JPH0826409B2 - 連続焼鈍によるプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造法 - Google Patents
連続焼鈍によるプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造法Info
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- JPH0826409B2 JPH0826409B2 JP17442090A JP17442090A JPH0826409B2 JP H0826409 B2 JPH0826409 B2 JP H0826409B2 JP 17442090 A JP17442090 A JP 17442090A JP 17442090 A JP17442090 A JP 17442090A JP H0826409 B2 JPH0826409 B2 JP H0826409B2
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- Japan
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- continuous annealing
- temperature
- steel sheet
- cold
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄鋼業における、連続焼鈍設備を利用してプ
レス成形性のすぐれた冷延鋼板を製造する方法に関する
ものである。
レス成形性のすぐれた冷延鋼板を製造する方法に関する
ものである。
(従来技術) 自動車用鋼板に使用される冷延鋼板はそのプレス成型
性の良好なる事が要求される。
性の良好なる事が要求される。
これらは従来箱焼鈍で製造されていたが、連続焼鈍設
備が稼働するようになり、その殆んどが連続焼鈍で製造
されるようになってきた。近年製鐵所においては、冷延
鋼板が製造される場合の代表的工程は、まず製鋼工場に
おいて所定の成分とした溶鋼を連続鋳造工程でスラブと
する。このスラブを連続熱間圧延機によって板厚が1.6m
m〜6.0mm程度の熱延コイルに圧延され、その後酸洗によ
り表面のスケールを除去した後、連続冷間圧延機で所定
の板厚までに圧延される。その後連続焼鈍によって再結
晶焼鈍を行ない軟化させた後、調質圧延を行ない鋼板と
する。上記工程中、熱延に関しては鋼板が最終段圧延ス
タンドを通過する時の温度、即ち熱延仕上温度(以下FT
と言う)と鋼板がコイル状に捲取られる時の温度即ち、
熱延捲取温度(以下CTと言う)が鋼板の諸性質に重大な
影響を及ぼす。
備が稼働するようになり、その殆んどが連続焼鈍で製造
されるようになってきた。近年製鐵所においては、冷延
鋼板が製造される場合の代表的工程は、まず製鋼工場に
おいて所定の成分とした溶鋼を連続鋳造工程でスラブと
する。このスラブを連続熱間圧延機によって板厚が1.6m
m〜6.0mm程度の熱延コイルに圧延され、その後酸洗によ
り表面のスケールを除去した後、連続冷間圧延機で所定
の板厚までに圧延される。その後連続焼鈍によって再結
晶焼鈍を行ない軟化させた後、調質圧延を行ない鋼板と
する。上記工程中、熱延に関しては鋼板が最終段圧延ス
タンドを通過する時の温度、即ち熱延仕上温度(以下FT
と言う)と鋼板がコイル状に捲取られる時の温度即ち、
熱延捲取温度(以下CTと言う)が鋼板の諸性質に重大な
影響を及ぼす。
一般にプレス用冷延鋼板ではFTは鋼板中でオーステナ
イトからフェライトへの変態が開始する温度、即ちAr3
温度より高くないと鋼板のプレス成形性が著しく劣化す
ることが知られており、通常のプレス用冷延鋼板の場
合、このFTは850℃以上が必要である。
イトからフェライトへの変態が開始する温度、即ちAr3
温度より高くないと鋼板のプレス成形性が著しく劣化す
ることが知られており、通常のプレス用冷延鋼板の場
合、このFTは850℃以上が必要である。
一方CTに関してはこと連続焼鈍に関する限り高温で捲
取る方法が一般的である。
取る方法が一般的である。
この高温捲取を必要とする理由は、フェライト結晶
粒を大きくする、AlNを完全に析出させ且つ大きくす
る、炭化物を大きく析出させる事等により深絞り性を
向上させることにある。
粒を大きくする、AlNを完全に析出させ且つ大きくす
る、炭化物を大きく析出させる事等により深絞り性を
向上させることにある。
しかし熱延の捲取工程ではコイルの内、外周部は冷却
速度が速いため前記効果が発揮されず、冷延鋼板の材質
の不均一を招く結果となる。連続焼鈍プロセスにおける
材質の不均一性は、連続焼鈍そのものに起因するもので
はなく、その前段工程である熱延工程によるものであ
る。一般に、通常の熱延工程では仕上げ圧延を終了した
鋼ストリップは続くランアウトテーブル上で冷却水によ
り冷却され、所定の温度で捲取られるのが通例である。
この際ランアウトテーブル上で鋼ストリップ全長に亘っ
て均一に冷却されないことは(特にストリップコイルの
内、外周)よく知られているところである。この解決の
ため熱延捲取温度を高くすれば上記のような欠点が解消
されるが、捲取温度の上昇は表層粗大粒発生の原因とな
り冷延鋼板の延性を著しく劣化させる。これらの問題を
改善するために各種の提案がなされている。例えば特公
昭55-22533号公報にはアルミキルド鋼に対し熱延捲取工
程で730℃以上の高温で捲取った後連続焼鈍する方法、
また特公昭55-36051号公報には熱延ストリップを捲取る
際にストリップ両端部を無注水で捲取る方法等が明記さ
れている。このように連続焼鈍でアルミキルド鋼を製造
する際の熱延工程におけるFT,CTの影響、ことにCTの影
響の大きいことがわかる。確かに冷間圧延された鋼スト
リップに対する連続焼鈍プロセスは、通常のバッチ焼鈍
プロセスでは得られない大きな利点を持つ、即ち高生産
性,省力化、および素材材質の均一化(高歩留まり)等
である。しかし普遍的に用いられている連続焼鈍プロセ
ス、および上記改善プロセスであってもストリップの全
長にわたって均一な材質の得られないことは、鉄鋼業に
従事するものにとってはよく認識されているところであ
る。
速度が速いため前記効果が発揮されず、冷延鋼板の材質
の不均一を招く結果となる。連続焼鈍プロセスにおける
材質の不均一性は、連続焼鈍そのものに起因するもので
はなく、その前段工程である熱延工程によるものであ
る。一般に、通常の熱延工程では仕上げ圧延を終了した
鋼ストリップは続くランアウトテーブル上で冷却水によ
り冷却され、所定の温度で捲取られるのが通例である。
この際ランアウトテーブル上で鋼ストリップ全長に亘っ
て均一に冷却されないことは(特にストリップコイルの
内、外周)よく知られているところである。この解決の
ため熱延捲取温度を高くすれば上記のような欠点が解消
されるが、捲取温度の上昇は表層粗大粒発生の原因とな
り冷延鋼板の延性を著しく劣化させる。これらの問題を
改善するために各種の提案がなされている。例えば特公
昭55-22533号公報にはアルミキルド鋼に対し熱延捲取工
程で730℃以上の高温で捲取った後連続焼鈍する方法、
また特公昭55-36051号公報には熱延ストリップを捲取る
際にストリップ両端部を無注水で捲取る方法等が明記さ
れている。このように連続焼鈍でアルミキルド鋼を製造
する際の熱延工程におけるFT,CTの影響、ことにCTの影
響の大きいことがわかる。確かに冷間圧延された鋼スト
リップに対する連続焼鈍プロセスは、通常のバッチ焼鈍
プロセスでは得られない大きな利点を持つ、即ち高生産
性,省力化、および素材材質の均一化(高歩留まり)等
である。しかし普遍的に用いられている連続焼鈍プロセ
ス、および上記改善プロセスであってもストリップの全
長にわたって均一な材質の得られないことは、鉄鋼業に
従事するものにとってはよく認識されているところであ
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明における課題は、連続焼鈍工程において、アル
ミキルド鋼のコイル先端および後端部の材質が劣化する
のを防止し、コイル長さ方向で均一な特性を有する連続
焼鈍によるプレス成形性のすぐれた冷延鋼板の製造方法
の提供にある。
ミキルド鋼のコイル先端および後端部の材質が劣化する
のを防止し、コイル長さ方向で均一な特性を有する連続
焼鈍によるプレス成形性のすぐれた冷延鋼板の製造方法
の提供にある。
ここで言う均一性とは、コイル先端および後端部の機
械的特性のYP,値とコイル中央部の機械的特性のYP,
値との差が無いことを前提とするが、我々はこの差をΔ
YPで2kg/mm2以下、Δ値で0.20以下であれば実際のプ
レス作業で問題無いものと考えられるため、この値を持
って均一性の指標とした。
械的特性のYP,値とコイル中央部の機械的特性のYP,
値との差が無いことを前提とするが、我々はこの差をΔ
YPで2kg/mm2以下、Δ値で0.20以下であれば実際のプ
レス作業で問題無いものと考えられるため、この値を持
って均一性の指標とした。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するために開発されたもの
であって、連続焼鈍工程で製造するアルミキルド鋼の材
質の均一性に関するものであり、その骨子とするところ
は、 (1)C:0.08%以下、Mn:0.30%以下,S:0.030%以下、A
l:0.03〜0.08%以下,N:0.0040%以下、残部鉄及び不可
避的不純物元素からなるAl−キルド鋼を溶製しスラブと
した後、熱間圧延工程でストリップとし、その後、冷間
圧延、および連続焼鈍の各工程を経てプレス成形用冷延
鋼板を製造する方法において、熱間圧延工程のランアウ
トテーブル上で、ストリップ長さ方向中間部の板温を65
0〜700℃にして、該ストリップの先端及び後端部の板温
を中間部の板温より50〜80℃高く設定して、且つ、その
設定長さの範囲を各コイルの全長の5〜25%として、冷
却水で冷却し次いで巻取ることを特徴とする連続焼鈍に
よるプレス成形性のすぐれた冷延鋼板の製造法 (2)連続焼鈍工程の条件を、焼鈍温度750〜850℃、加
熱時間10〜60秒、その後の冷却速度を60〜150℃/秒で2
70℃以下まで冷却し、次いで350℃まで加熱し、350〜27
0℃間で120〜180秒の過時効処理を特徴とする上記
(1)記載の連続焼鈍によるプレス成形性のすぐれた冷
延鋼板の製造法 である。
であって、連続焼鈍工程で製造するアルミキルド鋼の材
質の均一性に関するものであり、その骨子とするところ
は、 (1)C:0.08%以下、Mn:0.30%以下,S:0.030%以下、A
l:0.03〜0.08%以下,N:0.0040%以下、残部鉄及び不可
避的不純物元素からなるAl−キルド鋼を溶製しスラブと
した後、熱間圧延工程でストリップとし、その後、冷間
圧延、および連続焼鈍の各工程を経てプレス成形用冷延
鋼板を製造する方法において、熱間圧延工程のランアウ
トテーブル上で、ストリップ長さ方向中間部の板温を65
0〜700℃にして、該ストリップの先端及び後端部の板温
を中間部の板温より50〜80℃高く設定して、且つ、その
設定長さの範囲を各コイルの全長の5〜25%として、冷
却水で冷却し次いで巻取ることを特徴とする連続焼鈍に
よるプレス成形性のすぐれた冷延鋼板の製造法 (2)連続焼鈍工程の条件を、焼鈍温度750〜850℃、加
熱時間10〜60秒、その後の冷却速度を60〜150℃/秒で2
70℃以下まで冷却し、次いで350℃まで加熱し、350〜27
0℃間で120〜180秒の過時効処理を特徴とする上記
(1)記載の連続焼鈍によるプレス成形性のすぐれた冷
延鋼板の製造法 である。
(作用) 本発明の成分限定理由について述べる。(1)Cは鋼
を硬化し、鋼板の成形性を損なうので、上限を0.08%と
する。よりプレス成形性のよい材質が要求される場合
は、真空脱ガス処理を行ない、C量を0.015%以下に低
減させることにより効果的である。
を硬化し、鋼板の成形性を損なうので、上限を0.08%と
する。よりプレス成形性のよい材質が要求される場合
は、真空脱ガス処理を行ない、C量を0.015%以下に低
減させることにより効果的である。
(2)Mnを0.3%以下としたのは、Mnは0.3%以上になる
と材質が硬質になるためであり、ことMnに関してはより
低い方が好ましい。
と材質が硬質になるためであり、ことMnに関してはより
低い方が好ましい。
(3)Sの上限を0.030%としたのは、Sが高くなる
と、熱間圧延中にSに起因する割れが発生するためであ
る。この熱間割れ防止の目安としてはMn/S≧10〜15と考
えられており、この観点からSの上限を規制しているも
のである。(4)Alについては、種々検討をした結果、
熱延後に鋼中NをAlNとして析出させるためにはこの範
囲が必要充分条件であったためである。(5)Nを0.00
40%以下としたのは、これ以上では上記Alと化合し微細
なAlNが析出し、これが鋼ストリップの機械的特性を劣
化させるためである。さらに(6)熱延工程のコイル中
間部の捲取温度を650〜700℃としたのは、650℃未満で
あれば所定の材質特性が得られないためであり、700℃
以上では表層粗大粒が発生するため、さらには酸化スケ
ール厚みが厚くなり、酸洗時間が長くなり生産性が悪く
なるためである。さらに熱延工程の捲取時に、該ストリ
ップの先、後端の温度の設定長さを5%以上25%以下と
したのは、5%以下の場合、第1図(C)の捲取パター
ンとなり、本発明の骨子であるコイル長さ方向の均一性
が達成できない。またストリップの先、後端の温度の設
定長さを25%以下としたのは、25%以上になれば、コイ
ル捲取後酸化スケールの厚みが厚くなり、酸洗時の酸洗
時間が長くなるため生産性が悪くなるためである。
と、熱間圧延中にSに起因する割れが発生するためであ
る。この熱間割れ防止の目安としてはMn/S≧10〜15と考
えられており、この観点からSの上限を規制しているも
のである。(4)Alについては、種々検討をした結果、
熱延後に鋼中NをAlNとして析出させるためにはこの範
囲が必要充分条件であったためである。(5)Nを0.00
40%以下としたのは、これ以上では上記Alと化合し微細
なAlNが析出し、これが鋼ストリップの機械的特性を劣
化させるためである。さらに(6)熱延工程のコイル中
間部の捲取温度を650〜700℃としたのは、650℃未満で
あれば所定の材質特性が得られないためであり、700℃
以上では表層粗大粒が発生するため、さらには酸化スケ
ール厚みが厚くなり、酸洗時間が長くなり生産性が悪く
なるためである。さらに熱延工程の捲取時に、該ストリ
ップの先、後端の温度の設定長さを5%以上25%以下と
したのは、5%以下の場合、第1図(C)の捲取パター
ンとなり、本発明の骨子であるコイル長さ方向の均一性
が達成できない。またストリップの先、後端の温度の設
定長さを25%以下としたのは、25%以上になれば、コイ
ル捲取後酸化スケールの厚みが厚くなり、酸洗時の酸洗
時間が長くなるため生産性が悪くなるためである。
連続焼鈍での焼鈍温度を750〜850℃としたのは、750
℃未満では十分な材質特性が得られない。一方850℃を
超える焼鈍温度は、γ領域の焼鈍となるため集合組織が
ランダム化し値の低下をまねく、また操業上、ヒート
バックルが発生し板破断の原因となり、作業性を阻害す
る。焼鈍後の冷却速度および過時効温度は、本方法範囲
(冷却速度:60〜150℃、過時効温度:350→270℃)であ
れば鋼中の固容Cが減少し、鋼板の自然時効性が改善さ
れるためである。
℃未満では十分な材質特性が得られない。一方850℃を
超える焼鈍温度は、γ領域の焼鈍となるため集合組織が
ランダム化し値の低下をまねく、また操業上、ヒート
バックルが発生し板破断の原因となり、作業性を阻害す
る。焼鈍後の冷却速度および過時効温度は、本方法範囲
(冷却速度:60〜150℃、過時効温度:350→270℃)であ
れば鋼中の固容Cが減少し、鋼板の自然時効性が改善さ
れるためである。
(実施例) C:0.03%,Mn:0.20%,P:0.010%,S:0.010%,Al:0.050
%,N:0.0025%,その他不可避的成分よりなるアルミキ
ルド鋼を転炉溶製し、通常の方法で製造されたスラブを
熱延仕上げ温度920℃で4.0mmに熱延したストリップコイ
ルを第1図に示している冷却パターンで捲取った。第1
図(B)はタイプIによる730℃の通常の捲取時の冷却
パターンであり、(C)はタイプIIによるコイル内、外
周に相当する部分を無注水で捲取った時の冷却パターン
である。
%,N:0.0025%,その他不可避的成分よりなるアルミキ
ルド鋼を転炉溶製し、通常の方法で製造されたスラブを
熱延仕上げ温度920℃で4.0mmに熱延したストリップコイ
ルを第1図に示している冷却パターンで捲取った。第1
図(B)はタイプIによる730℃の通常の捲取時の冷却
パターンであり、(C)はタイプIIによるコイル内、外
周に相当する部分を無注水で捲取った時の冷却パターン
である。
第1図(A)はタイプIIIによる本発明の冷却パターン
である。第1図(A)に示すようにコイル中間部の板温
を650℃〜700℃にして、該ストリップの先端及び後端部
の温度を中間部の板温より50〜80℃高く設定する。即
ち、中間部の板温が700℃の場合、先端及び後端部の温
度は最大780℃となり、650℃の場合、最小700℃にな
る。これら3種の冷却パターンで捲取られた熱延鋼板を
冷延(冷延圧下率80%)し連続焼鈍で800℃で30秒間の
焼鈍を行ない、次いで80℃/秒の冷却速度で250℃まで
冷却した後330〜270℃で120秒間の過時効処理を行い、
その後1.0%の調質圧延を施したものの機械的特性を第
1表に示す。
である。第1図(A)に示すようにコイル中間部の板温
を650℃〜700℃にして、該ストリップの先端及び後端部
の温度を中間部の板温より50〜80℃高く設定する。即
ち、中間部の板温が700℃の場合、先端及び後端部の温
度は最大780℃となり、650℃の場合、最小700℃にな
る。これら3種の冷却パターンで捲取られた熱延鋼板を
冷延(冷延圧下率80%)し連続焼鈍で800℃で30秒間の
焼鈍を行ない、次いで80℃/秒の冷却速度で250℃まで
冷却した後330〜270℃で120秒間の過時効処理を行い、
その後1.0%の調質圧延を施したものの機械的特性を第
1表に示す。
この結果タイプIは捲取温度を735℃以上で捲取った
結果であるがコイル内、外周の材質はコイル中央部に較
べるとYPが高く、値が低くなっており第1表右端に示
すようにコイルの均一性の観点からみると問題あるレベ
ルである。次いでタイプIIは熱延捲取工程のランアウト
テーブル上で鋼ストリップの内、外周に相当する部分を
無注水(冷却水をコントロールせず)で捲取る方法であ
る。この結果ではコイル内、外周の材質とコイル中央部
の材質との差はタイプIと比較すると少しは改善されて
いるが、未だ長さ方向の均一性の悪いことがわかる。
結果であるがコイル内、外周の材質はコイル中央部に較
べるとYPが高く、値が低くなっており第1表右端に示
すようにコイルの均一性の観点からみると問題あるレベ
ルである。次いでタイプIIは熱延捲取工程のランアウト
テーブル上で鋼ストリップの内、外周に相当する部分を
無注水(冷却水をコントロールせず)で捲取る方法であ
る。この結果ではコイル内、外周の材質とコイル中央部
の材質との差はタイプIと比較すると少しは改善されて
いるが、未だ長さ方向の均一性の悪いことがわかる。
タイプIIIは本発明方法で実施した結果である。この結
果コイル内、外周とコイル中央部の材質の差は小さくな
り明らかに改善されている。本方法ではコイル内の材質
の均一化は充分達成されており、その有為性がわかる。
果コイル内、外周とコイル中央部の材質の差は小さくな
り明らかに改善されている。本方法ではコイル内の材質
の均一化は充分達成されており、その有為性がわかる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明は従来方法では解決出来なか
った、連続焼鈍用素材の熱延捲取時の内、外周の温度低
下に起因する材質の不均一性を、熱延捲取時のコイルの
両端部の温度とストリップの中間部温度(650〜700℃)
との温度差を50℃以上80℃以下とし、かつストリップの
両端部、すなわち内、外捲はストリップ全長の夫れ夫れ
5〜25%の範囲でストリツプの中間部との温度差が50℃
以上80℃以下となるよう冷却水量をコントロールして捲
取ることによって、実施例に示すごとく均一な材質特性
を備えたプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造が可能と
なり、これにより鉄鋼業において、連続焼鈍の持つ高生
産性、材質の均一性(高歩留まり)等の利点を充分に発
揮することが可能となった。
った、連続焼鈍用素材の熱延捲取時の内、外周の温度低
下に起因する材質の不均一性を、熱延捲取時のコイルの
両端部の温度とストリップの中間部温度(650〜700℃)
との温度差を50℃以上80℃以下とし、かつストリップの
両端部、すなわち内、外捲はストリップ全長の夫れ夫れ
5〜25%の範囲でストリツプの中間部との温度差が50℃
以上80℃以下となるよう冷却水量をコントロールして捲
取ることによって、実施例に示すごとく均一な材質特性
を備えたプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造が可能と
なり、これにより鉄鋼業において、連続焼鈍の持つ高生
産性、材質の均一性(高歩留まり)等の利点を充分に発
揮することが可能となった。
第1図(A),(B),(C)は、熱延捲取時のホツト
ランテーブル上の捲取パターンを示す図である。
ランテーブル上の捲取パターンを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松津 伸彦 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 砂田 晃 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 伊藤 信明 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内
Claims (2)
- 【請求項1】C:0.08%以下、Mn:0.30%以下、S:0.030%
以下、Al:0.03〜0.08%以下、N:0.0040%以下、残部鉄
及び不可避的不純物元素からなるAl−キルド鋼を溶製し
スラブとした後、熱間圧延工程でストリップとし、その
後、冷間圧延、および連続焼鈍の各工程を経てプレス成
形用冷延鋼板を製造する方法において、熱間圧延工程の
ランアウトテーブル上で、ストリップ長さ方向中間部の
板温を650〜700℃にして、該ストリップの先端及び後端
部の板温を中間部の板温より50〜80℃高く設定して、且
つ、その設定長さの範囲を各コイルの全長の5〜25%と
して、冷却水で冷却し次いで巻取ることを特徴とする連
続焼鈍によるプレス成形性のすぐれた冷延鋼板の製造
法。 - 【請求項2】連続焼鈍工程の条件を、焼鈍温度750〜850
℃、加熱時間10〜60秒、その後の冷却速度を60〜150℃
/秒で270℃以下まで冷却し、次いで350℃まで加熱し、
350〜270℃間で120〜180秒の過時効処理を特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の連続焼鈍によるプレス成形性
のすぐれた冷延鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17442090A JPH0826409B2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | 連続焼鈍によるプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17442090A JPH0826409B2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | 連続焼鈍によるプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0463232A JPH0463232A (ja) | 1992-02-28 |
| JPH0826409B2 true JPH0826409B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15978240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17442090A Expired - Lifetime JPH0826409B2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | 連続焼鈍によるプレス成型性の優れた冷延鋼板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826409B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101136194B1 (ko) * | 2004-04-09 | 2012-04-17 | 주식회사 포스코 | 열연 권취코일 냉각방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3931455B2 (ja) * | 1998-11-25 | 2007-06-13 | Jfeスチール株式会社 | 缶用鋼板およびその製造方法 |
-
1990
- 1990-07-03 JP JP17442090A patent/JPH0826409B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101136194B1 (ko) * | 2004-04-09 | 2012-04-17 | 주식회사 포스코 | 열연 권취코일 냉각방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0463232A (ja) | 1992-02-28 |
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