JPH08266086A - 直流ブラシレス電動機の速度制御方法及び装置 - Google Patents
直流ブラシレス電動機の速度制御方法及び装置Info
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- JPH08266086A JPH08266086A JP7061240A JP6124095A JPH08266086A JP H08266086 A JPH08266086 A JP H08266086A JP 7061240 A JP7061240 A JP 7061240A JP 6124095 A JP6124095 A JP 6124095A JP H08266086 A JPH08266086 A JP H08266086A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 26
- 230000008450 motivation Effects 0.000 claims 1
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】低速時の回転を安定にすることができるブラシ
レス直流電動機の速度制御装置を提供する。 【構成】直流電源Bからインバータ回路3を通して電動
機の電機子コイルLu 〜Lw に駆動電流を流す。インバ
ータ回路3の電源端子3aと直流電源Bとの間にスイッ
チ回路20を設け、電動機の起動時にはインバータ回路
3の電源端子に印加される電源電圧VB を高くし、定速
運転時には電源電圧VB を起動時の値よりも低くするよ
うに、スイッチ回路20のオンオフのデューティ比を制
御する。
レス直流電動機の速度制御装置を提供する。 【構成】直流電源Bからインバータ回路3を通して電動
機の電機子コイルLu 〜Lw に駆動電流を流す。インバ
ータ回路3の電源端子3aと直流電源Bとの間にスイッ
チ回路20を設け、電動機の起動時にはインバータ回路
3の電源端子に印加される電源電圧VB を高くし、定速
運転時には電源電圧VB を起動時の値よりも低くするよ
うに、スイッチ回路20のオンオフのデューティ比を制
御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路を通し
て駆動電流が供給される直流ブラシレス電動機の速度を
制御する速度制御方法及び該方法を実施するために用い
る速度制御装置に関するものである。
て駆動電流が供給される直流ブラシレス電動機の速度を
制御する速度制御方法及び該方法を実施するために用い
る速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インバータ回路を通して駆動される直流
ブラシレス電動機の速度を制御する場合には、例えば図
3に示す構成がとられる。図3は直流ブラシレス電動機
の速度を制御する速度制御装置を示したもので、同図に
おいて、1は3相の電機子コイルLu 〜Lw を有する固
定子と、磁石界磁を有する回転子(図示せず。)とから
なる直流ブラシレス電動機、2は駆動トルクτを必要と
する電動機の負荷であり、3相の電機子コイルLu 〜L
w は星形結線されている。PSは電動機1の回転子の回
転角度位置を検出する位置検出器、REは電動機1が微
小角度回転する毎にパルス信号を発生するロータリエン
コーダである。
ブラシレス電動機の速度を制御する場合には、例えば図
3に示す構成がとられる。図3は直流ブラシレス電動機
の速度を制御する速度制御装置を示したもので、同図に
おいて、1は3相の電機子コイルLu 〜Lw を有する固
定子と、磁石界磁を有する回転子(図示せず。)とから
なる直流ブラシレス電動機、2は駆動トルクτを必要と
する電動機の負荷であり、3相の電機子コイルLu 〜L
w は星形結線されている。PSは電動機1の回転子の回
転角度位置を検出する位置検出器、REは電動機1が微
小角度回転する毎にパルス信号を発生するロータリエン
コーダである。
【0003】位置検出器PSは例えば120度間隔で配
置されて回転子の磁極の極性(N極またはS極)を検出
するホール素子や磁気抵抗素子等の磁気センサからなっ
ていて、検出している磁極の極性に応じて異なる状態
[例えばHレベル(高レベル)またはLレベル(低レベ
ル若しくは零レベル)の状態]をとる位置検出信号を出
力する。この例では、位置検出器PSが固定子の3つの
磁極の中心位置で回転子の磁極の極性を検出するように
120度間隔で配置された3つのホール素子からなって
いるものとする。この場合、位置検出器PSを構成する
3つのホール素子は、図4(A)ないし(C)に示した
ように、回転角度θの変化に伴ってレベルが変化する位
置検出信号eu ,ev 及びew を出力する。
置されて回転子の磁極の極性(N極またはS極)を検出
するホール素子や磁気抵抗素子等の磁気センサからなっ
ていて、検出している磁極の極性に応じて異なる状態
[例えばHレベル(高レベル)またはLレベル(低レベ
ル若しくは零レベル)の状態]をとる位置検出信号を出
力する。この例では、位置検出器PSが固定子の3つの
磁極の中心位置で回転子の磁極の極性を検出するように
120度間隔で配置された3つのホール素子からなって
いるものとする。この場合、位置検出器PSを構成する
3つのホール素子は、図4(A)ないし(C)に示した
ように、回転角度θの変化に伴ってレベルが変化する位
置検出信号eu ,ev 及びew を出力する。
【0004】3はインバータ回路で、図示のインバータ
回路は、オンオフ制御が可能な半導体スイッチング素子
からなるスイッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz を3相ブリ
ッジ接続してなるブリッジ回路と、スイッチTu 〜Tw
及びTx 〜Tz のそれぞれの両端に逆並列接続されたダ
イオードDu 〜Dw 及びDx 〜Dz とからなっている。
図示の例では、スイッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz がN
PNトランジスタからなっていて、スイッチTu 〜Tw
及びTx 〜Tz のそれぞれを構成するトランジスタのベ
ースにHレベル(高レベル)の信号が与えられたときに
各スイッチが導通状態になるようになっている。
回路は、オンオフ制御が可能な半導体スイッチング素子
からなるスイッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz を3相ブリ
ッジ接続してなるブリッジ回路と、スイッチTu 〜Tw
及びTx 〜Tz のそれぞれの両端に逆並列接続されたダ
イオードDu 〜Dw 及びDx 〜Dz とからなっている。
図示の例では、スイッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz がN
PNトランジスタからなっていて、スイッチTu 〜Tw
及びTx 〜Tz のそれぞれを構成するトランジスタのベ
ースにHレベル(高レベル)の信号が与えられたときに
各スイッチが導通状態になるようになっている。
【0005】スイッチTu を構成するトランジスタのエ
ミッタとスイッチTx を構成するトランジスタのコレク
タとの接続点、スイッチTv を構成するトランジスタの
エミッタとスイッチTy を構成するトランジスタのコレ
クタとの接続点、及びスイッチTw を構成するトランジ
スタのエミッタとスイッチTz を構成するトランジスタ
のコレクタとの接続点がそれぞれインバータ回路の出力
端子3u,3v及び3wとなっていて、これらの出力端
子に3相の電機子コイルLu 〜Lw の中性点と反対側の
端子が接続されている。インバータ回路3は正極側直流
電源端子3a及び負極側直流電源端子3bを有してい
て、正極側直流電源端子3aは負極が接地されたバッテ
リ等の直流電源Bの正極端子に接続され、負極側直流電
源端子3bは接地されている。
ミッタとスイッチTx を構成するトランジスタのコレク
タとの接続点、スイッチTv を構成するトランジスタの
エミッタとスイッチTy を構成するトランジスタのコレ
クタとの接続点、及びスイッチTw を構成するトランジ
スタのエミッタとスイッチTz を構成するトランジスタ
のコレクタとの接続点がそれぞれインバータ回路の出力
端子3u,3v及び3wとなっていて、これらの出力端
子に3相の電機子コイルLu 〜Lw の中性点と反対側の
端子が接続されている。インバータ回路3は正極側直流
電源端子3a及び負極側直流電源端子3bを有してい
て、正極側直流電源端子3aは負極が接地されたバッテ
リ等の直流電源Bの正極端子に接続され、負極側直流電
源端子3bは接地されている。
【0006】このインバータ回路3においては、ブリッ
ジ回路の上辺のスイッチTu 〜Tw及び下辺のスイッチ
Tx 〜Tz がそれぞれ所定の順序で1つずつオン状態に
なるように駆動され、これにより、直流電源から電機子
コイルLu 〜Lw に供給される駆動電流の転流が行なわ
れて電動機1が回転させられる。
ジ回路の上辺のスイッチTu 〜Tw及び下辺のスイッチ
Tx 〜Tz がそれぞれ所定の順序で1つずつオン状態に
なるように駆動され、これにより、直流電源から電機子
コイルLu 〜Lw に供給される駆動電流の転流が行なわ
れて電動機1が回転させられる。
【0007】4はマイクロコンピュータで、このマイク
ロコンピュータは、位置検出器PSが出力する位置検出
信号eu 〜ew を入力として、図示しないROMに記憶
された所定のプログラムにより、励磁する相を指示する
ための相パターン信号Su ,Sv ,Sw 及びSx ,Sy
,Sz を出力する相パターン出力手段5を実現する。
これらの相パターン信号はそれぞれスイッチTu 〜Tw
及びTx 〜Tz をオン状態にするかオフ状態にするかを
定める信号で、この例では、相パターン信号Su〜Sw
及びSx 〜Sz がそれぞれHレベルの状態にあるときに
対応するトランジスタTRu 〜TRw 及びTRx 〜TR
z をオン状態にすべきことを指示するようになってい
る。これらの信号Su ,Sv ,Sw 及びSx ,Sy ,S
z の波形を示すとそれぞれ図4(D),(E),(F)
及び(I),(H),(G)の通りである。
ロコンピュータは、位置検出器PSが出力する位置検出
信号eu 〜ew を入力として、図示しないROMに記憶
された所定のプログラムにより、励磁する相を指示する
ための相パターン信号Su ,Sv ,Sw 及びSx ,Sy
,Sz を出力する相パターン出力手段5を実現する。
これらの相パターン信号はそれぞれスイッチTu 〜Tw
及びTx 〜Tz をオン状態にするかオフ状態にするかを
定める信号で、この例では、相パターン信号Su〜Sw
及びSx 〜Sz がそれぞれHレベルの状態にあるときに
対応するトランジスタTRu 〜TRw 及びTRx 〜TR
z をオン状態にすべきことを指示するようになってい
る。これらの信号Su ,Sv ,Sw 及びSx ,Sy ,S
z の波形を示すとそれぞれ図4(D),(E),(F)
及び(I),(H),(G)の通りである。
【0008】相パターン信号Su ,Sv ,Sw 及びSx
,Sy ,Sz は、位置検出信号eu〜ew に所定の論理
演算を施すことにより得ることができる。例えば信号S
u は、位置検出信号eu と、位置検出信号ev の否定信
号との論理積をとることにより得ることができ、駆動信
号Sv は位置検出信号ev と位置検出信号ew の否定信
号との論理積をとることにより得ることができる。
,Sy ,Sz は、位置検出信号eu〜ew に所定の論理
演算を施すことにより得ることができる。例えば信号S
u は、位置検出信号eu と、位置検出信号ev の否定信
号との論理積をとることにより得ることができ、駆動信
号Sv は位置検出信号ev と位置検出信号ew の否定信
号との論理積をとることにより得ることができる。
【0009】相パターン信号Su 〜Sw 及びSx 〜Sz
はインバータ駆動部6に入力され、該インバータ駆動部
6は、相パターン信号に応じて駆動信号Su ´〜Sw ´
及びSx ´〜Sz ´を発生して、これらの駆動信号をス
イッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz をそれぞれ構成するト
ランジスタのベースに供給する。これらの駆動信号は後
述するPWM制御部によりパルス幅変調されるため、所
定のデューティ比で断続するパルス波形となる。図示の
例では、デューティ比が100%のときの駆動信号Su
´〜Sw ´及びSx ´〜Sz ´の波形がそれぞれ相パタ
ーン信号Su 〜Sw 及びSx 〜Sz の波形と同一にな
る。
はインバータ駆動部6に入力され、該インバータ駆動部
6は、相パターン信号に応じて駆動信号Su ´〜Sw ´
及びSx ´〜Sz ´を発生して、これらの駆動信号をス
イッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz をそれぞれ構成するト
ランジスタのベースに供給する。これらの駆動信号は後
述するPWM制御部によりパルス幅変調されるため、所
定のデューティ比で断続するパルス波形となる。図示の
例では、デューティ比が100%のときの駆動信号Su
´〜Sw ´及びSx ´〜Sz ´の波形がそれぞれ相パタ
ーン信号Su 〜Sw 及びSx 〜Sz の波形と同一にな
る。
【0010】上記の駆動信号がインバータ回路に与えら
れると、スイッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz が、(Tu
,Ty ),(Tu ,Tz ),(Tv ,Tz ),(Tv
,Tx),(Tw ,Tx ),(Tw ,Ty ),(Tu ,
Ty ),…の組み合わせで順にオン状態になり、Lu →
Lv ,Lu →Lw ,Lv →Lw ,Lv →Lu ,Lw →L
u ,Lw →Lv ,…のように駆動電流が転流して、電動
機が回転させられる。
れると、スイッチTu 〜Tw 及びTx 〜Tz が、(Tu
,Ty ),(Tu ,Tz ),(Tv ,Tz ),(Tv
,Tx),(Tw ,Tx ),(Tw ,Ty ),(Tu ,
Ty ),…の組み合わせで順にオン状態になり、Lu →
Lv ,Lu →Lw ,Lv →Lw ,Lv →Lu ,Lw →L
u ,Lw →Lv ,…のように駆動電流が転流して、電動
機が回転させられる。
【0011】ロータリエンコーダREの出力は、速度検
出部7に入力されて電動機の実回転速度を示す速度検出
信号(デジタル信号)に変換され、該速度検出信号がマ
イクロコンピュータ4に入力されている。マイクロコン
ピュータは、ROMに記憶された所定のプログラムによ
り、電動機の設定回転速度を与える速度設定手段8と、
速度偏差検出手段9と、操作量演算手段10とを実現す
る。速度偏差検出手段9は、速度検出部7の出力により
検出される電動機の回転速度と設定回転速度との偏差を
演算して、該偏差を示す速度偏差信号を出力する。操作
量演算手段10は、速度偏差検出手段により検出された
偏差に比例、微分及び積分演算(PID演算)を施し
て、該偏差を零にするために電機子に供給する必要があ
る駆動電流の値(平均値)を与える量を操作量として演
算する。この操作量は、駆動電流の大きさを直接与える
ものでもよく、駆動信号のデューティ比を与えるもので
もよい。
出部7に入力されて電動機の実回転速度を示す速度検出
信号(デジタル信号)に変換され、該速度検出信号がマ
イクロコンピュータ4に入力されている。マイクロコン
ピュータは、ROMに記憶された所定のプログラムによ
り、電動機の設定回転速度を与える速度設定手段8と、
速度偏差検出手段9と、操作量演算手段10とを実現す
る。速度偏差検出手段9は、速度検出部7の出力により
検出される電動機の回転速度と設定回転速度との偏差を
演算して、該偏差を示す速度偏差信号を出力する。操作
量演算手段10は、速度偏差検出手段により検出された
偏差に比例、微分及び積分演算(PID演算)を施し
て、該偏差を零にするために電機子に供給する必要があ
る駆動電流の値(平均値)を与える量を操作量として演
算する。この操作量は、駆動電流の大きさを直接与える
ものでもよく、駆動信号のデューティ比を与えるもので
もよい。
【0012】操作量演算手段10により演算された操作
量を示す信号はPWM制御部11に入力されている。P
WM制御部11は、演算された操作量により与えられる
所定の駆動電流を電機子コイルLu 〜Lw に流すよう
に、駆動信号Su ´〜Sw ´及びSx ´〜Sz ´の少な
くとも一方をパルス幅変調する。これにより、電動機の
回転速度を設定回転速度に一致させるために必要な駆動
電流が電動機に与えられ、電動機の回転速度が設定回転
速度に保たれる。
量を示す信号はPWM制御部11に入力されている。P
WM制御部11は、演算された操作量により与えられる
所定の駆動電流を電機子コイルLu 〜Lw に流すよう
に、駆動信号Su ´〜Sw ´及びSx ´〜Sz ´の少な
くとも一方をパルス幅変調する。これにより、電動機の
回転速度を設定回転速度に一致させるために必要な駆動
電流が電動機に与えられ、電動機の回転速度が設定回転
速度に保たれる。
【0013】図5は、上記の速度制御装置によりブラシ
レス直流電動機の回転速度を制御した場合の回転速度N
[rpm ]と負荷トルクτ[N・m]との関係を示したも
のである。同図の直線イは、駆動電流のデューティ比を
100%として負荷トルクτを増大させた場合の特性を
示しており、負荷トルクがτo の場合に、駆動電流のデ
ューティ比を100%とすると、電動機は回転速度Nm
で回転することを示している。負荷トルクτo に対して
回転速度をNm よりも小さくして運転する場合には、駆
動電流のデューティ比を小さくしていくことになるが、
ここで電動機の回転速度が駆動電流の平均値に比例する
とすれば、負荷トルクτo に対して回転速度を例えばN
o とするためには、駆動電流のデューティ比Do をDo
=No /Nm とする必要がある。
レス直流電動機の回転速度を制御した場合の回転速度N
[rpm ]と負荷トルクτ[N・m]との関係を示したも
のである。同図の直線イは、駆動電流のデューティ比を
100%として負荷トルクτを増大させた場合の特性を
示しており、負荷トルクがτo の場合に、駆動電流のデ
ューティ比を100%とすると、電動機は回転速度Nm
で回転することを示している。負荷トルクτo に対して
回転速度をNm よりも小さくして運転する場合には、駆
動電流のデューティ比を小さくしていくことになるが、
ここで電動機の回転速度が駆動電流の平均値に比例する
とすれば、負荷トルクτo に対して回転速度を例えばN
o とするためには、駆動電流のデューティ比Do をDo
=No /Nm とする必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような速度制御
装置においては、直流電源の電源電圧が高いと、励磁相
を切り替える際に比較的大きなトルクリップルが生じ
る。このトルクリップルは電動機の高速回転時には余り
問題にならないが、低速回転時にはトルクの低下を引き
起こす原因となり、このトルクリップルにより低速時の
回転変動が大きくなるという問題が生じる。トルクリッ
プルを低くするため、電源電圧を低くすることが考えら
れるが、電源電圧を低くすると起動時に駆動電流が不足
して所定の起動トルクを得ることができなくなったり、
制動時に充分な制動電流を流すことができなくなったり
する。
装置においては、直流電源の電源電圧が高いと、励磁相
を切り替える際に比較的大きなトルクリップルが生じ
る。このトルクリップルは電動機の高速回転時には余り
問題にならないが、低速回転時にはトルクの低下を引き
起こす原因となり、このトルクリップルにより低速時の
回転変動が大きくなるという問題が生じる。トルクリッ
プルを低くするため、電源電圧を低くすることが考えら
れるが、電源電圧を低くすると起動時に駆動電流が不足
して所定の起動トルクを得ることができなくなったり、
制動時に充分な制動電流を流すことができなくなったり
する。
【0015】また上記の速度制御装置では、充分な起動
電流を流すために電源電圧を充分に高くしておくと、低
速運転時に駆動電流のデューティ比を非常に小さくする
必要がある(図5に示した例ではDo =No /Nm とす
る必要がある)ため、速度制御の制御幅(駆動電流の変
化幅)を広くとることができなくなり、負荷トルクの変
動に対して回転速度の制御を充分に行うことができなく
なって、電動機の回転速度の変動が大きくなるという問
題があった。
電流を流すために電源電圧を充分に高くしておくと、低
速運転時に駆動電流のデューティ比を非常に小さくする
必要がある(図5に示した例ではDo =No /Nm とす
る必要がある)ため、速度制御の制御幅(駆動電流の変
化幅)を広くとることができなくなり、負荷トルクの変
動に対して回転速度の制御を充分に行うことができなく
なって、電動機の回転速度の変動が大きくなるという問
題があった。
【0016】本発明の目的は、低速運転時に、回転速度
の変動が大きくなるのを防止して、安定な運転を行わせ
ることができるようにした直流ブラシレス電動機の速度
制御方法及び装置を提供することにある。
の変動が大きくなるのを防止して、安定な運転を行わせ
ることができるようにした直流ブラシレス電動機の速度
制御方法及び装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の速度制御方法
は、駆動信号が与えられている間導通するスイッチング
素子を複数個ブリッジ接続して構成したブリッジ回路を
有するインバータ回路を直流電源と直流ブラシレス電動
機の電機子コイルとの間に設けるとともに、該インバー
タ回路を通して電機子コイルに供給される駆動電流をパ
ルス幅変調するPWM制御部を設けて、駆動電流のデュ
ーティ比を制御することにより電動機の回転速度を設定
回転速度に保つ定速運転を行なわせる方法であって、本
発明においては、電動機の起動時にインバータ回路の電
源端子に印加される直流電源電圧を所定の起動電流を流
すために必要な値とし、電動機の定速運転時には直流電
源電圧を起動時の値よりも低い値とする。
は、駆動信号が与えられている間導通するスイッチング
素子を複数個ブリッジ接続して構成したブリッジ回路を
有するインバータ回路を直流電源と直流ブラシレス電動
機の電機子コイルとの間に設けるとともに、該インバー
タ回路を通して電機子コイルに供給される駆動電流をパ
ルス幅変調するPWM制御部を設けて、駆動電流のデュ
ーティ比を制御することにより電動機の回転速度を設定
回転速度に保つ定速運転を行なわせる方法であって、本
発明においては、電動機の起動時にインバータ回路の電
源端子に印加される直流電源電圧を所定の起動電流を流
すために必要な値とし、電動機の定速運転時には直流電
源電圧を起動時の値よりも低い値とする。
【0018】電動機の定速運転時の直流電源電圧は一定
であってもよいが、好ましくは、運転速度に見合った値
とするように直流電源電圧を電動機の回転速度に応じて
変化させるのがよい。
であってもよいが、好ましくは、運転速度に見合った値
とするように直流電源電圧を電動機の回転速度に応じて
変化させるのがよい。
【0019】上記の方法を実施するために用いる本発明
の速度制御装置は、駆動信号が与えられている間導通す
るスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成した
ブリッジ回路を有し、直流電源と電動機の電機子コイル
との間に設けられて該電機子コイルに所定の駆動電流を
供給するインバータ回路と、該インバータ回路のスイッ
チング素子に駆動信号を与えるインバータ駆動部と、電
動機の回転速度を検出する速度検出部と、該速度検出部
により検出された回転速度と設定回転速度との偏差を検
出する速度偏差検出手段と、該速度偏差検出手段により
検出された偏差を零にするために電機子に供給する必要
がある駆動電流の値を与える量を操作量として演算する
操作量演算手段と、直流電源からインバータ回路を通し
て電機子に供給される駆動電流の値を操作量演算手段が
演算した操作量により与えられる値に等しくするように
インバータ駆動部からインバータ回路のスイッチング素
子に与えられる駆動信号をパルス幅変調するインバータ
用PWM制御部と、電動機の起動時にはインバータ回路
の電源端子に与えられる直流電源電圧を起動電流を流す
ために必要な値とし、定速運転時には前記直流電源電圧
を起動時の値よりも低く、かつ設定回転速度に見合った
値とするようにインバータ回路の電源端子に与えられる
直流電源電圧を電動機の運転状況に応じて変化させる電
源電圧制御部とにより構成できる。
の速度制御装置は、駆動信号が与えられている間導通す
るスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成した
ブリッジ回路を有し、直流電源と電動機の電機子コイル
との間に設けられて該電機子コイルに所定の駆動電流を
供給するインバータ回路と、該インバータ回路のスイッ
チング素子に駆動信号を与えるインバータ駆動部と、電
動機の回転速度を検出する速度検出部と、該速度検出部
により検出された回転速度と設定回転速度との偏差を検
出する速度偏差検出手段と、該速度偏差検出手段により
検出された偏差を零にするために電機子に供給する必要
がある駆動電流の値を与える量を操作量として演算する
操作量演算手段と、直流電源からインバータ回路を通し
て電機子に供給される駆動電流の値を操作量演算手段が
演算した操作量により与えられる値に等しくするように
インバータ駆動部からインバータ回路のスイッチング素
子に与えられる駆動信号をパルス幅変調するインバータ
用PWM制御部と、電動機の起動時にはインバータ回路
の電源端子に与えられる直流電源電圧を起動電流を流す
ために必要な値とし、定速運転時には前記直流電源電圧
を起動時の値よりも低く、かつ設定回転速度に見合った
値とするようにインバータ回路の電源端子に与えられる
直流電源電圧を電動機の運転状況に応じて変化させる電
源電圧制御部とにより構成できる。
【0020】上記電源電圧制御部は、例えば、オン信号
が与えられている間オン状態を保つスイッチ素子を備え
て直流電源からインバータ回路の電源端子に与えられる
電圧をオンオフするように設けられたスイッチ回路と、
スイッチ回路にオン信号を与えるスイッチ駆動部と、イ
ンバータ回路の電源端子に与える直流電源電圧の設定値
を与える電圧設定手段と、インバータ回路の電源端子に
与えられている実際の直流電圧の電圧値と電圧設定手段
により与えられる設定値との偏差を検出する電圧偏差検
出手段と、該電圧偏差検出手段により検出された偏差を
零にするために必要なスイッチ回路のオンオフのデュー
ティ比を演算するデューティ比演算手段と、デューティ
比演算手段により演算されたデューティ比でスイッチ回
路のスイッチ素子をオンオフさせるようにスイッチ駆動
部からスイッチ回路に与えられるオン信号をパルス幅変
調する電圧制御用PWM制御部とにより構成される。こ
の場合、電圧設定手段は、電動機の起動時にインバータ
回路の電源端子に与えられる直流電源電圧を起動電流を
流すために必要な値とし、定速運転時には直流電源電圧
を起動時の値よりも低く、かつ設定回転速度に見合った
値とするように電圧の設定値を電動機の運転状況に応じ
て変化させるように構成する。
が与えられている間オン状態を保つスイッチ素子を備え
て直流電源からインバータ回路の電源端子に与えられる
電圧をオンオフするように設けられたスイッチ回路と、
スイッチ回路にオン信号を与えるスイッチ駆動部と、イ
ンバータ回路の電源端子に与える直流電源電圧の設定値
を与える電圧設定手段と、インバータ回路の電源端子に
与えられている実際の直流電圧の電圧値と電圧設定手段
により与えられる設定値との偏差を検出する電圧偏差検
出手段と、該電圧偏差検出手段により検出された偏差を
零にするために必要なスイッチ回路のオンオフのデュー
ティ比を演算するデューティ比演算手段と、デューティ
比演算手段により演算されたデューティ比でスイッチ回
路のスイッチ素子をオンオフさせるようにスイッチ駆動
部からスイッチ回路に与えられるオン信号をパルス幅変
調する電圧制御用PWM制御部とにより構成される。こ
の場合、電圧設定手段は、電動機の起動時にインバータ
回路の電源端子に与えられる直流電源電圧を起動電流を
流すために必要な値とし、定速運転時には直流電源電圧
を起動時の値よりも低く、かつ設定回転速度に見合った
値とするように電圧の設定値を電動機の運転状況に応じ
て変化させるように構成する。
【0021】なお、電源電圧制御部は、電動機の起動時
にインバータ回路の電源端子に与えられる直流電源電圧
を起動電流を流すために必要な値とし、定速運転時には
直流電源電圧を起動時の値よりも低くするように制御し
得るものであればよく、上記の構成に限られるものでは
ない。例えば、直流電源の出力電圧を分圧して複数の電
圧を発生する分圧回路を設けて、該分圧回路から得られ
る複数の電圧をインバータ回路の電源端子に選択的に印
加する(起動時には高い電圧を選択し、定速運転時には
低い電圧を選択する)ようにしてもよい。また直流電源
の出力電圧をPWM制御して異なる出力電圧を発生する
電源用ICを複数個設けて、該複数の電源用ICにより
得られる複数の電圧をインバータ回路の電源端子に選択
的に印加する構成をとることもできる。
にインバータ回路の電源端子に与えられる直流電源電圧
を起動電流を流すために必要な値とし、定速運転時には
直流電源電圧を起動時の値よりも低くするように制御し
得るものであればよく、上記の構成に限られるものでは
ない。例えば、直流電源の出力電圧を分圧して複数の電
圧を発生する分圧回路を設けて、該分圧回路から得られ
る複数の電圧をインバータ回路の電源端子に選択的に印
加する(起動時には高い電圧を選択し、定速運転時には
低い電圧を選択する)ようにしてもよい。また直流電源
の出力電圧をPWM制御して異なる出力電圧を発生する
電源用ICを複数個設けて、該複数の電源用ICにより
得られる複数の電圧をインバータ回路の電源端子に選択
的に印加する構成をとることもできる。
【0022】
【作用】上記のように、定速運転時にインバータ回路の
電源電圧を低い値にすると、励磁相を切り替える際に生
じるトルクリップルを小さくすることができるため、低
速運転時にトルクが不足する状態が生じるのを防ぐこと
ができ、低速運転を安定に行わせることができる。
電源電圧を低い値にすると、励磁相を切り替える際に生
じるトルクリップルを小さくすることができるため、低
速運転時にトルクが不足する状態が生じるのを防ぐこと
ができ、低速運転を安定に行わせることができる。
【0023】上記のように、定速運転時の電源電圧を運
転速度に見合った低い値にすると、定速運転時、特に低
速運転時に駆動電流のデューティ比が小さくなり過ぎる
のを防ぐことができ、負荷変動に対する駆動電流のデュ
ーティ比の変化幅が小さくなり過ぎるのを防いで制御性
を良好にすることができ、負荷変動に伴う速度変動を少
なくすることができる。
転速度に見合った低い値にすると、定速運転時、特に低
速運転時に駆動電流のデューティ比が小さくなり過ぎる
のを防ぐことができ、負荷変動に対する駆動電流のデュ
ーティ比の変化幅が小さくなり過ぎるのを防いで制御性
を良好にすることができ、負荷変動に伴う速度変動を少
なくすることができる。
【0024】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
において図3の速度制御装置の各部と同等の部分にはそ
れぞれ同一の符号を付してある。本実施例においては、
直流電源Bとインバータ回路3の電源端子3aとの間に
スイッチ回路20が設けられている。このスイッチ回路
20は、駆動部21からオン信号が与えられている間オ
ン状態を保つトランジスタ等のスイッチ素子を備えてい
て、直流電源Bからインバータ回路の電源端子3aに与
えられる電圧をオンオフする。
において図3の速度制御装置の各部と同等の部分にはそ
れぞれ同一の符号を付してある。本実施例においては、
直流電源Bとインバータ回路3の電源端子3aとの間に
スイッチ回路20が設けられている。このスイッチ回路
20は、駆動部21からオン信号が与えられている間オ
ン状態を保つトランジスタ等のスイッチ素子を備えてい
て、直流電源Bからインバータ回路の電源端子3aに与
えられる電圧をオンオフする。
【0025】インバータ回路3の電源端子3a,3b間
の電圧VB は、アナログデジタル変換部(A/D変換
部)22によりデジタル信号に変換されて、マイクロコ
ンピュータ4に入力されている。
の電圧VB は、アナログデジタル変換部(A/D変換
部)22によりデジタル信号に変換されて、マイクロコ
ンピュータ4に入力されている。
【0026】本実施例においては、マイクロコンピュー
タ4が、相パターン出力手段5、速度設定手段8、速度
偏差検出手段9及び操作量演算手段10の他に、更に、
インバータ回路3の電源電圧の設定値を与える電圧設定
手段23と、A/D変換部22から与えられるインバー
タ回路3の電源電圧の検出値と電圧設定手段23により
設定された電源電圧の設定値との偏差を検出する電圧偏
差検出手段24と、電圧偏差検出手段24により検出さ
れた偏差を零にするために必要なスイッチ回路20のオ
ンオフのデューティ比を演算するデューティ比演算手段
25とを実現する。
タ4が、相パターン出力手段5、速度設定手段8、速度
偏差検出手段9及び操作量演算手段10の他に、更に、
インバータ回路3の電源電圧の設定値を与える電圧設定
手段23と、A/D変換部22から与えられるインバー
タ回路3の電源電圧の検出値と電圧設定手段23により
設定された電源電圧の設定値との偏差を検出する電圧偏
差検出手段24と、電圧偏差検出手段24により検出さ
れた偏差を零にするために必要なスイッチ回路20のオ
ンオフのデューティ比を演算するデューティ比演算手段
25とを実現する。
【0027】デューティ演算手段25により演算された
デューティ比はPWM制御部26に与えられ、該PWM
制御部は、スイッチ回路20のスイッチ素子を演算され
たデューティ比でオンオフさせるように、駆動部21か
らスイッチ回路20のスイッチ素子に与えられるオン信
号をパルス幅変調する。
デューティ比はPWM制御部26に与えられ、該PWM
制御部は、スイッチ回路20のスイッチ素子を演算され
たデューティ比でオンオフさせるように、駆動部21か
らスイッチ回路20のスイッチ素子に与えられるオン信
号をパルス幅変調する。
【0028】従って直流電源Bの出力電圧が演算された
デューティ比でオンオフされて、インバータ回路3の電
源端子3aに印加される直流電源電圧が電圧設定手段2
3により設定された値に保たれる。
デューティ比でオンオフされて、インバータ回路3の電
源端子3aに印加される直流電源電圧が電圧設定手段2
3により設定された値に保たれる。
【0029】電圧設定手段23は、電動機の起動時には
インバータ回路3の電源端子3aに与えられる直流電源
電圧VB を起動電流を流すために必要な値とし、定速運
転時には直流電源電圧VB を起動時の値よりも低く、か
つ速度設定手段8により設定される運転速度に見合った
値とするように電圧の設定値を電動機の運転状況に応じ
て変化させるようになっている。
インバータ回路3の電源端子3aに与えられる直流電源
電圧VB を起動電流を流すために必要な値とし、定速運
転時には直流電源電圧VB を起動時の値よりも低く、か
つ速度設定手段8により設定される運転速度に見合った
値とするように電圧の設定値を電動機の運転状況に応じ
て変化させるようになっている。
【0030】また本実施例では、A/D変換部22から
与えられる電源電圧VB の検出値が操作量演算手段10
にも与えられ、操作量演算手段10は、電源電圧VB の
値に応じて駆動電流のデューティ比を与える操作量を演
算する。その他の点は図3に示した従来の速度制御装置
と同様に構成されている。
与えられる電源電圧VB の検出値が操作量演算手段10
にも与えられ、操作量演算手段10は、電源電圧VB の
値に応じて駆動電流のデューティ比を与える操作量を演
算する。その他の点は図3に示した従来の速度制御装置
と同様に構成されている。
【0031】本実施例においては、スイッチ回路20
と、駆動部21と、A/D変換部22と、電圧設定手段
23と、電圧偏差検出手段24と、デューティ比演算手
段25と、PWM制御部26とにより、電動機の起動時
にはインバータ回路3の電源端子に与えられる直流電源
電圧を起動電流を流すために必要な値とし、定速運転時
には直流電源電圧を起動時の値よりも低く、かつ運転速
度に見合った値とするようにインバータ回路の電源端子
に与えられる直流電源電圧を電動機の運転状況に応じて
変化させる電源電圧制御部が構成されている。
と、駆動部21と、A/D変換部22と、電圧設定手段
23と、電圧偏差検出手段24と、デューティ比演算手
段25と、PWM制御部26とにより、電動機の起動時
にはインバータ回路3の電源端子に与えられる直流電源
電圧を起動電流を流すために必要な値とし、定速運転時
には直流電源電圧を起動時の値よりも低く、かつ運転速
度に見合った値とするようにインバータ回路の電源端子
に与えられる直流電源電圧を電動機の運転状況に応じて
変化させる電源電圧制御部が構成されている。
【0032】図2は本実施例の速度制御装置において、
インバータ回路3の電源端子3aに与えられる直流電源
電圧VB の値を変化させた場合の回転速度Nと負荷トル
クτとの関係を示したもので、この例では、直線イ→ロ
→ハ→ニの順に電源電圧VBが低くなっており、直線イ
はスイッチ回路20のオンオフのデューティ比を100
%とした場合(直流電源Bの出力電圧をそのままインバ
ータ回路3の電源電圧とした場合)を示している。直流
電源Bの出力電圧は、電動機の起動時に十分な駆動電流
を流すことができるように、十分に高い値に設定されて
いる。
インバータ回路3の電源端子3aに与えられる直流電源
電圧VB の値を変化させた場合の回転速度Nと負荷トル
クτとの関係を示したもので、この例では、直線イ→ロ
→ハ→ニの順に電源電圧VBが低くなっており、直線イ
はスイッチ回路20のオンオフのデューティ比を100
%とした場合(直流電源Bの出力電圧をそのままインバ
ータ回路3の電源電圧とした場合)を示している。直流
電源Bの出力電圧は、電動機の起動時に十分な駆動電流
を流すことができるように、十分に高い値に設定されて
いる。
【0033】本実施例において、スイッチ回路20のオ
ンオフのデューティ比を100%として負荷トルクがτ
o の負荷を駆動した場合、電機子コイルLu 〜Lw に供
給される駆動電流のデューティ比Dを100%とする
と、電動機は回転速度Nm4(そのときの電源電圧で負荷
トルクτo に対して得られる最高回転速度)で回転す
る。スイッチ回路20のオンオフのデューティ比を小さ
くしていって、図2の直線ロ→ハ→ニのように電源電圧
VB を低下させていくと、駆動電流のデューティ比が1
00%のときの回転速度はNm3→Nm2→Nm1のように低
くなっていく。直流電源Bの出力電圧をそのままインバ
ータ回路3の電源電圧とした場合に、電動機の回転速度
をNo として低速運転を行なわせるためには、駆動電流
のデューティ比Do をNo /Nm4(駆動電流のデューテ
ィ比と回転速度とが比例する場合)とする必要があり、
駆動電流のデューティ比が小さくなり過ぎるという問題
が生じるが、図2の直線ロ→ハ→ニのように電源電圧V
B を低下させていくと、負荷トルクτo に対して回転速
度No で運転するために必要な駆動電流のデューティ比
Do は、No /Nm3→No /Nm2→No /Nm1のように
大きくなっていく。従って、定速運転時には、インバー
タ回路3の電源端子3aに印加される電源電圧VB を運
転速度に見合った大きさまで低下させてやれば、電機子
コイルに供給される駆動電流のデューティ比を制御に適
した範囲の大きさとすることができ、負荷変動に対して
駆動電流のデューティ比の変化幅が不足する状態が生じ
るのを防いで制御性を良好にすることができる。
ンオフのデューティ比を100%として負荷トルクがτ
o の負荷を駆動した場合、電機子コイルLu 〜Lw に供
給される駆動電流のデューティ比Dを100%とする
と、電動機は回転速度Nm4(そのときの電源電圧で負荷
トルクτo に対して得られる最高回転速度)で回転す
る。スイッチ回路20のオンオフのデューティ比を小さ
くしていって、図2の直線ロ→ハ→ニのように電源電圧
VB を低下させていくと、駆動電流のデューティ比が1
00%のときの回転速度はNm3→Nm2→Nm1のように低
くなっていく。直流電源Bの出力電圧をそのままインバ
ータ回路3の電源電圧とした場合に、電動機の回転速度
をNo として低速運転を行なわせるためには、駆動電流
のデューティ比Do をNo /Nm4(駆動電流のデューテ
ィ比と回転速度とが比例する場合)とする必要があり、
駆動電流のデューティ比が小さくなり過ぎるという問題
が生じるが、図2の直線ロ→ハ→ニのように電源電圧V
B を低下させていくと、負荷トルクτo に対して回転速
度No で運転するために必要な駆動電流のデューティ比
Do は、No /Nm3→No /Nm2→No /Nm1のように
大きくなっていく。従って、定速運転時には、インバー
タ回路3の電源端子3aに印加される電源電圧VB を運
転速度に見合った大きさまで低下させてやれば、電機子
コイルに供給される駆動電流のデューティ比を制御に適
した範囲の大きさとすることができ、負荷変動に対して
駆動電流のデューティ比の変化幅が不足する状態が生じ
るのを防いで制御性を良好にすることができる。
【0034】例えば、図2に示した例において、トルク
τo を必要とする負荷に対して回転速度No で運転する
場合には、直線ニまたはハのような特性を得るように電
源電圧VB を設定すればよく、回転速度Nm1で運転する
場合には、直線ハまたはロのような特性が得られるよう
に電源電圧VB を設定すればよい。
τo を必要とする負荷に対して回転速度No で運転する
場合には、直線ニまたはハのような特性を得るように電
源電圧VB を設定すればよく、回転速度Nm1で運転する
場合には、直線ハまたはロのような特性が得られるよう
に電源電圧VB を設定すればよい。
【0035】また上記のように、定速運転時(起動時以
外の定常運転時)にインバータ回路3の電源電圧を低く
してやると、励磁相を切り換える際に生じるトルクリッ
プルを小さくすることができるため、運転速度が低いと
きにトルクの低下が生じるのを防ぐことができ、低速運
転を安定に行なわせることができる。
外の定常運転時)にインバータ回路3の電源電圧を低く
してやると、励磁相を切り換える際に生じるトルクリッ
プルを小さくすることができるため、運転速度が低いと
きにトルクの低下が生じるのを防ぐことができ、低速運
転を安定に行なわせることができる。
【0036】上記の実施例では、電動機の起動時にスイ
ッチ回路20のオンオフのデューティ比を100%とし
ているが、直流電源から電機子コイルに逆方向の駆動電
流(電動機を逆転させる極性の駆動電流)を流して電動
機に制動をかける際にも、スイッチ回路20のオンオフ
のデューティ比を100%とすることが好ましい。
ッチ回路20のオンオフのデューティ比を100%とし
ているが、直流電源から電機子コイルに逆方向の駆動電
流(電動機を逆転させる極性の駆動電流)を流して電動
機に制動をかける際にも、スイッチ回路20のオンオフ
のデューティ比を100%とすることが好ましい。
【0037】上記の実施例では、インバータ回路3の電
源端子に与えられている電源電圧VB をフィードバック
制御することにより、電源電圧VB の安定化を図ってい
るが、直流電源Bの電圧が安定な場合には、必ずしも電
源電圧VB をフィードバック制御する必要はなく、単に
電圧設定手段23により設定された電圧を得るようにス
イッチ回路20のオンオフのデューティ比を定めるよう
にしてもよい。
源端子に与えられている電源電圧VB をフィードバック
制御することにより、電源電圧VB の安定化を図ってい
るが、直流電源Bの電圧が安定な場合には、必ずしも電
源電圧VB をフィードバック制御する必要はなく、単に
電圧設定手段23により設定された電圧を得るようにス
イッチ回路20のオンオフのデューティ比を定めるよう
にしてもよい。
【0038】上記の説明では、電源電圧VB を運転速度
に見合った値に段階的に変化させるようにしたが、電源
電圧VB を回転速度に応じて連続的に変化させるように
してもよい。
に見合った値に段階的に変化させるようにしたが、電源
電圧VB を回転速度に応じて連続的に変化させるように
してもよい。
【0039】また上記の実施例では、スイッチ回路20
と、駆動部21と、A/D変換部22と、電圧設定手段
23と、電圧偏差検出手段24と、デューティ比演算手
段25と、PWM制御部26とにより電源電圧制御部を
構成したが、この電源電圧制御部は、直流電源の出力電
圧を分圧して複数の電圧を発生する分圧回路を設けて、
電動機の起動時には該分圧回路から得られる複数の電圧
の内の高い電圧を選択してインバータ回路の電源端子に
印加し、定速運転時には該分圧回路から得られる電圧の
内の低い方の電圧を選択してインバータ回路の電源端子
に印加するようにしてもよい。
と、駆動部21と、A/D変換部22と、電圧設定手段
23と、電圧偏差検出手段24と、デューティ比演算手
段25と、PWM制御部26とにより電源電圧制御部を
構成したが、この電源電圧制御部は、直流電源の出力電
圧を分圧して複数の電圧を発生する分圧回路を設けて、
電動機の起動時には該分圧回路から得られる複数の電圧
の内の高い電圧を選択してインバータ回路の電源端子に
印加し、定速運転時には該分圧回路から得られる電圧の
内の低い方の電圧を選択してインバータ回路の電源端子
に印加するようにしてもよい。
【0040】更に、直流電源の出力電圧をPWM制御し
て異なる出力電圧を発生する電源用ICを複数個設け
て、該複数の電源用ICにより得られる複数の電圧を運
転状況に応じて選択してインバータ回路の電源端子に印
加する構成をとることもできる。
て異なる出力電圧を発生する電源用ICを複数個設け
て、該複数の電源用ICにより得られる複数の電圧を運
転状況に応じて選択してインバータ回路の電源端子に印
加する構成をとることもできる。
【0041】上記の実施例では、電圧設定手段23が、
速度設定手段8により設定される回転速度に応じて電源
電圧VB の設定値を定めるようにしているが、速度検出
部7から得られる速度検出信号に応じて電源電圧VB の
設定値を定めるようにしてもよい。
速度設定手段8により設定される回転速度に応じて電源
電圧VB の設定値を定めるようにしているが、速度検出
部7から得られる速度検出信号に応じて電源電圧VB の
設定値を定めるようにしてもよい。
【0042】また上記の実施例では、操作量演算手段1
0が、A/D変換部22から得られる電源電圧VB の検
出値に応じて駆動電流のデューティ比を与える操作量を
演算するようにしているが、電圧設定手段23により与
えられる電源電圧の設定値に応じて駆動電流のデューテ
ィ比を与える操作量を演算するようにしてもよい。
0が、A/D変換部22から得られる電源電圧VB の検
出値に応じて駆動電流のデューティ比を与える操作量を
演算するようにしているが、電圧設定手段23により与
えられる電源電圧の設定値に応じて駆動電流のデューテ
ィ比を与える操作量を演算するようにしてもよい。
【0043】以上、本発明の好ましい実施例につき説明
したが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙げると
下記の通りである。
したが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙げると
下記の通りである。
【0044】(1) 駆動信号が与えられている間導通
するスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成し
たブリッジ回路を有するインバータ回路を直流電源と直
流ブラシレス電動機の電機子コイルとの間に設けるとと
もに、該インバータ回路を通して電機子コイルに供給さ
れる駆動電流をパルス幅変調するPWM制御部を設け、
駆動電流のデューティ比を制御することにより前記電動
機の回転速度を設定回転速度に保つ定速運転を行なわせ
る直流ブラシレス電動機の速度制御方法において、前記
電動機を起動する際及び該電動機の電機子コイルに駆動
電流と逆方向の制動駆動電流を流して制動をかける際に
は前記インバータ回路の電源端子に印加される直流電源
電圧を所定の起動電流及び制動電流を流すために必要な
大きな値とし、前記電動機の定速運転時には前記直流電
源電圧を起動時及び制動時の値よりも低い値とすること
を特徴とする直流ブラシレス電動機の速度制御方法。
するスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成し
たブリッジ回路を有するインバータ回路を直流電源と直
流ブラシレス電動機の電機子コイルとの間に設けるとと
もに、該インバータ回路を通して電機子コイルに供給さ
れる駆動電流をパルス幅変調するPWM制御部を設け、
駆動電流のデューティ比を制御することにより前記電動
機の回転速度を設定回転速度に保つ定速運転を行なわせ
る直流ブラシレス電動機の速度制御方法において、前記
電動機を起動する際及び該電動機の電機子コイルに駆動
電流と逆方向の制動駆動電流を流して制動をかける際に
は前記インバータ回路の電源端子に印加される直流電源
電圧を所定の起動電流及び制動電流を流すために必要な
大きな値とし、前記電動機の定速運転時には前記直流電
源電圧を起動時及び制動時の値よりも低い値とすること
を特徴とする直流ブラシレス電動機の速度制御方法。
【0045】(2) 駆動信号が与えられている間導通
するスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成し
たブリッジ回路を有するインバータ回路を直流電源と直
流ブラシレス電動機の電機子コイルとの間に設けるとと
もに、該インバータ回路を通して電機子コイルに供給さ
れる駆動電流をパルス幅変調するPWM制御部を設け、
駆動電流のデューティ比を制御することにより前記電動
機の回転速度を設定回転速度に保つ定速運転を行なわせ
る直流ブラシレス電動機の速度制御方法において、前記
電動機を起動する際及び該電動機の電機子コイルに駆動
電流と逆方向の制動電流を流して該電動機に制動をかけ
る際には前記インバータ回路の電源端子に印加される直
流電源電圧を所定の起動電流及び制動電流を流すために
必要な大きな値とし、前記電動機の定速運転時には前記
直流電源電圧を起動時及び制動時の値よりも低く、かつ
運転速度に見合った値とするように前記直流電源電圧を
電動機の回転速度に応じて変化させることを特徴とする
直流ブラシレス電動機の速度制御方法。
するスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成し
たブリッジ回路を有するインバータ回路を直流電源と直
流ブラシレス電動機の電機子コイルとの間に設けるとと
もに、該インバータ回路を通して電機子コイルに供給さ
れる駆動電流をパルス幅変調するPWM制御部を設け、
駆動電流のデューティ比を制御することにより前記電動
機の回転速度を設定回転速度に保つ定速運転を行なわせ
る直流ブラシレス電動機の速度制御方法において、前記
電動機を起動する際及び該電動機の電機子コイルに駆動
電流と逆方向の制動電流を流して該電動機に制動をかけ
る際には前記インバータ回路の電源端子に印加される直
流電源電圧を所定の起動電流及び制動電流を流すために
必要な大きな値とし、前記電動機の定速運転時には前記
直流電源電圧を起動時及び制動時の値よりも低く、かつ
運転速度に見合った値とするように前記直流電源電圧を
電動機の回転速度に応じて変化させることを特徴とする
直流ブラシレス電動機の速度制御方法。
【0046】(3) 駆動信号が与えられている間導通
するスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成し
たブリッジ回路を有し、直流電源と直流ブラシレス電動
機の電機子コイルとの間に設けられて該電機子コイルに
駆動電流を供給するインバータ回路と、前記電機子コイ
ルに供給される駆動電流の転流を行わせるべく、前記電
動機の回転子の回転角度位置を検出する位置検出器の出
力に応じて前記電機子コイルの励磁相を定めるための相
パターン信号を発生する相パターン出力手段と、前記相
パターン信号に応じて前記インバータ回路のスイッチン
グ素子に駆動信号を与えるインバータ駆動部と、前記直
流ブラシレス電動機の回転速度を検出する速度検出部
と、前記速度検出部により検出された回転速度と設定回
転速度との偏差を検出する速度偏差検出手段と、前記速
度偏差検出手段により検出された偏差を零にするために
前記電機子コイルに供給する必要がある駆動電流の値を
与える量を操作量として演算する操作量演算手段と、前
記直流電源からインバータ回路を通して電機子コイルに
供給される駆動電流の値を前記操作量演算手段が演算し
た操作量により与えられる値に等しくするように前記駆
動信号をパルス幅変調するインバータ用PWM制御部と
を備え、前記相パターン出力手段と速度偏差検出手段と
操作量演算手段とをマイクロコンピュータにより実現し
て、前記電動機の回転速度を設定回転速度に保つ定速運
転を行わせる直流ブラシレス電動機の速度制御装置にお
いて、前記電動機を起動する際及び該電動機の電機子コ
イルに駆動電流と逆方向の制動電流を流して該電動機に
制動をかける際には、前記インバータ回路の電源端子に
与えられる直流電源電圧を起動電流及び制動電流を流す
ために必要な大きな値とし、定速運転時には前記直流電
源電圧を前記起動時及び制動時の値よりも低く、かつ運
転速度に見合った値とするように前記インバータ回路の
電源端子に与えられる直流電源電圧を電動機の運転状況
に応じて変化させる電源電圧制御部が設けられているこ
とを特徴とする直流ブラシレス電動機の速度制御装置。
するスイッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成し
たブリッジ回路を有し、直流電源と直流ブラシレス電動
機の電機子コイルとの間に設けられて該電機子コイルに
駆動電流を供給するインバータ回路と、前記電機子コイ
ルに供給される駆動電流の転流を行わせるべく、前記電
動機の回転子の回転角度位置を検出する位置検出器の出
力に応じて前記電機子コイルの励磁相を定めるための相
パターン信号を発生する相パターン出力手段と、前記相
パターン信号に応じて前記インバータ回路のスイッチン
グ素子に駆動信号を与えるインバータ駆動部と、前記直
流ブラシレス電動機の回転速度を検出する速度検出部
と、前記速度検出部により検出された回転速度と設定回
転速度との偏差を検出する速度偏差検出手段と、前記速
度偏差検出手段により検出された偏差を零にするために
前記電機子コイルに供給する必要がある駆動電流の値を
与える量を操作量として演算する操作量演算手段と、前
記直流電源からインバータ回路を通して電機子コイルに
供給される駆動電流の値を前記操作量演算手段が演算し
た操作量により与えられる値に等しくするように前記駆
動信号をパルス幅変調するインバータ用PWM制御部と
を備え、前記相パターン出力手段と速度偏差検出手段と
操作量演算手段とをマイクロコンピュータにより実現し
て、前記電動機の回転速度を設定回転速度に保つ定速運
転を行わせる直流ブラシレス電動機の速度制御装置にお
いて、前記電動機を起動する際及び該電動機の電機子コ
イルに駆動電流と逆方向の制動電流を流して該電動機に
制動をかける際には、前記インバータ回路の電源端子に
与えられる直流電源電圧を起動電流及び制動電流を流す
ために必要な大きな値とし、定速運転時には前記直流電
源電圧を前記起動時及び制動時の値よりも低く、かつ運
転速度に見合った値とするように前記インバータ回路の
電源端子に与えられる直流電源電圧を電動機の運転状況
に応じて変化させる電源電圧制御部が設けられているこ
とを特徴とする直流ブラシレス電動機の速度制御装置。
【0047】(4) 前記電源電圧制御部は、オン信号
が与えられている間オン状態を保つスイッチ素子を備え
て前記直流電源からインバータ回路の電源端子に与えら
れる電圧をオンオフするように設けられたスイッチ回路
と、前記スイッチ回路にオン信号を与えるスイッチ駆動
部と、前記インバータ回路の電源電圧の設定値を与える
電圧設定手段と、前記インバータ回路の電源端子に与え
られている実際の直流電圧の電圧値と前記電圧設定手段
により与えられる設定値との偏差を検出する電圧偏差検
出手段と、前記電圧偏差検出手段により検出された偏差
を零にするために必要な前記スイッチ回路のオンオフの
デューティ比を演算するデューティ比演算手段と、前記
デューティ比演算手段により演算されたデューティ比で
前記スイッチ回路のスイッチ素子をオンオフさせるよう
に前記スイッチ駆動部からスイッチ回路に与えられるオ
ン信号をパルス幅変調する電圧制御用PWM制御部とを
備え、前記電圧設定手段は、電動機を起動する際及び該
電動機の電機子コイルに駆動電流と逆方向の制動電流を
流して該電動機に制動をかける際には、前記インバータ
回路の電源端子に与えられる直流電源電圧を起動電流及
び制動電流を流すために必要な値とし、定速運転時には
前記直流電源電圧を前記起動時及び制動時の値よりも低
く、かつ運転速度に見合った値とするように前記電圧の
設定値を電動機の運転状況に応じて変化させることを特
徴とする上記3項に記載の直流ブラシレス電動機の速度
制御装置。
が与えられている間オン状態を保つスイッチ素子を備え
て前記直流電源からインバータ回路の電源端子に与えら
れる電圧をオンオフするように設けられたスイッチ回路
と、前記スイッチ回路にオン信号を与えるスイッチ駆動
部と、前記インバータ回路の電源電圧の設定値を与える
電圧設定手段と、前記インバータ回路の電源端子に与え
られている実際の直流電圧の電圧値と前記電圧設定手段
により与えられる設定値との偏差を検出する電圧偏差検
出手段と、前記電圧偏差検出手段により検出された偏差
を零にするために必要な前記スイッチ回路のオンオフの
デューティ比を演算するデューティ比演算手段と、前記
デューティ比演算手段により演算されたデューティ比で
前記スイッチ回路のスイッチ素子をオンオフさせるよう
に前記スイッチ駆動部からスイッチ回路に与えられるオ
ン信号をパルス幅変調する電圧制御用PWM制御部とを
備え、前記電圧設定手段は、電動機を起動する際及び該
電動機の電機子コイルに駆動電流と逆方向の制動電流を
流して該電動機に制動をかける際には、前記インバータ
回路の電源端子に与えられる直流電源電圧を起動電流及
び制動電流を流すために必要な値とし、定速運転時には
前記直流電源電圧を前記起動時及び制動時の値よりも低
く、かつ運転速度に見合った値とするように前記電圧の
設定値を電動機の運転状況に応じて変化させることを特
徴とする上記3項に記載の直流ブラシレス電動機の速度
制御装置。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インバ
ータ回路の電源端子に印加される電源電圧を制御する電
源電圧制御部を設けて、低速運転時にインバータ回路の
電源端子に印加される電源電圧を起動時の値よりも低く
するようにしたので、励磁相を切り替える際に生じるト
ルクリップルを小さくすることができる。従って低速運
転時にトルクが不足する状態が生じるのを防ぐことがで
き、低速運転を安定に行わせることができる。
ータ回路の電源端子に印加される電源電圧を制御する電
源電圧制御部を設けて、低速運転時にインバータ回路の
電源端子に印加される電源電圧を起動時の値よりも低く
するようにしたので、励磁相を切り替える際に生じるト
ルクリップルを小さくすることができる。従って低速運
転時にトルクが不足する状態が生じるのを防ぐことがで
き、低速運転を安定に行わせることができる。
【0049】また本発明によれば、定速運転時の電源電
圧を運転速度に見合った低い値にすると、低速運転時に
駆動電流のデューティ比が小さくなり過ぎるのを防い
で、負荷変動に対する駆動電流のデューティ比の変化幅
が小さくなり過ぎるのを防ぐことができるため、制御性
を良好にして負荷変動に伴う速度変動を少なくすること
ができる。
圧を運転速度に見合った低い値にすると、低速運転時に
駆動電流のデューティ比が小さくなり過ぎるのを防い
で、負荷変動に対する駆動電流のデューティ比の変化幅
が小さくなり過ぎるのを防ぐことができるため、制御性
を良好にして負荷変動に伴う速度変動を少なくすること
ができる。
【図1】本発明の実施例の構成を示した構成図である。
【図2】図1の実施例の速度制御装置を用いた場合の電
動機の回転速度と負荷トルクとの関係を、インバータ回
路の電源電圧をパラメータにとって示した線図である。
動機の回転速度と負荷トルクとの関係を、インバータ回
路の電源電圧をパラメータにとって示した線図である。
【図3】従来の速度制御装置の構成を示した構成図であ
る。
る。
【図4】ブラシレス直流電動機の位置検出器の出力と励
磁相を定める相パターン信号との関係を示した波形図で
ある。
磁相を定める相パターン信号との関係を示した波形図で
ある。
【図5】従来の速度制御装置による場合の電動機の回転
速度と負荷トルクとの関係を示した線図である。
速度と負荷トルクとの関係を示した線図である。
1 ブラシレス直流電動機 2 負荷 3 インバータ回路 4 マイクロコンピュータ 5 相パターン出力手段 6 インバータ駆動部 7 速度検出部 8 速度設定手段 9 速度偏差検出手段 10 操作量演算手段 11 PWM制御部 20 スイッチ回路 21 スイッチ駆動部 22 A/D変換部 23 電圧設定手段 24 電圧偏差検出手段 25 デューティ比演算手段 26 PWM制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動信号が与えられている間導通するス
イッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成したブリ
ッジ回路を有するインバータ回路を直流電源と直流ブラ
シレス電動機の電機子コイルとの間に設けるとともに、
該インバータ回路を通して電機子コイルに供給される駆
動電流をパルス幅変調するPWM制御部を設け、駆動電
流のデューティ比を制御することにより前記電動機の回
転速度を設定回転速度に保つ定速運転を行なわせる直流
ブラシレス電動機の速度制御方法において、 前記電動機の起動時には前記インバータ回路の電源端子
に印加される直流電源電圧を所定の起動電流を流すため
に必要な値とし、前記電動機の定速運転時には前記直流
電源電圧を起動時の値よりも低い値とすることを特徴と
する直流ブラシレス電動機の速度制御方法。 - 【請求項2】 駆動信号が与えられている間導通するス
イッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成したブリ
ッジ回路を有するインバータ回路を直流電源と直流ブラ
シレス電動機の電機子コイルとの間に設けるとともに、
該インバータ回路を通して電機子コイルに供給される駆
動電流をパルス幅変調するPWM制御部を設け、駆動電
流のデューティ比を制御することにより前記電動機の回
転速度を設定回転速度に保つ定速運転を行なわせる直流
ブラシレス電動機の速度制御方法において、 前記電動機の起動時には前記インバータ回路の電源端子
に印加される直流電源電圧を所定の起動電流を流すため
に必要な値とし、前記電動機の定速運転時には前記直流
電源電圧を起動時の値よりも低く、かつ運転速度に見合
った値とするように前記直流電源電圧を電動機の回転速
度に応じて変化させることを特徴とする直流ブラシレス
電動機の速度制御方法。 - 【請求項3】 駆動信号が与えられている間導通するス
イッチング素子を複数個ブリッジ接続して構成したブリ
ッジ回路を有し、直流電源と直流ブラシレス電動機の電
機子コイルとの間に設けられて該電機子コイルに駆動電
流を供給するインバータ回路と、前記電機子コイルに供
給される駆動電流の転流を行わせるように前記インバー
タ回路のスイッチング素子に駆動信号を与えるインバー
タ駆動部と、前記直流ブラシレス電動機の回転速度を検
出する速度検出部と、前記速度検出部により検出された
回転速度と設定回転速度との偏差を検出する速度偏差検
出手段と、前記速度偏差検出手段により検出された偏差
を零にするために前記電機子コイルに供給する必要があ
る駆動電流の値を与える量を操作量として演算する操作
量演算手段と、前記直流電源からインバータ回路を通し
て電機子コイルに供給される駆動電流の値を前記操作量
演算手段が演算した操作量により与えられる値に等しく
するように前記駆動信号をパルス幅変調するインバータ
用PWM制御部とを備えて、前記電動機の回転速度を設
定回転速度に保つ定速運転を行なわせる直流ブラシレス
電動機の速度制御装置において、 前記電動機の起動時には前記インバータ回路の電源端子
に与えられる直流電源電圧を起動電流を流すために必要
な値とし、定速運転時には前記直流電源電圧を前記起動
時の値よりも低く、かつ運転速度に見合った値とするよ
うに前記インバータ回路の電源端子に与えられる直流電
源電圧を電動機の運転状況に応じて変化させる電源電圧
制御部が設けられていることを特徴とする直流ブラシレ
ス電動機の速度制御装置。 - 【請求項4】 前記電源電圧制御部は、 オン信号が与えられている間オン状態を保つスイッチ素
子を備えて前記直流電源からインバータ回路の電源端子
に与えられる電圧をオンオフするように設けられたスイ
ッチ回路と、 前記スイッチ回路にオン信号を与えるスイッチ駆動部
と、 前記インバータ回路の電源電圧の設定値を与える電圧設
定手段と、 前記インバータ回路の電源端子に与えられている実際の
直流電圧の電圧値と前記電圧設定手段により与えられる
設定値との偏差を検出する電圧偏差検出手段と、 前記電圧偏差検出手段により検出された偏差を零にする
ために必要な前記スイッチ回路のオンオフのデューティ
比を演算するデューティ比演算手段と、 前記デューティ比演算手段により演算されたデューティ
比で前記スイッチ回路のスイッチ素子をオンオフさせる
ように前記スイッチ駆動部からスイッチ回路に与えられ
るオン信号をパルス幅変調する電圧制御用PWM制御部
とを備え、 前記電圧設定手段は、電動機の起動時には前記インバー
タ回路の電源端子に与えられる直流電源電圧を起動電流
を流すために必要な値とし、定速運転時には前記直流電
源電圧を前記起動時の値よりも低く、かつ運転速度に見
合った値とするように前記電圧の設定値を電動機の運転
状況に応じて変化させることを特徴とする請求項3に記
載の直流ブラシレス電動機の速度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7061240A JPH08266086A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 直流ブラシレス電動機の速度制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7061240A JPH08266086A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 直流ブラシレス電動機の速度制御方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08266086A true JPH08266086A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13165517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7061240A Withdrawn JPH08266086A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 直流ブラシレス電動機の速度制御方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08266086A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7443132B2 (en) * | 2005-07-28 | 2008-10-28 | Seiko Epson Corporation | Motor control device and method |
| WO2009081496A1 (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Sanyo Electric Co., Ltd. | モータ駆動回路、ファンモータ、電子機器、及びノート型パーソナルコンピュータ |
| JP2009159810A (ja) * | 2008-10-27 | 2009-07-16 | Sanyo Electric Co Ltd | モータ駆動回路 |
| JP2010154697A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | New Japan Radio Co Ltd | モータ制御装置 |
| US8618763B2 (en) | 2009-01-22 | 2013-12-31 | Sanyo Semiconductor Co., Ltd. | Motor drive circuit |
| KR101422927B1 (ko) * | 2012-10-30 | 2014-07-23 | 삼성전기주식회사 | 모터 구동 장치, 모터 구동 제어 방법 및 그를 이용한 모터 |
| KR20160136018A (ko) * | 2015-05-19 | 2016-11-29 | 공주대학교 산학협력단 | 브러시리스 직류 전동기를 이용한 자동문 제어 장치 및 방법 |
| JP2020031735A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 株式会社ナカニシ | 医療装置 |
| CN113612419A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-11-05 | 深圳职业技术学院 | 控制无刷直流电机平稳工作的方法和系统 |
| KR102814212B1 (ko) * | 2025-02-24 | 2025-05-29 | 박성철 | 병렬-병렬 결선된 무정류자 직류 모터의 통합 제어 장치 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP7061240A patent/JPH08266086A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7443132B2 (en) * | 2005-07-28 | 2008-10-28 | Seiko Epson Corporation | Motor control device and method |
| WO2009081496A1 (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Sanyo Electric Co., Ltd. | モータ駆動回路、ファンモータ、電子機器、及びノート型パーソナルコンピュータ |
| US7839104B2 (en) | 2007-12-26 | 2010-11-23 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Motor drive circuit, fan motor, electronic device, and notebook personal computer |
| KR101030966B1 (ko) * | 2007-12-26 | 2011-04-28 | 산요 세미컨덕터 컴퍼니 리미티드 | 모터 구동 장치, 팬 모터, 전자기기 및 노트형 퍼스널 컴퓨터 |
| JP2009159810A (ja) * | 2008-10-27 | 2009-07-16 | Sanyo Electric Co Ltd | モータ駆動回路 |
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| KR101422927B1 (ko) * | 2012-10-30 | 2014-07-23 | 삼성전기주식회사 | 모터 구동 장치, 모터 구동 제어 방법 및 그를 이용한 모터 |
| KR20160136018A (ko) * | 2015-05-19 | 2016-11-29 | 공주대학교 산학협력단 | 브러시리스 직류 전동기를 이용한 자동문 제어 장치 및 방법 |
| JP2020031735A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 株式会社ナカニシ | 医療装置 |
| CN113612419A (zh) * | 2021-08-04 | 2021-11-05 | 深圳职业技术学院 | 控制无刷直流电机平稳工作的方法和系统 |
| CN113612419B (zh) * | 2021-08-04 | 2024-05-03 | 深圳职业技术学院 | 控制无刷直流电机平稳工作的方法和系统 |
| KR102814212B1 (ko) * | 2025-02-24 | 2025-05-29 | 박성철 | 병렬-병렬 결선된 무정류자 직류 모터의 통합 제어 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |