JPH08245019A - シート状部材の送り装置 - Google Patents
シート状部材の送り装置Info
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- JPH08245019A JPH08245019A JP7936595A JP7936595A JPH08245019A JP H08245019 A JPH08245019 A JP H08245019A JP 7936595 A JP7936595 A JP 7936595A JP 7936595 A JP7936595 A JP 7936595A JP H08245019 A JPH08245019 A JP H08245019A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート状部材の斜行の高速修正と精密修正と
を良好に両立させることができ、斜行修正の信頼性を著
しく高めることができるシート状部材の送り装置の提
供。 【構成】 回転する一対の第1,第2ロール10,22
の間にシート状部材Pを挟み込んで移送させ、シート状
部材Pの斜行を検知したとき、一方のロール10,22
の中心軸線を他方のロール22,10の中心軸線に対し
て所定のスキュー角度で傾斜させ、シート状部材Pの斜
行を修正させるシート状部材の送り装置であつて、スキ
ュー角度の最大値θを±1°以下に設定すると共に、第
1ロール10の表層部をゴム質弾性体10aで形成し、
第2ロール22の表面を金属で形成し、かつ、ゴム質弾
性体10aの硬度を20°〜70°の範囲に設定する。
を良好に両立させることができ、斜行修正の信頼性を著
しく高めることができるシート状部材の送り装置の提
供。 【構成】 回転する一対の第1,第2ロール10,22
の間にシート状部材Pを挟み込んで移送させ、シート状
部材Pの斜行を検知したとき、一方のロール10,22
の中心軸線を他方のロール22,10の中心軸線に対し
て所定のスキュー角度で傾斜させ、シート状部材Pの斜
行を修正させるシート状部材の送り装置であつて、スキ
ュー角度の最大値θを±1°以下に設定すると共に、第
1ロール10の表層部をゴム質弾性体10aで形成し、
第2ロール22の表面を金属で形成し、かつ、ゴム質弾
性体10aの硬度を20°〜70°の範囲に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状部材の送り装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】シート状部材の送り装置と
しては、例えば電子写真装置のような印刷機において長
尺のシート状部材を送るために用いられる紙送り装置が
知られる。従来、電子写真装置の画像出力に用いられる
シート状部材である被搬送紙は、送り方向の寸法が最大
で約1.2mであり、予め所定長さに短く切断されたカ
ット紙が使用されていた。この寸法程度の長さの紙を送
る場合には、給紙された紙が斜行、つまり全体的に斜め
に進行し、紙幅方向に次第にずれながら前方に送られる
という現象はほとんど問題にならない。従つて、紙送り
装置に斜行を修正する機能は特に必要としなかつた。
しては、例えば電子写真装置のような印刷機において長
尺のシート状部材を送るために用いられる紙送り装置が
知られる。従来、電子写真装置の画像出力に用いられる
シート状部材である被搬送紙は、送り方向の寸法が最大
で約1.2mであり、予め所定長さに短く切断されたカ
ット紙が使用されていた。この寸法程度の長さの紙を送
る場合には、給紙された紙が斜行、つまり全体的に斜め
に進行し、紙幅方向に次第にずれながら前方に送られる
という現象はほとんど問題にならない。従つて、紙送り
装置に斜行を修正する機能は特に必要としなかつた。
【0003】ところが昨今、自動車、橋梁又はパイプラ
イン等の長手の図面を出力する際、従来の規格寸法の紙
では満足できる図面出力ができなくなつてきた。例え
ば、5m〜20mを連続出力し、1枚の図面として作成
したいという要求である。しかして、上記従来の電子写
真装置の紙送り装置では、紙送り部品の加工誤差や組立
誤差等によつて、これまで無視できたわずかな斜行が長
尺送りによつて拡大されてくる。このため、画像が紙か
ら大きく外れるという問題が発生してきた。例えば、紙
を1m送るのに1mm斜行したとすると、5mで5m
m、20mで20mmだけ紙の終端部がずれることにな
る。画像印字のために紙の余白が予め10mm設けられ
ているとしても、20m送れば10mmだけ画像が紙の
外にはみ出すことになる。
イン等の長手の図面を出力する際、従来の規格寸法の紙
では満足できる図面出力ができなくなつてきた。例え
ば、5m〜20mを連続出力し、1枚の図面として作成
したいという要求である。しかして、上記従来の電子写
真装置の紙送り装置では、紙送り部品の加工誤差や組立
誤差等によつて、これまで無視できたわずかな斜行が長
尺送りによつて拡大されてくる。このため、画像が紙か
ら大きく外れるという問題が発生してきた。例えば、紙
を1m送るのに1mm斜行したとすると、5mで5m
m、20mで20mmだけ紙の終端部がずれることにな
る。画像印字のために紙の余白が予め10mm設けられ
ているとしても、20m送れば10mmだけ画像が紙の
外にはみ出すことになる。
【0004】そこで、このような紙の斜行を修正する機
能を備える紙送り装置として、様々な機構が近時提案さ
れているが、これらは一般に機構が複雑で部品点数が多
くなつたり制御がやや難しい等の理由でコスト高となり
問題であつた。しかし、これら従来の紙送り装置の中で
特開平5−155470号公報に示されるものは、機構
や制御が簡易で、コスト高になる心配が少ない。この斜
行修正装置は、回転する2本のロールの一方を他方に対
して傾動(以下「スキュー」と称する。)させ、紙の幅
方向の運動を制御しようとするものである。
能を備える紙送り装置として、様々な機構が近時提案さ
れているが、これらは一般に機構が複雑で部品点数が多
くなつたり制御がやや難しい等の理由でコスト高となり
問題であつた。しかし、これら従来の紙送り装置の中で
特開平5−155470号公報に示されるものは、機構
や制御が簡易で、コスト高になる心配が少ない。この斜
行修正装置は、回転する2本のロールの一方を他方に対
して傾動(以下「スキュー」と称する。)させ、紙の幅
方向の運動を制御しようとするものである。
【0005】しかしながら、このような従来の紙送り装
置にあつては、ロールのスキュー角度を比較的大きく設
定することにより、紙送りに際する斜行を高速で修正す
ることは可能であるが、精密に修正することが困難であ
る。本発明は、本発明者等による種々の試験結果から、
紙送りの斜行の高速修正と精密修正とを両立させるため
には、スキュー角度を小さい範囲に設定し、かつ、金属
ロールの表面摩擦係数及びゴムロールの硬度を適正に設
定する必要があるという知見に基づいてなされたもので
ある。
置にあつては、ロールのスキュー角度を比較的大きく設
定することにより、紙送りに際する斜行を高速で修正す
ることは可能であるが、精密に修正することが困難であ
る。本発明は、本発明者等による種々の試験結果から、
紙送りの斜行の高速修正と精密修正とを両立させるため
には、スキュー角度を小さい範囲に設定し、かつ、金属
ロールの表面摩擦係数及びゴムロールの硬度を適正に設
定する必要があるという知見に基づいてなされたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は次
の通りである。請求項1の発明の構成は、回転する一対
の第1,第2ロール10,22の間にシート状部材Pを
挟み込んで移送させ、シート状部材Pの斜行を検知した
とき、一方のロール10,22の中心軸線を他方のロー
ル22,10の中心軸線に対して所定のスキュー角度で
正逆に傾斜させ、シート状部材Pの斜行を修正させるシ
ート状部材の送り装置であつて、スキュー角度の最大値
θを±1°以下に設定すると共に、第1ロール10の表
層部をゴム質弾性体10aで形成し、第2ロール22の
表面を金属で形成し、かつ、前記ゴム質弾性体10aの
硬度を20°〜70°の範囲に設定することを特徴とす
るシート状部材の送り装置である。請求項2の発明の構
成は、第2ロール22の表面のシート状部材Pに対する
摩擦係数を、第1ロール10の表面の摩擦係数よりも小
さく、かつ、0を超えて0.5以下の範囲に設定するこ
とを特徴とする請求項1のシート状部材の送り装置であ
る。
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は次
の通りである。請求項1の発明の構成は、回転する一対
の第1,第2ロール10,22の間にシート状部材Pを
挟み込んで移送させ、シート状部材Pの斜行を検知した
とき、一方のロール10,22の中心軸線を他方のロー
ル22,10の中心軸線に対して所定のスキュー角度で
正逆に傾斜させ、シート状部材Pの斜行を修正させるシ
ート状部材の送り装置であつて、スキュー角度の最大値
θを±1°以下に設定すると共に、第1ロール10の表
層部をゴム質弾性体10aで形成し、第2ロール22の
表面を金属で形成し、かつ、前記ゴム質弾性体10aの
硬度を20°〜70°の範囲に設定することを特徴とす
るシート状部材の送り装置である。請求項2の発明の構
成は、第2ロール22の表面のシート状部材Pに対する
摩擦係数を、第1ロール10の表面の摩擦係数よりも小
さく、かつ、0を超えて0.5以下の範囲に設定するこ
とを特徴とする請求項1のシート状部材の送り装置であ
る。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、回転する一対の第
1,第2ロール10,22の間にシート状部材Pを挟み
込んで移送させ、シート状部材Pの斜行を検知したと
き、一方のロール10,22の中心軸線を他方のロール
22,10の中心軸線に対して所定のスキュー角度で正
逆に傾斜させ、シート状部材Pの斜行を修正させる。そ
の際、一方のロール10,22の中心軸線を中立位置か
ら傾斜させるスキュー角度の最大値θを±1°以下に設
定したので、第2ロール22のスキューを精密かつ高速
で行うことができる。スキュー角度の最大値±θを大き
く設定した場合には、第2ロール22が所定角度位置に
までスキューするのに長時間を要すると共に、大小各種
のスキュー角度を精密に制御して与えることが簡単な構
造によつては困難になる。
1,第2ロール10,22の間にシート状部材Pを挟み
込んで移送させ、シート状部材Pの斜行を検知したと
き、一方のロール10,22の中心軸線を他方のロール
22,10の中心軸線に対して所定のスキュー角度で正
逆に傾斜させ、シート状部材Pの斜行を修正させる。そ
の際、一方のロール10,22の中心軸線を中立位置か
ら傾斜させるスキュー角度の最大値θを±1°以下に設
定したので、第2ロール22のスキューを精密かつ高速
で行うことができる。スキュー角度の最大値±θを大き
く設定した場合には、第2ロール22が所定角度位置に
までスキューするのに長時間を要すると共に、大小各種
のスキュー角度を精密に制御して与えることが簡単な構
造によつては困難になる。
【0008】加えて、上記のようにスキュー角度の最大
値±θを小さく設定すると共に、第1ロール10のゴム
質弾性体10aの硬度を20°〜70°の範囲に設定し
たので、シート状部材Pの斜行の修正を精密かつ高速で
行うことができる。すなわち、表面が金属からなる第2
ロール22の表面摩擦係数が同じであれば、斜行修正角
度は第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度にほぼ
反比例する。従つて、高速かつ精緻な斜行修正を行うた
めには第1ロール10の硬度が低い方がよい。しかし、
第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度が低過ぎる
場合には、ゴム質弾性体10aの表面を円筒面に加工す
る精密加工が困難となると共に、特に斜行修正時以外の
通常の直進送り時にシート状部材Pの送りが不安定にな
るので、20°以上とする。
値±θを小さく設定すると共に、第1ロール10のゴム
質弾性体10aの硬度を20°〜70°の範囲に設定し
たので、シート状部材Pの斜行の修正を精密かつ高速で
行うことができる。すなわち、表面が金属からなる第2
ロール22の表面摩擦係数が同じであれば、斜行修正角
度は第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度にほぼ
反比例する。従つて、高速かつ精緻な斜行修正を行うた
めには第1ロール10の硬度が低い方がよい。しかし、
第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度が低過ぎる
場合には、ゴム質弾性体10aの表面を円筒面に加工す
る精密加工が困難となると共に、特に斜行修正時以外の
通常の直進送り時にシート状部材Pの送りが不安定にな
るので、20°以上とする。
【0009】すなわち、一般には、加工精度を上げるた
めに第1ロール10のゴム質弾性体10aに高い硬度が
要求されるが、高速かつ精緻な斜行修正機能の確保と加
工精度の向上との調和点として、第1ロール10のゴム
質弾性体10aの硬度を上記の範囲に設定する。第1ロ
ール10のゴム質弾性体10aの加工精度は、所詮、材
料の制約から硬度をいくら上げても加工精度を金属製の
第2ロール22程度には上げられないため、シート状部
材Pの斜行は免れない。よつて、加工精度を若干犠牲に
しても高速かつ精緻な斜行修正機能を優先させる意義が
ある。
めに第1ロール10のゴム質弾性体10aに高い硬度が
要求されるが、高速かつ精緻な斜行修正機能の確保と加
工精度の向上との調和点として、第1ロール10のゴム
質弾性体10aの硬度を上記の範囲に設定する。第1ロ
ール10のゴム質弾性体10aの加工精度は、所詮、材
料の制約から硬度をいくら上げても加工精度を金属製の
第2ロール22程度には上げられないため、シート状部
材Pの斜行は免れない。よつて、加工精度を若干犠牲に
しても高速かつ精緻な斜行修正機能を優先させる意義が
ある。
【0010】請求項2の発明によれば、第2ロール22
の表面のシート状部材Pに対する摩擦係数を、第1ロー
ル10の表面の摩擦係数よりも小さく、かつ、0を超え
て0.5以下の範囲に設定するので、シート状部材Pの
斜行の修正を更に精密かつ高速で行うことができる。す
なわち、高速でシート状部材Pの斜行を修正するために
は、金属製の第2ロール22のシート状部材Pに対する
表面摩擦係数が大きい方がよいが、大き過ぎる場合には
修正動作が不安定になり、また、スキュー動作又は送り
動作によつて軟質なシート状部材Pに損傷を与え、品質
低下を生ずる恐れがある。
の表面のシート状部材Pに対する摩擦係数を、第1ロー
ル10の表面の摩擦係数よりも小さく、かつ、0を超え
て0.5以下の範囲に設定するので、シート状部材Pの
斜行の修正を更に精密かつ高速で行うことができる。す
なわち、高速でシート状部材Pの斜行を修正するために
は、金属製の第2ロール22のシート状部材Pに対する
表面摩擦係数が大きい方がよいが、大き過ぎる場合には
修正動作が不安定になり、また、スキュー動作又は送り
動作によつて軟質なシート状部材Pに損傷を与え、品質
低下を生ずる恐れがある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図6は本発明の1実施例に係るシー
ト状部材の送り装置を示す。図1中において符号10は
駆動ロールである第1ロールを示し、第1ロール10
は、金属製(鋼製)のロール部材10bの円筒表面部に
ゴム又はエラストマーからなるゴム質弾性体10aを固
着して形成されている。第1ロール10は、対向配置さ
れた固定の側板12,13に両端の軸部がそれぞれ回転
自在に支持され、スキュー動作はせず、回転駆動装置1
1によつて回転駆動される。
て説明する。図1〜図6は本発明の1実施例に係るシー
ト状部材の送り装置を示す。図1中において符号10は
駆動ロールである第1ロールを示し、第1ロール10
は、金属製(鋼製)のロール部材10bの円筒表面部に
ゴム又はエラストマーからなるゴム質弾性体10aを固
着して形成されている。第1ロール10は、対向配置さ
れた固定の側板12,13に両端の軸部がそれぞれ回転
自在に支持され、スキュー動作はせず、回転駆動装置1
1によつて回転駆動される。
【0012】第1ロールと対をなす従動ロールである第
2ロール22は、第1ロール10の上方に配置され、少
なくとも円筒表面が高剛性材、具体的には金属(鋼)で
形成されている。実際には、第2ロール22は全体が金
属で形成されている。第2ロール22は、他方(図1上
で左方)の側板12に他端の軸部が回転自在、かつ、若
干の揺動自在に例えば球面軸受によつて支持され、スキ
ュー動作を行う。スキュー動作は、第2ロール22の一
端の軸部22aがスキュー駆動装置3によつて揺動駆動
されて行われる。
2ロール22は、第1ロール10の上方に配置され、少
なくとも円筒表面が高剛性材、具体的には金属(鋼)で
形成されている。実際には、第2ロール22は全体が金
属で形成されている。第2ロール22は、他方(図1上
で左方)の側板12に他端の軸部が回転自在、かつ、若
干の揺動自在に例えば球面軸受によつて支持され、スキ
ュー動作を行う。スキュー動作は、第2ロール22の一
端の軸部22aがスキュー駆動装置3によつて揺動駆動
されて行われる。
【0013】スキュー駆動装置3は、第1ロール10の
一端の軸部に回転自在に支持したウォームホイール16
と、ウォームホイール16に噛合するウォーム18と、
ウォーム18を正逆に回転駆動するモータ20とを有
し、第2ロール22の一端の軸部22aは、ウォームホ
イール16に固着した揺動板14に回転自在、かつ、若
干の揺動自在に支持されている。具体的には、第2ロー
ル22の一端の軸部22aは、両ロール10,22の中
心軸線を結ぶ方向に延在させて、揺動板14に形成した
長穴14aに球面軸受23を介して摺動自在に挿入され
ている。従つて、第2ロール22の一端の軸部22a
は、一方の側板13に干渉しないように位置している。
また、ウォームホイール16の中心Oは、図2に示すよ
うに第1ロール10の中心軸線と合致している。
一端の軸部に回転自在に支持したウォームホイール16
と、ウォームホイール16に噛合するウォーム18と、
ウォーム18を正逆に回転駆動するモータ20とを有
し、第2ロール22の一端の軸部22aは、ウォームホ
イール16に固着した揺動板14に回転自在、かつ、若
干の揺動自在に支持されている。具体的には、第2ロー
ル22の一端の軸部22aは、両ロール10,22の中
心軸線を結ぶ方向に延在させて、揺動板14に形成した
長穴14aに球面軸受23を介して摺動自在に挿入され
ている。従つて、第2ロール22の一端の軸部22a
は、一方の側板13に干渉しないように位置している。
また、ウォームホイール16の中心Oは、図2に示すよ
うに第1ロール10の中心軸線と合致している。
【0014】しかして、モータ20によつてウォーム1
8を回転駆動すれば、ウォームホイール16及び揺動板
14が第1ロール10の中心軸線を中心として一体に回
動する。これにより、揺動板14に一端の軸部22aが
回転自在に支持された第2ロール22が、第1ロール1
0の外周面に沿つて移動する。なお、第2ロール22の
一端の軸部22aは、図外のスプリングからなる弾性的
付勢機構により、第1ロール10の外周面に所定の押圧
力によつて常時押圧されている。これにより、第1ロー
ル10のゴム質弾性体10aが形成する円筒面とこれに
押し付けられた第2ロール22の円筒面との間の接触部
には、ゴム質弾性体10aの円筒表面部の弾性変形によ
つて帯状のニップラインが接触面として形成される。
8を回転駆動すれば、ウォームホイール16及び揺動板
14が第1ロール10の中心軸線を中心として一体に回
動する。これにより、揺動板14に一端の軸部22aが
回転自在に支持された第2ロール22が、第1ロール1
0の外周面に沿つて移動する。なお、第2ロール22の
一端の軸部22aは、図外のスプリングからなる弾性的
付勢機構により、第1ロール10の外周面に所定の押圧
力によつて常時押圧されている。これにより、第1ロー
ル10のゴム質弾性体10aが形成する円筒面とこれに
押し付けられた第2ロール22の円筒面との間の接触部
には、ゴム質弾性体10aの円筒表面部の弾性変形によ
つて帯状のニップラインが接触面として形成される。
【0015】しかして、第1ロール10を回転駆動装置
11によつて回転駆動すれば、第1ロール10に後述す
る所定の摩擦力で圧接する第2ロール22が一体回転す
るので、両ロール10,22間に送り込んだシート状部
材P(通常は紙)を挟み込んで所定の排出方向に移送す
ることができる。また、両ロール10,22の送り方向
前方であつて、シート状部材Pの幅方向の両側には、そ
れぞれ斜行検出センサ24,26を設置する。斜行検出
センサ24,26は、それぞれシート状部材Pが斜行し
て端縁が接近した際、この端縁の接近を検出して検出信
号を出力する。各斜行検出センサ24,26による検出
動作は、常時又は所定時間毎に行われる。
11によつて回転駆動すれば、第1ロール10に後述す
る所定の摩擦力で圧接する第2ロール22が一体回転す
るので、両ロール10,22間に送り込んだシート状部
材P(通常は紙)を挟み込んで所定の排出方向に移送す
ることができる。また、両ロール10,22の送り方向
前方であつて、シート状部材Pの幅方向の両側には、そ
れぞれ斜行検出センサ24,26を設置する。斜行検出
センサ24,26は、それぞれシート状部材Pが斜行し
て端縁が接近した際、この端縁の接近を検出して検出信
号を出力する。各斜行検出センサ24,26による検出
動作は、常時又は所定時間毎に行われる。
【0016】しかして、一方の斜行検知センサ24によ
つてシート状部材Pの図1上での左方への斜行を検出し
た際、その検出信号に基づいてモータ20が一方向に所
定時間回転駆動され、スキュー駆動装置3の作動によつ
て第2ロール22の一端の軸部22aが図1上で下方
(図3上でB方向)に移動される。逆に、他方の斜行検
知センサ26によつてシート状部材Pの図1上での右方
への斜行を検出した際には、その検出信号に基づいてモ
ータ20が他方向に所定時間回転駆動され、スキュー駆
動装置3の作動によつて第2ロール22の一端の軸部2
2aが図1上で上方(図3上でC方向)に移動される。
これにより、第2ロール22が他方の側板12の支持部
を支点としてスキューし、シート状部材Pに対する斜行
修正が行われる。
つてシート状部材Pの図1上での左方への斜行を検出し
た際、その検出信号に基づいてモータ20が一方向に所
定時間回転駆動され、スキュー駆動装置3の作動によつ
て第2ロール22の一端の軸部22aが図1上で下方
(図3上でB方向)に移動される。逆に、他方の斜行検
知センサ26によつてシート状部材Pの図1上での右方
への斜行を検出した際には、その検出信号に基づいてモ
ータ20が他方向に所定時間回転駆動され、スキュー駆
動装置3の作動によつて第2ロール22の一端の軸部2
2aが図1上で上方(図3上でC方向)に移動される。
これにより、第2ロール22が他方の側板12の支持部
を支点としてスキューし、シート状部材Pに対する斜行
修正が行われる。
【0017】上記第2ロール22のスキュー角度は、図
3に示すように他方の側板12の支持部を支点とする両
側の線B及び線Cに挟まれた範囲であり、スキュー角度
の最大値は、第1ロール10の中心軸線Aの両側にそれ
ぞれθである。ここで、スキュー角度の最大値±θは、
±1°以下、好ましくは±0.5°以下、できれば±
0.3°以下に設定する。これにより、第2ロール22
のスキューを精密かつ高速で行わせることができる。
3に示すように他方の側板12の支持部を支点とする両
側の線B及び線Cに挟まれた範囲であり、スキュー角度
の最大値は、第1ロール10の中心軸線Aの両側にそれ
ぞれθである。ここで、スキュー角度の最大値±θは、
±1°以下、好ましくは±0.5°以下、できれば±
0.3°以下に設定する。これにより、第2ロール22
のスキューを精密かつ高速で行わせることができる。
【0018】そして、第2ロール22のスキュー角度の
最大値±θを小さく設定した状態で、斜行修正作用を良
好に発揮させる上で、第1ロール10のゴム質弾性体1
0aの硬度及び金属製の第2ロール22の表面摩擦係数
が、極めて重要になる。第2ロール22のスキューによ
る斜行修正作用は、次のように考えられる。 .第2ロール22のスキュー動作自体によつて発生す
るスラスト力による斜行修正作用。 .第2ロール22をスキューさせた状態で、シート状
部材Pを挟んで両ロール10,22を回転させることに
よる斜行修正作用。 硬質の第2ロール22を第1ロール10のゴム質弾性体
10aに対してスキューさせれば、相対すべりによるス
ラスト力が帯状のニップラインに発生する。このスラス
ト力は、第2ロール22の表面摩擦係数及びスキュー角
度に比例し、ゴム質弾性体10aの硬度に反比例する傾
向がある。
最大値±θを小さく設定した状態で、斜行修正作用を良
好に発揮させる上で、第1ロール10のゴム質弾性体1
0aの硬度及び金属製の第2ロール22の表面摩擦係数
が、極めて重要になる。第2ロール22のスキューによ
る斜行修正作用は、次のように考えられる。 .第2ロール22のスキュー動作自体によつて発生す
るスラスト力による斜行修正作用。 .第2ロール22をスキューさせた状態で、シート状
部材Pを挟んで両ロール10,22を回転させることに
よる斜行修正作用。 硬質の第2ロール22を第1ロール10のゴム質弾性体
10aに対してスキューさせれば、相対すべりによるス
ラスト力が帯状のニップラインに発生する。このスラス
ト力は、第2ロール22の表面摩擦係数及びスキュー角
度に比例し、ゴム質弾性体10aの硬度に反比例する傾
向がある。
【0019】上記.による斜行修正作用は、第2ロー
ル22とシート状部材Pとの間のすべりによつて生ずる
が、スキューの往き動作及び帰り動作でそれぞれ生じ、
往き・帰りで相殺される。従つて、上記.による斜行
修正作用は、実質的に得られない。加えて、スキュー角
度の最大値±θが±1°以下と小さいので、スラスト力
の発生もわずかであり、上記.による往き・帰りでわ
ずかに生じ得る差は無視できる。
ル22とシート状部材Pとの間のすべりによつて生ずる
が、スキューの往き動作及び帰り動作でそれぞれ生じ、
往き・帰りで相殺される。従つて、上記.による斜行
修正作用は、実質的に得られない。加えて、スキュー角
度の最大値±θが±1°以下と小さいので、スラスト力
の発生もわずかであり、上記.による往き・帰りでわ
ずかに生じ得る差は無視できる。
【0020】上記.による斜行修正作用は、第2ロー
ル22と第1ロール10とが中心軸線を交差させて回転
することに起因して生ずる。すなわち、第2ロール22
をスキューさせれば、傾斜させた状態の第2ロール22
がシート状部材Pを介して第1ロール10のゴム質弾性
体10aに接触し、帯状のニップラインを傾斜状態に形
成するので、両ロールの接触面で異なる円周方向の送り
が与えられ、傾斜させた第2ロール22による送りはシ
ート状部材Pの斜行を修正する方向になる。
ル22と第1ロール10とが中心軸線を交差させて回転
することに起因して生ずる。すなわち、第2ロール22
をスキューさせれば、傾斜させた状態の第2ロール22
がシート状部材Pを介して第1ロール10のゴム質弾性
体10aに接触し、帯状のニップラインを傾斜状態に形
成するので、両ロールの接触面で異なる円周方向の送り
が与えられ、傾斜させた第2ロール22による送りはシ
ート状部材Pの斜行を修正する方向になる。
【0021】このスキュー状態での両ロール10,22
の帯状のニップラインは、一般に第1ロール10のゴム
質弾性体10aの硬度が低いほど広くなり、また、第1
ロール10のゴム質弾性体10aの硬度が低いほど第2
ロール22による送り方向に第1ロール10のゴム質弾
性体10aが変形追随し易くなるので、第2ロール22
によるシート状部材Pの斜行修正作用が大きくなる。ま
た、両ロール10,22の帯状のニップラインが同じ大
きさ(第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度が同
じ)であれば、第2ロール22のシート状部材Pに対す
る表面摩擦係数が大きいほどシート状部材Pの斜行修正
作用が大きく得られる。
の帯状のニップラインは、一般に第1ロール10のゴム
質弾性体10aの硬度が低いほど広くなり、また、第1
ロール10のゴム質弾性体10aの硬度が低いほど第2
ロール22による送り方向に第1ロール10のゴム質弾
性体10aが変形追随し易くなるので、第2ロール22
によるシート状部材Pの斜行修正作用が大きくなる。ま
た、両ロール10,22の帯状のニップラインが同じ大
きさ(第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度が同
じ)であれば、第2ロール22のシート状部材Pに対す
る表面摩擦係数が大きいほどシート状部材Pの斜行修正
作用が大きく得られる。
【0022】そこで、第1ロール10のゴム質弾性体1
0aは、硬度20°〜70°、好ましくは30°〜60
°の範囲に設定する。このように第1ロール10の硬度
を低く設定することにより、表面が金属からなる第2ロ
ール22の表面摩擦係数が同じものとして、第1ロール
10のゴム質弾性体10aの硬度にほぼ反比例して得ら
れる斜行修正角度を大きくすることができ、高速での斜
行修正が可能となる。しかし、第1ロール10のゴム質
弾性体10aの硬度が低過ぎる場合には、ゴム質弾性体
10aの表面を円筒面に加工する精密加工が困難となる
と共に、特に斜行修正時以外の通常の直進送り時にシー
ト状部材Pの送りが不安定に行われるので、加工精度の
向上と高速かつ精緻な斜行修正機能の確保との調和点と
して、20°以上、好ましくは30°とする。
0aは、硬度20°〜70°、好ましくは30°〜60
°の範囲に設定する。このように第1ロール10の硬度
を低く設定することにより、表面が金属からなる第2ロ
ール22の表面摩擦係数が同じものとして、第1ロール
10のゴム質弾性体10aの硬度にほぼ反比例して得ら
れる斜行修正角度を大きくすることができ、高速での斜
行修正が可能となる。しかし、第1ロール10のゴム質
弾性体10aの硬度が低過ぎる場合には、ゴム質弾性体
10aの表面を円筒面に加工する精密加工が困難となる
と共に、特に斜行修正時以外の通常の直進送り時にシー
ト状部材Pの送りが不安定に行われるので、加工精度の
向上と高速かつ精緻な斜行修正機能の確保との調和点と
して、20°以上、好ましくは30°とする。
【0024】一方、金属製の第2ロール22のシート状
部材Pに対する表面摩擦係数は、第1ロール10のゴム
質弾性体10aよりも小さく、かつ、0を超えて0.5
以下の範囲、好ましくは0.1〜0.4の範囲に設定す
る。これにより、第2ロール22の表面摩擦係数を大き
くして斜行修正の高速化を図りつつ、表面摩擦係数が大
き過ぎることによる弊害、つまり斜行修正動作が不安定
になり、また、スキュー動作又は送り動作によつて軟質
なシート状部材Pに損傷を与え、品質低下を生ずる恐れ
があるという弊害を抑制させる。なお、表面摩擦係数が
小さい(0.1未満)場合は、第2ロール22とシート
状部材Pとの間のすべりが大きくなり、表面摩擦係数が
大きい(0.1〜0.4)場合と比較して、斜行修正の
機能が若干低下する。
部材Pに対する表面摩擦係数は、第1ロール10のゴム
質弾性体10aよりも小さく、かつ、0を超えて0.5
以下の範囲、好ましくは0.1〜0.4の範囲に設定す
る。これにより、第2ロール22の表面摩擦係数を大き
くして斜行修正の高速化を図りつつ、表面摩擦係数が大
き過ぎることによる弊害、つまり斜行修正動作が不安定
になり、また、スキュー動作又は送り動作によつて軟質
なシート状部材Pに損傷を与え、品質低下を生ずる恐れ
があるという弊害を抑制させる。なお、表面摩擦係数が
小さい(0.1未満)場合は、第2ロール22とシート
状部材Pとの間のすべりが大きくなり、表面摩擦係数が
大きい(0.1〜0.4)場合と比較して、斜行修正の
機能が若干低下する。
【0025】次に、上記実施例の作用について説明す
る。当初、第2ロール22及び第1ロール10の中心軸
線は平行をなし、図1に示す平面視で両ロール10,2
2の中心軸線が重なり合い、図3に示す第1ロール10
の中心軸線Aに一致している。シート状部材Pが図1上
で下方から上方(図2上で左方から右方)に送り出され
ている状態で、両斜行検知センサ24,26によつてシ
ート状部材Pの端縁の接近が検出されない間は、シート
状部材Pは回転する一対の両ロール10,22間に挟ま
れて直進状態で搬送される。
る。当初、第2ロール22及び第1ロール10の中心軸
線は平行をなし、図1に示す平面視で両ロール10,2
2の中心軸線が重なり合い、図3に示す第1ロール10
の中心軸線Aに一致している。シート状部材Pが図1上
で下方から上方(図2上で左方から右方)に送り出され
ている状態で、両斜行検知センサ24,26によつてシ
ート状部材Pの端縁の接近が検出されない間は、シート
状部材Pは回転する一対の両ロール10,22間に挟ま
れて直進状態で搬送される。
【0026】従つて、帯状のニップラインの中心線も第
1ロール10の中心軸線Aと一致しているはずである
が、各ロール10,22の製作精度、取付精度などを起
因として、ニップラインが中心軸線Aを中心線とする長
方形を正確に形成していない場合には、シート状部材P
は左右いずれかにずれて送り出されることになる。シー
ト状部材Pが図1上で例えば左方向にずれ始めれば、一
方の斜行検知センサ24によつてシート状部材Pの端縁
が検出され、一方の斜行検知センサ24からの検知信号
に基づいてモータ20が一方向に回転駆動され、ウォー
ム18を介してウォームホイール16が図2上で反時計
回り方向に回動する。
1ロール10の中心軸線Aと一致しているはずである
が、各ロール10,22の製作精度、取付精度などを起
因として、ニップラインが中心軸線Aを中心線とする長
方形を正確に形成していない場合には、シート状部材P
は左右いずれかにずれて送り出されることになる。シー
ト状部材Pが図1上で例えば左方向にずれ始めれば、一
方の斜行検知センサ24によつてシート状部材Pの端縁
が検出され、一方の斜行検知センサ24からの検知信号
に基づいてモータ20が一方向に回転駆動され、ウォー
ム18を介してウォームホイール16が図2上で反時計
回り方向に回動する。
【0027】これにより、ウォームホイール16と一体
の揺動板14も反時計回り方向に揺動し、第2ロール2
2の中心軸線が図3の線Bに向けてスキューする。従つ
て、帯状のニップラインも図3上で右下がりのものとな
り、シート状部材Pは右方に修正されながら前方に送ら
れ、左方向の斜行が修正される。このようにして行われ
る斜行修正に際し、スキュー角度の最大値±θは、±1
°以下に設定され、また、第1ロール10の硬度が20
°〜70°に設定され、かつ、第2ロール22の表面の
シート状部材Pに対する摩擦係数が0を超えて0.5以
下の範囲に設定されている。その結果、斜行の高速修正
動作と精密修正動作とが良好に両立して得られる。
の揺動板14も反時計回り方向に揺動し、第2ロール2
2の中心軸線が図3の線Bに向けてスキューする。従つ
て、帯状のニップラインも図3上で右下がりのものとな
り、シート状部材Pは右方に修正されながら前方に送ら
れ、左方向の斜行が修正される。このようにして行われ
る斜行修正に際し、スキュー角度の最大値±θは、±1
°以下に設定され、また、第1ロール10の硬度が20
°〜70°に設定され、かつ、第2ロール22の表面の
シート状部材Pに対する摩擦係数が0を超えて0.5以
下の範囲に設定されている。その結果、斜行の高速修正
動作と精密修正動作とが良好に両立して得られる。
【0028】一方、シート状部材Pが図1上で右方向に
ずれた場合には、他方の斜行検知センサ26からの検知
信号に基づいてモータ20が回転駆動され、上記と同様
にして揺動板14が図2上で時計回り方向に揺動し、第
2ロール22は、その中心軸線が、図3の線Cに近付く
方向に移動する。これにより、シート状部材Pは左側に
ずれながら前方に送られることになり、右方向のずれが
修正される。各斜行検出センサ24,26による検出動
作が常時行われる場合には、モータ20を検出信号の有
無に応じて回転駆動し、また、検出動作が所定時間毎に
行われる場合には、モータ20を所定時間だけ回転駆動
すればよい。斜行検知センサ24,26からの検知信号
が無くなれば、修正動作も停止する。このようにして、
シート状部材Pの斜行が修正され、シート状部材Pが所
定方向に直進的に送られる。
ずれた場合には、他方の斜行検知センサ26からの検知
信号に基づいてモータ20が回転駆動され、上記と同様
にして揺動板14が図2上で時計回り方向に揺動し、第
2ロール22は、その中心軸線が、図3の線Cに近付く
方向に移動する。これにより、シート状部材Pは左側に
ずれながら前方に送られることになり、右方向のずれが
修正される。各斜行検出センサ24,26による検出動
作が常時行われる場合には、モータ20を検出信号の有
無に応じて回転駆動し、また、検出動作が所定時間毎に
行われる場合には、モータ20を所定時間だけ回転駆動
すればよい。斜行検知センサ24,26からの検知信号
が無くなれば、修正動作も停止する。このようにして、
シート状部材Pの斜行が修正され、シート状部材Pが所
定方向に直進的に送られる。
【0029】上記実施例に係るシート状部材の送り装置
を用いて、ロール10,22の表面摩擦係数、表面硬度
及びスキュー角度と斜行修正速度(シート状部材Pを1
m送つたときの横ずれ量(mm))の関係を確認するた
めの実験を行つた。 (I)装置条件 鋼製の第2ロール22のサイズ:外径20mm、長さ7
00mm 第1ロール10のサイズ:外径25mm、長さ700m
m シート状部材Pの送り速度 :50mm/sec
を用いて、ロール10,22の表面摩擦係数、表面硬度
及びスキュー角度と斜行修正速度(シート状部材Pを1
m送つたときの横ずれ量(mm))の関係を確認するた
めの実験を行つた。 (I)装置条件 鋼製の第2ロール22のサイズ:外径20mm、長さ7
00mm 第1ロール10のサイズ:外径25mm、長さ700m
m シート状部材Pの送り速度 :50mm/sec
【0030】 (実験1)スキュー角度と斜行修正速度 条件 スキュー角度 :±0.1°、±0.2°、±0.3°、 ±0.4° 第2ロール22の表面摩擦係数(μs) :0.12、0.33 第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度 :60°
【0031】実験結果を示す図4から次のことが知られ
た。 (1)斜行修正速度はスキュー角度にほぼ比例する。 (2)斜行修正の向きはスキュー角度の向きに一致す
る。 (3)上記(1),(2)の関係は第2ロール22の表
面摩擦係数が変わつても成り立つ。 (4)第2ロール22のスキュー動作及びその復帰動作
自体で被搬送紙Pが動くことはなかつた。
た。 (1)斜行修正速度はスキュー角度にほぼ比例する。 (2)斜行修正の向きはスキュー角度の向きに一致す
る。 (3)上記(1),(2)の関係は第2ロール22の表
面摩擦係数が変わつても成り立つ。 (4)第2ロール22のスキュー動作及びその復帰動作
自体で被搬送紙Pが動くことはなかつた。
【0032】 (実験2)鋼製の第2ロール22の表面摩擦係数と斜行修正速度 条件 スキュー角度 :+0.4° 第2ロール22の表面摩擦係数 :0.12、0.21、0.33 第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度 :40°、60°
【0033】実験結果を示す図5から次のことが知られ
た。 (1)斜行修正速度はほぼ第2ロール22の表面摩擦係
数に比例する。 (2)第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度によ
らず(1)は成り立つ。
た。 (1)斜行修正速度はほぼ第2ロール22の表面摩擦係
数に比例する。 (2)第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度によ
らず(1)は成り立つ。
【0034】 (実験3)第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度と斜行修正速度 条件 スキュー角度 :+0.2°、+0.4° 鋼製の第2ロール22の表面摩擦係数(μs) :0.33 第1ロール10のゴム質弾性体10aの硬度 :40°、60°、70°
【0035】実験結果を示す図6から次のことが知られ
る。 (1)斜行修正速度はゴム質弾性体10aの硬度に対し
てほぼ反比例の関係がある。 (2)斜行修正速度はゴム質弾性体10aの硬度が同じ
であれば、スキュー角度にほぼ比例する関係がある。
る。 (1)斜行修正速度はゴム質弾性体10aの硬度に対し
てほぼ反比例の関係がある。 (2)斜行修正速度はゴム質弾性体10aの硬度が同じ
であれば、スキュー角度にほぼ比例する関係がある。
【0036】ところで、本発明は、電子写真装置のよう
に印刷機に限らず、製紙機械やフィルム装置にも適用で
きるものである。また、上記の実施例にあつては、第2
ロール22の他端の軸部を支点とし、一端の軸部22a
側を移動させてスキュー動作を行うように構成したが、
帯状のニップラインがスキューすればよく、第2ロール
22の中心軸線方向の中間部を支点としてスキュー動作
を行うことも可能であり、更には、第1ロール10にス
キュー動作を与えることも可能である。
に印刷機に限らず、製紙機械やフィルム装置にも適用で
きるものである。また、上記の実施例にあつては、第2
ロール22の他端の軸部を支点とし、一端の軸部22a
側を移動させてスキュー動作を行うように構成したが、
帯状のニップラインがスキューすればよく、第2ロール
22の中心軸線方向の中間部を支点としてスキュー動作
を行うことも可能であり、更には、第1ロール10にス
キュー動作を与えることも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明によれば、シート状部材の斜行の高速修正と精密
修正とを良好に両立させることができ、斜行修正の信頼
性を著しく高めることができる。
本発明によれば、シート状部材の斜行の高速修正と精密
修正とを良好に両立させることができ、斜行修正の信頼
性を著しく高めることができる。
【図1】 本発明の1実施例に係るシート状部材の送り
装置を示す平面図。
装置を示す平面図。
【図2】 同じく側板を省略した側面図。
【図3】 同じくスキュー角度の最大値を示す図。
【図4】 同じく実験1の結果を示す図。
【図5】 同じく実験2の結果を示す図。
【図6】 同じく実験3の結果を示す図。
10:第1ロール、10a:ゴム質弾性体、22:第2
ロール、P:シート状部材、θ:スキュー角度の最大
値。
ロール、P:シート状部材、θ:スキュー角度の最大
値。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転する一対の第1,第2ロール(1
0,22)の間にシート状部材(P)を挟み込んで移送
させ、シート状部材(P)の斜行を検知したとき、一方
のロール(10,22)の中心軸線を他方のロール(2
2,10)の中心軸線に対して所定のスキュー角度で正
逆に傾斜させ、シート状部材(P)の斜行を修正させる
シート状部材の送り装置であつて、スキュー角度の最大
値(θ)を±1°以下に設定すると共に、第1ロール
(10)の表層部をゴム質弾性体(10a)で形成し、
第2ロール(22)の表面を金属で形成し、かつ、前記
ゴム質弾性体(10a)の硬度を20°〜70°の範囲
に設定することを特徴とするシート状部材の送り装置。 - 【請求項2】 第2ロール(22)の表面のシート状部
材(P)に対する摩擦係数を、第1ロール(10)の表
面の摩擦係数よりも小さく、かつ、0を超えて0.5以
下の範囲に設定することを特徴とする請求項1のシート
状部材の送り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7936595A JPH08245019A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | シート状部材の送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7936595A JPH08245019A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | シート状部材の送り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245019A true JPH08245019A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13687864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7936595A Pending JPH08245019A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | シート状部材の送り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08245019A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1308152C (zh) * | 2003-07-17 | 2007-04-04 | 佳能株式会社 | 纸张输送装置和图像形成装置 |
| JP2009292554A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Nippon Rika Seishi Kk | 両面テープ貼付装置 |
| EP4461679A1 (en) | 2023-05-09 | 2024-11-13 | Ricoh Company, Ltd. | Conveyor and image forming apparatus |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP7936595A patent/JPH08245019A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1308152C (zh) * | 2003-07-17 | 2007-04-04 | 佳能株式会社 | 纸张输送装置和图像形成装置 |
| JP2009292554A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Nippon Rika Seishi Kk | 両面テープ貼付装置 |
| EP4461679A1 (en) | 2023-05-09 | 2024-11-13 | Ricoh Company, Ltd. | Conveyor and image forming apparatus |
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