JPH08267405A - 突き板シートの製造方法 - Google Patents
突き板シートの製造方法Info
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- JPH08267405A JPH08267405A JP4100995A JP4100995A JPH08267405A JP H08267405 A JPH08267405 A JP H08267405A JP 4100995 A JP4100995 A JP 4100995A JP 4100995 A JP4100995 A JP 4100995A JP H08267405 A JPH08267405 A JP H08267405A
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- Japan
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- veneer
- backing material
- sheet
- veneer sheet
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- Finished Plywoods (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面の色彩にバラツキがなく、且つ表面に完
成された化粧面を有する突き板シートを得ることができ
る突き板シートの製造方法を提供する。 【構成】 厚み0.3mm以下の突き板の裏面に裏打ち
材を貼着した後、この突き板を脱色剤で脱色処理し、さ
らに表面に表面仕上げする。
成された化粧面を有する突き板シートを得ることができ
る突き板シートの製造方法を提供する。 【構成】 厚み0.3mm以下の突き板の裏面に裏打ち
材を貼着した後、この突き板を脱色剤で脱色処理し、さ
らに表面に表面仕上げする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築材等の表面化粧材
等に用いて有用な突き板シートの製造方法に関するもの
である。
等に用いて有用な突き板シートの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、突き板の裏面に裏打ち材を貼
着した後、突き板の表面に着色、塗装、フィルムコーテ
ィング等の表面仕上げして製造された突き板シートが知
られている。この突き板シートは、例えば建築材等の表
面化粧材として基材の表面に貼着して使用されており、
基材への貼着を最終工程として建築材等の表面に化粧面
を付与し、この後に表面仕上げを必要としないものであ
る。
着した後、突き板の表面に着色、塗装、フィルムコーテ
ィング等の表面仕上げして製造された突き板シートが知
られている。この突き板シートは、例えば建築材等の表
面化粧材として基材の表面に貼着して使用されており、
基材への貼着を最終工程として建築材等の表面に化粧面
を付与し、この後に表面仕上げを必要としないものであ
る。
【0003】ところで、突き板は天然材料である木材か
ら製造されているために、木材の色彩のバラツキに起因
して、その色彩にバラツキを少なからず有しており、そ
のために突き板を表面仕上げ等して商品化したときに商
品毎に色彩にバラツキを生じるという問題があった。従
来では、この問題を解決するために、基材に貼着した突
き板に脱色剤を塗布して突き板の色を脱色するという手
法が一般に行われているが、この方法によれば、突き板
を脱色した後、突き板の表面に着色、塗装、フィルムコ
ーティング等の表面仕上げを施して化粧面を形成する必
要があり、完成された化粧面を有する突き板シートにお
いて上記問題を解決するものではなかった。
ら製造されているために、木材の色彩のバラツキに起因
して、その色彩にバラツキを少なからず有しており、そ
のために突き板を表面仕上げ等して商品化したときに商
品毎に色彩にバラツキを生じるという問題があった。従
来では、この問題を解決するために、基材に貼着した突
き板に脱色剤を塗布して突き板の色を脱色するという手
法が一般に行われているが、この方法によれば、突き板
を脱色した後、突き板の表面に着色、塗装、フィルムコ
ーティング等の表面仕上げを施して化粧面を形成する必
要があり、完成された化粧面を有する突き板シートにお
いて上記問題を解決するものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、表面の色彩にバラツキがな
く、且つ表面に完成された化粧面を有する突き板シート
を得ることができる突き板シートの製造方法を提供する
ものである。
に鑑みてなされたもので、表面の色彩にバラツキがな
く、且つ表面に完成された化粧面を有する突き板シート
を得ることができる突き板シートの製造方法を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の突き板シートの
製造方法は、厚み0.3mm以下の突き板の裏面に裏打
ち材を貼着した後、この突き板を脱色剤で脱色処理し、
さらに表面に表面仕上げすることを特徴とするものであ
る。
製造方法は、厚み0.3mm以下の突き板の裏面に裏打
ち材を貼着した後、この突き板を脱色剤で脱色処理し、
さらに表面に表面仕上げすることを特徴とするものであ
る。
【0006】ここで脱色処理とは、脱色剤を突き板に塗
布する、あるいは脱色剤に突き板を浸漬する等して脱色
剤を突き板に作用させて突き板の色を脱色することであ
り、脱色剤としては、特に限定されるものではなく、木
材やパルプの漂白に汎用されている公知のものを用いる
ことができるもので、例えば水酸化ナトリウム水溶液等
のアルカリ性水溶液、過酸化水素水等の酸化剤が例示で
きる。また、脱色処理後の突き板への表面仕上げとして
は、特に限定されず、着色、塗装、フィルムコーティン
グ等、従来から公知の処理を施すことができるものであ
る。
布する、あるいは脱色剤に突き板を浸漬する等して脱色
剤を突き板に作用させて突き板の色を脱色することであ
り、脱色剤としては、特に限定されるものではなく、木
材やパルプの漂白に汎用されている公知のものを用いる
ことができるもので、例えば水酸化ナトリウム水溶液等
のアルカリ性水溶液、過酸化水素水等の酸化剤が例示で
きる。また、脱色処理後の突き板への表面仕上げとして
は、特に限定されず、着色、塗装、フィルムコーティン
グ等、従来から公知の処理を施すことができるものであ
る。
【0007】本発明の突き板シートの製造方法におい
て、裏面に裏打ち材を貼着した突き板を、複数枚継ぎ合
わせて長尺帯状のシートを形成し、このシートを先端か
ら脱色剤を有する脱色処理槽を潜らせて連続的に脱色処
理すると好ましいものである。
て、裏面に裏打ち材を貼着した突き板を、複数枚継ぎ合
わせて長尺帯状のシートを形成し、このシートを先端か
ら脱色剤を有する脱色処理槽を潜らせて連続的に脱色処
理すると好ましいものである。
【0008】また、本発明の突き板シートの製造方法に
おいて、裏打ち材が耐脱色剤性を有するものであると好
ましいものである。
おいて、裏打ち材が耐脱色剤性を有するものであると好
ましいものである。
【0009】この場合、裏打ち材が塩化ビニルフィルム
であり、突き板の裏面に塩化ビニルフィルムを熱圧着し
ても構わないものである。
であり、突き板の裏面に塩化ビニルフィルムを熱圧着し
ても構わないものである。
【0010】あるいは、裏打ち材が、ポリオレフィン系
樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、または、芯とな
る繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に包み込んだ繊維
からなる不織布であっても構わないものである。
樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、または、芯とな
る繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に包み込んだ繊維
からなる不織布であっても構わないものである。
【0011】ここで、耐脱色剤性を有する裏打ち材と
は、脱色処理に用いられる脱色剤に腐食されることによ
り補強効果を喪失することがない材質からなる裏打ち材
のことであり、その材質は特に限定されず、脱色剤の種
類、脱色処理の程度等により、適当なものを選択するこ
とができるものである。例えば、脱色剤として水酸化ナ
トリウム水溶液や過酸化水素水を用いる場合には、塩化
ビニルフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、
または、芯となる繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に
包み込んだ繊維からなる不織布などを裏打ち材として用
いるとよい。また、脱色処理の程度が略白色とする高度
の脱色である場合には、ポリエチレン系の材質からなる
裏打ち材が好ましく、一方、突き板の木味を損なうこと
のない軽度の脱色である場合には、例えばビニロン(商
標)を混抄した紙でも使用し得るものである。
は、脱色処理に用いられる脱色剤に腐食されることによ
り補強効果を喪失することがない材質からなる裏打ち材
のことであり、その材質は特に限定されず、脱色剤の種
類、脱色処理の程度等により、適当なものを選択するこ
とができるものである。例えば、脱色剤として水酸化ナ
トリウム水溶液や過酸化水素水を用いる場合には、塩化
ビニルフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、
または、芯となる繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に
包み込んだ繊維からなる不織布などを裏打ち材として用
いるとよい。また、脱色処理の程度が略白色とする高度
の脱色である場合には、ポリエチレン系の材質からなる
裏打ち材が好ましく、一方、突き板の木味を損なうこと
のない軽度の脱色である場合には、例えばビニロン(商
標)を混抄した紙でも使用し得るものである。
【0012】また、本発明の突き板シートの製造方法に
おいては、裏打ち材を離型板上に仮貼着し、この裏打ち
材に突き板を貼着した後、突き板と裏打ち材とを一体に
して離型板から剥離し、これを脱色剤で脱色処理し、さ
らに表面に表面仕上げするようにしても構わないもので
ある。
おいては、裏打ち材を離型板上に仮貼着し、この裏打ち
材に突き板を貼着した後、突き板と裏打ち材とを一体に
して離型板から剥離し、これを脱色剤で脱色処理し、さ
らに表面に表面仕上げするようにしても構わないもので
ある。
【0013】
【作用】本発明の突き板シートの製造方法によると、突
き板を脱色処理することにより、突き板ごとに異なる色
彩のバラツキをほぼ無くすことができる。この突き板を
脱色処理する工程において、突き板の裏面に貼着した裏
打ち材が補強効果を奏して、突き板が割れたり欠けたり
して破損するのを防止する。さらに、脱色処理された突
き板に表面仕上げを施すことにより、表面の色彩が揃
い、且つ表面に完成された化粧面を有する突き板シート
を得ることができる本発明の突き板シートの製造方法に
おいて、裏面に裏打ち材を貼着した突き板を、複数枚継
ぎ合わせて長尺帯状のシートを形成し、このシートを先
端から脱色剤を有する脱色処理槽を潜らせて連続的に脱
色処理すると、突き板の脱色処理が効率的に行うことが
でき、突き板シートの製造効率が向上する。
き板を脱色処理することにより、突き板ごとに異なる色
彩のバラツキをほぼ無くすことができる。この突き板を
脱色処理する工程において、突き板の裏面に貼着した裏
打ち材が補強効果を奏して、突き板が割れたり欠けたり
して破損するのを防止する。さらに、脱色処理された突
き板に表面仕上げを施すことにより、表面の色彩が揃
い、且つ表面に完成された化粧面を有する突き板シート
を得ることができる本発明の突き板シートの製造方法に
おいて、裏面に裏打ち材を貼着した突き板を、複数枚継
ぎ合わせて長尺帯状のシートを形成し、このシートを先
端から脱色剤を有する脱色処理槽を潜らせて連続的に脱
色処理すると、突き板の脱色処理が効率的に行うことが
でき、突き板シートの製造効率が向上する。
【0014】また、本発明の突き板シートの製造方法に
おいて、裏打ち材が耐脱色剤性を有するものであると、
裏打ち材が脱色処理によって腐食されにくく、補強強度
の劣化を防止できる。
おいて、裏打ち材が耐脱色剤性を有するものであると、
裏打ち材が脱色処理によって腐食されにくく、補強強度
の劣化を防止できる。
【0015】この場合、裏打ち材が塩化ビニルフィルム
であり、突き板の裏面に塩化ビニルフィルムを熱圧着す
ることにより、裏打ち材の補強強度の劣化が防止され
る。このとき、塩化ビニルフィルムを熱圧着する際に、
塩化ビニルフィルムが僅かに熱劣化を受けて微量の塩素
を発生し、この塩素が突き板中のリグニンに作用して脱
色効果を奏する。塩化ビニルフィルムを熱圧着する温度
は150度近傍が望ましいものである。
であり、突き板の裏面に塩化ビニルフィルムを熱圧着す
ることにより、裏打ち材の補強強度の劣化が防止され
る。このとき、塩化ビニルフィルムを熱圧着する際に、
塩化ビニルフィルムが僅かに熱劣化を受けて微量の塩素
を発生し、この塩素が突き板中のリグニンに作用して脱
色効果を奏する。塩化ビニルフィルムを熱圧着する温度
は150度近傍が望ましいものである。
【0016】あるいは、裏打ち材として、ポリオレフィ
ン系樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、または、芯
となる繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に包み込んだ
繊維からなる不織布を用いることにより、裏打ち材の補
強強度の劣化が防止される。
ン系樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、または、芯
となる繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に包み込んだ
繊維からなる不織布を用いることにより、裏打ち材の補
強強度の劣化が防止される。
【0017】また、本発明の突き板シートの製造方法に
おいては、裏打ち材を離型板上に仮貼着し、この裏打ち
材に突き板を貼着した後、突き板と裏打ち材とを一体に
して離型板から剥離することにより、突き板と裏打ち材
とを一体化すると、突き板に裏打ち材を貼着する際に裏
打ち材がシワになりにくい。
おいては、裏打ち材を離型板上に仮貼着し、この裏打ち
材に突き板を貼着した後、突き板と裏打ち材とを一体に
して離型板から剥離することにより、突き板と裏打ち材
とを一体化すると、突き板に裏打ち材を貼着する際に裏
打ち材がシワになりにくい。
【0018】
−実施例1− 図1に示す如く、ナラ材からなる寸法300mm×25
00mm、厚み0.25mmの突き板1の裏面に、同寸
の不織布2(ポリエステル(PET)からなる繊維6を
芯としてポリエチレンの皮膜7で包んだ略鞘状の繊維か
らなるスパンボンド不織布(ユニチカ(株)社製、商品
名:エルベス))を接着剤3(カネボウNSC(株)社
製、商品名:プライロック)を介して熱圧することによ
り貼着して突き板シート4を得た。この突き板シート
4,4の端部を、図2に示す如く、幅50mmのポリエ
チレン系ホットメルト不織布5で継ぎ合わせて、長手方
向に計40枚接続し、長さ100mのシート8とした。
00mm、厚み0.25mmの突き板1の裏面に、同寸
の不織布2(ポリエステル(PET)からなる繊維6を
芯としてポリエチレンの皮膜7で包んだ略鞘状の繊維か
らなるスパンボンド不織布(ユニチカ(株)社製、商品
名:エルベス))を接着剤3(カネボウNSC(株)社
製、商品名:プライロック)を介して熱圧することによ
り貼着して突き板シート4を得た。この突き板シート
4,4の端部を、図2に示す如く、幅50mmのポリエ
チレン系ホットメルト不織布5で継ぎ合わせて、長手方
向に計40枚接続し、長さ100mのシート8とした。
【0019】次に、図3に示す如き脱色処理装置により
シート8の脱色処理を行った。この脱色処理装置は、未
処理のシート8が巻き取られた巻出ロール9と、60℃
に保たれた水酸化ナトリウム水溶液11が満たされたア
ルカリ脱色処理槽10と、このアルカリ脱色処理槽10
にシート8を搬送するガイドロール14,15,16
と、アルカリ脱色処理されたシート8に過酸化水素を塗
布する脱色剤塗布ロール17と、60℃の湿熱状態に保
たれ、シート8に塗布された過酸化水素を分解して突き
板1の脱色を促進させる過酸化水素分解槽12と、脱色
処理後のシート8を巻き取る巻取ロール13とから構成
されている。この脱色処理装置において、巻出ロール9
からシート8を巻き出してガイドロール14,15,1
6と順次搬送させて水酸化ナトリウム水溶液11に10
分間浸漬した後、脱色剤塗布ロール17により過酸化水
素50g/m2 を塗布し、さらに過酸化水素分解槽12
に搬送して30分間養生した後、巻取ロール13に巻き
取った。脱水処理後のシート8を構成している突き板シ
ート4には、割れ、欠け等の損傷がなかった。
シート8の脱色処理を行った。この脱色処理装置は、未
処理のシート8が巻き取られた巻出ロール9と、60℃
に保たれた水酸化ナトリウム水溶液11が満たされたア
ルカリ脱色処理槽10と、このアルカリ脱色処理槽10
にシート8を搬送するガイドロール14,15,16
と、アルカリ脱色処理されたシート8に過酸化水素を塗
布する脱色剤塗布ロール17と、60℃の湿熱状態に保
たれ、シート8に塗布された過酸化水素を分解して突き
板1の脱色を促進させる過酸化水素分解槽12と、脱色
処理後のシート8を巻き取る巻取ロール13とから構成
されている。この脱色処理装置において、巻出ロール9
からシート8を巻き出してガイドロール14,15,1
6と順次搬送させて水酸化ナトリウム水溶液11に10
分間浸漬した後、脱色剤塗布ロール17により過酸化水
素50g/m2 を塗布し、さらに過酸化水素分解槽12
に搬送して30分間養生した後、巻取ロール13に巻き
取った。脱水処理後のシート8を構成している突き板シ
ート4には、割れ、欠け等の損傷がなかった。
【0020】上記の如くして脱色した突き板シート4の
表面仕上げとして、その表面にステイン(和信化学
(株)社製、商品名:ロスキラック)で着色した後、そ
の上に厚み0.08mmの透明塩化ビニルフィルムを水
性ウレタン系接着剤(コニシ(株)社製:品番CVC)
により貼着し、突き板シート4の完成品を得た。この突
き板シート4は、色彩にバラツキがなく、且つ完成され
た化粧面を有しているものであった。
表面仕上げとして、その表面にステイン(和信化学
(株)社製、商品名:ロスキラック)で着色した後、そ
の上に厚み0.08mmの透明塩化ビニルフィルムを水
性ウレタン系接着剤(コニシ(株)社製:品番CVC)
により貼着し、突き板シート4の完成品を得た。この突
き板シート4は、色彩にバラツキがなく、且つ完成され
た化粧面を有しているものであった。
【0021】−実施例2− 合板にPETシートを貼着してなる離型板の表面に、変
成酢酸ビニル系接着剤(カネボウNSC(株)社製、商
品名:プライロックCL982)を5g/尺2塗布し、
この上に厚み0.13mm,単位重量30g/m2 のポ
リエステル系不織布(ユニチカ(株)社製、商品名:マ
リックス)を載せて圧締(面圧0.686MPA/cm
2 ,温度100℃−30秒、エア抜き30秒)すること
により仮貼着した。さらにこの上に上記と同じ接着剤を
同量塗布し、この上に道産ナラ材からなる厚み0.25
mmの突き板を載せて圧締(前記と同条件)し貼着し
た。十分に温度が下がった後、離型板から一体化した突
き板と不織布とを剥離し、突き板シートを得た。
成酢酸ビニル系接着剤(カネボウNSC(株)社製、商
品名:プライロックCL982)を5g/尺2塗布し、
この上に厚み0.13mm,単位重量30g/m2 のポ
リエステル系不織布(ユニチカ(株)社製、商品名:マ
リックス)を載せて圧締(面圧0.686MPA/cm
2 ,温度100℃−30秒、エア抜き30秒)すること
により仮貼着した。さらにこの上に上記と同じ接着剤を
同量塗布し、この上に道産ナラ材からなる厚み0.25
mmの突き板を載せて圧締(前記と同条件)し貼着し
た。十分に温度が下がった後、離型板から一体化した突
き板と不織布とを剥離し、突き板シートを得た。
【0022】次に、この突き板シートの脱色処理を行っ
た。まず、突き板シートを4%水酸化ナトリウム水溶液
(日東化学(株)社製、商品名:セレクトブリーチB
液)に常温(25℃)で2分間浸漬して前処理を行い、
次に水酸化ナトリウムを2%含有し、且つ過酸化水素を
17.5%含有する水溶液(日東化学(株)社製のセレ
クトブリーチA液とB液を1:1で混合したもの)に1
0秒浸漬して脱色処理を行った。さらに、突き板シート
を冷水で十分に洗浄した後、風乾で12時間、またはロ
ールヒーターで2分間乾燥した。
た。まず、突き板シートを4%水酸化ナトリウム水溶液
(日東化学(株)社製、商品名:セレクトブリーチB
液)に常温(25℃)で2分間浸漬して前処理を行い、
次に水酸化ナトリウムを2%含有し、且つ過酸化水素を
17.5%含有する水溶液(日東化学(株)社製のセレ
クトブリーチA液とB液を1:1で混合したもの)に1
0秒浸漬して脱色処理を行った。さらに、突き板シート
を冷水で十分に洗浄した後、風乾で12時間、またはロ
ールヒーターで2分間乾燥した。
【0023】次に、以下の如くこの突き板シートに染色
を行った。すなわち、突き板シートを裏面を下にして、
前述と同じ離型板上に酢酸ビニル系接着剤(コニシ
(株)社製、商品名:CH6、塗布量5g/尺2 )を介
して載せ、これを圧締(前記と同条件)して仮貼着し
た。そして、突き板シートの表面を研磨(#400ペー
パー)した後、PEGMA(ポリエチレングリコール、
分子量約350)とアルコール系浸透剤(明成化学
(株)社製、商品名:EC−9)とをそれぞれ15%、
0.3%添加して浸透性を高めた水溶性染料(住友化学
(株)社製、商品名:スミノール)をスポンジロールま
たは刷毛塗りでおよそ8g/尺2 塗布した。さらに風乾
で4〜12時間、熱風乾燥機(40℃)で1〜2時間乾
燥した。
を行った。すなわち、突き板シートを裏面を下にして、
前述と同じ離型板上に酢酸ビニル系接着剤(コニシ
(株)社製、商品名:CH6、塗布量5g/尺2 )を介
して載せ、これを圧締(前記と同条件)して仮貼着し
た。そして、突き板シートの表面を研磨(#400ペー
パー)した後、PEGMA(ポリエチレングリコール、
分子量約350)とアルコール系浸透剤(明成化学
(株)社製、商品名:EC−9)とをそれぞれ15%、
0.3%添加して浸透性を高めた水溶性染料(住友化学
(株)社製、商品名:スミノール)をスポンジロールま
たは刷毛塗りでおよそ8g/尺2 塗布した。さらに風乾
で4〜12時間、熱風乾燥機(40℃)で1〜2時間乾
燥した。
【0024】さらに、下記に示す如くして突き板シート
の表面に塗装を行った。塗装には、サンユーペイント
(株)社製のウレタン塗料を使用した。まず突き板シー
トの表面にナチュラルロールでウレタンシーラーを塗布
し乾燥して下塗りを行い、この上にスポンジロールで目
止め剤を塗布し、さらにこれをかき取って目止め処理を
施した後、スポンジロールでステインを塗布して下地着
色を行った。次にこの上にウレタンサンディングシーラ
ーをロール塗布して中塗りを行い、その表面を研磨(#
400、#600ペーパー)した。さらに、この上にウ
レタン塗料系着色剤でスプレー着色をした後、ウレタン
クリアーでスプレーによる上塗りを行った。上述の如く
して、ミディアムオーク色に着色された突き板シートが
得られた。
の表面に塗装を行った。塗装には、サンユーペイント
(株)社製のウレタン塗料を使用した。まず突き板シー
トの表面にナチュラルロールでウレタンシーラーを塗布
し乾燥して下塗りを行い、この上にスポンジロールで目
止め剤を塗布し、さらにこれをかき取って目止め処理を
施した後、スポンジロールでステインを塗布して下地着
色を行った。次にこの上にウレタンサンディングシーラ
ーをロール塗布して中塗りを行い、その表面を研磨(#
400、#600ペーパー)した。さらに、この上にウ
レタン塗料系着色剤でスプレー着色をした後、ウレタン
クリアーでスプレーによる上塗りを行った。上述の如く
して、ミディアムオーク色に着色された突き板シートが
得られた。
【0025】該実施例においては、上述の工程により、
11枚の突き板に関してそれぞれミディアムオーク色に
着色された突き板シートを作製した。得られた突き板シ
ートについて、塗装後の色彩(CIE−1976 L* a* b
* 表色系による、 L* 、 a*、 b* の値)を(表1)に
示し、この値から各突き板シート間の色彩差ΔEの値を
(表2)に示した。
11枚の突き板に関してそれぞれミディアムオーク色に
着色された突き板シートを作製した。得られた突き板シ
ートについて、塗装後の色彩(CIE−1976 L* a* b
* 表色系による、 L* 、 a*、 b* の値)を(表1)に
示し、この値から各突き板シート間の色彩差ΔEの値を
(表2)に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】上記実施例との比較例として、上述の工程
において脱色処理を行わずに、実施例に用いたものと同
じ11枚の突き板に関してそれぞれミディアムオーク色
に着色された突き板シートを作製した。得られた突き板
シートについて、塗装後の色彩( L* 、 a* 、 b* の
値)を(表3)に示し、この値から各突き板シート間の
色彩差ΔEの値を(表4)に示した。
において脱色処理を行わずに、実施例に用いたものと同
じ11枚の突き板に関してそれぞれミディアムオーク色
に着色された突き板シートを作製した。得られた突き板
シートについて、塗装後の色彩( L* 、 a* 、 b* の
値)を(表3)に示し、この値から各突き板シート間の
色彩差ΔEの値を(表4)に示した。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】(表2)と(表4)を比較すると、該実施
例におけるΔE値の方が比較例のそれと比べて、全体的
にバラツキが小さいことがわかる。因みに、実施例およ
び比較例における( L* 、 a* 、 b* の値)の平均値と
標準偏差を(表5)に示した。
例におけるΔE値の方が比較例のそれと比べて、全体的
にバラツキが小さいことがわかる。因みに、実施例およ
び比較例における( L* 、 a* 、 b* の値)の平均値と
標準偏差を(表5)に示した。
【0032】
【表5】
【0033】(表5)より、実施例の方が比較例よりも
( L* 、 a* 、 b* の値)の標準偏差が小さいことがわ
かる。したがって、該実施例は比較例よりも色彩のバラ
ツキが小さいと言える。
( L* 、 a* 、 b* の値)の標準偏差が小さいことがわ
かる。したがって、該実施例は比較例よりも色彩のバラ
ツキが小さいと言える。
【0034】
【発明の効果】本発明の突き板シートの製造方法による
と、突き板を脱色処理することにより、突き板ごとに異
なる色彩のバラツキをほぼ無くすことができる。この突
き板を脱色処理する工程において、突き板の裏面に貼着
した裏打ち材が補強効果を奏して、突き板が割れたり欠
けたりして破損するのを防止する。さらに、脱色処理さ
れた突き板に表面仕上げを施すことにより、表面の色彩
が揃い、且つ表面に完成された化粧面を有する突き板シ
ートを得ることができる本発明の突き板シートの製造方
法において、裏面に裏打ち材を貼着した突き板を、複数
枚継ぎ合わせて長尺帯状のシートを形成し、このシート
を先端から脱色剤を有する脱色処理槽を潜らせて連続的
に脱色処理すると、突き板の脱色処理が効率的に行うこ
とができ、突き板シートの製造効率が向上する。
と、突き板を脱色処理することにより、突き板ごとに異
なる色彩のバラツキをほぼ無くすことができる。この突
き板を脱色処理する工程において、突き板の裏面に貼着
した裏打ち材が補強効果を奏して、突き板が割れたり欠
けたりして破損するのを防止する。さらに、脱色処理さ
れた突き板に表面仕上げを施すことにより、表面の色彩
が揃い、且つ表面に完成された化粧面を有する突き板シ
ートを得ることができる本発明の突き板シートの製造方
法において、裏面に裏打ち材を貼着した突き板を、複数
枚継ぎ合わせて長尺帯状のシートを形成し、このシート
を先端から脱色剤を有する脱色処理槽を潜らせて連続的
に脱色処理すると、突き板の脱色処理が効率的に行うこ
とができ、突き板シートの製造効率が向上する。
【0035】また、本発明の突き板シートの製造方法に
おいて、裏打ち材が耐脱色剤性を有するものであると、
裏打ち材が脱色処理によって腐食されにくく、補強強度
の劣化を防止できる。
おいて、裏打ち材が耐脱色剤性を有するものであると、
裏打ち材が脱色処理によって腐食されにくく、補強強度
の劣化を防止できる。
【0036】この場合、裏打ち材が塩化ビニルフィルム
であり、突き板の裏面に塩化ビニルフィルムを熱圧着す
ることにより、裏打ち材の補強強度の劣化が防止され
る。
であり、突き板の裏面に塩化ビニルフィルムを熱圧着す
ることにより、裏打ち材の補強強度の劣化が防止され
る。
【0037】あるいは、裏打ち材として、ポリオレフィ
ン系樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、または、芯
となる繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に包み込んだ
繊維からなる不織布を用いることにより、裏打ち材の補
強強度の劣化が防止される。
ン系樹脂繊維からなるスパンボンド不織布、または、芯
となる繊維をポリオレフィン系樹脂で鞘状に包み込んだ
繊維からなる不織布を用いることにより、裏打ち材の補
強強度の劣化が防止される。
【0038】また、本発明の突き板シートの製造方法に
おいては、裏打ち材を離型板上に仮貼着し、この裏打ち
材に突き板を貼着した後、突き板と裏打ち材とを一体に
して離型板から剥離することにより、突き板と裏打ち材
とを一体化すると、突き板に裏打ち材を貼着する際に裏
打ち材がシワになりにくい。
おいては、裏打ち材を離型板上に仮貼着し、この裏打ち
材に突き板を貼着した後、突き板と裏打ち材とを一体に
して離型板から剥離することにより、突き板と裏打ち材
とを一体化すると、突き板に裏打ち材を貼着する際に裏
打ち材がシワになりにくい。
【図1】本発明の実施例において形成される突き板シー
トの側面図である。
トの側面図である。
【図2】本発明の実施例において形成される突き板シー
トの継ぎ合わせ方法を示す側面図である。
トの継ぎ合わせ方法を示す側面図である。
【図3】本発明の実施例における脱色処理工程を示す概
要図である。
要図である。
【図4】本発明の実施例において使用される裏打ち材を
構成する繊維の断面斜視図である。
構成する繊維の断面斜視図である。
1 突き板 2 裏打ち材 3 接着剤 4 突き板シート
Claims (6)
- 【請求項1】 厚み0.3mm以下の突き板の裏面に裏
打ち材を貼着した後、この突き板を脱色剤で脱色処理
し、さらに表面に表面仕上げすることを特徴とする突き
板シートの製造方法。 - 【請求項2】 裏面に裏打ち材を貼着した突き板を、複
数枚継ぎ合わせて長尺帯状のシートを形成し、このシー
トを先端から脱色剤を有する脱色処理槽を潜らせて連続
的に脱色処理することを特徴とする請求項1記載の突き
板シートの製造方法。 - 【請求項3】 裏打ち材が耐脱色剤性を有するものであ
ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の突き板
シートの製造方法。 - 【請求項4】 裏打ち材が塩化ビニルフィルムであり、
突き板の裏面に塩化ビニルフィルムを熱圧着することを
特徴とする請求項3記載の木質化粧材の製造方法。 - 【請求項5】 裏打ち材が、ポリオレフィン系樹脂繊維
からなるスパンボンド不織布、または、芯となる繊維を
ポリオレフィン系樹脂で鞘状に包み込んだ繊維からなる
不織布であることを特徴とする請求項3記載の木質化粧
材の製造方法。 - 【請求項6】 裏打ち材を離型板上に仮貼着し、この裏
打ち材に突き板を貼着した後、突き板と裏打ち材とを一
体にして離型板から剥離し、これを脱色剤で脱色処理
し、さらに表面に表面仕上げすることを特徴とする請求
項1乃至請求項5記載の突き板シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4100995A JPH08267405A (ja) | 1995-01-31 | 1995-02-28 | 突き板シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1436495 | 1995-01-31 | ||
| JP7-14364 | 1995-01-31 | ||
| JP4100995A JPH08267405A (ja) | 1995-01-31 | 1995-02-28 | 突き板シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267405A true JPH08267405A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=26350292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4100995A Pending JPH08267405A (ja) | 1995-01-31 | 1995-02-28 | 突き板シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08267405A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007056582A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Inax Corp | タイルユニット及びその施工方法 |
| JP2007168138A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Yamaha Livingtec Corp | 化粧板及びその製造方法 |
| JP2019194001A (ja) * | 2018-05-03 | 2019-11-07 | ソヨン イー−ファ カンパニー、リミテッドSeoyon E−Hwa Co., Ltd. | リアルウッドを含む成形品の製造方法 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4100995A patent/JPH08267405A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007056582A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Inax Corp | タイルユニット及びその施工方法 |
| JP2007168138A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Yamaha Livingtec Corp | 化粧板及びその製造方法 |
| JP2019194001A (ja) * | 2018-05-03 | 2019-11-07 | ソヨン イー−ファ カンパニー、リミテッドSeoyon E−Hwa Co., Ltd. | リアルウッドを含む成形品の製造方法 |
| US10981309B2 (en) | 2018-05-03 | 2021-04-20 | Seoyon E-Hwa Co., Ltd | Method for manufacturing molded product including real wood |
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