特性の点
で優れているため、それらに関して種々の提案がなさ
れ、実用化されている。これらの感光体を帯電させるた
めの帯電装置としては、一般には、金メッキタングステ
ン線等の細いワイヤ電極とシールド板を主構成部材とす
るコロナ帯電装置が広く使われている。
【0003】しかしながら、これらのコロナ帯電装置
は、以下のような問題点を有している。 1)潜像保持部材で500〜700Vの表面電位を得る
には、ワイヤ電極にD.C.4kV以上の高電圧を印加
する必要があり、シールド板や本体へのリークを防止す
べくワイヤ電極とシールド板の距離を大きく維持する等
の処置が必要となる。したがって、装置自体も大型化
し、また高圧ケーブル等の使用が不可欠となり、さらに
コストを高くすることになる。 2)コロナ放電に伴いかなり多量のオゾンや窒素酸化物
が発生し、さらには窒素酸化物が空気中の水分と反応し
て硝酸等の放電生成物が生じる。これらの放電生成物は
感光体表面に付着または作用して変質、劣化等を生じさ
せ、画像ボケ等の画質欠陥の原因となる。また近年関心
が高まりつつある環境問題からもこれら放電生成物は好
ましくないものであるため、これらを取り除くための排
気ファン、フィルター等の使用が不可欠であり、その結
果、コストがさらに高くなる。
【0004】そこで、最近ではこれら問題が多いコロナ
帯電装置を用いる代わりに接触帯電方式、すなわち感光
体表面に電圧を印加した導電性部材を当接させることに
より、感光体表面に電荷を直接注入して所望の帯電電位
を得る接触帯電方式が種々提案されている。(特開昭6
3−149669号公報)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の接触帯電方式を従来の機能分離型有機感光体に適用し
た場合、次のような問題がある。すなわち、1)一般に
は低分子の電荷輸送材料が高分子の結着樹脂に分子分散
された電荷輸送層が最表面層に使用されるが、その場
合、電荷輸送層に直接帯電部材を接触した状態で繰り返
し使用するため、電荷輸送層を著しく磨耗させてしま
い、帯電性の低下、感度の変化等を引き起こす。したが
って、コロナ帯電方式を用いた場合と比較して感光体の
ライフが極端に短くなる。2)また帯電部材が直接接触
することによって、感光体の表面に異物が付着したり、
汚染される等の問題が生じやすくなり、それらに起因す
る画像欠陥がコピー上に現れる。
【0006】感光体最表面層の、摩耗、感光体表面への
異物付着には種々の原因が考えられるが、結着樹脂中に
低分子の電荷輸送材料が分散された電荷輸送層において
は、接触の仕方のバラツキにより局所的に直接電流が流
れるために、感光体表面だけではなく内部までストレス
を受け、また直流だけでなく交流電圧を重畳して用いる
方式ではさらに深くまで電荷輸送材料と結着樹脂の劣化
が促進される。さらに電荷輸送材料が局所的に不均一分
散になっていると、これらの劣化も不均一になるため
に、最表面層の膜強度が低下して摩耗が増加する一方、
不均一な劣化が異物を付着させる核をも形成させるもの
と考えられる。
【0007】本発明は、従来の技術における上記のよう
な問題点を解決することを目的としてなされたものであ
る。すなわち、本発明の目的は、感光層の摩耗が少な
く、異物付着による画質欠陥が生じにくい、接触帯電方
式を利用した画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者等は、こ
れらの問題を解決するために鋭意検討した結果、接触帯
電方式においても、特定の材料を用いることで感光層の
摩耗が少なく、異物付着による画質欠陥が生じにくいこ
とを見出して本発明を完成するに至った。本発明の画像
形成装置は、感光体、帯電装置、露光装置および現像装
置を有し、感光体上に静電荷像を形成し、現像により可
視画像を形成するものであって、感光体として、導電性
支持体上に下記一般式(I−1)および(I−2)で示
される構造から選択された少なくとも1種を部分構造と
して含む繰り返し構造単位よりなる電荷輸送性ポリエス
テルを1種以上含有する感光層を設けたものを用い、帯
電装置として、感光体表面に当接させた導電性部材に電
圧を印加する接触帯電方式の帯電装置を用いたことを特
徴とする。
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R1 およびR2 は、それぞれ独立
して、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、置換アミ
ノ基、ハロゲン原子、または置換もしくは未置換のアリ
ール基を表し、Xは置換または未置換の2価の芳香族基
を表し、Tは炭素数1〜6の2価の直鎖状炭化水素基ま
たは炭素数2〜10の2価の分枝状炭化水素基を表し、
kは0または1から選ばれる整数を意味する。)
【0011】以下、本発明について説明する。図1は、
本発明の画像形成装置の概略の構成図である。画像形成
装置は、導電性支持体11上に感光層10を有する感光
体1の周囲に、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、
転写装置5及びクリーニング装置6が配設されている。
図1の場合、帯電装置2は、感光体表面に当接したロー
ル帯電器よりなり、ロール表面の導電性部材21に電源
22より電圧が印加されるようになっている。なお、7
は転写紙、41は現像ロール、42は層規制部材であ
る。
【0012】本発明の画像形成装置における感光体にお
いて、感光層は単層構造のものであっても、あるいは機
能分離された積層構造のものであってもよい。図2ない
し図6は、本発明の感光体の模式的断面図である。図2
および図3は感光層が単層構造を示すものであって、導
電性支持体11上に光導電層12が設けられており、図
2においてはさらに下引き層13が設けられている。図
4ないし図6は感光層が積層構造を示すものであった、
図4は導電性支持体11上に電荷発生層14、電荷輸送
層15が順次設けられている。図5においてはさらに導
電性支持体11上に下引き層13が設けられている。図
6では電荷輸送層15の上に保護層16が設けられてい
る。
【0013】本発明において、上記感光体の感光層に
は、上記一般式(I−1)および(I−2)で示される
構造から選択された少なくとも1種を部分構造として含
む繰り返し構造単位よりなる電荷輸送性ポリエステルが
含有されるが、感光層が複数の層から構成されている場
合、上記の電荷輸送性ポリエステルを含有する層が、感
光層の最表面層(保護層)として設けられていてもよ
い。
【0014】また、感光層は、上記電荷輸送性ポリエス
テルと、下記式(A)〜(E)から選択された少なくと
も一つの繰り返し構造単位を有するポリカーボネート樹
脂とを同時に含有するのが好ましい。
【0015】
【化5】
【0016】また、本発明で用いられる感光体は、前記
の電荷輸送性ポリエステルを含有する層と導電性支持基
体との間に、他の化合物群で構成される少なくとも一つ
の別の層が設けられ、それらの層のうち少なくとも一つ
の層が光によって電荷を発生する層であってもよい。ま
た、本発明で用いられる感光体は、電荷を発生する層と
前記電荷輸送性ポリエステルを含有する最表面層の他に
電荷を輸送するための層が設けられていてもよい。
【0017】次に、本発明において使用される上記一般
式(I−1)および(I−2)で示される構造から選択
された少なくとも1種を部分構造として含む繰り返し構
造単位よりなる電荷輸送性ポリエステルについて説明す
る。この電荷輸送性ポリエステルとしては、下記一般式
(II)または(III) で示されるものが好適に使用される。
【化6】 〔式中、Aは上記一般式(I−1)または(I−2)で
示される構造を表し、Rはアルキル基、置換もしくは未
置換のアリール基、または置換もしくは未置換のアラル
キル基を表し、BおよびB′は、それぞれ基−O−(Y
−O)m −Rまたは基−O−(Y−O)m −CO−Z−
CO−O−R′を表し(ここで、Rは上記したと同じ意
味を有し、R′はアルキル基、置換もしくは未置換のア
リール基、または置換もしくは未置換のアラルキル基を
表し、mは1〜5の整数を表す。)、Yは2価のアルコ
ール残基を表し、Zは2価のカルボン酸残基を表し、m
は1〜5の整数を表し、pは5〜5000の整数を表
す。〕 本発明で用いられる上記電荷輸送性ポリエステルの重合
度pは5〜5000であるが、好ましくは10〜100
0の範囲である。また、重量平均分子量Mwは、100
00〜300000の範囲にあるのが好ましい。
【0018】上記一般式(I−1)または(I−2)に
おけるX、一般式(II)および(III) におけるYおよび
Zは、具体的には、下記の基があげられる。Xとして
は、以下の基(1)〜(5)から選択されたものがあげ
られる。
【化7】 〔式中、R3 およびR4 は、それぞれ水素原子、炭素数
1〜4のアルキル基、置換もしくは未置換のフェニル
基、または置換もしくは未置換のアラルキル基を表し、
R5 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1
〜4のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、Vは下
記の基から選択され、
【0019】
【化8】 {だだし、R6 は水素原子または炭素数1〜4のアルキ
ル基を表し、Wは、下記の基から選択され、
【化9】 (ただし、eは1〜3の整数を意味する。)aおよびb
は1〜10の整数を意味し、cは1または2の整数を意
味する。}dは0〜3の整数を意味する。〕
【0020】また、YおよびZは、上記Vで示した基と
同様の基を意味する。また、上記一般式(I−1)およ
び(I−2)における基Tは、炭素数1〜6の2価の直
鎖状炭化水素基または炭素数2〜10の2価の分枝状炭
化水素基を表し、好ましくは炭素数3〜7の分枝状炭化
水素基を表す。基Tの具体的な構造を以下に示す。
【化10】
【0021】上記の電荷輸送性ポリエステルについての
具体例を示す。表1〜表4に一般式(I−1)で示され
る構造の具体例を示し、表5〜表8に一般式(I−2)
で示される構造の具体例を示す。また、表9〜表14に
一般式(II)及び一般式(III)で示される電荷輸送性ポリ
エステルの具体例を示す。なお、表9〜表14におい
て、Zの欄が「−」の場合は一般式(II)で示される電
荷輸送性ポリエステルを意味し、構造式が記載されてい
る場合は一般式(III )で示される電荷輸送性ポリエス
テルを意味する。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】
【表7】
【0029】
【表8】
【0030】
【表9】
【0031】
【表10】
【0032】
【表11】
【0033】
【表12】
【0034】
【表13】
【0035】
【表14】
【0036】以下、本発明において用いる感光体につい
て、機能分離型積層構造の場合を中心に詳細に説明す
る。導電性支持体としては、アルミニウム、ニッケル、
クロム、ステンレス鋼等の金属類、および、アルミニウ
ム、チタニウム、ニッケル、クロム、ステンレス鋼、
金、バナジウム、酸化錫、酸化インジウム、ITO等の
薄膜を設けたプラスチックフィルムあるいは導電性付与
剤を塗布、または、含浸させた紙およびプラスチックフ
ィルム等があげられる。これらの導電性支持体は、ドラ
ム状、シート状、プレート状等、適宜の形状で使用され
るが、これらに限定されるものではない。さらに必要に
応じて導電性支持体の表面は、画質に影響のない範囲で
各種の処理を施すことができる。例えば、表面の酸化処
理や薬品処理、および、着色処理等または、砂目立て等
の乱反射処理等を行うことができる。
【0037】また、導電性支持体と電荷発生層の間にさ
らに下引き層を設けてもよい。この下引き層は、積層構
造からなる感光層の帯電時において導電性支持体から感
光層への電荷の注入を阻止するとともに、感光層を導電
性支持体に対して一体的に接着させる接着層としての作
用、あるいは場合によっては導電性支持体の光の反射防
止等の作用を示す。この下引き層には、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリイミド樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリ
ビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルアルコール樹脂、水溶性ポリエステル樹
脂、ニトロセルロース、カゼイン、ゼラチン、ポリグル
タミン酸、澱粉、スターテアセテート、アミノ澱粉、ポ
リアクリル酸、ポリアクリルアミド、ジルコニウムキレ
ート化合物、チタニルキレート化合物、チタニルアルコ
キシド化合物、有機チタニル化合物、シランカップリン
グ剤等の公知の材料を用いることができ、これらの材料
は単独で、あるいは2種以上混合して用いることができ
る。さらに酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウ
ム、チタン酸バリウム、シリコーン樹脂等の微粒子を混
合して用いることができる。また、下引き層の厚みは
0.01〜10μm、好ましくは0.05〜2μmが適
当である。
【0038】本発明における電荷発生層の電荷発生材料
としては、非晶質セレン、結晶性セレン−テルル合金、
セレン−ヒ素合金、その他セレン化合物およびセレン合
金、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機系光導電性材料、フ
タロシアニン系、スクアリリウム系、アントアントロン
系、ペリレン系、アゾ系、アントラキノン系、ピレン
系、ピリリウム系、チアピリリウム塩等の有機顔料およ
び染料が用いられる。また、電荷発生層における結着樹
脂としては、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホ
ルマール樹脂、部分変性ポリビニルアセタール樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニ
ルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
シリコン樹脂、フェノール樹脂、ポリ−N−ビニルカル
バゾール樹脂等であるがこれらに限定されるものではな
い。これらの結着樹脂は単独に、あるいは2種以上混合
して用いることができる。
【0039】電荷発生材料と結着樹脂との混合比(重量
比)は、10:1〜1:10の範囲が望ましい。また、
本発明で用いる電荷発生層の厚みは、一般的には0.1
〜5.0μm、好ましくは0.2〜2.0μmが適当で
ある。本発明において、電荷輸送層は、前記の電荷輸送
性ポリエステルを用いて形成することができるが、その
場合、上記した式(A)〜(E)から選択される繰り返
し構造単位を有するポリカーボネート樹脂を同時に含有
するのが好ましい。この場合の配合比(重量比)は5:
1〜1:1の範囲が好ましい。
【0040】電荷輸送層は、前記の電荷輸送性ポリエス
テルあるいは電荷輸送性ポリエステルとポリカーボネー
ト樹脂の混合物を適当な溶剤に溶解させて塗布し、乾燥
させることによって形成することができる。電荷輸送層
の形成に用いられる溶剤としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、
アセトン、2−ブタノン等のケトン類、塩化メチレン、
クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化
水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレング
リコール、ジエチルエーテル等の環状もしくは直鎖状の
エーテル類等、あるいはこれらの混合溶剤を用いること
ができる。また、塗布方法としてはブレードコーティン
グ法、ワイヤーバーコーティング法、スプレーコーティ
ング法、浸漬コーティング法、ビードコーティング法、
エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法
等の通常の方法を用いることとができる。電荷輸送層の
厚みは一般的には2〜100μm、好ましくは10〜4
0μmに設定される。
【0041】また、光、熱等による感光体の劣化を防止
することを目的として、電荷輸送層中に酸化防止剤、光
安定剤等の添加剤を加えることができる。酸化防止剤と
しては、例えばヒンダードフェノール類、ヒンダードア
ミン類、パラフェニレンジアミン誘導体、アリールアル
カン類、ハイドロキノン誘導体、有機硫黄化合物、有機
リン化合物等があげられる。光安定剤としては、例えば
ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、ジチオカルバメ
ート、テトラメチルピペリジン等の誘導体があげられ
る。これらの添加剤を単独、あるいは混合して用いる
が、電荷輸送性ポリエステルの重量の0.01〜20
%、好ましくは0.1〜10%の範囲で添加される。
【0042】また、良好な表面性を得ることを主たる目
的として、塗料用の改質剤として知られる添加剤を加え
ることもできる。例えば、ジメチル系ポリシロキサン
(ジメチルシリコーンオイル)やメチルフェニル系ポリ
シロキサン(メチルフェニルシリコーンオイル)等は好
ましい例である。また、それらポリシロキサンの一部を
変性したアルキル変性、アルコキシ変性、アルキルアリ
ル変性、グリコール変性、アルコール変性、エポキシ変
性、メチルスチリル変性、高級脂肪酸変性、ポリエーテ
ル変性等の変性シリコーンオイルも好ましい例であり、
電荷輸送層の固形分に対して1〜10,000ppm、
好ましくは5〜2,000ppmが添加される。
【0043】また、感度の向上、残留電位の低減、繰り
返し使用時の疲労低減等を目的として、少なくとも1種
の電子受容性物質を含有させることができる。例えば、
無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロム無水マレイン
酸、無水フタル酸、テトラブロム無水フタル酸、テトラ
シアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、o−ジニ
トロベンゼン、m−ジニトロベンゼン、クロラニル、ジ
ニトロアントラキノン、トリニトロフルオレノン、ピク
リン酸、o−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、フ
タル酸等をあげることができる。
【0044】本発明において、上記電荷輸送性ポリマー
を含む層は、他の電荷輸送性材料を含む電荷輸送層の上
に設けて、保護層として用いることも好適である。この
場合の電荷輸送層としては、従来から知られている低分
子の電荷輸送材料が結着樹脂中に分子分散されたものを
用いることができる。低分子の電荷輸送材料としては、
2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール誘導
体、1,3,5−トリフェニルピラゾリン等のピラゾリ
ン誘導体、トリフェニルアミン等の芳香族3級アミノ化
合物、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メ
チルフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′
ジアミン等の芳香族3級ジアミン化合物、3−(4′−
ジエチルアミノフェニル)−5,6−ジ(4′−メトキ
シフェニル)−1,2,4−トリアジン等の1,2,4
−トリアジン誘導体、4−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−1,1′−ジフェニルヒドラゾン等のヒドラゾン
誘導体、2−フェニル−4−スチリルキナゾリン等のキ
ナゾリン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3−ジ(p−メ
トキシフェニル)ベンゾフラン等のベンゾフラン誘導
体、p−(2,2′−ジフェニルビニル)−N,N−ジ
フェニルアニリン等のα−スチルベン誘導体等を用いる
ことができる。また、結着樹脂としては、(変性)ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂、シリコン
−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹
脂、スチレン−アルキッド樹脂等を使用することができ
る。
【0045】これらの電荷輸送層は、前記した電荷輸送
性ポリエステルおよび電荷輸送性ポリエステルとポリカ
ーボネートとの混合による電荷輸送層と同様にして設け
ることができるが、そのときの電荷輸送材料と結着樹脂
の重量比は10:1〜1:5が好ましく、その膜厚は、
一般的には5〜50μm程度、好ましくは10〜30μ
mが適当であり、そのときの電荷輸送性ポリエステルを
含有する保護層の膜厚は、電荷輸送層の膜厚の1〜20
0%、好ましくは5〜100%が適当である。
【0046】次に、本発明の画像形成装置に用いる帯電
装置について説明する。帯電装置における導電性部材と
しては、その形状がブラシ状、ブレード状、ピン電極
状、あるいはローラー状等いずれでもよいが、中でもロ
ーラー状部材を用いることが好ましい。通常ローラー状
部材は外側から抵抗層とそれらを支持する弾性層と芯材
から構成される。さらに必要に応じて抵抗層の外側に保
護層を設けることもできる。
【0047】芯材の材質としては導電性を有するもの
で、一般には、鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウ
ム、ニッケル等が用いられる。また、その他導電性粒子
等を分散した樹脂成形品等を用いることができる。弾性
層の材質としては導電性あるいは半導電性を有するもの
で、一般にはゴム材に導電性粒子あるいは半導電性粒子
を分散したものである。ゴム材としてはEPDM、ポリ
ブタジエン、天然ゴム、ポリイソブチレン、SBR、C
R、NBR、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エピクロ
ルヒドリンゴム、SBS、熱可塑性エラストマー、ノル
ボーネゴム、フロロシリコーンゴム、エチレンオキシド
ゴム等が用いられる。導電性粒子あるいは半導電性粒子
としてはカーボンブラック、亜鉛、アルミニウム、銅、
鉄、ニッケル、クロム、チタニウム等の金属、ZnO−
Al2 O3 、SnO2 −Sb2 O3、In2 O3 −Sn
O2 、ZnO−TiO2 、MgO−Al2 O3 、FeO
−TiO2 、TiO2 、SnO2 、Sb2 O3 、In2
O3 、ZnO、MgO等の金属酸化物を用いることがで
き、これらの材料は単独あるいは2種以上混合して用い
てもよく、微粒子はフッ素系樹脂の微粒子を用いること
ができる。
【0048】抵抗層および保護層の材質としては結着樹
脂中に導電性粒子あるいは半導電性粒子を分散し、その
抵抗を制御したもので、抵抗率としては103 〜1014
Ωcm、好ましくは105 〜1012Ωcm、さらに好ま
しくは107 〜1012Ωcmに設定すればよい。また膜
厚としては0.01から1000μm、好ましくは0.
1〜500μm、さらに好ましくは0.5〜100μm
に設定すればよい。結着樹脂としてはアクリル樹脂、セ
ルロース樹脂、ポリアミド樹脂、メトキシメチレン化ナ
イロン、エトキシメチル化ナイロン、ポリウレタン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリビニル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポ
リチオフェン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂等
が用いられる。導電性粒子あるいは半導電性粒子として
は弾性層に用いるものと同様のカーボンブラック、金
属、金属酸化物が用いられる。
【0049】また、必要に応じてヒンダードフェノー
ル、ヒンダードアミン等の酸化防止剤、クレー、カリオ
ン等の充填剤、シリコーンオイル等の潤滑剤を添加する
ことができる。これらの層を形成する手段としては、ブ
レードコーティング法、ワイヤーバーコーティング法、
スプレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビード
コーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテ
ンコーティング法、真空蒸着法、プラズマコーティング
法等を用いることとができる。
【0050】
【作用】これらの導電性部材を用いた帯電装置を備えた
画像形成装置において、上記感光体を帯電させる場合に
は、導電性部材に電圧を印加するが、印加電圧は直流電
圧に交流電圧を重畳したものが好ましく、直流電圧のみ
では均一な帯電を得ることが難しい。電圧の範囲として
は直流電圧については、正または負の50〜2000V
の範囲が好ましく、特に100〜1500Vの範囲が好
ましい。重畳する交流電圧としてはピーク間電圧が40
0〜1800V、好ましくは800〜1600V、さら
に好ましくは1200〜1800Vの範囲である。この
ピーク間電圧が1800Vを越えると、交流電圧を重畳
しない場合より均一な帯電が得られなくなる。交流電圧
の周波数は100〜2000Hzが望ましい。
【0051】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明する。用
いた電荷輸送性ポリエステルは、例えば以下のようにし
て合成した。 合成例1〔例示化合物(34)〕 3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3,4−ジメチ
ルフェニル)−N,N′−ビス[4−(2−メトキシカ
ルボニルエチル)フェニル]−[1,1′−ビフェニ
ル]−4,4′−ジアミン2.0g、エチレングリコー
ル4.0g、テトラブトキシチタン0.1gを50ml
のフラスコに入れ、窒素気流下で3時間加熱還流した。
3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3,4−ジメチ
ルフェニル)−N,N′−ビス[4−(2−メトキシカ
ルボニルエチル)フェニル]−[1,1′−ビフェニ
ル]−4,4′−ジアミンが消費されたことを確認した
後、0.5mmHgに減圧してエチレングリコールを留
去しながら230℃に加熱し、3時間反応を続けた。そ
の後、室温まで冷却し、塩化メチレン50mlに溶解し
て不溶物を濾過し、その濾液をエタノール250mlを
撹拌している中に滴下してポリマーを析出させた。得ら
れたポリマーを濾過し、十分にエタノールで洗浄した後
乾燥させ、1.9gの電荷輸送性ポリエステルを得た。
分子量はGPCにて測定し、Mw=1.23×10
5 (スチレン換算)であり、モノマーの分子量から求め
たpは約165であった。
【0052】合成例2〔例示化合物(44)〕 N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス[4−(4−エ
トキシカルボニルエチルフェニル)−フェニル)−
[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン1.0
g、エチレングリコール2.0g、テトラブトキシチタ
ン0.05gを50mlのフラスコに入れ、窒素気流下
で3時間加熱還流した。N,N′−ジフェニル−N,
N′−ビス[4−(4−エトキシカルボニルエチルフェ
ニル)−フェニル]−[1,1′−ビフェニル]−4,
4′−ジアミンが消費されたことを確認した後、0.5
mmHgに減圧してエチレングリコールを留去した。そ
の後、室温まで冷却し、塩化メチレン20mlに溶解
し、イソフタル酸ジクロライド0.24gを10mlの
塩化メチレンに溶かした溶液を滴下した。トリエチルア
ミン0.48gを加え、30分加熱還流した。メタノー
ル0.3mlを加え、さらに30分加熱還流した後、不
溶物を濾過し、その濾液をエタノール300mlを撹拌
している中に滴下してポリマーを析出させた。得られた
ポリマーを濾過し、テトラヒドロフラン(THF)50
mlに溶解し、水300mlを撹拌している中に滴下
し、ポリマーを析出させた。これを濾過して十分にエタ
ノールで洗浄した後乾燥させ、0.9gの電荷輸送性ポ
リエステルを得た。分子量はGPCにて測定し、Mw=
1.60×104 (スチレン換算)、モノマーの分子量
から求めたpは約20であった。
【0053】合成例3〔例示化合物(73)〕 N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス[3−(2−エ
トキシカルボニルエチルフェニル)−フェニル]−
[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン5.0
g、3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3,4−ジ
メチルフェニル)−N,N′−ビス[4−(2−メトキ
シカルボニルエチル)フェニル]−[1,1′−ビフェ
ニル]−4,4′−ジアミン5.4g、エチレングリコ
ール20g、テトラブトキシチタン0.1gを50ml
のフラスコに入れ、窒素気流下で2時間加熱還流した。
その後、0.5mmHgに減圧してエチレングリコール
を留去しながら230℃に加熱し、5時間反応を続け
た。その後、室温まで冷却し、塩化メチレン250ml
に溶解し、不溶物を濾過し、その濾液をエタノール15
00mlを撹拌している中に滴下してポリマーを析出さ
せた。得られたポリマーを濾過し、十分にエタノールで
洗浄した後乾燥させ、10.1gの電荷輸送性ポリエス
テルを得た。分子量はGPCにて測定し、Mw=1.4
0×105 (スチレン換算)、モノマーの分子量から求
めたpは約200であった。
【0054】実施例1 アルミニウムパイプ上にジルコニウム化合物(オルガチ
ックスZC540、マツモト製薬社製)10部およびシ
ラン化合物(A110、日本ユニカー社製)1部とイソ
プロパノール40部およびブタノール20部からなる溶
液を浸漬コーティング法で塗布し、150℃において1
0分間加熱乾燥し、0.1μmの下引き層を形成した。
次に、X−型無金属フタロシアニン結晶1部をポリビニ
ルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社
製)1部およびシクロヘキサノン100部と混合し、ガ
ラスビーズとともにサンドミルで1時間処理して分散し
た後、得られた塗布液を上記の下引き層の上に浸漬コー
ティング法で塗布し、100℃にて10分間加熱乾燥し
て膜厚0.15μmの電荷発生層を形成した。次に、電
荷輸送性ポリエステルとして例示化合物(6)(Mw=
4.2×104 )3部を、モノクロロベンゼン15部と
テトラヒドロフラン15部の混合溶剤に溶解し、得られ
た塗布液を上記の電荷発生層上に浸漬コーティング法に
て塗布し、115℃で1時間加熱乾燥して、膜厚20μ
mの電荷輸送層を形成した。一方、芯材として直径6m
mのステンレス棒を用い、弾性層として抵抗106Ωc
mの導電性EPDMゴムを用い、抵抗層として109 Ω
cmのエピクロルヒドリンゴムを用いて直径12mmの
導電性ロールを形成した。
【0055】このようにして得られた感光体と導電性ロ
ールをレーザービームプリンター(XP−11改造機、
富士ゼロックス社製)に装着して、導電性ロールにD
C:550V、AC:1500V(ピーク間電圧)を印
加して画像を採取してその画質を評価した。その後この
プリントを5万回繰り返してから画像を採取してその画
質を評価するとともに、最表面層の摩耗量を測定した。
それらの結果を後記表15に示す。さらに上記と同様の
感光体について、通常のスコロトロンによる帯電方法を
持つレーザープリンター(XP−11、富士ゼロックス
社製)に装着し、同様にして評価を行った。その結果を
後記表16に示す。
【0056】実施例2 電荷輸送性ポリエステルとして、例示化合物(6)に代
えて例示化合物(34)(Mw=1.23×105 )を
用いた以外は、実施例1と同様にして感光体を作製し、
同様に評価を行った。 実施例3 電荷輸送性ポリエステルとして、例示化合物(6)に代
えて例示化合物(39)(Mw=1.2×105 )を用
いた以外は、実施例1と同様にして感光体を作製し、同
様に評価を行った。
【0057】実施例4 電荷輸送性ポリエステルとして、例示化合物(6)に代
えて例示化合物(40)(Mw=1.1×105 )を用
いた以外は、実施例1と同様にして感光体を作製し、同
様に評価を行った。 実施例5 電荷輸送性ポリエステルとして、例示化合物(6)に代
えて例示化合物(73)(Mw=1.2×105 )を用
いた以外は、実施例1と同様にして感光体を作製し、同
様に評価を行った。
【0058】実施例6 電荷輸送性ポリエステルとして、例示化合物(6)に代
えて例示化合物(3)(Mw=1.1×105 )2部と
前記構造式(C)で表わされる繰り返し構造単位からな
るポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:Mv=5.
0×104 )1部の混合物を用いた以外は、実施例1と
同様にして感光体を作製し、同様に評価を行った。 実施例7 電荷輸送性ポリエステルとして、例示化合物(6)に代
えて例示化合物(41)(Mw=1.3×105 )2部
と前記構造式(C)で表わされる繰り返し構造単位から
なるポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:Mv=
5.0×104 )1部の混合物を用いた以外は実施例1
と同様にして感光体を作製し、同様に評価を行った。
【0059】比較例1 下記のベンジジン化合物を2部、前記構造式(A)で表
わされる繰り返し構造単位からなるポリカーボネート樹
脂(粘度平均分子量:Mv=4.0×104 )3部をモ
ノクロロベンゼン10部、テトラヒドロフラン10部の
混合物に溶解して塗布、乾燥して形成した電荷輸送層を
用いた以外は、実施例1と同様にして感光体を作製し、
同様に評価を行った。
【化11】
【0060】実施例8 モノクロロベンゼン15部とテトラヒドロフラン15部
の混合物に電荷輸送性ポリエステルの例示化合物(7
3)を2部溶解して得られた塗布液を、比較例1の電荷
輸送層上に浸漬コーティング法で塗布し、115℃で1
時間加熱乾燥して膜厚5μmの表面保護層を形成した以
外は、比較例1と同様にして感光体を作製し、同様に評
価を行った。 実施例9 例示化合物(73)にかえて例示化合物(1)(Mw=
1.1×105 )2部と前記構造式(B)で表わされる
繰り返し構造からなるポリカーボネート樹脂(粘度平均
分子量:Mv=4.5×104 )1部の混合物を用いた
以外は実施例8と同様にして感光体を作製し、同様に評
価を行った。
【0061】比較例2 電荷輸送材料として比較例1のベンジジン化合物にかえ
て下記のヒドラゾン化合物3部、前記構造式(B)で表
わされる繰り返し構造単位からなるポリカーボネート樹
脂(粘度平均分子量:Mv=5.0×104 )3部にし
た電荷輸送層を用いた以外は実施例1と同様にして感光
体を作製し、同様に評価を行った。
【化12】
【0062】実施例10 比較例2の電荷輸送層上に、例示化合物No.(1)
(Mw=1.1×105)2部と前記構造式(B)で表
される繰り返し構造単位からなるポリカーボネート樹脂
(粘度平均分子量:Mv=4.5×104 )1部の混合
物からなる保護層を形成した以外は比較例2と同様にし
て感光体を作製し、同様に評価を行った。
【0063】
【表15】
【0064】
【表16】
【0065】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、感光体
として上記の電荷輸送性ポリエステルを含有する感光層
を有するものを用い、帯電装置として接触帯電方式を採
用するものを用いたことにより、従来の電荷輸送材料を
結着樹脂中に分子分散した感光層を用いた画像形成装置
に比べ、感光層の摩耗と異物付着による画質欠陥を低減
させることができ、感光体の寿命を著しく改善すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の概略の構成図であ
る。
【図2】 本発明の感光体の一例の模式的断面図であ
る。
【図3】 本発明の感光体の他の一例の模式的断面図で
ある。
【図4】 本発明の感光体の他の一例の模式的断面図で
ある。
【図5】 本発明の感光体の他の一例の模式的断面図で
ある。
【図6】 本発明の感光体の他の一例の模式的断面図で
ある。
【符号の説明】
1…感光体、2…帯電装置、3…露光装置、4…現像装
置、10…感光層、11…導電性支持体、12…光導電
層、13…下引き層、14…電荷発生層、15…電荷輸
送層、16…保護層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上坂 友純 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 小林 智雄 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 額田 克己 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 今井 彰 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 岩崎 真宏 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体、帯電装置、露光装置および現像
    装置を有し、感光体上に静電荷像を形成し、現像により
    可視画像を形成する画像形成装置において、該感光体と
    して、導電性支持体上に下記一般式(I−1)および
    (I−2)で示される構造から選択された少なくとも1
    種を部分構造として含む繰り返し構造単位よりなる電荷
    輸送性ポリエステルを1種以上含有する感光層を設けた
    感光体を用い、該帯電装置として、感光体表面に当接さ
    せた導電性部材に電圧を印加する接触帯電方式の帯電装
    置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ独立して、水素原
    子、アルキル基、アルコキシ基、置換アミノ基、ハロゲ
    ン原子、または置換もしくは未置換のアリール基を表
    し、Xは置換または未置換の2価の芳香族基を表し、T
    は炭素数1〜6の2価の直鎖状炭化水素基または炭素数
    2〜10の2価の分枝状炭化水素基を表し、kは0また
    は1から選ばれる整数を意味する。)
  2. 【請求項2】 感光体が、導電性支持体上に下記一般式
    (II)または(III) で示される電荷輸送性ポリエステルを
    含有する感光層を設けたものであることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。 【化2】 〔式中、Aは上記一般式(I−1)または(I−2)で
    示される構造を表し、Rはアルキル基、置換もしくは未
    置換のアリール基、または置換もしくは未置換のアラル
    キル基を表し、BおよびB′は、それぞれ基−O−(Y
    −O)m −Rまたは基−O−(Y−O)m −CO−Z−
    CO−O−R′を表し(ここで、Rは上記したと同じ意
    味を有し、R′はアルキル基、置換もしくは未置換のア
    リール基、または置換もしくは未置換のアラルキル基を
    表し、mは1〜5の整数を表す。)、Yは2価のアルコ
    ール残基を表し、Zは2価のカルボン酸残基を表し、m
    は1〜5の整数を表し、pは5〜5000の整数を表
    す。〕
  3. 【請求項3】 感光層が上記電荷輸送性ポリエステル
    と、下記式(A)〜(E)から選択された少なくとも一
    つの繰り返し構造単位を有するポリカーボネート樹脂と
    を含有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。 【化3】
  4. 【請求項4】 感光層が複数層よりなり、感光層中の上
    記電荷輸送性ポリエステルを含有する層が感光体の最表
    面層であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の画像形成装置。
JP10458895A 1995-01-24 1995-04-06 画像形成装置 Pending JPH08262765A (ja)

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JP10458895A JPH08262765A (ja) 1995-01-24 1995-04-06 画像形成装置
US08/628,766 US5654119A (en) 1995-04-06 1996-04-05 Organic electronic device comprising charge-transporting polyester and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-27215 1995-01-24
JP2721595 1995-01-24
JP10458895A JPH08262765A (ja) 1995-01-24 1995-04-06 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10282691A (ja) * 1997-04-07 1998-10-23 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体及び電子写真装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10282691A (ja) * 1997-04-07 1998-10-23 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体及び電子写真装置

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