JPH08266765A - 上糸制御装置 - Google Patents
上糸制御装置Info
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- JPH08266765A JPH08266765A JP7379695A JP7379695A JPH08266765A JP H08266765 A JPH08266765 A JP H08266765A JP 7379695 A JP7379695 A JP 7379695A JP 7379695 A JP7379695 A JP 7379695A JP H08266765 A JPH08266765 A JP H08266765A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ミシンの主軸と連動して上下運動する針に対し
て上糸の供給・引き上げを行う上糸制御装置において、
上糸の供給量を自在に調節できるようにする。 【構成】給糸ボビン5から13針に供給される上糸7の
供給経路に設けられて上糸7の途中が所定回数巻回され
る回転ドラム11と、回転ドラム11を正逆回転させる
ためのモータ22と、回転ドラム11の下流側にて上糸
7を所定の圧力で把持する糸把持装置14と、回転ドラ
ム11と糸把持装置14との間の上糸7に所定の張力を
与えるためのテンション機構9と、主軸2の回転角を検
出するための回転角検出器28と、回転角検出器28の
検出値に応じてモータ22を制御する制御回路とを備え
てなる。モータ22を制御して回転ドラム11の回転時
期や停止位置を変えることにより、針13の上下運動に
対する上糸7の供給・引き上げの位相や供給量を変える
ことができるので、釜の位相に合わせて上糸7の供給量
を変えるなどして、高品位の縫い目を形成することがで
きる。
て上糸の供給・引き上げを行う上糸制御装置において、
上糸の供給量を自在に調節できるようにする。 【構成】給糸ボビン5から13針に供給される上糸7の
供給経路に設けられて上糸7の途中が所定回数巻回され
る回転ドラム11と、回転ドラム11を正逆回転させる
ためのモータ22と、回転ドラム11の下流側にて上糸
7を所定の圧力で把持する糸把持装置14と、回転ドラ
ム11と糸把持装置14との間の上糸7に所定の張力を
与えるためのテンション機構9と、主軸2の回転角を検
出するための回転角検出器28と、回転角検出器28の
検出値に応じてモータ22を制御する制御回路とを備え
てなる。モータ22を制御して回転ドラム11の回転時
期や停止位置を変えることにより、針13の上下運動に
対する上糸7の供給・引き上げの位相や供給量を変える
ことができるので、釜の位相に合わせて上糸7の供給量
を変えるなどして、高品位の縫い目を形成することがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの上糸制御装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にミシンは天秤と呼ばれる上糸制御
装置を備えている。天秤は、給糸ボビンから供給される
上糸を針に補給し、外釜が上糸をすくい中釜をくぐらせ
るために必要な量だけ上糸を緩め、中釜をくぐらせると
速やかに上糸を引き上げ、布送りに合わせて縫い目に消
費される上糸を繰り出し、上糸を引き上げて糸締めする
一連の上糸供給・吸収動作を行う。
装置を備えている。天秤は、給糸ボビンから供給される
上糸を針に補給し、外釜が上糸をすくい中釜をくぐらせ
るために必要な量だけ上糸を緩め、中釜をくぐらせると
速やかに上糸を引き上げ、布送りに合わせて縫い目に消
費される上糸を繰り出し、上糸を引き上げて糸締めする
一連の上糸供給・吸収動作を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
天秤は、カム機構などを介してミシンの主軸(上軸)に
連結され、針棒とともに主軸の回転によって駆動される
ため、針棒運動に対する天秤運動の位相調整ができな
い。そのため、糸の種類によって針棒運動に対する釜運
動の位相を変えた場合でも天秤運動の位相は変えること
ができず、縫いムラなどが発生していた。
天秤は、カム機構などを介してミシンの主軸(上軸)に
連結され、針棒とともに主軸の回転によって駆動される
ため、針棒運動に対する天秤運動の位相調整ができな
い。そのため、糸の種類によって針棒運動に対する釜運
動の位相を変えた場合でも天秤運動の位相は変えること
ができず、縫いムラなどが発生していた。
【0004】このような天秤の運動を針棒並びに釜の運
動とともに運動曲線で表すと例えば図5のようになる。
動とともに運動曲線で表すと例えば図5のようになる。
【0005】このグラフは本縫いミシンの運動曲線であ
り、針棒運動曲線が曲線A、天秤運動曲線が曲線B、釜
運動曲線が曲線Cでそれぞれ表されている。グラフの横
軸にはミシンの主軸(上軸)の回転角が、左側の縦軸に
は針棒の上下運動のスケールが、右側の縦軸には天秤の
上下運動による糸供給長さのスケールがそれぞれ目盛ら
れている。
り、針棒運動曲線が曲線A、天秤運動曲線が曲線B、釜
運動曲線が曲線Cでそれぞれ表されている。グラフの横
軸にはミシンの主軸(上軸)の回転角が、左側の縦軸に
は針棒の上下運動のスケールが、右側の縦軸には天秤の
上下運動による糸供給長さのスケールがそれぞれ目盛ら
れている。
【0006】この場合、針棒運動のスケールは針の針孔
の高さを示し、その0目盛の位置が針板上面位置に相当
する。針棒は、主軸の回転角が0度のとき移動範囲の最
上点(針棒上死点)に位置し、180度のとき最下点
(針棒下死点)に位置する。天秤運動曲線Bは、天秤に
よる上糸の供給量を示すものである。釜運動曲線Cは、
釜による上糸の吸収量を示すものであり、天秤運動によ
る糸供給量スケールを用いて表されている。また、図中
には、外釜が上糸をすくうタイミングと釜から上糸の抜
けるタイミングが示されている。
の高さを示し、その0目盛の位置が針板上面位置に相当
する。針棒は、主軸の回転角が0度のとき移動範囲の最
上点(針棒上死点)に位置し、180度のとき最下点
(針棒下死点)に位置する。天秤運動曲線Bは、天秤に
よる上糸の供給量を示すものである。釜運動曲線Cは、
釜による上糸の吸収量を示すものであり、天秤運動によ
る糸供給量スケールを用いて表されている。また、図中
には、外釜が上糸をすくうタイミングと釜から上糸の抜
けるタイミングが示されている。
【0007】針棒運動に対する天秤運動の位相を変える
ことは、図5のグラフにおいて天秤運動曲線Bの形を変
化させること、すなわち上糸の供給量を変化させること
に相当する。そして、天秤運動曲線Bが釜運動曲線Cに
近いほど、すなわち外釜が上糸をすくい中釜をくぐらせ
る際の糸余り量(図5中、斜線部分の幅)が少ないほう
が糸の締りが良く、縫いムラの少ない高品位の縫い目を
形成できる。
ことは、図5のグラフにおいて天秤運動曲線Bの形を変
化させること、すなわち上糸の供給量を変化させること
に相当する。そして、天秤運動曲線Bが釜運動曲線Cに
近いほど、すなわち外釜が上糸をすくい中釜をくぐらせ
る際の糸余り量(図5中、斜線部分の幅)が少ないほう
が糸の締りが良く、縫いムラの少ない高品位の縫い目を
形成できる。
【0008】そこで本発明は、糸の特性などに合わせて
釜の位相を変化させた場合に、それに合わせて上糸の供
給量を自在に変化させることができる上糸制御装置を提
供することにある。
釜の位相を変化させた場合に、それに合わせて上糸の供
給量を自在に変化させることができる上糸制御装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る上糸制御装置は、ミシン主軸の回転に連
動して上下往復運動を行う針及びその主軸の回転に連動
して回転し前記針と協働して縫い目を形成する釜を含む
縫い目形成機構に向かって上糸の供給・引き上げを行う
上糸制御装置を前提とし、ミシンの糸供給源から前記針
に到る上糸経路中に上糸の途中を巻回し得るように配置
され、前記針に向かって上糸を供給し、その供給された
上糸を引き上げるように回転可能な回転ドラムと、前記
回転ドラムに回転力を付与し得る可逆モータと、前記回
転ドラムの上流側にて上糸を所定の圧力で把持する糸把
持装置と、前記回転ドラムと前記糸把持装置との間の上
糸に所定の張力を与えるためのテンション機構と、前記
ミシン主軸の回転角を検出するための回転角検出器と、
この回転角検出器の検出値に応じて、前記釜の回転に伴
う上糸糸輪の形成に充分な上糸の供給量に対応する前記
可逆モータの駆動量及びその駆動方向を表わす駆動指令
信号と、その上糸糸輪の引き上げに必要な上糸の引き上
げ量に対応する前記可逆モータの駆動量及びその駆動方
向を表わす駆動指令信号とを発生する指令信号発生回路
と、その指令信号発生回路からの駆動指令信号に従って
前記可逆モータを駆動するモータ駆動回路とを備えてな
ることを特徴とする。
に本発明に係る上糸制御装置は、ミシン主軸の回転に連
動して上下往復運動を行う針及びその主軸の回転に連動
して回転し前記針と協働して縫い目を形成する釜を含む
縫い目形成機構に向かって上糸の供給・引き上げを行う
上糸制御装置を前提とし、ミシンの糸供給源から前記針
に到る上糸経路中に上糸の途中を巻回し得るように配置
され、前記針に向かって上糸を供給し、その供給された
上糸を引き上げるように回転可能な回転ドラムと、前記
回転ドラムに回転力を付与し得る可逆モータと、前記回
転ドラムの上流側にて上糸を所定の圧力で把持する糸把
持装置と、前記回転ドラムと前記糸把持装置との間の上
糸に所定の張力を与えるためのテンション機構と、前記
ミシン主軸の回転角を検出するための回転角検出器と、
この回転角検出器の検出値に応じて、前記釜の回転に伴
う上糸糸輪の形成に充分な上糸の供給量に対応する前記
可逆モータの駆動量及びその駆動方向を表わす駆動指令
信号と、その上糸糸輪の引き上げに必要な上糸の引き上
げ量に対応する前記可逆モータの駆動量及びその駆動方
向を表わす駆動指令信号とを発生する指令信号発生回路
と、その指令信号発生回路からの駆動指令信号に従って
前記可逆モータを駆動するモータ駆動回路とを備えてな
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成される本発明のミシンの上糸
制御装置では、前記指令信号発生回路が前記回転角検出
器の検出値に応じて前記駆動指令信号を発生すると、そ
の駆動指令信号に従って前記モータ駆動回路が前記可逆
モータを駆動し、前記回転ドラムを正、逆方向に回転駆
動させる。前記回転ドラムを正方向に回転させると、回
転ドラムに巻かれた上糸が送り出されて針に供給され
る。このとき同時に糸供給源から上糸が前記糸把持装置
の把持力に抗して引き出される。また、回転ドラムを逆
方向に回転させると、針側に送り出された上糸が回転ド
ラムに巻き戻されて吸収され、この吸収された上糸は上
記テンション機構によって回転ドラムと糸把持装置との
間の上糸に張力が加えられるので、上糸の弛みが防止さ
れるとともに上糸に対する回転ドラムの空転が防止され
る。
制御装置では、前記指令信号発生回路が前記回転角検出
器の検出値に応じて前記駆動指令信号を発生すると、そ
の駆動指令信号に従って前記モータ駆動回路が前記可逆
モータを駆動し、前記回転ドラムを正、逆方向に回転駆
動させる。前記回転ドラムを正方向に回転させると、回
転ドラムに巻かれた上糸が送り出されて針に供給され
る。このとき同時に糸供給源から上糸が前記糸把持装置
の把持力に抗して引き出される。また、回転ドラムを逆
方向に回転させると、針側に送り出された上糸が回転ド
ラムに巻き戻されて吸収され、この吸収された上糸は上
記テンション機構によって回転ドラムと糸把持装置との
間の上糸に張力が加えられるので、上糸の弛みが防止さ
れるとともに上糸に対する回転ドラムの空転が防止され
る。
【0011】このように本発明のミシンの上糸制御装置
によれば、前記回転ドラムを正、逆方向に回転させるこ
とにより、針の上下運動に対する上糸の供給・引き上げ
の位相や糸の供給量を、針の運動と独立して変化させる
ことができるので、糸や布地などの特性に合わせて釜の
位相を変化させる場合などに、釜の位相に合わせて上糸
の供給量を変化させることができる。
によれば、前記回転ドラムを正、逆方向に回転させるこ
とにより、針の上下運動に対する上糸の供給・引き上げ
の位相や糸の供給量を、針の運動と独立して変化させる
ことができるので、糸や布地などの特性に合わせて釜の
位相を変化させる場合などに、釜の位相に合わせて上糸
の供給量を変化させることができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係る上糸制御装置の実施例
について図1〜図4を用いて説明する。
について図1〜図4を用いて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示すミシンの上
糸制御装置部分の概略斜視図である。
糸制御装置部分の概略斜視図である。
【0014】同図において、1はミシン本体、2はミシ
ンの主軸であり、主軸2の基端部に固定されたミシン駆
動プーリ3にミシンの主モータの駆動力がベルトを介し
て伝達されることにより主軸2が回転し、主軸2の回転
運動がミシン本体1の頭部先端部に内蔵されたカム機構
を介して針棒4に伝達されて針棒4が上下に駆動される
構造になっている。また主軸2の駆動力は、図示しない
針板に設けられた布送り機構にもカム機構などを介して
伝達されるようになっている。ミシン本体1の脚部の前
面部には、保持型の電源スイッチ27と、保持型の3個
の速度設定スイッチ(左から低速、中速、高速)28、
29、30が設けられている。また、ミシン本体1の頭
部の前面部には、自動復帰型のスタートストップスイッ
チ31が設けられている。このスタートストップスイッ
チ31を一回押すとミシンの主モータが駆動され、再び
押すと停止されるようになっている。また、スタートス
トップスイッチ31の近傍には、上糸7の供給量を微調
節するための上糸調節摘み42と、釜運動曲線に対する
天秤運動曲線の位相を調節するための位相調節摘み43
とが設けられている。
ンの主軸であり、主軸2の基端部に固定されたミシン駆
動プーリ3にミシンの主モータの駆動力がベルトを介し
て伝達されることにより主軸2が回転し、主軸2の回転
運動がミシン本体1の頭部先端部に内蔵されたカム機構
を介して針棒4に伝達されて針棒4が上下に駆動される
構造になっている。また主軸2の駆動力は、図示しない
針板に設けられた布送り機構にもカム機構などを介して
伝達されるようになっている。ミシン本体1の脚部の前
面部には、保持型の電源スイッチ27と、保持型の3個
の速度設定スイッチ(左から低速、中速、高速)28、
29、30が設けられている。また、ミシン本体1の頭
部の前面部には、自動復帰型のスタートストップスイッ
チ31が設けられている。このスタートストップスイッ
チ31を一回押すとミシンの主モータが駆動され、再び
押すと停止されるようになっている。また、スタートス
トップスイッチ31の近傍には、上糸7の供給量を微調
節するための上糸調節摘み42と、釜運動曲線に対する
天秤運動曲線の位相を調節するための位相調節摘み43
とが設けられている。
【0015】このミシンの上糸供給源である給糸ボビン
5は、アーム1の基端部上面に立設されたボビン軸6に
装着されている。
5は、アーム1の基端部上面に立設されたボビン軸6に
装着されている。
【0016】そして、この給糸ボビン5から繰り出され
る上糸7が、アーム1上に配設された上糸制御装置8の
糸把持装置9、テンション機構10、回転ドラム11、
およびコイルばね12の下端を順次通過して、針棒4の
先端に保持された針13に供給されるようになってい
る。
る上糸7が、アーム1上に配設された上糸制御装置8の
糸把持装置9、テンション機構10、回転ドラム11、
およびコイルばね12の下端を順次通過して、針棒4の
先端に保持された針13に供給されるようになってい
る。
【0017】糸把持装置9は、アーム1の側部に固定さ
れた板状の支持部材14に支持されて給糸ボビン5の近
傍に設けられた一対の皿状部材15、15と、皿状部材
15、15同士を圧接させる図示しないバネとからな
る。そして、両皿状部材15、15によって上糸7を所
定の圧力で把持している。
れた板状の支持部材14に支持されて給糸ボビン5の近
傍に設けられた一対の皿状部材15、15と、皿状部材
15、15同士を圧接させる図示しないバネとからな
る。そして、両皿状部材15、15によって上糸7を所
定の圧力で把持している。
【0018】テンション機構10は、アーム1の背面部
に固定された先端部の折れ曲がった柱状の支持部材16
と、支持部材16の先端部に吊り下げられたコイルばね
17とからなる。コイルばね17の下端部には上糸7を
掛けるためのフック18が形成されている。そして、回
転ドラム11と糸把持装置9との間の上糸7の途中にフ
ック18を引っ掛けることによって、上糸7に所定の張
力を与えている。
に固定された先端部の折れ曲がった柱状の支持部材16
と、支持部材16の先端部に吊り下げられたコイルばね
17とからなる。コイルばね17の下端部には上糸7を
掛けるためのフック18が形成されている。そして、回
転ドラム11と糸把持装置9との間の上糸7の途中にフ
ック18を引っ掛けることによって、上糸7に所定の張
力を与えている。
【0019】回転ドラム11は、アーム1の側部に固定
された板状の支持部材19よって水平に支持された回転
軸20に固定されている。回転ドラム11の胴部外周に
は、上糸7が3回巻かれている。この回転ドラム11を
支持している支持部材19の背後にはドラム11を駆動
するためのステップモータ22が取り付けられている。
回転ドラム11の回転軸20はこのステップモータ22
の回転軸に直結されており、ステップモータ22を正逆
駆動させることにより回転ドラム11が正転方向(矢印
A)および逆転方向(矢印B)に回転駆動されて、針1
3への上糸7の供給並びに引き上げがなされるようにな
っている。ステップモータ22は、後述する制御回路
(図2参照)によって主軸2の回転角に応じて駆動制御
される。そのためにミシン駆動プーリ3には主軸2の回
転角を検出するための回転角検出器32が取り付けられ
ている。回転角角検出器32は、主軸2に固定された円
板に周方向に沿って所定の間隔で開口径の等しい多数の
スリットを形成し、その各スリットの回動通過を発光ダ
イオードとホトトランジスタよりなるフォトインタラプ
タ型のセンサで検出して検出信号を発生するものであ
る。
された板状の支持部材19よって水平に支持された回転
軸20に固定されている。回転ドラム11の胴部外周に
は、上糸7が3回巻かれている。この回転ドラム11を
支持している支持部材19の背後にはドラム11を駆動
するためのステップモータ22が取り付けられている。
回転ドラム11の回転軸20はこのステップモータ22
の回転軸に直結されており、ステップモータ22を正逆
駆動させることにより回転ドラム11が正転方向(矢印
A)および逆転方向(矢印B)に回転駆動されて、針1
3への上糸7の供給並びに引き上げがなされるようにな
っている。ステップモータ22は、後述する制御回路
(図2参照)によって主軸2の回転角に応じて駆動制御
される。そのためにミシン駆動プーリ3には主軸2の回
転角を検出するための回転角検出器32が取り付けられ
ている。回転角角検出器32は、主軸2に固定された円
板に周方向に沿って所定の間隔で開口径の等しい多数の
スリットを形成し、その各スリットの回動通過を発光ダ
イオードとホトトランジスタよりなるフォトインタラプ
タ型のセンサで検出して検出信号を発生するものであ
る。
【0020】コイルばね12は、上端をばね掛けに係止
し、下端のフック部24を針棒4の上方に位置させてア
ーム1の上面に形成された上糸供給孔23の近傍におい
て、回転ドラム11からの上糸7をその先端に設けられ
たフック部24を通して上糸に張力を与えている。な
お、この実施例のミシンは、上糸供給孔23よりアーム
1内に案内された上糸7が、針棒4内を通して針棒4の
先端部に到り、針棒4の側部に形成された小孔25から
針孔26に供給されるようになっている。
し、下端のフック部24を針棒4の上方に位置させてア
ーム1の上面に形成された上糸供給孔23の近傍におい
て、回転ドラム11からの上糸7をその先端に設けられ
たフック部24を通して上糸に張力を与えている。な
お、この実施例のミシンは、上糸供給孔23よりアーム
1内に案内された上糸7が、針棒4内を通して針棒4の
先端部に到り、針棒4の側部に形成された小孔25から
針孔26に供給されるようになっている。
【0021】次に、上記のように構成されたミシンを駆
動制御する制御回路を図2に示す電気回路ブロック図に
基づいて説明する。
動制御する制御回路を図2に示す電気回路ブロック図に
基づいて説明する。
【0022】図2において、33は上記ミシンに内蔵さ
れたマイクロコンピュータである。マイクロコンピュー
タ33は中央処理装置(CPU)34、読み出し専用メ
モリ(ROM)35、および随時読み出し書き込みメモ
リ(RAM)36からなり、ROM36内に予め記憶さ
れたプログラムに従って演算制御動作する。CPU34
は、速度設定スイッチ28、29、30の速度設定信号
及びスタートストップスイッチ31のオン信号に基づい
て、主モータ駆動回路37に制御信号を出力し、主モー
タMを前記選択した速度で駆動及び停止制御させるとと
もに、所定のタイミングで送り量のデータをROM35
から読み出して、制御信号として布送り機構駆動回路3
8に出力し、布送り機構のアクチュエータ39を動作制
御して1ステッチ毎に布送り機構の送り量を決定する。
れたマイクロコンピュータである。マイクロコンピュー
タ33は中央処理装置(CPU)34、読み出し専用メ
モリ(ROM)35、および随時読み出し書き込みメモ
リ(RAM)36からなり、ROM36内に予め記憶さ
れたプログラムに従って演算制御動作する。CPU34
は、速度設定スイッチ28、29、30の速度設定信号
及びスタートストップスイッチ31のオン信号に基づい
て、主モータ駆動回路37に制御信号を出力し、主モー
タMを前記選択した速度で駆動及び停止制御させるとと
もに、所定のタイミングで送り量のデータをROM35
から読み出して、制御信号として布送り機構駆動回路3
8に出力し、布送り機構のアクチュエータ39を動作制
御して1ステッチ毎に布送り機構の送り量を決定する。
【0023】布厚検出器40は、針棒4に並設された布
押え棒(図示省略)に設けられたポテンショメータから
なり、布押え棒の上下変移量によって加工布の厚さを検
出し、これをデジタル信号に変換してCPU34に出力
する。CPU34は布厚検出器40から出力されている
検出信号を所定のタイミングでRAM36に記憶保持さ
せる。そしてCPU34は、釜の回転に伴う上糸糸輪の
形成に充分な上糸7の供給量を決定するとともに、その
記憶保持された被縫製物の厚さと1針分の縫い目の長さ
とに基づいて、上糸糸輪の引き上げに必要な上糸7の引
き上げ量を算出し、その演算値をRAM36に記憶させ
る。
押え棒(図示省略)に設けられたポテンショメータから
なり、布押え棒の上下変移量によって加工布の厚さを検
出し、これをデジタル信号に変換してCPU34に出力
する。CPU34は布厚検出器40から出力されている
検出信号を所定のタイミングでRAM36に記憶保持さ
せる。そしてCPU34は、釜の回転に伴う上糸糸輪の
形成に充分な上糸7の供給量を決定するとともに、その
記憶保持された被縫製物の厚さと1針分の縫い目の長さ
とに基づいて、上糸糸輪の引き上げに必要な上糸7の引
き上げ量を算出し、その演算値をRAM36に記憶させ
る。
【0024】回転角検出器32は、主軸に固定された前
記円板の各スリットが前記センサを回動通過する度に1
パルスの信号を各々出力する。CPU34は、回転角検
出器32からの信号の電圧レベルを検出し、ハイレベル
信号のカウント数から主軸の回転角を検出する。そして
CPU34は、主軸の回転角に応じて、ステップモータ
22の駆動データをROM35から読み出し、これをス
テップモータ22の駆動方向を指定する回転方向指令信
号(正回転指令信号、逆回転指令信号)と、ステップモ
ータ22の駆動量(ステップ数)を指定するステップ駆
動指令信号として上糸制御用モータ駆動回路41に出力
する。上糸制御用モータ駆動回路41は、正回転指令信
号が入力されているときステップモータ22の励磁相を
正転可能な状態に、逆回転指令信号が入力されていると
きステップモータ22の励磁相を逆転可能な状態に切り
換え、ステップ駆動指令信号で指定されたステップ数だ
けステップモータ22をステップ駆動させる。
記円板の各スリットが前記センサを回動通過する度に1
パルスの信号を各々出力する。CPU34は、回転角検
出器32からの信号の電圧レベルを検出し、ハイレベル
信号のカウント数から主軸の回転角を検出する。そして
CPU34は、主軸の回転角に応じて、ステップモータ
22の駆動データをROM35から読み出し、これをス
テップモータ22の駆動方向を指定する回転方向指令信
号(正回転指令信号、逆回転指令信号)と、ステップモ
ータ22の駆動量(ステップ数)を指定するステップ駆
動指令信号として上糸制御用モータ駆動回路41に出力
する。上糸制御用モータ駆動回路41は、正回転指令信
号が入力されているときステップモータ22の励磁相を
正転可能な状態に、逆回転指令信号が入力されていると
きステップモータ22の励磁相を逆転可能な状態に切り
換え、ステップ駆動指令信号で指定されたステップ数だ
けステップモータ22をステップ駆動させる。
【0025】このステップモータ22の正回転駆動によ
り供給される上糸7の供給量は、上糸調節摘み42を操
作することにより所定の範囲(釜運動曲線と上糸供給曲
線とが交わらない範囲、図4参照)で無段階に微調節さ
れる。すなわち回転方向指令信号の出力中におけるステ
ップモータ22の駆動ステップ数は、上糸調節摘み42
が操作されることにより所定の範囲で増減指定できるよ
うになっている。
り供給される上糸7の供給量は、上糸調節摘み42を操
作することにより所定の範囲(釜運動曲線と上糸供給曲
線とが交わらない範囲、図4参照)で無段階に微調節さ
れる。すなわち回転方向指令信号の出力中におけるステ
ップモータ22の駆動ステップ数は、上糸調節摘み42
が操作されることにより所定の範囲で増減指定できるよ
うになっている。
【0026】CPU34は、指定されたステップ数分ス
テップモータ22が駆動されて上糸7の供給が終了する
と、逆回転指令信号を出力するとともに、RAM36に
一時記憶させた上糸7の引き上げ量を引き出し、その引
き上げ量に相当するステップモータ22のステップ数を
指定するステップ駆動指令信号を出力する。この場合の
ステップ数は、1針分の縫い目を形成するのに必要な量
だけ上糸7を針13側に残した位置で回転ドラム11を
停止させるように指定される。
テップモータ22が駆動されて上糸7の供給が終了する
と、逆回転指令信号を出力するとともに、RAM36に
一時記憶させた上糸7の引き上げ量を引き出し、その引
き上げ量に相当するステップモータ22のステップ数を
指定するステップ駆動指令信号を出力する。この場合の
ステップ数は、1針分の縫い目を形成するのに必要な量
だけ上糸7を針13側に残した位置で回転ドラム11を
停止させるように指定される。
【0027】次に以上のように構成されたミシンにおけ
る上糸制御装置12の作用について説明する。
る上糸制御装置12の作用について説明する。
【0028】所定の速度でミシンを運転すべく速度設定
スイッチ28〜30の所望の1つを押し、電源スイッチ
27をオンさせると、CPU34は前記速度設定スイッ
チ28〜30の操作に基づいて選択された速度で、主モ
ータ駆動回路37を介して主モータMを駆動させる。こ
の主モータMの回転によりミシン主軸が回転し、針が最
上位置から下方へ移動を開始する。
スイッチ28〜30の所望の1つを押し、電源スイッチ
27をオンさせると、CPU34は前記速度設定スイッ
チ28〜30の操作に基づいて選択された速度で、主モ
ータ駆動回路37を介して主モータMを駆動させる。こ
の主モータMの回転によりミシン主軸が回転し、針が最
上位置から下方へ移動を開始する。
【0029】ミシン主軸が回動すると、回転角検出器3
2からパルス信号が発生される。このパルス信号を検出
するとCPU34はステップモータ22の駆動データを
ROM35から読み出し、上糸制御用モータ駆動回路4
1を介してステップモータ22を正転駆動させる。これ
により回転ドラム11が正転駆動される。回転ドラム1
1が正転駆動(矢印A方向に回転)されると、回転ドラ
ム11に巻かれた上糸7が送り出され、上糸7が所定の
量まで針13に供給される。このとき同時に、給糸ボビ
ン5から上糸7が糸把持装置9の把持力に抗して引き出
される。
2からパルス信号が発生される。このパルス信号を検出
するとCPU34はステップモータ22の駆動データを
ROM35から読み出し、上糸制御用モータ駆動回路4
1を介してステップモータ22を正転駆動させる。これ
により回転ドラム11が正転駆動される。回転ドラム1
1が正転駆動(矢印A方向に回転)されると、回転ドラ
ム11に巻かれた上糸7が送り出され、上糸7が所定の
量まで針13に供給される。このとき同時に、給糸ボビ
ン5から上糸7が糸把持装置9の把持力に抗して引き出
される。
【0030】やがて、針13が針板下方に沈下すると、
CPU34はROM35から送り機構の布送りデータを
読みとり、布送り機構制御回路38に制御信号として出
力する。さらにCPU34は、布厚検出器40からの検
出信号を被縫製物の厚さとして読みとり、その厚さと送
りデータとに基づいて、上糸糸輪の引き上げに必要な上
糸7の最適な引き上げ量を次に示す関係式(1)を基に
算出し、その演算値をRAM36に一時記憶させる。
CPU34はROM35から送り機構の布送りデータを
読みとり、布送り機構制御回路38に制御信号として出
力する。さらにCPU34は、布厚検出器40からの検
出信号を被縫製物の厚さとして読みとり、その厚さと送
りデータとに基づいて、上糸糸輪の引き上げに必要な上
糸7の最適な引き上げ量を次に示す関係式(1)を基に
算出し、その演算値をRAM36に一時記憶させる。
【0031】 TB =TS −(SP +K・Wa ) ・・・(1) TB :最適な引き上げ量 TS :上糸糸輪の拡大終了時点における糸輪の形成糸量
(図4参照) SP :縫い目形成間隔(主として送りデータにより決定
される) K :縫い形状などに基づいて決められる定数 Wa :被縫製物の厚さ そして、針13が最下位置(図4中、針棒下死点)に達
し、同位置から上方へ移動すると、釜は上糸7を剣先で
引っ掛かけ糸輪の形成を開始して(図4中、釜上糸掛
け)、回転ドラム11の正転駆動によって供給されてい
る上糸7をさらに引き下げる。一方これに対して、針1
3が針板から抜け出ると送り機構は前記送りデータに従
って被縫製物を送り出す。また上糸糸輪は最大径(所定
糸量TS)まで拡大されていく。
(図4参照) SP :縫い目形成間隔(主として送りデータにより決定
される) K :縫い形状などに基づいて決められる定数 Wa :被縫製物の厚さ そして、針13が最下位置(図4中、針棒下死点)に達
し、同位置から上方へ移動すると、釜は上糸7を剣先で
引っ掛かけ糸輪の形成を開始して(図4中、釜上糸掛
け)、回転ドラム11の正転駆動によって供給されてい
る上糸7をさらに引き下げる。一方これに対して、針1
3が針板から抜け出ると送り機構は前記送りデータに従
って被縫製物を送り出す。また上糸糸輪は最大径(所定
糸量TS)まで拡大されていく。
【0032】そして CPU34は、所定のステップ数
分ステップモータ22を駆動して所定量の上糸7の供給
を終えると、逆回転指令信号を出力するとともに、RA
M36から上記上糸引き上げ量TB を引き出し、その引
き上げ量に相当するステップモータ22のステップ数を
指定するステップ駆動指令信号を出力し、上糸制御用モ
ータ駆動回路41を介してステップモータ22を逆転駆
動させる。ステップモータ22が逆転駆動することによ
り、回転ドラム11が逆転し、上糸7が前記所定の量T
B だけ引き上げられる。上糸7を引き上げる際、回転ド
ラム11から糸把持装置9側に上糸7が送り出される
が、その余長分はテンション機構10のコイルばね17
が縮むことによって吸収されるので、上糸7の弛みが防
止され、回転ドラム11に巻かれた上糸7が緩むことは
ない。
分ステップモータ22を駆動して所定量の上糸7の供給
を終えると、逆回転指令信号を出力するとともに、RA
M36から上記上糸引き上げ量TB を引き出し、その引
き上げ量に相当するステップモータ22のステップ数を
指定するステップ駆動指令信号を出力し、上糸制御用モ
ータ駆動回路41を介してステップモータ22を逆転駆
動させる。ステップモータ22が逆転駆動することによ
り、回転ドラム11が逆転し、上糸7が前記所定の量T
B だけ引き上げられる。上糸7を引き上げる際、回転ド
ラム11から糸把持装置9側に上糸7が送り出される
が、その余長分はテンション機構10のコイルばね17
が縮むことによって吸収されるので、上糸7の弛みが防
止され、回転ドラム11に巻かれた上糸7が緩むことは
ない。
【0033】やがて所定の量TB の上糸13の引き上げ
が終了すると、CPU34は上糸制御用モータ駆動回路
41に指令を与えてステップモータ22を停止させる。
そしてこのステップモータ22の停止後、針13は上位
置に達し、被縫製物への1ステッチの縫いが終了する。
が終了すると、CPU34は上糸制御用モータ駆動回路
41に指令を与えてステップモータ22を停止させる。
そしてこのステップモータ22の停止後、針13は上位
置に達し、被縫製物への1ステッチの縫いが終了する。
【0034】そして、針13が最上位置から下降に転ず
ると、CPU34は直ちに前記と同様ステップモータ2
2を正転駆動させ、次の1ステッチを縫製すべく上糸7
を所定の供給量TSまで供給する。
ると、CPU34は直ちに前記と同様ステップモータ2
2を正転駆動させ、次の1ステッチを縫製すべく上糸7
を所定の供給量TSまで供給する。
【0035】以後、CPU34は順次送りデータを読み
出し、1ステッチ毎に送り用アクチュエータ39を駆動
制御するとともに、ステップモータ22を前記の如く所
定の量だけ正転及び逆転駆動制御して被縫製物に縫製を
施していく。
出し、1ステッチ毎に送り用アクチュエータ39を駆動
制御するとともに、ステップモータ22を前記の如く所
定の量だけ正転及び逆転駆動制御して被縫製物に縫製を
施していく。
【0036】縫製が終わりに近づき、作業者がスタート
ストップスイッチ31を押すと、CPU34は針13が
上停止位置にあることを判別した後、主モータ駆動回路
37を介してミシンの主モータMを停止させる。そして
1つの被縫製物の縫製が完了する。
ストップスイッチ31を押すと、CPU34は針13が
上停止位置にあることを判別した後、主モータ駆動回路
37を介してミシンの主モータMを停止させる。そして
1つの被縫製物の縫製が完了する。
【0037】以上の本実施例の上糸制御装置12によれ
ば、上糸7の供給・引き上げ動作を行う回転ドラム11
を、ステップモータ22により主軸と独立して駆動可能
とし、且つステップモータ22の駆動量を前記上糸調節
摘み42を操作することにより無段階調節できるように
したので、針13の上下運動に対する上糸7の供給・引
き上げの上糸7の量を針13の運動と独立して変化させ
ることができる。
ば、上糸7の供給・引き上げ動作を行う回転ドラム11
を、ステップモータ22により主軸と独立して駆動可能
とし、且つステップモータ22の駆動量を前記上糸調節
摘み42を操作することにより無段階調節できるように
したので、針13の上下運動に対する上糸7の供給・引
き上げの上糸7の量を針13の運動と独立して変化させ
ることができる。
【0038】また、位相調節つまみ43を操作すること
によって、ステップモータ22による上糸供給曲線B´
の位相を釜運動曲線Cの位相変位に合わせて変位させる
ことができる。
によって、ステップモータ22による上糸供給曲線B´
の位相を釜運動曲線Cの位相変位に合わせて変位させる
ことができる。
【0039】したがって、本実施例の上糸制御装置8に
よれば、上糸7の特性や布の厚さなどに合わせて釜の位
相を変化させた場合に、それに応じて上糸7の供給量を
自在に変化させることができ、天秤における上糸供給曲
線、すなわち天秤運動曲線B(図5参照)を、例えば図
4に示すように、より釜運動曲線Cに近い曲線B´に変
化させることが可能である。その結果糸の締りが良く、
縫いムラの少ない高品位の縫い目を形成することができ
る。
よれば、上糸7の特性や布の厚さなどに合わせて釜の位
相を変化させた場合に、それに応じて上糸7の供給量を
自在に変化させることができ、天秤における上糸供給曲
線、すなわち天秤運動曲線B(図5参照)を、例えば図
4に示すように、より釜運動曲線Cに近い曲線B´に変
化させることが可能である。その結果糸の締りが良く、
縫いムラの少ない高品位の縫い目を形成することができ
る。
【0040】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、例えばステップモータ22を直流モータ
に代えてもよい。
ものではなく、例えばステップモータ22を直流モータ
に代えてもよい。
【0041】また、上記実施例では、上糸7が針棒4内
を通して針13に供給されるようにしたミシンの上糸供
給部の構造が示されているが、通常のミシンのようにア
ーム1の外に上糸供給源が設けられている場合でも本発
明は有効に適用できる。
を通して針13に供給されるようにしたミシンの上糸供
給部の構造が示されているが、通常のミシンのようにア
ーム1の外に上糸供給源が設けられている場合でも本発
明は有効に適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上要するに、本発明の上糸制御装置に
よれば、回転ドラムを正、逆方向に回転させることによ
り、針の上下運動に対する上糸の供給・引き上げの位相
や糸の供給量を、針の運動と独立して変化させることが
できるので、糸や布地などの特性に合わせて釜の位相を
変化させる場合などに、釜の位相に合わせて上糸の供給
量を変化させることができ、高品位の縫い目を形成する
ことができる。
よれば、回転ドラムを正、逆方向に回転させることによ
り、針の上下運動に対する上糸の供給・引き上げの位相
や糸の供給量を、針の運動と独立して変化させることが
できるので、糸や布地などの特性に合わせて釜の位相を
変化させる場合などに、釜の位相に合わせて上糸の供給
量を変化させることができ、高品位の縫い目を形成する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例を示すミシンの上糸制御装置
部分の概略斜視図である。
部分の概略斜視図である。
【図2】図1に示すミシンの電気回路ブロック図であ
る。
る。
【図3】図1の要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の上糸制御装置を備えた本縫いミシンに
おけるミシン運動曲線の一例を示す図である。
おけるミシン運動曲線の一例を示す図である。
【図5】従来の本縫いミシンにおけるミシン運動曲線の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
1 ミシン本体 2 主軸 5 給糸ボビン(糸供給源) 7 上糸 9 糸把持装置 10 テンション機構 11 回転ドラム 12 上糸制御装置 13 針 22 ステップモータ(可逆モータ) 32 回転角検出器 34 CPU(指令信号発生回路) 41 上糸制御用モータ駆動回路
Claims (1)
- 【請求項1】ミシン主軸の回転に連動して上下往復運動
を行う針及びその主軸の回転に連動して回転し前記針と
協働して縫い目を形成する釜を含む縫い目形成機構に向
かって上糸の供給・引き上げを行う上糸制御装置におい
て、 ミシンの糸供給源から前記針に到る上糸経路中に上糸の
途中を巻回し得るように配置され、前記針に向かって上
糸を供給し、その供給された上糸を引き上げるように回
転可能な回転ドラムと、 この回転ドラムに回転力を付与し得る可逆モータと、 前記回転ドラムの上流側にて上糸を所定の圧力で把持す
る糸把持装置と、 前記回転ドラムと前記糸把持装置との間の上糸に所定の
張力を与えるためのテンション機構と、 前記ミシン主軸の回転角を検出するための回転角検出器
と、 この回転角検出器の検出値に応じて、前記釜の回転に伴
う上糸糸輪の形成に充分な上糸の供給量に対応する前記
可逆モータの駆動量及びその駆動方向を表わす指令信号
と、その上糸糸輪の引き上げに必要な上糸の引き上げ量
に対応する前記可逆モータの駆動量及びその駆動方向を
表わす指令信号とを発生する指令信号発生回路と、 その指令信号発生回路からの駆動指令信号に従って前記
可逆モータを駆動するモータ駆動回路とを備えてなるこ
とを特徴とする上糸制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7379695A JPH08266765A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 上糸制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7379695A JPH08266765A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 上糸制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08266765A true JPH08266765A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13528508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7379695A Pending JPH08266765A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 上糸制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08266765A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015229097A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-21 | アイシン精機株式会社 | ミシン |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP7379695A patent/JPH08266765A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015229097A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-21 | アイシン精機株式会社 | ミシン |
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