JPH08267309A - 金属帯板のトリミング装置 - Google Patents
金属帯板のトリミング装置Info
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- JPH08267309A JPH08267309A JP7638395A JP7638395A JPH08267309A JP H08267309 A JPH08267309 A JP H08267309A JP 7638395 A JP7638395 A JP 7638395A JP 7638395 A JP7638395 A JP 7638395A JP H08267309 A JPH08267309 A JP H08267309A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】金属帯板の幅方向の反りを防止することによ
り、高精度に金属帯板の縁部を剪断することが可能な金
属帯板のトリミング装置を提供する。 【構成】金属帯板1の搬送路に沿って剪断装置2、3を
配設し、搬送されてくる金属帯板の幅方向縁部1a、1
bに剪断装置2、3のカッタ2e、2d、3e、3dを
位置させ、該幅方向縁部を所定のトリミング幅C1 、C
2 で連続的に剪断していく金属帯板のトリミング装置で
ある。そして、剪断装置2、3より直前位置の前記搬送
路には、金属帯板1に対して金属帯板の幅方向の中央部
から両縁部1a、1bに向けて張力T1 、T2 を与える
エキスパンダロール4、5が配設されている。
り、高精度に金属帯板の縁部を剪断することが可能な金
属帯板のトリミング装置を提供する。 【構成】金属帯板1の搬送路に沿って剪断装置2、3を
配設し、搬送されてくる金属帯板の幅方向縁部1a、1
bに剪断装置2、3のカッタ2e、2d、3e、3dを
位置させ、該幅方向縁部を所定のトリミング幅C1 、C
2 で連続的に剪断していく金属帯板のトリミング装置で
ある。そして、剪断装置2、3より直前位置の前記搬送
路には、金属帯板1に対して金属帯板の幅方向の中央部
から両縁部1a、1bに向けて張力T1 、T2 を与える
エキスパンダロール4、5が配設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯板の製造ライン
において、金属帯板の幅方向縁部を所定のトリミング幅
で剪断するトリミング装置に関する。
において、金属帯板の幅方向縁部を所定のトリミング幅
で剪断するトリミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属帯板(以下、鋼帯と言う。)の製造
ラインには、剪断装置を使用して鋼帯の幅方向縁部を所
定のトリミング幅で剪断するトリミング工程がある。こ
のトリミング工程で使用される装置として、例えば、特
開昭56−163819号公報に示すトリミング装置が
知られている。
ラインには、剪断装置を使用して鋼帯の幅方向縁部を所
定のトリミング幅で剪断するトリミング工程がある。こ
のトリミング工程で使用される装置として、例えば、特
開昭56−163819号公報に示すトリミング装置が
知られている。
【0003】このトリミング装置は、先ず、鋼帯の剪断
位置を挟む前後方向(鋼帯の長手方向)位置に、ブライ
ドルロールを配設して鋼帯の長手方向に張力を与えてい
る。そして、鋼帯の一方の幅方向縁部を基準エッジと
し、他方の幅方向縁部を剪断されるエッジ(剪断エッ
ジ)とし、カッタを板幅方向に移動自在とした剪断装置
を配設してカッタを剪断エッジ側に係合させ、剪断装置
を通過する直前位置の鋼帯の板幅を幅計により検出す
る。そして、基準エッジを基準位置に合わせ、設定幅の
位置にカッタを位置させて剪断エッジ側を剪断する。そ
して、剪断装置に剪断された位置を検出して検出と設定
幅との誤差を算出し、誤差がある場合にはカッタの位置
を調整するトリミング装置である。
位置を挟む前後方向(鋼帯の長手方向)位置に、ブライ
ドルロールを配設して鋼帯の長手方向に張力を与えてい
る。そして、鋼帯の一方の幅方向縁部を基準エッジと
し、他方の幅方向縁部を剪断されるエッジ(剪断エッ
ジ)とし、カッタを板幅方向に移動自在とした剪断装置
を配設してカッタを剪断エッジ側に係合させ、剪断装置
を通過する直前位置の鋼帯の板幅を幅計により検出す
る。そして、基準エッジを基準位置に合わせ、設定幅の
位置にカッタを位置させて剪断エッジ側を剪断する。そ
して、剪断装置に剪断された位置を検出して検出と設定
幅との誤差を算出し、誤差がある場合にはカッタの位置
を調整するトリミング装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトリミング装置は、ブライドルロールを配設して鋼
帯の長手方向に張力を与えることにより、鋼帯の長手方
向の反りを防止しているが、鋼帯の幅方向には充分な張
力を与えていない。そのため、鋼帯の幅方向に反りが生
じた状態でトリミング工程を行うと、正確なトリミング
幅で剪断することができないので、高精度の板幅が得ら
れない。
来のトリミング装置は、ブライドルロールを配設して鋼
帯の長手方向に張力を与えることにより、鋼帯の長手方
向の反りを防止しているが、鋼帯の幅方向には充分な張
力を与えていない。そのため、鋼帯の幅方向に反りが生
じた状態でトリミング工程を行うと、正確なトリミング
幅で剪断することができないので、高精度の板幅が得ら
れない。
【0005】また、鋼帯の幅方向の反りを防止していな
いので、トリミング幅を微小(例えば、3mm程度)にし
て剪断しようとしても、正常に剪断作業を行うことがで
きない。これにより、トリミング工程における歩留り低
下を避けることができない。さらに、幅方向の反りの発
生によって搬送されてくる鋼帯にバタツキ振動が発生
し、このバタツキ振動によりカッタが摩耗や損傷を起こ
しやすくなる。そのため、頻繁にカッタの交換作業を行
わなければならないので、トリミング工程の生産能力の
面で問題がある。
いので、トリミング幅を微小(例えば、3mm程度)にし
て剪断しようとしても、正常に剪断作業を行うことがで
きない。これにより、トリミング工程における歩留り低
下を避けることができない。さらに、幅方向の反りの発
生によって搬送されてくる鋼帯にバタツキ振動が発生
し、このバタツキ振動によりカッタが摩耗や損傷を起こ
しやすくなる。そのため、頻繁にカッタの交換作業を行
わなければならないので、トリミング工程の生産能力の
面で問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、金属帯板の幅方向の反りを防止することによ
り、高精度に金属帯板の縁部を剪断することが可能な金
属帯板のトリミング装置を提供することを目的とする。
であり、金属帯板の幅方向の反りを防止することによ
り、高精度に金属帯板の縁部を剪断することが可能な金
属帯板のトリミング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、金属帯板の搬送路に沿って
剪断装置を配設し、搬送されてくる前記金属帯板の幅方
向縁部に前記剪断装置のカッタを位置させ、該幅方向縁
部を所定のトリミング幅で連続的に剪断していく金属帯
板のトリミング装置において、前記剪断装置より直前位
置の前記搬送路に、前記金属帯板に対して該金属帯板の
幅方向の中央部から両縁部に向けて張力を与えるエキス
パンダロールを設けたことを特徴とする装置である。
に、請求項1記載の発明は、金属帯板の搬送路に沿って
剪断装置を配設し、搬送されてくる前記金属帯板の幅方
向縁部に前記剪断装置のカッタを位置させ、該幅方向縁
部を所定のトリミング幅で連続的に剪断していく金属帯
板のトリミング装置において、前記剪断装置より直前位
置の前記搬送路に、前記金属帯板に対して該金属帯板の
幅方向の中央部から両縁部に向けて張力を与えるエキス
パンダロールを設けたことを特徴とする装置である。
【0008】また、請求項2記載の発明は、金属帯板の
搬送路に沿って剪断装置を配設し、搬送されてくる前記
金属帯板の幅方向縁部に前記剪断装置のカッタを位置さ
せ、該幅方向縁部を所定のトリミング幅で連続的に剪断
していく金属帯板のトリミング装置において、前記剪断
装置より直前位置の前記搬送路と、前記剪断装置より直
後の位置の前記搬送路とに、前記金属帯板に対して該金
属帯板の幅方向の中央部から両縁部に向けて張力を与え
るエキスパンダロールを設けたことを特徴とする装置で
ある。
搬送路に沿って剪断装置を配設し、搬送されてくる前記
金属帯板の幅方向縁部に前記剪断装置のカッタを位置さ
せ、該幅方向縁部を所定のトリミング幅で連続的に剪断
していく金属帯板のトリミング装置において、前記剪断
装置より直前位置の前記搬送路と、前記剪断装置より直
後の位置の前記搬送路とに、前記金属帯板に対して該金
属帯板の幅方向の中央部から両縁部に向けて張力を与え
るエキスパンダロールを設けたことを特徴とする装置で
ある。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記エキスパンダロールを、
搬送されてきた前記金属帯板の表裏面に弾性体からなる
外周面を密接させながら互いに逆方向に回転する一対の
上下ロールにより構成するとともに、これら上下ロール
の外周面に、ロールの軸方向の中央部に頂部が位置し、
且つこの頂部からロールの回転方向と逆向きの方向にV
字状に開いて前記外周面から突出するV字形凸条と、こ
のV字形凸条の2本の枝部から連続してロールの軸方向
の両端側までそれぞれ螺旋状に延在する2本の螺旋凸条
とを形成したことを特徴とする装置である。
は2記載の発明において、前記エキスパンダロールを、
搬送されてきた前記金属帯板の表裏面に弾性体からなる
外周面を密接させながら互いに逆方向に回転する一対の
上下ロールにより構成するとともに、これら上下ロール
の外周面に、ロールの軸方向の中央部に頂部が位置し、
且つこの頂部からロールの回転方向と逆向きの方向にV
字状に開いて前記外周面から突出するV字形凸条と、こ
のV字形凸条の2本の枝部から連続してロールの軸方向
の両端側までそれぞれ螺旋状に延在する2本の螺旋凸条
とを形成したことを特徴とする装置である。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記エキスパンダロールを、
搬送されてきた前記金属帯板の表裏面に弾性体からなる
外周面を密接させながら互いに逆方向に回転する一対の
上下ロールにより構成するとともに、これら上下ロール
を、回転軸の長手方向の中央部が前記搬送路の下流側に
偏心するように湾曲して形成したことを特徴とする装置
である。
は2記載の発明において、前記エキスパンダロールを、
搬送されてきた前記金属帯板の表裏面に弾性体からなる
外周面を密接させながら互いに逆方向に回転する一対の
上下ロールにより構成するとともに、これら上下ロール
を、回転軸の長手方向の中央部が前記搬送路の下流側に
偏心するように湾曲して形成したことを特徴とする装置
である。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、幅方向に反りが
発生して送られてきた金属帯板は、剪断装置より直前位
置の搬送路に設けられたエキスパンダロールにより、そ
の幅方向の中央部から両縁部に向けて張力が与えられ
る。これにより、幅方向に反りが発生していた金属帯板
は、剪断装置に向かう直前に矯正されて幅方向に均一に
平坦な形状となる。そして、剪断装置のカッタによっ
て、設定したトリミング幅と同一寸法で幅方向の縁部を
剪断することができるので、高精度の板幅寸法の金属帯
板が得られる。
発生して送られてきた金属帯板は、剪断装置より直前位
置の搬送路に設けられたエキスパンダロールにより、そ
の幅方向の中央部から両縁部に向けて張力が与えられ
る。これにより、幅方向に反りが発生していた金属帯板
は、剪断装置に向かう直前に矯正されて幅方向に均一に
平坦な形状となる。そして、剪断装置のカッタによっ
て、設定したトリミング幅と同一寸法で幅方向の縁部を
剪断することができるので、高精度の板幅寸法の金属帯
板が得られる。
【0012】また、剪断される金属帯板が、その幅方向
に均一に平坦な形状となることから、トリミング幅を微
小としても、確実に剪断装置のカッタが係合して剪断を
行うことができる。これにより、トリミング工程におけ
る金属帯板の歩留りを向上させることが可能となる。さ
らに、金属帯板の幅方向の反りが矯正されることによ
り、剪断装置に向かう金属帯板のバタツキ振動が皆無と
なるので、剪断装置のカッタは摩耗や損傷がほとんど発
生しない。それにより、トリミング工程の生産能力を向
上させることが可能となる。
に均一に平坦な形状となることから、トリミング幅を微
小としても、確実に剪断装置のカッタが係合して剪断を
行うことができる。これにより、トリミング工程におけ
る金属帯板の歩留りを向上させることが可能となる。さ
らに、金属帯板の幅方向の反りが矯正されることによ
り、剪断装置に向かう金属帯板のバタツキ振動が皆無と
なるので、剪断装置のカッタは摩耗や損傷がほとんど発
生しない。それにより、トリミング工程の生産能力を向
上させることが可能となる。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の作用が得られるとともに、剪断装置より直後
の位置の搬送路にもエキスパンダロールが配設されてい
るので、金属帯板の幅方向の平坦度をさらに高めること
ができ、トリミング幅の剪断精度が向上する。また、剪
断装置の直前及び直後に2つのエキスパンダロールが配
設されることにより、従来技術のようにブライドルロー
ルを配設しなくても、金属帯板の長手方向の反り防止が
可能となる。
項1記載の作用が得られるとともに、剪断装置より直後
の位置の搬送路にもエキスパンダロールが配設されてい
るので、金属帯板の幅方向の平坦度をさらに高めること
ができ、トリミング幅の剪断精度が向上する。また、剪
断装置の直前及び直後に2つのエキスパンダロールが配
設されることにより、従来技術のようにブライドルロー
ルを配設しなくても、金属帯板の長手方向の反り防止が
可能となる。
【0014】一方、請求項3記載の発明によれば、金属
帯板の表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上
下ロールの外周面は、それらの軸方向の中央部に形成さ
れたV字形凸条の弾性変形により、金属帯板に対して幅
方向の中央部から両縁部に向けて張力を与える。また、
このV字形凸条の枝部から連続形成されて上下ロールの
両端部の外周まで螺旋状に広がっている螺旋凸条の弾性
変形により、金属帯板は、さらに幅方向の両縁部に向け
て張力を与えていく。これにより、幅方向に反りを発生
した金属帯板が上下ロール間を通過すると、金属帯板は
幅方向に均一に平坦な形状として矯正される。
帯板の表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上
下ロールの外周面は、それらの軸方向の中央部に形成さ
れたV字形凸条の弾性変形により、金属帯板に対して幅
方向の中央部から両縁部に向けて張力を与える。また、
このV字形凸条の枝部から連続形成されて上下ロールの
両端部の外周まで螺旋状に広がっている螺旋凸条の弾性
変形により、金属帯板は、さらに幅方向の両縁部に向け
て張力を与えていく。これにより、幅方向に反りを発生
した金属帯板が上下ロール間を通過すると、金属帯板は
幅方向に均一に平坦な形状として矯正される。
【0015】また、請求項4記載の発明よれば、上下ロ
ールが、回転軸の長手方向の中央部が搬送路の下流側に
偏心するように湾曲して形成されているので、金属帯板
の表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上下ロ
ールの外周面は、その中央部を境として金属帯板の両縁
部側を向きながら回転する。これにより、金属帯板に対
して幅方向の中央部から両縁部に向けて張力を与える。
これにより、幅方向に反りを発生した金属帯板が上下ロ
ール間を通過すると、金属帯板は幅方向に均一に平坦な
形状として矯正される。
ールが、回転軸の長手方向の中央部が搬送路の下流側に
偏心するように湾曲して形成されているので、金属帯板
の表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上下ロ
ールの外周面は、その中央部を境として金属帯板の両縁
部側を向きながら回転する。これにより、金属帯板に対
して幅方向の中央部から両縁部に向けて張力を与える。
これにより、幅方向に反りを発生した金属帯板が上下ロ
ール間を通過すると、金属帯板は幅方向に均一に平坦な
形状として矯正される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図を参照し
て説明する。図1は、本発明の概略図を示し、図2から
図4は本発明の第1実施例を示すものである。第1実施
例のトリミング装置は、図1及び図2に示すように、前
工程から搬送されてきた金属帯板(以下、鋼帯と言
う。)の幅方向両縁部1a、1b側に配設された一対の
剪断装置2、3と、これら剪断装置2、3に向かう直前
の鋼帯1が通過する第1エキスパンダロール4と、剪断
装置2、3に両縁部1a、1bが剪断された直後の鋼帯
1が通過する第2エキスパンダロール5とを備えてい
る。
て説明する。図1は、本発明の概略図を示し、図2から
図4は本発明の第1実施例を示すものである。第1実施
例のトリミング装置は、図1及び図2に示すように、前
工程から搬送されてきた金属帯板(以下、鋼帯と言
う。)の幅方向両縁部1a、1b側に配設された一対の
剪断装置2、3と、これら剪断装置2、3に向かう直前
の鋼帯1が通過する第1エキスパンダロール4と、剪断
装置2、3に両縁部1a、1bが剪断された直後の鋼帯
1が通過する第2エキスパンダロール5とを備えてい
る。
【0017】剪断装置2は、図2及び図3に示すよう
に、鋼帯1の一方の幅方向縁部1a側に配設された駆動
部2aと、この駆動部2aから鋼帯1の幅方向内方に向
けて延在し、且つ互いに上下方向に平行離間する駆動軸
2b、2cと、これら駆動軸2b、2cの先端部にそれ
ぞれ固定された回転カッタ2d、2eとで構成されてい
る。そして、回転カッタ2d、2eは、駆動軸2b、2
cが互いに逆回転動作を行うことにより、搬送されてき
た鋼帯1の幅方向の両縁部1a、1bを所定のトリミン
グ幅C1 で剪断していく。そして、鋼帯1の他方の幅方
向縁部1b側に配設された剪断装置3も、剪断装置2と
同一構成とされ、回転する回転カッタ3d及び回転カッ
タ3eが、搬送されてきた鋼帯1を所定のトリミング幅
C2 で剪断していく。
に、鋼帯1の一方の幅方向縁部1a側に配設された駆動
部2aと、この駆動部2aから鋼帯1の幅方向内方に向
けて延在し、且つ互いに上下方向に平行離間する駆動軸
2b、2cと、これら駆動軸2b、2cの先端部にそれ
ぞれ固定された回転カッタ2d、2eとで構成されてい
る。そして、回転カッタ2d、2eは、駆動軸2b、2
cが互いに逆回転動作を行うことにより、搬送されてき
た鋼帯1の幅方向の両縁部1a、1bを所定のトリミン
グ幅C1 で剪断していく。そして、鋼帯1の他方の幅方
向縁部1b側に配設された剪断装置3も、剪断装置2と
同一構成とされ、回転する回転カッタ3d及び回転カッ
タ3eが、搬送されてきた鋼帯1を所定のトリミング幅
C2 で剪断していく。
【0018】なお、図示しないが、剪断装置2、3は、
鋼帯1の幅方向に移動自在とされており、鋼帯1の設定
板幅Sを変更する場合には、鋼帯1に対する剪断装置
2、3の幅方向移動により、回転カッタ2d、2e、3
d、3eの位置調整が行われるようになっている。ま
た、図2で示す符号Kは、剪断屑である。一方、剪断装
置2、3に向かう直前の鋼帯1が通板する第1エキスパ
ンダロール4は、図2に示すように、鋼帯1の表面1c
と接触する上ロール6と、鋼帯1の裏面1dと接触する
下ロール7と、鋼帯1の表裏面1c、1dに上下ロール
6、7の外周面が密着するように上下ロール6、7を回
転自在に支持する軸受け部材8とを備えている。
鋼帯1の幅方向に移動自在とされており、鋼帯1の設定
板幅Sを変更する場合には、鋼帯1に対する剪断装置
2、3の幅方向移動により、回転カッタ2d、2e、3
d、3eの位置調整が行われるようになっている。ま
た、図2で示す符号Kは、剪断屑である。一方、剪断装
置2、3に向かう直前の鋼帯1が通板する第1エキスパ
ンダロール4は、図2に示すように、鋼帯1の表面1c
と接触する上ロール6と、鋼帯1の裏面1dと接触する
下ロール7と、鋼帯1の表裏面1c、1dに上下ロール
6、7の外周面が密着するように上下ロール6、7を回
転自在に支持する軸受け部材8とを備えている。
【0019】前記上ロール6は、図2に示すように、軸
受け部材8に回転自在に支持されている回転軸6aに、
前工程から搬送されてくる鋼帯1の板幅Lより長尺なゴ
ム製等の弾性ロール6bが外嵌されたものである。そし
て、弾性ロール6bの外周面には、軸方向の中央部に頂
部10aが位置し、この頂部10aから弾性ロール6の
回転方向R1 と逆向きの方向にV字状に開いて外周面か
ら突出するV字形凸条10が形成されている。そして、
このV字形凸条10の枝部10b、10cから連続し、
且つ弾性ロール6bの両端部までそれぞれ螺旋状に延在
する2本の螺旋凸条11a、11bが外周面から突出し
て形成されている。なお、下ロール7も、上ロール6と
同様の構造であるので、説明を省略する。
受け部材8に回転自在に支持されている回転軸6aに、
前工程から搬送されてくる鋼帯1の板幅Lより長尺なゴ
ム製等の弾性ロール6bが外嵌されたものである。そし
て、弾性ロール6bの外周面には、軸方向の中央部に頂
部10aが位置し、この頂部10aから弾性ロール6の
回転方向R1 と逆向きの方向にV字状に開いて外周面か
ら突出するV字形凸条10が形成されている。そして、
このV字形凸条10の枝部10b、10cから連続し、
且つ弾性ロール6bの両端部までそれぞれ螺旋状に延在
する2本の螺旋凸条11a、11bが外周面から突出し
て形成されている。なお、下ロール7も、上ロール6と
同様の構造であるので、説明を省略する。
【0020】また、剪断装置2、3に両縁部1a、1b
が剪断された直後の鋼帯1が通板する第2エキスパンダ
ロール5も、前述した構成の第1上ロール6及び第2下
ロール7により構成されている。上記構成のトリミング
装置を使用してトリミング工程を行うと、剪断装置2、
3に向けて搬送されてくる鋼帯1は、剪断機2、3の直
前の位置で第1エキスパンダロール4を通過し、鋼帯1
の表面1cは、R1 方向に回転する上ロール6の外周面
に密着し、裏面1dは、R2 方向に回転する下ロール7
の外周面に密着する。その際、上下ロール6、7の外周
面に軸方向の中央部に回転方向と逆向きの方向にV字状
に開いて形成されたV字形凸条の弾性変形により、鋼帯
1は、その幅方向中央部から幅方向の両縁部1b、1c
側を向く張力T1 、T2 が与えられる。さらに、前記V
字形凸条から連続形成されて上下ロール6、7の両端部
の外周まで螺旋状に広がっていく螺旋凸条の弾性変形に
より、鋼帯1の幅方向の両縁部1b、1c側に向けて与
えられた張力T1 、T2 が増大していく。
が剪断された直後の鋼帯1が通板する第2エキスパンダ
ロール5も、前述した構成の第1上ロール6及び第2下
ロール7により構成されている。上記構成のトリミング
装置を使用してトリミング工程を行うと、剪断装置2、
3に向けて搬送されてくる鋼帯1は、剪断機2、3の直
前の位置で第1エキスパンダロール4を通過し、鋼帯1
の表面1cは、R1 方向に回転する上ロール6の外周面
に密着し、裏面1dは、R2 方向に回転する下ロール7
の外周面に密着する。その際、上下ロール6、7の外周
面に軸方向の中央部に回転方向と逆向きの方向にV字状
に開いて形成されたV字形凸条の弾性変形により、鋼帯
1は、その幅方向中央部から幅方向の両縁部1b、1c
側を向く張力T1 、T2 が与えられる。さらに、前記V
字形凸条から連続形成されて上下ロール6、7の両端部
の外周まで螺旋状に広がっていく螺旋凸条の弾性変形に
より、鋼帯1の幅方向の両縁部1b、1c側に向けて与
えられた張力T1 、T2 が増大していく。
【0021】これにより、幅方向に反りが発生した鋼帯
1が前工程から搬送されてきても、この第1エキスパン
ダロール4が鋼帯1に与える幅方向の両縁部1a、1b
へ向かう張力T1 、T2 により、鋼帯1は、図3に示す
ように、幅方向の反りが矯正されて幅方向の両縁部1
a、1bまで平坦な形状となる。そして、幅方向の反り
が矯正された鋼帯1が剪断装置2、3に搬送されること
により、剪断装置2、3の回転カッタ2d、2e及び3
d、3eは、鋼帯1の両縁部1a、1b側を、設定した
トリミング幅C1 、C2 と一致した幅で確実に連続して
剪断していくことができる。そして、設定したトリミン
グ幅C1 、C2 で確実に鋼帯1の両縁部1a、1bが剪
断されることにより、高精度の板幅寸法Sとした鋼帯1
を形成することができる。
1が前工程から搬送されてきても、この第1エキスパン
ダロール4が鋼帯1に与える幅方向の両縁部1a、1b
へ向かう張力T1 、T2 により、鋼帯1は、図3に示す
ように、幅方向の反りが矯正されて幅方向の両縁部1
a、1bまで平坦な形状となる。そして、幅方向の反り
が矯正された鋼帯1が剪断装置2、3に搬送されること
により、剪断装置2、3の回転カッタ2d、2e及び3
d、3eは、鋼帯1の両縁部1a、1b側を、設定した
トリミング幅C1 、C2 と一致した幅で確実に連続して
剪断していくことができる。そして、設定したトリミン
グ幅C1 、C2 で確実に鋼帯1の両縁部1a、1bが剪
断されることにより、高精度の板幅寸法Sとした鋼帯1
を形成することができる。
【0022】なお、図3において二点鎖線で示すもの
は、幅方向に反りを発生した鋼帯1が第1エキスパンダ
ロール4を通過せずに剪断装置2に搬送されてきた状態
を示すものである。この図で明らかなように、幅方向に
反りが発生している鋼帯1は、正確なトリミング幅で剪
断することができない。また、本実施例では、剪断装置
2、3に両縁部1a、1bが剪断された直後の鋼帯1
も、第2エキスパンダロール5を通過することにより、
幅方向の両縁部1a、1b側に向けて張力T1 、T2 が
与えられている。これにより、第1及び第2エキスパン
ダロール4、5の間に位置する鋼帯1は幅方向の平坦度
が向上するので、さらに高精度の両縁部1a、1b側の
剪断が可能となる。また、剪断装置2、3の直前及び直
後に第1及び第2エキスパンダロール4、5が配設され
ることにより、従来技術のようにブライドルロールを配
設しなくても、鋼帯1の長手方向の反りも防止すること
ができる。勿論、ブライドロールを従来と同様に配設し
てもよい。
は、幅方向に反りを発生した鋼帯1が第1エキスパンダ
ロール4を通過せずに剪断装置2に搬送されてきた状態
を示すものである。この図で明らかなように、幅方向に
反りが発生している鋼帯1は、正確なトリミング幅で剪
断することができない。また、本実施例では、剪断装置
2、3に両縁部1a、1bが剪断された直後の鋼帯1
も、第2エキスパンダロール5を通過することにより、
幅方向の両縁部1a、1b側に向けて張力T1 、T2 が
与えられている。これにより、第1及び第2エキスパン
ダロール4、5の間に位置する鋼帯1は幅方向の平坦度
が向上するので、さらに高精度の両縁部1a、1b側の
剪断が可能となる。また、剪断装置2、3の直前及び直
後に第1及び第2エキスパンダロール4、5が配設され
ることにより、従来技術のようにブライドルロールを配
設しなくても、鋼帯1の長手方向の反りも防止すること
ができる。勿論、ブライドロールを従来と同様に配設し
てもよい。
【0023】また、鋼帯1の幅方向の両縁部1a、1b
が平坦形状となることから、トリミング幅を微小として
剪断する場合でも、剪断装置2、3の回転カッタ2d、
2e及び3d、3eが確実に係合して剪断を行うことが
できる。これにより、トリミング工程における歩留りを
向上させることができる。さらに、鋼帯1の幅方向の反
りが矯正されたことにより鋼帯1のバタツキ振動が皆無
となり、剪断装置2、3の回転カッタ2d、2e及び3
d、3eは摩耗や損傷がほとんど発生せず、それによ
り、トリミング工程の生産能力を向上させることができ
る。
が平坦形状となることから、トリミング幅を微小として
剪断する場合でも、剪断装置2、3の回転カッタ2d、
2e及び3d、3eが確実に係合して剪断を行うことが
できる。これにより、トリミング工程における歩留りを
向上させることができる。さらに、鋼帯1の幅方向の反
りが矯正されたことにより鋼帯1のバタツキ振動が皆無
となり、剪断装置2、3の回転カッタ2d、2e及び3
d、3eは摩耗や損傷がほとんど発生せず、それによ
り、トリミング工程の生産能力を向上させることができ
る。
【0024】次に、図4は、本発明の第2実施例のトリ
ミング装置を示すものであり、図1から図3に示した構
成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省
略する。本実施例は、剪断装置2、3に向かう直前の鋼
帯1が通過する第1エキスパンダロール20を、鋼帯1
の表面1cと接触する上ロール21と、鋼帯1の裏面1
dと接触する下ロール(図示せず)とで構成している。
ミング装置を示すものであり、図1から図3に示した構
成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省
略する。本実施例は、剪断装置2、3に向かう直前の鋼
帯1が通過する第1エキスパンダロール20を、鋼帯1
の表面1cと接触する上ロール21と、鋼帯1の裏面1
dと接触する下ロール(図示せず)とで構成している。
【0025】そして、上ロール21は、軸受け部材8に
回転自在に支持されている回転軸22に、前工程から搬
送されてくる鋼帯1の板幅Lより長尺なゴム製等の弾性
ロール23が外嵌されたものである。なお、弾性ロール
23の外周面は、上記実施例で設けた凸条等が形成され
ていない。そして、本実施例の回転軸22は、その軸線
Pの両端側22b、22cどうしを結ぶ線Qを鋼帯1の
搬送方向と直交させ、且つこの線Qに対して、軸線Pの
中央部22aが帯板1の搬送方向の下流側に位置するよ
うに、湾曲した形状とされている。これにより、弾性ロ
ール23は、長手方向の中央部を境界部とした外周面が
それぞれ鋼帯1の縁部1a、1b側を向くように、回転
軸22に外嵌される。
回転自在に支持されている回転軸22に、前工程から搬
送されてくる鋼帯1の板幅Lより長尺なゴム製等の弾性
ロール23が外嵌されたものである。なお、弾性ロール
23の外周面は、上記実施例で設けた凸条等が形成され
ていない。そして、本実施例の回転軸22は、その軸線
Pの両端側22b、22cどうしを結ぶ線Qを鋼帯1の
搬送方向と直交させ、且つこの線Qに対して、軸線Pの
中央部22aが帯板1の搬送方向の下流側に位置するよ
うに、湾曲した形状とされている。これにより、弾性ロ
ール23は、長手方向の中央部を境界部とした外周面が
それぞれ鋼帯1の縁部1a、1b側を向くように、回転
軸22に外嵌される。
【0026】また、図示していない第1エキスパンダロ
ール20を構成する下ロールも、上ロール21の回転軸
22と同様に、その回転軸の軸線の両端部に対して、軸
線方向の中央部が帯板1の搬送方向の下流側に位置する
ように、湾曲した形状とされている。また、剪断装置
2、3に両縁部1a、1bが剪断された直後の鋼帯1が
通過する第2エキスパンダロール24も、第1エキスパ
ンダロール20と同一構成とされている。
ール20を構成する下ロールも、上ロール21の回転軸
22と同様に、その回転軸の軸線の両端部に対して、軸
線方向の中央部が帯板1の搬送方向の下流側に位置する
ように、湾曲した形状とされている。また、剪断装置
2、3に両縁部1a、1bが剪断された直後の鋼帯1が
通過する第2エキスパンダロール24も、第1エキスパ
ンダロール20と同一構成とされている。
【0027】上記構成のトリミング装置を使用してトリ
ミング工程を行うと、剪断装置2、3に向けて搬送され
てくる鋼帯1は、剪断機2、3の直前の位置で第1エキ
スパンダロール20を通過し、鋼帯1の表面1cは、R
1 方向に回転する上ロール21の外周面に密着し、裏面
1dは、R2 方向に回転する下ロールの外周面に密着す
る。その際、本実施例の上ロール21の弾性ロール23
は、その外周面が長手方向の中央部を境界部としてそれ
ぞれ鋼帯1の縁部1a、1b側を向くように設けられて
いるので、鋼帯1に対して、その幅方向中央部から幅方
向の両縁部1b、1c側を向く張力T3 、T4 を与え
る。また、第1エキスパンダロール20を構成する下ロ
ールも同様に鋼帯1に対して、その幅方向中央部から幅
方向の両縁部1b、1c側を向く張力T3 、T4 を与え
る。
ミング工程を行うと、剪断装置2、3に向けて搬送され
てくる鋼帯1は、剪断機2、3の直前の位置で第1エキ
スパンダロール20を通過し、鋼帯1の表面1cは、R
1 方向に回転する上ロール21の外周面に密着し、裏面
1dは、R2 方向に回転する下ロールの外周面に密着す
る。その際、本実施例の上ロール21の弾性ロール23
は、その外周面が長手方向の中央部を境界部としてそれ
ぞれ鋼帯1の縁部1a、1b側を向くように設けられて
いるので、鋼帯1に対して、その幅方向中央部から幅方
向の両縁部1b、1c側を向く張力T3 、T4 を与え
る。また、第1エキスパンダロール20を構成する下ロ
ールも同様に鋼帯1に対して、その幅方向中央部から幅
方向の両縁部1b、1c側を向く張力T3 、T4 を与え
る。
【0028】これにより、幅方向に反りが発生した鋼帯
1が前工程から搬送されてきても、この第1エキスパン
ダロール20が鋼帯1に与える幅方向の両縁部1a、1
bへ向かう張力T3 、T4 により、鋼帯1は幅方向の反
りが矯正されて幅方向の両縁部1a、1bまで平坦な形
状となる。また、本実施例では、剪断装置2、3に両縁
部1a、1bが剪断された直後の鋼帯1も、第2エキス
パンダロール24を通過することにより幅方向の両縁部
1a、1b側に向けて張力T3 、T4 が与えられてい
る。これにより、第1及び第2エキスパンダロール2
0、24の間に位置する鋼帯1は幅方向の平坦度が向上
する。また、剪断装置2、3の直前及び直後に第1及び
第2エキスパンダロール20、24を配設することによ
り、鋼帯1の長手方向の反りも矯正される。したがっ
て、本実施例は、第1実施例と同様の効果を得ることが
できる。
1が前工程から搬送されてきても、この第1エキスパン
ダロール20が鋼帯1に与える幅方向の両縁部1a、1
bへ向かう張力T3 、T4 により、鋼帯1は幅方向の反
りが矯正されて幅方向の両縁部1a、1bまで平坦な形
状となる。また、本実施例では、剪断装置2、3に両縁
部1a、1bが剪断された直後の鋼帯1も、第2エキス
パンダロール24を通過することにより幅方向の両縁部
1a、1b側に向けて張力T3 、T4 が与えられてい
る。これにより、第1及び第2エキスパンダロール2
0、24の間に位置する鋼帯1は幅方向の平坦度が向上
する。また、剪断装置2、3の直前及び直後に第1及び
第2エキスパンダロール20、24を配設することによ
り、鋼帯1の長手方向の反りも矯正される。したがっ
て、本実施例は、第1実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0029】なお、図5は、本発明に係るエキスパンダ
ロール4、5を使用したトリミング装置と、エキスパン
ダロールを使用しないトリミング装置とを、3mmのトリ
ミング幅を設定して剪断した際のバラツキ範囲を示した
実験結果である。なお、エキスパンダロール4、5を使
用する場合には、剪断装置2、3とエキスパンダロール
4、5との距離を、1m以内に設定している。
ロール4、5を使用したトリミング装置と、エキスパン
ダロールを使用しないトリミング装置とを、3mmのトリ
ミング幅を設定して剪断した際のバラツキ範囲を示した
実験結果である。なお、エキスパンダロール4、5を使
用する場合には、剪断装置2、3とエキスパンダロール
4、5との距離を、1m以内に設定している。
【0030】この実験結果から明らかなように、エキス
パンダロールを使用しないトリミング装置は、1. 5〜
4. 5mmのバラツキを発生し、操業上のトリミング幅の
最小設定値は3mmが限度であるが、本装置のエキスパン
ダロール4、5を使用したトリミング装置は、1. 5〜
2. 5mmのバラツキであり、操業上のトリミング幅の最
小設定値は1. 5mmを可能とすることができる。この結
果、トリミング幅を微小として確実に剪断作業を行うこ
とができるので、トリミング工程における金属帯板の歩
留りを大幅に向上させることができる。
パンダロールを使用しないトリミング装置は、1. 5〜
4. 5mmのバラツキを発生し、操業上のトリミング幅の
最小設定値は3mmが限度であるが、本装置のエキスパン
ダロール4、5を使用したトリミング装置は、1. 5〜
2. 5mmのバラツキであり、操業上のトリミング幅の最
小設定値は1. 5mmを可能とすることができる。この結
果、トリミング幅を微小として確実に剪断作業を行うこ
とができるので、トリミング工程における金属帯板の歩
留りを大幅に向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、幅方向に反りが発生して送られてきた金属帯板
は、剪断装置より直前位置の搬送路に設けられたエキス
パンダロールにより、その幅方向の中央部から両縁部に
向けて張力が与えられ、幅方向に反りが発生していた金
属帯板は、剪断装置に向かう直前に矯正されて幅方向に
均一に平坦な形状となるので、剪断装置のカッタによっ
て設定したトリミング幅と同一寸法で幅方向の縁部を剪
断することができ、高精度の板幅寸法の金属帯板を得る
ことができる。
明は、幅方向に反りが発生して送られてきた金属帯板
は、剪断装置より直前位置の搬送路に設けられたエキス
パンダロールにより、その幅方向の中央部から両縁部に
向けて張力が与えられ、幅方向に反りが発生していた金
属帯板は、剪断装置に向かう直前に矯正されて幅方向に
均一に平坦な形状となるので、剪断装置のカッタによっ
て設定したトリミング幅と同一寸法で幅方向の縁部を剪
断することができ、高精度の板幅寸法の金属帯板を得る
ことができる。
【0032】また、剪断される金属帯板がその幅方向に
均一に平坦な形状に矯正されることから、トリミング幅
を微小としても、確実に剪断装置のカッタが係合して剪
断を行うことができ、トリミング工程における金属帯板
の歩留りを向上させることができる。さらに、金属帯板
の幅方向の反りが矯正されることにより、剪断装置に向
かう金属帯板のバタツキ振動が皆無となり、剪断装置の
カッタは摩耗や損傷がほとんど発生しないので、トリミ
ング工程の生産能力を向上させることができる。
均一に平坦な形状に矯正されることから、トリミング幅
を微小としても、確実に剪断装置のカッタが係合して剪
断を行うことができ、トリミング工程における金属帯板
の歩留りを向上させることができる。さらに、金属帯板
の幅方向の反りが矯正されることにより、剪断装置に向
かう金属帯板のバタツキ振動が皆無となり、剪断装置の
カッタは摩耗や損傷がほとんど発生しないので、トリミ
ング工程の生産能力を向上させることができる。
【0033】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の効果を得ることができるとともに、剪断装置より直
後の位置の搬送路にもエキスパンダロールが配設されて
いるので、金属帯板の幅方向の平坦度をさらに高めるこ
とができ、トリミング幅の剪断精度を向上させることが
できる。そして、剪断装置の直前及び直後に2つのエキ
スパンダロールを配設することにより、従来技術のよう
にブライドルロールを配設しなくても、金属帯板の長手
方向の反りを防止するこができる。
載の効果を得ることができるとともに、剪断装置より直
後の位置の搬送路にもエキスパンダロールが配設されて
いるので、金属帯板の幅方向の平坦度をさらに高めるこ
とができ、トリミング幅の剪断精度を向上させることが
できる。そして、剪断装置の直前及び直後に2つのエキ
スパンダロールを配設することにより、従来技術のよう
にブライドルロールを配設しなくても、金属帯板の長手
方向の反りを防止するこができる。
【0034】一方、請求項3記載の発明は、金属帯板の
表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上下ロー
ルの外周面は、それらの軸方向の中央部に形成されたV
字形凸条の弾性変形により、金属帯板に対して幅方向の
中央部から両縁部に向けて張力を与え、このV字形凸条
の枝部から連続形成されて上下ロールの両端部の外周ま
で螺旋状に広がっている螺旋凸条の弾性変形により、金
属帯板は、さらに幅方向の両縁部に向けて張力を与えて
いく。これにより、幅方向に反りを発生した金属帯板を
上下ロール間に通過させるだけで、金属帯板を幅方向に
均一に平坦な形状に矯正し、正常なトリミング作業を行
うことができる。
表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上下ロー
ルの外周面は、それらの軸方向の中央部に形成されたV
字形凸条の弾性変形により、金属帯板に対して幅方向の
中央部から両縁部に向けて張力を与え、このV字形凸条
の枝部から連続形成されて上下ロールの両端部の外周ま
で螺旋状に広がっている螺旋凸条の弾性変形により、金
属帯板は、さらに幅方向の両縁部に向けて張力を与えて
いく。これにより、幅方向に反りを発生した金属帯板を
上下ロール間に通過させるだけで、金属帯板を幅方向に
均一に平坦な形状に矯正し、正常なトリミング作業を行
うことができる。
【0035】また、請求項4記載の発明は、上下ロール
を、それらの回転軸の長手方向の中央部が搬送路の下流
側に偏心するように湾曲して形成しているので、金属帯
板の表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上下
ロールの外周面は、その中央部を境として金属帯板の両
縁部側を向きながら回転し、金属帯板に対して幅方向の
中央部から両縁部に向けて張力を与えていく。これによ
り、幅方向に反りを発生した金属帯板を上下ロール間に
通過させるだけで、金属帯板を幅方向に均一に平坦な形
状として矯正し、正常なトリミング作業を行うことがで
きる。
を、それらの回転軸の長手方向の中央部が搬送路の下流
側に偏心するように湾曲して形成しているので、金属帯
板の表裏面と密接しながら互いに逆方向に回転する上下
ロールの外周面は、その中央部を境として金属帯板の両
縁部側を向きながら回転し、金属帯板に対して幅方向の
中央部から両縁部に向けて張力を与えていく。これによ
り、幅方向に反りを発生した金属帯板を上下ロール間に
通過させるだけで、金属帯板を幅方向に均一に平坦な形
状として矯正し、正常なトリミング作業を行うことがで
きる。
【図1】本発明のトリミング装置の配置を示す概略図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の剪断装置のカッタに金属帯板の幅方向
の縁部が剪断される状態を示した図である。
の縁部が剪断される状態を示した図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図5】エキスパンダロールを使用した本発明のトリミ
ング装置と従来のトリミング装置との比較図である。
ング装置と従来のトリミング装置との比較図である。
1 鋼帯(金属帯板) 1a、1b 鋼帯の幅方向縁部 2、3 剪断装置 2e、2d、3e、3d 回転カッタ(カッタ) 4、5、20、24 エキスパンダロール 6、21 上ロール 6a、7a、22 回転軸 6b、7b、23 弾性ロール 7 下ロール 10 V字形凸条 10a 頂部 10b、10c 枝部 11a、11b 螺旋凸条 C1 、C2 トリミング幅 T1 、T2 、T3 、T4 鋼帯の幅方向中央部から両縁
部に向けて与えられた張力
部に向けて与えられた張力
Claims (4)
- 【請求項1】 金属帯板の搬送路に沿って剪断装置を配
設し、搬送されてくる前記金属帯板の幅方向縁部に前記
剪断装置のカッタを位置させ、該幅方向縁部を所定のト
リミング幅で連続的に剪断していく金属帯板のトリミン
グ装置において、 前記剪断装置より直前位置の前記搬送路に、前記金属帯
板に対して該金属帯板の幅方向の中央部から両縁部に向
けて張力を与えるエキスパンダロールを設けたことを特
徴とする金属帯板のトリミング装置。 - 【請求項2】 金属帯板の搬送路に沿って剪断装置を配
設し、搬送されてくる前記金属帯板の幅方向縁部に前記
剪断装置のカッタを位置させ、該幅方向縁部を所定のト
リミング幅で連続的に剪断していく金属帯板のトリミン
グ装置において、 前記剪断装置より直前位置の前記搬送路と、前記剪断装
置より直後の位置の前記搬送路とに、前記金属帯板に対
して該金属帯板の幅方向の中央部から両縁部に向けて張
力を与えるエキスパンダロールを設けたことを特徴とす
る金属帯板のトリミング装置。 - 【請求項3】 前記エキスパンダロールを、搬送されて
きた前記金属帯板の表裏面に弾性体からなる外周面を密
接させながら互いに逆方向に回転する一対の上下ロール
により構成するとともに、これら上下ロールの外周面
に、ロールの軸方向の中央部に頂部が位置し、且つこの
頂部からロールの回転方向と逆向きの方向にV字状に開
いて前記外周面から突出するV字形凸条と、このV字形
凸条の2本の枝部から連続してロールの軸方向の両端側
までそれぞれ螺旋状に延在する2本の螺旋凸条とを形成
したことを特徴とする請求項1又は2記載の金属帯板の
トリミング装置。 - 【請求項4】 前記エキスパンダロールを、搬送されて
きた前記金属帯板の表裏面に弾性体からなる外周面を密
接させながら互いに逆方向に回転する一対の上下ロール
により構成するとともに、 これら上下ロールを、回転軸の長手方向の中央部が前記
搬送路の下流側に偏心するように湾曲して形成したこと
を特徴とする請求項1又は2記載の金属帯板のトリミン
グ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7638395A JPH08267309A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 金属帯板のトリミング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7638395A JPH08267309A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 金属帯板のトリミング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267309A true JPH08267309A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13603822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7638395A Pending JPH08267309A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 金属帯板のトリミング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08267309A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012143112A1 (en) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | Tata Steel Uk Limited | Side trimming apparatus for trimming longitudinal edges of a metal strip |
| CN108608050A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-10-02 | 北京轩宇智能科技有限公司 | 一种筒体容器的卧式冷压切割装置和方法 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7638395A patent/JPH08267309A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012143112A1 (en) * | 2011-04-21 | 2012-10-26 | Tata Steel Uk Limited | Side trimming apparatus for trimming longitudinal edges of a metal strip |
| CN108608050A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-10-02 | 北京轩宇智能科技有限公司 | 一种筒体容器的卧式冷压切割装置和方法 |
| CN108608050B (zh) * | 2018-03-30 | 2024-02-06 | 北京轩宇智能科技有限公司 | 一种筒体容器的卧式冷压切割装置和方法 |
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